概要
ダイコー通産株式会社は、1975年に愛媛県松山市で創業したCATV・情報通信分野に特化した独立系専門商社である。取扱商品はケーブル、材料、機器など約43,000点に及び、仕入先約450社、販売先約2,700社と幅広い取引網を持つ。2025年5月期の売上高は217億円、営業利益12億円、従業員142名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
独立系専門商社としての柔軟な事業展開
ダイコー通産は、特定のメーカーや販売先に依存しない独立系の専門商社である。仕入先は約450社、販売先は約2,700社に及び、取引先の多様性が事業環境の変化に対する耐性を生んでいる。この独立性を活かし、顧客ニーズに最適な商品をメーカーの意向に左右されずに提案できる点が強みである。コモディティ化した汎用品については、自社企画のDANシリーズを海外で製造委託することでコスト・リーダーシップを発揮し、利益率の維持を図っている。
全国13拠点と4ブロックによる地域密着型営業
同社は全国主要都市に13の営業所を配置し、四国九州、東日本、西日本、東海北陸の4ブロックで管理している。各営業所は地域の顧客ニーズに応じた仕入・販売活動を行い、拠点間の連携により効率的な営業を実現している。近年では2022年に鹿児島営業所を開設、2024年には東京営業所を新築移転し、東日本ブロックの物流ハブとして機能を強化した。これにより、従来シェアの低かった地域での顧客基盤拡充を狙っている。
売上総利益率を重視する収益構造
ダイコー通産は経営指標として売上総利益率(粗利率)を最も重視している。2025年5月期の売上高は217億円(前期比26.2%増)、売上総利益は30億円(同18.6%増)、営業利益は11.7億円(同32.3%増)と拡大した。特に東日本ブロックが好調で、防災行政無線やデータセンター設備などの大型案件に加え日常取引も増加した。一方、売上総利益率は前期の15.2%から14.3%に低下しており、価格競争の激しい大型案件の影響が表れている。
43,000品目を扱う総合卸と自社物流網
取扱商品はケーブル(光・同軸・LAN等)、材料(接続材・金物)、機器(通信機器・測定器)の3区分で計約43,000点にのぼる。約7割は仕入先から直接顧客へ届ける直送取引だが、即時対応が必要な商品は自社倉庫に在庫する。本社隣接地に3カ所、東京営業所内に1カ所の物流センターを有し、緊急の大量発注にも対応できる体制を整えている。また、沖縄電力やケイ・オプティコム、関西電力の認定部材にも採用されている。
業界の中での役割は通信インフラ構築のサプライチェーンにおいて、メーカーと施工業者・電気通信事業者を結ぶ専門商社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01CATV・情報通信主力
CATV及び情報通信ネットワークの構築・保守に必要なケーブル、接続材、機器等を供給。通信工事施工業者、電気通信事業者、電力会社、官公庁等を販売先とし、屋内通信工事から屋外通信工事、電力工事まで幅広い用途に対応。独立系ならではの多様な仕入先(約450社)と販売先(約2,700社)を持ち、約43,000点の商品を取り扱う。
- 光ケーブル、同軸ケーブル、LANケーブル
- 光・電気信号を伝達するケーブル。加入者宅内引込設備やデータセンター設備、通信伝送路、移動体通信基地局など様々な通信インフラで使用される。
- 接続材、架線金物類、宅内引込・配線材料
- 配線の連結や線材の固定、ケーブル類の保護に使用される材料。屋内・屋外の通信工事、電力工事で必要となる。
- 幹線・宅内引込機器、センター設備機器、通信機器、ネットワーク機器、測定器
- 光・電気信号の変換、中継、送受信やその測定に使用される機器。CATV・情報通信ネットワークの幹線設備や宅内設備、データセンター、監視カメラ等に利用される。
製品と技術
光・同軸・LANなど多様な通信ケーブル
ケーブルはダイコー通産の主要商品であり、光ケーブル、同軸ケーブル、LANケーブルを中心に、屋内外の通信インフラに幅広く供給している。TIMES FIBER COMMUNICATIONS製のCATV用光ケーブルやBelden製の産業用ケーブルが主力で、関西電力の認定部材にも指定されている。販売先では屋内の宅内配線から屋外の幹線伝送路、データセンター構築、移動体通信基地局まで多様な用途に使用される。
配線・固定・保護に欠かせない材料品群
材料部門は接続材(コネクター)、架線金物類、宅内引込・配線材料などを扱い、ケーブル配線の連結や固定、保護に貢献する。同社の売上高の中で最大の構成比を占め、2025年5月期には103億円の売上を記録した。防災行政無線やFTTH案件での需要が旺盛で、高速道路設備や太陽光発電設備向けにも拡大している。顧客ごとの仕様に応じて最適な材料を組み合わせて提案するのが強みである。
信号変換・測定・中継のための通信機器
機器区分は幹線・宅内引込機器、センター設備機器、通信機器、ネットワーク機器、測定器をカバーする。Acterna Inc.製の測定器やCATVシステム機器は2001年から取り扱っている。近年は消防デジタル通信設備や医療福祉施設向け屋内通信設備で使用される通信機器の販売が増加しており、2025年5月期の機器売上は60億円に達した。同部門は売上高の伸びが大きい一方、価格競争による利益率低下が課題となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
電子部品卸で成長、収益改善中
半導体・電子部品の専門商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と競合しつつ、旺盛な半導体需要を取り込み増収。営業利益率は5%前後で改善傾向、堅調な収益基盤。
強み
- 成長市場である半導体・電子部品の需要を取り込み増収基調。
- 営業利益率が5%台に改善、収益体質が強化。
- メーカーとの長期取引関係により安定した受注見込み。
- 自己資本比率が高く、安定した財務体質。
課題
- 半導体市況の変動が業績に直結、在庫リスクも存在。
- 同業他社との価格競争が激しく、利幅圧迫の可能性。
- 専門知識を持つ人材の確保・育成が成長の鍵。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字がダイコー通産
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 34件
電話用電線卸販売から始まった創業期
1975年6月、愛媛県松山市にて資本金1,500千円でダイコー通産株式会社を設立した。当初は電話用電線の卸販売を目的としていたが、翌1976年6月にはCATV用の電線・材料の卸販売を開始し、情報通信分野へと軸足を移した。1979年には岡山営業所(中国地区)と大阪営業所(関西地区)を開設し、四国以外への販路拡大を始めた。
CATV需要の拡大と全国営業網の整備
1984年に本社を松山市姫原に新築移転した後、1993年に関東初の拠点として東京営業所(横浜)を開設。1995年には高松営業所、1996年に金沢営業所を設け、西日本から北陸までカバーする体制を整えた。1998年には本社第1物流センターを新設し、物流機能を強化。同年、当時国内最大手MSOであった株式会社ジュピターテレコムとの取引を開始し、大口顧客を獲得した。
輸入品と自社ブランドの展開
1994年に接続材(コネクター)の輸入販売を開始し、グローバル調達に乗り出した。1995年にはTIMES FIBER COMMUNICATIONS, INC.製のCATVケーブルを本格販売。1999年にはBelden Inc.のケーブルを取り扱い始めた。2001年にはActerna Inc.の測定器・システム機器の販売も開始した。また、1998年からは自社企画のオリジナルブランド「DANシリーズ」を投入し、コスト競争力のある商品群を育成した。
M&Aによる事業拡大と沖縄進出
2014年に睦通信株式会社、2015年に有限会社デンツー産業を買収し、情報通信事業の強化と顧客基盤の拡大を図った。同年、デンツー産業を吸収合併し、その拠点を沖縄営業所として開設。これにより沖縄地区での足掛かりを得た。2016年には沖縄電力株式会社の認定取引先となり、電力関連の部材販売を開始。同年、当社製品2品目がケイ・オプティコムの認定部材となった。
東証上場と市場区分の変遷
2019年3月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。わずか1年後の2020年5月には市場第一部へ変更された。しかし2022年4月、東証の市場区分見直しにより第一部からスタンダード市場へ移行した。上場後の業績は緩やかに拡大し、2025年5月期には売上高217億円、営業利益12億円を達成している。
南九州・東北・北海道への営業網拡充と物流強化
2006年に広島営業所、2007年に仙台営業所、2010年に札幌営業所を開設し、西中国から東北・北海道までカバーする営業網を完成させた。2022年には鹿児島営業所を開設し、南九州にも進出。2024年5月には東京営業所を新築移転し、東日本ブロックの物流ハブとして機能を強化した。本社隣接地には2005年に第2、2013年に第3物流センターを増設し、四国拠点の物流能力を高めている。
年表34件を開く
1970年代
- 1975年6月創業電話用電線の卸販売を目的として、愛媛県松山市(その後移転)にダイコー通産株式会社(資本金1,500千円)を設立。
- 1976年6月ケーブルテレビ(以下「CATV」という)用電線、材料の卸販売を開始。
- 1979年1月中国地区での営業拠点として岡山県岡山市に岡山営業所を開設。
- 1979年6月関西地区での営業拠点として大阪府堺市に大阪営業所を開設。
1980年代
- 1984年10月本社を愛媛県松山市姫原三丁目に新築移転。
1990年代
- 1993年6月関東地区での営業拠点として神奈川県横浜市保土ヶ谷区に東京営業所を開設。
- 1994年6月輸入品の取扱いを開始。接続材(コネクター)の輸入販売を開始。
- 1995年10月四国地区での営業拠点を拡充するため、香川県高松市に高松営業所を開設。
- 1995年11月TIMES FIBER COMMUNICATIONS,INC.製CATVケーブルの本格的な販売を開始。
- 1996年5月北陸地区での営業拠点として石川県金沢市に金沢営業所を開設。
- 1998年4月本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第1物流センターを新設。
- 1998年6月国内MSO(注)の株式会社ジュピターテレコムと取引を開始し、輸入ケーブル及び当社オリジナルブランド(DANシリーズ)商品の販売を始める。
- 1999年1月米国ケーブルメーカーのBelden Inc.製ケーブルの販売を開始。
2000年代
- 2001年10月Acterna Inc.製商品(測定器、CATVシステム機器等)の販売を開始。九州地区での営業拠点として福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設。
- 2002年4月株式会社メディアッティコミュニケーションズと取引を開始。輸入ケーブル及び当社オリジナルブランド(DANシリーズ)商品の販売を始める。
- 2002年11月東海地区での営業拠点として愛知県名古屋市名東区に名古屋営業所を開設。
- 2003年8月株式会社東海・ブロードバンド・コミュニケーションズ(現 株式会社ビック東海)と取引を開始。Acterna Inc.製測定器の販売を始める。
- 2005年9月本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第2物流センターを新設。
- 2006年4月西中国地区での営業拠点として広島県広島市西区に広島営業所を開設。
- 2007年10月東北地区での営業拠点として宮城県仙台市宮城野区に仙台営業所を開設。
2010年代
- 2010年8月北海道地区での営業拠点として北海道札幌市東区に札幌営業所を開設。
- 2013年6月本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第3物流センターを新設。
- 2014年6月M&A情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、睦通信株式会社を買収。
- 2015年1月M&A情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、有限会社デンツー産業を買収。
- 2015年4月M&A経営効率の向上のため、有限会社デンツー産業を吸収合併。(現 沖縄営業所)沖縄地区での営業拠点として沖縄県那覇市に沖縄営業所を開設。
- 2015年6月M&A経営効率の向上のため、睦通信株式会社を吸収合併。
- 2016年9月沖縄電力株式会社の認定取引先となり、関係取引先へ部材販売を開始。
- 2016年11月当社取扱製品2品目が株式会社ケイ・オプティコム認定部材となる。
- 2017年4月当社取扱製品のTIMES FIBER COMMUNICATIONS,INC.製パイプケーブルが関西電力株式会社認定部材となる。
- 2019年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2020年代
- 2020年5月東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより第一部からスタンダード市場へ移行。
- 2022年6月南九州地区での営業拠点として鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所を開設。
- 2024年5月東日本ブロックの物流機能強化を目的として東京営業所を新築移転。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/5期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
顧客基盤の拡充
中堅クラス(売上高1億円以上100億円未満)の顧客を増やすため、地域密着型営業の推進、新地域での営業所開設、ターゲットを絞った営業戦略を強化し、特にシェアの低い東日本ブロックで拡充を図る。
- 02
取扱商品数の拡充
市場・顧客ニーズの変化に対応し、最新商品情報を入手して商品戦略に反映。仕入先との関係強化を図り、情報収集を積極的に行う。
- 03
大型案件の獲得と需要拡大の取り込み
FTTH化や防災無線デジタル化などの需要拡大機会を捉え、安定した供給ルートの確保とメーカーに偏らない豊富な商品ラインナップを活かしたワンストップ提案力を強化。
- 04
収益性維持・向上のためのコストリーダーシップ
汎用品は自社企画による製造委託、特定メーカー品の大量ロット仕入れにより利益率を確保。顧客ニーズに立脚し、コスト競争力のある商品の取扱高を増やす。
- 05
自社物流網の強化
取扱増加に対応するため、東京物流センターを東日本ハブとして位置付け、業務効率向上、物流網強化、営業基盤拡大を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 8期分
グループ全体で140人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は674万円で、7期前と比べて+18.6%。平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は13.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年5月 | 568 | 36.7 | 10.5 | 136 | — |
| 2020年5月 | 568 | 36.8 | 10.8 | 143 | — |
| 2021年5月 | 594 | 37.2 | 11.3 | 143 | — |
| 2022年5月 | 579 | 37.2 | 11.5 | 148 | — |
| 2023年5月 | 575 | 37.6 | 12.0 | 151 | — |
| 2024年5月 | 584 | 38.2 | 12.7 | 146 | 616 |
| 2025年5月 | 640 | 38.8 | 13.0 | 142 | 845 |
| 2026年5月 | 674 | 39.0 | 13.8 | 140 | 929 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は220億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収増益で、売上が+1.4%、利益が+8.3%。
会社が出している今期の予想2027年5月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 225億円 | 220億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 13億円 |
| 純利益 | 10億円 | 9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥72 | ¥72 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は110億円、営業利益は6億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−3.5%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 43 | 3 | 7.0 | 2 |
| 2023年4Q | 43 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 39 | 1 | 2.6 | 1 |
| 2024年2Q | 44 | 3 | 6.8 | 2 |
| 2024年3Q | 42 | 2 | 4.8 | 1 |
| 2024年4Q | 47 | 3 | 6.4 | 2 |
| 2025年2Q | 103 | 6 | 5.8 | 4 |
| 2025年4Q | 114 | 6 | 5.3 | 4 |
| 2026年2Q | 110 | 7 | 6.4 | 5 |
| 2026年4Q | 110 | 6 | 5.5 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 12期分
2015年5月期からの12期で、売上は134億円から220億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、有限会社デンツー産業を買収。 | |||||
| 2015年5月 | 134 | — | 7 | — | 4 |
| 2016年5月 | 137 | — | 6 | — | 4 |
| 2017年5月 | 135 | — | 6 | — | 4 |
| 2018年5月 | 153 | — | 7 | — | 4 |
| 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 | |||||
| 2019年5月 | 150 | — | 7 | — | 5 |
| 2020年5月 | 155 | — | 8 | — | 6 |
| 2021年5月 | 181 | — | 12 | — | 8 |
| 南九州地区での営業拠点として鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所を開設。 | |||||
| 2022年5月 | 176 | — | 11 | — | 7 |
| 2023年5月 | 171 | — | 9 | — | 6 |
| 2024年5月 | 172 | 9 | 9 | 5.2 | 6 |
| 2025年5月 | 217 | 12 | 12 | 5.5 | 8 |
| 2026年5月 | 220 | 13 | 13 | 5.9 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年5月期
売上高220億円のうち、営業利益として残るのは13億円で5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.0%187億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.1%20億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 10期分
2026年5月期は営業CFが10億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は21億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年5月 | 4 | 0 | −3 | 4 | 9 |
| 2018年5月 | 6 | −5 | −1 | 1 | 8 |
| 2019年5月 | 2 | −3 | 0 | −1 | 7 |
| 2020年5月 | 10 | −3 | −2 | 7 | 13 |
| 2021年5月 | 7 | −9 | −1 | −2 | 9 |
| 2022年5月 | 12 | −9 | −3 | 3 | 8 |
| 2023年5月 | −6 | 9 | −3 | 3 | 7 |
| 2024年5月 | 22 | −22 | 2 | 0 | 9 |
| 2025年5月 | 14 | 1 | −3 | 15 | 21 |
| 2026年5月 | 10 | −6 | −4 | 4 | 21 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 12期分
2026年5月期の総資産は177億円。このうち返さなくてよい自己資本が90億円で、自己資本比率は50.9%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年5月 | 112 | 42 | 70 | 37.5 |
| 2016年5月 | 105 | 44 | 61 | 42.2 |
| 2017年5月 | 112 | 47 | 65 | 42.3 |
| 2018年5月 | 127 | 50 | 77 | 39.6 |
| 2019年5月 | 119 | 57 | 62 | 48.0 |
| 2020年5月 | 137 | 61 | 76 | 44.4 |
| 2021年5月 | 141 | 67 | 74 | 47.6 |
| 2022年5月 | 149 | 72 | 77 | 48.1 |
| 2023年5月 | 141 | 75 | 66 | 53.3 |
| 2024年5月 | 160 | 79 | 82 | 49.0 |
| 2025年5月 | 176 | 84 | 92 | 47.8 |
| 2026年5月 | 177 | 90 | 87 | 50.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで284社中43位あたり、逆に低いのは売上成長率で284社中199位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,668で、1年前と比べて+7.6%。過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.7倍 |
| PER (会社予想) | 9.4倍 |
| PBR | 0.99倍 |
| 配当利回り | 4.32% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月14日に1742円のピークをつけた後、調整が続いており、8月21日現在1636円で推移しています。25日線(1640.64円)をやや下回り、75日線(1656.52円)も割り込む展開です。52週高値1939円からは約15.6%下落しましたが、52週安値1480円からは10%以上高い水準を維持しています。出来高は総じて低水準であり、方向感に乏しい状況です。RSIは52.46とほぼ中立で、トレンド転換の兆しはまだ見えません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PERが9.53倍と同業界平均の17.93倍を大きく下回り、PBRも0.9675倍と1倍を切る水準。配当利回りは4.4%で平均2.93%を上回り、ROEは10%と健全。ただし直近売上高は増加傾向だが営業利益率は5%台と低めで、割安感はあるが収益性改善が課題。配当性向39.2%と余裕があり、株主還元は安定。総合的に割安と判断するが、業績の伸び次第では割安修正も期待できる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.7倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 9.4倍 | — |
| PBR | 0.99倍 | 1.24倍 |
| ROE | 10.5% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
産業用機器の需要動向に業績が左右される。強気派は、半導体や自動車関連の設備投資の回復による売上拡大を期待。弱気派は、景気変動やサプライチェーンの混乱が収益を不安定にするリスクを指摘。対立点は、需要サイクルの方向性と持続性。
- 需要回復への期待
半導体・工作機械の需要が堅調、設備投資増加
- 収益性の改善
営業利益率は5%台で推移、合理化が進む
- 安定した財務基盤
PBR1倍前後、ROE10%と安定
- 営業利益13億円と3期連続増益通年影響中
9億円→12億円→13億円
- PBR0.97倍で純資産割れ不定影響弱
PBR0.97倍、1株純資産を株価が下回る
- 配当利回り4.4%と高い継続影響弱
配当利回り4.4%
- 景気変動の影響
設備投資が景気に敏感で、業績が変動しやすい
- 競争の激化
卸売業界は競争が激しく、マージン低下の恐れ
- 規模の小ささ
売上高200億円強、規模の利益を生かしにくい
- 売上高の伸びが26.2%から1.4%へ急減速2026年Q2影響中
172億円→217億円→220億円、伸び率が低下
- 時価総額87億円と小型株需給リスク継続影響中
時価総額87億円
- 純利益9億円と増益幅は1億円留まり通年影響弱
純利益8億円→9億円、増益幅1億円
- 外国人持ち株比率2.46%と低い不定影響弱
外国人持ち株比率2.46%
- 受注高
- 将来の売上高を先行指標として確認
- 半導体関連売上高
- 主要需要先の動向を把握するため
- 在庫回転率
- 在庫管理の効率性と需要予測の精度を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり72円で、前期から+16.7%。いまの株価に対する利回りは4.32%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2020年5月 | 35 | — | 33.0 |
| 2021年5月 | 37 | 5.7 | 32.4 |
| 2022年5月 | 48 | 29.7 | 36.4 |
| 2023年5月 | 49 | 2.1 | 42.5 |
| 2024年5月 | 49 | 0.0 | 43.4 |
| 2025年5月 | 60 | 22.4 | 39.2 |
| 2026年5月 | 70 | 16.7 | 40.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥72
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ1,718人。区分でいちばん多いのは個人・その他で60.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.1%を占め、残る63.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年5月% | 2022年5月% | 2023年5月% | 2024年5月% | 2025年5月% | 2026年5月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.7 | 49.6 | 50.3 | 49.7 | 49.3 | 60.2 |
| 事業法人 | 39.7 | 41.5 | 42.9 | 44.7 | 46.7 | 35.4 |
| 外国法人 | 0.5 | 1.1 | 1.9 | 1.9 | 2.4 | 2.7 |
| 金融機関 | 6.3 | 6.1 | 3.7 | 2.4 | 0.8 | 0.8 |
| 証券会社 | 2.8 | 1.6 | 1.2 | 1.2 | 0.8 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ディー・ケー・コーポレーション | 33.39 |
| 02 | UHPartners2投資事業有限責任組合 | 6.98 |
| 03 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.57 |
| 04 | 河田 晃 | 6.23 |
| 05 | 河田 充 | 4.87 |
| 06 | ダイコー従業員持株会 | 4.56 |
| 07 | 西村 晃 | 4.50 |
| 08 | 河田 すみ子 | 2.70 |
| 09 | 河田 正春 | 2.63 |
| 10 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 1.48 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 12期分
1株利益は12期で+8%、1株純資産は12期で−2%。直近期のROEは10.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年5月 | 159 | 1,725 | 9.5 | — | 28.3 |
| 2016年5月 | 78 | 916 | 8.7 | — | 29.0 |
| 2017年5月 | 79 | 974 | 8.4 | — | 28.4 |
| 2018年5月 | 83 | 1,035 | 8.3 | — | 30.1 |
| 2019年5月 | 93 | 1,068 | 8.6 | 8.5 | 33.9 |
| 2020年5月 | 106 | 1,143 | 9.6 | 13.5 | 33.0 |
| 2021年5月 | 148 | 1,257 | 12.4 | 10.5 | 32.4 |
| 2022年5月 | 132 | 1,341 | 10.2 | 9.1 | 36.4 |
| 2023年5月 | 115 | 1,409 | 8.4 | 9.7 | 42.5 |
| 2024年5月 | 113 | 1,473 | 7.8 | 11.4 | 43.4 |
| 2025年5月 | 153 | 1,577 | 10.0 | 9.1 | 39.2 |
| 2026年5月 | 172 | 1,691 | 10.5 | 10.0 | 40.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/5期の役員報酬は総額212百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 河田晃 | 代表取締役 社長 | 54 |
| 西村晃 | 代表取締役 専務 | 69 |
| 岡野拓哉 | 取締役 | 67 |
| 白井充 | 取締役 管理部長 | 51 |
| 髙本克哉 | 取締役 本社営業部長 | 60 |
| 三木哲也 | 取締役 大阪営業所長 | 61 |
| 玉井清二 | 取締役 東京営業所長 | 54 |
| 土居慎一 | 取締役 監査等委員 | 63 |
| 河端民平 | 取締役 監査等委員 | 74 |
| 武智弘泰 | 取締役 監査等委員 | 52 |
| 高桑リエ | 取締役 監査等委員 | 54 |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 182 | 17 | 199 | 25 |
| 監査等委員 | 5 | 13 | 0 | 13 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,758字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,258字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,282字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,055字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第51期(2025/06/01-2026/05/31)2026-08-27
- 半期報告書半期報告書-第51期(2025/06/01-2026/05/31)2026-01-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第50期(2024/06/01-2025/05/31)2025-08-29
- 半期報告書半期報告書-第50期(2024/06/01-2025/05/31)2025-01-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2023/06/01-2024/05/31)2024-08-30
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第3四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-15
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第2四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-15
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第1四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-16
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2022/06/01-2023/05/31)2023-08-31
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第3四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第2四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-16
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第1四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-17
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- 決算説明資料2026年5月期 決算説明会資料2026-07-28
- 決算説明資料2026年5月期 決算補足説明資料2026-07-14
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