概要
尾家産業は、ホテル・レストラン・居酒屋などの外食産業、病院・高齢者施設向けのヘルスケアフード、テイクアウト・デリバリーといった中食分野に対し、食品卸売を主事業とする企業である。プライベートブランド「サンホーム」を自社開発し、全国に広がる営業拠点と物流網を持つ。2026年3月期の連結売上高は1,293億円、従業員数873名。大阪市北区に本社を置く。
外食・ヘルスケア・中食をカバーする食品卸売業
尾家産業の事業は単一セグメント「食品卸売事業」に集約される。顧客はホテル・レストラン・居酒屋等の外食業態、病院・高齢者施設等のヘルスケアフード業態、テイクアウト・デリバリー等の中食業態に大別される。2026年3月期の売上高1,293億円のうち、主力は外食向けだが、ヘルスケアフード業態は前期比109%と伸長している。また、物流やシステム支援、C&C(キャッシュアンドキャリー)店舗「サンプラザ」も展開する。
プライベートブランド「サンホーム」を軸とした商品戦略
1966年に開発したPB「サンホーム」は、尾家産業の収益源の一つである。2026年3月期には「燦宝夢 味付めかぶ」を含む31品を新発売し、ラインアップを拡充した。特に「サンホーム ミニロールキャベツ(かんぴょうなし)」や「サンホーム 米粉バスクチーズケーキ」は「やさしいメニュー」ロゴ入りPBとして高齢者施設等で採用された。PB商品はヘルスケアフード業態への重点施策として位置づけられる。
全国に広がる営業拠点と物流ネットワーク
本社を大阪に置き、神戸、京都、堺、広島、名古屋、仙台、福岡、東京など全国各地に支店・営業所を配置する。物流面では、1993年に三温度(常温・冷蔵・冷凍)分離式配送車を導入し、2001年には大阪物流センターでドックシェルター方式を採用した。2025年には宮崎出張所を開設し、拠点網をさらに拡大。東京支店は京浜トラックターミナル「ダイナベース」に移転し、災害に強い高機能型物流拠点として機能する。
M&Aによるグループ拡大と子会社化
2024年2月、壽屋商事株式会社(現寿屋商事株式会社)の発行株式100%を取得し連結子会社化した。2025年3月にはウェルユー・フード株式会社の全株式を取得し、非連結子会社とした。これらのM&Aは、経営基盤拡大と事業領域拡大の一環である。なお、報告セグメントは「食品卸売事業」のみで、倉庫業は重要性が乏しいためセグメント別記載を省略している。
業界の中での役割は食品流通の川中に位置し、メーカーと飲食・給食事業者を結ぶ中間流通。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 冷凍食品 | 679億円 | 52.5% | — | — |
| 常温食品 | 444億円 | 34.3% | — | — |
| 冷蔵食品 | 138億円 | 10.7% | — | — |
| 非食品 | 24億円 | 1.9% | — | — |
| 酒類 | 6億円 | 0.5% | — | — |
| 倉庫業 | 2億円 | 0.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01外食業態(ホテル・レストラン・居酒屋等)主力
ホテル、レストラン、居酒屋などの外食事業者向けに、生鮮食品から加工食品、消耗品まで幅広い食材・関連商品を卸売りしています。多様な業態のニーズに応えるため、仕入先の開拓や物流体制を整え、安定的な供給を実現しています。
- 生鮮食品
- 青果・水産・畜産など、外食調理に必要な生鮮食材を幅広く取り扱い、鮮度保持に配慮した物流で供給します。
- 加工食品
- 冷凍食品や缶詰、調味料など、調理時間を短縮しメニューを拡充する加工食品を提供します。
- 消耗品・業務用品
- 調理器具や食器、衛生用品など、店舗運営に必要な消耗品や業務用品を供給します。
02ヘルスケアフード業態(病院・高齢者施設等)準主力
病院や高齢者施設向けに、栄養管理された食事を提供するための食材や、嚥下調整食などの特殊用途食品を供給しています。高齢化社会における食事ニーズに対応し、施設の調理負担を軽減する製品やサービスを展開しています。
- 栄養管理食
- 病院・施設の患者・入居者向けに、栄養バランスを考慮した食事を提供するための食材セットや冷凍食品を供給します。
- 嚥下調整食
- 飲み込みが難しい方向けに、とろみや形状を調整した食品を提供し、誤嚥リスクを低減します。
03中食業態(テイクアウト・デリバリー等)準主力
テイクアウトやデリバリーを展開する事業者向けに、調理済み食品や惣菜、弁当用の食材・容器などを供給しています。時短・簡便志向の高まりに対応し、商品開発や物流面で支援しています。
- 惣菜・弁当用食材
- おかずや弁当の具材となる惣菜、冷凍食品、調理済み食品を提供します。
- 容器・包装材
- テイクアウト・デリバリー向けの容器、包装材、カトラリーなどを供給し、衛生管理やブランドイメージ向上に貢献します。
04その他(物流・システム支援・C&C店舗等)副次
食品卸売の周辺事業として、物流センターの運営や受発注システムの提供、キャッシュアンドキャリー(C&C)店舗の運営を行っています。顧客である飲食事業者の業務効率化や仕入コスト削減を支援します。
製品と技術
PB「サンホーム」と「燦宝夢」の商品展開
尾家産業のプライベートブランドは「サンホーム」と「燦宝夢」の2系統で構成される。「サンホーム」は1966年から続く老舗ブランドで、2026年3月期には「ミニロールキャベツ(かんぴょうなし)」や「米粉バスクチーズケーキ」など31品を新発売した。一方、「燦宝夢」は「味付めかぶ」や「ムースおせち 燦」など、ヘルスケア需要に応える商品群である。これらのPBは収益力強化の重点施策として位置づけられ、特に「やさしいメニュー」ロゴを付した商品は高齢者施設で好評を得ている。
ヘルスケアフード向け「やさしいメニュー」シリーズ
病院や高齢者施設を対象としたヘルスケアフード業態向けに、「やさしいメニュー」シリーズを展開する。代表的な商品として、在宅高齢者向け冷凍惣菜「楽チン!冷凍おかず」があり、従来のAセット(10種)に加えBセット(10種)を追加発売した。また、お一人様用の「ムースおせち 燦」は、高齢者の需要を取り込み好調に推移した。2026年3月期にはヘルスケアフード業態全体で前期比109%の売上伸長を記録し、重点施策として営業リソースを集中させている。
三温度分離配送車とFSSSC22000認証の物流技術
尾家産業は1993年から常温・冷蔵・冷凍の三温度分離式配送車を導入し、温度帯別の商品管理を徹底している。2001年には大阪物流センターでドックシェルター方式を採用し、品質管理を強化。さらに食品衛生管理の国際規格であるFSSSC22000の認証を、2025年3月期までに大阪物流センター、阪南支店、名古屋支店、福岡支店など計6拠点で取得した。これにより、安全な食品の提供と物流品質の維持向上を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
食品卸で中堅、低収益だが規模拡大中
卸売業に属し、主に食品・日用品の卸売を手掛ける。業界にはリョーサン菱洋ホールディングスやオルバヘルスケアホールディングスなどが存在。売上高は2025年3月期1,193億円、2026年3月期1,293億円と拡大傾向。しかし営業利益率は3%前後と低く、収益性に課題。規模の追求と効率化で改善を図るも、競争激化で価格転嫁が難しく、利益率は横ばい。相対的に業界内での存在感は中堅。
強み
- 売上高は3期連続で増加し、2026年3月期は1,293億円を見込む。
- 食品や日用品など多岐にわたる商品を扱い、需要変動リスクを分散。
- 長年の営業で顧客との関係を構築し、リピート受注が安定している。
- 利益率は低いながらも黒字を維持し、経費管理に努めている。
課題
- 営業利益率3%未満と低く、収益改善が急務。
- 同業他社との価格競争が激しく、採算性が悪化しやすい。
- 大企業ほどの規模がないため、仕入れ交渉力で劣る。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字が尾家産業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8275フォーバル | 273億円 | 17.3倍 |
| 2 | 3388明治電機工業 | 271億円 | 9.5倍 |
| 3 | 8041OUGホールディングス | 259億円 | 4.7倍 |
| 4 | 7417南陽 | 252億円 | 10.0倍 |
| 5 | 8089ナイス | 245億円 | 9.2倍 |
| 6 | 7481尾家産業 | 241億円 | 7.7倍 |
| 7 | 8057内田洋行 | 240億円 | 9.5倍 |
| 8 | 8076カノークス | 236億円 | 9.7倍 |
| 9 | 3023ラサ商事 | 230億円 | 9.1倍 |
| 10 | 9982タキヒヨー | 226億円 | 13.8倍 |
| 11 | 8085ナラサキ産業 | 226億円 | 9.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 34件
1961年創業、社名変更とPB開発の開始
1961年2月、資本金500万円で「株式会社尾家商店」を設立。1964年に神戸営業所を開設し、関西での基盤を固める。1966年6月にはプライベートブランド「サンホーム」を開発・販売開始し、同時に東京営業所を開設して関東進出の足掛かりとした。1968年11月、本社を大阪市北区豊崎に新築移転し、社名を「尾家産業株式会社」に改称した。
1970年代の全国展開:九州から東北まで
1971年8月に福岡営業所、1973年11月に京都営業所、1975年4月に堺営業所、同年12月に広島営業所、1976年9月に名古屋営業所、1978年3月に仙台営業所を相次いで開設した。これにより九州、中国、東海、東北の各エリアに営業基盤を確立。1970年代後半には全国的な販売網がほぼ整った。
物流革新と株式上場(1991〜2000年)
1991年5月、自社配送車に「スマイル坊や」ボディマークを採用し、ブランド認知を高めた。1993年4月に東京支店を開設し、同年5月には温度帯別商品管理を徹底するため三温度分離式配送車を導入。1995年8月、C&C店舗第1号となるサンプラザ姫路店を開設。同年12月に大阪証券取引所市場第二部に上場し、2000年12月には東京証券取引所市場第二部にも上場、同時に資本金130,570万円に増資した。
ISO14001取得と品質管理体制の強化(2001〜2009年)
2001年3月、大阪府貝塚市に大阪物流センターを開設し、ドックシェルター方式を導入して温度・品質管理を強化。2002年3月、阪南支店と同センターでISO14001認証を取得。2004年3月には東京・大阪両取引所市場第一部に指定された。2009年3月にはサンプラザ店舗を除く48事業所でISO14001認証を取得し、環境マネジメント体制を整備した。
新たな中期経営計画とM&A(2017〜2025年)
2017年4月、ISO14001認証を返上し、独自の環境活動「SMILE PROJECT」を開始。2018年6月に阪南支店を新築移転し西日本商品センターを設置、同年8月には東京支店を京浜トラックターミナルに移転した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。2024年2月に壽屋商事株式会社を連結子会社化、2025年3月にウェルユー・フード株式会社を非連結子会社化し、M&Aによる事業拡大を進めた。
年表34件を開く
1960年代
- 1961年2月創業株式会社尾家商店を資本金500万円で設立
- 1964年4月神戸市に神戸営業所(現神戸支店)を開設
- 1966年6月プライベートブランド商品(PB商品)「サンホーム」を開発、販売開始
- 1966年11月関東地区進出の基盤として、東京都中野区に東京営業所を開設
- 1968年11月本社を現在地(大阪市北区豊崎)に新築移転し、社名を尾家産業株式会社に改称
1970年代
- 1971年8月九州地区の基盤を確立するため、福岡市に福岡営業所(現福岡支店)を開設
- 1973年11月京都市に京都営業所(現京都支店)を開設
- 1975年4月堺市に堺営業所(現阪南支店)を開設
- 1975年12月中国地区の基盤を確立するため、広島市に広島営業所(現広島支店)を開設
- 1976年9月東海地区の基盤を確立するため、名古屋市に名古屋営業所(現名古屋支店)を開設
- 1978年3月東北地区の基盤を確立するため、仙台市に仙台営業所(現仙台支店)を開設
1990年代
- 1991年5月自社配送車ボディマーク“スマイル坊や”を採用
- 1993年4月関東地区の基盤を拡大するため、東京都大田区東京流通センター内に東京支店を開設
- 1993年5月温度帯別商品管理を一層徹底するため、三温度(常温・冷蔵・冷凍)分離式配送車の導入
- 1995年8月サンプラザ姫路店を開設(C&C:キャッシュアンドキャリー店舗 第1号店)
- 1995年10月創業鹿児島市の株式会社マルモと提携し株式会社マルモ・オイエを設立
- 1995年12月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
- 1997年6月首都圏地区(東京都大田区)に東京営業部(現東京広域営業部)を開設
- 1999年2月年2回の食材提案会スタート
- 1999年12月新情報システム(SMILE:STRATEGIC MANAGEMENT INFORMATION LEADING SYSTEM)導入
2000年代
- 2000年12月資本金130,570万円に増資する
- 2000年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場
- 2001年3月関西地区の一括物流の拠点として、大阪物流センターを大阪府貝塚市に開設と同時に商品の温度管理、品質管理をより一層徹底するため、ドックシェルター方式を導入
- 2002年3月阪南支店、大阪物流センターにてISO14001の認証を取得
- 2004年3月東京・大阪証券取引所市場第一部銘柄指定
- 2009年3月ISO14001の認証をサンプラザ店舗を除く48事業所で取得
2010年代
- 2010年2月本社を現在地に新築移転
- 2011年6月やさしいメニューセミナー&提案会スタート
- 2017年4月ISO14001の認証を返上し、新たにSMILE PROJECTの活動を開始
- 2018年6月阪南支店を新築移転し、商品調達部門として西日本商品センターを設置
- 2018年8月災害に強い高機能型物流拠点として、京浜トラックターミナル「ダイナベース」へ東京支店を移転
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
- 2024年2月M&A壽屋商事株式会社(現寿屋商事株式会社)の発行株式数の100%を取得し、連結子会社化
- 2025年3月M&Aウェルユー・フード株式会社の発行株式数の100%を取得し、非連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
収益力の強化
ヘルスケアフードとPB商品を重点施策とし、営業リソースを重点投下して販路拡大や取扱い促進により収益拡大と安定化を図る。
- 02
事業領域の拡大
C&C業態の店舗拡大、ECビジネス、海外市場への商品供給など新領域への進出や事業開発に挑戦する。
- 03
経営基盤の整備・強化
健康経営の推進やエンゲージメント向上、組織や拠点政策の見直し、中核人材育成、女性活躍促進の行動計画を実行する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で873人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は756万円で、9期前と比べて+56.7%。平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は14.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 769 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 785 | — |
| 2019年3月 | 482 | 38.0 | 13.4 | 776 | — |
| 2020年3月 | 488 | 38.0 | 13.5 | 772 | — |
| 2021年3月 | 464 | 38.1 | 13.3 | 768 | — |
| 2022年3月 | 468 | 39.5 | 14.6 | 717 | — |
| 2023年3月 | 606 | 40.3 | 15.1 | 728 | — |
| 2024年3月 | 720 | 40.6 | 15.1 | 760 | — |
| 2025年3月 | 745 | 40.6 | 15.0 | 838 | 430 |
| 2026年3月 | 756 | 40.2 | 14.2 | 873 | 435 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内寿屋商事株式会社徳島市 · 連結子会社議決権100.0%
- 調達133万円平成29年度市原刑務所非常食供給契約法務省 · 2018-02-08
- 調達86万円鳥取刑務所被収容者用飲料(緑茶)供給契約法務省 · 2016-07-15
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,293億円、営業利益は38億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.4%、利益が+5.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,368億円 | 1,293億円 |
| 営業利益 | 41億円 | 38億円 |
| 純利益 | 29億円 | 28億円 |
| 1株あたり配当 | ¥104 | ¥104 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は328億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.3%、営業利益は+11.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 242 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 266 | 9 | 3.4 | 6 |
| 2024年2Q | 279 | 8 | 2.9 | 6 |
| 2024年3Q | 305 | 9 | 3.0 | 5 |
| 2024年4Q | 264 | — | — | 14 |
| 2025年2Q | 583 | 19 | 3.3 | 15 |
| 2025年4Q | 610 | 17 | 2.8 | 13 |
| 2026年2Q | 644 | 20 | 3.1 | 14 |
| 2026年4Q | 649 | 18 | 2.8 | 14 |
| 2027年1Q | 328 | 10 | 3.0 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は690億円から1,293億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は2.9%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 690 | — | 8 | — | 4 |
| 2014年3月 | 724 | — | 7 | — | 4 |
| 2015年3月 | 779 | — | 8 | — | 4 |
| 2016年3月 | 872 | — | 9 | — | 6 |
| 2017年3月 | 915 | — | 9 | — | 4 |
| 2018年3月 | 957 | — | 9 | — | 6 |
| 2019年3月 | 1,001 | — | 8 | — | 5 |
| 2020年3月 | 960 | — | 4 | — | 4 |
| 2021年3月 | 661 | — | −12 | — | −30 |
| 2022年3月 | 706 | — | −6 | — | −1 |
| 2023年3月 | 948 | — | 18 | — | 16 |
| 壽屋商事株式会社(現寿屋商事株式会社)の発行株式数の100%を取得し、連結子会社化 | |||||
| 2024年3月 | 1,114 | — | 33 | — | 31 |
| ウェルユー・フード株式会社の発行株式数の100%を取得し、非連結子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 1,193 | 36 | 36 | 3.0 | 28 |
| 2026年3月 | 1,293 | 38 | 39 | 2.9 | 28 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,293億円のうち、営業利益として残るのは38億円で2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.1%1,049億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.9%206億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%38億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが33億円、投資CFが−30億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は54億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2 | −2 | −3 | 0 | 32 |
| 2014年3月 | 15 | 1 | −5 | 16 | 43 |
| 2015年3月 | 16 | −1 | −3 | 15 | 55 |
| 2016年3月 | 4 | −2 | −3 | 2 | 54 |
| 2017年3月 | 9 | −20 | −3 | −11 | 40 |
| 2018年3月 | 4 | −36 | −3 | −32 | 5 |
| 2019年3月 | 6 | −4 | 6 | 2 | 13 |
| 2020年3月 | 25 | −3 | 1 | 22 | 36 |
| 2021年3月 | −19 | −3 | 15 | −22 | 29 |
| 2022年3月 | 5 | 2 | −4 | 7 | 32 |
| 2023年3月 | 26 | 1 | −18 | 27 | 41 |
| 2024年3月 | 28 | −1 | −28 | 27 | 40 |
| 2025年3月 | 37 | −5 | −11 | 32 | 61 |
| 2026年3月 | 33 | −30 | −10 | 3 | 54 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は411億円。このうち返さなくてよい自己資本が170億円で、自己資本比率は41.3%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 238 | 107 | 131 | 45.1 |
| 2014年3月 | 248 | 108 | 140 | 43.4 |
| 2015年3月 | 269 | 112 | 157 | 41.7 |
| 2016年3月 | 288 | 116 | 172 | 40.4 |
| 2017年3月 | 297 | 120 | 177 | 40.4 |
| 2018年3月 | 312 | 126 | 186 | 40.3 |
| 2019年3月 | 325 | 129 | 196 | 39.6 |
| 2020年3月 | 307 | 129 | 178 | 42.2 |
| 2021年3月 | 268 | 99 | 169 | 36.9 |
| 2022年3月 | 274 | 95 | 179 | 34.7 |
| 2023年3月 | 330 | 110 | 220 | 33.5 |
| 2024年3月 | 354 | 127 | 227 | 35.8 |
| 2025年3月 | 376 | 145 | 231 | 38.5 |
| 2026年3月 | 411 | 170 | 241 | 41.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで284社中22位あたり、逆に低いのは自己資本比率で284社中199位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,600で、1年前と比べて+21.0%。過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.7倍 |
| PER (会社予想) | 7.5倍 |
| PBR | 1.25倍 |
| 配当利回り | 4.00% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
AI分析は準備中です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は堅調に拡大しているが、営業利益率が3%前後と低く、収益性の改善が課題。強気派は、食品・衛生分野の需要安定と新規顧客開拓による売上成長を持続可能と評価。弱気派は、競争激化による価格競争と低マージン体質からの脱却困難さを懸念。また、直近の利益成長鈍化への見方も分かれる。
- 安定需要と売上成長
食品・衛生は景気変動の影響を受けにくく、売上は連続増収。
- 収益性改善余地
ROEが17.9%と高く、資産効率は良好。規模拡大でマージン向上の可能性。
- 割安バリュエーション
PER7.5倍、配当利回り3.9%は割安感がある。業績安定なら株主還元も持続。
- 低い営業利益率
営業利益率3%未満で推移。価格競争が激しく、マージン拡大は難しい。
- 利益成長の鈍化
2026/3期の純利益が横ばい予想。成長鈍化でバリュエーションが割安に映らない可能性。
- 業界特性上の限界
卸売業は差別化が難しく、顧客の値上げ圧力に脆弱。
- 売上高成長率
- 継続的な増収が投資ストーリーの根幹。
- 営業利益率
- 低マージン体質からの脱却の鍵となる指標。
- 配当性向
- 高配当利回りの持続性を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり104円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 18 | — | 39.2 |
| 2018年3月 | 20 | 11.1 | 30.7 |
| 2019年3月 | 20 | 0.0 | 34.3 |
| 2020年3月 | 20 | 0.0 | 50.2 |
| 2022年3月 | 5 | −75.0 | — |
| 2023年3月 | 30 | 500.0 | 16.6 |
| 2024年3月 | 90 | 200.0 | 25.8 |
| 2025年3月 | 102 | 13.3 | 30.1 |
| 2026年3月 | 102 | 0.0 | 30.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥104
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ9,315人。区分でいちばん多いのは個人・その他で64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.4%を占め、残る66.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 51.2 | 52.9 | 54.1 | 63.5 | 62.1 | 64.0 |
| 金融機関 | 21.7 | 20.5 | 17.6 | 16.4 | 17.2 | 16.9 |
| 事業法人 | 25.7 | 25.7 | 26.3 | 17.0 | 17.0 | 16.5 |
| 自己株式 | 2.2 | 2.2 | 2.2 | 10.6 | 10.4 | 10.3 |
| 外国法人 | 0.6 | 0.5 | 0.6 | 2.1 | 2.4 | 2.0 |
| 証券会社 | 0.8 | 0.4 | 1.4 | 1.0 | 1.2 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | サンホーム共栄会 | 11.23 |
| 02 | 三井住友信託銀行株式会社(MSM3信託口) | 8.63 |
| 03 | 尾家 美津子 | 4.66 |
| 04 | 尾家産業従業員持株会 | 3.47 |
| 05 | 株式会社オイエコーポレーション | 3.23 |
| 06 | 三井住友信託銀行株式会社(信託口甲26号) | 2.66 |
| 07 | 伊藤忠商事株式会社 | 2.23 |
| 08 | 三井住友信託銀行株式会社(信託口甲27号) | 1.83 |
| 09 | 尾家 啓二 | 1.82 |
| 10 | 株式会社みずほ銀行 | 1.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+660%、1株純資産は14期で+76%。直近期のROEは17.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 45 | 1,161 | 3.9 | 18.5 | 40.4 |
| 2014年3月 | 43 | 1,191 | 3.7 | 19.3 | 41.5 |
| 2015年3月 | 45 | 1,239 | 3.7 | 19.5 | 40.1 |
| 2016年3月 | 62 | 1,283 | 4.9 | 13.8 | 29.0 |
| 2017年3月 | 46 | 1,326 | 3.5 | 25.7 | 39.2 |
| 2018年3月 | 65 | 1,388 | 4.8 | 19.9 | 30.7 |
| 2019年3月 | 58 | 1,424 | 4.1 | 22.4 | 34.3 |
| 2020年3月 | 40 | 1,429 | 2.8 | 37.4 | 50.2 |
| 2021年3月 | −331 | 1,094 | −26.2 | — | — |
| 2022年3月 | −13 | 1,052 | −1.2 | — | — |
| 2023年3月 | 181 | 1,221 | 15.9 | 6.1 | 16.6 |
| 2024年3月 | 344 | 1,534 | 24.1 | 5.0 | 25.8 |
| 2025年3月 | 340 | 1,747 | 20.7 | 5.8 | 30.1 |
| 2026年3月 | 338 | 2,045 | 17.9 | 7.4 | 30.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額204百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 尾家啓二 | 代表取締役 会長 | 77 | 168,000 |
| 尾家健太郎 | 代表取締役 社長執行役員 管理本部長 兼 マーケティング本部長 | 52 | 149,000 |
| 坂口泰也 | 取締役 専務執行役員 営業本部長 | 55 | 114,000 |
| 野々村透 | 取締役 上席執行役員 マーケティング本部 副本部長 | 67 | 15,000 |
| 田辺彰子 | 取締役 | 56 | — |
| 岩辺裕昭 | 取締役 | 74 | — |
| 谷村正之 | 監査役(常勤) | 67 | 1,000 |
| 荻田倫也 | 監査役 | 69 | — |
| 橋本薫 | 監査役 | 50 | — |
| 森下豊 | — | 77 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 117 | 35 | 12 | 165 | 41 |
| 社外取締役 | 5 | 37 | — | 1 | 39 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容376字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,945字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,320字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,295字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第66期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
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- 四半期報告書四半期報告書-第64期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第63期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
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- 四半期報告書四半期報告書-第63期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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