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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ラサ商事

Rasa Corporation3023 · Standard · 卸売業

ジルコンサンドの国内総販売代理店として鉱産物を供給し、ポンプやプラント工事まで手掛ける専門商社。

概要

ラサ商事は1939年設立の専門商社で、東京都中央区に本社を置く。資源・金属素材、産業機械・建設機械、環境設備、化成品、プラント・設備工事、不動産賃貸の6事業を柱とする。2026年3月期の連結売上高は282億円、従業員262名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

6つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、資源・金属素材関連、産機・建機関連、環境設備関連、化成品関連、プラント・設備工事関連、不動産賃貸関連の6事業を展開する。資源・金属素材関連ではジルコンサンドを主力とし、オーストラリアのアイルカ社と総販売代理店契約を結ぶ。産機・建機関連ではポンプやシールド掘進機を扱い、環境設備関連ではドイツ製高圧ポンプや独自の水砕スラグ製造設備「ラサ・システム」を提供する。化成品関連では合成樹脂・化学製品を、プラント・設備工事関連では配管工事や動機械仕上工事を手掛ける。不動産賃貸関連では都市部の物件を賃貸する。

産機・建機関連が収益の中心、安定した利益基盤

2026年3月期のセグメント別売上高は、産機・建機関連が99億91百万円で最大、次いで化成品関連67億18百万円、資源・金属素材関連55億49百万円、環境設備関連30億87百万円、プラント・設備工事関連25億98百万円、不動産賃貸関連3億82百万円。営業利益では産機・建機関連が15億81百万円と全体の約53%を占め、環境設備関連が7億53百万円、不動産賃貸関連2億5百万円と続く。売上高営業利益率は10.5%で、目標の9%以上を達成している。

グループ構成と関連会社との連携

連結子会社は旭テック株式会社とラサ・リアルエステート株式会社の2社。関連会社には大平洋機工株式会社があり、当社も出資している。大平洋機工とは「ニッソ・ワーマンポンプ」など複数の総販売代理店契約を締結し、同社製品の販売を行う。2024年4月には完全子会社のイズミ株式会社を吸収合併した。また、シンガポールに支店を有し、上海に駐在員事務所を置くなど海外拠点も持つ。

業界の中での役割は資源・産業機械の専門商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
282億円
営業利益
30億円
営業利益率
10.6%
純利益
24億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
産機・建機関連100億円35.5%16億円16.0%
化成品 関連67億円23.8%1億円1.5%
資源・金属素材関連55億円19.5%1億円1.8%
環境設備 関連31億円11.0%8億円25.8%
プラント・設備 工事関連26億円9.2%2億円7.7%
不動産賃貸関連3億円1.1%2億円66.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01耐火材・鋳造・セラミックス・電子材料主力

オーストラリアのアイルカ社と総販売代理店契約を結び、ジルコンサンドを安定的に調達し国内各社へ販売。チタン関連素材やアルミナも輸入し、幅広い産業に供給。

主な製品・サービス2
ジルコンサンド
耐火材、鋳造用部材、セラミックス、研磨材、電子材料等の原料となる鉱産物。
チタン関連素材
溶接材料、耐火物原料、セラミックス向けに供給される輸入素材。

02製鉄・精錬・電力・化学・半導体準主力

汎用ポンプやスラリーポンプなど流送機器を販売・メンテナンス。特殊仕様に対応し、長期使用可能な製品を中心に供給。

主な製品・サービス1
ワーマンポンプ世界シェア上位
耐食・耐磨耗性に優れたポンプ。分解・組立が容易で、長期使用と簡単なメンテナンスが特徴。

03自動車・建材・電気・電子準主力

合成樹脂や化学製品を幅広い業界に販売。

04建設・インフラ副次

小型建設機械やシールド掘進機の販売・レンタル・メンテナンスを手掛ける。

05環境・廃棄物処理副次

高圧ポンプを輸入販売し、バイオガス発電や汚泥処理などの用途に供給。独自技術の水砕スラグ製造設備を販売。

主な製品・サービス2
高圧ポンプ群
ドイツ製の高性能高圧ポンプ。バイオガス発電や産業廃棄物処理などに使用。
ラサ・システム
高炉スラグを水砕化する独自技術設備。硫化水素の飛散を抑え、セメント原料として再利用に貢献。

06石油精製・石油化学・ガス副次

プラントの設計・施工・メンテナンス工事を手掛ける。配管工事と動機械仕上工事を得意とする。

製品と技術

ワーマンポンプ:耐食・耐磨耗ポンプのトップシェア

産機・建機関連の主力製品は、大平洋機工株式会社製の「ニッソ・ワーマンポンプ」である。1959年にオーストラリア・ワーマン社(現ウィアーミネラルズオーストラリア社)から日本に導入され、以来60年以上にわたり製鉄、精錬、電力、化学、半導体など幅広い産業で使用されている。特長は、必要部品の交換で長期使用が可能で、工場に持ち込まずに現場で簡単にメンテナンスできる点、また取扱溶液の性状に合わせた材質選定ができる点にある。

ラサ・システム:水砕スラグ製造設備

環境設備関連の独自技術として、水砕スラグ製造設備「ラサ・システム」を提供する。これは製鉄所の高炉から発生する溶融スラグを高圧水で粒状化(水砕化)する設備で、硫化水素の大気中への飛散を減少させ、セメント原料として資源再利用に貢献する。国内の製鉄所だけでなく海外にも多数納入実績がある。近年は既存システムの改修・改造にも積極的に取り組んでいる。

ドイツ製高圧ポンプ群と環境分野への応用

環境設備関連では、ドイツから優れた性能を持つ高圧ポンプ群を輸入している。プツマイスター社製ピストンポンプ、フェルバ社製ダイアフラムポンプ、ウラカ社製プランジャーポンプを中心に、バイオガス発電、下水汚泥処理、産業廃棄物処理、高濃度スラリー送りなどの用途で販売。これらのポンプを活用した新技術の提案により、環境分野での販路拡大を図っている。

ジルコンサンド:安定的な供給網と多様な用途

資源・金属素材関連の中心商品はジルコンサンドであり、世界有数のミネラルサンド生産会社であるアイルカ社(オーストラリア)と日本における総販売代理店契約を結んでいる。用途は耐火材、鋳造用部材、セラミックス製品原料、研磨材原料、電子材料など多岐にわたる。また、ジルコニウム化合物として自動車用部材やファインセラミックスにも用途が広がっている。近年はチタン関連素材やアルミナの輸入拡大も進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位ワーマンポンプ耐食・耐磨耗ポンプのトップクラスのシェア製鉄・精錬・電力・化学・半導体

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

電子部品商社、収益改善進む

電子部品・半導体を中心とする専門商社。直近期は売上高がやや減少したが、営業利益率は9.4%と改善傾向にある。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と比較して規模は中程度だが、コスト管理とニッチな需要取り込みで収益性を高めている。業界内では特定分野に強みを持つバランス型のポジション。

強み

  • 営業利益率が前期比で上昇し、9.4%と業界平均を上回る水準。
  • 電子部品は幅広い産業で需要があり、売上高の底堅さを確保。
  • 売上減少下でも利益率を高める効率的な運営体制。
  • 2026/3期は売上高282億円と増収計画で、業績回復期待。

課題

  • 電子部品市況の影響を受けやすく、前期は売上高が減少。
  • リョーサン菱洋など大手に対し、規模や品揃えで劣る可能性。
  • 国内中心の事業構造で、国際競争力や成長余地に制約。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がラサ商事

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17417南陽252億円10.0倍
28089ナイス245億円9.2倍
37481尾家産業241億円7.7倍
48057内田洋行240億円9.5倍
58076カノークス236億円9.7倍
63023ラサ商事230億円9.1倍
79982タキヒヨー226億円13.8倍
88085ナラサキ産業226億円9.6倍
98095アステナホールディングス221億円9.4倍
107521ムサシ220億円6.7倍
118091ニチモウ219億円9.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

ラサ工業の販売子会社として1939年に創業

1939年1月、ラサ工業株式会社の製品を販売する目的で、資本金10万円にて東京都京橋にラサ商事株式会社を設立。第二次世界大戦後の1945年12月には大阪支店を開設し、1950年2月に本社を日本橋茅場町へ移転。1952年10月には食糧庁(現農林水産省)の輸入食糧取扱商社に指定され、事業基盤を固めた。

ポンプ販売代理店契約とラサ工業からの独立

1958年8月、日曹製鋼株式会社(現大平洋金属株式会社)と「ニッソ・ワーマンポンプ」の総販売代理店契約を締結し、ポンプ販売を開始。1961年11月にラサ工業の関連会社ではなくなり、翌12月には日曹製鋼の関連会社となった。この時期に商社としての独立性を高め、ポンプ事業を中核に据えた。

ジルコンサンド輸入と建設業許可で事業多角化

1969年11月、オーストラリアのウェストラリアンサンド社(現アイルカ社)とジルコンサンドの輸入販売代理店契約を締結。耐火材やセラミックスの原料として国内に供給を開始した。1974年1月には建設業許可(特定建設業)を取得し、プラント・設備工事分野に参入。1975年8月には東京機械センターを開設し、メンテナンス体制を強化した。

海外ポンプメーカーとの代理店契約拡大

1979年5月、スイスのヒドロスタル社と「ヒドロスタルポンプ」の輸入販売契約を締結。1989年2月にはドイツのプツマイスター社と高圧ピストンポンプ等の総販売代理店契約を結び、環境設備関連の基盤を築いた。1986年7月には大平洋機工と「タカサゴPAMポンプ」の総販売代理店契約を締結し、ポンプ製品群を拡充した。

上場とグループ企業の再編

2006年2月、東京証券取引所市場第二部に上場。同年9月にはアルファトレーディング株式会社を吸収合併し、2007年3月には市場第一部に指定された。2011年10月に本社を現在の日本橋蛎殻町に移転。2012年1月にイズミ株式会社の株式を取得し、2014年3月に完全子会社化。2014年12月には旭テック株式会社を子会社化し、2015年2月にラサ・リアルエステート株式会社を設立した。

海外拠点の開設とスタンダード市場への移行

2007年4月に上海駐在員事務所を開設、2014年4月にはシンガポール駐在員事務所を開設し、2017年4月に支店に昇格。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2024年4月にはイズミ株式会社を吸収合併し、グループの事業基盤をさらに強化した。

年表35件を開く

1930年代

  • 1939年1月創業ラサ工業株式会社の製品を販売する目的を以て、資本金10万円で東京都中央区京橋にラサ商事株式会社を設立。

1940年代

  • 1945年12月大阪支店を開設。

1950年代

  • 1950年2月本社を東京都中央区日本橋茅場町に移転。
  • 1952年10月食糧庁(現農林水産省)輸入食糧取扱商社の指定を受ける。
  • 1958年8月日曹製鋼株式会社(現大平洋金属株式会社)と“ニッソ・ワーマンポンプ”の総販売代理店契約を締結し、販売を開始する。

1960年代

  • 1961年11月当社はラサ工業株式会社の関連会社ではなくなる。
  • 1961年12月当社は日曹製鋼株式会社(現大平洋金属株式会社)の関連会社となる。
  • 1969年11月ウエストラリアンサンド社(現アイルカ社・オーストラリア)とジルコンサンド輸入販売代理店契約締結(1978年1月総販売代理店契約締結)。

1970年代

  • 1974年1月建設省(現国土交通省)建設業許可(特定建設業)を受ける。
  • 1975年8月東京機械センターを開設。
  • 1979年5月ヒドロスタル社(スイス)と“ヒドロスタルポンプ”輸入販売契約を締結。

1980年代

  • 1981年4月名古屋営業所を支店に昇格。
  • 1982年10月ラサ工業株式会社製のセミシールド堀進機販売を開始。
  • 1984年7月創業大平洋金属株式会社が大平洋機工株式会社を設立。これに伴い“ニッソ・ワーマンポンプ”の総販売代理店契約の相手先は大平洋機工株式会社に変更。同時に当社は出資し、大平洋機工株式会社は当社の関連会社となる。
  • 1986年7月大平洋機工株式会社と“タカサゴPAMポンプ”の総販売代理店契約を締結。
  • 1987年6月大平洋機工株式会社と“ヒドロスタルポンプ”の総販売代理店契約を締結(ヒドロスタル社(スイス)と大平洋機工株式会社との技術提携契約による)。
  • 1989年2月プツマイスター社(ドイツ)と高圧ピストンポンプ等の総販売代理店契約を締結。

1990年代

  • 1993年4月福岡営業所を支店に昇格。
  • 1998年11月本社を東京都中央区日本橋箱崎町に移転。

2000年代

  • 2001年4月当社は大平洋金属株式会社の関連会社ではなくなる。
  • 2001年4月北海道営業所(現札幌支店)、仙台営業所及び広島営業所を支店に昇格。
  • 2003年4月横浜営業所を支店に昇格。
  • 2006年2月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2006年9月M&Aアルファトレーディング株式会社を吸収合併。
  • 2007年3月東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定。
  • 2007年4月上海駐在員事務所を開設。

2010年代

  • 2011年10月M&A東京都中央区日本橋蛎殻町に本社ビル建設。本社の移転並びに横浜支店を本社営業部門へ統合。
  • 2012年1月イズミ株式会社の株式を取得。
  • 2014年3月M&Aイズミ株式会社を株式交換により完全子会社化。
  • 2014年4月シンガポール駐在員事務所を開設。
  • 2014年12月M&A旭テック株式会社(現連結子会社)を子会社化。
  • 2015年2月ラサ・リアルエステート株式会社(現連結子会社)を新設分割により設立。
  • 2017年4月シンガポール駐在員事務所を支店に昇格。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場に移行。
  • 2024年4月M&A当社を存続会社として、イズミ株式会社(完全子会社)を吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで315億円
  • 営業利益2028年3月期まで29億円
  • 経常利益2028年3月期まで31.5億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年3月期まで23億円
  • ROE10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新規・成長分野への取り組み

    レアアースや電子部品向け素材など新たな資源関連素材の開拓、再生可能エネルギー分野でのバイオガス発電向けポンプや水砕スラグ設備の新市場開拓、海外メーカーとの提携強化を進め、事業ポートフォリオを拡大する。

  2. 02

    既存領域の深耕

    ジルコンサンドの安定供給体制の確立と適正在庫管理、下水道向けポンプのストックマネジメントやウォーターPPP対応、国内取引先の海外展開に伴う東南アジア販売強化、プラント工事の受注拡大と協力会社との連携強化により、既存事業の収益力を高める。

  3. 03

    サステナビリティ経営の推進

    脱炭素社会への貢献として、環境負荷低減に資する商品・技術の提供や省エネ対応を進め、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に寄与する。具体的には、高効率ポンプの提供や下水汚泥の低含水率化技術への対応などを行う。

  4. 04

    経営基盤の強化

    コーポレート・ガバナンスの機能化、リスクマネジメント徹底とコンプライアンス強化、経営資源の選択と集中による経営効率向上、高度な技術力を持つ人材の育成、自己資本の充実と財務基盤強化に取り組み、企業価値の向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で262人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は876万円で、9期前と比べて+22.0%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は13.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月248
2018年3月258
2019年3月71843.314.2270
2020年3月75543.012.9284
2021年3月73143.313.2282
2022年3月75643.413.7262
2023年3月80243.913.6241
2024年3月86144.513.8253
2025年3月83845.013.3258969
2026年3月87644.413.12621,145

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率120.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
RASA日本橋 ビルディング — 東京都中央区1,939百万円
不動産賃貸
イズミビルディング — 東京都中央区1,802百万円
不動産賃貸
本社・第一工場 — 千葉県袖ケ浦市829百万円
プラント・設備工事
上野毛物件 — 東京都世田谷区486百万円
不動産賃貸
第二工場 — 千葉県袖ケ浦市473百万円
プラント・設備工事
奥沢物件 — 東京都世田谷区452百万円
不動産賃貸
千葉機械センター — 千葉県八街市407百万円
産機・建機
南鳩ヶ谷物件 — 埼玉県川口市311百万円
不動産賃貸
東京機械センター — 千葉県習志野市140百万円
産機・建機
本社 — 東京都中央区46百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    旭テック株式会社
    千葉県袖ケ浦市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ラサ・リアルエステート 株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大平洋機工株式会社
    千葉県習志野市 · 持分法適用会社
    議決権45.5%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    可搬型排水ポンプユニット2 台の購入
    国土交通省 · 2020-11-09
    3,230万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は282億円営業利益30億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.0%、利益が+20.0%。

売上高
+6.0%
282億円
営業利益
+20.0%
30億円
純利益
+14.3%
24億円
営業利益率
10.6%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高285億円282億円
営業利益25億円30億円
純利益20億円24億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は66億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q837
2024年1Q6646.13
2024年2Q6557.74
2024年3Q6845.93
2024年4Q8010
2025年2Q11875.96
2025年4Q1481812.215
2026年2Q12697.17
2026年4Q1562113.517
2027年1Q6646.13

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は289億円から282億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は10.6%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月289138
イズミ株式会社を株式交換により完全子会社化。
2014年3月256119
ラサ・リアルエステート株式会社(現連結子会社)を新設分割により設立。
2015年3月280148
2016年3月305159
2017年3月2991610
2018年3月2912015
2019年3月3172316
2020年3月2932318
2021年3月2672415
2022年3月3132820
2023年3月2973021
当社を存続会社として、イズミ株式会社(完全子会社)を吸収合併。
2024年3月2792820
2025年3月26625289.421
2026年3月282303210.624

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高282億円のうち、営業利益として残るのは30億円10.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の8.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.0%206億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.3%46億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.6%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.4pt
10.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.1pt
8.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.4pt
10.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが21億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは21億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は57億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−15−419−1921
2014年3月20−2−201819
2015年3月0−520−534
2016年3月11−5231
2017年3月38−14−272428
2018年3月22−5−21742
2019年3月−5−1−3−633
2020年3月382−304043
2021年3月9−4−1547
2022年3月90−11944
2023年3月25−2−122355
2024年3月70−16746
2025年3月281−192957
2026年3月210−222157

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は330億円。このうち返さなくてよい自己資本が234億円で、自己資本比率は71.1%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月25310115238.8
2014年3月23810613244.7
2015年3月29311417938.9
2016年3月28512016542.3
2017年3月27012414645.8
2018年3月28715113652.4
2019年3月31115315849.1
2020年3月30116413754.6
2021年3月31517713856.2
2022年3月31419212261.0
2023年3月31920111863.0
2024年3月32621511165.9
2025年3月33321911465.7
2026年3月3302349571.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
57億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
198億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
35億円
在庫として抱えている分
負債合計
95億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中24位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中112位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,024で、1年前と比べて+27.4%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥2,024-2.1%1ヶ月+8.2%1年+27.4%時価総額230億円
過去52週の値幅
安値¥1,577高値¥2,502

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.1倍
PER (会社予想)10.7倍
PBR0.91倍
配当利回り3.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で6.61%上昇し2065円、1ヶ月で13.15%上昇、年初来では33.35%上昇しています。株価は25日線1869.32円、75日線1814.87円、200日線1861.26円をすべて上回り、上昇トレンドが継続しています。8月10日には出来高9.35万株と急増し、株価が大きく上昇しました。RSIは80.61と過熱感が非常に強く、短期的な調整リスクが高まっています。52週高値2502円からは約17%の水準で、上値追いには注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 8.2倍は業界平均17.4倍を大幅に下回り割安。PBR 0.82倍は業界平均1.19倍を下回り、株価は純資産価値を下回っている。ROE 10.5%と業界水準。配当利回り4.39%は業界平均2.58%を上回り高水準。利益は増加傾向で、割安かつ高配当だが、PBRが1倍未満で市場評価が低い点は注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.1倍17.9倍
PER (予想)10.7倍
PBR0.91倍1.24倍
ROE10.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は安定的で、2025/3期は売上266億、営業利益率9.4%、純利益21億。2026/3期は売上282億、営業利益率10.64%と増収増益見通し。強気派は、低PER(8.16倍)、高配当利回り(4.39%)、PBR0.82倍の割安感を評価。安定した利益とキャッシュフローを背景に、株主還元が魅力的とみる。弱気派は、商社ビジネスの割に利益率が低く(営業利益率10%程度)、成長性に欠けると指摘。また、電子部品市況の変動リスクや、同業他社との競合激化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 割安バリュエーション

    PER8倍、PBR0.82倍、配当利回り4.4%は魅力的。

  • 増収増益基調

    2026年は売上282億、営業利益率10.64%と改善見込み。

  • 財務健全性

    自己資本比率が高く、安定した配当が期待できる。

  • 営業利益5億円増の過去最高更新2026年3月期決算影響

    営業利益が前期比20%増の30億円(予想)、売上高も282億円へ増収転換

  • 高水準の配当利回りが下支え継続影響

    配当利回り4.39%は東証卸売平均を上回り、株主還元姿勢が評価

  • 低PER評価でのバリュー株買い継続影響

    予想PER8.2倍と業界比割安、利益成長が継続すればバリュエーション修正期待

  • 自己株式取得の可能性次回株主総会影響

    キャッシュフローが改善すれば、時価総額の2%程度の自社株買い余地

マイナスに働く材料7
  • 成長性の限界

    売上高が過去3期ほぼ横ばいで、成長期待が薄い。

  • 市況変動リスク

    電子部品市場の需給変動で在庫リスクや粗利変動。

  • 競合との差別化困難

    同業の商社が多く、価格競争に巻き込まれやすい。

  • 売上高の変動リスク通年影響

    2025年3月期は売上高が前期比4.7%減、為替や市況に左右されやすい

  • 低PBRが示す成長期待の薄さ継続影響

    PBR0.82倍と解散価値割れ、市場は成長性に懐疑的で株価抑制要因

  • 業績予想の達成リスク2026年3月期影響

    営業利益30億円予想は前期比5億円増だが、実現には売上高回復が必須

  • 大口顧客への依存リスク不定影響

    卸売業の特性上、特定顧客への依存度が高く、取引停止で業績が急変

次の決算で確かめる点
売上高成長率
横ばい傾向からの脱却が成長期待の鍵。
営業利益率
9-10%の水準維持・改善が収益性の指標。
在庫回転率
電子部品の需給変動を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは3.95%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
3.95%
いまの株価に対して
配当性向
43.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2441.8
2018年3月3337.539.2
2019年3月343.040.8
2020年3月3811.840.4
2021年3月380.053.2
2022年3月5031.653.3
2023年3月6836.044.6
2024年3月680.044.7
2025年3月725.930.5
2026年3月8011.143.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ19,163人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.4%を占め、残る61.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.138.541.543.547.854.0
金融機関29.231.228.425.629.727.1
事業法人12.714.714.214.813.411.3
外国法人12.513.214.014.06.75.5
自己株式1.61.72.72.72.53.3
証券会社2.72.42.02.22.31.9
外国人個人0.70.00.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.28
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.59
03日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.36
04野村信託銀行株式会社(投信口)3.12
05大平洋機工株式会社1.82
06オー・ジー株式会社1.72
07ラサ商事社員持株会1.57
08株式会社パシフィックソーワ1.56
09STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.53
10井村 周一1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.54%
    -0.84pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.00%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.38%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+228%、1株純資産は14期で+150%。直近期のROEは10.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月688888.16.824.0
2014年3月779308.66.131.6
2015年3月749997.78.226.0
2016年3月831,0518.17.028.7
2017年3月911,1398.57.941.8
2018年3月1291,20710.77.039.2
2019年3月1351,31810.86.140.8
2020年3月1511,41311.05.440.4
2021年3月1331,5209.17.153.2
2022年3月1731,64810.95.753.3
2023年3月1841,79810.87.944.6
2024年3月1781,9079.611.644.7
2025年3月1902,0369.67.830.5
2026年3月2232,22310.58.543.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額341百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
井村周一代表取締役 会長75
桜木和陽常務取締役 管理本部長62
山口浩取締役66
青井邦夫代表取締役 社長56
川内裕之常務取締役 物資営業本部長60
倉持正見取締役 機械営業本部長57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)71226410228941
社外取締役533337
取締役(社内)1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,198字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社(旭テック㈱、ラサ・リアルエステート㈱)、関連会社(大平洋機工㈱)の計4社で構成されており、資源・金属素材関連事業、産機・建機関連事業、環境設備関連事業、化成品関連事業、プラント・設備工事関連事業及び不動産賃貸関連事業の6事業を柱に事業を展開しております。 当社グループの事業における当社及び当社の関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 〔資源・金属素材関連〕 ジルコンサンドを中心とする鉱産物、その他物資等の輸出入及び販売を行っております。ジルコンサンドは世界有数のミネラルサンド(注)の生産会社であるアイルカ社(オーストラリア)と日本における総販売代理店契約を締結しており、商品を安定的に確保し販売しております。ジルコンサンドの用途は耐火材、鋳造用部材、セラミックス製品原料、研磨材原料、電子材料等広い用途に供給されているほか、ジルコニウム化合物として自動車用部材やファインセラミックス等にも用途が広がっております。 近年は、チタン関連素材、アルミナ等の輸入拡大を図っており、主に溶接材料、耐火物原料、セラミックス向け原料として、国内各社へ販売しております。 (注) ミネラルサンドとは砂状の鉱産物のことです。 〔産機・建機関連〕 産機関連では、顧客のニーズに合わせて、水からスラリー液(注)、腐食性液、高濃度・高粘性液まで広範囲の流体に対応できる流送機器等の販売・メンテナンス等を行っております。国内外の多くの機械メーカーと総販売代理店契約を締結しており、顧客のニーズを踏まえてメーカーと連携し新商品の開発や製品の改善等に取り組んでおります。 なお、大平洋金属株式会社の旧習志野機械工場である大平洋機工株式会社には当社も出資しており、同社と総販売代理店契約を締結し同社製品の販売等を行っております。 当社グループは顧客の立場に立ち、メンテナンスが容易で長期間の使用が可能なものを取扱い商品の中心としております。特に、主力のワーマンポンプ(大平洋機工株式会社製)は必要部品の交換により長期に使用できるだけでなく、ポンプの分解・組立が容易で、工場に持ち込まずにその場で簡単にメンテナンスを行うことができる点に加え、取扱溶液の性状に適応した様々な材質を選定して組立てられる特長を有しております。1959年オーストラリア・ワーマン社(現ウィアーミネラルズオーストラリア社)より日本導入以来60年以上にわたり、耐食・耐磨耗ポンプのトップクラスのシェアを維持し、時代の変遷はあっても製鉄、精錬、電力、化学関連、半導体等まで幅広く使用されております。 建機関連では各種小型建設機械、耐震管敷設用機器の販売、シールド掘進機及び関連機器等の販売・レンタル・メンテナンス等を行っております。 (注) スラリー液とは固形物を含む液体のことです。 〔環境設備関連〕 ドイツより優れた性能を持つ高圧ポンプ群(プツマイスター社製ピストンポンプ、フェルバ社製ダイアフラムポンプ、ウラカ社製プランジャーポンプ)を輸入し、バイオガス発電・下水汚泥・産業廃棄物処理・高濃度スラリー送りの用途に国内で販売を行っておりますが、これらの高性能高圧ポンプを利用した新技術を提案し、環境分野での新しい販路拡大を図っております。 また、当社が独自技術を保有する水砕スラグ製造設備「ラサ・システム」の販売及び既存システムの改修・改造にも積極的に取組んでおります。 同システムは製鉄所の高炉(溶鉱炉)から銑鉄生産時に副産物として発生する溶融スラグを高圧水で粒状化(水砕化)する設備で、スラグ中に含まれる硫化水素の大気中への飛散を減少させるとともに、セメント原料として資源の再利用に貢献しております。国内の製鉄所のみならず海外にもプラントを多数納入している実績があります。 〔化成品関連〕 合成樹脂・化成品関連の事業であり、自動車関連をはじめ、建材、電気、電子分野などの幅広い業界に多種多様な合成樹脂・化学製品を販売しております。 〔プラント・設備工事関連〕 石油精製、石油化学、ガス関連、各種工場メンテナンス関連、熱供給設備(地域冷暖房)関連等の多種多様な分野のプラント及び関連工事に係る設計、施工及びメンテナンス工事を主たる事業としております。また、プラント及び関連工事の中でも配管工事及び動機械仕上工事(注)を得意としており、自社工場での加工率を高め、現場作業を削減し、高品質で低コストの工事を提供しております。 また、合計40,000㎡の広さを持つ袖ケ浦Ⅰ及びⅡ工場は、屋内では水分を嫌う配管工事や特殊材質の配管工事、屋外では大径管のプレファブなど工事規模を最大限に活かした受注をしており、同業他社との差別化を図ってります。 (注) 動機械仕上工事とは、ポンプやコンプレッサー等の組立やメンテナンスのことです。 〔不動産賃貸関連〕 当社グループで保有する不動産を有効活用し、賃貸収益を確保しております。保有している物件は、付加価値の高い都市部で好条件のものが中心であり、堅実かつ優良なテナントへ賃貸しております。 事業系統図は次のとおりです。 (事業系統図)
経営方針・対処すべき課題4,548字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その実現を保証するものではありません。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループの企業理念は「世界に通用する一流技術商品と有用な価値ある資源を国内外に販売し、豊かな社会に貢献すること」です。これからも当社グループのような伝統型企業が更なる発展を遂げるために、新たなコア・コンピタンスを創造・育成することにより、会社の永続的な発展と更なる飛躍を目指してまいります。このために、下記の経営基本方針をもって今後の事業を展開してまいります。 ① コーポレート・ガバナンスを機能させるために、リスクマネジメントの徹底とコンプライアンスの強化を図ります。 ② 経営資源の選択と集中により経営効率を高め収益の一層の拡大を図ります。 ③ 高度の商品知識や技術力を持つ人材の育成に注力し、人的基盤の充実を図ります。 ④ 自己資本の一層の充実を図り、財務基盤を強化し、新たな投資・事業拡大への即対応体制を強化します。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 2025年5月、当社は2028年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画「“Step Forward”Rasa 2027~成長のステージへ~」を発表いたしました。 当中期経営計画においては、最終年度(2028年3月期)売上高315億円、営業利益29億円、経常利益31.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益23億円を連結経営目標に掲げ、3つの重点施策を推し進めることにより、社会インフラを支える付加価値創出企業として、既存事業の安定的成長にとどまらず、新たなステージへの一歩を踏み出し、更なる企業価値の向上に努めてまいります。 重点施策 ① 新規・成長分野への取り組み ② 既存領域の深耕 ③ 事業活動を通じたサステナビリティ経営の推進 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、財務の健全性を念頭におきながら、自己資本を効率的に活用しつつ、株主価値の拡大を図ることを主眼に、目標とする経営指標を下記の通り掲げております。 ① ROE(自己資本当期純利益率)は10%以上 ② 売上高営業利益率は9%以上 (4) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上の課題 当社グループは、資源・金属素材関連、産機・建機関連、環境設備関連、化成品関連、プラント・設備工事関連、不動産賃貸関連の6事業体制で、収益の更なる拡大を図るとともに、新商品の開発、開拓、グローバル化を積極的に推進し、新たな収益基盤の確立を目指してまいります。 ① 資源・金属素材関連 ジルコンサンドを中心とした鉱産物を主に国内に安定的に供給してきましたが、これらの原料の用途が限定的であること、供給元の状況に左右されやすいこと、国内外の景気の影響を大きく受けること、価格変動リスク及び為替リスクがあることなどから、下記事項に中長期的課題として取り組んでまいります。 ・ジルコンサンドの安定的な供給体制の確立と適正な在庫管理 国内外の景気動向、供給各国の治安や政情、国際紛争の影響などにより、ジルコンサンドの世界的な需給は大きく変動する傾向があり、供給元や取引先各社と緊密な連携を取り、安定的な供給体制の強化と適正な在庫管理に注力してまいります。 ・新たな資源関連素材の開拓 取扱商品の拡大を目指し、レアアースや電子部品関連の各種原材料など、新たな資源関連素材の開拓に取り組んでまいります。 ② 産機・建機関連 産機・建機ともに民需・官需市場における環境保全・負荷軽減というテーマに向き合い、設備の整備・長寿命化及び防災・減災、国土強靭化へ貢献すべく、その需要に対応してまいります。 ・産機商品の市場展開 主力のポンプについては、環境へのやさしさ・ランニングコストの削減というテーマに向き合い、ポンプ効率の改善及び新規市場の開拓を優先課題として取り組んでおります。 下水道分野では、官民連携事業の潮流から長期的に安定したポンプの稼働に対するストックマネジメント※1やウォーターPPP※2への対応が求められるため、ポンプ診断や点検などを介して現場に寄り添った提案営業を行い、メンテナンスの最適化や効率化に取り組んでまいります。 ※1 ストックマネジメントは、下水道施設の老朽化を予測し、点検・調査、修繕・改築を効率的に実施すること ※2 ウォーターPPPは、行政と民間企業が協力して上下水道や工業用水道の運営・管理を行う官民連携方式のこと 開拓市場に掲げている食品業界については、食品廃棄物リサイクル方法の一つとして、湿式メタン発酵バイオガス発電プラントへの当社ポンプの導入が増加傾向にあるため、更なる需要の創出に取り組んでまいります。 下水道BCPについては、当社の主力商品を応用し、津波、高潮、豪雨等の自然災害から下水道施設等を保護する目的で、多目的モバイルポンプユニット「SUPER BETSY」を供給しております。インフラ用途にとどまらずその適用範囲は極めて広く、官庁・民間企業ともに需要が増加してきております。そして、数年前より取り組んでおります下水汚泥ポンプ耐水化計画への歩みも着実に進めており、災害時にも強い下水道施設の安定化に貢献してまいります。 また、販売提携先の商品についても、活発な営業活動を行っており取引先拡大にも有効な商材として引き続き推進してまいります。 ・建機商品の新市場展開 脱炭素社会に向けた、自然エネルギー比率の高まりは、併せて送電網の普及・整備を必要とします。間接的な貢献となりますが、そうした環境・社会の持続的発展に欠かせない新たなインフラ整備に対し製品の供給を行ってまいります。 海外市場における掘進機については、海外製品との競合を見据え国内とは異なった需要への対応力を発揮し、レンタル市場の開拓にも取り組んでまいります。 ・グループ各社との連携 旭テック株式会社との連携は双方にメリットを生む重要なテーマです。ポンプメンテナンス、設備工事での協力に留まらず、広く情報を共有し営業展開にも活かしてまいります。 また、当社の主力ポンプメーカーであり関連会社でもある大平洋機工株式会社との協業体制は特に重要であり、グループ及びメンテナンス協力会社とともに業容拡大を目指してまいります。 ③ 環境設備関連 水砕スラグ製造設備に関して、市場の不透明感から当面は各製鉄所の動向を注視していくと同時に、非鉄金属業界への市場の拡大にも取り組んでまいります。一方、海外機械製品については、長期間稼働している老朽化ポンプの部品・整備や既設更新需要の拡大、また、新規ポンプには環境問題に対する取り組みから、低含水率汚泥に対応する技術力が求められているため、既存商品に付加価値を与え競争力を高める新技術の開発に取り組んでまいります。さらに、製鉄所向け水砕設備に対する新規商品の導入実績から、他製鉄所への横展開及び他業種への提案に取り組んでまいります。 ・当社独自の水砕スラグ製造設備「ラサ・システム」の新規市場の開拓 既存の技術を応用しながら設備のコンパクト化及び高機能薬品との組み合わせによるシステム負荷の低減及び非鉄金属業界への市場拡大に取り組んでまいります。 ・環境問題に取り組む海外主要機械メーカーとの提携 再生可能エネルギー分野で乾式メタン発酵バイオガス発電プラントにピストンポンプが導入され安定した稼働実績が評価されています。下水分野でもCO2の削減に向け下水汚泥の低含水率化が進んでいるため、既存商品の改良を行うとともに、ドイツの高圧ポンプメーカーとの連携を強化してまいります。さらにボイラー制御に不可欠な高い制御性に加え、シンプルで信頼性の高い自動バイパス弁メーカーとの連携により、新たな市場の創出と拡大を目指してまいります。 ・新規商品の開拓 製鉄所向け水砕設備で水砕スラグ搬送用ベルトコンベアに海外製ベルトクリーナ用のスクレーパを納入し、稼働実績から原料の回収効率や耐摩耗性が改善され現場から高く評価されております。今後、他製鉄所への新規導入に加え、セメント、電力、非鉄金属などの業種に対しても提案を進めることで、需要の拡大に向けた取り組みを行ってまいります。 ④ 化成品関連 生産拠点の海外移転などから、国内における生産量、消費量とも減少傾向にあるため、国内企業とその海外現地法人への関係強化が必要なことなどから、下記事項を中長期的課題として取り組んでまいります。 ・国内取引の拡大 マーケティングに基づく試作品の提案により、新たな需要を創出してまいります。 ・海外取引の拡大 主要取引先の海外展開に伴い、海外駐在員事務所を情報拠点として、東南アジアへの販売強化を推進してまいります。 ・グループ運営強化及び効率化 事業力強化のため、グループ内での連携促進と販売コストなどの効率化に努めてまいります。 ⑤ プラント・設備工事関連 近隣事業所における定期修繕工事の確実な受注を図るとともに、大型工場を保有する強みを最大限に活かし、今後も取引先各社との信頼関係の一層の強化に努めてまいります。また、大型案件に関しては、受注前における精査並びに工事完了後の検証・分析を徹底して行うことで、収益力の向上及び技術・知識の継承を推進してまいります。 ・近隣製造設備の増改修・補修及び新設への対応 主要顧客である京葉臨海コンビナートにおける新設工事、増改修工事及び定期修繕工事の受注拡大を図るとともに、エネルギー関連事業、地域冷暖房関連事業への取り組みを継続してまいります。また、各種プラントにおける脱炭素及び新エネルギー関連分野への対応を強化し、設備の新設及び改修工事の受注拡大に努めてまいります。 ・協力会社との連携強化 「安全」「品質」「コミュニケーション」の更なる向上を図り、協力会社とのチーム力を強化することで、信頼される工事現場の構築を推進してまいります。具体的には安全講習やフランジ締結講習等を自社工場で実施し、協力会社の技術力及び安全意識の向上に取り組んでまいります。 ・収益力及びマネジメント力の向上と継承 大型工事においては、見積検討会を実施し、受注に向けた意見交換を行うとともに、提案内容及び改善策を反映させた上で、適正かつ収益性の高い受注を目指してまいります。また、工事完了後には工事分析会を実施し、工事内容の振り返りを通じて、社内における情報共有及び技術・知識の継承を図ってまいります。 ・若手社員の育成 専任講師を配置し、若手社員を対象に工事に関わる「安全」及び「品質」に関する教育を体系的に実施してまいります。また、コンプライアンスに関する教育にも注力し、次世代を担う人材の育成を進めてまいります。 ⑥ 不動産賃貸関連 保有不動産の有効活用により安定的な収入を得られておりますが、残された課題として、上尾市の土地有効活用及び保有不動産の資産価値を維持するための修繕等を検討してまいります。
事業等のリスク4,134字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。ただし、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の判断において重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から開示しております。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在における当社の判断に基づいたものであり、その実現を保証するものではありません。 (1) 商品市況の変動について 当社グループが資源・金属素材関連及び化成品関連において取り扱う商品は、相場変動による商品価格リスクがあります。資源・金属素材関連においては、在庫として保有する期間を最適化させるとともに、商品によっては年間の販売量を事前に交渉するなどしてリスクの軽減を図っております。資源・金属素材関連及び化成品関連とも短期的に想定以上の相場変動が生じた場合等には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 為替相場の変動について 当社グループの外貨建てによる販売、仕入については、為替相場の変動によるリスクを負っておりますが、当該リスクを減少させるために原則として取引契約成立の都度、為替予約を行っております。したがって、短期的な為替変動が当社の業績に与える影響は軽微なものであると考えられますが、想定以上の為替変動が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 経済・設備投資動向について 当社グループが産機・建機関連及び環境設備関連において取り扱う商品並びにプラント・設備工事関連は、製造業を主体とした顧客の工場や地方自治体等の運営する下水処理場等において主に使用又は施工されております。当該事業は機械や設備の販売及び工事施工のみならず、メンテナンス関連の需要も継続的にあること、また、製造業を主体とした民需においては、当社グループの顧客は幅広い業種に亘っていることから、競合激化はあるものの、一定の収益の安定性は確保できているものと考えております。しかしながら、全般的な経済動向や設備投資動向の変化によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが資源・金属素材関連において取り扱う商品は、主に海外から輸入し、国内の耐火材、鋳造用部材、セラミックス製品原料、電子材料等幅広い用途に供給されており、国内外の経済動向や設備投資動向の変化によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが化成品関連において取り扱う商品は、自動車、建材、電気、電子分野などに幅広く素材を提供しており、国内外の経済動向の変化によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 業績の季節変動について 当社グループの産機・建機関連、環境設備関連及びプラント・設備工事関連の業績は、販売先の設備投資予算の執行の関係により、売上高が第4四半期に偏重する傾向があり、利益についても第4四半期に偏重する構造となっております。 (5) 自然災害等について 当社グループが予測不可能な、地震、洪水等の自然災害、火災、停電等の事故災害やテロ等の社会混乱により、インフラや下記の特定商品の依存先に壊滅的被害があった場合や、当社グループの設備に被害が発生し、再構築の範囲が大規模となった場合、また、感染症等の世界的流行により、社会活動が停滞し経済環境が悪化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの設備は、日常的及び定期的に保守管理、安全対策を実施しておりますが、不慮の事故による物的、人的被害が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 特定商品の依存について ① ジルコンサンド ジルコンサンドについては、その大半を世界有数のミネラルサンドの生産会社であるオーストラリアのアイルカ社から仕入れており、同社との間で日本における総販売代理店契約を締結しております。 当社グループは同社との安定的な取引関係を維持しておりますが、ジルコンサンドは鉱物資源であるため、同社において安定した採掘量が確保できなくなった場合、同社との関係に変更があった場合、又は同社の事業方針に変更があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② ワーマンポンプ ワーマンポンプについては、当社の関連会社である大平洋機工株式会社との間で総販売代理店契約を締結しております。当社グループは、同社に対して資本関係のみならず、役員を派遣するなど、強固な関係を構築しておりますが、同社との関係に変更があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 法的規制について 当社グループの各関連事業は、事業の許認可や環境関連法令、貿易関連法令、知的財産関連法令、労働関連法令、その他多数の法令の規制を受けております。 これらの法的規制を遵守するため、当社グループではコンプライアンス・マニュアルを制定し、グループ全役職員に対して遵守すべき行動規範を周知するほか、毎年コンプライアンス・プログラムを実行することによって、コンプライアンスマインドの浸透・定着を図っております。 しかしながら、将来的に法的規制の改廃や新たな法規制が設けられた場合、当社グループの取り組みにもかかわらず、法令等に抵触する事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 人材の確保について 当社グループの事業には、専門的な技量や経験を有する人材が不可欠であるため、高度な商品知識をもった人材や高度な技術力をもったエンジニア等の育成には常に注力しております。しかしながら、予定通りの人材の確保を行えなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 気候変動によるリスク 世界的規模でエネルギー使用の合理化や地球温暖化対策のための法規制等、気候変動抑制のための動きが強まっております。当社グループにおいても、気候変動の重要性を認識しており、気候変動の移行リスク(炭素税の導入等の地球温暖化対策の環境規制等によって調達やエネルギーコストが上昇するリスク等)と物理的リスク(事業拠点の被災、サプライチェーンの寸断や物流の稼働停止のリスク等)は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループはサステナビリティ基本方針を策定し、サステナビリティ委員会を中心とした推進体制に基づき、その対策について審議しております。また、その内容は、必要に応じて取締役会に報告しております。 また、2023年3月にTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures:気候関連財務情報開示タスクフォース)に賛同し、気候変動の影響評価及びその情報開示に取り組んでおります。 (10) 地政学リスクについて 米中対立の激化、ロシア・ウクライナ情勢、中東情勢の緊迫化等に伴うエネルギー・原材料価格の高騰等、地政学リスクは一段と高まっており、各国が原油高、物価高、製品供給の不足や遅延等に対する対策を実施するなど、企業活動への影響が注目されています。 当社グループでは、ジルコンサンドを中心とする鉱産物、その他物資等の輸出入を行うとともに、環境設備関連の機械類の一部を輸入しております。各国の経済情勢、地政学的なリスク等によって、物流体制やサプライチェーンが影響を受け、国際的な需給動向の変化が起きる場合、当社グループの仕入コストが高騰する可能性があるとともに、地政学的リスクやサプライヤーの事故等により商品供給責任を果たせなくなる可能性があり、この場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 情報セキュリティリスクについて 当社グループが事業を行うにあたり、商品に関する技術情報、顧客の営業情報、役職員の個人情報など、多くの機密情報を保有しております。当社グループでは、これらの情報の外部流出、データの改竄等や消失を防止するため、情報セキュリティ管理規程を制定するとともに、役職員に対する情報セキュリティに関する研修を実施し、情報システムの適切な管理、運用などに努めております。 しかしながら、外部からの不正アクセスやランサムウエアなどのサイバー攻撃や、自然災害、大規模停電等によるシステム障害が発生し、事業継続が困難となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 資金調達について 当社グループは、金融機関からの借入等にて資金調達を行っております。急激な金利変動や調達環境の変化があった場合には、金融コストの増加や資金調達に制約を受けることも想定され、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、現時点において、資金調達に問題はなく、そのリスクが顕在化する可能性は認識しておりませんが、資金需要に応じて最適な資金調達を実施し、リスクの軽減に努めてまいります。 (13) 事業投資について 当社グループは、戦略的M&Aは経営上の重要な一つの選択肢になり得るものと考えており、2025年度にスタートした中期経営計画の重点施策の一つに掲げており、企業価値向上に資する案件があれば、機動的に対処してまいる所存でございます。 営業本部、管理本部合同での「M&A推進委員会」を立ち上げ、成長領域、シナジーが発揮できる事業の模索や主体的なM&A案件の発掘への取り組みを行ってまいります。 しかしながら、当該対象企業が価値算定時に期待した利益を計上できない場合や、M&A時に検出できなかった偶発債務や未認識債務等が顕在化した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,370字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、高い賃上げ率による雇用・所得環境の改善や、人手不足・半導体需要などを背景とする企業の堅調な設備投資等により、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、中東情勢の影響を受けた原油価格の上昇など地政学リスクの高まりから、エネルギー・原材料価格の高騰や物価上昇、為替相場の変動など依然として先行きは不透明な状況が続いております。 このような経済環境のもとで当社グループは、2026年3月期から2028年3月期までの3か年を計画期間とする新中期経営計画「“Step Forward”Rasa 2027~成長のステージへ~」を策定し、前中期経営計画で強化を図ってきた経営基盤のもと、社会インフラを支える付加価値創出企業として、既存事業の安定的成長にとどまらず、新たなステージへの一歩を踏み出し、更なる企業価値の向上に取り組んでまいりました。 当連結会計年度の売上高は、主に環境設備関連が増収となったことを受けて282億1百万円となり、前連結会計年度と比べ16億32百万円(6.1%)の増収となりました。 利益につきましては、営業利益は29億58百万円となり、前連結会計年度と比べ4億26百万円(16.8%)の増益となりました。また、経常利益は32億26百万円となり、前連結会計年度と比べ3億84百万円(13.5%)の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は23億78百万円となり、前連結会計年度と比べ2億99百万円(14.4%)の増益となりました。 中期経営計画の初年度(2026年3月期)の経営目標対比では、売上高は計画280億円を2億1百万円上回る282億1百万円となりました。利益につきましては、営業利益が計画25億円を4億58百万円上回る29億58百万円、経常利益が計画27億円を5億26百万円上回る32億26百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が計画20億円を3億78百万円上回る23億78百万円となりました。 初年度の売上高目標は、環境設備関連の大幅な増収もあり達成となりました。また、利益目標においても、産機・建機関連の貢献が大きく、目標を達成することができました。 なお、目標とする経営指標は、ROE(自己資本当期純利益率)10%以上、売上高営業利益率9%以上であり、当連結会計年度におけるROE(自己資本当期純利益率)は10.5%、売上高営業利益率は10.5%となりました。 セグメント別の状況は、次のとおりです。 資源・金属素材関連では、当社取り扱い原料の市場価格下落の影響が続いたものの、取り扱い原料の一部の需要が回復したことから、関連部門の売上高は55億49百万円となり、前連結会計年度と比べ71百万円(1.3%)の増収となりました。また、販売費及び一般管理費が増加したことによりセグメント利益は1億8百万円となり、前連結会計年度と比べ69百万円(△39.2%)の減益となりました。 産機関連では民間向け各種ポンプの販売及び部品・整備需要が好調に推移し、建機関連でも大口案件で海外向けシールド掘進機を販売したものの、全体的には官庁向けで汚泥ポンプの販売が低調に推移し、また、前期に計上した大型案件の反動減により、関連部門の売上高は99億91百万円となり、前連結会計年度と比べ4億29百万円(△4.1%)の減収となりました。一方、セグメント利益については、部品・整備関連が好調に推移したため15億81百万円となり、前連結会計年度と比べ55百万円(3.6%)の増益となりました。 環境設備関連では、官庁向けピストンポンプ本体の販売及び大型整備案件が重なったことに加え、水砕設備の既存能力向上に向けた改良工事が完工したことなどにより、関連部門の売上高は30億87百万円となり、前連結会計年度と比べ12億28百万円(66.1%)の増収となりました。また、部品・整備案件の増加が粗利益の増加に寄与したことから、セグメント利益は7億53百万円となり、前連結会計年度と比べ3億82百万円(103.4%)の増益となりました。 化成品関連では、当社取り扱い原料の一部の添加剤において市況上昇が続き売上増収がみられたほか、自動車関連での需要が回復したため、関連部門の売上高は67億18百万円となり、前連結会計年度と比べ5億52百万円(9.0%)の増収となりました。また、売上増収からセグメント利益は1億27百万円となり、前連結会計年度と比べ0百万円(0.0%)の増益となりました。 プラント・設備工事関連では、前期と比べて大型工事及び定期修繕工事が堅調に推移したことにより、関連部門の売上高は25億98百万円となり、前連結会計年度と比べ1億20百万円(4.9%)の増収となりました。利益面につきましては、受注段階での採算性の検討を徹底するとともに、原価管理が適切に行われた結果、セグメント利益は1億63百万円となり、前連結会計年度と比べ19百万円(13.4%)の増益となりました。 不動産賃貸関連では、賃貸ビルの満室維持とテナント賃料の見直しがあったため、関連部門の売上高は3億82百万円となり、前連結会計年度と比べ4百万円(1.1%)の増収となりました。また、租税公課、設備管理費等が増加したものの、支払手数料、修繕費等が減少したことから、セグメント利益は2億5百万円となり、前連結会計年度と比べ1百万円(0.7%)の増益となりました。 当連結会計年度の受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 資源・金属素材関連   5,657   4.7   855   14.3 産機・建機関連   10,555   1.9   4,280   15.2 環境設備関連   2,455   2.4   953   △39.9 化成品関連   7,244   13.9   824   176.1 プラント・設備工事関連   2,554   2.9   776   △5.3 不動産賃貸関連   -   -   -   - 合計   28,466   5.4   7,690   7.3 (注) 不動産賃貸関連は、全て賃貸によるもののため、記載しておりません。 ② 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 資源・金属素材関連   5,549   1.3 産機・建機関連   9,991   △4.1 環境設備関連   3,087   66.1 化成品関連   6,718   9.0 プラント・設備工事関連   2,598   4.9 不動産賃貸関連   382   1.1 合計   28,328   5.8 (注) 販売実績の合計額は、セグメント間の内部取引調整前のものであります。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は329億52百万円となり、前連結会計年度に比べ3億6百万円の減少となりました。 (流動資産) 流動資産は189億11百万円となり、前連結会計年度に比べ13億8百万円の減少となりました。 これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産で4億53百万円、商品及び製品で10億93百万円の減少等があったことによるものです。 (固定資産) 固定資産は140億41百万円となり、前連結会計年度に比べ10億1百万円の増加となりました。 これは主に、投資有価証券で7億57百万円の増加等があった一方で、保険積立金で97百万円の減少等があったことによるものです。 (流動負債) 流動負債は68億53百万円となり、前連結会計年度に比べ16億65百万円の減少となりました。 これは主に、契約負債で3億57百万円の増加等があった一方で、支払手形及び買掛金で10億52百万円、短期借入金で8億50百万円の減少等があったことによるものです。 (固定負債) 固定負債は26億66百万円となり、前連結会計年度に比べ2億12百万円の減少となりました。 これは主に、役員株式給付引当金で1億2百万円の増加等があった一方で、長期借入金で3億79百万円の減少等があったことによるものです。 (純資産) 純資産は234億33百万円となり、前連結会計年度に比べ15億71百万円の増加となりました。 これは主に、自己株式の取得で5億33百万円、剰余金の配当で8億21百万円の減少があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益で23億78百万円を計上したことによる増加等があったことによるものです。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は56億62百万円となり、前連結会計年度に比べ70百万円減少しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は21億36百万円(前連結会計年度は28億44百万円の収入)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益32億82百万円、棚卸資産の減少額10億97百万円等により資金が増加した一方で、仕入債務の減少額14億73百万円等により資金の減少があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は25百万円(前連結会計年度は1億40百万円の収入)となりました。 これは主に、保険積立金の払戻による収入2億60百万円等があった一方で、積立による支出2億22百万円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は22億32百万円(前連結会計年度は18億99百万円の支出)となりました。 これは主に、短期借入金の減少額8億50百万円、自己株式の取得による支出5億33百万円、配当金の支払額8億21百万円等があったことによるものです。 資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入や設備投資であります。これらの資金需要については、営業活動によるキャッシュ・フローの収入及び金融機関の借入にて対応することとしており、資金の流動性を安定的に確保しております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成してお ります。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び 仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (工事損失引当金) 当連結会計年度末の手持工事のうち、工事原価総額等が工事収益総額を超過する可能性が高く、かつ、その金額 を合理的に見積もることができる場合には、将来の損失に備えるため、その損失見込額を工事損失引当金として計 上しております。工事収益総額及び工事原価総額等の見積りにあたっては、プラント・設備工事関連事業の進捗状 況を踏まえた最新の情報に基づいて行っておりますが、当初想定されていなかった事象の発生などにより見積りと 実績が乖離した場合には、将来の損益は見積り金額と異なる可能性があります。 (工事契約における収益認識) 工事の契約に関しては、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗率の見積りの方法は、見積総原価に対する実際原価の割合(インプット法)で算出しております。なお、履行義務の充足に係る進捗率の合理的な見積りが出来ない工事については、原価回収基準を適用しております。また、期間がごく短い工事については、原価回収基準は適用せず、履行義務を充足した時点で収益を認識しております。 工事収益総額及び工事総原価の見積算定にあたっては、各工事の進捗状況を踏まえた最新の情報に基づいて行っておりますが、当初想定されていなかった事象の発生などにより見積りと実績が乖離した場合には、将来の損益は見積り金額と異なる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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