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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ハリマ共和物産

Harima-Kyowa Co.,LTD.7444 · Standard · 卸売業

石鹸・洗剤などの日用品を扱う専門卸。メーカーと小売を結び、物流・倉庫業まで一貫して担う。

概要

ハリマ共和物産は、兵庫県姫路市に本社を置く日用品・化粧品の卸売業者である。石鹸、洗剤、化粧品、衛生用品、医薬部外品、紙類、包装用資材などを取り扱い、同時に全国に物流センターを展開する受託物流業も営む。2026年3月期の連結売上高は598億43百万円、経常利益は20億84百万円。1995年に大阪証券取引所第二部に上場し、2013年の市場統合を経て現在は東京証券取引所第二部に上場する。社是は「お得意先の成長と繁栄を通して私達も発展します」である。

卸売と受託物流の二本柱で構成される事業構造

当社グループの事業は、石鹸・洗剤・化粧品などの日用品をメーカーから仕入れ、小売店やドラッグストアへ卸す卸売業と、物流センターを運営して保管・配送を担う受託物流業の二つに大別される。卸売部門が売上高の大部分を占めるが、物流部門は収益の安定化に寄与している。2026年3月期の連結売上高は598億43百万円(前期比3.2%減)、営業利益は16億93百万円、経常利益は20億84百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は15億13百万円であった。売上高経常利益率は約3.5%で推移しており、業界平均と比較して安定的な収益力を維持している。資産合計は377億99百万円、純資産は262億54百万円であり、自己資本比率は高い水準にある。

全国に広がる物流ネットワークと海外拠点

当社グループは、関西発祥でありながら、全国に物流ネットワークを拡大してきた。主要な物流センターとして、姫路物流センター(1989年新築)、高槻物流センター(1998年、旧近畿中央)、下妻物流センター(2001年)、鳥栖物流センター(2003年)、滋賀物流センター(2003年)、宮城物流センター(2005年)、福崎物流センター(2006年)、小牧物流センター(2010年)、甲府物流センター(2012年)を有する。一部のセンターは賃借により開設され、需要に応じて統廃合も行われた(石岡物流センターは2011年廃止、長岡京物流センターは2009年廃止)。海外では2009年に中国山東省青島に播磨国際物流(青島)有限公司を設立し、現地での受託物流事業を展開している。これらの拠点網により、東北から九州まで広域カバーが可能となっている。

グループ企業との連携による機能補完

当社グループは、子会社2社と持分法適用関連会社3社で構成される。子会社の㈱ブルームは得意先への配送業務と受託物流を、アットスタッフ㈱は物流関連事業の運営及び請負を担当する。また、持分法適用関連会社のトイレタリージャパンインク㈱は日用雑貨商品の輸入・企画・販売を行い、RGC㈱は石鹸・洗剤などの共同販売、J-NET㈱は同業9社による共同仕入・販売を担う。さらに、㈱ペアレントは介護用品・生活関連用品のレンタル・販売・メンテナンスを手がける。こうしたグループ企業の連携により、単なる卸売を超えた商品開発機能、情報機能、金融機能を顧客に提供している。

業界の中での役割は日用品・トイレタリーの専門卸売企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
598億円
営業利益
17億円
営業利益率
2.8%
純利益
15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01日用品・トイレタリー卸売主力

石鹸、洗剤、化粧品、衛生用品などの日用品を、メーカーから仕入れ、小売店などへ卸売する。共同仕入・共同販売会社を通じて仕入れ力を高めている。

主な製品・サービス4
石鹸・洗剤
衣料用洗剤、台所用洗剤、石鹸など、家庭用の洗浄製品を取り扱う。
化粧品・衛生用品
化粧品、スキンケア用品、衛生用品などを取り扱う。
日用雑貨品
キッチン用品、掃除用品、文房具などの日用雑貨を取り扱う。
紙類・加工紙
トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの紙製品を取り扱う。

02物流準主力

倉庫業や道路運送業による受託物流を展開。顧客の商品の保管、配送を請け負い、卸売事業とシナジーを発揮している。

主な製品・サービス1
受託物流サービス
倉庫での保管、在庫管理、出荷、配送までを一括して請け負う物流サービス。

03介護・生活関連その他

子会社ペアレントが介護用品・生活関連用品のレンタル・販売・メンテナンスを行っている。

主な製品・サービス1
介護用品レンタル
車椅子、ベッド、歩行器などの介護用品をレンタルするサービス。

製品と技術

日用品・化粧品の幅広い品揃えと主要取引先

当社グループの卸売事業における取扱商品は、石鹸、洗剤、油脂加工品、化粧品、衛生用品、医薬部外品、日用雑貨品、紙類、加工紙、包装用資材など多岐にわたる。これらの商品をメーカーから仕入れ、ドラッグストアや量販店などの小売業者に販売する。2026年3月期において、販売先の約15.6%を株式会社スギ薬局、約11.6%を株式会社ドン・キホーテが占めており、大口顧客への依存度が高い。また、関連会社のトイレタリージャパンインク株式会社を通じて、日用雑貨商品の輸入・企画・販売も行っており、プライベートブランドの開発にも対応している。

サードパーティ・ロジスティクスとしての物流サービス

当社グループは、卸売事業で培った物流ノウハウを活かし、サードパーティ・ロジスティクス(3PL)として顧客の物流業務を一括受託している。全国の物流センターでは、商品の入庫、在庫管理、ピッキング、出荷、配送までを一貫して行う。1974年にはコンピュータシステムを導入し、以降、在庫管理や配送計画の効率化を進めてきた。各センターは専用設備を備え、食品以外の日用品・化粧品に特化した温度管理や検品体制を整えている。特に、大手小売チェーン向けの高頻度配送に対応できる体制が強みである。

共同仕入・販売ネットワークによるスケールメリット

当社グループは、同業他社との連携を通じて仕入・販売機能の効率化を図っている。J-NET株式会社は当社を含む東北、関東、中・四国、九州、沖縄の同業9社による共同仕入及び販売会社であり、大量発注によるコスト削減を実現している。また、RGC株式会社は当社を含む東北、北陸、関東の同業4社による共同販売会社であり、特定地域での販売網を補完する。これらのネットワークにより、単独では難しい規模の経済を享受し、競争力を維持している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業で中規模、収益改善が課題

ハリマ共和物産は卸売業に属し、鉄鋼・建材などを取り扱う総合商社系と想定される。同業他社にはリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易があるが、取り扱い品目が異なる可能性がある。売上高は約600億円で中規模、営業利益率は2.8%と低水準。売上高は微減傾向で、収益性の改善が急務。同業他社が規模を拡大する中、差別化として専門商社としての強みを活かすことが重要。

強み

  • 特定分野に特化し、業界知識と顧客ネットワークを有する。
  • 売上高600億円規模を維持し、一定の存在感がある。
  • 長期取引が多く、安定した需要を確保している。
  • 鉄鋼や建材など幅広い商品を扱い、ニーズに対応。

課題

  • 営業利益率3%以下と低く、費用削減が課題。
  • 建設需要の減退で売上高が減少傾向。
  • 同業の大規模化に対し、価格競争で不利。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がハリマ共和物産

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18104クワザワホールディングス119億円9.9倍
22689オルバヘルスケアホールディングス118億円10.1倍
37435ナ・デックス112億円15.6倍
43562No.1110億円15.1倍
52750石光商事108億円8.3倍
67444ハリマ共和物産107億円7.0倍
77698アイスコ106億円29.2倍
83173Cominix104億円14.7倍
93320クロスプラス101億円5.6倍
103079ディーブイエックス100億円43.3倍
117486サンリン100億円19.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

本多商事からハリマ共和物産へ商号変更した1969年

1969年11月、それまで本多商事株式会社として営業していた企業が、ハリマ共和物産株式会社に商号を変更した。同時に津田物産株式会社より営業権を譲り受け、卸売事業の基盤を拡充した。1971年4月には本社を兵庫県姫路市飾東町庄に移転し、現在の所在地が定まった。この商号変更と営業権譲受が、同社の実質的な創業と位置づけられる。

神戸・阪神への進出と配送子会社の獲得(1973〜1986年)

1973年10月、営業地域拡大のため神戸市の同業である株式会社神戸共栄より営業権を譲り受け、神戸営業所を開設した。1982年4月には阪神間での営業力強化を狙い、同じく神戸市の北野産業株式会社から営業権を譲り受けた。さらに1986年10月、配送業務を委託していた株式会社ブルームの全株式を取得し、100%出資子会社とした。これにより、配送機能をグループ内で掌握し、物流の安定化と効率化を図った。

上場と物流センター建設ラッシュ(1989〜1999年)

1989年2月、事業拡大に対応するため本社敷地内に姫路物流センターを新築した。1991年8月には包装用資材・店舗用什器卸売の株式会社キョーエイを合併し、商品ラインを拡充した。1995年5月、大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場し、1996年1月に同二部に指定された。1998年3月には大阪府高槻市に近畿中央物流センター(現・高槻物流センター)を新築し、物流能力を増強。1999年1月には大阪府豊中市の三井商事株式会社より営業権の一部を譲り受け、大阪地域での営業基盤を強化した。

全国展開と拠点統合の2000年代

2001年3月、京都府長岡京市に長岡京物流センターを開設し、京都営業所と大阪営業所を廃止統合して「京阪」拠点を新設した。同時に神戸営業所を「阪神」と改称した。同年8月以降、受託物流事業の拡大に対応して、茨城県下妻市、佐賀県鳥栖市、滋賀県長浜市、宮城県加美町、兵庫県福崎町、茨城県石岡市と、全国各地に物流センターを相次いで開設した。これらの投資により、西日本の地盤から東北・九州へと事業領域を広げた。

拠点再編と中国進出、東証統合(2009〜2013年)

2009年1月、営業拠点「京阪」と「阪神」を統合し、大阪市淀川区に大阪オフィスを開設、長岡京物流センターを廃止した。同年8月、海外事業の第一歩として中国山東省青島に播磨国際物流(青島)有限公司を設立した。2010年8月には愛知県小牧市に小牧物流センター、2012年7月には山梨県甲府市に甲府物流センターを開設した。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合により、上場市場が東京証券取引所市場第二部へ移行した。

年表28件を開く

1960年代

  • 1969年11月商号変更本多商事㈱からハリマ共和物産㈱に商号変更するとともに、津田物産㈱より営業権を譲受け。

1970年代

  • 1971年4月本社を兵庫県姫路市飾東町庄に移転。
  • 1973年10月営業地域拡大のため、神戸市の同業である㈱神戸共栄より営業権を譲受し、神戸市兵庫区荒田町に神戸営業所を開設。
  • 1974年2月販売事務効率化のため、コンピュータシステムを導入。

1980年代

  • 1982年4月阪神間での営業力拡大のため、神戸市の同業である北野産業㈱より営業権を譲受け。
  • 1986年10月当社の配送業務を委託していた㈱ブルーム(現 連結子会社)の全株式を取得し、100%出資子会社とする。
  • 1989年2月事業拡大に対応するため、本社敷地内に姫路物流センターを新築する。

1990年代

  • 1991年8月M&A包装用資材、店舗用什器等の卸売の㈱キョーエイを合併し、事業を引き継ぐ。
  • 1993年4月大阪市場拡大のため、大阪市東淀川区東中島に大阪営業所を開設。
  • 1995年5月上場大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場。
  • 1996年1月大阪証券取引所市場第二部に指定。
  • 1998年3月事業拡大に対応するため、大阪府高槻市三島江に近畿中央物流センター(現 高槻物流センター)を新築する。
  • 1998年10月営業地域拡大のため、大津市の同業である西川商事㈱の営業権を一部譲受し、京都市山科区西野離宮町に京都営業所を開設。
  • 1999年1月大阪地域での営業力拡大のため、大阪府豊中市の同業である三井商事㈱の営業権の一部を譲受け。

2000年代

  • 2001年3月M&A事業拡大に対応するため、京都府長岡京市勝竜寺蔵道に長岡京物流センターを開設(賃借)するとともに京都営業所及び大阪営業所を廃止統合し、京都府長岡京市に営業拠点「京阪」を開設する。また、神戸営業所を「阪神」と名称変更する。
  • 2001年8月受託物流の事業拡大に対応するため、茨城県下妻市大字半谷に下妻物流センターを開設する。
  • 2003年3月受託物流の事業拡大に対応するため、佐賀県鳥栖市藤木町に鳥栖物流センターを開設する。
  • 2003年6月受託物流の事業拡大に対応するため、滋賀県長浜市山階町に滋賀物流センターを開設する。
  • 2004年4月トイレタリージャパンインク㈱(現 持分法適用関連会社)を設立。
  • 2005年2月受託物流の事業拡大に対応するため、宮城県加美郡加美町に宮城物流センターを開設する。
  • 2006年6月受託物流の事業拡大に対応するため、兵庫県神崎郡福崎町に福崎物流センターを開設する。
  • 2007年6月受託物流の事業拡大に対応するため、茨城県石岡市に石岡物流センターを開設(賃借)する。
  • 2009年1月M&A営業拠点「京阪」と「阪神」を統合移転し、大阪市淀川区に「大阪オフィス」を開設(賃借)するとともに長岡京物流センターを廃止する。
  • 2009年8月創業受託物流の事業拡大に対応するため、中国山東省青島に播磨国際物流(青島)有限公司を設立する。

2010年代

  • 2010年8月事業拡大に対応するため、愛知県小牧市に小牧物流センターを開設(賃借)する。
  • 2011年3月石岡物流センター(茨城県石岡市)を廃止する。
  • 2012年7月受託物流の事業拡大に対応するため、山梨県甲府市に甲府物流センターを開設する。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第二部への上場となる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    サードパーティ・ロジスティクスの展開

    商品調達から小売店頭までのトータル物流を効率的・合理的に行うサードパーティ・ロジスティクスを推進し、同業他社との差別化を図る。

  2. 02

    商圏拡大と規模の拡大

    同業他社の企業再編による競争激化に対応するため、積極的に商圏と事業規模を拡大する。「積極路線」を継続しながらコスト削減と収益安定化を進める。

  3. 03

    物流機能と情報機能の強化

    卸売業で培った営業・物流・商品開発・情報・金融機能を最大限活用し、高水準の流通サービスを提供する。また、得意先のインターネット販売を支援する体制を整備する。

  4. 04

    物流センターの生産性向上

    受託物流業において、既存顧客の物量拡大に対応するための体制構築と、効率的な物流機器の導入・改良を進め、センター稼働率と生産性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で190人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、9期前と比べて+8.2%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月166
2018年3月170
2019年3月50740.815.5175
2020年3月50140.615.2178
2021年3月49440.716.0193
2022年3月49240.515.1198
2023年3月50040.815.0197
2024年3月51241.214.9191
2025年3月53540.414.3192990
2026年3月54940.014.0190895

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
高槻物流センター — 大阪府高槻市94,456億円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ブルーム
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アットスタッフ㈱
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権75.0%
  • 国内
    RGC㈱(注)2
    埼玉県川越市 · 持分法適用会社
    議決権18.2%
  • 国内
    ㈱ペアレント
    東京都杉並区 · その他の関係会社
    議決権33.3%
  • 国内
    トイレタリージャパンインク㈱
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権30.0%
  • 国内
    津田物産株式会社
    兵庫県姫路市 · その他の関係会社
    議決権41.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は598億円営業利益17億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.2%、利益が-10.5%。

売上高
-3.2%
598億円
営業利益
-10.5%
17億円
純利益
+15.4%
15億円
営業利益率
2.8%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高640億円598億円
営業利益17億円17億円
純利益12億円15億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は174億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.8%、営業利益は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1453
2024年1Q16053.13
2024年2Q15642.64
2024年3Q15253.33
2024年4Q1484
2025年2Q334113.38
2025年4Q28482.85
2026年2Q304113.610
2026年4Q29462.05
2027年1Q17442.33

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は366億円から598億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は2.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第二部への上場となる。
2013年3月3661710
2014年3月3961710
2015年3月391158
2016年3月4141410
2017年3月4511812
2018年3月4701913
2019年3月4821712
2020年3月5181812
2021年3月5451712
2022年3月5781812
2023年3月6022014
2024年3月6162114
2025年3月61819193.113
2026年3月59817212.815

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高598億円のうち、営業利益として残るのは17億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.1%521億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.0%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
5.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は37億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−76−412
2014年3月13−11−5210
2015年3月20−7−21320
2016年3月8−2614−1816
2017年3月211−112226
2018年3月3−9−5−615
2019年3月14−3−31124
2020年3月19−11−7824
2021年3月14−5−3931
2022年3月7−8−1−128
2023年3月19−4−41540
2024年3月1−15−1−1426
2025年3月25−3519−1034
2026年3月20−180237

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は378億円。このうち返さなくてよい自己資本が263億円で、自己資本比率は69.4%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1811146762.6
2014年3月1971227561.9
2015年3月2051347165.3
2016年3月2271438463.0
2017年3月2381558365.2
2018年3月2451677868.1
2019年3月2481757370.4
2020年3月2651838269.3
2021年3月2842018370.8
2022年3月3012109169.7
2023年3月3142229270.8
2024年3月3312428972.8
2025年3月36324811568.3
2026年3月37826311569.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
38億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
235億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
115億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中43位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中251位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.9%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,975で、1年前と比べて+6.0%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥1,975-1.0%1ヶ月-0.8%1年+6.0%時価総額107億円
過去52週の値幅
安値¥1,866高値¥2,199

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.0倍
PER (会社予想)8.6倍
PBR0.41倍
配当利回り3.04%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で-0.99%とほぼ横ばいで、8月13日時点で1991円。25日移動平均線(1987.88円)をわずかに上回り、75日線(1969.79円)と200日線(1951.53円)も上回っており、中長期トレンドは堅調を維持。52週高値2199円からは約9%下落、52週安値1860円からは約7%高い。RSIは59.52と中立やや強気圏。出来高は極端に薄く、7月15日に10,700株に増えた以外は多くても数千株程度で、8月13日は1,300株と低調。需給が偏りやすい状態で、方向感が出にくい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER7.08倍、PBR0.41倍は同業界平均(PER18.07倍、PBR1.25倍)を大幅に下回り極めて割安。配当利回り3.01%は平均2.94%と同等で、配当性向18.4%と低く安定性は高い。ただしROE5.9%と低く、売上減益傾向で成長性は乏しい。」

指標この会社業種平均
PER (実績)7.0倍17.9倍
PER (予想)8.6倍
PBR0.41倍1.24倍
ROE5.9%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した売上高と利益を上げているが、低い利益率と成長性の乏しさが課題。強気派は、幅広い商品ポートフォリオと安定顧客基盤で、景気変動に強いとみる。弱気派は、コモディティ中心の商売で利益率が伸びず、今後の需要減が懸念される。焦点は、増益の持続性と、新規事業や高付加価値分野へシフトできるか。

プラスに働く材料7
  • 安定収益基盤

    売上高は600億前後で推移し、大きな変動がない

  • 取引先の多様さ

    自動車以外に産業機械など幅広く顧客を持ち、需要が分散

  • 財務健全性

    PBR0.4倍と割安で、安定配当も期待できる

  • PBR0.41倍、純資産の2.4倍上昇余地不定影響

    時価総額108億円に対し純資産約264億円、PBR0.41倍は解散価値から大きく下回る。

  • 配当利回り3.01%、安定配当が支え通年影響

    減収下でも配当利回り3.01%を維持し、株主還元姿勢を示している。

  • 純利益が13→15億円へ増加通年影響

    営業利益は減少しているが、純利益は13億円→15億円と増加基調。

  • 外国人保有1.16%、新規資金の流入余地不定影響

    外国法人所有比率は1.16%と低く、海外投資家の買いで需給が改善し得る。

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率3%程度と低く、価格競争で改善が見込めない

  • 需要減リスク

    国内自動車生産の減少や素材需要の減退が売上を圧迫

  • 成長性の欠如

    新規成長事業が乏しく、売上高が横ばいのままだ

  • 売上高・営業利益の減収減益通年影響

    売上高は618→598億円(▲3.2%)、営業利益は19→17億円に減少。

  • 予想PER8.7倍、来期の業績悪化決算発表後影響

    実績PER7.08倍に対し予想PER8.7倍は、市場の減益予想を反映。

  • 営業利益率2.84%と低収益の固定化継続影響

    売上高営業利益率は3.07%→2.84%と低下、卸売業の低マージンが続く。

  • ROE5.9%が市場の要求を下回る継続影響

    ROE5.9%に対しPBR0.41倍、資本効率が低く評価されない。

次の決算で確かめる点
営業利益率
商社の収益力と価格交渉力を測る。低水準からの改善が鍵
素材取扱量
需要の変化をいち早く捉えるため
在庫回転率
在庫管理の効率と資金効率を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは3.04%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
3.04%
いまの株価に対して
配当性向
18.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2812.4
2018年3月3732.115.4
2019年3月382.717.8
2020年3月380.018.5
2021年3月392.620.2
2022年3月402.620.4
2023年3月412.517.9
2024年3月459.817.4
2025年3月5011.121.3
2026年3月6020.018.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,694人。区分でいちばん多いのは事業法人57.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.0%を占め、残る35.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人46.046.647.261.560.257.2
個人・その他36.936.136.927.528.533.3
金融機関11.411.411.37.78.47.7
外国法人5.35.54.22.31.41.1
自己株式1.21.21.21.21.11.1
証券会社0.40.50.40.91.40.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01津田物産株式会社41.27
02株式会社西松屋チェーン10.86
03ハリマ持株会3.16
04光通信KK投資事業有限責任組合3.03
05株式会社みなと銀行2.76
06津田 侑紀1.25
07山本 真耶1.14
08茂理 佳弘1.14
09土屋 匡輝1.10
10内藤 征吾1.07

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-25
    大村 禎史
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -0.20pt
  • 2026-08-25
    株式会社西松屋チェーン
    新規の大量保有報告
    12.06%
    +2.01pt
  • 2026-08-25
    大村 禎史
    新規の大量保有報告
    0.20%
  • 2026-06-02
    津田物産株式会社
    変更報告
    41.29%
  • 2026-05-29
    津田物産株式会社
    変更報告
    41.29%
  • 2026-05-13
    津田物産株式会社
    新規の大量保有報告
    41.29%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+49%、1株純資産は14期で+124%。直近期のROEは5.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1892,1719.15.612.1
2014年3月1922,3418.55.414.1
2015年3月1612,4886.67.215.6
2016年3月1822,6687.15.615.1
2017年3月2212,8858.09.912.4
2018年3月2513,1068.49.415.4
2019年3月2233,2537.07.617.8
2020年3月2233,4116.76.018.5
2021年3月2163,7446.08.120.2
2022年3月2243,9055.87.420.4
2023年3月2594,1306.46.317.9
2024年3月2624,4906.19.217.4
2025年3月2404,6025.38.221.3
2026年3月2814,8725.97.118.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額218百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
津田信也代表取締役 会長69
土屋匡輝代表取締役 社長4560,000
藤原稔也常務取締役 ホールセール営業本部長606,000
津田隆雄取締役 相談役75
柳内成弘取締役 経営管理本部長61
三輪正俊取締役(監査等委員)(常勤)655,000
前原啓二取締役(監査等委員)63
谷林一憲取締役(監査等委員)62
伊藤進介取締役(監査等委員)70

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)71722619828
社外取締役311114
取締役(社内)18088
監査役1111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容612字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と子会社2社、持分法適用関連会社3社で構成されており、石鹸、洗剤、油脂加工品、化粧品、衛生用品、医薬部外品、日用雑貨品、紙類及び加工紙、包装用資材等の卸売業及び受託物流を主とする倉庫業・道路運送業を経営しております。 当社グループの構成会社と各構成会社において営まれている主な事業内容は次のとおりであります。 会社名   主な事業内容 当社   石鹸、洗剤、油脂加工品、化粧品、衛生用品、医薬部外品、日用雑貨品、紙類及び加工紙、包装用資材等の卸売業、受託物流業、運送取扱業、不動産賃貸、太陽光発電事業等 ㈱ブルーム   当社の得意先への配送業務、受託物流業、運送取扱業 アットスタッフ㈱   物流関連事業運営及び請負 トイレタリージャパンインク㈱   日用雑貨商品の輸入、企画、販売業 RGC㈱   石鹸、洗剤、油脂加工品、化粧品、衛生用品、医薬部外品、日用雑貨品、紙類及び加工紙、包装用資材等の卸売業等 ㈱ペアレント   介護用品・生活関連用品のレンタル・販売・メンテナンス事業等 事業の系統図は次のとおりであります。 ※1 J-NET㈱は当社を含む東北、関東、中・四国、九州、沖縄の同業者9社の共同仕入及び販売会社であります。 ※2 RGC㈱は当社を含む東北、北陸、関東の同業者4社の共同販売会社であります。 ※3 ㈱ペアレントは同社の親会社を通じての取引を行っております。
経営方針・対処すべき課題1,621字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「お得意先の成長と繁栄を通して私達も発展します」という社是のもと、「物的流通を通して社会に貢献すること」「良識と強い信念を持つ社会人を育成すること」「会社の健全な発展と、社員の幸福の増進を期す」という三つの経営理念に根ざした事業活動を展開しております。こうした基本方針のもとで、顧客に対し商流、物流両面での質の高いサービス提供を通じて社会から選ばれる卸売業を目指し、顧客、株主、従業員、三位一体となった信頼関係を構築してまいります。 (2) 経営戦略等 近年、卸売業者とメーカーまたは小売業者からの働きかけに変化がみられ、メーカーから卸売業者の販売活動への働きかけが弱まり、逆に大規模小売業者から、最近の小売業者間の激しい競争の影響を受け、卸売業者にもコスト削減や利益確保についての要請が強まっています。一方、卸売業者においては、大規模小売業者が流通効率化への取り組みに対応できる物流機能・情報機能を有する卸売業者に取引を集約するなど、小売業者との取引には物流機能・情報機能が重視されることから、合併や様々な業務提携によってこれらの機能を強める動きが進んでおります。とりわけ日用品・化粧品卸売業界におきましては、こうした動きが顕著にみられ、まだ大きな変化の途上にあるものと考えられます。 当社グループは同業他社との差別化(競争優位)を図るため、異業種も含めた物流戦略として商品調達から小売店頭までをより効率的、より合理的にトータル物流を行うサードパーティ・ロジスティクスの展開をさらに推し進めてまいります。また、同業他社における企業再編等による規模の拡大に伴う企業間競争に打ち勝つため、積極的に商圏の拡大、規模の拡大を図ってまいります。そのため、引き続き「積極路線」を貫きながらコスト削減に向けて、社内組織の見直し等を含め会社全体の点検を行いながら、収益の安定化・強化を図り、財務体質の改善に努めてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営指標としては、当社グループの経営方針において収益力を重視しており、その観点から売上高経常利益率を採用しております。水準については、卸売業と受託物流業との相乗効果を高めることにより高水準の売上高経常利益率を保つことを目標としております。また、持続的な成長と事業拡大、株主還元の充実に取り組むことで、継続的なROEの向上を目指してまいります。 (4) 経営環境 当社グループを含む卸売業を取り巻く環境は、小売業の業種・業態を超えた競争の影響によりますます厳しくなることが予想されます。また、近年の感染症の拡大等に伴って生じた社会活動の大きな変化により、物的流通を担う当社に求められる役割もさらに大きくなっていると考えております。その中で当社グループは卸売業で培ってきた営業機能や物流機能をはじめ、商品開発機能や情報・金融機能など、持てる機能を最大限に活用することにより、お客様に高水準の流通サービスを提供してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 卸売業におきましては、仕入及び物流と連動した提案力の向上や、時代の流れに対応すべく、得意先のインターネットを介した販売事業をサポートできる体制づくりに注力してまいります。また、運営している物流センターの稼働率をより向上させ、高品質かつ効率的な納品を実現してまいります。 受託物流業におきましては、既存のお客様の物量拡大に対応するためのソフト、ハード双方における体制作りと、人件費の高騰傾向に対応すべく、効率化された物流機器の新規導入と既存物流機器の改良を推し進め、物流センターの生産性の向上に努めてまいります。
事業等のリスク1,709字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 競合等の影響について 当社グループが属する日用雑貨品の流通業界では、大手小売業による寡占化が進みつつあり、それに伴い取引卸売業者も集約される傾向があります。一方で、卸売業者間の競合も依然として激しい状況が続いており、これらの要因により当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。このため当社グループにおいては、既存顧客との良好な取引関係の維持に努めるとともに、卸売業の機能を活かした受託物流等の流通サービスを提供することにより、収益の多様化を図っております。 (2) ロジスティクス部門について 主に当部門では受託物流を営んでおりますが、売上先の大半が特定の小売企業に対する納入業者に偏重しており、当部門の業績は特定の小売企業の販売動向に依存している割合が高くなっております。また、受託物量の増加等に応じて物流センターの開設・機能拡充が必要となる可能性があり、これに伴って設備投資額やセンター運営費用が増加し業績に影響を及ぼす可能性があります。このため当社グループにおいては、特定の小売企業との連携を密にして事業計画へ適切に反映させるとともに、適宜物流機器の刷新等を行い、より効率的なセンター運営を図っております。 (3) 業務委託先への依存状況について 当社グループの各事業における配送業務では物流センターを起点として得意先及び受託先へ商品の配送を行っておりますが、自社便での配送のほか、一部アウトソーシングを活用しております。また、倉庫内業務の一部に関しても外部業者へ委託を行っております。従って、適切な業務委託先や取引条件が確保できない場合には当社グループの各事業へ影響を及ぼす可能性があります。このため当社グループにおいては、業務委託先との良好な取引関係の維持に努めるとともに、事業継続性の観点から多様な業務委託先の確保にも注力しております。 (4) 自然災害について 当社グループの物流センター及び本社等の所在地を含む地域で地震等の自然災害が発生した場合、商品の出荷・配送等の営業活動に支障をきたす可能性があります。また、被害の状況によっては当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このため当社グループにおいては、一部の事業所の物流機能が不全となった場合にも、他の事業所からバックアップできる体制を敷くなど、事業継続性の向上を図っております。 (5) 債権回収リスク 当社グループは、販売先及び仕入先から成る取引先との継続取引に伴う債権について、取引先の業績悪化により債権回収が不能となった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このため当社グループにおいては、債権管理の徹底、また取引信用保険の加入等により貸倒発生のリスクを抑える活動を行っております。 (6) システムトラブル 当社グループは、営業活動や商品管理、また物流センターの運営において、多くをコンピュータネットワークシステムに依拠しておりますため、大規模な自然災害や事故またはコンピュータウイルスの侵入等により機能停止した場合、復旧までに時間を要し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このため当社グループでは、基幹コンピュータ機器を免震設備及び自家発電装置を備えたデータセンターに設置し、サーバの二重化及びデータのバックアップを行うなど、事業継続性の向上を図っております。 (7) 各種ウイルスの感染拡大によるリスク 当社グループの従業員に各種ウイルスによる感染が拡大した場合、一時的に営業活動や物流センター運営を停止するなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、これらのリスクに対応するため、予防や拡大防止に対して適切な管理体制を構築しております。
経営成績の分析 (MD&A)3,842字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調を維持しつつも、物価高の長期化や円安の影響により、個人消費の改善は力強さを欠く展開となりました。人手不足を背景に賃上げの動きが広がり、一定の所得押し上げ効果がみられた一方、エネルギー・原材料価格の高止まりや物流コストの上昇が企業収益を圧迫しました。さらに、2月に勃発した中東情勢の緊迫化により、エネルギー価格や金融資本市場の変動が高まり、先行き不透明感が一段と増す状況となりました。 当流通業界におきましては、物価上昇に伴う生活防衛意識の高まりから、低価格帯商品や詰替用商品の需要が底堅く推移する一方、消費者の節約志向が強まり、購入単価の抑制や購入頻度の見直しが進みました。販売チャネル間の競争も一段と激化し、販促競争やプライベートブランド拡充が進展しました。また、物流コストの上昇を受け、サプライチェーンの効率化や在庫管理の高度化が課題となる環境も継続しました。 こうした状況下において、当社グループは卸売業の保有する商流・物流・商品開発・情報・金融など様々な機能を活かし、時代とともに変化する卸売業への要請に応えるべく、全社一丸となって取り組んでまいりました。中でも商流・物流のネットワークにおいては、取引先の要望にスピーディに対応できる体制を整えるとともに、商流・物流一体となった総合的な流通サービスの提案を推し進めてまいりました。 上記の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度の資産合計は37,799百万円となり、前連結会計年度と比較して1,503百万円の増加となりました。 負債合計は11,545百万円となり、前連結会計年度と比較して54百万円の増加となりました。 純資産合計は26,254百万円となり、前連結会計年度と比較して1,448百万円の増加となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における売上高は59,843百万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は1,693百万円(同11.4%減)、経常利益は2,084百万円(同8.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,513百万円(同17.4%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ234百万円増加し、当連結会計年度末には3,658百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は2,019百万円(前年同期比18.1%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,081百万円、減価償却費821百万円、法人税等の支払額681百万円及び売上債権の増加額948百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,788百万円(前年同期比49.4%減)となりました。これは主に、保険積立金の解約による収入578百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出が2,278百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は3百万円(前年同期比99.8%減)となりました。これは主に、配当金の支払額269百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは卸売業を営んでいるため生産、受注の実績はありません。 このため、生産、受注及び販売の実績については販売についてのみ記載しております。 なお、最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱スギ薬局   8,321   13.4   9,320   15.6 ㈱ドン・キホーテ   6,378   10.3   6,942   11.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらとは異なる場合があります。この連結財務諸表の作成にあたる重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は19,014百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,279百万円増加いたしました。これは主に未収入金が217百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が842百万円、商品が400百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は18,785百万円となり、前連結会計年度末に比べ223百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券が295百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は37,799百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,503百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は8,299百万円となり、前連結会計年度末に比べ374百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が619百万円増加した一方で、未払金が1,270百万円減少したことによるものであります。固定負債は3,246百万円となり、前連結会計年度末に比べ429百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が253百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は11,545百万円となり、前連結会計年度末に比べ54百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は26,254百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,448百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が1,244百万円、その他有価証券評価差額金が205百万円それぞれ増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は69.4%(前連結会計年度末は68.3%)となりました。 b.経営成績の分析 売上高は季節消耗品の販売が好調に推移するなどの増加要因もあったものの、一部得意先による取引見直しの影響を受けて59,843百万円(前年同期比3.2%減)となりました。利益面は、物流センターの運営効率化によるコスト削減があったものの、2025年10月に稼働を開始した中部小牧物流センターの初期費用の発生や減価償却費の計上が開始されたことから費用が増加し、営業利益は1,693百万円(同11.4%減)となりました。一方で保険の解約を予定通り実施したことによる収入が加わり、経常利益は2,084百万円(同8.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,513百万円(同17.4%増)となりました。 当連結会計年度における売上高経常利益率は3.5%となり、前年同期比で0.4%上昇しました。これは売上高及び営業利益が前年同期比で減少したものの、保険の解約収入等の影響により経常利益が前年同期比で増加したことによるものであります。 c.キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源および資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入であります。投資を目的とした主な資金需要は、設備投資によるものであります。当社グループは、事業運営のために必要な資金の流動性維持のため、安定的な営業キャッシュ・フローの創出と多様な資金調達手段を確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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