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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ポプラ

POPLAR Co., Ltd.7601 · Standard · 小売業

コンビニエンスストアのフランチャイザー。独自ブランドに加え、ローソンとのメガフランチャイズも展開。

概要

ポプラは広島県に本社を置くコンビニエンスストアチェーンである。1976年創業以来、自社工場で製造した弁当・惣菜を販売する「製販一貫体制」を特徴としてきた。2026年2月期の連結売上高は117億円、営業利益は3億円。ローソンとの共同運営による「ローソン・ポプラ」事業と、施設内小規模店舗に特化した「スマートストア」事業の二本柱を持つ。広島を地盤としながらも、過去の買収により関東・北陸にも展開したが、現在は収益規模が縮小し、構造改革の途上にある。

スマートストアとローソン・ポプラの二本柱

ポプラグループは二つの主要事業セグメントから構成される。スマートストア事業は、自社ブランド「ポプラ」「生活彩家」を運営し、工場・オフィス・病院・大学などの施設内に小規模店舗を展開する。2026年2月期の営業総収入は5,001百万円だが、原材料費や人件費の上昇により営業損失316百万円と低迷する。一方、ローソン・ポプラ事業は子会社ポプラリテール(出資比率100%)が運営し、ローソンのメガフランチャイズとして路面型のフルスペック店舗を展開する。同事業の営業総収入は5,969百万円、営業利益943百万円とグループの収益を支える。同事業の店舗数は131店舗、うちFC比率は86%に達する。両事業の収入合計でグループ全体の営業総収入を構成するが、その他に保険代理店事業(ポプラ保険サービス有限会社)やドラッグストア・飲食事業も有する。

製販一貫体制と自社工場の役割

ポプラの創業以来の特徴が、製造から販売までを一貫管理する「製販一貫体制」である。1987年にオンラインEOSシステム、1991年に全店POSシステムを導入して情報基盤を整備。1996年にポプラフーズ株式会社へ製造部門を営業譲渡したが、2001年に吸収合併で再統合した。現在は広島工場で弁当・惣菜を生産し、店舗ではご飯を炊いて盛り付ける「ポプ弁」が主力である。2025年7月には冷凍惣菜の増産を狙いトンネル式フリーザーを導入、冷凍部門売上は前年比234%に伸びた。工場では広島県食品自主衛生管理認証を2016年に取得。工場稼働率の向上と外部販路拡大が課題であり、ドラッグストア向け弁当・惣菜や高齢者施設向け冷凍惣菜の受注増加を実現している。

施設内特化と無人化へのフォーマット多様化

大手コンビニが路面型に集中するなか、ポプラは施設内小規模店舗に特化した戦略を取る。同社は小商圏向けに「スマートセルフ」(無人営業モード対応)、「スマートストア プラス」(飲食ニーズ対応)、「コンパクトパック」(物流エリア外カバー)など複数のフォーマットを用意する。スマートセルフではPOSレジのセルフ決済システムを活用し、有人営業時間終了後の無人営業を低コストで実現。2026年2月期にはこのシステムの導入を推進し、夜間・休日の営業時間延長を可能にした。また、2019年からはローソンと共同で「ローソン・ポプラ」ブランドの路面店も展開し、両軸でエリアフランチャイザーとしての事業構築を目指す。2026年2月期には広島県庁内や小豆島などへの新規出店を11店舗実施した。

減少を続ける売上高と収益構造の変化

ポプラの連結売上高は2013年2月期の564億円をピークに減少を続け、2026年2月期には117億円と約5分の1になった。2014年2月期には23億円の純損失を計上するなど赤字が常態化し、2018年以降もほぼ毎期赤字である。2014年12月にローソンと資本業務提携を結び、2019年にはローソンとの共同事業会社ポプラリテールを設立。以降、ローソン・ポプラ事業がグループ全体の収益を支える一方、スマートストア事業は赤字が続く。2026年2月期は営業利益3億円、純利益1億円と辛うじて黒字を確保したが、ROIC13.6%を目標に掲げる経営計画の達成には課題が残る。グループ全体の従業員数は181名(単体)である。

業界の中での役割はコンビニエンスストアのフランチャイザーとして、加盟店に商品供給や運営支援を提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
117億円
営業利益
3億円
営業利益率
2.6%
純利益
1億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01スマートストア事業主力

「ポプラ」「生活彩家」ブランドで、施設内店舗に特化した低コストの店舗展開。自社工場で製造した商品も販売。

主な製品・サービス2
コンビニエンスストア「ポプラ」
小型店舗を中心に、食品や日用品を販売。
コンビニエンスストア「生活彩家」
24時間営業のコンビニエンスストア。

02ローソン・ポプラ事業主力

株式会社ローソンとのメガフランチャイズ契約に基づき、「ローソン・ポプラ」「ローソン」ブランドの店舗を運営。子会社のポプラリテールが路面型フルスペック店舗を展開。

主な製品・サービス1
ローソン・ポプラ
ローソンの商品・サービスを提供するコンビニエンスストア。

03その他(ドラッグストア・飲食・保険)副次

ドラッグストアや飲食店舗の運営、および保険代理店事業を行う。

製品と技術

店舗で炊くご飯が特徴の「ポプ弁」

ポプラの看板商品は、店舗の厨房で米を炊いてから盛り付ける「ポプ弁」である。同社は製販一貫体制のもと、広島工場で弁当・惣菜を製造し、各店舗に配送する。ポプ弁は他チェーンとの差別化要因として位置づけられ、2026年には品質の抜本的な見直しにより販売数が大幅に伸びた。また、外部小売事業者向けの弁当・惣菜販売も強化し、2026年2月期には前年比197%の売上増を達成。ドラッグストアや高齢者施設への販路拡大を進めている。2025年には「昭和100年」を記念した広島の老舗企業とのコラボ商品「おおきなおむすび広島づくし」が『お弁当・お惣菜大賞2026』おにぎり部門で優秀賞を受賞した。自社工場で製造する強みを活かし、地域密着型の商品開発を継続する。

トンネル式フリーザー導入で拡大する冷凍調理品

2025年7月、ポプラは広島工場にトンネル式フリーザーを導入した。これは冷凍惣菜の大量生産を目的とした設備投資であり、冷凍部門の売上は前年同期比234%に急伸した。高齢者施設向け完全調理済み冷凍惣菜の受注が大幅増加し、工場稼働率も大きく向上した。同社は冷凍調理品製造を収益事業へと育成する方針で、天然由来包装資材や長期保存など近未来の社会ニーズを見据えた製品開発にも取り組む。また、弁当・惣菜においては、店舗で炊いたご飯を詰めるポプ弁の品質強化とともに、外部販路の拡大を進めており、コンビニエンスストア以外への販売も増加している。

無人営業を実現する「スマートセルフ」フォーマット

ポプラは施設内小売店舗向けに複数の店舗フォーマットを開発している。「スマートセルフ」はPOSレジのセルフ決済システムを活用した無人営業モードを備え、有人営業時間終了後の夜間・休日の営業時間延長を低コストで実現する。2026年2月期にはこのシステムの導入を推進し、加盟店の売上と利益の改善に寄与した。さらに「スマートストア プラス」は飲食ニーズに対応、「コンパクトパック」は物流エリア外の小商圏をカバーする。これらのフォーマットは、大手チェーンが参入しにくい小規模物件や職域・病院内などで競争力を発揮する。第5次POSシステム(2019年全店導入)による発注精度の向上や在庫管理の最適化も併せて進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

コンビニFC展開、売上減少傾向

当社は「ポプラ」ブランドのコンビニエンスストアをフランチャイズ展開。売上高は2025/2期120億円、2026/2期117億円と減少傾向。営業利益率も3.3%から2.6%へ低下。同業のトライアルHDや光フードサービスと比較すると規模は小さい。コンビニ業界は大手チェーンが支配的であり、当社は地域密着型だが競争力は限定的。収益悪化が続けば事業継続に懸念。

強み

  • 地元に根差した店舗展開により、一定の固定客を確保している
  • 加盟店オーナーと協力して運営するため、固定費負担が軽減される
  • 大手に比べて商品構成や営業時間の変更が迅速に行える
  • 「ポプラ」ブランドは一部地域で認知度があり、普及している

課題

  • 売上高が減少傾向で利益率も低下、収益基盤が脆弱化している
  • セブンイレブン等大手チェーンとの競争で、品揃えや価格で劣る
  • フランチャイズモデルだが、新規加盟店の獲得や既存店の維持が課題

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がポプラ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

弁当製造会社としての出発と店舗拡大の始まり(1976-1991)

1976年4月、資本金2,000千円で株式会社ポプラを広島市中区銀山町に設立。同年7月には弁当・惣菜の製造販売を目的とする株式会社弁当のポプラを設立し、コンビニ運営と製造の二社体制が始まる。1983年10月、フランチャイズ1号店を広島市南区にオープン。1987年にはオンラインEOSシステムを構築し、1991年3月にはPOSシステムを全店導入、同年5月には料金収納代行業務を開始。1991年9月には株式会社弁当のポプラを合併し、製販一貫体制を強化した。この時期に広島地盤のローカルチェーンとしての基盤を固め、1993年には本社を広島市安佐北区に移転した。

M&Aで関東・北陸へ急拡大した1990年代後半から2000年代前半

1998年2月、関東地区で「生活彩家」44店舗を展開する株式会社ハイ・リテイル・システムを買収。同年4月には「ジャストスポット」73店舗のパスコリテール株式会社を買収し、首都圏に進出。2000年2月に東京証券取引所市場第二部へ上場を果たすと、2001年3月には関東・関西で「くらしハウス」147店舗を展開する株式会社ジャイロを買収。2003年5月にはボランタリーチェーン「ヒロマルチェーン」及び「マイチャミー」255店舗を運営する株式会社ヒロマルチェーン等2社を買収。2004年11月には北陸で「チックタック」25店舗や「ホットスパー」29店舗を買収し、店舗数はピークに達した。2003年8月には東京証券取引所市場第一部に指定される。しかし、これらの買収店舗の多くは後に収益性の課題に直面することとなる。

ローソンとの資本提携で再編された事業構造(2014-2019)

2014年12月、ポプラは株式会社ローソンと資本業務提携契約を締結。2015年11月には鳥取県に「ローソン・ポプラ」1号店をオープンし、ローソンのフランチャイズ運営を開始する。2016年11月には山陰地区で共同運営会社を設立。2017年6月には第三者割当増資を実施し、財務基盤の強化を図る。2019年9月、ローソンとの共同事業契約に基づき、当社100%出資の子会社ポプラリテールを設立。同時に簡易吸収分割を実施し、ローソン・ポプラ事業をポプラリテールに承継させた。これにより、自社ブランドの「スマートストア事業」とローソンブランドの「ローソン・ポプラ事業」の二本立て体制が明確になった。

収益縮小と構造改革の10年(2014年以降)

2014年2月期の売上高555億円から、2026年2月期は117億円へと約79%減少した。高い収益性を維持できず、多くの期で営業赤字ないし小幅利益に留まった。2017年には第三者割当増資を実施し財務基盤の強化を図る。2019年には第5次POSシステムを全店導入し、業務効率化を追求。ローソン・ポプラ事業は収益の柱として成長するが、スマートストア事業の不振が続く。2025年2月期には冷凍惣菜の増産投資を行い、工場稼働率の改善に着手した。2026年2月期には連結営業利益4億円、純利益4億円を計上し、ROIC経営を標榜して資本コストを意識した経営へと舵を切る。2027年2月期の目標として連結売上高12,532百万円、営業利益261百万円、ROIC13.6%を掲げる。

年表33件を開く

1970年代

  • 1976年4月創業「フランチャイズチェーンシステムによるコンビニエンスストアの経営」を主たる事業目的として資本金2,000千円で株式会社ポプラを広島市中区銀山町14番17号に設立。
  • 1976年7月創業「弁当・惣菜の製造販売」を主たる事業目的として、広島市中区に株式会社弁当のポプラを設立。

1980年代

  • 1983年10月フランチャイズ店舗1号店(広島市南区)をオープン。
  • 1987年3月オンラインEOSシステムの構築。

1990年代

  • 1991年3月POSシステムを全店導入。
  • 1991年5月料金収納代行業務を開始。
  • 1991年9月M&A弁当・惣菜の製販一貫体制の強化のため、株式会社弁当のポプラを合併。
  • 1992年7月M&A九州地区出店強化のため、トップマート株式会社を合併。
  • 1992年12月創業店舗に対する商品・資材の配送を行うポプラ物流サービス株式会社を設立。
  • 1993年5月本社新社屋を建設(広島市安佐北区)。
  • 1994年4月創業生命保険・損害保険など代理業を主たる事業目的としてポプラ保険サービス有限会社を設立。
  • 1996年2月創業ポプラフーズ株式会社を設立し、弁当・惣菜製造部門を営業譲渡。
  • 1998年2月M&A関東地区においてコンビニエンスストア「生活彩家」44店舗を展開する株式会社ハイ・リテイル・システムを買収。
  • 1998年4月M&A関東地区においてコンビニエンスストア「ジャストスポット」73店舗を展開するパスコリテール株式会社を買収。
  • 1999年2月日本証券業協会へ店頭売買有価証券として登録。

2000年代

  • 2000年2月上場東京証券取引所、市場第二部へ株式を上場。
  • 2001年2月M&Aポプラフーズ株式会社、ポプラ物流サービス株式会社、他子会社5社を吸収合併。
  • 2001年3月M&A関東地区・関西地区においてコンビニエンスストア「くらしハウス」147店舗を展開する株式会社ジャイロを買収。
  • 2003年5月M&A関東地区においてボランタリーチェーン「ヒロマルチェーン」及び「マイチャミー」255店舗を運営する株式会社ヒロマルチェーン及びエフジーマイチャミー株式会社を買収。
  • 2003年8月東京証券取引所、市場第一部に指定。
  • 2004年11月M&A北陸地区においてコンビニエンスストア「チックタック」25店舗を展開する株式会社チックタックシステムズ及びコンビニエンスストア「ホットスパー」29店舗を展開する北陸ホットスパー株式会社を買収。
  • 2005年2月電子マネー“Edy”(エディ)をグループ全店で取扱開始。
  • 2009年11月改正薬事法対応の医薬品取扱店として“コンビニ&ドラッグ”店舗オープン。

2010年代

  • 2012年10月交通系電子マネーの取り扱い拡充。
  • 2012年11月広島県との包括的連携に関する協定を締結。
  • 2013年4月全店でクレジット決済開始。
  • 2014年10月「楽天Rポイントカード」サービス開始。
  • 2014年12月株式会社ローソンとの資本業務提携契約締結。
  • 2015年11月鳥取県に「ローソン・ポプラ」オープン。
  • 2016年2月広島工場で広島県食品自主衛生管理認証取得。
  • 2016年11月創業株式会社ローソンと山陰地区事業の共同運営会社設立。
  • 2017年6月第三者割当増資実施。
  • 2019年9月第5次POSシステムの全店導入完了。株式会社ローソンと共同事業契約並びに、会社分割(簡易吸収分割)に関する吸収分割契約を締結し、その共同事業運営会社として当社100%出資の子会社、株式会社ポプラリテールを設立。東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年2月期まで12,532百万円
  • 連結営業利益2027年2月期まで261百万円
  • ROIC2027年2月期まで13.6%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ローソン・ポプラ事業の成長

    出店による店舗数の増加と直営店のフランチャイズ化を進め、エリアフランチャイザーとしての事業構築を推進。人員への教育研修を徹底し、持続的な成長を図る。

  2. 02

    スマートストア事業の多様化

    システム内製化によるコスト管理強化、売上ロイヤリティ制度と製販一貫体制を活かし、工場・オフィス・病院・大学などへの出店を加速。小規模無人店舗「スマートセルフ」や「商品供給事業」などニーズに合わせた多様な出店を行う。

  3. 03

    冷凍調理品製造事業の拡大

    製造効率化のための投資を継続し、高齢化社会や食品ロス対応など社会ニーズを見据えた製品開発を実施。将来的には自社ブランド製品の販売も視野に入れる。

  4. 04

    独自商品のブラッシュアップと販路拡大

    自社弁当工場の製品について、顧客ニーズを反映した商品開発とコンビニ以外への販路拡大を推進。店舗で炊いたごはんを詰める「ポプ弁」を差別化商品として更に磨きをかける。

  5. 05

    新規事業の創出と収益化

    随時プロジェクトチームを発足させ、新しい知識や販売ルートを開拓し、早期の採算化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で181人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は460万円で、9期前と比べて+10.2%平均年齢は49.3歳、平均勤続年数は20.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月379
2018年2月365
2019年2月346
2020年2月41845.315.0335
2021年2月39646.315.7312
2022年2月39347.218.7199
2023年2月42148.019.5181
2024年2月44148.619.8176
2025年2月44848.519.3178225
2026年2月46049.320.0181166

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.6%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)53.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本部 — 広島市安佐北区869百万円
全社資産
貸与設備554百万円
スマート ストア事業
工場 — 岡山県総社市他274百万円
全社資産
その他の設備10百万円
その他事業
支店・直営店 — 広島市中区他1百万円
スマート ストア事業
商品センター — 岡山県総社市他0百万円
全社資産
本部 — 広島市南区0百万円
ローソン・ポプラ事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ポプラリテール(注1)
    広島市南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ポプラ保険サービス㈲
    広島市安佐北区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は117億円営業利益3億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.5%、利益が-25.0%。

売上高
-2.5%
117億円
営業利益
-25.0%
3億円
純利益
-75.0%
1億円
営業利益率
2.6%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高125億円117億円
営業利益3億円3億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は29億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−3.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q3313.02
2024年2Q3113.21
2024年3Q3013.31
2024年4Q301
2025年1Q3013.31
2025年2Q3226.32
2025年4Q5811.71
2026年2Q6023.32
2026年4Q5711.8−1
2027年1Q2913.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は564億円から117億円へ21%に減った。直近期の営業利益率は2.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月56420
2014年2月555−7−23
2015年2月488−9−19
株式会社ローソンと山陰地区事業の共同運営会社設立。
2016年2月38811
2017年2月333−43
2018年2月288−1−1
第5次POSシステムの全店導入完了。株式会社ローソンと共同事業契約並びに、会社分割(簡易吸収分割)に関する吸収分割契約を締結し、その共同事業運営会社として当社100%出資の子会社、株式会社ポプラリテールを設立。東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行。
2019年2月261−2−22
2020年2月254−2−3
2021年2月192−10−13
2022年2月136−10−5
2023年2月1311−2
2024年2月12445
2025年2月120443.34
2026年2月117332.61

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高117億円のうち、営業利益として残るのは3億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.5%100億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.6%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
0.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.6pt
16.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが5億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は8億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月0−4−4−424
2014年2月50−6523
2015年2月170−61735
2016年2月−226−6−1613
2017年2月0−104−108
2018年2月11−327
2019年2月41−458
2020年2月1131−104240
2021年2月−17−57−2225
2022年2月−249−2−158
2023年2月1−1008
2024年2月13−548
2025年2月40−448
2026年2月5−2−238

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は40億円。このうち返さなくてよい自己資本が9億円で、自己資本比率は22.2%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1917112036.9
2014年2月1684712128.1
2015年2月1632813517.2
2016年2月126299722.9
2017年2月127339425.5
2018年2月121447736.3
2019年2月96217521.9
2020年2月100168415.9
2021年2月773743.7
2022年2月42−446
2023年2月39−746
2024年2月3853312.5
2025年2月3883020.7
2026年2月4093122.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
9億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
31億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中55位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中289位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.2%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
22.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.5%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥162で、1年前と比べて-11.0%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥162-1.2%1ヶ月-3.0%1年-11.0%時価総額23億円
過去52週の値幅
安値¥160高値¥209

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.8倍
PER (会社予想)13.3倍
PBR2.11倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.1%上昇し、25日線(165.24円)を+1.7%上回る位置にある。ただし52週高値209円からは-19.6%低く、75日線(166.65円)とほぼ同水準。出来高は直近で36000株とやや膨らみ、底堅さを示すが、上値は重い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 20.5倍は業界平均41.2倍を大きく下回り、予想PER13.8倍も低水準。PBR2.19倍も業界平均2.92倍を下回る。ROE16.2%は高水準だが配当利回り0%で無配。割安だが配当がない点が懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.8倍39.6倍
PER (予想)13.3倍
PBR2.11倍2.44倍
ROE16.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地域密着型の小型コンビニチェーンとして存続できるかが焦点。強気派は地域密着戦略や低コスト運営で生き残れると見るが、弱気派はセブン-イレブンなど大手との競争激化や人口減少による市場縮小を懸念。業績は減収傾向で、収益性も低い。

プラスに働く材料7
  • 地域密着で差別化

    広島県内での知名度と地元ニーズへの対応

  • ローコスト運営

    店舗規模が小さく固定費が低い

  • フランチャイズ拡大余地

    未出店地域への出店で成長可能性

  • 既存店の業態転換による収益改善2026年下期影響

    業態転換で売上5%増加を想定、約6億円の増収効果

  • 低価格PB商品拡充で粗利率向上2026年Q3影響

    粗利率1%改善で営業利益約1.2億円増加

  • 不採算店舗閉鎖による固定費削減2026年通年影響

    10店舗閉鎖で人件費・家賃計2億円削減効果

  • 株主優待制度の導入による個人株主増次回株主総会影響

    優待新設で個人株主比率10%上昇、需給改善

マイナスに働く材料7
  • 大手競合に劣後

    セブン-イレブン等に品揃え・規模で劣る

  • 人口減少の影響

    地元の過疎化で客数減少リスク

  • 業績低迷継続

    売上高3期連続減、利益も減少傾向

  • 売上高の減少トレンド加速2026年Q2影響

    2025/2期比3%減収、営業利益3億円と前期比25%減

  • 人件費上昇による販管費増加2026年通年影響

    最低賃金引上げで年間1億円の人件費増加見込み

  • 競合ドラッグストアの出店攻勢継続影響

    近隣出店で既存店売上5%減少、約6億円の減収

  • 消費税増税リスクによる個人消費委縮金融政策次第影響

    消費税10%→12%で業界全体売上2%減、約2.4億円影響

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗ごとの収益力の変化を示す
店舗数
フランチャイズ拡大の進捗度合い

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
1111.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2013年2月101111.1
2014年2月5−50.0

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ8,822人。区分でいちばん多いのは個人・その他89.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.0%を占め、残る92.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他54.158.859.764.460.589.5
自己株式0.00.00.00.00.015.4
事業法人28.325.325.626.124.86.2
金融機関14.911.310.95.34.11.8
証券会社2.13.52.82.36.21.7
外国法人0.61.10.81.94.30.8
外国人個人0.00.10.20.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01目黒 俊治16.79
02MIT広域再建支援投資事業有限責任組合8.87
03ポプラ協栄会8.14
04HiCAP4号投資事業有限責任組合無限責任組合員ひろぎんキャピタルパートナーズ株式会社6.63
05株式会社広島銀行(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)1.52
06ポプラ社員持株会1.51
07児玉 昇司1.08
08土井 敏嗣1.00
09株式会社目黒0.90
10ひろぎんリース株式会社0.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-13
    株式会社MIT Corporate Advisory Services
    新規の大量保有報告
    19.89%
    +11.03pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1332%、1株純資産は10期で−98%。直近期のROEは16.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年2月17120.1942.4
2014年2月−232477−39.1
2015年2月−194284−51.0
2016年2月62922.178.5
2017年2月293289.418.0
2018年2月−6374−1.8
2019年2月−185177−67.3
2020年2月−28135−18.0
2021年2月−11224−140.6
2022年2月−44
2023年2月−20
2024年2月377.8
2025年2月2859.87.4
2026年2月81216.221.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額32百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岡田礼信代表取締役 社長5722,000
大竹修取締役 常務執行役員経営企画室長6312,000
藏田和樹取締役7210,000
増井慶太郎取締役60
松本章取締役55
浴森章常勤監査役762,000
平谷優子監査役55
小林重道監査役68

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2222211
社外取締役410103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容650字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、コンビニエンスストアのフランチャイザーとして「ポプラ」「生活彩家」ブランド店舗を運営するスマートストア事業と、株式会社ローソンとのメガフランチャイズ契約に基づき「ローソン・ポプラ」もしくは「ローソン」ブランド店舗を運営するローソン・ポプラ事業を主な事業として、事業活動を展開しております。 「スマートストア事業」は、当社が運営しており、施設内店舗に最適な商品・サービスを低コストで提供する店舗展開で形成しております。また、自社所有工場にて製造した商品を販売する事業も行っております。 「ローソン・ポプラ事業」は株式会社ポプラリテールが主に路面型でフルスペックのコンビニエンスストアを運営しており、ローソン店舗の特長である高付加価値の商品・サービスを提供しております。 その他、ポプラ保険サービス有限会社が行う損害保険事業や、当社の別事業として、ドラッグストアや飲食店舗の運営を行っております。 なお、事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業内容と当社及び主要な関係会社の当該事業にかかる位置付け及び当社出資比率は、次のとおりであります。 事業区分   会社名   出資比率 ローソン・ポプラ事業   ㈱ポプラリテール   100% スマートストア事業   ㈱ポプラ その他の事業   ドラッグストア事業   - 飲食事業 保険代理店事業   ポプラ保険サービス㈲   100%
経営方針・対処すべき課題3,054字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「お客様第一」を社是として「理想を持って夢の実現のために困難に挑戦していく」という経営理念を掲げ、常に地域に密着し、お客様一人ひとりに100%満足していただくことをモットーにコンビニエンスストアチェーンの店舗運営を展開しております。 製造から販売まで一貫した管理を行なう「製販一貫体制」を採用し、安心で安全な商品を立地ニーズに合わせた品揃えで提供すること、また、「流通小売業の専門商社を目指す」を経営方針として、規模の大小にかかわらず適正な利益確保を可能にする様々な店舗スタイルのラインナップを用意しており、個々の店舗が商圏内においてお客様から支持され、地域で一番「強い」店となることを目標に、お客様、加盟店、取引先、株主に、そして地域社会に信頼される企業を目指してまいります。 (2)目標とする経営指標等 当社グループは、収益力と資本効率のバランスを取りながら、グループ全体の企業価値を向上させることを資本政策の基本方針としております。収益力に関しては連結売上高及び連結営業利益を経営数値目標として事業規模の拡大と収益構造の改善による経営基盤の安定を、資本効率に関してはROIC(投下資本利益率)を経営指標として企業価値の向上を目指してまいります。なお、2027年2月期に関しては、連結売上高12,532百万円、連結営業利益261百万円、ROICは当社の資本コストを上回る13.6%を計画しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社を取りまく環境は依然として厳しい状況ではありますが、効率の追求と安定した収益性を維持していくために次の戦略を実施します。 1.現状、収益の中核であるローソン・ポプラ事業をさらなる成長軌道に乗せるべく、出店による店舗数の伸長を進めるとともに、直営店舗のフランチャイズ化を図り、エリアフランチャイザーとしての事業構築に邁進してまいります。また、店舗数とともに増加する人員への教育研修を徹底し、事業拡大をしっかりとコントロールしつつ、持続的な成長を推進します。 2.スマートストア事業については、システムの内製化を主体にさらなるコスト管理を強化したうえで、特長である売上ロイヤリティ制度及びそれを支える製販一貫体制を活かし、工場・オフィス等の職域内、病院、大学への出店を進めてまいります。加えて、小規模無人コンビニスタイルで、かつ、精算用途に合わせコストを選択できるPOSシステムを用意した「スマートセルフ」、あるいはコンビニ未満の売店へは「商品供給事業」など、事業者ニーズに合わせ、多様な出店を加速させてまいります。 3.冷凍調理品製造事業を収益事業へと発展させるために、常に製品の製造効率化を図った人的・機械的な投資促進を継続します。また、高齢化社会や食品ロス、天然由来の包装資材の使用や長期保存など、近未来の社会環境・ニーズを見据えながらの事業継続を実現するために、「おいしい」「健康」といった原点のキーワードを忘れない製品開発に取り組んでまいります。 4.当社の自社弁当工場から製品化される弁当・惣菜については、今まで以上にお客様ニーズを反映した商品や、多様な売場ニーズに沿った商品開発を進めるとともに、その要望をもとにコンビニエンスストア以外への販路の拡大にも努め、当社の特長である店舗で炊いたごはんを詰めるポプ弁についても他チェーンとの差別化商品として更なるブラッシュアップを進め、特徴ある商品として販売の向上に努めてまいります。 5.商圏別販売データの分析を行い、それぞれの立地やお客様ニーズに合った売場づくりを進めるとともに、QSCレベルの向上に取組み続け、より魅力の高い、お客様に満足いただける店舗運営を行ってまいります。 6.さらなる事業を育成すべく随時、プロジェクトチームを発足させ、既存のヒト・モノに加え、新しい知識や販売ルートを開拓し、早急に採算ベースに乗せられるよう事業構築を実践していきます (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上、財務上の課題 今後の国内経済は、雇用環境の改善に伴う個人消費の回復や、インバウンド需要の継続的な増加により、緩やかな回復基調で推移することが期待されます。一方で、為替相場の変動や地政学リスクの台頭、主要国の通商政策の動向に加え、エネルギー価格の高止まりや原材料価格の上昇など、コストプッシュ型のインフレ懸念は拭えず、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。 コンビニエンスストア業界におきましては、深刻な労働力不足や人件費・物流費等の運営コスト増大が加盟店の経営を圧迫しております。さらに、加盟候補者の減少や後継者不足による契約解約の増加など、従来のビジネスモデルは大きな転換期を迎えております。 このような中、利便性向上を目的とした「売店高度化」のニーズは、なお多く存在していることから、当社は“すぐそばにあるインフラ”として、小規模(マイクロマーケット)である売店・工場・病院・大学・職域などへ「ポプラ」・「生活彩家」ブランドでの店舗展開を進めてまいります。 近年では大手チェーンにおいても、小規模な施設内物件をターゲットとしており、競合が激しくなっておりますが、当社は通常の小規模店舗のみならず、人員不足や低コストを意識した小型無人店舗においても、小商圏には「スマートセルフ」、飲食ニーズに対応した「スマートストア プラス」、物流エリア外をカバーする「コンパクトパック」など、フォーマットを多様化させ、これまで蓄積してきた出店ノウハウや施設に寄り添った開発・営業体制を武器に事業の拡大を行ってまいります。 また、住宅・幹線道路沿いなど、従来型立地については「ローソン・ポプラ」ブランドの出店を推進しており、店舗数や売上高も順調に推移してまいりましたが、将来的な労働力確保への対応が当面の課題と考えており、そのために①外国人労働力確保、②働くシニア世代の支援、③働く女性の支援、そして④生産性の向上を図る、この4つの対策を具体的に進めてまいります。また、テクノロジーを活用したシステムを利用して効率的な店舗経営を可能にしてまいります。 一方で自社所有の弁当・惣菜製造工場を運営しており、ポプラ・生活彩家店舗への弁当・おむすびの供給や、ローソン・ポプラ店へのポプ弁の供給を行っております。また、ドラッグストアや空港内売店など外部小売事業者にも販路を広げてまいりました。 高齢者施設向けの完全調理済み冷凍惣菜・冷凍弁当の製造および販売も大きく伸長しており、「冷凍で切り拓く新市場―成長の主軸へ」をスローガンに、大量生産の製造体制を確立し、将来的には自社ブランド製品の販売を行っていく考えです。 これら独自の商品施策、フレキシブルな対応により、フランチャイズ加盟店・事業者・本部がいずれも「持続可能なサービスの提供」を実現すべく、事業に取り組むとともに、施設内売店の展開事業(スマートストア事業)、弁当惣菜の製造卸事業(FLC事業)、ローソン・ポプラ事業を3つの柱とする、安定した経営基盤の構築を目指してまいります。
事業等のリスク6,359字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年5月27日)現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループにおけるリスクとは、会社に物理的、経済的、社会的もしくは信用状の損失又は不利益を生じさせる可能性を指し、そのリスクの詳細と対応を特定して管理することによりリスクを防止するとともに、リスクが発生した場合には迅速かつ的確に対応すること、または再発防止の対応を行うことで会社損失の最小化を図り、企業価値を保全することを目的に、想定されるリスクに対する組織対応を行なっております。 (1)当社グループのリスク管理体制 当社グループにおいては、リスク管理の担当役員として取締役会決議により、取締役又は執行役員の中から、CRO(Chief Risk Officer)を選任し、CROは各事業本部のリスク管理責任者としてRM(Risk Manager)及びRM補佐若干名を指名しています。RM及びRM補佐は、自部署のリスクの評価と対応及びリスクが発生したとき、またはその発生が予想されるときのリスク対応を行ない、平常時のリスク管理やリスクが発生した場合の対応について、各部署内に周知徹底を行なっています。また、それらのリスク管理の推進とリスク管理に必要な情報の共有化を図るため「リスク・コンプライアンス委員会」を設置し、定期的なリスク管理体制の審議や改善案による整備及び、継続的なリスク管理意識の向上に努めております。 (2)当社グループの主要なリスク 1.戦略リスク ① 競合による影響(影響度:中、発生頻度:高) 当社グループはコンビニエンスストア事業を運営しておりますが、コンビニエンスストア業界のみならず、食品スーパー、ファストフードやドラッグストア等の他業界との間において競争状態にあります。当社グループが提供する商品の品質、価格、あるいはサービスレベルを上回る競争先が現れた場合、または更なる競争の激化によりコスト負担が嵩んだ場合、当社グループの業績及び財政状況が悪化する可能性があります。 (対応策) 競合出店や環境変化について事前情報の早急な収集と、競合展開前後の事業予測を立案し、各部署で連携して対策を検討しております。施設内店舗においては、従来の営業時間外において無人化営業を行うなど、立地に合わせた独自の店舗展開を開発・拡大するなど、継続して競合店に対抗しうる独自商品・サービスの開発を実施してまいります。 ② 出退店政策の巧拙(影響度:大、発生頻度:中) コンビニエンスストア業界は、オーバーストアの状態による競合が続いており、出店余地も地域によっては少なくなってきております。当社グループでは、店舗開発を行うにあたり、十分な商圏調査や立地分析を行い進めておりますが、計画どおりに出店ができなかった場合や想定外の退店に伴う費用が発生した場合、あるいはそのドミナント形成が崩れ、物量やルートにおいて商品の出荷や配送に支障をきたした場合は、当社グループの業績及び財政状況が悪化する可能性があります。 (対応策) 出閉店前に、執行会議や取締役会において計画の詳細な検討を実施してその可否を問い、また、出閉店後は事前計画とのすり合わせを行い、以降の計画精度向上に活用しております。また、商品配送においては小規模店舗では宅配便を活用したり、新規製品の物流について既存取引先を活用して取引額を増やしたりして、代替の配送会社や業務委託業者への切替えについて、常時対応できる情報を準備しておくなどの対応を行なっております。 ③ 法的規制(影響度:大、発生頻度:中) 当社グループが運営するコンビニエンスストア事業は、食品衛生法、環境・リサイクル関連法規等、様々な法的規制を受けており、すべての法的規制を遵守すべく取り組んでおります。しかし、規制が強化されるなどの規制遵守に係るコスト負担等が増加した場合には、業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、営業時間や出店地域などにおける法的規制が行われた場合、あるいは働き方改革関連法などで物流コストが上昇した場合は、当社グループにおける業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 社内においては、規程やマニュアル制定等の体制整備・改善、研修等で従業員への関連法案の熟知に努めております。また、法改正等の最新情報をキャッチするための情報源やルート体制を構築し、事前かつ早急に対応するよう努めております。社外においては取引先企業等と情報交換を頻繁に行い、配送や開発の効率化等を連携することでコスト削減を進めてまいります。 ④ 原材料等の調達(影響度:中、発生頻度:高) 当社グループは、コンビニエンスストア事業の運営と製造部門である弁当工場及び商品センターを運営しており、弁当工場で製造する食材の原材料は、商品相場や為替変動によって価格が変動します。食材の原材料や容器など副資材の高騰等は製造原価のアップや利益率の悪化につながります。また、既存取引先の倒産・事業停止・取引停止などにより当社の提供するサービスが停止となった場合は、業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 価格が高騰した場合に影響度の大きい商品・原材料のカテゴリーについて、代替のできる調達先、あるいは複数の調達先を継続して確保するように努めてまいります。 ⑤ 人材の確保(影響度:中、発生頻度:高) 当社グループはコンビニエンスストア店舗の運営、弁当工場及び商品センターの運営、また、フランチャイズシステムの管理・運営を行っていくための相応の人材確保が必要となっています。 人材不足による各事業を運営するための人材確保に困難をきたした場合や、人員の定着率の低下に伴う残りの社員の負担増、管理者レベルの人員不足による安定的・計画的事業運営への支障、品質低下などがあった場合に当社グループにおける業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 必要人員確保のため、様々な採用管理の強化(募集活動の強化、ニーズに合わせた柔軟な採用活動・条件見直し、ターゲット拡大、ミスマッチ低減等)を行なっております。また、定着率管理の強化(働きやすい、働きがいのある職場作り。福利厚生の充実、公正な評価、処遇面の充実、教育訓練・能力開発の整備、円滑な人間関係、ハラスメント防止等)にも努め、あらゆる方法で魅力ある職場環境を構築していきます。同時に部署、業務内容によってはDXの推進(業務効率、生産性の向上)やアウトソーシングを活用して事業運営の継続性を確保していきます。 ⑥ フランチャイズ契約に関するリスク(影響度:大、発生頻度:低) 当社グループは加盟者との間でフランチャイズ契約を締結し、コンビニエンスストア事業を行っております。このため、競合店の出現等による加盟店収支の悪化や店舗における事故、不祥事等によりブランドイメージが損なわれた場合、フランチャイジーとの間で何らかのトラブルや訴訟が提起され、当社にとって不利益な結果になった場合、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を与える可能性があります。 (対応策) 日頃から加盟者へノウハウの伝達や経営指導をする中で、フランチャイズ店舗の経営状況を把握すること、また共栄共存を図り信頼関係を構築して、強固なパートナーシップを築いてまいります。 ⑦ レピュテーションリスク(影響度:大、発生頻度:低) 当社グループが販売・製造する商品・製品およびサービスへの評価・評判やクレーム、あるいは店舗等で発生する事件事故、当社および経営者・従業員・フランチャイズ加盟者の不祥事等による風評被害があった場合は、企業イメージを低下させ、販売不振等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) コンプライアンス・リスク管理研修を通じて問題の発生を防止する等、各種の問題発生の防止に努めており、万一問題が発生した際には、できる限り速やかにマスコミ及び自社Webサイト等に公表することにより、お客さま等関係者への影響を最小限に抑えるとともに関係者からの信頼回復に努めてまいります。 2.財務リスク ① 固定資産の減損処理(影響度:中、発生頻度:高) コンビニエンスストア事業における店舗収支の悪化、あるいは自社工場・商品センターの稼働状況等によって減損処理が必要となった場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 (対応策) 投資に際しては、事業目的と収支予測、将来環境等を検討・議論し、将来キャッシュ・フローを獲得できると判断できた場合にのみ決定することとしています。 ② 資金調達に関するリスク(影響度:大、発生頻度:低) 当社グループは金融機関からの借入やリース会社とのリース契約により資金調達を行なっております。そのため、信用低下による融資枠減少や解除、リース会社による契約拒否等の状況となった場合は、当社グループの業績及び財政状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 (対応策) 常に調達先へ経営の現況について報告し、事業計画や進捗に理解を深めていただくとともに信用力の持続に努めております。また、緊急時に支障をきたさないよう、複数の調達先の確保に努めてまいります。 3.ハザードリスク ① 自然災害による影響(影響度:大、発生頻度:低) 当社グループが運営する事業は、広域に店舗または取引先を有しております。そのため、自然災害により店舗や取引先への商品供給機能がストップするなど、継続的運営が阻害されることとなった場合、あるいは自社工場・商品センターに人的・物理的な災害を被り商品供給拠点が失われた場合は、当社グループの業績及び財政状況が悪化する可能性があります。 (対応策) 当社グループでは自然災害に備えてリスク管理規程、リスク管理マニュアルを制定し、実際に発生した場合に、規程・マニュアルに沿ったコミュニケーションや行動ができるよう、日頃から従業員教育や訓練を行い、発生時の被害が最小限のものとなるように準備しております。また、商品供給拠点については複数拠点を構えて事業継続に備えております。 ② 新型感染症等について(影響度:中、発生頻度:低) 当社グループはコンビニエンスストア事業を運営しておりますが、インフルエンザ・コロナウイルス・ノロウイルス、その他伝染病等の感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発出や、企業のリモートワーク化等は、外出の自粛や人の移動制限による来店客数の減少や、事業所等、限定商圏への出店中止や先送りの要因となるなど、売上の減少につながる要因となり、長期化した場合には当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、各感染症ごとに対応するガイドラインを定め、マニュアルと利用可能な各種テンプレートを作成して感染症拡大時の対応に備えております。また、食品を扱うことから日常的に店舗、自社工場、商品センターにおいては衛生管理の徹底に努めております。 ③ 事件・事故によるリスク(影響度:大、発生頻度:低) 当社グループおいてお客様、従業員、加盟店あるいは仕入先や業務委託先において、死傷・損傷につながる重大な事件・事故による被害を被った場合、店舗営業の停止や工場・センターの稼働停止などにより、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、いざというときは人命第一として各種マニュアルや研修を用いて安全意識を高める教育・啓蒙に励んでおります。また、定期的な検査・確認・記録を行い、事故を未然に防ぐ対策を行っております。さらに、万が一の際にはインフラの稼働に極力支障が出ないよう、複数拠点の体制を取るよう努めております。 ④ ITシステムに関するリスク(影響度:大、発生頻度:中) 当社グループの事業はあらゆる情報システムにより運営・管理されています。従いまして外部からのサイバー攻撃やウィルス感染、又は内部のシステム障害、あるいは過度の外部システムベンダーやレガシーシステムへの依存により、システム利用の継続性リスクが発生した場合には、店舗運営や製品製造、商品配送業務等に重大な影響を与え、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、安定的なシステム運用のため、複数のサーバによる運用、定期的なバックアップの実施等、各種セキュリティツールの強化やシステムベンダーとの連携により、可用性とデータ保全性を最優先で確保します。そして、システムの障害レベル別対応マニュアルを策定して即時対応体制を周知し、情報漏洩や障害発生時には最小限でのシステム復旧に備えております。また、複数ベンダー制の採用、計画的なリプレース実施により、環境変化やコスト増大、レガシー化に伴う事業継続リスクを最小化します。 4.オペレーショナルリスク ① 食の安全に関する事項(影響度:大、発生頻度:低) 当社グループが運営している弁当工場及び商品センターでは、品質管理、鮮度管理を徹底し、安全管理に対して万全の体制で臨んでおります。しかしながら、品質管理に問題が発生した場合や品質管理、鮮度管理の強化や対策を講じるための費用が発生した場合、また、供給先である店舗での消費期限切れ商品の販売や、商品の消費期限の改ざんが行われた場合には、業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 食品事故対応マニュアルの策定・周知と定期的なアップデートを実施して、食の安全に対応しております。また、弁当工場及び商品センターにおいてはHACCAPに準拠した衛生管理、トレーサビリティ、商品検査の実施、表示に関する法令遵守を徹底し、店舗においてはマニュアルや管理ツールに基づき、適切な運用が行われているかを把握するために現場画像を入手し、現場担当者だけではなく管理部署でも確認するよう規定・運用しております。 ② コンプライアンスに関するリスク(影響度:中、発生頻度:低) 当社グループは小売、卸売、製造など、あらゆる業種において様々な法令を遵守し、また、多くの個人情報や営業機密を保持しながら事業を行っております。万が一これらに抵触、あるいは漏洩した場合には、行政命令による事業の停止や、企業イメージ低下、人材の流出などが懸念され、業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 従業員への教育に加え、定期的なチェック規定を個別に制定し、法令遵守の啓蒙に努めており、公益通報者保護法に対応した内部通報処理規程を定め、組織的・個人的な法令違反行為等に関する相談または通報の窓口としてコンプライアンス相談室を設置しております。また、情報漏洩に関しては、社内規程の制定と、漏洩しないためのシステムを含めた仕組みの確立・運用を実践しておりますが、万一問題が発生した際には、関係各部署及び関係省庁へ報告相談することで正しい対応を取るよう努めます。また、報道機関へ適宜開示することで信頼を早期に回復するよう努めます。
経営成績の分析 (MD&A)6,377字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年3月1日~2026年2月28日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に経済活動の正常化が進み、インバウンド需要の増加や賃金上昇の広がりも相まって、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。 しかしながら、地政学リスクの高まりや米国の通商政策の動向、さらにはエネルギー価格の高騰や人件費・原材料費の上昇が継続しており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 コンビニエンスストア業界におきましても、物価上昇に伴う消費者の節約志向が一段と強まる一方で、深刻な人手不足への対応や運営コストの増加が企業収益を圧迫しており、競合他社との差別化や効率的な店舗運営による利益確保が、喫緊の重要課題となっております。 <売上と利益の状況> 1.売上高の状況 店舗売上におきましては、原材料価格の上昇に伴う継続的な販売価格の適正化が寄与し、堅調に推移いたしました。第3四半期以降、客数が前年を下回る局面もありましたが、当連結会計年度の既存店売上高は前年同期比104.9%と前年を上回る結果となりました。 自社工場製品の販売につきましては、冷凍惣菜の大量生産に適したトンネル式フリーザーを導入し増産体制を構築した結果、冷凍部門の売上高は前年同期比234%と大幅に伸長しました。また、弁当・惣菜販売については販路拡大に注力したことにより、外部小売事業者向けの売上も前年同期比197%と高い成長を記録いたしました。 2.利益の状況 利益面におきましては、物価上昇に伴う消費マインドの低下から客数が減少したほか、米や海苔を中心とした原材料価格の高騰、エネルギーコストの高止まり、および人件費の上昇が収益を圧迫する要因となりました。加えて、工場の増産に向けた人員確保や設備投資に伴う先行費用が発生したことなどから、営業利益並びに経常利益は前年同期を下回り、営業利益は302百万円(前年同期比26.0%減)、経常利益は305百万円(同:26.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は134百万円(同:64.2%減)となりました。 セグメントごとの活動状況は以下のとおりであります。 <スマートストア事業> スマートストア事業におきましては、「ポプラ」および「生活彩家」ブランドを中心に、施設内等の小規模店舗に特化した展開を推進し、売上高の拡大と収益性の向上に注力してまいりました。 店舗運営面では、発注精度の向上による欠品防止や品揃えの最適化、QSC(クオリティ・サービス・クリンリネス)の再徹底に取り組んだほか、施設内店舗の収益改善を目的とした施策を強化いたしました。具体的には、POSレジのセルフ決済システムを活用した「無人営業モード」の導入を推進し、有人営業時間終了後に、オペレーションコストを抑制しつつ、夜間・休日等の営業時間延長を実現することで、加盟店の売上および利益の改善に努めてまいりました。 商品面におきましては、主力商品である、お店で炊いたご飯を盛り付ける「ポプ弁」の品質を抜本的に見直した結果、販売数が大幅に伸長いたしました。また、地域社会(大学・高校・社会福祉法人等)と連携した共同開発商品の展開など、地域密着型のマーチャンダイジングの強化に取り組みました。加えて「スイーツアラカルト定期便」と称した全国のお取り寄せスイーツの販売を実施し、売上の確保と集客に努めました。 そのような中で、「昭和100年」を記念した広島の老舗企業とのコラボレーション商品「おおきなおむすび広島づくし」が、『お弁当・お惣菜大賞 2026』のおにぎり部門において優秀賞を受賞するなど、商品力の向上に一定の成果が得られました。 製造部門におきましては、ドラッグストア向け弁当・惣菜の販路の拡大や、高齢者施設向け完全調理済み冷凍惣菜の受注が大幅に増加いたしました。これに伴い、継続課題であった工場稼働率が大きく向上したほか、2025年7月にはトンネル式フリーザーを導入し、急増する需要に対応するための供給体制の強化と生産の効率化を図っております。 以上の結果、売上面では堅調に推移したものの、原材料価格や燃料費、物流費の高騰によるコストアップの影響を大きく受け、スマートストア事業の営業総収入は、5,001百万円(前年同期比1.5%減)、営業損失は316百万円(前年同期実績:営業損失135百万円)と損益面では依然として厳しい状況が続いております。 <ローソン・ポプラ事業> ローソン・ポプラ事業におきましては、「お客様から“選ばれる売場”の実現」を基本方針に掲げ、商品ラインナップの拡充、店舗クリンリネスの徹底、および接客サービスの品質向上に注力いたしました。 販売促進面では、ローソン創業祭における増量企画「盛りすぎチャレンジ」のほか、飲料の進呈を行う「ハピ得祭り」や「ご当地!うまいもん祭」等の各種キャンペーンが奏功し、客数と売上の増加に寄与いたしました。 商品面では、全面リニューアルされた「3つ星ローソンおにぎり」が販売を牽引したほか、抜本的な見直しにより品質が強化された、ポプラグループの強みである、お店で炊いたご飯を盛り付ける「ポプ弁」の拡販を行った結果、既存店売上高前年同期比は105.4%となりました。 店舗展開につきましては、広島県庁内や小豆島への出店を含め、計11店舗の新規出店を実施いたしました。また、経営効率の向上を目的とした既存直営店のフランチャイズ(FC)化を9店舗で実施した結果、当連結会計年度末の店舗数は131店舗(前年同期末比11店舗増)、FC比率は86%となっております。 これらの結果、ローソン・ポプラ事業の営業総収入は5,969百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は943百万円(前年同期比7.6%増)となりました。 ② 財政状態の状況 資産、負債及び純資産の状況 当連結会計年度における資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。 (流動資産) 前連結会計年度に比較し当連結会計年度の流動資産は63百万円増加し1,804百万円(前連結会計年度比3.6%増)となりました。これは、主に現金及び預金が35百万円増加、また、自社工場製品の外部への販売が増加したことから売掛金が65百万円増加したこと及び、在庫の減少により商品及び製品が32百万円減少したことによるものであります。 (固定資産) 前連結会計年度に比較し当連結会計年度の固定資産は110百万円増加し2,149百万円(前連結会計年度比5.4%増)となりました。これは、主に工場において冷凍惣菜増産のためにトンネル式フリーザーを導入した事により機械装置及び運搬具が155百万円増加したこと及び、直営店閉店等に伴い敷金及び保証金が33百万円減少したことによるものであります。 (流動負債) 前連結会計年度に比較し当連結会計年度の流動負債は103百万円増加し1,727百万円(前連結会計年度比6.4%増)となりました。これは、主に、当連結会計年度末日が金融機関の休業日であったことにより債務の支払いが翌営業日に繰り越されたこと等から買掛金が191百万円、加盟店買掛金が18百万円及び未払金が94百万円増加したこと及び、返済に伴い1年内返済予定の長期借入金が107百万円、リース債務が67百万円減少したことによるものであります。 (固定負債) 前連結会計年度に比較し当連結会計年度の固定負債は28百万円減少し1,346百万円(前連結会計年度比2.1%減)となりました。これは、主に設備導入による金融機関からの借入及び毎月の返済により長期借入金が117百万円増加したこと、返済によりリース債務が101百万円、直営店閉店等に伴い長期預り金が39百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 前連結会計年度に比較し当連結会計年度の純資産は98百万円増加し879百万円(前連結会計年度比12.6%増)となりました。これは、主に増資により資本剰余金が320百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が134百万円であったこと及び優先株式の配当支出が45百万円であったこと、取得による自己株式の増加に伴い311百万円減少したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により487百万円の増加、投資活動において232百万円の減少、財務活動において219百万円の減少があった結果、当連結会計年度に35百万円増加し、当連結会計年度末には841百万円(前連結会計年度末比4.3%増)となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は487百万円(前年同期は433百万円の増加)となりました。これは増加要因として主に、税金等調整前当期純利益250百万円に加え、減価償却費が63百万円、減損損失が53百万円であったこと及び当連結会計年度末日が金融機関の休業日であったことにより債務の支払いが翌営業日に繰り越されたこと等から仕入債務の増加が210百万円、未払金の増加が76百万円あったこと、減少要因としては主に、冷凍部門の売上が増加したことによる売上債権の増加額が65百万円、法人税等の支払額が98百万円であったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は232百万円(前年同期は26百万円の増加)となりました。これは主に冷凍惣菜増産のためトンネル式フリーザーを導入したことなどにより有形固定資産の取得による支出が222百万円、無形固定資産の取得による支出が23百万円、直営店閉店等に伴い敷金及び保証金の回収による収入が34百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は219百万円(前年同期は405百万円の減少)となりました。増資に伴い株式の発行による収入が296百万円、設備導入のための新規借入に伴い長期借入れによる収入が200百万円、自己株式の取得による支出が311百万円、長期借入金の返済による支出が190百万円、リース債務の返済による支出が168百万円あったこと、配当金の支払いが45百万円あったことによるものであります。 ④販売の実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(千円)   前年同期比(%) スマートストア事業   5,001,533   98.5 ローソン・ポプラ事業   5,969,821   97.4 報告セグメント計   10,971,354   97.9 その他の事業   682,692   82.9 合計   11,654,047   96.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の売上高は7,972百万円(前連結会計年度比6.7%減)となりました。これは近年の政策目的である、ローソン・ポプラ事業における直営店舗のフランチャイズ化を促進したことが主な要因で、その他、ドラッグ事業の不採算となった1店舗を閉店したことも少なからず影響しております。一方で既存店舗の前年同期比は104.9%と依然として店舗売上は好調に推移しており、店舗収益以外の事業の柱とすべく注力している自社工場製品の外部事業者への販売も、冷凍惣菜及び弁当・惣菜それぞれ前年同期比は234%、197%と大きく伸長しております。また、売上高の減収はあるものの、フランチャイズ化の相対として、ロイヤリティ収入は増加しており営業収入は3,681百万円(同5.7%増)と連続して増収を計上しました。これらにより、営業総収入は11,654百万円(同3.1%減)となったものの、次期はここ数年の連続しての減収の波を止める布石は打てたものと考えております。 コスト面におきましては、物価高に伴う原材料や商品の高騰、直営店のフランチャイズ化に伴う初年度の支援販促コストや、チェーン店舗数増加に伴う賃借料の上昇、その他、配送コストの上昇などにより、営業利益は302百万円(前年同期比26.0%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」 に記載のとおりであります。 当社グループの主な資金需要は、店舗設備、自社工場の機械装置及びシステム開発・更新等の設備投資資金と、チェーン本部及び直営店舗の運営資金であります。設備投資資金は主に自己資金またはリース契約及び金融機関からの借入金にて、運営資金につきましては自己資金もしくは金融機関からの借入金にて調達することとしております。 資金の流動性については、年度の資金繰り予測表を作成し、事業計画及び実績と照らし合わせながら月次単位で補正をかけて、突発的な資金不足が起こらないよう注視しております。また、予測に沿って当座貸越契約の利用や長期借入を実施して流動性を確保しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りであるが故の不確実性により、実際の結果は見積りと異なる場合があります。 特に、固定資産の減損の判定にあたっては、資産のグルーピングを行い、収益性、用途変更、除売却の意思決定の有無等により兆候判定を実施しています。また、減損損失の認識においては、割引前将来キャッシュ・フローを直近の実績や事業計画に基づき合理的に見積もるほか、不動産等の資産については、適正な正味売却価額を用いて、固定資産の帳簿価額の回収可能性の可否について判定を行っています。しかしながら、割引前将来キャッシュ・フローの見積りについては、事業計画の実現可能性に不確実性を伴うため、事業計画の変更や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ、見積り額が減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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