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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

久世

KUZE CO., LTD.2708 · Standard · 卸売業

外食産業向け食材卸売を首都圏中心に展開し、ブイヨン・スープ等の製造も手がける。

概要

久世は1950年に創業した業務用食材の卸売業者である。外食産業向けに野菜・肉・魚・調味料・資材まで幅広く扱い、子会社で業務用スープやソースの製造も手掛ける。本社は東京都豊島区、連結従業員数は649名。2026年3月期の売上高は735億円、営業利益は18億円を計上し、営業利益率は3.0%に達した。首都圏を中心に営業網を広げ、関西・中部にも拠点を持つ。

食材卸売と食材製造の二本柱

久世グループの事業は「食材卸売事業」と「食材製造事業」で構成される。卸売事業が売上高の約9割を占め、2026年3月期は664億円の販売高を記録した。国内では当社と子会社の久世フレッシュ・ワンが外食産業向けに業務用食材を販売する。製造事業は子会社キスコフーズとKISCO FOODS INTERNATIONALが担い、ブイヨン、スープ、ソースを製造・販売する。製造事業の販売高は69億円、セグメント利益は非開示だがグループ全体の収益を補完する。両事業とも前年比で増収を達成し、グループ全体の売上高は735億円に拡大した。

首都圏を核とする営業・物流ネットワーク

久世の営業拠点は首都圏に集中する。横浜支店、藤沢営業所、東京支店など神奈川・東京・埼玉・千葉に展開し、関西(大阪支店)と中部(名古屋営業所)にも拠点を置く。物流面では戸田DC、横浜DC、川崎DC、浦和DC、藤沢DC、大阪天保山DCなど複数のディストリビューションセンターを配備し、配送効率を高めている。1999年に首都圏DCを開設して以降、物流拠点の再編と新設を繰り返し、2026年3月期も物流拠点再整備を継続している。

子会社・関連会社を含むグループ構成

連結子会社は5社。キスコフーズ(製造)、久世フレッシュ・ワン(生鮮野菜)、旭水産(水産物仲卸・豊洲市場)、KISCO FOODS INTERNATIONAL(海外製造)、久世(香港)有限公司(情報収集)である。非連結子会社に斎藤商業(千葉県房総地域の卸売)、持分法適用関連会社に上海日生食品物流(中国外食向け卸売・物流)と久華世(成都)商貿(四川省の卸売)がある。さらに関連会社として東京中央食品とJFCフレッシュを含む。グループ全体で外食産業向けの食材調達から製造、物流、販売までをカバーする。

財務の推移と収益性の変動

2013年3月期の売上高561億円から2026年3月期の735億円へと長期的に拡大傾向にある。2021年3月期には新型コロナウイルス感染症の影響で売上高379億円、純損失19億円に落ち込んだが、その後回復し2026年3月期には純利益18億円を計上した。営業利益率は2023年3月期1.4%から2026年3月期3.0%に改善している。自己資本比率も39.1%と目標の30%を上回る。なお、2026年3月期の営業利益は21億円、経常利益23億円、親会社株主帰属純利益17億円と過去最高水準となっている。

業界の中での役割は外食産業向け食材・資材の卸売と業務用食品の製造を担う企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
735億円
営業利益
22億円
営業利益率
3.0%
純利益
18億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
食材卸売事業391億円89.1%-4億円-1.0%
食材製造事業47億円10.7%2億円4.3%
その他(注)1億円0.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01外食産業主力

首都圏を中心に関東・中部・関西地区の外食産業向けに業務用食材および資材を販売している。また、豊洲市場内で水産物の仲卸を行い、国内外の顧客に配送を伴う販売を実施。さらに中国では上海と成都において外食産業向け業務用食材の販売・物流事業を展開している。

主な製品・サービス2
業務用食材
外食産業向けに、生鮮食品や加工食品など幅広い食材を供給している。
業務用資材
外食産業で使用する消耗品や備品などの資材を販売している。

02食品製造準主力

ホテル、レストラン等向けに、専門性の高いブイヨン、スープ、ソース等を製造・販売している。子会社のキスコフーズ株式会社およびKISCO FOODS INTERNATIONAL LIMITEDが担う。

主な製品・サービス3
ブイヨン
洋食のベースとなるだしで、ホテル・レストラン向けに高品質な製品を供給。
スープ
業務用の各種スープを製造し、外食産業に供給している。
ソース
洋食に用いる各種ソースを製造し、外食産業に供給している。

製品と技術

キスコフーズが手掛ける業務用スープ・ソース

1979年設立のキスコフーズは、ホテル・レストラン向けのブイヨン、スープ、ソースを製造する。清水市の工場(1994年新設)で生産し、2013年にはISO22000認証を取得した。輸入原料を使った製品も多く、2011年にはタイにKISCO FOODS INTERNATIONALを設立し海外生産拠点を確保している。製造事業の生産高は2026年3月期に48億円(前年比5.0%増)で、グループの付加価値向上に寄与している。

生鮮野菜と水産物のグループ調達網

久世フレッシュ・ワンは2009年に設立され、生鮮野菜類の調達と販売を担う。旭水産は2014年にグループ入りし、豊洲市場で水産物の仲卸を営む。場内販売に加え配送を伴う販売も行い、国内外の顧客に水産物を供給する。これらの子会社により、久世グループは乾物・冷凍品だけでなく生鮮分野にも強みを持ち、外食産業の多様なニーズに応えている。

幅広い業務用食材と資材の品揃え

久世の卸売事業は、野菜、肉、魚介、調味料、油、缶詰、冷凍食品、包装資材など、外食産業で必要とされるあらゆる商品を扱う。品揃えの広さを「ハードのフルライン戦略」と位置づけ、お客様の課題解決につながる商品提案を行っている。2026年3月期には提案営業の強化により卸売事業の売上高が前年比7.4%増加した。ECサイト「プロデポ」も開設し、デジタル販路を拡大している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

中堅卸売業、低収益だが成長中

久世は卸売業に属し、ピア企業(リョーサン菱洋ホールディングス、イメージワン、タビオ、高千穂交易、オルバヘルスケアホールディングス)の中で売上高約686億円(2025年3月期)と中規模。営業利益率は2.62%と低水準だが、2024年3月期から2026年3月期にかけて売上高が645億円から735億円へ増加し、営業利益率も2.62%から2.99%へ改善傾向にある。卸売業は一般的に薄利多売のビジネスモデルであり、同業他社と比べても収益率は低いが、成長性は安定している。

強み

  • 直近3期で売上高が645億円から735億円へ増加し、年平均成長率約6%を達成。
  • 低水準ながら営業利益率が2.62%から2.99%へ向上し、収益構造が改善。
  • 多様な商品を扱うことで特定分野の需要変動リスクを分散。
  • 長年の取引実績に基づく顧客基盤を持ち、安定的な受注を確保。

課題

  • 営業利益率が2~3%と低く、コスト上昇や競争激化で収益がさらに圧迫されるリスク。
  • 卸売業は競合が多く、価格競争に巻き込まれやすい。差別化が課題。
  • 在庫を抱えるビジネスモデルであり、需要変動による在庫評価損のリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が久世

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19872北恵95億円17.0倍
29930北沢産業95億円33.6倍
39265ヤマシタヘルスケアホールディングス93億円14.2倍
49867ソレキア93億円5.5倍
57673ダイコー通産89億円9.7倍
62708久世88億円5.0倍
78147トミタ87億円11.0倍
88135ゼット87億円8.7倍
93004神栄87億円6.1倍
102668タビオ87億円15.2倍
11416A富士ユナイトホールディングス86億円11.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

株式会社久世商店の設立と商号変更(1950~1967年)

1950年1月、資本金50万円で株式会社久世商店が設立された。創業当初から外食産業向け食材卸売を生業とし、1967年7月に商号を現在の「株式会社久世」に変更した。この間、事業基盤を固め、後の拡大の足がかりを築いた。

神奈川・千葉・埼玉へ営業網を拡大(1977~1987年)

1977年4月、神奈川営業所を横浜に開設し、神奈川地区の営業を強化。1986年1月に千葉営業所、1987年7月に埼玉営業所、多摩営業所を相次いで開設した。これにより首都圏の主要エリアをカバーする営業網が形成され、外食需要の取り込みを加速させた。

高級食材とスープ製造への進出(1979~1989年)

1979年8月、業務用高級スープ・ソースの製造子会社キスコフーズを設立。1989年7月にはトリュフ、フォアグラ等の高級食材を輸入販売する子会社アクロスを設立した。外食産業の高級化ニーズに対応し、自社製造と輸入品の両軸で品揃えを強化した。アクロスは2006年に解散し当社営業部に統合されたが、その経験はその後の海外調達に生かされている。

上場と首都圏物流拠点の再編(1999~2004年)

1999年1月、埼玉県戸田市に首都圏DCを開設し東京・埼玉の物流機能を統合。2001年9月にJASDAQ市場に上場し、資金調達力を高めた。2001年12月には首都圏南DCを横浜に開設し、南部の物流を強化。2004年4月には両DCを戸田DC・横浜DCに改称し、拠点ブランドを統一した。物流の効率化と上場による信用力向上が、その後の事業拡大を支えた。

関西・中部への進出と海外展開(1997~2012年)

1997年8月、関西営業所を大阪に開設し関西地区に進出。1994年には名古屋営業所を開設して中部地区へも展開していたが、2011年4月に名古屋営業所を移転し機能強化を図った。海外では2011年9月に久世(香港)有限公司を設立し情報収集を開始。2012年5月には中国四川省成都市に久華世(成都)商貿を設立し、現地での販売拠点を構築した。これにより国内での事業基盤に加え、海外展開の足がかりを得た。

水産・生鮮分野の強化とM&A(2009~2014年)

2009年7月、生鮮野菜類の調達販売を目的とした子会社久世フレッシュ・ワンを設立。2014年4月には旭水産の株式を取得し、豊洲市場内での水産仲卸事業をグループに加えた。旭水産は場内販売と配送を伴う顧客向け販売を行い、グループの生鮮品取扱いを大幅に拡充した。2014年10月には藤沢DCを開設し、神奈川西部地区の物流を強化。生鮮と物流の両面でグループの総合力を高めた。

年表41件を開く

1950年代

  • 1950年1月創業株式会社久世商店を設立(資本金50万円)

1960年代

  • 1967年7月商号変更商号を株式会社久世に変更

1970年代

  • 1977年4月神奈川地区の営業強化のため、神奈川県横浜市に神奈川営業所を開設
  • 1979年8月業務用高級スープ、ソースを製造するため、子会社キスコフーズ株式会社(現連結子会社)を設立

1980年代

  • 1986年1月千葉地区の営業強化のため、千葉県千葉市に千葉営業所を開設
  • 1987年7月埼玉地区の営業強化のため、埼玉県戸田市に埼玉営業所を開設 多摩地区の営業強化のため、東京都東大和市に多摩営業所を開設
  • 1989年7月トリュフ、フォアグラ等の高級食材を輸入、販売するため、子会社アクロス株式会社を設立
  • 1989年12月外食事業の実態および情報収集のため、飲食店経営の子会社株式会社コノミーズを設立

1990年代

  • 1993年5月京浜地区の営業強化のため、神奈川県横浜市に京浜営業所を開設
  • 1994年3月製造能力の増大、生産効率および品質管理の向上を図るため、清水市に連結子会社キスコフーズ株式会社の新工場を新設
  • 1994年4月東京地区の営業強化のため、東京営業部を本社併設から分離し、東京営業所として開設
  • 1994年7月中部地区へ進出するため、愛知県名古屋市に名古屋営業所を開設
  • 1997年8月関西地区へ進出するため、大阪府茨木市に関西営業所を開設
  • 1999年1月M&A品質管理の徹底と保管設備の統合、配送効率の向上を図るため、埼玉県戸田市に首都圏DC(ディストリビューションセンター)を開設し、東京営業所と埼玉営業所の物流機能を統合
  • 1999年5月M&A業務の効率化を図るため、神奈川営業所を京浜営業所へ統合

2000年代

  • 2001年9月上場JASDAQ市場に株式を上場
  • 2001年12月M&A首都圏南部地区の営業力と物流機能を強化するため、神奈川県横浜市に首都圏南DCを開設し、浦和配送センター機能を統合
  • 2002年1月M&A京浜営業所を首都圏南DC内に移転し、物流機能を統合
  • 2003年4月営業の効率化を図るため、多摩営業所を国分寺市に移転し、物流機能を分離
  • 2003年4月東京営業部を東京支店に呼称変更
  • 2004年4月首都圏DCを戸田DC、首都圏南DCを横浜DCに呼称変更
  • 2006年4月M&A子会社アクロス株式会社を解散(2006年3月)し、当社営業本部内にアクロス営業部を統合
  • 2006年4月東京南部・神奈川地区の物流サービス強化と効率化のため、神奈川県川崎市に川崎DCを開設
  • 2008年4月神奈川県内の営業強化、業容拡大のため、京浜営業所を横浜支店に呼称変更
  • 2009年6月埼玉、多摩地区の物流業務の強化・効率化を図るため、埼玉県さいたま市に浦和DCを開設
  • 2009年7月生鮮品の取扱い強化の一環として生鮮野菜類の調達と販売を目的とし、子会社株式会社久世フレッシュ・ワン(現連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2011年4月中京地区の機能強化のため、名古屋営業所を名古屋市守山区から同市港区に移転
  • 2011年5月キスコフーズ株式会社の補完的な生産拠点として、子会社KISCO FOODS INTERNATIONAL LIMITED(現連結子会社)を設立
  • 2011年9月久世グループ海外法人持株会社として、子会社久世(香港)有限公司(現連結子会社)を設立
  • 2012年2月神奈川地区の営業強化のため、神奈川県海老名市に海老名営業所を開設
  • 2012年4月関西地区の営業強化、業容拡大のため、関西営業所を大阪支店に呼称変更
  • 2012年5月海外事業の基盤確立のため、中国四川省成都市に子会社久華世(成都)商貿有限公司(現持分法適用関連会社)を設立
  • 2012年6月中部地区の営業強化のため、株式会社サカツ コーポレーションと業務提携
  • 2013年4月子会社キスコフーズ株式会社が、ISO22000認証取得
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2013年8月ISO22000認証取得
  • 2014年4月旭水産株式会社(現連結子会社)の株式を取得
  • 2014年10月神奈川県西部地区の物流業務の強化・効率化を図るため、神奈川県藤沢市に藤沢DCを開設
  • 2014年10月営業の効率化を図るため、海老名営業所を神奈川県藤沢市に移転し、藤沢営業所に呼称変更
  • 2014年11月関西地区の配送能力の拡大と効率化を図るため、大阪市港区に大阪天保山DCを開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率2%
  • 自己資本比率30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    フルライン戦略の展開

    ハード(品揃え)とソフト(サービス)の両面でフルライン戦略を展開し、フードサービス・ソリューション・カンパニーとして成長を図る。

  2. 02

    中期経営計画第2フェーズの推進

    「成長戦略」「変革推進」「基盤強化」「リスクマネジメント」「グループシナジー」「サステナビリティ」を骨子に、持続可能で質的な成長を目指す。

  3. 03

    物流環境変化への対応

    物流キャパシティ確保や環境改善、人財育成、配送の多様化、庫内業務と配送の生産性向上、物流DX化、中期的な物流センター投資を進める。

  4. 04

    人財の確保・育成と働く環境改善

    新経営理念に基づき人事方針などを策定し、キャリアプラン明確化、評価の適正化、採用・定着・育成・評価制度の充実、業務改革PJによる職場環境改善を継続する。

  5. 05

    グループ力の結集と新事業展開

    業務用食材卸売事業を中心に、製造・生鮮・海外輸出に加え、EC事業や物流受託事業などを通じ、ビジネスチャンスを掘り起こす。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で649人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は578万円で、9期前と比べて+7.9%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は10.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月499
2018年3月580
2019年3月53538.09.6632
2020年3月55538.710.0616
2021年3月47738.610.0626
2022年3月46440.410.6613
2023年3月52542.011.1614
2024年3月59042.611.2627
2025年3月55742.710.7614293
2026年3月57842.710.9649339

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 6 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
清水工場 — 静岡市清水区1,116百万円
食材製造事業
本社 — 東京都豊島区454百万円
全社共通
東京支店 — 東京都豊島区420百万円
食材卸売事業
工場 — ニュージーランド369百万円
食材 製造事業
横浜DC — 横浜市戸塚区216百万円
食材卸売事業
賃貸物件 — 静岡市清水区174百万円
その他
戸田DC — 埼玉県戸田市56百万円
食材卸売事業
本社 — 東京都豊島区28百万円
食材製造事業
福利厚生施設 — 神奈川県足柄下郡箱根町22百万円
全社共通
福利厚生施設 — 静岡県熱海市20百万円
食材製造事業
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    キスコフーズ株式会社(注)3
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社久世フレッシュ・ワン(注)3
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 海外
    KISCO FOODS INTERNATIONAL LIMITED (注)3
    NEW ZEALAND CHRISTCHURCH
    議決権100.0%
  • 海外
    久世(香港)有限公司(注)3
    香港
    議決権100.0%
  • 国内
    旭水産株式会社(注)3
    東京都江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    上海日生食品物流有限公司
    中華人民共和国 上海
    議決権20.0%
  • 国内
    久華世(成都)商貿有限公司
    中華人民共和国 成都
    議決権20.0%
  • 国内
    国分グループ本社株式会社
    東京都中央区
    議決権20.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    農林水産物・輸出力維持・強化緊急対策事業/仕向け先の転換等のための日本産農林水産物・食品の海外向け商談・プロモーション/日本産農林水産物・食品海外販路開拓緊急支援事業
    農林水産省 · 2020-07-21
    705万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は735億円営業利益22億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.1%、利益が+22.2%。

売上高
+7.1%
735億円
営業利益
+22.2%
22億円
純利益
+0.0%
18億円
営業利益率
3.0%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高750億円735億円
営業利益20億円22億円
純利益14億円18億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は179億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.5%、営業利益は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1432
2024年1Q15542.66
2024年2Q16053.16
2024年3Q17695.17
2024年4Q1541
2025年2Q33472.19
2025年4Q352113.19
2026年2Q361102.87
2026年4Q374123.211
2027年1Q17931.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は561億円から735億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月56174
神奈川県西部地区の物流業務の強化・効率化を図るため、神奈川県藤沢市に藤沢DCを開設
2014年3月62321
2015年3月682−2−4
2016年3月67265
2017年3月61675
2018年3月62954
2019年3月66042
2020年3月6441−3
2021年3月379−21−19
2022年3月439−7−7
2023年3月56598
2024年3月6451920
2025年3月68618222.618
2026年3月73522243.018

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高735億円のうち、営業利益として残るのは22億円3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.3%561億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.7%152億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.0%22億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+11.9pt
20.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は43億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月8−33546
2014年3月−11−42−1533
2015年3月1−2−4−128
2016年3月12−211039
2017年3月5−4−6134
2018年3月18−811045
2019年3月7−5−2245
2020年3月−11−52−1631
2021年3月−31−139−3239
2022年3月−24−6235
2023年3月20−5−91542
2024年3月36−9−42765
2025年3月7−2−30540
2026年3月12−6−3643

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は247億円。このうち返さなくてよい自己資本が97億円で、自己資本比率は39.1%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1924614623.9
2014年3月1904814225.2
2015年3月1964615023.5
2016年3月1894914026.0
2017年3月1915313827.5
2018年3月2216116027.2
2019年3月2266216427.2
2020年3月1815312829.5
2021年3月1793514419.5
2022年3月1772814915.7
2023年3月2084416421.4
2024年3月2496718226.8
2025年3月2307915034.5
2026年3月2479715139.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
43億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
77億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
35億円
在庫として抱えている分
負債合計
151億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中14位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中215位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.1%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月1日の終値

直近の終値は¥1,910で、1年前と比べて+6.3%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥1,910+0.0%1ヶ月-4.3%1年+6.3%時価総額88億円
過去52週の値幅
安値¥1,730高値¥2,449

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.0倍
PER (会社予想)6.3倍
PBR0.92倍
配当利回り2.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価2003円。前日比-0.8%。1ヶ月で+7.6%上昇し、25日線(1935円)を+3.5%上回る。52週高値2449円からは-18%の水準。出来高は7/17に3000株と増加。週足では上昇トレンド継続も、高値圏でのもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER5.3倍は業界平均17.4倍を大幅に下回り、PBR0.96倍も平均1.19倍より低い。ROE20%は非常に高く収益効率は優秀だが、配当利回り2.23%は業界平均2.58%を下回る。配当性向16.8%と低く、今後増配余地はあるものの、当面は内部留保優先とみられる。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.0倍17.9倍
PER (予想)6.3倍
PBR0.92倍1.24倍
ROE20.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PER5.3倍、PBR0.96倍とバリュー株指標が魅力的。強気派は外食需要回復と取り扱い拡大による増収・利益率改善を期待。弱気派は業界の競争激化と低利益率体質、原材料高による収益圧迫を懸念。

プラスに働く材料7
  • 低PERで割安感

    予想PER5.3倍は業界平均を大きく下回る。

  • 外食回復で需要増

    インバウンド含め外食市場回復が追い風。

  • 増収基調が継続

    売上高は3年連続増加、24年度は686億円。

  • 2026年3月期の営業利益22億円への増益通年影響

    営業利益前期比22%増、売上高も735億円へ拡大

  • PBR0.96倍の割安是正期待継続影響

    ROE20%に対しPBR1倍割れ、同業平均1.2倍程度

  • 食品卸の安定需要と値上げ効果の寄与継続影響

    売上高伸び率7%超、値上げ浸透で収益改善

  • 株主優待制度の拡充や自社株買いの可能性次回株主総会影響

    時価総額93億円、自己資本比率高い

マイナスに働く材料7
  • 低利益率体質

    営業利益率3%未満で、コスト上昇に脆弱。

  • 競争が激しい業界

    大手商社や専門商社との競合で価格競争に。

  • 原材料高リスク

    仕入価格上昇を販売価格に転嫁しにくい。

  • 卸売業の低収益構造が続く継続影響

    営業利益率2.62%→2.99%と改善も低水準

  • 原材料高と人件費上昇によるコスト増継続影響

    売上原価率上昇で利益率圧迫

  • 人口減少による国内需要の長期減少長期影響

    食品消費量の減少傾向

  • 外国人保有比率0.34%と需給が脆弱不定影響

    低流動性で売り圧力に弱い

次の決算で確かめる点
取扱高・数量
事業規模とシェアの指標。
営業利益率
収益性と価格転嫁力を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+7.1%いまの株価に対する利回りは2.36%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
2.36%
いまの株価に対して
配当性向
16.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1225.1
2018年3月120.022.2
2019年3月120.044.9
2020年3月6−50.0
2023年3月12100.07.8
2024年3月42250.011.6
2025年3月420.014.3
2026年3月457.116.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,188人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.5%を占め、残る64.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他79.079.063.659.360.863.1
事業法人12.212.228.732.031.731.7
金融機関8.68.14.23.85.53.8
証券会社0.20.63.03.31.61.0
外国法人0.10.10.51.60.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.10.0
自己株式4.74.7

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01国分グループ本社株式会社19.97
02久世健吉10.27
03久世真也6.29
04久世純子4.69
05株式会社パートナー3.09
06久世社員持株会3.09
07株式会社トーホー2.92
08久世将寛2.81
09久世晃介2.77
10株式会社みずほ銀行2.70
11株式会社極楽湯ホールディングス2.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-03
    久世 健吉
    新規の大量保有報告
    10.28%
    -0.11pt
  • 2026-08-03
    久世 真也
    新規の大量保有報告
    9.42%
    +0.11pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+301%、1株純資産は14期で+76%。直近期のROEは20.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月951,1858.47.213.5
2014年3月261,2352.128.0189.0
2015年3月−1061,189−8.8
2016年3月1251,29110.25.923.3
2017年3月1281,4249.67.525.1
2018年3月1121,6277.48.522.2
2019年3月571,6583.416.844.9
2020年3月−791,441−5.1
2021年3月−503945−42.1
2022年3月−197750−23.2
2023年3月18196123.05.47.8
2024年3月4341,44136.15.311.6
2025年3月3791,71224.14.914.3
2026年3月3802,08920.05.216.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額230百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
久世健吉取締役会長81475,625
久世真也代表取締役社長53291,750
吉田弘之専務取締役58900
加藤広忠常務取締役7010,000
井出譲二取締役52200
鈴木嘉一取締役64
伊能美和子取締役61
後藤明彦常勤監査役723,300
市川明夫常勤監査役63900
和井田堯彦監査役84
吉武靖浩監査役58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6174718230
監査役22712814
社外取締役5181204

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容921字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業グループは、当社および連結子会社5社、非連結子会社1社、持分法適用関連会社2社、関連会社2社により構成されており、外食産業向け食材等の卸売業およびブイヨン、スープ、ソース等の製造販売を主な事業内容としております。当社および当社の関係会社の事業における当社および関係会社の位置付けおよびセグメントとの関連は以下のとおりであります。 なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 食材卸売事業 当社および連結子会社の株式会社久世フレッシュ・ワンが国内において当該事業を行っております。首都圏を中心に関東・中部・関西地区に外食産業向け業務用食材および資材の販売を行っております。また、関連会社として、東京中央食品株式会社があります。 連結子会社の旭水産株式会社は、豊洲市場内の水産物仲卸であり、場内販売と配送を伴う国内外の顧客向け販売を行っております。なお、旭水産株式会社の関連会社として、JFCフレッシュ株式会社があります。 非連結子会社の斎藤商業株式会社は、千葉県房総地域において、業務用食材および洗剤等の販売を行っております。 連結子会社の久世(香港)有限公司は、海外での食材卸売事業を展開するための情報収集等を行っております。 持分法適用関連会社の上海日生食品物流有限公司は、中国沿岸部や主要都市において、外食産業向け業務用食材の販売および物流事業を行っております。 持分法適用関連会社の久華世(成都)商貿有限公司は、中国四川省成都市において、外食産業向け業務用食材および資材の販売を行なっております。 食材製造事業 連結子会社のキスコフーズ株式会社およびKISCO FOODS INTERNATIONAL LIMITEDが当該事業を行っております。ホテル、レストラン等向けの専門性の高いブイヨン、スープ、ソース等の製造・販売を行っております。 以上の主な企業集団についての事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,954字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、会社創設以来、お客様第一の立場を貫き通してまいりました。この間、変化する社会と、外食市場のニーズに応える商品、製品、サービス、情報を提供し続けることを使命と考え、このための経営の革新にも取り組み、「フードサービス・ソリューション・カンパニー」として、明るく信頼される会社を目指し、ハード(品揃え)とソフト(サービス)の両面におけるフルライン戦略を展開し、その成長と発展を図ってまいりました。当社は2024年度に創業90周年を迎えましたが、2034年度に迎える創業100周年に向けて、更に持続可能な企業を目指すべく、2025年4月1日に新たに策定した経営理念の実現を図ってまいります。経営理念は以下のMission、Vision、Valueを中心に構成しております。 Mission(ミッション) 「食の力で、想いをつなぐ。」 中間流通として、生産者、メーカー、物流会社、飲食店、その先にいる消費者の皆様などの想いをつなぎたいという思いを込めました。商品を運ぶ、届けるだけではなく、当社には双方向につなぐ役割があります。「食の力」とは、食の“魅力”や“楽しさ”など様々なものを含んでいます。 Vision(ビジョン)  「食を通じて 人と人がつながり 心満たされる世界。」 これからの時代、食とコミュニケーションがより大切になります。デジタル化の進展により、家族、友人、職場などでの相互理解が希薄化していく中で食を通じてお互いの理解を深めることは社会の基礎であり、基盤になると考えています。「食の力で、想いをつなぐ。」ことを続けた未来に、賑わいが生まれる、人との縁が深まる、様々な人とのつながりが生まれる、孤独を感じる人がいなくなる、世の中の人が元気になる。楽しんだり、笑顔になったりはできなくても心を満たすことはできるかもしれない。そういう未来を目指していきたいと考えています。 Value(バリュー) 頼れる食のパートナーとして、3つの価値を提供します。 Entertainment  予想を超える楽しさを、提案します。 Creativity 時代を先取り、価値を創造します。 Logistics  正確で効率的に、届けます。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、計画上の指標として営業利益率2%と自己資本比率30%を掲げております。当連結会計年度は当社グループ一丸となって、既存のお客様に対する提案営業を強化し価値ある素材・商品の販売を進めるとともに、新規お取引先の開拓と輸出の拡大にも注力して売上と利益の伸張を図り、その結果、営業利益率3.0%、自己資本比率39.1%を達成いたしました。 今後も収益の拡大に努め、安定的な経営維持のために、両指標の維持向上に努めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 諸物価の上昇が続き国際情勢もめまぐるしく変わる中で、今後の日本経済の行方は益々不透明さを増しております。こうした環境下にあっても、当社グループは身近に食を楽しみたいという国内の飲食需要は急激に縮小するものではないと認識しており、仕入れコスト増や人手不足といった厳しい環境にあるお客様の視点に立脚し、価値ある提案を継続するとともに、あらゆる業務の効率化を図り、諸施策を推進し、業績の向上に最善を尽くして参ります。 当社グループは「持続可能で質的な成長」を果たすために、この度「中期経営計画第2フェーズ(2026年4月~2029年3月)」を発表いたしました。「成長戦略」「変革推進」「基盤強化」「リスクマネジメント」「グループシナジー」「サステナビリティ」を骨子として、それぞれの方針に従って施策を推進してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が今後の成長のために対処すべき諸課題を以下のとおり認識しております。 ①物流環境の変化への対応 当社グループは、今後の成長の為に物流キャパシティの確保と物流の環境改善、物流に関わる人財の採用や育成などが課題となっています。当連結会計年度も物流の効率化・最適化のための物流拠点再整備を進めましたが、今後もお客様の要望にお応えし、基本的業務の見直しや作業環境の改善はもとより、配送の多様化や、庫内業務と配送の生産性向上、さらに物流のDX化に取り組み、中期的には物流センターへの投資も視野に入れ、物流環境の変化に対応すべきと考えています。 ②人財の確保と育成及び働く環境の改善 今後、さらに少子高齢化が進み、生産年齢人口の減少により採用環境は益々厳しくなるものと予想しております。当社では2025年4月にMission、Vision、Value等からなる新しい経営理念を策定いたしましたが、この理念を実現すべく、新たに「人事方針」「人財方針」「育成方針」を定めました。同方針に基づき社員のキャリアプランの明確化と評価の適正化を進めるとともに、人財の採用・定着・育成・評価の制度の充実を図ってまいります。 また、今後も「業務改革PJ」を通じ、職場の環境改善も継続して進めてまいります。 ③あらゆるコストの上昇に対する対応 昨今、燃料費等の物流関連費用をはじめ、原材料価格や人件費、水道光熱費などあらゆるコストが上昇しております。さらに中東情勢の先行きが不透明な状況にあり資材の価格高騰や供給不安が新たなリスクと認識されております。当社は、これら費用の吸収に努めるとともに、物流インフラや食材・資材の安定的な確保に努め、お客様への確実な商品供給を第一に対応してまいります。 ④グループ力の結集と新たな事業展開 当社グループは業務用食材卸売事業を中心に、製造事業、生鮮事業や海外輸出にも力を入れておりますが、お客様である外食・中食市場の課題やニーズはこれまでになく多様化、高度化しており、グループ内に保有する多くの接点からお客様の課題解決と価値向上に応えたいと考えております。既存事業に加え、EC事業・物流受託事業などを通じ、さらなるビジネスチャンスの掘り起こしを進めてまいります。 ⑤DX化への対応 当社グループは、お客様の利便性向上と社内の業務効率を高めるために、DX化の推進が必要であると認識しております。お客様との相互コミュニケーションを図るためのプラットフォームである「KUZEX」を更に進化させるとともに、今後も社内での議論を通じ、DX化の推進を図ってまいります。なお、2025年11月に経済産業省のDX認定を取得しております。 ⑥大規模災害並びにサイバー攻撃に対する対応 当社グループは、事業継続に大きな影響を及ぼす大地震・大規模風水害等の自然災害時の対応や、昨今深刻化する外部からのサイバー攻撃に対し、発生時の影響を最小限に抑えるためにBCPを策定し備えを強化しております。サイバー攻撃に関しては、外部攻撃に対応するシステム上の強化策を講じるとともに、研修等を通じた社員の意識向上とスキルアップに努めて参ります。
事業等のリスク2,029字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 食材卸売事業の売上高比率が高いことに関するリスク 当社グループの売上構成比率では食材卸売事業が高く、2026年3月期では連結売上高の90.4%を占めております。食材卸売事業の主たるお客様である外食企業については、食材を含めた諸経費の高騰や人手不足、多発する異常気象や景気後退等が業績に悪影響を及ぼす可能性があり、当社グループの業績も影響を受ける可能性があります。 (2) 食品衛生に関するリスク 食品衛生の問題は食品業界にとって不可避の課題であり、当社グループの衛生問題のみならず、社会環境の中の衛生問題が発生した場合にも、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これに対し、当社グループは、品質管理部を設置して、独自のグループ品質基準を定め厳密な検査体制を整えております。また、当社及び連結子会社であるキスコフーズ株式会社、株式会社久世フレッシュ・ワンにて、ISO22000を取得し、商品の品質はもとより、営業、物流、受発注などサポート部門を含め、全ての業務品質の向上に努めております。 また、旭水産株式会社はFSSC22000の認証を取得しております。これはHACCPに加えて、施設・設備の衛生管理、商品のラベル・包装や保管管理、または、リコール手順なども含めた食品安全マネジメントシステムの国際規格です。 (3) 食のサプライチェーンおよび調達の変化に関するリスク 食材卸売事業、食材製造事業ともに、安定した食のサプライチェーンを経済活動の基盤としております。 しかしながら、今後、第一次産業従事者の減少や供給網の変化、あるいは大きな気候変動により、商品の供給不足や安定した調達が困難になれば、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)  政治経済の急激な変化に関するリスク 食材卸売事業、食材製造事業ともに、各国の政情や施策、国際紛争、外国為替等の変動により商品や原料の仕入価格が上昇する場合があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 昨今の国際紛争等に起因する原油及び石油関連製品の供給不安による、ガソリンや資材等の価格高騰も新たなリスクと認識しております。 (5) インフレーションに関するリスク 昨今様々なものの価格が上昇しており、仕入コストや燃料費に加え、物流委託会社への委託費も増加傾向にあります。想定を上回る急激な諸物価の高騰は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、物流インフラや食材・資材の安定的な確保に努め、お客様への確実な商品供給を第一に対応してまいります。 (6) 感染症に関するリスク 当社グループは、2020年2月より国内感染が拡がった新型コロナウイルス感染症により、業績に大きな影響を受けました。2023年5月の5類移行後影響はほぼ解消致しましたが、今後同様の感染症等がまん延する事態となった場合に、政府等からの行動制限要請が出され、当社が主たる顧客としている外食産業に大きな影響が出る可能性が高く、当社にとっては売上の大幅減少となるリスクがあります。当社の事業は外食依存度が高いため、中食・内食分野への取り組み強化により、当該分野の売上比率を高めることがリスク軽減に繋がると考えております。 (7)大規模災害に関するリスク 当社グループは、国内外の物流拠点において地震、台風、大雨、洪水などの自然災害や火災・事故などが発生した場合、お客様への商品供給に影響が出る可能性があります。当社グループでは、「大規模災害発生等危機管理対応マニュアル」を作成し、災害等の発生時には、株式会社久世の社長を対策本部長とし、グループ各社の役員や本部長、部長を中心とした危機管理対策本部を立上げ、諸々の対応を取っていくことを規定し、危機対応に備えております。 (8)サイバー攻撃に関するリスク 当社グループは基幹システムを含め様々なシステムを運用し稼働しておりますが、外部からサイバー攻撃を受けるリスクがあり、攻撃により最悪はお客様への商品供給に影響が出る可能性があります。当社はこれらの攻撃からの防御策を常に更新するとともに、社内教育によるリスク対策を図っております。 (9)海外事業に関するリスク 当社グループは、海外事業及び輸出を手掛けておりますが、進出地域の政治状況、法制度の変更、経済状況の大きな変化などにより、社会的混乱が生じた場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,386字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、トランプ関税による影響が懸念されたものの企業業績は堅調に推移し、個人消費も力強さには欠けるものの緩やかに上昇し、景気は回復のトレンドにありました。 しかしながら原材料価格の上昇や諸物価の高騰は継続しており、さらに2月下旬に勃発した米国・イスラエルとイランとの紛争は未だ収束の見通しがつかず、ホルムズ海峡封鎖による原油価格の高騰や石油関連製品の供給不安が各産業で高まっており、景気の先行きは不透明な状況にあります。 当社グループが事業活動の中心としております外食・中食市場につきましては、訪日外国人旅行者数が過去最高を記録し、インバウンド消費の好調や法人需要の回復もあり、更に身近な贅沢としての外食需要も高まって引続き集客面は好調に推移しました。一方で仕入価格の高騰や慢性的な人手不足は続いており、今後の業界の懸念材料となっております。 当社グループはこのような状況の中、中期経営計画の第1フェーズの最終年度にあたり、下記の諸施策を推進いたしました。営業開発部の体制を強化し首都圏を中心に市場開拓を進め、2025年10月には「斎藤商業株式会社」(千葉県鴨川市)をグループ化いたしました。また、社内業務の仕組化や職場環境・体制の整備を行い、課題である物流の効率化・最適化のための物流拠点再整備に取り組むと共に、中小受託取引適正化法・物流効率化法等の法改正への対応も進めてまいりました。なお、2025年11月に経済産業省のDX認定を取得いたしました。EC事業では大手プラットフォーマーとの協業を推進したほか、2025年11月に新しい自社ECサイト「プロデポ」を正式オープンいたしました。 その結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高735億3百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益は21億99百万円(前年同期比19.1%増)、経常利益は23億51百万円(前年同期比7.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億58百万円(前年同期比0.2%増)となりました。 資産は、前連結会計年度末に比べ17億53百万円増加し、247億22百万円となりました。 負債は、前連結会計年度末に比べ7百万円増加し、150億57百万円となりました。 純資産は、前連結会計年度末に比べ17億45百万円増加し、96億65百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が23億88百万円(前連結会計年度は25億79百万円の税金等調整前当期純利益)に減価償却費などの非資金項目、営業活動に係る債権・債務、棚卸資産等の増減などを加減算した結果、12億23百万円の収入(前連結会計年度は6億64百万円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出、無形固定資産の取得による支出等により6億6百万円の支出(前連結会計年度は2億11百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入、長期借入金の返済による支出、配当金の支払額により、2億99百万円の支出(前連結会計年度は30億11百万円の支出)となりました。 以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して3億24百万円増加し、43億33百万円となりました。 ③生産、仕入、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 食材製造事業   4,815   5.0 合計   4,815   5.0 (注) 1 金額は、製造原価によっております。 b. 商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) 食材卸売事業   51,424   6.3 食材製造事業   179   △18.1 合計   51,603   6.2 (注) 1 金額は、仕入価格によっております。 c. 受注実績 当社グループは、需要予測に基づく見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 d. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 食材卸売事業   66,433   7.4 食材製造事業   6,920   5.0 その他事業   261   △5.4 セグメント間の内部売上高   △111   △28.4 合計   73,503   7.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 a.経営成績の分析 売上高は、新規のお客様の開拓と提案営業活動の強化に加え、インバウンド需要の増加や法人需要の回復もあり、食材卸売事業、食材製造事業ともに伸長し735億3百万円(前年同期比7.2%増)となりました。 利益面につきましては、売上総利益が売上高の増加等により173億52百万円(前年同期比10.4%増)となりました。一方で諸経費の高騰や物流拠点再整備に伴うコスト増により、売上原価並びに販売費及び一般管理費が増加致しましたが、当社グループ各社はコストの削減に鋭意努力し、営業利益は21億99百万円(前年同期比19.1%増)となり、営業利益率は3.0%(前連結会計年度は2.7%)となりました。 また、受取事務手数料87百万円、コミットメントライン契約関連の支払手数料28百万円、支払利息25百万円等の計上により経常利益は23億51百万円(前年同期比7.3%増)となっております。なお、政策保有株式の売却により投資有価証券売却益37百万円を特別利益に計上しております。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は17億58百万円(前年同期比0.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。当連結会計年度より、報告セグメント区分を変更しており、比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 (食材卸売事業) 当セグメントにおきましては、人手不足や原材料価格の高騰に対応し、コスト改善につながる商品の提案を行い、お客様の課題解決に努めました。また、グループの生鮮卸会社2社は、粗利の改善に取り組み収益の確保に努めました。その結果、売上高は664億33百万円(前年同期比7.4%増)、セグメント利益(営業利益)は25億60百万円(前年同期比6.0%増)となりました。 (食材製造事業) 当セグメントにおきましては、主に連結子会社キスコフーズ株式会社が食材製造を行っております。需給バランスの変化による原材料価格の高騰や、円安の継続により仕入れコストは上昇しましたが、原料購買の見直しや、製造工程の改善で生産性向上を図り、製造原価抑制に努めました。また、お客様へ積極的な商品提案を行い業績の向上を図りました。その結果、売上高は69億20百万円(前年同期比5.0%増)、セグメント利益(営業利益)は8億69百万円(前年同期比96.5%増)となりました。 b.財政状態の分析 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ17億53百万円増加し、247億22百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が3億24百万円、受取手形及び売掛金が3億18百万円、商品及び製品が4億12百万円、原材料及び貯蔵品が1億63百万円、投資有価証券が2億44百万円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ7百万円増加し、150億57百万円となりました。この主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が3億58百万円、未払法人税等が2億88百万円減少し、買掛金が4億20百万円、長期借入金が2億74百万円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ17億45百万円増加し、96億65百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が15億64百万円増加したことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは現在、必要な運転資金及び設備資金については、自己資金又は借入により必要資金を賄うことと致しております。当連結会計年度は運転資金及び設備資金を、取引金融機関から長期借入の形で10億円調達しております。なお、当社は従来より、取引金融機関3行との間でコミットメントライン契約を締結しております。コミットメントラインの総額は30億円で、当連結会計年度末における借入実行残高はありません。 このような状況下、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して3億24百万円増加し、43億33百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、12億23百万円の収入(前年同期は6億64百万円の収入)となりました。これは税金等調整前当期純利益が23億88百万円、減価償却費が3億81百万円、売上債権の増加額が3億9百万円、棚卸資産の増加額が5億63百万円、仕入債務の増加額が4億13百万円、法人税等の支払額が9億57百万円であったことが主たる要因であります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、6億6百万円の支出(前年同期は2億11百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が2億47百万円、無形固定資産の取得による支出が1億50百万円であったことが主たる要因であります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、2億99百万円の支出(前年同期は30億11百万円の支出)となりました。これは、長期借入れによる収入が10億円、長期借入金の返済による支出が10億83百万円、配当金の支払額が1億93百万円であったことが主たる要因であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表「注記事項」の(重要な会計上の見積り)に記載した内容と同一です。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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