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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

あらた

ARATA CORPORATION2733 · Prime · 卸売業

日用品・化粧品卸売の専業大手。ドラッグストア・ホームセンター等にメーカー商品を納入し、店頭管理・販促支援も提供。

概要

あらたは、ドラッグストアやホームセンターなどへ日用品・化粧品を卸す中間卸売業者である。連結売上高1兆円超、営業利益率1.5%の薄利多売型でありながら、巨大な流通網と品揃えで参入障壁を築く。2026年3月期の売上高は1兆47億円、従業員数は3,008人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

日用品・化粧品卸売の単一セグメント

あらたグループは、日用品・化粧品・家庭用品・ペット用品等の卸売業を主な事業とする単一セグメントである。事業系統図によれば、当社及び連結子会社16社、持分法適用関連会社2社で構成される。主力の卸売事業に加え、子会社の株式会社インストアマーケティングが店頭管理・フィールドサポート事業を担う。この事業は、メーカーと共同で企画した広告提案を小売店に行い、提案広告と店頭の連動を管理し、店頭活性化を図るものである。

ヘルス&ビューティーが売上の3割超

2026年3月期のカテゴリー別売上実績では、ヘルス&ビューティー(化粧品、医薬品、健康食品等)が3,145億円で全体の31.3%を占め、前年比2.6%増。次いで紙製品(1,955億円)、ペット(1,916億円)、ハウスホールド(洗剤類等、1,402億円)と続く。ペット関連はグループ会社ジャペル株式会社の専門性を活かした提案により伸長している。業態別ではドラッグストア向けが5,229億円と過半を占め、ディスカウントストア向けが前年比6.6%増と成長している。

薄利多売だが高い参入障壁を持つビジネスモデル

あらたの営業利益率は2026年3月期で1.32%と低いが、売上高は1兆円を超える。多数のメーカー商品を取り扱い、小売店に納品する中間卸として、巨大な流通網と品揃えを誇る。店頭管理サービスによりメーカーと小売の販促効果を最大化する付加価値も提供する。このスケールメリットと情報分析機能が競争優位性となり、新規参入を難しくしている。中期経営計画2030では、売上高1兆1,600億円、ROE8%以上を目標に掲げる。

業界の中での役割は日用雑貨・化粧品の卸売業者(メーカーと小売間の流通・販促支援)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.0兆円
営業利益
132億円
営業利益率
1.3%
純利益
101億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01日用品・化粧品卸売主力

ドラッグストア、ホームセンター、スーパー、総合スーパー等に向けて、日用品、化粧品、家庭用品、ペット用品等を卸売。多数のメーカー商品を取り扱い、小売店に納品。

主な製品・サービス3
日用品卸売
洗剤、衛生用品、キッチン用品など日常消費財を小売店に供給。
化粧品卸売
スキンケア、メイクアップ、ヘアケア等の化粧品・トイレタリーを小売店に供給。
家庭用品・ペット用品卸売
家庭内用品、ペットフード・用品等も取り扱い、多様なカテゴリーをカバー。

02店頭管理・フィールドサポート準主力

インストアマーケティングが、メーカーと共同企画した広告提案を顧客小売店に行い、提案広告と店頭との連動を管理。店頭活性化支援を提供。

主な製品・サービス1
店頭管理サービス
売り場の陳列・POP・在庫管理等を代行し、メーカーと小売の販促効果を最大化。

製品と技術

ヘルス&ビューティー:化粧品から医薬品まで幅広く

ヘルス&ビューティーカテゴリーは、化粧品、装粧品、入浴剤、身体洗浄剤、ヘアカラー、オーラルケア、医薬品、健康食品などを含む。2026年3月期の売上は3,145億円で全体の31.3%を占める。あらたは多数のメーカー品を取り扱い、ドラッグストアを中心に供給する。専売・優先流通品の拡大により独自性を強化しており、中期経営計画でも重点カテゴリーに位置づけられている。

ペット用品:専門子会社ジャペルが提案力を発揮

ペットカテゴリーは、ペットフード、ペット用品、おやつなどを扱い、2026年3月期に1,916億円の売上を計上した。グループ会社であるジャペル株式会社が専門性を発揮し、ペットの体調やライフステージに合わせたフード提案や、楽しみを提供するおやつ提案を実施している。新規取引の獲得やインストアシェア拡大により、前年比2.5%増と成長を続けている。

店頭管理サービス:メーカーと小売を結ぶフィールドサポート

子会社の株式会社インストアマーケティングが提供する店頭管理・フィールドサポート事業は、メーカーと共同で企画した広告提案を小売店に行い、売り場の陳列やPOP、在庫管理等を代行する。これにより、メーカーの販促効果を最大化し、小売店の店頭活性化を図る。卸売事業と連動したサービスであり、あらたの競争力の一翼を担っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

化粧品卸で国内首位、内需依存

あらたは化粧品・日用品卸売で国内最大手の一角。同業のリョーサン菱洋ホールディングスはエレクトロニクスが主力であり、直接の競合は限定的。また、イメージ ワンやタビオは専門商社で規模が小さい。高千穂交易は情報機器卸が中心。卸売業界は寡占化が進み、大手は総合化を志向するが、当社は化粧品・日用品に特化し、ドラッグストア向けが強い。直近売上高は約9,862億円と安定成長だが、営業利益率1.5%と低く、小売の値下げ圧力や人件費上昇が収益を圧迫。海外売上比率が低く、内需依存が課題。

強み

  • 国内化粧品卸売市場で最大手、幅広いブランドを扱いドラッグストアへの販路が強み。
  • 売上高約1兆円と規模が大きく、安定的なキャッシュフローを創出。
  • 大手ドラッグチェーンへの直接納入比率が高く、長期取引で信頼を構築。
  • メーカーとの連携で在庫リスクを低減、効率的な物流網を保有。

課題

  • 営業利益率1.5%程度と薄利、小売の価格競争が収益性を圧迫。
  • 海外売上比率が低く、国内市場縮小の影響を直接受ける。
  • 物流コストや人件費の上昇が利益を圧迫、省人化投資が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字があらた

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17433伯東1,127億円20.0倍
28014蝶理1,074億円8.7倍
38084RYODEN1,035億円19.6倍
43036アルコニックス1,030億円17.8倍
57504高速1,014億円25.1倍
62733あらた971億円8.9倍
79902日伝909億円17.5倍
88043スターゼン897億円10.5倍
93950ザ・パック895億円14.9倍
103151バイタルケーエスケー・ホールディングス864億円10.9倍
113946トーモク863億円10.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

持株会社として設立され、ジャスダックに上場した2002年

2002年4月、ダイカ株式会社、伊藤伊株式会社、株式会社サンビックの3社が共同で持株会社「株式会社あらた」を設立し、ジャスダックに上場した。同年9月には株式交換により徳倉株式会社を子会社化。設立当初は持株会社として機能したが、2004年4月に事業会社へ移行した。この移行は、複数の卸売会社を統括する体制から、自ら卸売事業を直接営む形へとビジネスモデルを転換する重要な節目となった。

M&Aで事業規模を拡大した2005〜2006年

2005年4月、子会社の株式会社木曽清、株式会社木曽清サービス、株式会社ドルフと合併。同年12月には株式交換によりジャペル株式会社を子会社化し、ペット用品分野の専門性を獲得した。2006年10月には株式会社シスコと合併した。一連のM&Aにより、日用品・化粧品卸の事業基盤を強化するとともに、ペット用品など取扱カテゴリーを拡充し、規模の拡大を加速させた。

東京証券取引所第一部に指定され、本店を東京に移転

2011年3月、東京証券取引所市場第二部に上場し、わずか1年後の2012年3月には市場第一部に指定された。この間、2012年2月には中国上海に現地法人「凱饒泰(上海)貿易有限公司」を設立し、海外展開を本格化。2013年10月にはタイ・バンコクにARATA(THAILAND)CO., LTD.を設立し、東南アジアにも進出した。2014年7月には本店を千葉県船橋市から東京都江東区に移転し、経営の意思決定拠点を東京に集約した。

海外展開と資本提携を進めた2010年代後半

2015年3月、タイのサハグループと合弁会社SIAM ARATA CO., LTD.を設立。2020年9月には中国の広州衆上投資控股集団有限公司(衆上集団)と包括的業務提携契約を締結し、2021年6月には同社への出資を決定した。2020年10月にはベトナム・ホーチミンにARATA VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立。2024年1月には中国広州に新楽華(広州)国際貿易有限公司を設立し、アジア地域でのプレゼンスを着実に拡大した。

プライム市場移行とPB推進、M&A継続

2021年6月、東京証券取引所プライム市場に移行。同年、監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。2024年1月にはPBR1倍超を目指す株式施策として1株を2株に分割。2026年1月には株式会社MAPホールディングス(msh株式会社および株式会社Polite)の株式を取得し子会社化するなど、成長投資を継続している。2026年3月期に売上高1兆円を達成したが、利益面ではコスト増が課題となっている。

年表29件を開く

2000年代

  • 2002年4月創業ダイカ株式会社、伊藤伊株式会社、株式会社サンビックと共同で当社は持株会社、株式会社あらたを設立し、ジャスダックに上場する。
  • 2002年9月株式交換により徳倉株式会社を子会社とする。
  • 2004年4月持株会社から事業会社へ移行する。
  • 2004年6月本店を東京都港区より千葉県船橋市に移転する。
  • 2004年8月株式交換により株式会社木曽清を子会社とする。
  • 2005年4月M&A子会社である株式会社木曽清、株式会社木曽清サービス、株式会社ドルフと合併する。
  • 2005年12月株式交換によりジャペル株式会社を子会社とする。
  • 2006年10月M&A株式会社シスコと合併する。
  • 2007年4月子会社として株式会社インストアマーケティングを設立する。
  • 2007年12月資本効率の改善及び株主様への利益還元を目的として自己株式の取得を行い、公開買付で4,066,750株を取得する。
  • 2008年9月シーエス薬品株式会社、株式会社サイバーリンクス、日本総合システム株式会社と共同で、棚割用商品情報を配信するサービスを開始する。

2010年代

  • 2010年3月株式会社日本アクセス、アルフレッサホールディングス株式会社と業務提携契約を締結する。
  • 2011年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場する。
  • 2012年2月子会社として中国上海に子会社凱饒泰(上海)貿易有限公司を設立する。
  • 2012年3月東京証券取引所市場第一部に指定される。
  • 2012年8月市野株式会社の株式を取得し子会社とする。
  • 2013年10月子会社としてタイバンコクにARATA(THAILAND)CO.,LTD.を設立する。
  • 2014年7月本店を千葉県船橋市より東京都江東区に移転する。
  • 2015年3月タイバンコクにサハグループと合弁会社SIAM ARATA CO.,LTD.を設立する。
  • 2016年6月120%コールオプション条項付第1回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行する。
  • 2018年7月新株式発行、自己株式の処分及び当社株式の売り出し並びに120%コールオプション条項付第2回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行する。
  • 2019年4月M&A子会社である株式会社ファッションあらたと合併する。
  • 2019年4月アサヒ化粧品販売株式会社の株式を追加取得し、持分法適用関連会社とする。

2020年代

  • 2020年9月中国の広州衆上投資控股集団有限公司(衆上集団)と包括的業務提携契約を締結する。
  • 2020年10月子会社としてベトナムホーチミンにARATA VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立する。
  • 2021年6月監査等委員会設置会社へ移行する。中国の広州衆上投資控股集団有限公司(衆上集団)との資本提携について機関決定し、新衆上(広州)有限公司へ出資する。東京証券取引所プライム市場に移行する。
  • 2024年1月PBR1倍超を目指す株式施策として、投資家層の拡大及び当社株式の流動性の向上を図り、当社普通株式を1株につき2株の割合をもって分割を実施する。
  • 2024年1月子会社として中国広州に新楽華(広州)国際貿易有限公司を設立する。
  • 2026年1月株式会社MAPホールディングス(msh株式会社および株式会社Polite)の株式を取得し、株式会社MAPホールディングス、msh株式会社および株式会社Politeを子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2031年3月期まで11,600億円
  • 経常利益2031年3月期まで160億円
  • EBITDA2031年3月期まで240億円
  • ROE2031年3月期まで8%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    独自性強化によるインストアシェア拡大

    店頭でのシェア拡大を目的に、情報分析機能を活かしたカテゴリー戦略を推進し、消費者ニーズの変化に対応した品揃えと販促を強化する。

  2. 02

    新たな成長ドライバーの確立

    既存事業に加え、新たな収益源となる事業やサービスの開発に注力し、中長期的な成長の柱を育成する。

  3. 03

    売上総利益率改善施策

    仕入・物流・販売の各プロセスでの効率化や価格適正化により、粗利率の向上を図るとともに、コスト増加分の適切な価格転嫁を進める。

  4. 04

    販管費率抑制施策

    IT投資効果の早期発現や業務プロセス見直しにより、販売費及び一般管理費の対売上高比率を低減する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,008人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は619万円で、9期前と比べて+16.5%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は18.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,926
2018年3月3,023
2019年3月53141.718.23,016
2020年3月54041.818.22,984
2021年3月54742.318.52,997
2022年3月54542.418.62,972
2023年3月56842.718.92,924
2024年3月59742.918.92,893
2025年3月60442.818.72,923513
2026年3月61942.718.53,008439

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率118.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)42.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 11 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
北海道・東北地区 北海道支社管轄拠点 東北支社管轄拠点119億円
首都圏地区 首都圏支社管轄拠点101億円
九州・中四国地区 九州支社管轄拠点 中四国支社管轄拠点8,156百万円
関西地区 関西支社管轄拠点7,512百万円
北陸営業所その他 — 石川県金沢市他7,330百万円
中部地区 中部支社管轄拠点4,353百万円
本社 — 愛知県春日井市3,808百万円
本社 — 東京都江東区2,104百万円
主な関係会社
  • 国内
    ジャペル㈱(注)2、3
    愛知県 春日井市
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャペルパートナーシップサービス㈱
    愛知県 春日井市
    議決権100.0%
  • 国内
    ペットライブラリー㈱
    愛知県 小牧市
    議決権100.0%
  • 国内
    モビィ㈱
    神奈川県 平塚市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ベッツ・チョイス・ジャパン
    愛知県 春日井市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱インストアマーケティング
    東京都 江東区
    議決権100.0%
  • 海外
    凱饒泰(上海)貿易有限公司
    中国 上海
    議決権100.0%
  • 海外
    新楽華(広州)国際貿易有限公司
    中国 広州
    議決権100.0%
  • 海外
    JAPELL(HONG KONG)CO.,LIMITED
    中国 香港
    議決権100.0%
  • 海外
    ARATA(THAILAND)CO.,LTD.
    タイ バンコク
    議決権49.0%
  • 海外
    SIAM ARATA CO.,LTD.
    タイ バンコク
    議決権75.0%
  • 海外
    ARATA VIETNAM COMPANY LIMITED
    ベトナム ホーチミン
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • ㈱D-Neeコスメティック神奈川県 横浜市100%
  • ㈱MAPホールディングス東京都 港区100%
  • msh㈱東京都 渋谷区100%
  • ㈱Polite東京都 港区100%
  • アサヒ化粧品販売㈱沖縄県 浦添市49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.0兆円営業利益132億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.9%、利益が-12.0%。

売上高
+1.9%
1.0兆円
営業利益
-12.0%
132億円
純利益
-2.9%
101億円
営業利益率
1.3%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.0兆円1.0兆円
営業利益110億円132億円
純利益70億円101億円
1株あたり配当¥112¥112

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,638億円、営業利益は31億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.2%、営業利益は−27.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,12610
2024年1Q2,352431.832
2024年2Q2,362371.625
2024年3Q2,477441.830
2024年4Q2,25016
2025年2Q4,915821.758
2025年4Q4,947681.446
2026年2Q5,033741.550
2026年4Q5,014581.251
2027年1Q2,638311.220

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は6,163億円から1.0兆円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は1.3%。売上は11期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
子会社としてタイバンコクにARATA(THAILAND)CO.,LTD.を設立する。
2013年3月0.623618
2014年3月0.654424
タイバンコクにサハグループと合弁会社SIAM ARATA CO.,LTD.を設立する。
2015年3月0.642511
2016年3月0.685832
2017年3月0.707849
2018年3月0.739464
子会社である株式会社ファッションあらたと合併する。
2019年3月0.759469
子会社としてベトナムホーチミンにARATA VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立する。
2020年3月0.8010172
2021年3月0.8312182
2022年3月0.8613790
2023年3月0.8913782
子会社として中国広州に新楽華(広州)国際貿易有限公司を設立する。
2024年3月0.94153103
2025年3月0.991501561.5104
2026年3月1.001321351.3101

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.0兆円のうち、営業利益として残るのは132億円1.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は101億円、売上の1.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.3%9,074億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.4%841億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.3%132億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
1.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
1.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.3pt
8.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが187億円、投資CFが−128億円で、差し引きのフリーCFは59億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は386億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月100−41−775969
2014年3月15−5972−4497
2015年3月220−68−140152110
2016年3月76−34−1842134
2017年3月126−32−9994129
2018年3月116−29−4587171
2019年3月95−9−6786191
2020年3月53−27−3826178
2021年3月141−52−5889209
2022年3月65−72−9−7194
2023年3月110−43−3367228
2024年3月141−53−4688270
2025年3月98−64−8034225
2026年3月187−12810159386

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,479億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,242億円で、自己資本比率は35.7%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,0674901,57723.7
2014年3月2,2125101,70223.1
2015年3月2,1185391,57925.4
2016年3月2,1975591,63825.5
2017年3月2,2305961,63426.7
2018年3月2,4377151,72229.3
2019年3月2,4368051,63133.0
2020年3月2,4978291,66833.2
2021年3月2,5559101,64535.6
2022年3月2,7139621,75135.4
2023年3月2,9091,0211,88835.1
2024年3月3,1701,0972,07334.6
2025年3月3,1171,1661,95237.4
2026年3月3,4791,2422,23735.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
397億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
868億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,237億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
57
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中54位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中239位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.4%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,693で、1年前と比べて-9.9%過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。

¥2,693-0.9%1ヶ月+6.6%1年-9.9%時価総額971億円
過去52週の値幅
安値¥2,369高値¥3,205

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.9倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR0.73倍
配当利回り4.16%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末から上昇基調。6/26の2437円を底に7/17には2604円まで上昇。25日線(2511.96円)を上回り、25日線と75日線のゴールデンクロスが接近。RSI68.2と買われ過ぎ圏手前だが、上昇トレンドは継続。52週高値3275円からは-21%。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 8.5倍は業界平均17.5倍を大きく下回り、PBR 0.69倍は平均1.20倍を大幅に下回る。配当利回り4.35%は平均2.96%を上回り高水準。ROE 8.4%は低めだが、安定した配当と低バリュエーションが評価される。営業利益率が1%台と薄利だが、売上高は拡大基調。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.9倍17.9倍
PER (予想)12.9倍
PBR0.73倍1.24倍
ROE8.4%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は増収増益も、営業益率が1.3%まで低下見通し。強気派は、ドラッグストアの品揃え需要拡大とPB開発による高付加価値化を評価し、低PBR・低PERゆえの割安感を指摘。弱気派は、競争激化による利益率のさらなる低下リスク、卸売業の構造的な交渉力の弱さ(メーカーと小売りの板挟み)を警戒。また、物流費上昇や人件費増が利益を圧迫する懸念がある。

プラスに働く材料7
  • ドラッグストア市場拡大

    ドラッグストアの伸びに伴い、卸売需要も拡大、売上増加基調。

  • PB開発で利益率向上

    自社PB品の拡販で、卸売の低マージン構造からの脱却を図る。

  • 割安バリュエーション

    PER8.5倍、PBR0.69倍、配当利回り4.35%で割安感。

  • PER8.5倍の割安、配当利回り4.35%継続影響

    PER8.5倍、配当利回り4.35%は魅力的で下支え。

  • 売上高1兆円超の安定収益基盤継続影響

    売上高1兆円超、営業利益130億円超の安定規模。

  • 外資保有率22.1%と高く需給良好継続影響

    外国人保有比率高く、需給改善期待。

  • PBR0.69倍で財務健全性高く安全継続影響

    解散価値超過、財務安全性高い。

マイナスに働く材料7
  • 営業利益率の低下傾向

    25/3期1.52%→26/3期1.31%と利益率が低下見通し。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争や、小売りの直接仕入れ拡大リスク。

  • コスト上昇リスク

    物流費・人件費の上昇が薄利の収益構造に直撃。

  • 2026年3月期営業利益132億円に減少2026/3影響

    営業利益132億円(前期150億円から12%減)、利益率1.31%に低下。

  • 営業利益率1.3%の薄利体質、コスト上昇圧力継続影響

    営業利益率1.3%と薄利、人件費・物流費上昇で圧迫。

  • 株価1年で16%下落、センチメント悪化継続影響

    株価下落トレンド継続で売り圧力。

  • 卸売業界の競合激化、値下げリスク継続影響

    仕入価格上昇を転嫁できず、利益率低下リスク。

次の決算で確かめる点
営業利益率
薄利多売の卸売業では、利益率のトレンドが死活問題。
PB売上高比率
高付加価値戦略の進捗を示す指標。
ROE
資本効率が8%台で、改善が株主価値向上に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり112で、前期から+9.8%いまの株価に対する利回りは4.16%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥112
1株あたり
配当利回り
4.16%
いまの株価に対して
配当性向
41.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3326.7
2018年3月3815.425.1
2019年3月406.725.4
2020年3月436.314.5
2021年3月455.923.0
2022年3月6134.426.3
2023年3月6812.435.2
2024年3月9336.039.3
2025年3月10210.346.8
2026年3月1129.841.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥112

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,556人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.7%を占め、残る61.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他35.536.335.735.835.838.0
外国法人21.922.521.923.622.322.1
金融機関23.121.522.420.922.921.5
事業法人18.518.518.618.518.117.3
自己株式5.35.35.36.57.47.2
証券会社1.01.21.31.30.91.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.09
02音羽殖産株式会社6.00
03あらた社員持株会3.71
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.35
05BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.14
06野村信託銀行株式会社(投信口)3.00
07株式会社日本カストディ銀行(信託E口)2.73
08ライオン株式会社2.67
09畑中 伸介2.55
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.66%
    -1.23pt
  • 2026-06-11
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.89%
    -0.94pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.83%
    +3.99pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1220%、1株純資産は14期で+483%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月236363.617.856.2
2014年3月326624.810.841.3
2015年3月733,4962.122.2139.5
2016年3月2103,6285.911.831.0
2017年3月3314,0558.49.226.7
2018年3月3994,2859.714.925.1
2019年3月3984,5479.19.625.4
2020年3月2072,4318.811.214.5
2021年3月2402,6669.410.223.0
2022年3月2642,8169.66.926.3
2023年3月2412,9898.38.435.2
2024年3月3033,2529.710.939.3
2025年3月3103,4919.210.146.8
2026年3月3033,7088.49.841.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額282百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
須崎裕明取締役会長70
東風谷誠一代表取締役 社長執行役員 経営戦略本部長60
瓜生善郎取締役 副社長執行役員 管理統括本部長 兼IT改革DX推進本部長56
畑中秀太取締役 専務執行役員 商品本部長51
水野昭人取締役62
那須雄次社外取締役71
八尾紀子社外取締役59
小西規雄社外取締役68
武藤雅俊社外取締役(監査等委員)70
坂本倫子社外取締役(監査等委員)52
牟禮恵美子社外取締役(監査等委員)57
鈴木健夫58
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
及川剛社外取締役65
高橋輝取締役(監査等委員)63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61399223239
社外取締役850506

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容303字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、日用品・化粧品・家庭用品・ペット用品等の卸売業を主な事業の内容としております。 当社グループは、ドラッグストア、ホームセンター、スーパー、総合スーパー等に日用品・化粧品等を販売する卸売業を主たる業務としており、当社、連結子会社16社及び持分法適用関連会社2社により構成されております。 事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)店頭管理・フィールドサポート事業とは、当社がメーカーと共同で企画した広告提案を、当社お得意先に対して行い、提案した広告とお得意先の店頭とが連動するように㈱インストアマーケティングが店頭管理を行うことでお得意先の店頭活性化を図る事業です。
経営方針・対処すべき課題2,447字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは「美と健康、清潔で快適な生活を創造する」を経営ビジョンとし、みなさまの暮らしを快適にする身近な商品を、全国の小売業様の店頭にお届けする、日用品・化粧品等の卸商社として、社会的インフラの一翼を担っております。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2026年3月期を最終年度とする中期経営計画において、売上高・経常利益・ROE・配当性向を目標として掲げております。 (3) 経営戦略及び定量目標 2026年3月期を最終年度とする中期経営計画の目標数値及びその結果 当社グループはこれまで以上の成長を果たすべく、各小売業様の「店頭」を常に意識しながら、当社の強みである情報分析機能を活かし、消費者の生活様式や購買意識の変化を捉えたカテゴリー戦略を図ってまいりました。 その結果、将来を見据えた成長の要となる売上高につきましては、インフレの影響および当社の販売戦略により商品単価は上昇し、前年同期比101.9%と前年実績を上回ったものの、消費者動向の変化等により、販売数量は伸びず、売上伸長率が鈍化したため、目標である1兆60億円に対して未達となりました。売上総利益は、前年同期比101.2%と増加したものの、売上総利益率は、前年同期比で0.07ポイントマイナスとなり、流通業界の環境変化や物価上昇を起因とするセンターフィー等の増加が主な要因であります。販売費及び一般管理費につきましては、インフレに伴う物価上昇に対応したコストコントロール(販管費抑制施策)の遅れや、人手不足などを背景とした人件費や物流費の増加に加え、賃借料や一時的要因による経費の増加が加わりました。また、IT中計の導入は完了するも、その効果が販管費の削減に結び付くまでに時間を要しており、販売費及び一般管理費は前年同期103.6%、販管費率は前年同期比0.13ポイント増加となりました。 これらのコスト増加等に適切に対応し、経常利益につきましては期中に新たな目標として設定した130億円を達成し、計画通りに着地いたしました。 また、資本効率を示すROEにつきましては、インフレによるコスト増加に対応した販管費抑制施策の遅れや、一部事業における収益面の課題などによる収益性の低下が影響し、実績は8.4%となり、目標としていた10%台には及びませんでした。一方で、配当性向につきましては、このような状況下においても11期連続となる増配を継続した結果、実績は37.0%となり、目標として掲げていた30%を上回る結果となりました。 (4) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは生活必需品を取扱う社会インフラとしての使命を担い、暮らしを支え、快適な生活を創造する企業として、「世の中のお役に立ち続ける」という経営理念のもと、「強く」「正しく」そしてその先には「楽しく」というあらたESG基本方針に沿い、経済や社会に対して価値を提供し続けてまいりました。 現在、インフレによるコスト増加や小売業の再編など、当社グループを取り巻く環境は大きな転換期にあります。 当社グループは「長期経営ビジョン2030」の実現に向けた第2フェーズ「中期経営計画2026」において、目標であった売上高1兆円を達成した一方で、外部環境の変化によりコストコントロールや資本収益性に課題を残しました。 このような状況の中、これらの環境変化や当社が抱える課題に対応すべく、最終フェーズとなる「中期経営計画2030」を策定いたしました。本計画を「戦略的投資フェーズ」と位置づけ、前半は成長投資によるコスト増が収益に影響することが見込まれますが、卸事業の体質強化と成長戦略の推進により後半にかけて収益改善を図り、2030年以降の更なる企業価値向上に繋げてまいります。 つきましては、本計画における目標及び実行すべき戦略を以下のように定めました。 ■中期経営計画2030の概要 (1) テーマ 「強さを磨き、未来を拓く」 卸事業において当社が本来持つ「強さ」を再度磨くことを目的とした「体質強化戦略」により、ボトムラインの底上げを行うとともに、独自性を強化し、中長期的な成長を進める「成長戦略」により、当社独自の付加価値を高めることで、更なるトップラインの拡大を図ります。 また、株主還元・キャッシュアロケーションを意識した財務戦略を進め、サステナビリティ戦略としては環境・人材・地域社会・ガバナンスに加え、サプライチェーン全体を考えた施策を進めることにより、企業価値向上に繋げてまいります。 (2) 定量目標 (単位:億円) 売上高   経常利益   EBITDA   ROE 2030年3月期 目標数値   11,600   160   240   8%以上 (参考) 2026年3月期 実績   10,047   135   180   8.4% (3) 事業戦略 <成長戦略> ① 独自性の強化によるインストアシェアの拡大 ② 新たな成長ドライバーの確立 ③ 売上拡大を支える機能強化 <体質強化戦略> ① 売上総利益率改善施策 ② 販管費率抑制施策 ③ グループ会社の収益性改善 (4) 財務戦略 ① 資本コストを意識した柔軟な株主還元の実施:配当性向30%を意識しながら安定配当・増配を図る ② ROICを軸とした投資規律と経営管理の実施、EBITDAを収益性・キャッシュ創出力評価の指標として活用 (5) サステナビリティ戦略 サステナビリティ強化を企業価値向上につなげる (環境・人材・地域社会・ガバナンス・サプライチェーン)
事業等のリスク5,458字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 競争激化による投資コストの増加について 当社グループが属する日用品・化粧品の卸売業界におきましては、取扱い商品における業界の垣根を越えた再編の可能性があり、主要顧客である小売業界においても同様の動きが起こる可能性があります。また、外資系小売業の進出などにより、物流機能の取り込みが起こり、卸売業の物流機能の評価が低下する可能性もあります。 このような業界再編やそれにともなう物流形態の変化等の環境変化に対応するために、新しい事業分野への進出や、物流機能の充実のための大型物流センター等の設備投資が必要となってくると考えられます。その場合には、減価償却費や物流に関連する各種経費の一時的増加により業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、今後も積極的な売上拡大に対応する為、全国に亘る物流ネットワークの整備を継続してまいりますので、初期投資に関わる費用、減価償却費の増加は見込まれますが、従来通りに既存センターの統合、廃止などにより、在庫の削減、センター内の業務費用、配送費用の圧縮により投資コストの早期回収を進めます。 ② 業績変動について 当社グループの業績は、第4四半期において他の四半期に比べて売上高及び利益は低下する傾向にあります。 これは主に、12月に日用品をまとめて購入する消費需要の反動や、2月は営業日数が少ない等の影響によるものであります。このため、第3四半期までの業績の傾向が、年間の業績の傾向を示さない可能性があります。 また、上記傾向が継続していることに加え、自然災害の発生や消費税率の変更など大きな環境変化が起こった際には四半期毎の傾向が大きく変わることが想定され、過去の傾向どおりには推移しない可能性もあります。 この様な各種環境変化への対応としては過去において売上高、利益に対して影響を及ぼした要因を分析し、消費の需要変化を予測し、執行役員等が出席する経営会議や取締役会において商品政策、販売政策を検討し実施しております。 なお、2025年3月期及び2026年3月期の四半期毎の業績は、以下のとおりであります。 (単位:百万円) 2025年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   年度計 売上高   245,604   245,918   262,978   231,712   986,212 (構成比 %)   (24.9)   (24.9)   (26.7)   (23.5)   (100.0) 営業利益   4,710   3,463   4,925   1,888   14,989 (構成比 %)   (31.4)   (23.1)   (32.9)   (12.6)   (100.0) 経常利益   5,057   3,512   5,207   1,839   15,617 (構成比 %)   (32.4)   (22.5)   (33.3)   (11.8)   (100.0) (単位:百万円) 2026年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   年度計 売上高   251,192   252,106   264,985   236,464   1,004,749 (構成比 %)   (25.0)   (25.1)   (26.4)   (23.5)   (100.0) 営業利益   4,065   3,317   3,972   1,852   13,207 (構成比 %)   (30.8)   (25.1)   (30.1)   (14.0)   (100.0) 経常利益   4,152   3,396   4,167   1,817   13,534 (構成比 %)   (30.7)   (25.1)   (30.8)   (13.4)   (100.0) ③ ペット生体の需給動向について 犬猫生体については、繁殖者の減少から生体が供給不足になる可能性があります。また、犬猫の平均寿命は延びているものの、高齢生体の比率が上昇しており、高齢生体の死亡により飼育頭数が減少する可能性があります。生体全般としては人獣共通感染症が発生した場合に生体が減少する可能性があります。ペットフード・用品の売上高については、ペット生体の数の増減によって業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、近年において犬の飼育頭数の減少が見られるなどの状況が発生しておりますが、高齢生体の上昇や飼い主とペットとの関係性の変化等によるペットフード・用品の高機能化などの変化に迅速に対応する等、生体数減少による売上高の減少をカバーする対応を行っております。 ④ 商慣習によるリスクについて 当社グループが所属する日用品・化粧品・ペット卸売業界は、商品の販売数量や支払条件等に応じて、メーカーから販売奨励金等が支払われます。これは、メーカーと当社グループの間で取り決められた条件を達成することによって支払われますが、メーカーの営業戦略の変更により制度変更された場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの商品在庫におきましては、ほぼメーカーへの返品が可能となっております。しかしながら、メーカーの民事再生等により債務不履行が発生した場合は、在庫評価損の計上や返品が不能となる場合があり、業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、近年ではメーカーの債務不履行により業績に大きな影響を与える事例は発生しておりませんが、買掛金、在庫管理を中心として仕入先与信管理を強化し、リスク軽減の対応を行っております。 ⑤ ペットフードの安全性について 「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」の施行により、安全基準値を超えた商品が発見された場合にはペットフードの生産、流通に支障が生じる可能性があります。また、ペットフードの主原料になることが多いトウモロコシ等の穀物について、世界的な異常気象等による不作から、ペットフードの調達不足が発生した場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、現時点では当該リスクが顕在化する可能性については認識しておりません。しかし今後発生する可能性を考慮し、仕入先との連携によるペットフードに関する情報収集の強化や仕入先を複数もつことでのリスク軽減などの対応を行っております。 ⑥ カントリーリスクについて 当社グループは、海外事業の拡大を図っており、海外現地における政情不安、貿易制裁、文化や法制度の相違、特殊な労使関係等によるカントリーリスクにより、円滑な業務運営が妨げられ、当社グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社仕入先の製造工場が海外にある場合にも、同様のリスクが考えられ、商品供給が滞る可能性があります。 ⑦ 信用リスクについて 当社グループでは取引先の信用悪化や経営破綻による損失が発生する信用リスクを管理するため、信用調査会社による資料に基づき要注意先を設定し与信限度額を定め、与信先の信用状態に応じて必要な担保・保証などを取り付けるとともに、会計上充分な貸倒引当金を計上しております。 しかしながら、得意先の業績悪化により、債権等が回収不能となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、これまでにも債権回収不能の事態は発生しておりますが、多くが軽微であり経営に大きく影響を与える状況にはありません。しかし社会、経済環境の変化により景気が減退し、発生する可能性を考慮し、不安のある得意先に対しては取引限度額の再設定や保証の取り付け、与信保険の設定などによりリスク軽減を図っております。 ⑧ 減損会計について 当社グループは、企業買収等により計上したのれんをはじめ、事業用資産として多くの土地及び建物等さまざまな有形・無形の固定資産を所有しております。 これらの資産において、収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合や、事業用資産の簿価に対して時価が著しく下落した場合等には、固定資産の減損処理が必要となる場合があります。その場合、特別損失が計上され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当該リスクへの対応といたしましては、各支社の収益悪化に対して本社と連携して得意先への対応を協議・実践するなど収益改善に向けた取り組みを強化することでリスク軽減を図っております。 ⑨ 投資有価証券保有にかかる株価変動リスクについて 当社グループは主として営業上の取引関係の維持、強化のため取引先を中心に政策保有株式を保有しております。 このため、株式相場の動向もしくは株式を保有している企業の業績次第では、それぞれの株価に大きな変動が発生し、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当該リスクへの対応といたしましては、政策保有株式全銘柄につき個別に保有の妥当性を判断し、取締役会等で継続して保有する経済合理性が乏しいと判断した場合には、その時の経済情勢や譲渡損益等を考慮したうえで、当該保有先との対話を経て、適切な時期に保有株式の売却を行うなどの対応を行っております。 ⑩ 大規模災害について 当社グループは全国に多くの拠点があり、大規模災害が発生した場合にはその地域における物流機能の麻痺及びシステム障害が発生し、商品の供給が滞る可能性があります。 なお、東日本大震災や近年の大型台風、集中豪雨などにより当該リスクは発生しておりますが、BCP対策強化の一環として、一部の物流センターが被災した場合でも、他のエリアの物流センターから商品供給できる体制を持ち、また全国に分散したバックアップセンターによりシステム障害を防ぐ体制を構築しております。 ⑪ システムトラブルについて 当社グループは、営業活動、商品管理等の多くをネットワークシステムに依拠しております。自然災害や事故の発生、コンピューターウイルスの侵入等により機能が停止した場合、リカバリーシステムによる復旧までに時間を要し、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、近年のデジタル技術の著しい発展の一方で、サイバー攻撃手法の高度化・巧妙化も進んでおり、サイバー攻撃等外部からの不正アクセス、コンピューターウイルス等により、システムダウン、誤作動および不正利用を含む障害ならびに社外への情報漏洩等が発生する可能性があります。これらの要因により当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、有事においても安定的に商品供給するために日次の業務データを複数のバックアップセンターにより分散管理し、一つのセンターが被災した場合においても迅速にシステムを復旧させ、事業継続できる体制を構築しております。さらに、サイバーセキュリティにも常に留意し、適宜必要なシステムの導入を進めてまいります。 ⑫ 感染症等の流行発生にかかるリスク 感染症等の流行により、当社グループの多くの従業員が感染するなど、人的資源の喪失で事業継続が困難になり、業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応といたしましては、BCPの観点からあらゆる事態を想定し、事業への影響及びその対策について、取締役会、経営会議において議論し、本社、支社においてそれぞれの環境に応じた具体的な施策を立案し、このような事象が発生した場合においても最小限の影響にとどめる対策を実施することでリスク軽減を図っております。 ⑬ 気候変動によるリスク 当社グループは、生活必需品を取り扱う卸商社として皆様の生活を支える社会インフラの一部であることから、気候変動に関するリスクを重要な課題と捉え、長期経営ビジョン2030においても対応策や目標を定めております。 気候変動に伴う異常気象による当社物流網やサプライチェーン全体への損害や、脱炭素社会への移行に伴うコスト の上昇などにより当社業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑭ 人的資本にかかるリスク 当社グループが持続的な成長を実現していくためには、多様で優秀な人材を確保・育成し、その能力を最大限に発揮することが重要であります。国内は人口減少による人手不足が進み、雇用情勢の変化や人材の流動化等の影響により、必要な人材の確保・育成が行えなかった場合、当社グループの事業に影響を与える可能性があります。 なお、当該リスクへの対応といたしましては、人権尊重を根底に「多様性の確保」「人材強化」「職場環境の整備」を3つの柱として人事戦略を推進しております。全社的なリスクについては、コーポレートガバナンス統括本部が特定し、ESG委員会及び取締役会においてリスクが経営に及ぼすインパクトの大きさを総合的に評価し、各本部と連携の上、対応策を推進することでリスク軽減を図っております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績の持ち直しによる雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加などにより緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、一段と進む物価上昇や地政学リスクの拡大によって生活費の負担が増加し、消費者の節約志向は一層高まっており依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境において、当社グループはこれまで以上の成長を果たすべく、「中期経営計画2026」(2024年3月期~2026年3月期)で掲げた各重点施策を推進してまいりました。 当社は設立時より各小売業様の「店頭」を常に意識し、当社の強みである独自の情報分析を活かし、消費者の生活様式の変化や購買意識の変化を捉えることにより従来から継続してきたカテゴリー戦略を引き続き実施し、さらに専売・優先流通品の拡大により当社グループの独自性を強化してまいりました。ペット関連商品については、ペットの体調やライフステージに合わせたフードの提案、ペットに喜んでもらい、ペットとの生活をより楽しくするためにペット用おやつの提案を実施する等、あらたグループのペット専門卸商社であるジャペル株式会社の専門性を活かした戦略を実施してまいりました。 このように、戦略的な営業活動の積み上げによるインストアシェアの拡大および新規取引の獲得、さらに、商品調達・企画・開発機能を強化することで、当社の独自性ある商品の取扱いを拡大し、消費者に選ばれる商品を展開してまいりました。 このような活動の結果、売上高は11期連続で過去最高を更新し、長期経営ビジョン2030で2030年3月期までの目標としていた売上高1兆円を達成いたしました。しかし利益面については、売上総利益率の低下、インフレによる物流費や人件費といった販管費の増加が主な要因となり、前年を下回る結果となりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は347,880百万円となり、前連結会計年度末と比較して36,152百万円の増加となりました。 負債合計は223,717百万円となり、前連結会計年度末と比較して28,546百万円の増加となりました。 純資産の部は124,162百万円となり、前連結会計年度末と比較して7,605百万円の増加となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における売上高は1,004,749百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は13,207百万円(前年同期比11.9%減)、経常利益は13,534百万円(前年同期比13.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,130百万円(前年同期比2.2%減)となりました。 なお、セグメントの業績につきましては、当社グループは日用品・化粧品等の卸売業を主たる事業とする単一セグメントであるため記載を省略しておりますので、カテゴリー別及び業態別の売上実績につきまして記載しております。 カテゴリー別売上実績 当連結会計年度におけるカテゴリー別売上実績は、次のとおりであります。  (単位:百万円) カテゴリー   主要商品   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 % ヘルス&ビューティー (Health & Beauty)   化粧品、装粧品、入浴剤、身体洗浄剤、ヘアカラー、オーラルケア、医薬品、健康食品   314,577   102.6 紙製品   ベビー用品、ベビー用おむつ、介護用品、大人用おむつ、生理用品、ティッシュペーパー、トイレットペーパー   195,597   102.4 ペット   ペット用品   191,693   102.5 ハウスホールド   衣料用洗剤類、台所・食器用洗剤類、住居用洗剤類   140,292   101.0 ホームケア   芳香・消臭剤、防虫剤、殺虫剤、薫香ローソク、乾電池/乾電池応用品、記録メディア、照明用品、電気応用品、OA用品、写真関連品   78,080   98.9 家庭用品   台所消耗品、洗面用品、清掃用品、収納用品、季節品、保存用品、調理用品、卓上用品、行楽用品   63,058   100.3 その他   文具、玩具、カー用品   21,449   103.6 合計   1,004,749   101.9 カテゴリー別については、ヘルス&ビューティー(Health & Beauty)が前年同期比2.6%増、ペットは同2.5%増、紙製品は同2.4%増、ハウスホールドは同1.0%増、家庭用品は同0.3%増、その他は同3.6%増と好調に推移いたしました。カテゴリーの構成比が大きいヘルス&ビューティー(Health & Beauty)については、中計2026の戦略の一つである同カテゴリーの強化の奏功に加え、専売・優先流通品の売上拡大により伸長しております。また、ペットについては、グループ会社であるジャペル株式会社の専門性の高い提案により、新規取引の開始やインストアシェア拡大が進み、伸長しております。 業態別売上実績 当連結会計年度における業態別売上実績は、次のとおりであります。 (単位:百万円) 業態   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 % ドラッグストア   522,924   102.3 ホームセンター   137,760   98.1 スーパーマーケット (SM)   110,086   100.0 ディスカウントストア   82,189   106.6 GMS   34,593   90.8 その他   117,195   107.3 合計   1,004,749   101.9 業態別については、コンビニ等の新規小売業様との取引増加により、その他が前年同期比7.3%増、ディスカウントストアは同6.6%増、ドラッグストアは同2.3%増と好調に推移しております。 社会全体の経済環境が厳しい中、各業態・各小売業様の特長に合わせ消費者動向を意識した提案を行うことで小売業様に貢献してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ16,125百万円増加し、38,623百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は18,694百万円(前年は9,775百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が14,758百万円、仕入債務の増加額7,993百万円、減価償却費4,862百万円等の収入に対し、売上債権の増加額4,313百万円、法人税等の支払額5,079百万円等の支出があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、支出した資金は12,787百万円(前年は6,363百万円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出6,306百万円、有形固定資産の取得による支出5,648百万円等の支出があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、獲得した資金は10,117百万円(前年は7,977百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入17,920百万円、短期借入金の純増加額6,395百万円等の収入に対して、長期借入金の返済による支出9,354百万円、配当金の支払額3,688百万円等の支出があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産の実績及び受注実績 当社グループの事業内容は、日用品・化粧品等の卸売業であり、生産の実績は記載ができないため、当該記載を省略しております。 また、受注実績は販売実績と近似しているため、下記の販売実績を参照ください。 b.販売実績 当社グループの事業内容は、日用品・化粧品等の卸売業を主たる事業とする単一セグメントであります。 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社ツルハ及びそのグループ会社   132,162   13.4   136,906   13.6 (注)上記実績には、株式会社ツルハ、株式会社くすりの福太郎等の実績が含まれております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは過去の実績値や分析値、状況等を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果とは見積り特有の不確実性があるため、異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たり採用した会計方針及びその適用方法並びに見積りの評価については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 なお、特に下記の会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断等に影響を及ぼすと考えております。 a.固定資産の減損 固定資産については、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損処理の要否を検討しています。資産計上した建物や構築物、のれん等について、事業環境の悪化により、減損会計におけるグルーピング単位で当初想定した投資回収が見込めなくなり、減損の必要性を認識した場合には、固定資産の減損処理を実施する可能性があります。 b.繰延税金資産 繰延税金資産は、毎期、過去の課税所得の推移や将来の課税所得の見込み等を勘案し、回収可能性を慎重に検討し計上しております。回収の実現性が低いと判断した場合には適正と考えられる金額へ減額する可能性があります。 c.貸倒引当金 当社は売掛金等債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。なお、取引先の財政状態が予測を大幅に超えて悪化し、さらにその支払能力が著しく低下した場合には追加引当処理が必要となる可能性があります。 d.投資有価証券 当社が保有する市場価格のない投資有価証券については、原価法を採用しその評価は1株当たり純資産と取得価額とを比較して、1株当たり純資産が著しく低下した場合に減損処理の要否を検討することとしております。 このため将来において投資先の業績動向が著しく低下した場合、投資有価証券の減損処理が必要となる可能性があります。 なお、将来の超過収益力等を反映した価額を実質価額とすることが合理的と判断される場合には、当該金額を純資産額に代えて減損処理の要否を検討しております。減損処理の要否を検討するに当たっては、投資先から事業計画等を入手し、これまでの実績等を勘案して、超過収益力等の毀損が生じていないかにより判断しております。 このため投資先の事業計画等が達成されない場合、投資有価証券の減損処理が必要となる可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 当連結会計年度末の資産合計は347,880百万円となり、前連結会計年度末と比較して36,152百万円の増加となりました。 資産の部では、流動資産が256,312百万円となり、前連結会計年度末と比較して22,606百万円の増加となりました。 これは主に現金及び預金が16,280百万円、受取手形及び売掛金が5,425百万円増加したことによるものであります。 固定資産は91,568百万円となり、前連結会計年度末と比較して13,545百万円の増加となりました。 これは主にのれんが8,631百万円、建設仮勘定が4,792百万円増加したことによるものであります。 負債の部では、流動負債が178,533百万円となり、前連結会計年度末と比較して19,571百万円の増加となりました。 これは主に支払手形及び買掛金が9,385百万円、短期借入金が9,132百万円増加したことによるものであります。 固定負債は45,184百万円となり、前連結会計年度末と比較して8,975百万円の増加となりました。 これは主に、リース債務が582百万円減少した一方で、長期借入金が9,447百万円増加したことによるものであります。 純資産の部は124,162百万円となり、前連結会計年度末と比較して7,605百万円の増加となりました。 これは主に利益剰余金が6,443百万円増加したことによるものであります。 このような結果、自己資本比率は35.7%となりました。 b.経営成績の分析 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績の持ち直しによる雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加などにより緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、一段と進む物価上昇や地政学リスクの拡大によって生活費の負担が増加し、消費者の節約志向は一層高まっており依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境において、当社グループはこれまで以上の成長を果たすべく、「中期経営計画2026」(2024年3月期~2026年3月期)で掲げた各重点施策を推進してまいりました。 当社は設立時より各小売業様の「店頭」を常に意識し、当社の強みである独自の情報分析を活かし、消費者の生活様式の変化や購買意識の変化を捉えることにより従来から継続してきたカテゴリー戦略を引き続き実施し、さらに専売・優先流通品の拡大により当社グループの独自性を強化してまいりました。ペット関連商品については、ペットの体調やライフステージに合わせたフードの提案、ペットに喜んでもらい、ペットとの生活をより楽しくするためにペット用おやつの提案を実施する等、あらたグループのペット専門卸商社であるジャペル株式会社の専門性を活かした戦略を実施してまいりました。 このように、戦略的な営業活動の積み上げによるインストアシェアの拡大および新規取引の獲得、さらに、商品調達・企画・開発機能を強化することで、当社の独自性ある商品の取扱いを拡大し、消費者に選ばれる商品を展開してまいりました。 このような営業活動の結果、将来を見据えた成長の要となる売上高につきましては、インフレの影響および当社の販売戦略により商品単価は上昇し、前年同期比101.9%と前年実績を上回ったものの、消費者動向の変化等により、販売数量は伸びず、売上伸長率が鈍化したため、目標である1兆60億円に対して未達となりました。 売上高の増加要因といたしましては、カテゴリー別では、中計の重要施策として継続してきた注力カテゴリーであるヘルス&ビューティー(Health & Beauty)やペットカテゴリーが伸長しました。また、専売・優先流通品の売上拡大、大容量品や高付加価値商品の戦略的な拡大により、引き続き商品単価が上昇したことも要因であります。業態別におきましては、ドラッグストアやディスカウント業態での伸長率が拡大しており、さらに、2024年10月からスタートしましたコンビニ等の新規小売業様との取引も順調に推移しております。 売上総利益は、前年同期比101.2%と増加したものの、売上総利益率は、前年同期比で0.07ポイントマイナスとなり、流通業界の環境変化や物価上昇を起因とするセンターフィー等の増加が主な要因であります。 販売費及び一般管理費につきましては、インフレに伴う物価上昇に対応したコストコントロール(販管費抑制施策)の遅れや、人手不足などを背景とした人件費や物流費の増加に加え、賃借料や一時的要因による経費の増加が加わりました。また、IT中計の導入は完了するも、その効果が販管費の削減に結び付くまでに時間を要しており、販売費及び一般管理費は前年同期比103.6%、販管費率は前年同期比0.13ポイント増加となりました。 これらのコスト増加等に適切に対応し、経常利益につきましては期中に新たな目標として設定した130億円を達成し、計画通りに着地いたしました。 以上のような結果、当連結会計年度における売上高は1,004,749百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は13,207百万円(前年同期比11.9%減)、経常利益は13,534百万円(前年同期比13.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,130百万円(前年同期比2.2%減)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入であります。投資を目的とした主な資金需要は、物流センターに関する設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金、金融機関からの短期借入及び債権流動化を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入及び社債の発行を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は53,737百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は38,623百万円となっております。

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IR資料の開示履歴 (TDnet)

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。