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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

三京化成

SANKYOKASEI CORPORATION8138 · Standard · 卸売業

科学事業と建装材事業の2本柱。化学品の専門商社として、土木・建材、情報・輸送機器、日用品、化学工業向けに原料・資材を供給し、住宅用部材の販売も手がける。

概要

三京化成は1946年に染料販売から創業した化学系専門商社である。現在は科学事業(土木・建材資材、情報・輸送機器、日用品、化学工業関連の原料・資材)と建装材事業(住宅用部材・木工製品)の2セグメントを展開する。2026年3月期の連結売上高は272億円、従業員135名。大阪市中央区に本社を置き、国内5拠点、東南アジアに4つの販売子会社を持つ。

科学事業と建装材事業の二本柱

セグメント別売上高は科学事業が235億円(全体の86%)、建装材事業が37億円(14%)を占める。科学事業は土木・建材資材、情報・輸送機器、日用品、化学工業の各分野に原料・資材を供給する。建装材事業は住宅用部材の販売と、連結子会社キョーワ株式会社による木工製品の製造販売を行う。2026年3月期の科学事業営業利益は6.2億円、建装材事業は1.1億円。科学事業の収益性が高い一方、建装材事業は前年比15.4%減収と苦戦している。

東南アジアを軸とした海外展開

2002年にシンガポールに100%出資子会社を設立して以来、中国上海市(2007年)、タイ王国(2010年)、ベトナム(2023年)と東南アジアに直接投資を続けてきた。2026年4月には韓国梁山市に連絡事務所を開設。これらの海外拠点を通じて輸出と輸入の両方を手がけ、国内経済縮小に対応する。海外子会社は単なる販売拠点ではなく、現地調達と第三国向け販売も行う。グループ全体の売上高に占める海外取引の割合は開示されていないが、営業の軸足を海外に移す方針を明確にしている。

グループ構成と連結子会社

当社グループは三京化成、大同工業、キョーワ、SANKYO KASEI SINGAPORE、産京貿易(上海)、SANKYO KASEI (THAILAND)、SANKYO KASEI VIETNAMの7社で構成。大同工業は化学工業薬品の製造と建装材の物流機能を担い、キョーワは木工製品製造で建装材事業のメーカー機能を補完する。海外4社は現地法人として科学事業の仕入・販売を執行する。この体制により、商社機能とメーカー機能を併せ持つビジネスモデルを形成している。

財務の推移と収益構造

売上高は2013年3月期の197億円から増加傾向にあり、2026年3月期には272億円に達した。純利益は同期間で3億円から8億円へと拡大。ただし2020年3月期にはゼロ、2022年3月期は1億円と変動が大きい。営業利益は2026年3月期に5.1億円を計上。収益の大部分を科学事業が稼ぎ出しているが、政策保有株の売却益も利益変動に影響する。自己資本比率は約60%(91.9億円/154.3億円)と安定している。

業界の中での役割は化学品・資材の専門商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
272億円
営業利益
5億円
営業利益率
1.8%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
科学事業235億円86.4%6億円2.6%
建装材事業37億円13.6%1億円2.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01土木・建材資材関連主力

土木・建材分野に対し、主として原料・資材となる商品を販売。社会インフラや建築需要を支える。

02情報・輸送機器関連主力

情報・輸送機器分野に対し、主として原料・資材となる商品を販売。電子部品や自動車関連の素材需要に応える。

03日用品関連準主力

日用品分野に対し、主として原料・資材となる商品を販売。消費財メーカー向けに化学品を供給。

04化学工業関連準主力

化学工業分野に対し、主として原料・資材となる商品を販売。化学品メーカー向けに原料を供給。

05住宅・建材準主力

建装材事業として、主に住宅用部材の販売及び各種木工製品の製造販売を行う。子会社が加工・保管・出荷を担う。

主な製品・サービス2
住宅用部材
住宅建築に使用される各種部材。子会社の大同工業が保管・仕分梱包・出荷を担う。
木工製品
キョーワ株式会社が製造販売する各種木工製品。

製品と技術

科学事業の主力商品群

科学事業では土木・建材資材、情報・輸送機器、日用品、化学工業の4分野を扱う。土木関連では土壌改良材原料やコンクリート二次製品用添加剤、道路舗装材用改質剤。建材関連では住設機器用部材や建材ボード用薬剤。情報関連では粘着剤用基礎化学品や電子部品用封止材、ディスプレイ関連材料。輸送機器関連では自動車部品用材料や搬送機器関連材料。日用品ではトナー用原材料や保湿材用薬剤。化学工業では繊維用薬剤、合成樹脂用原料、水処理剤、接着剤用機能性樹脂など。取扱品目は多岐にわたり、技術コンサルティングを伴う販売が特徴である。

建装材事業の製品群

建装材事業は住宅用部材の販売と木工製品の製造販売が中心。連結子会社キョーワが手がける木工製品には、造作材や住宅用関連製品が含まれる。大同工業は当社からの加工委託により、住宅用部材の保管・仕分け・梱包・出荷を担当。建材関連製品は堅調だが、造作材・住宅用製品の出荷は減収傾向にある。

グループの製造機能と技術指向

商社でありながら、大同工業による化学工業薬品の製造、キョーワによる木工製品の製造、タイでのゴム製品合弁事業など、ファブレスではないものづくりを併せ持つ。1961年から2013年まで中央理化工業(現ジャパンコーティングレジン)に出資していた時期もあり、技術指向型営業を掲げている。ISO9001(品質)、ISO14001(環境)、ISO22301(事業継続)の認証を取得し、高品質体制を標榜する。ただしISO22301は2025年12月に認証を返上している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

中小企業向け化学品卸、低収益体質

三京化成は中小企業向け化学品・工業薬品の専門商社。売上260億円超と卸売業界では小規模で、同業のリョーサン菱洋(電子機器卸、売上5,000億円超)や高千穂交易(OA機器卸、売上1000億円超)と比べ事業規模が小さい。営業利益率1.8%と低収益で、業界平均を下回る。内需依存度が高く成長性に乏しい。

強み

  • 中小企業向け化学品分野で一定の顧客基盤を持ち、地域密着型営業が強み。
  • 売上高260億円超を維持し、大きな変動がなく安定的に推移。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営に近い安定した財務基盤。
  • 長年にわたる取引実績により、リピート受注が多く解約リスク低い。

課題

  • 営業利益率1.8%と極めて低く、コスト削減や高付加価値化が急務。
  • 売上高がほぼ横ばいで、既存事業での大幅な成長が見込めない。
  • 国内需要に大きく依存しており、人口減少や製造業の海外移転の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が三京化成

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12795日本プリメックス53億円11.2倍
27131のむら産業51億円6.9倍
37531清和中央ホールディングス51億円13.9倍
47427エコートレーディング51億円6.5倍
57501ティムコ50億円
68138三京化成49億円5.1倍
79929平和紙業48億円56.7倍
83024クリエイト46億円12.4倍
99763丸建リース45億円9.1倍
103035ケイティケイ44億円11.0倍
117443横浜魚類43億円22.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

染料販売から化学商社へ(1946-1947)

創業者小川悧一が1946年7月、京都市で染料販売の三協商会を個人創業。翌1947年2月に株式会社三協商会(資本金19.5万円)を設立し、同年11月には商号を三京化成株式会社に変更。創業直後から大阪・名古屋に出張所を設置し、販売網を広げた。この時期に化学工業薬品の取り扱いも開始し、後の科学事業の基礎を築いた。

国内営業網の拡充(1948-1968)

1948年8月に本店を大阪市東区北久宝寺町(現本社所在地)に移転。1952年から1968年にかけて浜松、東京、静岡、中国、久留米などに出張所・支店を設置。1970年代には名古屋・浜松に支店ビルを建設。本店ビルも1968年に新築。これらの拠点網により、全国の顧客に対する営業・物流基盤を確立した。

製造機能の分離と子会社設立(1958-1961)

1958年1月、化学工業薬品の製造部門を分離し、子会社大同工業株式会社を大阪市東淀川区に設立(現100%連結子会社)。これにより商社機能と製造機能を分離しつつ、グループ内にものづくり能力を保持する体制を構築。1961年2月には中央理化工業株式会社(後のジャパンコーティングレジン)に資本参加し、技術指向を強めた。

アジア進出の第一歩(1995-2010)

1995年3月、東洋紡績と共同出資で香港に三東洋行有限公司を設立(2026年清算)。2002年3月には100%出資でシンガポール子会社を設立し、東南アジア市場への本格参入を開始。2007年5月に中国上海市、2010年8月にタイ王国にそれぞれ100%出資子会社を設立。海外販売網を自前で構築する戦略を取った。

建装材事業の強化とM&A(2015-2018)

2015年12月、キョーワ株式会社の全株式を取得し連結子会社化。各種木工製品の製造販売機能をグループに取り込み、建装材事業のメーカー機能を強化した。2018年8月にはタイ王国で山川モールディングとの合弁によりSY RUBBER (THAILAND)を設立(出資比率90%)。ゴム製品分野への進出も図った。

年表35件を開く

1940年代

  • 1946年7月創業創業者小川悧一が京都市において、個人経営として、染料の販売を行なう三協商会を創業
  • 1947年2月創業大阪市東区(現 中央区)高麗橋において三協商会を改組し、株式会社三協商会(資本金195千円)を設立 京都市に京都出張所を設置(1952年1月京都支店に昇格 1961年8月廃止)
  • 1947年4月名古屋市に名古屋出張所を設置(1952年1月名古屋支店に昇格)
  • 1947年11月商号を三京化成株式会社と変更
  • 1948年8月大阪市東区(現 中央区)北久宝寺町に本店を移転

1950年代

  • 1952年9月浜松市に浜松出張所を設置(1955年8月浜松支店に昇格)
  • 1957年12月東京都に東京出張所を設置(1968年5月東京支店に昇格 1992年6月東京支社に昇格)
  • 1958年1月化学工業薬品の製造部門を分離して、大阪市東淀川区において子会社大同工業株式会社(現 出資比率100%、連結子会社)を設立

1960年代

  • 1961年2月中央理化工業株式会社(現 ジャパンコーティングレジン株式会社)に資本参加
  • 1965年10月M&A静岡市に静岡出張所を設置(1980年8月静岡営業所に昇格 1993年4月浜松支店に統合)
  • 1968年3月倉敷市に中国出張所を設置(1980年8月山陽営業所に昇格・改称 2025年3月廃止)
  • 1968年11月本店ビル新築完成
  • 1969年5月久留米市に久留米出張所を設置(1980年8月九州営業所に昇格・改称)

1970年代

  • 1970年12月名古屋支店ビル新築完成
  • 1977年6月浜松支店ビル新築完成

1980年代

  • 1982年7月日本証券業協会大阪地区協会に店頭登録銘柄として登録される
  • 1986年11月上場大阪証券取引所の市場第二部に上場

1990年代

  • 1991年4月建材部門の物流機能を大同工業株式会社に委託
  • 1992年6月本店営業部を大阪支社に昇格・改称
  • 1995年3月創業東洋紡績株式会社(現 東洋紡株式会社)と共同出資により、香港に現地法人、三東洋行有限公司を設立(2026年3月清算結了)
  • 1997年10月三重県上野市(現 伊賀市)に大同工業株式会社を移設

2000年代

  • 2001年3月ISO9002登録(現 ISO9001)(建装材事業部、大同工業、管理部)
  • 2002年3月東南アジア市場の営業拠点として、当社100%全額出資により、シンガポールに現地法人、SANKYO KASEI SINGAPORE PTE.LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 2004年3月ISO14001登録(全社)、ISO9001登録(浜松支店)
  • 2007年5月当社100%全額出資により、中国に現地法人、産京貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年8月当社100%全額出資により、タイ王国に現地法人、SANKYO KASEI (THAILAND) CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 2011年12月ISO9001登録(全社)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2013年12月中央理化工業株式会社(現 ジャパンコーティングレジン株式会社)の全保有株式を三菱化学株式会社に譲渡
  • 2014年9月九州営業所社屋新築完成
  • 2015年12月キョーワ株式会社の全株式を取得し、連結子会社とする
  • 2016年5月本社ビル新築完成
  • 2018年8月山川モールディング株式会社との合弁(出資比率90%)により、タイ王国に現地法人、SY RUBBER (THAILAND) CO.,LTD.を設立
  • 2018年9月名古屋支店の土地及び建物を売却し、同区内(名古屋市中区)に移転
  • 2018年12月ISO22301登録(全社)(2025年12月認証返上)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    収益向上:高付加価値商品の提供と海外展開

    蓄積した技術・ノウハウを活かしたファインケミカル商品への指向を図り、化学系以外にも幅広い取扱品目を展開。東南アジアへの営業基盤拡大や、キョーワ株式会社の子会社化による建装材事業の強化に取り組む。

  2. 02

    海外市場拡大:東南アジア中心に拠点網を活用

    国内市場縮小を受け、シンガポール、中国、タイ、ベトナム、韓国の海外5拠点と国内5拠点のグループ力を結集し、顧客ニーズに応えるソリューション営業を展開。輸入品の取扱いにも注力。

  3. 03

    サステナビリティと高品質体制の確立

    環境保全、省資源、健康・労働環境への配慮、公正な取引などに努め、社会貢献と地球環境の持続可能性向上を推進。先端技術や社会貢献分野をターゲットに高付加価値経営の基盤を構築。

  4. 04

    人的資本・知的財産への投資

    役職員の健康管理や人材育成方針に基づく職務能力向上の機会提供を通じ、専門性の高い人材集団を目指す。取引先連携により知的財産への投資機会にも積極的に対応。

  5. 05

    事業継続計画(BCP)への取組み

    広域・局所災害発生後、早期事業再開と従業員の経済的不安解消を目的にBCPを策定。お客様への納入確保、情報流出防止、知的財産保護に努め、利害関係者の信頼獲得を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で135人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は615万円で、9期前と比べて+0.0%平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は15.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月164
2018年3月159
2019年3月61543.019.3161
2020年3月60742.718.2176
2021年3月55341.816.8172
2022年3月57741.817.3169
2023年3月62442.117.7169
2024年3月62041.717.2135
2025年3月59440.915.6138362
2026年3月61541.115.1135370

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 2 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社・大阪支社 — 大阪市中央区893百万円
各種木工製品の 製造販売 — キョーワ株式会社(島根県浜田市)311百万円
浜松支店 — 浜松市中央区147百万円
キョーワ株式会社(島根県浜田市) (注)4101百万円
大同工業株式会社(三重県伊賀市) (注)495百万円
九州営業所 — 福岡県久留米市41百万円
その他7百万円
東京支社 — 東京都中央区3百万円
名古屋支店 — 名古屋市中区3百万円
主な関係会社
  • 国内
    大同工業株式会社
    三重県伊賀市
    議決権100.0%
  • 国内
    キョーワ株式会社
    島根県浜田市
    議決権100.0%
  • 海外
    産京貿易(上海)有限公司
    中国上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    SANKYO KASEI SINGAPORE PTE.LTD.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    SANKYO KASEI (THAILAND) CO.,LTD.
    タイ王国バンコク都
    議決権100.0%
  • 海外
    SANKYO KASEI VIETNAM CO.,LTD.
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は272億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.4%、利益が+0.0%。

売上高
+0.4%
272億円
営業利益
+0.0%
5億円
純利益
+33.3%
8億円
営業利益率
1.8%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高280億円272億円
営業利益5億円5億円
純利益4億円8億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は74億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q701
2024年1Q6500.01
2024年2Q6211.60
2024年3Q7022.92
2024年4Q650
2025年2Q12910.81
2025年4Q14242.85
2026年2Q13321.55
2026年4Q13932.23
2027年1Q7422.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は197億円から272億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は1.8%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
2013年3月19743
2014年3月21460
2015年3月21042
2016年3月20942
2017年3月22142
山川モールディング株式会社との合弁(出資比率90%)により、タイ王国に現地法人、SY RUBBER (THAILAND) CO.,LTD.を設立
2018年3月22733
2019年3月23843
2020年3月24420
2021年3月21621
2022年3月24231
2023年3月26753
2024年3月26253
2025年3月271561.86
2026年3月272561.88

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高272億円のうち、営業利益として残るのは5億円1.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.1%245億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.1%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.8%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
1.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.3pt
8.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は25億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2−1−1123
2014年3月−44−1022
2015年3月−3−1−1−418
2016年3月6−5−1117
2017年3月−2−5−2−78
2018年3月72−2916
2019年3月−11−2014
2020年3月1−3−1−211
2021年3月9−2−2717
2022年3月−51−1−411
2023年3月6−2−1416
2024年3月12−2−11024
2025年3月−78−12114
2026年3月118−91925

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は154億円。このうち返さなくてよい自己資本が92億円で、自己資本比率は59.6%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月143786554.8
2014年3月138786056.9
2015年3月143865760.2
2016年3月149886158.9
2017年3月155906558.3
2018年3月174977755.8
2019年3月177987954.9
2020年3月159956460.0
2021年3月155956061.3
2022年3月157906757.4
2023年3月164937156.8
2024年3月1791027756.9
2025年3月162877553.9
2026年3月154926259.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
55億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
9億円
在庫として抱えている分
負債合計
62億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中90位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中213位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.4%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.4%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,310で、1年前と比べて-1.5%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥4,310+1.7%1ヶ月+3.9%1年-1.5%時価総額49億円
過去52週の値幅
安値¥3,835高値¥4,980

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.1倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR0.41倍
配当利回り2.32%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月30日4110円から8月6日4365円まで急伸した後、8月7日4195円と急落。前日比-3.89%とボラティリティが高く、25日移動平均線4080.8円を2.8%上回る。RSIは62.73とやや強気圏だが、直近の下落で過熱感は解消。出来高は7月30日1600株、8月7日600株と薄く、売買が少ない。週足では7月31日4150円から8月7日4195円と上昇基調にあるものの、52週高値4980円からは約16%下方。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER は 5.01 倍で業界平均 17.78 倍を大幅に下回り、予想 PER も 9.7 倍と割安。PBR は 0.40 倍と業界平均 1.23 倍を大きく下回る。ROE は 8.4% と低めだが、今期は増益見込み。配当利回りは 2.38% と平均 2.99% を下回るが、配当性向は 13% と低く余力がある。割安だが配当は伸び悩み。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.1倍17.9倍
PER (予想)9.9倍
PBR0.41倍1.24倍
ROE8.4%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小規模な専門商社で、業績は市況と取扱高に依存する。強気派は、現状のPERが5倍台と割安で、ROEも8%台を維持しており、バリュー投資の観点から魅力的と見る。また、PBRが0.4倍と純資産に対して株価が低く、含み資産や安定した配当を評価する。弱気派は、営業利益率が2%未満と低く、市況悪化で利益が大きく変動するリスクを指摘する。また、成長性が乏しく、商社としての存在感も薄いと懸念する。

プラスに働く材料7
  • 割安指標

    PER5.01倍、PBR0.40倍で、バリュエーションが低い。

  • 安定配当

    配当利回り2.38%と、株主への還元がある。

  • 利益改善

    2025年3月期は純利益が6億円と前期の3億円から倍増。

  • 最終利益は3→6→8億円と3期連続増益継続影響

    25/3期6億円、26/3期8億円と増益。時価総額48億円に対し純利益8億円でPER5.0倍の割安感。

  • PBR0.40倍の解散価値割れ水準継続影響

    PBR0.40倍、ROE8.4%。純資産の4割程度の株価で、資本効率改善や還元拡大の余地がある。

  • 営業利益5億円と売上272億円の安定損益通年影響

    25/3期、26/3期とも営業利益5億円、売上高271億→272億円。卸売事業の安定した収益基盤が株価を下支え。

  • 配当利回り2.38%で株主還元への期待次回株主総会影響

    配当利回り2.38%。時価総額が48億円と小さく、増配等の株主還元策が出れば需給が引き締まる。

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率が1.85%と非常に低く、事業の収益力が弱い。

  • 規模の小ささ

    売上高270億円規模で、上場企業としての存在感が薄い。

  • 成長性欠如

    売上高が横ばいで、成長のドライバーが見当たらない。

  • 来期予想PER9.7倍は純利益5億円への減益暗示決算発表後影響

    時価総額48億円÷予想PER9.7倍=純利益4.9億円。直近8億円から約4割減益を市場が織り込んでおり、悪化材料。

  • 営業利益率1.84%と低収益で原価高騰余地通年影響

    26/3期営業利益率1.84%、営業利益5億円。原材料高や物流費増で1%割れなら利益は3億円台へ低下。

  • 売上高の伸びは僅か0.4%で成長鈍化継続影響

    26/3期売上高272億円は前期比+1億円、伸び率0.4%。増収効果がほぼなく、新たな成長戦略が乏しい。

  • 時価総額48億円で流動性が低く下振れに弱い不定影響

    時価総額48億円、外国人持ち株6.79%。売買代金が細ると売り注文で株価が急落するリスクがある。

次の決算で確かめる点
営業利益率
市況変動に対する収益の安定性を確認するため。
取扱高成長率
商社の成長性を測る基本的な指標。
自己資本比率
財務の安全性と将来の投資能力を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは2.32%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
2.32%
いまの株価に対して
配当性向
13.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月8542.0
2018年3月47−45.043.2
2019年3月8581.835.9
2020年3月850.086.3
2021年3月850.093.6
2022年3月850.0133.0
2023年3月905.988.5
2024年3月900.037.4
2025年3月900.017.2
2026年3月10011.113.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ771人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.9%を占め、残る63.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他44.442.742.140.854.955.2
事業法人32.128.227.825.634.133.8
自己株式14.414.514.514.519.821.4
外国法人16.023.222.828.63.16.7
金融機関6.84.24.14.15.63.1
証券会社0.61.73.10.92.21.0
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社新光企画13.71
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)3.93
03株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.06
04花王株式会社3.06
05三京化成従業員持株会2.71
06小川和浩2.62
07小川和夫2.53
08ナカバヤシ株式会社2.36
09USBK NA JP I&W TS (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.18
10株式会社トーヨーアサノ1.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+4105%、1株純資産は14期で+1564%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月206143.311.244.4
2014年3月−1614−0.120.4
2015年3月136652.117.778.6
2016年3月196772.812.349.1
2017年3月1866,9612.713.242.0
2018年3月2137,4802.912.343.2
2019年3月2637,5193.510.635.9
2020年3月57,1280.1434.386.3
2021年3月577,1070.849.893.6
2022年3月476,7440.770.4133.0
2023年3月2286,9793.316.088.5
2024年3月2607,6173.612.537.4
2025年3月4989,4796.76.817.2
2026年3月83710,2148.45.013.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額115百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小川和夫代表取締役社長7229,122
吉田充常務取締役 大阪支社長651,398
小林達司取締役 東京支社長552,094
小川和浩取締役 経営企画部長兼 SB事業部長3430,487
青戸淳取締役 管理部長64360
喜田章生取締役 建装材事業部長652,701
尾﨑寛三取締役 監査等委員682,700
中田英里取締役 監査等委員53
山本寛取締役 監査等委員47
福塚圭恵取締役 監査等委員46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)794459814
取締役(社内)1111111
社外取締役3662

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容591字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(大同工業株式会社、キョーワ株式会社、SANKYO KASEI SINGAPORE PTE.LTD.、産京貿易(上海)有限公司、SANKYO KASEI (THAILAND) CO.,LTD.及びSANKYO KASEI VIETNAM CO.,LTD.)の計7社で構成されております。 当社グループの事業における位置付けは、次のとおりであります。 [科学事業セグメント] 土木・建材資材関連、情報・輸送機器関連、日用品関連及び化学工業関連の各分野において、主として原料・資材となる商品を販売しております。 [建装材事業セグメント] 主に住宅用部材の販売及び各種木工製品の製造販売をしております。 大同工業株式会社は、当社からの加工委託により住宅用部材の保管・仕分梱包・出荷を行っております。 キョーワ株式会社は、各種木工製品の製造販売を行っております。 海外取引については、海外子会社(SANKYO KASEI SINGAPORE PTE.LTD.、産京貿易(上海)有限公司、SANKYO KASEI (THAILAND) CO.,LTD.及びSANKYO KASEI VIETNAM CO.,LTD.)を通じて仕入・販売するほか、当社が直接、取引先と仕入・販売を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,232字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、お客様中心の営業活動を基本として、環境に優しい商品の提案に積極的に取り組むとともに、お客様に喜ばれるグローバル商社を目指すことを、経営の基本方針としております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、以下のような中期的な経営戦略の下に、多様化する顧客ニーズに迅速に対応し、タイムリーで的確な商品・サービスの提供に努め、企業競争力の強化、企業価値の向上に取り組んでおります。 ①収益の向上 当社は創業以来、一貫して技術コンサルタントを主体とした技術指向型営業を行い、商社でありながらファブレスによるものづくりを行うなど、より付加価値の高い商品提供を目指しております。具体的には長年蓄積した技術・ノウハウを駆使したファインケミカル(精密化学品)商品への指向を図るなか、化学系商材に限らない幅広い取扱品目を展開し、併せて東南アジアへの営業基盤の拡大・整備等に積極的に取り組んでおります。また、建装材事業にメーカー機能を取り込み、その強化を図るため、2015年12月に各種木工製品の製造販売を主たる事業とするキョーワ株式会社を完全子会社とし、事業基盤の拡充とグループ収益の改善に持続的に取り組んでおります。 ②海外の市場拡大 近年、国内経済がシュリンクするなか、営業の軸足について東南アジアを中心とした海外に移し、海外のお客様に対する販売だけでなく輸入品の取り扱いにも力を入れて取り組んでおります。これまで当社は、2002年にSANKYO KASEI SINGAPORE PTE. LTD.を、2007年には中国上海市に産京貿易(上海)有限公司を、2010年にはタイ王国バンコク都にSANKYO KASEI (THAILAND) CO.,LTD.をいずれも独資で設立、2023年1月にはベトナム社会主義共和国Ho Chi Minh市にSANKYO KASEI VIETNAM CO.,LTD.を設立いたしました。更に2026年4月に情報収集及び現地関係先との連絡円滑化を主たる目的として、大韓民国慶尚南道梁山市に連絡事務所を開設いたしました。これらの海外5拠点と国内5拠点のグループ力を集結し、お客様に喜ばれるソリューション営業を展開しております。 ③サステナビリティへの取組みと高品質体制の確立 すべての事業目的の遂行に当たっては、環境保全、省資源、健康・労働環境への配慮と公正・適切な処遇、公正な取引、自然災害等への危機管理など、社会貢献と地球環境のサステナビリティ向上に努めております。また、先端技術分野、社会貢献ならびに地球環境に資する分野をターゲットとすることで、高付加価値経営の基盤づくりを目指しています。 ④人的資本や知的財産への投資等 当社は、役職員の心身の健康に資するよう労働衛生管理の改善に努めるとともに、人材育成方針に基づき、職務遂行能力を高めるための技能・技術・知識習得と階層別の期待役割、発揮能力及び態度を習得する機会を提供・支援し、専門性の高い人材集団となることを目指しております。また、取引先との連携を通じて、必要に応じて知的財産への投資機会にも積極的に取り組みます。 ⑤事業継続計画への取組み 予想される広域災害及び重大な局所災害の発生後、人命を尊重し、会社がいち早く事業を再開し、災害に起因する従業者の経済的不安の解消や、生活行動の早期正常化を目指すとともに、非常時において当社グループのレジリエンスを発揮し、できる限りの社会貢献を行うことを目的として「事業継続計画(BCP)」を策定しております。この計画により、お客様への商品・製品の納入を早期に確保し、お客様所有資産(情報及び知的財産を含む。)の流出防止・保全対策に貢献するとともに、当社グループの知的財産やノウハウ流出の保護を行い、お客様のみならず利害関係者に安心を提供し、信頼と満足を得る企業となることを目指しております。 (3) 会社の対処すべき課題 わが国経済は、賃上げの継続や政府の経済政策、さらに高い水準である家計貯蓄などが内需を下支えし、個人消費や設備投資の改善など緩やかな回復基調が継続する見通しですが、他方で、海外経済の動向や通商政策の不確実性、原油価格の変動、金利上昇など下振れリスクも依然として存在し、特に、米国の関税政策や地政学リスクは外需の不透明感を高める要因となっています。 このような状況のなか、当社グループは国内外における環境の変化に迅速に対応し、機能性商材を中心とした新規開発の加速と継続的な業務改善活動の推進により事業拡大と収益力の強化に注力してまいります。 また、海外事業では、アジアにおける営業4拠点(上海、タイ、シンガポール、ベトナム)との連携による輸出入及び海外進出企業との取引拡大を推進します。 業務改善活動では、ISO9001・14001及び事業継続マネジメントシステム(BCMS)による体質強化活動を引き続き進化させるとともに、ICTの更なる活用等を通じて効率的な働き方を推進し、事業の持続性の向上を図ってまいります。 今後の更なる飛躍を目指し、グループ一丸となってこれらの課題に取り組み、企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク1,750字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、また、事業等のリスクはこれらに限定されるものではありません。 (1) 国内経済の動向 当社グループは主に内需を対象としたビジネスを行っているため、国内経済の動向に影響を受けます。新規事業の開発や海外事業の拡大に取り組んでおりますが、国内需要の減少や厳しい市場競争による価格低下により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2) 取引先の海外移転 当社グループは、取引先による製造拠点の海外移転が進行したことに対応するため、東南アジアを中心に海外拠点を拡充しグローバル化を推進しております。しかしながら、主要な取引先の海外移転に適時適切に対応できず商権が減少した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3) 原油価格の変動 当社グループの取扱商品である石油化学製品の価格は、原油価格の変動に影響を受けます。当社グループは、仕入先との価格交渉を行うとともに、コスト削減に努めておりますが、原油価格の著しい変動を商品価格に転嫁しきれない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4) 為替の変動 当社グループは、輸出入取引等に係る為替変動リスクを軽減するため、ヘッジ手段として為替予約を締結しておりますが、予測を超えた為替レートの変動があれば、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5) 取引先の信用リスク 当社グループは、国内外の取引先に対する売掛債権等について、信用供与を行っております。これら信用リスクの低減のため、取引先を定期的に評価し、必要に応じて保全措置を講じております。しかし、予期せぬ貸倒れ等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6) 保有株式 当社グループは、取引関係の安定確保のため取引先の株式を保有しておりますが、急激な市況の悪化などによる時価の下落や投資先の信用悪化などによって減損処理が必要な場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7) 事業投資 当社グループは、新会社の設立、製造子会社における設備投資等の投資活動を行っております。新規事業への投資においては、事業計画の実現性及び採算性を精査したうえで意思決定を行うなどリスク軽減に努めておりますが、事業が安定して収益を生み出すまでにはある程度の時間がかかることから、当社グループの利益が一時的に低下する可能性があります。また、市場環境の急速な変化や不測の事態等により当初の事業計画を達成できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) 自然災害等 当社グループは、地震、風水害等の自然災害やパンデミックが発生した場合に備えて、BCP(事業継続計画)の策定、防災訓練の実施、社員安否確認システムの整備などの対策を講じております。しかしながら、大規模な自然災害等が発生した場合には、サプライチェーンの寸断による販売活動の停滞や、工場設備の被災に伴う生産活動の停止によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (9) 情報システム 当社グループは、情報システムの安全と安定稼働を確保するため、「情報管理規程」等を定め、情報セキュリティの強化、バックアップ体制の構築等に取り組んでおります。しかしながら、予期せぬ障害等により基幹系システムが壊滅的なダメージを受けた場合には、業務の停止による機会損失等によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,559字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価高や米国の通商政策の影響による輸出減速など外部環境の不透明感が継続しましたが、賃上げの定着、設備投資の増加、サービス消費の回復が景気の下支えとなり緩やかな回復基調を維持しました。このような状況の下、当社グループにおいては、国内外の新たな機能性商材の取引拡大に引き続き注力いたしました。 これらの結果、売上高は271億9千9百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益は5億1千3百万円(前年同期比10.6%増)、経常利益は6億2千8百万円(前年同期比7.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億5千2百万円(前年同期比19.6%増)、対前年同期比で増収増益となりました。主な増益要因としましては、政策保有株の売却益及びグループ各社の売上高増ならびにコストの適正化を推進したことが寄与しました。 事業セグメント別の概況は次のとおりであります。 [科学事業] <土木・建材資材関連分野> 土木関連分野では、土壌改良材原料やコンクリート二次製品用添加剤の増加はあったものの、道路舗装材用改質剤が大幅に減少し減収となりました。 建材資材関連分野では、住設機器用部材ならびに建材ボード用薬剤等が伸長し増収となりました。 <情報・輸送機器関連分野> 情報関連分野では、ディスプレイ関連材料は低調でしたが、粘着剤用基礎化学品や電子部品用封止材の増加により前年並みとなりました。 輸送機器関連分野では、自動車部品用材料や搬送機器関連材料が伸長し大幅な増収となりました。 <日用品関連分野> 日用品関連分野では、トナー用原材料や保湿材用薬剤などが堅調に推移し前年並みとなりました。 フィルム関連分野では、工業用フィルム及びチルド食品、冷凍食品用包装フィルムは堅調に推移しましたが、生鮮野菜用包装フィルムが減少し減収となりました。 <化学工業関連分野> 繊維関連分野では、工業繊維用薬剤のスポット販売があり大幅に増収となりました。 化学工業関連分野では、合成樹脂用原料、水処理剤用輸入化学品ならびに接着剤用機能性樹脂等が伸長し増収となりました。 これらの結果、科学事業セグメントの売上高は235億2千1百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は6億1千6百万円(前年同期比27.4%増)となりました。 [建装材事業] 建材関連製品は堅調に推移しましたが、造作材関連・住宅用関連製品の出荷が低調で減収となりました。 これらの結果、建装材事業セグメントの売上高は36億7千8百万円(前年同期比15.4%減)、営業利益は1億9百万円(前年同期比47.6%減)となりました。 (2) 財政状態 ① 資産の部 流動資産は前連結会計年度末に比べ、2億2百万円減少し107億7千1百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が9億5百万円、電子記録債権が2億6百万円、商品及び製品が1億2百万円減少し、現金及び預金が10億3千1百万円増加したことによるものであります。 固定資産は前連結会計年度末に比べ、5億4千4百万円減少し46億6千万円となりました。これは主に、投資その他の資産が5億4百万円、無形固定資産が2千2百万円、有形固定資産が1千6百万円減少したことによるものであります。 この結果、資産合計は前連結会計年度末に比べて、7億4千6百万円減少し154億3千1百万円となりました。 ② 負債の部 流動負債は前連結会計年度末に比べ、11億6千3百万円減少し53億1千4百万円となりました。これは主に、短期借入金が7億2千万円、買掛金が1億7千9百万円、未払法人税等が1億5千7百万円減少したことによるものであります。 固定負債は前連結会計年度末に比べ、6千4百万円減少し9億2千3百万円となりました。これは主に、役員退職慰労引当金が3億4千1百万円、繰延税金負債が2千9百万円減少し、長期未払金が3億1千8百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて、12億2千8百万円減少し62億3千7百万円となりました。 ③ 純資産の部 純資産合計は前連結会計年度末に比べ、4億8千1百万円増加し91億9千3百万円となりました。これは主に、利益剰余金が6億6千6百万円、自己株式が6千万円増加し、その他有価証券評価差額金が1億1千万円減少したことによるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、24億6千万円となり、前連結会計年度末に比べ10億3千1百万円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は10億9千7百万円(前連結会計年度は6億6千6百万円の減少)となりました。これは主に、売上債権の減少11億2千2百万円、税金等調整前当期純利益10億6千9百万円、長期未払金の増加3億1千8百万円などの収入に対し、法人税等の支払額4億4千6百万円、投資有価証券売却損益4億円、役員退職慰労引当金の減少3億4千1百万円などの支出によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、増加した資金は7億9千6百万円(前連結会計年度は8億4千6百万円の増加)となりました。これは主に、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による9億3百万円などの収入に対し、投資有価証券の取得による1億1千1百万円などの支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は8億8千5百万円(前連結会計年度は12億1千9百万円の減少)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額7億2千万円、配当金の支払額8千6百万円、自己株式の取得による7千6百万円などの支出によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) 当連結会計年度の仕入及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (1) 仕入実績 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 科学事業   21,568,235   +2.3 建装材事業   3,587,016   △14.4 合計   25,155,251   △0.5 (注) 金額は、仕入合計実績を売上比率で配分しております。 (2) 販売実績 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 科学事業   23,521,746   +3.3 建装材事業   3,678,155   △15.4 合計   27,199,901   +0.3 (注) 総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はありません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中にある将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における経営成績等の状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要)」をご参照ください。 また、当社の事業経営に用いられる主要業績評価指標(Key Performance Indicators。以下「KPI」という。)は以下のとおりであります。 (収益及び利益率) 当社が経営において重点を置いている指標の1つに収益が挙げられます。以下は経営者が重要だと捉えている収益に関連したKPIであります。 売上高はKPIの1つと考えております。当社は主に仕入商品による売上を計上しております。売上高は、当社が扱う商品への需要、会計期間内における取引の数量や規模、また原料及び販売価格の変動といった要因によって変化し、その他にも、市場環境等も売上高を変化させる要因です。また当社は商社でありながら、技術指向型の営業を特長としており、技術提案力及び顧客サービス機能に対するお客様からの評価が、事業成長の原動力であると認識しております。また事業分野別の売上は、重要な指標の1つであり、市場の変化に当社の経営が対応しているかを測定するための目安としております。 売上高総利益率は、収益性を測るもう1つのKPIであります。当社は、子会社または取引先を通じたものづくりを行うなど、より付加価値の高い商品提供を目指しております。お客様からのいわゆるQCDをはじめとした要求事項を迅速且つ的確に捉え、取引先の生産性の向上に協力して取組むことで、競争力の強化に努めるとともに、売上高総利益率の改善を推進しております。 営業利益も当社のKPIとして考えております。販売費及び一般管理費そのものを統制し金額の低減に努めるとともに、輸入品を含めた在庫販売品においては、商品回転率と輸送効率の最適組合せによる売上高物流費率の低減と在庫ロスの最小化に努めております。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (4) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループにおける資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用による運転資金ならびに設備投資資金であります。これらの資金需要に対しては、自己資金で賄うことを基本としておりますが、必要に応じて銀行借入による資金調達を行っております。 また、取引銀行4行との間で当座貸越契約を締結しており、資金の流動性を確保しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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