概要
大水は、1939年に大阪冷凍海老株式会社として創業した水産物卸売企業である。大阪・京都・神戸の中央卸売市場を基盤に鮮魚・冷凍魚など水産物全般の販売を手掛け、冷蔵倉庫事業も併せ持つ。2026年3月期の連結売上高は1,057億円、従業員438名。東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、株式会社ニッスイの関連会社である。
水産物販売と冷蔵倉庫の二本柱
大水グループは、水産物販売事業と冷蔵倉庫等事業の二つのセグメントで構成される。中核である水産物販売事業は、卸売市場法に基づき中央卸売市場等で水産物を販売する。市場内の荷受業務に加え、市場外の量販店や食品メーカー向け販売も行う。冷蔵倉庫等事業は、子会社の大阪東部冷蔵株式会社が運営する冷蔵倉庫を拠点に、市場内外の流通を支える。2026年3月期の連結売上高1,057億円のうち、水産物販売事業が1,055億円を占め、冷蔵倉庫等事業は2億86百万円である。セグメント利益はそれぞれ10億36百万円、25百万円と、水産物販売が収益の大部分を担う。
関西の卸売市場を拠点とする地域展開
大水の事業基盤は、関西圏の中央卸売市場にある。大阪市中央卸売市場(本店)に加え、北部支社(1978年開設)、東部支社(1981年開設)を置く。また、神戸海産物株式会社(2000年合併)、京都魚市場株式会社(2001年合併)を吸収合併し、京都・神戸にも拠点を拡大した。さらに、2013年には子会社を通じて大分市公設地方卸売市場、別府魚市にも進出し、営業エリアを西日本に広げている。関西を基盤としつつ、海外向け冷凍魚の輸出や、国内加工メーカー向けの販売も行う。
グループ体制と関連会社との関係
大水グループは、大水(単体)と5社の子会社、3社の関連会社で構成される。子会社には、水産物販売を担う株式会社京都興産、丸魚食品株式会社、株式会社大分水産、株式会社別府魚市と、冷蔵倉庫を運営する大阪東部冷蔵株式会社がある。関連会社には、大阪府中央卸売市場水産物精算株式会社など精算業務を行う会社が3社ある。大水は株式会社ニッスイの関連会社であり、ニッスイは大水グループの主要な仕入先であるとともに、大阪東部冷蔵の寄託者でもある。この関係により、安定した調達と保管が図られている。
卸売市場法に基づく公認荷受業者
大水は、卸売市場法に基づく水産物卸売業者として、大阪府知事や農林水産大臣の許可を受けて事業を営む。1947年に大阪府の公認荷受機関となり、1950年に水産物卸売人の許可を取得。1978年には大阪府中央卸売市場の水産物部卸売業者として農林大臣の許可を受け、北部支社を開設した。1981年には東部支社も同様の許可を得た。卸売市場内では、生産者から委託された水産物を競り・相対取引で販売する「荷受」業務が主軸であり、市場流通の要としての役割を担っている。
業界の中での役割は水産流通の川中を担う卸売業者。市場内での販売と市場外流通の倉庫機能を併せ持つ。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 水産物販売事業 | 1,055億円 | 99.8% | 10億円 | 0.9% |
| 冷蔵倉庫等事業 | 2億円 | 0.2% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01水産物流通主力
卸売市場法に基づき、中央卸売市場等で水産物の販売を行う。また、子会社を通じて市場外流通にも対応。
主要顧客株式会社ニッスイ
- 水産物卸売
- 中央卸売市場で鮮魚などの水産物を仲介・販売する。市場内の売買を円滑にする役割を担う。
02冷蔵倉庫準主力
子会社の大阪東部冷蔵株式会社が、市場内及び市場外流通の拠点として冷蔵倉庫業を運営する。水産物の保管・流通を支える。
主要顧客株式会社ニッスイ
- 冷蔵倉庫
- 水産物などを低温で保管する倉庫サービス。市場内外の流通拠点として機能する。
製品と技術
市場内での水産物卸売(荷受業務)
大水の主力事業は、中央卸売市場における水産物の荷受業務である。大阪市中央卸売市場を本拠とし、北部・東部支社を含めて鮮魚、冷凍魚、塩干物などを取り扱う。市場内では、産地から委託された水産物を競りや相対取引で仲卸業者や買参人に販売する。2025年3月期の市場営業部門では、サンマやイカの漁獲増により取扱金額が増加した一方、海水温上昇の影響でカキ、ホタテ、ウニなどは入荷が不安定となった。養殖マグロ、タイ、サーモンは堅調に推移した。
市場外販売と海外向け輸出
市場外営業部門では、量販店、食品メーカー、外食産業向けに水産物を販売する他、海外への冷凍魚輸出も行う。2025年3月期は、サバを中心とした冷凍魚の海外販売や、国内加工メーカー向け冷凍スリミ(すり身)の販売が好調であった。一方、漁獲量減少により輸出取扱量は減少したが、単価上昇で売上高は前期を上回った。また、塩冷関係では鮭鱒、塩サバ、チリメン・シラスの販売単価が上昇し、取扱金額が増加した。市場外での販路拡大が収益に貢献している。
冷蔵倉庫による流通支援
子会社の大阪東部冷蔵株式会社が運営する冷蔵倉庫は、市場内外の水産物の保管・品質維持を担う。市場内の流通拠点として機能し、生鮮品の安定供給を支える。2025年3月期の冷蔵倉庫等事業の売上高は2億86百万円で、保管料収入の増加により前期比8.5%増加した。主要な寄託者である株式会社ニッスイとの関係を活かし、グループ全体の物流効率化に寄与している。また、2024年問題への対応として、物流機能の効率化や在庫管理の高度化が進められている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
食品卸売で低収益、規模拡大が急務
大水は食品・飲料の卸売を手掛け、売上高は約1000億円。同業のタビオやイメージワンなどと競合するが、営業利益率は0.7%と極めて低く、収益構造に課題がある。食品卸業界は薄利多売が常態化しており、同社も規模のメリットを活かしきれていない。リョーサン菱洋ホールディングスのような高収益企業との差が大きい。
強み
- 約1000億円の売上高を誇る全国的な販売ネットワークを保有。
- 食品・飲料の幅広い品目を扱い、顧客の多様なニーズに対応可能。
- 生活必需品を扱うため、景気変動の影響を受けにくい。
- 自社物流網により、安定した配送サービスを提供。
課題
- 営業利益率0.7%と薄利であり、コスト上昇に脆弱。
- 同業他社との競争激化で値下げ圧力が強く、収益改善が困難。
- 燃料費・人件費の高騰が収益を圧迫。効率化が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字が大水
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7120SHINKO | 55億円 | 6.9倍 |
| 2 | 8025ツカモトコーポレーション | 54億円 | 30.5倍 |
| 3 | 3070ジェリービーンズグループ | 54億円 | — |
| 4 | 9885シャルレ | 54億円 | — |
| 5 | 2776新都ホールディングス | 54億円 | 46.3倍 |
| 6 | 7538大水 | 53億円 | 7.2倍 |
| 7 | 2795日本プリメックス | 53億円 | 11.2倍 |
| 8 | 7131のむら産業 | 51億円 | 6.9倍 |
| 9 | 7531清和中央ホールディングス | 51億円 | 13.9倍 |
| 10 | 7427エコートレーディング | 51億円 | 6.5倍 |
| 11 | 7501ティムコ | 50億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 16件
大阪冷凍海老として設立された1939年
大水の起源は、1939年4月に資本金5万円で設立された大阪冷凍海老株式会社である。当時は冷凍海老の製造・販売を目的としていた。1941年8月に商号を共同水産加工株式会社に変更し、加工業へと軸足を移した。さらに1944年1月には共同水産株式会社と改め、水産物全般の取り扱いへと事業を拡大した。創業期の一連の商号変更は、事業内容の変化を反映している。
戦後、公認荷受機関となり商号を確立
1947年9月、商号を大阪水産物株式会社に変更し、大阪府における公認荷受機関となった。これにより、中央卸売市場での水産物荷受業務を公的に認められた。1948年3月には商号を株式会社大水に変更し、水産物の売買及び販売の受託を目的とする現在の事業形態が確立した。1950年8月には大阪府知事より水産物卸売人として許可を受け、卸売業者としての地位を固めた。
中央卸売市場で支社を開設した1978年と1981年
1978年5月、大水は大阪府中央卸売市場において水産物部卸売業者として農林大臣の許可を受け、北部支社を開設した。これにより、大阪市内の市場網を拡大した。続いて1981年10月には、大阪東部水産市場株式会社から営業権の一部を譲り受け、東部支社を開設。農林水産大臣の許可を得て、東部地域での卸売事業を開始した。二つの支社開設により、大阪府下での営業エリアを広げた。
子会社化と上場で拡大した1990年代
1992年3月、大阪東部冷蔵株式会社を子会社化し、冷蔵倉庫事業をグループに取り込んだ。これにより、水産物の保管・流通機能を内部化した。1997年3月には大阪証券取引所市場第二部に株式を上場し、資金調達の道を拓いた。上場により、企業としての透明性と信頼性を高め、さらなる事業拡大の基盤を築いた。
関西の水産市場を統合した2000年代
2000年9月、神戸海産物株式会社を吸収合併し、神戸エリアの市場を獲得した。2001年10月には京都魚市場株式会社を吸収合併し、同時に同社の子会社であった株式会社京都興産及び丸魚食品株式会社を子会社化した。これにより、京都・神戸の卸売市場に進出し、関西全域の水産流通網を築いた。2005年5月には株式会社明石丸海を吸収合併し、事業規模をさらに拡大した。
地方市場への進出と市場区分変更
2013年4月、子会社の株式会社大分水産が大分県知事の認可を受け、大分市公設地方卸売市場で事業を開始した。同年7月には株式会社別府魚市を子会社化し、大分県内でのプレゼンスを強化した。また、2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行した。
年表16件を開く
1930年代
- 1939年4月創業大阪冷凍海老株式会社を資本金5万円で設立する。
1940年代
- 1941年8月商号変更商号を共同水産加工株式会社に変更する。
- 1944年1月商号変更商号を共同水産株式会社に変更する。
- 1947年9月商号変更商号を大阪水産物株式会社に変更、大阪府における公認荷受機関となる。
- 1948年3月商号変更水産物の売買及び販売の受託を目的とし、商号を株式会社大水に変更する。
1950年代
- 1950年8月大阪府知事より水産物卸売人として許可を受ける。
- 1956年11月大阪塩干株式会社の営業権を一部譲受ける。
1970年代
- 1978年5月大阪府中央卸売市場に水産物部卸売業者として農林大臣より許可を受け、北部支社を開設。
1980年代
- 1981年10月大阪東部水産市場株式会社より営業権を一部譲受け、水産物部卸売業者として農林水産大臣より許可を受け、東部支社を開設。
1990年代
- 1992年3月M&A大阪東部冷蔵株式会社を子会社化。
- 1997年3月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
2000年代
- 2000年9月M&A神戸海産物株式会社を吸収合併。
- 2001年10月M&A京都魚市場株式会社を吸収合併、この合併により同社の子会社であった株式会社京都興産及び丸魚食品株式会社を子会社化。
- 2005年5月M&A株式会社明石丸海を吸収合併。
2010年代
- 2013年4月子会社の株式会社大分水産が、水産物部の営業の譲受けについて大分県知事より認可を受け、大分市公設地方卸売市場において事業を開始。
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。株式会社別府魚市を子会社化。東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で438人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は669万円で、9期前と比べて+14.2%。平均年齢は46.4歳、平均勤続年数は20.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 430 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 429 | — |
| 2019年3月 | 586 | 45.8 | 20.8 | 436 | — |
| 2020年3月 | 582 | 46.0 | 20.6 | 443 | — |
| 2021年3月 | 574 | 46.0 | 20.3 | 456 | — |
| 2022年3月 | 538 | 46.0 | 20.2 | 446 | — |
| 2023年3月 | 598 | 45.9 | 20.2 | 435 | — |
| 2024年3月 | 645 | 45.9 | 20.3 | 424 | — |
| 2025年3月 | 667 | 45.7 | 19.4 | 434 | 161 |
| 2026年3月 | 669 | 46.4 | 20.1 | 438 | 205 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社6社(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内㈱京都興産(注)2大阪市北区議決権100.0%
- 国内丸魚食品㈱(注)2京都市南区議決権100.0%
- 国内㈱大分水産(注)2大分県大分市議決権100.0%
- 国内㈱別府魚市(注)2大分県別府市議決権100.0%
- 国内大阪東部冷蔵㈱(注)2大阪市東住吉区議決権100.0%
- 国内㈱ニッスイ(注)3、4東京都港区議決権31.6%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,058億円、営業利益は9億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.5%、利益が+28.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,060億円 | 1,058億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 9億円 |
| 純利益 | 7億円 | 7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥7 | ¥7 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は263億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.7%、営業利益は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 221 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 242 | 2 | 0.8 | 3 |
| 2024年2Q | 230 | 1 | 0.4 | 0 |
| 2024年3Q | 294 | 4 | 1.4 | 5 |
| 2024年4Q | 219 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 467 | 2 | 0.4 | 2 |
| 2025年4Q | 526 | 5 | 1.0 | 10 |
| 2026年2Q | 495 | 3 | 0.6 | 2 |
| 2026年4Q | 563 | 6 | 1.1 | 5 |
| 2027年1Q | 263 | 3 | 1.1 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1,269億円から1,058億円へ83%に減った。直近期の営業利益率は0.9%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。株式会社別府魚市を子会社化。東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。 | |||||
| 2013年3月 | 1,269 | — | 4 | — | −4 |
| 2014年3月 | 1,320 | — | 3 | — | 2 |
| 2015年3月 | 1,333 | — | 5 | — | 5 |
| 2016年3月 | 1,365 | — | 6 | — | 6 |
| 2017年3月 | 1,303 | — | 6 | — | 4 |
| 2018年3月 | 1,301 | — | 4 | — | 4 |
| 2019年3月 | 1,287 | — | 4 | — | 4 |
| 2020年3月 | 1,251 | — | 4 | — | 2 |
| 2021年3月 | 1,142 | — | 0 | — | 7 |
| 2022年3月 | 888 | — | −1 | — | 0 |
| 2023年3月 | 985 | — | 6 | — | 7 |
| 2024年3月 | 985 | — | 10 | — | 10 |
| 2025年3月 | 993 | 7 | 8 | 0.7 | 12 |
| 2026年3月 | 1,058 | 9 | 11 | 0.9 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,058億円のうち、営業利益として残るのは9億円で0.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の0.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金93.3%987億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.9%62億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.9%9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−11億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−14億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は26億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2 | 3 | −10 | 5 | 22 |
| 2014年3月 | −11 | −6 | 12 | −17 | 17 |
| 2015年3月 | 10 | 2 | −9 | 12 | 20 |
| 2016年3月 | 4 | −2 | −2 | 2 | 20 |
| 2017年3月 | 6 | −3 | 0 | 3 | 22 |
| 2018年3月 | 5 | 1 | −3 | 6 | 24 |
| 2019年3月 | 12 | 4 | −3 | 16 | 37 |
| 2020年3月 | −3 | −4 | −1 | −7 | 29 |
| 2021年3月 | 3 | 3 | −2 | 6 | 34 |
| 2022年3月 | −20 | 3 | 4 | −17 | 21 |
| 2023年3月 | −3 | 1 | 8 | −2 | 27 |
| 2024年3月 | 27 | 2 | −13 | 29 | 43 |
| 2025年3月 | −11 | −3 | 0 | −14 | 30 |
| 2026年3月 | −11 | −3 | 10 | −14 | 26 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は284億円。このうち返さなくてよい自己資本が128億円で、自己資本比率は45.3%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 193 | 41 | 152 | 21.0 |
| 2014年3月 | 191 | 44 | 147 | 23.2 |
| 2015年3月 | 198 | 54 | 144 | 27.3 |
| 2016年3月 | 196 | 57 | 139 | 29.0 |
| 2017年3月 | 203 | 63 | 140 | 31.2 |
| 2018年3月 | 217 | 68 | 149 | 31.4 |
| 2019年3月 | 218 | 70 | 148 | 32.1 |
| 2020年3月 | 200 | 68 | 132 | 34.2 |
| 2021年3月 | 202 | 77 | 125 | 38.0 |
| 2022年3月 | 211 | 76 | 135 | 35.9 |
| 2023年3月 | 225 | 82 | 143 | 36.6 |
| 2024年3月 | 247 | 100 | 147 | 40.6 |
| 2025年3月 | 248 | 115 | 134 | 46.1 |
| 2026年3月 | 284 | 128 | 155 | 45.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で284社中103位あたり、逆に低いのは営業利益率で284社中254位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥386で、1年前と比べて+12.1%。過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.2倍 |
| PER (会社予想) | 7.2倍 |
| PBR | 0.37倍 |
| 配当利回り | 1.81% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
7/3は+5.6%上昇し374円。25日線(352円)を+6.2%上回るが、75日線(379円)を下回る。1ヶ月+8.4%とやや上昇。RSI60.3で中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり7円で、前期から+16.7%。いまの株価に対する利回りは1.81%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 5 | — | 15.9 |
| 2018年3月 | 5 | 0.0 | 19.9 |
| 2019年3月 | 6 | 20.0 | 24.1 |
| 2020年3月 | 5 | −16.7 | 52.1 |
| 2021年3月 | 5 | 0.0 | 10.6 |
| 2022年3月 | 4 | −20.0 | — |
| 2023年3月 | 5 | 25.0 | 12.8 |
| 2024年3月 | 6 | 20.0 | 9.1 |
| 2025年3月 | 6 | 0.0 | 7.5 |
| 2026年3月 | 7 | 16.7 | 15.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥7
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,937人。区分でいちばん多いのは事業法人で55.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.3%を占め、残る39.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 56.7 | 56.5 | 55.6 | 54.9 | 54.9 | 55.2 |
| 個人・その他 | 37.4 | 38.0 | 39.1 | 39.0 | 39.4 | 37.9 |
| 金融機関 | 5.2 | 5.1 | 5.0 | 5.0 | 5.2 | 5.1 |
| 外国法人 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.5 | 0.3 | 1.5 |
| 自己株式 | 4.0 | 3.3 | 2.6 | 2.1 | 1.6 | 1.1 |
| 証券会社 | 0.4 | 0.3 | 0.1 | 0.5 | 0.3 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ニッスイ | 31.24 |
| 02 | 株式会社極洋 | 8.57 |
| 03 | 農林中央金庫 | 5.04 |
| 04 | 大水従業員持株会 | 3.48 |
| 05 | ニチモウ株式会社 | 3.27 |
| 06 | 中部水産株式会社 | 1.88 |
| 07 | 寳船冷蔵株式会社 | 1.63 |
| 08 | 利州株式会社 | 1.56 |
| 09 | 大起産業株式会社 | 1.42 |
| 10 | 水野 直明 | 1.16 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-05農林中央金庫新規の大量保有報告3.88%-1.16pt
- 2026-05-29株式会社ニッスイ新規の大量保有報告23.98%-7.26pt
- 2026-05-29株式会社 極洋変更報告6.57%-1.13pt
- 2026-05-26株式会社 極洋新規の大量保有報告6.57%-1.13pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+265%、1株純資産は14期で+219%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −33 | 295 | — | — | — |
| 2014年3月 | 18 | 322 | 5.8 | 10.2 | 20.4 |
| 2015年3月 | 37 | 395 | 10.3 | 5.5 | 8.3 |
| 2016年3月 | 45 | 416 | 11.2 | 4.8 | 11.4 |
| 2017年3月 | 33 | 462 | 7.5 | 7.3 | 15.9 |
| 2018年3月 | 27 | 497 | 5.6 | 10.4 | 19.9 |
| 2019年3月 | 30 | 511 | 5.9 | 8.0 | 24.1 |
| 2020年3月 | 12 | 498 | 2.4 | 17.1 | 52.1 |
| 2021年3月 | 48 | 580 | 9.0 | 5.2 | 10.6 |
| 2022年3月 | −1 | 567 | — | — | — |
| 2023年3月 | 52 | 614 | 8.9 | 4.9 | 12.8 |
| 2024年3月 | 75 | 744 | 11.1 | 4.3 | 9.1 |
| 2025年3月 | 88 | 845 | 11.1 | 3.6 | 7.5 |
| 2026年3月 | 54 | 943 | 6.0 | 7.2 | 15.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額217百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山橋英一郎 | 取締役社長(代表取締役) | 69 | — |
| 湯上信元 | 取締役 営業部門統括 兼海外販売部長 | 67 | — |
| 金岡正倍 | 取締役 市場営業担当 兼大阪本場支社長 | 63 | — |
| 三谷拓己 | 取締役 経営企画室・物流企画部担当 | 63 | — |
| 西山康成 | 取締役 管理部門統括 | 55 | — |
| 松葉知幸 | 取締役 | 75 | — |
| 谷内満 | 取締役 | 56 | — |
| 齋藤守 | 常勤監査役 | 60 | — |
| 百々季仁 | 監査役 | 54 | — |
| 田中豊 | 監査役 | 65 | — |
| 川口紀彦 | — | 60 | 4,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 136 | 36 | 17 | 189 | 32 |
| 社外取締役 | 6 | 28 | — | — | 28 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容621字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,150字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,114字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,175字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第91期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-29
- 半期報告書半期報告書-第91期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第90期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第90期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第89期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第89期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第89期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第89期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第88期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第88期第3四半期(2022/04/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第88期第2四半期(令和4年4月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第88期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業