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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ザ・パック

THE PACK CORPORATION3950 · Prime · パルプ・紙

紙包装容器の総合メーカー。紙袋・段ボール・紙器を主力に、ポリ袋など化成品包装も手掛ける

概要

ザ・パックは1952年創業の紙製包装資材専業メーカーである。紙袋・化粧箱・段ボールなどの紙加工品を主力とし、連結売上高1,031億円(2025年12月期)を計上する。大阪市に本社を置き、国内4工場と米中両国に現地法人を持つ。東京証券取引所プライム市場に上場し、従業員数は連結で1,223名。

紙加工品が連結売上の73%を占める事業構成

紙加工品事業は連結売上高の73.5%を占め、紙袋(同31.1%)、紙器(同26.1%)、段ボール(同14.3%)の三部門で構成される。2025年12月期の同事業売上高は757億54百万円。化成品事業(ポリ袋等)は12.9%、その他事業(ギフト・用度品等)は13.6%をそれぞれ占める。主力の紙袋は百貨店・食品・日用品向け、紙器は菓子・化粧品・ギフト向け、段ボールは物流・EC向けと、用途に応じた多様な製品を供給する。

米国と中国に現地法人を擁する国際展開

国内に大阪・東京・奈良・茨城の4工場を持ち、加えて米国子会社ザ・パックアメリカコーポレーション(1987年設立)と中国現地法人2社(特百嘉包装品貿易(上海)有限公司、特百嘉包装制品(常熟)有限公司)を有する。中国の常熟工場では日本向け紙袋も生産する。海外売上高の明示はないが、紙袋の海外向け販売が伸長していることが経営成績に記載されている。国内では営業・支社網を全国に展開し、地域密着型の営業体制をとる。

当社と9社の連結子会社で構成されるグループ

連結子会社は、㈱京浜特殊印刷、日幸印刷㈱、㈱パックタケヤマ、西日本印刷工業㈱、カンナル印刷㈱、㈱光パックス石川(2025年2月子会社化)、ザ・パックアメリカコーポレーション、特百嘉包装(上海)有限公司、特百嘉包装制品(常熟)有限公司の9社。2026年1月には日幸印刷㈱を吸収合併した。グループ全体で紙加工品・化成品・その他事業を横断的に展開し、包装資材のトータルソリューションを標榜する。

業界の中での役割は包装資材メーカー(紙系・プラスチック系)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,031億円
営業利益
72億円
営業利益率
7.0%
純利益
60億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01紙加工品主力

紙袋(クラフト紙袋等)、印刷紙器(化粧箱・包装箱)、段ボールなどの紙製包装資材の製造・販売。百貨店・食品・日用品など幅広い業界向けに、高級感から実用まで多様な紙包装を提供。国内外に生産拠点を持ち、中国では日本向け紙袋も生産。

主な製品・サービス3
紙袋(クラフト紙袋・ファッション紙袋等)
様々な紙素材・印刷加工に対応した紙袋。小売店・百貨店・飲食店の手提げ袋として広く使用。
印刷紙器(化粧箱・包装箱)
高級感のある印刷・加工を施した化粧箱や包装箱。菓子・化粧品・ギフト向け。
段ボール(段ボール箱・緩衝材)
輸送・保管用の段ボール箱や中仕切り・緩衝材。配送・物流業界向け。

02化成品(ポリ袋等)準主力

ポリエチレン製の袋(ポリ袋)、テーラーバッグ(テーラードバッグ)などの製造・販売。食品包装・日用品包装・産業用包装などに使用。紙袋と併せて総合的な包装ソリューションを提供。

主な製品・サービス2
ポリ袋(薄手・厚手・ゴミ袋等)
様々なサイズ・厚みのポリエチレン袋。食品包装・ゴミ袋・保管用として広く流通。
テーラーバッグ(テーラードバッグ)
サイズ・形状を自由に設定できるカスタムメイドのポリ袋。特に縫製・梱包分野で使用。

03その他(ギフト・用度品・デザイン等)副次

ギフト品、用度品(事務用品等)、値札、デザイン制作、宣伝広告用品などの仕入・販売。包装関連の周辺サービスとして、顧客の販促・店舗運営を支援。

主な製品・サービス2
ギフト品・ノベルティ
販促用のカレンダー・手帳・タオル等の企画製造。
値札・タグ・デザイン制作
商品タグ、値札、ラベルの印刷・デザイン。

製品と技術

多様な紙素材に対応する紙袋製品群

紙袋事業は連結売上高の31.1%を占める主力製品。クラフト紙袋から高級ファッション紙袋まで、紙素材・印刷加工のバリエーションが豊富。小売店・百貨店・飲食店の手提げ袋として広く使用される。海外向け販売が伸長しており、中国の常熟工場で日本向け紙袋も生産。国内では全工場でFSC認証を取得し、環境配慮型製品の供給を強みとする。

食品・ギフト向け印刷紙器と段ボール

印刷紙器(化粧箱・包装箱)は連結売上高の26.1%を占め、菓子・化粧品・ギフト向けに高級感のある印刷・加工を施す。食品用紙器製造ラインではFSSC22000認証を取得し、安全基準に対応。段ボールは同14.3%を占め、EC市場向けパッケージやメーカーの輸送用段ボールが好調。緩衝材や中仕切りなど付加価値製品も手掛ける。

ポリ袋とテーラーバッグによる軟包装ソリューション

化成品事業ではポリエチレン製のポリ袋(薄手・厚手・ゴミ袋等)と、サイズ・形状を自由に設定できるテーラーバッグを製造・販売。食品包装・日用品包装・産業用包装など幅広い用途に対応する。紙袋と併せて総合的な包装ソリューションを提供する点が特徴。ただし、2025年12月期の同事業売上高は133億円と前年比1.3%減少しており、プラスチック製持ち帰り袋の需要減少の影響を受けている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がザ・パック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13036アルコニックス1,030億円17.8倍
27504高速1,014億円25.1倍
32733あらた971億円8.9倍
49902日伝909億円17.5倍
58043スターゼン897億円10.5倍
63950ザ・パック895億円14.9倍
73151バイタルケーエスケー・ホールディングス864億円10.9倍
83946トーモク863億円10.0倍
98078阪和興業827億円10.1倍
108075神鋼商事824億円9.9倍
117613シークス811億円19.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

日本ケース設立から鴻池工場完成までの基盤形成

1952年に日本ケース株式会社として創業し、紙器・洋服箱の販売を開始。1955年には東大阪市に花園工場を新設し、段ボールから洋服箱までの一貫生産体制を整える。1957年に紙製手提袋の生産を開始し、1959年には鴻池工場(現・大阪工場)を新設。1964年の鴻池工場拡張工事完了により花園工場を移転し、本格的な多角生産・管理体制を確立した。この間、神戸・名古屋・福岡・京都・東京など主要都市に営業所を開設し、販路を拡大した。

全国支社網の完成とポリ袋生産への参入

1965年から1968年にかけて札幌・広島・岡山・仙台に営業所を開設し、全国支社網を完成させる。1969年には奈良工場(段ボール専門)と浦和工場を新設。1974年にはポリ袋の生産を開始し、紙製品に加えて化成品事業へ多角化した。1979年には関東工場(のち埼玉工場)を新設し、浦和工場を移転。創業から約25年で、紙・段ボール・ポリ袋の三本柱を整え、全国に生産拠点を配置した。

ザ・パックへの社名変更と株式上場

1983年7月、社名をザ・パック株式会社に変更。1987年には米国にザ・パックアメリカコーポレーションを設立し、海外展開を開始。1991年9月に大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。2001年9月には東京証券取引所市場第二部にも上場し、2003年6月には両取引所の市場第一部に指定された。同時期、中国上海事務所を開設(2003年12月)し、翌2006年には中国現地法人を設立。上場による資金調達と国際展開を同時に進めた。

環境・品質認証の取得と子会社の拡充

1999年に茨城工場がISO14001認証を取得したのを皮切りに、全事業所で環境マネジメント認証を取得(2006年完了)。品質マネジメントISO9001は2000年から段階的に取得し、2009年に全事業所で完了。2007年にはFSC® CoC認証を取得し、2016年には国内紙製品全事業所に拡大。2018年には東京・大阪工場で食品安全FSSC22000認証を取得。子会社戦略では、2003年京浜特殊印刷設立、2007年日幸印刷子会社化、2009年パックタケヤマ設立、2014年西日本印刷工業完全子会社化、2018年カンナル印刷子会社化、2025年光パックス石川子会社化と、M&Aを活用してグループを拡充した。

プライム市場移行と新本社竣工

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2023年3月、大阪市東成区に新本社社屋を建て替え竣工。2025年2月には㈱光パックス石川を子会社化し、グループを9社体制とした。2026年1月には子会社の日幸印刷㈱を吸収合併し、経営の効率化を図った。売上高は2012年の846億円から2025年には1,031億円まで成長し、増収基調を維持している。

年表48件を開く

1950年代

  • 1952年5月創業日本ケース株式会社を設立、紙器・洋服箱の販売を開始。
  • 1955年7月東大阪市に花園工場を新設。段ボールから洋服箱まで、自社一貫生産を開始。
  • 1957年5月紙製手提袋の生産を開始。
  • 1957年12月神戸営業所(現・神戸支社)を開設。
  • 1958年6月名古屋営業所(現・名古屋支社)を開設。
  • 1959年9月東大阪市に鴻池工場(現・大阪工場)を新設。製造設備の拡大を図る。

1960年代

  • 1960年8月福岡支社及び京都営業所(現・京都支社)を開設。
  • 1961年3月東京支社(現・東京本社ビル)を開設。
  • 1964年9月鴻池工場拡張工事完了、花園工場を移転。本格的な多角生産、管理体制を確立。
  • 1965年7月札幌営業所(現・北海道支社)を開設。
  • 1966年5月広島営業所(現・広島支社)を開設。
  • 1967年5月岡山営業所(現・岡山支社)を開設。
  • 1968年4月仙台営業所(現・東北支社)を開設。
  • 1969年9月大和郡山市に段ボール専門工場として奈良工場を新設。浦和市に浦和工場を新設。

1970年代

  • 1974年8月ポリ袋の生産を開始。
  • 1979年9月坂戸市に関東工場(のち埼玉工場に改称)を新設。浦和工場を移転。

1980年代

  • 1983年7月商号変更社名をザ・パック株式会社に変更。
  • 1987年1月横浜営業所(現・横浜支社)を開設。
  • 1987年11月米国にザ・パックアメリカコーポレーション(現・連結子会社)を設立。

1990年代

  • 1991年8月日立市に茨城工場を新設。
  • 1991年9月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1996年1月㈱ザ・ニコルスを設立。
  • 1998年1月関東支店(現・関東支社)を開設。
  • 1999年1月茨城工場がISO14001(環境)認証を取得。
  • 1999年12月本社がISO14001(環境)認証を取得。

2000年代

  • 2000年4月奈良工場がISO9001(品質)認証を取得。
  • 2001年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2001年10月大阪、埼玉、茨城の3工場がISO9001(品質)認証を取得。
  • 2002年4月奈良工場がISO14001(環境)認証を取得。
  • 2002年10月大阪、埼玉の2工場がISO14001(環境)認証を取得。
  • 2003年6月上場東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 2003年10月㈱京浜特殊印刷(現・連結子会社)を設立。
  • 2003年12月中国上海事務所を開設。
  • 2006年3月中国に特百嘉包装品貿易(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2006年11月全事業所でISO14001(環境)認証を取得。
  • 2007年4月日幸印刷㈱の株式を追加取得(現・連結子会社)。
  • 2007年8月中国に特百嘉包装制品(常熟)有限公司(現・連結子会社)を設立。本社、埼玉工場、大阪工場、営業事業所でFSC® CoC認証(FSC® C020517)を取得。
  • 2009年2月㈱パックタケヤマ(現・連結子会社)を設立。
  • 2009年4月全事業所でISO9001(品質)認証を取得。

2010年代

  • 2011年7月埼玉県日高市に東京工場を新設。埼玉工場を移転。
  • 2014年1月M&A㈱ザ・ニコルスを吸収合併。
  • 2014年6月M&A西日本印刷工業㈱(現・連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化。
  • 2016年12月国内紙製品製造・販売全事業所でFSC® CoC認証(FSC® C020517)を取得。
  • 2018年4月M&Aカンナル印刷㈱(現・連結子会社)の株式を取得し、子会社化。
  • 2018年12月東京、大阪の2工場がFSSC22000(食品安全)認証を取得。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
  • 2023年3月大阪市東成区に新本社社屋を建替え竣工。
  • 2025年2月M&A㈱光パックス石川(現・連結子会社)の株式を取得し、子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2025年12月期まで1,070億円
  • 営業利益2025年12月期まで83億円
  • 配当性向継続まで35%以上
  • 自社株買い2024年度・2025年度まで年間10億円を上限

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    食品市場への注力

    コンビニやファストフード向けを含む食品用紙製一次容器の販売強化のため設備投資と新商品開発を進め、紙器の組立て・商品詰め等の人手不足を補うサービスを複合的に提案する。

  2. 02

    EC・通販・物流業界への注力

    紙製宅配袋や薄型配送資材の供給能力向上と販売強化、梱包作業の省人省力化に向けたソリューション提案に取り組む。

  3. 03

    一般流通小売市場等への深耕

    製造設備増強で生産性・生産能力を向上させ、紙化推進により紙袋シェア拡大を図る。環境対応商品販売額の一部を森林保全に活用しブランド価値向上とビジネスチャンス創出を目指す。

  4. 04

    人的資本戦略の推進

    多様な人材確保(キャリア採用、女性活躍、障がい者雇用)、人材育成(研修、リスキリング支援)、適正配置(タレントマネジメント)、働く環境整備、従業員エンゲージメント最大化に取り組む。

  5. 05

    最適な財務戦略

    成長投資(設備、新規事業、人材、システム刷新、研究開発)と株主還元(配当性向35%以上維持、各年上限10億円の自社株買い)を効率的かつ継続的に実施する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,223人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は709万円で、9期前と比べて+8.0%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は16.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,151
2017年12月1,162
2018年12月1,228
2019年12月65640.617.61,252
2020年12月61540.717.71,240
2021年12月63241.318.21,198
2022年12月67641.518.11,183
2023年12月73941.317.51,183
2024年12月73240.916.91,196669
2025年12月70940.416.31,223589

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率139.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
東京工場 — 埼玉県日高市9,673百万円
紙加工品事業
大阪工場 — 大阪府東大阪市5,560百万円
紙加工品事業
本社 — 大阪市東成区3,749百万円
紙加工品事業 化成品事業 その他事業 全社
東京本社ビル、その他23事業所 — 東京都渋谷区 その他3,584百万円
紙加工品事業 化成品事業 その他事業
紙加工品事業1,240百万円
茨城工場 — 茨城県日立市1,006百万円
化成品事業
奈良工場 — 奈良県大和郡山市1,005百万円
紙加工品事業
㈱京浜特殊印刷 — 横浜市瀬谷区667百万円
紙加工品事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱京浜特殊印刷
    大阪市 東成区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日幸印刷㈱
    大阪市 東成区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱パックタケヤマ
    大阪市 東成区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    西日本印刷工業㈱
    大阪市 東成区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    カンナル印刷㈱
    大阪市 淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱光パックス石川
    石川県 加賀市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ザ・パックアメリカ コーポレーション
    アメリカ国 ニューヨーク州 ニューヨーク市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    特百嘉包装(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    特百嘉包装制品(常熟)有限公司(注)2
    中国 江蘇省常熟市 · 連結子会社
    議決権94.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,031億円営業利益72億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.6%、利益が-10.0%。

売上高
+1.6%
1,031億円
営業利益
-10.0%
72億円
純利益
-4.8%
60億円
営業利益率
7.0%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,060億円1,031億円
営業利益75億円72億円
純利益53億円60億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は501億円、営業利益は30億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+5.7%、営業利益は+3.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q214146.510
2023年2Q235166.811
2023年3Q227156.611
2023年4Q30125
2024年1Q227167.015
2024年2Q239197.915
2024年4Q549458.233
2025年2Q474296.124
2025年4Q557437.736
2026年2Q501306.020

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は846億円から1,031億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月8465330
2013年12月8435433
㈱ザ・ニコルスを吸収合併。
2014年12月8585743
2015年12月8806541
2016年12月8926845
2017年12月9037652
カンナル印刷㈱(現・連結子会社)の株式を取得し、子会社化。
2018年12月9317250
2019年12月9557247
2020年12月7843624
2021年12月7974428
2022年12月8916441
2023年12月9778157
2024年12月1,01580837.963
㈱光パックス石川(現・連結子会社)の株式を取得し、子会社化。
2025年12月1,03172757.060

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,031億円のうち、営業利益として残るのは72億円7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は60億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.3%776億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.7%182億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%72億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.5pt
7.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.7pt
5.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.9pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが69億円、投資CFが35億円で、差し引きのフリーCFは104億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は236億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月68−33−263591
2013年12月370−2337106
2014年12月49−26−1823111
2015年12月49−28−1721115
2016年12月66−41−1025129
2017年12月695−1074192
2018年12月67−47−2120192
2019年12月66−41−3325183
2020年12月32−50−12−18152
2021年12月72−35−1037181
2022年12月54−38−1116187
2023年12月44−40−144178
2024年12月71−54−3017167
2025年12月6935−36104236

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,042億円。このうち返さなくてよい自己資本が770億円で、自己資本比率は73.9%(業種中央値55.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月65536628955.8
2013年12月65139525660.7
2014年12月70342927461.0
2015年12月73145427762.0
2016年12月76348627763.6
2017年12月81953528465.1
2018年12月86556829765.5
2019年12月88458529966.0
2020年12月83659723971.4
2021年12月87462025470.9
2022年12月94465429069.2
2023年12月98871227671.9
2024年12月1,03374528872.1
2025年12月1,04277027273.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
241億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
730億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
73億円
在庫として抱えている分
負債合計
272億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率24社中3位あたり、逆に低いのは配当利回り24社中18位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.0%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.9%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.6%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,499で、1年前と比べて+33.2%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥1,499-1.5%1ヶ月+2.4%1年+33.2%時価総額895億円
過去52週の値幅
安値¥1,126高値¥1,546

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.9倍
PER (会社予想)15.7倍
PBR1.07倍
配当利回り2.80%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で約+5.8%上昇、7/17は+0.5%の1421円。週足では6月安値1229円から急回復し、25日線1351円を大きく上回る。75日線1319円も突破し上昇トレンドが鮮明。52週高値1430円にわずか0.6%と迫る。出来高は6/26に78万株と急増後、7月は10~21万株で推移。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER 13.3倍は業界平均13.8倍とほぼ同水準。PBR 1.03倍は業界平均0.67倍を上回るが、ROE 8%に対して許容範囲。配当利回り2.92%は業界平均2.51%を上回る。売上・利益は堅調だが、増収率が鈍化しており、割安感は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.9倍13.4倍
PER (予想)15.7倍
PBR1.07倍0.67倍
ROE8.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+5.1%いまの株価に対する利回りは2.80%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
2.80%
いまの株価に対して
配当性向
43.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1723.6
2017年12月170.020.2
2018年12月170.021.3
2019年12月1810.024.6
2020年12月209.151.0
2021年12月17−16.643.7
2022年12月2230.037.8
2023年12月3038.436.7
2024年12月3931.140.4
2025年12月415.143.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ40,510人。区分でいちばん多いのは個人・その他34.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.0%を占め、残る57.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他28.128.030.729.530.934.0
事業法人30.630.329.929.929.727.4
外国法人16.014.912.912.412.321.4
金融機関24.626.426.126.925.715.6
自己株式4.64.54.54.45.66.9
証券会社0.70.40.41.31.41.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人森田記念福祉財団10.46
02ザ・パック取引先持株会6.43
03ビービーエイチ フオー フイデリテイ ロープライスド ストック フアンド(プリンシパル オールセクター サブポート フオリオ)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)6.11
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(その他信託口)(注1)4.76
05株式会社日本カストディ銀行(りそな銀行再信託分・北越コーポレーション株式会社退職給付信託口)3.67
06大王製紙株式会社2.88
07NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.68
08NAVF SELECT LLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.68
09七條紙商事株式会社2.38
10株式会社日本カストディ銀行(その他信託口)(注2)2.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近11
  • 2026-07-31
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    変更報告
    10.07%
    +1.02pt
  • 2026-07-02
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    5.21%
    +0.58pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.89%
    -1.11pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.65%
    -0.24pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.65%
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    8.48%
    -1.52pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.36%
    -1.12pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.21%
    -0.15pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.20%
    -0.01pt
  • 2026-06-09
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    4.63%
    +0.60pt
  • 2026-04-08
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    4.03%
    +0.51pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−29%、1株純資産は14期で−25%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月1511,8378.59.633.1
2013年12月1661,9858.711.231.5
2014年12月2172,15610.510.536.8
2015年12月2062,3139.214.826.8
2016年12月2312,4749.711.323.6
2017年12月2662,72010.213.720.2
2018年12月2532,8859.012.021.3
2019年12月2443,0768.216.224.6
2020年12月1263,1414.122.451.0
2021年12月501,0874.618.143.7
2022年12月711,1456.411.337.8
2023年12月991,2458.311.436.7
2024年12月1111,3228.710.740.4
2025年12月1071,3858.012.143.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額345百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
瀧之上輝生代表取締役会長6574,000
仲村直樹代表取締役社長6124,000
芦田則男常務取締役 製造本部長6229,000
渡辺龍一常務取締役 営業本部長6219,000
下村郁夫取締役 コーポレート本部長6011,000
西尾宇一郎取締役7116,000
笠原かほる取締役642,000
堂本玲二取締役63
髙木康宏常勤監査役614,000
伊藤晴康常勤監査役649,000
玉越久義監査役6211,000
岩瀬哲正監査役676,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7207341725937
監査役3434314
社外取締役643437

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容737字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社9社の合計10社で構成しております。 また、当社グループが展開している事業活動は、紙加工品、化成品及びその他の商品の製造・販売を主とし、かつ、その事業に関する研究・物流及びサービス等であります。 当社グループの事業に係る位置づけは次のとおりであります。 セグメントの 名称   事業の内容   会社名 紙加工品事業   紙袋、印刷紙器、段ボールなどの製造、仕入及び販売   当社 ㈱京浜特殊印刷 日幸印刷㈱ ㈱パックタケヤマ 西日本印刷工業㈱ カンナル印刷㈱ ㈱光パックス石川 ザ・パックアメリカコーポレーション 特百嘉包装(上海)有限公司 特百嘉包装制品(常熟)有限公司 化成品事業   ポリ袋、テーラーバッグなどの製造、仕入及び販売   当社 ㈱パックタケヤマ ザ・パックアメリカコーポレーション 特百嘉包装(上海)有限公司 その他事業   ギフト品、用度品、値札、デザイン制作、宣伝広告用品などの仕入及び販売   当社 ㈱パックタケヤマ 西日本印刷工業㈱ カンナル印刷㈱ ザ・パックアメリカコーポレーション 特百嘉包装(上海)有限公司 当社は、2025年2月26日付で㈱光パックス石川の株式を取得し、連結子会社化しました。 当社は、2026年1月1日付で連結子会社である日幸印刷㈱を吸収合併しました。 ザ・パックアメリカコーポレーションは米国法人であり、販売先は米国を主としております。 特百嘉包装(上海)有限公司及び特百嘉包装制品(常熟)有限公司は中国法人であり、特百嘉包装(上海)有限公司では中国国内向け販売を主とし、特百嘉包装制品(常熟)有限公司では中国国内向け及び当社日本向け紙袋の生産をしております。
経営方針・対処すべき課題2,665字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営理念 当社グループは、 ・人を大切にし、人を育てる ・どのような社会の変化にも対応する ・地球環境問題への取組みなど社会的責任を果たす ・パッケージのトータルソリューション企業として社会の発展と繁栄に貢献する を経営理念とし、業績の継続的な成長と企業価値の向上を目指し、株主の皆様のご期待にお応えしていく所存です。 当社グループは「愛し愛され」の社是のもと、パーパス(存在意義)を「パッケージを通して社会を豊かに、人を笑顔に」と定め、サステイナブル経営を実践します。パッケージのトータルソリューション企業として、パッケージの新たな価値を創造することで、ステークホルダーのさまざまな課題を解決し、持続可能で笑顔あふれる豊かな社会を実現します。そのために、どのような社会の変化にも対応できるような体制を整え、持続的に成長することで、環境-社会-経済に対して当社グループならではの価値を提供していきます。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、各事業の収益性向上を図り、株主の皆様はもちろん、取引先・従業員等のステークホルダー各 位が安心かつ安定したお付合いを続けていただけるように、確固たる財務基盤を築く必要があります。その為に自己 資本利益率の向上に努め、なおかつ、安定的な配当に留意した経営に努めてまいる所存です。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の属する業界は、既存の顧客、取扱い製品だけでは大きな業績の伸長を望みにくい成熟産業とされています。そのため、当社は、従来からの主力製品に加え、米袋、紙おむつ用外袋、食品用パッケージ等、販売先市場の開拓及び取扱い製品の拡充をしてまいりました。今後も、需要が見込める新たな市場の開拓や製品の開発に注力し、必要となる設備には積極的に投資して事業の拡大に努めてまいります。 近年では原材料や輸入品の価格上昇に加え、物流費やエネルギー価格の上昇にも直面しています。当社は、企画提案販売と品質管理を強化し顧客満足度の向上を図ることで適正価格による販売に努めます。また、業務改革による合理化を一層推進して利益体質強化を図り、中長期的な経営戦略を着実に実行することで、さらなる業績の向上に努める所存です。 他方、当社は「パッケージのトータルソリューション企業として社会の発展と繁栄に貢献する」、「地球環境問題への取組みなど社会的責任を果たす」を経営理念として、1981年に包装資料館(現パッケージラボ)を設置して国内外のパッケージ研究及び情報発信の拠点とした他、1993年より森林保全活動費用を拠出し、主力事業におきましては環境対応新商品及び新技術の開発に積極的に取り組みながら、2000年には「ザ・パックフォレスト®環境基金」を設立し、NPO法人と協働で植林活動・森林保全活動を推進しております。さらに、1999年の茨城工場を皮切りに、現在は当社の国内4工場及び全事業所においてISO14001「環境マネジメントシステム」、ISO9001「品質マネジメントシステム」の認証を取得しております。また、紙を素材としたパッケージ製造を行う全工場と全販売部門でFSC® CoC認証(FSC® C020517)、東京・大阪工場の食品用紙器製造ラインでFSSC22000認証を取得しております。2023年より当社グループにおけるサステイナブル経営推進のため、サステイナブル委員会を設置しております。今後も、地球環境問題への積極的な取組みと、社会の発展と繁栄に継続的に貢献していく所存です。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、「進化 -パーパス経営・サステイナブル経営のスタート-」を中期経営計画のスローガンに掲げ、連結売上高1,070億円、営業利益83億円(2025年12月期)の達成を目標としてまいりました。 ① 成長戦略 a.食品市場(コンビニ・ファストフード含む)への注力 食品用紙製一次容器の販売強化のため設備投資及び新商品開発への取組みや、紙器の組立て・商品詰め作業等の顧客の人手不足を補うサービスを付加した複合提案を強化します。 b.EC/通販市場/物流業界への注力 輸送効率向上に貢献する紙製宅配袋や薄型配送資材の供給能力向上及び販売強化、また梱包作業の省人省力化に向けたソリューション提案に注力します。 c.一般流通小売市場等への深耕 製造設備増強により生産性・生産能力を向上させ、紙化を推進、紙袋シェアの拡大を図ります。また、環境対応商品の販売額の一部についてNPOを通じ「ザ・パックフォレスト®環境基金」として森林保全活動に役立ててお客様とともに社会貢献を推進するとともに、ブランド価値向上及びビジネスチャンス創出を図ります。 ② 人的資本戦略 a.多様な人材の確保 ・キャリア採用の強化 ・女性活躍推進(正社員及び管理職比率) ・障がい者雇用の拡大 b.人材育成 ・研修制度の充実 ・自発的なスキルアップ及びリスキリング支援 c.人材配置の適正化 ・タレントマネジメントシステムの有効活用 ・採用機会の拡大(リファラル・カムバック採用) d.働く環境の整備 ・多様な勤務形態と制度の充実 ・ウェルビーイング(健康経営の推進) e.従業員エンゲージメントの最大化 ・適正な賃金体系、福利厚生の充実化 ・持株会への加入による経営参画意識の向上 ・社員の交流とコミュニケーションの活性化 ・エンゲージメントサーベイの実施 ③ 財務戦略 成長投資(設備投資、新規事業への投資、人的投資、システム刷新への投資、研究開発)や株主還元(配当性向35%以上を維持、2024・2025年度各々年間10億円を上限とする自社株買い)において最適な資金使途計画により効率的、継続的な成長を支えてまいります。 (5) その他、会社の経営上重要な事項 大阪工場及び奈良工場はともに築後相当年数が経過しており、今後の作業環境の改善、工場内自動化等による省人化・省力化及び生産性の向上を図るため、大阪工場と奈良工場は建替えを行う予定です。将来を見据えた付加価値の高い製品を生み出す生産体制の構築を目指します。
事業等のリスク2,825字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には次のようなものがあります。なお、本項において将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末において判断したものであります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存です。 (1)国内需要の減少及び市況価格の下落 当社グループの売上高は、概ね内需型産業で、国内景気動向の影響を大きく受けます。国内景気の大幅後退による国内需要の減少及び市況価格の下落が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に対して悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは高品質、高付加価値の製品を開発し、販売力を強化することで競争力を高めております。また複合販売による他社との差別化や、大手企業が手を出さないニッチ市場へ参入することでも、国内需要の減少による影響を減らしてきました。海外市場の販路拡大にも積極的に取り組み、適切な取引先の開拓、技術指導による安定供給に努めていきます。 (2)季節偏重のリスク 当社グループが取り扱う包装資材は、大型商戦や旅行・出張などの人流増減による影響を強く受けます。特に10月以降の年末年始においては大規模なセール等が連続し、長期休暇による国内外の旅行客が増加する傾向もあり、売上高、利益ともに第4四半期に偏重します。そのため、販売先の需要変動や自然災害・感染症等の発生によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に対して悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは特定の業種・業界に偏ることなく、幅広い取引先との関係を強化することで、さまざまな用途の製品を取り扱うようになり、季節変動を小さくしてきました。特に、平時において通年の需要が見込まれる食品一次容器は、災害やパンデミックからの復興時にも一定の需要が持続するため、今後も拡販に注力していきます。 (3)法規制または訴訟に関するリスク 当社グループの事業は、環境規制、知的財産等の様々な法規制の適用を受けており、それらによる訴訟等のリスクにさらされる可能性があります。訴訟の結果によっては当社グループの財政状態及び経営成績に対して悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは法令遵守等のコンプライアンスを行動規範に掲げ、教育・研修を通して役員・従業員の意識向上及びコンプライアンスを重視する組織風土の醸成を図ることで、リスクの最小化に努めております。また法規制改正等に伴う事業環境の変化に備えるため、コーポレート部門や品質管理部門は常に情報収集をすることで、適切に備えております。 (4)製造物責任 当社グループの製品につき、当社グループは製造物責任に基づく損害賠償請求の対象となっております。現在のところ重大な損害賠償請求を受けておりませんが、将来的に直面する可能性があります。製造物責任に係る保険(生産物賠償責任保険)に加入しておりますが、当社グループが負う可能性がある損害賠償責任を保障するには十分でない場合が考えられます。 当社グループは品質方針において「品質強化による顧客満足度の向上」を掲げ、法令・規制の要求事項を満たすことは前提とし、さらに顧客要求事項を満たすことも重要だと認識しております。製造部門だけではなく、開発、営業などが取り組む品質マネジメントシステムの継続的な改善に加え、事故発生時には迅速で適切な対応に努めることで損害賠償請求の減少に取り組んでいます。 (5)原材料調達及び商品仕入 原材料調達及び商品仕入は、国内及び海外の複数のメーカーから行い、供給及び価格の安定維持に努めております。しかし、石油価格の高騰などにより需要供給のバランスが崩れた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に対して悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは原燃料と原材料価格、そして為替の動向を注視するとともに、調達先の拡大や調達条件を適宜見直すことで、価格変動リスクの緩和に取り組んでおります。また生産性の向上や省資源・省エネルギーに資する設備投資の実施により売上原価の削減にも取り組むことで、リスクの最小化に努めております。 (6)減損会計 保有する固定資産等の使用状況等によっては、損失が発生する場合があります。 当社グループは「固定資産の減損に関わる会計基準」を適用しており、経営環境の著しい悪化等により固定資産等の収益性が低下した場合には適切に処理を行います。 (7)取引先の信用リスク 当社グループとしても取引先の信用リスクについては細心の注意を払っておりますが、取引先の業績悪化等により取引額の大きい得意先の信用状況が悪化した場合、当該リスクの顕在化によって、当社グループの財政状態及び経営成績に対して悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは取引開始前の与信審査において財務状況や信用情報を精査することで、リスクの高い取引先を事前に見極め、必要に応じて前受金により未回収リスクの軽減に努めております。既存の取引先においても定期的な信用調査により経営状況や与信枠を再評価することに加え、売掛管理部門と営業部門との状況共有を密にすることで、問題の兆候を早期に察知できるようにしております。 (8)敵対的買収のリスク 企業価値・株主の共同利益を損なうおそれのある第三者による株の大量買付行為の可能性が存在し、この場合、当社グループの財政状態及び経営成績に対して悪影響を及ぼす可能性があります。 当社は積極的で透明性の高いIR/SR活動に取り組んでおります。決算説明会や個別面談を通して、投資家に対して自社の成長戦略、事業の優位性、将来性、投資計画などを丁寧に伝えることで、市場における企業価値を適切に評価していただけるように努めております。また英文開示にも継続して取り組んでおり、幅広い投資家に対する公平な開示に努めております。 (9)災害による影響 当社グループは、災害による影響を最小限に留めるための万全の対策をとっておりますが、災害によるすべての影響を防止・軽減できる保証はありません。災害による影響を防止・軽減できなかった場合、当社グループの生産能力の低下及び製造コストの増加等により、当社グループの財政状態及び経営成績に対して悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは従業員の安否確認体制を整えるとともに、製品・サービス提供のためのバックアップ体制の構築・整備に努めております。特に製造拠点においては、特定の事業所において事業活動の中断等が起こった場合には、国内の東西に展開している別の拠点から同じ製品が供給できるよう、供給責任を果たすための体制構築に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)5,109字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、所得環境の改善や政府の経済対策などにより緩やかな景気回復が続く中で、インバウンド需要が国内消費を押し上げる効果は限定的となりました。また、食料品など身近な物の慢性的な価格上昇により、個人消費の回復は賃金・所得の伸びに比べて力強さを欠いた状況にありました。こうした中で、米国による関税引き上げによる悪影響が、日本経済を直接・間接的に下押しする大きなリスクとなっています。 米国の経済は、物価の上昇が消費行動に影響を与えていますが、依然として労働市場の需給はおおむね均衡しており、個人消費を下支えする環境が続いているものの関税政策により企業収益が圧迫されており、この影響が企業や家計の経済活動を下押しすることが懸念されます。 中国の経済は、政府の経済政策や社会支援策により国内消費を下支えするものの、失業率は横ばいの中で可処分所得は伸び悩んでおります。また、不動産市場は依然として低迷し、米国との貿易摩擦が与える不確実性が影響を及ぼすことから消費は減速しています。 このような状況の中、当社グループは、「進化 - パーパス経営・サステイナブル経営のスタート -」を中期経営計画のスローガンに掲げ、連結売上高1,070億円、営業利益83億円(2025年12月期)の達成を目標としており、グループ全社が結束して新たな市場開拓、品質管理の改善などにより業績の向上に努めてまいりましたが、積極的な設備投資並びに人的投資を進めたこともあり、当連結会計年度の業績は、売上高は1,031億25百万円(前年同期比1.6%増加)、営業利益は72億7百万円(前年同期比10.0%減少)、経常利益は75億32百万円(前年同期比9.1%減少)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は60億24百万円(前年同期比4.6%減少)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 紙加工品部門 当社グループ売上高の73.5%を占めるこの部門では、紙袋(対連結売上高構成比31.1%)は、海外向けの販売が伸びた一方で、国内向けの販売は低調に推移し、同上売上高は320億44百万円(前年同期比0.5%減少)となりました。 紙器(同上構成比26.1%)は、食品を中心とした土産物市場やテイクアウト・宅配向けの食品容器並びにEC市場向けパッケージの販売が堅調に推移した結果、同上売上高は269億16百万円(前年同期比4.0%増加)となりました。 段ボール(同上構成比14.3%)は、EC市場向けパッケージやメーカーの輸送用段ボールの販売が好調に推移したことで、同上売上高は147億43百万円(前年同期比13.2%増加)となりました。  印刷(同上構成比2.0%)は包装印刷を中心に新たな需要への取組みが寄与したことで、同上売上高は20億49百万円(前年同期比3.0%増加)となりました。  以上により、この部門の売上高は757億54百万円(前年同期比3.6%増加)となり、営業利益は65億67百万円(前年同期比8.4%減少)となりました。 化成品部門 当社グループ売上高の12.9%を占めるこの部門では、食品向けの多様な軟包装が伸長しましたが、プラスチック製持ち帰り用袋及び衛生用品向けパッケージの販売が減少したことで、同部門の売上高は133億22百万円(前年同期比1.3%減少)となり、営業利益は8億29百万円(前年同期比11.2%減少)となりました。 その他 当社グループ売上高の13.6%を占めるこの部門では、PASシステム(包装資材その他の製造・調達から在庫管理、納品まで一括で請け負うアウトソーシングシステム)に係る用度品等の販売が減少し、同部門の売上高は140億48百万円(前年同期比5.4%減少)となり、営業利益は11億99百万円(前年同期比4.9%減少)となりました。 財政状態につきましては、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末の1,032億92百万円から9億20百万円増加し、1,042億12百万円となりました。負債は、前連結会計年度末の288億6百万円から15億91百万円減少し、272億14百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末の744億85百万円から25億11百万円増加し、769億97百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて68億94百万円増加し、235億51百万円(前期比41.4%増加)となりました。 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益88億59百万円、減価償却費29億40百万円があった一方、法人税等の支払額30億13百万円、投資有価証券売却益13億77百万円等により68億62百万円の収入(前連結会計年度は71億1百万円の収入、前期比3.4%減少)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入95億円、投資有価証券の売却による収入17億77百万円等があった一方、有価証券の取得による支出35億円、有形固定資産の取得による支出27億94百万円、無形固定資産の取得による支出11億57百万円等により35億14百万円の収入(前連結会計年度は54億36百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額23億29百万円、自己株式の取得による支出10億1百万円等により35億53百万円の支出(前連結会計年度は30億41百万円の支出)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 紙加工品事業   30,118   103.8 化成品事業   2,751   92.9 その他   -   - 合計   32,869   102.8 (注)金額は製造原価で計算しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前年同期比 (%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 (%) 紙加工品事業   75,671   104.5   6,536   98.7 化成品事業   12,880   94.9   754   63.1 その他   14,019   95.7   88   75.3 合計   102,571   101.9   7,379   93.0 (注)その他事業の一部は受注生産を行っておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 紙加工品事業   75,754   103.6 化成品事業   13,322   98.7 その他   14,048   94.6 合計   103,125   101.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。 当社グループの連結財務諸表の作成において、損益または資産の状況に影響を与える見積り及び判断は、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられる様々な要因を考慮した上で行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものはありません。 ② 当連結会計年度の経営成績の分析 a.売上高 当連結会計年度の売上高は、紙加工品事業が伸長し1,031億25百万円(前期比1.6%増加)となりました。 b.売上総利益 当連結会計年度の売上原価は、売上高の増加により776億74百万円(前期比2.4%増加)となりました。 売上総利益は、生産性向上によるコスト改善活動に努めた結果、254億51百万円(前期比0.6%減少)となり、前連結会計年度と比べ1億51百万円の減益となりました。 c.営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、経費管理を徹底しグループコストの低減に継続して取り組んだものの、人件費や減価償却費の増加が上回り182億43百万円(前期比3.7%増加)となりました。 この結果、営業利益は72億7百万円(前期比10.0%減少)となり、前連結会計年度と比べ8億1百万円の減益となりました。 d.経常利益 営業外損益は、為替差損や自己株式取得費用が減少しました。 この結果、経常利益は75億32百万円(前期比9.1%減少)となり、前連結会計年度と比べ7億53百万円の減益となりました。 e.親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、60億24百万円(前期比4.6%減少)となり、前連結会計年度と比べ2億91百万円の減益となりました。 ③ 当連結会計年度の財政状態の分析 a.資産の部 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ9億20百万円増加し、1,042億12百万円となりました。これは主に「現金及び預金」88億93百万円・「機械装置及び運搬具」6億71百万円の増加、「有価証券」64億99百万円・「投資有価証券」19億44百万円の減少によるものです。 b.負債の部 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ15億91百万円減少し、272億14百万円となりました。これは主に「電子記録債務」11億34百万円・「支払手形及び買掛金」3億73百万円の減少によるものです。 c.純資産の部 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ25億11百万円増加し、769億97百万円となりました。これは主に「利益剰余金」36億95百万円の増加、「自己株式」9億49百万円の増加によるものです。 ④ 戦略的現状と見通し 戦略的現状と見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主に商品の仕入れのほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金は、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金の残高は4億62百万円となっており、また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は235億51百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。