本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

新都ホールディングス

SHINTO Holdings, Inc.2776 · Standard · 卸売業

金属・プラスチックリサイクルを柱に、不動産、AI事業まで手掛ける複合企業。

概要

新都ホールディングスは、1984年にカジュアルウェアの卸売業として創業したが、2020年代に金属・プラスチックのリサイクル事業へ軸足を移した企業である。2026年1月期の連結売上高は279億円、従業員数は121名。金属スクラップの国内販売・輸出入を主軸とし、プラスチック再生、不動産仲介、AIインフラ事業などをグループで展開する。

アパレルからリサイクルへ急旋回した事業構造

現在の報告セグメントは金属リサイクル、プラスチックリサイクル、不動産関連サービス、その他(アパレル残務、AI事業)の4つ。金属リサイクルが売上高の87.7%(約245億円)を占める最大の柱である。一方、かつての主力だったアパレル事業は規模を縮小しており、現在はAI向けGPU機器の販売・リースやデータセンター運営といった新規事業にも進出している。

金属リサイクル事業の収益構造

同社は中国浙江巨東股份有限公司と総代理店契約を結び、日本国内の金属スクラップを中国市場へ安定供給するチャネルも確保している。今後はグループ各社の仕入・販売網を統合し、さらなるスケールメリットを追求する方針だ。

インバウンド不動産とAIの新規事業

不動産関連サービス事業は、中華圏や在日中国人を主顧客とするインバウンド不動産(開発・売買・仲介)と、子会社北山商事の建造物解体事業で構成される。2026年1月期の売上高は1.9億円(前期比45%増)、セグメント利益1.0億円と堅調だ。水際対策緩和で海外マネーの流入が回復しており、コロナ禍前を上回る購買意欲が見られるという。その他事業には、従来のアパレル関連や貿易雑貨に加え、GPU機器の販売・リース、AIデータセンターの運営・管理が含まれる。2026年1月期にGPU輸出販売が本格化し、売上高は17億円(前期70百万円から急増)、セグメント利益1.1億円を計上した。AI事業は成長分野として今後も拡大を図る方針だ。

業界の中での役割はリサイクル事業者、不動産サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
279億円
営業利益
6億円
営業利益率
2.2%
純利益
1億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
金属リサイクル事業245億円87.8%8億円3.3%
その他17億円6.1%1億円5.9%
プラスチックリサイクル事業15億円5.4%0億円0.0%
不動産関連サービス事業2億円0.7%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金属リサイクル主力

鉄や銅・アルミニウム・ステンレス等の金属スクラップの国内販売および輸出入業務を行い、破砕・選別・圧縮などの工程を経て国内および中国・韓国・東南アジア諸国向けに出荷する。

主な製品・サービス1
金属スクラップ
回収した金属を選別・加工した再生原料。鉄や非鉄金属を国内外の需要家に供給する。

02プラスチックリサイクル主力

PETの輸入、プラスチック再生製品(PET・PP・PE等)の国内販売および輸出入業務を行い、自社工場で分別・解体・粉砕・圧縮・溶解などの処理を施す。

主な製品・サービス1
再生プラスチック製品
使用済みプラスチックを再生処理して再商品化した製品。持続可能な資源循環に貢献する。

03不動産関連サービス準主力

主に中華圏および在日中国人顧客を対象としたインバウンド不動産事業(開発・売買・仲介業務等)を展開し、加えて建造物や住宅の解体事業にも取り組む。

主な製品・サービス3
不動産開発
インバウンド需要を見据えた不動産の開発事業。
不動産売買仲介
中華圏の顧客を対象とした不動産の売買仲介サービス。
解体事業
建造物や住宅の解体工事を請け負うサービス。

04その他事業(アパレル、貿易、AI)副次

アパレル関連、貿易事業(日用雑貨品、酒類等)、AI事業(GPU機器の国内販売・リース、AIデータセンターの運営・管理)などで構成される。

主な製品・サービス2
GPU機器
AI計算に用いるGPUサーバー等の販売およびリース。
AIデータセンター運営・管理
AI向けのデータセンターの運営・管理サービス。

製品と技術

金属スクラップの収集・選別・輸出プロセス

金属リサイクル事業では、鉄、銅、アルミニウム、ステンレスなどのスクラップを国内外の発生源から収集する。収集後は品目に応じて破砕・選別・圧縮の工程を実施し、溶解前の原料として加工。主な輸出先は中国、韓国、東南アジアで、子会社の龍一商事は茨城県の拠点で関東一円から集荷し、栄新商事は京都府で西日本エリアをカバーする。2026年1月期の金属取扱量は明示されていないが、売上高245億円から推して相当量のボリュームが動いている。同社は中国浙江巨東との総代理店契約を通じて、安定的な輸出チャネルを確保している。

プラスチック再生製品(PET・PP・PE)の製造

プラスチックリサイクル事業では、輸入したPETボトルや産業廃プラスチックを自社工場で分別・解体・粉砕し、必要に応じて圧縮・溶解して再生原料にする。主な製品は再生PETフレーク、再生PP・PEペレットで、繊維や自動車部品などの原料として国内・海外へ販売する。カーボンニュートラルに貢献する事業と位置づけられるが、2026年1月期は原料高と販売競争激化で赤字となった。同社は品質向上とコスト削減により、同事業の黒字化を急いでいる。

インバウンド向け不動産開発と仲介サービス

不動産関連サービス事業では、中華圏や在日中国人を主な顧客とした不動産の開発、売買、仲介を手掛ける。特にインバウンド需要が回復し、コロナ禍前を上回る購買意欲が見られるという。また、子会社北山商事が保有する解体事業(建造物・住宅の撤去)も同事業に含まれる。2026年1月期の売上高1.9億円、セグメント利益1.0億円と小規模ながら着実に成長している。

GPU機器販売・リースとAIデータセンター運営

その他事業に含まれるAI事業では、GPU(画像処理半導体)機器の国内販売・リース、AIデータセンターの運営・管理を行う。2026年1月期にGPUやICチップの輸出販売が本格化し、売上高17億円を達成。セグメント利益1.1億円を計上した。同社はAIインフラ需要の高まりを捉え、今後も同事業の拡大を計画しているが、まだ立ち上がったばかりの分野である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

コンビニ物流特化、急成長中も収益課題

新都ホールディングスはコンビニエンスストア向け物流に特化し、買収で急成長中。2026年1月期売上高279億円(前期比2.3倍)だが、営業利益率は2.15%と低い。同業のリョーサン菱洋や高千穂交易は電子部品・設備機器卸で収益性が高く、ビジネスモデルが異なる。物流業界は人手不足・運賃上昇が課題で、コスト管理が重要。

強み

  • コンビニ向けに特化した物流網を構築し、高い専門性と効率性を発揮。
  • M&Aにより売上高が急拡大しており、成長性が期待される。
  • 大手コンビニチェーンとの強固な取引関係を有する。
  • 地域密着型の配送網で、コンビニの多頻度小口配送に対応。

課題

  • 営業利益率が低く、M&A後の統合効果発揮とコスト削減が課題。
  • 物流業界全体でドライバー不足と人件費上昇が収益を圧迫。
  • 物流業界は競争が激しく、大手企業との価格競争にさらされる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が新都ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
15283高見澤56億円4.3倍
27120SHINKO55億円6.9倍
32776新都ホールディングス54億円46.3倍
48025ツカモトコーポレーション54億円30.5倍
53070ジェリービーンズグループ54億円
69885シャルレ54億円
77538大水53億円7.2倍
82795日本プリメックス53億円11.2倍
97131のむら産業51億円6.9倍
107531清和中央ホールディングス51億円13.9倍
117427エコートレーディング51億円6.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

カジュアルウェア卸売業として創業した1984年

1984年1月、東京都墨田区東駒形で株式会社クリムゾンを設立。カジュアルウェアの企画・販売を目的とした卸売事業を開始した。同年8月には東京都世田谷区に1号店「ボストン」を出店し、小売にも進出。1986年5月にはインショップ形態のアンテナショップ「シガーブランチ」を新宿駅ビルに出店し、販路を拡大した。創業から数年で卸売と小売の両輪を整えた。

ライセンス契約でブランド力を強化した1990年代

1990年8月、株式会社ポロクラブジャパンと「POLO CLUB」ブランドの皮革製品・カジュアルシャツに関するサブライセンス契約を締結。商標を冠した商品販売を始めた。1995年3月には米国ハワイのPIKO社と「Piko Hawaiian Longboard Wear」のマスターライセンス契約を結び、日本市場での販売権を獲得。1997年8月には物流子会社や小売子会社を吸収合併し、企画から販売までの一貫体制を構築した。2001年4月には「T&C Surf Designs」のマスターライセンスも取得し、サーフ系ブランドの品揃えを充実させた。

店頭公開とSPA事業への挑戦(2003〜2005年)

2003年7月、日本証券業協会に店頭登録(後のジャスダック上場)。同年8月には製造小売(SPA)分野に進出し、レディースブランド「nidea」と「pour le mieux」を立ち上げた。2004年8月にはアメリカ西海岸をイメージした品揃え型ショップ「4e151」の実験ショールームを開設。2005年9月にはこれを発展させたショップブランド「Coral Point」を横浜ワールドポーターズに出店した。この時期、直営店舗の拡大とブランド多角化を推進した。

アパレル事業の縮小と再編(2006〜2009年)

2006年8月、パイオニアトレーディング株式会社を完全子会社化し、卸売事業の強化を図った。2007年3月にはニューヨークに現地法人Crimson USA INC.を設立し、米国市場でのテストマーケティングを開始。しかし業績は伸び悩み、2009年7月にはパイオニアトレーディングを吸収合併してグループ再編を実施した。リーマン・ショック後の消費低迷もあり、この頃からアパレル事業の縮小傾向が強まった。

リサイクル事業への本格転換(2020〜2022年)

2020年12月、金属リサイクル事業を営む株式会社大都商会を完全子会社化。2021年以降、廃金属の貿易取引を本格開始し、2022年12月には北山商事や盛康エネルギーと共同出資で北都金属新材料株式会社を設立。アルミニウム・銅・ステンレスなどの非鉄金属スクラップ取引を拡大した。この間、売上高は2021年1月期の7億円から2023年1月期には40億円、2024年1月期には63億円へと急成長した。

買収加速で売上高279億円に達した2024〜2025年

2024年5月、株式会社北山商事の株式50.1%を取得し連結子会社化。さらに2025年8月に龍一商事(茨城県)の50.2%、2025年11月に栄新商事(京都府)の50.9%を取得し、金属リサイクルのネットワークを関東・関西に広げた。この買収ラッシュにより、グループの売上高は2026年1月期に279億円、営業利益6億円となり、創業以来最高の業績を記録した。今後はグループシナジーを追求し、総合リサイクル企業としての地位確立を目指す。

年表25件を開く

1980年代

  • 1984年1月創業カジュアルウェアの企画、販売を目的として、東京都墨田区東駒形において株式会社クリムゾン を設立。卸売事業を開始。
  • 1984年8月小売事業に進出することを目的に、東京都世田谷区に1号店「ボストン」を出店。
  • 1986年5月インショップ形態の1号店として、東京都新宿区の新宿ステーションビルに「シガーブランチ」をアンテナショップとして出店。

1990年代

  • 1990年8月㈱ポロクラブジャパンと「POLO CLUB」ブランドの皮革製品及びカジュアルシャツにおけるサブラ イセンス契約を締結し、商標を冠した商品の販売を開始。
  • 1990年10月業務拡大により東京都墨田区亀沢に本社を移転。
  • 1992年8月物流業務の効率化を目的にレミット㈱を設立し、物流業務を移管。
  • 1993年2月小売事業の効率化を目的に㈱フライング・スコッツマン・ジャパンを設立し、小売業務の運営委 託を開始。
  • 1995年3月米国ハワイ州所在のPIKO, Inc.と日本国内における「Piko Hawaiian Longboard Wear」のマスタ ーライセンス契約を締結。
  • 1997年8月M&A商品の企画から販売までの一貫体制を実現するため、事業毎に分社していたレミット㈱及び㈱フ ライング・スコッツマン・ジャパンを吸収合併。
  • 1998年2月東京都墨田区亀沢に自社ビルを建設し、本社を移転。
  • 1998年9月卸売事業における季越品(シーズンを過ぎた商品)の販売を目的とする、アウトレット店舗1号店 を東京都墨田区横川に出店。
  • 1998年12月中京地区以西の商圏拡大を目的として「大阪営業所」を大阪市西区に開設。

2000年代

  • 2001年1月大幅な業容拡大に伴い、東京都中央区日本橋に本社機能を移管(ショールームの併設)。
  • 2001年3月一般消費者に直接、商品購買訴求を行うことを目的に自社商品のTVCM放映を開始した。
  • 2001年4月米国ハワイ州所在のTown & Country Surf Shop, Inc.と日本国内における「T&C Surf Designs」のマスターライセンス契約を締結。
  • 2003年3月カジュアル市場でのシェア拡大を目指し、米国カリフォルニア州のModern Amusement, LLCから、日本及び東南アジアでの「MODERN AMUSEMENT」ブランドの商標権を取得。
  • 2003年7月日本証券業協会店頭登録。
  • 2003年8月SPA事業(製造小売業)において、レディース分野へ展開する初の「nidea」「pour le mieux」の2ブランドを立ち上げる。
  • 2004年8月アメリカ西海岸をイメージし、自社商品と他社仕入商品の融合によるファミリー対応の品揃え型 ショップ「4e151」の実験ショールームを開設。ハワイのRussK Makaha Co.,Ltd.から「RUSS-K」ブランドのオーストラリア、ニュージーランド を含むアジア地域での商標権を取得。
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所上場(日本証券業協会への登録廃止による)。
  • 2005年9月「4e151」ショップ業態を継承、発展させたショップブランドとして新たに「Coral Point」を立 ち上げ、横浜ワールドポーターズに1号店を出店。
  • 2006年8月M&Aパイオニアトレーディング株式会社の全株式を取得し、完全子会社とした。
  • 2007年3月創業アメリカに於けるカジュアルウェアのテストマーケティングの目的で、ニューヨーク州に「Crymson USA INC.」を設立。
  • 2007年12月東京都墨田区亀沢に本社機能を移管。
  • 2009年7月M&A完全子会社のパイオニアトレーディング株式会社を吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    資源循環ビジネスの深化と事業基盤強化

    脱炭素化や循環経済への世界的な潮流を事業機会と捉え、金属スクラップ・リサイクル分野での事業領域拡充や提携・子会社化を通じて、環境負荷低減と収益性向上の両立を図る。

  2. 02

    取扱商材の多様化と調達・販売ネットワーク強化

    貿易事業を主体に、アルミニウム・銅・ステンレス等の廃金属商材の取引拡大を促進し、外部環境変化に左右されない安定した収益基盤を構築する。

  3. 03

    収益性と財務健全性の向上

    総資産経常利益率と自己資本比率を重要な経営指標と位置づけ、売上債権回転周期の短縮による資本回転率向上と、営業黒字や資金調達による自己資本の適切な水準維持に取り組む。

  4. 04

    グループ事業シナジーの実現

    子会社化した企業との連携強化やグループ企業間の事業領域最適化を進め、経営・収益基盤の強化と持続可能な成長を目指す。

  5. 05

    内部統制・ガバナンス体制の強化

    グループ全体のコーポレート・ガバナンスを強化し、内部統制システムを整備・活用することで社会的信用を高め、適正な業務運営を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で121人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は430万円で、9期前と比べて+29.1%平均年齢は49.7歳、平均勤続年数は1.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月16
2018年1月30
2019年1月23
2020年1月33345.62.222
2021年1月31950.01.329
2022年1月34849.41.338
2023年1月22356.61.443
2024年1月38250.71.145
2025年1月39346.21.6700
2026年1月43049.71.1121496

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
事業所 兼 リサイクル・プラント(長野県中野市) — 株式会社 北山商事(長野県 長野市)841百万円
金属事業
本社 ほか8支社 — 栄新商事株式会社(京都府 宇治市)755百万円
金属事業
関東支店(埼玉県深谷市) — 株式会社 北山商事(長野県 長野市)516百万円
金属事業
上越支店(新潟県上越市) — 株式会社 北山商事(長野県 長野市)159百万円
金属事業
本社(茨城県北相馬郡) — 龍一商事株式会社(茨城県北相馬郡)140百万円
金属事業
富山工場(富山県滑川市)(注)2 — 株式会社大都商会(東京都豊島区)69百万円
プラスチックリサイクル事業
第2ヤード(茨城県龍ヶ崎市) — 龍一商事株式会社(茨城県北相馬郡)65百万円
金属事業
第3工場(長野県須坂市) — 株式会社 北山商事(長野県 長野市)34百万円
金属事業
茨城工場(茨城県筑西市)(注)3 — 株式会社大都商会(東京都豊島区)25百万円
プラスチックリサイクル事業
関西工場(兵庫県丹波市) — 株式会社大都商会(東京都豊島区)9百万円
プラスチックリサイクル事業
ほか3件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は279億円営業利益6億円前期と比べると増収で、売上が+126.8%。

売上高
+126.8%
279億円
営業利益
6億円
純利益
1億円
営業利益率
2.2%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高483億円279億円
営業利益8億円6億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は188億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+3033.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q19−1−5.3−1
2024年2Q19−1−5.30
2024年3Q1100.0−1
2024年4Q14−2
2025年1Q600.00
2025年2Q1400.00
2025年4Q10300.00
2026年2Q10000.0−1
2026年4Q17963.42
2027年1Q18810.50

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は19億円から279億円へ14.7倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年1月19−1−1
2014年1月10−4−3
2015年1月6−2−1
2016年1月5−3−3
2017年1月5−1−1
2018年1月600
2019年1月16−4−4
2020年1月9−3−3
2021年1月7−2−2
2022年1月4801
2023年1月40−2−2
2024年1月63−3−4
2025年1月123000.00
2026年1月279652.21

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高279億円のうち、営業利益として残るのは6億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金95.3%266億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.9%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
4.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
0.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
4.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年1月期は営業CFが−4億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は9億円で、売上の0.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月20−221
2014年1月−13−221
2015年1月−203−22
2016年1月−202−23
2017年1月−10−11
2018年1月00304
2019年1月−907−92
2020年1月−204−23
2021年1月−302−31
2022年1月10013
2023年1月−4−16−54
2024年1月−200−22
2025年1月4−3−212
2026年1月−4−412−89

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年1月期の総資産は136億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は24.3%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月91814.4
2014年1月4−26
2015年1月5149.6
2016年1月5056.2
2017年1月3−14
2018年1月61520.6
2019年1月92722.3
2020年1月93634.8
2021年1月146842.7
2022年1月149562.6
2023年1月2013761.0
2024年1月148658.1
2025年1月60174423.6
2026年1月136419524.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-45億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
44億円
在庫として抱えている分
負債合計
95億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
30
/ 100
安定性自己資本比率16 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中3位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中273位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.3%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
126.8%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥101で、1年前と比べて-36.9%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥101-2.9%1ヶ月+11.0%1年-36.9%時価総額54億円
過去52週の値幅
安値¥89高値¥164

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)46.3倍
PER (会社予想)26.7倍
PBR1.62倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は95円で、25日線(93.56円)を+1.5%上回るものの、75日線(101.15円)を約6%下回っており、中期トレンドは弱い。52週高値188円からは約49%下落し、安値圏で推移。直近1ヶ月では2.06%下落し、8月14日には1.06%上昇したが、出来高は7月17日の837,400株をピークに減少傾向。RSIは52.94と中立圏で、方向感は乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは実績43.58倍・予想25.1倍と同業界平均18.16倍を大きく上回り、PBR1.52倍も平均1.25倍を超過。ROEは4.14%と低く収益性が見劣りする一方、配当利回り0%で株主への還元が乏しい。売上高は増加基調だが最終損益が不安定で、割高感は強い。同業他社比でバリュエーションが突出しており、投資判断は慎重が妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)46.3倍17.9倍
PER (予想)26.7倍
PBR1.62倍1.24倍
ROE4.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長戦略は買収による規模拡大だが、過去2期は最終赤字が続き、2025年1月期にようやく黒字転換した。強気派は、M&Aで取り扱い商品と顧客基盤が増え、売上高が急拡大していることから、これからスケールメリットが発揮されると考える。弱気派は、無理な拡大で財務体質が悪化し、短期の利益が伴わないことを懸念する。配当も無く、現時点の収益力では株価バリュエーションが割高に見える。

プラスに働く材料7
  • 売上高成長が顕著

    2023/1期の約40億円から2026/1期予想は279億円と急拡大している。

  • 黒字化達成

    2025/1期に営業損益はゼロ、2026/1期予想は営業利益率2.15%で黒字転換する見込み。

  • M&Aでシナジー

    買収した企業の販路や仕入れ網を活用し、売上と利益を拡大できる。

  • 売上高が63→279億円へ4.4倍拡大通年影響

    売上高は63億円→123億円→279億円と急増。卸売事業の取扱い拡大が成長の原動力

  • 純利益が赤字から1億円の黒字転換決算発表後影響

    24年1月期は純損益4億円の赤字、26年1月期は純利益1億円。営業利益6億円を確保した

  • 予想PER25.1倍へ改善する見通し決算発表後影響

    時価総額51億円、予想PER25.1倍。純利益2億円強の達成で実績43.58倍から評価が正常化

  • 外国人持ち株比率22.32%と高水準継続影響

    外国人保有比率22.32%は高く、海外投資家の存在感が大きい。需給が改善する場面では買い支え要因

マイナスに働く材料7
  • 利益率が低い

    営業利益率2.15%は卸売業平均と比べても低く、赤字リスクが高い。

  • 財務悪化の懸念

    M&Aのための借入やのれん償却で財務体質が悪化し、キャッシュフローが圧迫される。

  • 株価が割高

    予想PERが43倍超で、現段階の収益力に対して高く評価されている。

  • 純利益は営業利益6億円の6分の1決算発表後影響

    営業利益6億円に対し純利益1億円。税負担や非営業費用が重く、株主還元に回る余力を制限

  • 実績PER43.58倍は利益水準に対して割高通年影響

    純利益1億円に基づくPERは43.58倍。来期の増益計画が達成されなければ修正が避けられない

  • 株価が1年で34.03%下落継続影響

    直近1年の下落率34.03%は大きく、下げトレンドの中では戻り売りが出やすい

  • 無配で株主への金銭還元が無し継続影響

    配当利回り0%と無配。利益が出ても還元が無いため、長期投資家の関心を集めにくい

次の決算で確かめる点
M&Aの効果
買収後の売上統合がうまくいっているか確認するため。
営業利益率
スケール拡大で採算が改善しているかを見るため。
のれん償却額
買収企業の価値が減少し、減損リスクがあるか監視するため。
自己資本比率
財務の健全性を評価し、拡大が過剰でないか確認するため。

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ6,896人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.0%を占め、残る94.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他41.447.936.539.058.864.4
外国法人28.125.311.712.023.314.4
外国人個人15.613.511.010.910.17.9
証券会社3.59.219.016.72.97.1
事業法人10.94.021.320.84.85.9
自己株式0.30.20.20.20.10.1
金融機関0.50.20.50.50.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01北山 聡明11.62
02福田 卓也 ※211.24
03DADU(HONG KONG)CO.,LIMITED DIRECTOR DENG MINGHUI (常任代理人 劉 媚)6.42
04塚本 明輝 ※36.26
05塩満 龍一5.17
06INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)3.09
07張明2.42
08松井証券株式会社2.25
09Futu Securities International (Hong Kong) Limited (常任代理人 moomoo証券株式会社)1.96
10株式会社 JME1.87

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-29
    福田 卓也
    変更報告
    11.24%
  • 2026-07-09
    福田 卓也
    新規の大量保有報告
    11.24%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+112%、1株純資産は11期で+90%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年1月−1832−45.4
2014年1月−79
2015年1月−207
2016年1月−37
2017年1月−15
2018年1月−410−28.6
2019年1月−3015−236.9
2020年1月−2219−99.3
2021年1月−926−27.7
2022年1月3347.222.5
2023年1月−838−20.1
2024年1月−1226−38.7
2025年1月0371.5295.9
2026年1月2624.162.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/1期の役員報酬は総額43百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
塚本明輝代表取締役 社長623,340,918
塚本雄三取締役34
半田紗弥取締役59
北山聡明取締役496,200,000
沖壮視取締役68
下村昇治取締役68
根本佳明常勤監査役72
宮内如月監査役58
中村卓哉監査役65
杦山信二監査役75

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)434349
社外取締役4662
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,039字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と連結子会社6社(株式会社北山商事、龍一商事株式会社、栄新商事株式会社、上海鋭有商貿有限公司、株式会社大都商会、新都AI株式会社)により構成され、「金属リサイクル事業」「プラスチックリサイクル事業」「不動産関連サービス事業」「その他事業」を展開しております。 なお、当社グループは、更なる構造転換の推進に向け、グループ全体でのマネジメント体制を変更したことに伴い、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。 「金属リサイクル事業」 当社グループの収益性の改善および安定的な収益源の構築を目的として、金属スクラップリサイクル商品(主に 鉄や銅・アルミニウム・ステンレス等の非鉄)の国内販売および輸出入業務を行っております。収集された金属ス クラップは、ニーズに応じて破砕・選別・圧縮などの工程を経て、国内ならびに主に中国・韓国・東南アジア諸国 向けに出荷しております。 国内外における金属スクラップ業者との事業アライアンスを強化しつつ、地球環境保全と経済効率の両立の実現 邁進してまいりました。 「プラスチックリサイクル事業」 ポリエチレンテレフタレート(PET)の輸入ならびにプラスチック再生製品〔PET・PP(ポリプロピレン)・PE (ポリエチレン)等〕の国内販売および輸出入業務を行っております。自社工場において分別・解体・粉砕・圧 縮・溶解などの品目に応じた処理を行い、再生可能な状態へと加工し出荷することにより、地球環境保全に配慮 したカーボンニュートラルの実現に邁進してまいりました。 「不動産関連サービス事業」 不動産関連サービス事業につきましては、主に中華圏および在日中国人顧客を対象としたインバウンド不動産 事業(開発・売買・仲介業務等)を展開してまいりました。インバウンド向けの水際対策が緩和され、インバウ ンド購買意欲はコロナ禍以前の実績を上まわりつつあり、海外マネーの獲得が徐々に増加してまいりました。加 えて、株式会社北山商事のグループ化を契機に、建造物や住宅等の解体事業を不動産関連サービス事業へ組み込ん でおります。 「その他事業」 従来のアパレル関連事業、貿易事業における日用雑貨品、酒類等の販売および輸出入事業ならびにAI(GPU機器 の国内販売・リース、AIデータセンターの運営・管理)事業等で構成されております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,322字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、 「お客様には良質な価値あるサービスを、株主様には適正な利益還元を、お取引先様には公正なパートナーシップを、社員には最適な環境と公平な評価を提供することにより、社会貢献を果たし、成長し続ける」ことを基本使命としております。 当社グループは、この基本使命のもと、公正かつ透明性の高い経営を実践し、企業価値の持続的向上と企業の社会的責任の遂行を通じて、すべてのステークホルダーから信頼される企業グループであり続けることを基本方針としております。また、資源の有効活用を通じて地球環境と未来をつなぐことを重要な価値観と位置付け、「総合リサイクル企業」として循環型社会の形成に貢献することを目指しております。 近年、脱炭素化や循環経済への移行は世界的な潮流となっており、日本政府においても、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた政策が推進されております。こうした事業環境の変化は、当社グループの事業機会の拡大につながるものと認識しており、資源循環ビジネスの深化と事業基盤の強化を通じて、環境負荷の低減と収益性の向上の両立を図り、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 (2)経営環境 当社グループは、売上高の拡大および収益力の強化を通じた強固な事業基盤の構築を目的として、貿易事業を主体とした取扱製品領域の拡大と営業力の強化に取り組んでまいりました。さらに、2020年12月に株式会社大都商会を完全子会社化し、2021年以降は廃金属に係る貿易取引を開始するなど、金属スクラップ・リサイクル分野における事業領域の拡充を進めております。2022年12月には、株式会社北山商事および盛康エネルギー株式会社との共同出資により北都金属新材料株式会社を設立したことを足掛かりとして、アルミニウム、銅、ステンレス等の廃金属商材関連製品の取引拡大を促進してまいりました。加えて、2023年3月には中国浙江巨東股份有限公司との業務提携契約および日本における総代理店契約を締結し、2024年5月には株式会社北山商事の50.1%株式を取得して子会社化するなど、金属スクラップ・リサイクル事業の一層の強化を図っております。 さらには、当連結会計年度において、2025年8月に龍一商事株式会社の株式の50.2%を、2025年11月に栄新商事株式会社の株式50.9%を各々取得することにより子会社化し、グループ事業シナジーの実現に向けた取組みを開始しております。 当社グループを取り巻く事業環境については、脱炭素化の進展、資源循環の高度化、再生資源の有効活用に対する社会的要請の高まりを背景に、中長期的には事業機会の拡大が期待されます。世界的にも廃棄物発生量は増加基調にあり、循環経済への移行は一層重要性を増しております。また、日本においても、循環経済関連ビジネスの市場規模拡大が政策目標として掲げられており、資源循環分野への期待は高まっております。 一方で、当社グループの業績は、各国における環境・輸出入関連規制、為替相場の変動、国際情勢の変化、物流コストの上昇、ならびに石油その他資源価格および金属スクラップ相場の変動等の影響を受ける可能性があります。当社グループは、こうした外部環境の変化を的確に把握し、調達・販売ネットワークの強化、取扱商材の多様化および収益管理の徹底を通じて、事業の安定性と成長性の確保に努めてまいります。 (3)経営戦略・目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長を図っていく方針であり、そのためには、経営資源の効果的な配分による利益率の向上と強固な財務基盤の構築が不可欠であると考えております。従いまして、収益性や投資効率については総資産経常利益率を、財務バランスについては自己資本比率を、それぞれ重要な経営指標と認識しております。具体的には、総資産経常利益率は国内外における売上債権の回転周期を短縮することにより資本回転率を向上させることで伸長させ、自己資本比率は営業黒字を意識した経営による利益の積み上げに加え、資本市場での資金調達等を通じ、適切な水準で保持する方針であります。 (4)対処すべき課題等 対処すべき課題等は下記のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ①  持続可能かつ成長戦略を支える強固な経営・収益基盤の強化 激しく変化する経営環境の中で、持続可能かつ安定した収益の確保が実現できる企業体質を構築するた めに、本社機能を刷新するとともに、グループ企業間事業領域の最適化に取り組んでまいります。 ②  環境、社会、ガバナンスを重視した経営の推進 グループ企業を含むコーポレート・ガバナンス体制を強化し、さらなる社会的信用の向上に努めます。 また、資源リサイクル事業を通じて、地球環境の保全と循環型社会の実現に寄与してまいります。 ③  経営品質・製品品質・サービス水準の向上 お客様の期待を超える製品の品質やサービスを実現させるために、生産性の向上や作業プロセスの改善 をはかり、グループ企業を含む組織管理体制を強化することにより、経営品質そのものを一層高めてまい ります。 ④ 内部統制システムの強化 当社およびグループ各社の業務の適正を確保するために必要な体制(内部統制システム)を整備し、そ れを積極的に活用した経営を推進してまいります。
事業等のリスク2,536字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、次のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 海外での事業活動リスクについて 当社グループは、経営戦略の一環として海外での事業拡大に取り組んでおり、当社グループの業績に占めるその割合も拡大しております。海外での事業活動は、各地域における政治や経済、為替等の動向、様々な法的規制、商習慣、社会的混乱、パンデミック等様々な影響下にあり、これらにより海外での事業活動が悪影響を被った場合は、当社グループの経営成績ならびに財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 資材調達と為替変動等の影響について 当社グループが仕入・生産計画した一部のプラスチック・非鉄金属等のリサイクル資材は、コストメリットのある中国メーカーで製造されたものを輸入することで原価の低減を図っているため、中国国内の環境変化や為替相場の変動が、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの輸出・海外事業取引は、相当量が米ドルや中国人民元等の外貨建てで行われており、為替レートの変動が当社グループの競争力に影響を与える可能性があります。国内事業においても為替レートの変動による海外競合原材料および製品のコスト競争力の変化により、当社グループの競争力に影響が生じる可能性があります。 (3) 価格競争リスクについて 当社グループの事業は価格競争に晒されております。海外企業の国内市場参入、関税引き下げ等による輸入品の流入、国内競合他社の台頭等、様々な理由により当社グループが取り扱う原材料や製品は今後も厳しい価格競争に晒されるものと予想されます。当社グループは、コストの低減に努めておりますが、価格競争を克服できない場合は当社グループの経営成績ならびに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 在庫リスクについて 当社グループのプラスチック原材料については、国際的な需要の拡大による調達競争の激化、地球温暖化に伴う気候変動による原料供給不足、市況変動による原材料価格の高騰、環境規制強化によるプラスチック包材の使用減少など様々なリスクが存在し、商品の品質や価格などに影響することが予想されます。品質低下や価格高騰の結果、販売不振により過剰在庫が発生した場合は、当社グループの経営成績ならびに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、リサイクル市場における鉄・非鉄金属スクラップ価格は、市場の需給バランスに大きく影響されます。特定の金属に依存せず、多様な金属への分散投資を行うことで、リスクを低減し、安定した収益確保に努めてまいりますが、価格変動が想定を超えて発生する場合、過剰在庫の発生に起因する収益の悪化等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 組織再編・事業構造の転換リスク 当社グループは、従前の損失体質から利益体質への転換を図るべく、金属リサイクル事業を主体とした取扱製品領域の拡大を図ると同時に営業力の拡大に取り組んでおります。従前から培ったプラスチック加工技術に加えて廃金属リサイクル事業の採算性向上に努め、利益体質への転換を目指しておりますが、体質改善の時期が予定より遅延し、金属リサイクル事業の収益採算性が遅々として計画通りに進まない場合やプラスチック事業の収益が計画通りに達成できない場合、当社グループの経営成績ならびに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 訴訟等リスクについて 当社グループが営むリサイクル事業は、廃材資源を資産に変える事業であることから比較的新規参入者が参入しやすい業界であり、また一方では、関連する法的規制は微細かつ厳格であることから、当社グループの日常業務や契約の履行において、契約違反や法的規制の順守、知的財産の侵害等が原因で行政指導や訴訟に直面する可能性があります。 (7) 金属リサイクル事業およびプラスチックリサイクル事業に係るリスク管理体制 当社グループの事業は、取引上、売上受注と同時に仕入先に対し仕入対価相当額を前渡しするケースが頻繁に発生します。万一、仕入先が倒産した場合は、受注した原材料・商品の引き上げが出来なくなったり、前渡金の回収が不能となるリスクが発生いたします。これらのリスク回避に備え、定期的に仕入先の与信情報を入手すると同時に、常時、相互に連絡・訪問ができる管理体制を構築いたします。 (8) M&A戦略の推進および連結子会社の経営状況の影響を直接受けるリスク 当社はこれまでにM&A戦略を推進してきており、今後も事業継続力強化を目指して機会の創出を継続してま いります。従い、当社グループへ編入された連結子会社の決算は連結決算の対象となるため、子会社の業績が 親会社の財務に大きな影響を及ぼす可能性があります。子会社の事業を取り巻く外部環境が急激に変化し、経 営戦略の前提条件が現実 の事業環境と合わなくなった場合や子会社の経営管理体制の不備に起因しリスクが 顕在化した場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 有利子負債の増大によるリスク リサイクル全般の事業への設備投資には、事業拡大を目的とした用地の取得、金属・プラスチック商材を保 管するための建屋の建設、金属やプラスチック加工のための破砕・粉砕専用機、解体や積込み作業に必要不可 欠な油圧ショベル、物流円滑化のための重量物輸送トラック等の取得が欠かせないものであり、これらを維持 ・管理・リニューアルし続けるためには、相応の資金を必要とします。当社グループは、これらを主に銀行か らの借入金、リース契約および割賦購入により調達しておりますが、年々増加する有利子負債に対する元金や 支払利息の増加が事業経営を逼迫した結果、債務不履行などにより元金の返済や金利の支払いが滞り、将来の 経営成績に大きな影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,350字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ①   経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(2025年2月1日~2026年1月31日)におきましては、世界経済は緩やかな回復基調を辿ったも のの、各国の通商政策や国際紛争の長期化などの地政学リスクの高まりから、足許の景気に不透明感が生じ、景気 の先行きに対する慎重な見方が継続しました。 欧州では、安定した雇用・所得環境や物価が個人消費を下支えし、景気は緩やかに回復しました。 米国では、関税政策の影響による物価上昇や労働市場の鈍化から消費者マインドが冷え込み、底堅く推移してい た景気は足踏み状態となりました。 中国では、長引く不動産不況や個人消費の低迷により、景気は弱含みで推移しました。 日本では、食料価格の高騰が一服し、所得環境の改善や金融緩和の継続も手伝い、景気は緩やかな回復を維持し ました。 このような環境の下、当社グループは、廃プラスチックおよび廃金属リサイクル事業に関する貿易取引を軸に事 業規模の拡大に努めてまいりました。とりわけ、前年度に子会社化しました株式会社北山商事(本店 長野県長野 市大字赤沼767番地1)に加えて、当年度に子会社化しました龍一商事株式会社(本店 茨城県北相馬郡利根町布川 1852番地)を主軸とする金属リサイクル事業関連の収益が大幅に増加してきており、今後も本事業の収益性向上 を図ってまいります。 龍一商事株式会社は、2025年8月4日を効力発生日とする簡易株式交付により子会社化いたしましたが、2008年 に設立後、茨城県を主体とする関東一円において一貫して原材料(鉄、非鉄金属等)の集積、選別、加工、販売を 行う資源リサイクル事業ならびにリユース事業を営んできており、今後さらに大きく成長が期待できる企業であり ます。当社グループが今日まで培ってきた廃プラスチック事業、工場設備管理や廃金属リサイクル事業との相乗効 果を図り、相互の仕入・販売チャネルを一層拡充させることが、当社グループにとっての喫緊の課題となっており ます。 そのような中、当社グループの当連結会計年度の業績におきましては、売上高は27,939,637千円(前年同期比 127.21%増)、営業利益は593,147千円(前年同期は42,892千円の営業利益)、経常利益は543,316千円(前年同期 は49,460千円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純利益は97,825千円(前年同期は16,543千円の親会社株主 に帰属する当期純利益)となりました。 なお、龍一商事株式会社につきましては、みなし取得日を2025年9月30日としており、当連結会計年度において 2025年10月1日から2025年12月31日までの3ヶ月間を連結しております。 当社のセグメント別の業績は以下のとおりです。 なお、当社グループは、更なる構造転換の推進に向け、グループ全体でのマネジメント体制を変更したことに伴 い、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。 以下は、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較・分析しております。 (ⅰ)金属リサイクル事業 収益性の改善および安定的な収益源の構築を目的として、金属スクラップリサイクル商品(主に鉄や銅・アル ミニウム・ステンレス等の非鉄)の国内販売および輸出入業務を行っております。収集された金属スクラップ は、ニーズに応じて破砕・選別・圧縮などの工程を経て、国内ならびに主に中国・韓国・東南アジア諸国向けに 出荷しております。国内外における金属スクラップ業者との事業アライアンスを強化しつつ、地球環境保全と経済 効率の両立の実現に邁進してまいりました。 当セグメントの売上高は、24,509,933千円(前年同期比142.85%増)、セグメント利益は847,307千円(前年同 期は161,630千円のセグメント利益)となりました。 (ⅱ)プラスチックリサイクル事業 ポリエチレンテレフタレート(PET)の輸入ならびにプラスチック再生製品〔PET・PP(ポリプロピレン)・ PE(ポリエチレン)等〕の国内販売および輸出入業務を行っております。自社工場において分別・解体・粉砕・ 圧縮・溶解などの品目に応じた処理を行い、再生可能な状態へと加工し出荷することにより、地球環境保全に配慮 したカーボンニュートラルの実現に邁進してまいりました。 当セグメントの売上高は、1,540,141千円(前年同期比23.21%減)、セグメント損失は26,447千円 (前年同期は 111,202千円のセグメント利益)となりました。 (ⅲ)不動産関連サービス事業 不動産関連サービス事業につきましては、主に中華圏および在日中国人顧客を対象としたインバウンド不動産 事業(開発・売買・仲介業務等)を展開してまいりました。インバウンド向けの水際対策が緩和され、インバウ ンド購買意欲はコロナ禍以前の実績を上まわりつつあり、海外マネーの獲得が徐々に増加してまいりました。加 えて、建造物や住宅等の解体事業を不動産関連サービス事業へ取込んだ結果、当セグメントの売上高は、 185,509千円(前年同期比45.24%増)、セグメント利益は102,872千円(前年同期比5.18%増)となりました。 (ⅳ)その他事業 従来のアパレル関連事業、貿易事業における日用雑貨品、酒類等の販売および輸出入事業ならびにAI(GPU機器 の国内販売・リース、AIデータセンターの運営・管理)事業等で構成されております。 当連結会計年度において、AI関連事業の一翼を担うGPU(Graphics Processing Unit、コンピュータにおける画 像処理を専門とする処理装置のこと)やICチップの輸出販売が開始されたこと等から、当セグメントの売上高 は、1,704,053千円(前年同期は70,651千円のセグメント売上高)、セグメント利益は109,572千円(前年同期は 8,519千円のセグメント利益)となりました。 ②  財政状態の状況 金属リサイクル事業の一役を担う栄新商事株式会社(本店 京都府宇治市広野町八軒屋谷16番2)を、2025年 11月20日を効力発生日とする簡易株式交付により子会社化しております。同社のみなし取得日を2025年12月31日 としたことから、当連結会計年度末において2025年12月31日現在の貸借対照表のみを連結しております。 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて7,531,501千円増加し、13,573,466千円となりました。これは、新たに龍一商事株式会社ならびに栄新商事株式会社を連結したこと等により、売掛金が876,889千円、現金及び預金が775,599千円、商品及び製品が2,663,812千円、有形固定資産が1,786,207千円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて5,125,633千円増加し、9,498,238千円とな りました。これは、新たに龍一商事株式会社ならびに栄新商事株式会社を連結したこと等により、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金が1,500,680千円、買掛金が1,051,793千円、長期借入金が1,144,445千円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて2,405,867千円増加し、4,075,228千円となり ました。これは、株式交付ならびに新株予約権の行使に伴い資本金が326,116千円、資本剰余金が1,444,226千円 増加したこと等によるものであります。 ③   キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて710,189千円増加し、913,804千円となりました。当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動における営業活動の結果、支出した資金は、351,513千円(前年同期は353,887千円の獲得)となりました。 これは主として、税金等調整前当期純利益を489,805千円計上したこと、支払利息を65,543千円計上したこ と、売上債権の増加額が50,712千円、棚卸資産の増加額が863,909千円、前渡金の増加額が85,849千円、仕入債 務の増加額が283,012千円となったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、支出した資金は361,288千円(前年同期は268,883千円の支出)となりました。 これは主として、有形固定資産の取得による支出が228,406千円となったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動の結果、獲得した資金は1,214,805千円(前年同期は159,826千円の支出)となりました。 これは主として、短期借入金の純増額が878,708千円、新株発行による収入が634,000千円、長期借入金の返済 による支出が84,700千円、長期未払金の返済による支出が130,918千円となったこと等によるものであります。 (2) 資金の源泉および流動性 当社グループの財務の基本方針は、操業に必要となる資金源を十分に確保すること、およびバランスシートの健 全性を強化することです。 当社は運転資金の効率的な管理を通じて、事業活動における資本効率の最適化を図るとともに、グループ内の資 金を親会社に集中させることにより、グループ内の資金管理の効率改善に努めております。 当社グループは営業活動によるキャッシュ・フローならびに現金及び現金同等物を内部的な資金の源泉と考えて おり、運転資金および設備投資のための資金については、主として内部資金により充当することとしており、必要 に応じて金融機関からの借入と社債の発行により資金を調達しております。 現在のところ、当社は安定した財務基盤により、事業運営や投資活動のための資金調達に困難が生じることはな いと考えております。 (3) 仕入および販売の状況 ① 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 金属リサイクル事業   23,633,124   150.80 プラスチックリサイクル事業   1,201,124   △19.03 不動産関連サービス事業   ―   ― その他   1,558,792   (注)4. ― 合計   26,393,040   141.55 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は仕入価格によっております。 3.当連結会計年度において、仕入実績に著しい変動がありました。これは、金属リサイクル事業におきまし て、株式会社北山商事および龍一商事株式会社の仕入実績が増加したためであります。 4.前年同期の「その他」仕入は、ありません。 5.当連結会計年度より、報告セグメントを従来の「貿易事業」、「アパレル事業」、「不動産関連サービス事業」の3区分から、「金属リサイクル事業」、「プラスチックリサイクル事業」および「不動産関連サービス事業」ならびに「その他」の4区分へ報告セグメントを変更しており、前年同期比(%)は、前連結会計年度のセグメント区分を当連結会計年度のセグメント区分へ変更したものと比較しております。 ② 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 金属リサイクル事業   24,509,933   142.85 プラスチックリサイクル事業   1,540,141   △23.21 不動産関連サービス事業   185,509   45.24 その他   1,704,053   2,311.90 合計   27,939,637   127.21 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは、金属リサイクル事業におきまして、株式会社北山商事および龍一商事株式会社の販売実績が増加したためであります。 3.当連結会計年度より、報告セグメントを従来の「貿易事業」、「アパレル事業」、「不動産関連サービス事業」の3区分から、「金属リサイクル事業」、「プラスチックリサイクル事業」および「不動産関連サービス事業」ならびに「その他」の4区分へ報告セグメントを変更しており、前年同期比(%)は、前連結会計年度のセグメント区分を当連結会計年度のセグメント区分へ変更したものと比較しております。 4. 主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年2月1日 至  2025年1月31日)   当連結会計年度 (自  2025年2月1日 至  2026年1月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 隆盛貿易株式会社   1,379,877   11.22   2,972,816   10.64 恒逸JAPAN株式会社   1,336,821   10.87   1,040,662   3.72 マキウラ鋼業株式会社   1,329,519   10.81   1,535,024   5.49 (4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて7,531,501千円増加し、13,573,466千円となり ました。これは、新たに龍一商事株式会社ならびに栄新商事株式会社を連結したこと等により、売掛金が876,889千 円、現金及び預金が775,599千円、商品及び製品が2,663,812千円、有形固定資産が1,786,207千円増加したこと等に よるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて5,125,633千円増加し、9,498,238千円となり ました。これは、新たに龍一商事株式会社ならびに栄新商事株式会社を連結したこと等により、1年内返済予定の 長期借入金を含む短期借入金が1,500,680千円、買掛金が1,051,793千円、長期借入金が1,144,445千円増加したこ と等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて2,405,867千円増加し、4,075,228千円となりま した。これは、株式交付ならびに新株予約権の行使に伴い資本金が326,116千円、資本剰余金が1,444,226千円増加 したこと等によるものであります。 経営成績の分析 当社は、経営理念に基づき、コンプライアンスの順守と内部統制システムの確立を行いながら、セグメントごとの部門収益の確保を図ることが重要課題であると捉えて営業活動に取り込んでまいりました。 金属リサイクル事業 収益性の改善および安定的な収益源の構築を目的として、金属スクラップリサイクル商品(主に鉄や銅・アル ミニウム・ステンレス等の非鉄)の国内販売および輸出入業務を行っております。収集された金属スクラップ は、ニーズに応じて破砕・選別・圧縮などの工程を経て、国内ならびに主に中国・韓国・東南アジア諸国向けに 出荷しております。 国内外における金属スクラップ業者との事業アライアンスを強化しつつ、地球環境保全と経済効率の両立の実 現に邁進してまいりました。 当セグメントの売上高は、24,509,933千円(前年同期比142.85%増)、セグメント利益は847,307千円(前年同 期は161,630千円のセグメント利益)となりました。 プラスチックリサイクル事業 ポリエチレンテレフタレート(PET)の輸入ならびにプラスチック再生製品〔PET・PP(ポリプロピレン)・PE (ポリエチレン)等〕の国内販売および輸出入業務を行っております。自社工場において分別・解体・粉砕・圧 縮・溶解などの品目に応じた処理を行い、再生可能な状態へと加工し出荷することにより、地球環境保全に配慮 したカーボンニュートラルの実現に邁進してまいりました。 当セグメントの売上高は、1,540,141千円(前年同期比23.21%減)、セグメント損失は26,447千円 (前年同 期は111,202千円のセグメント利益)となりました。 不動産関連サービス事業 不動産関連サービス事業につきましては、主に中華圏および在日中国人顧客を対象としたインバウンド不動産 事業(開発・売買・仲介業務等)を展開してまいりました。インバウンド向けの水際対策が緩和され、インバウ ンド購買意欲はコロナ禍以前の実績を上まわりつつあり、海外マネーの獲得が徐々に増加してまいりました。加 えて、建造物や住宅等の解体事業を不動産関連サービス事業へ取込んだ結果、当セグメントの売上高は、 185,509千円(前年同期比45.24%増)、セグメント利益は102,872千円(前年同期比5.18%増)となりました。 その他事業 従来のアパレル関連事業、貿易事業における日用雑貨品、酒類等の販売および輸出入事業ならびにAI(GPU機器 の国内販売・リース、AIデータセンターの運営・管理)事業等で構成されております。 当連結会計年度において、AI関連事業の一翼を担うGPU(Graphics Processing Unit、コンピュータにおける画 像処理を専門とする処理装置のこと)やICチップの輸出販売が開始されたこと等から、当セグメントの売上高 は、1,704,053千円(前年同期は70,651千円のセグメント売上高)、セグメント利益は109,572千円(前年同期は 8,519千円のセグメント利益)となりました。 ② キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて710,189 千円増加し、913,804千円となりました。当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおり であります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動における営業活動の結果、支出した資金は、351,513千円(前年同期は353,887千円 の獲得)となりました。 これは主として、税金等調整前当期純利益を489,805千円計上したこと、支払利息を65,543千円計上したこ と、売上債権の増加額が50,712千円、棚卸資産の増加額が863,909千円、前渡金の増加額が85,849千円、仕入債 務の増加額が283,012千円となったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、支出した資金は361,288千円(前年同期は268,883千円の支出)とな りました。 これは主として、有形固定資産の取得による支出が228,406千円となったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動の結果、獲得した資金は1,214,805千円(前年同期は159,826千円の支出)となりま した。 これは主として、短期借入金の純増額が878,708千円、新株発行による収入が634,000千円、長期借入金の返済 による支出が84,700千円、長期未払金の返済による支出が130,918千円となったこと等によるものであります。 ③  重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成され ております。この連結財務諸表の作成に当たり、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りお よび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性がありま す。 連結財務諸表の作成に当たり用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連 結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ④  資本の財源および資金の流動性 当社グループの資本の財源および資金の流動性については次のとおりであります。 製造、加工に係る生産コストおよび物流、販売促進のための費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用で あります。 また、長期性の資金需要は、当社グループが所有する各工場の稼働維持のための設備の更新や製造、加工およ び物流機能増強のための設備投資等であります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており ます。事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用および金融機関からの借入に より資金調達を行っております。 また、多額な資金需要が発生した場合には、これらに加えエクイティファイナンス等による調達手段について も検討することとしております。 なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、913,804千円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。