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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ダイコー通産

DAIKO TSUSAN CO.,LTD.7673 · Standard · 卸売業

CATV・情報通信ネットワーク向けに、ケーブル・材料・機器など約43,000点を取り扱う独立系専門商社。全国13拠点と自社物流網で、通信工事事業者から電力会社、官公庁まで幅広い顧客に供給する。

概要

ダイコー通産株式会社は、1975年に愛媛県松山市で創業したCATV・情報通信分野に特化した独立系専門商社である。取扱商品はケーブル、材料、機器など約43,000点に及び、仕入先約450社、販売先約2,700社と幅広い取引網を持つ。2025年5月期の売上高は217億円、営業利益12億円、従業員142名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

独立系専門商社としての柔軟な事業展開

ダイコー通産は、特定のメーカーや販売先に依存しない独立系の専門商社である。仕入先は約450社、販売先は約2,700社に及び、取引先の多様性が事業環境の変化に対する耐性を生んでいる。この独立性を活かし、顧客ニーズに最適な商品をメーカーの意向に左右されずに提案できる点が強みである。コモディティ化した汎用品については、自社企画のDANシリーズを海外で製造委託することでコスト・リーダーシップを発揮し、利益率の維持を図っている。

全国13拠点と4ブロックによる地域密着型営業

同社は全国主要都市に13の営業所を配置し、四国九州、東日本、西日本、東海北陸の4ブロックで管理している。各営業所は地域の顧客ニーズに応じた仕入・販売活動を行い、拠点間の連携により効率的な営業を実現している。近年では2022年に鹿児島営業所を開設、2024年には東京営業所を新築移転し、東日本ブロックの物流ハブとして機能を強化した。これにより、従来シェアの低かった地域での顧客基盤拡充を狙っている。

売上総利益率を重視する収益構造

ダイコー通産は経営指標として売上総利益率(粗利率)を最も重視している。2025年5月期の売上高は217億円(前期比26.2%増)、売上総利益は30億円(同18.6%増)、営業利益は11.7億円(同32.3%増)と拡大した。特に東日本ブロックが好調で、防災行政無線やデータセンター設備などの大型案件に加え日常取引も増加した。一方、売上総利益率は前期の15.2%から14.3%に低下しており、価格競争の激しい大型案件の影響が表れている。

43,000品目を扱う総合卸と自社物流網

取扱商品はケーブル(光・同軸・LAN等)、材料(接続材・金物)、機器(通信機器・測定器)の3区分で計約43,000点にのぼる。約7割は仕入先から直接顧客へ届ける直送取引だが、即時対応が必要な商品は自社倉庫に在庫する。本社隣接地に3カ所、東京営業所内に1カ所の物流センターを有し、緊急の大量発注にも対応できる体制を整えている。また、沖縄電力やケイ・オプティコム、関西電力の認定部材にも採用されている。

業界の中での役割は通信インフラ構築のサプライチェーンにおいて、メーカーと施工業者・電気通信事業者を結ぶ専門商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
220億円
営業利益
13億円
営業利益率
5.9%
純利益
9億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01CATV・情報通信主力

CATV及び情報通信ネットワークの構築・保守に必要なケーブル、接続材、機器等を供給。通信工事施工業者、電気通信事業者、電力会社、官公庁等を販売先とし、屋内通信工事から屋外通信工事、電力工事まで幅広い用途に対応。独立系ならではの多様な仕入先(約450社)と販売先(約2,700社)を持ち、約43,000点の商品を取り扱う。

主な製品・サービス3
光ケーブル、同軸ケーブル、LANケーブル
光・電気信号を伝達するケーブル。加入者宅内引込設備やデータセンター設備、通信伝送路、移動体通信基地局など様々な通信インフラで使用される。
接続材、架線金物類、宅内引込・配線材料
配線の連結や線材の固定、ケーブル類の保護に使用される材料。屋内・屋外の通信工事、電力工事で必要となる。
幹線・宅内引込機器、センター設備機器、通信機器、ネットワーク機器、測定器
光・電気信号の変換、中継、送受信やその測定に使用される機器。CATV・情報通信ネットワークの幹線設備や宅内設備、データセンター、監視カメラ等に利用される。

製品と技術

光・同軸・LANなど多様な通信ケーブル

ケーブルはダイコー通産の主要商品であり、光ケーブル、同軸ケーブル、LANケーブルを中心に、屋内外の通信インフラに幅広く供給している。TIMES FIBER COMMUNICATIONS製のCATV用光ケーブルやBelden製の産業用ケーブルが主力で、関西電力の認定部材にも指定されている。販売先では屋内の宅内配線から屋外の幹線伝送路、データセンター構築、移動体通信基地局まで多様な用途に使用される。

配線・固定・保護に欠かせない材料品群

材料部門は接続材(コネクター)、架線金物類、宅内引込・配線材料などを扱い、ケーブル配線の連結や固定、保護に貢献する。同社の売上高の中で最大の構成比を占め、2025年5月期には103億円の売上を記録した。防災行政無線やFTTH案件での需要が旺盛で、高速道路設備や太陽光発電設備向けにも拡大している。顧客ごとの仕様に応じて最適な材料を組み合わせて提案するのが強みである。

信号変換・測定・中継のための通信機器

機器区分は幹線・宅内引込機器、センター設備機器、通信機器、ネットワーク機器、測定器をカバーする。Acterna Inc.製の測定器やCATVシステム機器は2001年から取り扱っている。近年は消防デジタル通信設備や医療福祉施設向け屋内通信設備で使用される通信機器の販売が増加しており、2025年5月期の機器売上は60億円に達した。同部門は売上高の伸びが大きい一方、価格競争による利益率低下が課題となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品卸で成長、収益改善中

半導体・電子部品の専門商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と競合しつつ、旺盛な半導体需要を取り込み増収。営業利益率は5%前後で改善傾向、堅調な収益基盤。

強み

  • 成長市場である半導体・電子部品の需要を取り込み増収基調。
  • 営業利益率が5%台に改善、収益体質が強化。
  • メーカーとの長期取引関係により安定した受注見込み。
  • 自己資本比率が高く、安定した財務体質。

課題

  • 半導体市況の変動が業績に直結、在庫リスクも存在。
  • 同業他社との価格競争が激しく、利幅圧迫の可能性。
  • 専門知識を持つ人材の確保・育成が成長の鍵。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がダイコー通産

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17442中山福97億円14.0倍
29872北恵95億円17.0倍
39930北沢産業95億円33.6倍
49265ヤマシタヘルスケアホールディングス93億円14.2倍
59867ソレキア93億円5.5倍
67673ダイコー通産89億円9.7倍
72708久世88億円5.0倍
88147トミタ87億円11.0倍
98135ゼット87億円8.7倍
103004神栄87億円6.1倍
112668タビオ87億円15.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

電話用電線卸販売から始まった創業期

1975年6月、愛媛県松山市にて資本金1,500千円でダイコー通産株式会社を設立した。当初は電話用電線の卸販売を目的としていたが、翌1976年6月にはCATV用の電線・材料の卸販売を開始し、情報通信分野へと軸足を移した。1979年には岡山営業所(中国地区)と大阪営業所(関西地区)を開設し、四国以外への販路拡大を始めた。

CATV需要の拡大と全国営業網の整備

1984年に本社を松山市姫原に新築移転した後、1993年に関東初の拠点として東京営業所(横浜)を開設。1995年には高松営業所、1996年に金沢営業所を設け、西日本から北陸までカバーする体制を整えた。1998年には本社第1物流センターを新設し、物流機能を強化。同年、当時国内最大手MSOであった株式会社ジュピターテレコムとの取引を開始し、大口顧客を獲得した。

輸入品と自社ブランドの展開

1994年に接続材(コネクター)の輸入販売を開始し、グローバル調達に乗り出した。1995年にはTIMES FIBER COMMUNICATIONS, INC.製のCATVケーブルを本格販売。1999年にはBelden Inc.のケーブルを取り扱い始めた。2001年にはActerna Inc.の測定器・システム機器の販売も開始した。また、1998年からは自社企画のオリジナルブランド「DANシリーズ」を投入し、コスト競争力のある商品群を育成した。

M&Aによる事業拡大と沖縄進出

2014年に睦通信株式会社、2015年に有限会社デンツー産業を買収し、情報通信事業の強化と顧客基盤の拡大を図った。同年、デンツー産業を吸収合併し、その拠点を沖縄営業所として開設。これにより沖縄地区での足掛かりを得た。2016年には沖縄電力株式会社の認定取引先となり、電力関連の部材販売を開始。同年、当社製品2品目がケイ・オプティコムの認定部材となった。

東証上場と市場区分の変遷

2019年3月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。わずか1年後の2020年5月には市場第一部へ変更された。しかし2022年4月、東証の市場区分見直しにより第一部からスタンダード市場へ移行した。上場後の業績は緩やかに拡大し、2025年5月期には売上高217億円、営業利益12億円を達成している。

南九州・東北・北海道への営業網拡充と物流強化

2006年に広島営業所、2007年に仙台営業所、2010年に札幌営業所を開設し、西中国から東北・北海道までカバーする営業網を完成させた。2022年には鹿児島営業所を開設し、南九州にも進出。2024年5月には東京営業所を新築移転し、東日本ブロックの物流ハブとして機能を強化した。本社隣接地には2005年に第2、2013年に第3物流センターを増設し、四国拠点の物流能力を高めている。

年表34件を開く

1970年代

  • 1975年6月創業電話用電線の卸販売を目的として、愛媛県松山市(その後移転)にダイコー通産株式会社(資本金1,500千円)を設立。
  • 1976年6月ケーブルテレビ(以下「CATV」という)用電線、材料の卸販売を開始。
  • 1979年1月中国地区での営業拠点として岡山県岡山市に岡山営業所を開設。
  • 1979年6月関西地区での営業拠点として大阪府堺市に大阪営業所を開設。

1980年代

  • 1984年10月本社を愛媛県松山市姫原三丁目に新築移転。

1990年代

  • 1993年6月関東地区での営業拠点として神奈川県横浜市保土ヶ谷区に東京営業所を開設。
  • 1994年6月輸入品の取扱いを開始。接続材(コネクター)の輸入販売を開始。
  • 1995年10月四国地区での営業拠点を拡充するため、香川県高松市に高松営業所を開設。
  • 1995年11月TIMES FIBER COMMUNICATIONS,INC.製CATVケーブルの本格的な販売を開始。
  • 1996年5月北陸地区での営業拠点として石川県金沢市に金沢営業所を開設。
  • 1998年4月本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第1物流センターを新設。
  • 1998年6月国内MSO(注)の株式会社ジュピターテレコムと取引を開始し、輸入ケーブル及び当社オリジナルブランド(DANシリーズ)商品の販売を始める。
  • 1999年1月米国ケーブルメーカーのBelden Inc.製ケーブルの販売を開始。

2000年代

  • 2001年10月Acterna Inc.製商品(測定器、CATVシステム機器等)の販売を開始。九州地区での営業拠点として福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設。
  • 2002年4月株式会社メディアッティコミュニケーションズと取引を開始。輸入ケーブル及び当社オリジナルブランド(DANシリーズ)商品の販売を始める。
  • 2002年11月東海地区での営業拠点として愛知県名古屋市名東区に名古屋営業所を開設。
  • 2003年8月株式会社東海・ブロードバンド・コミュニケーションズ(現 株式会社ビック東海)と取引を開始。Acterna Inc.製測定器の販売を始める。
  • 2005年9月本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第2物流センターを新設。
  • 2006年4月西中国地区での営業拠点として広島県広島市西区に広島営業所を開設。
  • 2007年10月東北地区での営業拠点として宮城県仙台市宮城野区に仙台営業所を開設。

2010年代

  • 2010年8月北海道地区での営業拠点として北海道札幌市東区に札幌営業所を開設。
  • 2013年6月本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第3物流センターを新設。
  • 2014年6月M&A情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、睦通信株式会社を買収。
  • 2015年1月M&A情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、有限会社デンツー産業を買収。
  • 2015年4月M&A経営効率の向上のため、有限会社デンツー産業を吸収合併。(現 沖縄営業所)沖縄地区での営業拠点として沖縄県那覇市に沖縄営業所を開設。
  • 2015年6月M&A経営効率の向上のため、睦通信株式会社を吸収合併。
  • 2016年9月沖縄電力株式会社の認定取引先となり、関係取引先へ部材販売を開始。
  • 2016年11月当社取扱製品2品目が株式会社ケイ・オプティコム認定部材となる。
  • 2017年4月当社取扱製品のTIMES FIBER COMMUNICATIONS,INC.製パイプケーブルが関西電力株式会社認定部材となる。
  • 2019年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2020年代

  • 2020年5月東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより第一部からスタンダード市場へ移行。
  • 2022年6月南九州地区での営業拠点として鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所を開設。
  • 2024年5月東日本ブロックの物流機能強化を目的として東京営業所を新築移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    顧客基盤の拡充

    中堅クラス(売上高1億円以上100億円未満)の顧客を増やすため、地域密着型営業の推進、新地域での営業所開設、ターゲットを絞った営業戦略を強化し、特にシェアの低い東日本ブロックで拡充を図る。

  2. 02

    取扱商品数の拡充

    市場・顧客ニーズの変化に対応し、最新商品情報を入手して商品戦略に反映。仕入先との関係強化を図り、情報収集を積極的に行う。

  3. 03

    大型案件の獲得と需要拡大の取り込み

    FTTH化や防災無線デジタル化などの需要拡大機会を捉え、安定した供給ルートの確保とメーカーに偏らない豊富な商品ラインナップを活かしたワンストップ提案力を強化。

  4. 04

    収益性維持・向上のためのコストリーダーシップ

    汎用品は自社企画による製造委託、特定メーカー品の大量ロット仕入れにより利益率を確保。顧客ニーズに立脚し、コスト競争力のある商品の取扱高を増やす。

  5. 05

    自社物流網の強化

    取扱増加に対応するため、東京物流センターを東日本ハブとして位置付け、業務効率向上、物流網強化、営業基盤拡大を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で140人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は674万円で、7期前と比べて+18.6%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は13.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年5月56836.710.5136
2020年5月56836.810.8143
2021年5月59437.211.3143
2022年5月57937.211.5148
2023年5月57537.612.0151
2024年5月58438.212.7146616
2025年5月64038.813.0142845
2026年5月67439.013.8140929

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
東京営業所・物流センター — 東京都 江戸川区1,287百万円
大阪営業所 — 大阪府大阪市 旭区325百万円
広島営業所 — 広島県広島市 西区232百万円
本社第1 物流センター — 愛媛県松山市209百万円
名古屋営業所 — 愛知県名古屋市天白区173百万円
本社第2 物流センター — 愛媛県松山市129百万円
沖縄営業所 建設用地 — 沖縄県那覇市122百万円
本社第3 物流センター — 愛媛県松山市92百万円
岡山営業所 — 岡山県岡山市 北区89百万円
本社 — 愛媛県松山市81百万円
ほか7件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は220億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.4%、利益が+8.3%。

売上高
+1.4%
220億円
営業利益
+8.3%
13億円
純利益
+12.5%
9億円
営業利益率
5.9%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高225億円220億円
営業利益14億円13億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥72¥72

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は110億円、営業利益は6億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−3.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q4337.02
2023年4Q431
2024年1Q3912.61
2024年2Q4436.82
2024年3Q4224.81
2024年4Q4736.42
2025年2Q10365.84
2025年4Q11465.34
2026年2Q11076.45
2026年4Q11065.54

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年5月期からの12期で、売上は134億円から220億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、有限会社デンツー産業を買収。
2015年5月13474
2016年5月13764
2017年5月13564
2018年5月15374
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2019年5月15075
2020年5月15586
2021年5月181128
南九州地区での営業拠点として鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所を開設。
2022年5月176117
2023年5月17196
2024年5月172995.26
2025年5月21712125.58
2026年5月22013135.99

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高220億円のうち、営業利益として残るのは13億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.0%187億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.1%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
15.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.7pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.4pt
10.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年5月期は営業CFが10億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は21億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年5月40−349
2018年5月6−5−118
2019年5月2−30−17
2020年5月10−3−2713
2021年5月7−9−1−29
2022年5月12−9−338
2023年5月−69−337
2024年5月22−22209
2025年5月141−31521
2026年5月10−6−4421

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年5月期の総資産は177億円。このうち返さなくてよい自己資本が90億円で、自己資本比率は50.9%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年5月112427037.5
2016年5月105446142.2
2017年5月112476542.3
2018年5月127507739.6
2019年5月119576248.0
2020年5月137617644.4
2021年5月141677447.6
2022年5月149727748.1
2023年5月141756653.3
2024年5月160798249.0
2025年5月176849247.8
2026年5月177908750.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳単体ベース
現金及び預金
80億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
79億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
87億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中43位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中199位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.4%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,668で、1年前と比べて+7.6%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,668+0.4%1ヶ月+1.3%1年+7.6%時価総額89億円
過去52週の値幅
安値¥1,480高値¥1,939

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)9.4倍
PBR0.99倍
配当利回り4.32%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月14日に1742円のピークをつけた後、調整が続いており、8月21日現在1636円で推移しています。25日線(1640.64円)をやや下回り、75日線(1656.52円)も割り込む展開です。52週高値1939円からは約15.6%下落しましたが、52週安値1480円からは10%以上高い水準を維持しています。出来高は総じて低水準であり、方向感に乏しい状況です。RSIは52.46とほぼ中立で、トレンド転換の兆しはまだ見えません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが9.53倍と同業界平均の17.93倍を大きく下回り、PBRも0.9675倍と1倍を切る水準。配当利回りは4.4%で平均2.93%を上回り、ROEは10%と健全。ただし直近売上高は増加傾向だが営業利益率は5%台と低めで、割安感はあるが収益性改善が課題。配当性向39.2%と余裕があり、株主還元は安定。総合的に割安と判断するが、業績の伸び次第では割安修正も期待できる。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍17.9倍
PER (予想)9.4倍
PBR0.99倍1.24倍
ROE10.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

産業用機器の需要動向に業績が左右される。強気派は、半導体や自動車関連の設備投資の回復による売上拡大を期待。弱気派は、景気変動やサプライチェーンの混乱が収益を不安定にするリスクを指摘。対立点は、需要サイクルの方向性と持続性。

プラスに働く材料6
  • 需要回復への期待

    半導体・工作機械の需要が堅調、設備投資増加

  • 収益性の改善

    営業利益率は5%台で推移、合理化が進む

  • 安定した財務基盤

    PBR1倍前後、ROE10%と安定

  • 営業利益13億円と3期連続増益通年影響

    9億円→12億円→13億円

  • PBR0.97倍で純資産割れ不定影響

    PBR0.97倍、1株純資産を株価が下回る

  • 配当利回り4.4%と高い継続影響

    配当利回り4.4%

マイナスに働く材料7
  • 景気変動の影響

    設備投資が景気に敏感で、業績が変動しやすい

  • 競争の激化

    卸売業界は競争が激しく、マージン低下の恐れ

  • 規模の小ささ

    売上高200億円強、規模の利益を生かしにくい

  • 売上高の伸びが26.2%から1.4%へ急減速2026年Q2影響

    172億円→217億円→220億円、伸び率が低下

  • 時価総額87億円と小型株需給リスク継続影響

    時価総額87億円

  • 純利益9億円と増益幅は1億円留まり通年影響

    純利益8億円→9億円、増益幅1億円

  • 外国人持ち株比率2.46%と低い不定影響

    外国人持ち株比率2.46%

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を先行指標として確認
半導体関連売上高
主要需要先の動向を把握するため
在庫回転率
在庫管理の効率性と需要予測の精度を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり72で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは4.32%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥72
1株あたり
配当利回り
4.32%
いまの株価に対して
配当性向
40.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年5月3533.0
2021年5月375.732.4
2022年5月4829.736.4
2023年5月492.142.5
2024年5月490.043.4
2025年5月6022.439.2
2026年5月7016.740.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥72

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ1,718人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.1%を占め、残る63.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他50.749.650.349.749.360.2
事業法人39.741.542.944.746.735.4
外国法人0.51.11.91.92.42.7
金融機関6.36.13.72.40.80.8
証券会社2.81.61.21.20.80.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ディー・ケー・コーポレーション33.39
02UHPartners2投資事業有限責任組合6.98
03光通信KK投資事業有限責任組合6.57
04河田 晃6.23
05河田 充4.87
06ダイコー従業員持株会4.56
07西村 晃4.50
08河田 すみ子2.70
09河田 正春2.63
10INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+8%、1株純資産は12期で−2%。直近期のROEは10.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年5月1591,7259.528.3
2016年5月789168.729.0
2017年5月799748.428.4
2018年5月831,0358.330.1
2019年5月931,0688.68.533.9
2020年5月1061,1439.613.533.0
2021年5月1481,25712.410.532.4
2022年5月1321,34110.29.136.4
2023年5月1151,4098.49.742.5
2024年5月1131,4737.811.443.4
2025年5月1531,57710.09.139.2
2026年5月1721,69110.510.040.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/5期の役員報酬は総額212百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
河田晃代表取締役 社長54
西村晃代表取締役 専務69
岡野拓哉取締役67
白井充取締役 管理部長51
髙本克哉取締役 本社営業部長60
三木哲也取締役 大阪営業所長61
玉井清二取締役 東京営業所長54
土居慎一取締役 監査等委員63
河端民平取締役 監査等委員74
武智弘泰取締役 監査等委員52
高桑リエ取締役 監査等委員54

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81821719925
監査等委員5130133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,758字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、CATV及び情報通信業界へ、国内外の高度な技術情報及び高品質・低価格の商品を顧客に提供することを通じて、高度化するネットワーク社会の発展に貢献することを社是としております。 高度な通信インフラ構築の実現のため、当社は、CATV及び情報通信ネットワークにおいて使用される各種商品(ケーブル、材料、機器等)の仕入及び販売を主な事業としております。 なお、当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。 (ビジネスモデル) 当社は、全国主要都市に営業所(当事業年度末現在において13拠点)を配置し、顧客のネットワーク整備やシステム構築に際して、最先端技術の情報提供及びネットワーク構築に関する提案等を行い、電線・ケーブル製造業者、通信機械器具製造業者及び金属製品製造業者等の国内外のメーカー等から仕入れた各種商品を、通信工事施工業者、電気通信事業者、電力会社及び官公庁等の顧客に販売しております。 当社が仕入れる商品は主にケーブル、材料、機器に分類され、販売先において屋内通信工事、屋外通信工事、電力工事等に使用されています。 区分   主な商品名   販売先における主な使途 ケーブル   光・電気信号を伝達するために利用されます。   LAN(Local Area Network)・WAN(Wide Area Network)ケーブル、同軸ケーブル、光ケーブル   ・屋内通信工事加入者宅内・引込設備(CATV・有線ブロードバンド)、屋内通信設備、データセンター設備、電話設備、屋内監視カメラ、デジタルサイネージ等 ・屋外通信工事通信伝送路(幹線)、局舎(CATV・有線ブロードバンド)、移動体通信基地局、高速道路通信設備、防災行政無線設備、警察通信設備、消防通信設備、屋外監視カメラ等 ・電力工事屋外・屋内電源設備、屋外・屋内電源管路、配電設備、太陽光発電設備、風力発電設備等 ・その他防球ネット工事・落下物防止ネット工事、機器販売(通信機器、OA機器、情報セキュリティ機器等)、ソフトウェア販売等 材料   配線の連結や線材の固定、ケーブル類の保護のために利用されます。   接続材、架線金物類、宅内引込・配線材料 機器   光・電気信号の変換、中継、送受信やその測定をするために利用されます。   幹線・宅内引込機器、センター設備機器、通信機器、ネットワーク機器、測定器 地域ごとに顧客の商品ニーズが異なることから、当社では、営業所ごとに仕入先及び販売先を把握しており、各営業所を「四国九州ブロック」「東日本ブロック」「西日本ブロック」「東海北陸ブロック」の4つのブロック単位で管理しております。 ブロック(拠点数)   営業所 四国九州ブロック(5)   本社、福岡営業所、高松営業所、沖縄営業所、鹿児島営業所 東日本ブロック(3)   東京営業所、仙台営業所、札幌営業所 西日本ブロック(3)   大阪営業所、岡山営業所、広島営業所 東海北陸ブロック(2)   名古屋営業所、金沢営業所 当社の事業系統図は以下のとおりであります。 (当社の役割) ①  情報通信社会を支える 当社は、CATV及び情報通信ネットワークに使用される商品を供給することにより、情報通信社会を支える役割を担っております。屋外系の商品(ケーブル、鋼管柱、装柱金物等)や屋内系の商品(分配器、ケーブルモデム、LANケーブル等)等、数多くの商品を取り扱っております。 ②  顧客ニーズと当社の売上構成 当社は、日常的な整備の保守メンテナンスのほか、ネットワークの高度化等の各種ニーズに対応する商品を提案・調達・供給しております。具体的には、日常的なニーズとして「設備が壊れた」「部品を交換したい」「機器を増設したい」といったものや、特需的なニーズとして「通信ネットワークの大容量化工事に必要な材料がほしい」「新しいサービスに対応できる機器を選定してほしい」といったものが挙げられます。これらに対応するため、当社の売上は、日常的な受注によるものと特需等の受注によるものに大別されます。 (事業の特徴) ① 独立系であること 当社は、取扱商品をCATV及び情報通信ネットワークにおいて使用される商品に特化した、専門商社です。 専門商社には、メーカー等の関連会社のように、仕入先及び販売先が特定の相手先に依存する企業もありますが、当社の場合、仕入先及び販売先は多岐に渡っており、取引先から一定の独立性を有していることが特徴として挙げられます。当事業年度末現在において、仕入先は約450社、販売先は約2,700社であります。 こうした特徴を有していることから、事業環境の変化が激しいCATV及び情報通信分野において、業績の大きな変動を抑えられるとともに、柔軟な事業展開を可能としております。 ② 多岐に渡る取扱商品 当社は、仕入先が限定されていないことから、取扱商品は多岐に渡っております。当事業年度末現在において、取扱商品は約43,000点にのぼり、取引の約7割を仕入先からの直送取引(仕入先から顧客に直接商品が配送される取引)で対応しております。 こうした特徴を有していることから、当社は、特定のメーカー等の仕入先の意向に左右されることなく、販売先のニーズに合致した最適な商品を、タイムリー且つスピーディーに提供出来ると考えております。 ③ コスト・リーダーシップを発揮できる商品の販売 当社では、汎用性の高い商品を自社企画商品として海外で製造委託し、これを仕入れすることでコモディティ化が進んだ商品でも一定の利益率を確保することが可能となっております。また、特定のメーカーの商品を大量ロットで仕入れすることが可能な体制を構築することで、一定の利益率を確保することが可能となっております。これらの商品は、仕入単価を下げることで他社国内流通商品と比較して価格優位性があることから、当社ではコスト・リーダーシップを発揮できる商品として位置付けし、利益率の維持・向上のために販売注力しております。 ④ 自社物流網の整備 当社は、本社がある愛媛県松山市に3箇所、東京営業所内に1箇所の合計4箇所の物流センターと営業拠点に11箇所の倉庫を配置し、全国各地の顧客へ商品を流通させるための自社物流網を整備しております。メーカーから仕入れた商品を自社倉庫に在庫として保管することにより、顧客からの大量発注にも対応できるほか、本社だけでなく、全国に自社物流網を整備することで、配送費用の増加を抑制することを可能としております。
経営方針・対処すべき課題3,258字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (経営方針) 当社は、CATV及び情報通信業界へ、国内外の高度な技術情報及び高品質・低価格の商品を顧客に提供することを通じて、高度化するネットワーク社会の発展に貢献することを社是としております。 信頼される企業であり続けるために、コンプライアンス経営を最優先課題として取り組むとともに、成長と変革によって企業価値の最大化を図り、全てのステークホルダー(株主、投資家、従業員とその家族、取引先及び地域社会等の利害関係者)に満足いただける企業を目指しております。 (経営環境) 当社が事業展開するCATV関連分野におきましては、4K・8K放送の基盤となるFTTH化が継続していくことが予想されます。 情報通信関連分野におきましては、「デジタル田園都市国家構想」及び「地方創生2.0」は「地域未来戦略」に改編される見込みでありますが、継続して通信インフラ基盤の整備が進められ、光伝送路構築等の設備投資が加速していくことが予想されます。また、AIなどの新技術の適用拡大、企業のサイバーセキュリティ対策の本格化などの投資拡大が予想されます。 防災関連分野におきましては、地方自治体防災システムのデジタル化は終息局面となるも、初期にデジタル化を完了した地方自治体の経年劣化によるリプレイスが予想されます。 今後のわが国の経済情勢につきましては、中東情勢の悪化により不安定な原油等の調達・価格の不透明感が経済全体へ影響し、個人消費の停滞など、景気の減速が懸念されます。 当社においても、様々な周辺環境により販売や仕入活動等に影響を及ぼす可能性があります。 (経営上の目標達成状況を判断するための経営指標) 当社では、「売上総利益率」(粗利率)を最も重視する経営指標としております。売上総利益率は、卸売業を展開する当社にとって、利益を確保するために最も重要な指標であるため、業績管理においては当該指標の進捗を特に注視しております。 (対処すべき課題) (1) 売上増加のための課題 ① 顧客基盤の拡充 当社では、顧客(販売先)の数を更に増加させることを課題と認識しております。 特に、当社における取引先の中で、最も取扱高が多く、収益性も高い「中堅クラス」(顧客の事業規模として、売上高が1億円以上100億円未満)の顧客を増加させることを重要課題として、日常の営業活動に取り組んでおります。 この課題に対処するために、各営業拠点において地域密着型の営業活動を地道に推進するほか、新たな地域での営業所の開設とターゲットを絞り込んだ営業戦略により、営業活動をより一層強化し、東日本ブロックのように当社のシェアが低い地域における顧客基盤の拡充に努めてまいります。 ② 取扱商品数の拡充 当社では、取り扱う商品の数を更に増加させることを課題と認識しております。 情報通信分野においては、システムの高度化が加速度的に進展しています。これに伴い、市場ニーズ及び顧客ニーズが激しく変化してきています。このため、最新の商品情報を入手し、商品戦略へ反映することが重要となります。 この課題に対処するために、当社では、市場ニーズ及び顧客ニーズを把握するとともに、仕入先を通じて積極的な情報収集を行い、既存仕入先各社との関係強化に努めてまいります。 ③ イベント需要の取り込みを含む大型案件の獲得 当社では、長年の事業活動を通じて獲得した豊富な仕入ネットワークと、強固な信頼関係に基づいた優良な顧客基盤を有していたことが業績拡大の要因と分析しております。今後も引き続き、この強みを活かし、需要拡大の機会を確りと捉え、売上高の増加に繋げていくことを課題と認識しております。 当事業年度末現在において想定している需要拡大の機会として、CATVのFTTH化、防災無線デジタル化関連等が挙げられます。 これら業界全体の需要拡大の機会を当社の成長に取り込むために、当社では、国内外からの安定した商品供給ルートを確保・整備するとともに、メーカーに偏りのない豊富な商品ラインナップから、顧客にとって最適な商品を選び出し、ワンストップで総合的な提案ができる企画提案力の向上に努めてまいります。 (2) 収益性の維持・向上のための課題 ① 日常的な取引の増加 当社が属する業界全体の需要拡大期に受注した案件は、同業他社との競争が激しくなることもあり、日常的な取引と比較して、収益性が低くなる場合があります。収益性を維持・向上させるために、当社では、大型案件を通じて構築した取引関係を、比較的収益性の高い日常的な取引の増加に繋げていくことを課題と認識しております。 この課題に対処するために、地域密着型の営業活動を地道に推進し、既存顧客との関係強化に努めてまいります。 ② コスト・リーダーシップを発揮できる商品の拡充 顧客の多様なニーズに応えつつ、当社の収益性を維持・向上させることを課題と認識しております。 この課題に対処するために、当社では、多くの顧客に共通して必要とされる汎用的な商品については、当社が企画した商品をメーカーに提案して製造委託し、これを仕入れて顧客に販売しております。また、特定のメーカーの商品を大量ロットで仕入れすることが可能な体制を構築することで、一定の利益率を確保することが可能となっております。顧客のニーズに立脚しつつ、コスト・リーダーシップを発揮できる商品の取扱高の増加に努めてまいります。 ③ 自社物流網の強化 取扱商品の金額的及び量的な増加に対応し、収益性の維持・向上を実現させるため、商品を効率的に仕入れ、販売するための自社物流網をより一層強化することを課題と認識しております。当事業年度末現在、本社がある愛媛県松山市に3箇所、東京営業所内に1箇所の合計4箇所の物流センターを有しております。 この課題に対処するために、新築移転により増床した東京物流センターを東日本ブロックのハブ拠点と位置づけ、業務効率の向上、物流網の強化、営業基盤の拡大に努めてまいります。 (3) 売上増加及び収益性の維持・向上を実現するための経営全般に係る課題 ① 与信管理及び債権管理の徹底 当社では、与信管理及び債権管理を徹底することにより、貸倒等を発生させないようにすることを経営課題と認識しております。 この課題に対処するために、当社では、長年の営業活動を通じて得た顧客の情報及び信用調査会社の企業情報データを基に与信管理及び債権管理に取り組み、これまで当社の経営基盤を揺るがすような重大な引当金の計上は発生しておりません。今後も引き続き、与信管理及び債権管理の徹底に努めてまいります。 ② 人材の育成及び確保 当社は、各営業拠点に情報通信分野関連の専門知識を有した人材を配置しております。専門知識とは、仕入商品に関する知識、LANやWANの通信に関する知識、通信環境を構築するための設備に関する知識であります。 今後の成長のために、これらの知識を豊富に有する人材を育成し、確保することを課題と認識しております。 この課題に対処するために、OJTによる社員教育をより一層充実させるとともに、当社が必要とする専門知識を有する優秀な人材の確保に努めてまいります。 ③ 新規領域への取り組み 当社が関係するCATV及び情報通信分野は、日進月歩で技術革新が起きており、例えば、テレビとインターネットが連携し、放送と通信の垣根がなくなる等、従前では考えられなかったような業際的な発展を遂げてきております。 今後も継続的な成長を実現していくために、当社では、新しい商品を発掘し、取り扱うことを課題と認識しております。 この課題に対処するために、建築、土木、医療等の新たな領域における商品の仕入れに取り組んでまいります。
事業等のリスク2,282字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 情報通信関連市場の需要動向について 情報通信ネットワークの拡大によってICT設備等の需要が本格化するなど、情報通信関連市場は順調に拡大していくものと予想しております。当社は、仕入先を通じた情報収集力の強化を図り、需要動向を迅速に把握するとともに顧客ニーズに合わせた提案をしていく所存ですが、予期せぬ要因により、情報通信関連市場の成長が鈍化した場合、又は、顧客の需要に応じた商品を適切に供給できない場合においては、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) CATV業界の事業環境への対応について CATV業界は、大手のCATV事業者を中心に放送と通信の融合が進み、ネットワークの拡張やアップグレード、4K・8K放送のサービス開始に伴う追加投資の必要性が高まっているものと認識しております。当社は、こうした事業環境の変化を踏まえて、取扱商品の充実を図り、投資環境の変化に柔軟に対応できるような体制の整備に取り組んでおりますが、CATV事業者による設備投資計画やその関連工事案件に係る商品需要に対応した商品を供給できない場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 価格競争について 当社は、継続的に購買部門で仕入価格統制を行っており、仕入価格の変動分の販売価格への転嫁や商品の企画等に取り組むことで、価格競争力の強化に努めております。 しかしながら、材料価格の高騰等により仕入価格が上昇した場合や、建設投資や情報通信関連の設備投資の激減等の変動により、価格競争が熾烈化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 与信管理及び債権管理について 当社では販売先の定期調査及び分析を実施するほか、営業保証金の受入など、債権管理を徹底しております。しかしながら、景気後退等により、販売先において、想定外の倒産が多く発生し、引当金の計上等が必要となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 海外仕入先との取引について 当社は、海外企業と輸入取引を行っております。従いまして、当社が輸入取引を行う国及び地域における政治・経済情勢の変化や社会的混乱の発生、予期せぬ法律や規制の変更等のカントリーリスクを有しております。当社は、現地メーカーと情報を共有し、適切に対応することでリスクヘッジを行っておりますが、このようなリスクが顕在化し当該地域における輸入取引の継続が困難となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 輸入品の品質に関するリスクについて 当社が取り扱う輸入品については、海外メーカーとの綿密な連携により、品質や信頼性の維持に努めております。しかしながら、予期せぬ不具合商品の補償等の問題が発生した場合には、当社の責任の範囲内において対策費用が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 為替レートの変動について 当社は、品質や価格面で他社との差別化を図るために、海外メーカーより一部商品を仕入れております(米ドル建て)。為替による仕入価格変動は基本的に商品販売価格へ転嫁しておりますが、商品販売価格へ転嫁できないほどの為替レートの大幅な変動が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 保有資産の評価について 当社は、営業所や物流センターとして相応の土地建物を保有しております。これらの資産について、時価評価を実施した結果、その資産価値が簿価に対して著しく下落し、減損損失等を計上することとなった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 自然災害によるリスクについて 当社は、情報システムをデータセンターに設置し、データバックアップ管理体制を構築しているほか、複数の倉庫に在庫品を保管し商品供給体制を維持しているなど、地震・台風等の自然災害に対する防災策を施しております。しかしながら、想定外の大規模な地震や津波、台風や洪水等の不可避な自然災害又は予期せぬ事故等によって、営業拠点や物流拠点に甚大な被害を被った場合には、当社の事業遂行に支障をきたし、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 人材の確保について 当社の継続的な成長には、優秀な人材の確保や育成促進が不可欠であることから、積極的な採用活動やOJTの充実を進めておりますが、著しく採用環境が悪化するなど、計画どおりの人材が確保できなかった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 情報セキュリティによるリスク 当社は、情報システム運営上の安全を確保するため、外部からの不正侵入を防ぐ適切なセキュリティ対策及び管理体制の強化などに取り組んでおります。しかしながら、サイバー攻撃・コンピューターウイルスの感染・不正アクセスなど不測の事態により情報の流出・消失・改ざん等が生じた場合、当社の事業遂行に支障をきたし、当社の信用の低下や経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,055字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績 当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境などの改善により、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、ウクライナにおける紛争の長期化や、中東情勢の悪化により原油価格やナフサ価格及び調達コストの上昇から、国内の物価動向や企業収益への影響が懸念され、先行きは不透明な状況が続きました。 当社が事業展開するCATV及び情報通信関連分野におきましては、「デジタル田園都市国家構想」に基づいた通信インフラ基盤の整備が進められ、光伝送路構築やFTTH(※)等が継続しており、防災行政無線は地方自治体防災システムのデジタル化は終息局面となるも、初期にデジタル化を完了した地方自治体の経年劣化によるリプレイスや、一部無線帯域のサービス終了を見据えたリプレイスが見込まれております。また、「デジタル田園都市国家構想」及び「地方創生2.0」は「地域未来戦略」へ改編され、今後も設備投資の活性化が期待されております。 ※FTTHとは、Fiber to the Homeの略。通信事業者の設備から利用者建物等までを光ファイバーケーブルでつなぐアクセス方式。 このような状況のなか、当事業年度の売上高は、21,983,891千円(前年同期比1.2%増)、売上総利益は3,282,537千円(前年同期比5.9%増)、営業利益は1,265,435千円(前年同期比8.0%増)、経常利益は1,303,740千円(前年同期比9.1%増)、当期純利益は915,518千円(前年同期比12.1%増)となりました。 事業区分別の営業概況は以下のとおりであります。 事業区分の名称   第50期 自2024年6月1日 至2025年5月31日   第51期自2025年6月1日至2026年5月31日   前年同期比 千円   千円   % 四国九州ブロック   売上高   5,432,787   4,913,587   90.4 売上総利益   709,301   737,902   104.0 東日本ブロック   売上高   7,723,712   8,453,857   109.5 売上総利益   1,086,034   1,189,444   109.5 西日本ブロック   売上高   5,984,561   6,016,289   100.5 売上総利益   910,661   941,774   103.4 東海北陸ブロック   売上高   2,587,580   2,600,157   100.5 売上総利益   393,915   413,416   105.0 合計   売上高   21,728,642   21,983,891   101.2 売上総利益   3,099,913   3,282,537   105.9 四国九州ブロック 大型の屋内電源設備案件及び大型の屋内通信設備案件の受注が好調に推移しましたが、価格対応をした大型の消防デジタル通信設備案件が終息したことから、売上高は4,913,587千円(前年同期比9.6%減)、売上総利益は737,902千円(前年同期比4.0%増)となりました。 東日本ブロック 大型の消防通信設備案件、防災行政無線案件及び屋外通信設備案件の受注が好調に推移し、また日常取引が増加したことから、売上高は8,453,857千円(前年同期比9.5%増)、売上総利益は1,189,444千円(前年同期比9.5%増)となりました。 西日本ブロック 屋内通信設備案件及び屋外通信設備案件の受注が堅調に推移したことから、売上高は6,016,289千円(前年同期比0.5%増)、売上総利益は941,774千円(前年同期比3.4%増)となりました。 東海北陸ブロック 屋内通信設備案件及びCATV局加入者用通信機器案件が堅調に推移したことから、売上高は2,600,157千円(前年同期比0.5%増)、売上総利益は413,416千円(前年同期比5.0%増)となりました。 商品区分別の営業概況は以下のとおりであります。 商品分類   第50期 自2024年6月1日 至2025年5月31日   第51期自2025年6月1日至2026年5月31日   前年同期比 千円   千円   % ケーブル   売上高   5,324,208   5,471,091   102.8 売上総利益   774,519   860,627   111.1 材料   売上高   10,350,604   10,563,497   102.1 売上総利益   1,682,852   1,725,046   102.5 機器   売上高   6,013,040   5,949,302   98.9 売上総利益   639,376   696,863   109.0 その他   売上高   40,788   -   - 売上総利益   3,165   -   - 合計   売上高   21,728,642   21,983,891   101.2 売上総利益   3,099,913   3,282,537   105.9 ケーブル 屋外通信設備案件及びFTTH案件の受注により通信ケーブルの販売が好調に推移したことから、売上高は5,471,091千円(前年同期比2.8%増)、売上総利益は価格対応案件の減少により売上総利益率が改善し、860,627千円(前年同期比11.1%増)となりました。 材 料 消防通信設備案件及び屋外通信設備案件の受注により通信用材料の販売が好調に推移したことから、売上高は10,563,497千円(前年同期比2.1%増)、売上総利益は1,725,046千円(前年同期比2.5%増)となりました。 機 器 前事業年度の大型の消防デジタル通信設備案件は終息しましたが、防災行政無線案件、屋内電源設備案件及び屋内通信設備案件で使用する通信機器の販売が堅調に推移したことから、売上高は5,949,302千円(前年同期比1.1%減)、売上総利益は価格対応案件の減少により売上総利益率が改善し、696,863千円(前年同期比9.0%増)となりました。 そ の 他 当事業年度の電気通信工事はありませんでした。 ② 財政状態 (資産) 流動資産は、前事業年度末に比べて134,957千円増加し、13,189,493千円となりました。これは主に現金及び預金が604,311千円、商品が149,111千円それぞれ増加し、受取手形が304,814千円、電子記録債権が12,785千円、売掛金が332,556千円それぞれ減少したことによるものであります。 固定資産は、前事業年度末に比べて21,967千円減少し、4,510,604千円となりました。これは主に土地が8,730千円、繰延税金資産が20,183千円それぞれ増加し、建物(純額)が47,035千円減少したことによるものであります。 (負債) 流動負債は、前事業年度末に比べて432,571千円減少し、7,683,890千円となりました。これは主に未払金が16,073千円、未払費用が95,872千円、前受金が14,968千円それぞれ増加し、支払手形が17,021千円、電子記録債務が185,838千円、買掛金が234,163千円、未払法人税等が68,502千円、未払消費税等が30,172千円、預り金が25,353千円それぞれ減少したことによるものであります。 固定負債は、前事業年度末に比べて59,650千円減少し、999,013千円となりました。これは主に退職給付引当金が35,725千円増加し、長期借入金が55,783千円、役員退職慰労引当金33,385千円がそれぞれ減少したことによるものであります。 (純資産) 純資産合計は、前事業年度末に比べて605,212千円増加し、9,017,194千円となりました。これは主に利益剰余金が当期純利益の計上により915,518千円増加し、剰余金の配当により319,950千円減少したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フロー 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ29,688千円減少し、2,093,830千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は、前事業年度に比べ406,341千円減少し、998,640千円となりました。資金の増加要因は、税引前当期純利益1,303,740千円、減価償却費66,518千円、退職給付引当金の増加35,725千円、売上債権の減少650,157千円などによるものであり、減少要因は、役員退職慰労引当金の減少33,385千円、棚卸資産の増加152,994千円、仕入債務の減少437,206千円、法人税等の支払額478,670千円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によって使用した資金は、前事業年度に比べ749,391千円増加し、646,790千円となりました。資金の増加要因は、定期預金の払戻による収入8,477,600千円であり、減少要因は、定期預金の預入による支出9,111,600千円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって使用した資金は、前事業年度に比べ63,814千円増加し、381,538千円となりました。資金の減少要因は、長期借入金の返済による支出51,492千円、配当金の支払額319,950千円などによるものであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性に関わる情報 資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考え実施してまいります。 短期運転資金については、自己資金を基本とし、設備投資については、金融機関からの長期借入金や公募増資等を検討した上で調達してまいります。 第51期事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は677,602千円となっており、現金及び預金の残高は8,003,780千円となっております。 ⑤ 生産、受注及び販売の実績 当社は、CATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、事業区分別に記載しております。 a. 生産実績 生産に該当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。 b. 仕入実績 当事業年度における商品仕入実績を事業区分別に示すと、次のとおりであります。 事業区分の名称   金額(千円)   前年同期比(%) 四国九州ブロック   5,109,613   81.8 東日本ブロック   7,477,188   118.2 西日本ブロック   4,435,492   98.8 東海北陸ブロック   1,814,767   101.7 合計   18,837,061   100.0 (注) 金額は仕入価格によっております。 c. 受注実績 当社においては受注から販売までの所要日数が短く、常に受注残高は僅少であります。そのため、受注状況には重要性がなく、記載を省略しております。 d. 販売実績 当事業年度における販売実績を事業区分別に示すと、次のとおりであります。 事業区分の名称   金額(千円)   前年同期比(%) 四国九州ブロック   4,913,587   90.4 東日本ブロック   8,453,857   109.5 西日本ブロック   6,016,289   100.5 東海北陸ブロック   2,600,157   100.5 合計   21,983,891   101.2 (注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としております。当社は過去の実績値や状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測を実施しております。これらの見積りについては、継続し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りによる不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載した課題事項についての、当事業年度における対応状況・進捗状況等に係る主な分析・検討内容は以下のとおりです。 a.売上及び売上総利益 当事業年度における当社の業績は前事業年度比で増収増益となりました。売上高は大型の屋内電源設備案件、大型の屋内通信設備案件、屋内通信設備案件及びCATV局加入者用通信機器案件が好調に推移したこと、また日常取引の増加により前事業年度比で255,249千円増加し21,983,891千円となりました。売上総利益は前事業年度比で182,624千円増加し3,282,537千円となりました。 b.販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は2,017,102千円(前事業年度比104.6%)であり、売上高に占める割合は9.2%(前事業年度8.9%)となりました。 c.営業外損益 営業外収益は45,970千円(前事業年度比154.7%)、営業外費用は7,665千円(前事業年度比125.3%)となりました。 d.法人税等 法人税、住民税及び事業税は410,168千円(前事業年度比98.8%)、法人税等調整額は△21,947千円(前事業年度法人税等調整額△36,369千円)となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年5月期 決算説明会資料2026-07-28
  • 決算説明資料2026年5月期 決算補足説明資料2026-07-14

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