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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

スターゼン

Starzen Company Limited8043 · Prime · 卸売業

食肉の処理加工からハム・ソーセージ製造、生産・肥育まで一貫体制を持つ。国内外で畜産・食肉事業を展開する専門商社。

概要

スターゼン株式会社は、1948年に全国畜産株式会社として創業し、現在は食肉の処理加工、ハム・ソーセージ製造、生産肥育を中核とする食肉総合企業である。国内19の子会社と14の関連会社から成るグループを形成し、2026年3月期の連結売上高は4482億円、従業員数は2807人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

食肉関連事業が売上の99%を占める収益構造

当社グループの連結売上高4,482億円のうち、食肉関連事業が4,449億円を占める。内訳は食肉(牛肉・豚肉・鶏肉の処理加工品)が3,500億円、加工食品(ハンバーグ等)が846億円、ハム・ソーセージが83億円。その他事業は物流・調味料等で32億円に過ぎない。食肉部門では国産と輸入品を扱い、販売先は小売、外食、加工業者と多岐にわたる。加工食品は子会社オサベフーズ等の製品が含まれ、ハム・ソーセージはローマイヤが製造する。このように食肉一筋の事業構成が特徴であり、原材料の調達から加工、販売までの垂直統合によって支えられている。

国内生産拠点と海外子会社によるグローバルサプライチェーン

国内には阿久根工場(鹿児島)、青森工場(三戸・三沢)、石狩工場(北海道)など計8カ所の処理加工拠点を持つ。加えてローマイヤの那須工場ではハム・ソーセージを製造。物流は子会社スターゼンロジスティクスが低温配送を担う。海外ではオーストラリアにSTARZEN AUSTRALIA PTY LTD、YORKRANGE Pty Ltd、BROAD WATER DOWNS Pty Ltdを保有し、牛の肥育から輸出まで手掛ける。アメリカにはStarzen (America) Inc.、欧州にはSTARZEN EUROPE ApS、シンガポールにはSTARZEN SINGAPORE PTE.LTD.とADiRECT SINGAPORE PTE. LTD.を置く。これらを通じて和牛の輸出ブランド「AKUNE GOLD」「AOMORI GOLD」を展開する。

子会社・関連会社19社による機能分担

当社グループは当社を中核に19の子会社と14の関連会社で構成される。食肉処理加工はスターゼンミートプロセッサー株式会社が主力で、阿久根・青森・石狩の各工場を管轄。ハム・ソーセージはローマイヤ株式会社が製造・販売する。販売機能はスターゼン販売株式会社が全国をカバーする。生産肥育は豪州のBROAD WATER DOWNSなどが担い、国内では株式会社雲仙有明ファームが豚を肥育する。物流はスターゼンロジスティクス、調味料はゼンミ食品がサポート。2008年と2019年に事業再編を行い、機能別に会社を整理した結果、現在の体制となった。

長期ビジョンと中期経営計画2030

当社は「世界中のお客様のニーズに応えるサプライチェーンの実現」を長期ビジョンに掲げ、中期経営計画2030を策定した。最終年度の目標は売上高5,500億円、経常利益160億円、ROE10%以上。成長の柱は海外事業の拡大であり、5年間で700億円の投資計画を立てる。内訳は国内市場向け240億円、海外市場向け260億円、DX・業務効率化60億円、維持更新140億円。2026年3月期の実績は売上高4,482億円、経常利益110億円で、計画進捗は順調。海外比率15%を目標に、2025年にはYORKRANGE社、ADiRECT SINGAPORE社を子会社化し、豪州Wagyuの生産から東南アジア販売まで統合。国内では伊丹営業センターを移転拡大し、西日本でのシェア拡大を狙う。サステナビリティ面ではアニマルウェルフェアポリシーの策定やLNGタンク設置など環境投資も進む。

業界の中での役割は食肉業界のバリューチェーンをカバーする総合食肉企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,482億円
営業利益
88億円
営業利益率
2.0%
純利益
83億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
食肉3,500億円78.1%
加工食品846億円18.9%
ハム・ソーセージ84億円1.9%
その他52億円1.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食肉関連(処理加工・ハム・ソーセージ・販売・生産肥育)主力

食肉の処理加工、ハム・ソーセージ及び食肉加工品の製造販売、豚・牛の生産・肥育等を一貫して行う。子会社・関連会社を通じて、国内外で食肉事業を展開。当社が中心となり、各子会社・関連会社から製品を仕入れ販売する体制。

主な製品・サービス3
食肉処理加工品
牛・豚・鶏等の枝肉を部分肉や精肉に処理・加工し、小売・外食・加工業者向けに供給。自社工場で一貫処理。
ハム・ソーセージ
子会社ローマイヤ株式会社が製造するハム、ソーセージ、ベーコン等の食肉加工品。当社が仕入れ販売するほか、ローマイヤ自身でも販売。
生産・肥育(豚・牛)
子会社BROAD WATER DOWNS Pty Ltd、YORKRANGE Pty Ltd、株式会社雲仙有明ファーム等で豚や牛の生産・肥育を行い、安定的な原料供給を確保。

02その他(物流・調味料等)副次

食肉関連事業をサポートするため、物流(スターゼンロジスティクス株式会社)や調味料製造(関連会社ゼンミ食品株式会社)等の事業を展開。

主な製品・サービス2
貨物運送サービス
スターゼンロジスティクス株式会社が、グループ内外の食肉製品・資材の輸送を担当。低温物流にも対応。
調味料
関連会社ゼンミ食品株式会社が、食肉加工に適した調味料を製造・販売。グループ内需要を中心に供給。

製品と技術

枝肉から精肉までを自社工場で一貫処理

食肉処理加工が売上の78%を占める主力事業。牛・豚・鶏の枝肉を自社工場で部分肉や精肉に加工し、小売・外食・加工業者に供給する。主要工場はスターゼンミートプロセッサーが運営する阿久根工場、青森工場(三戸ビーフセンター・三沢ポークセンター)、石狩工場などで、各工場は地域の特性に応じた処理能力を持つ。阿久根工場は輸出専用ブランド「AKUNE GOLD」の拠点であり、衛生管理体制と高度な加工技術が評価されている。青森工場でも「AOMORI GOLD」を生産する。

ローマイヤが製造するハム・ソーセージと加工食品

子会社ローマイヤ株式会社がハム、ソーセージ、ベーコンを製造。那須工場が主力で、原材料はグループ内のスターゼンミートプロセッサーから供給される。販売は当社が仕入れて行うほか、ローマイヤ自身でも販売する。2026年4月に子会社化したオサベフーズはハンバーグ等の加工食品を製造し、消費者の低価格志向に対応した商品を提供する。加工食品部門の売上は前期比8%増の846億円に成長しており、グループの成長分野となっている。価格改定や商品統廃合を進めた結果、ハム・ソーセージ部門は減収となったが、品質向上とコスト削減に努めている。

国際的な生産肥育事業による安定調達

グループは豚・牛の生産肥育を国内外で手掛ける。豪州ではBROAD WATER DOWNS Pty LtdとYORKRANGE Pty LtdがWagyuの肥育を行い、安定的な原料供給と輸出を可能にしている。国内では株式会社雲仙有明ファームが豚を肥育し、国産豚肉の供給を支える。関連会社プライフーズも生産肥育に参画。2025年にYORKRANGEを完全子会社化したことで、豪州Wagyuの生産から販売まで一貫管理できる体制を整えた。これにより、和牛輸出ブランド「AKUNE GOLD」「AOMORI GOLD」の供給力を強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業で大型、安定収益も利益率は低位

同社は卸売業セクターに属し、売上高は4,361億円(2025/3期)と規模は大きいですが、営業利益率は2.06%と低い水準です。2026/3期も売上高4,482億円、利益率1.96%とほぼ横ばいで、収益性の改善が進んでいません。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と比較して、同社は利益率が低く、コスト競争が激しい業界内でのポジションがうかがえます。ただし、提供データからは収益性低迷の原因や事業内容の詳細は不明です。

強み

  • 4,000億円超の売上で業界内での存在感を示す。
  • 毎期の売上高が着実に増加傾向にある。
  • 大規模売上を支える多様な取引先があると推測。
  • 大きな赤字を出さず、安定的に事業を継続。

課題

  • 営業利益率が2%前後と低く、収益性向上が急務。
  • 売上増加率が鈍く、利益率も改善しない。
  • 卸売業界の低マージン体質から脱却する戦略が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がスターゼン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18084RYODEN1,035億円19.6倍
23036アルコニックス1,030億円17.8倍
37504高速1,014億円25.1倍
42733あらた971億円8.9倍
59902日伝909億円17.5倍
68043スターゼン897億円10.5倍
73950ザ・パック895億円14.9倍
83151バイタルケーエスケー・ホールディングス864億円10.9倍
93946トーモク863億円10.0倍
108078阪和興業827億円10.1倍
118075神鋼商事824億円9.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 53件

全国畜産組合から食肉卸売へ創業

1948年6月、全国畜産協同組合を母体に資本金750万円で全国畜産株式会社を設立。当初は役牛の売買から始まり、1949年8月に食肉の取り扱いを開始した。1955年にはオーストラリアから冷凍牛肉の試験輸入を行い、海外調達への道を開く。1962年3月には横浜工場でハム・ソーセージの製造を開始し、加工分野に進出。同年11月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。1961年2月には三井物産と資本・事業提携を結び、資金調達と販路拡大の基盤を固めた。1967年には東京食肉市場の発足に伴い仲買部門を分離し、株式会社丸全を設立するなど、事業の整理も進めた。

商号変更とマクドナルドとの取引開始

1970年6月、商号を株式会社ゼンチクに変更。1972年5月、日本マクドナルド株式会社と取引契約を結び、同年7月に千葉工場を開設してハンバーガーパティの製造を開始した。これが後にグループの加工食品事業の礎となる。また同年9月、海外進出の第一歩としてオーストラリアにZENCHIKU (AUSTRALIA) PTY LIMITED(現STARZEN AUSTRALIA)を設立。1977年9月には東京証券取引所市場第一部に指定替えされた。1982年には栃木ゼンチク黒磯工場でハム・ソーセージ製造を開始し、加工品のラインアップを拡充した。

全国展開のための工場建設と子会社設立

1984年3月、最大の産地工場として阿久根ゼンチク(現スターゼンミートプロセッサー阿久根工場)を設立。同年12月には加工食肉専用工場として松尾工場を新設。1986年4月には石狩ゼンチク(現スターゼンミートプロセッサー石狩工場)を設立し、北海道拠点を強化。1987年11月には那須工場(現ローマイヤ那須工場)を新築し、黒磯工場の業務を移転。1994年には三戸ゼンチク(現青森工場)を設立し、東北エリアへの展開を進めた。各工場は牛・豚・鶏の処理加工を分担し、地域密着型の供給体制を構築した。1996年には調理済食品部門を分離独立させ、株式会社ゼンチク販売を設立。

グループ再編とスターゼンへの社名変更

1998年5月、阿久根、石狩、三戸、仙台、津軽の5つのゼンチク子会社が合併し、株式会社スターゼンミートグループ(現スターゼンミートプロセッサー)が発足。処理加工機能を一本化した。1999年4月、商号をスターゼン株式会社に変更。2000年2月にはエルエムフーズ株式会社(現ローマイヤ)と資本・業務提携。2005年6月にはローマイヤを子会社化し、ハム・ソーセージ事業を強化した。同年7月には青木製麺所の株式を取得し、青木食品を設立。さらに2007年にはスターゼンインターナショナルを設立し、海外事業の体制を整えた。

事業部門の分割と販売会社の再編

2008年10月、国内食肉卸売部門を4つの地域販売会社(北日本・東日本・西日本・南日本)に分割。同時に量販店向け販売部門と国産食肉供給部門をスターゼンミートグループへ承継し、ハムソーセージ・デリカ部門をローマイヤへ譲渡。2013年4月には4つの地域販売会社を統合し、スターゼン販売株式会社を設立。さらに2015年4月にスターゼン広域販売を吸収合併し、販売網を一本化した。2020年4月には販売会社とゼンチク販売を当社に吸収合併し、組織のスリム化を図った。

海外展開の加速と新ブランドの確立

2016年5月、三井物産との資本業務提携を再構築。2017年2月にスターゼン食品を設立し、2021年12月には中国に星徳真食品(上海)を設立。2025年4月、豪州のWagyu肥育企業YORKRANGE Pty Ltdを完全子会社化。同年10月、シンガポールの食肉加工販売会社ADiRECT SINGAPORE PTE. LTD.を子会社化。2026年4月には株式会社オサベフーズを取得し、加工食品の品揃えを拡充。輸出ブランドとして「AKUNE GOLD」に加え「AOMORI GOLD」を立ち上げ、二ブランド体制で海外和牛市場を開拓する。

年表53件を開く

1940年代

  • 1948年6月創業全国畜産協同組合を母体に資本金750万円をもって全国畜産株式会社を設立、役牛の売買を行う
  • 1949年8月食肉の取り扱い開始

1950年代

  • 1955年10月オーストラリアより冷凍牛肉の試験輸入を行う
  • 1957年4月阿久根詰所を開設 豚枝肉の国内遠距離輸送開始

1960年代

  • 1961年2月三井物産株式会社と資本並びに事業提携
  • 1962年3月横浜工場においてハム・ソーセージの製造開始
  • 1962年11月上場東京証券取引所市場第二部へ株式を上場
  • 1967年3月創業東京食肉市場発足と共に仲買部門を分離し、株式会社丸全を設立

1970年代

  • 1970年6月商号変更商号を株式会社ゼンチクに変更
  • 1972年5月日本マクドナルド株式会社と取引契約、同年7月に千葉工場を開設しハンバーガーパティの製造開始
  • 1972年9月創業海外進出のため、オーストラリアにZENCHIKU (AUSTRALIA) PTY LIMITED(現、STARZEN AUSTRALIA PTY LTD)を設立
  • 1977年9月上場東京証券取引所市場第一部へ株式を上場

1980年代

  • 1982年5月株式会社栃木ゼンチク黒磯工場にてハム・ソーセージの製造開始
  • 1984年3月創業ゼンチク最大の産地の食肉加工工場として株式会社阿久根ゼンチク(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社阿久根工場)を設立
  • 1984年12月加工食肉専用工場として松尾工場を新設
  • 1986年4月創業株式会社石狩ゼンチク(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社石狩工場)を設立
  • 1987年11月那須工場(現、ローマイヤ株式会社那須工場)を新築、黒磯工場の業務を移転

1990年代

  • 1994年10月創業三戸営業所の製造部門を分離独立させ、株式会社三戸ゼンチク(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社青森工場三戸ビーフセンター)を設立
  • 1996年4月創業調理済及び半調理済食品取扱部門を分離独立させ、株式会社ゼンチク販売を設立
  • 1996年10月株式会社三沢ミート(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社青森工場三沢ポークセンター)を新築移転
  • 1998年5月M&A株式会社阿久根ゼンチク、株式会社石狩ゼンチク、株式会社三戸ゼンチク、株式会社仙台ゼンチク、株式会社津軽ゼンチクが合併し、商号を株式会社スターゼンミートグループ(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社)に変更
  • 1999年4月商号変更商号をスターゼン株式会社に変更

2000年代

  • 2000年2月エルエムフーズ株式会社(現、ローマイヤ株式会社)と資本並びに業務提携
  • 2002年5月創業Starzen (America) ,Inc.を設立
  • 2005年6月M&Aローマイヤ株式会社の第三者割当増資引受け、同社を子会社化
  • 2005年7月創業青木製麺所の株式を取得、株式会社青木食品を設立
  • 2005年10月株式会社栃木ゼンチクは、その営業権の全部をローマイヤ株式会社へ譲渡
  • 2007年7月創業スターゼンインターナショナル株式会社を設立
  • 2007年10月スターゼンインターナショナル株式会社への会社分割承継により、海外本部の一部を分社化
  • 2008年10月創業国内食肉卸売部門を分割し、スターゼン北日本販売株式会社、スターゼン東日本販売株式会社、スターゼン西日本販売株式会社及びスターゼン南日本販売株式会社を設立
  • 2008年10月量販店向販売部門及び国産食肉供給部門を株式会社スターゼンミートグループ(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社)へ分割承継
  • 2008年10月ハムソーセージ・デリカ販売部門をローマイヤ株式会社へ事業譲渡
  • 2009年5月ハンバーガーパティ製造合弁会社オレンジベイフーズ株式会社を設立
  • 2009年6月創業STARZEN EUROPE ApSを設立

2010年代

  • 2010年7月M&A株式会社キング食品(広島県福山市)の全株式を取得し、同社を完全子会社化
  • 2010年7月創業スターゼン広域販売株式会社を設立
  • 2010年10月プライフーズ株式会社の第三者割当増資を引き受け、同社を持分法適用関連会社化
  • 2012年8月M&Aローマイヤ株式会社の株式を株式交換により取得し、同社を完全子会社化
  • 2013年4月創業スターゼン東日本販売株式会社とスターゼン北日本販売株式会社、スターゼン西日本販売株式会社、スターゼン南日本販売株式会社を合併し、スターゼン販売株式会社を設立
  • 2013年10月創業STARZEN SINGAPORE PTE.LTD.を設立
  • 2014年3月M&A東京部分肉センター株式会社(現、スターゼンロジスティクス株式会社)の全株式を取得し、同社を完全子会社化
  • 2015年4月M&Aスターゼン販売株式会社がスターゼン広域販売株式会社を合併
  • 2016年5月三井物産株式会社との資本業務提携、第三者割当増資及び自己株式の処分
  • 2016年9月M&A株式会社ニックフーズの全株式を取得し、同社を完全子会社化
  • 2017年2月創業スターゼン食品株式会社を設立
  • 2019年4月M&A当社がスターゼンインターナショナル株式会社とスターゼン食品株式会社を吸収合併

2020年代

  • 2020年4月M&A当社がスターゼン販売株式会社と株式会社ゼンチク販売を吸収合併
  • 2021年12月創業星徳真食品(上海)有限公司を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年4月M&A当社がスターゼンITソリューションズ株式会社を吸収合併
  • 2025年4月M&AYORKRANGE Pty Ltdの全株式を取得し、同社を完全子会社化
  • 2025年10月M&AADiRECT SINGAPORE PTE. LTD.の全株式を取得し、同社を完全子会社化
  • 2026年4月M&A株式会社オサベフーズの全株式を取得し、同社を完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高中期経営計画2030最終年度まで5,500億円
  • 経常利益中期経営計画2030最終年度まで160億円(うち、海外比率15%)
  • EBITDA中期経営計画2030最終年度まで210億円
  • ROIC中期経営計画2030最終年度まで6%以上
  • ROE中期経営計画2030最終年度まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    市場シェア拡大へのアプローチ

    強固な調達基盤や商品化技術を活かし、企業買収や海外子会社化を通じて国内外の食肉市場シェア拡大を図る。国内では銘柄豚の価値提案を強化、海外では和牛輸出やサプライチェーン構築を推進。

  2. 02

    事業基盤の強靭化

    物流改革として基幹物流拠点の増強やDX推進による業務効率化を進める。自社で基幹システムを刷新し、受発注業務の短縮やデータ分析による経営判断の高度化を図る。

  3. 03

    持続成長を支えるコーポレート機能強化

    人材ポートフォリオの構築や評価報酬体系の整備により社員の成長と挑戦を促進。GHG削減(2030年までに42%削減)や人権・アニマルウェルフェアへの対応を重点課題とし、サステナビリティ経営を推進。

  4. 04

    グローバル市場への挑戦

    海外市場への進出とサプライチェーン構築に重点を置き、豪州Wagyu肥育事業やシンガポール子会社化を通じて、和食・和牛需要が高まる東南アジアや北米で成長市場を獲得する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,807人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は688万円で、9期前と比べて1.3%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は12.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,442
2018年3月2,576
2019年3月69740.011.82,566
2020年3月67140.012.62,631
2021年3月64939.213.42,674
2022年3月64939.012.52,756
2023年3月63939.412.72,729
2024年3月66139.813.02,723
2025年3月67440.012.32,783323
2026年3月68840.012.22,807314

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率67.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 14 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
南関東営業センター他40ヶ所7,044百万円
食肉関連 事業
本社他 — 東京都港区4,170百万円
食肉関連 事業
那須工場 — 栃木県那 須塩原市2,608百万円
食肉関連事業
青森工場 三沢ポークセンター — 青森県三沢市2,045百万円
食肉関連事業
本宮工場 — 福島県 本宮市1,549百万円
食肉関連 事業
加世田工場 — 鹿児島県 南さつま市1,308百万円
食肉関連事業
青森工場 三戸ビーフセンター — 青森県三戸 郡三戸町936百万円
食肉関連事業
松尾工場 — 千葉県 山武市852百万円
食肉関連 事業
千葉工場 — 千葉県 山武市739百万円
食肉関連 事業
石狩工場 — 北海道 岩見沢市618百万円
食肉関連事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ローマイヤ㈱
    栃木県 那須塩原市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱丸全
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    スターゼンロジスティクス㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱キング食品
    広島県 福山市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニックフーズ
    東京都 中野区
    議決権100.0%
  • 国内
    道央食肉センター㈱(注)2
    北海道 岩見沢市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈲ミート・サービス(注)2
    青森県 三沢市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱青木食品
    福島県 本宮市
    議決権98.7%
  • 海外
    STARZEN AUSTRALIA PTY LTD
    豪州クィーンズランド州
    議決権100.0%
  • 国内
    STARZEN EUROPE ApS
    デンマーク国オーフス
    議決権100.0%
  • 海外
    Starzen(America),Inc.
    米国カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 海外
    YORKRANGE Pty Ltd
    豪州クィーンズランド州
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • BROAD WATER DOWNS Pty Ltd (注)1,2豪州クィーンズランド州100%
  • ADiRECT SINGAPORE PTE.LTD.シンガポール100%
  • ゼンミ食品㈱千葉県 山武郡横芝光町50%
  • ㈱南部ファーム岩手県 九戸郡九戸村49%
  • ㈱阿久根食肉流通センター(注)2鹿児島県 阿久根市49%
  • オレンジベイフーズ㈱愛媛県 八幡浜市30%
  • プライフーズ㈱青森県 八戸市30%
  • G.&K.O'Connor Pty.Ltd.豪州 ビクトリア州21%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,482億円営業利益88億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.8%、利益が-2.2%。

売上高
+2.8%
4,482億円
営業利益
-2.2%
88億円
純利益
-32.0%
83億円
営業利益率
2.0%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,700億円4,482億円
営業利益92億円88億円
純利益85億円83億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,191億円、営業利益は27億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.8%、営業利益は+8.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q96612
2024年1Q1,020252.524
2024年2Q1,011111.110
2024年3Q1,126403.630
2024年4Q94811
2025年2Q2,135321.525
2025年4Q2,226582.697
2026年2Q2,201291.328
2026年4Q2,281592.655
2027年1Q1,191272.326

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,541億円から4,482億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は2.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
スターゼン東日本販売株式会社とスターゼン北日本販売株式会社、スターゼン西日本販売株式会社、スターゼン南日本販売株式会社を合併し、スターゼン販売株式会社を設立
2013年3月2,541229
東京部分肉センター株式会社(現、スターゼンロジスティクス株式会社)の全株式を取得し、同社を完全子会社化
2014年3月2,5662617
スターゼン販売株式会社がスターゼン広域販売株式会社を合併
2015年3月2,8264728
株式会社ニックフーズの全株式を取得し、同社を完全子会社化
2016年3月3,0345638
スターゼン食品株式会社を設立
2017年3月3,1396646
2018年3月3,4017351
当社がスターゼンインターナショナル株式会社とスターゼン食品株式会社を吸収合併
2019年3月3,5126446
当社がスターゼン販売株式会社と株式会社ゼンチク販売を吸収合併
2020年3月3,5145817
星徳真食品(上海)有限公司を設立
2021年3月3,4928669
2022年3月3,8149260
2023年3月4,25210375
当社がスターゼンITソリューションズ株式会社を吸収合併
2024年3月4,10510875
YORKRANGE Pty Ltdの全株式を取得し、同社を完全子会社化
2025年3月4,361901072.1122
株式会社オサベフーズの全株式を取得し、同社を完全子会社化
2026年3月4,482881102.083

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,482億円のうち、営業利益として残るのは88億円2.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は83億円、売上の1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.1%4,040億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.9%354億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.0%88億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
2.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
1.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
9.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが29億円、投資CFが−147億円で、差し引きのフリーCFは−118億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は180億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月50−28−232272
2014年3月47−3301486
2015年3月−59−2092−79101
2016年3月134−13−96121125
2017年3月19−18331159
2018年3月12−45−29−3398
2019年3月70−41−2729100
2020年3月15−349−1989
2021年3月111−34−2077145
2022年3月14−35−16−21110
2023年3月72−42−3230109
2024年3月128−48−2180168
2025年3月−2368−17161
2026年3月29−147134−118180

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,021億円。このうち返さなくてよい自己資本が957億円で、自己資本比率は47.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月94828366529.8
2014年3月93829564331.5
2015年3月1,11932879129.4
2016年3月1,04434969533.4
2017年3月1,17443374136.9
2018年3月1,22847974939.0
2019年3月1,25952273741.5
2020年3月1,25952373641.5
2021年3月1,31759172644.9
2022年3月1,42464078445.1
2023年3月1,46570276348.1
2024年3月1,61278083248.4
2025年3月1,71988783251.6
2026年3月2,0219571,06447.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
182億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
672億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
441億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,064億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
56
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中110位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中206位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.8%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,532で、1年前と比べて+29.0%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥1,532-3.3%1ヶ月+17.4%1年+29.0%時価総額897億円
過去52週の値幅
安値¥1,080高値¥1,613

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.5倍
PER (会社予想)10.3倍
PBR0.91倍
配当利回り3.39%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月13日に1489円と前日比7.12%上昇し、1カ月では15.43%上昇しました。25日移動平均線1329.36円を約12%上回り、75日線1218.15円や200日線1221.6円も大きく超えています。52週高値1503円にほぼ到達し、上昇トレンドが明確です。8月13日の出来高は39万株超と通常の3倍以上に膨らみ、買いが殺到しました。RSIは74.87と過熱圏に入っています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 8.8倍と業界平均17.4倍を大きく下回り、PBR 0.77倍も業界平均1.19倍を下回る割安水準。配当利回り3.35%は業界平均2.48%を上回り、株主還元は充実。ROE9%と業界平均を上回る収益性。ただし、2026年3月期の減益予想や営業利益率の低さがリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.5倍17.9倍
PER (予想)10.3倍
PBR0.91倍1.24倍
ROE9.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益は食肉市況と為替に大きく左右され、直近期は増収だが営業利益率は2%程度と低い。強気派は、2025年3月期に利益が急増した点を評価し、今後の収益改善に期待。弱気派は、低い利益率と不安定な収益構造を懸念し、今期の減益予想から割高感を指摘。

プラスに働く材料7
  • 利益急増への期待

    2025/3期は営業利益率2.06%、純利益122億円と前期比で大幅増益。

  • 安定需要

    食肉は必需財であり、景気変動の影響を受けにくい側面がある。

  • PBR0.77倍の低評価

    解散価値に対し割安であり、株主還元が進めば評価修正も。

  • 2025年3月期の純利益62.7%増2025/3影響

    純利益が75億円→122億円へ47億円増加。

  • 配当利回り3.35%と安定還元継続影響

    配当利回り3.35%は卸売業平均並みでインカム安定。

  • 低PER8.85倍でバリュエーション割安不定影響

    PER8.85倍は業界平均比割安、利益成長が続けば修正期待。

  • 売上高成長トレンド継続2026/3影響

    売上高が前年+2.8%と堅調、数量増加が利益を下支え。

マイナスに働く材料7
  • 低利益率体質

    営業利益率2%前後と薄利であり、市況変動で赤字転落リスク。

  • 減益予想

    2026/3期は純利益83億円と前期比32%減の見通し。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しく、差別化が難しい。

  • 2026年3月期の営業利益減少2026/3影響

    営業利益が90億円→88億円へ2億円減少、利益率低下。

  • 純利益の大幅減少予想2026/3影響

    純利益が122億円→83億円へ32%減少、業績悪化。

  • 営業利益率2%未満と低収益体質継続影響

    営業利益率1.96%は卸売業の中でも低位、競争激化で更なる低下懸念。

  • 外国人保有比率7.46%と低く需給限定的継続影響

    外国人保有率が低く、海外投資家の買い期待薄。

次の決算で確かめる点
粗利率
低利益率のため、粗利の変動が収益に直結する。
食肉市況
仕入価格と販売価格の差が利益を左右するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+17.3%いまの株価に対する利回りは3.39%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
3.39%
いまの株価に対して
配当性向
41.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1730.2
2018年3月2020.039.9
2019年3月200.045.7
2020年3月18−8.4111.3
2021年3月180.016.7
2022年3月2218.234.0
2023年3月2515.428.2
2024年3月276.726.7
2025年3月3737.544.0
2026年3月4317.341.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ22,695人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.1%を占め、残る46.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他27.030.430.329.635.738.1
事業法人28.328.128.628.728.928.4
金融機関33.433.134.132.325.524.7
外国法人10.17.56.48.28.27.4
自己株式0.10.20.10.40.22.4
証券会社1.30.90.61.21.71.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01三井物産㈱15.93
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(その他信託口)5.54
03日本マスタートラスト信託銀行㈱(投資信託口)3.32
04スターゼン社員持株会3.25
05㈱鶉橋興産2.41
06㈱三井住友銀行1.66
07㈱十文字チキンカンパニー1.59
08横浜冷凍㈱1.57
09農林中央金庫1.56
10大樹生命保険㈱1.54
11㈱二葉1.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+32%、1株純資産は14期で−53%。直近期のROEは9.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1103,5413.223.851.3
2014年3月2193,6936.012.646.1
2015年3月3544,0989.110.872.4
2016年3月4734,33711.26.7123.8
2017年3月2472,30311.79.130.2
2018年3月2712,52611.29.639.9
2019年3月2362,6829.18.045.7
2020年3月892,6803.324.8111.3
2021年3月1181,01012.46.816.7
2022年3月1021,0989.76.534.0
2023年3月1281,20411.15.728.2
2024年3月1291,33710.17.326.7
2025年3月2091,51914.64.544.0
2026年3月1461,6759.08.741.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

26名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額349百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
横田和彦代表取締役社長62175,000
鶉橋正雄常務取締役5081,000
髙橋正道常務取締役6276,000
佐奈常裕取締役6376,000
髙濵良一取締役6149,000
大原亘取締役743,000
吉里格取締役59
江藤真理子取締役55
小越信吾取締役44
菅野耕平常勤監査役693,000
定信隆壮常勤監査役6738,000
多田敏明監査役58
残りの役員14名を開く
氏名役職年齢
若山巌太郎監査役49
長谷川徳男55
池尻尊広上席執行役員
柄澤達也執行役員
奥平裕執行役員
三好円執行役員
川合真一執行役員
石神幸長執行役員
奥村浩明執行役員
富田昌俊執行役員
森上倫輔執行役員
中野剛執行役員
小池公一執行役員
小高オリエ執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5121935727254
社外取締役539398
監査役2383819

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,031字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(スターゼン株式会社)、子会社19社、関連会社14社により構成され、主に食肉の処理加工、ハム・ソーセージ及び食肉加工品の製造販売、豚・牛の生産・肥育等の食肉事業活動を行っております。 事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 (1)食肉関連事業 食肉の処理加工……………   当社が製造販売するほか、子会社スターゼンミートプロセッサー株式会社他3社、関連会社プライフーズ株式会社他4社でも製造し、当社が仕入販売しているほか、当該子会社関連会社においても販売しております。 ハム・ソーセージの製造…   子会社ローマイヤ株式会社は、当社及び子会社スターゼンミートプロセッサー株式会社から原材料の供給を受け製造販売し、当社が仕入販売しているほか一部当該子会社においても販売しております。 食肉の販売…………………   当社が販売するほか、子会社株式会社丸全他8社、関連会社プライフーズ株式会社、株式会社サニーサイド他2社でも販売しており、当社及び当該子会社間においても仕入販売しております。 生産・肥育…………………   子会社BROAD WATER DOWNS Pty Ltd、YORKRANGE Pty Ltd、株式会社雲仙有明ファーム、関連会社プライフーズ株式会社他5社において生産・肥育を行っております。 (2)その他の事業…………   当社、子会社スターゼンロジスティクス株式会社(貨物運送事業)他1社、関連会社ゼンミ食品株式会社(調味料製造)で主に食肉関連事業のサポートを行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)1.当連結会計年度において、有限会社ゼンチクサービス及びスターゼンファーム株式会社は当社を存続会社とする吸収合併により消滅しております。 2.当連結会計年度において、YORKRANGE Pty Ltd、BROAD WATER DOWNS Pty Ltd、ADiRECT SINGAPORE PTE. LTD.及びMEATLOVERS PTE. LTD.を子会社としております。このうち、YORKRANGE Pty Ltd、BROAD WATER DOWNS Pty Ltd及びADiRECT SINGAPORE PTE. LTD.は連結子会社、MEATLOVERS PTE. LTD.は非連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題3,867字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける」「スターゼンと取引をしてよかったといわれる会社にしよう」「スターゼンで働いてよかったと思える会社にしよう」「仕事を通じて自ら成長しよう」を経営理念として掲げており、人々の食生活の向上に資するべく、創業以来、食肉卸売業を中核として様々な機能を強化してまいりました。 人々の豊かな食生活の実現に一層貢献するべく、グループ一丸となって食肉関連製品の安定供給と、多様化が加速する食への要望に的確に応えうる商品提供の実現に取り組んでまいります。 また、人々の生活に欠かせない「食」を扱う企業として、環境・社会・経済を巡るさまざまな課題解決に「食」を通じて取り組み、持続的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現に努めてまいります。 (2)経営環境及び経営戦略(対処すべき課題) ①経営環境 物価高による個人消費の低迷が続いているものの、訪日観光客の増加、設備投資の拡大を背景に、緩やかな回復基調で推移しております。 一方で、雇用環境の改善や各種政策の効果が期待されるものの、中東情勢の緊迫に伴うエネルギー価格の高騰や供給網の目詰まりなどが日本の経済・物価にどの程度波及するか懸念される状況にあり、先行き不透明な状況が続くものと思われます。 ②長期ビジョン 当社は、10年後のありたい姿として長期ビジョン「世界中のお客様のニーズに応えるサプライチェーンの実現」を定め、その実現に向けた「中期経営計画2030」を策定しました。この長期ビジョンは、「食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける」という経営理念をより具体化したもので、お客様の声を生産者へフィードバックし、商品・サービスを進化させるとともに、生産者や職人の技術・価値を“かたち”にしてお客様にお届けするサプライチェーンの構築を目指すものです。 ③中期経営計画2030 「世界中のお客様のニーズに応えるサプライチェーンの実現」 「長期ビジョン」の実現に向けたマイルストーンとして、「中期経営計画2030」を策定しました。 中期経営計画2030では、強みのさらなる進化とグローバル市場への挑戦をテーマに掲げ3つの基本方針に取り組みます。 Ⅰ.市場シェア拡大へのアプローチ Ⅱ.事業基盤の強靭化 Ⅲ.持続成長を支えるコーポレート機能強化 なお、「中期経営計画2030」のテーマとなる“グローバル市場への挑戦”には、基盤の構築に一定の時間がかかることから、5ヶ年の計画としております。 a.目標数値 [最終年度]  売上高    5,500億円経常利益    160億円(うち、海外比率15%)EBITDA      210億円ROIC        6%以上ROE 10%以上 以下の投資計画の実現により、償却負担は増加するものの、「成長市場」である海外市場への進出や商品力・提案力の強化により、最終年度に過去最高益を計画。 [ご参考] 直近の業績 2025年3月期実績 : 売上高4,361億円、経常利益106億円、EBITDA 123億円 2026年3月期実績 : 売上高4,482億円、経常利益110億円、EBITDA 130億円 b.投資計画 [5ヶ年計] 700億円(うち、成長投資560億円) ・国内市場向け 240億円 ・海外市場向け 260億円 ・DX、業務効率化     60億円 ・維持更新       140億円 ③優先的に対処すべき課題 第88期は、「信頼と感謝の気持ちでつなぐバトン」というテーマのもと、グループ社員が一丸となり、以下の課題に取り組んでまいります。 a. 市場シェア拡大へのアプローチ 国内の食肉マーケットは、コストプッシュ型のインフレが続く中、中東情勢の悪化に伴うエネルギーコスト上昇で消費者マインドが低迷しています。また、ライフスタイルの変化により消費者ニーズはますます多様化、高度化しています。 当社グループは、国内外の強固な調達基盤や高い商品化技術・衛生水準、全国の営業拠点の情報収集力と提案力といった強みを活かし、顧客から価値で選ばれる存在になるための取り組みを進めています。 4月、ハンバーグを中心とした加工食品の製造・販売を行っている株式会社オサベフーズを子会社化しました。本株式取得により、お客様ニーズを商品化する技術や開発スピードをさらに磨き上げ、市場ニーズにマッチした商品を開発してまいります。 また、消費者視点で国産豚肉の価値を再定義し、生産者がこだわり育てた栄養豊富な豚肉をみなさまの笑顔へつなぐ新たな取り組み、「元気のばとん」を始動しました。食を通して健康になりたいという消費者に、ビタミンB1が通常豚の2倍、あっさりした味わいが特徴の国産銘柄豚の価値を提案してまいります。 海外の食肉マーケットは、人口や所得の増加で食肉需要が拡大しています。東南アジアや北米などでは、食文化の多様化から和食・和牛の需要が高まっており、日系外食や小売企業の海外進出も加速しています。 当社グループは、国内で培った食肉の商品化技術と提案力に加え、世界的に希少である日本産和牛と豪州Wagyuの供給力を有しており、現地ニーズに合わせた商品提案をスピーディーに実践することで成長市場を獲得してまいります。 昨年は豪州Wagyu肥育企業の全株式を取得したことに続き、10月にシンガポールの食肉加工販売会社を完全子会社化しました。豪州Wagyuの生産に直接関与しつつ、中国や東南アジアを中心とした第三国の販売までトータルに手掛けることで、サプライチェーンの強化に取り組んでまいります。 日本産和牛の輸出拡大には、グループ工場で生産された和牛輸出の2ブランド、「AKUNE GOLD」と「AOMORI GOLD」の販売をさらに強化します。加えて、海外営業にあたる組織を再編成し、製品設計・製造・マーケティング・営業・配送などの各工程を繋げ「オールスターゼン」で取り組みます。 海外のお客様ニーズに応えるサプライチェーンを構築し、「刺激的な体験で食を楽しく人生を豊かにする情報をグローバルに発信する和牛」という価値を世界中にお届けしてまいります。 b.事業基盤の強靭化 少子高齢化や人手不足、各種法改正から、物流コストや環境負荷低減は経営課題となっており、グループ内物流の骨太な改革とスターゼン版DX(Zeusプロジェクト)の進化に取り組んでいます。 物流改革として、新たな基幹物流拠点が8月に稼働する予定です。保管能力を既存比2.5倍に増強し、分散する在庫の集約と仕分け作業などの効率化を図ります。また、ITシステムを活用しつつ物流ルールを見直すことで、上昇するコストの抑制を図り、持続的な物流運営体制を構築します。 スターゼン版DXでは、自社のICT部隊にて自前で基幹システムの刷新が進行しています。食肉事業は業務が複雑でシステム化が困難といわれておりますが、「食肉実務部隊」と「食肉業務を知るシステム部隊」、双方の部署が協力し実業に適したオリジナルの基幹システムを構築しています。 26年3月期において、他の領域に先駆けて物流配送システムと国産鶏肉の受発注業務のシステムを刷新しました。データ連携により業務工数の削減と作業時間の短縮化が図れました。現在は輸入食肉のシステム刷新に取り組んでいます。輸入食肉は当社事業の半分を占めるコア事業であり、本システム導入によりグループ内での受発注業務が大幅に短縮化されるとともに、有用なデータ抽出と分析により、経営の意思決定の高度化や迅速化が図られます。 c.持続成長を支えるコーポレート機能強化 環境変化に対応しつつ事業戦略を実現するためには、多様な挑戦を促す人材ポートフォリオの構築が欠かせません。当社グループは、人材情報の見える化と適所適材の人材配置に取り組んでいます。今後は、社員自らの成長とチャレンジ意欲を高める評価報酬体系を整備するとともに、多様な人材の採用や能力開発に取り組んでまいります。 また、当社グループは本業を通じた社会課題の解決を目指しています。中期経営計画2030の対象期間では、特にGHG削減推進と人権対応、アニマルウェルフェア促進を重点的に取り組んでまいります。 GHG削減については2030年までに42%削減を目標としており、エネルギーコスト構造の改善とリスク低減を進めています。また、人権及びアニマルウェルフェアへの対応は、多様なパートナーとともに行動することで、社会課題の解決と持続可能な成長基盤の構築を両立します。 中期経営計画2030では、グローバルに成長する戦略を支える財務戦略としてキャッシュアロケーション計画とバランスシートマネジメント方針を掲げています。資金面では、営業キャッシュフロー拡大と有利子負債の積極的活用で成長投資を支えるとともに、DOE目標3.0%の早期達成とさらなる株主還元の拡充を実現します。 バランスシートマネジメント方針では、資本効率を意識した投資と資産効率の最大化を進めつつ、自己資本比率40%程度を維持し、財務健全性と株主還元拡充の両立を図ります。
事業等のリスク5,550字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ただし、すべてのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見出来ない又は重要とみなされていないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。 なお、当社グループでは、「リスク管理規程」に従い、「リスク管理委員会」においてグループ全社的なリスク管理・推進に関わる課題・対応策を協議するとともに、リスク管理部門を中心に事業を取り巻くさまざまなリスクに対する的確な管理と顕在化したリスクへの対応等を可能とする体制を整えております。 以下、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)食の安全について 当社グループは、人々の生活に必要不可欠な食品を取り扱っており、食品の安全性の確保が社会に対する責務であると認識しております。当社グループは、当該責務を果たすために食の安全性確保のための様々な取り組みを推進しておりますが、社会全般にわたる品質問題等、取り組みの範囲を超えた事象が発生するリスクがあります。また、食品衛生、安全衛生の両基準に従って、万全の注意をもって製品の製造をしておりますが、製品の欠陥が生ずるリスクを完全に回避できる保証はありません。 当該リスクが顕在化した場合、大規模な製品回収や製造物責任賠償の発生、社会的信用の失墜等により、多額の費用負担や販売量の減少等を招き、ひいては当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループは、食品の「安全性」と「品質」を確保するために、現在56ヵ所の事業所が『SQF』(Safe Quality Food)を取得し、安全・安心な食品を提供する体制を構築しております。また、会社組織として品質保証本部を設け、グループ各所に当本部員を配置することで、当社グループの品質管理・保証を統括して管理する体制を整えております。なお当社グループは、食の安全・安心の確保について最重要取組課題の一つと認識しており、今後も品質管理・保証体制のさらなる強化を図ってまいります。 (2)食肉需給の変動について 当社グループの主要取扱商品である食肉につき、異常気象による家畜の生育遅れや家畜疾病発生により調達量が減少するリスクがあります。また、国内外の需給変化により食肉相場が大幅に変動するリスクがあります。 当該リスクが顕在化した場合、食肉の調達量の減少や調達価格の上昇、あるいは販売価格の低下により売上総利益の減少を招く可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループでは、当社国内関連農場の地理的分散化、多数の国内協力生産者からの調達や複数国からの輸入により家畜疾病等による調達量減少リスクを分散化しております。また、食肉相場の変動リスクに対しては、先の食肉需給の変動を見込んだ調達や、適正水準での在庫管理の徹底、より付加価値の高い食肉製品の開発・販売の強化に取り組むことでリスク低減を図っております。 (3)伝染病や感染症等の流行拡大について 伝染病や感染症等が発生し蔓延が長期化する場合には、景気の冷え込みによる消費者の低価格志向の高まり、外食需要の低迷、海外の需給バランス変化による輸入商材の大幅な価格変動、取引先の信用不安の高まり等のリスクが想定されます。また、当社グループ従業員に感染が確認された場合には、一部操業停止等により商品供給が停滞するリスクがあります。 当該リスクが顕在化した場合、相対的に高価な和牛や外食産業向け業務用製品の販売不振、商品調達コストの高騰、売上債権の貸し倒れ、操業停止に起因する販売機会の喪失等により、営業利益の減少を招く可能性があります。 このようなリスクがある状況下においても、当社は生活に必要不可欠な食品を安定的に供給する責務があると認識しており、以下の対策を講じながら当該責務を果たしてまいります。 ・手洗い、うがいの徹底した啓蒙活動。毎日の検温。 ・在宅勤務、テレワークの推奨。Web会議の環境構築及び促進 ・感染者が発生した場合のBCP対策 ・債権管理の徹底及び資金管理 (4)公的規制について ①アフリカ豚熱、豚熱、BSE(牛海綿状脳症)、口蹄疫、鳥インフルエンザをはじめとする家畜疾病の発生に伴い、輸入や移動の規制を受けた場合、需給バランスに大幅に影響し、相場が急激に変動するリスクや商品調達が制限されるリスクがあります。 ②関税に係るセーフガード等の規制が発動された場合、相場が急激に変動するリスクや商品調達が制限されるリスクがあります。 ③当社商品は品質表示関連の法規制の適用を受けており、将来において新たな規制が設けられた場合には、当該規制への追加対応が必要となるリスクがあります。 当該リスクが顕在化した場合、調達コストの増加や販売機会の喪失、新たな規制へ対応するための費用発生等により営業利益の減少を招く可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループは、多数の国内協力生産者からの調達や複数国からの輸入によりリスクの分散を図っております。また、当社グループは会社組織として品質保証本部を設けており、品質管理と品質表示について常に厳重なるチェックを行うとともに、新たな公的規制に対しても適切かつ迅速に対応できる体制を整えております。 (5)自然災害や気候変動について 大地震、火災などの自然災害やそれに伴う大規模停電、大型の台風、豪雪などをはじめとする異常気象が発生し、生産設備や保管設備、出荷に使用される道路、港などのインフラストラクチャーが甚大な被害を受けた場合、その復旧までに生産、出荷が長期間に亘り滞るリスクがあります。それに付随して国内需給バランスが乱れ食肉相場が大幅に変動するリスクがあります。また、自然災害により、従業員や事務所・設備に対する被害が発生し当社グループの事業運営が困難になるリスクがあります。 当該リスクが顕在化した場合、出荷の滞りによる売上高の減少や相場の変動による売上総利益の変動、保管在庫の品質低下や当社設備の破損により一時的な損失を計上する等の影響を受ける可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループでは、全国各地に食肉製品の製造・保管・販売拠点を有しており、当該リスクが顕在化した場合でも一定程度相互補完できる体制を整えております。 (6)海外進出について 当社グループは、北米、欧州、オセアニア、アジアなどの日本国外でも事業活動を行っており、今後も海外事業のさらなる強化を図ってまいります。しかしながら、海外での事業活動を拡大していく上で、当社グループは以下を含む様々な要因による制約を受けるリスクがあります。 ・契約条項などの商慣習の相違 ・法律又は規制の変更 ・テロ、戦争、伝染病、自然災害などによる社会的混乱 ・予期せぬ水準での市場・為替レートの変動 ・不利な政治的及び社会的要因 ・対日感情、地域住民感情 ・知的財産、技術の流出 当該リスクが顕在化した場合、当社グループの事業活動に様々な制限が生じ財政状態、経営成績の悪化を招く可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループは、新たに海外進出する際に、対象国に関する情報収集とメガトレンド分析等による情報整理に努め、リスクの程度を見極めながら意思決定を進めてまいります。また、万が一社会的混乱が発生した場合には、速やかに駐在社員及び家族の安全確認を行うとともに、現地政府及び日本国大使館の指示に従い、身の安全を図るよう指示・教育してまいります。 (7)コンプライアンスについて 役職員個人による法令違反を含むコンプライアンス上の問題が発生した場合、当社グループの社会的信用を失うリスクがあります。 当該リスクが顕在化した場合、当社グループの事業活動の広範囲に制約を受け、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループは、コンプライアンス委員会の設置をはじめ、コンプライアンス体制の整備を行うとともに、グループ共通のコンプライアンス規程、行動規範と行動指針を全役職員に周知するなど、コンプライアンス意識の醸成と向上を図っております。 (8)情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動を行う上で多種多様の情報を取り扱っております。このような状況下、予期できない水準の自然災害、長期間の停電、コンピュータ・ウイルスの感染や不正アクセスなどにより、情報の漏えい、情報の破壊・改ざん・消失、情報への長期間のアクセス制限等が発生するリスクがあります。 当該リスクが顕在化した場合、機密情報の漏えいなどにより社会的信用を失うことや、情報の完全性・可用性の喪失により事業活動が広範囲に制約を受けることで、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループは、主に次のような対策を講じております。 ・「情報システム/セキュリティ規程」を設け、個人情報(特に顧客情報)や機密情報の安全管理と漏洩防止、適切なセキュリティ対策を実施・当社グループ役職員に対して、定期的にITセキュリティ研修や教育啓発活動を実施・遠隔でデータを削除する仕組みを導入し、端末の紛失や盗難の際にも被害を低減させることが可能。また、万が一ウイルスに感染した場合も即座に隔離し、感染の拡散を防ぐ仕組みを構築・情報システムのサーバを国内2箇所に設置し常時データを同期させることで、一方に災害等の被害が発生した場合でも他方のサーバによって、事業継続を担保できるようリスクを分散化 (9)環境保護について 当社グループは事業活動を行う上で、事故・過失等による環境汚染やそれに対する損害賠償責任の発生、あるいは社会的な環境保護に関する追加要請を受けるリスクがあります。 当該リスクが顕在化した場合、環境の原状回復に係る費用負担や、損害賠償金の支払い、社会的追加要請に対する費用負担、もしくは社会的要請に応えられない場合の社会的信用の失墜等により、当社グループの利益減少を招く可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループは、環境関連規制を遵守するとともに、近年社会的に強く要請されている環境に配慮した経営につき、一例として次のような取り組みを推進しております。 ・消費期限延長技術、食品循環飼料を用いた養豚事業による食品ロス低減への取り組み ・モーダルシフト、営業冷蔵庫集約、営業車両輸配送ルートの再構築、低排出ガス車への順次切り替え ・サステナビリティ委員会を設置、TCFD賛同、GHG削減委員会における温室効果ガス削減に向けた  KPI策定、施策立案、省エネ活動推進 (10)為替について 当社グループは、原材料及び商品の一部の輸出入取引を外貨建で行っており、また、海外関係会社の財務諸表は外貨建で作成されております。従いまして、当社グループは外国為替相場の変動に係るリスクを有しております。 外国為替相場の変動は、当社グループの輸出入取引に係る収益費用及び外貨建債権債務の円換算額に影響を与え、海外関係会社の財務諸表の円貨への換算において当社グループの財政状態、経営成績に影響を与えます。 当社グループは、外国為替相場の変動による輸出入取引に係る影響を軽減するため、為替予約を行っておりますが、想定した範囲を超えた為替変動が起こった場合、軽減の効果が十分に得られない可能性があります。 (11)固定資産の収益性の低下について 当社グループが保有する固定資産は、投資時に想定していなかった、世界的な需給変動による調達コストの上昇や、人手不足による製造コストの上昇、国内市場の縮小による競争激化等の環境変化に起因する収益性の低下により、投資額の回収が見込めなくなるリスクがあります。 当該リスクが顕在化した場合、回収可能価額まで対象固定資産の帳簿価額を減額するとともに、減損損失を計上することとなります。 当該リスクに対し、当社グループは、重要な投資を行う際に、関係各部門から集めた委員による投融資審査会を開催し、投資計画の前提条件を含めた妥当性を検証することでリスクを最小限に抑えるよう努めております。また投資後は、継続的な投資効果のモニタリングと計画実績の差異分析により、適切な改善策を講じてまいります。 (12)人材の確保・育成について 少子高齢化に伴う労働人口の減少、雇用環境の変化による人材流出等を受け、企業の人材確保及び人材育成はますます難しくなっており、当社グループが必要とする従業員数の確保や人材育成が出来なかった場合、当社グループの競争力低下や製品・商品の供給不足等を招き、当社グループの業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。 このようなリスクに対し、当社グループは、人材を最も重要な経営資源と位置づけ、経営理念に「スターゼンで働いてよかったと思える会社にしよう」、「仕事を通じて自ら成長しよう」を掲げ、多様な人材が活躍できる職場環境の整備、人材育成に繋がる評価制度・教育研修を推進してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,000字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 経営成績 当連結会計年度における日本経済は、物価高による個人消費の低迷が続いているものの、訪日観光客の増加、設備投資の拡大を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。 先行きについては、雇用環境の改善や各種政策の効果が期待されるものの、中東情勢の緊迫に伴うエネルギー価格の高騰や供給網の目詰まりなどが日本の経済・物価にどの程度波及するか懸念される状況にあります。 食肉業界におきましては、食肉相場が全般的に高値で推移しました。特に、鶏肉においては消費者の低価格志向を背景に需要が高まる中、ブラジルやタイなどの輸出国における供給制約もあり相場が高騰しました。また、米国産牛肉の現地価格高もあり、厳しい調達環境が続きました。販売環境においては、訪日観光客の増加を背景に需要の押し上げ効果があったものの、節約志向の強まりから消費者の慎重な購買姿勢が続き、食肉マーケット全体としては力強さを欠く環境となりました。 このような状況下、当社グループは「収益構造の再構築とサステナブルな事業運営」をテーマに据えた中期経営計画の最終年度を迎え、計画達成に向けた施策に取り組んでまいりました。 中期経営計画における「海外事業の積極展開」として、昨年4月に豪州Wagyuの肥育企業であるYORKRANGE社の全株式を取得しました。また、昨年10月にシンガポールの食肉加工販売会社ADiRECT SINGAPORE社を完全子会社化しました。今後は豪州Wagyuの生産に直接関与しつつ、東南アジアを中心とした第三国への販売までトータルに手掛けてまいります。 また、拡大する海外での和牛マーケットに向けて、当社は九州の阿久根を拠点とした輸出専用ブランド「AKUNE GOLD」を中心に輸出を推進してきましたが、より安定した供給体制を構築するため東北エリアを拠点とした新たなブランド「AOMORI GOLD」を立ち上げました。当社の輸出ブランドは、味や見た目の品質だけでなく、同じ価値観を共有する生産者との連携、徹底した衛生管理体制、牛部分肉製造マイスターによる高度な加工技術、そしてこれまで培ってきた営業ノウハウといった、それぞれの“匠の技”によって支えられています。これらが一体となることで、サプライチェーン全体として他に類を見ない独自の強みを発揮できるのが当社ブランドの特徴です。今後は「AKUNE GOLD」と「AOMORI GOLD」の2ブランド体制で、「刺激的な体験で食を楽しく人生を豊かにする情報をグローバルに発信する和牛」という価値を世界中にお届けしてまいります。 また、「国内成長市場へのアプローチ強化」として、1月より関西の基幹拠点として伊丹営業センターを新築移転しました。新伊丹営業センターの敷地面積は従来の3倍、保管能力は従来の5倍であり、西日本エリアでの販売拡大と物流の効率化を実現します。 サステナブルな事業運営の一環として、昨年6月、アニマルウェルフェアポリシーを策定・公表しました。また、昨年12月にスターゼンミートプロセッサー阿久根工場にLNGタンクを設置しました。加えて、1月には協力農場である北海道はまなか肉牛牧場株式会社の一部において、牛由来の温室効果ガス削減を目的とした「AjiPro®-L」の給餌を開始するとともに、環境省主導の「バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」に参画いたしました。今後も環境に配慮し、社会に貢献できる取り組みを続けてまいります。 当社グループは「食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける」という経営理念のもと、食の持つさまざまなチカラを通じて、感動を届け、世の中を元気に、笑顔にしていくことを目指しています。引き続き経営理念の実現と持続的な企業価値向上に取り組んでまいります。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は448,213百万円(前期比2.8%増)、営業利益は8,762百万円(前期比3.1%減)、経常利益は11,027百万円(前期比3.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,338百万円(前期比31.6%減)となりました。 事業部門別の営業概況は、次のとおりです。 (単位:百万円) 各事業部門の売上高   当連結会計年度   前期   増減額   増減率(%) 食肉関連事業   444,921   432,778   +12,142   +2.8 食肉   350,018   343,369   +6,648   +1.9 加工食品   84,649   78,385   +6,264   +8.0 ハム・ソーセージ   8,365   9,173   △807   △8.8 その他   1,887   1,850   +37   +2.0 その他の事業   3,292   3,334   △41   △1.3 また、部門別の業績は次のとおりであります。 (食肉) 国内事業は、長引く物価高による消費者マインドの低下から、比較的安価な食肉へ需要のシフトが見られ、国産牛肉の販売に苦戦しました。一方、輸入食肉は現地高や円安により価格が上昇したものの、概ね適正価格で販売を行い利益確保につながりました。また、和牛の輸出や市場ニーズに応じた商品ミックスに取り組んだことに加え、国産豚肉の販売が堅調に推移したことから、売上高・売上総利益ともに前期を上回りました。 カテゴリー別の業績は次のとおりです。 国産食肉においては、国産牛肉の販売に苦戦しましたが、国産豚肉の販売を強化したことで、売上高・売上総利益はともに前期を上回りました。 輸入食肉においては、現地高や円安により調達価格が高騰しましたが、在庫の管理を徹底し余剰在庫の発生を抑えるとともに価格転嫁を進めました。その結果、売上高は前期を下回るものの、売上総利益は前期を上回りました。 輸出事業においては、台湾の展示会「Food Taipei」において当社の輸出専用ブランド「AKUNE GOLD」「AOMORI GOLD」の展示等、販売促進活動や既存・新規取引先への積極的な営業活動に取り組んだ結果、好調に推移しました。 (加工食品) 加工食品においては、ハンバーグ商品群が堅調に推移したため、売上高・売上総利益はともに前期を上回りました。 (ハム・ソーセージ) ハム・ソーセージにおいては、原材料価格のコスト上昇を踏まえ、価格改定や商品の統廃合、工場オペレーションの改善、新標品の開発に努めましたが、売上高・売上総利益は前期を下回りました。 b. 財政状態 イ. 資産 当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末と比べて、14,023百万円増加し、125,440百万円となりました。これは、主として商品及び製品、前渡金が増加したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末と比べて16,200百万円増加し、76,693百万円となりました。これは、主として土地、投資有価証券、のれん、建物及び構築物、建設仮勘定が増加したことによります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末と比べて、30,218百万円増加し、202,134百万円となりました。 ロ.負債 流動負債は、前連結会計年度末と比べて、17,952百万円増加し、68,220百万円となりました。これは、主として短期借入金、1年内償還社債、1年内返済予定の長期借入金、買掛金が増加したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末と比べて、5,279百万円増加し、38,180百万円となりました。これは、主として社債が減少したものの、長期借入金、繰延税金負債が増加したことによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末と比べて、23,231百万円増加し、106,400百万円となりました。 ハ.純資産 純資産合計は、前連結会計年度末と比べて、6,986百万円増加し、95,733百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物は、前期末残高に比べ1,950百万円増加し、18,032百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加、前渡金の増加があるものの、税金等調整前当期純利益、仕入債務の増加等により2,946百万円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出等により14,692百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出、配当金の支払があるものの、長期借入れによる収入等により13,393百万円の収入となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 食肉関連事業   140,113   105.0 その他の事業   2,015   101.3 合計   142,129   104.9 (注) 金額は生産価額によっております。 b. 商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 食肉関連事業   264,320   101.5 その他の事業   3,063   100.9 合計   267,384   101.5 (注) 1.金額は仕入価額によっております。 2.セグメント間取引については、相殺消去しております。 c.  受注実績 当社グループは受注生産を行っておりません。 d.  販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 食肉関連事業   444,921   102.8 その他の事業   3,292   98.7 合計   448,213   102.8 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。また、当社は生産肥育から食肉の処理加工、製造、販売に至るまでの事業を主に国内で行う「食肉関連事業」を中心に事業活動を展開しており、報告セグメントは「食肉関連事業」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 概要及び売上高 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1) 経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況に記載のとおりであります。 b. 売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は前連結会計年度と比べて9,821百万円増加し、404,051百万円となりました。これは主に、前連結会計年度と比べ、食肉相場高値等によるコストが増加したことによります。 販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比べて2,564百万円増加し、35,400百万円となりました。これは主に、人件費、電算費、運賃等が増加したことによるものです。 c. 営業利益 営業利益は前連結会計年度と比べて284百万円減少し、8,762百万円となりました。これは主に、販売費及び一般管理費が増加したものの、売上拡大による販売利益でこれらの増加分を十分に吸収できなかったことによるものです。 d. 営業外損益 営業外損益は前連結会計年度と比べ、営業外収益が795百万円増加し3,759百万円に、営業外費用が144百万円増加し1,494百万円となりました。 これは主に、営業外収益については、持分法による投資利益、受取保険金及び配当金が増加したことによるものです。営業外費用については、支払利息が増加したことによるものです。 e. 特別損益 特別損益は前連結会計年度と比べ、特別利益が7,085百万円減少し775百万円に、特別損失が693百万円減少し241百万円となりました。 これは主に、特別利益については固定資産売却益が減少したことによるものです。特別損失については、生産事業構造改善費用、固定資産売却損が減少したことによるものです。 f. 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べて3,858百万円減少し、8,338百万円となりました。1株当たり当期純利益は、前連結会計年度の208円87銭に対し、145円82銭となりました。 なお、当社は2025年4月1日を効力発生日として1株につき3株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.  キャッシュ・フローの状況の分析 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1) 経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。 b.  資金需要 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金及び設備資金等であります。 c.  有利子負債(リース債務を除く) 2026年3月31日現在の有利子負債(リース債務を除く)の状況は以下のとおりであります。 年度別要支払額(百万円) 合計   1年以内   1年超2年以内   2年超3年以内   3年超4年以内   4年超5年以内   5年超 短期借入金   13,049   13,049   -   -   -   -   - 長期借入金   41,491   12,356   11,006   8,388   6,263   3,384   92 社 債   5,000   5,000   -   -   -   -   - d.  偶発債務 当社グループの第三者に対する保証は、関連会社の借入金等に対する債務保証であります。 保証した借入金の債務不履行が保証契約期間内に発生した場合、当社グループが代わりに弁済する義務があります。2026年3月31日現在、当社グループの債務保証に基づく将来において追加的に損失負担する可能性がある額の合計は3,128百万円であります。 e.  財務政策 当社グループは、運転資金及び設備資金等の資金需要について、内部資金又は借入や社債による資金調達により対応することとしております。 また、グループ全体の資金効率を高めるため、2003年3月以降、主要子会社にCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入し、資金集中及び配分を行い、余剰資金の発生を抑制しております。合わせて、2026年1月、株式会社三井住友銀行をアレンジャーとして金額10,000百万円(期間3年2ヶ月)のシンジケーション方式によるコミットメントライン契約を10の金融機関と締結いたしました。これにより中長期的に手元流動性を補完し、より安定的かつ効率的な資金運用及び調達を可能にしております(借入実行残高-百万円、借入未実行残高10,000百万円)。 ③ 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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