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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

RYODEN

RYODEN CORPORATION8084 · Prime · 卸売業

三菱電機系の総合設備商社。FA・冷熱ビル・エレクトロニクスの3セグメントで、海外にも販売網を持つ。

概要

RYODENは、電子部品・半導体を主力とする専門商社である。1947年に三菱電機の代理店として創業し、1963年に東証2部に上場した。従業員数は1,555人で、本社は東京都千代田区に所在する。事業はFAシステム、冷熱ビルシステム、エレクトロニクス、X-Tech(植物工場)の4セグメントで構成され、国内外のメーカーに技術提案型の販売を展開する。2026年3月期の連結売上高は2,128億円、営業利益52億円を計上し、安定した収益基盤を持つ。

四つの事業セグメントの収益構成

RYODENは、FAシステム、冷熱ビルシステム、X-Tech、エレクトロニクスの4セグメントで事業を展開する。2026年3月期のセグメント別売上高は、エレクトロニクスが1,174億円(構成比55.2%)で最大、FAシステムが500億円(23.5%)、冷熱ビルシステムが367億円(17.3%)、X-Techが84億円(4.0%)となっている。エレクトロニクス部門は半導体や電子デバイスを扱い、海外子会社を通じてグローバルに販売する。FAシステム部門は三菱電機製のコントローラやサーボ、インバータ等を中心に国内向けに販売。冷熱ビルシステム部門は空調機器や冷凍機の販売に加え、子会社が保守サービスを提供する。X-Tech部門は植物工場事業で、野菜生産とシステム販売を行うが、売上規模はまだ小さい。利益面では、エレクトロニクスとFAシステムが主要な利益源となっている。

海外子会社を通じたグローバル販売網

RYODENは、1990年にシンガポールに初の海外子会社を設立して以降、アジア、北米、欧州へ積極的に進出した。現在、中国(菱商電子(上海))、香港(菱商香港)、台湾(台灣菱商)、韓国(菱商韓国)、シンガポール(RYOSHO TECHNO SINGAPORE)、タイ(RYOSHO (THAILAND)、RYOSHO ENGINEERING)、マレーシア(RYOSHO MALAYSIA)、ベトナム(RYOSHO VIETNAM)、インドネシア(PT. RYOSHO TECHNO INDONESIA)、フィリピン(RYOSHO TECHNO PHILIPPINES)、インド(RYOSHO TECHNO INDIA)、米国(RYOSHO U.S.A.)、メキシコ(RYOSHO MEXICO)、ドイツ(RYOSHO EUROPE)に子会社を持つ。ただし、インドネシア、フィリピン、インド、韓国の子会社は事業停止または解散手続き中であり、常に拠点の最適化を図っている。海外売上高は全体の約4割を占め、特に中国市場の動向が業績に影響を与える。海外展開はエレクトロニクス部門を中心に、FAシステムや冷熱ビルシステムの現地販売も行っている。

三菱電機代理店から独立した事業体制

RYODENは1947年、三菱電機の東部代理店として発足した。1952年には西部代理店の大興商会と合併し、全国的な販売網を獲得。1958年に商号を菱電商事に変更し、三菱電機製品の販売を拡大した。しかし、1970年から家庭電気品の営業権を新設の販売会社に順次譲渡し、1971年には家電部門を完全に分離した。これにより、同社は産業用電気機械や電子部品に特化する道を選んだ。以後、三菱電機との関係は主要な仕入先の一つとして継続しつつも、独自の商品調達や技術提案型営業を強化。現在では三菱電機製品だけでなく、他社製品も扱い、独立した専門商社としての地位を確立している。子会社の菱商テクノ等も冷熱・FA分野で三菱電機製品を扱うが、グループ全体の調達先は多様化している。

中長期経営計画と成長戦略の方向性

RYODENは2025年度から中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」をスタートさせた。ビジョンは「未来を共創するエクセレントカンパニー」で、事業創出会社への変革を目指す。同計画の重点施策として、システムインテグレーション事業の拡大を掲げ、全社横断の「SI事業推進室」を新設した。また、各セグメントでは、FAシステムで統合ソリューション型への進化、冷熱ビルシステムでGX(グリーントランスフォーメーション)領域への構造転換、X-Techで光合成エンジニアリングの環境価値収益化、エレクトロニクスでパートナー・インテグレーションによる課題解決型販売を推進する。2026年度は「収益化・拡大フェーズ」への移行年度と位置づけ、DXや人材への成長投資の成果を確実に収益に結びつける方針である。

売上高と利益の推移に見る収益構造

RYODENの連結売上高は、2014年3月期の2,248億円から増減を繰り返し、2023年3月期には2,603億円と過去最高を記録した。しかし、2024年3月期は2,590億円、2025年3月期は2,158億円、2026年3月期は2,128億円と減少に転じている。純利益は2014年3月期の36億円から2024年3月期の57億円まで増加し、2026年3月期には53億円を計上。営業利益は2025年3月期の55億円から2026年3月期は52億円と微減した。売上高が減少する中でも利益は安定しており、収益力の維持に成功している。セグメント別ではエレクトロニクスが最大の売上セグメントであるが、FAシステムや冷熱ビルシステムも収益に貢献している。

業界の中での役割は三菱電機グループの総合商社機能(FA・空調・半導体等)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,128億円
営業利益
52億円
営業利益率
2.4%
純利益
53億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01FAシステム主力

製造業向けにFAシステム品の仕入・販売。国内子会社のほか、中国、タイ、マレーシア、米国等の海外子会社を通じて販売。

主な製品・サービス1
FAシステム品(コントローラ、サーボ、インバータ等)
工場自動化を支える制御機器。三菱電機製を中心に販売。

02冷熱ビルシステム主力

空調機器を中心とした冷熱ビルシステム品の仕入・販売。子会社が国内で空調機器の保守・サービスを提供。海外(タイ、ベトナム、メキシコ等)でも販売。

主な製品・サービス1
冷熱ビルシステム品(空調機器、冷凍機等)
業務用・産業用の空調・冷熱機器。ビルや工場の温度管理に使用。

03エレクトロニクス準主力

半導体・電子デバイス等のエレクトロニクス品の仕入・販売。中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、米国、欧州の海外子会社を通じてグローバルに展開。

主な製品・サービス1
エレクトロニクス品(半導体、電子部品等)
電子機器に不可欠な半導体チップ、コンデンサ、抵抗等の部品。

04X-Tech副次

植物工場事業。子会社を通じて植物工場野菜の生産・販売、植物工場用システムの販売を行う。

主な製品・サービス2
植物工場システム
屋内で野菜を計画的に栽培するための設備・制御システム。
植物工場野菜
子会社の植物工場で生産された葉物野菜等。

製品と技術

FAシステムの制御機器と自動化ソリューション

FAシステム部門は、工場自動化に必要な制御機器を中心に取り扱う。主力製品は三菱電機製のコントローラ、サーボ、インバータで、これらをセットメーカーや販売店に販売する。コントローラは生産ラインのシーケンス制御を担当し、サーボはモータの位置決めや速度制御、インバータはモータの回転数制御を行う。これらの機器を組み合わせたシステム提案も行い、顧客の自動化ニーズに応える。2026年3月期のFAシステム部門の売上高は500億円で、全社の23.5%を占める。同部門は国内販売が主体だが、中国や東南アジアの子会社を通じた海外販売も行っている。また、近年は半導体装置関連の需要が回復基調にある。

冷熱ビルシステムの空調機器とサービス

冷熱ビルシステム部門は、業務用・産業用の空調機器や冷凍機を販売する。ビル用エアコン、店舗設備用エアコン、施設エリア向け空調機、低温機器などが主要製品。加えて、子会社の菱商テクノやテクノフォートが空調機器の保守・サービスを提供し、設備販売後のアフターサポートも手掛ける。2026年3月期の売上高は367億円。省エネ設備の更新需要や暑熱対策需要を捉え、近年は産業用蓄電池などのエネルギー関連設備の販売も拡大している。GX領域への展開も進め、設備販売からエネルギーマネジメントへの事業構造転換を図っている。

エレクトロニクス品の半導体・電子部品

エレクトロニクス部門は、半導体や電子デバイスなど幅広い電子部品を扱う。具体的には、パワー半導体、メモリ、マイコン、センサ、コンデンサ、抵抗など。これらを自動車メーカー、産業機器メーカー、民生機器メーカーに供給。特に車載向けパワー半導体やAI関連製品の需要が堅調。海外子会社を通じて中国、台湾、韓国、シンガポール、米国、欧州で販売活動を展開する。2026年3月期の売上高は1,174億円で全社の55%を占める最大セグメント。仕入先との連携を深め、最適な組み合わせを提案する「パートナー・インテグレーション」を推進している。

X-Techの植物工場システムと野菜

X-Tech部門は、植物工場事業を中核とする。子会社ブロックファーム合同会社が植物工場で葉物野菜を生産・販売し、株式会社ファームシップが植物工場用システムを販売する。植物工場システムは、屋内で光や温度を制御して野菜を計画的に栽培する設備であり、同社が培った省電力技術を活用する。2026年3月期のX-Tech売上高は84億円とまだ小規模だが、スマートアグリ分野で植物工場事業および野菜販売のトップシェアを維持している。また、光合成を最適化する技術を生かした受託研究やコンサルティングも行い、環境価値の収益化を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

半導体商社で中位、海外展開が成長軸

当社は電子部品・半導体を扱う専門商社で、国内市場ではリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と競合し、売上高は中位に位置します。直近の売上高は2024/3期の2590億円から2025/3期2158億円へ減少し、営業利益率は2.55%と低位にとどまります。業界は価格競争が激しく、収益性向上が課題です。一方、半導体需要は回復基調にあり、車載や産業機器向けに強みを持ちます。リョーサン菱洋との規模差はあるものの、特定分野での専門性で差別化を図ります。海外展開の強化や高付加価値製品の拡販により、競争力を高める余地があります。

強み

  • 電子部品・半導体に特化し、技術知識と顧客サポートで差別化。
  • 国内メーカーとの強固な取引関係を持ち、安定収益源を確保。
  • 車載電子部品の需要を取り込み、成長分野で実績を蓄積。
  • アジアを中心に海外販売網を構築し、成長市場を開拓。

課題

  • 営業利益率2%台で、価格競争やコスト増により改善が遅れる。
  • 直近2期で売上高が減少し、市場環境の変化への対応が急務。
  • リョーサン菱洋など大手に対し、規模と調達力で劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がRYODEN

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18061西華産業1,168億円15.3倍
27483ドウシシャ1,140億円12.6倍
37575日本ライフライン1,137億円12.0倍
47433伯東1,127億円20.0倍
58014蝶理1,074億円8.7倍
68084RYODEN1,035億円19.6倍
73036アルコニックス1,030億円17.8倍
87504高速1,014億円25.1倍
92733あらた971億円8.9倍
109902日伝909億円17.5倍
118043スターゼン897億円10.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

三菱電機代理店として創業した1947年

1947年4月22日、東京都千代田区に株式会社利興商会が設立された。三菱電機の東部代理店として、同社製のミシン、電気冷蔵庫、ラジオを主とする電気機械の販売を目的とした。同年11月には名古屋支店を開設し、中部地区の販売拠点とした。1952年11月、三菱電機の西部代理店である株式会社大興商会と合併。これにより福岡支店、京都・広島の各出張所を継承し、大阪支店(後の西日本支社)を設置した。この合併で東日本と西日本の販売網が一体化し、全国をカバーする販売体制が整った。合併後も長崎(1953年)、沼津(1955年)、高松(1955年)などに出張所を開設し、地方への浸透を進めた。

商号変更と地方拠点の拡充(1958-1961)

1958年5月、商号を菱電商事株式会社に変更。三菱電機との関係を明確にし、ブランド力を高めた。1960年1月に宇都宮出張所、同年5月に前橋出張所を開設し、関東北部への販路を拡大。1961年6月には静岡出張所を開設。さらに1967年1月浜松、1970年4月郡山と、地方主要都市への営業所開設を続けた。これらの拠点は主に産業用電気機械や空調機器の販売を担当し、地域密着型の営業を展開。同時に、1965年5月には子会社大阪菱冷工業を設立し、冷熱分野のサービス事業にも進出した。

株式上場と家電事業からの撤退(1963-1971)

1963年4月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。これにより資本調達の基盤を整えた。1971年9月、家庭電気品の営業権を三菱電機との共同販売会社へ逐次譲渡し、家電部門から完全に撤退。これにより、同社はFAシステムや冷熱ビルシステム、エレクトロニクスなどの産業用事業に特化する方針を確立した。1976年2月には子会社名古屋菱冷工業を設立し、冷熱機器の据付・保守サービスを提供。1978年7月には本社の営業部門を分割して東京支店を開設し、首都圏の営業体制を強化した。

冷熱・FA分野の子会社設立と営業体制の再編

1976年2月、名古屋菱冷工業を設立。1978年7月、本社営業部門を分割し東京支店開設。1982年4月熊谷営業所、1985年4月東京菱冷工業を設立し、冷熱サービス網を拡大。1990年5月、本社を豊島区へ移転。1990年4月にはシンガポールに初の海外子会社を設立。1991年9月、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、株式の流動性が向上した。これらの国内拠点整備と同時に、海外展開の第一歩を踏み出した。

アジア・北米への進出(1990-1999)

1990年4月のシンガポール子会社設立に続き、1994年7月、香港に菱商香港有限公司を設立。1999年1月、米国カリフォルニア州にRYOSHO U.S.A.を設立し、北米市場に進出。これらの子会社は主にエレクトロニクス品の販売を目的とし、現地の電子機器メーカーへの供給網を構築した。また、日本国内では1996年1月、東京・大阪・名古屋の菱冷工業各社を菱商テクノに社名変更し、冷熱事業のブランド統一を図った。海外展開の初期段階として、アジアと北米に足場を築いた。

中国市場への本格参入と東南アジア展開(2001-2008)

2001年7月、中国上海市に菱商電子(上海)有限公司を設立し、中国市場に本格参入。2008年2月、タイにRYOSHO (THAILAND)を設立。同年4月、東京・大阪・名古屋の菱商テクノ3社を合併し、菱商テクノ株式会社として統合。これにより冷熱・FA事業の国内体制を一本化した。2008年7月、上海子会社に広州分公司、2009年6月に大連分公司を開設し、中国での販売拠点を拡大した。中国市場の成長を取り込み、海外売上高の増加に貢献した。

台湾・欧州への進出と拠点拡充(2010-2012)

2010年2月、台湾に台灣菱商股份有限公司を設立。2011年3月、ドイツにRYOSHO EUROPE GmbHを設立し、欧州市場に進出。2011年6月、米国子会社にアトランタ支店、2012年8月、韓国に菱商韓国株式会社を設立。2014年6月、米国子会社にインディアナポリス支店、同年10月、タイ子会社にシーラチャ支店を開設。また、ベトナムに駐在員事務所を開設したが、後に子会社設立に伴い閉鎖された。これによりグローバルな販売網がさらに拡充された。

2014年以降の事業整理と新領域への挑戦

2014年以降、海外子会社の事業整理が進められた。菱商韓国株式会社は解散手続き中、PT. RYOSHO TECHNO INDONESIAは2019年9月に事業停止、RYOSHO TECHNO INDIA PRIVATE LIMITEDは2017年1月に事業停止、RYOSHO TECHNO PHILIPPINES INC.も解散手続き中である。一方、新たな成長分野としてX-Tech(植物工場事業)を開始し、ブロックファーム合同会社とファームシップを子会社化。2026年3月期にはX-Techセグメントが黒字化した。2025年度からは中長期経営計画を策定し、システムインテグレーション事業の拡大を目指している。

年表38件を開く

1940年代

  • 1947年4月創業三菱電機株式会社の東部代理店として、同社製のミシン、電気冷蔵庫、ラジオを主とする各種電気機械及び一般機械類の販売を目的とし、1947年4月22日に東京都千代田区に「株式会社利興商会」を設立。
  • 1947年11月名古屋支店を開設。

1950年代

  • 1952年11月M&A三菱電機株式会社西部代理店「株式会社大興商会」と合併し、同社福岡支店及び京都・広島各出張所を継承。同社本店を大阪支店(1994年6月に支社に改称)として引き続き設置(現、西日本支社、福岡営業所、京都営業所、広島事業所)。
  • 1953年3月長崎出張所を開設(現、長崎営業所)。
  • 1955年4月沼津出張所を開設(現、沼津営業所)。
  • 1955年5月高松出張所を開設(現、高松事業所)。
  • 1958年5月商号変更商号を「菱電商事株式会社」に変更。

1960年代

  • 1960年1月宇都宮出張所を開設(現、宇都宮事業所)。
  • 1960年5月前橋出張所を開設(現、前橋事業所)。
  • 1961年6月静岡出張所を開設(現、静岡事業所)。
  • 1963年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1965年5月子会社大阪菱冷工業株式会社を設立。
  • 1967年1月浜松出張所を開設(現、浜松事業所)。

1970年代

  • 1970年4月郡山出張所を開設(現、郡山事業所)。
  • 1971年9月創業1970年10月から、家庭電気品の営業権を三菱電機株式会社と共同で設立した新販売会社へ逐次譲渡し、家電部門を完全に分離。
  • 1976年2月子会社名古屋菱冷工業株式会社を設立。
  • 1978年7月本社の営業部門を分割し、東京支店を開設(現、東日本支社)。

1980年代

  • 1982年4月熊谷営業所を開設。
  • 1985年4月子会社東京菱冷工業株式会社を設立。

1990年代

  • 1990年4月シンガポールに子会社 RYOSHO TECHNO SINGAPORE PTE LTD を設立(現連結子会社)。
  • 1990年5月本社を東京都豊島区へ移転。
  • 1991年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 1994年7月香港に子会社菱商香港有限公司を設立(現連結子会社)。
  • 1996年1月商号変更東京・大阪・名古屋の各菱冷工業株式会社の社名を東京・大阪・名古屋菱商テクノ株式会社に変更。
  • 1999年1月米国カリフォルニア州に子会社 RYOSHO U.S.A., INC. を設立(現連結子会社)。

2000年代

  • 2001年7月中国上海市に菱商電子(上海)有限公司を設立(現連結子会社)。
  • 2008年2月タイに子会社 RYOSHO (THAILAND) CO.,LTD .を設立(現連結子会社)。
  • 2008年4月M&A東京菱商テクノ株式会社を存続会社とし、大阪菱商テクノ株式会社及び名古屋菱商テクノ株式会社を消滅会社とする合併を行い、社名を菱商テクノ株式会社と変更。
  • 2008年7月子会社菱商電子(上海)有限公司に広州分公司を開設。
  • 2009年6月子会社菱商電子(上海)有限公司に大連分公司を開設。

2010年代

  • 2010年2月台湾に子会社台灣菱商股份有限公司を設立(現連結子会社)。
  • 2010年10月子会社菱商電子(上海)有限公司に成都事務所を開設(2013年4月に成都分公司に格上げ)。
  • 2011年3月ドイツに子会社 RYOSHO EUROPE GmbH を設立(現連結子会社)。
  • 2011年6月子会社 RYOSHO U.S.A., INC .にアトランタ支店を開設。
  • 2012年8月韓国に子会社菱商韓国株式会社を設立。
  • 2014年6月子会社 RYOSHO U.S.A., INC. にインディアナポリス支店を開設。
  • 2014年10月子会社 RYOSHO (THAILAND) CO., LTD .にシーラチャ支店を開設。
  • 2014年10月ベトナムに駐在員事務所を開設(子会社設立とともに閉鎖)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年3月期まで2,370億円
  • 営業利益2027年3月期まで60億円
  • 経常利益2027年3月期まで60億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで47億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    SI事業の高付加価値化

    全社横断でソリューション提案する「SI事業推進室」を新設。各部門の強みを掛け合わせ、イノベーション戦略のスケール化と中長期的な収益基盤を確立する。

  2. 02

    冷熱ビルシステムの構造転換

    設備販売からエネルギーマネジメント主体へ転換。蓄電池や再エネを活用した投資型ビジネスモデルを確立し、GX領域での収益化を急ぐ。

  3. 03

    X-Techの成長事業化

    スマートアグリの光合成エンジニアリングをGX中核技術に位置づけ環境価値の収益化を加速。ヘルスケアでは医療IoTを軸にデータ活用型サービスへ進化させる。

  4. 04

    パートナー・インテグレーション強化

    仕入先との連携を深め、最適な組み合わせを設計する課題解決型販売を徹底し、エレクトロニクス事業の競争力を高める。

  5. 05

    サステナビリティ経営の深化

    自社・サプライチェーンのGHG排出削減と環境配慮型製品の拡大を通じ、経済的価値と環境負荷低減を両立。人的資本への投資と株主との対話を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,555人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は778万円で、9期前と比べて+13.6%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は15.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,284
2018年3月1,284
2019年3月68543.317.31,251
2020年3月67642.616.61,279
2021年3月66543.717.51,289
2022年3月67043.817.31,214
2023年3月70844.217.81,242
2024年3月66744.217.71,360
2025年3月73644.116.61,451379
2026年3月77843.815.71,555334

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率69.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 11 / 海外 2、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — 静岡県沼津市1,417百万円
中日本支社(名古屋市中区) — 注31,050百万円
FA システム 冷熱ビル システム エレクトロ ニクス
本社・東日本支社(東京都千代田区) — 注2636百万円
全セグメント
RYODEN 栗原太 陽光発電所 — 宮城県栗原市145百万円
冷熱ビル システム
大阪支店 — 大阪府 摂津市106百万円
本社 — 東京都中央区44百万円
西日本支社(大阪市北区) — 注221百万円
全セグメント
本社 — タイ10百万円
本社 — 上海9百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社テクノフォート
    東京都 豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ブロックファーム合同会社
    静岡県 沼津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ファームシップ
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権78.0%
  • 国内
    菱商電子(上海)有限公司
    上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    菱商香港有限公司
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    台灣菱商股份有限公司
    台北 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    菱商韓国株式会社
    ソウル · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RYOSHO TECHNO SINGAPORE PTE LTD
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    PT. RYOSHO TECHNO INDONESIA (注)4
    ジャカルタ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    RYOSHO(THAILAND)CO., LTD.
    バンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    RYOSHO U.S.A., INC.
    カリフォルニア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    RYOSHO EUROPE GmbH
    フランクフルト · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • 三菱電機株式会社(注)3 5東京都 千代田区36%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,128億円営業利益52億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.4%、利益が-5.5%。

売上高
-1.4%
2,128億円
営業利益
-5.5%
52億円
純利益
+12.8%
53億円
営業利益率
2.4%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,520億円2,128億円
営業利益75億円52億円
純利益60億円53億円
1株あたり配当¥138

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は611億円、営業利益は20億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−3.8%、営業利益は+11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q6567
2024年1Q635182.811
2024年2Q663243.618
2024年3Q671213.114
2024年4Q62114
2025年2Q1,096242.219
2025年4Q1,062312.928
2026年2Q1,021242.422
2026年4Q1,107282.531
2027年1Q611203.314

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,037億円から2,128億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,0374729
子会社 RYOSHO U.S.A., INC. にインディアナポリス支店を開設。
2014年3月2,2485636
2015年3月2,3794529
2016年3月2,2203318
2017年3月2,1922414
2018年3月2,3655136
2019年3月2,4035637
2020年3月2,3015839
2021年3月1,9683723
2022年3月2,2917350
2023年3月2,6039154
2024年3月2,5908257
2025年3月2,15855602.547
2026年3月2,12852582.453

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,128億円のうち、営業利益として残るのは52億円2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は53億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.0%1,830億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.5%245億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%52億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
2.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
5.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが61億円、投資CFが−30億円で、差し引きのフリーCFは31億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は335億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月111−3−2108229
2014年3月8−19−10−11216
2015年3月−42−12−11−54154
2016年3月37−8−1529167
2017年3月465−2251192
2018年3月−487−9−41141
2019年3月45−7−638171
2020年3月59−5−2354202
2021年3月192−1121211
2022年3月−76−13−9−89116
2023年3月−2−13−1−15111
2024年3月99−7−2392184
2025年3月1850−42185333
2026年3月61−30−3031335

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,543億円。このうち返さなくてよい自己資本が945億円で、自己資本比率は61.2%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,07954153850.2
2014年3月1,17957660348.8
2015年3月1,25161463749.1
2016年3月1,19460459050.5
2017年3月1,22861061849.6
2018年3月1,33764169647.8
2019年3月1,32765767049.4
2020年3月1,28367660752.5
2021年3月1,25569955655.6
2022年3月1,41074866252.9
2023年3月1,51079971152.8
2024年3月1,56087168955.7
2025年3月1,42089252862.7
2026年3月1,54394559861.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
335億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
668億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
273億円
在庫として抱えている分
負債合計
598億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中78位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中233位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.8%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.4%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.2%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.4%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,790で、1年前と比べて+60.6%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥4,790-1.5%1ヶ月+7.4%1年+60.6%時価総額1,035億円
過去52週の値幅
安値¥2,945高値¥4,895

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.6倍
PER (会社予想)34.4倍
PBR1.08倍
配当利回り2.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は4520円で、直近1か月で+15.31%と急騰。1年では+55.6%と大幅高。25日線4108円を大きく上回り、75日線3865円・200日線3548円を大幅に上抜け、上昇トレンドが明確。52週高値4690円に接近(約3.6%下)。出来高は7月28日に17.1万株と急増、その後も10万株前後で高水準が続く。8月7日に4645円まで上昇するなど勢いが強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは18.53倍で業界平均17.91倍をほぼ同水準、PBRは1.03倍と業界平均1.24倍を下回り、配当利回りは3.05%と平均2.98%をやや上回る。ROEは5.75%と低水準で、収益性の改善余地がある。割安感はあるが、予想PERが32.4倍と先行きの収益悪化懸念があり、両面性がある。総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.6倍17.9倍
PER (予想)34.4倍
PBR1.08倍1.24倍
ROE5.8%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場のサイクルが業績を左右する。強気派は、AI需要拡大と自動車の電子化で中長期的な成長を見込む。弱気派は、在庫調整と価格競争による短期的な減益を懸念する。

プラスに働く材料7
  • AI需要

    生成AI向け半導体需要が拡大し、関連部材の供給が増加する。

  • 車載電子化

    EV普及で自動車一台あたりの半導体搭載数が増え、需要が底上げされる。

  • 株価上昇

    1年で55%上昇、業績改善への期待が株価に織り込まれつつある。

  • 純利益53億円と増益転換通年影響

    2025年3月期47億円→2026年3月期53億円、+13%増益

  • PBR1.03倍と純資産超過継続影響

    PBR1.03倍は解散価値を上回り、株主資本の充実を示す

  • 減収下でも営業利益52億円を維持通年影響

    売上高2128億円、営業利益率2.44%とコスト管理を徹底

  • 配当利回り3.05%と株主還元通年影響

    配当利回り3.05%が下値を支え、株主還元姿勢が期待される

マイナスに働く材料7
  • 在庫調整

    半導体業界の在庫調整が継続し、部材需要が低迷する可能性。

  • 利益率低位

    売上高に対する利益率2%台と薄利で、コスト増に脆弱。

  • 市況依存

    半導体市況の変動が大きく、業績予測が困難。

  • 売上高が3期連続減収通年影響

    2024年3月期2590億→2026年3月期2128億円と約18%減少

  • 予想PER32.4倍と割高警戒決算発表後影響

    実績PER18.53倍に対し予想PER32.4倍、予想EPSは実績の約4割減

  • 営業利益率2.44%と低い収益性通年影響

    売上高2128億円に対し営業利益52億円、利益率2.44%

  • 年初来+55.6%の上昇で高値警戒継続影響

    1年間で55.6%上昇しており、短期的な利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を占う先行指標。
在庫回転率
在庫過剰かどうかを確認するための指標。
半導体市況
業界全体の需要を測るバロメーター。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり138で、前期から+30.2%いまの株価に対する利回りは2.88%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥138
1株あたり
配当利回り
2.88%
いまの株価に対して
配当性向
57.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4455.8
2018年3月489.128.8
2019年3月5616.733.8
2020年3月560.035.5
2021年3月560.058.4
2022年3月583.629.6
2023年3月7427.632.3
2024年3月10643.248.1
2025年3月1060.056.7
2026年3月13830.257.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥138

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ37,629人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.9%を占め、残る52.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他35.937.539.239.138.740.2
事業法人39.038.938.839.241.239.7
外国法人13.710.610.29.99.711.1
金融機関10.811.210.29.69.28.2
証券会社0.61.81.72.21.30.9
自己株式4.74.74.34.20.50.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱電機株式会社35.88
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.66
03RYODEN従業員持株会2.13
04シチズン時計株式会社1.92
05BBH BOSTON FOR NOMURA JAPAN SMALLER CAPITALIZATION FUND 620065 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.85
06光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員 光通信株式会社1.67
07DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.46
08THE BANK OF NEW YORK, TREATY JASDEC ACCOUNT(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.99
09BNYMSANV RE BNYMIL RE WS MORANT WRIGHT NIPPON YIELD FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.99
10JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+272%、1株純資産は14期で+251%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月661,2475.49.242.8
2014年3月821,3296.48.635.6
2015年3月671,4174.912.654.7
2016年3月431,3923.015.547.9
2017年3月642,8092.322.955.8
2018年3月1652,9495.810.628.8
2019年3月1723,0235.88.533.8
2020年3月1783,1045.87.335.5
2021年3月1083,2083.415.358.4
2022年3月2303,4276.97.429.6
2023年3月2463,6527.07.632.3
2024年3月2623,9766.910.348.1
2025年3月2154,1415.311.756.7
2026年3月2454,3805.813.457.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額234百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
富澤克行代表取締役 取締役社長6620,100
東俊一取締役6613,700
與五澤一元6614,700
柴田恭宏588,000
松尾英喜70
藤原悟郎57
小笠原由佳50
友森裕三632,200
関口典子62
出繩正人62
蔭山裕司56
常盤泰丸6317,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
トーマス・ヴィッティ65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)499354117644
社外取締役4404010
取締役(社内)1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,094字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社のほか、子会社19社及びその他の関係会社1社で構成され、FAシステム品、冷熱ビルシステム品、X-Tech品及びエレクトロニクス品の仕入・販売及び各事業に附帯するサービス等を主な事業内容としております。 当社のセグメントと子会社における事業との関連は次のとおりです。 セグメントの名称   事業内容   主要な会社 FAシステム    FAシステム品の仕入・販売   双和テクニカル株式会社 海外におけるFAシステム品の仕入・販売   菱商電子(上海)有限公司RYOSHO (THAILAND) CO.,LTD.RYOSHO ENGINEERING (THAILAND) CO., LTD.RYOSHO MALAYSIA SDN.BHD.RYOSHO U.S.A., INC. 冷熱ビルシステム   空調機器の保守・サービス   株式会社テクノフォート 海外における冷熱ビルシステム品の仕入・販売   PT. RYOSHO TECHNO INDONESIA (注)1RYOSHO (THAILAND) CO.,LTD.RYOSHO ENGINEERING (THAILAND) CO., LTD.RYOSHO VIETNAM CO.,LTD.RYOSHO MEXICO,S.A. de C.V. X-Tech   植物工場野菜の生産・販売   ブロックファーム合同会社 植物工場用システムの販売   株式会社ファームシップ エレクトロニクス   海外におけるエレクトロニクス品の 仕入・販売   菱商電子(上海)有限公司菱商香港有限公司台灣菱商股份有限公司菱商韓国株式会社(注)2RYOSHO TECHNO SINGAPORE PTE LTDRYOSHO TECHNO PHILIPPINES INC. (注)3RYOSHO TECHNO INDIA PRIVATE LIMITED (注)4RYOSHO (THAILAND) CO.,LTD.RYOSHO U.S.A., INC.RYOSHO EUROPE GmbH (注)1 PT. RYOSHO TECHNO INDONESIA は、2019年9月より事業を停止しております。 2 菱商韓国株式会社は、現在解散手続き中です。 3 RYOSHO TECHNO PHILIPPINES INC.は、現在解散手続き中です。 4 RYOSHO TECHNO INDIA PRIVATE LIMITEDは、2017年1月より事業を停止しております。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,054字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、「パーパス」、「ビジョン」、「バリューズ」並びに「経営理念」及び「RYODENグループ行動指針」を経営の基本に置いて、事業活動を展開し、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献していくとともに、企業価値の向上とさらなる成長に向け取り組んでいます。 ①パーパス 人とテクノロジーをつなぐ力で“ワクワク”をカタチにする ②ビジョン 未来を共創するエクセレントカンパニー ③バリューズ ・人とのつながりを力に ・強みを知り、強みを磨く ・常に挑戦し、失敗から学ぶ ・フェアに、そして誠実に ④経営理念 ・社会の変化に対応し、会社経営の安定と発展に努め、持続可能な社会の実現に貢献する ・誠実な事業活動と先進的な技術の提供により、ステークホルダーの信頼に応える ・社員の人格と個性を尊重し、専門性及び改革心と創造力の高い人財を育成する ⑤行動指針 ・法令・ルールを遵守する ・利益ある成長を目指す ・グローバルな企業として社会に対する責任をはたす ・自己の考えを確立し、高い目的意識をもって自己啓発を行い、活力ある組織を創る ・経営者・管理者は自らの責任を全うする ⑥サステナビリティ基本方針 ・RYODENグループは、パーパスである「人とテクノロジーをつなぐ力で“ワクワク”をカタチにする」のも と、企業活動を通じて、全てのステークホルダーと共に新たな価値を創出し続けることで、「社会的価値」と 「経済的価値」を両立させ、持続的な企業価値向上をめざします。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 世界経済は、金融・財政政策の下支えや人工知能関連の需要拡大を背景に堅調に推移すると見られていたものの、米国、イスラエルのイランへの攻撃と、それに伴うホルムズ海峡の封鎖による原油価格の高騰から波及するエネルギー価格や物価高により下振れが長期化する懸念があります。米国経済は、イラン情勢の先行きと物価高や経済活動における影響及びシェールオイル増産の影響など不確実性が高まっています。欧州経済は、エネルギー価格高騰による経済活動の低下が予想され、中国経済は、不動産不況から端を発した成長率の鈍化が国内消費の冷え込みを長引かせており、欧州、中国ともにかつてない程の先行き不透明感が高まりつつあります。加えてウクライナ情勢の不安定化や地政学的リスクも依然解決の糸口が見いだせない状況にあります。日本経済は、賃金の増加による個人消費の持ち直し、企業の設備投資意欲の拡大、政府の経済対策による雇用情勢や家計の改善など好条件はあるものの、エネルギー価格高騰に端を発する物価高の影響も短期間では解消しない可能性もあり、下振れリスクも懸念されます。 当社グループの取引に関する業界については、半導体分野では電気自動車や生成AIなど先端分野への投資が堅調に推移する一方、メモリに関しては需給のひっ迫による調達難から、自動車関連をはじめとする顧客の生産活動に遅れが生じる懸念があります。また国内設備投資については、データセンター用設備、脱炭素・省電力投資、製造業省人化対策、暑熱対策等が堅調に推移し、FA関連の需要は徐々に回復し、冷熱ビルシステムの需要は旺盛に推移すると見込まれます。 このような状況下、当社グループは、2025年度よりスタートした中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」において、「未来を共創するエクセレントカンパニー」をビジョンに掲げ、事業創出会社への変革を進めております。2026年度は、本計画における「収益化・拡大フェーズ」への移行年度と位置づけております。 中長期経営計画に掲げる成長戦略実現に向けた投資を継続的に実行するとともに、これまでに実行したDX・人財・事業開発・アライアンス等への成長投資を軸に事業強化策を推進し、確実に成果に結びつけることで成長投資の収益化と、成長投資による収益拡大を図り、持続的な企業価値の向上を目指します。 また、その中核を担うシステムインテグレーション事業では高付加価値ビジネスの拡大を目的として、「SI事業推進室」を新設いたしました。各事業部門の強みを掛け合わせ、全社横断的なソリューション提案を行うことで、イノベーション戦略のスケール化と中長期的な収益基盤の確立を図ってまいります。 (3) 社会課題解決に向けた事業部別の重点施策 ・FAシステム 昨年度に実行した事業強化(商権拡充等)を確実に成果へ転換し、統合ソリューション型への進化を図り、導入後の稼働率向上や省エネまで踏み込んだ再現性のある収益モデルを確立します。 ・冷熱ビルシステム 設備販売からエネルギーマネジメントを主体とした構造転換を図ります。特にGX(グリーントランスフォーメーション)領域において、蓄電池や再エネを活用した投資型ビジネスモデルの確立を急ぎます。 ・X-Tech スマートアグリにおける光合成エンジニアリングをGX戦略の中核技術と位置付け、環境価値の収益化を加速させてまいります。ヘルスケアでは医療IoTを軸に、従来の機器導入型からデータ活用型サービスへの進化を図り、安定収益基盤を確立します。 ・エレクトロニクス パートナー(仕入先)との連携を深め、最適な組み合わせを設計する「パートナー・インテグレーション」を通じて、課題解決型の販売スタイルを徹底します。 (4)サステナビリティ経営の深化 ・地球環境との共生 自社及びサプライチェーンを通じたGHG排出削減を加速させるとともに、環境配慮型製品・サービスの拡大を通じ、経済的価値の向上と地球環境負荷の低減を両立させます。 ・人的資本の最大化 多様な個性が挑戦し、変化を楽しむ組織文化の醸成に向け、よりやりがいの持てる制度への改定や、次代を担う人財への投資を強化し、一人当たりの付加価値の最大化を図ります。 ・投資家・株主との対話 成長投資の規律ある実行と事業ポートフォリオの最適化を推進し、株主資本コストを意識した経営による市場評価(企業価値)の持続的な向上を図ります。 これらの活動を通じ、特定したマテリアリティの解決を経営戦略と一体化させることで、「経済的価値」と「社会的価値」が相乗的に高まる循環を作り上げ、持続的な企業価値向上を目指してまいります。 (5)2026年度(第87期)業績見通し 「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」の2年目にあたる次期の業績見通しにつきましては、連結売上高2,370億円、営業利益60億円、経常利益60億円、親会社株主に帰属する当期純利益47億円を見込んでおります。なお、上記の見通しは現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断したものであり、リスクや不確実性を含んでいます。実際の業績は、様々な要因によりこれらの見通しとは異なる結果となることがあります。 2026年度は、これまでの投資を具体的な『成果』へと変える、当社にとって極めて重要な転換点となります。イノベーションを経営の中核に据え、全社一丸となって既存の枠組みを超えた価値創出に取り組むことで、持続的な企業価値の向上に邁進します。
事業等のリスク7,254字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)当社のリスクマネジメント体制 当社は、当社グループのリスクマネジメントに関する「リスクマネジメント基本規程」を定め、担当の役付執行役員を委員長とする「事業リスク委員会」において当社グループの多面的なリスクマネジメントを行っています。 委員会を構成する各委員は、現在本社管理部門の長・事業本部長です。事業リスク委員会は当社グループ全体のリスクを分析し、発生可能性と影響度等を勘案し、管轄するリスクマネジメント統括委員会にその活動状況などを報告するとともに、主管部門に各対策の立案を指示し、その実施状況を監督します。 体制図については、本有価証券報告書 「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等」又は当社「RYODEN REPORT 2025」コーポレート・ガバナンスに記載のとおりです。 「RYODEN REPORT 2025」 https://ir.ryoden.co.jp/library/annual/ (2)当社のリスクマネジメント体制の運用状況 事業リスク委員会は原則年2回開催しており、本委員会では企業活動に関して抽出されたリスクとその対応策を策定するとともに、リスクマネジメントが有効に機能しているかの検証・評価を行います。 当事業年度は2回開催し、自然災害、情報セキュリティ、カントリーリスク、新事業の展開による品質・知的財産権侵害のリスク及び投資リスクなどへの対応・対策について検討・評価しました。 (3)事業等のリスク 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況などに重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、これらのリスクは必ずしも全てのリスクを網羅したものではなく、想定していないリスクや重要性が低いと考えられる他のリスクの影響を将来的に受ける可能性もあります。また文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 なお、リスクの発生可能性及び影響度については、それぞれ以下のように定義しております。 発生可能性   影響度 5   いつ発生してもおかしくない   長期にわたり経営に大きな影響がある 4   1年に一度発生する   長期にわたり経営に影響がある 3   1~3年に一度発生する   数ヶ月にわたり経営に一定の影響がある 2   3~10年に一度発生する   一時的に経営に影響がある 1   10年に一度も発生しない   経営にほとんど影響しない ①経済環境の変動に関するリスク 発生可能性   5   影響度   5 〇リスク 当社グループは、「FAシステム」、「冷熱ビルシステム」、ネットワークシステムやスマートアグリ・ヘルスケアなどの「X-Tech」、半導体・デバイス品などの「エレクトロニクス」関連の機器・システムの販売を主な事業とする企業集団であり、取引先は製造業や卸売業、建設関連及び医療関係やサービス業など幅広い業種に及んでいます。 各取引先の状況は、景気変動やそれぞれが属する業界の需要の低迷や設備投資の減少などにより影響を受けるため、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。〇対応策  中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029|2034」で掲げるイノベーション戦略を推進、既存事業の維持だけでなく深化・拡大と新領域の探索に取り組むことで高収益ビジネスの領域を広げ、景気変動に影響されにくい企業体質へと進化してまいります。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」イノベーション戦略 ②主要仕入先との関係 発生可能性   3   影響度   4 〇リスク 当社グループの主要仕入先は、「FAシステム」及び「冷熱ビルシステム」では三菱電機株式会社であり、当連結会計年度における仕入高は連結仕入高の18%を占めています。 主要仕入先の事業戦略や製品の市場戦略、代理店政策の変更や供給動向などにより、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 〇対応策 主要仕入先との間では販売代理店契約などを締結し、緊密な関係を維持していますが、仕入先の代理店政策の変更による影響もあり、こうした影響を最小限にとどめるため、中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029|2034」で掲げるサプライチェーン戦略を推進し、当社の商社機能としての価値を高めるだけでなく仕入先の価値向上にもつながる活動に取り組むことで関係を一層強固にしていきます。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」サプライチェーン戦略 ③自然災害の発生 発生可能性   4   影響度   3 〇リスク 大規模地震や異常気象その他自然災害が発生した場合、当社のインフラ(事業所、ネットワークなど)の損壊などにより本社・支社機能および営業活動に支障が生じる可能性があります。また、仕入先及び販売先の被災の状況、社会インフラ、物流網などの復旧の遅れ、さらには事業活動の制限や停止などでサプライチェーンに大きな影響を受けた場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。〇対応策 こうした影響を最小限に留めるため、防災マニュアルなどBCPの策定、顧客や仕入先などのサプライチェーン全体での供給不足に対応するためのBCP在庫を確保するなどの対応を進めています。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」サプライチェーン戦略 ④新事業の展開 発生可能性   3   影響度   2 〇リスク 当社グループは、中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」イノベーション戦略に基づき、新事業の創出に取り組んでいます。 新事業は先行者利益が得られることはもちろん他社との差別化につながり、高利益率・高収益が見込まれます。 一方、これまで当社仕入先が担ってきた品質や知的財産権の侵害リスクなどを当社自身が負担することとなり、当社の責に帰す想定外の不具合などが生じた場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。〇対応策 当社では、こうしたリスクに対応するため、戦略技術センターを中心に知的財産に関する戦略を推進し、国内外で体制強化に努めております。こうした取組は、事業創出会社を実現するためには不可欠なものであり、また他社との差別化にもつながるものと考えます。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」イノベーション戦略 ⑤カントリーリスク 発生可能性   4   影響度   2 〇リスク 当社グループは、中国を中心とした東アジア、タイを中心とした東南アジア及び欧米(ドイツ・米国)などで事業を展開しており、当連結会計年度における海外売上高の合計は連結売上高の24%を占めています。また中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」イノベーション戦略では、これまでの顧客追従型の海外展開から重点エリアを選択的に攻略する方針に転換、特に成長性の高い地域・エリアの攻略を戦略の軸に据えています。 海外事業展開時には、海外事業を担当する部門が予め関係部門と連携し、事業展開にあたっての法規制やリスクを第三者機関(現地弁護士事務所やコンサルタントなど)を通じて調査・検討し、経営会議・取締役会の審議を経て展開しています。 しかしながら、事業展開している国々・地域において予期しない法律又は規制の変更、政治又は経済情勢の悪化、テロ・戦争などによる社会的混乱など、国内における事業展開とは異なるカントリーリスクが発生した場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。〇対応策 こうしたリスクを低減するため、事業展開している国・地域の法規則に照らし合わせた法令の自己チェックを毎年実施しているほか、現地のコンサルタントなどと連携し情勢の把握に努めています。また、海外子会社を担当する部門において定期的に現地法人の役員と情報交換を行い、適宜対策を講じています。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」イノベーション戦略 ⑥為替レートの変動 発生可能性   3   影響度   3 〇リスク 当社グループの事業には、海外顧客への商品供給及び海外仕入先からの調達があります。各地域における売上・費用・資産を含む現地通貨建の項目は、連結財務諸表の作成のために円換算されています。決算時の為替レートにより、これらの項目は現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。また中長期的な通貨変動により、計画された調達及び商品供給を実行できないことや、予定された利益の確保ができない場合があるため、為替レートの変動は当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。〇対応策 当社グループは、先物為替予約などによる通貨ヘッジ取引を行い、米ドル及び円を含む主要通貨間の為替レートの短期的な変動による影響を最小限に止める取組を行っています。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」財務戦略中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」サプライチェーン戦略 ⑦在庫 発生可能性   4   影響度   3 〇リスク 当社グループは、顧客の所要見込みや仕入先の供給状況などの情報収集に努め、適正な在庫水準の維持と滞留在庫の発生を防ぐ努力をしていますが、市況変動など当初見込んでいた顧客の所要見込みの減少により廃棄損や評価損を計上する場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。  〇対応策 当社グループでは、事業セグメントごとの標準在庫月数などを定めた「標準在庫管理運営規則」に則りその管理を徹底しています。 また、金額に応じた発注権限の設定や発注時点での顧客の所要量の精査、引き取り確約や仕入先への発注量の調整などに注力し、適正な水準の維持に努めています。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」サプライチェーン戦略 ⑧投資 発生可能性   3   影響度   2 〇リスク 当社グループは、中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」の財務戦略に基づき、成長投資による事業ポートフォリオ変革に取り組んでおり、将来の成長に向けビジネスパートナーに対して出資を行うことがありますが、出資先の業績が出資時点と大きくかい離し、出資の減損処理が必要になるリスクがあります。〇対応策 出資に際しては、出資先の財政状態、事業計画の実現性、投資リターン等を慎重に判断し、経営会議や取締役会で審議を行っています。また出資後は、出資先の財政状態、事業計画の進捗を定期的にモニタリングしています。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」財務戦略 ⑨気候変動問題への対応 発生可能性   4   影響度   4 〇リスク 2015年の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)で採択された「パリ協定」では、世界の平均気温上昇を抑制するために温室効果ガスの排出量を大幅に削減していくことが世界全体で取り組むべき目標として掲げられ、これを受け、日本では政府が2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。今後、環境関連法規制等の強化、気候変動に関するリスクへの対策、炭素税の導入、環境負荷低減の追加的な義務等による環境保全に関連する費用が増加した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。〇対応策 当社グループは、こうした流れの中、温室効果ガス排出抑制への取組を「低炭素」から「脱炭素」へと強化し、現在は「RYODENグループ環境方針」のもと、2030年までにScope1及びScope2について2023年度比で42%、Scope3について25%の温室効果ガス排出量削減を目標に掲げ取り組んでいます。 また取締役社長を最高責任者とするサステナビリティ委員会を設置し、本社・国内外の各拠点における環境管理体制や各種手続きを明文化し、環境に配慮した事業活動が行われているか、ルールが適正に守られているかなど、継続的かつ客観的にチェックする体制を整えています。 さらに、脱炭素社会への移行は重要な事業機会として捉え、社会課題の解決につながる事業の創出にも取り組んでいます。 経営方針等との関連性   RYODENグループ環境方針中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」ステークホルダーエンゲージメント戦略 ⑩コンプライアンス 発生可能性   1   影響度   3 〇リスク 当社グループは、経営理念に基づく行動指針に「法令・ルールを遵守する」を掲げ、全ての事業活動において法令・ルールの遵守を最優先させるとともに、倫理を逸脱する行為は行わないことを社内外に約束しています。 しかしながら、管理体制上の問題が発生する可能性はゼロではなく、法令・規制に違反した場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。また、従業員の不正行為は、その内容次第では当社の業績や社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。〇対応策 当社グループでは、こうした影響を低減するため、担当の役付執行役員を委員長とする「倫理・遵法委員会」を設置し、企業活動における法令遵守・公平性・倫理性を確保するための活動を行っています。また、各部門・支社並びに海外を含めた関係会社において「遵法チェック」を行い、コンプライアンスに関する遵守状況の確認を行うとともに、グループ全社員に対しコンプライアンスe-learningを実施し、法令遵守の徹底に努めています。 また透明性・独立性を高めた内部通報制度を運用し、法令違反や不正の早期発見及び是正に取り組んでいます。 経営方針等との関連性   経営理念に基づく行動指針「法令・ルールを遵守する」 ⑪人財の確保と育成 発生可能性   4   影響度   5 〇リスク 当社グループが掲げるビジョン:未来を共創するエクセレントカンパニーの実現の原動力は人財であり、優秀な人財の確保・育成及び定着は最重要課題です。また、労働人口が確実に減少しているなか、持続的な成長のためには女性活躍を含む多様性の確保が必要となりますが、こうした人財を採用・育成できない場合や優秀な人財が流出した場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。〇対応策 これまで以上に積極的な採用活動に取り組むだけでなく、中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029|2034」の人財戦略に基づき、人事制度の整備、社員研修などを通じて人財の育成や定着に取り組んでいます。また、エンゲージメントの向上や女性管理職比率を中長期経営計画のKPI(重要経営指標)とするほか、多様性の確保にも取り組んでまいります。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」人財戦略 ⑫情報セキュリティ 発生可能性   4   影響度   3 〇リスク 当社グループは、業務遂行にあたり社内外の情報システムを利用しておりますが、災害などによる物理的故障、ソフトウエアの品質不良、人為的オペレーションミス、悪意を持った第三者からの攻撃やコンピュータウイルスによる乗っ取り、不正アクセスなどによりシステムが停止した場合、可用性が損なわれ、サプライチェーンを含めた事業活動に影響を及ぼす可能性があります。また、機密情報・個人情報等の漏洩により当社グループの社会的信用に影響を及ぼす可能性もあります。これらの事象は当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。〇対策 当社グループでは、情報セキュリティリスクを重要な課題と捉え、情報資産やネットワークを含む情報システム運営に対するリスクへの備えとして「情報セキュリティ規則」を整備し、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)体制を構築し、インシデント発生時の対応を定めております。役職員に対しては定期的なeラーニングにより教育を施すとともに、偽の標的型攻撃メールを送信する「標的型メール訓練」などにより継続的に情報セキュリティ意識向上を図っております。 昨今、リモートワークにより接続されるネットワークが社内外を問わなくなっていることから、ゼロ・トラスト・セキュリティへの移行を行い、あわせて物理媒体には暗号化を施すなどセキュリティレベルの向上に向け取り組んでおります。また、業績への影響への備えとしてサイバーリスク保険への加入を行っております。 経営方針等との関連性   中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」イノベーション戦略
経営成績の分析 (MD&A)4,913字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。 (1) 経営成績 当連結会計年度における世界経済は、米国の個人消費やAI投資を背景に前半は堅調に推移しましたが、関税強化や地政学リスクの高まりにより後半にかけては景気後退への警戒感から減速傾向となりました。 米国では、良好な雇用環境を背景に個人消費が底堅く推移したものの、年度後半には関税政策や金融引き締めの影響で景気は抑制されました。中国では、不動産市場の調整長期化や内需の弱さが重石となり、停滞感が継続しました。日本では、物価上昇による影響や外需の弱さから一部に停滞感がみられたものの、雇用環境の改善や賃上げ、各種政策支援による内需が下支えした結果、個人消費が持ち直し、緩やかな回復基調を維持しました。 当社グループの取引に関する業界では、電子部品・半導体分野では自動車向けパワー半導体やAI関連製品の需要は堅調に推移しましたが、産業機器用途では在庫調整局面および中国市場の不安定さが継続し市況は低調に推移しました。FA分野では自動化や省人化などの需要拡大を背景に年度末にかけて在庫調整が概ね一巡したものの、本格回復には至りませんでした。冷熱ビル分野では資材高騰や技術者不足の影響があったものの、省エネ設備の更新や環境対策設備が堅調に推移したことにより、全体として概ね好調に推移しました。 当社グループは、中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」の初年度として、将来の成長基盤を確実なものとするため、全セグメントで計画的な人財投資および戦略的投資を継続しました。財務面では、資本効率を意識した経営を徹底し、ROIC(投下資本利益率)の向上を重視しております。企業活動を通じて全てのステークホルダーと共に新たな価値を創出し続けることで「社会的価値」と「経済的価値」を両立させ、持続的な企業価値向上を実現すべく計画に取り組みました。 その結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高2,127億72百万円(前期比1.4%減)、営業利益52億44百万円(前期比4.3%減)、経常利益57億67百万円(前期比4.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益52億75百万円(前期比12.2%増)となりました。 セグメントごとの業績の概要及び分析は、次のとおりです。 FA分野では、販売店や盤メーカー向けが堅調に推移し、セットメーカー向け半導体装置関連の需要は回復基調にありますが、エンドユーザー向け等の回復は遅れており、主要取扱品の販売は、低調に推移しました。 冷熱分野では、大手設備業者向けビル用エアコン及び低温機器が低調に推移しましたが、職場環境改善や暑熱対策といった社会課題への対応需要を捉え、店舗設備用エアコンや施設エリア向け空調機の販売は好調に推移しました。 ビルシステム分野では、産業用蓄電池などのエネルギー関連設備向けの販売や昇降機の販売が寄与したものの、資機材や労務費高騰に伴う計画見直しなどにより伸び悩みました。 スマートアグリ分野では、植物工場事業および野菜販売のトップシェアを維持するとともに、当事業で培ってきた光合成を最適化する技術を活用した受託研究やコンサルティング、テストプラントなどの受注も堅調に推移しました。 ICT分野では、ビデオマネジメントシステム(FlaRevo)は堅調に推移しましたが、メモリ高騰に起因するIT関連商材のコスト高や供給問題の影響を受けました。 ヘルスケア分野では、電子カルテ向け関連機器の販売は伸長しましたが、医療機関の経営悪化による設備投資の減速の影響を受け、低調に推移しました。 X-Tech全体としては、当社の省電力技術の蓄積が効果的にスマートアグリ分野の事業運営に活かされたことで増益となり、通期で黒字化しました。 国内では、データセンター向けAIサーバー関連向けビジネスは好調を維持しました。産業機器市場では、顧客の中国向けビジネスは販売落込みによる在庫調整が継続しておりますが、一部仕向け先や機種では顧客の部品在庫の消化が進み、需要の底は脱しまだまだ限定的ながら受注が入り始めております。車載市場では、BEV(バッテリーEV)の減速や一部メーカーを除いた生産調整の継続、民生関連市場についても低迷が継続しており、低調に推移しました。 海外では、民生関連市場においてOA機器向け販売は堅調に推移しましたが、中国を中心として産業機器関連・車載関連向けはいずれも低調に推移しました。台湾商材のソリューションビジネスが立ち上がり海外全体の業績に寄与しました。 通期の業績の見通しとして公表した経営目標値とその達成状況は次のとおりです。 経営目標値(百万円)   当連結会計年度実績(百万円)   達成率(%) 売上高   215,000   212,772   98.9 営業利益   5,500   5,244   95.3 経常利益   5,600   5,767   102.9 親会社株主に帰属する当期純利益   5,000   5,275   105.5 (2)生産、受注及び販売の状況 ①仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) FAシステム   41,167   104.1 冷熱ビルシステム   33,691   112.7 X-Tech   6,626   92.5 エレクトロニクス   105,537   95.2 合計   187,022   99.8 (注)  数量は単位、呼称が多岐にわたるため、省略しております。 ②販売実績 ア  販売方法 当社グループは、メーカー製造に係る商品をユーザー又は販売店に、また、材料・半製品をメーカー又はユーザーに販売しています。 イ  販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) FAシステム   50,023   103.8 冷熱ビルシステム   36,779   113.4 X-Tech   8,496   97.8 エレクトロニクス   117,471   92.9 合計   212,772   98.6 (注)  1  販売実績は、受入手数料を含めて計上しています。 2  数量は単位、呼称が多岐にわたるため省略しています。 3 事業別の販売実績額には、事業間の内部取引の金額が含まれています。 (3)財政状態 資産の部は、電子記録債権が7億75百万円、商品及び製品が28百万円減少しましたが、現金及び預金が1億51百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が4億82百万円、未収入金が62億48百万円増加したこと等により、資産合計は前連結会計年度末比123億7百万円増加し、1,543億3百万円となりました。 負債の部は、電子記録債務が6億28百万円、長期借入金が2億13百万円減少しましたが、支払手形及び買掛金が49億86百万円、未払法人税等が8億99百万円増加したこと等により、負債合計は前連結会計年度末比69億88百万円増加し、597億70百万円となりました。 純資産の部は、親会社株主に帰属する当期純利益を52億75百万円計上した一方、配当金26億6百万円の支払による利益剰余金の減少、為替換算調整勘定が2億58百万円、退職給付に係る調整累計額が15億21百万円増加等により、純資産合計は前連結会計年度末比53億19百万円増加し、945億33百万円となりました。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末比1.5ポイント減少し、61.2%となりました。 (4)キャッシュ・フロー 当社グループは、経営成績の向上と財政状態の安定を図り、資金需要に応じた一定の手許流動性を維持しながら、健全かつ効率的な財務活動を行っております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末比1億51百万円増加し、334億57百万円の残高となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は、60億67百万円(前年同期比123億85百万円支出増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益73億14百万円の計上と、売上債権・棚卸資産の減少、並びに仕入債務の増加によるネット資金の増加52億24百万円、未収入金の増加による資金の減少61億22百万円、法人税等の支払11億16百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動に使用した資金は、29億85百万円(前年同期比29億70百万円支出増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出11億85百万円、無形固定資産の取得による支出32億18百万円、関係会社株式の売却による収入13億9百万円、投資有価証券の売却による収入8億19百万円、投資有価証券の取得による支出4億34百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動に使用した資金は、30億3百万円(前年同期比11億99百万円収入増)となりました。これは主に、配当金の支払26億円、短期借入金の返済1億88百万円、長期借入金の返済2億13百万円によるものです。 (5)資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、経営成績の向上と財政状態の安定を図り、資金需要に応じた一定の手許流動性を維持しながら、健全かつ効率的な財務活動を行っております。当社グループの運転資金需要のうち主なものは、販売活動のための商品及び部材等購入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであり、営業費用の主なものは人件費及び運賃諸掛であります。 当社グループは、持続的な企業価値の向上と共に株主の皆さまに対する継続的かつ安定的な利益配分を経営の最重要施策の一つとして位置づけ、配当水準の向上と安定化に努めてまいりました。2025 年4月にスタートした中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」では、株主の皆様に対する利益還元強化の姿勢をより明確化し、更なる拡充を図るため「連結総還元性向」及び「連結株主資本配当率(DOE)」を新たな指標として導入することといたしました。 当社グループは、財務の健全性を堅持するとともに中長期的な企業価値向上に向けた成長投資と株主各位への適正な利益還元を実施してまいります。 株主還元につきましては、短期的な業績に連動させず、中長期的かつ安定的に強化・拡充を図る方針であり、連結総還元性向50%又は連結株主資本配当率(DOE)3.5%を下限として剰余金の配当を実施いたします。 また、自己株式の取得につきましても、株価の動向や財務状況を勘案のうえ実施する予定です。 (6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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