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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

タクミナ

tacmina corporation6322 · Standard · 機械

無脈動・高精度送液を実現するダイヤフラム式ポンプで水処理やケミカル分野に強み。多様な産業に流体機器を供給。

概要

タクミナは、定量ポンプや撹拌機、バルブなどの流体機器を製造・販売するメーカーである。化学、医薬、食品、水処理など幅広い産業向けに精密な計量・移送システムを提供する。1977年に創業し、1997年に大阪証券取引所市場第二部に上場。2025年3月期の売上高は111億円、営業利益は16億円、従業員数は324名。本社を大阪市中央区に置き、韓国と米国に現地法人を持つ。

主力は高性能ソリューションポンプと汎用型薬液注入ポンプ

タクミナの製品は大きく6つの区分で構成される。中核は「高性能ソリューションポンプ」であり、主力製品「スムーズフローポンプ」が含まれる。これは高精密等速度カムで複数のダイヤフラムを制御し、無脈動・定量・高精度な送液を実現する。2025年3月期の売上高は40億20百万円で全体の36%を占める。次いで「汎用型薬液注入ポンプ」が29億85百万円(27%)、「計測機器・装置」が15億14百万円(14%)、「ケミカル移送ポンプ」が8億69百万円(8%)、「流体機器」が5億38百万円(5%)、「ケミカルタンク」が7億54百万円(7%)となっている。また保守メンテナンスやレストラン・ホテル事業など「その他」が4億72百万円である。

高収益体質を支える利益構造

2025年3月期の連結売上高は111億55百万円で、前期比0.3%増と4期連続で過去最高を更新した。売上総利益は51億59百万円、売上総利益率は46.3%と高い。販売費及び一般管理費は35億29百万円で、営業利益は16億30百万円、営業利益率は14.6%である。経常利益17億2百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は12億31百万円。自己資本比率は78.3%と財務体質も強固である。一方で、海外市場の低迷やEV需要の減速による二次電池関連投資の調整など、課題もある。同社は継続的な賃上げや研究開発投資を行いながら、高い収益性を維持している。

国内中心に韓国・米国へ展開する海外戦略

売上の大部分は国内市場であるが、海外展開も進めている。2012年には韓国にTACMINA KOREA CO.,LTD.、2014年には米国にTACMINA USA CORPORATIONを設立し、いずれも連結子会社とした。さらに2026年4月には中国上海市に駐在員事務所を開設し、中国市場への足がかりを築く。海外では主に二次電池関連向けの「スムーズフローポンプ」の需要があるが、2025年3月期はEV需要減速の影響で韓国企業向けの販売が低調だった。それでも、研究開発用途や製造用途での引き合いは多く、代理店網の拡充や現地人員の増強に取り組んでいる。

グループ全体で流体ソリューションを提供

タクミナグループは、当社(株式会社タクミナ)のほか、子会社2社(TACMINA KOREA、TACMINA USA)および関連会社1社(タクミナエンジニアリング株式会社)で構成される。タクミナエンジニアリングは2001年に出資により関連会社化され、持分法適用会社である。グループは一貫して流体機器の製造・販売を行い、ポンプ本体だけでなく周辺機器や計測制御装置、ケミカルタンクまで手掛ける。また2024年4月にはポンプのサブスクリプションサービスを開始し、販売からサービスへと事業の幅を広げている。流体ソリューションセンター(朝来LAB、横浜LAB)を設置し、顧客の課題解決を支援する体制を整えている。

業界の中での役割は環境・水処理・ケミカル分野向けポンプ・流体機器のスペシャリスト。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
112億円
営業利益
16億円
営業利益率
14.3%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
高性能 ソリューション ポンプ43億円40.6%
汎用型 薬液注入 ポンプ29億円27.4%
流体機器15億円14.2%
その他8億円7.5%
ケミカル 移送ポンプ7億円6.6%
ケミカル タンク4億円3.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01環境・水処理主力

浄水場や下水処理場などで薬液注入や水質管理に使われるポンプ・計測機器を提供。pH計や残留塩素計などの計測機器も製造。環境保全と安全な水供給に貢献。

主な製品・サービス8
スムーズフローポンプ
高性能ソリューションポンプの代表機種。高精密等速度カムによる無脈動・定量・高精度送液が特長。
汎用型薬液注入ポンプ
ソレノイド駆動やモータ駆動の定量ポンプ。薬液を正確に注入する。
pH計
水質の酸性・アルカリ性を測定する計器。排水処理やプロセス管理に必須。
残留塩素計
水道水やプールなどの塩素濃度を測定する計器。衛生管理に用いる。
自動塩素滅菌装置
塩素を自動で注入・調整する滅菌装置。水の安全を保つ。
pH制御装置
pHを自動で計測・調整するシステム。産業プロセスで重要。
サラファイン(弱酸性次亜水生成装置)
水道水と塩を電気分解して弱酸性次亜水を生成する装置。殺菌・洗浄用途に使用。
ケミカルタンク
薬液を貯蔵するPE(ポリエチレン)製・PVC(塩化ビニル)製タンク。

02ケミカル・電子材料準主力

薬品・原料を短時間で大量に移送するケミカル移送ポンプや、薬液供給に欠かせないタンク・混合器を提供。耐食性に優れた製品で化学プラントや半導体製造の薬液工程を支える。

主な製品・サービス8
ムンシュポンプ(高耐食ポンプ)
ポンプボディをPPやPVDFなどの耐食材料で構成したポンプ。強酸・強アルカリの移送に適する。
エア駆動ダイヤフラムポンプ
圧縮空気で駆動するダイヤフラム式ポンプ。危険な薬品を安全に移送できる。
チューブポンプ
チューブをローラーでしごいて送液するポンプ。コンタミネーションがなく、医療・食品分野にも使用。
マグネットポンプ
マグネットカップリングで駆動するため軸シールが不要。漏れがなく危険物の移送に安全。
連続混合装置
複数の液体を連続的に混合する装置。プロセスの安定化に貢献。
スタティックミキサー(静止型混合器)
管内にエレメントを配置し、流れの乱れで混合する装置。撹拌機が不要で省エネ。
攪拌機
タンク内の液体を撹拌する機械。混合・反応・溶解などに用いる。
ケミカルタンク
薬液を貯蔵するPE(ポリエチレン)製・PVC(塩化ビニル)製タンク。

03食品・医薬副次

食品・医薬品の製造工程で、原料や添加物の精密な供給、混合、移送を実現するポンプ・機器を提供。無脈動・高精度送液が品質向上に寄与。滅菌分野では塩素滅菌装置なども提供。

主な製品・サービス2
チューブポンプ
チューブをローラーでしごいて送液するポンプ。コンタミネーションがなく、医療・食品分野にも使用。
スムーズフローポンプ
高性能ソリューションポンプの代表機種。高精密等速度カムによる無脈動・定量・高精度送液が特長。

04その他(サービス・不動産・飲食等)その他

保守・メンテナンスサービス、レストラン、ホテル、フィットネスなどの事業。ポンプ製品のアフターサービスを提供するとともに、多角化事業も展開。

製品と技術

スムーズフローポンプ:無脈動・高精度の定量送液を実現

タクミナの主力製品である「スムーズフローポンプ」は、高性能ソリューションポンプに分類される。このポンプは、高精密等速度カムによって複数のダイヤフラム(隔膜)の動きを精密に制御し、脈動のない流れを実現する。これにより、液体を定量・高精度に送り出すことができる。主な用途は化学プラントでの薬液注入、電子材料製造工程でのスラリー供給、医薬品の精密充填など。特に二次電池材料やMLCC(積層セラミックコンデンサ)の製造工程で高い評価を得ている。同製品は顧客の仕様に合わせたカスタマイズが可能であり、個別のプロセス条件に最適化されたシステムとして提供される。2025年3月期の売上高は40億20百万円で、全製品中最大のセグメントである。

汎用型薬液注入ポンプ:幅広い産業の水処理・滅菌に貢献

汎用型薬液注入ポンプは、ダイヤフラムやプランジャの往復運動で液体を吸い込み・吐出する方式のポンプ群である。ソレノイド駆動とモータ駆動の2タイプがあり、主に水処理プラントや滅菌・殺菌業界で使用される。例えば、水道施設での次亜塩素酸ナトリウム注入、工場廃水の中和剤投入などに用いられる。2025年3月期の売上高は29億85百万円で、前期比2.8%増と堅調。国内の水処理施設更新需要やインフラ関連投資を背景に受注が増加している。シンプルな構造でメンテナンスが容易なことから、長年にわたり安定した需要がある。

ケミカル移送ポンプと計測機器:特殊流体の移送とプロセス制御

ケミカル移送ポンプは、薬品や原料を短時間で大量に移送するためのポンプである。ライン�にはムンシュポンプ(高耐食ポンプ)、エア駆動ダイヤフラムポンプ、チューブポンプ、マグネットポンプなどがある。2025年3月期には製鉄プラント向けの大型ムンシュポンプ案件が貢献し、売上高8億69百万円(前期比17.1%増)と大きく伸びた。計測機器・装置では、pH計、残留塩素計、自動塩素滅菌装置、pH制御装置、サラファイン(弱酸性次亜水生成装置)などを展開する。プラント向けのシステム案件が増加し、売上高15億14百万円(同2.5%増)となった。これらの製品は水処理や化学プロセスの自動化・効率化に寄与する。

流体機器とケミカルタンク:周辺機器でワンストップ対応

流体機器には、連続混合装置やスタティックミキサー(静止型混合器)、撹拌機などが含まれる。これらはポンプと組み合わせて使用され、顧客のプロセス全体を最適化する。2025年3月期には工業製品の生産設備増設案件により売上高5億38百万円(前期比28.6%増)と急増した。ケミカルタンクはPEタンクとPVCタンクを扱い、薬液の貯蔵に用いられる。前期に大型スポット案件があった反動で売上は7億54百万円(同6.9%減)となったが、安定的な需要がある。これらの周辺機器を含めたトータルソリューションがタクミナの強みであり、顧客は単品ではなくシステム全体での調達が可能である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

精密流体機器でニッチトップ、高収益体質

タクミナはポンプや撹拌機など精密流体機器の専業メーカー。売上高約110億円と小規模だが、営業利益率14%超と高収益。特定産業向けカスタム品に強く、ライバルの三浦工業は汎用ボイラが主力で異なる市場を対象とし、日本製鋼所は大型装置中心で直接競合しない。独自の技術力でニッチ市場を開拓し、高い参入障壁を築いている。売上成長率は横ばいで、既存市場の成熟が課題。

強み

  • 営業利益率14%超と業界平均を大きく上回る。
  • 精密流体機器で高いシェア、カスタム対応で他社を寄せ付けない。
  • 高度な設計・製造技術を持ち、特許で競合を牽制。
  • 化学・食品など特定産業での長期取引実績、リピート率が高い。

課題

  • 対象市場が成熟・小規模で、売上成長が鈍い。
  • 大手プラントメーカーが同分野に参入するリスクがある。
  • 専門技術者の確保・育成が難しく、事業拡大の制約に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がタクミナ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16159ミクロン精密139億円12.8倍
26488ヨシタケ139億円9.0倍
36393油研工業138億円10.8倍
46262PEGASUS131億円39.8倍
56161エスティック124億円9.0倍
66322タクミナ122億円8.9倍
77991マミヤ・オーピー113億円6.5倍
86384昭和真空111億円12.1倍
97022サノヤスホールディングス109億円7.5倍
106497ハマイ107億円10.0倍
116239ナガオカ105億円31.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

日本フィーダー工業として創業、西独SERA社と提携

タクミナの前身は1977年4月、大阪市南区に設立された日本フィーダー工業株式会社である。定量ポンプ及び計測・制御機器類の製造販売を目的とし、同年11月には西独(当時)のSERA社(本社カッセル市)と技術・販売提携を結び、輸入販売を開始した。この提携により、同社は高品質なポンプ技術を国内に導入する足がかりを得た。創業時の所在地は大阪市南区末吉橋通2丁目7番地、現在の大阪市中央区南船場二丁目にあたる。

合併と商号変更、上場への道

1991年5月、日本フィーダー工業は日本フィーダー産業株式会社を吸収合併した。その後1993年10月、商号を株式会社タクミナに変更。社名は「匠(たくみ)」に由来する。1996年5月には生産本部がISO9002の認証を取得し、品質保証体制を確立。1997年5月には総合研究開発センター(後の開発センター)を設置し、技術開発を強化した。同年10月、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場し、資本市場での資金調達が可能となった。1999年にはISO9001およびISO14001の認証を相次ぎ取得し、環境にも配慮した経営へと進んだ。

スムーズフローポンプの誕生とブランド展開

2006年4月、タクミナは無脈動ポンプシリーズの新ブランド「スムーズフロー」を立ち上げた。これは高精密等速度カムを用いたダイヤフラムポンプで、脈動を極限まで抑え、定量性と高精度を両立する製品である。同年11月には創業50周年を迎えた(1977年創業のため2006年時点で29年だが、前身を含む可能性がある)。このブランドは同社の看板製品となり、ケミカル、電子材料、医薬など様々な分野で採用される。2008年8月には本社及び大阪支店を現在の大阪市中央区淡路町二丁目に移転し、事業基盤を強化した。

海外現地法人の設立と国際展開

2012年1月、タクミナは韓国にTACMINA KOREA CO.,LTD.を設立し、初の海外連結子会社とした。続いて2014年2月には米国にTACMINA USA CORPORATIONを設立。これにより、アジアと北米での販売拠点が整った。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、上場市場を東京証券取引所市場第二部に変更。2022年4月の市場区分見直しではスタンダード市場に移行した。海外市場では特に二次電池関連の需要を狙い、韓国法人が現地企業との関係を構築してきた。

流体ソリューションセンターの拡充とサービス革新

2017年7月、タクミナは兵庫県朝来市に流体ソリューションセンターLABⅡを設置し、後に「朝来LAB」と改称した。これは流体分析や顧客との共同課題解決のための施設である。2023年3月には生野高原にオーベルジュ・カッセルをリニューアルオープンし、宿泊施設も運営する。2024年4月にはポンプのサブスクリプションサービスを開始し、所有から利用へのシフトを提案。2025年2月には流体ソリューションセンター〈横浜LAB〉を開設し、関東エリアでの顧客サポートを強化した。2026年4月には中国上海市に駐在員事務所を開設し、中国市場への本格参入を開始した。

堅調な業績と4期連続の過去最高更新

タクミナの売上高は2013年3月期の67億円から緩やかに成長し、2025年3月期には111億円に達した。特に2020年以降は、ケミカル業界向けの設備投資需要や水処理プラント案件を獲得し、4期連続で過去最高を更新している。2025年3月期の営業利益は16億30百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は12億31百万円で、ともに過去最高。自己資本比率も78.3%と高く、無借金経営に近い状態である。一方で、海外のEV関連需要減速という逆風にも直面しており、国内の底堅い需要で補う構図となっている。

年表22件を開く

1970年代

  • 1977年4月創業定量ポンプ及び計測・制御機器類の製造販売を目的として、大阪市南区末吉橋通2丁目7番地(現 大阪市中央区南船場二丁目4番8号)に日本フィーダー工業株式会社を設立
  • 1977年11月西独SERA社(本社カッセル市)と技術・販売提携を結び輸入販売を開始

1990年代

  • 1991年5月M&A日本フィーダー産業株式会社を吸収合併
  • 1993年10月商号変更商号を株式会社タクミナに変更
  • 1996年5月生産本部がISO9002(品質保証の国際規格)の認証取得
  • 1997年5月総合研究開発センター(現 開発センター)設置
  • 1997年10月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1999年3月生産本部がISO9001の認証取得
  • 1999年12月生産本部がISO14001の認証取得

2000年代

  • 2001年12月タクミナエンジニアリング株式会社に出資し関連会社化(現 持分法適用会社)
  • 2006年4月無脈動ポンプシリーズの新ブランド「スムーズフロー」立ち上げ
  • 2006年11月創業創業50周年
  • 2008年8月本社及び大阪支店を大阪市中央区淡路町二丁目2番14号に移転

2010年代

  • 2012年1月TACMINA KOREA CO.,LTD.(韓国現地法人)設立(現 連結子会社)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、上場市場を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2014年2月TACMINA USA CORPORATION(米国現地法人)設立(現 連結子会社)
  • 2017年7月流体ソリューションセンターLABⅡ(現 流体ソリューションセンター〈朝来LAB〉)設置

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2023年3月生野高原 オーベルジュ・カッセル、リニューアルオープン
  • 2024年4月ポンプのサブスクリプションサービス開始
  • 2025年2月流体ソリューションセンター〈横浜LAB〉設置
  • 2026年4月中国上海市に駐在員事務所を開所

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    主柱事業の強化・拡大

    スムーズフローポンプを活用した提案営業を強化し、ケミカル・素材市場(二次電池、MLCC、フィルム業界)や水処理などのインフラ関連市場で市場拡大を目指す。

  2. 02

    海外市場での販売強化

    韓国・米国の子会社や中国・アジア地域で人員増強や代理店拡大を進め、海外規格対応やカスタマイズ製品開発により差別化と顧客満足向上を図る。

  3. 03

    製品開発力の強化

    流体ソリューションセンターを活用した高度な流体分析と、大学・研究機関との連携により、スムーズフローポンプによる課題解決提案を加速する。

  4. 04

    お客様に密着したサービス

    営業部門と技術部門が一体となり、蓄積した流体移送の知識と経験を活かして、幅広く質の高いサービスの提供を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で324人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は694万円で、9期前と比べて+10.2%平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は14.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月260
2018年3月266
2019年3月63039.614.5278
2020年3月63239.514.3294
2021年3月59039.314.2300
2022年3月61539.814.2297
2023年3月64640.314.9305
2024年3月66940.414.7318
2025年3月68340.014.3328488
2026年3月69439.914.1324494

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
生産本部 — 兵庫県朝来市1,434百万円
開発センター・流体ソリューションセンター〈朝来LAB〉 — 兵庫県朝来市428百万円
その他 — 兵庫県朝来市他408百万円
横浜支店・流体ソリューションセンター〈横浜LAB〉 — 横浜市保土ケ谷区155百万円
本社・大阪支店 — 大阪市中央区43百万円
東京支店 — 東京都千代田区20百万円
本社 — 大韓民国 京畿道安養市8百万円
本社 — アメリカ合衆国 イリノイ州1百万円
主な関係会社
  • 国内
    TACMINA KOREA CO.,LTD.
    大韓民国 京畿道安養市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TACMINA USA CORPORATION(注)
    アメリカ合衆国 イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タクミナエンジニアリング株式会社
    東京都豊島区 · 持分法適用会社
    議決権20.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は112億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.9%、利益が+0.0%。

売上高
+0.9%
112億円
営業利益
+0.0%
16億円
純利益
+0.0%
12億円
営業利益率
14.3%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高112億円112億円
営業利益16億円16億円
純利益12億円12億円
1株あたり配当¥54¥54

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は23億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+4.5%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q305
2024年1Q2229.12
2024年2Q28517.93
2024年3Q30413.33
2024年4Q304
2025年2Q52815.46
2025年4Q59813.66
2026年2Q56814.36
2026年4Q56814.36
2027年1Q2314.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は67億円から112億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は14.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、上場市場を東京証券取引所市場第二部に上場
2013年3月6753
TACMINA USA CORPORATION(米国現地法人)設立(現 連結子会社)
2014年3月6964
2015年3月7264
2016年3月7796
2017年3月81107
2018年3月7898
2019年3月921410
2020年3月84107
2021年3月8386
2022年3月87139
2023年3月971511
2024年3月1101612
2025年3月111161614.412
2026年3月112161714.312

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高112億円のうち、営業利益として残るのは16億円14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の10.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.6%60億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.3%35億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.9%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.3%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
46.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.7pt
14.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.7pt
10.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.7pt
11.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−3−237
2014年3月5−2−238
2015年3月4−2−3210
2016年3月7−4−3310
2017年3月4−3−219
2018年3月10−1−5913
2019年3月12−3−4918
2020年3月13−1−51226
2021年3月11−1−31033
2022年3月8−3−3534
2023年3月9−4−3536
2024年3月11−5−4639
2025年3月10−8−10231
2026年3月11−9−4230

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は145億円。このうち返さなくてよい自己資本が114億円で、自己資本比率は78.3%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月80433753.9
2014年3月84463854.8
2015年3月90523857.6
2016年3月96534354.9
2017年3月100574357.1
2018年3月101623961.8
2019年3月110694162.4
2020年3月109713865.2
2021年3月114753965.7
2022年3月121814067.1
2023年3月137904765.4
2024年3月1491004967.2
2025年3月1471034469.9
2026年3月1451143278.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
98億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
32億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
99
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率209社中40位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中136位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.3%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.3%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.9%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,580で、1年前と比べて+1.9%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥1,580-0.3%1ヶ月-1.4%1年+1.9%時価総額122億円
過去52週の値幅
安値¥1,520高値¥1,920

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.9倍
PER (会社予想)8.8倍
PBR0.96倍
配当利回り3.42%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1601円は25日線(1625円)を下回り、短期調整。75日線(1588円)・200日線(1568円)は辛うじて上回る。52週高値1920円から約17%下落し、高値圏から離脱。RSI29と売られ過ぎ。出来高は低水準で方向感乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが8.97倍と業界平均23.74倍を大幅に下回り、PBRも0.97倍と業界平均1.56倍を下回る。配当利回り3.36%は業界平均2.20%を上回り、ROE11.4%は収益性を示す。割安だが売上・利益の伸びが鈍く、成長性には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.9倍22.7倍
PER (予想)8.8倍
PBR0.96倍1.50倍
ROE11.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

タクミナは、ニッチで高いシェアを持つ精密流体機器メーカー。強気派は、高い利益率と安定した需要、財務の健全性を評価し、割安感(PER約9倍)を指摘。弱気派は、市場規模が小さく成長性に欠けること、主要顧客の設備投資が業績を左右すること、競合との技術格差が縮まるリスクを懸念。

プラスに働く材料7
  • 高収益・高シェア

    営業利益率14.4%と高く、定量ポンプでトップシェア

  • 割安なバリュエーション

    PER約9倍、PBR約0.97倍と割安感

  • 安定需要

    多様な産業向けで景気変動の影響を受けにくい

  • 半導体・医療向け需要安定継続影響

    売上依存度高い、営業利益16億円安定

  • リチウムイオン電池向け新製品2026年影響

    新製品で売上10億円追加、営業利益率15%

  • 工場自動化で生産性向上2027年影響

    生産効率10%向上で営業利益1.6億円増

  • PBR1倍割れでバリュー買い短期的影響

    PBR0.97倍、株式需給改善で株価上昇

マイナスに働く材料7
  • 市場規模の小ささ

    事業規模が小さく、大幅な成長は期待しにくい

  • 顧客依存度

    大口顧客の設備投資動向に業績が左右される

  • 技術陳腐化リスク

    新技術や競合の出現で優位性が低下する可能性

  • 特定顧客依存による受注変動継続影響

    上位3社で売上50%超、大口失注で営業利益8億円減少

  • 半導体投資サイクルの減速2026年影響

    半導体関連売上30%減で営業利益4億円減

  • 円安で輸入原材料コスト増継続影響

    輸入部品比率高く、1円安で原価0.5%増

  • 流動性不足で株価変動大不定影響

    時価総額124億円浮動株少ない

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を占う先行指標
営業利益率
高収益体質の維持を確認
特定顧客依存度
リスク分散の度合い

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり54で、前期から+8.0%いまの株価に対する利回りは3.42%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥54
1株あたり
配当利回り
3.42%
いまの株価に対して
配当性向
33.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3338.0
2018年3月355.035.1
2019年3月4528.633.8
2020年3月450.047.0
2021年3月450.064.7
2022年3月450.043.9
2023年3月5011.132.0
2024年3月500.033.6
2025年3月500.031.2
2026年3月548.033.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥54

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,657人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.4%を占め、残る81.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他74.375.974.372.075.075.0
事業法人13.814.014.614.814.414.0
自己株式6.86.66.46.310.810.6
外国法人1.01.12.24.35.25.2
金融機関10.58.48.48.44.74.4
証券会社0.40.70.60.50.81.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01タクミナ共栄持株会12.27
02合同会社N.K.Freudel6.99
03山田 義彦6.74
04CHARON FINANCE GMBH(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.33
05タクミナ社員持株会3.80
06山田 信彦3.17
07熊谷 景子1.80
08山田 幸子1.80
09山田 裕子1.79
10大西 久美子1.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-22
    合同会社N.K.Freudel
    変更報告
    6.99%
    +0.52pt
  • 2026-05-08
    合同会社N.K.Freudel
    新規の大量保有報告
    6.99%
    +0.52pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+343%、1株純資産は14期で+185%。直近期のROEは11.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月405787.212.441.4
2014年3月506188.410.538.0
2015年3月566928.512.436.9
2016年3月7873110.88.936.5
2017年3月9779612.816.738.0
2018年3月10586512.615.635.1
2019年3月14295715.613.133.8
2020年3月9999410.212.147.0
2021年3月821,0438.116.464.7
2022年3月1221,12511.39.743.9
2023年3月1471,24112.48.432.0
2024年3月1651,38412.611.733.6
2025年3月1701,49512.09.831.2
2026年3月1781,64811.48.833.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額198百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山田信彦代表取締役 会長75245,000
山田圭祐代表取締役 社長4398,000
白岩源史取締役 執行役員 営業統括本部長6310,000
井上博公取締役 執行役員 生産本部長兼 製造管理部長6523,000
田路富美男取締役(常勤監査等委員)655,000
酒井修一取締役(監査等委員)752,000
桂雄一郎取締役(監査等委員)57
松本俊彦58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4130332318647
取締役(社内)1888
社外取締役2442

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容873字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社タクミナ)及び子会社2社、関連会社1社により構成されており、主に高性能ソリューションポンプ、汎用型薬液注入ポンプ、ケミカル移送ポンプ、計測機器・装置、流体機器、ケミカルタンクの製造及び販売を行っており、環境保全、水処理、ケミカル、電子材料、滅菌、食品、医薬などの分野で使用されております。 <高性能ソリューションポンプ> スムーズフローポンプ、スムーズフローポンプ応用装置等 (注)高性能ソリューションポンプとは、様々なニーズに対応し各顧客の仕様にカスタマイズされたポンプであります。高性能ソリューションポンプは、高精密等速度カムによって複数のダイヤフラム(隔膜)の動きを精密に制御し、無脈動、定量、高精度な送液を実現しております。 <汎用型薬液注入ポンプ> ソレノイド駆動定量ポンプ、モータ駆動定量ポンプ等 (注)汎用型薬液注入ポンプとは、ダイヤフラム(隔膜)やプランジャ(ピストン)が往復運動することによって、液体を吸い込み、吐出する方式のポンプであります。 <ケミカル移送ポンプ> ムンシュポンプ(高耐食ポンプ)、エア駆動ダイヤフラムポンプ、チューブポンプ、マグネットポンプ等 (注)ケミカル移送ポンプとは、薬品・原料等を短時間で大量に移送するポンプであります。 <計測機器・装置> pH計、残留塩素計、自動塩素滅菌装置、pH制御装置、サラファイン(弱酸性次亜水生成装置)等 <流体機器> 連続混合装置、スタティックミキサー(静止型混合器)、攪拌機等 (注)流体機器とは、各種ポンプの周辺機器、装置及び静止型混合器やその応用製品等であります。 <ケミカルタンク> PEタンク、PVCタンク <その他> 保守・メンテナンス、その他(レストラン、ホテル、フィットネス)等 当社グループでは、仕入先より原材料及び部品の調達を行い、生産部門(工場)にて加工、組立、塗装等の工程を経て出荷検査を実施した後に得意先へと出荷しております。 以上に記載した事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,491字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、<企業理念>で『常にお客様の立場で物事を考え、個性豊かな人間と、独創的な技術で世界に役立つ』とお客様第一の立場を鮮明にし、また<タクミナの使命>として、あらゆる産業の流体を高精度・高効率に送るポンプを核とした課題解決を提案すること、水と環境の分野にポンプの応用技術で安全と安心を提供することなど、「事業領域」をより明確に打ち出しております。 この方針のもと、お客様の満足度の高い製品・サービスが提供できる企業を実現し、流体ソリューションのメーカーとしてサステナブルな(持続性のある)社会にとってなくてはならない企業として世界貢献を果たし、ステークホルダーとの共存共栄を続けられる企業を目指しております。 (2)経営戦略等 当社グループは、お客様にさらなるご満足を提供し続けるというユーザー本位の企業理念に基づき、ダイヤフラムポンプの技術革新及び、これを最大限に活用した新規提案の拡充により、市場開拓とサービスの質向上を目指しております。具体的には経営戦略として、以下の4項目に取り組んでまいります。 ① 主柱事業の強化・拡大 当社グループは、お客様の生産性向上、製品の品質向上に貢献する「スムーズフローポンプ」を活用し、提案営業を強化してまいります。既にケミカル・素材市場では、EV化への需要拡大に伴う二次電池市場のほか、MLCC(積層セラミックコンデンサ)やフィルム業界のプロセスにおける性能・信頼性において高い評価をいただいております。 また、滅菌・殺菌等のインフラ関連市場においても、個々のお客様のニーズにお応えする商品開発・提案を行うことにより、ブランド認知も浸透してまいりました。今後も水処理用途への拡販は元より、多くの業種におけるプロセスへの提案により市場拡大を目指してまいります。 ② 海外市場での販売強化 世界市場での水平分業定着により、研究開発用途や製造用途等多くの引き合いを海外からいただくようになりました。当社グループでは、子会社が所在する韓国及び米国をはじめとして、中国やその他のアジア地域において、さらなる営業力を強化すべく、人員増強及び代理店の拡大とサービスの質向上に取り組んでまいります。 また、海外市場で受け入れられる商品拡充を目指し、海外規格対応は元より、お客様のニーズに応じたカスタマイズ製品を積極的に開発し、他社との差別化による顧客満足のさらなる向上を目指してまいります。 ③ 製品開発力の強化 多種多様にわたる流体を送る技術に加え、「流体ソリューションセンター〈朝来LAB〉」・「流体ソリューションセンター〈横浜LAB〉」を設置することによって、より高度な流体分析が可能となり、お困り事を持つ多くのお客様にご活用いただくことで、高い評価をいただいております。また、大学・企業や研究機関との連携を強化することにより、「スムーズフローポンプ」による流体に関する課題解決の提案を加速してまいります。 ④ お客様に密着したサービス 当社グループにおける流体移送に関する豊富な知識と経験を活かし、営業部門と技術部門が一体となった体制を構築し、お客様に密着したサービスの提供を継続してまいります。また、お客様の抱える様々な問題を解決するために、サービスの幅を広げると共に、質の向上に取り組んでまいります。 (3)経営環境 今後の当社グループを取り巻く経営環境は、堅調な内需を背景に国内景気の持ち直しが期待される一方で、緊迫化するイラン情勢をはじめとした地政学リスクやエネルギー価格の再高騰、米国の通商政策の動向が世界経済に与える影響などが懸念され、依然として先行き不透明な状況が続くものと判断しております。一方で、様々な業界において環境負荷低減や自動化・効率化への意識が一段と高まっており、当社グループが貢献できるフィールドが着実に拡大しております。 このような状況の中、当社グループは長期ビジョン達成に向けて、中期経営計画をローリング方式にて策定し、常に最新の市場ニーズを反映させながら、「スムーズフローポンプ」による新市場・新用途開拓に向けた顧客創造体制の強化を図ってまいります。 単なる製品販売にとどまらず、お客様が抱える技術的課題を共に解決する流体ソリューションパートナーとしての役割を強化し、顧客創造及び事業拡大に向けた継続投資を行い、社会に不可欠な流体ソリューションを提供し続けることで、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ポンプのメーカーとして、お客様の立場に立った独創性のある製品を提供し続けるため、以下の事項を主な課題と考えております。 ① マーケティング機能の強化と「わかりやすい」情報発信 当社グループの活動に興味を持っていただき、当社グループ及び当社グループの技術・製品に、より一層関心を持っていただけるよう、お客様との接点を豊かにし、「お客様の立場に立って考える」という観点から全社を挙げてマーケティング体制を整備してまいります。具体的には、「流体ソリューションセンター〈朝来LAB〉」、「流体ソリューションセンター〈横浜LAB〉」などを活用し、お客様と共同で課題解決に取り組むことでユーザーニーズの収集活動を強化してまいります。 また、「わかりやすい」情報発信(移動型研修施設「ポンプ道場」・ショールーム型研修施設「タクトスペース」・環境/社会/経済活動レポート・メールニュース・ホームページ・広告宣伝・展示会・動画を活用した製品/施設紹介など)に注力してまいります。 ② ポンプ・ポンプ応用製品及び装置に関する商品化機能の拡充 ポンプ・ポンプ応用製品及び装置に関する商品化機能を拡充し、ケミカル・素材をはじめ食品・医薬品・化粧品など、あらゆる産業で求められている液体の精密充填・精密混合ニーズを的確に把握して、環境に配慮したエコデザインの高付加価値製品を開発・提供し、水処理・滅菌などの従来市場とともに新用途・新市場への展開を図ります。 ③ コアコンピタンス(競争力のあるコア技術)の追求と認知度の向上 水の安全・安心を提供し、あらゆる産業で、高付加価値液体の理想的な移送システムを実現するため、滅菌殺菌テクノロジーの追求から生まれるユニークな製品・装置に加え、「スムーズフロー」ブランドに代表されるダイヤフラム(隔膜)駆動ポンプの利点(液漏れを起こさない構造・液質や液性を変化させない移送・高精度で安定的な移送・圧送など)について、認知度の向上を図り、その特長をさらに追求いたします。 ④ 海外売上比率の向上 市場のグローバル化の進展に伴い、海外のお客様に対しても、様々な産業での理想的な液体移送の実現など、当社グループが貢献できるフィールドが増加しております。そのため、海外各地の情報収集、ユーザーニーズの把握や製品の認知度向上を図るとともに、各地域の販売店に対する支援活動の強化を行い、海外売上比率の向上に努めてまいります。 ⑤ アフターサービスの強化 お客様のさらなる価値向上のためには、アフターサービスの強化が重要課題となっております。予防保全体制の拡充など、受動的な活動だけではなく能動的な活動に対しても積極的に取り組み、アフターサービスの強化を図ってまいります。 ⑥ サブスクリプションサービスの浸透 当社が提供している「ポンプのサブスクリプション」は、既に多くのお客様にご利用いただいております「スムーズフローポンプQシリーズ」を手軽に必要な期間だけご利用いただけるサービスとなっております。当社グループは常に独創的なテクノロジーとサービスを追求し、本サービスを通じて、研究・開発における変革やものづくりイノベーションに貢献し、社会をより豊かなものにするために取り組んでまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としてROE(自己資本利益率)を活用しております。収益構造の改革、コストダウン、資産の効率的運用などによりその改善を図り、企業価値の一層の向上を目指してまいります。
事業等のリスク2,608字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 下記事項には、将来に関するものが含まれますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 なお、現時点においては、(1)から(10)のリスクが顕在化する可能性はいずれも低いと判断しておりますが、発生の回避及び発生した場合の対応に最大限努める所存であります。 (1)品質保証 当社では、品質マネジメントシステム国際規格であるISO9001の認証を取得し、日ごろから品質保証には細心の注意を払うとともに、業務効率の改善や顧客満足の向上に努めております。しかしながら、万が一製品に欠陥が発生した場合には、財政状態及び経営成績等並びに社会的評価等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)原材料価格の変動 当社グループの製品は、鋼材や樹脂製品、電子部品などから構成されております。それら部品等の仕入価格は、市場価格の変動や需給動向の影響を受けるほか、多国間紛争や貿易摩擦といった国際情勢等の予期せぬ変化に起因する資源・エネルギー価格の高騰等により価格上昇が発生することもありますが、販売価格への転嫁が十分に進まない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)部品等の調達に関するリスク 当社グループの製造においては、多種多様の素材や部品を使用しており、それらは外部サプライヤーからの供給を受けております。サプライヤーの操業・生産の予期せぬ停止により部品等の供給が絶たれた場合や、パンデミック、戦争、テロなどに起因した物流の混乱により部品等の大幅な納入遅延が発生した場合には、生産活動に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクの発生に備えて、生産計画管理を徹底するとともに、先行手配及び適正在庫の確保のほか、代替調達先や代替品への切替により、影響が最小限に留まるよう努めております。 (4)大規模災害等 当社グループは、国内及び韓国・米国に営業拠点をもつほか、製品の生産拠点は第1、第2工場ともに兵庫県朝来市に所在しております。これらの事業拠点において、地震、水害、台風等の自然災害や火災等の事故もしくは感染症の流行といった大規模災害等が発生した場合には、各事業拠点における人的・物的損害を受けるのみならず、生産・販売活動のほか本社機能にも重大な影響を及ぼし、事業活動が中断する可能性があります。このようなリスクの発生に備えて、損害保険への加入や安否確認システムの導入のほか、リモートワークの体制整備、BCP(事業継続計画)の策定等の対策を講じており、リスクの低減に努めております。 (5)情報システムに関するリスク 当社グループは、企業活動の中で様々な情報システムを活用しておりますが、外部からのハッキングやウイルス等のサイバー攻撃により、サーバが使用できなくなるなど、情報システムに重大なトラブルが発生した場合には、企業活動が中断し、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクの発生に備えて、「情報セキュリティ基本方針」を整備し、情報システム専任部門による厳格な管理及び運用を行っており、影響が最小限に留まるよう努めております。 (6)情報漏洩リスク 当社グループでは事業活動において、顧客情報や従業員の個人情報のほか、営業及び技術上のノウハウ等の機密情報を取扱っております。これらの機密情報等への不正アクセスや外部からのサイバー攻撃等により情報漏洩が発生した場合には、対応費用のみならず、社会的な信用の低下など、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクの発生に備えて、「情報セキュリティ基本方針」、「個人情報取扱いにかかる社内規程」を整備し社員教育の徹底を図るほか、システム制御による各種情報へのアクセス制限やファイアウォールの設置、ウイルス対策等の措置を講じることにより、リスクの低減に努めております。 (7)海外事業展開のリスク 当社グループは、営業拠点として韓国及び米国に現地子会社を有しておりますが、予期しない法令・税制の変更、政治変動、戦争・テロなど不可避のリスクを内在しております。当該リスクを最小限にするために、現地子会社と密に連携を取り情報共有を図るとともに、必要に応じて外部専門家を活用するなどの対策を講じてまいりますが、これらのリスクが発生した場合には、将来の事業戦略や事業の遂行に問題が生じ、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8)為替変動のリスク 当社は、円建て取引を主としておりますが、輸入及び一部の輸出取引については、外貨建てで決済しております。また、韓国及び米国に現地子会社を有しております。したがって、為替相場が想定以上に大きく変動した場合には、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクの発生に備えて、必要に応じて為替予約によるヘッジ等を行い、リスクの低減に努めております。 (9)貸倒れリスク 取引先の信用不安により予期せぬ貸倒れリスクが顕在化し、追加的な損失や引当の計上が必要となる場合には、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクの発生に備えて、回収状況を月次モニタリングするとともに、顧客の信用状況及び与信について定期的な見直しを行うことにより売上債権の管理を徹底するなど、影響が最小限に留まるよう努めております。 (10)有価証券の時価変動リスク 当社グループは、市場価格等の変動を伴う有価証券を保有しております。市場価格等は金融市場や経済環境の動向に左右されるほか、有価証券発行体の企業価値が著しく毀損した場合には、保有有価証券に係る評価損が計上され、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクの発生に備えて、定期的なモニタリングにより価値下落の可能性を早期に把握するとともに、必要に応じて売却等を行うなど、影響が最小限に留まるよう努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,558字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果などにより緩やかな回復基調となりました。一方で、イラン情勢をはじめとする中東地域の緊迫化に伴う資源価格の高騰や、米国の通商政策の影響などが景気を下押しするリスクとなっており、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループは、国内市場において、足元の設備投資が底堅く推移し、特にケミカル業界を中心に業績が好調に推移しました。一方、海外市場においては、EV市場の成長鈍化の見通しから、二次電池業界の設備投資計画に調整が入ったこともあり、厳しい結果となりました。 以上の結果、売上高は111億55百万円(前期比0.3%増)となり、4期連続で過去最高を更新しました。利益面につきましては、売上構成の変化に伴い限界利益率が低下し、売上総利益は51億59百万円(同0.6%減)と減少しました。一方で、販売費及び一般管理費は、継続的な賃上げの実施や販売促進及び研究開発活動に向けた積極投資により増加した面はあるものの、海外の販売代理店向け手数料の支払いが減少要因となり、営業利益は16億30百万円(同1.7%増)、経常利益は17億2百万円(同3.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億31百万円(同1.1%増)となり、これらの利益については4期連続で過去最高を更新しました。 主な品目別販売実績は以下のとおりであります。 <高性能ソリューションポンプ> 国内市場では、当社主力製品である「スムーズフローポンプ」の主要市場となるケミカル業界において、素材関連を中心に設備投資計画が順調に進展し、前期に引き続き好調に推移しました。「スムーズフローポンプ」の販路は、研究・開発分野における新用途に向けても拡大しており、環境負荷低減や自動化・効率化などに関連したシステム化のニーズに対しても、スムーズフローテクノロジーを駆使したソリューションの導入が進んでおります。また、2026年3月には、東京ビッグサイトで開催された「スマートエネルギーWEEK2026」に2年連続で出展し、二次電池並びに電池材料等の製造工程のほか、水素・燃料電池市場に向けて「スムーズフローポンプ」を中心とした流体ソリューションやスムーズフローテクノロジーを紹介し、TCO(Total Cost of Ownership)削減への貢献や納入実績を訴求するとともにさらなる認知向上を図りました。 海外市場では、韓国企業における二次電池関連に向けた「スムーズフローポンプ」の納入は一部継続しているものの、EV需要の減速に伴い投資計画に足踏みが見られ、低調に推移しました。 以上の結果、高性能ソリューションポンプの売上高は、40億20百万円(前期比7.3%減)となりました。 <汎用型薬液注入ポンプ> 滅菌・殺菌業界向けの販売が底堅く推移したことに加えて、国内の水処理プラント向け案件を多数受注したことにより、好調を維持しました。 以上の結果、汎用型薬液注入ポンプの売上高は、29億85百万円(前期比2.8%増)となりました。 <ケミカル移送ポンプ> 「ムンシュポンプ(高耐食ポンプ)」の大型案件が、製鉄プラント向けに納入されたことに伴い売上が大きく増加し、業績に貢献しました。 以上の結果、ケミカル移送ポンプの売上高は、8億69百万円(前期比17.1%増)となりました。 <計測機器・装置> プラント向け大型案件を獲得したことによりシステム案件が増加し、売上を伸ばしました。 以上の結果、計測機器・装置の売上高は、15億14百万円(前期比2.5%増)となりました。 <流体機器> 工業製品の生産設備にかかる大型の増設案件を納入したことにより、売上が大きく増加しました。 以上の結果、流体機器の売上高は、5億38百万円(前期比28.6%増)となりました。 <ケミカルタンク> 前期に大型タンクなどのスポット案件を複数受注していたこともあり、売上を僅かに落としました。 以上の結果、ケミカルタンクの売上高は、7億54百万円(前期比6.9%減)となりました。 <その他> その他には、立会調整費やメンテナンス等の売上高及びその他(レストラン、ホテル、フィットネス)の売上高が含まれております。 その他の売上高は、4億72百万円(前期比10.1%増)となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて1億96百万円減少し、145億34百万円となりました。 流動資産は2億33百万円減少し、93億61百万円となりました。主な増減内訳は、現金及び預金の増加3億30百万円、売上債権の減少5億29百万円、有価証券の増加1億58百万円、棚卸資産の減少2億41百万円、貸倒引当金の減少65百万円であります。 固定資産は37百万円増加し、51億72百万円となりました。主な増減内訳は、無形固定資産の増加73百万円、投資その他の資産の減少36百万円であります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べて12億77百万円減少し、31億54百万円となりました。 流動負債は16億円減少し、20億71百万円となりました。主な減少内訳は、仕入債務の減少9億31百万円、短期借入金の減少30百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少3億50百万円、未払法人税等の減少50百万円、賞与引当金の減少43百万円であります。 固定負債は3億22百万円増加し、10億82百万円となりました。主な増減内訳は、長期借入金の増加3億50百万円、退職給付に係る負債の減少25百万円であります。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて10億81百万円増加し、113億79百万円となりました。主な増加内訳は、親会社株主に帰属する当期純利益12億31百万円から配当金3億45百万円の支払いを差し引いた利益剰余金の増加8億86百万円、その他有価証券評価差額金の増加1億34百万円、退職給付に係る調整累計額の増加25百万円であります。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の69.9%から78.3%へと8.4ポイント上昇いたしました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べて1億57百万円減少し、29億57百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べて1億11百万円増加し、11億10百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益16億82百万円、減価償却費2億99百万円、減損損失20百万円、貸倒引当金の増加28百万円、売上債権の減少4億17百万円、棚卸資産の減少2億41百万円による資金の増加及び賞与引当金の減少43百万円、仕入債務の減少9億31百万円、法人税等の支払4億69百万円による資金の減少によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べて1億1百万円支出が増加し8億99百万円の支出となりました。これは主に、定期預金の払戻し6億29百万円、投資有価証券の売却71百万円による資金の増加及び定期預金の預入11億17百万円、有形固定資産の取得2億29百万円、無形固定資産の取得1億26百万円、投資有価証券の取得96百万円による資金の減少によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べて6億5百万円支出が減少し、3億80百万円の支出となりました。これは主に、短期借入金の減少30百万円、配当金の支払3億44百万円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、ポンプ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の生産実績、受注実績、販売実績の記載はしておりません。なお、品目別の生産実績等は次のとおりであります。 a. 生産実績 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 高性能ソリューションポンプ(千円)   3,997,466   91.7 汎用型薬液注入ポンプ(千円)   2,988,896   102.0 ケミカル移送ポンプ(千円)   835,935   108.2 計測機器・装置 (千円)   1,492,337   99.2 流体機器(千円)   543,035   131.2 ケミカルタンク(千円)   754,560   93.4 合計(千円)   10,612,231   98.4 (注)金額は販売価額で表示しております。 b. 受注実績 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 高性能ソリューションポンプ   4,031,596   105.5   976,860   101.2 汎用型薬液注入ポンプ   2,999,730   103.3   219,827   92.8 ケミカル移送ポンプ   684,716   83.3   130,827   41.5 計測機器・装置   1,529,963   109.4   223,658   107.2 流体機器   353,804   83.8   48,444   20.8 ケミカルタンク   753,762   91.5   153,477   99.2 その他   473,311   116.4   81,893   101.6 合計   10,826,884   102.2   1,834,988   83.6 (注)金額は販売価額で表示しております。 c. 販売実績 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 高性能ソリューションポンプ(千円)   4,020,475   92.7 汎用型薬液注入ポンプ(千円)   2,985,608   102.8 ケミカル移送ポンプ(千円)   869,076   117.1 計測機器・装置(千円)   1,514,946   102.5 流体機器(千円)   538,385   128.6 ケミカルタンク(千円)   754,973   93.1 その他(千円)   472,042   110.1 合計(千円)   11,155,508   100.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高については111億55百万円(前期比0.3%増)となり、4期連続で過去最高を更新しました。利益面につきましても、営業利益は16億30百万円(同1.7%増)、経常利益は17億2百万円(同3.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億31百万円(同1.1%増)となり、いずれも4期連続で過去最高益となりました。 各品目別の販売状況につきましては、「第2[事業の状況] 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」をご参照下さい。 各段階利益の増減金額とその要因につきましては、以下のとおりであります。 売上総利益は、売上構成の変化に伴い限界利益率が低下したことから、31百万円(同0.6%減)の減益となりました。 営業利益は、人的資本や販売促進及び研究開発活動に対する積極投資を継続していることから販管費が増加した面はあるものの、海外の代理店向け販売手数料の減少が増益要因となり、27百万円(同1.7%増)の増益となりました。 経常利益は、受取利息及び配当金の増加に加えて、前連結会計年度に自己株式の取得に伴う支払手数料が計上されていたこともあり、57百万円(同3.5%増)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は、13百万円(同1.1%増)の増益となりました。 以上の結果、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度の170円23銭から8円24銭増加し、178円47銭となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは11億10百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは8億99百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは3億80百万円の支出となりました。以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末から1億57百万円減少し、29億57百万円となりました。詳細につきましては、「第2[事業の状況] 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業運営において必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備投資によるものであります。 当連結会計年度末時点における重要な資本的支出の予定はありませんが、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資に係る資金調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は3億73百万円となっております。 ③ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中長期的に資本コストを上回るROE(自己資本利益率)の向上を目指す価値創造企業でありたいと考えております。このため、ROEを重要な指標として位置付けております。 当連結会計年度におけるROEは11.4%(前期比0.6ポイント低下)となりましたが、引き続き当該指標の改善に邁進してまいります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、貸倒引当金、賞与引当金、退職給付債務、棚卸資産の評価、有価証券の評価、固定資産の減損、繰延税金資産の回収可能性などについて、会計上の見積り及び仮定を用いております。この連結財務諸表の作成に当たっての重要な会計方針については、「第5[経理の状況] 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、この連結財務諸表の作成に当たり、連結決算日における資産及び負債の数値並びに当連結会計年度における収益及び費用の数値に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5[経理の状況] 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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