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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フェスタリアホールディングス

Festaria Holdings Co.,Ltd.2736 · Standard · 小売業

百貨店を中心に75店舗を展開する宝飾品専門小売。企画から製造まで自社で行うSPA体制を強みとする。

概要

フェスタリアホールディングスは、宝飾品の製造・販売を主事業とする小売企業である。百貨店やショッピングセンターを中心に国内75店舗、海外9店舗を展開し、2025年8月期の連結売上高は94億円、従業員は520名。婚約指輪や結婚指輪を主力とする「フェスタリア」ブランドを全国に展開する。

宝飾店業態が売上の9割超を占める

当社グループの売上高は宝飾品の小売販売が中心である。2025年8月期の連結決算では、国内の宝飾店業態が売上高87億円(構成比92.6%)を占めた。海外小売(台湾)は4億3400万円(同4.6%)、宝飾品卸売は2億6500万円(同2.8%)である。このように国内直営店が収益の柱であり、ブライダルリングや真珠・ダイヤモンド製品を中心に販売している。

台湾とベトナムに広がる海外事業

海外展開は小売と生産の両面で進んでいる。台湾では子会社の台灣貞松股份有限公司が9店舗を運営し、2025年3月には台北のららぽーと南港に9店目を出店した。生産面ではベトナムに子会社D&Q JEWELLERY Co., Ltd.を保有し、宝飾品の製造を行っている。同社工場では3Dデジタルカスタマイズシステムを活用したオーダーメイド品のリードタイム短縮を進め、サプライチェーン最適化を図っている。

SPA体制で企画から販売まで一貫

当社はSPA(製造小売業)モデルを志向している。企画、製造、販売の全工程をグループ内で完結させるため、ベトナムの生産工場を設立した。国内の店舗で得た顧客ニーズを商品開発に反映し、3Dデジタルカスタマイズシステムによるオーダーメイド対応も強みとする。物流は埼玉サービスセンターから東京本社へ統合され、効率化が進められている。

業界の中での役割は宝飾品小売・製造にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
94億円
営業利益
3億円
営業利益率
3.2%
純利益
2億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01宝飾小売主力

百貨店やショッピングセンターを中心に、全国で75店舗を展開し、宝飾品(貴金属類、宝石類、アクセサリー)を販売。ECやホールセール、富裕層向けビジネスも展開している。

主な製品・サービス1
宝飾品(貴金属類、宝石類、アクセサリー)
百貨店やSCで販売する指輪、ネックレス等の宝飾品。企画から製造、販売まで一貫して自社で行うSPA体制。

02海外宝飾小売準主力

台湾に9店舗を展開し、宝飾品を販売している。

主な製品・サービス1
宝飾品
台湾の店舗で販売する宝飾品。

03宝飾品卸売副次

宝飾品の卸売事業。

主な製品・サービス1
宝飾品
卸売向けの宝飾品。

製品と技術

ブライダルリングを中心とした商品構成

主力商品は婚約指輪と結婚指輪である。ブランド「フェスタリア」では「Wish upon a star®」をUSP商品と位置づけ、デザインと価格帯の多様化を進めている。また、真珠やダイヤモンド製品の販売も行い、修理やリフォームも手掛ける。ブライダルDX施策として3Dデジタルカスタマイズシステムを全店に導入し、成約率向上に寄与している。

3Dデジタルカスタマイズシステムでオーダーメイド

当社は3Dデジタルカスタマイズシステムを全店舗に導入している。顧客が画面上でリングのデザインや石の組み合わせを選択できる仕組みで、ベトナム工場と連携して製造リードタイムを短縮した。このシステムはオーダーメイド需要の拡大に対応し、パーソナライズされた商品を提供する。2025年8月期にはEC売上も前期比30.8%増と伸長した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

ジュエリー専門小売、低成長

フェスタリアホールディングスはジュエリー専門店を運営する小売業で、売上高は約90億円と小規模。同業のトライアルHDやまんだらけなどと比較しても規模は小さい。既存店ベースの成長は鈍く、営業利益率も3%台と低水準。ブライダル需要に依存しやすい構造で、競争激化と需要変動に直面している。

強み

  • ジュエリー専門店として品揃えと知識で差別化。
  • ブライダル需要を中心に一定のリピート客を保持。
  • フェスタリアブランドで一定の認知度を獲得。
  • 無借金経営で財務リスクが低い。

課題

  • 少子化でジュエリー市場は縮小傾向、需要減が懸念。
  • 営業利益率3%と低く、収益改善が課題。
  • 同業のトライアルHDなどとの差別化が難しく、価格競争に直面。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がフェスタリアホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
13557ユナイテッド&コレクティブ25億円
22762SANKO MARKETING FOODS24億円
37601ポプラ23億円19.8倍
42736フェスタリアホールディングス22億円16.2倍
59812テーオーホールディングス22億円
67615京都きもの友禅ホールディングス22億円7.7倍
73416ピクスタ21億円93.4倍
88247大和20億円
93192白鳩19億円3.7倍
107524マルシェ19億円
119978文教堂グループホールディングス19億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

長崎の時計店として1920年に創業

1920年4月、長崎県東彼杵郡大村町(現大村市八幡町)で貞松時計店として創業した。当初は時計販売を生業とし、1928年7月には大村市本町に移転した。1964年3月に有限会社貞松時計店として法人化、資本金157万円で設立された。その後、1974年7月に株式会社に組織変更し資本金500万円とした。

九州内で店舗網を拡大した1960〜80年代

1965年8月、長崎県諫早市に時計店「諫早店」を出店。1977年4月には大村市に初のメガネ店「メガネ大村駅通店」を出店した。1985年6月に商号を株式会社サダマツに変更。1989年3月には広告宣伝業を目的とした株式会社ジュエリーアイを設立(後に合併)。この時期は時計・眼鏡・宝飾の多業態展開を進めた。

県外進出と宝飾専門化の1990年代

1993年11月、沖縄県那覇市に宝飾店「ビジュソフィア 沖縄店」を出店し、初めて長崎県外に進出した。1996年4月には福岡県福岡市に「ビジュソフィアクラッセ 天神店」を開店。1997年3月には宝飾、眼鏡、時計の複合業態「オプトジェム 有家店」を長崎県に出した。2001年4月、本社機能を福岡市に移転した。

株式公開とブランド「フェスタリア」の確立

2002年6月、日本証券業協会に株式を店頭登録した。2005年5月には株式会社ヴィエールを子会社化し、2006年1月に吸収合併。2006年2月には東京・表参道ヒルズに「フェスタリアビジュソフィア 表参道ヒルズ店」を出店し、ブランド名「フェスタリア」を前面に出した。同時期にベトナム生産子会社や台湾子会社を設立し、海外展開を開始した。

持株会社体制への移行と本社の東京移転

2016年11月、眼鏡事業を株式会社ヨネザワに譲渡し、宝飾専業に集中した。2018年3月、会社分割により持株会社へ移行し、商号をフェスタリアホールディングス株式会社に変更した。本社は2007年に東京・目黒区へ、2022年2月に品川区へ移転した。2026年春には新基幹システムの稼働を予定し、デジタル変革を推進している。

年表31件を開く

1920年代

  • 1920年4月創業長崎県東彼杵郡大村町(現大村市八幡町)にて貞松時計店創業
  • 1928年7月長崎県東彼杵郡大村町(現大村市本町)(ビジュソフィア 大村店)に移転

1960年代

  • 1964年3月創業有限会社貞松時計店を資本金157万円で設立
  • 1965年8月長崎県諫早市に時計店である「諫早店」を出店

1970年代

  • 1974年7月有限会社貞松時計店を株式会社貞松時計店に組織変更(資本金500万円)
  • 1977年4月M&A長崎県大村市に初のメガネ店である「メガネ大村駅通店」を出店(2001年11月11日閉店、ビジュソフィア大村店に統合)

1980年代

  • 1985年6月商号変更株式会社貞松時計店から株式会社サダマツに商号変更
  • 1989年3月創業広告宣伝業を目的とした株式会社ジュエリーアイ設立(有限会社に組織変更の後、2000年8月株式会社サダマツと合併)

1990年代

  • 1993年11月沖縄県那覇市に宝飾店である「ビジュソフィア 沖縄店」を出店(当社初の長崎県外出店)
  • 1996年4月福岡県福岡市に宝飾店である「ビジュソフィアクラッセ 天神店」を出店
  • 1997年3月長崎県南高来郡に宝飾、眼鏡、時計の複合業態である「オプトジェム 有家店」を出店

2000年代

  • 2001年4月福岡県福岡市に本社機能(管理本部)を移転
  • 2002年6月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2005年5月株式会社ヴィエールの株式を取得し、子会社とする。
  • 2005年10月M&A中華民国・台北市を中心に宝飾品販売を店舗展開する現地法人維璦國際有限公司を子会社化
  • 2006年1月M&A株式会社ヴィエールを吸収合併する。
  • 2006年2月東京・表参道ヒルズに「フェスタリアビジュソフィア 表参道ヒルズ店」を出店
  • 2006年5月ベトナム社会主義共和国に宝飾品製造業を目的とした子会社であるD&Q JEWELLERY Co.,Ltd.設立
  • 2006年8月大阪府大阪市に「ヴェレッタオッターヴァ 阪急梅田店」を出店
  • 2006年10月創業物流機能を埼玉県に移転集約し、「埼玉サービスセンター」を設立
  • 2006年10月宝飾品の輸入及び国内販売を目的とした子会社である株式会社SPAパートナーズを設立(2011年6月清算)
  • 2007年3月東京都目黒区に本社機能を移転
  • 2007年3月神奈川県横浜市に「ドゥミエールビジュソフィア ららぽーと横浜店」を出店

2010年代

  • 2011年1月中華民国・台北市に宝飾品販売を目的とした子会社である台灣貞松股份有限公司を設立
  • 2011年4月埼玉県越谷市に初のアウトレット業態となる「フェスタリアビジュソフィア 越谷レイクタウン店」を出店
  • 2011年7月M&A当社の物流機能を担う「埼玉サービスセンター」を「東京本社」に移転統合
  • 2014年10月神奈川県川崎市に「フェスタリアボヤージュ ラゾーナ川崎店」を出店
  • 2016年11月当社の眼鏡事業を株式会社ヨネザワに譲渡
  • 2017年3月東京・銀座中央通りに「フェスタリアビジュソフィア ギンザ」を出店
  • 2018年3月商号変更会社分割(吸収分割)により持株会社への移行、商号を「フェスタリアホールディングス株式会社」に変更

2020年代

  • 2022年2月東京都品川区に本社機能を移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    戦略的人材育成による組織力向上

    人的資本経営の観点から人材への積極的投資を行い、接客のプロ育成、マネジメント強化、DXリスキリング、グローバル人材の採用・育成を進めるとともに、福利厚生の充実やエンゲージメント向上に取り組む。

  2. 02

    強みを活かしたCRMの深化・実践

    会員制度「festaria Members Club」を活用し、ハイタッチ・ロータッチ・テックタッチの運用ルール整備、CRMシステムの機能開発、パーソナライズ施策を通じて顧客満足度を高めLTVの最大化を目指す。

  3. 03

    コミュニティ基盤を支えるDXの推進

    2026年春に新基幹システムを本格稼働させ、共感型プラットフォーム「festaria ONE」を実装。クラウド環境や統合データ基盤により、ファンコミュニティ拡大、新しい購買体験提供、取引先協業、社員エンゲージメント向上を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で520人が働いている。

決算期連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月480
2017年8月522
2018年8月568
2019年8月569
2020年8月571
2021年8月531
2022年8月506
2023年8月500
2024年8月51558
2025年8月52058

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
宝飾事業 75店舗他685百万円
本社他 — 東京都品川区205百万円
台灣貞松股份有限公司 — 中華民国 台北58百万円
D&Q JEWELLERY Co.,Ltd. — ベトナム ハイフォン10百万円
主な関係会社
  • 海外
    D&Q JEWELLERY Co.,Ltd.(注)1
    ベトナム ハイフォン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    台灣貞松股份有限公司(注)1
    中華民国 台北 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は94億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.1%、利益が+0.0%。

売上高
+1.1%
94億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
+100.0%
2億円
営業利益率
3.2%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高101億円94億円
営業利益3億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥7¥7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は25億円、営業利益は0億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+8.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2000.00
2023年4Q231
2024年1Q19−2−10.5−2
2024年2Q25312.02
2024年3Q2300.01
2024年4Q2627.70
2025年2Q4712.11
2025年4Q4724.31
2026年2Q5012.00
2026年3Q2500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は78億円から94億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月7821
2013年8月7910
2014年8月8210
2015年8月9210
2016年8月9320
2017年8月9632
会社分割(吸収分割)により持株会社への移行、商号を「フェスタリアホールディングス株式会社」に変更
2018年8月9700
2019年8月10010
2020年8月84−6−8
2021年8月8741
2022年8月8843
2023年8月8721
2024年8月93323.21
2025年8月94333.22

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高94億円のうち、営業利益として残るのは3億円3.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金37.2%35億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金59.6%56億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.2%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
62.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
3.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.7pt
11.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は11億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月2−1−2112
2013年8月−1−1−3−27
2014年8月−1−12−27
2015年8月−4−26−66
2016年8月6−2−148
2017年8月−5−25−76
2018年8月3−3106
2019年8月2−32−17
2020年8月0−24−210
2021年8月130−121310
2022年8月7−2−6510
2023年8月2−30−110
2024年8月5−2−1312
2025年8月4−3−1111

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は72億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は22.6%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月59144523.4
2013年8月58144424.5
2014年8月61144723.5
2015年8月69155421.0
2016年8月71145719.6
2017年8月81176420.1
2018年8月85176819.5
2019年8月87177019.0
2020年8月8097110.1
2021年8月71106113.6
2022年8月69135617.9
2023年8月67145320.4
2024年8月73155820.4
2025年8月72175522.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
27億円
在庫として抱えている分
負債合計
55億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
51
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中108位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中287位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.3%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.2%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
22.6%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥606で、1年前と比べて+1.2%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥606+0.0%1ヶ月-7.2%1年+1.2%時価総額22億円
過去52週の値幅
安値¥558高値¥699

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.2倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR1.27倍
配当利回り1.16%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で横ばい(0%)。終値670円は25日線(676円)をやや下回るが、75日線(666円)は上回り、もみ合い。52週高値(719円)から約6.8%下、低値(558円)から約20%上にある。6/28以降は出来高が増加傾向にあるが、7/23には400株まで減少するなど、薄商い。7/14に1.71万株の出来高があった後は静か。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 17.9倍、PBR 1.4倍は同業平均(PER 41.6倍、PBR 3.0倍)を大きく下回り割安。ROE 11.3%は収益性は良好だが、配当利回り1.04%は低く、配当性向95.3%から増配余地は乏しい。業績は緩やかに増収だが、利益は伸び悩み。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.2倍39.6倍
PER (予想)13.5倍
PBR1.27倍2.44倍
ROE11.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、婚約・結婚指輪の安定需要と百貨店販売のブランド価値を評価し、PBR1.4倍・PER18倍程度の低バリュエーションを割安と見る。一方、弱気派は、少子化による婚姻数減少が中長期的な需要を圧迫する点、百貨店販売依存による構造的なコスト高、直近の営業利益率3%台の低収益性を指摘し、成長性に乏しいと見る。

プラスに働く材料7
  • 低バリュエーション

    PER18倍、PBR1.4倍と宝飾業界で割安水準。

  • ブランド力

    「フェスタリア」ブランドは結婚指輪で一定の知名度がある。

  • 安定需要

    婚約指輪は文化的習慣で需要が底堅い。

  • 既存店売上高の回復と新規出店効果2026/8期影響

    売上高は93→94億と微増、新店寄与で100億超なら営業益増

  • 予想PER15倍は割安感あり決算発表後影響

    実績PER17.9倍に対し予想15倍、業績堅調ならバリュエーション修正

  • 高ROE11.3%を活かした株主還元強化次回株主総会影響

    ROE高く自己資本充実、配当性向上げれば利回り改善で買い

  • インバウンド需要取り込み2026年下期影響

    ジュエリー小売、訪日客増加で高額品販売増加の可能性

マイナスに働く材料7
  • 少子化影響

    婚姻数減少で中長期の市場縮小リスク。

  • 低収益性

    営業利益率3%台で、ROE11%も資本効率は高いとは言えない。

  • 百貨店依存

    百貨店売上高依存で手数料負担が重い。

  • 消費低迷による販売減通年影響

    売上高伸び率1%未満、個人消費不振なら減収で利益下方修正

  • 仕入原高等のコスト上昇継続影響

    金・ダイヤ原価高騰で粗利率低下、営業利益率3%未満への圧迫

  • 競合激化・値引き販売の常態化2027年〜2028年影響

    小売競争激化で販促費増、営業益率低下のトレンド継続

  • 小型株ゆえの流動性リスク継続影響

    時価24億・外国人4.3%と低く、大口売りで軟調

次の決算で確かめる点
既存店売上高伸び率
百貨店チャネルの需要動向を測る指標。
営業利益率
低収益性からの改善が鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7で、前期から+4.9%いまの株価に対する利回りは1.16%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥7
1株あたり
配当利回り
1.16%
いまの株価に対して
配当性向
95.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月7239.7
2017年8月70.039.7
2018年8月70.0
2019年8月70.067.2
2021年8月70.050.2
2022年8月70.024.5
2023年8月70.097.8
2024年8月70.084.6
2025年8月74.995.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ3,977人。区分でいちばん多いのは個人・その他85.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.1%を占め、残る90.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他85.785.085.485.285.085.8
事業法人6.56.56.46.26.66.1
外国法人4.24.44.44.44.64.3
金融機関3.03.03.03.03.03.0
自己株式2.22.22.22.11.91.6
証券会社0.61.10.81.20.80.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01貞松隆弥20.07
02貞松豊三11.61
03有限会社隆豊4.63
04BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.78
05貞松佑哉3.01
06株式会社十八親和銀行2.97
07貞翔持株会2.18
08高石正1.36
09貞松良成1.24
10貞松智子1.24

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+594%、1株純資産は14期で+268%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月71245.913.625.3
2013年8月11260.7148.5431.9
2014年8月271,2722.262.8134.7
2015年8月131,2911.0219.0
2016年8月261,2312.177.6239.7
2017年8月1511,42411.315.939.7
2018年8月51,4170.3478.1
2019年8月221,4061.673.267.2
2020年8月−689699−65.3
2021年8月3727614.413.750.2
2022年8月7435323.46.924.5
2023年8月163864.430.297.8
2024年8月394219.712.284.6
2025年8月4945511.312.695.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/8期の役員報酬は総額99百万円。

氏名役職年齢保有株数
貞松隆弥代表取締役社長64728,490
姉川清司常務取締役6412,000
貞松豊三取締役54421,335
秋元誠取締役57
松井忠三取締役776,000
酒井美穂取締役60
深田しおり取締役62
松村彰久常勤監査役738,400
中川義宏監査役55
木下陽介監査役49

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)47257719
社外取締役516163
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容692字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(フェスタリアホールディングス株式会社)及び連結子会社4社で構成されており宝飾品(貴金属類、宝石類、アクセサリー)の製造加工及び販売を主な事業としております。日本国内では、百貨店やショッピングセンターを中心に2025年8月31日時点で75店舗を構えるとともに、ECやホールセール、富裕層ビジネスなどの事業も展開している。海外は、海外小売事業として台湾に9店舗を展開していることに加え、SPA企業として企画~製造~販売まですべて自社で行うべく、ベトナムに生産工場を設立している。 当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 店舗業態別の業績を示すと、次のとおりであります。 ① 宝飾店業態の業績におきましては、売上高は8,703百万円(構成比92.6%)となりました。 ② 海外宝飾品業態(台灣貞松股份有限公司)におきましては、売上高は434百万円(構成比4.6%)となりました。 ③ 宝飾品卸売業におきましては、売上高は265百万円(構成比2.8%)となりました。 店舗業態別売上高構成比を示すと次のとおりであります。 店舗業態別   第62期(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) 宝飾品業態   92.6% 海外宝飾品業態(台灣貞松股份有限公司)   4.6% 宝飾品卸売業   2.8% 合計   100.0 % 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,201字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 宝飾業界においては、資源価格の高騰、物価上昇、労働力不足、環境対応の高度化など、複数の構造的課題に直面しております。一方で、富裕層市場やインバウンド需要の回復、さらには技術革新を活用したデジタル化の進展により、一定の成長が期待されます。 消費者意識の面では、「高級志向」「パーソナライズ」「エシカル消費」「デジタル化」といった成長トレンドが重なり合い、持続可能な素材開発やサプライチェーンの透明性確保など、倫理的・社会的側面を重視した商品・サービスが求められる時代へと移行しています。 また、パーソナライズとデジタル化の掛け合わせにより、消費者一人ひとりに嗜好に合わせたオーダーメイドジュエリーの需要拡大も見込まれています。これに対して、消費の二極化や物価上昇を背景とした節約志向の高まり、加えて原材料費・人件費の上昇によるコスト負担増など、懸念材料もあり、事業環境は依然として厳しい状況が続いております。 当社は、「ビジュ ド ファミーユ(家族の宝石)」という企業理念のもと、ジュエリーを通じて人と人の絆を深め、世代を超えて受け継がれる価値を届けることを使命としております。 企業理念の実現に向け、「精神価値No.1のSPA企業」から「想いを未来につなぐコミュニティ企業」への変革を見据えた中期経営計画「festaria 2030」を策定しました。次期は、その初年度として、持続的な成長を確かなものとするための施策を着実に実行する、重要な一年と位置づけております。重点方針を「戦略的人材育成による組織力向上」「強みを活かしたCRMの深化・実践」「コミュニティ基盤を支えるDXの推進」に設定し、グループ全体で着実に推進してまいります。 「戦略的人材育成による組織力向上」 当社は、「人」こそが価値創造の源泉であるという考えのもと、これまでも「人」を大切にする経営を実践してまいりました。 人材不足が社会課題となる中、当社の持続的成長には、人的資本経営の観点から人材への積極的投資を行うことが最優先の課題であると認識しております。 当社の主要事業は、百貨店やショッピングセンターなどの商業施設内での店舗販売事業であり、CRMを中核に据えた顧客理解の深化と営業力強化の観点からは、顧客LTVを支える人材の確保・育成が不可欠です。その実現に向け、店頭・催事においてお客様の潜在的ニーズを的確に把握し、提案できる「接客のプロ」の育成を進めます。 さらに、職位や役割に応じたマネジメント力の強化に加え、DX推進に伴うリスキリングや本社部門における専門性の向上を通じて、チームや部門の成果を最大化し、組織全体での生産性向上を図ります。 また、グローバル化の進展を見据え、海外拠点や多様な人材との協働を担えるグローバル人材の採用・育成を強化するとともに、優秀な海外人材の獲得を積極的に進め、国際的な人材ポートフォリオの拡充を図ります。 加えて、従業員一人ひとりが誇りとやりがいを持ち、長く働ける環境整備として、福利厚生の充実とともに、当社の目指す将来像を共有し、前向きで活力ある職場風土を醸成することで、従業員エンゲージメントの向上にも取り組んでまいります。 「強みを活かしたCRMの深化・実践」 当社は、OMO戦略を支援する会員制度「festaria Members Club」を導入し、会員登録の促進と幅広い顧客情報の獲得を進めています。改めてハイタッチ・ロータッチ・テックタッチの運用ルールの整備も進めながら、従来の顧客管理に加え、テックタッチを活用した再来店促進や、ポイント制度等のサービス向上により顧客満足度を高めLTVの最大化を目指します。 さらに、販売スタッフに最適なアフターフォローが提示されるようCRMシステムの機能開発を進めるほか、当社独自の顧客育成プロセスである「集客→育成→熟成」に基づいた催事戦略の展開に加え、パーソナライズ施策を通じて顧客体験の向上に努めます。 また、CRM戦略の高度化に向け、360度のタッチポイントを通じて「個客」一人ひとりに最適化したアプローチを継続的に推進し、顧客満足度と顧客体験によるブランド価値の向上と持続的な売上拡大の実現を目指します。 「コミュニティ基盤を支えるDXの推進」 当社は、これまで進めてきたDX推進プロジェクトによりデジタル基盤の整備が概ね完了したことから、2026年春には新基幹システムを本格稼働させる予定です。これにより、ステークホルダーと共に価値を創造する「コミュニティ企業」への進化を加速させます。 具体的には、新基幹システムを中核に、共感型プラットフォーム「festaria ONE」の実装を進めてまいります。「festaria ONE」は、中期経営計画「festaria 2030」における中核として、顧客・取引先・株主・社員がつながり、共に価値を創出する独自のコミュニティ基盤を実現するものです。 本プラットフォームでは、クラウド環境やAPIファースト設計、統合データ基盤、リアルタイム在庫管理などの技術的基盤を整備し、共感型ファンコミュニティの拡大、新しい購買体験の提供、取引先との協業強化、社員エンゲージメント向上を推進します。 これにより、単なる製造・販売にとどまらず、共感者がつながるコミュニティ企業として進化し、企業価値および株主価値の最大化につなげてまいります。 事業のセグメント別の取り組みは、次のとおりであります。 「店舗ビジネス」 店舗ビジネスにおきましては、店舗人材の確保・育成を一層強化するとともに、VMDの向上やプロモーション施策の充実を通じて店舗競争力の向上を図ってまいります。 商品面では、USP商品「Wish upon a star®」を中心に、デザインや価格帯の多様化を進め、相場動向や消費ニーズの変化に的確に対応してまいります。 また、気候変動対策や環境保護への関心の高まりを踏まえ、素材リサイクルやリフォームビジネスを基軸とした循環型ビジネスの強化を推進いたします。ベトナム生産工場との連携による新素材商品の開発、エシカルジュエリーの拡充、トレーサビリティの強化を通じ、環境負荷の低減と顧客ロイヤリティの向上を目指します。 さらに、フェスタリアブランド20周年を契機としたキャンペーンや新規イベントの展開により、店舗の魅力向上と売上拡大を図ってまいります。ブライダル分野では、3Dデジタルカスタマイズシステムを活用したマーケティング施策を推進し、来店促進と成約率の向上に努めます。 出退店政策においては、戦略的なスクラップアンドビルドを推進し、店舗数の拡大よりも顧客LTVの最大化を重視しながら、一人当たり生産性の向上による収益基盤の強化を進めてまいります。 加えて、インバウンド需要への対応にも注力し、海外人材を中心としたプロジェクトを発足させ、マーケティングやインバウンド対応商品の開発を強化いたします。併せて、台湾子会社との連携を深め、相互送客の最大化を目指してまいります。 「ECビジネス」 ECビジネスにおきましては、外部スペシャリストの招聘による体制強化を進めるとともに、消費者アンケートや購買データの分析を通じて顧客理解を深化させ、お客様のニーズに沿った商品ラインナップの拡充を図り、ユーザー体験の最適化に取り組んでまいります。 また、前期より本格展開し、一定の成果を上げている「スタッフDX」ツールの活用をさらに強化し、EC売上の拡大や顧客のファン化を推進してまいります。引き続き、実店舗を持つ強みを活かし、店頭とECの相互送客による顧客接点の創出を通じて、新規顧客の獲得およびリピート率向上による収益の拡大を図ってまいります。 「富裕層ビジネス」 富裕層ビジネスにおきましては、今後の成長領域と位置付け、リレーションシップ・マーケティングの強みを活かした事業展開を推進しております。顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズドな体験や、特別なイベント・サービスの提供を通じて、長期的な信頼関係の構築に取り組んでおります。また、高品質なアフターサービスやカスタマイズ対応による顧客ケアを強化するとともに、サプライヤーとの連携を深め、資産性・希少性の高い商品の確保を進めることで、富裕層顧客およびパートナー企業からの信頼向上を図ってまいります。さらに、百貨店外商やプライベートバンクとの協業強化に加え、富裕層ネットワークを活用した関係構築を推進し、紹介ルートの拡充を通じて加速度的な成長の実現を目指してまいります。 「海外事業」 海外事業におきましては、グループ成長戦略の推進により拡大・多様化する事業領域や役割の重要性に対応すべく、フェスタリアホールディングス㈱によるマネジメント体制を強化し、グループシナジーの最大化を目指してまいります。 台湾子会社である台灣貞松股份有限公司(日本名:台湾貞松㈱)においては、アジアマーケットにおける重要拠点として、ブランド力の向上および店舗収益の拡大を図り、東南アジアを中心とした小売事業の展開拡大につなげてまいります。 ベトナム子会社D&Q JEWELLRY Co., Ltd(日本名:ディーアンドキュー ジュエリー)においては、自社ブランドのみならずOEM生産の拡大を見据え、製造体制の見直しや生産合理化によるコスト競争力の向上を進めております。OEM契約を締結した大手ジュエリーメーカーを含む複数企業からの受注生産は引き続き順調に推移しており、2025年7月には、自社製造基盤の高度化によって、伊勢丹との共同開発コレクション「LUX eternal(ルクス エターナル)」を販売開始するなど、当社ベトナム工場の技術力と品質管理能力が高く評価されております。今後は、製造・営業両面での戦略的投資を視野に入れ、共感型プラットフォーム「festaria ONE」の生産基盤となる製造体制の確立とさらなる品質向上を目指してまいります。 また、越境ECの展開も検討しており、日本国内とアジア市場を結ぶ新たな販路を開拓し、グローバル市場におけるブランド認知と収益拡大を図ってまいります。
事業等のリスク1,072字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (ⅰ)季節構成と催事の構成が売上高に及ぼす影響 ① 都市型店舗における12月売上高は、年間売上高に対して非常に高い割合となっております。 またジュエリー業界にとりまして12月商戦は、年間最大の販売チャンスであります。当社グループにおきましては、12月商戦に対する強化はもとより、年間を通じて商品開発に努めております。一方、平月の安定的な売上高確保に向けて、販売力強化のため販売員研修を適時実施しております。しかしながら、12月の業績が当初の計画を著しく下回った場合、年間の業績予測に影響を及ぼす恐れがあります。 ② 当社グループにおきましては、新規顧客の創造及び既存顧客への感謝を目的とした大型催事を適時実施しております。しかしながら、実施時期に自然災害や感染症の流行等不慮の事由により集客が困難となった場合、年間の業績予測に影響を及ぼす恐れがあります。 (ⅱ)店舗展開について 当社グループは百貨店に代表される複合型商業施設に多数出店しておりますが、以下の事項が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ① 複合型商業施設の出店政策に影響を受ける場合があります。 ② 出店候補先における出店基本条件、賃貸借条件等の内容が当社グループの考えております条件と大きな乖離があり、希望物件を確保出来ない場合には、出店計画を変更しなければならなくなる可能性があります。 ③ 複合型商業施設が、経営環境の変化によって店舗を閉鎖する場合があります。この場合、同時に当社グループ店舗も閉鎖しなければならない可能性があります。 ④ 出店している複合型商業施設及びその運営会社が破綻した場合、売上債権及び営業保証・敷金の返還が受けられない可能性があります。 (ⅲ)人材確保について 当社グループは、人材の確保・教育を最重要課題としておりますが、優秀な社員の育成には時間がかかるため、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (ⅳ)個人情報の管理について 当社は、個人情報の取扱いに対しては、管理体制を見直し整備しておりますが、何らかの要因により情報が流出した場合は、社会的責任を負うこととなり、結果として当社グループの業績にも影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,792字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 業績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な企業収益を背景に、景気は緩やかな回復基調となりました。 一方で、ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢の長期化に伴う地政学的リスクの高まりに加え、資源・原材料価格の高騰、物価上昇、為替・金利の変動、米国の関税引き上げなどの影響も見られ、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループが属する宝飾業界においては、富裕層を中心に高額品の販売が引き続き堅調に推移した一方で、消費の二極化や物価上昇に伴う節約志向の高まりに加え、原材料費や人件費の上昇といったコスト増も重なり、全体としては厳しい事業環境となりました。 このような環境のもと、当社グループ(以下、当社)は持続的な成長に向けた基盤構築を目指し、「強みの進化」と「ビジネスモデルの変革」を成長戦略の基軸に掲げ、新たな顧客価値の創造に取り組んでまいりました。 これらの取り組みの結果、当連結会計年度の売上高は、国内事業において、下期(2025年3月)以降にインバウンド売上が大きく減少したものの、店舗人材の採用・育成強化による戦力化の進展に加え、CRM戦略の推進により、一人当たり売上高は前期比4.7%増と伸長しました。 ブライダル販売では、ブライダルDX施策として3Dデジタルカスタマイズシステムの全店導入を推進した結果、成約率が向上し、売上を下支えしました。 また、ECビジネスでは、販売スタッフが自らジュエリーを着用し、自社オンラインサイトに投稿する「スタッフDX」ツールの導入が奏功し、EC売上は前期比30.8%増と大きく拡大しました。 売上総利益については、当連結会計年度において金価格が前期比35.2%上昇するなど、原材料価格の高騰が売上原価の増加要因となり、売上総利益率は前期比0.7ポイント低下しました。一方、売上高の増加により、売上総利益額は前期並みの水準を維持しました。 費用面については、CRM戦略と連動した販促施策の拡充により販売費が増加したものの、人件費の削減に加え、物流費や外注費などの見直しを進めた結果、販売費及び一般管理費は減少しました。 海外事業については、海外小売事業部門の台湾子会社である台灣貞松股份有限公司(日本名:台湾貞松株式会社)が、当社の強みを活かしたビジネス展開を継続し、増収増益を達成しました。また、コロナ禍により休止していた海外出店を再開し、2025年3月には、台北市初のららぽーと「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」内に、台湾9店舗目となる「festaria TOKYO(フェスタリア トーキョー)LaLaport南港店」をオープンしました。 生産拠点であるベトナム子会社 D&Q JEWELLRY Co., Ltd(日本名:ディーアンドキュー ジュエリー)では、製造体制の強化を通じた品質向上に加え、3Dデジタルカスタマイズシステムを活用したオーダーメイド商品の製造リードタイム短縮など、SCM(サプライチェーン・マネジメント)の最適化を推進し、製造コストの低減を図りました。 以上の結果、当期における連結業績は、売上高9,403百万円(前期比1.0%増)、営業利益289百万円(前期比7.0%増)、経常利益284百万円(前期比25.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益176百万円(前期比26.9%増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 (営業活動におけるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは399百万円の収入となりました。これは主に、利息の支払額が96百万円、賞与引当金の減少が72百万円あったものの、税金等調整前当期純利益が266百万円、減価償却費が181百万円、売上債権の減少が75百万円、棚卸資産の減少が35百万円あったことによるものであります。 (投資活動におけるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローは291百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が107百万円、無形固定資産の取得による支出が141百万円、差入保証金の差入による支出が31百万円あったことによるものであります。 (財務活動におけるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローは137百万円の支出となりました。これは主に、長期借入れによる収入が250百万円あったものの、短期借入金の減少が80百万円、長期借入の返済による支出が236百万円、リース債務の返済による支出が28百万円、社債の償還による支出が20百万円、配当金の支払額が23百万円があったことによるものであります。 その結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,143百万円(前期は1,192百万円)となりました。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 商品仕入実績 当社グループの事業は、宝飾の製造及び販売の単一セグメントであるため、品目別に仕入実績を記載しております。 当連結会計年度の商品仕入実績を品目別に示すと次のとおりであります。 品目別   第62期 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 宝飾品   3,552,128   103.4 (2) 販売実績 当社グループの事業は、宝飾の製造及び販売の単一セグメントであるため、店舗形態別に販売実績を記載しております。なお、当社グループは、主に店舗において一般消費者に販売いたしております。また、顧客催事及び仕入先主催の展示会において販売をしております。 当連結会計年度の販売実績を店舗形態別に示すと次のとおりであります。 店舗形態別   第62期 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 宝飾品業態   8,703,408   100.6 海外宝飾品業態 (台灣貞松股份有限公司)   434,501   100.2 小売計   9,137,909   100.6 宝飾品卸売業   265,208   118.6 合計   9,403,118   101.0 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するに当たりまして、重要な見積りや仮定を行う必要があります。重要な会計方針において、それら重要な仮定により業績に影響を受ける項目は次のとおりです。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますので、あわせてご参照下さい。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ① 棚卸資産 商品及び製品は個別法、原材料は移動平均法、貯蔵品は最終仕入原価法による原価法により算定しており、貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定しております。収益性の低下の判断においては、直近の販売実績に照らして販売可能と判断される棚卸資産を除外した上で、仕入年度から一定の期間を超える棚卸資産の帳簿価額を切り下げております。直近の販売実績及び今後の需要予測に照らした販売可能性の判定に用いた一定の期間を主要な仮定としていますが、当該仮定は将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際の販売実績が見積りと異なった場合、帳簿価額の切り下げに伴い翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 ② 繰延税金資産 当社グループは、将来年度の当社の収益力に基づく課税所得による回収可能性を検討した上で、繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性が見込めないと判断した場合は、回収不能と見積もられる金額を見積り、評価性引当金が計上されることになり、損益にマイナスの影響を与える可能性があります。 ③ 固定資産の減損処理 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」において対象とされる固定資産について、店舗の営業活動から生じる損益が継続してマイナスである資産グループについては、減損の兆候があると判断し、減損処理を実施しております。 (2) 当連結会計年度の経営成績の分析 ① 営業収益 営業収益の概況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 業績」をご参照ください。 ② 営業損益 営業損益は、前連結会計年度に比べ売上総利益が437千円減少、販売費及び一般管理費が19,471千円減少したことにより、営業利益は289,453千円(前期比7.0%増)となりました。 ③ 営業外損益 営業外損益は、前連結会計年度に比べ収益が49,786千円増加し、費用が10,321千円増加しました。これは、為替差益が8,142千円減少し、支払手数料が1,187千円、支払利息が10,200千円、受取利息が1,526千円、補助金収入が56,454千円増加したためであります。この結果、経常利益は284,817千円(前期比25.8%増)となりました。 ④ 特別損益 特別損益は、固定資産除却損612千円、減損損失18,122千円を計上した結果、税金等調整前当期純利益は266,082千円(前期比24.1%増)となりました。 ⑤ 財政状態 当連結会計年度の総資産は、7,189,331千円と前連結会計年度に比べ159,711千円の減少となりました。これは、現金及び預金が49,473千円、売掛金が73,041千円、商品及び製品が60,683千円減少したことが主な要因です。 また、当連結会計年度の負債は、5,525,097千円と前連結会計年度に比べ287,235千円の減少となりました。これは、支払手形及び買掛金が73,171千円、借入金が66,562千円、未払法人税等が52,996千円、賞与引当金が71,984千円減少したことが主な要因です。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの当連結会計年度の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (4) 資本の財源及び資本の流動性に係る情報 ① キャッシュ・フロー 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ② 資金の需要 当社グループにおける資金使途としましては、運転資金、新店舗出店に伴う固定資産の取得、借入金の返済及び利息の支払並びに保証金の支払いであります。 ③ 財務政策 当社グループは、経営環境の変化に対応し、また当社の財務比率等を勘案し、財務ないし資本政策を行ってまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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