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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヤマシタヘルスケアホールディングス

9265 · Standard · 卸売業

医療機器販売を中核に、低侵襲治療や専門分野など5分野で医療機関を総合的に支援する西日本地盤のメーカー・販売会社。

概要

ヤマシタヘルスケアホールディングスは、2017年12月に山下医科器械の単独株式移転で設立された持株会社である。福岡市博多区に本社を置き、医療機器販売を中核に、医療機器製造・販売、医療モール運営を手掛けるグループ9社を統括する。2025年5月期の連結売上高は644億86百万円、従業員数は613名で、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

一般機器から低侵襲治療まで5分野で展開する医療機器販売業

当社グループの中核事業は医療機器販売業であり、一般機器、一般消耗品、低侵襲治療、専門、情報・サービスの5分野からなる。一般機器分野ではCT、MRI、超音波診断装置、手術台などを取り扱い、一般消耗品分野では医療用消耗品とSPD(院内物品管理)サービスを提供する。低侵襲治療分野は内視鏡、サージカル、IVE、IVR、循環器の5カテゴリーに細分化され、オリンパス社製の電子内視鏡システムや腹腔鏡システムなどを販売する。専門分野では整形、理化学、眼科、皮膚形成・再生医療、透析の5部門を有し、人工関節や血液分析装置などを扱う。情報・サービス分野では電子カルテや医療ガス設備工事、メンテナンス、開業支援などを手掛ける。2025年5月期の医療機器販売業売上高は644億87百万円で、全体のほぼ全てを占める。

持株会社体制のもと9社がそれぞれ専門性を発揮するグループ構成

当社は持株会社として9社の連結子会社を統括する。中核の山下医科器械株式会社は医療機器販売の主力会社であり、株式会社イーピーメディックと株式会社トムスは2018年に直接子会社化された。物流・営業支援のために2019年設立の株式会社アシスト・メディコがSPDセンターを運営。2021年には株式会社イーディライトを連結子会社化し、2022年にはエムディーエックス株式会社を設立。2023年には株式会社クロスウェブと株式会社鹿児島オルソ・メディカル(整形外科専門)を取得。2024年にはマイクロソニック株式会社を完全子会社化し、超音波画像診断装置の開発を進める。また、広島県福山市では医療モール事業を展開する。

売上高644億円、営業利益8億円の収益構造と財務目標

2025年5月期の連結売上高は644億86百万円(前年比4.8%増)、営業利益は8億38百万円(同13.3%減)、親会社株主帰属当期純利益は6億16百万円(同6.3%増)であった。売上高の大部分を医療機器販売業が占めるが、営業利益率は1.3%と低く、消耗品販売の薄利多売型の事業構造がうかがえる。利益減少の主因は人件費の増加(2億20百万円)や物流コスト上昇、子会社マイクロソニックにおける研究開発費(1億64百万円)の計上である。総資産275億49百万円、自己資本比率32.6%。中期経営計画では2027年5月期に売上高730億円、営業利益9.5億円、ROE10%以上を目標とする。

医療機器販売に加え、製造・サービスで事業領域を拡大

当社グループは医療機器販売業を核としながら、医療機器製造・販売業と医療モール事業を展開する。製造・販売業では自社開発の整形外科用インプラント「アレクサネイル」や超音波画像診断装置「ブレストスキャン」(開発中)を手掛ける。医療モール事業では広島県福山市でクリニックや調剤薬局への賃貸・管理を行う。2024年度診療報酬改定や医療DX推進など外部環境の変化に対応し、M&Aやグループ間連携による新たな価値創造を掲げる。中期経営計画では人的資本経営やESG経営を推進し、持続的な企業価値向上を目指す。

業界の中での役割は医療機関向けの医療機器・消耗品・サービスの総合サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
641億円
営業利益
7億円
営業利益率
1.1%
純利益
6億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
医療機器 販売業639億円99.5%21億円3.3%
医療機器製造・販売業2億円0.3%-2億円-100.0%
医療モール 事業1億円0.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医療機関(病院・診療所)主力

病院をはじめとする医療機関に一般機器、消耗品、低侵襲治療関連機器、専門機器(整形・眼科・透析等)、情報・サービス(電子カルテ、SPD)を幅広く提供。

主な製品・サービス3
手術室ユニットシステム
手術室向けの設備・機器。
電子内視鏡システム
オリンパス社製の内視鏡システム。特約店として販売・サービス。
人工関節
整形外科向けのインプラント。

02医療機関(専門分野)準主力

整形、理化学(検査)、眼科、皮膚形成・再生医療、透析の5部門で専門性の高い医療機器を提供。

主な製品・サービス2
血液分析装置
理化学検査用の血液分析装置。
人工腎臓関連機器
透析用の機器・消耗品。

03医療機関(情報・サービス)準主力

電子カルテやオーダリングシステムの構築、医療ガス配管工事、メンテナンス、医療廃棄物処理、クリニック開業支援などのサービスを提供。

主な製品・サービス2
電子カルテ
医療情報システムの構築・導入支援。
SPDシステム
院内物品管理のアウトソーシング向けWebシステム。

04医療機器メーカー(自社開発)副次

自社開発の大腿骨転子部骨折用髄内固定システム「アレクサネイル」を販売。海外メーカーに製造委託し、全国の販売代理店を通じて販売。

特許取得の自社開発品

主な製品・サービス1
アレクサネイル
大腿骨転子部骨折用の髄内固定システム。特許取得。

05医療・健康施設運営事業者副次

広島県福山市にて医療モールを運営し、クリニックや調剤薬局などへの賃貸・管理を行う。

製品と技術

整形外科用インプラント「アレクサネイル」の自社開発と販売

医療機器製造・販売業では、自社開発品である大腿骨転子部骨折用髄内固定システム「アレクサネイル」を主力製品とする。特許取得済みの本品は、海外の特約メーカーに製造を委託し、販売代理店を通じて全国の医療機関に販売している。整形外科分野の専門性を活かした製品であり、2025年5月期の医療機器製造・販売業の売上高は2億19百万円と小規模ながら、グループ内での製品開発力を示す存在である。

開発中の超音波画像診断装置「ブレストスキャン」

子会社マイクロソニック株式会社は、超音波画像診断装置「ブレストスキャン」の開発を進めている。2025年5月期には同事業に関連する研究開発費1億64百万円を計上しており、製品化に向けた投資段階にある。乳がん検診などの用途が想定され、医療機器製造販売業許可を持つグループ内での製品化が期待される。現時点では営業損失を計上しており、今後の事業化が収益貢献の鍵となる。

低侵襲治療分野におけるオリンパス内視鏡と腹腔鏡システム

低侵襲治療分野では、オリンパス社との特約店契約に基づき、電子内視鏡システムや内視鏡画像診断支援ソフトウェアを販売する。サージカルカテゴリーでは外科用内視鏡や腹腔鏡等の鏡視下手術機器を、IVEカテゴリーでは消化器内視鏡用処置具を扱う。IVRカテゴリーではX線透視下治療用処置具、循環器カテゴリーではペースメーカーや人工心肺装置を取り揃える。2025年5月期の同事業分野の売上高は147億17百万円と、グループ全体の約23%を占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 医療機器メーカー(自社開発)特許取得の自社開発品

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

高齢化の追い風を受ける医療機器卸、売上は横ばい圏

ヤマシタヘルスケアホールディングスは、医療・介護機器卸売業者で、高齢化社会を背景に安定需要がある。同業のリョーサン菱洋ホールディングスやオルバヘルスケアホールディングスと比較すると規模は中堅。売上高は600億円前後で推移するが、営業利益率は1%台と低く、収益性改善が課題。競合との差別化はサービスの付加価値に依存する。

強み

  • 高齢化進行により医療・介護機器の需要が底堅く、安定した収益基盤を確保。
  • 医療・介護機器を幅広く取り扱い、顧客のニーズにワンストップで対応可能。
  • 消耗品やメンテナンスなど継続的な取引により、安定したリピート収益が見込める。
  • 地域の医療機関との強固なネットワークを構築し、きめ細かいサービスを提供。

課題

  • 営業利益率が1%台と低く、収益改善に向けたコスト削減や高付加価値化が必要。
  • 同業他社との価格競争が激しく、差別化が難しく利益率が圧迫されやすい。
  • 売上高が横ばい傾向で、新たな成長ドライバーの創出が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がヤマシタヘルスケアホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17486サンリン100億円19.7倍
2423Aライオン事務器97億円10.8倍
37442中山福97億円14.0倍
49872北恵95億円17.0倍
59930北沢産業95億円33.6倍
69265ヤマシタヘルスケアホールディングス93億円14.2倍
79867ソレキア93億円5.5倍
87673ダイコー通産89億円9.7倍
92708久世88億円5.0倍
108147トミタ87億円11.0倍
118135ゼット87億円8.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

山下医科器械の持株会社として設立され東証一部に上場した2017年

2017年12月、山下医科器械株式会社が単独株式移転の方法により当社を設立した。同時に、当社の普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場した。この持株会社体制への移行により、グループ経営の効率化と事業拡大の基盤が整えられた。本社は当初、福岡市博多区に置かれていたが、2020年7月に同区内で移転している。

子会社イーピーメディックとトムスを現物配当で直接子会社化した2018年

2018年6月、山下医科器械株式会社が保有する株式会社イーピーメディックおよび株式会社トムスの全株式を現物配当により取得し、両社を直接子会社化した。これにより、医療機器販売における専門性の高い子会社群の掌握を強化し、グループとしての一体運営を進める基礎を築いた。

物流機能強化のためアシスト・メディコを設立した2019年

2019年12月、福岡市博多区に株式会社アシスト・メディコを連結子会社として設立した。同社はSPD(院内物品管理)の物流管理と営業支援を専門に担う。これにより、当社グループは佐賀県鳥栖市と福岡県福岡市の2拠点にSPDセンターを設置し、医療機関向けの物品管理サービスの強化を図った。

イーディライトを連結子会社化し事業領域を広げた2021年

2021年11月、山下医科器械株式会社の持分法適用会社であった株式会社イーディライトの株式を取得し、連結子会社化した。同社の取り込みにより、医療機器販売における専門分野や情報・サービス分野でのプレゼンスが拡大した。この時期、2021年5月期の売上高は701億円に達していたが、翌期には551億円に減少しており、事業ポートフォリオの見直しが進んだとみられる。

MDX設立と市場区分移行に対応した2022年

2022年2月、福岡市博多区にエムディーエックス株式会社を連結子会社として設立した。同社は医療機器製造・販売業における新たな事業展開を担う。同年4月には、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場に移行した。上場市場の変更は、企業規模や流動性に応じた区分である。

クロスウェブと鹿児島オルソ・メディカルを買収した2023年

2023年7月、株式会社クロスウェブの全株式を取得し、連結子会社化した。クロスウェブは情報・サービス分野でのIT関連事業を補完する。同年12月には、有限会社鹿児島オルソ・メディカル(後に株式会社化)の全株式を取得し、整形外科分野の専門性を強化した。鹿児島オルソ・メディカルは2024年5月期以降、売上増加に寄与した。

マイクロソニックを完全子会社化し超音波診断装置開発を加速した2024年

2024年6月、持分法適用会社であったマイクロソニック株式会社の全株式を取得し、連結子会社化した。マイクロソニックは超音波画像診断装置「ブレストスキャン」の開発を行っており、2025年5月期には研究開発費1億64百万円を計上した。この買収により、当社グループは医療機器製造・販売業における製品開発能力を自社内に取り込んだ。

年表12件を開く

2010年代

  • 2017年12月創業山下医科器械株式会社が単独株式移転の方法により当社を設立 当社の普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2018年6月M&A山下医科器械株式会社が保有する株式会社イーピーメディック、株式会社トムスの全株式を現物配当により取得し、直接子会社化
  • 2019年12月福岡市博多区に株式会社アシスト・メディコ(連結子会社)を設立

2020年代

  • 2020年7月福岡市博多区に本店を移転
  • 2021年11月M&A山下医科器械株式会社の持分法適用会社であった株式会社イーディライトの株式を取得し、連結子会社化
  • 2022年2月福岡市博多区にエムディーエックス株式会社(連結子会社)を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2023年7月M&A株式会社クロスウェブの全株式を取得し、連結子会社化
  • 2023年12月M&A有限会社鹿児島オルソ・メディカル(現株式会社鹿児島オルソ・メディカル)の全株式を取得し、連結子会社化
  • 2024年6月M&A持分法適用会社であったマイクロソニック株式会社の全株式を取得し、連結子会社化
  • 2025年10月株式会社イーディライトの全株式を譲渡し、同社を連結子会社から除外
  • 2026年8月創業中核事業会社である山下医科器械株式会社が創業100周年を迎える

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年5月期まで73,000百万円
  • 連結営業利益2027年5月期まで950百万円
  • 連結営業利益率2027年5月期まで1.3%以上
  • 連結経常利益2027年5月期まで1,000百万円
  • PBR(株価純資産倍率)1倍以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資本経営の推進

    人材を最も重要な資本と位置づけ、グループ10社の人材情報を統合管理し、採用からキャリア形成まで一体的に捉えた戦略的人事体制を構築する。多様な研修を実施するとともに、健康経営を推進し、従業員のワークエンゲージメント向上と魅力ある組織づくりを目指す。

  2. 02

    グループ間連携で新価値創出

    事業会社間で販売チャネルの活用や商材の共有を促進し、経営資源の効率化を図る。迅速な情報共有と相互補完により、グループ全体の事業収益を継続的に拡大し、持続成長可能な推進体制を構築する。

  3. 03

    積極投資とM&Aで事業拡充

    新型輸液装置レンタルや超音波診断装置などの成長商材の市場浸透を図るとともに、外部企業とのアライアンスを含めた新規事業分野への投資を積極的に行い、事業領域の拡充と企業価値の最大化を目指す。

  4. 04

    ESG経営で安定供給体制構築

    地域医療に貢献するため、離島・過疎地域を含む物流体制を維持し、医療資材の安定供給を確保する。BCM体制の構築や新物流センター構想の推進、DXによる業務効率化とセキュリティ強化を進める。

  5. 05

    ガバナンスと管理機能の充実

    コンプライアンス遵守と企業倫理の重要性を認識し、株主総会や取締役会などの機能を強化・改善することでコーポレート・ガバナンスを充実させる。持株会社と事業会社間の情報共有を図り、グループリスク管理機能を強化して収益力向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で617人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は641万円で、8期前と比べて+9.9%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は12.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年5月556
2019年5月58343.712.5552
2020年5月58545.013.0551
2021年5月62343.011.1553
2022年5月68944.013.0574
2023年5月68543.112.0570
2024年5月68345.014.0606165
2025年5月67045.013.0613131
2026年5月64146.012.1617113

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
長崎TMSセンター — 長崎県諫早市1,059百万円
医療機器販売業 全社(共通)
ト-タルメディカル サポ-トセンタ- — 佐賀県鳥栖市614百万円
医療機器販売業 全社(共通)
トムス本社兼福岡営業所 — 福岡県大野城市517百万円
長崎支社 — 長崎県長崎市392百万円
医療機器販売業
福岡支社 — 福岡市博多区236百万円
医療機器販売業
鹿児島支社(鹿児島県鹿児島市)ほか155百万円
医療機器販売業 全社(共通)
熊本支社 — 熊本市中央区124百万円
医療機器販売業
佐世保本社および 佐世保支社 — 長崎県佐世保市104百万円
医療機器販売業 全社(共通)
佐賀支社 — 佐賀県佐賀市74百万円
医療機器販売業
本社 — 鹿児島県鹿児島市70百万円
医療機器販売業
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    山下医科器械株式会社(注)1、2
    長崎県佐世保市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社イーピーメディック
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トムス
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 アシスト・メディコ
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エムディーエックス 株式会社
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クロスウェブ
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社鹿児島オルソ・メディカル
    鹿児島県鹿児島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マイクロソニック 株式会社
    東京都国分寺市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は641億円営業利益7億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.6%、利益が-12.5%。

売上高
-0.6%
641億円
営業利益
-12.5%
7億円
純利益
+0.0%
6億円
営業利益率
1.1%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高698億円641億円
営業利益8億円7億円
純利益6億円6億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は335億円、営業利益は5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+1.2%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q14032.12
2023年4Q1652
2024年1Q14021.42
2024年2Q14942.73
2024年3Q16521.2−1
2024年4Q16221.22
2025年2Q31451.63
2025年4Q33130.93
2026年2Q30620.71
2026年4Q33551.55

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年5月期からの9期で、売上は587億円から641億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は1.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
山下医科器械株式会社が保有する株式会社イーピーメディック、株式会社トムスの全株式を現物配当により取得し、直接子会社化
2018年5月58742
福岡市博多区に株式会社アシスト・メディコ(連結子会社)を設立
2019年5月61561
2020年5月64765
山下医科器械株式会社の持分法適用会社であった株式会社イーディライトの株式を取得し、連結子会社化
2021年5月701107
福岡市博多区にエムディーエックス株式会社(連結子会社)を設立
2022年5月551107
株式会社クロスウェブの全株式を取得し、連結子会社化
2023年5月582122
持分法適用会社であったマイクロソニック株式会社の全株式を取得し、連結子会社化
2024年5月61610101.66
2025年5月645891.26
中核事業会社である山下医科器械株式会社が創業100周年を迎える
2026年5月641791.16

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高641億円のうち、営業利益として残るのは7億円1.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の0.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.3%553億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.6%81億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.1%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.1pt
1.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
0.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.0pt
7.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年5月期は営業CFが1億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−12億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は41億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年5月15−441128
2019年5月−10−4−123
2020年5月80−1830
2021年5月9−1−1837
2022年5月60−2640
2023年5月22−1−22158
2024年5月9−11−3−253
2025年5月60−2657
2026年5月1−13−3−1241

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年5月期の総資産は271億円。このうち返さなくてよい自己資本が94億円で、自己資本比率は34.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年5月2086314530.1
2019年5月2036413931.4
2020年5月2146914532.4
2021年5月2437616731.2
2022年5月2418016133.1
2023年5月2467916732.2
2024年5月2668618032.2
2025年5月2759018632.6
2026年5月2719417734.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
77億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
177億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中172位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中247位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.6%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月1日の終値

直近の終値は¥3,660で、1年前と比べて+22.3%過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。

¥3,660+0.0%1ヶ月+7.6%1年+22.3%時価総額93億円
過去52週の値幅
安値¥2,890高値¥3,970

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)16.8倍
PBR0.99倍
配当利回り1.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+5.8%と上昇基調。8月13日から上昇が加速し、20日には3755円と25日移動平均線(3502円)を約7.2%上回る。週足では8月10日まで3360円で横ばいだったが、その後急伸し、52週高値3970円に接近。RSIは67と上昇余地を示すが、買われすぎ圏にはまだない。出来高は8月に入り増加し、13日以降は1500株を超える商い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは14.52倍と同業界平均の17.93倍を下回り割安感があるが、予想PERは17.3倍と上昇が見込まれる。PBRは1.02倍で同業界平均の1.23倍を下回り割安。配当利回りは1.73%と同業界平均の2.94%を大きく下回り、株主還元は控えめ。ROEは7%と低く、収益性は課題。売上高は横ばいだが、営業利益率は低下傾向にあり、採算性の悪化が懸念される。割安だが配当や収益性の面で割引要因があり、総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍17.9倍
PER (予想)16.8倍
PBR0.99倍1.24倍
ROE7.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高齢化で医療・介護需要は堅調だが、業界の競争激化と厳しい価格交渉で利益率は低位。強気派は、全国展開による規模拡大で仕入れ力が向上し、利益改善が期待できると見る。弱気派は、売上高が頭打ちで営業利益率が低下しており、価格競争や物流コスト増が続くと懸念。

プラスに働く材料7
  • 全国展開の成長

    M&Aや営業強化で全国市場へのシェア拡大余地

  • 安定需要

    医療・介護市場は人口高齢化で安定的に成長

  • PBR1倍

    PBR1.02倍と割安感があり、株価上昇余地

  • 株価1年で23.9%上昇、強いモメンタム継続影響

    前年比+23.87%、上昇トレンドが継続

  • 純利益6億円と3期安定通年影響

    純利益は2024/5期から2026/5期まで6億円

  • 売上高645億円、増収基調通年影響

    2025/5期売上高は前期比29億円増の645億円

  • PBR1.02倍と純資産接近継続影響

    PBR1.02倍、下値リスクが限定

マイナスに働く材料7
  • 低利益率

    営業利益率は1%台で推移。卸売業は薄利多売

  • 競争激化

    同業との価格競争が厳しく、売上高が減少

  • 物流コスト増

    燃料費や人件費上昇が利益を圧迫

  • 営業利益3期連続減益通年影響

    営業利益は10→8→7億円、累計3億円減

  • 営業利益率1.09%へ低下通年影響

    営業利益率は1.62%から1.09%へ0.53pt低下

  • 予想PER17.3倍と悪化決算発表後影響

    予想PER17.3倍は実績PER14.52倍を上回る

  • 売上高641億円と減少予想決算発表後影響

    2026/5期売上高は645→641億円へ減

次の決算で確かめる点
売上高
市場シェアと成長力を把握
営業利益率
価格競争と物流コスト管理の成果
取引先数
顧客基盤の拡大状況

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは1.78%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
1.78%
いまの株価に対して
配当性向
36.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年5月4285.8
2020年5月5428.6137.1
2021年5月51−5.666.0
2022年5月8260.891.8
2023年5月48−41.5
2024年5月7045.823.2
2025年5月757.125.8
2026年5月10033.336.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ3,813人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.1%を占め、残る77.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他72.069.867.264.963.166.8
事業法人13.613.715.613.413.716.3
証券会社0.60.75.711.815.09.1
金融機関12.712.49.78.15.85.8
外国法人1.13.31.81.72.31.9
自己株式0.00.00.02.43.40.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山下 尚登24.35
02ヤマシタヘルスケアホールディングス社員持株会10.29
03株式会社SBI証券8.51
04山下 弘高5.09
05トリプルフォー投資事業組合4.95
06上田八木短資株式会社4.70
07山下 耕一3.68
08株式会社十八親和銀行2.74
09山下 浩2.43
10内藤 征吾1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-18
    株式会社CARPE DIEM
    新規の大量保有報告
    18.43%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+197%、1株純資産は9期で+50%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年5月872,4573.617.365.8
2019年5月572,4962.321.385.8
2020年5月1802,7186.910.8137.1
2021年5月2662,9699.37.666.0
2022年5月2733,1268.97.191.8
2023年5月863,0972.823.4
2024年5月2283,4297.111.723.2
2025年5月2503,6407.010.425.8
2026年5月2593,6807.111.936.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/5期の役員報酬は総額106百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山下尚登代表取締役 執行役員 社長71621,000
嘉村厚取締役655,000
吉田弘幸取締役 執行役員63
尾田誠博取締役 執行役員51
為永和博取締役(常勤監査等委員)65
古閑慎一郎取締役(監査等委員)703,000
山下俊夫取締役(監査等委員)699,000
斧田みどり取締役(監査等委員)641,000

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4636316
その他役員527275
社外取締役416164

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,132字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、持株会社として傘下グループ会社の経営管理およびそれに附帯する業務を行っております。 当社グループは、当社及び連結子会社8社により構成され、中核事業である医療機器販売業では、主に、医療機器メーカーより仕入れた医療機器を、病院をはじめとする医療機関等に販売するとともに、医療機関向け各種サービス事業を行っております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社及び当社の関係会社の事業における位置づけ及び事業セグメントとの関係は、次のとおりであります。 (医療機器販売業) 医療機器販売業は、一般機器分野、一般消耗品分野、低侵襲治療分野、専門分野及び情報・サービス分野の5分野から構成されます。 ① 一般機器分野 汎用医療機器から高度医療機器まで、幅広い製品を取り扱う当社グループの中核事業分野であり、医療機関の様々な診療科、ならびに手術室、検査室、救急、ICU、病棟、外来等の各部署にわたって、総合的な販売活動を行っております。このうち手術室関連機器としては、手術室ユニットシステムや電気メス、手術台等の様々な手術関連機器・設備を、また診察関連機器としては、CT、MRI、超音波診断装置、その他各種診断機器等を取り扱っております。 ② 一般消耗品分野 一般機器分野と同様に、医療機関の各診療科・部門で用いられる医療用消耗品材料について、幅広く販売活動を行っております。また、院内物品管理のアウトソーシングであるSPDに関する病院施設のニーズの高まりに対応するため、自社開発のWeb版物品管理システムの市場導入を進め、顧客の流通精度管理及び購買管理を支援するコンサルティング機能の充実化を図っております。当社グループでは、SPD専門の物流管理及び営業支援機関であるSPDセンターを2拠点(佐賀県鳥栖市、福岡県福岡市)設置し、同事業の強化に取り組んでおります。 ③ 低侵襲治療分野 患者の身体的負担をできるだけ少なく抑える低侵襲治療に関わる医療機器を取り扱っております。低侵襲治療は、診療科目に関わらず進歩、拡大している専門性の高い治療技術であり、当社グループはこの分野を内視鏡、サージカル、IVE、IVR、循環器の5つのカテゴリーに細分類し、それぞれに専門営業スタッフを配置しております。 このうち内視鏡については、特約店契約を結んでいるオリンパス社製の電子内視鏡システムや内視鏡画像診断支援ソフトウェア等の販売・サービスを行っております。 サージカルについては、外科用内視鏡及び処置具、腹腔鏡等の鏡視下手術機器を、IVEについては、主に消化器内視鏡用の内視鏡下処置具等を取り扱っております。 また、IVRについては、X線透視下での治療を行う際の処置具等を、循環器については、心臓疾患治療に使われるペースメーカー、人工心肺装置等の機器や処置具を取り扱っております。 ④ 専門分野 整形、理化学、眼科、皮膚形成・再生医療、透析の5部門で構成され、特に専門性の高い医療機器を取り扱っております。このうち整形部門では、人工関節や骨折治療材料等の整形機器及び消耗品を、理化学部門では、血液分析装置や病理検査機器、検査試薬等の理化学機器及び消耗品を専門的に取り扱っております。透析部門では、人工腎臓関連機器及び消耗品を専門的に取り扱っております。 ⑤ 情報・サービス分野 電子カルテやオーダリングシステム等の医療情報システムの構築や、医療ガス配管設備工事、医療機器のメンテナンスサービス、医療廃棄物収集運搬業請負等、広範囲にわたる医療関連サービスを提供するほか、クリニックの新規開業支援も手掛けております。 また、医療機関向けの医療関連IT製品を一堂に展示した常設総合展示場である「MEDiPlaza(メディプラザ)西日本」では、専門スタッフによるITコンサルティングサービスを提供しております。 さらに、医療機関に対する経営指導・助言、M&Aや事業承継等のコンサルティング、医業経営に関する各種セミナーの開催等を行うほか、ITやRPA等の新技術を駆使した製品・サービスの開発・提供も行っております。 (医療機器製造・販売業) 医療機器製造・販売業では、医療機器製造販売業許可(医薬品医療機器等法上の医療機器メーカーの資格)を取得し、主として整形外科用インプラント(体内埋没型骨材料)、および超音波を用いた医療用機器等の開発、販売を行っております。整形外科用インプラントにつきましては、自社開発商品である大腿骨転子部骨折用の髄内固定システム「アレクサネイル」(特許取得)の製造を海外の特約メーカーに委託し、販売代理店を通じて全国販売を行っております。 (医療モール事業) 医療モール事業では、広島県福山市において、医療クリニック、調剤薬局、デイサービス施設、フィットネスクラブ等の医療・健康関連施設への賃貸事業ならびに施設の管理・運営を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,904字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの経営の基本方針 当社グループは、「地域のヘルスケアに貢献する」という経営理念を掲げ、地域医療の充実と安定、医療の品質向上に資する様々な商品及びサービスの開拓と提供を通じて、その実現を図ってまいりました。 2017年12月に持株会社体制に移行したのち、現在は持株会社である当社のもと、各事業会社がそれぞれの事業を展開する体制となっております。この持株会社体制を活かしたグループ力の向上に向けた活動により、ステークホルダーの真の満足度を高め、地域及び社会への貢献を果たすべく、グループを挙げて取り組んでおります。 また、当社グループは、上記の経営理念のもと、長期ビジョンである「マルティプライビジョン2030」を策定し、マテリアリティ(重要課題)への取り組みを更に強化するとともに、「持続可能な社会」への貢献と企業価値向上の実現に向け、サステナブル経営を実践してまいります。 (2) 中期経営計画 ① 新中期経営計画の策定 当社グループでは、前中期経営計画の終了を受けて、2024年7月に2025年5月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定いたしました。本計画では、「積極的投資とグループ機能向上によるバランス経営の実行」という基本方針のもと、次の主要施策を掲げ、経営基盤の強化に向けた積極的な投資と、グループ機能向上による相乗効果の発揮を目指してまいります。また、当社グループにとって「人材」は最も重要な資本であることから、人材基盤を強化するとともに、従業員のワークエンゲージメントを向上させながら、当社グループで働く人々にとって魅力ある組織づくりに取り組んでまいります。 主要施策 ・人的資本経営の推進 ・グループ間連携による新たな価値の創出と生産性向上 ・持続的成長に向けた投資の実施 ・ESG経営による地域社会への貢献 ・ガバナンス最優先の風土醸成 ② 業績目標について 新中期経営計画最終年度(2027年5月期)の主要業績目標は以下の通りです。 連結売上高   73,000百万円 連結営業利益   950百万円 連結営業利益率   1.3%以上 連結経常利益   1,000百万円 ③ 目標の進捗状況について 中間年度である当期(2026年5月期)は、初年度に引き続き、経営基盤の強化に向けた積極的な投資を進めるとともに、グループ機能向上による相乗効果の発揮を目指し、グループが一丸となって取り組んでまいりました。当期の業績につきましては、「第2 事業の状況4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりです。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、上記の経営方針のもと、安定的に収益が確保できる組織体制を確立・強化するとともに、資本コストや株価を意識した経営を実現し、企業価値向上を図るため、中期経営計画の主要施策の他、次の課題に取り組んでまいります。 ・M&Aやパートナーシップ構築による収益性の向上 ・ヘルスケア分野の社会問題解決に資する投資 ・コーポレートガバナンス・コード推進による透明性、公正性の確保 ・自己株式取得による機動的な資本政策 ・株主・投資家との対話強化による経営改善 企業価値向上に向けた経営目標 経営指標   目標 PBR(株価純資産倍率)   1倍以上 ROE(自己資本当期純利益率)   10%以上 配当性向(株主還元)   30%以上 (4) 当社グループを取り巻く経営環境 今後の経営環境につきましては、不安定な国際情勢や物価上昇、金利・為替の変動など、様々な要因による経済への影響が懸念されており、依然として先行き不透明な状況が続くものと見込まれます。 このような環境のもと、当社グループでは、「積極的投資とグループ機能向上によるバランス経営の実行」を基本方針とする中期経営計画(2024~2026年度)の最終年度として、引き続き経営基盤の強化に向けた積極的な投資やM&Aによる事業領域の拡充を掲げるとともに、グループ機能の向上による相乗効果の発揮を目指しております。 2026年8月には、中核事業子会社である山下医科器械株式会社が創業100周年の節目を迎えます。これを機に、これまで培ってきた事業基盤と顧客との信頼関係を一層強固なものとするとともに、周年事業を通じたブランド価値の向上、既存取引先への深耕を図り、中長期的な企業価値の向上に取り組んでまいります。また、安定的な商品供給体制の構築および今後の需要増加への対応のため、グループ物流機能の強化を図るとともに、各事業会社における情報セキュリティの向上を図ってまいります。また、当社グループは「人材」こそが最も重要な資本と位置づけており、人材基盤の強化と従業員のワークエンゲージメントの向上を通じて、当社グループで働く人々にとって魅力ある組織を目指してまいります。 次期におきましては、医療機関における検査・手術件数が引き続き緩やかに回復することが期待される中、補正予算による医療DXやICT整備、設備更新需要を確実に取り込むとともに、手術支援ロボットや高性能画像診断装置等の高付加価値製品の販売拡大に注力してまいります。また、医療機関の経営課題解決に資する機器等の販売はもちろん、システム提案や保守サービスを組み合わせたソリューション営業を強化することで、顧客満足度の向上と収益性の改善による増収を見込んでおります。また、利益面につきましては、売上の増加に伴い売上総利益の増加が見込まれる一方、賃金のベースアップや人材確保に向けた施策等の人的資本投資にかかる人件費関連コストの上昇、ならびに中核事業会社である山下医科器械株式会社の物流センターリニューアルに伴うコストの増加等により、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は減益を見込んでおります。しかしながら、こうした減益要因が見込まれる中にあっても、グループ全体として将来に向けた安定的な収益基盤の強化に向けて、DXの推進や業務プロセス改革等による生産性の向上とコスト削減を進め、企業価値の持続的な向上に取り組んでまいります。 (5) 対処すべき課題 ① 人的資本経営の実践 持続的な成長を支える人的資本への投資を、重要な経営課題と位置付け、採用活動の強化、人材育成および定着率向上に取り組んでまいります。また、グループ企業間の横断的な人材活用や適材適所の配置を推進するとともに、人事制度および評価制度の高度化を図り、従業員エンゲージメントの向上と組織活性化を通じて競争力の強化に努めてまいります。 ② グループ間の連携と協業によるシナジー創出 グループ各社が有する販売網、顧客基盤および取扱商材の相互活用を推進し、新たな収益機会の創出と顧客価値の向上を図ってまいります。また、ホールディングス機能とシェアードサービス機能の強化を通じて業務効率化を推進するとともに、経営資源を成長分野へ重点配分することでグループ全体の成長を加速してまいります。 ③ 事業会社への継続的支援と成長加速 事業会社への経営支援を継続するとともに、成長事業の拡大および収益基盤の強化を推進してまいります。また、保有資産の有効活用を進め、経営資源の最適配分を通じて資本効率および収益性の向上を図ってまいります。 ④ ESG経営を踏まえた安定供給と量的物流体制の構築 医療機器や医療材料等の安定供給という社会的使命を果たすため、物流機能の最適化および量的な物流供給体制の強靭化を推進してまいります。また、自然災害や感染症等への対応力向上を目的としたBCM(事業継続マネジメント)体制の整備を進めるとともに、情報セキュリティ対策の強化を通じて事業継続性の確保に努めてまいります。 ⑤ 内部統制とコンプライアンスへの継続的取り組み 持続的な成長を支える経営基盤として、内部統制およびコンプライアンス体制のさらなる充実を図ってまいります。内部監査機能の強化やコンプライアンス意識の向上に継続的に取り組むとともに、グループ行動規範の浸透を通じて健全な企業風土の醸成を推進し、グループガバナンスの実効性向上に努めてまいります。 ⑥ グループの管理機能の更なる充実 グループ経営を支えるホールディングス機能の強化を進め、経営管理、人材マネジメント、リスク管理および財務戦略の高度化に取り組んでまいります。また、グループ全体最適の観点から経営資源の配分を行い、変化する事業環境に迅速かつ柔軟に対応できる経営体制の構築を推進してまいります。 当社グループは、2027年5月期を長期ビジョン「マルティプライビジョン2030」の実現に向けた重要な節目と位置付けております。グループ一丸となってこれらの課題に着実に取り組み、収益力および資本効率の向上を通じて企業価値の持続的向上を図ることで、顧客、取引先、地域社会および株主の皆様の期待に応えてまいります。 また、当社グループの中核事業会社である山下医科器械株式会社は、本年8月に創業100周年を迎えます。これまで支えていただいたすべてのステークホルダーの皆様への感謝を礎に、次の100年に向けて伝統と革新を融合させながら、新たな価値創造に挑戦してまいります。
事業等のリスク6,465字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいりますが、本株式に関する投資判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に関わるリスク ①医療行政の動向について 公的医療保険制度における診療報酬は、医師の診療行為、医薬品、特定の医療材料等についてそれぞれ定められており、定期的に改定がなされております。診療報酬改定により特定の医療材料公定価格(償還価格)が引き下げられた場合、当社の販売価格の引き下げに直結するため、当社グループの収益性が著しく低下する可能性があります。これら医療行政の動向によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、医療行政の動向に関する最新情報の把握に努めるとともに、適宜その分析を行い、経営戦略、事業計画に反映させるとともに、顧客の医業経営により一層寄与する提案営業活動の強化に努めております。 ②M&A等について 当社グループは、多様化する医療業界に対応するため、当社グループ以外の企業との業務提携、合併および買収等(以下、「M&A等」)を企画・実施することがあります。このM&A等の実施後に、相手企業との経営方針のすり合わせや業務部門における各種システムおよび制度の統合等に想定以上の負担が生じた場合、予想どおりの相乗効果が得られない可能性があります。また、業績が想定どおり達成されず、将来の営業利益が予想を下回る可能性が発生した場合、のれんの減損の必要性が生じ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、グループの企業価値向上に資する M&A等を実施すべく、事前に対象となる企業の経営状況を確認するほか、財務・法務面でのリスクの有無等、当該企業の実態や価値を十分見極めた上で実施を決定いたします。また、 M&A等の実施後は、グループ間での連携を図り、シナジーを高めることにより、更なる業容拡大に努めております。 ③投資有価証券の評価損について 当社グループは、主に取引先との関係維持や営業活動の円滑な推進等のため、当該企業の株式を保有するほか、事業の展開上必要と思われる企業への出資を行っており、今後もその可能性があります。そのような有価証券への投資においては、株価の著しい下落あるいは投資先企業の著しい業績低迷等が生じた場合、投資有価証券評価損が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、将来予想される投資有価証券価額を念頭に、投資先企業の業績を適宜精査し投資するとともに、保有投資有価証券の保有可否について十分に検討・審議しております。 (2)事業運営に関わるリスク(オペレーション) ①医療機器販売業における直送取引について 当社グループの主たる事業である医療機器販売業においては、医療機器の卸売を行っております。当連結会計年度の医療機器販売業の売上高63,868百万円のうち、同業他社等に対する備品売上の割合はおよそ5.1%であります。それらの取引のうち、特に、仕入先から医療機関へ商品が直送される取引については、商品の発送等を当社が直接行わないため、売上に関する事実確認が相対的に難しい取引であることもあり、仕入先が発行した納品書等の外部証憑との突合、売上計上の妥当性を検討するため、目的物の実在性確認の手続きを明確化し、当該リスクの低減に努めております。 ②医療機器製造・販売業における自社開発製品について 医療機器製造・販売業においては、株式会社イーピーメディックにて自社開発した整形外科用インプラント(体内埋没型骨材料)の製造販売を行い、マイクロソニック株式会社にて超音波を用いた検査デバイスの開発、販売を行っております。しかし、販路の拡大が予定通り進捗しない場合や、製品の欠陥により製造物責任を負う事態が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対して、当社グループでは、法令・規則を遵守し、医療機関の期待に応える製品とサービスを提供できるよう、ISO13485(医療機器の品質マネジメントシステム)の認証取得、もしくはこれに準じた取り組みを行い、常に品質の向上を図っております。さらに、製品の不良等により、万が一重大な損害を発生させた場合に備え、生産物賠償責任保険に加入し、リスクの低減を図っております。 ③訴訟等の可能性について 当社グループが行う業務において、商品の品質、設置・調整の不備等があった場合、医療事故に繋がる可能性があります。また、販売に際しての仕様説明や納入後の取扱い説明の内容、仕入先の倒産等によるアフターサービス継続条件の変更など、取扱商品に関する様々な事項について取引先と見解の相違が発生する可能性があります。さらに、医療事故等が発生した場合、訴訟等に至ることが考えられ、その内容によっては当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、ISO9001(品質マネジメントシステム)およびISO13485(医療機器の品質マネジメントシステム)の認証取得、もしくはこれに準じた取り組みを行い、商品やサービスの品質管理体制を整備し、安定した品質を提供できるよう努めております。 ④保有固定資産の減損損失について 当社グループは、事業活動上、土地・建物をはじめとする事業用固定資産を保有しておりますが、事業収益・キャッシュフローの悪化や地価の下落に伴う減損損失が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、減損会計を適用し、当該資産から得られる将来キャッシュフローによって資産の帳簿価額を回収できるかどうかを検証し、減損処理が必要な資産については適切に処理を行っております。 ⑤情報セキュリティについて 情報システムは、当社グループにとって事業活動のあらゆる側面で重要な役割を担っております。一方、サイバー攻撃、不正アクセス、災害等によるシステム障害や情報漏洩が発生するリスクが高まっています。これら想定外の事態が発生した場合、当社グループの経営成績や財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、セキュリティシステムやバックアップシステム体制の強化、従業員に対する情報リテラシー教育等を行うことによって、リスク回避に努めております。 ⑥取引先の信用リスク 当社グループでは、取引先に対し、売上債権等による信用供与を行っておりますが、重要な取引先の倒産、信用不安等により売掛債権が回収不能となった場合、当社グループの業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、取引先に対する与信管理体制の強化に努めるとともに、必要に応じ売掛債権の保全等の措置を講じております。 ⑦人材確保について 当社グループが持続的に成長するためには、人材確保が最も重要な経営課題の一つと認識しております。日本国内で事業を展開する当社グループでは、日本における労働人口の減少や転職市場の活況など、人材確保が優位に展開できず、人的資本に大きな影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、人事戦略本部を設置し採用活動を積極的に展開し、在籍社員の定着率を高めるために健康経営やタレントマネジメント導入による個別のキャリアアップを図るといった対応を行っております。 (3)事業運営に関わるリスク(コンプライアンス) ①法的規制等について 医療機器は、患者の生命および健康に影響を及ぼす可能性があるため、品質の適正な保持、医療現場における正しい方法での使用が求められることから、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(以下、「医薬品医療機器等法」)において、製造から販売に至る各流通過程での遵守事項が定められております。 当社グループでは、高度管理医療機器(注1)を含むあらゆる医療機器を取り扱うため、該当する事業所では同法に基づく高度管理医療機器等販売業・貸与業許可を取得しておりますが、販売責任者の資格要件、品質管理の実施要件、トレーサビリティ(販売履歴の記録)(注2)の実施等、同法が求める各種要件を充足できなくなった場合、当該許可を取り消される可能性があります。 この他、事業所によって、主に以下の許可を取得しておりますが、各法が定める要件を充足できなくなった場合、当該事業所は当該許可を取り消される可能性があります。 また、医療機器製造・販売業においては、医療機器製造販売業許可を取得しておりますが、品質および安全管理体制等の要件を充足できなくなった場合、当該許可を取り消される可能性があります。 当社グループでは、管理部門と対象事業所が密に連携を図り、適切に許認可の取得・維持を行っております。また、全従業員に対し定期的に教育研修を実施し、関連法令の遵守に努めております。 当社グループが有する主な許可の内容 許可の種類   根拠法令   対象商品・サービス 高度管理医療機器等販売業・貸与業許可   医薬品医療機器等法   医療機器の販売・レンタル 動物用高度管理医療機器等販売業・貸与業許可   医薬品医療機器等法   動物用医療機器の販売・レンタル 医療機器修理業許可   医薬品医療機器等法   医療機器の修理・保守 医薬品販売業許可   医薬品医療機器等法   医療機器に付帯する医薬品、対外診断用試薬、医療ガス等の販売 再生医療等製品販売業許可   医薬品医療機器等法   再生医療等製品の販売 医療機器製造販売業許可   医薬品医療機器等法   自社開発製品(整形外科用インプラント、超音波画像診断装置)の製造販売 毒物劇物一般販売業許可   毒物及び劇物取締法   滅菌や検査等に用いる毒物・劇物に指定された商品の販売 (特別管理)産業廃棄物収集運搬業許可   廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)   医療廃棄物収集運搬の請負 一般建設業許可   建設業法   医療ガス配管工事請負、手術室・病室等の設備工事請負 古物商許可   古物営業法   中古品の売買 (注1) 副作用、機能障害を生じた場合、人の生命及び健康に重大な影響を与える恐れがある医療機器は高度管理医療機器として定められております。 (注2) 商品の販売及び賃貸に関する譲受の履歴管理をトレーサビリティと称しております。医薬品医療機器等法施行規則では、高度管理医療機器等の販売等を行った場合、その品名、数量、製造番号、年月日、販売先名を記録し、3年間(特定保守管理医療機器は15年間)保存することが義務付けられております。また、高度管理医療機器等以外のトレーサビリティについては努力義務とされております。 ②医療機器業公正競争規約について 当社グループは、医療機器の取引の公正で自由な競争秩序の確立を目的に設立された業界団体である「医療機器業公正取引協議会」に加盟しております。同協議会では、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)に基づき、業界の自主規制ルールである「医療機器業公正競争規約」を定めており、医療機関等に対する景品類の提供は同規約により厳しく制限されております。これに違反する行為が行われた場合、同協議会より罰則を受けるほか、信用低下等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、同規約を遵守した営業活動を行うべく、同協議会の認定を受けた規約インストラクターを配置し、従業員への啓発教育に努めております。また、適宜、同規約に関する情報提供を行うとともに、問合せ内容等について情報共有し、必要に応じて改善を図るなどの取り組みを行っております。 ③個人情報保護法について 当社グループが取り扱う個人情報は、主に個人販売先ならびに従業員の個人情報でありますが、患者情報を取り扱う医療機関と取引を行っていることから、患者情報の取り扱いを受託する企業として、取引先に確認書等を提出するなど、個人情報保護法に則した適切な対応を行うよう努めております。 しかしながら、同法に違反する事案が発生した場合、損害賠償請求訴訟や取引先との取引停止等が発生することが考えられ、その内容によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、プライバシーガバナンス指針を定め、個人情報や機密情報を取り扱う必要がある業務を特定したうえで、取り扱い担当者の限定、情報の取り扱い方法の制限、使用機器による制限等を厳格に行っております。 ④特定の物流拠点への集中について 当社グループでは、中核子会社において佐賀県鳥栖市、長崎県諫早市および福岡県福岡市に物流拠点を設置し、回転率の高い医療用一般消耗品を一元管理するとともに、仕入業務の大部分をこれらの3拠点に集約しております。万一、災害によりこれらの物流拠点のいずれかの機能が停止した場合、物流・仕入管理システムの復旧や事業所への機能移転等が完了するまでの間、販売活動に支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、物流機能の一元管理を行うことで、上記3拠点が物流機能を相互補完できる体制を整え、地震や火災等の災害発生時のリスク分散・軽減を図っております。 (4)自然環境、災害等に関わるリスク ①感染症等について 当社グループでは、新たな感染症等が流行し、従業員に感染者が確認された場合、当該従業員が所属する事業所あるいは物流拠点が一時的に稼働停止を余儀なくされるなど、医療機関等への商品供給体制に影響を及ぼす可能性があります。また、感染拡大の状況によっては、仕入先メーカーからの商品調達が遅延するなど、医療機関の需要にタイムリーにお応えすることが難しい状況となることも想定されます。 上記リスクに対して、当社グループでは、グループ企業間での情報共有や対策の検討等を行っております。従業員に対しては、衛生管理の徹底を指示するなど、感染症等の拡大防止に努めております。 ②自然災害について 当社グループでは、大規模な地震や水害等の自然災害が発生した場合、取引先への医療機器や医療用一般消耗品の供給体制に影響を及ぼす可能性があります。また、保有する建物や備品、インフラ等に被害が生じたり、従業員の雇用や採用といった人的資本に影響が生じ、事業活動が困難になる可能性があります。 上記リスクに対しては、事業継続計画(BCP)を策定し、事業運営が滞ることがないよう対策に努めております。 ③環境関連規制の影響について 当社グループを取り巻く環境においても、環境関連の規制が年々強化される傾向にあり、規制の内容によっては当社グループ事業の運営活動の制約、販売する医療機器、医療用一般消耗品の制限がある等、当社グループの経営成績や財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 上記リスクに対しては、当社グループにて「ESG基本方針」を制定し、地球環境の保護や環境負荷の低減により、サステナブルな社会の実現に向け、カーボンニュートラル等の取り組み等を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,643字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 経営成績 当連結会計年度(2025年6月1日~2026年5月31日)におけるわが国の状況は、雇用・所得環境の改善や設備投資の持ち直しを背景として緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇や円安の継続による輸入コストの増加に加え、中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格・エネルギー価格の上昇や世界的なサプライチェーンへの影響、海外経済の減速懸念などから、依然として先行き不透明な状況が続きました。 当社グループが属する医療業界におきましては、高齢化の進展や医療技術の高度化を背景に、中長期的な医療需要は底堅く推移しております。一方で、医療機関の経営環境につきましては、2026年度診療報酬改定において物価・賃金上昇への対応や医療従事者の処遇改善、医療DXの推進及び地域医療提供体制の維持に向けた評価の充実が図られたものの、人件費や光熱費等の諸経費、医療材料価格等の上昇が継続しており、依然として収益性の改善が十分に進まない状況にあります。このため、収益性の確保に向けた設備投資の厳選や医療材料の価格交渉、在庫管理の適正化といった経営効率化への取り組みが継続されるとともに、生産性向上に資する医療DXや物流効率化へのニーズが一層高まっております。 このような状況の中、当社グループでは「地域のヘルスケアに貢献する」という経営理念の下、「中期経営計画(2025年5月期~2027年5月期)」の2年目として、基本方針である経営基盤の強化に向けた積極的な投資とグループ機能向上による相乗効果の発揮を図るとともに、人材基盤の強化と従業員ワークエンゲージメントを向上させながら、当社グループで働く人々にとって魅力ある組織づくりを目指しております。 また、中核事業子会社である山下医科器械株式会社においては、将来的な事業拡大を見据え、効率化と省人化に重点を置いた物流センターの在り方を模索しており、自動倉庫や搬送ロボット、倉庫管理システムなどのマテリアルハンドリング機器を積極的に導入し、自動化による業務効率化と労働環境の改善を両立させる物流体制の構築を進めております。 これらの結果、当連結会計年度の業績につきましては、中核事業である医療機器販売業において、検査・手術件数の増加およびSPD契約施設の増加により診療材料等の医療機器消耗品の販売が堅調に推移いたしました。また、IVRや内視鏡下手術関連の低侵襲治療材料が伸長したほか、株式会社トムスの主要事業である透析分野の売上が増加いたしました。一方で、放射線機器や画像診断機器等の設備投資需要が前年同期を下回ったこと等により、売上高は641億49百万円(前年同期比0.5%減)となりました。利益面におきましては、人材確保・育成を目的とした処遇改善や定期昇給の実施など人的資本への投資を継続した一方、人件費全体の適正化に努めたものの、当社グループ社員への譲渡制限付株式の付与に伴う費用32百万円の計上や、セキュリティシステム及び業務のDX対応に係るシステム関連費用の増加に加え、マイクロソニック株式会社の超音波画像診断装置「ブレストスキャン」における金型等の減価償却費の増加により販売費及び一般管理費が増加したことから、営業利益は7億37百万円(前年同期比12.1%減)、経常利益は8億77百万円(前年同期比3.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億48百万円(前年同期比5.1%増)となりました。 セグメントごとの業績は下記のとおりであります。なお、各セグメントの売上高はセグメント内の内部売上高を含んでおります。 〈医療機器販売業〉 医療機器販売業のうち一般機器分野では、一般医療機器備品や放射線診断装置及び超音波診断装置の売上により78億59百万円(前年同期比16.5%減)となりました。一般消耗品分野では、汎用消耗品及び手術関連消耗品の売上により265億86百万円(前年同期比2.9%増)となりました。内視鏡、サージカル、循環器等により構成される低侵襲治療分野では、電子内視鏡手術システム等の内視鏡備品や、腹腔鏡システム等のサージカル備品、血管内治療、内視鏡関連消耗品の売上により148億85百万円(前年同期比1.1%増)となりました。整形、理化学、眼科、皮膚・形成、透析により構成される専門分野では、整形外科関連や透析関連機器の売上により131億32百万円(前年同期比2.9%増)となりました。医療情報、設備、医療環境等により構成される情報・サービス分野では、医療ガス設備工事や電子カルテシステム等の医療IT備品の売上により17億36百万円(前年同期比1.6%減)となりました。 この結果、医療機器販売業の売上高は642億1百万円(前年同期比0.4%減)、セグメント利益は21億32百万円(前年同期比3.0%減)となりました。 〈医療機器製造・販売業〉 医療機器製造・販売業におきましては、グループ開発製品である整形外科用インプラントの製造・販売、および超音波を用いた医療用機器等の開発、販売を行っており、売上高は2億10百万円(前年同期比4.4%減)、セグメント損失は185百万円(前年同期は220百万円のセグメント損失)となりました。 〈医療モール事業〉 医療モール事業におきましては、主として賃料収入により売上高は74百万円(前年同期比1.6%増)、セグメント利益は7百万円(前年同期比37.1%増)となりました。 b. 財政状態 (資産の部) 当連結会計年度末の総資産は270億89百万円となり、前連結会計年度末に比べて4億59百万円減少いたしました。流動資産は、主に現金及び預金の減少により、前連結会計年度末に比べて12億72百万円減少し、204億94百万円となりました。固定資産は、連結子会社本社の新築移転に伴う建物及び構築物の増加、また、新鳥栖TMSセンター(仮称)の増改築およびマテリアルハンドリング設備の建設に伴う中間金の支払いにより建設仮勘定が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べて8億12百万円増加し、65億94百万円となりました。 (負債及び純資産の部) 当連結会計年度末の負債は、主に支払手形及び買掛金の減少により、前連結会計年度末に比べて8億31百万円減少し、177億28百万円となりました。また、純資産は、前連結会計年度末に比べて3億71百万円増加し、93億60百万円となり、自己資本比率は34.6%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により88百万円増加し、投資活動により13億22百万円減少し、財務活動により3億37百万円減少いたしました。この結果、当連結会計年度末の資金残高は、前連結会計年度末から15億71百万円減少し、41億27百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、営業活動により増加した資金は88百万円(前年同期は6億17百万円の増加)となりました。 主な要因としましては、税金等調整前当期純利益9億29百万円、棚卸資産の増加額4億31百万円および仕入債務の減少額3億15百万円等によるものであります 。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、投資活動により減少した資金は13億22百万円(前年同期は19百万円の増加)となりました。 主な要因としましては、物流機能の強化を目的とした物流センター増改築工事に係る中間金の支払い及び連結子会社本社の新築移転に伴う建設費の支払いなど有形固定資産の取得による支出12億91百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、財務活動により減少した資金は3億37百万円(前年同期は2億40百万円の減少)となりました。 主な要因としましては、配当金の支払額1億85百万円及び自己株式の取得による支出1億52百万円によるものであります。 (販売の状況) 販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) 金額(百万円)   金額(百万円) 医療機器販売業   一般機器分野   9,413   7,859 一般消耗品分野   25,835   26,586 低侵襲治療分野   14,717   14,885 専門分野   12,756   13,132 情報・サービス分野   1,764   1,736 小 計   64,487   64,201 医療機器製造・販売業   219   210 医療モール事業   72   74 セグメント間及びセグメント内内部取引額   △293   △335 合 計   64,486   64,149 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。また、連結財務諸表を作成するにあたっては、会計方針についていくつかの重要な判断および見積りを行っております。これらの判断および見積りは、過去の経験や実際の状況に応じ、合理的と考えられる方法で行っておりますが、不確実性を伴うものであるため、実際の結果は判断および見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 〈有価証券の減損処理〉 当社グループは、保有する有価証券のうち、時価のあるものについては、市場価格等が取得原価に比べて50%以上下落した銘柄について全て減損処理を行い、下落率が30%~50%の銘柄については個別銘柄ごとに時価の回復可能性を検討したうえで、必要と認められた額について減損処理を行っております。時価のない有価証券については、財政状況の悪化により実質価額が取得価額と比べ著しく低下したものについて減損処理を行っております。時価のある有価証券においては時価の回復可能性について、時価のない有価証券においては実質価額の算定について、それぞれ判断および見積りを行っておりますが、これら減損処理適用に係る判断の結果によっては、当社グループの連結財務諸表に影響を与える場合があります。 〈固定資産の減損処理〉 当社グループは、保有する固定資産のうち、減損の兆候があると認められる資産または資産グループについて将来にわたって得られるキャッシュ・フローを見積り、見積られた将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回っている場合に減損損失を認識します。減損損失を認識した資産または資産グループは、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減額した金額を減損損失として当連結会計年度において費用処理します。減損損失の認識および回収可能価額の算定に際し、将来キャッシュ・フローおよび割引率について判断および見積りを行っており、減損処理適用に係る判断の結果によっては、当社グループの連結財務諸表に影響を与える場合があります。 〈繰延税金資産〉 当社グループは、税務上の繰越欠損金や企業会計の資産・負債と税務上の資産・負債との差額である一時差異等について税効果会計を適用し、繰延税金資産および繰延税金負債を計上しております。繰延税金資産の回収可能性については、判断および見積りを伴うものであり、実際の結果が見積りと異なった場合には、当社グループの連結財務諸表に影響を与える場合があります。 ② 経営成績の分析 当連結会計年度における売上高は、641億49百万円(前年同期比0.5%減)となりました。なお、セグメント別の売上高は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」の項目をご参照ください。 利益面につきましては、販売費及び一般管理費の増加により、営業利益は7億37百万円(前年同期比12.1%減)、経常利益は8億77百万円(前年同期比3.5%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は6億48百万円(前年同期比5.1%増)となりました。 ③ 財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末における流動資産は204億94百万円となり、前連結会計年度末に比べて12億72百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が15億71百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は65億94百万円となり、前連結会計年度末に比べて8億12百万円増加いたしました。 この結果、当連結会計年度末の総資産は270億89百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億59百万円減少いたしました。 (負債及び純資産の部) 当連結会計年度末における流動負債は173億23百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億64百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が3億67百万円減少したこと等によるものであります。固定負債は4億5百万円となり、前連結会計年度末に比べ67百万円減少いたしました。 この結果、負債は177億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億31百万円減少いたしました。 当連結会計年度末における純資産は93億60百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億71百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益6億48百万円の計上により利益剰余金が増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は34.6%(前連結会計年度末は32.6%)となりました。 ④ キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、営業活動は「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」の項目をご参照ください。 なお、キャッシュ・フローの指標は以下のとおりであります。 2025年5月期   2026年5月期 自己資本比率(%)    32.6   34.6 時価ベースの自己資本比率(%)   23.3   28.8 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)   -   - インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   -   - 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行株式数をベースに計算しています。 (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。 (注4)有利子負債は連結貸借対照表に記載されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。 b. 資本の財源および資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入費用、販売費及び一般管理費等の運転資金であります。 これらに必要な資金については、自己資金をもって充当することを基本とし、必要に応じて銀行からの短期借入金等により資金調達を行うこととしております。

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開示資料

出典

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