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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

トミタ

TOMITA CO.LTD.8147 · Standard · 卸売業

工作機械・工具の専門商社として、国内と海外拠点を展開し、製造業の生産現場に幅広く機械と工具を供給。

概要

機械・工具の専門商社である。1947年の合併に始まり、国内16拠点、海外9カ国19拠点を展開。2025年度の連結売上高は229億円、従業員数213名。工作機械を主力に、工具・制御機器等を扱い、グローバルに製造業を支える。

国内と海外で構成されるセグメント

当社グループは、地域別に「日本」「北米」「アジア」「その他」の4セグメントで管理される。2025年度の日本セグメント売上高は131億5千9百万円で全体の57.5%を占める。北米は61億3千5百万円、アジアは31億9千9百万円、その他は4億4千万円。北米は自動車部品メーカー向け大型案件により前年比23.8%増と成長した。

グループを構成する連結子会社と事業内容

当社グループは、株式会社トミタ(当社)と連結子会社13社、非連結子会社2社で構成される。主な連結子会社として、米国のTOMITA U.S.A.,INC.、タイのTOMITA ASIA CO.,LTD.、中国の広州富田貿易有限公司、インドのTOMITA INDIA PVT.LTD.などがある。2025年には新日本産業株式会社を連結子会社化し、計量・計測機器分野を追加した。

安定した収益基盤と財務体質

2025年度の連結売上高は229億3千5百万円(前年比5.8%増)、営業利益6億7千8百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6億6千4百万円。自己資本比率は60.4%と高水準。営業キャッシュ・フローは18億9千4百万円の収入で、現金同等物は69億4千9百万円と流動性は潤沢である。

業界の中での役割は機械・工具の商社(ディストリビューター)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
229億円
営業利益
7億円
営業利益率
3.1%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2023/3
事業売上構成比利益利益率
日本124億円61.7%3億円2.4%
アジア39億円19.4%1億円2.6%
北米34億円16.9%1億円2.9%
欧州4億円2.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01製造業全般(工作機械・工具需要)主力

国内および北米・アジア・欧州などの海外市場で、工作機械・工具の仕入・販売を行う。顧客は製造業を中心に広範で、機械の選定・供給からアフターサービスまで対応。

主な製品・サービス3
工作機械
金属加工などに使用される機械。旋盤、フライス盤、マシニングセンタなどを販売。
工具
切削工具、測定工具、手工具など。製造現場で使用される様々な工具を取り扱う。
計量・計測機器
品質管理に必要な測定器や計量器。精密な測定をサポート。

02その他(機械の配線・修理、ビル管理・保険代理)副次

機械の配線・修理サービスや、ビル管理、保険代理業など、周辺サービスを提供。

製品と技術

工作機械を核とした機械・工具の総合販売

主力商品は工作機械(切削、研削、放電加工機など)で、自動車、建設機械、半導体メーカー向けが中心。併せて、鍛圧機械、制御機器、工具類(切削工具、測定工具、油圧工具等)を幅広く取り扱う。各国のメーカーから仕入れ、顧客の生産工程に合わせて提案する商社機能を持つ。

子会社が担う計量・計測機器と通信販売

2025年に子会社化した新日本産業株式会社は、計量器、計測器、研究開発機器を販売し、特に宇宙・航空機関連の顧客基盤を持つ。また、株式会社ツールメールクラブは工具の通信販売を展開。非連結子会社の有限会社フィールドは工作機械の電気配線や修理サービスを提供し、販売と保守の一体化を進める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業で中堅規模、収益低下が課題の内需型

医療機器やヘルスケア関連の卸売を手掛けるが、同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易などと比べ規模は中堅で、市場シェアは限定的。売上高は2024年3月期の213億円から2026年3月期に229億円へと緩やかに増加する一方、営業利益率は3.69%から3.06%へ低下傾向にあり、収益性の改善が急務。医療業界の需要は安定的だが、競争激化や価格競争により利益が圧迫されている。内需依存が強く、海外展開や高付加価値サービスによる差別化が今後の課題となる。

強み

  • 医療機器卸売は景気変動の影響が小さく、売上高は増加傾向。
  • 医療機関との長期的な取引関係を有し、一定の収入源を確保。
  • 2024年3月期の213億円から2026年3月期に229億円へ成長見込み。

課題

  • 営業利益率が低下傾向で、価格競争やコスト増が影響。
  • 同業他社と比べ規模が小さく、スケールメリットを発揮しにくい。
  • サービスが同質化しやすく、付加価値創出が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がトミタ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19930北沢産業95億円33.6倍
29265ヤマシタヘルスケアホールディングス93億円14.2倍
39867ソレキア93億円5.5倍
47673ダイコー通産89億円9.7倍
52708久世88億円5.0倍
68147トミタ87億円11.0倍
78135ゼット87億円8.7倍
83004神栄87億円6.1倍
92668タビオ87億円15.2倍
10416A富士ユナイトホールディングス86億円11.9倍
113160大光86億円147.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

冨田工具と冨田機械の合併から始まった1947年

1947年7月、大阪営業所を開設。同年12月には冨田工具株式会社が冨田機械株式会社を吸収合併。翌1948年7月に冨田工業株式会社と改称。1970年7月に株式会社富善商店と合併し、商号を株式会社トミタに変更した。この合併が現在の企業体の基礎となっている。

米国進出と株式公開で広がった1980年代

1984年10月、米国にTOMITA U.S.A.,INC.を設立し、海外販売拠点を確保。1985年5月には日本証券業協会に株式を登録し、資本市場から資金調達を可能にした。国内では埼玉営業所(1980年)、沼津営業所(1982年)などを開設し、全国網を拡充した。

欧州・アジアへ急拡大した1990年代

1991年4月、英国にTOMITA U.K.,LTD.を設立し欧州拠点を獲得。1995年4月にはタイに現地資本との合弁でTOMITA ASIA CO.,LTD.を設立。同年11月に本社を大田区大森中に移転。1999年5月にはカナダに進出。1997年には工具通信販売の株式会社ツールメールクラブを設立し、販売チャネルを多様化した。

上場市場の変遷と新興国への展開(2000年代~2010年代)

2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場。2003年に中国に広州富田国際貿易有限公司、2005年にインドネシアにPT.TOMITA INDONESIA、2012年にベトナムとメキシコに現地法人を設立。2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東証JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場再編でスタンダード市場に移行した。

事業承継による新分野への進出(2024年~2025年)

2024年4月、有限会社フィールドを事業承継。同社は工作機械の電気部品組み立てとメンテナンスサービスを手掛け、販売とアフターサービス一体化を強化。2025年11月には新日本産業株式会社を子会社化し、計量・計測機器や研究開発機器、特に宇宙・航空機関連分野の販売網を獲得した。

年表41件を開く

1940年代

  • 1947年7月大阪営業所を開設(現・大阪支店)
  • 1947年12月M&A冨田工具株式会社が冨田機械株式会社を吸収合併
  • 1948年7月冨田工具株式会社を冨田工業株式会社に改称

1960年代

  • 1969年8月名古屋営業所を開設(現・名古屋支店)

1970年代

  • 1970年4月本社営業部として東京都大田区大森に事業所開設
  • 1970年7月M&A株式会社富善商店と合併し、商号を株式会社トミタに改称
  • 1971年1月小山営業所を開設(現・栃木営業所)
  • 1971年1月厚木営業所を開設(現・神奈川営業所)
  • 1979年7月北陸営業所を開設

1980年代

  • 1980年7月埼玉営業所を開設
  • 1982年4月沼津営業所を開設(現・静岡営業所)
  • 1984年10月米国にTOMITA U.S.A.,INC.を設立(現・連結子会社)
  • 1985年5月当社株式を社団法人日本証券業協会に登録
  • 1985年11月甲府営業所を開設(現・山梨事務所)
  • 1988年10月四国営業所を開設(現・四国事務所)

1990年代

  • 1991年4月英国にTOMITA U.K.,LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 1991年10月郡山営業所を開設
  • 1993年8月株式会社トミタファミリーを設立(現・非連結子会社)
  • 1993年11月本社機能を東京都大田区大森中に移転し、本社営業部を本社事務所と改称
  • 1995年4月タイに現地資本と合弁でTOMITA ASIA CO.,LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 1995年7月北上事務所を開設
  • 1995年9月郡山営業所を廃止
  • 1997年7月株式会社ツールメールクラブを設立(現・連結子会社)
  • 1999年5月カナダにTOMITA CANADA INC.を設立(現・連結子会社)

2000年代

  • 2002年6月茨城事務所を開設(現・茨城営業所)
  • 2002年7月福山営業所を開設(現・中国営業所)
  • 2003年4月タイにTOMITA ENGINEERING (THAILAND) CO.,LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 2003年11月中国に広州富田国際貿易有限公司を設立(現・広州富田貿易有限公司・連結子会社)
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年7月インドネシアにPT.TOMITA INDONESIAを設立(現・連結子会社)
  • 2008年3月仙台事務所を開設(現・東北事務所)
  • 2009年3月北上事務所を廃止

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2012年7月ベトナムにVIETNAM TOMITA CO.,LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 2012年12月米国にTOMITA INVESTMENT U.S.A.,LLC.を設立(現・連結子会社)
  • 2012年12月メキシコにTOMITA MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.を設立(現・連結子会社)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に 上場
  • 2013年9月インドにTOMITA INDIA PVT.LTD.を設立(現・連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行
  • 2024年4月有限会社フィールド(現・非連結子会社)を事業承継
  • 2025年11月新日本産業株式会社(現・連結子会社)を事業承継

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    グローバル経営の深化

    海外営業拠点を拡充し、国内外の拠点が連携することで事業拡大と収益力強化を図る。2024年にはインドにチェンナイ営業所を開設した。

  2. 02

    成長分野への積極展開

    自動車業界のHV、EV、自動運転技術への設備投資に対応し、半導体関連業界など旺盛な需要がある分野へのアプローチを強化する。

  3. 03

    販売とメンテナンスの一体化強化

    工作機械の販売に加え、買収したフィールド社を通じて電気部品組立や機械メンテナンスサービスを提供し、顧客との信頼関係を強化する。

  4. 04

    新分野への投資

    2025年に子会社化した新日本産業を通じて、宇宙・航空機関連分野など新たな顧客層と取扱商品を拡大する。

  5. 05

    カーボンニュートラルへの貢献

    環境配慮型設備や省エネ商品の開発・提案を進め、顧客の環境負荷低減に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で213人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は811万円で、9期前と比べて+1.8%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は14.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月195
2018年3月194
2019年3月79744.814.9202
2020年3月82045.715.8211
2021年3月76545.516.1220
2022年3月78646.617.0221
2023年3月78047.317.0221
2024年3月79346.316.7217
2025年3月77544.914.9215372
2026年3月81144.714.5213329

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 3 / 海外 9、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社ビル — 東京都中央区816百万円
本社事務所 — 東京都大田区757百万円
日本
本社 — 東京都文京区93百万円
日本
栃木営業所 — 栃木県小山市71百万円
日本
神奈川営業所 — 神奈川県伊勢原市55百万円
日本
北陸営業所 — 石川県金沢市49百万円
日本
静岡営業所 — 静岡県富士市44百万円
日本
本社 — Ohio, U.S.A.14百万円
北米
本社 — Guanajuato,Mexico9百万円
北米
本社 — Gurugram,India6百万円
アジア
主な関係会社
  • 海外
    TOMITA U.S.A.,INC. (注)6
    Plain City, Ohio,U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMITA CANADA INC. (注)4
    Ontario, Canada · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMITA MEXICO, S.DE R.L.DE C.V. (注)2(注)4
    Leon, Guanajuato, Mexico · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMITA U.K.,LTD. (注)2
    Banbury, Oxon,U.K. · 連結子会社
    議決権95.5%
  • 海外
    TOMITA ASIA CO.,LTD. (注)3(注)5
    Bangkok, Thailand · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    TOMITA ENGINEERING (THAILAND) CO.,LTD. (注)4
    Bangkok, Thailand · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    広州富田貿易有限公司(注)2
    中華人民共和国,広東省,広州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.TOMITA INDONESIA
    Bekasi, Indonesia · 連結子会社
    議決権99.5%
  • 海外
    VIETNAM TOMITA CO.,LTD.
    Hanoi, Vietnam · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMITA INDIA PVT.LTD. (注)2(注)4
    Gurugram, Haryana, India · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新日本産業株式会社
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他2社
    - · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は229億円営業利益7億円前期と比べると増収減益で、売上が+5.5%、利益が-12.5%。

売上高
+5.5%
229億円
営業利益
-12.5%
7億円
純利益
+16.7%
7億円
営業利益率
3.1%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高246億円229億円
営業利益10億円7億円
純利益7億円7億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は67億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+39.6%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q591
2024年1Q4812.12
2024年2Q5523.61
2024年3Q4924.11
2024年4Q612
2025年2Q9633.13
2025年4Q12154.13
2026年2Q11043.63
2026年4Q11932.54
2027年1Q6723.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は178億円から229億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に 上場
2013年3月17864
2014年3月20596
2015年3月212117
2016年3月229128
2017年3月219106
2018年3月239117
2019年3月259137
2020年3月243107
2021年3月17353
2022年3月19475
2023年3月20275
2024年3月21396
2025年3月2178103.76
2026年3月229793.17

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高229億円のうち、営業利益として残るのは7億円3.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.7%187億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.3%35億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.1%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
3.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.6pt
3.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
5.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は69億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月31−1428
2014年3月−300−326
2015年3月90−1936
2016年3月70−2741
2017年3月110−11150
2018年3月51−2653
2019年3月20−2253
2020年3月0−1−3−149
2021年3月60−2653
2022年3月50−1558
2023年3月9101071
2024年3月−8−7−2−1556
2025年3月4−6−2−253
2026年3月19−2−11769

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は214億円。このうち返さなくてよい自己資本が132億円で、自己資本比率は60.4%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月106475943.6
2014年3月116556145.8
2015年3月135666947.9
2016年3月137716650.9
2017年3月149787151.3
2018年3月161847751.2
2019年3月170898150.9
2020年3月163897453.4
2021年3月158966259.3
2022年3月1631026161.4
2023年3月1821107258.9
2024年3月1851196662.8
2025年3月1861226463.8
2026年3月2141328260.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
77億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
98億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
82億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中85位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中243位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.3%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,419で、1年前と比べて+24.1%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥1,419+0.7%1ヶ月+3.4%1年+24.1%時価総額87億円
過去52週の値幅
安値¥1,150高値¥1,556

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.0倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR0.54倍
配当利回り1.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1390円で、25日移動平均線1397.28円をやや下回る。1ヶ月では0.71%下落したが、1年では21.44%上昇。52週高値1556円からは約10.7%の水準にあり、週足では7月中旬にかけて上昇後、8月に入って調整。出来高は8月10日に4800株と増加したが、その後は低水準。RSIは46.49と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは実績10.8倍・予想10.6倍と同業界平均18.16倍を大幅に下回り、PBR0.5271倍も平均1.25倍を大きく割り込む割安水準。ROE5.3%と低いものの、配当利回り1.8%は平均2.92%を下回り配当面では劣る。売上は増加傾向で利益も安定しているが、配当性向16.1%と低く成長への投資が優先されている。割安が際立つが、収益性改善と配当増加の余地を見極めたい。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.0倍17.9倍
PER (予想)10.8倍
PBR0.54倍1.24倍
ROE5.3%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

製造業の設備投資動向が業績を左右する。強気派は国内製造業の回帰や省人化投資の追い風を指摘し、弱気派は中国経済減速や供給過剰による受注減少を懸念。26/3期は増収増益予想で、新規顧客開拓や海外展開が期待される。今後の設備投資サイクルとシェア拡大の実現性が論点。

プラスに働く材料7
  • 設備投資回復

    製造業の省力化投資が続き、部品需要が底堅い。

  • 海外展開

    アジア向け輸出が増加し、事業基盤を広げる。

  • 財務基盤

    安定した収益と低負債で成長投資が可能。

  • 売上高229億円へ増収基調通年影響

    売上高は217→229億円と前期比5.5%増、増収額12億円

  • 純利益7億円と16.7%増益決算発表後影響

    純利益は6→7億円で前期比16.7%増、最終増益基調

  • PBR0.53倍の解散価値割れ継続影響

    PBR0.53倍は純資産比で株価が半値、資本効率改善余地

  • 株価上昇後もPER10.8倍の割安継続影響

    1年間で21.4%上昇するもPER10.8倍、予想10.6倍と低水準

マイナスに働く材料7
  • 景気依存

    製造業の投資が縮小すれば受注が落ち込む。

  • 競争激化

    同業との価格競争で粗利が圧迫される。

  • サプライチェーン

    部材調達の混乱で納期遅延が発生するリスク。

  • 営業利益8→7億円と減益通年影響

    営業利益は前期比1億円減、営業利益率3.69%→3.06%

  • 配当利回り1.8%と株主還元が薄い通年影響

    配当利回り1.8%は自己資本比率や利益水準に対し低く、買い材料に欠ける

  • 小型株で流動性が低い継続影響

    時価総額86億円、外国人保有3.89%と株式需給が薄い

  • ROE5.3%と低い資本効率継続影響

    PBR0.53倍の割安にもROE5.3%で投資効率は劣後

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上動向を先取りする。
在庫回転率
需要予測の精度と在庫効率を測る。
海外売上比率
グローバル戦略の進捗。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+9.1%いまの株価に対する利回りは1.76%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
1.76%
いまの株価に対して
配当性向
16.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2426.9
2018年3月2816.728.2
2019年3月3110.725.7
2020年3月23−25.827.6
2021年3月7−69.621.2
2022年3月17142.922.8
2023年3月185.920.5
2024年3月2011.115.1
2025年3月2210.014.8
2026年3月249.116.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,820人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他55.946.949.952.752.351.1
事業法人24.133.031.430.130.429.7
金融機関16.216.215.614.314.815.2
自己株式15.815.815.815.815.815.1
外国法人3.53.62.92.72.43.9
証券会社0.30.30.30.20.20.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社トミコーポレーション8.17
02トミタ共栄会7.76
03オークマ株式会社4.25
04ダイキン工業株式会社4.06
05株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.82
06冨田 雅枝3.67
07高松機械工業株式会社3.52
08株式会社北陸銀行3.48
09株式会社常陽銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.79
10冨田 薫2.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+86%、1株純資産は14期で+202%。直近期のROEは5.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月698258.96.118.3
2014年3月10296111.46.426.3
2015年3月1311,16312.44.825.6
2016年3月1431,25311.84.928.6
2017年3月1161,3748.86.626.9
2018年3月1191,4908.310.128.2
2019年3月1321,5628.67.625.7
2020年3月1211,6777.67.927.6
2021年3月611,8143.516.721.2
2022年3月941,9265.010.222.8
2023年3月892,0634.511.820.5
2024年3月1082,2345.014.115.1
2025年3月1212,3125.411.214.8
2026年3月1292,4925.39.516.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額165百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
冨田稔代表取締役社長47
冨田薫取締役会長78
樋口勝幸専務取締役 国内管掌69
小倉弘司常務取締役 海外管掌69
中村龍二取締役 総務部長68
樺木徹取締役 東日本営業部長兼営業 統括本部部長62
粟野友広取締役 中部・西日本営業部長 兼中国営業所長61
金口和正取締役72
齋藤正常勤監査役74
宇佐美浩監査役80
友枝雅洋監査役71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)880581315219
社外取締役510102
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容877字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、株式会社トミタ(以下「当社」という。)及び関係会社15社(連結子会社13社、非連結子会社2社)により構成されており、機械・工具販売業を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 なお、このセグメント区分は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」の連結財務諸表注記に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 また、当社は、2025年11月13日付で新日本産業株式会社の全株式を取得したため、同社を連結の範囲に含めております。 [機械・工具販売業] (セグメント区分) 日本 当社が工作機械・工具の仕入・販売を行っているほか、連結子会社の新日本産業㈱が計量・計測機器等の仕入・販売、連結子会社の㈱ツールメールクラブが工具の通信販売、非連結子会社の㈲フィールドが機械の配線・修理等を行っております。 北米 連結子会社のTOMITA U.S.A.,INC.、TOMITA CANADA INC.及びTOMITA MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.が工作機械・工具の販売を行っております。 アジア 連結子会社のTOMITA ASIA CO.,LTD.、TOMITA ENGINEERING(THAILAND) CO.,LTD.、広州富田貿易有限公司、PT. TOMITA INDONESIA、VIETNAM TOMITA CO.,LTD.及びTOMITA INDIA PVT.LTD.が工作機械・工具の販売を行っております。 その他 連結子会社のTOMITA U.K.,LTD. が工作機械・工具の販売を行っております。 [その他の事業] (セグメント区分) 日本 非連結子会社の㈱トミタファミリーがビル管理業及び保険代理業を行っております。 なお、本項における事業内容区分と、事業部門とは、同一であります。 上記の当社グループの状況について事業系統図を示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,155字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針及び経営戦略等 当社グループは、コンプライアンスを重視した公正で健全な企業活動を推進することを基本とし、専門商社として世界のものづくりを支える付加価値を高めた商品やサービスの提供を通じて、製造業の発展に貢献することを定めた「フェアプレイで世界のものづくりに貢献する」という企業理念の下、「Next Global 4C (Connect, Change, Challenge, Create)」をモットーとし、次のとおり経営方針を掲げております。 <経営方針> ①「技術に強いグローバル専門商社」を目指し、時代の変化に対応して変革を続け、持続的な成長を実現する。 ②カーボンニュートラルの実現に向けて、付加価値を高めた商品やサービスを提供し、顧客満足度の向上を追求する。 ③社員のやりがいを尊重して、公正な機会を提供し、社員の健康増進及び幸福度向上を図る。 ④事業を展開する各国・各地域の法令に基づいたフェアな企業活動により、地域の経済及び社会の発展に貢献する。 ⑤多様なステークホルダーとの対話を通じた信頼関係の構築により、企業価値の向上を図る。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的に売上及び利益を伸長させ企業価値を高めることに注力してまいります。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く事業環境は、景気は緩やかな回復基調にあるものの、中東情勢及び米国の通商政策の影響、インフレの継続及び急激な為替の変動など、依然として不透明な状況が続くものと予想しております。 一方で、当社グループの主力ユーザーである自動車、建機、事務機器、空調機器、半導体等のメーカー及びそのサプライヤーは、グローバルでの需要増加に対し、今後も国内外でその関連分野への設備投資を加速させていくものと考えております。中でも自動車業界はHV(ハイブリッド車)、EV及び自動運転技術への設備投資が増加していくものと考えられます。 このような環境の下、当社グループにおける対処すべき課題は、以下のとおりであります。 ① グローバル経営の深化 海外営業拠点を拡充し、さらに国内外の営業拠点が深く連携することで、会社全体の事業の拡大及び収益力の強化を図ってまいります。2024年には、経済成長が著しいインドにおいて、日系製造業向けの新たなサポート拠点として、チェンナイ営業所を開設いたしました。 ② 成長分野への積極的な事業展開 自動車業界は先行き不透明感があるものの、HV、EV及び自動運転技術を中心に設備投資が行われており、当社グループとしても引き続き新たな商品や設備の提供を継続してまいります。また、依然として旺盛な需要のある半導体関連業界等へのアプローチ強化をしてまいります。 ③ 販売とメンテナンスサービスの一体化の強化 当社グループは、2024年、工作機械の電気部品の組み立てと機械のメンテナンスサービスを行う有限会社フィールドを買収しました。近い将来、当社グループは工作機械の販売だけでなく、販売と一体化したメンテナンスサービスも提供し、さらに顧客との信頼関係の強化を目指してまいります。 ④ 新分野への投資 当社グループは、2025年、計量・計測機器、研究開発機器の販売を行う新日本産業株式会社の全株式を取得し、子会社化しました。同社は特に宇宙・航空機関連分野に強く、当社グループとして顧客層及び取扱商品の拡大を行ってまいります。 ⑤ 顧客ニーズへの対応 仕入先メーカーとの関係を強固にし、顧客ニーズに応えてまいります。国内外での人手不足に起因した自動化・省人化の需要への対応を強化し、顧客満足度を高めてまいります。 ⑥ カーボンニュートラルへの貢献 引き続き環境に配慮した設備や、省エネに繋がる商品の開発及び提案を進めてまいります。 ⑦ DXの推進 顧客工場、製造工程におけるDX化に繋がる商品を提案してまいります。また、社内ではDXを使った業務の効率化に努め、社内環境負荷を低減してまいります。 ⑧ 人的基盤の強化 多様な人材の確保とともに、次の世代を担う人材の育成に努めてまいります。また、社内労働環境の整備を進め、社員の健康増進及び幸福度向上を図ってまいります。 当社グループは、機械及び工具販売の専門商社として、国内に16ヶ所、海外では、北米、アジア、欧州の9ヶ国に19ヶ所の拠点を置き、主力取扱商品である工作機械をはじめとした鍛圧機械等の機械類や制御機器、工具機器等の工具類など幅広い生産財・消費財を提供しており、海外での積極的な事業展開を進めております。国内外のユーザーに近い場所で営業活動を展開することで、グローバルで高度化かつ多様化するニーズを捉えて柔軟に対応し、当社グループの強みであるグローバルベースで商品やサービスを提供できる組織力の更なる強化を図っております。
事業等のリスク1,437字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)工作機械業界の動向に関するリスク 当社グループは、機械及び工具を提供する専門商社として、比較的多岐にわたる営業内容を有しておりますが、工作機械の取扱比率が高く、ユーザー層が機械業界に多くなっております。工作機械業界は景気変動による企業の設備投資の動向に業績が大きく影響を受ける傾向があることから、当社グループとしては、できる限り業界変動の影響度合いを軽減するため、ユーザー・商品・販売方法の全ての分野にわたって柔軟な対応策を講じることとしておりますが、今後の予期せぬ景気変動が生じた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)為替変動に関するリスク 当社グループは、北米、アジア、欧州等の地域の企業と外貨建による輸出入取引を行っており、連結売上高に占める海外売上高の割合は44.1%となっております。為替変動により、外貨建の売上高や仕入コストに影響を及ぼすことから、当社グループとしては、できる限り為替変動の影響度合いを軽減するため、これらの輸出入取引に対して為替予約等のデリバティブ取引によりリスクヘッジを行っておりますが、想定を超える大幅な為替変動が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは海外に現地法人を有しており、外貨建財務諸表を作成しております。連結財務諸表の作成にあたっては、これら海外現地法人の外貨建財務諸表を円換算していることから、円と現地通貨との間に大幅な為替変動が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)海外事業展開に関するリスク 当社グループは、グローバルに高度化かつ多様化する得意先のニーズに対応するため、北米、アジア、欧州を中心として積極的に海外展開を進め、事業の拡大を図っております。国によっては、経済・市場の動向に関するリスクだけでなく、政治的変動や予測できない法律、規制等の改正が行われる可能性があることから、当社グループとしては、事業活動の状況に加え、関連する各国の法規制に関する情報を収集するため、海外現地法人における管理体制・情報収集能力の強化を図っておりますが、当社グループが事業展開している国や地域における急激な政策変更や経済変動等により事業活動が制限されることとなった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)自然災害や感染症の流行等に関するリスク 当社グループは、国内外で事業を展開しております。そのため、当社グループが事業展開している国や地域における自然災害や感染症の流行等により事業活動に影響を及ぼす可能性があることから、当社グループとしては、事業活動への影響を最小限にとどめるため、事業継続計画(BCP)の策定等の対応を進めておりますが、想定を超える災害の発生、感染症の流行等により業務の停止やサプライチェーンの混乱等が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,144字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善の動きが続く中で、個人消費の持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、米国の通商政策等の動向による影響、中国の景気停滞、ウクライナや中東情勢の長期化及び物価上昇の継続など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 我が国の工作機械業界は、当連結会計年度は、国内は需要が前年同期比0.4%増加、海外は需要が前年同期比18.1%増加し、その結果、国内外全体の受注額は12.9%増加し1兆7,046億円となりました。 こうした環境下、工作機械を主力取扱商品とする当社グループの受注・売上につきましては、地域ごとに状況は異なるものの、北米での旺盛な設備投資需要を中心として、前年同期比増加となりました。 上記の結果、当連結会計年度の売上高は229億3千5百万円(前年同期比5.8%増)、営業利益は6億7千8百万円(同12.0%減)、経常利益は9億8百万円(同6.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億6千4百万円(同5.5%増)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 ①日本 前年度の設備投資の反動等を主因として売上が減少し、売上高は131億5千9百万円(前年同期比2.5%減)となり、営業利益は2億7千1百万円(同36.7%減)となりました。 ②北米 アメリカを中心とした自動車部品メーカー向けの大型案件を主因として売上が増加し、売上高は61億3千5百万円(前年同期比23.8%増)となり、営業利益は4億4千3百万円(同11.7%増)となりました。 ③アジア 中国において景気停滞の影響で売上が減少したものの、タイ及びベトナムにて設備案件を中心として売上が増加し、売上高は31億9千9百万円(前年同期比9.0%増)となり、営業損失は7千5百万円(前年同期は8千6百万円の営業損失)となりました。 ④その他 電機メーカー向けの売上が増加し、売上高は4億4千万円(前年同期比55.1%増)となり、営業利益は3百万円(前年同期は1千3百万円の営業損失)となりました。 (2)財政状態 ①資産の部 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ27億6千1百万円増加し、214億4百万円となりました。 流動資産は、現金及び預金が15億5千3百万円増加したことなどから前連結会計年度末に比べ20億1千7百万円増加し、157億6千4百万円となりました。固定資産は、投資有価証券が6億6百万円増加したことなどから前連結会計年度末に比べ7億4千3百万円増加し、56億4千万円となりました。 ②負債の部 負債は、前連結会計年度末に比べ17億3千9百万円増加し、81億7千5百万円となりました。 流動負債は、前受金が9億5千6百万円増加したことなどから前連結会計年度末に比べ15億1千8百万円増加し、65億6千万円となりました。固定負債は、繰延税金負債が1億8千万円増加したことなどから前連結会計年度末に比べ2億2千1百万円増加し、16億1千5百万円となりました。 ③純資産の部 純資産は、前連結会計年度末に比べ10億2千1百万円増加し、132億2千9百万円となりました。 株主資本は、利益剰余金が5億4千9百万円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ5億9千9百万円増加し、100億1千万円となりました。その他の包括利益累計額は、その他有価証券評価差額金が3億8千1百万円増加したことなどから前連結会計年度末に比べ4億2千8百万円増加し、29億1千5百万円となりました。 非支配株主持分は、前連結会計年度末に比べ6百万円減少し、3億3百万円となりました。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は、前年同期比16億8千1百万円増加し、69億4千9百万円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の減少11億3千6百万円などにより18億9千4百万円の収入となりました(前年同期は3億5千3百万円の収入)。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出2億9千2百万円などにより1億5千2百万円の支出となりました(前年同期は6億5百万円の支出)。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払1億1千4百万円などにより1億4千万円の支出となりました(前年同期は2億4千7百万円の支出)。 なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は、次のとおりであります。 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   61.4   58.9   62.8   63.8   60.4 時価ベースの 自己資本比率(%)   30.8   30.0   42.8   37.4   29.6 キャッシュ・フロー対 有利子負債比率(%)   50.7   34.6   -   46.6   7.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   147.2   199.1   -   156.4   877.0 (注)1.自己資本比率:自己資本/総資産 2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー 4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い ※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ※ 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 ※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 ※ キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を使用しております。 ※ キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは営業キャッシュ・フローがマイナスの場合は記載しておりません。 (4)資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金状況は、連結ベースの現金及び現金同等物が前連結会計年度末に比べ16億8千1百万円増加し、当連結会計年度末には69億4千9百万円となりました。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、機械類、工具類等の仕入代金であります。また、当社グループの資本の財源は、主に営業活動によるキャッシュ・フローによっております。 なお、資金の流動性につきましては、現金及び現金同等物に加え、取引銀行との間で当座貸越契約を締結しており、事業活動のために必要な資金の確保と流動性を維持しておりますが、今後、不測の事態が生じた場合の経営と雇用の安定化に備えるため、内部留保による手元資金の確保に加え、金融機関において借入枠を設定しており、その枠内での資金調達についても必要に応じて実施してまいります。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (6)仕入及び販売の状況 ①仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   14,748,573   103.9 北米(千円)   2,181,503   108.4 アジア(千円)   1,895,397   112.8 報告セグメント計(千円)   18,825,474   105.3 その他(千円)   126,102   148.6 合計(千円)   18,951,577   105.5 (注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、「欧州」を含んでおります。 ②販売実績 当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   13,159,687   97.5 北米(千円)   6,135,645   123.8 アジア(千円)   3,199,704   109.0 報告セグメント計(千円)   22,495,038   105.2 その他(千円)   440,075   155.1 合計(千円)   22,935,113   105.8 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、「欧州」を含んでおります。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 3.主な相手先別の販売実績は、連結売上高の10%を超える販売先がないため、記載を省略しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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