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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

タキヒヨー

Takihyo Co., Ltd.9982 · Standard · 卸売業

婦人・子供向け衣料と毛織物を企画・製造し、物流・不動産・素材販売にも展開するアパレル企業。

概要

タキヒヨーは1751年に古知野(現愛知県江南市)で京呉服・絹織物の卸商として創業した老舗企業である。現在はアパレル・テキスタイル関連事業を主力に、マテリアル事業や不動産賃貸事業、コメダ珈琲店のフランチャイズ運営などを手がける。本社は名古屋市西区に置き、連結従業員数は731人。2026年2月期の連結売上高は640億円(640億円は財務数値より)、当期純利益は16億円。東京証券取引所スタンダード市場と名古屋証券取引所プレミア市場に上場している。

アパレル・テキスタイルが売上の約89%を占める

2026年2月期の連結売上高639億70百万円のうち、アパレル・テキスタイル関連事業が567億42百万円(88.7%)を占める。同事業ではレディスとベビー・キッズ向け衣料品、および毛織物を中心とするテキスタイル(生地)の企画・製造・販売を行う。企画から生産、物流まで一貫して手がける商社機能が強みで、得意先の短納期発注(引き付け型)や機能性素材のニーズに機動的に対応している。主要取引先には株式会社しまむらがあり、2026年2月期の販売高は251億2百万円、総販売実績の39.2%を占める。

マテリアル事業と賃貸事業が収益を補完

アパレル以外の事業として、マテリアル事業は合成樹脂や化成品等の販売を行い、2026年2月期の売上高は52億69百万円(全体の8.2%)である。賃貸事業は不動産の賃貸・管理を行い、売上高は9億17百万円(同1.4%)。その他事業にはフランチャイジーとして運営する「コメダ珈琲店」のほか、他社向け物流業務の受託が含まれ、売上高は10億41百万円(同1.6%)。これらの非中核事業もグループ収益に貢献している。

国内子会社が縫製・物流を支えるグループ体制

タキヒヨーグループは当社と5つの連結子会社で構成される。国内子会社では、ティー・エフ・シー株式会社がパターン・サンプルの製造やカットソーの縫製、ユニフォームの企画・販売を担当。株式会社タキヒヨー・オペレーション・プラザは海外生産品を得意先店舗別に仕分け・梱包・出荷するデリバリー業務を担う。ティー・ティー・シー株式会社はグループ向け機器リースと不動産賃貸管理を行う。これらの子会社が本社の企画・販売機能と連携し、サプライチェーン全体をカバーする。

270年以上の歴史を持つ名古屋発の卸商社

タキヒヨーの起源は1751年、古知野(現江南市)での京呉服・絹織物の卸商創業に遡る。1912年に名古屋市で株式会社滝兵商店を設立し、1943年に瀧兵株式会社、1967年にタキヒヨー株式会社へ商号変更した。1994年に名古屋証券取引所市場第二部に上場、2002年に東京証券取引所市場第二部上場を経て、2005年には両取引所の第一部指定を受けた。2022年には東京証券取引所スタンダード市場および名古屋証券取引所プレミア市場へ移行している。

業界の中での役割はアパレル製品の企画・製造・販売、および関連物流・不動産サービスを提供するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
640億円
営業利益
19億円
営業利益率
3.0%
純利益
16億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01アパレル・テキスタイル主力

レディス・ベビー・キッズ向け衣料品と毛織物(テキスタイル)の企画・製造・販売。海外子会社が生産・質管理を担い、国内子会社がパターン・縫製や物流を担当。

主な製品・サービス3
婦人服
レディス向け衣料品。
ベビー・キッズ服
乳幼児・子供向け衣料品。
毛織物(テキスタイル)
毛を主原料とした生地。

02賃貸事業準主力

不動産の賃貸・管理、グループ企業向けの機器リース・不動産管理を行う。

主な製品・サービス2
不動産賃貸
オフィスビルや商業施設等の賃貸。
機器リース
グループ企業向けの設備リース事業。

03マテリアル副次

合成樹脂、化成品等の販売を行う。アパレルとは異なる素材分野。

主な製品・サービス2
合成樹脂
樹脂原料・成形材料などの販売。
化成品
化学製品の販売。

04その他その他

コメダ珈琲店のフランチャイズ運営、他社物流業務受託など。

製品と技術

レディスとベビー・キッズ向けアパレルの企画・製造

アパレル・テキスタイル関連事業の中核はレディス向けおよびベビー・キッズ向け衣料品である。自社で企画・デザインを行い、主に海外で生産し、国内の得意先である百貨店や専門店、量販店に卸売する。子会社ティー・エフ・シー株式会社ではパターン・サンプル製作やカットソー縫製も手がけ、短納期や小ロット需要に応える体制を持つ。2026年2月期の同事業売上高は567億円超で、最大取引先しまむら向けが全体の39.2%を占める。

毛織物を中心とするテキスタイル(生地)販売

テキスタイル部門では毛織物を主力に、各種生地の企画・販売を行う。吸湿速乾、UVケア、発熱保温などの機能性素材の開発・提案にも注力し、得意先のニーズに合わせた商品を供給する。素材開発から生産管理まで一貫して行うことで、アパレル製品とのシナジーを発揮。近年は短納期の引き付け型発注が増加しており、サプライチェーン全体のマネジメント力を活かした機動的な対応が求められている。

合成樹脂や化成品を取り扱うマテリアル事業

マテリアル事業では合成樹脂や化成品等の販売を行っており、2026年2月期の売上高は52億69百万円。アパレルとは異なる分野で収益源を分散している。同事業は主に産業向けであり、安定した需要が見込まれる。原材料価格や為替変動の影響を受けるが、グループ全体の収益基盤の多様化に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

繊維専門商社、収益改善途上

タキヒヨーは繊維製品を中心とする専門商社。売上高は約606億円(2025/2期)で、翌期は640億円に増加見込み。営業利益率は2.15%と低水準だが、改善傾向にある(2026/2期は2.97%)。同業のリョーサン菱洋は電子部品で高収益、高千穂交易は計測機器で高い。繊維業界の競争激化や需要変動が課題。

強み

  • 売上高が577億→606億→640億と増加傾向。
  • 営業利益率が2.15%から2.97%へ向上見込み。
  • 長年の繊維商社としてのノウハウと取引網。
  • 売上高600億円超で、キャッシュフローは安定。

課題

  • 営業利益率は3%未満と低く、収益構造の改善が必要。
  • 国内繊維市場は縮傾向で、業界全体の成長が鈍い。
  • 同業他社との差別化要素が限定的で、価格競争にさらされやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がタキヒヨー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18089ナイス245億円9.2倍
27481尾家産業241億円7.7倍
38057内田洋行240億円9.5倍
48076カノークス236億円9.7倍
53023ラサ商事230億円9.1倍
69982タキヒヨー226億円13.8倍
78085ナラサキ産業226億円9.6倍
88095アステナホールディングス221億円9.4倍
97521ムサシ220億円6.7倍
108091ニチモウ219億円9.4倍
118093極東貿易217億円11.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

京呉服卸商として創業した1751年

宝暦元年(1751年)5月、古知野(現愛知県江南市)において京呉服・絹織物の卸商を創業した。これがタキヒヨーの起源となる。その後、1912年11月に名古屋市で各種織物の売買を目的として株式会社滝兵商店を設立し、企業組織としての歩みを開始。1943年7月には瀧兵株式会社に商号変更した。創業から法人化まで161年を要したが、卸売業としての基盤を固めた。

東京・大阪への進出と商号変更の1967年

1948年3月に東京出張所を開設(1958年支店昇格)、1956年6月には大阪支店を開設し、主要都市での営業拠点を整備。1956年1月には婦人服製造を目的に瀧兵被服工業株式会社(後のタキヒヨー被服)を設立し、製造機能を内製化した。1967年12月、社名をタキヒヨー株式会社に変更。同時に物流業務を目的とした関連会社株式会社中部流通センターを設立し、物流基盤を強化した。

海外拠点の拡大と1994年の株式上場

1972年4月にニューヨーク駐在事務所、同年11月にソウル駐在事務所を開設し、海外調達・販売の足掛かりを築いた。1988年10月には香港に現地法人瀧兵香港有限公司を設立。1991年8月にはニューヨーク駐在事務所を閉鎖し支店化した。1994年7月、名古屋証券取引所市場第二部に上場。1995年12月にはイタリア(ミラノ)に現地法人TAKIHYO ITALIA S.P.A.を設立(2008年清算結了)し、欧州にも進出した。

連結子会社の再編と中国進出の2000年代

2002年3月に東京証券取引所市場第二部に上場。2005年2月には両取引所の第一部銘柄に指定された。2008年2月、中国に現地法人タキヒヨー(上海)貿易有限公司を設立し、生産管理・品質管理・輸出業務を現地化。2010年9月にはソウル駐在事務所を閉鎖し現地法人タキヒヨー韓国株式会社を設立(2023年清算)。2012年2月には株式会社マックスアンドグローイングの全株式取得により連結子会社化(2014年吸収合併)。

子会社統合と商号変更を繰り返した2010年代

2009年7月に株式会社中部流通センターと株式会社タキヒヨー・オペレーション・プラザを合併し、商号を後者に統一。2012年3月にはミラノ駐在事務所を閉鎖し支店化(2026年閉鎖)。2013年7月、香港子会社がベトナムにホーチミン駐在員事務所を開設(後に閉鎖手続き中)。2020年6月には子会社ティー・エル・シー株式会社を吸収合併し、グループのスリム化を進めた。

スタンダード市場移行と中期経営計画の2020年代

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ、名古屋証券取引所はプレミア市場へ移行。2025年度より開始した中期経営計画では、ROICに基づく事業ポートフォリオの見直し、人的資本の拡充、DX加速、サプライチェーン・物流基盤の強化を重点課題に掲げる。2026年4月には中国青島市に品質管理センターを開設し、品質管理体制をさらに強化した。

年表36件を開く

1750年代

  • 1751年5月創業古知野(現愛知県江南市)において京呉服・絹織物の卸商を創業

1910年代

  • 1912年11月名古屋市にて各種織物の売買を目的として㈱滝兵商店を設立

1940年代

  • 1943年7月商号変更瀧兵㈱に商号変更
  • 1948年3月東京都中央区に東京出張所を開設(1958年8月支店に昇格、2022年5月に現在地東京都千代田区へ移転)

1950年代

  • 1956年1月商号変更婦人服製造を目的として瀧兵被服工業㈱を設立(1967年12月タキヒヨー被服㈱に商号変更)
  • 1956年6月大阪市東区に大阪支店を開設(2020年11月現在地大阪市中央区久太郎町へ移転)

1960年代

  • 1967年3月物流業務を目的として関連会社、㈱中部流通センターを設立
  • 1967年12月タキヒヨー㈱に商号を変更

1970年代

  • 1972年4月ニューヨーク駐在事務所を開設
  • 1972年11月ソウル駐在事務所を開設
  • 1974年4月子供洋品・ベビー服製造を目的として子会社、㈱タキヒヨー北陸センターを設立

1980年代

  • 1985年3月物流業務を目的として子会社、㈱東京タキヒヨー商品センターを設立
  • 1987年2月婦人服製造を目的として子会社、㈱タキヒヨー滋賀センターを設立
  • 1988年10月香港に現地法人、子会社、瀧兵香港有限公司を設立(提出日現在、清算手続き中)

1990年代

  • 1991年3月物流業務を目的として子会社、㈱タキヒヨー・オペレーション・プラザを設立
  • 1991年8月ニューヨーク駐在事務所を閉鎖し、ニューヨーク支店を開設
  • 1994年7月上場名古屋証券取引所市場第二部上場
  • 1995年12月商号変更イタリア(ミラノ)に現地法人、子会社、TAKIHYO ITALIA S.P.A.を設立(2007年6月TAKIHYO ITALIA S.R.L.に会社形態及び商号変更、2008年10月清算結了)
  • 1997年3月M&A子会社、㈱東京タキヒヨー商品センターと㈱タキヒヨー・オペレーション・プラザ(存続会社)を合併
  • 1997年12月子会社、ティー・エフー・シー㈱を設立
  • 1998年3月M&A子会社、㈱タキヒヨー滋賀センターは、タキヒヨー被服㈱、㈱タキヒヨー北陸センター、タキヒヨーリース㈱及び㈱ユニス(いずれも当社の子会社)を合併、商号をティー・ティー・シー㈱(子会社)に変更、縫製事業部門をティー・エフー・シー㈱(子会社)に営業譲渡

2000年代

  • 2002年3月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 2005年2月東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場第一部銘柄に指定
  • 2008年2月中国に現地法人、子会社、タキヒヨー(上海)貿易有限公司を設立
  • 2008年3月M&A子会社、ティー・エフ・シー㈱(存続会社)と子会社、㈱タキヒヨーテクニーを合併
  • 2008年7月ミラノ駐在事務所を開設
  • 2009年7月M&A子会社、㈱中部流通センター(存続会社)と子会社、㈱タキヒヨー・オペレーション・プラザを合併、商号を㈱タキヒヨー・オペレーション・プラザに変更

2010年代

  • 2010年9月ソウル駐在事務所を閉鎖し、現地法人タキヒヨー韓国㈱を設立(2023年8月清算結了)
  • 2012年2月M&A㈱マックスアンドグローイングの全株式取得及び第三者割当増資の引受けにより連結子会社化
  • 2012年3月ミラノ駐在事務所を閉鎖し、ミラノ支店を開設(2026年3月閉鎖)
  • 2013年7月子会社、瀧兵香港有限公司がベトナムにホーチミン駐在員事務所を開設(提出日現在、閉鎖手続き中)
  • 2014年12月M&A子会社、㈱マックスアンドグローイングを吸収合併
  • 2015年7月子会社、タキヒヨー(上海)貿易有限公司が中国大連市に品質管理センターを開設

2020年代

  • 2020年6月M&A子会社、ティー・エル・シー㈱を吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ移行
  • 2026年4月子会社、タキヒヨー(上海)貿易有限公司が中国青島市に品質管理センターを開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 年間株主還元額5億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア事業の強靭化とリスク吸収

    外部環境悪化に対応するため、中期経営計画を着実に実行し、コア事業の収益力を強化することでコスト上昇リスクを吸収する。

  2. 02

    持続的成長基盤のアップデート

    顧客・市場ニーズに応え「選ばれるサプライヤー」であり続けるため、人的資本拡充、DX加速(AI・グループウェア)、サプライチェーン・物流基盤強化、品質管理向上に経営資源を投入する。

  3. 03

    株主還元と資本効率向上

    中期経営計画の目標である年間5億円以上の株主還元を実行し、資本効率と企業価値の持続的向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で731人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は542万円で、9期前と比べて+24.6%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は14.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月911
2018年2月908
2019年2月905
2020年2月43539.913.3887
2021年2月44140.613.5881
2022年2月45741.714.2841
2023年2月45940.812.9732
2024年2月47942.413.4715
2025年2月51042.314.0703185
2026年2月54242.714.2731260

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社(名古屋市西区) (注)21,153百万円
全セグメント
東京支店(東京都千代田区) (注)218百万円
アパレル・テキスタイル関連事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    瀧兵香港有限公司(注)4
    中国 香港特別 行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ティー・ティー・シー㈱
    名古屋市 西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ティー・エフ・シー㈱
    名古屋市 西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    タキヒヨー(上海)貿易 有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タキヒヨー・オペレーション・プラザ
    愛知県 犬山市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は640億円営業利益19億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.6%、利益が+46.2%。

売上高
+5.6%
640億円
営業利益
+46.2%
19億円
純利益
+45.5%
16億円
営業利益率
3.0%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高648億円640億円
営業利益20億円19億円
純利益16億円16億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は177億円、営業利益は8億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+14.9%、営業利益は+14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q14742.75
2024年2Q120−2−1.7−1
2024年3Q17484.67
2024年4Q136−3
2025年1Q15474.56
2025年2Q130−2−1.5−2
2025年4Q32282.57
2026年2Q318113.59
2026年4Q32282.57
2027年1Q17784.57

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は745億円から640億円へ86%に減った。直近期の営業利益率は3.0%。売上は2期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
子会社、瀧兵香港有限公司がベトナムにホーチミン駐在員事務所を開設(提出日現在、閉鎖手続き中)
2013年2月7452914
子会社、㈱マックスアンドグローイングを吸収合併
2014年2月7942012
子会社、タキヒヨー(上海)貿易有限公司が中国大連市に品質管理センターを開設
2015年2月7772411
2016年2月8442314
2017年2月780117
2018年2月728−1120
2019年2月6482−16
子会社、ティー・エル・シー㈱を吸収合併
2020年2月60300
2021年2月500−8−11
2022年2月538−20−20
2023年2月6183−3
2024年2月57788
2025年2月60613142.111
子会社、タキヒヨー(上海)貿易有限公司が中国青島市に品質管理センターを開設
2026年2月64019193.016

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高640億円のうち、営業利益として残るのは19億円3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は16億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.1%506億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.0%115億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.0%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.3pt
3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.9pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが25億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは22億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は51億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月366−354230
2014年2月−841−428
2015年2月35−20−131530
2016年2月14−5−7932
2017年2月21−9−91234
2018年2月−2475−245162
2019年2月−3−263−2935
2020年2月94−141334
2021年2月−6−112−739
2022年2月−52−157−5344
2023年2月−1316−14333
2024年2月37−12−282531
2025年2月263−202941
2026年2月25−3−132251

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は509億円。このうち返さなくてよい自己資本が326億円で、自己資本比率は63.8%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月53331621759.0
2014年2月53231721559.4
2015年2月61035725358.1
2016年2月57031325754.6
2017年2月52333818564.1
2018年2月51735416367.9
2019年2月47833514369.5
2020年2月44732612172.4
2021年2月44731413369.8
2022年2月47129217961.4
2023年2月47127919258.9
2024年2月48630318362.2
2025年2月47230316963.9
2026年2月50932618363.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
215億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
49億円
在庫として抱えている分
負債合計
183億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中68位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中230位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.8%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.6%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,568で、1年前と比べて+51.8%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥2,568+2.7%1ヶ月+6.2%1年+51.8%時価総額226億円
過去52週の値幅
安値¥1,689高値¥3,075

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.8倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR0.67倍
配当利回り1.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月高値2798円から急落。直近2278円と25日線(2519円)を9.6%下回り、週足では大きく陰線。52週安値1689円比+35%の水準にあるが、高値からは26%下落。出来高は7月13日に28,900株と増加し、売りが加速。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 12.3倍は業界平均17.3倍を下回り、PBR 0.60倍は平均1.20倍の半分程度。ROE 5.2%は低いが、自己資本は安定。配当利回り2.19%は平均2.96%をやや下回るが、配当性向27%と低く増配余地あり。収益は増益基調で、バリュエーションは割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.8倍17.9倍
PER (予想)13.4倍
PBR0.67倍1.24倍
ROE5.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は回復基調。2025年2月期は黒字化し、2026年2月期も増収増益予想(営業利益率2.97%)。強気派は衣料需要の回復と収益改善、低PBR(0.60倍)の割安感を評価。弱気派は繊維業界の競争激化や消費者支出の不透明感、利益率の低さを懸念。自己資本比率は高いが、成長性が乏しい。

プラスに働く材料7
  • 収益改善傾向

    2025年2月期黒字化、2026年2月期増益予想。

  • 低PBR・割安感

    PBR0.60倍で解散価値に近い水準。

  • 自己資本比率高い

    財務基盤は安定。

  • 営業利益46%増益計画2026年2月期影響

    営業利益13→19億円へ46%増加、収益回復が鮮明

  • 純利益45%増益見通し2026年2月期影響

    純利益11→16億円へ45%増加、利益成長が加速

  • PER12.3倍、成長率考慮で割安通年影響

    PERが12.3倍と成長率対比で割安、バリュエーションに上昇余地

  • 5期連続増収基調継続影響

    売上高577→606→640億円と安定成長、収益基盤拡大

マイナスに働く材料7
  • 業績不安定

    過去には赤字計上、回復途上。

  • 競争激化

    アパレル業界は寡占化・価格競争が厳しい。

  • 低利益率

    営業利益率3%未満で改善余地大。

  • 営業利益率2.97%は低水準継続影響

    営業利益率が3%未満と低く、コスト上昇で更なる悪化リスク

  • 原材料価格上昇リスク継続影響

    仕入原価の上昇が利益率を圧迫する可能性

  • 競合激化による販売単価下落不定影響

    卸売業界の競争激化で販売価格下落、収益圧迫懸念

  • 為替変動による輸入コスト増継続影響

    輸入依存度が高ければ円安でコスト増、利益を圧迫

次の決算で確かめる点
売上高
衣料需要の回復度合いを示す。
営業利益率
収益力改善を見る。
受注高
将来の売上を占う先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+28.6%いまの株価に対する利回りは1.95%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
1.95%
いまの株価に対して
配当性向
27.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月4074.2
2018年2月400.017.1
2019年2月400.0
2020年2月400.0
2021年2月20−50.0
2022年2月200.0
2023年2月200.0393.7
2024年2月2525.036.6
2025年2月3540.034.2
2026年2月4528.627.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ5,643人。区分でいちばん多いのは事業法人43.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.1%を占め、残る44.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人40.540.640.041.041.643.2
個人・その他35.936.738.937.939.236.0
金融機関21.020.118.216.912.012.0
外国法人2.41.90.52.46.55.0
証券会社0.20.62.31.70.73.8
自己株式3.33.43.12.14.33.5
外国人個人0.00.00.00.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社キョクヨーホールディングス27.27
02株式会社旭洋興産4.77
03立花証券株式会社3.20
04LIM JAPAN EVENT MASTER FUND(常任代理人 立花証券株式会社)3.07
05株式会社三菱UFJ銀行2.93
06タキヒヨー取引先持株会2.45
07日本生命保険相互会社1.86
08滝茂夫1.38
09三井住友信託銀行株式会社1.36
10第一生命保険株式会社1.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-25
    UGSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    8.19%
    +1.01pt
  • 2026-06-26
    UGSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    7.18%
    +1.05pt
  • 2026-05-27
    UGSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    6.13%
    +1.10pt
  • 2026-05-26
    株式会社旭洋興産
    新規の大量保有報告
    4.78%
    +0.40pt
  • 2026-04-20
    UGSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.03%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+507%、1株純資産は14期で+466%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月316764.814.229.4
2014年2月1243,3883.716.436.0
2015年2月1143,8083.219.757.2
2016年2月1463,3414.115.134.8
2017年2月733,5962.131.774.2
2018年2月2103,7635.710.717.1
2019年2月−1743,559
2020年2月53,4690.1291.2
2021年2月−1203,358
2022年2月−2203,151
2023年2月−313,015393.7
2024年2月843,3172.714.636.6
2025年2月1243,4653.711.534.2
2026年2月1873,8245.211.727.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/2期の役員報酬は総額171百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
滝一夫代表取締役 社長執行役員66117,860
武藤篤取締役専務執行役員 社長補佐兼 スタッフ担当7015,900
板倉秀紀取締役常務執行役員 ガーメントグループ マネジャー兼 QC/生産統括グループ マネジャー552,100
土屋旅人取締役常務執行役員 スタッフ副担当兼 グローバルブランド グループ管掌472,100
小笠原剛取締役73400
金子靖代取締役67
丹羽卓三取締役 常勤監査等委員619,400
鷲野直久取締役 監査等委員6711,300
海老澤美幸取締役 監査等委員51
PAUL CANDLAND取締役67
三輪孝秀取締役 常勤監査等委員611,800
水野大取締役 監査等委員62

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員610311512020
取締役(社内)3250269
社外取締役213137
取締役(社内)212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容862字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社及び連結子会社5社で構成されており、その主な事業内容はアパレル・テキスタイル関連製品の企画・製造・販売であり、その他に、不動産賃貸事業、マテリアル事業を展開しています。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 アパレル・テキスタイル関連事業 ……    当社はレディス及びベビー・キッズ向けを主体とする衣料品と毛織物を主体とするテキスタイル(生地)の企画・製造・販売を主要業務としております。 海外の連結子会社のうちタキヒヨー(上海)貿易有限公司は、現地における当社向け商品の生産管理、納期管理、品質管理及び本社への輸出業務のサポートを主体に業務を行っております。 瀧兵香港有限公司は、清算手続き中であります。 国内の連結子会社のうちティー・エフ・シー株式会社は、パターン・サンプルの製造、カットソーを主体とする縫製、ユニフォームの企画・販売を行っております。 株式会社タキヒヨー・オペレーション・プラザは、主に海外で生産された商品をお客さまの店舗毎に仕分け、梱包し、出荷するデリバリー関連業務を担っております。 賃貸事業 …………………………………    当社は不動産の賃貸、管理及びそれらに関連する事業活動を行っております。ティー・ティー・シー株式会社は、主に当社グループ企業に対しての機器リース及び不動産の賃貸管理を行っております。 マテリアル事業 …………………………   当社は、合成樹脂、化成品等の販売を行っております。 その他 ……………………………………   当社は、フランチャイジーとして「コメダ珈琲店」の運営等を行っております。当社と株式会社タキヒヨー・オペレーション・プラザは、他社の物流業務の受託を行っております。 以上のグループの状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。 (注) ※1は連結子会社であります。 ※2は清算手続き中であります。
経営方針・対処すべき課題519字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 今年度の見通しにつきましては、中東情勢を背景とした原油・エネルギー価格の高騰懸念や、それに伴う物流費・原材料費への波及など、サプライチェーン全体において想定を超えるコスト上昇リスクが顕在化しつつあります。さらに、これらを要因とする広範な物価高が、消費者の生活防衛意識を一段と強めることが予想されます。こうした外部環境の悪化が当社グループの経営に与える影響は大きいと予想しておりますが、2025年度よりスタートした中期経営計画を着実に実行していくことでコア事業の強靭化を果たし、リスクの吸収に努めてまいります。また、どのような環境下でも得意先と市場のニーズに応え、「選ばれるサプライヤーであり続けるために」持続的な成長を支える基盤のアップデートに注力してまいります。特に重点分野として、競争の源泉である人的資本の拡充、AIや新たなグループウェアなどDXの加速、サプライチェーンと物流基盤の強化、品質管理のレベルアップなどに的確に経営資源を配分してまいります。同時に、中期経営計画で掲げた「年間5億円以上の株主還元」という目標を実行し、資本効率の向上と持続的な企業価値の向上を図ってまいります。
事業等のリスク1,947字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 事業等のリスク情報につきましては、以下の通りであります。 なお、以下に記載している将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 ① 消費者の嗜好の変化などに伴うリスク 当社グループが取り扱う衣料品は、ファッショントレンドの変化による影響、景気動向が消費意欲に与える影響、他社との競合による販売価格の抑制などを受けやすい傾向にあります。このような状況下におきまして、当社グループは情報力、分析力の強化による企画精度の向上や生産期間の短縮化を図り、売れ筋商品の開発に努めておりますが、さらなる競合の激化や、予測と異なるトレンドの変化に対して適切な商品政策が実施できない場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ② 為替に関するリスク 当社グループは、仕入高に占める海外商品の依存度が高く、主として米ドル決済を行っております。為替リスクヘッジのために四半期ごとに仕入れ予測に基づいた実需の範囲で為替予約を実施しております。しかしながら、予期せぬ為替レートの変動が生じた場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ③ 生産地に関するリスク 当社グループは、中国等のアジア地域における生産の依存度が高くなっております。そのため、予期しない法律または規制の変更、不測の政治体制または経済政策の変化、テロ・戦争・天災・その他要因による国・地域の混乱、重大な影響を及ぼす流行性疾患の蔓延などにより、商品の調達に支障が生じた場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ④ 販売先に関するリスク ⅰ)売上高依存度 当社グループの上位販売先における売上高依存度は高い傾向にあります。当社グループは主力販売先との緊密な関係を強化するよう常に心掛けるとともに、新規販路の拡大を重要な営業政策としておりますが、販売先の経営方針の変更等何らかの予期せぬ事態により取引の中断や取引の継続に支障が生じた場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ⅱ)与信面 当社グループにおける主要な販売先は、量販店、専門店、通販、百貨店等の小売業者及び衣料品卸売業者と多岐にわたります。当社グループにおいては、これらの販売先に対して、社内規定等に基づいた与信管理を徹底し、万全な債権の保全に努めておりますが、予期せぬ経営破綻等により貸倒損失の発生や、売上高の減少が生じた場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ⑤ 天候に関するリスク レディス・アパレルをはじめとした当社グループの主要製品は、シーズン性が強いアパレル製品の割合が高く、冷夏・暖冬等の天候不順によりシーズン商品の販売が予測と大きく異なった場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ⑥ 個人情報に関するリスク 当社グループは、個人情報保護に関して、情報の利用や管理等について社内で安全管理体制を整えておりますが、予期せぬ事由によって外部漏洩が発生し、社会的信用の低下や損害賠償責任が生じた場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ⑦ 新規事業に伴うリスク 当社グループは、企業価値を高めていくために、顧客や市場の変化に柔軟に対応した業態開発や、ブランド開発などの事業投資に積極的に取り組んでおります。事業投資については予め充分な調査・研究を行っておりますが、市場環境の変化により、事業活動が計画どおりに進捗しなかった場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ⑧ 品質に関するリスク 当社グループは、商品の品質管理におきまして、厳しい品質基準を設け適切な管理体制のもと対応しておりますが、当社グループまたは仕入先などに原因が存する予期せぬ事由により、商品の製造物責任を問われる事故が発生し、当社グループの企業・ブランドイメージの低下や損害賠償責任が生じた場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 また、商品の品質不良発生により主力販売先と取引が継続できない状態が生じた場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ⑨ ライセンス契約に関するリスク 当社グループは、様々な企業からライセンス供与を受けておりますが、契約の満了、解除または大幅な条件変更があった場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ⑩ 原料価格や物流費の高騰に関するリスク 中東の地政学リスクに伴う原料価格・物流費の高騰や、物価高による衣料品消費の減退などにより、予測を大きく上回るコスト上昇や販売不振が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,432字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における日本経済は、賃上げが継続しているものの、食料品や日用品などの物価高が続く中、実質ベースの賃金は伸び悩み、衣料品を含めた消費活動は、節約志向の影響で弱含みの状況が続いております。 アパレル業界におきましては、暑くて長い夏、寒暖差が大きい冬といった気候変化に伴い、消費者が購入を直前まで見極める傾向に合わせ、得意先からは短納期の発注(いわゆる「引き付け型」)割合が高まっております。 また吸湿速乾、UVケア、発熱保温といった機能性素材の充実や、SNSなど消費者の購買機会を高めるための販促・マーケティング手法の提供ニーズが高まっております。当社ではこうした様々なニーズに機動的に対応していくと同時に、素材開発から商品企画・提案、生産といった川上から物流と販売に至る川下まで、サプライチェーン全体をマネージできる商社機能のアップデートに努めているところであります。商品の企画提案、生産から販売に至る工程管理を改めて整備し、品質をおろそかにしない体制の強化を進めているところであります。 当社グループでは、2025年度よりスタートした中期経営計画において、最重点課題として、既存卸売ビジネスの強靭化に取り組む中で事業分野ごとにROIC(投下資本利益率)に基づき、収益化の難しい事業の見直しや再構築を行うなど構造改革を進めているところでありますが、財務課題と併せて人事給与制度の刷新やダイバーシティ推進など人的資本の拡充、新たなグループウェアやAIの実装などDX加速による生産性向上に積極的に取り組んでいるところであります。 当連結会計年度の業績は、売上高が63,970百万円(前期比5.5%増)、営業利益は1,942百万円(前期比48.0%増)、経常利益は1,947百万円(前期比43.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,615百万円(前期比45.9%増)となり、増収増益につなげることができました。 セグメント別の売上高は、以下のとおりであります。 (単位:百万円) セグメント   2025年2月期   2026年2月期   増減率 アパレル・テキスタイル関連事業   53,841   56,742   5.4   % 賃貸事業   885   917   3.6   % マテリアル事業   4,903   5,269   7.4   % その他   1,002   1,041   3.9   % 合計   60,633   63,970   5.5   % 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) アパレル・テキスタイル関連事業   1,008   △5.1 賃貸事業   -   - マテリアル事業   -   - その他   -   - 合計   1,008   △5.1 (注) 金額は製造原価であります。 ② 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) アパレル・テキスタイル関連事業   43,993   +8.5 賃貸事業   -   - マテリアル事業   4,715   +6.1 その他   629   +4.3 合計   49,338   +8.2 ③ 受注状況 該当事項はありません。 ④ 販売実績 当連結会計年度の販売実績については、「(1)経営成績」に記載のとおりであります。 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) ㈱しまむら   22,201   36.6   25,102   39.2 (2) 財政状態 総資産 流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金、商品及び製品、デリバティブ債権の増加などにより前連結会計年度末比1,796百万円増加し、23,581百万円となりました。固定資産は、投資有価証券の増加などにより前連結会計年度末比1,873百万円増加し、27,296百万円となりました。この結果、総資産は、前連結会計年度末比3,669百万円増加し、50,877百万円となりました。 負債 負債は、未払金、繰延税金負債の増加などにより前連結会計年度末比1,380百万円増加し、18,321百万円となりました。 純資産 純資産は、利益剰余金、その他の包括利益累計額の増加などにより前連結会計年度末比2,288百万円増加し、32,555百万円となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)につきましては、前連結会計年度末に比べ922百万円(22.2%)増加の5,066百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動により増加した資金は、税金等調整前当期純利益が1,959百万円、売上債権、棚卸資産の増加、仕入債務の増加などにより2,505百万円(前期は2,621百万円の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動により減少した資金は、有形固定資産の取得による支出、無形固定資産の取得による支出などにより288百万円(前期は314百万円の増加)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動により減少した資金は、短期借入金の増加がありましたが、長期借入金の返済による支出、配当金の支払額、自己株式の取得による支出などにより1,303百万円(前期は1,959百万円の減少)となりました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① 主要な資金需要及び財源 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、賃貸不動産の取得、設備新設・改修等によるものであります。 これらの資金の財源につきましては、営業活動によるキャッシュフロー及び自己資本のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。 ② 資金の流動性 当社及び国内連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネージメント・システム)を導入することにより、各社における余剰資金の一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。これらの見積りについては過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴い、実際の結果と異なる場合があります。 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループの繰延税金資産の回収可能性は、予算により見積もられた課税所得の発生状況等に基づき判断しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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