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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

大水

DAISUI CO.,LTD.7538 · Standard · 卸売業

水産物卸売の老舗。中央卸売市場を拠点に鮮魚を仲介し、子会社で冷蔵倉庫も運営する。

概要

大水は、1939年に大阪冷凍海老株式会社として創業した水産物卸売企業である。大阪・京都・神戸の中央卸売市場を基盤に鮮魚・冷凍魚など水産物全般の販売を手掛け、冷蔵倉庫事業も併せ持つ。2026年3月期の連結売上高は1,057億円、従業員438名。東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、株式会社ニッスイの関連会社である。

水産物販売と冷蔵倉庫の二本柱

大水グループは、水産物販売事業と冷蔵倉庫等事業の二つのセグメントで構成される。中核である水産物販売事業は、卸売市場法に基づき中央卸売市場等で水産物を販売する。市場内の荷受業務に加え、市場外の量販店や食品メーカー向け販売も行う。冷蔵倉庫等事業は、子会社の大阪東部冷蔵株式会社が運営する冷蔵倉庫を拠点に、市場内外の流通を支える。2026年3月期の連結売上高1,057億円のうち、水産物販売事業が1,055億円を占め、冷蔵倉庫等事業は2億86百万円である。セグメント利益はそれぞれ10億36百万円、25百万円と、水産物販売が収益の大部分を担う。

関西の卸売市場を拠点とする地域展開

大水の事業基盤は、関西圏の中央卸売市場にある。大阪市中央卸売市場(本店)に加え、北部支社(1978年開設)、東部支社(1981年開設)を置く。また、神戸海産物株式会社(2000年合併)、京都魚市場株式会社(2001年合併)を吸収合併し、京都・神戸にも拠点を拡大した。さらに、2013年には子会社を通じて大分市公設地方卸売市場、別府魚市にも進出し、営業エリアを西日本に広げている。関西を基盤としつつ、海外向け冷凍魚の輸出や、国内加工メーカー向けの販売も行う。

グループ体制と関連会社との関係

大水グループは、大水(単体)と5社の子会社、3社の関連会社で構成される。子会社には、水産物販売を担う株式会社京都興産、丸魚食品株式会社、株式会社大分水産、株式会社別府魚市と、冷蔵倉庫を運営する大阪東部冷蔵株式会社がある。関連会社には、大阪府中央卸売市場水産物精算株式会社など精算業務を行う会社が3社ある。大水は株式会社ニッスイの関連会社であり、ニッスイは大水グループの主要な仕入先であるとともに、大阪東部冷蔵の寄託者でもある。この関係により、安定した調達と保管が図られている。

卸売市場法に基づく公認荷受業者

大水は、卸売市場法に基づく水産物卸売業者として、大阪府知事や農林水産大臣の許可を受けて事業を営む。1947年に大阪府の公認荷受機関となり、1950年に水産物卸売人の許可を取得。1978年には大阪府中央卸売市場の水産物部卸売業者として農林大臣の許可を受け、北部支社を開設した。1981年には東部支社も同様の許可を得た。卸売市場内では、生産者から委託された水産物を競り・相対取引で販売する「荷受」業務が主軸であり、市場流通の要としての役割を担っている。

業界の中での役割は水産流通の川中を担う卸売業者。市場内での販売と市場外流通の倉庫機能を併せ持つ。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,058億円
営業利益
9億円
営業利益率
0.9%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
水産物販売事業1,055億円99.8%10億円0.9%
冷蔵倉庫等事業2億円0.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01水産物流通主力

卸売市場法に基づき、中央卸売市場等で水産物の販売を行う。また、子会社を通じて市場外流通にも対応。

主要顧客株式会社ニッスイ

主な製品・サービス1
水産物卸売
中央卸売市場で鮮魚などの水産物を仲介・販売する。市場内の売買を円滑にする役割を担う。

02冷蔵倉庫準主力

子会社の大阪東部冷蔵株式会社が、市場内及び市場外流通の拠点として冷蔵倉庫業を運営する。水産物の保管・流通を支える。

主要顧客株式会社ニッスイ

主な製品・サービス1
冷蔵倉庫
水産物などを低温で保管する倉庫サービス。市場内外の流通拠点として機能する。

製品と技術

市場内での水産物卸売(荷受業務)

大水の主力事業は、中央卸売市場における水産物の荷受業務である。大阪市中央卸売市場を本拠とし、北部・東部支社を含めて鮮魚、冷凍魚、塩干物などを取り扱う。市場内では、産地から委託された水産物を競りや相対取引で仲卸業者や買参人に販売する。2025年3月期の市場営業部門では、サンマやイカの漁獲増により取扱金額が増加した一方、海水温上昇の影響でカキ、ホタテ、ウニなどは入荷が不安定となった。養殖マグロ、タイ、サーモンは堅調に推移した。

市場外販売と海外向け輸出

市場外営業部門では、量販店、食品メーカー、外食産業向けに水産物を販売する他、海外への冷凍魚輸出も行う。2025年3月期は、サバを中心とした冷凍魚の海外販売や、国内加工メーカー向け冷凍スリミ(すり身)の販売が好調であった。一方、漁獲量減少により輸出取扱量は減少したが、単価上昇で売上高は前期を上回った。また、塩冷関係では鮭鱒、塩サバ、チリメン・シラスの販売単価が上昇し、取扱金額が増加した。市場外での販路拡大が収益に貢献している。

冷蔵倉庫による流通支援

子会社の大阪東部冷蔵株式会社が運営する冷蔵倉庫は、市場内外の水産物の保管・品質維持を担う。市場内の流通拠点として機能し、生鮮品の安定供給を支える。2025年3月期の冷蔵倉庫等事業の売上高は2億86百万円で、保管料収入の増加により前期比8.5%増加した。主要な寄託者である株式会社ニッスイとの関係を活かし、グループ全体の物流効率化に寄与している。また、2024年問題への対応として、物流機能の効率化や在庫管理の高度化が進められている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

食品卸売で低収益、規模拡大が急務

大水は食品・飲料の卸売を手掛け、売上高は約1000億円。同業のタビオやイメージワンなどと競合するが、営業利益率は0.7%と極めて低く、収益構造に課題がある。食品卸業界は薄利多売が常態化しており、同社も規模のメリットを活かしきれていない。リョーサン菱洋ホールディングスのような高収益企業との差が大きい。

強み

  • 約1000億円の売上高を誇る全国的な販売ネットワークを保有。
  • 食品・飲料の幅広い品目を扱い、顧客の多様なニーズに対応可能。
  • 生活必需品を扱うため、景気変動の影響を受けにくい。
  • 自社物流網により、安定した配送サービスを提供。

課題

  • 営業利益率0.7%と薄利であり、コスト上昇に脆弱。
  • 同業他社との競争激化で値下げ圧力が強く、収益改善が困難。
  • 燃料費・人件費の高騰が収益を圧迫。効率化が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が大水

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17120SHINKO55億円6.9倍
28025ツカモトコーポレーション54億円30.5倍
33070ジェリービーンズグループ54億円
49885シャルレ54億円
52776新都ホールディングス54億円46.3倍
67538大水53億円7.2倍
72795日本プリメックス53億円11.2倍
87131のむら産業51億円6.9倍
97531清和中央ホールディングス51億円13.9倍
107427エコートレーディング51億円6.5倍
117501ティムコ50億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

大阪冷凍海老として設立された1939年

大水の起源は、1939年4月に資本金5万円で設立された大阪冷凍海老株式会社である。当時は冷凍海老の製造・販売を目的としていた。1941年8月に商号を共同水産加工株式会社に変更し、加工業へと軸足を移した。さらに1944年1月には共同水産株式会社と改め、水産物全般の取り扱いへと事業を拡大した。創業期の一連の商号変更は、事業内容の変化を反映している。

戦後、公認荷受機関となり商号を確立

1947年9月、商号を大阪水産物株式会社に変更し、大阪府における公認荷受機関となった。これにより、中央卸売市場での水産物荷受業務を公的に認められた。1948年3月には商号を株式会社大水に変更し、水産物の売買及び販売の受託を目的とする現在の事業形態が確立した。1950年8月には大阪府知事より水産物卸売人として許可を受け、卸売業者としての地位を固めた。

中央卸売市場で支社を開設した1978年と1981年

1978年5月、大水は大阪府中央卸売市場において水産物部卸売業者として農林大臣の許可を受け、北部支社を開設した。これにより、大阪市内の市場網を拡大した。続いて1981年10月には、大阪東部水産市場株式会社から営業権の一部を譲り受け、東部支社を開設。農林水産大臣の許可を得て、東部地域での卸売事業を開始した。二つの支社開設により、大阪府下での営業エリアを広げた。

子会社化と上場で拡大した1990年代

1992年3月、大阪東部冷蔵株式会社を子会社化し、冷蔵倉庫事業をグループに取り込んだ。これにより、水産物の保管・流通機能を内部化した。1997年3月には大阪証券取引所市場第二部に株式を上場し、資金調達の道を拓いた。上場により、企業としての透明性と信頼性を高め、さらなる事業拡大の基盤を築いた。

関西の水産市場を統合した2000年代

2000年9月、神戸海産物株式会社を吸収合併し、神戸エリアの市場を獲得した。2001年10月には京都魚市場株式会社を吸収合併し、同時に同社の子会社であった株式会社京都興産及び丸魚食品株式会社を子会社化した。これにより、京都・神戸の卸売市場に進出し、関西全域の水産流通網を築いた。2005年5月には株式会社明石丸海を吸収合併し、事業規模をさらに拡大した。

地方市場への進出と市場区分変更

2013年4月、子会社の株式会社大分水産が大分県知事の認可を受け、大分市公設地方卸売市場で事業を開始した。同年7月には株式会社別府魚市を子会社化し、大分県内でのプレゼンスを強化した。また、2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行した。

年表16件を開く

1930年代

  • 1939年4月創業大阪冷凍海老株式会社を資本金5万円で設立する。

1940年代

  • 1941年8月商号変更商号を共同水産加工株式会社に変更する。
  • 1944年1月商号変更商号を共同水産株式会社に変更する。
  • 1947年9月商号変更商号を大阪水産物株式会社に変更、大阪府における公認荷受機関となる。
  • 1948年3月商号変更水産物の売買及び販売の受託を目的とし、商号を株式会社大水に変更する。

1950年代

  • 1950年8月大阪府知事より水産物卸売人として許可を受ける。
  • 1956年11月大阪塩干株式会社の営業権を一部譲受ける。

1970年代

  • 1978年5月大阪府中央卸売市場に水産物部卸売業者として農林大臣より許可を受け、北部支社を開設。

1980年代

  • 1981年10月大阪東部水産市場株式会社より営業権を一部譲受け、水産物部卸売業者として農林水産大臣より許可を受け、東部支社を開設。

1990年代

  • 1992年3月M&A大阪東部冷蔵株式会社を子会社化。
  • 1997年3月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

2000年代

  • 2000年9月M&A神戸海産物株式会社を吸収合併。
  • 2001年10月M&A京都魚市場株式会社を吸収合併、この合併により同社の子会社であった株式会社京都興産及び丸魚食品株式会社を子会社化。
  • 2005年5月M&A株式会社明石丸海を吸収合併。

2010年代

  • 2013年4月子会社の株式会社大分水産が、水産物部の営業の譲受けについて大分県知事より認可を受け、大分市公設地方卸売市場において事業を開始。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。株式会社別府魚市を子会社化。東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で438人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は669万円で、9期前と比べて+14.2%平均年齢は46.4歳、平均勤続年数は20.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月430
2018年3月429
2019年3月58645.820.8436
2020年3月58246.020.6443
2021年3月57446.020.3456
2022年3月53846.020.2446
2023年3月59845.920.2435
2024年3月64545.920.3424
2025年3月66745.719.4434161
2026年3月66946.420.1438205

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率16.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社・大阪本場支社(大阪市福島区)他5事業所1,535百万円
水産物販売事業
本社・物流センター — 大阪市東住吉区283百万円
冷蔵倉庫等事業
本社 — 京都市南区196百万円
水産物販売事業
本社 — 大分県大分市20百万円
水産物販売事業
本社 — 大阪市北区13百万円
水産物販売事業
本社 — 大分県別府市10百万円
水産物販売事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱京都興産(注)2
    大阪市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    丸魚食品㈱(注)2
    京都市南区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱大分水産(注)2
    大分県大分市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱別府魚市(注)2
    大分県別府市
    議決権100.0%
  • 国内
    大阪東部冷蔵㈱(注)2
    大阪市東住吉区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニッスイ(注)3、4
    東京都港区
    議決権31.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,058億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.5%、利益が+28.6%。

売上高
+6.5%
1,058億円
営業利益
+28.6%
9億円
純利益
-41.7%
7億円
営業利益率
0.9%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,060億円1,058億円
営業利益8億円9億円
純利益7億円7億円
1株あたり配当¥7¥7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は263億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.7%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2213
2024年1Q24220.83
2024年2Q23010.40
2024年3Q29441.45
2024年4Q2192
2025年2Q46720.42
2025年4Q52651.010
2026年2Q49530.62
2026年4Q56361.15
2027年1Q26331.13

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,269億円から1,058億円へ83%に減った。直近期の営業利益率は0.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。株式会社別府魚市を子会社化。東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。
2013年3月1,2694−4
2014年3月1,32032
2015年3月1,33355
2016年3月1,36566
2017年3月1,30364
2018年3月1,30144
2019年3月1,28744
2020年3月1,25142
2021年3月1,14207
2022年3月888−10
2023年3月98567
2024年3月9851010
2025年3月993780.712
2026年3月1,0589110.97

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,058億円のうち、営業利益として残るのは9億円0.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の0.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金93.3%987億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.9%62億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.9%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
6.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
0.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
0.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.1pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−11億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−14億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は26億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月23−10522
2014年3月−11−612−1717
2015年3月102−91220
2016年3月4−2−2220
2017年3月6−30322
2018年3月51−3624
2019年3月124−31637
2020年3月−3−4−1−729
2021年3月33−2634
2022年3月−2034−1721
2023年3月−318−227
2024年3月272−132943
2025年3月−11−30−1430
2026年3月−11−310−1426

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は284億円。このうち返さなくてよい自己資本が128億円で、自己資本比率は45.3%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1934115221.0
2014年3月1914414723.2
2015年3月1985414427.3
2016年3月1965713929.0
2017年3月2036314031.2
2018年3月2176814931.4
2019年3月2187014832.1
2020年3月2006813234.2
2021年3月2027712538.0
2022年3月2117613535.9
2023年3月2258214336.6
2024年3月24710014740.6
2025年3月24811513446.1
2026年3月28412815545.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
70億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
64億円
在庫として抱えている分
負債合計
155億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
42
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中103位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中254位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.3%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥386で、1年前と比べて+12.1%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥386+0.0%1ヶ月+2.1%1年+12.1%時価総額53億円
過去52週の値幅
安値¥330高値¥463

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.2倍
PER (会社予想)7.2倍
PBR0.37倍
配当利回り1.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/3は+5.6%上昇し374円。25日線(352円)を+6.2%上回るが、75日線(379円)を下回る。1ヶ月+8.4%とやや上昇。RSI60.3で中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは1.81%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥7
1株あたり
配当利回り
1.81%
いまの株価に対して
配当性向
15.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月515.9
2018年3月50.019.9
2019年3月620.024.1
2020年3月5−16.752.1
2021年3月50.010.6
2022年3月4−20.0
2023年3月525.012.8
2024年3月620.09.1
2025年3月60.07.5
2026年3月716.715.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,937人。区分でいちばん多いのは事業法人55.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.3%を占め、残る39.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人56.756.555.654.954.955.2
個人・その他37.438.039.139.039.437.9
金融機関5.25.15.05.05.25.1
外国法人0.20.10.10.50.31.5
自己株式4.03.32.62.11.61.1
証券会社0.40.30.10.50.30.4
外国人個人0.10.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ニッスイ31.24
02株式会社極洋8.57
03農林中央金庫5.04
04大水従業員持株会3.48
05ニチモウ株式会社3.27
06中部水産株式会社1.88
07寳船冷蔵株式会社1.63
08利州株式会社1.56
09大起産業株式会社1.42
10水野 直明1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-06-05
    農林中央金庫
    新規の大量保有報告
    3.88%
    -1.16pt
  • 2026-05-29
    株式会社ニッスイ
    新規の大量保有報告
    23.98%
    -7.26pt
  • 2026-05-29
    株式会社 極洋
    変更報告
    6.57%
    -1.13pt
  • 2026-05-26
    株式会社 極洋
    新規の大量保有報告
    6.57%
    -1.13pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+265%、1株純資産は14期で+219%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−33295
2014年3月183225.810.220.4
2015年3月3739510.35.58.3
2016年3月4541611.24.811.4
2017年3月334627.57.315.9
2018年3月274975.610.419.9
2019年3月305115.98.024.1
2020年3月124982.417.152.1
2021年3月485809.05.210.6
2022年3月−1567
2023年3月526148.94.912.8
2024年3月7574411.14.39.1
2025年3月8884511.13.67.5
2026年3月549436.07.215.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額217百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山橋英一郎取締役社長(代表取締役)69
湯上信元取締役 営業部門統括 兼海外販売部長67
金岡正倍取締役 市場営業担当 兼大阪本場支社長63
三谷拓己取締役 経営企画室・物流企画部担当63
西山康成取締役 管理部門統括55
松葉知幸取締役75
谷内満取締役56
齋藤守常勤監査役60
百々季仁監査役54
田中豊監査役65
川口紀彦604,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6136361718932
社外取締役628285

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容621字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社5社及び関連会社3社で構成されております。当社の主要業務は卸売市場法に基づく水産物卸売業であります。子会社及び関連会社は水産物等の販売及び冷蔵倉庫業他を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)水産物販売事業   ……   当社は、卸売市場法に基づき中央卸売市場等において水産物の販売を行っております。 子会社である株式会社京都興産、丸魚食品株式会社、株式会社大分水産、株式会社別府魚市が当事業に属しております。 (2)冷蔵倉庫等事業   ……   子会社である大阪東部冷蔵株式会社は、市場内及び市場外流通の拠点として冷蔵倉庫業を行っております。 当社は株式会社ニッスイの関連会社であります。同社は当社グループの水産物販売事業における主要な仕入先であり、また冷蔵倉庫等事業においても、子会社である大阪東部冷蔵株式会社が運営する冷蔵倉庫の寄託者であります。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)1.持分法適用会社はありません。 2.関連会社である大阪府中央卸売市場水産物精算㈱、大分魚函サービス㈱及び大分水産物精算㈱は、当社グループの事業に直接関係していないため記載しておりません。
経営方針・対処すべき課題2,150字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・経営戦略等 当社グループは、「企業理念」及び「経営理念」のもと、水産物を中心に、農畜産品、調理品などの食料品の販売等に関する業務を展開しております。 「水産物販売事業」は当社グループの中核を担う事業であります。大阪・京都・神戸の卸売市場を主な営業拠点として、市場内外の卸売会社、量販店、食品メーカーなどへ水産物全般を販売し、関西の食卓へ届ける役割を担っております。 「冷蔵倉庫事業」では、冷蔵倉庫を運営しております。当社グループの水産物販売にかかる流通機能を補完する役割を担っており、生鮮品の品質維持や安定供給に貢献しております。 海洋環境の変化や消費者ニーズの多様化など、事業を取り巻く環境は日々変化しております。こうしたなか、当社グループは、組織的な調達力を強化し、顧客の期待に応えていくことで、企業価値の向上を目指してまいります。 『企業理念』 大水グループは、自然の恵みに感謝し、古(いにしえ)からの食文化を守り、新たな食の創造に挑戦していきます <企業理念に込めた思い> 水産資源の持続的利用と地球環境の保全につながる思い ⇒「自然の恵みに感謝する」 歴史ある日本の食文化の伝統や卸売市場の役割を支えていきたい思い ⇒「古(いにしえ)からの食文化を守る」 様々な環境変化を先取りし、食を通じて人々の健康と幸福に貢献したい思い ⇒「新たな食の創造に挑戦する」 『経営理念』 ①水産物流通の担い手として誇りを持ち、人々の健康と幸福に貢献します。 ②企業も社員も常に質の向上を目指し、変革を推進していきます。 ③社員全員が働きがいの持てる企業を創っていきます。 ④企業として顧客、仕入先、株主など関係者からの期待に応え、社会的信頼を高めます。 ⑤関西を基盤に世界を視野に入れた活動をしていきます。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、成長性と収益性を確保するという観点から、企業収益の基本的な指標となる「売上高」、「営業利益」及び「経常利益」を重要な指標として位置づけております。 2026年度の数値目標(連結ベース)は、売上高1,060億円、営業利益8億円、経常利益9億50百万円であります。 ※業績予想並びに将来予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成されています。様々な不確実性、潜在リスク、 自然環境変化等の要因の変化により、予想とは大きく乖離する可能性を含んでいます。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 水産業界を取り巻く環境は、天然魚・養殖魚を含む水産資源の供給が不安定なものとなっております。輸入水産物は価格上昇が続き、日本の買い負け状態も広がっております。また、物流費や人件費をはじめとした各種コストの上昇、人手不足の深刻化、小売業界における競争激化など、事業環境は大きく変化しております。 一方で、健康志向の高まりなどを背景に、水産物の持つ価値への関心は引き続き高く、多様化する消費者ニーズへの対応力がこれまで以上に求められております。 このような環境のもと、当社グループは、「前を向き、スピードをもって構造改革を進める」を基本方針として掲げ、従来のやり方を踏襲することなく、仕組みを変え、新しいことを実行し、将来を見据えた事業基盤の強化に取り組んでまいります。 具体的には、組織的な調達力・営業力の強化を重点課題と位置づけ、取組先や調達ルートの拡大、市場営業部門と外販部門との連携強化、顧客ニーズを起点とした提案型営業の推進などに取り組んでまいります。また、仕入先や取引先との連携を強化し、原料から加工・販売までを意識した付加価値の高い商品・サービスの提案を進めることで、競争力と収益力の向上を図ってまいります。 物流面におきましては、2024年問題以降の輸送環境の変化への対応が重要性を増しており、当社グループにおきましても、物流機能の効率化や在庫管理の高度化を進め、安定的な供給体制の維持・強化に努めてまいります。 生産性向上への取組としては、業務の集中と選択、適材適所の人員配置、複数担当制や多能工化の推進などを進め、効率的で柔軟な組織体制の構築を図ってまいります。 さらに、IT活用や業務のデジタル化につきましては、今後の重要な経営課題の一つと認識しており、業務効率化や情報活用力の向上に向けた環境整備を進めてまいります。また、AI技術やRPAなど新たな技術につきましても、社内での活用方法を検討しながら、業務への導入を図ってまいります。 当社グループは、水産物流通の担い手としての役割を果たしていくため、2030年度のあるべき姿を掲げております。このあるべき姿の実現に向けて、当社グループは、2026年度を初年度とし、2030年に「活き活きと水産物の価値をお客様に提供し続ける企業」を目指す新たな中期経営計画の策定を進めております。変化する事業環境への対応力を高めるとともに、持続的な成長と企業価値向上に努めてまいります。
事業等のリスク5,114字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)法的規制について 当社グループは、水産物卸売会社として中央卸売市場及び地方卸売市場を中心に活動しております。そのため、卸売市場法を中心とした関係法令等への対応は重要な事項として認識しております。 卸売市場法などの法令等に抵触した場合、市場開設者から業務停止等の処分を受ける可能性があります。そのような事態に陥った場合、財政状態及び経営成績に与える影響は多大であると考えております。 当該リスクが顕在化する蓋然性は高くないものの、未然防止策として関係法令等の遵守・周知徹底や開設者等の検査対応及び各種モニタリングに取り組んでおります。また、卸売市場を取り巻く環境の変化に対応できる体制を構築し、新たな需要の開拓や付加価値の向上に取り組んでおります。 (2)市況変動等について 当社グループの主力事業である水産物の販売は、天候の影響により水産物の入荷量や市況が日々変動することがあります。このほか、発生頻度は高くないものの、自然災害や海洋汚染、資源保護による漁獲制限、政策的な輸出入の制限等も市況を変動させる要因となっております。 当社グループは水産物販売を主な収益源としているため、水産物需給の大幅な減退や市況の暴落等の事態に陥った場合は、仕入及び販売に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、営業部門が主体となり適時適切な在庫商品を確保することで価格変動リスクの低減を図っております。また、入荷が不安定にならないよう、全国各地の産地出荷者との関係を強化することで、水産物を安定的に集荷する体制づくりに努めております。 (3)食品の安全性について 食品を取り扱う上で品質管理の不備や衛生管理の不備、食品情報の伝達に関する不備等、様々なリスクが常に内在しております。 当該リスクが顕在化した場合、食品の回収や廃棄、損害賠償責任等に費用が必要となる他、社会的信頼の低下により仕入及び販売の状況に影響を与える可能性が考えられます。 当該リスクへの対応策として、品質管理委員会を設置し、品質管理活動の方針決定や当該活動状況のチェック等を実施しております。また、営業部門内に品質管理専任者を配置し、品質管理の周知・指導を実施しております。 衛生管理面においては、「HACCPに沿った衛生管理」に関する基準に基づき計画書を作成し、衛生管理にかかる手順書の作成、実施状況の記録・保存を行っております。 (4)新規人材確保と業務ノウハウの継承について 当社グループの継続的な成長には、優秀な人材の確保と育成・活用が必要不可欠となります。 現在当社の社員構成は、中高年者の割合が高くなっております。中長期的な業務ノウハウ継承のためには、若年層の拡充と早期育成が必要です。一方で、人口減少とともに若年層の割合が減少し、新卒採用を中心とした若年者の採用が困難となってきております。今後、若年者の人材確保や育成が停滞した場合には、基幹的な業務ノウハウの空洞化が発生することが懸念されます。そのような事態に陥った場合、仕入販売等の事業活動に影響を与える可能性が考えられます。 当該リスクへの対応策として、管理部門人事法務部に専任の採用担当者を配置し、通年で採用活動を実施しております。採用手法の多様化を進めることで、必要な人材を確保し、業務ノウハウを継承できる体制を維持してまいります。また、社員各々の資格等級に求める能力要件を明確化し、それに基づき教育研修を段階的に実施しております。人事制度を充実させることで、若年社員の早期離脱防止と人財の早期育成・活用を実現しております。 (5)基幹システムについて 当社グループの基幹システムは、全社各部署で使用され、業務遂行の生命線を担っております。その基幹システムのうち、水産物卸売業務で利用している「全社統合システム」は、安定的な稼働が求められるため、サーバやネットワーク機器を保守委託会社が管理するデータセンター内に設置しております。 当該データセンターでは、地震や水害などの自然災害が発生した場合でも、数日間の稼働が可能な環境及び運用体制を構築しております。さらに、システムの冗長化を図ることで、不測の事態が発生した場合でも業務の復旧ができるように備えております。 また、自然災害以外のリスクとして、サイバー攻撃、不正アクセス及びウィルス感染等を原因とした、システム障害及びネットワーク障害が発生する可能性があります。このようなサイバーセキュリティ対策として、情報セキュリティポリシーに基づいたUTM(統合脅威管理)や情報端末機器のセキュリティ対策管理システムを導入し、日々安全対策を講じております。基幹システムの停止や障害などが発生した場合、取引先へのサービスに支障をきたし、当社グループの仕入及び販売の状況に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、上記のとおり頑健なデータセンターの利用、システムの冗長化、情報セキュリティ対策等を講じております。 (6)情報漏えいについて 当社グループは全国各地に取引先を持つため、顧客の信用情報を含めた個人情報及び取引条件等の当社事業に関する情報等を扱っております。 個人情報の取扱いは厳格に行っておりますが、当社グループ又は業務委託先等から、個人情報の漏えいや紛失、毀損又は不正利用等が発生する場合があります。情報漏えいが発生した場合、当社グループの信用毀損、損害賠償責任を招き、経営成績に影響を与えるおそれがあります。また、個人情報取扱事業者として法令に違反し、罰則や勧告、命令等の行政処分を受けた場合、経営状態に悪影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、コンプライアンス委員会及び情報セキュリティ委員会が中心となり、個人情報並びに特定個人情報の適正な取扱いを策定し、安全管理等の維持・推進に取り組んでおります。 (7)営業債権の貸倒について 販売の増加に伴い貸倒リスクは高まるほか、自然環境をはじめとする様々な要因による価格変動や需給関係の変化でも貸倒リスクは高まります。また、中小企業向けの金融支援制度により一時的に資金を確保していた取引先については、返済が本格化することで資金不足に陥り、貸倒リスクが顕在化する可能性が高まると認識しております。 その他の貸倒リスクについては、顕在化する時期に偏りはありませんが、当社グループの繁忙期である年末を越えた時期は、営業債権が他の時期に比べて多い状況にあります。この時期に大口債権の貸倒が発生した場合は、貸倒引当金の計上による経営成績等に与える影響額は相対的に大きくなる可能性があります。 当該リスクへの対応策として、影響の最小化を図る与信管理や販売先の定性情報の収集に努めるなどの債権管理を行っております。そのほか、販売先との契約内容の見直しや売掛金保証サービスの活用等によるリスク回避策を講じることにより、貸倒リスクの低減に取り組んでおります。 (8)在庫商品について 当社グループは、市況を勘案しながら在庫商品を確保しております。市況の動向によっては、過剰在庫や評価損の計上などが発生する可能性があります。市況の予測は困難なため、当該リスクの発生時期を予見はできませんが、当社グループの経営成績に影響を及ぼすリスクを有しております。 当該リスクへの対応策として、定例会議において、現在及び将来の市況情報の共有を図るとともに滞留在庫の有無を確認し、適正在庫の維持に取り組んでおります。 (9)投資有価証券の時価下落による減損処理について 当社グループは売上・仕入の取引拡大及び安定した営業外収益確保のため、上場有価証券を有しております。 当連結会計年度末の上場有価証券の保有状況は、連結財務諸表の注記事項(有価証券関係)に記載のとおりであります。連結貸借対照表計上額が取得原価を超える銘柄が多数を占めており、平時において減損処理を行うリスクは極めて低いと考えております。 ただし、個別の銘柄の発行会社にて信用不安等の特別な事象が発生した場合には、投資有価証券評価損の計上により経営成績等に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、各銘柄の保有効果、時価情報、配当率を確認し、定性情報も注視して管理しております。 (10)不動産等の事業用資産の減損処理について 当社グループが保有する不動産等の事業用資産は、経営成績の低迷、不動産価額の下落の程度やその他の影響等により、減損損失の計上対象となる可能性があります。 ただし、賃貸用不動産の主要な物件については安定的に収益を計上しており、直ちに経営成績等に影響を与えるものではありません。 当該リスクへの対応策として、安定した業績を上げるよう努めるとともに、不動産価額の動向把握に努め、より好条件での活用を検討するなど常に活用方法の見直しに取り組んでおります。 (11)コンプライアンスに関する事項について 当社グループは、コンプライアンスに則した行動をとるため、「大水行動規範」に基づきその仕組みづくりに取り組んでおります。 様々な取り組みを実施しておりますが、営業取引上の不適切な売上計上、過誤による会計不正及び労務トラブル等のリスクを完全に回避することは困難であります。 当該リスクが顕在化した場合には、社会的な信用が低下し、顧客との取引停止・縮小による売上高減少や多額の損害賠償請求を受けるなど、当社業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、コンプライアンス委員会を設置し、当社グループに内在するコンプライアンス上のリスクや課題を可視化しております。可視化されたリスクは、個々に具体策を講じており、ガバナンス体制の強化、コンプライアンス意識の徹底に取り組んでおります。また、社外に顧問弁護士を連絡先とする内部通報窓口を設置し、社内に周知することで、内在するコンプライアンス上の問題が、早期に発現する体制としております。 (12)自然災害、疫病等について 当社グループは水産物流通の担い手として、生鮮食料品等の安定供給を使命としております。そのため、事業継続が脅かされるような、地震、津波、台風等の自然災害、火災及び疫病等が発生した場合でも、不測の事態への対応は重要な課題であると認識しております。しかしながら、自然災害、火災及び疫病等の発生時期を予見することは非常に困難であり、事前に準備できる対策も限定的となります。 自然災害及び火災が発生した場合、当社グループの資産が毀損すること等により財務状況が悪化することが考えられます。また、疫病等が蔓延した場合、水産物需要の減少及び流通の停滞並びに従業員の多数欠勤等により、仕入及び販売等に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、リスクマネジメント会議を設置し、様々なリスクについて協議を行う他、災害時のBCP計画も策定しております。また、上記会議に限らず緊急性を要する事案が発生した場合は、代表取締役の指揮の下、臨時の対策本部を設置し、適宜様々な対応策について協議、実行いたします。 (13)物流について 当社グループは、物流等に係る業務の全部又は一部を外部業者へ委託しております。 物流業界では、トラックドライバーの労働時間規制の強化や人手不足が深刻化しております。そのため、今後は輸送手段の確保や物流コストの上昇といった課題が、より一層大きくなることが懸念されます。 当該リスクが顕在化した場合、出荷地からの慢性的な遅延や委託先からのサービスの提供が中断・停止される可能性があります。また、当社グループにおける荷役作業の増加など物流業務にも支障が生じる可能性があります。当社グループが物流費の大幅な増加に適切に対応できない場合は、経営成績等に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、物流企画部を中心に、生産者及び運送事業者と連携を図ることで、物流の安定性確保に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)6,175字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の概要 当連結会計年度における水産流通業界については、生鮮水産物の水揚げ状況は、サンマ、イカなど一部魚種で好転が見られたものの、その他の魚種では年間を通じて低調に推移しました。また、輸入水産物はカニ、サバ、タコなどの数量は減少しましたが、継続的な円安基調を背景に輸入魚の価格は高値圏で推移したことで、輸入金額は前年を上回りました。 需要面におきましては、訪日客による消費の下支えもあり外食需要は堅調に推移しました。一方で、物価上昇に伴う実質所得の伸び悩みもあり、消費者の節約志向は根強く内食需要は力強さを欠いた状況が続きました。 当連結会計年度の経営成績は、売上高は1,057億70百万円(前期比6.5%増)となりました。市場営業部門においては、漁獲量の減少等により取扱量が減少しましたが、単価高の影響もあり、売上高は概ね前期並みとなりました。市場外営業部門においても、漁獲量の減少の影響により輸出取引が減少しましたが、冷凍スリミの国内での販売が順調に推移したことにより売上高は前期を上回りました。 損益面では、人件費・諸物価の高騰の影響により固定費が増加したことで、営業利益は8億99百万円(前期比32.1%増)、経常利益は10億54百万円(前期比27.8%増)と増益になりました。一方、税効果会計における今後の課税所得の見込額が減少したことから、法人税等調整額(損)を64百万円計上しました。そのため、親会社株主に帰属する当期純利益は、7億30百万円(前期比38.6%減)と減益となりました。 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。 (水産物販売事業) 市場営業部門においては、鮮魚関係でサンマやイカの漁獲量が増えたことなどにより、取扱金額が増加しました。また、養殖マグロ、タイ、サーモン、天然ブリ類などについても、取扱数量が堅調に推移したことで、取扱金額が増加しました。一方、カキ、ホタテなどの貝類、ウニ、秋鮭は海水温上昇など海洋環境の変化により入荷が不安定となり、取扱数量及び金額は減少しました。塩冷関係では鮭鱒、塩サバ、チリメン・シラスの販売単価が上昇したことで取扱金額が増加した一方、凍魚類及びカニは取扱数量及び金額が減少しました。 市場外営業部門では、サバを中心とした海外向け冷凍魚の販売や、国内加工メーカー向けスリミの販売が好調に推移しました。 これらの結果、売上高は、1,055億40百万円(前期比6.5%増)、セグメント利益は10億36百万円(前期比25.0%増)となりました。 (冷蔵倉庫等事業) 売上高については、保管料収入の増加により2億86百万円(前期比8.5%増)となり、セグメント利益は25百万円(前期比242.1%増)となりました。 b.財政状態の概要 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は201億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億69百万円増加しました。これは主に受取手形及び売掛金が9億98百万円、前渡金が13億98百万円増加したこと等によるものであります。固定資産は81億90百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億62百万円増加しました。これは主に投資有価証券が11億39百万円増加したこと等によるものです。 この結果、総資産は283億71百万円となり、前連結会計年度末に比べ35億31百万円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は114億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億21百万円増加しました。これは主に支払手形及び買掛金が6億36百万円、短期借入金が10億50百万円増加したこと等によるものであります。固定負債は40億93百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億25百万円増加しました。これは主に繰延税金負債が4億35百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は155億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億46百万円増加しました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は128億42百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億84百万円増加しました。これは主に利益剰余金が6億48百万円、その他有価証券評価差額金が7億52百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は45.3%(前連結会計年度末は46.1%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、25億58百万円(前連結会計年度末比4億43百万円減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は10億64百万円(前連結会計年度は10億62百万円の支出)となりました。支出となった主な要因は、前渡金を13億98百万円計上したこと等によるものであります。また、科目別の増減額は主に、税金等調整前当期純利益を10億50百万円計上し、負債の部で仕入債務が6億36百万円増加した一方で、資産の部で売上債権が7億27百万円増加し、棚卸資産が4億6百万円増加したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は3億43百万円(前連結会計年度は2億96百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得により3億16百万円の支出があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は9億64百万円(前連結会計年度は12百万円の収入)となりました。これは主に短期借入金が10億50百万円増加したこと等によるものであります。 また、キャッシュ・フローの指標のトレンドは以下のとおりであります。 (キャッシュ・フローの指標) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   35.9   36.6   40.6   46.1   45.3 時価ベースの自己資本比率(%)   15.4   15.2   17.7   17.3   18.7 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   -   -   1.1   -   - インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   -   -   118.7   -   - (注) 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ※各指標はいずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 ※営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ※2022年3月期、2023年3月期、2025年3月期及び2026年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 ③仕入及び販売の実績 a.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 水産物販売事業(百万円)   97,625   105.4 冷蔵倉庫等事業(百万円)   -   - 合計(百万円)   97,625   105.4 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 水産物販売事業(百万円)   105,540   106.5 冷蔵倉庫等事業(百万円)   286   108.5 合計(百万円)   105,826   106.5 (注)セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する記述は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績) 当社グループが属する水産流通業界を取り巻く環境は、水産資源の減少傾向に加え、物流環境の変化や各種コストの上昇により、厳しい事業環境が継続しております。一方で、世界的な水産物需要の高まりを背景として水産物価格は上昇基調で推移しており、円安の影響も相まって水産物の輸入価格は上昇傾向にあります。国内の生鮮水産物については、天然魚の水揚げは不安定に推移するなか、養殖魚に対する需要が高まっております。このような状況のもと、当連結会計年度の売上高は1,057億70百万円(前期比6.5%増)となりました。部門別の販売状況につきましては、市場営業部門の売上高は前期を上回りました。近年不漁が続いていたサンマやイカの漁獲量が増加したことに加え、養殖魚の取扱数量が堅調に推移したことから、鮮魚関係の売上高が増加いたしました。塩冷関係では、取扱数量は減少したものの、鮭鱒、塩サバ、チリメン・シラス等の販売単価が上昇したことにより、売上高は前期を上回りました。市場外営業部門の売上高も前期を上回りました。海外向け販売部門では、サバを中心とした凍魚の販売が順調に推移したほか、冷凍スリミ等を輸入し国内メーカー向けに販売する原料開発部門の取扱も順調に伸長いたしました。 利益面では、商品の仕入単価は上昇し、販管費についても、人件費や物流費を中心に増加しました。様々な物価が上昇するなか、売上総利益率を維持しながら売上高を増加させたことにより、営業利益は8億99百万円(前期比32.1%増)、経常利益は10億54百万円(前期比27.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期において税効果会計の影響により税金費用が減少していた反動等により、7億30百万円(前期比38.6%減)となりました。 当社グループでは、中期経営計画(2023年度-2025年度)において、最終年度である当連結会計年度の数値目標として、売上高1,040億円、営業利益6億90百万円、経常利益7億90百万円を掲げておりました。当連結会計年度においては、集荷力及び販売力の強化に取り組んだ結果、売上高、営業利益及び経常利益のいずれも当該目標を達成いたしました。 (財政状態) 当連結会計年度末の資産合計は283億71百万円(前期末比35億31百万円増)、負債合計は、155億28百万円(前期末比21億46百万円増)、純資産合計は、128億42百万円(前期末比13億84百万円増)となりました。資産の主な増加要因は、商品確保を目的とした仕入先への「前渡金」の増加(13億98百万円)、ならびに3月の販売実績増加に伴う「売掛金」の9億44百万円の増加であります。負債の主な増加要因は、販売増加に伴う「支払手形及び買掛金」の6億36百万円の増加に加え、運転資金需要の増加に伴う「短期借入金」の10億50百万円の増加であります。 また、保有する上場有価証券の時価上昇により、「投資有価証券」が11億39百万円増加したほか、「その他有価証券評価差額金」が7億52百万円増加いたしました。 (セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討の内容) 当社グループは、水産物販売事業が売上高及び利益に占める割合が極めて高く、報告セグメントごとの財政状態及び経営成績の分析内容は、上記の事業全体に係る記載内容と概ね同様であります。そのため、セグメントごとの記載は省略しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは10億64百万円の支出(前期は10億62百万円の支出)となりました。これは≪①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(財政状態)≫において記載したとおり前渡金を13億98百万円計上したこと等によるものであります。また、科目別の増減額は主に、税金等調整前当期純利益を10億50百万円計上し、負債の部で仕入債務が6億36百万円増加した一方で、資産の部で売上債権が7億27百万円増加し、棚卸資産が4億6百万円増加したこと等によるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当連結会計年度末の資金調達の総額は40億50百万円(前期比10億50百万円増)となりました。これらの内訳は、短期借入金は24億円(前期比10億50百万円増)、長期資金(1年内返済予定として流動負債に計上分を含む)は16億50百万円(前期比増減なし)となっております。資金調達の総額に占める流動・固定の比率は資産のバランスに見合った長期資金を調達する方針としております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されており、重要な会計方針につきましては、≪第5経理の状況1連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)≫に記載しているとおりであります。この連結財務諸表の作成にあたっては、会計基準の範囲内で一定の見積りがなされ、引当金の計上等の数値に反映されております。これらの見積りについては、必要に応じて見直しを行っておりますが、不確実性があるため、実際の結果が見積りと異なる場合があります。 なお、この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、≪第5経理の状況1連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(重要な会計上の見積り)≫に記載しているとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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