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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

システナ

Systena Corporation2317 · Prime · 情報・通信業

自動車・金融・通信向けにシステム開発から運用までを手掛けるITサービス企業。自社サービスも展開。

概要

システナは、独立系の総合ITサービス企業である。ソフトウェア開発、システムインテグレーション、ネットワーク構築、セキュリティ、AI/IoTソリューションを提供し、通信キャリアや金融、公共向けの案件に強みを持つ。2026年3月期の売上高は944億円、営業利益率は16.3%と高収益であり、従業員数は5,301人。東京都港区に本社を置き、2004年に東京証券取引所市場第二部に上場、現在はプライム市場に所属する。

7セグメントで構成される事業ポートフォリオ

システナは、2026年3月期より報告セグメントを7つに区分している。次世代モビリティ事業は完成車メーカーやサプライヤー向けのエンジニアリングとMaaSサービスを提供し、売上高75億円。プロジェクトマネジメントデザイン事業は通信・ネットビジネス・IoT・AI関連システムの開発・検証支援を行い、売上高152億円。デジタルインテグレーション事業は金融・公共向け基幹システム開発とDX導入支援で104億円。IT& DXサービス事業は運用監視・ヘルプデスクなどのアウトソーシングで223億円。ビジネスソリューション事業はIT機器販売・インフラ構築・RPA導入で355億円と最大セグメント。DX&ストック型ビジネス事業は自社サービス「Canbus.」「Cloudstep」「Web Shelter」やクラウド支援を手掛ける。その他事業にはモバイル通信関連の子会社・関連会社が含まれる。

ストック型ビジネスが収益基盤を安定化

システナは、景気変動の影響を受けにくいストック型ビジネスの積み上げを経営課題の一つとしている。自社サービス「Canbus.」「Cloudstep」「Web Shelter」に加え、Google WorkspaceやMicrosoft 365などのクラウドサービスの提供・導入支援をDX&ストック型ビジネス事業で展開。IT& DXサービス事業における運用監視・ヘルプデスクなどの継続的契約もストック収益の柱である。2026年3月期の営業利益率16.3%を支える要因の一つとして、これらの安定収入の拡大が挙げられる。また、プロジェクトマネジメントデザイン事業では、生成AI実装支援やPMO案件など高付加価値領域にリソースを集中し、利益率の向上を図っている。

国内13拠点と海外4拠点を擁するグローバル体制

システナは、国内に13の事業所・開発拠点を持つ。横浜市に始まり、東京、大阪、名古屋、広島、札幌、福岡、神戸、松山、京都、宇都宮、豊田に展開している。海外では、2013年にタイのバンコクにSystena (THAILAND) Co., Ltd.、同年11月に米国カリフォルニア州にSystena America Inc.、2014年にベトナムのハノイにSystena Vietnam Co., Ltd.を設立。2024年には子会社のProVisionがベトナムにProVision VN Co., Ltd.を設立した。米国子会社はStrongKey, Inc.やONE Tech, Inc.への出資を通じてセキュリティ・IoT分野の技術を取り込んでいる。

連結子会社9社と持分法適用関連会社3社のグループ構成

2026年3月期時点で、システナは連結子会社9社(株式会社ProVision、東京都ビジネスサービス株式会社、株式会社GaYa、株式会社シンクロジック、株式会社IDY、株式会社ティービーエスオペレーション、Systena America Inc.、Systena Vietnam Co., Ltd.、ProVision VN Co., Ltd.)と持分法適用関連会社3社(HISホールディングス株式会社、StrongKey, Inc.、ONE Tech, Inc.)で構成される。子会社のうち、ProVisionはITアウトソーシング、東京都ビジネスサービスとティービーエスオペレーションはBPO業務、GaYaはモバイルコンテンツ、シンクロジックはシステム開発、IDYはシステムインテグレーションを担う。海外子会社は現地での開発・検証支援を提供する。

業界の中での役割はITサービス・ソリューションプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
944億円
営業利益
154億円
営業利益率
16.3%
純利益
113億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ビジネスソリューション事業356億円37.7%30億円8.4%
IT&DXサービス事業219億円23.2%31億円14.2%
プロジェクトマネジメントデザイン事業153億円16.2%33億円21.6%
デジタルインテグレーション事業104億円11.0%25億円24.0%
次世代モビリティ事業76億円8.1%32億円42.1%
DX&ストック型ビジネス事業28億円3.0%3億円10.7%
その他事業8億円0.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01次世代モビリティ主力

完成車メーカーやサプライヤー向けに、自動車業界特化のエンジニアリングサービスやMaaS(Mobility as a Service)等の自社サービスを提供。

主な製品・サービス2
自動車向けエンジニアリングサービス
車載ソフトウェア開発、制御システム開発、評価・検証支援等。
MaaS関連サービス
モビリティサービスプラットフォームの企画・開発・運用支援。

02プロジェクトマネジメントデザイン主力

通信、ネットビジネス、社会インフラ、IoT、AI、ロボット関連システムの企画・設計・開発・検証支援を提供。自社プロダクトや通信事業者サービスの開発も手掛ける。

主な製品・サービス2
組込み・制御系開発
通信機器、家電、産業機器向けのファームウェアや制御ソフトウェア開発。
Webサービス・アプリ開発
ECサイト、SNS、業務アプリケーション等の企画・設計・開発。

03デジタルインテグレーション主力

金融(生損保、銀行)や公共・法人向け基幹システムの開発、DXソリューション導入、インフラ構築・運用、インフラコンサルティングを提供。

主な製品・サービス2
金融系基幹システム開発
保険、銀行向けの勘定系、情報系システム開発。
DXソリューション導入支援
クラウド移行、AI活用、業務プロセス改革等のコンサルティングから実装まで。

04IT& DXサービス準主力

システムやネットワークの運用・保守・監視、ヘルプデスク、ユーザーサポート、データ入力、大量出力等のITアウトソーシングサービスを提供。

主な製品・サービス1
ITアウトソーシングサービス
システム運用監視、ヘルプデスク、データ入力等の業務委託サービス。

05ビジネスソリューション準主力

サーバー、PC、周辺機器、ソフトウェア等のIT関連商品の法人向け販売、インフラ構築・仮想化サービス、RPA・BIツール等プロダクト導入サービスを提供。

主な製品・サービス2
IT機器販売・インフラ構築
ハードウェア販売、ネットワーク・サーバー構築、仮想化環境構築。
RPA・BIツール導入サービス
ロボティックプロセスオートメーションやビジネスインテリジェンスツールの導入支援。

06DX&ストック型ビジネス準主力

自社サービス「Canbus.」「Cloudstep」「Web Shelter」の提供、Google WorkspaceやMicrosoft 365等クラウドサービスの提供・導入支援を行う。

主な製品・サービス3
Canbus.(キャンバスドット)
企業のデジタルマーケティング支援サービス。
Cloudstep
クラウド移行・運用支援サービス。
Web Shelter
Webサイト脆弱性診断・セキュリティ対策サービス。

07その他(モバイル通信・新技術)その他

モバイル通信関連技術支援、開発・検証支援、各種ソリューション提供、最新技術動向調査・事業化を子会社・関連会社が行う。

製品と技術

自動車業界向けエンジニアリングとMaaSサービス

次世代モビリティ事業の中核をなすのが、完成車メーカーやサプライヤー向けのエンジニアリングサービスである。車載ソフトウェア開発、制御システム開発、評価・検証支援を提供し、SDV(ソフトウェア定義車両)化の需要を取り込む。加えて、MaaS(Mobility as a Service)関連サービスとして、モビリティサービスプラットフォームの企画・開発・運用支援も手掛ける。2026年3月期の同事業売上高は75億円、営業利益32億円と高利益率であり、国内主要完成車メーカーとの直接取引が順調に推移している。

自社クラウドサービス「Cloudstep」とセキュリティ「Web Shelter」

DX&ストック型ビジネス事業では、3つの自社サービスを展開する。「Cloudstep」はクラウド移行・運用支援サービスであり、Microsoft 365やGoogle Workspaceといったクラウド型サービスの導入支援と組み合わせて提供される。「Web Shelter」はWebサイト脆弱性診断・セキュリティ対策サービスで、企業のサイバーセキュリティ需要に対応。「Canbus.」はデジタルマーケティング支援サービスで、顧客のオンラインプレゼンス向上を支援する。これらのサービスはストック型収益の柱として位置づけられ、2026年3月期の売上は11億円(前期比12.2%増)である。

金融・公共向け基幹システムのモダナイズとDX導入

デジタルインテグレーション事業では、生損保・銀行向けの勘定系・情報系システム開発を中心に、公共・法人向け基幹システムの開発を手掛ける。近年は、既存システムのモダナイズ案件やクラウド移行、AI活用によるDXソリューションの導入支援に注力している。例えば、保険領域では基幹システムの刷新プロジェクトが通期で拡大し、セグメント売上高104億円(前期比18.1%増)を牽引した。また、生成AIを活用した開発案件や高単価なDX支援領域へのリソースシフトにより、利益率の向上を実現している。

ITアウトソーシング:運用監視・ヘルプデスクからBPOまで

IT& DXサービス事業は、システムやネットワークの運用・保守・監視、ヘルプデスク、ユーザーサポート、データ入力・大量出力などのアウトソーシングサービスを提供する。子会社の株式会社ProVision、東京都ビジネスサービス株式会社、株式会社ティービーエスオペレーション、およびベトナムのProVision VN Co., Ltd.が連携し、グループ内で適材適所のリソース配分を実現。DX検証サービスではエンタープライズ領域へのシフトを完了し、伴走型PMOサービスの引き合いも継続している。2026年3月期の売上高は223億円、営業利益31億円。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

成長期待高い中堅IT、高収益が強み

情報・通信業界において、売上高836億円(2025/3)と中堅規模ながら、営業利益率14.47%と高収益を達成。ハッチ・ワークやソラコムといった同業と比較し、収益性で優位に立つ。自社開発ソリューションに強みを持ち、安定した成長を続ける。業界内では、ニッチな領域で高い付加価値を提供するポジション。

強み

  • 営業利益率14.47%(2025/3)と業界平均を上回り、自社開発製品が高付加価値。
  • 売上高は前年比+8.7%増加し、中堅ながら安定成長を実現。
  • パッケージソフトやクラウドサービスで差別化、顧客のリピート率が高い。
  • 無借金経営に近く、M&Aや研究開発への積極投資が可能。

課題

  • 同業の大手上場企業に比べ売上高が小さく、市場シェア拡大が課題。
  • ITエンジニア不足の中、優秀な人材の採用・定着にコストがかかる。
  • 大口顧客の動向に業績が左右されやすく、分散化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がシステナ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13697SHIFT2,373億円27.6倍
24722フューチャー2,333億円17.6倍
34483JMDC2,202億円32.8倍
42175エス・エム・エス2,188億円
59746TKC2,152億円15.3倍
62317システナ1,916億円14.2倍
74547キッセイ薬品工業1,892億円12.3倍
89682DTS1,867億円15.6倍
94812電通総研1,860億円31.7倍
102154オープンアップグループ1,857億円14.6倍
112492インフォマート1,712億円70.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 55件

1983年創業、マイコンソフト開発から通信端末へと軸足を移す

1983年、横浜市神奈川区にて資本金200万円でヘンミエンジニアリング株式会社として設立され、マイクロコンピューターのソフト開発を目的とした。1984年に株式会社システムプロに商号変更。1990年にパソコン・ワークステーション向け業務アプリケーションの受託開発を開始。1996年には通信系ファームウェアの知識を活かし、移動体通信端末ソフトの受託開発に進出した。これにより、後のモバイル・ネットワーク事業の基盤が形成された。2000年には移動体通信端末向けコンテンツ開発も開始し、通信キャリアとの取引を拡大した。

2002年ナスダック上場、2004年東証二部上場へ

2002年、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に株式を上場。2004年には東京証券取引所市場第二部へ上場し、同年11月に東証一部へ指定替えとなった。上場を機に事業拡大を加速し、2005年にはモバイル・ネットワーク事業強化のため株式会社ProVisionに出資(後に連結子会社化)。2006年には北洋情報システム株式会社(現HISホールディングス)の株式を取得し持分法適用関連会社化するなど、M&Aによるグループ拡大を進めた。

2010年カテナと合併、商号をシステナに変更

2009年12月、カテナ株式会社と合併契約を締結。2010年にカテナを吸収合併し、商号をシスプロカテナ株式会社とし、同年中に株式会社システナに改めた。同時に本社を横浜市西区みなとみらいから東京都港区海岸一丁目へ移転。合併により、両社の顧客基盤と技術リソースを統合。また、この年には子会社の株式会社GaYaを設立し、スマートフォン向けアバターゲームポータル事業に参入した。決算期も3月期に変更され、現在の経営基盤が整った。

2013年から海外拠点を相次いで設立、アジアと米国へ展開

2013年、Systena (THAILAND) Co., Ltd.をバンコクに設立。同年11月にはSystena America Inc.をカリフォルニア州に設立し、北米市場への足がかりを得た。2014年にはSystena Vietnam Co., Ltd.をハノイに設立。米国子会社は2017年から段階的に増資し、2019年には資本金2,800万米ドルに。2017年にはStrongAuth, Inc.(現StrongKey, Inc.)の株式を取得し、セキュリティ技術を取り込んだ。2018年にはONE Tech, Inc.をテキサス州に設立し、IoT分野での合弁事業を開始した。

2022年プライム市場移行、2024年以降も拠点拡大とM&Aを継続

2022年、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。同年11月には京都イノベーションラボを開設。2024年には北関東事業所、東海事業所を新設し、国内拠点を強化。同年、子会社ProVisionがベトナムにProVision VN Co., Ltd.を設立した。2025年には株式会社シンクロジックの株式を取得(持分法適用関連会社化)、2026年には追加取得により連結子会社化した。シンクロジックの取り込みにより、システム開発・検証領域のさらなる拡充を図っている。

年表55件を開く

1980年代

  • 1983年創業横浜市神奈川区台町8番3号に、マイクロコンピューターのソフト開発を目的としてヘンミエンジニアリング株式会社(資本金200万円)を設立
  • 1984年商号変更株式会社システムプロに商号変更
  • 1988年対戦型オンラインゲーム「麻雀クラブ」を開発

1990年代

  • 1990年パソコン、ワークステーションの業務用アプリケーションソフト受託開発を開始
  • 1996年通信系ファームウェアの業務知識を活かし、移動体通信端末ソフト受託開発を開始
  • 1997年インターネット上でのオンラインゲームサイトを構築し、サービスを開始
  • 1997年11月本社を横浜市神奈川区新浦島町一丁目1番地25に移転

2000年代

  • 2000年移動体通信端末向けコンテンツの開発を開始
  • 2001年品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得
  • 2002年東京都内の新規顧客増大に伴い、サポート強化を目的とした東京事業所(新宿区)を開設
  • 2002年上場株式会社大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に株式を上場
  • 2004年本社を横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号に移転
  • 2004年関西圏における営業及び開発支援・技術支援サービスの拡充を目的として、大阪市北区曽根崎新地二丁目6番12号に関西支社を設置
  • 2004年11月上場東京証券取引所市場第二部へ株式上場
  • 2004年12月関西支社を大阪支社に名称変更
  • 2005年モバイル・ネットワーク事業の強化拡充のため、株式会社ProVision(現・連結子会社)に出資
  • 2005年10月株式会社東京証券取引所市場第一部へ株式指定替え
  • 2006年大阪支社を大阪市北区茶屋町19番19号に移転
  • 2006年M&A北洋情報システム株式会社(現・HISホールディングス株式会社)の株式取得(持分法適用関連会社化)
  • 2007年カテナ株式会社と資本・業務提携(持分法適用関連会社化)
  • 2009年Androidの組込み機器への活用・普及を目指す「OESF」に参加
  • 2009年12月M&Aカテナ株式会社と合併契約書締結

2010年代

  • 2010年商号変更決算期を3月31日に変更
  • 2010年M&Aカテナ株式会社を吸収合併、シスプロカテナ株式会社に商号変更
  • 2010年商号変更本社を東京都港区海岸一丁目2番20号に移転、株式会社システナに商号変更
  • 2010年11月M&Aスマートフォン向けアバターゲームポータルの企画・運営を事業内容とする株式会社GaYaを設立(連結子会社化)
  • 2011年アドバンスト・アプリケーション株式会社の保有株式を売却
  • 2011年情報システム事業の一部を株式会社FBSに譲渡
  • 2011年M&A子会社の東京都ビジネスサービス株式会社が、株式会社ティービーエスオペレーションを設立(連結子会社化)
  • 2011年M&A株式会社IDYの株式取得(連結子会社化)
  • 2012年東広島市に広島開発センター(現・広島事業所)を設置
  • 2013年札幌市に札幌開発センターを設置
  • 2013年福岡市に福岡開発センター(現・福岡事業所)を設置
  • 2013年M&ASystena(THAILAND) Co.,Ltd.をバンコク市に設立(連結子会社化)
  • 2013年日本初の『TIZEN™』を搭載した10.1インチ タブレットの開発に成功
  • 2013年10月名古屋市に名古屋営業所を設置
  • 2013年11月M&ASystena America Inc.をカリフォルニア州に設立(連結子会社化)
  • 2014年M&ASystena Vietnam Co.,Ltd.をハノイ市に設立(連結子会社化)
  • 2015年ソリューションデザイン本部の分室を国際浜松町ビルに開設
  • 2017年Systena America Inc.の資本金を600万米ドルに増資
  • 2017年11月Systena America Inc.の資本金を1,900万米ドルに増資
  • 2017年12月子会社のSystena America Inc.が、StrongAuth,Inc.(現・StrongKey,Inc.)の株式を取得(持分法適用関連会社化)
  • 2018年Systena America Inc.とPlasma Business Intelligence,Inc.との合弁会社ONE Tech,Inc.をテキサス州に設立(持分法適用関連会社化)
  • 2019年神戸市に神戸イノベーションラボ(現・神戸事業所)を設置
  • 2019年名古屋市に名古屋事業所を設置
  • 2019年Systena America Inc.の資本金を2,800万米ドルに増資

2020年代

  • 2020年川崎市に川崎デザインスタジオを設置
  • 2021年松山市に松山イノベーションラボ(現・松山事業所)を設置
  • 2022年東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年11月京都市に京都イノベーションラボ(現・京都事業所)を設置
  • 2024年M&A子会社の株式会社ProVisionが、ProVision VN Co.,Ltd.を設立(連結子会社化)
  • 2024年宇都宮市に北関東事業所を設置
  • 2024年10月豊田市に東海事業所を設置
  • 2025年M&A株式会社シンクロジックの株式取得(持分法適用関連会社化)
  • 2026年M&A株式会社シンクロジックの株式追加取得(連結子会社化)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    技術者の採用と定着の促進

    賃金改定等の待遇改善に加え、やりがいのある仕事と安心して働ける職場環境を整備し、採用ブランディングや社外発信を強化することで、採用競争力と定着力を向上させる。

  2. 02

    各事業の強みの明確化とシナジー創出

    ソフトウェア開発、ITサービス、DX支援など各事業の強みを明確化し競合と差別化する。グループ内の連携を強化し、経営資源の最適配置と事業機能の組み替えにより全体最適を図る。

  3. 03

    ストック型ビジネスの拡充と新領域展開

    自社サービス、クラウド、セキュリティ、DX・AI伴走支援を組み合わせて顧客接点を広げ、継続的な収益を積み上げる。既存の技術・顧客基盤を活かし、AI等の新成長領域へ展開する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,301人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は519万円で、9期前と比べて+2.3%平均年齢は31.2歳、平均勤続年数は6.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,585
2018年3月2,793
2019年3月50833.47.33,027
2020年3月51933.17.13,281
2021年3月48832.06.83,754
2022年3月48431.16.34,293
2023年3月45830.25.84,832
2024年3月46129.95.75,239
2025年3月47430.76.05,252230
2026年3月51931.26.35,301291

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率69.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 13 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    株式会社ProVision
    横浜市西区 · 連結子会社
    議決権99.6%
  • 国内
    東京都ビジネスサービス株式会社
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社GaYa
    横浜市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シンクロジック(注)3,4
    横浜市西区 · 連結子会社
    議決権62.1%
  • 国内
    株式会社IDY
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権76.7%
  • 国内
    Systena America Inc. (注)2
    カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Systena Vietnam Co.,Ltd.
    ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ティービーエスオペレーション(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ProVision VN Co., Ltd.
    ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    HISホールディングス株式会社
    北海道札幌市 中央区 · 持分法適用会社
    議決権25.0%
  • 国内
    StrongKey,Inc. (注)3
    カリフォルニア州 · 持分法適用会社
    議決権28.8%
  • 国内
    ONE Tech,Inc. (注)3
    テキサス州 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • SMSホールディングス有限会社東京都港区27%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【再度公告】令和8年度RPAライセンスの購入及び業務支援の委託 一式
    国税庁 · 2026-04-28
    3,818万円
  • 調達
    RPAライセンスの購入及び業務支援の委託 一式
    国税庁 · 2024-03-18
    3,484万円
  • 調達
    RPAライセンスの購入及び業務支援の委託 一式
    国税庁 · 2025-04-08
    3,308万円
  • 調達
    確定申告期における作成コーナー用パソコンの設定等に係る業務委託
    国税庁 · 2021-11-15
    3,216万円
  • 調達
    確定申告期における作成コーナー用パソコンの設定等に係る業務委託
    国税庁 · 2024-11-15
    2,920万円
  • 調達
    確定申告期における作成コーナー用パソコンの設定等に係る業務委託
    国税庁 · 2022-11-15
    2,895万円
  • 調達
    確定申告期における作成コーナー用パソコンの設定等に係る業務委託
    国税庁 · 2023-11-14
    2,880万円
  • 調達
    確定申告期における作成コーナー用パソコンの設定等に係る業務委託
    国税庁 · 2025-11-14
    2,650万円
  • 調達
    府省共通システム等のサポートデスク設置一式
    外務省 · 2022-03-28
    2,460万円
  • 調達
    RPAライセンスの購入及び業務支援の委託 一式
    国税庁 · 2023-06-09
    1,780万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は944億円営業利益154億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.9%、利益が+27.3%。

売上高
+12.9%
944億円
営業利益
+27.3%
154億円
純利益
+32.9%
113億円
営業利益率
16.3%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高980億円944億円
営業利益160億円154億円
純利益106億円113億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は238億円、営業利益は38億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.3%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q20224
2024年1Q1871910.212
2024年2Q1882513.318
2024年3Q1962613.318
2024年4Q19824
2025年2Q4015614.037
2025年4Q4356514.948
2026年2Q4707616.255
2026年4Q4747816.558
2027年1Q2383816.027

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は317億円から944億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は16.3%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
Systena(THAILAND) Co.,Ltd.をバンコク市に設立(連結子会社化)
2013年3月3172312
Systena Vietnam Co.,Ltd.をハノイ市に設立(連結子会社化)
2014年3月3401718
ソリューションデザイン本部の分室を国際浜松町ビルに開設
2015年3月370239
2016年3月4273222
2017年3月4633422
Systena America Inc.とPlasma Business Intelligence,Inc.との合弁会社ONE Tech,Inc.をテキサス州に設立(持分法適用関連会社化)
2018年3月5435135
2019年3月5976746
2020年3月6467955
2021年3月6097550
2022年3月6538660
2023年3月74510073
子会社の株式会社ProVisionが、ProVision VN Co.,Ltd.を設立(連結子会社化)
2024年3月7699972
株式会社シンクロジックの株式取得(持分法適用関連会社化)
2025年3月83612111914.585
株式会社シンクロジックの株式追加取得(連結子会社化)
2026年3月94415416116.3113

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高944億円のうち、営業利益として残るのは154億円16.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は113億円、売上の12.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.7%696億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.0%94億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.3%154億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.9pt
16.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.3pt
12.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+18.3pt
31.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
18.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
32.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが133億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは124億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は298億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月26−6−242039
2014年3月1513−162851
2015年3月28−4−172460
2016年3月27−6−142166
2017年3月22−5−81776
2018年3月44−14−123094
2019年3月70−10−1260142
2020年3月48−6−3142152
2021年3月72−16−2056189
2022年3月55−6−1949220
2023年3月76−20−2956248
2024年3月90−3−3587301
2025年3月80−26−14054215
2026年3月133−9−43124298

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は611億円。このうち返さなくてよい自己資本が402億円で、自己資本比率は64.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2001287262.6
2014年3月2031317263.4
2015年3月2141318360.0
2016年3月2291369357.9
2017年3月25214910358.2
2018年3月28417211259.5
2019年3月33920613359.9
2020年3月36023013063.0
2021年3月38926012965.9
2022年3月43530213368.5
2023年3月48934714269.9
2024年3月54038615470.5
2025年3月51833018862.7
2026年3月61140220964.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
274億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
468億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
209億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中54位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中284位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
31.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥450で、1年前と比べて-4.3%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥450-3.6%1ヶ月+8.4%1年-4.3%時価総額1,916億円
過去52週の値幅
安値¥385高値¥555

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)15.1倍
PBR4.05倍
配当利回り4.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価433円は25日移動平均線425.76円を約1.7%上回り、上昇局面。直近1ヶ月で2.85%上昇し、7月30日に468円まで急伸したが、7月31日に420円へ急落するなど変動が大きい。52週高値555円からは約22%下。出来高は平均100万株を超え、活発な売買が続く。RSI53.96で中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERが13.67倍と業界平均の30.53倍を大幅に下回っており、予想PERも14.6倍と低水準です。PBRは3.9倍とやや高いが、ROEが31.4%と非常に高く、収益性に見合った評価です。配当利回りは4.16%と平均の3.22%を上回り、株主還元も手厚い。ただし、配当性向が46.9%とやや低いため、今後の増配余地は限定的かもしれません。総合的に見て、成長性と収益性を考慮すると割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍47.9倍
PER (予想)15.1倍
PBR4.05倍2.96倍
ROE31.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益体質と成長の持続性が争点。2026年3月期は売上高944億円、営業利益率16.3%と高水準で、AI/IoTへの投資が成長を牽引している。強気派は、収益性の高さとデジタル需要の追い風で今後も成長が続くと見る。弱気派は、独立系として大手SIerとの競争激化や、一部の大型案件への依存、人材確保の難しさから、成長の持続性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率16.3%は同業他社と比べ高く、収益力の強さを示す。

  • 需要拡大

    DXやAI/IoT投資の増加でITサービス需要は中期的に拡大見込み。

  • 財務健全性

    ROE31.4%と高く、自己資本を効率的に活用している。

  • 営業利益121億→154億円と27%増益通年影響

    売上高944億円、営業利益154億円、純利益113億円と大幅増益で業績モメンタム強い

  • 売上高769億→944億円と2年で23%増通年影響

    売上高は836億円から944億円へ12.9%増、IT需要で拡大が続く

  • 営業利益率16.31%と2年で1.8pt改善通年影響

    営業利益率は14.47%→16.31%、ROE31.4%と高収益体質が定着

  • 配当利回り4.29%と高水準継続影響

    株価420円で配当利回り4.29%、株主還元が下値を支える

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    独立系として大手SIerや新興企業との競争が激しく、受注単価の低下懸念。

  • 人材依存

    優秀なエンジニア確保が成長の鍵だが、人材市場は逼迫している。

  • 株主還元

    配当利回り4.29%は高いが、成長投資とのバランスに疑問。

  • 予想PER14.1倍と実績13.26倍から上昇決算発表後影響

    市場予想EPSは実績を約6%下回り、来期減益が意識され株価重荷

  • 株価1年で14.75%下落と弱含み継続影響

    株価420円、1年前から14.75%下落し、需給が悪化している

  • PBR3.78倍と高水準、修正余地継続影響

    ROE31.4%でもPBR3.78倍は高く、成長鈍化時はバリュエーション縮小の懸念

  • 外国人持ち株比率20.14%と高く海外需要に敏感継続影響

    外国持株比率20.14%と高く、グローバルリスク時は売り圧力が強まる

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益体質の維持が投資判断の核心。低下は競争激化のシグナル。
受注高
将来の売上高を先取りする指標。受注の増減が成長性を示す。
従業員数
人材はIT企業の最重要リソース。増加が成長投資の裏付けになる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは4.00%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
4.00%
いまの株価に対して
配当性向
46.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月242.7
2018年3月328.032.6
2019年3月438.938.7
2020年3月525.038.2
2021年3月50.042.9
2022年3月620.041.8
2023年3月833.346.7
2024年3月1025.059.6
2025年3月1220.054.2
2026年3月1416.746.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ35,150人。区分でいちばん多いのは個人・その他37.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.2%を占め、残る58.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.532.333.538.338.237.0
事業法人24.324.324.524.726.125.9
外国法人22.825.422.415.917.020.1
自己株式13.713.713.713.715.715.7
金融機関19.617.117.817.316.915.2
証券会社0.50.71.83.71.81.7
外国人個人0.20.20.00.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01SMSホールディングス有限会社24.48
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.56
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.52
04NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)2.99
05STATE STREET BANK AND TRUST CAMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.25
06システナ社員持株会1.49
07BNPPARIBASLUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURGFUNDS/UCITSASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)1.16
08STATE STREET BANK AND TRUST CAMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.92
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.87
10三浦 賢治0.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-04-14
    SMSホールディングス有限会社
    変更報告
    24.48%
  • 2026-04-13
    SMSホールディングス有限会社
    新規の大量保有報告
    24.48%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−28%、1株純資産は14期で−77%。直近期のROEは31.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月444729.319.362.4
2014年3月1712614.210.746.2
2015年3月91277.324.277.7
2016年3月2313517.221.135.4
2017年3月2215015.719.142.7
2018年3月94322.430.232.6
2019年3月125224.625.638.7
2020年3月145825.526.138.2
2021年3月136620.643.142.9
2022年3月157721.627.941.8
2023年3月198822.915.446.7
2024年3月199820.014.659.6
2025年3月239124.015.654.2
2026年3月3211131.413.046.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

26名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額391百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
逸見愛親代表取締役会長70
三浦賢治取締役副会長582,919,800
逸見真吾取締役社長4616,300
小谷寛常務取締役5767,800
田口誠取締役5437,000
藤井宏幸取締役5721,800
西川誠一郎取締役533,636
伊藤麻里取締役49
逸見圭朗取締役63
黒﨑力蔵取締役60
齊藤一典取締役59
有田敏二監査役(常勤)65
残りの役員14名を開く
氏名役職年齢
中村嘉宏監査役54
阿田川博監査役72
德尾野信成監査役72
成川陽一取締役53
田中光昭上席執行役員 Systena America Inc.代表取締役社長
根津史明執行役員 東京都ビジネスサービス株式会社代表取締役社長
水田潤執行役員 DXデザイン本部長
菊池卓也執行役員 大阪支社長
坂本俊執行役員 財務経理本部長
伊藤正彦66
勝部涼子取締役41
杉岡真二執行役員 デジタルインテグレーション本部 副本部長 兼 バリュークリエイション事業部長
戸澤英昭執行役員 ITマネジメント事業本部 営業統括部長
藤崎祥樹執行役員 ビジネスソリューション事業本部 営業支援部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7279282830744
社外取締役942425
社外取締役523235
社外監査役419195

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,429字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社ならびに連結子会社9社(株式会社ProVision、東京都ビジネスサービス株式会社、株式会社GaYa、株式会社シンクロジック、株式会社IDY、株式会社ティービーエスオペレーション、Systena America Inc.、Systena Vietnam Co.,Ltd.、ProVision VN Co., Ltd.)および持分法適用関連会社3社(HISホールディングス株式会社、StrongKey,Inc.、ONE Tech,Inc.)より構成されており、事業内容は以下のとおりとなっております。 なお、当連結会計年度において、株式会社ミンガルは清算結了したため、連結の範囲から除外しております。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 セグメントの名称   事業内容 次世代モビリティ事業   当社において、完成車メーカーやサプライヤー向けを中心に、自動車業界へのエンジニアリングおよびMaaSなどの自社サービスの提供を行っております。 プロジェクトマネジメントデザイン事業   当社において、各種プロダクト製品、通信事業者サービスの企画・設計・開発・検証支援。ネットビジネス、業務用アプリ、Webサービス、社会インフラ関連システム、IoT、人工知能、ロボット関連サービスの企画・設計・開発・検証支援を行っております。 デジタルインテグレーション事業   当社において、金融系(生損保、銀行)、公共・法人系の基幹システム開発。DXソリューションの導入/インフラ構築/システム運用。インフラコンサルティングサービスを行っております。 IT&DXサービス事業   当社、子会社の㈱ProVision、東京都ビジネスサービス㈱、㈱ティービーエスオペレーション、およびProVision VN Co., Ltd.において、システムやネットワークの運用・保守・監視、ヘルプデスク・ユーザーサポート、データ入力、大量出力などのITアウトソーシングサービスの提供を行っております。 ビジネスソリューション事業   当社において、サーバー、パソコン、周辺機器、ソフトウェアなどIT関連商品の企業向け販売。基盤構築、仮想化などIT機器に関わるサービスの提供。RPA、BIツール等プロダクト導入サービスの企画・開発・提供を行っております。 DX&ストック型ビジネス事業   当社において、自社サービス「Canbus.\キャンバスドット」、「Cloudstep」、「Web Shelter」の提供。「Google Workspace」、「Microsoft 365」などクラウド型サービスの提供・導入支援を行っております。 その他事業   子会社の㈱GaYa、㈱シンクロジック、㈱IDY、Systena America Inc.、Systena Vietnam Co.,Ltd.および関連会社StrongKey,Inc.、ONE Tech,Inc.において、モバイル通信関連技術支援、開発・検証支援、各種ソリューションの提供、最新技術やサービスの動向調査および事業化を行っております。 上記の状況を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。 事業系統図
経営方針・対処すべき課題1,175字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループを取り巻く事業環境は、企業のDX投資の継続、AI活用の拡大、モビリティ分野におけるSDV化の進展などを背景に、中長期的な成長機会が広がっております。一方で、技術者不足の深刻化、人件費や外注費の上昇、顧客ニーズの高度化・複雑化が進み、競争環境は一層厳しさを増しております。 このような事業環境下、当社グループが持続的な成長と企業価値の向上を実現していくために対処すべき課題は、以下の3点であります。 (1)技術者の採用と定着の促進 当社グループが持続的に成長していくためには、高い専門性を持つ技術者を継続的に確保し、その力を最大限発揮できる組織基盤を強化していくことが重要であります。そのためには、賃金改定等による待遇改善に加え、やりがいのある仕事、高い成長環境、安心して働ける職場環境を総合的に整備していく必要があります。当社グループは、制度改革や働きやすい環境整備を進めるとともに、「くるみん」認定、「えるぼし」認定、「健康経営優良法人」認定、「スポーツエールカンパニー」認定などの外部評価も得ております。今後は、これらの取り組みをさらに強化し、採用ブランディングや社外発信の充実を通じて、採用競争力と定着力のさらなる向上に取り組んでまいります。 (2)各事業の強みの明確化とオールシステナによるシナジー創出 当社グループは、ソフトウェア開発、プロジェクトマネジメント、ITサービス、DX支援、自社サービスなど多様な事業基盤を有しており、今後は各事業がそれぞれの市場において発揮できる強みをこれまで以上に明確化し、競合との差別化を一層進めていく必要があります。加えて、グループ内の事業連携を強化することで、各事業が持つ開発力、提案力、プロジェクト推進力を結び付け、提供価値をさらに高めてまいります。あわせて、全体最適の観点から経営資源の最適配置と事業機能の組み替えを進めることで、各事業の成長力を高めながら、グループ全体としてのシナジー創出と事業ポートフォリオの進化につなげてまいります。 (3)ストック型ビジネスの拡充と新たな成長領域への展開 当社グループは、持続的な成長と収益基盤の安定化に向け、ストック型ビジネスの拡充をさらに進めるとともに、その基盤を活かして新たな成長領域へ展開していく必要があります。今後は、自社サービス、クラウドサービス、セキュリティサービス、DX・AIに関する伴走支援を組み合わせることで、顧客接点を広げ、継続的な収益の積み上げを図ってまいります。あわせて、既存事業で培ってきた技術、顧客基盤、運用知見を活かし、AIをはじめとする新たな成長領域への展開を進めることで、再現性の高い収益基盤を強化し、将来の成長を支える新たな柱の育成に取り組んでまいります。
事業等のリスク1,566字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因になる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、本株式に関する投資判断は、以下の本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)機密情報の管理について 当社の業務には技術的にも営業戦略的にも高い秘匿性が求められる業務が多く、情報セキュリティの重要性が一層高まってきておりますことから、当社では情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISO27001の認証を取得し、運用管理を徹底しております。 このような施策にも関わらず、情報漏洩が発生しました場合は、損害賠償の可能性が発生するほか、信用の低下による業務受注の減少など、事業に大きな影響を与えることが考えられ、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があることが考えられます。 (2)法的規制について 当社グループ事業を取り巻く法的規制は以下の通りであります。 ①製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律 この法律は、2026年1月1日より施行された「中小受託取引適正化法(取適法)」であり、資本金3億円を超える事業者がそれ以下の事業者(中小受託事業者)へ業務委託を行う際、適正な価格転嫁と支払の迅速化を義務付けるものであります。本法により、従来の下請法が実質的に包含・拡充され、手形決済の原則禁止や、給付の受領から60日以内かつ可能な限り早期の現金支払が厳格に求められております。 当社グループでは、同法の施行に伴い、すべての対象取引において適正な価格協議を実施するとともに、現金による迅速な支払体制を運用しております。しかしながら、万が一法令違反が発生した場合には、監督官庁からの勧告や公表、過料等の行政処分の対象となるほか、社会的信用の失墜を招く恐れがあります。 ②労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(いわゆる労働者派遣法) この法律は、「職業安定法と相まって労働力の需給の適正な調整を図るため労働者派遣事業の適正な運営の確保に関する措置を講ずるとともに、派遣労働者の保護等を図り、もって派遣労働者の雇用の安定その他福祉の増進に資すること」(第1条)を目的としており、当社グループにおいては、同法に基づく、一般労働者派遣事業の許可を受けております。なお、同法第6条各号に定める事由が一般労働者派遣事業を行う際の欠格事由として規定されているほか、同法第14条において、届出後に一般派遣元事業主(役員も含む)が同法第6条各号のいずれかに該当した場合厚生労働大臣は当該一般労働者派遣事業の許可を取り消すことができること、また一般派遣元事業主がこの法律若しくは職業安定法の規定又はこれらの規定に基づく命令若しくは処分に違反したときは、厚生労働大臣は期間を定めて当該一般労働者派遣事業の全部又は一部の停止を命ずることができるとされております。 また当社グループでは同法に基づき労働者派遣事業報告書及び収支計算書を厚生労働大臣に提出しております。 当社グループは、法令を遵守した体制を構築し、役員も法令遵守に努めていることから、現在、事業活動に支障をきたす要因は発生しておりません。また今後においても法令遵守に努める所存ではありますが、何らかの法令違反等の事実が発生し、事業に制約を受ける場合、当社グループの業績に影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,582字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで。以下、「当期」という。)におけるわが国経済は、堅調なインバウンド需要の継続や、高水準の賃上げ回答に伴う所得環境の改善に支えられ、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、地政学リスクの長期化に伴うエネルギー価格の高止まりや、為替市場のボラティリティ(変動幅)の大きさが、依然として企業のコスト負担や家計の購買力に影を落とし続けました。また、米国の新政権発足に伴う具体的な通商政策の動向や世界的なサプライチェーンの再構築など、先行きは引き続き不透明な状況が続いています。 このような状況のもと、当社グループは収益構造の深化と生産性の向上に努めました。収益基盤のさらなる安定化に向けては、景気変動の影響を受けにくいストック型ビジネスの積み上げを継続し、収益構成の多角化を推進しました。 また、データ経営の実践により、プロジェクトごとの稼働率や収益性をリアルタイムに可視化・分析し、迅速な意思決定と最適なリソース配分を推進することで、グループ全体の高収益率を維持できる体制を通期にわたって運用・定着させてまいりました。高付加価値領域への注力として、ソフトウェア開発ビジネスを中心に受注を拡大させ、生成AIの実装支援や企業のDX推進、高度なマネジメントが求められるPMO案件など、利益率の高い領域にリソースを集中させています。 人材戦略については、これまで拡充してきた若手層が、技術者教育の内製化プログラムを通じて着実に戦力化したことで、組織の実行力が大幅に向上しました。この基盤構築の成功を糧に、組織は現在、さらなる成長段階へと移行しています。育成された若手層が中堅層へと厚みを増す中、次なる課題である高度な専門性を備えた上位層の即時補強についても、「若手育成」を継続しつつ「経験者採用」を強化することで、育成人材と即戦力人材の最適な組み合わせを実現してまいりました。特に、PM(プロジェクトマネジメント)を軸としたビジネスモデル転換では、豊富な知見を有するシニア層の相乗効果を最大化させ、「次世代モビリティ事業」に続き「プロジェクトマネジメントデザイン事業」が当社グループの成長を力強く牽引する強固な体制を確立いたしました。 また、将来的な成長可能性を追求する準備段階として、2026年1月に「AIデータセンター推進室」を新設いたしました。当期においては、事業化に向けた市場環境の調査や技術的要件の検証など、具体的な検討を引き続き進めております。 以上の結果、当期の連結業績は、売上高94,400百万円(前期比12.9%増)、営業利益15,367百万円(同27.3%増)、経常利益16,145百万円(同36.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11,312百万円(同33.4%増)となりました。 各セグメントの事業内容や主力分野の変化に伴い、当期において「報告セグメント」の組替と一部名称の変更を行いました。セグメント別の業績は、次の通りであります。なお、各セグメントの売上高にはセグメント間の内部売上高または振替高を含めております。 a.次世代モビリティ事業 自動車業界におけるSDV化の加速を背景に、ソフトウェア開発需要が拡大しました。当期を通じて国内主要完成車メーカーとの直接取引が順調に推移したほか、米国子会社を通じた北米市場での案件創出も着実に進展しました。UXデザインやアジャイル開発の強みを活かし、最上流の企画・要件定義段階から一貫して支援できる体制を構築したことで、高い稼働水準を維持し、通期での受注と稼働の安定化を実現しました。 これらの結果、売上高は7,569百万円(前期比36.6%増)、営業利益は3,219百万円(同63.9%増)となりました。 b.プロジェクトマネジメントデザイン事業 次世代通信およびAI領域において、実行体制の強化に向けたリソース再配置を実施しました。通信分野ではシステムインフラ基盤の刷新に伴う移行支援を継続し、AI分野では生成AIを活用したプラットフォーム再構築やPoC(概念実証)といった上流工程への関与を拡大しました。戦略策定から現場での実務完遂までを一気通貫で支援する「実行型」の推進体制が評価され、当期を通じて収益性は高水準で推移しました。 これらの結果、売上高は15,296百万円(前期比2.4%減)、営業利益は3,342百万円(同29.4%増)となりました。 c.デジタルインテグレーション事業 金融・公共・法人の各分野において、既存顧客との強固な信頼関係を背景にDXニーズを確実に捕捉しました。金融分野では、保険領域を中心に基幹システムのモダナイズ案件が通期にわたって拡大し、セグメント全体の売上成長を力強く牽引しました。公共および法人分野についても、既存顧客からの追加案件を中心に堅調に推移しました。当期は生成AI等を活用した高度な開発案件や、高単価なDX支援領域へのリソースシフトを重点的に推進しており、この収益構造の転換により、セグメント全体の利益率は向上し、事業ポートフォリオの安定感は一層高まっております。また、AI駆動開発による生産性向上にも着手し、来期に向けた技術競争力の強化を推進しました。 これらの結果、売上高は10,406百万円(前期比18.1%増)、営業利益は2,476百万円(同26.7%増)となりました。 d.IT&DXサービス事業 企業のデジタルビジネス化に向けた投資意欲の高まりを受け、業務プロセスの最適化や「伴走型PMOサービス」への引き合いが年間を通じて継続しました。DX検証サービスにおいてはエンタープライズ領域へのシフトを完遂させました。また、BPO業務においては、特例子会社を含む3社が有機的に連携し、適材適所でのリソース配分を徹底したことにより受注が拡大し、グループ全体の基盤強化に大きく寄与しました。 これらの結果、売上高は22,356百万円(前期比7.7%増)、営業利益は3,146百万円(同10.5%増)となりました。 e.ビジネスソリューション事業 2025年10月のWindows 10サポート終了に伴うPCリプレース案件が、第3四半期連結会計期間にかけて集中的に発生し、売上高を大きく押し上げました。 当該特需は第3四半期をもって概ね一巡しましたが、並行して注力してきたクラウドへのリフト&シフト案件をはじめ、クラウドの利活用案件の増大、更にはマネージドサービスの拡大、またゼロトラスト等のセキュリティ関連SI受注が年度末にかけても堅調に推移しました。これらにより、特需後の反動を吸収し、通期での増収増益に大きく寄与しました。 これらの結果、売上高は35,584百万円(前期比19.4%増)、営業利益は2,957百万円(同30.0%増)となりました。 f.DX&ストック型ビジネス事業 ノーコードDXプラットフォーム『Canbus.』において、大手企業からの導入が好調に推移したほか、医療業界向けパッケージの受注も年間を通じて着実に積み上がりました。利益面につきましては、将来の契約数拡大を見据えた開発機能の強化や、顧客基盤の拡充に伴うサポート体制の維持・強化を優先的に進めた結果、先行投資が嵩み前期比で減益となりました。 これらの結果、売上高は2,892百万円(前期比3.9%増)、営業利益は251百万円(同45.3%減)となりました。 g.その他事業 米国子会社における車載関連の開発受注が年間を通じて着実に増加したほか、株式会社GaYaでは『競馬伝説』シリーズの運営活性化に向けた施策が奏功しました。グループ全体のシナジー強化と受託開発のPMO支援が安定して推移したことで、セグメント全体の損益は前期比で大幅な改善が見られました。 これらの結果、売上高は1,001百万円(前期比25.5%増)、営業損失は26百万円(前期は営業損失19百万円)となりました。 ②財政状態の状況 資産、負債及び純資産の状況 当連結会計年度末における総資産は61,079百万円(前期末は51,762百万円)となり、前期末と比較して9,317百万円の増加となりました。 流動資産は54,118百万円(前期末は44,184百万円)となり前期末と比較して9,934百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金5,517百万円の増加、有価証券1,522百万円の増加によるものであります。 固定資産は6,961百万円(前期末は7,578百万円)となり前期末と比較して616百万円の減少となりました。有形固定資産は1,327百万円(前期末は1,321百万円)となり前期末と比較して6百万円の増加となりました。無形固定資産は176百万円(前期末は169百万円)となり前期末と比較して7百万円の増加となりました。投資その他の資産は5,457百万円(前期末は6,087百万円)となり前期末と比較して630百万円の減少となりました。これは主に投資有価証券1,378百万円の減少によるものであります。 負債の合計額は20,858百万円(前期末は18,812百万円)となり前期末と比較して2,045百万円の増加となりました。これは主に未払法人税等1,417百万円の増加、未払消費税等395百万円の増加、賞与引当金289百万円の増加によるものであります。 純資産は40,221百万円(前期末は32,950百万円)となり前期末と比較して7,271百万円の増加となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益11,312百万円、剰余金の配当4,308百万円によるものであります。 これらの結果、自己資本比率は前期末と比較して2.2ポイント上昇し64.9%となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前期末と比較して8,355百万円増加し、29,819百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は13,283百万円(前年同期は7,979百万円の獲得)となりました。この主な増加要因は、税金等調整前当期純利益16,173百万円、棚卸資産の減少額859百万円、減価償却費452百万円、賞与引当金の増加額273百万円によるものであり、主な減少要因は、売上債権の増加額327百万円、仕入債務の減少額338百万円、法人税等の支払額3,701百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は896百万円(前年同期は2,576百万円の使用)となりました。この主な減少要因は、有価証券の取得による支出10,977百万円、投資有価証券の取得による支出113百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出486百万円によるものであり、主な増加要因は、有価証券の売却による収入9,636百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は4,316百万円(前年同期は14,024百万円の使用)となりました。この主な減少要因は、配当金の支払額4,310百万円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度のセグメント別生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円)   前年同期比(%) 次世代モビリティ事業   3,397   123.3 プロジェクトマネジメントデザイン事業   10,301   92.8 デジタルインテグレーション事業   7,041   115.4 IT&DXサービス事業   15,531   105.8 ビジネスソリューション事業   1,664   126.0 その他事業   117   - 合計   38,053   105.8 (注)1.当社グループ内において、サービスの性格上受注生産活動を伴うセグメントのみ示しております。 2.上記の金額は、製造原価で記載しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 次世代モビリティ事業   8,600   114.5   4,082   133.8 プロジェクトマネジメントデザイン事業   15,597   93.8   6,163   105.1 デジタルインテグレーション事業   11,145   123.8   4,430   120.0 IT&DXサービス事業   22,464   109.0   7,838   108.0 ビジネスソリューション事業   2,215   133.3   994   115.4 その他事業   497   -   276   - 合計   60,521   109.2   23,785   114.8 (注)当社グループ内において、サービスの性格上受注生産活動を伴うセグメントのみ示しております。 c.販売実績 当連結会計年度のセグメント別販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円)   前年同期比(%) 次世代モビリティ事業   7,569   136.6 プロジェクトマネジメントデザイン事業   15,295   97.7 デジタルインテグレーション事業   10,406   118.1 IT&DXサービス事業   21,882   107.1 ビジネスソリューション事業   35,564   119.5 DX&ストック型ビジネス事業   2,838   104.2 その他事業   842   126.3 合計   94,400   112.9 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.前連結会計年度及び当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 なお、連結財務諸表の作成に当たり採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績の分析・検討につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 売上高及び営業利益につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 経常利益につきましては、営業利益は前期比27.3%増の15,367百万円でありましたが、営業外収益に有価証券売却益134百万円、投資有価証券売却益395百万円等を計上したことにより、前期比36.2%増の16,145百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比33.4%増の11,312百万円となりました。 ③資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金・設備資金につきましては、自己資金および借入金により充当しております。当連結会計年度末の現金及び現金同等物は29,819百万円であり、当座貸越契約も含め十分な資金の流動性を確保しております。 当社グループの資金の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりで、キャッシュ・フロー関連指標の推移は以下のとおりであります。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   70.5   62.7   64.9 時価ベースの自己資本比率(%)   195.0   249.3   241.7 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)   17.2   19.4   11.7 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   1,244.4   682.7   779.9 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 ※株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しており、期末株価終値×期末発行済株式数により算出しております。 ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 ※営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を用いております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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