概要
ティムコは、フィッシング用品とアウトドア衣料の企画開発・販売を手がける企業である。1969年12月に設立され、東京都墨田区に本社を置く。2025年11月期の売上高は32億円、従業員数は71名。フライフィッシングに強みを持ち、米国ブランドの輸入代理店業務から自社ブランド「フォックスファイヤー」を展開するまでに成長した。2010年に東京証券取引所に上場している。
フィッシング事業とアウトドア事業の二本柱
当社はフィッシング事業とアウトドア事業を中核に据える。フィッシング事業ではルアーやフライ用品の企画・輸入・販売を行い、自社開発の「TMCフライフック」や「リーダー・クリッパー」などを扱う。アウトドア事業ではオリジナルブランド「フォックスファイヤー」を中心に衣料品やアクセサリーを展開する。2025年11月期のセグメント別売上高は、フィッシング事業が8億56百万円(前年比6.8%増)、アウトドア事業が23億40百万円(同2.1%減)である。両事業の連携強化のため、2025年12月にプロモーション機能とEC機能を統合した社内体制へ変更した。
米国ブランドの総発売元としての歴史
創業以来、ティムコは複数の米国フィッシングブランドの日本総発売元を務めてきた。1971年に「フェンウィック」、1973年に「オービス」、1980年に「サイエンティフィック・アングラーズ」の総代理権を獲得。これによりフライフィッシング用品の輸入販売で確固たる地位を築いた。また、1984年には自社開発のフライフック「TMCフライフック」を発売し、独自製品の開発にも乗り出した。これらのブランド資産が現在の製品ラインナップの基盤となっている。
スノーピークとの資本業務提携と合弁会社
2019年4月、ティムコはアウトドア用品大手のスノーピークと資本業務提携契約を締結した。両社のユーザー層拡大を目的とし、2021年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品と共同で合弁会社「キャンパーズアンドアングラーズ」を設立。同社はキャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設を運営する。2023年4月には「CAMP FISHING」をテーマに、スノーピークとのコラボストアで初のフィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」を開業した。
業界の中での役割は釣具メーカーと小売店を結ぶ専門商社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01フィッシング(釣具小売)主力
ルアーやフライフィッシング用品を企画開発し、国内外のメーカーから輸入し、全国の小売店に販売する。
- ルアー
- 魚を釣るための疑似餌。自社企画商品も含む。
- フライフィッシング用品
- 毛ばりを使用する釣り専用のロッド、リール、ライン、フライなど。
02アウトドア(衣料品・アクセサリー)準主力
オリジナルブランド「フォックスファイヤー」を中心とした衣料品やアクセサリーを企画開発し、小売店や関連施設を通じて販売する。
- フォックスファイヤー衣料品
- アウトドア向けの機能性ウェア。
- アウトドアアクセサリー
- キャンプやフィッシングに便利な小物類。
製品と技術
フライフィッシング用品のラインアップ
ティムコはフライフィッシングに特化した製品群を展開する。ロッド(釣竿)は自社企画品に加え、米国フェンウィックやオービスの輸入品を扱う。リールやフライラインはサイエンティフィック・アングラーズの製品を輸入販売。消耗品であるフライフックは自社ブランド「TMCフライフック」を開発・製造し、世界的に高いシェアを誇る。2025年11月期にはフライロッドや消耗品の販売が回復したが、輸出比率の高いフライフックは米国関税政策の影響で伸び悩んだ。
アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」
1982年に販売を開始した「フォックスファイヤー」は、ティムコのアウトドア事業の中核ブランドである。フライフィッシング向け衣料から始まり、現在は防水ジャケットや防寒衣料など幅広いアウトドアウェアを展開。2023年には「SCアルティメットフーディ」がグッドデザイン賞ベスト100に選ばれた。直営店舗も運営し、2023年4月にはスノーピークとのコラボ店舗「Foxfire白河高原」を開業。ただし、2025年11月期は直営店舗数減少や気候変動の影響で売上が減少した。
新たな分野への挑戦:熊撃退スプレー
2025年5月、ティムコは国産の熊撃退スプレーの販売を開始した。これは熊被害の増加に対応した製品で、アウトドア用品のラインアップを拡充する試みである。発売開始当初から好調な販売を示し、フィッシング事業の売上増加に寄与した。同製品は釣行や登山の安全対策として需要が見込まれる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
小型卸売で赤字転落、収益改善急務
ティムコは卸売業に属し、売上高は約32億円でほぼ横ばいだが、直近期(2025年11月期)は営業損益が赤字(営業利益率-3.1%)に転落した。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易が規模・収益性で上回る中、同社は規模の小ささと収益悪化で厳しい立場にある。2024年11月期の営業利益率はほぼゼロで、その後の赤字拡大はコスト増や需要減が背景とみられる。資産や市場での存在感は限定的で、業界再編が進む中で生き残り戦略が問われる。他社と比べ財務体力が弱く、抜本的な構造改革や新規事業の開拓が不可欠な状況。
強み
- 売上高が約32億円で推移し、大幅な落ち込みは避け事業規模を維持
- 特定分野に特化した卸売りで、大手が手掛けない領域に強みがある可能性
- 小規模ゆえに意思決定が速く、機動的な対応が可能な面がある
- 長年の取引で固定客がおり、一定の需要を確保している
課題
- 営業損益が赤字に転じ、即座の収益改善策が求められる
- 売上高30億円規模で、同業と比べ市場支配力や仕入れ交渉力が弱い
- 大手卸の攻勢でシェア低下が懸念され、差別化が困難になっている
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字がティムコ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7538大水 | 53億円 | 7.2倍 |
| 2 | 2795日本プリメックス | 53億円 | 11.2倍 |
| 3 | 7131のむら産業 | 51億円 | 6.9倍 |
| 4 | 7531清和中央ホールディングス | 51億円 | 13.9倍 |
| 5 | 7427エコートレーディング | 51億円 | 6.5倍 |
| 6 | 7501ティムコ | 50億円 | — |
| 7 | 8138三京化成 | 49億円 | 5.1倍 |
| 8 | 9929平和紙業 | 48億円 | 56.7倍 |
| 9 | 3024クリエイト | 46億円 | 12.4倍 |
| 10 | 9763丸建リース | 45億円 | 9.1倍 |
| 11 | 3035ケイティケイ | 44億円 | 11.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
フィッシング用品の輸出入会社として1969年に創業
1969年12月、資本金2500千円で東京都渋谷区千駄ケ谷に株式会社ティムコを設立。フィッシング用品の輸出入及び製造販売を目的とした。1970年9月に港区西麻布へ本社移転。翌1971年7月には米国「フェンウィック」ブランドの日本総発売元となり、高級ロッドの輸入販売を開始。創業初期から海外ブランドとの取引を通じて事業基盤を固めた。
フライフィッシングの普及と自社ブランドの開発
1973年に米国「オービス」ブランドの総発売元となり、フライフィッシング専門性を強化。1976年には「ティムコフライフィッシングスクール」を開講し、国内への普及活動を本格化。1982年にはアウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」を立ち上げ、1984年には自社開発の「TMCフライフック」や「リーダー・クリッパー」を発売。1981年にはロゴマークを一新し、スローガン「Think in the field.」を導入した。
物流拠点の拡充と株式上場への道
1986年、東京都大田区に商品管理発送センターを開設し、物流効率化を図る。1989年には千葉市に移転、1998年には習志野市に新築移転し機能を集約。1992年には墨田区菊川に本社ビルを新築移転。1996年、日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年にジャスダック証券取引所に上場し、その後市場統合を経て2022年4月より東京証券取引所スタンダード市場に属する。
フォックスファイヤーのリニューアルとグッドデザイン賞受賞
2007年3月、フォックスファイヤー25周年を機にブランドロゴを刷新し、ステートメントを「True to nature」に変更。2023年10月には、「フォックスファイヤーSCアルティメットフーディ」がグッドデザイン賞を受賞し、さらにベスト100にも選出された。この製品は2023年度のグッドデザイン・ベスト100に選ばれ、アウトドア衣料としての機能性とデザイン性が評価された。
年表25件を開く
1960年代
- 1969年12月創業フィッシング用品の輸出入及び製造販売を目的として資本金2,500千円にて東京都渋谷区千駄ケ谷に株式会社ティムコを設立。
1970年代
- 1970年9月東京都港区西麻布に本社を移転。
- 1971年7月米国「フェンウィック」ブランドのフィッシングロッドの日本総発売元になる。
- 1973年11月米国「オービス」ブランドのフライフィッシングロッド、リール等の日本総発売元になる。
- 1976年6月「ティムコフライフィッシングスクール」をスタートし、日本におけるフライフィッシングの普及活動を開始。
- 1977年6月東京都新宿区新宿に本社を移転。
1980年代
- 1980年3月米国「サイエンティフィック・アングラーズ」ブランドのフライラインの日本総発売元になる。
- 1981年6月TIEMCOのロゴマークを一新、宣伝にThink in the field.のスローガンをのせ、自然との関わり合いをより強調したCIを導入。
- 1982年1月フライフィッシング向けアウトドア衣料「フォックスファイヤー」の販売を開始し、アウトドア衣料事業の本格的展開を図る。
- 1984年2月自社開発商品「リーダー・クリッパー」(釣糸用鋏の一種)、国産フライフィッシング専用釣針「TMCフライフック」を発売。
- 1986年7月商品管理の合理化、発送業務のスピード化を図るため、東京都大田区東海に商品管理発送センターを開設。
- 1989年5月発送業務拡大に伴い、千葉県千葉市新港(現美浜区新港)に商品管理発送センターを移転。
1990年代
- 1992年11月東京都墨田区菊川に本社ビルを新築し移転。
- 1996年6月日本証券業協会に株式を店頭登録。
- 1998年7月物流機能の集約と商品開発力強化を図るため、千葉県習志野市に商品センターを新築し、移転。
2000年代
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
- 2007年3月フォックスファイヤー25周年を期にブランドロゴを改めるとともに、ステートメントを"True to nature"にリニューアル。
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
- 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
- 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
- 2019年4月株式会社スノーピークと両社のアウトドア・ユーザー層のさらなる拡大を目指し、資本業務提携契約を締結。
2020年代
- 2021年11月株式会社スノーピーク、株式会社アイビック、アイビック食品株式会社、株式会社ティムコ 4社の出資による合弁会社「株式会社キャンパーズアンドアングラーズ」を設立。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所スタンダード市場に移行。
- 2023年4月「CAMP FISHING」をテーマに、株式会社スノーピークとのコラボストアで、初のフィッシングエリア併設となる直営店「Foxfire白河高原」を開業。
- 2023年10月フォックスファイヤー「SCアルティメットフーディ」が2023年度グッドデザイン賞を受賞。さらに特に優れた100件を選出する「グッドデザイン・ベスト100」にも選出。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/11期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ブランド力強化への集中
自社が育んできたブランド力をさらに高める方向に全戦略を集中し、お客様側からの需要で購買が促される高いブランド力と商品価値を築く。
- 02
インターネット活用の仕組強化
ネット分野での取り組みを強化し、自社ウェブサイトやSNSを通じた価値あるコンテンツ提供による新規ユーザー獲得とコアファン化を目指すコンテンツ・マーケティングを基軸とする。
- 03
グローバル展開の強化
国境を越えて多くの人に商品が届くよう、フライフィッシング以外の分野にも展開を広げ、輸出機能を独立させ機動的で幅広いアイテム展開を図る。
- 04
EC分野と顧客接点の強化
EC取引の拡大に対応した商取引・商品構成・プロモーションに注力し、会員制度強化やイベント・キャンペーンにより顧客との結びつきを強める。
- 05
社内体制の再編による連携強化
フィッシング事業とアウトドア事業のプロモーション・EC機能を統合し、海外展開機能を独立させるなど、有機的連携を強化する体制に変更。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で71人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は516万円で、9期前と比べて+4.8%。平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は17.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年11月 | — | — | — | 70 | — |
| 2017年11月 | — | — | — | 71 | — |
| 2018年11月 | — | — | — | 71 | — |
| 2019年11月 | 493 | 44.9 | 17.9 | 72 | — |
| 2020年11月 | 490 | 45.9 | 19.2 | 70 | — |
| 2021年11月 | 505 | 46.8 | 20.0 | 67 | — |
| 2022年11月 | 528 | 46.9 | 19.8 | 66 | — |
| 2023年11月 | 540 | 46.5 | 19.4 | 68 | — |
| 2024年11月 | 516 | 46.4 | 19.3 | 69 | 0 |
| 2025年11月 | 516 | 45.7 | 17.8 | 71 | −141 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年11月期の売上高は32億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+0.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は19億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+18.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 8 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年2Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2023年3Q | 8 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 8 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 10 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 15 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2025年2Q | 16 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 16 | −1 | −6.3 | −1 |
| 2026年2Q | 19 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年11月期からの14期で、売上は28億円から32億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-3.1%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 28 | — | 0 | — | −1 |
| 大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 | |||||
| 2013年11月 | 29 | — | 0 | — | 0 |
| 2014年11月 | 29 | — | 0 | — | 0 |
| 2015年11月 | 28 | — | 0 | — | −15 |
| 2016年11月 | 28 | — | 0 | — | 0 |
| 2017年11月 | 29 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年11月 | 30 | — | 1 | — | 0 |
| 2019年11月 | 29 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年11月 | 27 | — | −1 | — | −2 |
| 株式会社スノーピーク、株式会社アイビック、アイビック食品株式会社、株式会社ティムコ 4社の出資による合弁会社「株式会社キャンパーズアンドアングラーズ」を設立。 | |||||
| 2021年11月 | 30 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年11月 | 33 | — | 1 | — | 1 |
| 2023年11月 | 34 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年11月 | 32 | 0 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2025年11月 | 32 | −1 | −1 | −3.1 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年11月期
売上高32億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-3.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.1%17億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.9%15億円
- その他の費用持分法損益などの調整3.1%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-3.1%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年11月期は営業CFが−2億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は6億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 0 | 0 | −1 | 0 | 6 |
| 2013年11月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 5 |
| 2014年11月 | 0 | 2 | 0 | 2 | 6 |
| 2015年11月 | 0 | 2 | −2 | 2 | 6 |
| 2016年11月 | −2 | 1 | −1 | −1 | 4 |
| 2017年11月 | 2 | 1 | −1 | 3 | 6 |
| 2018年11月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 8 |
| 2019年11月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 6 |
| 2020年11月 | −3 | 3 | 0 | 0 | 6 |
| 2021年11月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 6 |
| 2022年11月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 9 |
| 2023年11月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 9 |
| 2024年11月 | −1 | −1 | 0 | −2 | 6 |
| 2025年11月 | −2 | 2 | 0 | 0 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年11月期の総資産は55億円。このうち返さなくてよい自己資本が44億円で、自己資本比率は79.9%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 76 | 67 | 9 | 87.8 |
| 2013年11月 | 76 | 67 | 9 | 87.7 |
| 2014年11月 | 77 | 66 | 11 | 86.5 |
| 2015年11月 | 60 | 49 | 11 | 82.8 |
| 2016年11月 | 58 | 49 | 9 | 84.6 |
| 2017年11月 | 58 | 48 | 10 | 83.5 |
| 2018年11月 | 59 | 48 | 11 | 81.8 |
| 2019年11月 | 58 | 48 | 10 | 82.5 |
| 2020年11月 | 56 | 45 | 11 | 81.3 |
| 2021年11月 | 55 | 45 | 10 | 82.1 |
| 2022年11月 | 57 | 46 | 11 | 80.3 |
| 2023年11月 | 58 | 47 | 11 | 81.2 |
| 2024年11月 | 55 | 45 | 10 | 81.8 |
| 2025年11月 | 55 | 44 | 11 | 79.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で284社中12位あたり、逆に低いのはROEで284社中279位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,490で、1年前と比べて+42.8%。過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 0.85倍 |
| 配当利回り | 0.81% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+1.92%と小幅上昇も、8月7日は-4%と下落。25日線(1480.32円)はほぼ横ばい、75日線(1672.09円)は上回るが、200日線(1615.06円)は下回る。52週高値2130円からは大幅に乖離し、現在1488円は中位。出来高は7月17日に8000株、8月5日に5400株と増加したが、その後は低調。RSIは38.55と弱気圏で、下落トレンドからの反転が待たれる。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERが算出不能で、PBRは0.85倍と業界平均1.24倍を下回るが、ROEは-2.9%と赤字経営で、収益性が極めて低い。配当利回り0.81%は平均2.98%を大きく下回り、株主還元も不十分。直近の純利益も赤字が続き、業績は悪化傾向。PBRの低さは資産価値に対して株価が割安に見えるが、収益力が低いため割高と判断。今後の回復見込みが乏しく、割高と評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 0.85倍 | 1.24倍 |
| ROE | -2.9% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は横ばい圏で推移する一方、2024年11月期に営業赤字へ転落し、業績悪化が投資家の関心を集めている。強気派は、株価が年初来で50%以上上昇しており、市場が業績回復や構造改革の進展を織り込み始めたと見る。また、低PBRを背景に資本効率向上や株主還元強化への期待も根強い。弱気派は、収益性の低下が構造的な問題であり、コスト増や需要減が続く中で赤字脱却の道筋が見えないと警戒する。特に営業赤字の要因が一時的か恒常的かの見極めが焦点で、決算での収益改善やコスト削減の進捗が論点となる。
- 構造改革による収益改善
赤字転落後のコスト削減や販売体制見直しが奏功すれば、営業利益率は急回復する余地がある。
- 資本効率向上への期待
PBR 0.85倍と解散価値を下回る水準で、自己株式取得や配当増加の可能性が指摘される。
- 株価の先行指標としての動き
年初来で株価が大幅上昇しており、市場は業績の底打ちを先回りして織り込んでいる。
- PBR0.85倍の1倍割れ修正継続影響強
簿価1,744円に対し株価1,488円。1倍回帰なら約17%上昇、時価総額50億円の小型株で需給改善効果も
- 営業赤字1億円の黒字転換余地通年影響中
売上高32億円に対し営業赤字1億円。売上高1割増で損益分岐点を突破する可能性
- 売上高2年連続32億円で底打ち決算発表後影響中
2024年11月期と2025年11月期は売上高32億円。大幅な落ち込みが止まり横ばい圏
- 1年で52.7%上昇した株価の勢い不定影響弱
足元のモメンタムが続けば短期的な上昇余地。小型株ゆえ需給で変動しやすい
- 収益構造の脆弱さ
営業赤字が続き、売上総利益率の改善が見られなければ、資金繰り悪化の懸念が強まる。
- 需要環境の不透明感
飲食業界の回復鈍化や原材料高が続けば、販売数量とマージンの両面で圧力がかかる。
- 成長戦略の遅れ
新規分野への投資やM&Aの成果が明確でなく、既存事業の延命に終わるリスクがある。
- 2期連続最終赤字と自己資本の棄損通年影響強
2024年11月期・2025年11月期とも純利益1億円の赤字。今後も赤字なら簿価が目減り
- 売上高が2年前の34億円から減少2026年Q2影響中
2023年11月期34億円→2025年11月期32億円。需要回復の遅れが続く可能性
- ROEマイナス2.9%と資本効率の低迷継続影響中
PBR0.85倍は低いものの、ROEがマイナスでは投資家が選別
- 配当利回り0.81%と利回り投資家に不人気次回株主総会影響弱
株主還元が薄く、配当目的の買いは期待しにくい
- 営業損益
- 赤字脱却と黒字化の時期が経営の正念場であり、数期連続での改善が必須。
- 販売数量
- 販売量の動向が売上高とマージンに直結し、需要回復の度合いを測る。
- 仕入原価率
- 仕入原価の変動が利益率を左右し、価格転嫁の成否が収益回復の鍵。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり12円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.81%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年11月 | 12 | — | — |
| 2017年11月 | 12 | 0.0 | — |
| 2018年11月 | 12 | 0.0 | 95.4 |
| 2019年11月 | 12 | 0.0 | — |
| 2020年11月 | 5 | −55.0 | — |
| 2021年11月 | 5 | 0.0 | — |
| 2022年11月 | 12 | 122.2 | 23.6 |
| 2023年11月 | 12 | 0.0 | 27.3 |
| 2025年11月 | 12 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥12
株主
有価証券報告書より
2025年11月期末の株主数は延べ2,151人。区分でいちばん多いのは個人・その他で67.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.2%を占め、残る76.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年11月% | 2021年11月% | 2022年11月% | 2023年11月% | 2024年11月% | 2025年11月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 63.1 | 62.5 | 62.2 | 63.2 | 63.4 | 67.6 |
| 自己株式 | 25.9 | 25.9 | 25.9 | 25.9 | 25.9 | 25.9 |
| 事業法人 | 15.0 | 18.1 | 18.2 | 18.2 | 17.9 | 22.1 |
| 外国法人 | 3.5 | 3.8 | 3.2 | 2.4 | 2.0 | 5.4 |
| 証券会社 | 1.9 | 10.5 | 11.6 | 11.7 | 10.7 | 3.8 |
| 金融機関 | 16.6 | 5.0 | 4.8 | 4.5 | 6.0 | 1.1 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社キャピタルギャラリー | 10.42 |
| 02 | 大谷寛 | 8.17 |
| 03 | 酒井誠一 | 5.30 |
| 04 | 株式会社HKK HOLDINGS | 5.21 |
| 05 | 酒井貞彦 | 4.85 |
| 06 | INTERCTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 4.67 |
| 07 | 酒井八重子 | 2.84 |
| 08 | 酒井由紀子 | 2.84 |
| 09 | 株式会社オーナーばり | 2.51 |
| 10 | 立花証券株式会社 | 1.92 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-03株式会社キャピタルギャラリー代表取締役 青山 浩変更報告1.12%-9.31pt
- 2026-06-02株式会社キャピタルギャラリー代表取締役 青山 浩変更報告1.12%-9.31pt
- 2026-05-29株式会社堅果テクノ新規の大量保有報告33.34%
- 2026-05-29株式会社キャピタルギャラリー代表取締役 青山 浩新規の大量保有報告1.12%-9.31pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−85%、1株純資産は14期で−26%。直近期のROEは-2.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | −28 | 2,374 | −1.2 | — | — |
| 2013年11月 | −6 | 2,358 | −0.2 | — | — |
| 2014年11月 | 3 | 2,351 | 0.1 | 191.4 | 416.9 |
| 2015年11月 | −537 | 1,989 | −25.7 | — | — |
| 2016年11月 | −10 | 1,966 | −0.5 | — | — |
| 2017年11月 | −10 | 1,948 | −0.5 | — | — |
| 2018年11月 | 13 | 1,946 | 0.6 | 45.2 | 95.4 |
| 2019年11月 | −5 | 1,929 | −0.3 | — | — |
| 2020年11月 | −92 | 1,824 | −4.9 | — | — |
| 2021年11月 | −4 | 1,810 | −0.2 | — | — |
| 2022年11月 | 51 | 1,857 | 2.8 | 15.4 | 23.6 |
| 2023年11月 | 44 | 1,886 | 2.3 | 17.1 | 27.3 |
| 2024年11月 | −44 | 1,828 | −2.4 | — | — |
| 2025年11月 | −52 | 1,763 | −2.9 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/11期の役員報酬は総額37百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 酒井誠一 | 代表取締役 社長 | 58 | 177,400 |
| 杉本安信 | 取締役 アウトドア部長 | 62 | 1,000 |
| 瀬戸昭則 | 取締役 フィッシング部長 | 64 | 900 |
| 荻原浩二 | 取締役 管理部長 | 56 | 6,200 |
| 増田豊 | 取締役(監査等委員) | 67 | 3,000 |
| 後藤悠 | 取締役(監査等委員) | 48 | — |
| 菊地春市朗 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
役員報酬の内訳2025/11期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 27 | 27 | 7 |
| 取締役(社内) | 1 | 5 | 5 | 5 |
| 社外取締役 | 3 | 5 | 5 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/11期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容336字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,959字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,498字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,654字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第57期(2025/12/01-2026/11/30)2026-07-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第56期(2024/12/01-2025/11/30)2026-02-26
- 半期報告書半期報告書-第56期(2024/12/01-2025/11/30)2025-07-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第55期(2023/12/01-2024/11/30)2025-02-27
- 四半期報告書四半期報告書-第55期第2四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第55期第1四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第54期(2022/12/01-2023/11/30)2024-02-28
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第3四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第2四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第1四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第53期(2021/12/01-2022/11/30)2023-02-27
- 四半期報告書四半期報告書-第53期第3四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
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