本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

清和中央ホールディングス

SEIWA CHUO HOLDINGS CORPORATION7531 · Standard · 卸売業

鋼材販売・加工を軸に、西日本と東日本の2地域セグメントで展開する持株会社。不動産賃貸も手がける。

概要

清和中央ホールディングスは鉄鋼流通を中核とする持株会社である。1954年に清和鋼業として創業し、2008年に純粋持株会社へ移行。連結子会社4社を通じて鋼材販売・加工を展開し、西日本・東日本の2地域セグメントで事業を運営する。2025年12月期の連結売上高は500億円、従業員数は218名。

清和鋼業・中央鋼材・大宝鋼材の3社を中軸とするグループ

当社グループは持株会社である清和中央ホールディングスの下、連結子会社4社で構成される。事業の中核は鉄鋼流通事業会社の清和鋼業と中央鋼材である。清和鋼業は創業以来の西日本拠点を担当し、中央鋼材は2007年に株式取得(現保有率96.2%)でグループ化し東日本を担う。大宝鋼材は1987年に全株式取得した鋼材販売会社で、3社がそれぞれ地域密着型の営業を展開する。倉庫荷役を専門とする清和サービスが物流を支える。

西日本と東日本で異なる市場特性を反映したセグメント体制

報告セグメントは「西日本」「東日本」「その他(持株会社事業)」の3区分。2025年12月期のセグメント売上高は西日本250億円(前期比8.8%減)、東日本249億円(同4.1%増)、その他8億円。西日本は大阪本社を中心に中小需要家への即納販売が強みで、東日本は栃木・宮城の鉄構工場を擁する中央鋼材が建築向け加工に特化する。地域ごとの需要変動に対応するため、在庫拠点を分散配置している。

在庫・物流・加工を一体化したワンストップビジネス

当社の競争力の源泉は、豊富な在庫を即座に引き渡せる即納体制と、切断・穴あけから溶接構造物までの自社加工能力にある。堺スチールセンター(2005年稼働)は大阪圏の3倉庫を集約し、鋼材切断加工設備を備えた大型ストックヤードとして機能する。小口配送にも対応するため提携運送会社の定期便を活用し、荷扱い業務と輸送業務の連携を強化している。付帯工事への参入も進め、一貫受注体制を整えつつある。

業界の中での役割は鋼材流通・加工業における地域密着型プレイヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
500億円
営業利益
4億円
営業利益率
0.8%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
西日本250億円50.0%3億円1.2%
東日本250億円50.0%1億円0.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鋼材販売・加工(西日本)主力

西日本地域を中心に鋼材の販売・加工を展開。包括的な戦略を立案し、地域の需要に応じた供給を行っています。

主な製品・サービス1
鋼材(販売・加工)
鉄鋼製品の販売と加工サービス。建設や製造業向けに、切断・曲げなどの加工を施した鋼材を供給する。

02鋼材販売・加工(東日本)主力

東日本地域を中心に鋼材の販売・加工を展開。西日本と同様に、地域密着型のサービスを提供しています。

主な製品・サービス1
鋼材(販売・加工)
鉄鋼製品の販売と加工サービス。建設や製造業向けに、切断・曲げなどの加工を施した鋼材を供給する。

03その他(持株会社事業、不動産賃貸)その他

持株会社としての事業管理に加え、不動産の賃貸も行っています。報告セグメントの「その他」に区分されます。

製品と技術

H形鋼・厚板など構造用鋼材の総合在庫販売

当社グループの主力は、建設構造物に使われるH形鋼、厚板、鋼管などの鋼材在庫販売である。メーカー各社から多品種を仕入れ、顧客の引き合いに即座に応じられる即納体制が強み。顧客は建設業者や製造業者が中心で、全国の営業拠点が地域密着で営業活動を行う。在庫強化を経営戦略の柱とし、引き合い時の受注成約率向上を図っている。

堺スチールセンターに集約した切断・穴あけ加工

鋼材の一次加工として、切断・穴あけ・開先加工などを自社で行う。堺スチールセンター(大阪府堺市)は2005年に大阪市内3倉庫を集約して建設された拠点で、鋼材切断加工設備を備える。同センターは大型ストックヤードとしても機能し、即納と加工を一体化。また、南港かもめセンターは鋼材切断加工を専門としていたが、堺への集約後も補完的に使用されている。

鉄骨工事と付帯工事への一貫対応

中央鋼材の鉄構事業部では、溶接構造物の二次加工から鉄骨建方まで手掛ける。栃木県内の3工場(小山、栃木、小山市)と宮城県岩沼市の工場を拠点に、建築鉄骨の製造・施工を展開。さらに、鉄骨工事以外の付帯工事(外壁・屋根等)にも参入し、付帯品種一貫受注体制の整備を進めている。これにより、小口から大口まで幅広いニーズに対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業で規模中位、業績低迷から回復途上

総合卸売業として、多品種を取り扱う商社。売上高は500億円(2025/12期予想)と同業他社の中では中規模。営業利益率は0.8%と低水準だが、前年の赤字から改善傾向にある。ライバルであるリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易は専門性の高い電子機器・設備卸で収益性が高い一方、当社は汎用品が主体で競争優位が弱い。卸売業界内でポジションは不安定だが、コスト削減で利益率改善を目指す。

強み

  • 売上高500億円と一定の取扱量があり、仕入れ交渉力は維持している。
  • 営業赤字から黒字転換し、収益改善の兆しが見られる。
  • 多様な商品を取り扱い、特定分野に依存しない安定性がある。
  • 長年の取引で構築した顧客ネットワークが強み。

課題

  • 営業利益率0.8%と極めて低く、コスト競争にさらされている。
  • 売上高が減少傾向にあり、2023年比で20%減と事業縮小が懸念される。
  • 専門商社と比較して独自性が弱く、価格競争に巻き込まれやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が清和中央ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19885シャルレ54億円
22776新都ホールディングス54億円46.3倍
37538大水53億円7.2倍
42795日本プリメックス53億円11.2倍
57531清和中央ホールディングス51億円13.9倍
67131のむら産業51億円6.9倍
77427エコートレーディング51億円6.5倍
87501ティムコ50億円
98138三京化成49億円5.1倍
109929平和紙業48億円56.7倍
113024クリエイト46億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

構造用鋼の販売から始まった1954年の創業

1954年3月、大阪市西区に清和鋼業株式会社を設立し、主として構造用鋼の販売を開始した。1965年3月には北九州市戸畑区に九州支店を新設し、鉄鋼商品の販売エリアを西日本一円に拡大。創業から10年余りで関西と九州に拠点を持つ企業へと成長した。1970年11月には九州支店を小倉区に移転し倉庫を新築、物流基盤を整備した。

倉庫荷役の分離と設備拡充の1970年代

1973年6月に大阪市港区へ三先倉庫を新築し倉庫能力を増強。1974年11月には和歌山県岩出市に和歌山店を開設、倉庫併設で鉄鋼販売を開始した。1977年12月に倉庫業許可を取得し、1979年5月には大阪市住之江区に南港スチールセンターを新築。同時に本社の旧倉庫の大半を整理統合した。1981年12月、倉庫荷役部門を独立させ清和倉庫株式会社(現エスケー興産)を設立、業務の効率化を図った。

M&Aと加工拠点の拡大で事業基盤を強化した1980~90年代

1984年10月に一般建設業許可を取得し建築工事に参入。1987年10月、大宝鋼材株式会社の全株式を取得し営業戦力を増強した。同年12月には南港かもめセンターを新築、鋼材の切断加工を開始した。1992年3月に九州支店を北九州市若松区へ移転し大型ストックヤードを新設。1994年8月には清和サービス株式会社を設立し、清和倉庫から要員・営業権を譲り受けた。1996年12月に日本証券業協会へ店頭登録し、資本金7億3580万円に増資した。

持株会社移行と中央鋼材の取り込みでグループ体制を確立

2003年9月に岡山支店を新設し中国地方へ進出。2004年12月にジャスダック証券取引所に株式を上場した。2005年12月には大阪市内3倉庫を堺市堺区の堺スチールセンターに集約し、切断加工設備を備えた大型拠点に再編。2007年7月、中央鋼材株式会社の株式74.2%を取得し連結子会社化。2008年7月には純粋持株会社へ移行し、商号を清和中央ホールディングスに変更。会社分割で清和鋼業を新設し、グループ4社体制を整えた。

鉄構事業と太陽光発電への進出で事業領域を拡大

中央鋼材の鉄構事業部は2013年2月に栃木県小山市に第二工場を開設し、建築鉄骨の生産能力を高めた。2013年4月には清和鋼業が、同年11月には中央鋼材が太陽光発電システムによる売電を開始し、再生可能エネルギー事業にも参入。2016年7月に栃木県栃木市に第三工場、2020年4月に宮城県岩沼市に東北支店第四工場、同年5月に小山工場を開設し、鉄骨加工拠点を拡充した。

市場移行と札幌上場、財務体質の改善

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2025年11月には札幌証券取引所本則市場へ上場し、資金調達手段の多様化を図った。業績面では2024年12月期に営業損失99百万円を計上したが、2025年12月期は東日本の鉄骨加工収益改善などにより営業利益4億円、経常利益5億18百万円へ回復。自己資本比率は44.1%と財務基盤は安定している。

年表29件を開く

1950年代

  • 1954年3月創業大阪市西区(現在地)において、清和鋼業株式会社を設立、主として構造用鋼の販売を開始

1960年代

  • 1965年3月北九州市戸畑区に九州支店を新設、鉄鋼商品の販売を開始

1970年代

  • 1970年11月北九州市小倉区に倉庫を新築し、九州支店を移転
  • 1973年6月倉庫設備拡充のため、大阪市港区に三先倉庫を新築
  • 1974年11月和歌山県岩出市に和歌山店を新設、倉庫を併設のうえ鉄鋼商品の販売を開始
  • 1977年12月倉庫業営業免許取得
  • 1979年5月M&A業容拡大と、本社の従来の倉庫の大半を整理統合の上、大阪市住之江区に南港スチールセンターを新築

1980年代

  • 1981年12月創業能率的、合理的運営を図る目的で、倉庫荷役部門を独立させ清和倉庫株式会社(現・エスケー興産株式会社)を設立
  • 1984年10月建築工事の業務を行うため「一般建設業」許可を取得
  • 1987年10月大宝鋼材株式会社の全株式を取得し、営業戦力の増強を図る(連結子会社)
  • 1987年12月主として、鋼材の切断加工を目的として、大阪市住之江区に南港かもめセンターを新築

1990年代

  • 1992年3月北九州市若松区に大型ストックヤードを備えた事務所を新設し、九州支店を移転
  • 1994年8月倉庫荷役を専門とする、清和サービス株式会社を設立し、清和倉庫株式会社の要員及び営業権全部を譲り受ける(連結子会社)
  • 1996年5月本社ビル増築
  • 1996年12月日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録(資本金7億3千580万円に増資)

2000年代

  • 2001年10月北九州市若松区に九州支店を新築移転
  • 2003年9月岡山県都窪郡に岡山支店を新設、倉庫を併設のうえ鉄鋼商品の販売を開始
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所)に株式を上場
  • 2005年12月大阪市内の3倉庫(三先倉庫、南港スチールセンター、南港かもめセンター)を集約し、堺市堺区に鋼材切断加工設備を備えた大型ストックヤードとして堺スチールセンターを新築
  • 2007年7月経営基盤の更なる強化を図る目的で、鉄鋼流通事業会社の中央鋼材株式会社の株式74.2%(現96.2%)を取得(連結子会社)
  • 2008年7月商号変更純粋持株会社へ移行し、商号を「清和中央ホールディングス株式会社」に変更 会社分割により、新たに鉄鋼流通事業会社の連結子会社「清和鋼業株式会社」を設立し、当社の連結子会社は以下の通りとなる 清和鋼業株式会社(現 連結子会社)中央鋼材株式会社(現 連結子会社)大宝鋼材株式会社(現 連結子会社)清和サービス株式会社(現 連結子会社)

2010年代

  • 2013年2月栃木県小山市に、中央鋼材株式会社 鉄構事業部第二工場を開設
  • 2013年4月清和鋼業株式会社において、太陽光発電システムによる売電開始
  • 2013年11月中央鋼材株式会社において、太陽光発電システムによる売電開始
  • 2016年7月栃木県栃木市に、中央鋼材株式会社 鉄構事業部第三工場を開設

2020年代

  • 2020年4月宮城県岩沼市に、中央鋼材株式会社 東北支店岩沼第四工場を開設
  • 2020年5月栃木県小山市に、中央鋼材株式会社 鉄構事業部小山工場を開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所スタンダード市場に移行。
  • 2025年11月上場札幌証券取引所本則市場へ上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益額2026年12月期まで4億40百万円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ワンストップ機能の拡充

    在庫強化、物流強化、加工強化、拠点強化の4つの柱で展開。在庫強化では即納品揃えを充実し受注成約率向上。物流では小口配送対応と運行効率化。加工では自社加工に加え協力会社と連携し高難度加工や付帯工事にも参入。拠点は需要地域に応じた設備増強や新設を検討。

  2. 02

    コアビジネス強化と顧客基盤拡充

    中核の在庫販売事業を強化し、地域密着型営業で顧客数を増加。シェアが低い地域での営業活動を強化し、顧客基盤の拡充を推進。

  3. 03

    新情報システム構築による業務効率化

    基幹システムを抜本的に再構築し、環境変化に強く柔軟な対応を可能にする。情報の迅速な把握と業務効率の改善を図る。

  4. 04

    人材育成と確保

    鋼材エキスパートとして提案型営業ができる人材を育成。通年採用により多様な人材を確保し、事業推進の原動力とする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で218人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は572万円で、9期前と比べて4.3%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は17.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月189
2017年12月193
2018年12月205
2019年12月59843.014.3222
2020年12月53040.912.6231
2021年12月65442.213.5239
2022年12月67943.213.6244
2023年12月62539.714.0234
2024年12月57741.216.3226−44
2025年12月57242.317.4218183

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
西日本 — 清和鋼業㈱(大阪市西区)2,635百万円
東日本 — 中央鋼材㈱(東京都中央区)2,593百万円
本社 — 大阪市西区746百万円
その他(持株会社事業)
西日本 — 大宝鋼材㈱(大阪市西区)238百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    清和鋼業㈱(注)1、4
    大阪市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    中央鋼材㈱(注)1、4
    東京都中央区
    議決権96.2%
  • 国内
    大宝鋼材㈱
    大阪市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    清和サービス㈱
    堺市堺区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は500億円営業利益4億円前期と比べると減収で、売上が-2.9%。

売上高
-2.9%
500億円
営業利益
4億円
純利益
3億円
営業利益率
0.8%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高510億円500億円
営業利益4億円4億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は228億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−14.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q16010.61
2023年2Q16310.61
2023年3Q159−1−0.6−2
2023年4Q1441
2024年1Q14700.00
2024年2Q13210.80
2024年4Q236−2−0.8−1
2025年2Q26510.41
2025年4Q23531.32
2026年2Q22820.91

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は407億円から500億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月40732
栃木県小山市に、中央鋼材株式会社 鉄構事業部第二工場を開設
2013年12月449109
2014年12月51696
2015年12月49096
栃木県栃木市に、中央鋼材株式会社 鉄構事業部第三工場を開設
2016年12月418107
2017年12月454149
2018年12月522138
2019年12月52996
宮城県岩沼市に、中央鋼材株式会社 東北支店岩沼第四工場を開設
2020年12月42031
2021年12月4541611
2022年12月57696
2023年12月62631
2024年12月515−10−0.2−1
札幌証券取引所本則市場へ上場
2025年12月500450.83

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高500億円のうち、営業利益として残るのは4億円0.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の0.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.0%450億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.2%46億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.8%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
0.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
0.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.9pt
2.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが19億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は31億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月40−449
2013年12月−1−812−912
2014年12月5−21315
2015年12月150−151515
2016年12月140−19149
2017年12月2−1−218
2018年12月3−14214
2019年12月8−4−4414
2020年12月29−5−252413
2021年12月−12−312−1510
2022年12月−6−715−1312
2023年12月27−3−242412
2024年12月17−2−111515
2025年12月19−2−11731

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は363億円。このうち返さなくてよい自己資本が162億円で、自己資本比率は44.1%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月2649417035.2
2013年12月32510522031.8
2014年12月34711123631.5
2015年12月30211718538.0
2016年12月28812316542.0
2017年12月31913318641.1
2018年12月36113822337.5
2019年12月34514220340.5
2020年12月27114113051.1
2021年12月36415421041.6
2022年12月47216131133.5
2023年12月39816023839.7
2024年12月37415921541.9
2025年12月36316220144.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
136億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
201億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中181位あたり、逆に低いのはROE284社中261位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,300で、1年前と比べて-16.8%過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。

¥1,300-1.3%1ヶ月-2.5%1年-16.8%時価総額51億円
過去52週の値幅
安値¥1,252高値¥1,707

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.9倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR0.32倍
配当利回り1.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+0.1%とほぼ横ばい。25日線(1287.6円)を若干上回るが、75日線(1366.4円)や200日線(1460.9円)を下回っており、中長期では下降トレンド。52週高値1863円からは大幅安。出来高は直近0株と商いなし。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER14.64倍は業界平均17.55倍を下回り割安。PBR0.32倍と業界平均1.21倍から大きく乖離し、解散価値以下で極めて割安。ROE2.2%と低いが、配当利回り1.54%で業界平均2.65%より低く、収益性改善が課題。総じて割安だが、業績不安定性に留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.9倍17.9倍
PER (予想)14.2倍
PBR0.32倍1.24倍
ROE2.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績回復のタイミングと持続性が争点。強気派は、2025/12期に黒字化予想であり、コスト削減や不採算事業の整理が進めば、低PBRの修正余地があると指摘。弱気派は、売上が減少傾向で、営業利益率も0.8%と低く、回復の確度が低いと見る。また、ROE2.2%と資本効率が悪く、成長期待が薄い。

プラスに働く材料7
  • 黒字化への回帰

    2025/12期に純利益3億円予想。

  • PBR0.32倍の過小評価

    解散価値の3倍以上の資産価値。

  • 配当利回り1.54%

    安定的な配当を継続。

  • 営業損益黒字転換で利益改善加速FY2025/12影響

    営業利益が前年比+5億円改善し4億円、時価総額51億円に対して大きなインパクト。

  • 低PBR株価対策の期待次回株主総会影響

    PBR0.32倍と著しく低位、自社株買いや政策保有株売却などの株価対策が期待される。

  • 卸売業需要底打ちの可能性2026年以降影響

    売上高は減少傾向も、需要回復で収益安定化の可能性。

  • 外国人持ち株比率の上昇余地不定影響

    現状0.09%と極めて低く、わずかな買いでも株価に影響。

マイナスに働く材料7
  • 売上減少トレンド

    2023年12月期626億→2025年12月期500億円予想。

  • 低利益率の継続

    営業利益率0.8%と限定的。

  • 業績回復の不確実性

    赤字からの回復途上で、予想達成リスク。

  • 売上高減少継続リスクFY2025/12影響

    売上高515→500億円と3%減、需要減退が続けばさらなる悪化。

  • 営業利益率の低さと赤字再転落リスク通年影響

    営業利益率0.8%と低く、コスト上昇で再び赤字転落のリスク。

  • 小粒時価総額ゆえの流動性リスク継続影響

    時価総額51億円、出来高少なく値動きが激しい。

  • 配当利回り魅力的でない通年影響

    配当利回り1.5%と他銘柄対比劣後、買い材料に欠ける。

次の決算で確かめる点
売上高
収益基盤の縮小が止まるかの確認。
営業利益率
利益率改善の進捗を測る。
自己資本比率
財務健全性とバッファーを確認。
配当性向
配当維持の余力を見極める。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは1.92%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
1.92%
いまの株価に対して
配当性向
30.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2449.1
2017年12月50108.391.8
2018年12月500.079.1
2019年12月35−30.045.0
2020年12月15−57.126.7
2021年12月42180.0102.5
2022年12月30−28.631.4
2023年12月15−50.017.5
2024年12月10−33.315.2
2025年12月20100.030.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ550人。区分でいちばん多いのは事業法人54.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.1%を占め、残る42.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人52.353.253.153.553.754.3
個人・その他44.543.543.543.543.242.4
金融機関3.23.23.22.82.82.7
証券会社0.00.10.10.20.30.4
自己株式0.20.20.20.20.30.3
外国法人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ワイエムピー15.43
02エスケー興産株式会社14.60
03阪上 正章10.97
04大和製罐株式会社9.58
05阪上 恵昭8.14
06東洋商事株式会社3.79
07エムエム建材株式会社3.30
08加藤 匡子3.08
09小田 敏花2.45
10コンドーテック株式会社1.52
11フルサト工業株式会社1.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-03
    エスケー興産株式会社
    新規の大量保有報告
    14.60%
  • 2026-06-03
    エスケー興産株式会社
    変更報告
    14.60%
  • 2026-05-08
    エスケー興産株式会社
    新規の大量保有報告
    14.60%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+81%、1株純資産は14期で+71%。直近期のROEは2.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月492,3712.1173.347.6
2013年12月2252,6389.052.379.4
2014年12月1482,7955.451.453.4
2015年12月1522,9365.329.537.1
2016年12月1743,0905.818.749.1
2017年12月2373,3467.428.391.8
2018年12月2133,4576.220.079.1
2019年12月1533,5664.423.945.0
2020年12月373,5381.094.026.7
2021年12月2703,8397.37.7102.5
2022年12月1554,0163.99.331.4
2023年12月264,0070.753.517.5
2024年12月−263,991−0.615.2
2025年12月884,0612.216.430.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額80百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
阪上正章代表取締役社長76
阪上恵昭専務取締役 管理本部本部長74
伊吹哲男取締役69
阪上祐亮取締役35
後藤信三取締役76
松田邦夫取締役68
岸保典常勤監査役74
小西弘之監査役73
圓隆一監査役73

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)25766432
社外取締役5151163

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容338字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、持株会社としての当社と、事業会社としての連結子会社4社及び非連結子会社1社で構成され、主に鋼材販売並びに加工、さらに一部不動産の賃貸も行っており、各拠点において包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 従って、当社グループは、販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「西日本」、「東日本」の報告セグメントに加えて、「その他」の区分として、持株会社事業を含めた3つを報告セグメントとしております。 なお、当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,869字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社経営の基本方針 当社グループは、社会に必要とされる「存在感のある企業」を目指して、創業者や経営者の信条を集大成した「ミッションステートメント」を以下のように制定し、全ての企業活動の基本方針としております。 企業理念 私たちは ずーっと 取引を続けてよかった ずーっと 勤め続けてよかった ずーっと 株主を続けてよかった と思われる企業を目指します (2) 目標とする経営指標 当社グループは、競争力と収益性の指標としての営業利益率、成長性の指標として営業利益額を重点指標としております。第73期(2026年12月期)において営業利益額4億40百万円を見込んでおりますが、それを上回るべく事業を進めてまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 「100年企業」へのステップとして、ワンストップ機能の更なる拡充とともに、社員個々のスキルアップに取組み、グループ基盤の強化を図ってまいります。 ワンストップ機能の拡充 ・在庫強化 付加価値である現物・即納を最大限に活かした豊富な商品在庫のラインナップを図り、引き合い時の受注成約率を向上させ、売上増加・利益拡大に繋げてまいります。そのためには、顧客ニーズを的確に捉えた情報をメーカー各社に展開し、在庫販売の強化を図ってまいります。 ・物流強化 大口配送のみならず、小口配送にも対応するため、提携運送会社の定期便をより活用し、車両の運行状況、空き状況等を把握して、より効率的な配送を行ってまいります。また、倉庫の荷扱い業務と輸送業務の連携を強化し、効率的な荷捌き・配送を行い、輸送網拡充に取組んでまいります。 ・加工強化 素材から一次加工(切断・穴あけ等)、二次加工(溶接構造物)と自社加工対応に留まらず、長年の事業活動を通じて獲得した多彩な加工協力会社と連携し、小口から大口、ハイレベルな加工にも積極的に取り組んでまいります。また鉄骨工事以外の付帯工事にも参入し、付帯品種一貫受注体制の整備を図ってまいります。 ・拠点強化 顧客志向に即した対応として、国内の主要な鉄鋼需要地域を中心に、営業所及び物流基地を設けた地域密着型の営業展開を主としており、今後も拠点に応じた設備増強や、更なる拠点新設も機をみて取組んでまいります。 (4) 経営環境 今後のわが国経済の見通しは、さらなる所得環境の改善により個人消費が牽引役となって、持ち直しが続くことを期待されますが、人手不足問題や世界経済の停滞感が影響し、国内景気は一転して悪化するリスクをはらんでおります。 鉄鋼業界におきましては、深刻化する人手不足や資材高により、建築需要は低迷が続き、また製造業界においても自動車を中心とした生産活動は盛り上がりに欠けることが予想されます。一方、鉄鋼価格は、需給環境の悪化や資源価格の下落により、さらに値下りする懸念があり、当社が属する鉄鋼流通業界にとっては、昨年以上に厳しい環境が予想されます。 当社グループといたしましては、かかる環境に対応すべく、さらに経営基盤を強化し、存在感ある企業を目指してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① コアビジネスの強化による顧客基盤の拡充 当社グループの中核ビジネスである在庫商品の販売は、今後もさらなる強化・拡大を図り、営業基盤の拡充を推進してまいります。 当社グループは、顧客(販売先)の数を更に増加させることを課題として認識しております。この課題に対処するために、各営業拠点では、地域密着型の営業活動をより一層強化し、シェアが低い地域における顧客基盤の拡充に努めてまいります。 ② 新情報システム構築による業務の効率化 当社グループは、事業の成長戦略を推進するうえで環境の変化に強く、柔軟な対応が可能となる基幹システムの抜本的な再構築に取り組んでおります。 情報システムの機能性を強化すると共に、当社グループの事業活動に必要な情報を迅速に把握し、業務効率の改善に努めてまいります。 ③ 人材育成と人材確保 当社グループは、すべての事業活動の取組みにおいて推進力となるのは人的資源であるとの認識のもと、鋼材のエキスパートとして市場環境や多様化するニーズに応じて顧客の立場に立って、提案型営業のできる人材の育成と通年採用による多様性のある人材の確保を図ってまいります。
事業等のリスク1,648字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 事業活動を進めて行く上では、様々なリスクが存在しております。当社グループは、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を設置し、当社グループを取巻くさまざまなリスク情報を収集・分析して具体的な予防策を策定しております。 (1) 販売価格競争 当社グループが属している鉄鋼流通業界は、大幅な成長が見込めない中で競合他社との競争が激化しております。競合他社との価格競争の激化が続き、適正価格の維持が困難になった場合、売上高や利益が減少する等、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループを取巻く事業環境は厳しい状況が続くことが見込まれるなど、当該リスクが顕在化する可能性は、今後においても相応にあるものと認識しております。 当社グループは、これらのリスク低減を図るため、ユーザーニーズを的確に捉え、高品質で付加価値の高い商品の提供に取り組んでまいります。 (2) 鉄鋼市況の変動の影響 当社グループの取扱う鋼材の仕入価格は、需給動向によって変動する傾向があるため、鋼材市況の変動の影響により、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、鋼材市況は、世界的な鋼材の需給動向の影響を受けることから、当該リスクが顕在化する可能性は、今後においても相応にあるものと認識しております。 当社グループは、これらのリスクの低減を図るため、複数の仕入先を持つと共に、コストダウンを通じて収益性の安定に取り組んでまいります。 (3) 建設加工案件の採算悪化及び加工進捗のリスク 建設業界における景気の低迷と需要の減少により、当社グループの売上高の相当部分を占めている建設投資は、大幅な成長が見込めない状況が継続しており、売上高や利益が減少する等、当社グループ経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 大型の鉄骨加工物件は、実行予算を作成し、採算性を検討の上、契約の締結をしておりますが、建築物件が大型化・複雑化する中で、契約受注時には採算性が見込まれたものの、建設途中での大幅な設計変更や工事進捗に応じて詳細な図面が決定するという業界慣行等から、想定外の追加コストの発生・低採算・採算割れの可能性があります。また、工事遅延が発生した場合は、収益の計上時期が当初の計画よりも遅延する可能性があります。 この事態に備えて、受注量の確保を優先するのではなく、個別案件毎の採算を精査し選別受注を行うと共に、鉄骨加工において徹底した原価削減をすすめ、個別案件での利益確保を目指します。 (4) 取引先の信用リスク 当社グループは、多数の取引先を有しておりますが、取引先の倒産等により貸倒損失が発生した場合、売上高や利益が減少する等当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスクの低減を図るため、取引先の信用度合いに応じて与信限度枠を設定し、不良債権の発生の防止に努めております。 (5)人材の確保及び育成 当社グループは、事業活動を行うにあたり人材は重要な財産と位置付けており、中長期的な視野のもとその確保及び育成に努めておりますが、昨今の少子高齢化や労働人口の減少などにより十分な人材確保ができず、当社グループが長年培ってきた業務に支障が出た場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、社員の公正かつ適切な処遇や、働き方改革によるより働きやすい労働環境を進めることで人材確保に努め、新卒採用のみならず必要な能力を備えた即戦力となる人材の中途採用を実施してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)4,621字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における資産の残高は、362億62百万円(前連結会計年度末は374億43百万円)となり、11億81百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金の増加(14億78百万円から31億24百万円へ16億46百万円増)があったものの、前渡金の減少(54億26百万円から32億31百万円へ21億95百万円減)と受取手形の減少(22億43百万円から11億98百万円へ10億45百万円減)があったことによるものであります。 (負債合計) 当連結会計年度末における負債の残高は、200億63百万円(前連結会計年度末は215億19百万円)となり、14億56百万円減少いたしました。これは主に、電子記録債務の増加(54億39百万円から61億17百万円へ6億78百万円増)があったものの、前受金の減少(44億41百万円から21億66百万円へ22億74百万円減)があったことによるものであります。 (純資産合計) 当連結会計年度末における純資産の残高は、161億99百万円(前連結会計年度末は159億24百万円)となり、2億75百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加(132億96百万円から136億4百万円へ3億8百万円増)があったことによるものであります。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末41.9%に対して44.1%となりました。 ② 経営成績 売上高は、需要低迷に伴う販売価格の下落が影響し、500億26百万円(前年同期比2.8%減)となりました。 売上総利益は、東日本における鉄骨加工の収益が改善したことにより、50億30百万円(前年同期比11.2%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、46億30百万円(前年同期比0.1%増)となりました。 これらにより、営業利益は4億円(前年同期は営業損失99百万円)となりました。 営業外収益は、1億20百万円(前年同期比3.8%減)、営業外費用は2百万円(前年同期比57.0%減)となり、経常利益は5億18百万円(前年同期は18百万円)となりました。 税金費用は1億66百万円(前年同期比27.5%増)となり、その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は3億48百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失1億1百万円)となりました。 売上高   売上総利益   営業利益又は 営業損失(△)   営業利益率   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 前連結会計年度   51,471百万円   4,525百万円   △99百万円   △0.2%   18百万円   △101百万円 当連結会計年度   50,026百万円   5,030百万円   400百万円   0.8%   518百万円   348百万円 前年同期比   △2.8%   11.2%   ―   ―   ―   ― (注) 前年同期比は、当連結会計年度・前連結会計年度の一方若しくは両方がマイナスとなる場合や、前年同期比が1,000%以上となる場合は「―」と記載しております。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 売上高   セグメント利益 [西日本]   25,032百万円   (前期比   8.8%減   )   319百万円   (前期比   7.2%減   ) [東日本]   24,982百万円   (前期比   4.1%増   )   91百万円   (前期比   ―   ) [その他]   832百万円   (前期比   0.8%増   )   307百万円   (前期比   5.1%増   ) 計   50,846百万円   (前期比   2.8%減   )   718百万円   (前期比   228.2%増   ) 連結財務諸表との調整額   △820百万円               △200百万円 連結財務諸表の売上高及び経常利益   50,026百万円   (前期比   2.8%減   )   518百万円   (前期比   ―   ) ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ16億47百万円増加し、31億24百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、19億9百万円(前年同期は16億56百万円獲得)となりました。これは主に、前渡金の減少額(21億95百万円)によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1億89百万円(前年同期は2億42百万円使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出(1億77百万円)によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、72百万円(前年同期は11億18百万円使用)となりました。これは主に、配当金の支払額(39百万円)と短期借入金の純減少額(30百万円)によるものであります。 ④ 販売及び仕入の状況 a.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 西日本(千円)   25,032,336   91.2 東日本(千円)   24,982,567   104.1 その他(千円)   832,052   100.8 報告セグメント計(千円)   50,846,957   97.2 連結財務諸表との調整額(千円)   △820,581   100.9 合計(千円)   50,026,375   97.2 (注) 総販売実績に対し10%以上の販売を行っている相手先はありません。 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 西日本(千円)   23,564,895   93.8 東日本(千円)   19,713,743   86.0 報告セグメント計(千円)   43,278,639   90.1 連結財務諸表との調整額(千円)   △14,191   107.1 合計(千円)   43,264,448   90.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループは、鋼材の販売・加工を展開しており、販売している商品の多くは、倉庫・工場及びビル等の建設に使用される鋼材であります。従いまして、国内の公共投資及び民間設備投資の動向、国内鋼材市況並びに物流コストの状況等により、常に業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、他にも、「3 事業等のリスク」に記載した要因が考えられます。 b.売上高と営業利益 鉄鋼業界におきましては、人手不足による工事の遅れで建築需要が落ち込み、自動車向け出荷も減少したことにより、鉄鋼内需は低迷しました。また、鉄鋼価格は過剰生産を続ける中国の鋼材輸出の影響で軟調に推移し、当社グループが属する鉄鋼流通業界でも販売競争が激化するなど、厳しい局面が続きました。 このような経営環境下において当社グループは、仕入面においては在庫の適正化に注力し、販売面においては適切な販売量の確保と販売価格の設定に重点を置き、きめ細かく営業活動を展開してまいりましたが、需要低迷に伴う販売価格の下落が影響し、当連結会計年度の売上高は500億26百万円となり、前連結会計年度に比べ14億45百万円(前年同期比2.8%減)の減収となりました。 売上総利益につきましては、東日本における鉄骨加工の収益が改善したことにより、50億30百万円(前年同期比11.2%増)、売上総利益率は10.1%となりました。販売費及び一般管理費は、46億30百万円となり、前連結会計年度に比べ5百万円の増加(前年同期比0.1%増)となりました。 この結果、営業利益は、4億円(前年同期は営業損失99百万円)となりました。 c.営業外損益と経常利益 営業外収益は受取配当金の減少等により4百万円減少し1億20百万円となりました。 この結果、経常利益は5億18百万円となりました。 d.特別損益 特別損失は固定資産除去損等0百万円となりました。 e.親会社株主に帰属する当期純利益 上記の結果から、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は5億17百万円となり、法人税、住民税及び事業税1億65百万円、法人税等調整額0百万円により、親会社株主に帰属する当期純利益は3億48百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失1億1百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2〔 事業の状況〕4〔 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社グループの運転資金及び設備投資等に係る資金は、主として営業活動によるキャッシュ・フローで得た資金を充当し、必要に応じて金融機関からの借入を実施することを基本方針としております。 また、当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保し、より機動的かつ戦略的に資金投下を行うために、グループ各社の資金管理を当社が一括管理し、子会社へ集約・配布する仕組みの構築を進めております。 今後の主な資金需要は、運転資金のほか、加工設備及び倉庫設備の維持・拡充に伴う設備投資やM&A等の戦略投資等でありますが、その場合におきましても、当該基本方針に基づき、必要に応じて金融機関からの借入を実施する等、負債と資本のバランスに配慮しつつ、必要な資金を調達してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。