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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ノーリツ鋼機

Noritsu Koki Co.,Ltd.7744 · Prime · 精密機器

ペン先部材や音響機器を手がけるものづくり企業。AlphaThetaブランドのDJ機器で世界有数、部品・材料もグローバルに供給。

概要

ノーリツ鋼機は、写真処理機器メーカーから持株会社へ転換し、現在は精密部品(ペン先部材、化粧品部材、金属部材)と音響機器(DJ機器、ヘッドホン)の2事業を柱とする。2025年12月期の連結売上収益は1,192億円、営業利益208億円。従業員1,344名。東京証券取引所市場第一部に上場(1997年)。ポートフォリオ経営により資源配分を機動的に行うことを特徴とする。

テイボー・浜松メタルワークス・solitonの3社で構成される部品・材料セグメント

ものづくり(部品・材料)事業は、テイボー株式会社、浜松メタルワークス株式会社、株式会社soliton corporationの3社で構成される。テイボーはペン先部材で世界的なシェアを持ち、ボールペン・万年筆のペン先を精密加工する。浜松メタルワークスは金属射出成形(MIM)技術により産業機器向け金属部材を量産し、新規開拓が進んでいる。solitonは化粧品容器やアプリケーターなどのコスメ部材を供給する。2025年はペン先顧客の生産調整の影響で減収となったが、MIM事業は成長を続けた。

AlphaThetaとJLabの2ブランドで世界市場を開拓する音響機器事業

ものづくり(音響機器関連)事業は、AlphaTheta株式会社とPEAG, LLC dba JLabを中核とする。AlphaThetaはDJミキサー、プレーヤー、コントローラーなどプロ向け機器を手掛け、欧米を中心に高いシェアを持つ。JLabはコンシューマー向けワイヤレスイヤホンやヘッドホンを展開し、手頃な価格帯で知名度を拡大している。両ブランドとも新製品投入とブランド認知戦略が奏功し、2025年は増収増益を達成。グループ売上の大半を占めるまでに成長した。

高収益体質と強固な財務基盤

2025年12月期の連結売上収益1,192億円に対し営業利益208億円(営業利益率17.5%)と高い収益性を示す。手元現金は約974億円(現金及び現金同等物)、Net Debtは△853億円とNet Cashの状態にある。グループは純有利子負債EBITDA倍率3倍以内を財務規律とし、M&Aによる成長と株主還元を両立させる。2026年2月にはセンクシア株式会社(売上高354億円、調整後EBITDA92億円)を約800億円で買収し、部品・材料事業を強化した。

2011年に持株会社へ移行、事業ポートフォリオを機動的に組み換え

2011年2月の新設分割によりNKワークス株式会社(現ノーリツプレシジョン)に主要事業を承継し、純粋持株会社体制に移行した。以後、写真関連事業から撤退し、医療支援(ドクターネット買収)、シニアライフ(ハルメク買収)、再生医療など多角化を試みたが、不採算事業は順次譲渡・撤退した。現在はものづくり(部品・材料、音響)に集中。グループ全体の経営資源を成長分野に再配分する仕組みを持つ。

業界の中での役割は精密部品メーカー及び音響機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,192億円
営業利益
208億円
営業利益率
17.4%
純利益
156億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ものづくり(部品・材料)主力

ペン先部材、コスメ部材、金属部材などの研究開発・生産・販売。テイボー、浜松メタルワークス、soliton corporationを通じて文具・化粧品・産業機器業界に精密部品を供給する。

主な製品・サービス3
ペン先部材
ボールペンや万年筆のペン先に用いられる精密部品。高い加工技術が要求される。
コスメ部材
化粧品容器やアプリケーターなど、化粧品に使用される精密部品。
金属部材
産業機器や電子部品などに使用される精密金属加工部品。

02ものづくり(音響機器関連)主力

AlphaThetaブランドでDJ機器(ミキサー、プレーヤー、コントローラー等)やヘッドホンの研究開発・設計・販売、およびサービスを提供。JLabブランドでコンシューマー向けオーディオ製品も展開。

主な製品・サービス2
DJ機器
DJ向けミキサー、プレーヤー、コントローラーなど。AlphaThetaブランドで世界中のプロフェッショナルや愛好家に使用される。
音響機器
ヘッドホン、スピーカーなど。JLabブランドを含む。

製品と技術

テイボーが手掛けるペン先部材、世界の筆記具メーカーに供給

テイボー株式会社は、ボールペンや万年筆のペン先に特化した精密部品メーカーである。微細な球体収納部の加工やインク流量の制御など、高度な加工技術が要求されるペン先を量産する。同社のペン先部材は国内外の主要筆記具メーカーに採用されており、長年にわたり安定した需要がある。2025年は一部顧客の生産調整の影響で減収となったが、基盤技術の強みは変わらない。テイボーは2015年1月にノーリツ鋼機グループに加わった。

化粧品容器から産業機器まで、solitonと浜松メタルワークスの精密部材

株式会社soliton corporationは化粧品容器やアプリケーターなどのコスメ部材を専門に手掛ける。デザイン性と機能性を両立した精密部品を化粧品メーカーに供給する。浜松メタルワークス株式会社は金属射出成形(MIM)技術を活用し、小型で複雑な形状の金属部品を量産する。MIM部品はスマートフォン、医療機器、自動車など幅広い産業で使用される。両社ともグループ内で独立したブランドとして運営され、それぞれの市場でシェアを拡大している。

AlphaThetaのDJ機器とJLabのコンシューマーオーディオ

AlphaTheta株式会社は、DJミキサー、ターンテーブル、コントローラーなどプロフェッショナル向け音響機器を開発・販売する。欧米を中心に世界中のDJや音楽愛好家に使用され、高いブランド認知を持つ。PEAG, LLC dba JLabは、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンなど手頃な価格帯のオーディオ製品を展開。両ブランドはターゲット市場が異なり、グループ内で補完関係にある。2025年は両社とも新製品投入が奏功し、増収増益を達成。生産拠点はベトナムなどに広がる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

写真処理で国内首位、内需依存型

写真処理システムで国内トップシェアを有するが、同事業は減少傾向。近年は医療用画像診断(PACS)やセキュリティシステムへ事業領域を拡大し、成長を図っている。同業のリガク・ホールディングスはX線分析装置で強みを持つが、ノーリツ鋼機は画像処理技術を核に差別化を図る。また、ジーエルテクノホールディングスも精密機器分野で競合するが、ノーリツ鋼機は写真業界向けの強い基盤を持つ。売上高は増加傾向だが、海外比率は低く内需依存のリスクがある。

強み

  • 写真処理システム市場で国内トップシェアを確保し、ブランド力と顧客基盤を有する。
  • PACSなどの医療用画像システムに進出し、新たな収益源を開拓している。
  • 2024年12月期の営業利益率18.78%と高収益を達成している。
  • 近年売上高が増加傾向にあり、事業拡大が進んでいる。

課題

  • 写真処理需要がデジタル化で減少し、コア事業の先行きが不透明。
  • 海外比率が低く、内需依存からの脱却が急務。
  • 同業他社と技術面で競争が激しく、独自性の維持が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字がノーリツ鋼機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17966リンテック3,878億円20.2倍
29934因幡電機産業3,475億円14.8倍
36814古野電気2,440億円14.4倍
47740タムロン2,347億円20.0倍
56592マブチモーター2,263億円14.2倍
67744ノーリツ鋼機2,220億円10.7倍
76516山洋電気2,020億円21.3倍
86996ニチコン1,821億円27.7倍
97970信越ポリマー1,814億円18.0倍
105232住友大阪セメント1,742億円15.5倍
116807日本航空電子工業1,711億円23.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

資本金300万円で和歌山に設立、白黒フィルム自動現像機でスタート

1961年11月、有限会社ノーリツ光機製作所から組織変更し、ノーリツ鋼機株式会社を設立。資本金300万円。同年、基幹現像所用白黒フィルム自動現像機RF-20Eの販売を開始した。当時、写真現像の機械化が進む中、同社は現像機の国産メーカーとして参入。1964年7月にはカラーフィルム自動現像機RF-C1を発売し、カラー写真時代の需要を取り込んだ。創業期は和歌山市中島に拠点を置き、写真処理機器の専門メーカーとして地歩を固めた。

フィルム現像からプリントまで45分のQSS-1、世界展開の原動力に

1976年6月、同社はフィルム現像からカラープリント仕上げまでを45分で行うシステム「QSS-1型」を開発した。従来はラボに数日かかっていた処理を店頭で完結させるミニラボの原点であり、同社を世界の写真処理機器メーカーへ押し上げる原動力となった。1979年3月にはコンピュータを搭載し発色制御を自動化したQSS-2型を完成。ミニラボ市場の拡大とともに、同社の売上は急成長した。

北米・欧州・アジア・南米・オセアニアに販売子会社を設立

1978年12月、米国にNAC Corporation(後にNORITSU AMERICA CORPORATION)を設立し北米市場へ進出。1980年1月には英国にNORITSU (UK) LIMITED(1988年に完全子会社化)、1981年12月にドイツ子会社を設立。1984年6月に香港、1985年3月にブラジル、同年8月にシンガポール、1989年7月にフランス、同年10月にオーストラリアと、10年余りで主要市場に拠点を築いた。1985年8月には本社工場を和歌山市梅原に移転し、生産能力を拡大した。

大阪・東京両証券取引所第一部に上場、写真処理機器で国内シェア拡大

1996年2月、大阪証券取引所市場第二部に上場。翌1997年9月に大阪第一部に指定され、同年11月には東京証券取引所市場第一部にも上場した。この時期、写真プリントの店頭処理(ミニラボ)が一般化し、同社のQSSシステムは全国のDPE店に普及。写真市場の拡大を背景に、売上高は拡大を続けた。しかし、デジタルカメラの台頭が迫る中、次の成長への模索が始まることとなる。

写真市場の縮小に対応し新規事業を模索、NKリレーションズ設立

デジタルカメラの普及で写真フィルム市場が急速に縮小する中、2009年4月にNKリレーションズ株式会社を設立し、新規事業進出を強化。同年11月には生鮮野菜の生産販売を行うNKアグリ株式会社を設立(2020年3月撤退)。2010年6月に株式会社ドクターネットを買収し医療支援事業へ進出。2012年7月にエヌエスパートナーズ株式会社を買収し医療コンサルティングに参入するなど、多角化を試みた。

純粋持株会社となり、不採算事業を整理し成長分野へ集中

2011年2月、新設分割によりNKワークス株式会社(現ノーリツプレシジョン)に主要事業を承継し、当社は純粋持株会社に移行した。以後、グループ会社の整理と集中を進め、2012年9月に株式会社ハルメク、2013年5月に株式会社日本医療データセンターなどを買収したが、2020年までにこれらはすべて譲渡された。2015年1月、テイボー株式会社を買収し精密部品事業を本格化。同年6月には本社を東京都港区に移転した。

テイボー・AlphaTheta・JLabを中核にものづくり企業へ変貌

2015年のテイボー買収後、医療・シニア事業の譲渡を進める一方で、ものづくり分野への投資を加速。AlphaThetaブランドのDJ機器事業とJLabブランドのコンシューマーオーディオ事業が急成長し、グループの売上の大半を占めるに至った。2025年12月期の連結売上は1,192億円、営業利益208億円を計上。2026年2月にはセンクシア株式会社を買収し、部品・材料セグメントを強化した。

年表29件を開く

1960年代

  • 1961年11月創業資本金300万円で和歌山市中島にノーリツ鋼機株式会社(有限会社ノーリツ光機製作所より組織変更)を設立
  • 1961年11月基幹現像所用白黒フィルム自動現像機RF-20E販売開始
  • 1964年7月基幹現像所用カラーフィルム自動現像機RF-C1販売開始

1970年代

  • 1976年6月フィルム現像からカラープリント仕上げまで45分で行えるQSS-1型を開発。QSS・ミニラボの原点、世界飛躍への原動力となる
  • 1978年12月創業NAC Corporation(1981年1月にNORITSU AMERICA CORPORATIONに名称変更)を販売会社として設立(出資比率100%)し、北米市場へ進出
  • 1979年3月コンピュータを搭載し、発色の制御などを可能としたQSS-2型が完成

1980年代

  • 1980年1月M&ANORITSU (UK) LIMITEDを販売会社として設立(出資比率50%)し、ヨーロッパ市場へ進出(1988年1月に当社の100%子会社化)
  • 1981年12月M&ANORITSU (UK) LIMITEDの100%子会社としてNoritsu (Deutschland) GmbHを設立し、ヨーロッパにおけるドイツ市場へ進出(1982年10月に当社の100%子会社化)
  • 1984年6月創業NORITSU (FAR EAST) LIMITEDを販売会社として香港に設立(出資比率100%)し、中国・東南アジア市場へ進出
  • 1985年3月M&A西本貿易株式会社の子会社としてNORITSU DO BRASIL LTDA.を設立(出資比率91.4%)し、南米市場へ進出(1989年9月に西本貿易株式会社との合併により当社の100%子会社化)
  • 1985年8月創業NORITSU SINGAPORE PTE LTDを販売会社として設立(出資比率100%)し、東南アジア市場を強化
  • 1985年8月本社工場完成 本社を和歌山市梅原に移転
  • 1989年7月創業NORITSU FRANCE E.U.R.L.を販売会社として設立(出資比率100%)し、フランス市場へ進出
  • 1989年10月創業NORITSU KOKI AUSTRALIA PTY. LIMITEDを販売会社として設立(出資比率100%)し、オセアニア市場へ進出

1990年代

  • 1996年2月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1997年9月大阪証券取引所市場第一部に指定
  • 1997年11月上場東京証券取引所市場第一部に上場

2000年代

  • 2009年4月創業NKリレーションズ株式会社を設立し、新規事業進出を強化(2018年9月当社に吸収合併)
  • 2009年11月創業NKアグリ株式会社を設立し、生鮮野菜の生産・販売事業に進出(2020年3月撤退)

2010年代

  • 2010年6月M&A株式会社ドクターネットを買収、医療支援事業に進出(2018年4月、株式会社日本医療データセンターへ譲渡)
  • 2010年7月創業医療分野の事業開拓を行うNKメディコ株式会社を設立(現株式会社プリメディカ)(2024年5月譲渡)
  • 2011年2月創業新設分割によりNKワークス株式会社(現ノーリツプレシジョン株式会社)を設立し、主要事業を承継させ、持株会社体制に移行
  • 2012年7月M&Aエヌエスパートナーズ株式会社を買収、医療機関向けコンサルティング事業に進出(2020年4月、株式会社JMDCへ譲渡)
  • 2012年9月M&Aいきいき株式会社(現株式会社ハルメク)を買収、シニア・ライフ事業に進出(2020年8月譲渡)
  • 2012年12月M&A株式会社全国通販グループを買収、シニア・ライフ事業を強化(2020年8月譲渡)
  • 2013年5月M&A株式会社日本医療データセンター(現株式会社JMDC 2022年2月譲渡)、フィード株式会社、株式会社アイメディック等を買収、医療分野の事業を強化・拡大、株式会社秋田ケーブルテレビを買収、シニア・ライフ事業を強化
  • 2013年10月創業株式会社日本再生医療を設立、再生医療分野へ進出
  • 2015年1月M&Aテイボー株式会社を買収、ものづくり事業を強化・拡大
  • 2015年6月すべての本社機能を集約し、本店所在地を東京都港区に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • CAGRFY30(2028年12月期)まで10%以上
  • ROEFY30(2028年12月期)まで10%以上
  • 総還元性向FY30(2028年12月期)まで50%以上
  • Net Debt / 事業EBITDA倍率FY30(2028年12月期)まで3.0倍以下

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア事業のシェアと収益力向上

    ものづくり(部品・材料・音響機器関連)事業において、ペン先部材やコスメ部材、金属部材、音響機器などの収益力拡大を継続し、サプライチェーン強化のための投資を実行する。

  2. 02

    非連続的成長に向けたM&Aと新領域開拓

    既存事業のオーガニック成長に加え、周辺事業や新領域へのM&Aにより非連続な成長を目指す。センクシアグループの参画を新たな成長の柱と位置づけ、グループ全体の成長を加速する。

  3. 03

    デジタル技術の事業横断活用

    グループ全体でデジタル技術を横断的に活用し、事業の効率化や新たな価値創造を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,344人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は987万円で、9期前と比べて+12.2%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は3.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,360
2018年3月1,459
2019年3月88039.11.51,630
2020年12月88139.41.71,776
2020年3月89641.01.51,629
2021年12月84039.62.32,076
2022年12月76240.22.61,184
2023年12月1,04742.32.81,246
2024年12月91641.63.01,2391,614
2025年12月98741.23.41,3441,548

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率50.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)144.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 10 / 海外 2、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
AlphaTheta株式会社 — 本社(神奈川県 横浜市西区)4,126百万円
ものづくり(音響機器関連)
テイボー 株式会社 — 都田技術 センター(静岡県浜松市浜名区)2,975百万円
ものづくり(部品・材料)
浜松メタル ワークス 株式会社 — 本社工場(静岡県浜松市浜名区)2,726百万円
ものづくり(部品・材料)
テイボー 株式会社 — 本社(静岡県浜松市中央区)960百万円
ものづくり(部品・材料)
PEAG, LLC dba JLab — 物流倉庫(アメリカ アリゾナ州)911百万円
ものづくり(音響機器関連)
PEAG, LLC dba JLab — 本社(アメリカ カリフォルニア州)513百万円
ものづくり(音響機器関連)
AlphaTheta Technology Vietnam Co.,Ltd. — 本社工場(ベトナム ドンナイ省)361百万円
ものづくり(音響機器関連)
泰宝制筆材料(常熟)有限公司 — 本社(中国 江蘇省)273百万円
ものづくり(部品・材料)
AlphaTheta EMEA Limited — 本社(イギリス ロンドン市)266百万円
ものづくり(音響機器関連)
AlphaTheta Music Americas, Inc. — 本社(アメリカ カリフォルニア州)100百万円
ものづくり(音響機器関連)
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    テイボー株式会社
    静岡県 浜松市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    浜松メタルワークス株式会社
    静岡県 浜松市浜名区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    AlphaTheta株式会社
    神奈川県 横浜市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    AlphaTheta EMEA Limited (注)3
    イギリス ロンドン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    AlphaTheta Music Americas, Inc. (注)3
    アメリカ カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    AlphaTheta (Shanghai) CO., Ltd.
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    AlphaTheta Technology Vietnam CO., Ltd.
    ベトナム ドンナイ省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    PEAG, LLC dba JLab (注)3
    アメリカ カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JLab Japan株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権98.0%
  • 国内
    その他8社
    - · 連結子会社
  • 国内
    その他1社
    - · 持分法適用会社
  • 国内
    西本興産株式会社
    和歌山県 和歌山市 · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,192億円営業利益208億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.9%、利益が+4.0%。

売上高
+11.9%
1,192億円
営業利益
+4.0%
208億円
純利益
-3.1%
156億円
営業利益率
17.4%
前期比 -1.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,676億円1,192億円
営業利益260億円208億円
純利益168億円156億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は825億円、営業利益は183億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+47.8%、営業利益は+64.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1742011.511
2023年2Q2415422.434
2023年3Q2435121.033
2023年4Q24324
2024年1Q2737627.852
2024年2Q2556324.763
2024年4Q5376111.446
2025年2Q55811119.973
2025年4Q6349715.383
2026年2Q82518322.2124

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は274億円から1,192億円へ4.4倍に増えた。直近期の営業利益率は17.4%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社日本再生医療を設立、再生医療分野へ進出
2013年3月274104
2014年3月5512813
テイボー株式会社を買収、ものづくり事業を強化・拡大
2015年3月3562023
2016年3月43122−30
2017年3月5006343
2018年3月5606189
2019年3月6356029
2020年3月261613
2020年12月4112699
2021年12月5455351
2022年12月735391,016
2023年12月901137102
2024年12月1,06520020418.8161
2025年12月1,19220821917.4156

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,192億円のうち、営業利益として残るのは208億円17.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は156億円、売上の13.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金49.9%595億円
  • その他の費用販管費とその他の損益32.6%389億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.4%208億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.4pt
17.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.2pt
13.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが199億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは199億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は974億円で、売上の9.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月26−3443−8236
2014年3月32−29243273
2015年3月37−311234−274236
2016年3月58159−132217312
2017年3月21−9112−70253
2018年3月28−11−317267
2019年3月71−16−2655276
2020年3月71−1314958502
2020年12月56−220358−164696
2021年12月39−40543−366381
2022年12月117934−4761,051964
2023年12月−316232−189−84702
2024年12月31911−122330929
2025年12月1990−159199974

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は3,018億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,285億円で、自己資本比率は75.7%(業種中央値66.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月80856923970.4
2014年3月85853332562.1
2015年3月1,21556265346.3
2016年3月1,02952650351.1
2017年3月1,16357359049.3
2018年3月1,48775573250.8
2019年3月1,49875074850.1
2020年3月1,60378581849.0
2020年12月2,3671,0541,31344.5
2021年12月2,6411,1101,53142.0
2022年12月3,0731,9251,14862.7
2023年12月2,7952,05474173.5
2024年12月2,9942,22276474.2
2025年12月3,0182,28573275.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
974億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,775億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
732億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率52社中9位あたり、逆に低いのはROE52社中34位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
17.4%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.7%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.9%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,040で、1年前と比べて+26.3%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥2,040-3.8%1ヶ月+2.7%1年+26.3%時価総額2,220億円
過去52週の値幅
安値¥1,594高値¥2,360

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.7倍
PER (会社予想)13.0倍
PBR0.69倍
配当利回り3.68%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/17は1,961円と前日比-2%で下落。週足では25日線(2,010円)を-2.4%下回り、軟調。52週高値2,360円から-17%で高値圏からの調整。75日線(2,022円)も下抜け、200日線(1,931円)は辛うじて上回る。RSI36と売られすぎ圏に接近。6/19に486,000株の増加が見られたがその後は低迷。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは13.74倍で同業平均29.14倍を大幅に下回り割安。PBRは0.66倍と業界平均3.60倍を大きく下回り、解散価値以下。ROEは6.9%と低いが、配当利回りは0.90%と業界平均1.52%を下回る。配当性向が404.2%と高く持続性に疑問。割安だが配当余力は乏しい。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.7倍30.1倍
PER (予想)13.0倍
PBR0.69倍2.49倍
ROE6.9%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益体質が特徴。2024年12月期は営業利益率18.78%、純利益161億円。2025年も同水準の利益率を維持見込み。強気派は、デジタル化の流れの中で写真プリント需要が根強く、消耗品ビジネスが安定収益をもたらすと評価。さらに新規事業(ヘルスケア等)の成長可能性も期待。弱気派は、写真市場の長期的な縮小傾向や、多角化の成果が不透明な点、PBR0.66倍と低いが、成長性が乏しいため割安とは言い切れないと指摘。ROE6.9%と中程度。

プラスに働く材料7
  • 高利益率

    営業利益率18%超は安定した収益力を示す。

  • 安定収益源

    消耗品販売がリカーリング収入を生む。

  • 新事業期待

    ヘルスケア・半導体向けが成長ドライバーに。

  • 2025年12月期営業利益208億円と過去最高2025/12期影響

    営業利益200億→208億に増加、最高益。

  • 売上高1192億円と前期比11.9%増収2025/12期影響

    売上高1065億→1192億に拡大。

  • PBR0.66倍と資産価値比で割安不定影響

    PBR0.66倍は1倍未満で割安。

  • 株価1年で39%上昇もPER13.7倍と割高感なし現在影響

    株価上昇もPER13.7倍でバリュエーション拡大余地。

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小

    写真プリント需要は長期的に減少傾向。

  • 多角化不透明

    新事業の収益貢献はまだ限定的。

  • 低成長

    売上高成長率は1桁台で、バリュエーション拡大は難しい。

  • 2025年12月期純利益156億円と前期比減益2025/12期影響

    純利益161億→156億に3.1%減。

  • 精密機器業界の需要サイクルリスク不定影響

    景気後退時に受注減少リスク。

  • 外国人保有比率21%と高くリスクオフ時の売り不定影響

    外国人持株21.34%は高く、売り圧力。

  • 配当利回り0.9%と低くインカム需要喚起弱い継続影響

    配当利回り0.9%は低水準。

次の決算で確かめる点
写真関連売上高
主力事業の動向を把握。
ヘルスケア売上高
新規事業の成長性を測る。
営業利益率
高収益体質が維持されているか確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+22.1%いまの株価に対する利回りは3.68%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
3.68%
いまの株価に対して
配当性向
404.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3
2018年3月550.222.7
2019年3月50.045.1
2020年12月733.43.5
2020年3月5−25.04.1
2021年12月661220.0891.8
2022年12月51−23.27.0
2023年12月38−24.423.6
2024年12月6057.4103.4
2025年12月7422.1404.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ9,743人。区分でいちばん多いのは事業法人42.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.0%を占め、残る41.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人42.142.142.242.143.242.2
外国法人23.122.219.420.923.321.3
金融機関16.817.111.616.816.416.7
個人・その他16.515.423.816.713.915.9
証券会社1.43.13.03.53.23.8
自己株式1.61.51.51.41.41.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01西本興産株式会社41.34
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.54
03西本 佳代5.52
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.07
05岩切 隆吉1.72
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.47
07JPモルガン証券株式会社1.25
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.04
09GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.01
10HSBC BANK PLC A/C M AND G (ACS) VALUE PARTNERS CHINA EQUITY FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1155%、1株純資産は14期で+33%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月121,5970.742.832.2
2014年3月371,4962.219.5138.9
2015年3月631,5794.111.541.4
2016年3月−831,476−5.4
2017年3月1201,6087.87.5
2018年3月2502,12013.410.022.7
2019年3月832,1043.929.745.1
2020年3月362,2041.725.64.1
2020年12月2782,96010.88.83.5
2021年12月1443,1154.718.9891.8
2022年12月2,8495,40066.90.87.0
2023年12月2865,7555.110.523.6
2024年12月1512,0757.511.5103.4
2025年12月1472,1276.912.6404.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額304百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。

氏名役職年齢
岩切隆吉代表取締役 CEO48
横張亮輔取締役 CFO36
村瀨和絵取締役53
太田晶久取締役(監査等委員)53
髙田剛取締役(監査等委員)54
町野静取締役(監査等委員)44
形部由貴子執行役員経営管理部・人事総務部管掌
岩本恵執行役員グループ事業・広報・IR・サステナビリティ管掌

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)21307170272136
社外取締役532326

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容842字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 「お客様に信頼され支持される商品とサービスの提供」を企業理念とし、ミッションを「社会と人々に豊かさを」、ビジョンを「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」と定め、それらを目指し事業活動を行っております。 当社グループは、グローバルに通用する高い技術を活用したものづくり(部品・材料)事業、ものづくり(音響機器関連)事業を主な事業として営んでおります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当該事業におけるセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (1) ものづくり(部品・材料) ペン先部材・コスメ部材・金属部材等の研究開発・生産・販売を実施しております。 主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 テイボー株式会社 浜松メタルワークス株式会社 株式会社soliton corporation (2) ものづくり(音響機器関連) 音響機器の研究開発・設計・販売、サービスの提供を実施しております。 主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 AlphaTheta株式会社 AlphaTheta EMEA Limited AlphaTheta Music Americas, Inc. AlphaTheta (Shanghai) CO., Ltd. AlphaTheta SG PTE.LTD. AlphaTheta Technology Vietnam CO.,Ltd. PEAG, LLC dba JLab JLab Japan株式会社 以上述べた事業の概要図は次のとおりとなっております。 (注)2026年2月2日に、センクシア株式会社の株式を取得し、連結子会社といたしました。「ものづくり」セグメントにおいて、部品・材料事業を担います。
経営方針・対処すべき課題3,059字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は有価証券報告書提出日(2026年3月19日)現在における、当社グループの将来に関する見通し及び計画等に基づいた将来予測です。これらの将来予測には、リスクや不確定な要素などの要因が含まれており、実際の成果や業績などは記載の見通しと異なる可能性があります。 (1) 企業理念及び目指す企業像 当社は、変化し続ける時代において、世の中から広く求められ社会の基盤となるような事業の創造を目指しております。 Mission 存在意義 社会と人々に豊かさを Vision  将来の姿 No.1/Only1を創造し続ける事業グループ Value 行動指針 時代のニーズを掴み、一歩先を考える 生活を豊かにする商品/サービスを追求する 成長性と革新性を尊重し、チャレンジを応援する 当社グループは、コア事業を「ものづくり(部品・材料)」「ものづくり(音響機器関連)」と定め、「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」という事業ビジョンに基づき、収益力を高め成長分野へ適切な投資を行い、以下の基本戦略に沿って中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 [グループ経営の基本戦略] ・コア事業である「ものづくり」事業のシェアと収益力の向上 ・非連続的成長に向けたデジタル技術の事業領域横断的な活用 ・成長投資財務体質強化を両立させるリスクコントロール [ものづくり分野の事業における課題] ・素材開発技術を用いたペン先部材・コスメ部材・金属部材等の収益力拡大の継続 ・音楽・エンターテイメント向け音響機器事業の収益力拡大 ・研究開発やアライアンスによる保有技術の新分野への展開 [中期経営計画 FY30のアップデート] ① 中期経営計画 FY30について 経営を取り巻く環境の変化を鑑み、方針を3つに分類し、設定いたしました。 既存事業の方針については、CAGR10%以上を目標としました。オーガニック成長の極大化に挑戦する一方、グループ事業各々が特定の市場でのトップ・リーダー企業である中、また、外部環境を踏まえても、安定的な供給体制の確保は非常に重要なテーマであり、サプライチェーンの強化に向け、投資を実行してまいります。加えて、周辺事業に関連するM&Aにも注力し、成長率目標の達成に邁進いたします。 財務方針については、ROE10%以上とする目標を掲げました。中期経営計画 FY25の期間における振り返りも踏まえ、足元の水準からはハードルは高いものの、期待される水準に引き上げるため、新領域へのM&Aによるリターンと株主還元の強化により、達成を目指してまいります。 全社方針については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおりでありますが、中期経営計画を構成するものとして、グループをあげて取り組んでまいります。 ② 2025年12月期の結果 サマリは以下のとおりであります。 ・売上収益及び営業利益は、音響機器関連事業の成長により増収増益 ・親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に計上した株式売却益の反動により減益 ・個社別では、テイボーグループは減収減益、AlphaTheta及びJLabは増収増益 ・ROEは、6.9%と、非継続事業を除くと成長 ・配当は、年間の配当性向:50%/総還元性向:63% ・NetDebtは、△85,361百万円と、NetCashで着地 ③ 財務方針に掲げた、次なるコア事業=新領域のM&Aについて 「既存事業のオーガニック成長に加え、周辺事業及び新領域へのM&Aによる非連続な成長」の具体的打ち手として、年度を通じ様々な事業についてソーシングを実施してまいりました。その結果、2026年2月2日に公表のとおり、センクシア株式会社(以下「センクシア」という。)の全ての株式について、取得を完了しております。 センクシアは、売上高354億円、調整後EBITDA92億円、EBITDAマージン26%と高い収益性を誇る企業グループです。企業価値は約800億円と算定(EBITDAマルチプル8.7倍)しております。株式取得後ではNet Debt / 事業EBITDA倍率は0.1と試算しておりますが、中計FY30の方針である3.0以下の水準で財務健全性を維持する予定です。 センクシアのグループ参画は、新たな成長の柱を構築する「新領域」への投資であるとともに、当社「部品・材料」セグメント強化のための投資と位置づけております。グループ全体の成長を加速させるとともに、中計FY30における重要指標であるROE(自己資本利益率)等の向上を実現し、持続的かつ安定的な株主還元の強化につなげてまいります。 (2) 経営環境 当社グループはポートフォリオ経営を実施しているため、経営環境は事業セグメントにより異なります。セグメントごとの経営環境は以下のとおりです。 トランプ関税、継続するロシア・ウクライナ危機など、地政学リスクが世界経済情勢に影響を及ぼすなど、先行きを見通すことが困難な状況が継続しております。 このような状況下、ものづくり(部品・材料)分野においては、テイボー事業は緩やかではあるものの、需要が回復基調であると見込んでおります。浜松メタルワークス(MIM)事業は、新規開拓が進み、引き続き成長すると見込んでおりますが、原材料、燃料費の高騰に加え、売上拡大のため難易度の高い製造に挑戦している時期であり、歩留まりが改善するまではマージンの改善は限定的であります。また、新たにグループに加わったセンクシアは、2026年2月より連結対象に入ることにより、増収増益要因となります。 ものづくり(音響機器関連)分野においては、AlphaThetaについては、主力の欧米を中心に通年で堅調な需要が見込まれており、安定的に成長するものと見込んでおります。一方、新工場の稼働に伴う立ち上げコストや、成長戦略に沿った人件費や開発コストを適切に投資するため、売上収益の伸長によるスケールメリットはあるものの、EBITDAマージンはほぼ横ばいとなる見込みであります。JLabについては、米国において、2025年11月下旬より関税コード変更により主要製品のワイヤレスイヤホン等が相互関税の適用対象となりましたが、競争環境に変化はなく、価格転嫁により吸収し、堅調に推移する見込みであります。米国以外へのアプローチについては、新たな地域及び国への展開が進み、継続して成長できる見通しであります。売上の拡大に伴い、粗利率は引き続き良化するものと見込んでおりますが、事業EBITDAマージンについては、引き続きブランド認知拡大のためのマーケティング投資を継続して実行する計画であり、低下することを見込んでおります。 (3) 経営目標 「中期経営計画 FY30」の定量目標は、以下のとおりであります。 (事業EBITDA=営業利益±営業取引から発生した為替差損益±その他の営業収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く)) 株主還元方針については、総還元性向50%以上を目標といたします。配当については、従来の配当性向に加えDOE目標も導入し、継続的かつ安定的な配当を目指します。
事業等のリスク8,053字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1) 基本的な考え方 当社グループは、リスクを事業計画の進捗を阻む可能性のあるものと捉え、経営と事業に影響を及ぼす可能性のあるリスク要因につき、それぞれのリスクの発生可能性と当社グループに対する影響度を評価したうえで、重要リスクを特定しています。特定した重要リスクについて、リスク発生要因の分析と発生防止の取り組みを推進する一方、回避できないリスクに関しては個別に検討を行い、的確な管理と影響の低減を図っています。 当社グループは、「ものづくり」分野において、事業機会創出・拡大と収益力の強化に取り組んでおります。事業計画策定及び投資にあたっては、既存分野の強化、成長分野への投資・育成、新技術や新素材の開発、市場拡大・市場創造等への取り組み等、事業セグメント毎に細かな方針・目標を設定し、その進捗管理を行っておりますが、予期せぬ事態の発生により、計画どおりに進捗しなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクにつきましては、事業計画の達成状況について定期的に分析することでモニタリングを実施し、改善を図っております。また災害時事業継続計画(BCP)等により事業環境の変化に対応する体制を整え事業継続・計画達成に努めております。 なお、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、「(3) 重要なリスク」に記載のとおりであり、文中の将来に関する事項は、特段記載のないものは有価証券報告書提出日(2026年3月19日)現在において当社グループが判断したものであります。 (2) リスクマネジメント体制 当社では、代表取締役CEOをリスク管理統括責任者とするリスク管理統括委員会を設置し、全社的な視点で各種リスク・危機に関する事案を総合的に管理しています。また、リスクが発現した場合に速やかな初動対応をとることができるよう、事業継続計画(BCP)を策定するとともに、従業員の危機管理の指針となる各種マニュアルを整備しています。さらに、グループ全体のリスク管理の高度化を図るため、グループ各社にリスク管理委員会を設置してリスク管理に関わる諸事案を審議し、対応策を講じています。 なお、リスクマネジメントの運用プロセスとしましては、年度ごとにグループ各社にてリスクの分析・評価等の見直しとその対応策の確認を行い、リスクマネジメントのPDCAを回しております。また、グループ全体としてはリスク管理統括委員会がグループ各社で抽出された重要なリスクについて審議、評価、モニタリングを実施しグループ全体のリスクマネジメントを行っております。 (3) 重要なリスク ① 為替の影響について(発生可能性:大 影響度:中) 当社グループの連結売上収益に占める海外売上収益の割合は、2024年12月期91.2%、2025年12期91.5%となっております。そのため、為替の変動が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクについては非常に多種多様なファンダメンタルズに影響を受けるため、顕在化する時期について予想が困難であります。現時点では主として本邦通貨建を中心に取引を行うこと及び債権債務の通貨の組み合わせによるナチュラルヘッジを用い、当該リスクについて対策しております。リスク分析については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.金融商品 (2) 財務上のリスク管理方針 ① 為替リスク管理」をご参照ください。 ② カントリーリスクについて(発生可能性:中 影響度:中) 当社グループの事業は、世界に販路を拡大しております。当社グループが事業活動をしている様々な市場における景気後退やそれに伴う需要の縮小、あるいは海外各国における予期せぬ事故、法規制等の変更により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、海外売上規模については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 5.事業セグメント (5) 地域ごとの情報」をご参照ください。各事業体が日常的に取引先とコミュニケーションを行うことにより、業務フローを通じて当該リスク管理を行っております。 ③ 取引先の与信リスクについて(発生可能性:小 影響度:中) 当社グループは、新たな成長分野における事業機会を模索する中、各業域における新たな取引先の開拓を積極的に行っております。すべてのセグメントにおいて、取引先の個別与信の判断及び各業域の取引慣行等の事業ノウハウを習得しておりますが、景気後退等による不測の取引先の倒産等が発生することで、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する時期については個別事情によるところがあり予想が困難でありますが、すべての営業債権についてグループ方針に則り予想信用損失を引き当てております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.金融商品 (2) 財務上のリスク管理方針 ④ 信用リスク管理」をご参照ください。 ④ 生産活動について(発生可能性:中 影響度:大) 当社グループで生産している製品の多くは、国内の工場及びアジア拠点の委託先において生産を行っております。そのため、天災や人災等により工場設備に著しい被害が生じた場合、又は、甚大かつ広域的に発生した大震災の影響で電力需給問題等が生じた場合、生産活動に支障を来す、又は、生産活動ができなくなる可能性があることを認識しております。これらの工場における生産活動の停滞や本社工場の復旧費用等は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクについては発生の時期の予想は困難でありますが、災害時には各社の事業継続計画書に基づき適切な対応が行えるよう体制を整備しております。設備への影響の程度については、「第3 設備の状況」をご参照ください。 ⑤ サイバーリスクについて(発生可能性:小 影響度:大) 当社グループは、様々な事業活動を通じて、顧客や取引先の個人情報あるいは機密情報を入手することがあります。サイバー攻撃等の予測しない不正アクセス等により、顧客情報や当社グループの機密情報が漏洩し、また、その漏洩した情報が悪用された場合、顧客の経済的・精神的損害に対する損害賠償等が発生する可能性があります。さらに顧客情報の漏洩等が当社グループの信用低下や企業イメージの悪化につながることで、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクについては発生時期の予想は困難でありますが、当社グループでは情報セキュリティポリシーを制定し、ネットワークセキュリティの強化、監視・管理体制の強化、全従業員を対象とした情報セキュリティ教育、標的型攻撃メール訓練等の継続実施など安全性及び信頼性に万全の対策を講じるとともに、特に関連性の高い傘下のグループ会社では「プライバシーマーク」を取得する等個人情報保護に努めております。 ⑥ 特許及びその他の知的財産について(発生可能性:小 影響度:中) 当社グループが研究開発及び生産活動を行う中で様々な知的財産権にかかわる技術を使用しており、それらの知的財産権は当社グループが所有しているもの、あるいは適法に使用許諾を受けたもの等であると認識しておりますが、当社グループの認識の範囲外で第三者から知的財産権を侵害したと主張され、係争等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクにつきましては、商品開発及び設計にあたっての第三者の知的財産権調査の実施、非侵害の主張やライセンス条件等の交渉・訴訟対応に備え、経験豊富な弁護士と連携し、事案の内容に応じて適切に対応する体制を整えています。 ⑦ 企業買収について(発生可能性:中 影響度:中) 当社グループは、成長戦略実現のため、今後も積極的に企業買収を実施する予定です。企業買収にあたり、対象となる企業の資産内容や事業状況についてデューディリジェンス(適正価値精査)を実施し、事前にリスクを把握しております。しかしながら、事業環境や競合状況の変化等に伴って当社グループが期待する利益成長やシナジー効果が目論見どおりに実現できない可能性があり、また今後予期しない債務又は追加投入資金等が発生する可能性があり、これらが顕在化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクにつきましては発生時期の予想は困難でありますが、定期的なモニタリングを通じ、最重要会議体にて適宜報告・議論を行う体制をとり、リスクに備えております。また、発生の兆候が認識された際は、適切な測定手続きを通じて、適正に財務諸表に反映する体制をとっております。業務執行と監督の体制は「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」を、リスクが顕在化したときの影響額については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 11.のれん及び無形資産」をご参照ください。 ⑧ のれんについて(発生可能性:中 影響度:中) 当社グループは、企業買収に伴い発生した相当額ののれんを計上しております。当社グループは、当該のれんにつきまして、それぞれの事業価値及び事業統合による将来のシナジー効果が発揮された結果得られる将来の収益力を適切に反映したものと考えておりますが、事業環境や競合状況の変化等により期待する成果が得られない場合、減損損失が発生し、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。リスクの発生時期、対策、規模等については上記「⑦ 企業買収について」をご参照ください。 ⑨ サプライチェーンに関するリスク(発生可能性:中 影響度:大) 当社グループは生産に使用する様々な原材料・部品等を国内外の調達先から購入しております。当社グループが調達先から購入する原材料や仕入商品の価格やリードタイムは、世界的な需給動向や輸送環境の動向による影響を受けており、これらの要因が長期にわたる混乱に及んだ場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの発生時期を見積ることは困難ですが、当社グループは、代替部品の検討、製品設計や調達先の多角化、また製品への適正な価格転嫁などにより、需給動向や輸送環境の動向の変動リスクの低減に取り組んでおります。また、社会的要請により、サプライチェーン上の人権状況のチェックや、環境への配慮について、より高度な対応が求められており、調達先に対応の不備があれば、原材料や仕入商品の調達停止による当社グループの財政状態及び経営成績への影響だけでなく、社会的評価が悪影響を受ける可能性もあります。当該不備によるリスクが顕在化する時期を見積ることは困難ですが、当社グループはサステナビリティの取り組みの中で、サプライチェーン管理体制の構築を通じ、リスクの低減に向けた活動を推進しております。詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) 当社グループのサステナビリティの考え方及び取組 ④ 指標及び目標 <事業を通じた社会・人々への貢献> 環境・社会に配慮したサプライチェーン体制を整備」に記載のとおりであります。 ⑩ 気候変動に関するリスク(発生可能性:中 影響度:中) 当社グループは気候変動への対策を重要課題(マテリアリティ)の1つとして掲げ、2022年10月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明しました。TCFD提言に沿って、事業に与えるリスク・機会を把握し経営戦略へ反映させるとともに、情報開示を進め、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的な成長を目指してまいります。気候変動が事業に与えるリスク・機会に対し当社グループのレジリエンス性の強化や新たな戦略の検討を目的として、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)やIEA(国際エネルギー機関)が公表する「1.5℃~2℃シナリオ」と「4℃シナリオ」を用い、シナリオ分析を行いました。また、定量分析では2030年に想定される財務影響を試算しました。 1.5℃シナリオでは、脱炭素社会への移行に向けた政策や規制が強化されることにより、対応コストが増加、発生することが想定されます。 4℃シナリオでは、異常気象の激甚化や平均気温の上昇等により対応コストが増加、発生することが想定されます。 詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 気候変動への対応」に記載のとおりであります。 ⑪ 人権に関するリスク(発生可能性:小 影響度:中) 当社グループは、グローバルに事業を展開し、また、生産に使用する様々な原材料・部品等を国内外の調達先から購入しております。当社グループでは、人権尊重をすべての活動の基本原則と考え、人権尊重の取り組みをグループ全体で推進しその責務を果たすための人権方針を策定し、人権尊重の取り組みをグループ全体で推進しておりますが、当社グループ又はサプライチェーン等の取引先の事業活動が人権への負の影響を引き起こしている場合、レピュテーションの悪化による社会的信用の低下により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの発生時期の予想は困難ではありますが、当社グループの人権方針に基づき、調達ガイドラインの制定及び社内外のステークホルダーを対象とした「グループ救済窓口」を設置し、グループ全役員・従業員に対しての教育、研修、またサプライヤー等の事業に関わるビジネスパートナーへ本方針の理解と実行を促す働きかけを実施し人権尊重に努め、人権への負の影響を引き起こすリスクを回避しています。また、人権デュー・デリジェンスの仕組みの構築と継続的な実施、当社グループの調達方針に基づき人権・労働環境・安全衛生に配慮した調達活動を推進しています。万が一、人権に対する負の影響を引き起こした、又は助長したことが明らかになった場合は、適切な手段を通じて救済に取り組む方針です。詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) 当社グループのサステナビリティの考え方及び取組 ④ 指標及び目標 <事業を支える基盤の構築> 一人ひとりの多様な価値観を尊重し、すべての人材が未来志向で活躍できる職場基盤の構築」に記載のとおりであります。 ⑫ 人材に関するリスク(発生可能性:小 影響度:中) 労働力人口の減少による働き手の不足、及び人材の流動性の高まり、 キャリアに関する価値観の多様化等により、先端技術を保有する人材、希少なスキルや経験を持つ人材を含めた必要な能力を有する人材の獲得競争の激化・人材確保の環境が変化しております。このような環境下において、人材から選ばれる人的資本経営の実行がより重要であります。必要な人材の確保・維持ができない場合や有能な社員の離職転職、人材採用の遅滞等が発生した場合には、業務の停滞・遅延等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの発生時期の予想は困難ではありますが、グループ全体の重要課題として捉え、サステナビリティ委員会を中心に、課題認識に対する基本方針を制定し、グループ各社の人事部門が主管となり課題対応を行い、リスクの適切な管理と低減に努めております。詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本に関する取り組み」に記載のとおりであります。 ⑬ コンプライアンスに関するリスク(発生可能性:小 影響度:中) 当社グループは、グローバルに事業を展開し、国内外の法令、規制に準拠しております。当社グループでは、コンプライアンス基本方針を制定し、遵法経営の徹底とコンプライアンス意識向上を目的としコンプライアンス委員会を設置しておりますが、万が一予期せず当社グループが法令又は規制を遵守できなかった場合や不正、社内規程に違反した行為が行われた場合、当社グループの社会的信用やブランド価値の毀損また課徴金等によるコストの増加により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの発生時期の予想は困難ではありますが、コンプライアンス基本方針、行動規範並びに腐敗・贈収賄防止方針の下、当社グループ全体を対象としたコンプライアンス研修を年1回以上実施しコンプライアンスに対する意識の向上と定着を図り、また、コンプライアンス上の課題や再発防止策等について定期的にコンプライアンス委員会にて審議を行うなど未然防止活動を推進しております。また、法令違反やコンプライアンス等に関する事実についての社内報告体制として、内部通報制度運用規程に基づき運用を行っております。詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。 ⑭ 自然災害に関するリスク(発生可能性:中 影響度:大) 当社グループは、グローバルに事業を展開し、また、生産に使用する様々な原材料・部品等を国内外の調達先から購入しております。近年、世界的気候変動による大規模な台風・洪水・森林火災等の災害や日本国内での巨大地震の発生リスクが高まっています。当社グループが事業活動を展開する国や地域において、大洪水、地震等の自然災害が発生した場合には、設備の損壊、電力・水・ガス等の供給停止、公共交通機関や通信手段の停止また人的被害等により生産及び出荷の遅延・停止など事業運営に重大な支障を来たし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクについては発生の時期の予想は困難でありますが、当社グループでは、災害・事故等の発生時の事業の継続性を確保するため事業継続計画(BCP)を策定、またその見直しを継続的に実施し、災害発生時の対応に備えた危機管理体制を整備、毎年、全従業員を対象とした防災訓練等を実施し、当該リスクに備えております。 ⑮ 法規制・規格等の変更リスク(発生可能性:中 影響度:小) 当社グループの製品である建築材料等は、建築基準法をはじめ耐震補強基準にかかる諸法令、消防法などの多岐にわたる法規制や公的規格の適用を受けています。これらの法規制や規格は、安全性や環境性能の向上、あるいは技術革新に伴い、随時改正・厳格化される可能性があります。特に大規模な地震災害の発生や社会的な安全意識の高まりを受け、耐震基準や防火基準が抜本的に見直される可能性があります。法規制や規格の変更により、既存製品の仕様変更や新たな性能評価試験の受審、生産設備の改修が必要となった場合、研究開発費や設備投資額が増大する可能性があります。当該リスクについては発生の時期の予想は困難でありますが、当社グループでは関連省庁や業界団体からの最新情報を常時収集し、法改正の動向を早期に把握する体制を整えております。また、認証の維持・管理や外部機関による評価試験を計画的に実施することで、コンプライアンスの徹底と製品の信頼性確保に努めております。さらに、法改正を先取りした高付加価値製品の開発を推進することで、規制強化を事業機会へとつなげる戦略をとっております。
経営成績の分析 (MD&A)7,186字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、資本市場における財務諸表の国際的な比較可能性の向上及びグループ内での会計処理の統一等を目的とし、2016年3月期から従来の日本基準に替えてIFRS会計基準を任意適用し、連結財務諸表を作成し開示しております。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (単位:百万円) 前連結会計年度 (2024年12月31日)       当連結会計年度 (2025年12月31日)       対前連結会計年度 増減率(%) 資産合計   299,368       301,798       0.8 流動資産   135,122       141,928       5.0 非流動資産   164,245       159,870       △2.7 負債合計   76,408       73,208       △4.2 流動負債   37,798       39,220       3.8 非流動負債   38,610       33,987       △12.0 資本合計   222,960       228,590       2.5 親会社の所有者に帰属する持分   222,246       228,473       2.8 非支配持分   713       116       △83.6 (資産、負債及び資本の状況) 当連結会計年度末の資産合計は3,017億98百万円となり、前連結会計年度末と比較して24億30百万円増加いたしました。科目別の詳細は以下のとおりであります。 流動資産は、68億5百万円の増加となりました。これは主に現金及び現金同等物が45億42百万円増加したことによるものであります。 非流動資産は、43億75百万円の減少となりました。これは主に無形資産が29億8百万円、その他の金融資産が26億93百万円減少したことによるものであります。 負債合計は31億99百万円の減少となりました。これは主にその他の流動負債が22億60百万円増加し、仕入債務及びその他の債務が21億19百万円、借入金(流動・非流動)が44億8百万円減少したことによるものであります。 資本合計は、56億29百万円の増加となりました。これは主に配当金の支払82億78百万円、自己株式の取得20億21百万円があったものの、親会社の所有者に帰属する当期利益156億39百万円を計上したことによるものであります。 資本の財源及び資金の流動性に関しては以下のとおりであります。 当社グループでは、純有利子負債EBITDA倍率が3倍を超過しない範囲を目安として調達をコントロールしております。 2026年12月期に計画している主な設備投資は、ものづくり(部品・材料)セグメントにおける生産設備の新設・更新と、ものづくり(音響機器関連)セグメントにおける自社工場稼働に係る生産設備等であります。その他、提出日現在、大規模な投資計画については予定しておりません。 なお、予期せぬリスクが顕在化した場合、短期的にも一定の影響を受ける可能性があるため、その対策として、当社グループは手元現預金を一定の水準で保っており、親子間の融資を機動的に実施できる体制にしております。さらに当社及び一部の連結子会社は取引金融機関との間で短期借入枠を設定し、外部からの資金調達も可能な状態としております。当連結会計年度末の現金及び現金同等物のアロケーション及び借入枠の未使用残高は以下のとおりであります。 (国内会社保有分) 81,754百万円 (海外子会社保有分) 15,645 (借入枠の未使用残高) 24,141 当連結会計年度における事業の状況は、以下のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)       当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)       前年同期比 売上収益   106,539       119,223       12,684   ( 11.9%) 事業EBITDA(注)1   24,283       25,726       1,442   (  5.9%) 営業利益(注)2   19,971       20,815       843   (  4.2%) 税引前当期利益   20,437       21,949       1,512   (  7.4%) 親会社の所有者に帰属する当期利益   16,120       15,639       △481   (△3.0%) 基本的1株当たり当期利益(円) (注)3   150.54       146.95       △3.59   (△2.4%) (注)1 事業EBITDA=営業利益±営業取引から発生した為替差損益±その他の営業収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く) 2 当連結会計年度よりIFRS第18号を早期適用しており、前連結会計年度の関連する数値については、当該会計方針の変更を反映した遡及修正後の数値を記載しております。 3 2025年7月1日付で1株につき3株の割合で株式分割を行いましたが、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、基本的1株当たり当期利益を算定しております。 (売上収益) 「音響機器関連」事業においては、AlphaTheta株式会社(以下「ATC」という。)、PEAG, LLC dba JLab(以下「JLab」という。)ともに、順調に伸長いたしました。新製品のローンチや、ブランド認知戦略が奏功した結果、販売が拡大し、増収となりました。「部品・材料」事業においては、MIM事業は伸長いたしましたが、ペン先顧客の生産調整の影響を受け、前年同期に達しない結果となりました。以上により、連結では、売上収益は1,192億23百万円(前年同期比11.9%増)となりました。 (事業EBITDA) 上記のとおり売上収益は前年同期比11.9%増と増収となりましたが、研究開発費や体制強化などの先行投資は計画通りに行っており、事業EBITDAは257億26百万円(前年同期比5.9%増)となりました。 (営業利益) 事業EBITDAの伸長に伴い、営業利益は208億15百万円(前年同期比4.2%増)となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 前連結会計年度における株式会社プリメディカの株式譲渡に伴う非継続事業からの当期利益の影響を受けるも、主に事業の伸長により、親会社の所有者に帰属する当期利益は156億39百万円(前年同期比3.0%減)となりました。 セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。 各セグメント別の売上収益は外部顧客への売上収益を記載しており、また、セグメント利益を表す事業EBITDAは営業利益±営業取引から発生した為替差損益±その他の営業収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く)の計算式で算出しております。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)       当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)       前年同期比 売上収益       事業EBITDA       事業EBITDA マージン (%)       売上収益       事業EBITDA       事業EBITDA マージン (%)       売上収益       事業EBITDA       事業EBITDA マージン (pt) ものづくり   部品・材料   11,975       3,270       27.3       11,744       2,778       23.7       △230       △491       △3.7 音響機器関連   94,564       22,024       23.3       107,478       24,166       22.5       12,914       2,142       △0.8 合計   106,539       25,294       23.7       119,223       26,945       22.6       12,684       1,650       △1.1 全社費用       -       △1,010       -       -       △1,218       -       -       △207       - a.ものづくり(部品・材料) 部品・材料事業の筆記カテゴリについては、国内顧客の生産調整の影響を受け、またコスメカテゴリにおいては、主に中国の需要の停滞の影響を受けました。MIMカテゴリにおいては、主として輸送機器部品が順調に伸びましたが、ペン先カテゴリの減収を補うには至らず、トータルでは前年同期を下回り着地いたしました。引き続き原価低減には取り組んでおりますが、材料費の高騰等により、売上収益は117億44百万円(前年同期比1.9%減)、事業EBITDAは27億78百万円(前年同期比15.0%減)と前年同期と比べ4億91百万円の減益となりました。 b.ものづくり(音響機器関連) 音響機器関連事業においては、ATCは前年同期における一過性の増収があったものの、プロ向けに加えてエントリー向けの製品の出荷が伸び、順調に伸長しました。JLabにおいては、米国外での販路の拡大や製品カテゴリの拡充、ECでの販売が伸長し、増収となりました。増収による利益の伸長はありますが、計画していた研究開発や設備投資、マーケティングコスト等の先行投資を実行しており、売上収益は1,074億78百万円(前年同期比13.7%増)、事業EBITDAは241億66百万円(前年同期比9.7%増)と前年同期と比べ21億42百万円の増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)       当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 営業活動によるキャッシュ・フロー   31,944       19,948 投資活動によるキャッシュ・フロー   1,051       △43 財務活動によるキャッシュ・フロー   △12,190       △15,886 現金及び現金同等物の為替変動による影響額   1,861       524 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   22,666       4,542 現金及び現金同等物の期末残高   92,856       97,399 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ45億42百万円増加し、973億99百万円となりました。 なお、当連結会計年度よりIFRS第18号及びIFRS第18号の適用に伴うIAS第7号の改正を早期適用しており、前連結会計年度の関連する数値については、当該会計方針の変更を反映した遡及修正後の数値を記載しております。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは199億48百万円の資金の増加となりました。 表示科目単位での資金の増加の主な要因は、営業利益208億15百万円、減価償却費及び償却費59億8百万円となっております。資金の減少の主な要因は、法人所得税費用の支払額56億43百万円となっております。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは43百万円の資金の減少となりました。 表示科目単位での資金の増加の主な要因は、その他の金融資産の売却及び償還による収入71億28百万円となっております。資金の減少の主な要因は、有形固定資産の取得による支出18億50百万円、無形資産の取得による支出10億65百万円、その他の金融資産の取得による支出55億86百万円となっております。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは158億86百万円の資金の減少となりました。 表示科目単位での資金の減少の主な要因は、長期借入金の返済による支出45億20百万円、配当金の支払額82億78百万円、自己株式の取得による支出20億31百万円となっております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) ものづくり(部品・材料)   11,842   △0.4 合計   11,842   △0.4 (注)1 金額は標準的販売価格にて算出しております。 2 上記には非継続事業からの実績は含んでおりません。 b.仕入実績 ものづくり(音響機器関連)セグメントにおいては、ファブレス経営を実施しております。 製造委託の仕入実績は、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) ものづくり(音響機器関連)   42,177   2.9 合計   42,177   2.9 c.受注実績 当社グループは、受注生産方式の該当事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) ものづくり(部品・材料)   11,744   △1.9 ものづくり(音響機器関連)   107,478   13.7 合計   119,223   11.9 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 総販売実績に対する割合が10%を超える相手先はありません。 3 上記には非継続事業からの実績は含んでおりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」を目指し、事業活動を行っております。当連結会計年度においても、コア事業である「ものづくり」事業の収益力・組織力の強化に集中的に取り組んでまいりました。具体的には、「部品・材料」セグメントを営むテイボー、「音響機器関連」セグメントを営むAlphaTheta及びJLabそれぞれの基盤事業の収益力・キャッシュ創出力の向上を図ってまいりました。当社グループは収益力・成長分野への投資実効性の指標として、事業EBITDAを重要な管理指標として結果を分析、評価しております。その詳細は「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。2025年2月に公表した「中期経営計画 FY30」に基づき、2030年度までの経営目標達成に向けて各種施策を展開してまいります。詳細については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営目標」をご参照ください。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、「中期経営計画 FY30」において、財務方針としてROE10%の達成を目標といたしました。次なるコア事業の獲得によるリターンと、株主還元の強化の二軸で目標達成に向けて活動してまいります。中長期のキャピタルアロケーションと成長投資の内訳については、以下のとおりであります。 引き続き、基盤事業の収益力を高め、成長分野に適切に投資し、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」及び「2.作成の基礎 (3) 重要な会計上の見積り及び判断の利用」に記載しております。

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出典

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