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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

共和電業

KYOWA ELECTRONIC INSTRUMENTS CO.,LTD.6853 · Standard · 電気機器

ひずみゲージで国内トップクラス。計測機器の製造販売に加え、計測に関するコンサルティングも行う専門メーカー。

概要

共和電業は、1949年に無線通信機器の製造販売会社として創業し、その後計測機器専門メーカーへ転換した企業である。東京都調布市に本社を置き、2025年12月期の連結売上高は163億円、従業員数は763名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。主力の計測機器事業に加え、計測に関するコンサルティングサービスも提供し、グループ全体で製造から販売、保守までを一貫して担う。

計測機器とコンサルティングの2セグメント体制

当社グループの報告セグメントは計測機器とコンサルティングの2つで構成される。計測機器セグメントは、汎用品、特注・システム品、保守・修理に分類され、2025年12月期の売上高は14,937百万円と全体の約92%を占める。コンサルティングセグメントは、製品の設置、測定、解析等の役務を提供し、同1,334百万円(約8%)である。両セグメントを合わせて、顧客の計測ニーズにトータルで応える体制をとる。

国内子会社が支える製造と販売のネットワーク

グループは当社と子会社8社で構成される。製造は山形共和電業、甲府共和電業、共和計測、タマヤ計測システムの4社が担当し、当社が加工・販売を行う。販売子会社として中国の共和電業(上海)貿易有限公司、米国のKYOWA AMERICAS INC.が海外市場を開拓する。保守・修理は共和サービスセンターが担う。コンサルティングは共和計測(関東)とニューテック(関西以西)が地域を分担し、当社が一元的に販売する。

安定的な収益構造と目標とする経営指標

2025年12月期の連結売上高は16,272百万円、営業利益1,385百万円、営業利益率8.5%、ROE5.7%であった。売上高は前期比6.0%増、営業利益は同2.2%増と増収増益だが、親会社株主に帰属する当期純利益は1,033百万円と同3.1%減。中期経営計画「KYOWA Vision 2027」では、2026年度に売上高16,500百万円、営業利益率8.8%、ROE6.6%を目標に掲げ、収益力向上と資本効率改善に取り組む。

業界の中での役割は計測機器の専門メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
163億円
営業利益
14億円
営業利益率
8.6%
純利益
10億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01計測機器主力

ひずみゲージ、変換器、データ計測システムなどを製造・販売。自動車・航空宇宙・土木など幅広い分野の研究開発や品質管理に使用される。

主な製品・サービス3
ひずみゲージ国内シェア首位
物体のひずみを電気抵抗の変化として検出するセンサー。材料強度試験や応力測定に使用。
変換器
圧力、荷重、変位などを電気信号に変換するセンサー。
データ計測システム
複数のセンサーからデータを収集・解析するシステム。

02コンサルティング準主力

計測機器の設置、測定、解析などの役務を提供。関東・関西に拠点を持つ子会社が担当。

製品と技術

ストレインゲージとセンサを核とする汎用計測機器

当社グループの計測機器事業は、ストレインゲージ(ひずみゲージ)、各種センサ、データ収録装置などの汎用品を幅広く提供する。これらの製品は材料試験、構造物の安全性評価、自動車衝突試験など多様な分野で使用される。2025年12月期の汎用品売上高は6,936百万円(前期比14.0%増)と好調で、価格改定の浸透も寄与した。保守・修理サービスも堅調で、同1,217百万円を計上した。

顧客ごとに設計する特注システムとターンキーソリューション

特注・システム品は、ダムの老朽化対策や高速鉄道の台車温度検知装置、防衛関連など、顧客の個別要件に応じて設計・製造する。売上高は5,182百万円(前期比1.2%増)で、自動車衝突試験関連の大口案件の反動減を他分野の大型案件でカバーした。これらのシステムは長期間の運用が前提となるため、保守・修理サービスも併せて提供し、安定した収益源となっている。

計測クラウドサービスと校正事業の新たな取組み

2025年度より計測クラウドサービスの提供を開始。顧客が測定データを遠隔で管理・解析できる環境を整え、付加価値を高める。また、校正事業の強化に向けて校正範囲の拡大と校正種類の追加認定を取得し、提供する校正サービスを拡充した。これらの新サービスは、中期経営計画「KYOWA Vision 2027」の基本戦略の柱として位置づけられ、既存の計測機器ビジネスとの相乗効果を期待する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位ひずみゲージ国内シェア約40%計測機器

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

産業用計器で国内有力、内需依存型

共和電業は電気機器セクターに属し、産業用計測器や制御機器を手掛ける。同業にはキオクシアHD(半導体メモリ)やイビデン(電子部品)などがあるが、共和電業は主力の歪ゲージや計測アンプで産業・土木分野に特化し、BtoBビジネスが中心。売上高は154億円(2024/12)と中堅規模で、海外売上比率が低く内需依存が強い。利益率は営業利益率9%と安定的だが、成長性は緩やか。キオクシアのようなグローバル半導体企業とは異なるポジション。

強み

  • 歪ゲージや計測アンプで半世紀以上の実績、高い技術力が強み。
  • 産業・土木向け需要が底堅く、営業利益率9%前後を維持。
  • 歪ゲージ国内シェア高く、代替困難な特殊計測機器でポジション確立。
  • 大手メーカーやインフラ関連企業との取引が安定。

課題

  • 内需依存が高く、海外市場でのプレゼンス拡大が急務。
  • 売上高は微増傾向で、大きな飛躍が見込みにくい。
  • 熟練技術への依存が強く、人材育成が重要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が共和電業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16918アバールデータ222億円36.7倍
26912菊水ホールディングス218億円12.8倍
36616トレックス・セミコンダクター216億円17.1倍
46629テクノホライゾン206億円5.3倍
56989北陸電気工業204億円9.5倍
66853共和電業199億円19.8倍
76928エノモト198億円15.1倍
86998日本タングステン183億円63.5倍
96743大同信号182億円9.0倍
106678テクノメディカ177億円13.0倍
116848東亜ディーケーケー173億円18.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

無線通信研究所から計測器メーカーへの転換(1949-1961)

1949年6月、東京都新宿区に資本金200千円で株式会社共和無線研究所を設立。無線通信機器とその測定器の製造販売を目的とした。1951年に本社工場を目黒区に開設、1954年に港区へ本社移転。1961年10月、社名を株式会社共和電業に変更し、計測器専門メーカーとしての道を歩み始める。この間、測定器の需要が高まる中で、無線から計測へと事業の軸足を移した。

調布工場建設と株式上場による成長基盤の確立(1962-1969)

1962年1月、東京都調布市に調布工場を新設。1966年10月には調布工場本社社屋を新設し、本社機構を現在地に移管。生産拠点と本社機能を一体化することで効率化を図った。1969年8月、東京証券取引所市場第二部へ株式上場を果たし、資金調達力と社会的信用を高める。上場後はさらなる事業拡大に備える基盤を整えた。

子会社網の拡充と道路計装事業への参入(1973-1983)

1973年10月、製造子会社「山形共和電業」を設立し、生産能力を強化。1977年1月には小糸工業との合弁で「道路計装株式会社」を設立し、道路関連の計測分野に進出。1981年1月にはコンサルティング子会社「共和計測工事」(現共和計測)を設立、1983年6月には販売子会社「共電商事」(現共和ハイテック)を設立。製造、販売、コンサルティングのグループ体制が整う。

グループ再編とグローバル展開の加速(2007-2014)

2007年1月、販売子会社三幸電気を吸収合併。2008~2009年に道路計装が解散・清算。2010年10月、中国に販売子会社「共和電業(上海)貿易有限公司」を設立。2012年12月には米国にKYOWA AMERICAS INC.、2013年8月にはマレーシアにKYOWA DENGYO MALAYSIA SDN.BHD.を設立。2014年1月にはタイの関連会社を子会社化し、海外販売網を拡大。2013年12月には公募増資等で資本金を1,723,992千円に増額。

プライム市場移行とその後の戦略的な市場変更(2022-2024)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。しかし約1年半後の2023年10月、プライム市場からスタンダード市場へ移行した。この異例の判断の背景には、上場維持基準への適合やコスト負担などの考慮があるとみられる。2024年2月にはタイ販売子会社の株式を一部譲渡し子会社から除外。グループの選択と集中を進める。

年表35件を開く

1940年代

  • 1949年6月創業東京都新宿区に無線通信機器とその測定器類の製造販売を目的として、株式会社共和無線研究所(資本金200千円)を設立。

1950年代

  • 1951年9月東京都目黒区に本社工場、千代田区に営業所をそれぞれ開設。
  • 1954年9月本社所在地を東京都港区に移転。

1960年代

  • 1961年10月社名を株式会社共和電業と変更。
  • 1962年1月東京都調布市に工場(調布工場)を新設。
  • 1966年10月調布工場本社社屋を新設、本社機構を現在地に移管。
  • 1969年8月上場東京証券取引所市場第二部へ株式上場。

1970年代

  • 1973年10月製造子会社「株式会社山形共和電業」を設立。
  • 1977年1月創業株式会社共和電業と小糸工業株式会社の出資で「道路計装株式会社」を設立。

1980年代

  • 1981年1月コンサルティング子会社株式会社共和計測工事(現「株式会社共和計測」)を設立。
  • 1983年6月創業株式会社共和計測の全額出資により株式会社共電商事(現「株式会社共和ハイテック」)を設立。
  • 1985年12月本社所在地に技術棟を新設。
  • 1986年5月製造子会社「株式会社甲府共和電業」を設立。
  • 1987年1月コンサルティング子会社株式会社関西共和計測(現「株式会社ニューテック」)を設立。

1990年代

  • 1995年1月修理および保守業務子会社「株式会社共和サービスセンター」を設立。
  • 1995年11月「三幸電気株式会社」(当社代理店)の創業者より株式を譲り受け、当社の子会社となる。
  • 1995年12月株式会社共和計測より株式会社共和ハイテックの全株式を譲り受ける。

2000年代

  • 2000年6月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2000年9月山形県東根市に新工場を新設。
  • 2005年8月「道路計装株式会社」の株式を一部売却し、持分法適用関連会社となる。
  • 2007年1月M&A販売子会社「三幸電気株式会社」の吸収合併を行う。
  • 2008年12月持分法適用関連会社「道路計装株式会社」が解散決議を行う。
  • 2009年4月持分法適用関連会社「道路計装株式会社」が清算結了する。

2010年代

  • 2010年10月中国に販売子会社「共和電業(上海)貿易有限公司」を設立。
  • 2012年12月アメリカに販売子会社「KYOWA AMERICAS INC.」を設立。
  • 2013年8月マレーシアに販売子会社「KYOWA DENGYO MALAYSIA SDN.BHD.」を設立。
  • 2013年12月公募増資および第三者割当増資により、資本金1,723,992千円となる。
  • 2014年1月タイの関連会社「KYOWA DENGYO (THAILAND) CO., LTD.」に追加出資し、当社の子会社となる。
  • 2017年3月M&Aタマヤ計測システム株式会社の株式を取得し、子会社化する。
  • 2018年12月販売子会社「KYOWA DENGYO MALAYSIA SDN.BHD.」が清算結了する。

2020年代

  • 2020年1月M&A株式会社共和計測が株式会社共和ハイテックを吸収合併する。
  • 2020年8月山梨県甲府市に新工場を新設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年10月東京証券取引所プライム市場からスタンダード市場へ移行。
  • 2024年2月販売子会社「KYOWA DENGYO (THAILAND) CO., LTD.」の株式を一部譲渡し、子会社から除外となる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年12月期まで16,500百万円
  • 営業利益2026年12月期まで1,450百万円
  • 営業利益率2026年12月期まで8.8%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年12月期まで1,200百万円
  • ROE2026年12月期まで6.6%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    計測事業のさらなる拡充

    校正事業の拡大、クラウドサービスの事業化、生産強化投資の検討、フィールドビジネス(現地調整・点検等)の強化、顧客ニーズに合った新商品をタイムリーに提供する。

  2. 02

    顧客満足のさらなる向上

    ECサイトのラインアップ拡充、デジタル活用による提案・販売力強化、顧客視点での情報発信強化、汎用製品の計測ソリューション対応力強化に取り組む。

  3. 03

    変革を促す組織基盤の強化

    IT環境の再構築、生産性向上のための働きやすい環境整備への投資、協働風土の醸成、製品戦略と資産効率改善による収益力向上を推進する。

  4. 04

    ESGへの取り組み

    脱炭素社会の実現、製品の安定供給・品質向上、人権・多様性の尊重、人材育成と働きがい向上、持続可能なサプライチェーン構築、ステークホルダーとの協働を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で763人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は719万円で、9期前と比べて+6.8%平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は16.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月824
2017年12月836
2018年12月839
2019年12月67340.216.0843
2020年12月63440.416.2850
2021年12月64940.516.2804
2022年12月66840.416.1796
2023年12月67440.916.5786
2024年12月69740.916.4776180
2025年12月71941.116.4763183

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.8%
縦線は目安の30%
女性役員比率10.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率42.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 6 / 海外 2、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社・工場 — 東京都調布市1,398百万円
計測機器および全社(共通)
山形工場 — 山形県東根市1,387百万円
計測機器
本社・工場 — 山形県東根市477百万円
計測機器
甲府工場 — 山梨県甲府市431百万円
計測機器
東京営業所 ほか12営業所23百万円
全社(営業部門)
主な関係会社
  • 国内
    ㈱山形共和電業(注)3
    山形県 東根市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱共和計測
    東京都 調布市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニューテック
    兵庫県 加古郡 播磨町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱甲府共和電業(注)3
    山梨県 甲府市 下曽根町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱共和サービスセンター
    東京都 調布市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タマヤ計測システム㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    共和電業(上海)貿易有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KYOWA AMERICAS INC.
    米国 ミシガン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    人体評価用計測装置(衝撃測定)
    防衛省 · 2023-10-25
    4億円
  • 調達
    令和7年度 東京国際空港D滑走路動態観測装置更新業務
    国土交通省 · 2025-11-21
    1.3億円
  • 調達
    【陸装研】圧力センサ他4品目
    防衛省 · 2025-12-11
    3,680万円
  • 調達
    高温用箔ひずみゲージ他19品目
    防衛省 · 2025-01-15
    1,232万円
  • 調達
    【陸装研】胸部変位計他2品目
    防衛省 · 2025-11-06
    1,210万円
  • 調達
    十勝ダム漏水量観測設備記録計更新
    国土交通省 · 2024-10-09
    1,150万円
  • 調達
    真名川ダム計測装置製造及び据付調整一式
    国土交通省 · 2017-11-28
    920万円
  • 調達
    温井ダムたわみ検出器購入
    国土交通省 · 2017-01-30
    915万円
  • 調達
    大夕張地区 道央注水工管水路動水圧挙動調査機器設置(夕張川ダム総合管理事務所)
    国土交通省 · 2019-09-10
    900万円
  • 調達
    令和8年度 防災情報ネットワーク事業 観測機器等点検・保守業務
    農林水産省 · 2026-06-30
    880万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は163億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.8%、利益が+0.0%。

売上高
+5.8%
163億円
営業利益
+0.0%
14億円
純利益
-9.1%
10億円
営業利益率
8.6%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高165億円163億円
営業利益15億円14億円
純利益12億円10億円
1株あたり配当¥21¥21

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は80億円、営業利益は5億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−1.2%、営業利益は−28.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q38410.53
2023年2Q3213.12
2023年3Q2926.91
2023年4Q503
2024年1Q44715.95
2024年2Q3200.01
2024年4Q7879.05
2025年2Q8178.66
2025年4Q8278.54
2026年2Q8056.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は134億円から163億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アメリカに販売子会社「KYOWA AMERICAS INC.」を設立。
2012年12月134116
マレーシアに販売子会社「KYOWA DENGYO MALAYSIA SDN.BHD.」を設立。
2013年12月142159
2014年12月1551912
2015年12月1571913
2016年12月149149
タマヤ計測システム株式会社の株式を取得し、子会社化する。
2017年12月1541410
2018年12月1601611
2019年12月156159
株式会社共和計測が株式会社共和ハイテックを吸収合併する。
2020年12月13896
2021年12月145107
2022年12月13886
2023年12月149129
2024年12月15414159.111
2025年12月16314158.610

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高163億円のうち、営業利益として残るのは14億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.0%101億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.4%48億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.2pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
5.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが6億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は42億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月8−1−6734
2013年12月16−311349
2014年12月9−64356
2015年12月16−16−3053
2016年12月10−8−1253
2017年12月9−4−7552
2018年12月20−3−91760
2019年12月16−8−6861
2020年12月13−8−5561
2021年12月20−2−61873
2022年12月6−2−4474
2023年12月−3−4−10−758
2024年12月16−3−121359
2025年12月6−4−20242

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は237億円。このうち返さなくてよい自己資本が182億円で、自己資本比率は76.7%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月176918551.7
2013年12月1951098656.0
2014年12月2121238957.8
2015年12月2181358361.4
2016年12月2241428262.8
2017年12月2331567766.6
2018年12月2331567766.5
2019年12月2391637667.9
2020年12月2351657069.6
2021年12月2401716970.6
2022年12月2421717169.9
2023年12月2471777071.4
2024年12月2411825975.3
2025年12月2371825576.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
43億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
135億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
55億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中51位あたり、逆に低いのはROE224社中145位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.7%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.7%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.8%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥768で、1年前と比べて+18.6%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥768+0.8%1ヶ月-3.4%1年+18.6%時価総額199億円
過去52週の値幅
安値¥650高値¥1,012

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.8倍
PER (会社予想)16.8倍
PBR1.03倍
配当利回り2.73%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価748円。1ヶ月で約13.3%下落し、25日線(805円)を大きく割り込む。52週高値1012円からは約26%下落、52週安値511円からは約46%高。出来高はやや増加し、売り圧力が継続。200日線(745円)接近で下値支持が焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PERが19.05倍と業界平均28.27倍を下回り、PBRも1.03倍と業界平均2.11倍を下回る。配当利回り2.74%は業界平均1.88%を上回るが、ROE5.7%は低く収益力に課題。割安だが売上成長は緩やかで、利益率も横ばい。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.8倍30.8倍
PER (予想)16.8倍
PBR1.03倍2.58倍
ROE5.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PER19倍、PBR1.03倍とやや割高感もあるが、安定した収益と配当利回り2.7%が魅力。強気派は工場自動化や設備投資需要の拡大を追い風に、増収傾向と利益率改善を評価。弱気派は競合との差別化難易度の高さや、特定産業への依存リスクを警戒。

プラスに働く材料7
  • FA需要の拡大

    工場自動化や設備投資の増加が計測機器需要を押し上げ。

  • 堅実な業績推移

    売上高・営業利益は緩やかな増加傾向で、利益率も安定。

  • 株主還元

    配当利回り2.7%と安定的な株主還元を実施。

  • 営業利益率9%超への回復2025年度決算影響

    2024年度9.09%から2025年度8.59%に低下、回復すれば利益約0.6億円増

  • 増配による株主還元強化2026年2月頃影響

    配当利回り2.74%から3%超への増配期待、株価サポート

  • 新規分野開拓での売上拡大2026年以降影響

    電気機器分野での新製品投入により売上5%増の可能性、約8億円増

  • 自己株式取得によるEPS押し上げ不定影響

    自己資本194億円に対して10億円の自社株買いでEPS約5%増

マイナスに働く材料7
  • 競争優位の不透明さ

    計測機器は多数の競合が存在し、差別化が難しい。

  • 景気循環リスク

    設備投資需要は景気変動の影響を受けやすい。

  • バリュエーションの高さ

    PER19倍は同業他社と比べて割高な水準。

  • 受注減少による売上低迷2025年下期影響

    主要顧客の設備投資減速で売上10%減の可能性、営業利益約1.4億円減

  • 原材料高騰による利益圧縮継続影響

    銅など原材料高で営業利益率が5%まで低下、利益約6億円減

  • 競争激化による値下げ圧力継続影響

    中国勢との競合で製品価格5%下落、営業利益約0.8億円減

  • 為替変動による海外事業の不透明感継続影響

    輸出比率不明だが円高進行で競争力低下、利益影響不確か

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト管理と価格競争力を示す重要な指標。
受注残高
今後の売上高の先行指標となり、需要動向を反映。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり21で、前期から+5.0%いまの株価に対する利回りは2.73%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥21
1株あたり
配当利回り
2.73%
いまの株価に対して
配当性向
52.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1038.9
2017年12月100.030.5
2018年12月1220.035.3
2019年12月120.037.1
2020年12月10−16.760.7
2021年12月1110.051.2
2022年12月1318.269.7
2023年12月1726.953.4
2024年12月2021.254.6
2025年12月215.052.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥21

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ12,458人。区分でいちばん多いのは個人・その他65.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.3%を占め、残る67.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他39.646.251.051.554.565.0
事業法人22.421.922.523.425.921.3
金融機関31.927.322.119.414.610.9
自己株式1.61.62.62.11.91.9
外国法人4.84.24.03.73.51.7
証券会社1.40.40.42.01.60.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01アジア電子工業株式会社7.29
02光通信KK投資事業有限責任組合6.80
03共和電業従業員持株会6.26
04共和協栄会5.36
05株式会社チノー3.61
06株式会社ニッカトー3.24
07株式会社みずほ銀行2.54
08富国生命保険相互会社2.50
09共和販栄会持株会2.25
10朝日生命保険相互会社1.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-16
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.09%
    -0.27pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+63%、1株純資産は14期で+97%。直近期のROEは5.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月243626.810.447.3
2013年12月373959.410.938.7
2014年12月4444110.610.629.1
2015年12月464859.99.424.5
2016年12月335066.611.938.9
2017年12月345536.413.430.5
2018年12月395617.19.235.3
2019年12月335885.813.437.1
2020年12月215933.519.660.7
2021年12月256154.215.751.2
2022年12月216193.416.569.7
2023年12月336475.212.253.4
2024年12月396666.010.754.6
2025年12月397155.718.252.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額152百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
下住晃平代表取締役社長 執行役員5516,243
西川清彦取締役 上席執行役員 品質・製品本部長6233,310
高野二三夫取締役 上席執行役員 経営戦略室長6531,510
輪島勝紀取締役70
斎藤美雄取締役(常勤監査等委員)6743,233
綾部収治取締役(監査等委員)70
柿崎正樹取締役(監査等委員)67
百瀬崇子取締役(監査等委員)49

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)785141511416
社外取締役421215
取締役(社内)1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容515字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当連結会計年度末日において、当社および子会社8社で構成されており、計測機器の製造販売、その機器に関連したコンサルティングおよび保守・修理と計測にかかわる一連の事業を展開しております。各関係会社の当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。なお、下記区分は、報告セグメントと同一であります。 (1) 計測機器 製造子会社の㈱山形共和電業、㈱甲府共和電業、㈱共和計測、タマヤ計測システム㈱から購入した物品を当社が加工し、販売しております。タマヤ計測システム㈱につきましては、一部直接外部へ販売しております。 販売子会社の共和電業(上海)貿易有限公司が中国市場へ、KYOWA AMERICAS INC.がアメリカ市場へ当社製品を販売しております。 ㈱共和サービスセンターが当社製品の修理および保守業務を行い、販売は当社が行っております。 (2) コンサルティング 製品の設置、測定および解析等の役務の提供を行っており、主に㈱共和計測が関東地区を、㈱ニューテックが関西地区以西を担当しております。販売は当社が行っております。 事業の系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,689字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、企業として到達したい将来像として、経営ビジョン「計測を通じ、お客様と共に社会と人の安全を実現し、安心な未来をつくる」を制定しております。経営ビジョンを実現するための5つの視点(「販売、市場」「技術、開発」「品質、生産」「人事、労務、働きがい」「業務・管理システム」)を切り口からあるべき姿・ありたい姿と現実とのギャップを課題としてとらえ、その課題を解決するために6つのミッション(「魅力あふれる製品・サービスを提供する」「新しい計測のカタチを提供する」「確かな計測技術を磨き続ける」「お客様ごとに配慮が行き届いた製品・サービスを提供する」「社員の働きがいを向上し続ける」「IT人材を確保し、時代に合うIT環境に再構築する」)を掲げ取組んでおります。 (2)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境は、国内の実験研究分野向け計測器市場が成熟する一方でニーズは多様化し、幅広い顧客層を抱えるも個々の提案力が求められ、グローバル化推進についても販売体制の強化と製品のローカライズ化等対応すべき課題があります。これらの課題解決に加え、インフラ構造物に対する一層の安全意識への高まりや老朽化への維持管理等、当社グループが貢献できる領域は拡大している状況を当社グループの成長の機会ととらえ、更なる企業価値向上を目指せると判断しております。さらに、サステナビリティに対する社会の関心の高まり等により産業構造が変化しております。 当社グループは、このような事業環境の変化に適応するため、2025年度を初年度とする新中期経営計画「KYOWA Vision 2027」では、基本方針を「既存分野の深耕とサービスの拡充・創出により持続的な事業の成長を目指す」、「収益力の向上と資本効率の改善により企業価値向上を目指す」こととし、その実現に向け、次の基本戦略と重点施策の着実な実行により、持続的な成長と企業価値向上を推進してまいります。 <中期経営計画「KYOWA Vision 2027」における基本戦略・重点施策> 基本戦略①「計測事業のさらなる拡充」 ・校正事業の拡大 ・クラウドサービスの事業化 ・生産強化に向けた投資の検討 ・現地調整・点検作業等のフィールドビジネスの強化 ・お客様のニーズを満足する時代に合った商品のタイムリーな提供 基本戦略②「顧客満足のさらなる向上」 ・ECサイトのラインナップ拡充による販売力の強化 ・デジタルの積極的な活用による提案・販売力の強化 ・お客様視点に立った情報発信力の強化 ・汎用製品の計測ソリューション対応力の強化 基本戦略③「変革を促す組織基盤の強化」 ・IT環境の再構築 ・生産性の高い組織を実現するための働きやすい環境整備への投資 ・人とつながり協働するための企業風土の醸成 ・収益力向上に向けた製品戦略と資産効率の改善 基本戦略④「ESGへの取り組み」 ・脱炭素社会の実現による地球環境保全 ・製品の安定供給と品質の向上 ・人権と多様性の尊重 ・継続的な人材育成、働きがい向上、健康で安全な職場づくり ・持続可能なサプライチェーンの構築 ・ステークホルダーとの協働 (3)目標とする経営指標 安定的な収益確保による財務体質の強化を優先課題として、目標とする経営指標を売上高営業利益率およびROEと定め、継続的な成長軌道に乗せることを目指しております。 2026年度における主な計数目標は下表のとおりであります。 2025年12月期実績   2026年12月期目標 売上高(百万円)   16,272   16,500 営業利益(百万円)   1,385   1,450 営業利益率(%)   8.5   8.8 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   1,033   1,200 ROE(%)   5.7   6.6
事業等のリスク2,184字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①市場リスク 当社グループはその製品・サービスを、官公庁、大学の研究部門をはじめ、自動車、電気機器、一般機械、鉄鋼等の幅広い分野にわたって販売しており、比較的安定した需要を確保しておりますが、主要市場である国内の経済環境や設備投資の動向が大幅に悪化した場合には、製品受注の減少、在庫の陳腐化等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは事業の海外展開を進めております。そのため、海外売上高の増加に伴い、海外各国の経済環境や為替相場の変動、法的規制の変更等が業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②技術開発リスク 当社グループは、ひずみゲージをコアスキルとして各種のセンサ関連機器、測定器関連機器を研究開発し、応力測定分野の幅広い顧客ニーズに対応できるところに特徴があります。しかしながら、産業を下支えする計測機器業界の技術進歩は目覚しく、応力計測分野の総合メーカーとして広範囲に技術優位を確保することは困難となる場合があります。 技術部門へ経営資源を優先的に投入し、常に技術動向に注意を払い、技術開発・製品開発に取組んでおりますが、急激な技術進歩や予期しない代替技術の出現により、需要が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③競争リスク 当社グループは、応力計測に関する長い経験とノウハウ及び高いスキルを持つ技能者によって、高品質・高性能な製品を市場へ送り出しておりますが、中国をはじめとするアジア諸国の品質・技能の向上は目覚しく、今後品質面での競争力を失った場合に、これら諸国の賃金格差と相俟って一部製品の価格競争が激化し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④人材リスク 当社グループの製品は、各種の生産設備及び試験設備を利用し、定められた製造手順を順守し生産されておりますが、多品種少量生産のため一部労働集約的な生産形態もあり、技能者のスキルに負う部分は少なくありません。熟練技能者の高齢化や退職に備え、伝承スキルを顕在化させ、後継者の計画的育成に努めておりますが、これらの問題に対応できない場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤調達リスク 当社グループは、製品に使用する原材料および部品等を当社グループ外の供給業者から調達しております。電子部品等の原材料の長納期化は一部で継続しており、今後、調達環境が更に悪化した場合は、当社グループの生産活動および業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは製造工程の一部を外注化しており、生産活動に支障をきたすことのないよう生産管理及び品質管理面において適切な指導を実施しておりますが、外注先およびその仕入先の倒産等が発生した場合は、生産活動に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥品質リスク 当社グループは、品質システムの国際規格であるISO9000シリーズが要求する品質管理基準に従って各種の製品を製造しております。全ての製品および商品について欠陥が発生しないよう品質管理を行っておりますが、予期せぬ事情によりリコール等が発生した場合は、信頼性を毀損し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、万一に備え、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険により最終的に負担する賠償額が全額カバーされる保証はありません。 ⑦売掛債権管理におけるリスク 当社グループは、取引先の財務諸表等を基に与信枠を設定し与信管理を行っておりますが、取引先の急激な財務状態の悪化等により不良債権が発生し、業績に影響を与える可能性があります。 ⑧資産の保有リスク 当社グループは、有価証券等の金融資産を保有しているため、時価の変動により、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが保有する工場設備等の固定資産は、今後収益性の低下や時価の変動により、業績に影響を与える可能性があります。 ⑨自然災害等に関するリスク 当社グループの事業所および生産拠点は、大規模な地震、台風、洪水等の自然災害や火災等の突発的な事故の発生により重大な被害を受ける可能性があります。これらの結果、生産および出荷の遅延等により営業活動が影響を受けた場合、また破損した設備の復旧や修復等に多大な費用が発生した場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、取引先の情報や、当社の開発情報等の内部機密、当社事業に関連した重要な情報を保持しております。情報の保護・管理について情報セキュリティの対応策を策定し、取り組んでおります。しかしながら、不測の事故等により情報の流出等が発生した場合は、損害賠償請求や社会的信用の低下などによって、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪気候変動に関するリスク 第2  事業の状況    2  サステナビリティに関する考え方及び取組  に記載しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,014字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益が総じて好調を維持する中、雇用や所得環境の改善等により景気は順調に推移する一方で、物価上昇の長期化による消費マインドの下振れや米国の通商政策による影響など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社顧客におきましては、全体としての設備投資意欲は継続して底堅いと見られるものの、一部顧客では、投資繰延べの動きが見られる等、企業により景況感はまだら模様となっております。 このような事業環境の中、当社グループでは当期より新たな中期経営計画「KYOWA Vision 2027」を策定し、基本方針である「既存分野の深耕とサービスの拡充・創出により持続的な事業の成長を目指す」「収益力の向上と資本効率の改善により企業価値向上を目指す」の実現に向け、基本戦略に基づき各施策に取り組んでおります。 当期においては、計測クラウドサービスの提供を開始し、販売促進活動の展開を行うとともに、校正事業の強化に向けて校正範囲の拡大および校正種類の追加認定を取得し、お客様に提供できる校正サービスを拡充しました。 また、資本効率の改善と株主還元の充実を図るため、自己株式の取得を実施するとともに、当社への投資魅力を高めることを目的として、株主優待制度を導入いたしました。この他各施策を着実に実施することで、持続的な成長と企業価値の向上を推進しております。 当連結会計年度における受注高は、エネルギー関連および航空宇宙関連をはじめとした幅広い事業分野における汎用品の需要増により、15,863百万円(前期比2.2%増)となりました。 売上高は、航空宇宙関連および原子力関連をはじめとした幅広い事業分野において汎用品の需要増に加え、鉄道、ダムおよび防衛関連での特注・システム品の大口案件等により、16,272百万円(前期比6.0%増)となりました。 利益につきましては、原材料価格の高騰による原価率の上昇や販売費及び一般管理費が増加したものの売上高の増収により営業利益は1,385百万円(前期比2.2%増)となりました。経常利益は、為替差損の計上等により、1,458百万円(前期比0.1%減)となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,033百万円(前期比3.1%減)となりました。 セグメント別の状況は、次の通りであります。 (計測機器セグメント) 汎用品は、幅広い分野で測定器関連機器の需要増に加え、価格改定が浸透した結果、売上高は6,936百万円(前期比14.0%増)となりました。 特注・システム品は、前期の自動車衝突試験関連の大口案件の反動減があったものの、ダム関連の更新需要や高速鉄道向け台車温度検知装置、防衛関連などの大口案件により、売上高は5,182百万円(前期比1.2%増)となりました。 保守・修理は堅調に推移し、売上高は1,217百万円(前期比2.3%増)となりました。 以上、その他を含め計測機器セグメント売上高は14,937百万円(前期比7.2%増)、セグメント利益(売上総利益)は5,583百万円(前期比4.0%増)となりました。 (コンサルティングセグメント) コンサルティングセグメントは、鉄道関連の需要一巡により、売上高は1,334百万円(前期比6.1%減)となりました。また、セグメント利益(売上総利益)は638百万円(前期比0.8%減)となりました。 (資産の部) 当連結会計年度末の資産合計は23,744百万円となり、前連結会計年度末に比べ352百万円の減少となりました。 流動資産は15,458百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,054百万円の減少となりました。その主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が250百万円、電子記録債権が222百万円、棚卸資産が372百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が1,358百万円、有価証券が599百万円それぞれ減少したことによるものです。 固定資産は8,285百万円となり、前連結会計年度末に比べ701百万円の増加となりました。その主な要因は、無形固定資産が229百万円、投資有価証券が365百万円それぞれ増加したことによるものです。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債合計は5,529百万円となり、前連結会計年度末に比べ412百万円の減少となりました。 流動負債は3,790百万円となり、前連結会計年度末に比べ287百万円の減少となりました。その主な要因は、その他流動負債に含まれる契約負債が185百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が195百万円、短期借入金が300百万円それぞれ減少したことによるものです。 固定負債は1,738百万円となり、前連結会計年度末に比べ124百万円の減少となりました。その主な要因は、繰延税金負債が188百万円増加した一方で、退職給付に係る負債が269百万円減少したことによるものです。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産合計は18,214百万円と、前連結会計年度末に比べ59百万円の増加となりました。その主な要因は、利益剰余金が配当等により473百万円、自己株式が59百万円それぞれ減少した一方で、退職給付に係る調整累計額が333百万円、その他有価証券評価差額金が261百万円それぞれ増加したことによるものです。 ① キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の現金及び現金同等物は、4,155百万円と前連結会計年度末に比べ1,778百万円の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加476百万円、棚卸資産の増加371百万円、仕入債務の減少199百万円、法人税等の支払439百万円等の支出があった一方で、税金等調整前当期純利益1,527百万円、減価償却費の計上502百万円等の収入により全体では563百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ1,053百万円の収入減少(△65.2%)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の払戻1,350百万円、投資有価証券の売却100百万円等の収入があった一方で、定期預金の預入1,170百万円、有形固定資産の取得337百万円、無形固定資産の取得325百万円等の支出により、全体では384百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ70百万円の支出増加(22.3%)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得1,005百万円、短期借入金の減少300百万円、配当金の支払582百万円等の支出により、全体では1,950百万円の支出となり、前連結会計年度末に比べ723百万円の支出増加(59.0%)となりました。 ② 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 計測機器   14,135,071   103.7 (注) 金額は標準販売価格によっております。 b.受注状況 当連結会計年度における受注状況は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 計測機器   14,543,649   102.8   4,680,003   92.2 コンサルティング   1,319,864   95.9   371,668   96.2 合計   15,863,514   102.2   5,051,671   92.5 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 計測機器   14,937,993   107.2 コンサルティング   1,334,352   93.9 合計   16,272,345   106.0 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りの仮定のうち、重要なものについては、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等(1)連結財務諸表  注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度において当社グループは売上高15,800百万円、営業利益1,400百万円、経常利益1,450百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,100百万円を目標に掲げ、業績予想達成に注力してまいりました。外部環境につきましては、企業収益が総じて好調を維持する中、雇用や所得環境の改善等により景気は順調に推移する一方で、物価上昇の長期化による消費マインドの下振れや米国の通商政策による影響など、依然として先行き不透明な状況が続きました。 このような事業環境の中、航空宇宙関連および原子力関連をはじめとした幅広い事業分野における汎用品の需要増による売上高の増加、原材料価格の高騰による原価率の上昇や販売費及び一般管理費の増加などがございました。結果として、当連結会計年度の経営成績は売上高16,272百万円、営業利益1,385百万円、経常利益1,458百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,033百万円となり、当初の業績予想を売上高および経常利益について達成いたしました。 今後につきましては、雇用・所得環境の改善および良好な企業業績等により緩やかな景気回復が引き続き期待される一方で、物価上昇の長期化による消費マインドの下振れ、地政学リスクによるさらなる原材料価格高騰および米国の通商政策の動向等、景気の先行きは不透明な状況が予想されますが、中期経営計画「KYOWA Vision 2027」の基本方針である「既存分野の深耕とサービスの拡充・創出により持続的な事業の成長を目指す」、「収益力の向上と資本効率の改善により企業価値向上を目指す」の実現に向け、基本戦略と重点施策の着実な実行により、業績の達成に注力してまいります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3  事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要の主なものは、製品製造に関する材料等の購入費や営業費用であります。設備投資資金需要の主なものは生産機器、開発用機器、試験機および情報機器等に関する設備投資であります。運転資金需要および設備投資資金需要の財源につきましては、自己資金および金融機関からの借入等を基本としております。また、借入枠2,000百万円のコミットメントライン契約により資金調達の効率化および安定化をはかっております。 なお、当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は492百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,155百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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