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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ツカモトコーポレーション

TSUKAMOTO CORPORATION CO., LTD.8025 · Standard · 卸売業

和装から洋装、ホームファニシング、健康機器まで繊維と生活関連に広がる商社。

概要

1920年に塚本商店として創業し、1963年に東京証券取引所市場第二部に上場した繊維卸売企業。和装・洋装・ホームファニシング・健康生活・ビル賃貸の5セグメントを展開する。本社は東京都中央区で、連結売上高約101億円、従業員180名。

和装・洋装・ホームファニシング・健康生活・賃貸の5事業体制

当社グループは5つの報告セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント売上高は、洋装事業が51億3900万円で全体の約51%を占め最大、次いで健康・生活事業が26億1400万円、建物賃貸業が10億7400万円、和装事業が9億7000万円、ホームファニシング事業が4億700万円である。洋装事業のうち主力はユニフォーム事業で同セグメント売上の9割近くを占める。一方、和装事業とホームファニシング事業は営業損失を計上している。建物賃貸業はセグメント利益6億100万円と、グループの安定収益源となっている。

売上高は10年で3分の1に縮小、収益構造に課題

連結売上高は2014年3月期の293億円から減少を続け、2025年3月期には97億円まで落ち込んだ。2026年3月期は101億円と微増したが、ピーク時の3分の1以下である。営業損益は2025年3月期に3億円の赤字、2026年3月期に1700万円の黒字へ転換したものの、依然として低水準。純利益も2024年3月期の2億円に対し2025年3月期は4億円の赤字、2026年3月期は2億円の黒字と不安定である。収益構造の抜本的な改革が必要とされている。

グループ再編によるスリム化と子会社統合

2003年10月に会社分割制度を利用し、ツカモト、ツカモト札幌、ツカモトアパレルなど7社を設立。その後、2008年4月にグループ再編でツカモト札幌を合併、ツカモトファッションの事業を移管。2010年4月には市田株式会社と塚本倉庫を存続会社とする再編を実施。2017年7月に和装事業を統合したツカモト市田株式会社を設立。2019年4月には当社を存続会社として、ツカモトアパレル、ツカモトユーエス、ツカモトエイム、市田、ツカモト、塚本倉庫、創新の7社を吸収合併し、子会社を大幅に減らした。2022年4月にはツカモト市田が株式会社しるくらんどを吸収合併している。

中期経営計画で黒字体質への転換を目指す

当社グループは2026年度から2028年度を計画期間とする中期経営計画を策定した。キャッチフレーズは「受け継ぐ力、未来へ~創業220年に向けた基盤づくり~」。不採算事業の改善と成長分野への資源シフトを進め、「組み方・商品・売り方・考え方」の4つの改革を掲げる。2026年度の連結業績予想は売上高100億円、営業利益7000万円、経常利益2億円、親会社株主に帰属する当期純利益1億5000万円。最終年度の2028年度にはROE2%の達成を目標とする。デジタル技術の活用やD2C・サブスクリプション型ビジネスへの転換も計画に含まれる。

業界の中での役割は繊維業界の専門商社・加工メーカー、健康・生活関連機器の企画販売にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
101億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01和装主力

着物や和装小物など和装関連商品の加工・販売。主に子会社ツカモト市田で展開し、伝統的な和装市場を支える。

主な製品・サービス1
和装関連商品
着物、帯、和装小物等を加工・販売。日本の伝統衣料を提供する。

02洋装準主力

ユニフォームやアパレル製品の企画・販売。企業向け制服や一般向け衣料を展開する。

主な製品・サービス2
ユニフォーム
企業・団体向けの制服・作業服。デザインから納品まで一貫対応。
アパレル製品
婦人服・紳士服などの企画販売。ホームファッション事業部で扱う。

03ホームファニシング準主力

カーテンや寝具などインテリア関連商品の企画・販売。住空間を彩る製品を提供。

主な製品・サービス1
ホームファニシング商品
カーテン、カーペット、寝具等の企画販売。住まいの快適性を高める。

04健康・生活副次

健康・環境分野の生活関連機器を企画・販売。子会社ツカモトウェルネスとともに、健康増進に寄与する製品を提供。

主な製品・サービス1
生活関連機器
健康機器、環境用品など。健康維持・増進に貢献する。

05建物賃貸その他

保有する建物の賃貸を行い、安定した収益源となっている。

製品と技術

和装・ユニフォーム・アパレルOEM:繊維卸売の三本柱

和装事業では、着物や帯などの伝統衣料品をツカモト市田株式会社が加工・販売する。2026年3月期の売上高は9億7000万円で、不採算催事からの撤退により減収となったが、収益性は改善傾向にある。洋装事業はユニフォーム事業部とアパレル部からなり、ユニフォーム事業が売上高46億1500万円とグループ最大の収益源。一方、アパレル部はレディスOEMやメンズGMS向け商品を扱い、5億2400万円と縮小傾向にある。

健康・生活事業:サウナ機器が牽引、家電販売は低調

健康・生活事業では、サウナ機器や健康関連家電をエイム事業部およびツカモトウェルネス株式会社が企画・販売する。2026年3月期の売上高は26億1400万円で、前期比7.9%増。サウナ機器の受注が堅調だった一方、家電量販店向け販売は低調に推移した。同事業は依然として営業損失3億1700万円を計上しており、中期経営計画では再生領域として事業モデルの抜本的見直しが進められている。

ホームファニシングと建物賃貸:対照的な収益構造

ホームファニシング事業はカーテンなどのインテリア用品を企画販売し、売上高4億700万円。OEM受注減と直営店の計画未達により減収・赤字が続く。一方、建物賃貸業は安定した収益を上げ、売上高10億7400万円に対してセグメント利益6億100万円と高収益。テナントの変動は少なく、グループのキャッシュ創出を支えている。中期計画では、ホームファニシングを成長領域、建物賃貸を安定領域と位置付け、それぞれに異なる戦略を適用する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業、収益改善へ構造改革

電子部品などの卸売を手掛ける。売上高約100億円。営業利益率は2025/3期▲3.09%と赤字だが、2026/3期は0%見込み。同業にはリョーサン菱洋ホールディングス(167A)など大規模競合。規模で劣るが、ニッチ分野に特化。収益力の回復が急務。

強み

  • 特定分野の部品に特化。知識や販路で差別化。大企業にはないきめ細かいサービス。顧客密着。
  • 小規模ゆえの機動性。意思決定速い。在庫コントロール柔軟。変化への対応力。
  • 長年の取引で顧客との信頼。安定した受注基盤。リピート率高い。ニッチ市場で一定の地位。
  • 赤字からの脱却を目指し、構造改革。コスト削減や営業強化。収益改善への取り組み。

課題

  • 営業赤字継続。キャッシュフロー悪化懸念。早期の収益化必須。体力消耗リスク。
  • 大規模同業との競争。価格競争で劣位。規模の経済で差をつけられる。差別化困難。
  • 特定顧客や製品への依存。取引先の変更や需要減が直撃。事業リスク高い。分散必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がツカモトコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13359cotta59億円12.3倍
23377バイク王&カンパニー59億円11.4倍
32788アップルインターナショナル58億円4.3倍
45283高見澤56億円4.3倍
57120SHINKO55億円6.9倍
68025ツカモトコーポレーション54億円30.5倍
73070ジェリービーンズグループ54億円
89885シャルレ54億円
92776新都ホールディングス54億円46.3倍
107538大水53億円7.2倍
112795日本プリメックス53億円11.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

資本金100万円で創業、合名会社を吸収した1920年

1920年1月、株式会社塚本商店として設立(資本金100万円)。同年3月には塚本合名会社を合併し、資本金300万円に増強した。これが現在のツカモトコーポレーションの原点である。創業当初から繊維関連の卸売業を営み、後の事業拡大の基盤を築いた。

塚本商事への改名と東証上場(1961〜1973年)

1961年2月に塚本商事株式会社へ商号変更。1963年10月には東京証券取引所市場第二部に上場を果たす。その後、1969年12月に小樽支店を札幌に移転するなど北海道での拠点を整備。1973年8月には東証第一部銘柄に指定され、企業規模と信用力を高めた。

関連会社の設立と倉庫業の分離(1977〜1980年)

1977年4月に塚本ビルサービス株式会社、1979年11月に塚本倉庫株式会社を設立。1980年3月には倉庫業を塚本倉庫に営業譲渡し、事業の子会社化を進めた。この時期にグループ経営の体制を整え、ビル管理や物流といった周辺事業を独立させている。

商号をツカモトに変更、会社分割でグループ再編(1994〜2003年)

1994年4月に商号をツカモト株式会社に変更。1995年7月には株式会社創新を設立。2003年10月には会社分割制度を活用し、ツカモト株式会社、ツカモト札幌株式会社、ツカモトアパレル株式会社など7社を設立。同時に商号を株式会社ツカモトコーポレーションに変更し、持株会社体制へ移行した。

市田株式会社の買収とグループ統合の加速(2008〜2010年)

2008年2月に市田株式会社の株式を取得。同年4月にはグループ再編でツカモト札幌を合併し、ツカモトファッションの事業をツカモトユーエスに譲渡、ツカモトエステートを吸収合併。2009年10月には創新の事業を株式会社しるくらんどに譲渡。2010年4月には市田を存続会社として日本クリエイティブセンター、きもの一番館、井筒工芸を合併、塚本倉庫を存続会社として千歳を合併、塚本ビルサービスを吸収合併するなど、グループの一体化を進めた。

和装事業の統合と更なる吸収合併(2017〜2022年)

2017年7月にツカモト市田株式会社を設立し、グループの和装事業を一本化。2019年4月には当社を存続会社として、ツカモトアパレル、ツカモトユーエス、ツカモトエイム、市田、ツカモト、塚本倉庫、創新の7社を吸収合併。2022年4月にはツカモト市田が株式会社しるくらんどを吸収合併し、グループの再編が一段落した。

健康・生活事業を拡大すべくウェルネス子会社を設立(2024年)

2024年2月、ツカモトウェルネス株式会社を設立し、連結子会社とした。健康・生活事業の拡大を目的としており、中期経営計画では同事業を成長領域に位置付けている。これによりグループは当社とツカモト市田、ツカモトウェルネスの3社体制となった。

年表22件を開く

1920年代

  • 1920年1月創業株式会社塚本商店設立(資本金100万円)
  • 1920年3月M&A塚本合名会社を合併(資本金300万円)

1950年代

  • 1959年10月創業千歳株式会社設立

1960年代

  • 1961年2月商号変更塚本商事株式会社に商号変更
  • 1963年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1969年12月支店を小樽市より札幌市に移転

1970年代

  • 1973年8月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 1977年4月創業塚本ビルサービス株式会社設立
  • 1979年11月創業塚本倉庫株式会社設立

1980年代

  • 1980年3月倉庫業を塚本倉庫株式会社に営業譲渡

1990年代

  • 1994年4月商号変更ツカモト株式会社に商号変更
  • 1995年7月創業株式会社創新設立

2000年代

  • 2003年10月創業会社分割制度による適格分割によりツカモト株式会社、ツカモト札幌株式会社、ツカモトアパレル株式会社、ツカモトユーエス株式会社、ツカモトファッション株式会社、ツカモトエイム株式会社、ツカモトエステート株式会社設立
  • 2003年10月商号変更株式会社ツカモトコーポレーションに商号変更
  • 2008年2月M&A市田株式会社の株式取得
  • 2008年4月M&Aグループ再編により、ツカモト株式会社を存続会社として、ツカモト札幌株式会社を合併、ツカモトファッション株式会社の事業をツカモトユーエス株式会社に譲渡、ツカモトエステート株式会社を当社に吸収合併
  • 2009年10月グループ再編により、株式会社創新の事業を株式会社しるくらんどに譲渡

2010年代

  • 2010年4月M&Aグループ再編により、市田株式会社を存続会社として、株式会社日本クリエイティブセンター、株式会社きもの一番館、井筒工芸株式会社を合併、塚本倉庫株式会社を存続会社として、千歳株式会社を合併、塚本ビルサービス株式会社を当社に吸収合併
  • 2017年7月M&Aグループ再編により、ツカモト市田株式会社(現・連結子会社)を設立し和装事業を統合
  • 2019年4月M&Aグループ再編により、当社を存続会社としてツカモトアパレル株式会社、ツカモトユーエス株式会社、ツカモトエイム株式会社、市田株式会社、ツカモト株式会社、塚本倉庫株式会社、株式会社創新の7社を吸収合併

2020年代

  • 2022年4月M&Aグループ再編により、ツカモト市田株式会社を存続会社として株式会社しるくらんどを吸収合併
  • 2024年2月ツカモトウェルネス株式会社(現・連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで10,000百万円
  • 営業利益2027年3月期まで70百万円
  • 経常利益2027年3月期まで200百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで150百万円
  • ROE2028年度まで2%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの再定義と4区分への整理

    成長領域(ツカモトウェルネス・ホームファニシング)への資源集中、安定領域(ユニフォーム・建物賃貸)のキャッシュ創出、改善領域(和装・アパレル)の選択と集中、再生領域(健康・生活)の抜本見直しにより、収益責任を明確化する。

  2. 02

    高付加価値型商品への転換

    経験則に依存した商品開発から脱却し、顧客ニーズ起点で高付加価値型の提案へ転換することで、競争力を高める。

  3. 03

    D2Cやストック型ビジネスへの売り方改革

    卸売中心からD2C、EC強化、レンタル・サブスクリプション等のストック型ビジネスへ展開し、収益の安定化を図る。

  4. 04

    AI・デジタル技術活用による予測型経営

    生成AIを含むデジタル技術を全社で推進し、業務効率化と意思決定の高度化を図り、データに基づく予測型経営を目指す。

  5. 05

    ESG経営の推進

    環境ではSBT認定取得、社会では人的資本経営、ガバナンスでは監査等委員会設置会社への移行検討など、ESG各分野の取り組みを進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で180人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は575万円で、9期前と比べて0.3%平均年齢は46.1歳、平均勤続年数は19.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月294
2018年3月275
2019年3月57744.613.2264
2020年3月54944.117.7252
2021年3月56143.517.8253
2022年3月56543.417.7236
2023年3月57044.618.6198
2024年3月56245.419.0188
2025年3月56446.619.6189−159
2026年3月57546.119.11800

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
目黒東山スクエアビル ※2 — 東京都目黒区6,501百万円
建物の 賃貸業
ツカモトビル ※2、※3 — 東京都中央区6,090百万円
建物の 賃貸業
主な関係会社
  • 国内
    ツカモト市田㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ツカモトウェルネス㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は101億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+4.1%。

売上高
+4.1%
101億円
営業利益
0億円
純利益
2億円
営業利益率
0.0%
前期比 +3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高100億円101億円
営業利益1億円0億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は27億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q280
2024年1Q24−2−8.3−1
2024年2Q2613.81
2024年3Q23−3−13.0−2
2024年4Q254
2025年2Q42−3−7.1−1
2025年4Q5500.0−3
2026年2Q47−1−2.10
2026年4Q5411.92
2027年1Q27−1−3.7−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は331億円から101億円へ31%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月331126
2014年3月29323
2015年3月273113
2016年3月24610
グループ再編により、ツカモト市田株式会社(現・連結子会社)を設立し和装事業を統合
2017年3月22432
2018年3月20138
グループ再編により、当社を存続会社としてツカモトアパレル株式会社、ツカモトユーエス株式会社、ツカモトエイム株式会社、市田株式会社、ツカモト株式会社、塚本倉庫株式会社、株式会社創新の7社を吸収合併
2019年3月19332
2020年3月17834
2021年3月17831
グループ再編により、ツカモト市田株式会社を存続会社として株式会社しるくらんどを吸収合併
2022年3月1573−3
2023年3月12911
ツカモトウェルネス株式会社(現・連結子会社)を設立
2024年3月9812
2025年3月97−3−2−3.1−4
2026年3月101020.02

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高101億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.3%69億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.7%31億円
  • その他の費用持分法損益などの調整1.0%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.2pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.0pt
1.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−10億円、投資CFが4億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は13億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月58−71373
2014年3月0−2−1−270
2015年3月12−51−4−3926
2016年3月2−1−10117
2017年3月12−4317
2018年3月35−7818
2019年3月9−2−2724
2020年3月−6−2−2−814
2021年3月9−22723
2022年3月0−1−5−118
2023年3月46−61022
2024年3月34−2727
2025年3月−3−1−2−421
2026年3月−104−1−613

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は314億円。このうち返さなくてよい自己資本が162億円で、自己資本比率は51.5%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月34814220625.8
2014年3月2909219831.8
2015年3月31411420036.4
2016年3月28410318136.3
2017年3月28010817238.7
2018年3月27911716241.8
2019年3月27711316440.8
2020年3月26111015142.2
2021年3月27211815443.4
2022年3月26511515043.5
2023年3月25811913946.1
2024年3月28213714548.7
2025年3月28914114848.6
2026年3月31416215251.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
64億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
22億円
在庫として抱えている分
負債合計
152億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
44
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中137位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中272位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.5%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.1%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,337で、1年前と比べて+1.6%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥1,337+1.3%1ヶ月+0.5%1年+1.6%時価総額54億円
過去52週の値幅
安値¥1,181高値¥1,431

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)30.5倍
PER (会社予想)36.0倍
PBR0.31倍
配当利回り2.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1349円で、25日移動平均線1304.08円を約3.4%上回って推移。1ヶ月で4.01%上昇し、52週高値1431円に接近中。週足では上昇基調が続き、出来高は7月上旬に5200株と増加した後、直近では3400株と高水準を維持。RSIは63.49と中立圏だが、高値圏での需給逼迫が意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER30.76倍は卸売業平均18.16倍を大幅に上回り、予想PER36.3倍と業績悪化でさらに割高だ。PBR0.3368倍は平均1.25倍を大きく下回り、資産価値からは割安だが、ROE1.1%と極めて低い収益性が問題。配当利回り2.22%は平均2.92%を下回り、株主還元も見劣りする。直近の赤字から回復途上で、割高と判断せざるを得ない。

指標この会社業種平均
PER (実績)30.5倍17.9倍
PER (予想)36.0倍
PBR0.31倍1.24倍
ROE1.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績低迷からのターンアラウンド局面にあり、強気派はリストラ効果と需要回復による収益改善を期待する一方、弱気派は販売競争激化と規模縮小による競争力低下を懸念する。25/3期は営業赤字に転落し、26/3期の黒字回復予想が焦点。市場規模が成熟する中での成長戦略の実効性が争点。

プラスに働く材料7
  • コスト削減効果

    26/3期は損益分岐点改善で黒字転換の見込み。

  • PB強化

    自社企画商品の拡大で粗利率向上余地。

  • 業界再編恩恵

    同業統合で流通構造が変わる中、生き残り余地。

  • 2026/3期に営業黒字転換通年影響

    営業利益は▲3億円(2025/3)→0億円(2026/3)。純利益も2億円に回復し底入れ

  • PBR0.34倍は自己資本の3分の1不定影響

    PBR0.3368倍、時価総額55億円。資産価値から見た下値余地は大きく、物色の対象に

  • 売上高101億円と100億円台回復通年影響

    売上高97億円(2025/3)→101億円(2026/3)。増収基調が確認される

  • 配当利回り2.22%を維持継続影響

    赤字後に配当が維持され利回り2.22%。無配落ちの懸念が後退

マイナスに働く材料7
  • 需要停滞

    眼鏡市場の成長鈍化で販売数量が伸び悩む。

  • 競争激化

    低価格競争が進み、価格転嫁が困難。

  • 財務体力

    減収基調で運転資金負担が重い。

  • 2025/3期は営業損益3億円の赤字通年影響

    売上高97億円、営業利益▲3億円、営業利益率▲3.09%。再発リスクが株価の重し

  • 予想PER36.3倍と利益減を内包決算発表後影響

    予想EPS約37円は実績44円から約15%減。PERが実績30.76倍から悪化する見通し

  • 売上高は2年前とほぼ同水準通年影響

    2024/3期98億円、2026/3期101億円。100億円規模で伸びが止まり成長期待乏しい

  • 時価総額55億円、流動性が低い継続影響

    時価総額55億円、外国所有4.49%。売買高が細りまとまった資金は入りにくい

次の決算で確かめる点
営業利益率
黒字定着の鍵となる収益性の指標。
自己資本比率
財務安定性と過剰債務のリスクを測る。
PB売上比率
差別化戦略の進捗を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.24%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
2.24%
いまの株価に対して
配当性向
73.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3068.2
2018年3月300.012.2
2019年3月300.0
2020年3月4033.319.5
2021年3月30−25.073.6
2022年3月300.0
2023年3月300.0186.7
2024年3月300.068.7
2025年3月300.0
2026年3月300.073.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,158人。区分でいちばん多いのは事業法人40.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.6%を占め、残る39.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人21.323.232.636.839.840.0
個人・その他45.042.137.435.536.834.5
金融機関30.632.227.226.121.320.6
外国法人1.41.20.90.61.44.5
自己株式2.11.71.20.80.80.9
証券会社1.61.31.91.10.70.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01フリージア・マクロス㈱18.21
02明治安田生命保険(相)4.91
03㈱三菱UFJ銀行4.18
04VASANTA MASTER FUND PTE. LTD.(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)4.01
05ツカモト共栄会3.66
06㈱レンティック3.49
07㈱アドバンスト・メディア3.42
08㈱三井住友銀行2.85
09㈱みずほ銀行2.75
10三菱UFJ信託銀行㈱2.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+175%、1株純資産は14期で+1669%。直近期のROEは1.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月162267.110.926.3
2014年3月872,3133.815.32.7
2015年3月3232,86912.44.39.2
2016年3月32,5830.1398.627.1
2017年3月482,7161.825.668.2
2018年3月2062,9307.36.212.2
2019年3月472,8391.625.7
2020年3月1112,7654.09.519.5
2021年3月372,9711.341.273.6
2022年3月−832,882
2023年3月162,9610.692.7186.7
2024年3月433,4011.429.368.7
2025年3月−943,483
2026年3月444,0051.130.373.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額179百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
百瀬二郎代表取締役社長6728,700
田中文人代表取締役副社長 コーポレート本部長 兼 賃貸事業担当6222,630
西村隆常務取締役 営業本部長5716,560
齋川敏明常務取締役 営業本部副本部長 兼 グループ本部長 兼 ツカモトウェルネス㈱ 代表取締役社長5916,160
角田英二取締役 コーポレート本部 副本部長 兼 経営企画・総務・経理担当 兼 経理部長563,800
蒔山秀人取締役67
阿久津正志取締役56
野中郁江取締役73
小野田克巳監査役(常勤)612,600
下道敏実監査役67
河合信之監査役63
吉田民監査役60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)515514028
社外取締役526265
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容538字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社2社で構成され、各種繊維製品の加工及び販売を主な内容とし、それに関連して建物の賃貸、健康・生活関連等の事業活動を展開しております。 当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、報告セグメントと同一の区分であります。 和装事業 和装関連商品の加工及び販売…………………………………   主にツカモト市田(株)において行っております。 洋装事業 洋装関連商品の企画及び販売…………………………………   当社ユニフォーム・SP事業部及びホーム・ファッション事業部のアパレル部において行っております。 ホームファニシング事業 ホームファニシング商品の企画及び販売……………………   当社ホーム・ファッション事業部において行っております。 健康・生活事業 健康・環境分野の生活関連機器の企画及び販売……………   当社エイム事業部及びツカモトウェルネス(株)において行っております。 建物の賃貸業 建物の賃貸………………………………………………………   当社賃貸事業部門において行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注) ツカモト市田㈱及びツカモトウェルネス㈱は連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題2,764字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、経営姿勢を明確にするため、“社訓”及び“私たちの信条(Credo)”で構成される経営理念を定めております。 《社訓》 ・道義を重んじる ・共存同栄を旨とする ・自立し協力する 《私たちの信条(Credo)》 ツカモトグループは、 培った商人魂とフロンティア精神のもと、 美しさと快適を求める生活者に応え、 和文化の継承と流通革新の進展のため、 前進する。 また、「美しい生活がいい。」(Amenity & Beauty Company)を《企業スローガン》として策定しており、経営理念と合わせて、グループの経営理念体系を構成しております。これらの経営理念体系に基づき、ライフスタイル提案型の企業グループとして、社会的認知度と企業価値を高めることに尽力し、日本の消費生活を高めていくことに貢献して行くことを、経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、2026-2028年度を計画期間とする中期経営計画を策定しております。創業220年に向けた成長基盤の構築を目的とし、これまで培ってきた事業基盤や信頼を活かしつつ、不採算構造や従来型のビジネスモデルの見直しを進める3カ年の改革期間と位置づけております。不採算事業の改善と成長分野への資源シフトを進め、安定的な利益創出体質の確立と資本効率の向上を図り、持続的な企業価値の向上および社会とともに発展する企業グループの実現に努めてまいります。 2026年度(2027年3月期)における連結業績予想 売         上      高   10,000   百万円 営      業     利    益   70   百万円 経       常     利    益   200   百万円 親会社株主に帰属する当期純利益   150   百万円 (3)中長期的な会社の経営戦略 今後の見通しにつきましては、国内企業の業績は堅調に推移し、株価の上昇や所得環境の改善などを背景に、景気は緩やかな回復基調が続くことが期待されます。一方で、緊迫化する国際情勢に起因するエネルギー資源や原材料価格の高騰などにより、依然として先行き不透明な状況が続くものと見込まれます。 このような環境のもと、当社グループは、キャッチフレーズ「受け継ぐ力、未来へ~創業220年に向けた基盤づくり~」のもと、2026年度を初年度とする新たな中期経営計画を策定いたしました。 本中期経営計画は、創業220年に向けた成長基盤の構築を目的とし、これまで培ってきた事業基盤や信頼を活かしつつ、不採算構造や従来型のビジネスモデルの見直しを進める3カ年の改革期間と位置づけております。市場縮小やコスト上昇、デジタル化の進展といった外部環境の変化に対応するとともに、低収益体質や業務の属人化といった内部課題の解消に向け、「組み方・商品・売り方・考え方」の4つの改革を全社で推進してまいります。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループは、「受け継ぐ力、未来へ~創業220年に向けた基盤づくり~」をキャッチフレーズとし、2026年度を初年度とする中期経営計画を策定いたしました。本計画期間を「黒字体質への転換を最優先とする3年間」と位置づけ、創業220年に向けた持続的成長のための経営基盤の再構築に取り組んでまいります。 当社グループはこれまで、不採算事業の継続、業務の属人化、並びに従来型の「モノ売り」からの脱却の遅れといった課題を抱えてまいりました。これらを早期に解消し、安定的に利益を創出できる体質へ転換するため、「4つの変える(組み方・商品・売り方・考え方)」を軸に、事業構造及び収益モデルの抜本的な見直しを進めてまいります。 まず、「組み方を変える」として、事業ポートフォリオを再定義いたします。各事業を「成長領域」「安定領域」「改善領域」「再生領域」の4区分に整理し、それぞれの役割と収益責任を明確化いたします。成長領域であるツカモトウェルネス事業及びホームファニシング事業は、新たな販路開拓と商品開発により収益拡大を図り、将来の収益の柱として育成してまいります。安定領域であるユニフォーム事業及び建物賃貸事業は、強みを活かした安定的なキャッシュ創出により、全社の収益基盤を支えてまいります。改善領域である和装事業及びアパレル事業は、選択と集中を徹底し、不採算の解消と収益力の回復を図ってまいります。再生領域である健康・生活事業は、事業及び組織構造の抜本的な見直しを行い、収益性重視の事業モデルへの転換を進めてまいります。 「商品を変える」として、経験則(KKD、勘・経験・度胸)に依存した商品開発から脱却し、顧客ニーズ起点による高付加価値型の提案へと転換してまいります。 「売り方を変える」として、卸売中心のビジネスモデルから、D2C(直接販売)やECの強化、並びにレンタルやサブスクリプション等のストック型ビジネスへの展開を進め、収益の安定化を図ってまいります。 「考え方を変える」としては、生成AIを含むデジタル技術の活用を全社的に推進し、業務効率化と意思決定の高度化を図ることで、本計画期間内にデータに基づく「予測型経営」の実現を目指してまいります。 また、資本コストを意識した経営を徹底し、収益性及び資本効率の改善に取り組んでまいります。本中期経営計画の最終年度である2028年度において、ROE2%の達成を目標としております。不採算事業の見直しや在庫の適正化により本業からのキャッシュ創出力を高めるとともに、AI・DXへの成長投資、財務体質の健全化に向けた有利子負債の圧縮、並びに安定的な株主還元をバランスよく実施し、着実な利益成長の実現を目指してまいります。 ESGへの対応につきましては、環境(Environment)分野において、循環型ビジネスの推進及び温室効果ガス排出量の削減に取り組み、2026年度中のSBT認定取得を目指してまいります。社会(Social)分野においては、「個の尊重と働きがいの向上」を掲げ、デジタル人材の育成や組織活性化を通じて人的資本経営を推進してまいります。ガバナンス(Governance)分野においては、透明性・実効性の高い経営体制の構築に向け、監査等委員会設置会社への移行検討や情報開示の充実を図ってまいります。 以上の取り組みを通じ、収益力の強化と経営基盤の再構築を着実に進めることで、持続的な企業価値の向上を実現してまいります。
事業等のリスク3,081字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、これらのリスク発生の可能性を認識し、その発生の回避を図るとともに、発生した場合の影響の最小化に取り組んでおります。 (1) 事業展開に関するリスク ①消費者動向に関するリスク 当社グループにおける製品は、国内経済状況の変動による個人消費の低迷、同業他社との競合、消費者ニーズの急激な変化等により、計画した収益を確保できないおそれがあるため、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②不採算事業の継続リスク 当社グループにおける和装事業におきましては、和装業界の縮小傾向とともに事業規模が縮小し、損失計上が続いております。コスト削減による効率経営の実践と経営資源の有効活用による生産性の向上を図り、黒字基調への回復に努めておりますが、不採算催事からの撤退や催事外ビジネスへのシフトが遅れることによって、当社グループの経営成績、財政状態等に大きな影響を与える可能性があります。 ③得意先への信用リスク 当社グループは得意先の信用リスクにおいて、監査室が得た最新の信用情報等を常務会へ報告する事や、取引信用保険に加入するなど、常に貸倒れに備えておりますが、予期せぬ倒産などの事態により債権回収に支障が発生した場合など、経営成績、財政状態等に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④不動産賃貸における賃貸条件の悪化リスク 当社グループでは、東京都において、賃貸収益を得る賃貸等不動産を所有しておりますが、競争の激化や地価の変動、当該地域における地震その他の災害、地域経済の悪化等による賃貸条件の悪化は、当社グループの経営成績、財政状態等に影響を与える可能性があります。 ⑤資産の減損リスク 当社グループでは、固定資産の減損会計を適用しております。将来、当社グループが保有する固定資産等について、経営環境の著しい悪化等による収益性の低下や市場価格の下落等により、減損損失が発生した場合、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥海外調達リスク 海外生産および海外調達活動において、為替レートの変動や、現地通貨価値の変動など経済状況の変化による生産、調達のコストアップ等のリスクがあります。そのため、先物為替予約等のデリバティブを活用したヘッジ取引により、為替変動リスクの軽減に努めております。また、生産管理上のトラブルによる製品事故等の発生を防ぐために、品質管理体制の強化にも努めておりますが、これらを完全に回避できるものではなく、当社グループの経営成績、財政状態等に影響を与える可能性があります。 ⑦人材確保・後継者養成に関するリスク 若手・専門人材が確保できず事業の継続に支障がでる場合は、当社グループの経営成績、財政状態等に影響を与える可能性があります。当社グループでは、国内の大学等に積極的に訪問し就職セミナーを開催し、優秀な人材の確保に努めております。中途採用も拡大しており専門人材の拡充も進めておりますが、従業員の年齢構成のバランスの悪さからくる後継者の養成に制約がでる可能性があります。 ⑧金利リスク 当社グループの有利子負債の額と金利変動による金利負担の増加リスクがあります。そのリスクを軽減させるため有利子負債の削減に積極的に努めておりますが、金利動向によっては、将来の当社グループの経営成績、財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑨棚卸資産の評価に係るリスク 当社グループの棚卸資産の評価は、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法によっております。商品のライフサイクル期間や保証期間を踏まえて決定した一定の回転期間を超える品目がある場合には、その回転期間に応じて定期的に帳簿価額を切り下げる方法を採用しております。また、正味売却価額が帳簿価額を下回っている商品及びその評価につきましては、正味売却価額まで帳簿価額を切り下げる方法を採用しております。 しかし、市場の流行性の動向や競合製品による需要の悪化を受け、各品目の回転期間に変動が生じる場合があります。このような場合、棚卸資産評価損の拡大が生じ追加的計上が必要となる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法律・規制に関するリスク 当社グループは独占禁止法、取適法、景品表示法などに関する法令等を遵守するコンプライアンス経営に努めており、リスク管理委員会や内部統制委員会を中心に社内における研修会や、外部セミナー等の受講を積極的に行っています。しかしながら、従業員や取引先の不正および違法行為等に起因して問題が発生し、企業の社会的信頼の低下や損害賠償など多額の費用負担を招くおそれが発生することにより、当社グループの経営成績に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (3)災害に関するリスク 当社グループは災害の発生に備え、平時の予防管理と災害発生時における安全の確保と会社組織の秩序の維持及び会社資産の保全等を防災規程にて定めております。地震や水害など不測の自然災害、突発的な火災や事故、新型インフルエンザや昨今の新型コロナウイルス感染拡大など疫病の発生等によって、営業活動の中断を余儀なくされ、仕入商品調達の遅れによる販売機会の損失や売上不振における回収額の大幅な減少等が発生するおそれがあります。テレワークや在宅による勤務、時差出勤、フレックス勤務体制の採用等の事業の継続体制を整え、その影響を最小限に抑える努力をしておりますが、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があり、当社グループとしては特に最重要リスクとして位置付けております。 (4) 気候変動に関するリスク 気候変動により近年発生が増加傾向にある台風、集中豪雨等の異常気象により、当社グループが製品を生産・調達・流通・供給する業界が甚大な被害を受けた場合、その復旧まで生産もしくは出荷が長期間にわたり停止することがありえます。また、冷夏、暖冬、長雨などによる異常気象により、製品供給への影響が発生する場合、及び季節的な要因による販売状況が左右される商品の取扱いが多く、売れ行き不振や販売シーズンの経過による商品価値の下落が発生する場合には、当社グループの経営成績、財政状態等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、以上のような事業活動に係るあらゆるリスクを的確に把握すると共に、リスクの発生頻度や経営への影響を軽減し、リスクが顕在化した場合であっても、経営者の視点でリスクマネジメントを統括、推進していく事を目的とし、代表取締役社長を委員長とする「リスク管理委員会」を設置しております。その構成は子会社の社長、及び当社の各事業部長、常勤監査役を委員会のメンバーとして年間2回以上開催し、リスクの対応策を検討しております。案件によっては、関連部署の従業員や社外監査役の招集も実施しております。また、その下部組織として「内部統制委員会」「ESG委員会」を組織し、「リスク管理委員会」の指示のもと、現場の作業機関として迅速かつ機動的な対応を実施する体制を整備しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,831字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績の回復を背景とした株価の上昇が継続するなど資本市場は堅調に推移し、加えて所得環境の改善や政府による各種政策への期待もあり、緩やかな回復基調が続きました。一方で、緊迫化する国際情勢を背景としたエネルギー資源や原材料価格の高騰などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、建物賃貸事業が堅調に推移したことに加え、ユニフォーム事業における受注が大きく増加したことにより、売上高は増収となり、黒字に転換いたしました。 引き続き厳しい経営環境が見込まれる中、当社グループは高採算事業へのリソース集中を進めるべく、各事業におけるポートフォリオの見直しを断行するとともに、組織体制の強化を通じて事業構造改革の基盤構築に注力しております。 今後も、早期に安定した事業基盤の確立を図り、持続的な成長の実現に努めてまいります。 以上の結果、当連結会計年度における連結業績は、売上高は10,106百万円(前年同期比4.4%増)、営業利益は17百万円 (前連結会計年度は営業損失332百万円)、経常利益は181百万円(前連結会計年度は経常損失210百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は177百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失380百万円)となりました。 セグメントの状況は以下のとおりです。 <和装事業> ツカモト市田株式会社の和装事業につきましては、不採算催事からの撤退を進めたことにより売上高は減少したものの、収益性の改善が進み、利益面では改善いたしました。 以上の結果、当事業分野の売上高は970百万円(前期比4.2%減)、セグメント損失(営業損失)は87百万円(前連結会計年度はセグメント損失102百万円)となりました。 <洋装事業> アパレル事業につきましては、レディスOEM事業及びメンズ事業におけるGMS向け商品の販売減少により売上高は524百万円(前期比10.6%減)となりました。 ユニフォーム事業につきましては、ユニフォーム商品の新規案件の受注拡大及び継続案件の受注増加により売上高は4,615百万円(前期比10.0%増)となりました。加えて、原価管理の徹底等による利益率の改善が進んだ結果、セグメント利益は大幅な増益となりました。 以上の結果、当事業分野の売上高は5,139百万円(前期比7.4%増)、セグメント利益(営業利益)は194百万円(前期比185.1%増)となりました。 <ホームファニシング事業> ホームファニシング事業につきましては、OEM受注の減少に加え、直営店舗における販売が当初計画を下回ったことにより、売上高は大幅に減少いたしました。 以上の結果、当事業分野の売上高は407百万円(前期比13.4%減)、セグメント損失(営業損失)は224百万円(前連結会計年度はセグメント損失162百万円)となりました。 <健康・生活事業> 健康・生活事業につきましては、家電量販店向け販売が低調に推移したものの、サウナ機器の受注が堅調に推移したことにより、売上高は増加し、収益面においても改善いたしました。 以上の結果、当事業分野の売上高は2,614百万円(前期比7.9%増)、セグメント損失(営業損失)は317百万円(前連結会計年度はセグメント損失473百万円)となりました。 <建物の賃貸業> 建物の賃貸事業につきましては、テナントの状況に大きな変動はなく、売上高は前年並みに推移したものの、費用の削減により、増益となりました。 以上の結果、当事業分野の売上高は1,074百万円(前期比1.1%減)、セグメント利益(営業利益)は601百万円(前期比2.8%増)となりました。 セグメントごとの仕入及び販売の状況は以下の通りです。 ① 仕入実績 (千円) セグメントの名称   前連結会計年度   当連結会計年度 和装事業   284,391   308,336 洋装事業   3,740,257   3,882,785 ホームファニシング事業   445,077   337,956 健康・生活事業   2,156,882   2,264,010 建物の賃貸業   369,632   363,274 計   6,996,242   7,156,363 (注) 1 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 ② 販売実績   (千円) セグメントの名称   前連結会計年度   当連結会計年度 和装事業   1,012,167   970,052 洋装事業   4,783,403   5,139,685 ホームファニシング事業   456,518   407,209 健康・生活事業   2,422,593   2,593,402 建物の賃貸業   1,001,721   991,933 計   9,676,404   10,102,282 (注) 1 売上高に対し10%以上に該当する販売先はありません。 2 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 (2) 財政状態 当連結会計年度末における資産の部は、前連結会計年度末に比べ2,487百万円増加し、31,385百万円となりました。これは流動資産において現金及び預金が747百万円減少した一方、受取手形及び売掛金が143百万円、棚卸資産が285百万円増加したこと、また投資その他の資産における投資有価証券が時価評価等により2,772百万円増加したこと等が主な要因となります。 負債の部は、前連結会計年度末に比べ382百万円増加し、15,226百万円となりました。これは流動負債において電子記録債務が494百万円減少した一方、固定負債において繰延税金負債が934百万円増加したこと等が主な要因となります。 純資産の部は、前連結会計年度末に比べ2,104百万円増加し、16,159百万円となりました。これは株主資本において利益剰余金が56百万円増加したこと、その他の包括利益累計額におけるその他有価証券評価差額金が1,926百万円、退職給付に係る調整累計額が122百万円増加したこと等が主な要因となります。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、1,315百万円となり前連結会計年度末から747百万円の減少(前連結会計年度末は611百万円の減少)となりました。この主な要因は以下の通りです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は1,045百万円(前連結会計年度は261百万円の減少)となりました。これは税金等調整前当期純利益235百万円、減価償却費119百万円等があった一方、売上債権が260百万円、棚卸資産が285百万円増加し、仕入債務が498百万円減少したことが主な要因であります。 この結果、前連結会計年度と比べて784百万円の支出の増加となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の増加は369百万円(前連結会計年度は138百万円の減少)となりました。これは有形及び無形固定資産の取得による支出136百万円があった一方、投資有価証券の売却による収入195百万円、出資金の回収による収入300百万円があったことが主な要因となります。 この結果、前連結会計年度と比べて508百万円の収入の増加となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は72百万円(前連結会計年度は211百万円の減少)となりました。これは借入による収入、配当金の支払及びリース債務の返済等があったことが主な要因です。 この結果、前連結会計年度と比べて139百万円の支出の減少となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、業績目標の達成とともに経費節減に努め、資本の財源は利益による積み上げを継続的に行うことを基本方針とし、安定的な配当政策の継続を図っております。 資金の流動性につきましては、利益の確保、滞留債権の削減及び在庫の圧縮により必要運転資金の増加を抑えることで、キャッシュ・フローの安定的な確保に努めております。 また、当連結会計年度には、為替の変動や物価上昇による仕入れコストが増加いたしました。このような状況下において当社グループでは経費削減は勿論のこと、在庫管理を重要なテーマとして掲げ、資金効率の向上を目指してまいります。 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点における経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ①経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は10,106百万円(前期比4.4%増)となりました。和装事業における不採算催事からの撤退や、アパレル事業におけるGMS向け商品の販売減少、ホームファニシング事業におけるOEM受注の減少や直営店舗販売の計画未達による減収要因があったものの、ユニフォーム事業において新規案件の受注拡大及び継続案件の納品増加があったこと、ならびに健康・生活事業においてサウナ機器の受注が堅調に推移したことなどにより、全体として増収となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は3,166百万円(前期比11.7%増)となりました。増収効果に加えて、ユニフォーム事業における原価管理の徹底等を通じた利益率の改善や、和装事業における収益性の改善等が進んだことにより、売上総利益は増加いたしました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は17百万円(前連結会計年度は営業損失332百万円)となりました。ユニフォーム事業における大幅な増益が全社の利益を牽引したことに加え、全社的な経費削減に努めて販売費及び一般管理費を3,149百万円(前期比0.6%減)に抑制した結果、営業黒字への転換を果たしました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は181百万円(前連結会計年度は経常損失210百万円)となりました。これは、営業黒字への転換に加え、営業外費用として支払利息151百万円等を計上した一方で、営業外収益として受取配当金311百万円等を計上した結果、営業外損益が大きく改善したことによるものです。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は177百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失380百万円)となりました。これは、特別利益として投資有価証券売却益149百万円を計上し、特別損失としてホームファニシング事業に係る減損損失58百万円や店舗撤退損37百万円などを計上した結果によるものです。 ②財政状態の分析 当連結会計年度末の財政状態の分析については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)財政状態」に記載のとおりであります。 ③キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度末のキャッシュ・フローの分析については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。 <重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定> 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 また、当連結会計年度末現在において上記以外に以下の事項についても、当社の連結財務諸表の作成において使用される重要な判断と見積りに影響を及ぼす可能性があると考えております。 ① 有価証券 有価証券の保有に際しては、市場価格のない株式等以外のものについては時価法、市場価格のない株式等については原価法で計上していますが、市況が悪化した場合や投資先の業績不安により評価損の計上が必要となる可能性があります。また、不安定な国際情勢、物価上昇等により、市況が悪化した場合は、更なる評価損の計上も考えられます。 ② 貸倒引当金 債権の貸倒れに備えるため一般債権につきましては貸倒実績率法により、貸倒懸念債権につきましてはキャッシュ・フロー見積法または財務内容評価法、破産更生債権等につきましては財務内容評価法にて計上しております。 また、国際情勢の変化や為替の急激な変動により顧客の財務状態が予想以上に悪化した場合には、追加での引当計上が必要となる可能性があります。 ③ 固定資産の減損 当社グループは、報告セグメントを基本に資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて固定資産の帳簿価額を回収可能性価額まで減損処理を実施することとしております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては、慎重に検討を行っておりますが、事業計画や市場環境の変化により、投資額の回収が見込めなくなった場合には、減損処理が必要となる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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