概要
Terra Droneは、2016年に東京都渋谷区で設立された産業用ドローンのソリューション企業である。測量・点検・農業向けのハードウェア、ソフトウェア、サービスを組み合わせた「ドローンソリューションセグメント」と、ドローン運航管理システム(UTM)を手がける「運航管理セグメント」の2軸で事業を展開する。2026年1月期の連結売上高は約48億円で、2024年には世界のドローンサービス企業ランキングで1位を獲得した。国内外に10社の連結子会社を持ち、低空域経済圏のプラットフォーマーを目指す。
測量・点検・農業を支えるドローンソリューション
ドローンソリューションセグメントは、建設・プラント・農業などの現場でドローンを使った測量、点検、農薬散布などのサービスを提供する。自社開発のレーザ測量機器「Terra Lidarシリーズ」や画像処理ソフト「Terra Mapper」を販売するほか、インドネシアやサウジアラビアの子会社を通じて森林測量やインフラ点検を手がける。2026年1月期のセグメント売上高は約41.6億円で、全社売上の87%を占める。特に点検事業では、超音波で板厚を測る「Terra UTドローン」が石油プラント向けに採用されている。
空の管制を担う運航管理セグメント
運航管理セグメントは、ドローンの安全な飛行を支えるUTM(無人航空機交通管理)システムの開発・提供を行う。中核子会社はベルギーのUnifly NVで、欧州のU-space規制に対応したソフトウェアを政府や航空管制機関に納入している。2026年1月期のセグメント売上高は約6.2億円で、全社の13%を占める。Uniflyはベルギー、米国、ルーマニア、イタリアに拠点を持ち、世界のUTM標準化をリードする立場にある。ただし、2026年2月には米国の関連会社Aloft Technologiesを売却した。
10カ国に広がるグローバルグループ体制
当社グループは、日本、インドネシア、オランダ、マレーシア、サウジアラビア、ベルギー、米国、ルーマニア、イタリアの10社の連結子会社と1社の持分法適用関連会社で構成される(2026年1月末時点)。地域ごとに異なる顧客基盤を持ち、インドネシア子会社PT. Terra Drone Indonesiaは政府や農業向け、オランダ子会社Terra Inspectioneering B.V.は石油・ガス業界向けに特化する。サウジアラビアのTerra Drone Arabiaはインフラ整備のための測量を行い、マレーシア子会社は農業分野を担当する。グループ全体で産業用ドローの一気通貫サービスを実現している。
赤字が続く成長投資フェーズ
売上高は2021年1月期の13億円から2026年1月期には48億円へと拡大しているが、営業損失と最終損失が継続している。2026年1月期は営業損失11.4億円、親会社株主に帰属する当期純損失25.0億円と赤字幅が拡大した。主な要因は、子会社への投資や研究開発費の増加、インドネシア子会社での火災事故関連損失である。一方、現金及び預金は21.3億円減少したが、自己資本比率は約70%と財務基盤は一定程度維持している。経営陣は、成長市場での先行投資フェーズにあると説明している。
業界の中での役割は産業用ドローン機体・ソフト・サービスとUTMを提供する低空域インフラプラットフォーマーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/1期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ドローン ソリューションセグメント | 42億円 | 87.5% | — | — |
| 運航管理 セグメント | 6億円 | 12.5% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01建設・測量主力
建設コンサルタントや測量会社向けに、UAVレーザ測量機器やクラウド解析サービス、測量サービスを提供。i-Constructionに対応した一気通貫のソリューションで、作業効率化と生産性向上を支援しています。
- Terra Lidar シリーズ
- 低コスト・高精度の国産UAVレーザスキャナ。公共測量にも対応し、販売から修理まで自社でサポートします。
- Terra Cloud
- UAVレーザ測量を支援するクラウドサービス。飛行計画作成から3次元点群データの納品・共有までを一元管理します。
- Terra SLAM RTK
- 高精度SLAM技術を搭載したハンディ型3Dスキャナ。測量精度5cmの点群データを取得でき、従来測量と組み合わせて利用できます。
02プラント・エネルギー主力
石油化学プラントや発電設備など向けに、ドローンによる点検サービスを提供。高所作業のリスクを低減し、点検コスト削減や稼働停止の機会損失を減らします。法定定期点検や自主点検に対応しています。
FPSOでのドローン板厚計測で世界初の船級協会承認を取得
- Terra UTドローン
- 超音波探傷機能を搭載し、タンクなどの板厚点検を非破壊で行える産業用ドローン。高精度カメラとクラウド連携ソフトを備えます。
- Terra Xross 1
- 屋内点検用ドローン。ビジュアルセンサーとLiDARで安定飛行し、タンクや配管などの目視点検に対応。同等性能の他社製品の約3分の1の価格です。
- Terra Xross Cloud
- 点検データの管理・共有を支援するクラウドサービス。点群データや撮影データを一元管理し、関係者間の情報連携を促進します。
03農業準主力
インドネシアとマレーシアで、パーム油農園向けの農薬散布サービスを展開。高精度な散布技術で労働力不足や安全確保に貢献しています。また、肥料散布事業や農業用ドローンの販売も開始しています。
他社に先駆けた高精度農薬散布技術でリーディングカンパニー
- 農薬散布ドローンサービス
- スプレー半径10cm以内の高精度散布が可能なドローンで、パーム農園に農薬を散布。手動散布と比べてムラなく効率的に散布できます。
- 農業用ドローン(自社開発)
- ヤンマーと販売パートナー契約を締結した農業用ドローン。インドネシアの政府や農家向けに販売しています。
04政府・航空管制準主力
ドローンの安全な運航を支えるUTM(無人航空機運航管理システム)を提供。欧州を中心に各国の航空管制機関への導入実績があり、リカーリング収益モデルで安定成長を図っています。
世界におけるUTMのリーディングカンパニー
- UTM(Unifly)世界シェア上位
- ドローンの運航を管理するプラットフォーム。飛行申請・承認・監視などをデジタル化し、安全で効率的な運航を支援します。
製品と技術
測量精度を向上させるTerra Lidarシリーズとクラウドサービス
Terra Lidarシリーズは、ドローンに搭載する国産のレーザスキャナで、公共測量にも対応可能な精度(計測誤差±5~10cm)を持つ。2021年発売の「Terra Lidar One」は小型軽量化を実現した。これらを補完するクラウドサービス「Terra Cloud」は、飛行計画作成から3次元点群データの解析・納品・共有までをワンストップで行う。また、ハンディ型3Dスキャナ「Terra SLAM RTK」はSLAM技術により測量精度5cmを達成し、国土交通省のNETISに登録されている。これらの製品群は建設現場のi-Construction対応に貢献する。
非破壊検査を可能にするTerra UTドローン
Terra UTドローンは、タンクや配管の表面を傷つけずに板厚を測定できる超音波探傷機能を搭載した産業用ドローンである。国際特許(PCT/NL2018/050575など)を取得し、接触媒(カプラント)を飛行中に供給できるディスペンサーを備える。3つの高精度カメラでリアルタイムにUTグラフを確認可能で、クラウドソフト「Terra Inspection」と連携する。オランダ子会社Terra Inspectioneeringは、シェルやBASFの製油所点検で採用実績を持つ。また、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)のタンク内板厚計測で船級協会ABSの承認を取得している。
屋内点検と農薬散布の専用機開発
屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」は、工場内の狭小空間や高所作業を代替する国産機体で、2024年から本格納品を開始したが、量産体制の構築に時間を要している。農業分野では、スプレー半径10cm以内で精密な農薬散布が可能なドローンを開発し、マレーシア子会社Terra Drone Agriを通じてサービスを提供している。これらの専用機は、現場の課題に合わせたカスタマイズが強みであり、測量・点検以外の用途拡大を狙う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位UTM(Unifly)欧州を中心に各国のANSPへの導入実績が豊富政府・航空管制
- プラント・エネルギーFPSOでのドローン板厚計測で世界初の船級協会承認を取得
- 農業他社に先駆けた高精度農薬散布技術でリーディングカンパニー
- 政府・航空管制世界におけるUTMのリーディングカンパニー
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
ドローン分野のパイオニア、収益課題
同社は精密機器業界でドローン関連製品に特化。売上高は48億円と成長基調にあるが、営業赤字が続いており、収益性は大きく悪化。同業のテルモやリガクなど大手と比べ規模は小さく、研究開発費用が重荷。しかし、成長市場での先発優位性はある。今後は収益改善策が急務であり、事業構造の見直しが求められる。
強み
- ドローン分野で早期参入し、技術蓄積がある。
- ドローン市場は拡大中で、追い風。
- 専門性が高く、他社が容易に追随できない。
- 売上高は伸びており、事業規模は拡大。
課題
- 営業損益が悪化、早急な改善が必要。
- 開発負担が重く、利益圧迫。
- 大手参入で競争が激化、市場シェア維持が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
精密機器の時価総額近傍。太字がTerra Drone
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 24件
東京都渋谷区に創業し九州・北海道へ拠点拡大(2016年~2017年)
2016年2月、東京都渋谷区神宮前五丁目に当社を設立。同年9月に福岡市に九州拠点を開設し、11月にはベルギーのUTM技術会社Unifly NVへ初回出資を行い持分法適用関連会社とした。2017年には札幌市に北海道拠点、神戸市に関西拠点を開設し、国内の事業基盤を固めた。創業からわずか1年で海外投資と国内拠点網の整備を同時に進めた点が特徴である。
自社ソフト・ハードの発売と東南アジア進出(2017年~2019年)
2017年8月、ドローン写真測量用の画像処理ソフト「Terra Mapper」の販売を開始。2018年9月には屋根点検ソリューション「Terra Roofer」、2019年1月にはドローン搭載型レーザ「Terra Lidar」を発売し、ソフトとハードの自社製品を揃えた。2019年3月には超音波による非破壊検査(UT)ドローンサービスを開始。同年3月にはインドネシアのUAVサービス企業に出資しPT. Terra Drone Indonesiaを設立、7月にはオランダの非破壊検査会社に出資しTerra Inspectioneering B.V.とした。海外子会社を通じた現地化戦略を本格化させた。
連結子会社化とUTM子会社への追加出資(2020年~2022年)
2020年6月、PT. Terra Drone Indonesiaへの追加出資により連結子会社化。2021年5月には新型レーザ「Terra Lidar One」を発売。2022年1月にはTerra Inspectioneering B.V.を連結子会社化した。同年2月、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構と合弁でTerra Global株式会社を設立し、Unifly NVの株式取得を目的とした。同年4月と9月にUniflyへ追加出資を実施し、連結子会社化に向けた布石を打った。2022年10月にはUniflyの転換社債を株式に転換している。
UTM子会社を完全子会社化しグローバル体制を強化(2023年~2026年)
2022年以降、Unifly NVへの出資を継続し、2026年1月期には議決権所有割合51.00%の連結子会社とした。Uniflyは欧州のU-space規制に対応したUTMソフトを提供し、当社グループの運航管理セグメントの中核となった。2024年には世界のドローンサービス企業ランキングで1位を獲得。しかし2025年12月にはインドネシア子会社で火災事故が発生し、従業員の死亡と設備被害が生じた。2026年2月には米国の関連会社Aloft Technologiesの全株式を売却、またTerra Global株式会社を吸収合併した。売上高は成長を続けるが、純損失は25億円に拡大した。
年表24件を開く
2010年代
- 2016年2月創業当社を東京都渋谷区神宮前五丁目に設立
- 2016年9月福岡県福岡市に九州拠点を開設
- 2016年11月ベルギーでUTM(注1)の開発技術を持つUnifly NVへの第1回目の出資を行い持分法適用会社とする
- 2017年5月札幌市中央区に北海道拠点を開設
- 2017年7月兵庫県神戸市に関西拠点を開設
- 2017年8月ドローン写真測量に欠かせない解析が可能なドローン専用の画像処理ソフト“Terra Mapper”の販売を開始
- 2018年9月屋根点検ソリューション“Terra Roofer”の販売を開始
- 2018年12月Unifly NVへの第2回目の出資を行う
- 2019年1月写真測量に代わるレーザ測量が可能なドローン搭載型レーザ“Terra Lidar”の販売を開始
- 2019年3月超音波によるドローン点検が可能な非破壊検査(超音波板厚)UTドローンサービスを開始
- 2019年3月インドネシアのUAV(注2)サービス企業であるPT AeroGeoSurvey への第1回目の出資を行う 社名をPT. Terra Drone Indonesiaとし、持分法適用会社とする
- 2019年7月オランダのUAV非破壊検査の技術を持つRoNik Inspectioneering B.V.への第1回目の出資を行う 社名をTerra Inspectioneering B.V.とし、持分法適用会社とする。
2020年代
- 2020年2月東京都渋谷区渋谷二丁目に本社事務所を移転
- 2020年6月PT. Terra Drone Indonesiaへの第2回目の出資を行い連結子会社とする
- 2021年4月東京都渋谷区道玄坂一丁目に本社事務所を移転
- 2021年5月ドローン搭載型レーザ“Terra Lidar One”の販売を開始
- 2021年10月PT. Terra Drone Indonesiaとのデットエクイティスワップ(第1回目)を実施
- 2022年1月Terra Inspectioneering B.V.への第2回目の出資を行い連結子会社とする
- 2022年2月株式会社海外交通・都市開発事業支援機構と合弁契約を締結し、東京都渋谷区にUnifly NV株式の購入を目的としTerra Global株式会社を連結子会社として設立
- 2022年4月Unifly NVへの第3回目の出資を行う(Terra Global株式会社との共同出資)
- 2022年5月関西拠点を大阪市中央区に移転し、西日本拠点に改称
- 2022年9月Unifly NVへの第4回目の出資を行う(Terra Global株式会社との共同出資)
- 2022年10月Unifly NVの転換社債の転換を実施
- 2022年11月東京都渋谷区渋谷二丁目に本社事務所を移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/1期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ドローンソリューション事業の拡大
測量・点検・農業の各分野でサービスと自社ハードウェア「Terra Xross 1」などを通じ、国内に加えサウジアラビアなどの新興国へ展開し安定収益と新規顧客獲得を目指す。
- 02
運航管理システム(UTM)のグローバル展開
欧州のU-Space規制への対応を強みに、欧州・中東を中心にUTM提供地域を拡大し、ドローン飛行増加に伴う従量課金収入の成長を狙う。
- 03
空飛ぶクルマ向け運航管理システムの開発
2024年4月に着手を発表。実績あるUTM技術を基盤に、海外市場向けに空飛ぶクルマ用の高度な運航管理プラットフォームを開発し、2030年以降の収益化を見込む。
- 04
M&Aを活用した「テラ群戦略」
段階出資でリスクを抑えつつ、国内外の有望なドローン関連企業等を買収・協業し、ソリューション×地域のシナジーを追求する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で551人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は497万円で、1期前と比べて+3.0%。平均年齢は33.0歳、平均勤続年数は2.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年1月 | 483 | 32.7 | 1.9 | 618 | −97 |
| 2026年1月 | 497 | 33.0 | 2.4 | 551 | −200 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社10社(国内 6 / 海外 4、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。
- 国内Terra Global株式会社東京都 渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Terra DX Solutions株式会社東京都 渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外PT. Terra Drone Indonesiaインドネシア ジャカルタ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Terra Inspectioneering B.V.オランダ フリシンゲン · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Unifly NVベルギー アントワープ · 連結子会社議決権51.0%
- 国内Terra Drone Arabia for Dronesサウジアラビア リヤド · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Terra Drone Agri SDN. BHD.マレーシア セランゴール ダルルエサン州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Unifly Inc.アメリカ ニューヨーク · 連結子会社議決権51.0%
- 国内EuroUSC Italia S.r.l.イタリア ローマ · 連結子会社議決権51.0%
- 国内Aloft Technologies, Inc.アメリカ メリーランド · 持分法適用会社議決権35.3%
- 調達3.3億円ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト 無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発 警備業務に対応した運航管理機能の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-06-27
- 調達6,768万円ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発遠隔からの機体識別および有人航空機との空域共有に関する研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-08-08
- 調達859万円令和7年度技術開発調査等推進事業(ルール形成戦略に係る調査研究(デジタルライフライン全国総合整備計画に基づくドローン航路の国際展開及びルール形成に係る調査))経済産業省 · 2025-10-03
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年1月期の売上高は48億円、営業利益は-11億円。前期と比べると増収で、売上が+9.1%。
会社が出している今期の予想2027年1月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 51億円 | 48億円 |
| 営業利益 | -17億円 | -11億円 |
| 純利益 | -13億円 | -25億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は10億円、営業利益は−4億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 19 | −7 | −36.8 | −4 |
| 2026年4Q | 29 | −4 | −13.8 | −21 |
| 2027年1Q | 10 | −4 | −40.0 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年1月期からの6期で、売上は13億円から48億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は-22.9%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年1月 | 13 | — | 0 | — | −1 |
| 株式会社海外交通・都市開発事業支援機構と合弁契約を締結し、東京都渋谷区にUnifly NV株式の購入を目的としTerra Global株式会社を連結子会社として設立 | |||||
| 2022年1月 | 14 | — | −5 | — | −6 |
| 2023年1月 | 19 | — | −9 | — | −11 |
| 2024年1月 | 30 | — | −1 | — | −4 |
| 2025年1月 | 44 | −6 | −6 | −13.6 | −5 |
| 2026年1月 | 48 | −11 | −13 | −22.9 | −25 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年1月期
売上高48億円のうち、営業利益として残るのは-11億円で-22.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-25億円、売上の-52.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.1%25億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金72.9%35億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-22.9%-11億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年1月期は営業CFが−7億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは−24億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は18億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年1月 | 3 | −18 | 49 | −15 | 42 |
| 2024年1月 | 0 | 5 | 3 | 5 | 50 |
| 2025年1月 | −9 | −21 | 21 | −30 | 41 |
| 2026年1月 | −7 | −17 | 0 | −24 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年1月期の総資産は69億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は69.7%(業種中央値66.2%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年1月 | 16 | 4 | 12 | 25.2 |
| 2022年1月 | 19 | 8 | 11 | 45.3 |
| 2023年1月 | 61 | 45 | 16 | 43.1 |
| 2024年1月 | 71 | 50 | 21 | 63.5 |
| 2025年1月 | 89 | 71 | 18 | 75.4 |
| 2026年1月 | 69 | 50 | 19 | 69.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で52社中20位あたり、逆に低いのは営業利益率で52社中50位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥19,720で、1年前と比べて+341.2%。過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 42.56倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月上旬の8750円から8月20日に14060円へと約60.7%上昇し、25日移動平均線を+10.3%上回る展開です。52週高値19610円には届かないものの、52週安値2000円からは大幅高で、年初来の上昇率は218%と強いモメンタムが継続しています。出来高は7月15日に374万株を記録後も高水準を維持し、値動きに追随する形で需給が改善しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 18/100)。
PERが算出できない一方、PBRが28.41倍と業界平均の2.75倍を大きく上回り、極端な高値圏にある。ROEがマイナスで収益性が悪化しており、直近の純損失も拡大している。配当利回りは0%で株主還元がなく、成長期待だけが先行する状況。業界平均と比較しても著しく割高で、ファンダメンタルズを反映していない。赤字が続く中で、バリュエーションは割高と言わざるを得ない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 42.56倍 | 2.49倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ドローン市場の成長を背景に売上高は伸びているが、依然として赤字が続き、投資家は収益化の時期に注目している。強気派は、市場の拡大と受注基盤の強化、将来の黒字転換による株価上昇を見込む。弱気派は、営業利益率の悪化(直近はマイナス22.9%)や最終損失の拡大を指摘し、資金調達リスクや競争激化による採算悪化を懸念する。株価は1年でほぼ倍増しており、期待先行の面がある。今後の受注動向とコスト管理が焦点。
- ドローン市場の拡大
インフラ点検や物流など需要が増えており、売上高が2倍以上に成長
- ソリューション力
ハードとソフトの一体提供で顧客の囲い込みが可能とみる
- 成長期待の株価
株価が上昇し、資金調達や知名度向上につながる可能性
- 売上高の3期連続増加通年影響中
FY2026/1売上高48億円、前期比9%増、30億円から48億円へ拡大
- 研究開発投資の成果で赤字縮小2027年〜2028年影響中
営業損失は拡大中だが、製品化が進めば収益貢献し赤字縮小の可能性
- ドローン市場の成長を享受継続影響中
売上高が30→44→48億円と増加、市場成長に伴う受注拡大
- 上昇モメンタムによる需給改善不定影響弱
1年間で+191%と急騰、出来高増加で需給が良好
- 赤字の拡大
直近の純損益が-25億円と前期比で赤字幅が拡大
- 高バリュエーション
PBRが28倍を超え、業績に見合わない可能性
- 競争激化
大手や新興企業が参入し、価格競争や技術競争が激化
- 営業損失の拡大が加速通年影響強
FY2026/1の営業損益は-11億円と前期-6億円からほぼ倍増
- 最終損失の大幅拡大通年影響中
純損益が-5億円から-25億円へ5倍悪化、赤字が急拡大
- PBR28.4倍の過大評価決算発表後影響中
PBR28.4倍、成長が失速すればバリュエーション修正が大きな下落要因
- 無配当で株主還元がない継続影響弱
配当利回り0%、売却益依存の投資スタンス
- 営業利益率
- 収益化の進捗を見る重要な指標
- 売上高成長率
- 市場シェア獲得の勢いを確認する
- 受注残高
- 将来の売上を先取りする指標
- 研究開発費
- 技術力と将来投資のバランスを判断
株主
有価証券報告書より
2026年1月期末の株主数は延べ7,495人。区分でいちばん多いのは個人・その他で45.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.4%を占め、残る54.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年1月% | 2026年1月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 37.5 | 45.9 |
| 事業法人 | 51.3 | 45.4 |
| 外国法人 | 7.2 | 6.3 |
| 証券会社 | 3.6 | 2.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.2 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | テラ株式会社 | 39.67 |
| 02 | 德重徹 | 13.58 |
| 03 | SAUDI ARAMCO ENTREPRENEURSHIP VENTURES COMPANY LIMITED(常任代理人 SMBC日興証券株式会社) | 4.70 |
| 04 | SBI4&5投資事業有限責任組合 | 2.31 |
| 05 | VLI-SAベンチャーファンド2号投資事業責任組合 | 1.57 |
| 06 | ナントCVC2号投資事業有限責任組合 | 1.35 |
| 07 | SBI4&5投資事業有限責任組合2号 | 1.31 |
| 08 | ファーストブラザーズ株式会社 | 1.14 |
| 09 | 神取弘太 | 1.00 |
| 10 | 関鉄平 | 0.99 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21德重 徹変更報告53.57%-1.82pt
- 2026-08-20德重 徹新規の大量保有報告55.39%-2.25pt
- 2026-08-07みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告4.73%-1.38pt
- 2026-07-30德重 徹変更報告55.39%-2.25pt
- 2026-07-29德重 徹新規の大量保有報告56.26%-1.38pt
- 2026-07-23みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告6.11%
- 2026-04-22サウジ・アラムコ・アントレプレナーシップ・ベンチャーズ・カンパニー・リミテッド (Saudi Aramco Entrepreneurship Ventures Company Limited)新規の大量保有報告3.44%-1.75pt
- 2026-04-09SBIインベストメント株式会社新規の大量保有報告2.29%-1.57pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+80%、1株純資産は3期で−93%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2021年1月 | −1,307 | 7,122 |
| 2022年1月 | −9,683 | — |
| 2023年1月 | −148 | — |
| 2024年1月 | −47 | — |
| 2025年1月 | −57 | 723 |
| 2026年1月 | −260 | 498 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/1期の役員報酬は総額26百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 德重徹 | 代表取締役 社長 | 56 | 5,175,200 |
| 関鉄平 | 取締役 | 36 | 96,400 |
| 神取弘太 | 取締役 | 39 | 96,900 |
| 深田啓介 | 社外取締役 | 48 | 12,900 |
| 前田信敏 | 社外取締役 | 51 | — |
| 大谷美文 | 常勤 監査役 | 67 | — |
| 檜田和毅 | 非常勤 監査役 | 42 | — |
| 德本尚子 | 非常勤 監査役 | 40 | — |
| 植野佑紀 | 執行役員 | — | — |
| 羽渕毅 | 執行役員 | — | — |
| 塩澤駿一 | 執行役員 | — | — |
| 後藤克巳 | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/1期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 17 | 17 | 6 |
| 社外取締役 | 7 | 9 | 9 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/1期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容11,447字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,208字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,800字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,935字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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