概要
株式会社南陽は、福岡市博多区に本社を置く総合機械商社である。建設機械の販売・レンタル、産業機器の販売・製造、砕石事業の3セグメントを展開し、連結売上高は約368億円(2026年3月期)、従業員数は521名(単体)である。福岡証券取引所(1994年上場)と東京証券取引所スタンダード市場(2017年上場)に株式を公開している。
建設機械の販売・レンタルを柱とする事業構成
建設機械事業は、油圧ショベルやブルドーザーなどの建設機械、産業用車両の販売とレンタルを主力とする。当社が販売・レンタルを行い、子会社の株式会社南陽レンテックが主に建設機械のレンタルを担う。2026年3月期のセグメント売上高は14,390百万円、セグメント利益は2,118百万円で、前期比で増収増益を達成した。公共工事や民間工事向けに高粗利商品の販売強化を進める。
産業機器事業が連結売上の約6割を占める
産業機器事業は、半導体製造装置、ロボット、工場自動化機器などの販売と製造を手掛ける。子会社の共栄通信工業株式会社、株式会社戸髙製作所、株式会社エイ・エス・エイ・ピイ、株式会社AQUAPASS、アプリオリ株式会社、株式会社浜村が製造・販売に参画する。2026年3月期の売上高は21,988百万円と全体の59.7%を占めるが、設備投資抑制の影響で前期比1.4%減、セグメント利益は1,418百万円と15.7%減となった。
砕石事業と海外拠点によるグループ補完
砕石事業は子会社の株式会社共立砕石所が運営し、福岡県宮若市で砕石を製造・販売する。2026年3月期の売上高は436百万円と小規模だが、製造コスト転嫁によりセグメント利益は47百万円と急増した。海外では、中国上海市に南央国際貿易(上海)有限公司を2003年に設立、マレーシア、ベトナム、台湾にも現地法人を置き、産業機器の仕入・販売仲介を行う。
業界の中での役割は建設機械・産業機器の販売・レンタル業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 産業機器事業 | 220億円 | 59.8% | 14億円 | 6.4% |
| 建設機械事業 | 144億円 | 39.1% | 21億円 | 14.6% |
| 砕石事業 | 4億円 | 1.1% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01建設業主力
建設機械や産業用車両の販売・レンタルを実施。南陽レンテックがレンタルを、南陽重車輌が中古車両販売を担当。
- 建設機械
- 油圧ショベルやクレーンなど、建設現場で使用される機械。新品・中古の販売とレンタルに対応。
- 産業用車輌
- フォークリフトなどの物流現場で使われる車両。販売・レンタルを提供。
02製造業準主力
産業機器(工場設備など)の販売に加え、子会社が製造も手がける。海外子会社を活用し、グローバルに展開。
- 産業機器
- 工場の生産設備や周辺機器。販売だけでなく、一部子会社で製造も行う。
03建設資材(砕石)副次
共立砕石所が砕石を製造・販売。建設現場向けの骨材を供給。
- 砕石
- コンクリート用骨材などに使われる砕石。
製品と技術
建設機械の販売・レンタルと産業用車両の再販
建設機械事業では、油圧ショベルやブルドーザー、クレーンなどの建設機械の新品・中古販売とレンタルを主力とする。子会社の南陽レンテックがレンタル事業を、南陽重車輌が産業用車両(フォークリフトなど)の中古販売を担う。2026年3月期の仕入高は6,453百万円で、販売高は14,390百万円に達し、粗利率の高いインフラ補修向け商品の拡販に注力する。
半導体・ロボット分野の産業機器と自社製造品
産業機器事業では、半導体製造装置関連部品、ロボット、工場自動化設備を販売する。子会社群(共栄通信工業、戸髙製作所、エイ・エス・エイ・ピイ、AQUAPASS、アプリオリ、浜村)は産業機器の製造・販売を手掛け、自社製品の開発も推進する。2026年3月期の生産高は2,701百万円で、半導体前工程の商品拡充や成長分野への取り組みを強化している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
建材卸で地域密着、規模は中堅
当社は建築資材の卸売を主力とする中堅商社。売上高は380億→368億と微減傾向だが、営業利益率は8%前後と業界平均並み。同業のリョーサン菱洋や高千穂交易と比べると規模は小さく、取扱商品も汎用品が多い。地域密着型の営業網が強みだが、建設需要の地域偏在や大手との競合にさらされる。業績は安定しているが成長性に欠け、収益力の向上が課題。
強み
- 特定地域に強い営業拠点を持ち、地元需要家との強固な関係を構築。
- 売上高は横ばいながらも営業利益率8%前後を維持し、安定的に稼ぐ。
- 建築資材全般を取り扱い、顧客のワンストップニーズに対応。
- 長年にわたる取引実績により、顧客からの信頼が厚い。
課題
- 売上高が伸び悩み、市場拡大が見込めない中での新規開拓が課題。
- 大規模な同業他社との価格競争やサービス競争で劣勢に立たされる。
- 特定地域の建設需要に左右されやすく、分散化が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字が南陽
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8007高島 | 276億円 | 22.3倍 |
| 2 | 9270バリュエンスホールディングス | 275億円 | 10.0倍 |
| 3 | 8275フォーバル | 273億円 | 17.3倍 |
| 4 | 3388明治電機工業 | 271億円 | 9.5倍 |
| 5 | 8041OUGホールディングス | 259億円 | 4.7倍 |
| 6 | 7417南陽 | 252億円 | 10.0倍 |
| 7 | 8089ナイス | 245億円 | 9.2倍 |
| 8 | 7481尾家産業 | 241億円 | 7.7倍 |
| 9 | 8057内田洋行 | 240億円 | 9.5倍 |
| 10 | 8076カノークス | 236億円 | 9.7倍 |
| 11 | 3023ラサ商事 | 230億円 | 9.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
西日本ベアリングとして設立から商号変更までの10年
1953年8月、資本金300万円で西日本ベアリング株式会社を福岡市薬院大通に設立。翌1954年3月、商号を南陽機材株式会社に変更し、建設機械・産業機器の商社として歩み始める。1959年9月には東京支店を設置し、首都圏への販路拡大を図った。
九州・関西へ営業網を広げた1960~70年代
1961年4月に北九州営業所(後の北九州支店)、1966年10月に神戸営業所(後の関西支店)、1973年10月に鹿児島営業所(後の鹿児島支店)を開設。九州全域と関西エリアで建設機械の販売拠点を整備した。1974年8月には福岡県宮若市に株式会社共立砕石所を設立し、砕石事業に参入。1979年12月には本社を福岡市博多区に移転した。
社名変更と福岡証券取引所上場(1992~1994年)
1992年1月、商号を株式会社南陽に変更。1994年4月に南九州営業所(後の南九州支店)を熊本に設置し、同年11月に福岡証券取引所へ株式を上場した。これにより資金調達力が高まり、翌1995年4月には熊谷営業所(後の北関東支店)を埼玉県に開設するなど、本州への進出を加速させた。
中国進出とレンタル子会社の拡充(1997~2003年)
1997年5月、熊本に株式会社南陽重車輌(現・南陽重車輌)を設立し、産業用車両の中古販売事業を開始。2003年4月には沖縄駐在所を設置するとともに、浜村ユアツ有限会社(現・株式会社浜村)を買収し、産業機器の製造・販売に参入。同年9月、中国上海市に南央国際貿易(上海)有限公司を設立し、海外事業の足掛かりを築いた。
東京証券取引所上場とM&Aによる事業領域拡大(2017~2026年)
2017年3月に株式会社戸髙製作所(大分県)を買収し、産業機器の製造能力を強化。同年12月に東京証券取引所市場第二部に上場、2018年12月には市場第一部銘柄に指定された。2022年4月の市場区分再編でスタンダード市場へ移行後、同年7月に株式会社エイ・エス・エイ・ピイ(埼玉県)、2024年2月に株式会社AQUAPASS(佐賀県)、2026年3月にアプリオリ株式会社(東京都)を相次いで買収し、産業機器事業の品揃えを拡大した。
年表28件を開く
1950年代
- 1953年8月創業西日本ベアリング株式会社(資本金3百万円)を福岡市薬院大通2丁目54番地に設立
- 1954年3月商号変更商号を南陽機材株式会社に変更
- 1959年9月東京都港区に東京支店を設置(1960年に東京都中央区に移転)
1960年代
- 1961年4月福岡県戸畑市に北九州営業所(1990年に支店昇格)を設置(1990年に北九州市八幡西区に移転)
- 1966年10月神戸市兵庫区に神戸営業所(2015年に支店昇格:関西支店)を設置(2002年に兵庫県西宮市に移転)
1970年代
- 1973年10月鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所(1982年に支店昇格)を設置
- 1974年8月福岡県宮若市に株式会社共立砕石所を設立(現・連結子会社)
- 1979年9月大分県大分市に大分営業所(1982年に支店昇格)を設置
- 1979年12月本社を福岡市博多区博多駅南5丁目25番7号に移転
1980年代
- 1989年9月M&A福岡市博多区の福岡建設機械株式会社(現・株式会社南陽レンテック)を買収(現・連結子会社)
1990年代
- 1990年10月長野県松本市に信州営業所(2001年に支店昇格)を設置
- 1992年1月商号変更商号を株式会社南陽に変更
- 1994年4月熊本市東区に南九州営業所(2001年に支店昇格)を設置
- 1994年11月上場福岡証券取引所に株式上場
- 1995年4月埼玉県熊谷市に熊谷営業所(2001年に支店昇格:北関東支店)を設置
- 1997年5月熊本市南区に株式会社南陽ディーゼルトウゲ(現・株式会社南陽重車輌)を設立(現・連結子会社)
2000年代
- 2003年4月M&A福岡県遠賀郡遠賀町の浜村ユアツ有限会社(現・株式会社浜村)を買収(現・連結子会社)
- 2003年4月沖縄県那覇市に沖縄駐在所(2019年に支店昇格)を設置
- 2003年9月中国上海市に南央国際貿易(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)
2010年代
- 2011年10月本社を福岡市博多区博多駅前3丁目19番8号に移転
- 2013年4月M&A東京都渋谷区の共栄通信工業株式会社を買収(現・連結子会社)
- 2017年3月M&A大分県大分市の株式会社戸髙製作所を買収(現・連結子会社)
- 2017年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
- 2018年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行
- 2022年7月M&Aさいたま市西区の株式会社エイ・エス・エイ・ピイを買収(現・連結子会社)
- 2024年2月M&A佐賀県西松浦郡有田町の株式会社AQUAPASSを買収(現・連結子会社)
- 2026年3月M&A東京都千代田区のアプリオリ株式会社を買収(現・連結子会社)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で521人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は664万円で、9期前と比べて+8.3%。平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は12.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 409 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 414 | — |
| 2019年3月 | 613 | 41.4 | 13.1 | 418 | — |
| 2020年3月 | 564 | 41.6 | 13.1 | 425 | — |
| 2021年3月 | 594 | 41.0 | 12.7 | 440 | — |
| 2022年3月 | 599 | 41.5 | 12.6 | 450 | — |
| 2023年3月 | 639 | 41.8 | 13.0 | 475 | — |
| 2024年3月 | 628 | 41.7 | 13.3 | 508 | — |
| 2025年3月 | 646 | 41.9 | 13.1 | 504 | 575 |
| 2026年3月 | 664 | 41.3 | 12.5 | 521 | 537 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社11社(国内 9 / 海外 2) を有報から抽出しています。
- 国内㈱南陽レンテック福岡市博多区議決権100.0%
- 国内㈱南陽重車輌熊本市南区議決権100.0%
- 国内共栄通信工業㈱東京都渋谷区議決権100.0%
- 国内㈱戸髙製作所大分県大分市議決権100.0%
- 国内㈱エイ・エス・エイ・ピイさいたま市西区議決権100.0%
- 国内㈱AQUAPASS佐賀県西松浦郡有田町議決権100.0%
- 国内アプリオリ㈱東京都千代田区議決権100.0%
- 国内㈱浜村福岡県遠賀郡遠賀町議決権100.0%
- 海外南央国際貿易(上海)有限公司中国上海市議決権100.0%
- 国内㈱共立砕石所福岡県宮若市議決権100.0%
- 海外建南和股份有限公司台湾台北市議決権31.5%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は368億円、営業利益は28億円。前期と比べると増収減益で、売上が+0.8%、利益が-3.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 400億円 | 368億円 |
| 営業利益 | 30億円 | 28億円 |
| 純利益 | 23億円 | 24億円 |
| 1株あたり配当 | ¥65 | ¥65 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は89億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−7.3%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 111 | — | — | 6 |
| 2024年1Q | 96 | 7 | 7.3 | 5 |
| 2024年2Q | 85 | 5 | 5.9 | 4 |
| 2024年3Q | 94 | 8 | 8.5 | 5 |
| 2024年4Q | 105 | — | — | 6 |
| 2025年2Q | 177 | 13 | 7.3 | 10 |
| 2025年4Q | 188 | 16 | 8.5 | 10 |
| 2026年2Q | 169 | 12 | 7.1 | 8 |
| 2026年4Q | 199 | 16 | 8.0 | 16 |
| 2027年1Q | 89 | 7 | 7.9 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は274億円から368億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.6%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都渋谷区の共栄通信工業株式会社を買収(現・連結子会社) | |||||
| 2013年3月 | 274 | — | 9 | — | 5 |
| 2014年3月 | 332 | — | 18 | — | 9 |
| 2015年3月 | 335 | — | 21 | — | 12 |
| 2016年3月 | 317 | — | 17 | — | 10 |
| 東京証券取引所市場第二部に株式上場 | |||||
| 2017年3月 | 318 | — | 20 | — | 13 |
| 2018年3月 | 362 | — | 26 | — | 17 |
| 2019年3月 | 386 | — | 27 | — | 18 |
| 2020年3月 | 343 | — | 22 | — | 14 |
| 2021年3月 | 324 | — | 20 | — | 13 |
| さいたま市西区の株式会社エイ・エス・エイ・ピイを買収(現・連結子会社) | |||||
| 2022年3月 | 348 | — | 27 | — | 17 |
| 2023年3月 | 393 | — | 32 | — | 21 |
| 佐賀県西松浦郡有田町の株式会社AQUAPASSを買収(現・連結子会社) | |||||
| 2024年3月 | 380 | — | 30 | — | 20 |
| 2025年3月 | 365 | 29 | 31 | 7.9 | 20 |
| 東京都千代田区のアプリオリ株式会社を買収(現・連結子会社) | |||||
| 2026年3月 | 368 | 28 | 31 | 7.6 | 24 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高368億円のうち、営業利益として残るのは28億円で7.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.5%289億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.9%51億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.6%28億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが41億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは28億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は105億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 30 | −16 | −9 | 14 | 30 |
| 2014年3月 | 36 | −23 | −11 | 13 | 32 |
| 2015年3月 | 30 | −6 | −13 | 24 | 44 |
| 2016年3月 | 22 | −10 | −10 | 12 | 46 |
| 2017年3月 | 30 | −4 | −15 | 26 | 57 |
| 2018年3月 | 25 | −12 | −17 | 13 | 53 |
| 2019年3月 | 13 | −10 | −13 | 3 | 44 |
| 2020年3月 | 38 | −11 | −11 | 27 | 59 |
| 2021年3月 | 57 | −29 | −5 | 28 | 82 |
| 2022年3月 | 27 | −23 | −6 | 4 | 80 |
| 2023年3月 | 17 | −28 | −6 | −11 | 62 |
| 2024年3月 | 52 | −25 | −19 | 27 | 71 |
| 2025年3月 | 49 | −22 | −10 | 27 | 90 |
| 2026年3月 | 41 | −13 | −13 | 28 | 105 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は421億円。このうち返さなくてよい自己資本が275億円で、自己資本比率は65.2%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 271 | 106 | 165 | 39.1 |
| 2014年3月 | 318 | 117 | 201 | 36.7 |
| 2015年3月 | 310 | 130 | 180 | 41.9 |
| 2016年3月 | 301 | 135 | 166 | 44.9 |
| 2017年3月 | 309 | 147 | 162 | 47.7 |
| 2018年3月 | 334 | 164 | 170 | 49.2 |
| 2019年3月 | 335 | 174 | 161 | 52.1 |
| 2020年3月 | 324 | 183 | 141 | 56.4 |
| 2021年3月 | 347 | 196 | 151 | 56.4 |
| 2022年3月 | 373 | 209 | 164 | 56.0 |
| 2023年3月 | 411 | 227 | 184 | 55.3 |
| 2024年3月 | 429 | 247 | 182 | 57.6 |
| 2025年3月 | 412 | 257 | 155 | 62.3 |
| 2026年3月 | 421 | 275 | 146 | 65.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で284社中40位あたり、逆に低いのは売上成長率で284社中204位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,905で、1年前と比べて+52.5%。過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.0倍 |
| PER (会社予想) | 10.4倍 |
| PBR | 0.83倍 |
| 配当利回り | 3.41% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で+27%急騰。52週高値1916円に接近。週足は強い上昇トレンド。25日線1671円を+11.4%上回る。出来高は7/3以降増加し、買い安心感。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER 9.8倍は業界平均17.3倍を大きく下回り割安。PBR 0.83倍は平均1.20倍を下回り、ROE 8.9%に対して株価が純資産を下回っている。配当利回り3.65%は平均2.96%を上回るが、配当性向73.6%と高く、今後の増配余地は限定的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.0倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 10.4倍 | — |
| PBR | 0.83倍 | 1.24倍 |
| ROE | 8.9% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
自動車販売の需要変動と、地域経済への依存度が論点。強気派は安定したディーラー収益と、住宅事業の成長、高い配当利回りを評価。弱気派は自動車販売のボラティリティや、人口減少地域での長期的な需要減少を懸念。
- 高配当利回り
配当利回り3.65%と安定配当が魅力。
- 収益安定性
整備・保険などストック収益が底堅い。
- 住宅事業寄与
住宅販売・リフォームが収益を補完。
- 純利益20%増と利益成長通年影響強
2026/3期純利益24億円(前年比+20%)、増益基調
- PBR0.83倍の資産価値乖離不定影響中
解散価値の1.2倍、資産価格に見合う株価水準
- 安定配当利回り3.65%継続影響中
連続増配実績、配当性向約40%で持続可能
- 財務健全性の高さ継続影響弱
自己資本が時価総額を上回り、財務リスク低い
- 自動車販売の変動
新車販売台数は景気や補助金に左右される。
- 人口減少リスク
山口県は人口減少が顕著で長期的需要が減少。
- 業績伸び悩み
売上高は横ばい傾向で成長鈍化。
- 売上高伸び悩み通年影響強
380→365→368億円とほぼ横ばい、成長ストーリー欠如
- 営業利益減少トレンド通年影響中
2026/3期営業利益28億円、前年29億円から減少
- 外国人保有比率低く需給停滞不定影響中
外国人持ち株比率6%と低く、グローバル資金流入限定的
- 自動車部品需要の変動リスク継続影響弱
景気後退で在庫調整リスク、収益感応度高い
- 新車販売台数
- 自動車販売の主力指標。
- 住宅事業売上高
- 第二の柱の成長状況。
- 整備・部品売上高
- ストック収益の動向。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり65円で、前期から+17.2%。いまの株価に対する利回りは3.41%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 38 | — | 50.6 |
| 2020年3月 | 33 | −13.2 | 61.3 |
| 2021年3月 | 30 | −10.6 | 65.0 |
| 2022年3月 | 41 | 39.0 | 61.1 |
| 2023年3月 | 51 | 23.2 | 50.0 |
| 2024年3月 | 51 | 0.0 | 60.6 |
| 2025年3月 | 58 | 14.9 | 68.8 |
| 2026年3月 | 68 | 17.2 | 73.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥65
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ14,404人。区分でいちばん多いのは個人・その他で73.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.3%を占め、残る80.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 64.3 | 64.1 | 66.3 | 68.7 | 71.1 | 73.8 |
| 金融機関 | 21.0 | 20.5 | 17.7 | 16.1 | 11.3 | 10.2 |
| 事業法人 | 11.5 | 11.4 | 11.5 | 9.1 | 9.5 | 9.1 |
| 自己株式 | 3.7 | 3.7 | 3.6 | 5.6 | 5.5 | 7.4 |
| 外国法人 | 1.0 | 3.2 | 2.9 | 4.0 | 6.4 | 6.0 |
| 証券会社 | 2.2 | 0.8 | 1.5 | 2.1 | 1.6 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 武内英一郎 | 4.07 |
| 02 | 株式会社西日本シティ銀行 | 3.26 |
| 03 | 株式会社三井住友銀行 | 3.24 |
| 04 | 小林敬子 | 2.96 |
| 05 | 白江やす | 2.61 |
| 06 | 松本智子 | 2.29 |
| 07 | 株式会社福岡銀行 | 2.24 |
| 08 | 三宅貴子 | 2.18 |
| 09 | 長谷川猛夫 | 2.15 |
| 10 | 武内八郎 | 2.01 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+162%、1株純資産は14期で+35%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 73 | 1,664 | 4.5 | 7.9 | 43.3 |
| 2014年3月 | 149 | 1,833 | 8.5 | 6.5 | 56.8 |
| 2015年3月 | 192 | 2,042 | 9.9 | 6.9 | 36.9 |
| 2016年3月 | 157 | 2,119 | 7.6 | 5.6 | 40.5 |
| 2017年3月 | 210 | 2,315 | 9.5 | 8.1 | 48.4 |
| 2018年3月 | 263 | 2,583 | 10.7 | 9.0 | 44.1 |
| 2019年3月 | 284 | 2,737 | 10.7 | 7.4 | 50.6 |
| 2020年3月 | 109 | 1,435 | 7.8 | 5.8 | 61.3 |
| 2021年3月 | 104 | 1,536 | 7.0 | 8.1 | 65.0 |
| 2022年3月 | 137 | 1,638 | 8.6 | 6.9 | 61.1 |
| 2023年3月 | 168 | 1,781 | 9.8 | 6.7 | 50.0 |
| 2024年3月 | 157 | 1,977 | 8.4 | 8.2 | 60.6 |
| 2025年3月 | 163 | 2,053 | 8.1 | 7.1 | 68.8 |
| 2026年3月 | 190 | 2,245 | 8.9 | 7.6 | 73.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額221百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 武内英一郎 | 代表取締役 会長 | 67 | 538,368 |
| 篠崎学 | 代表取締役 社長 | 58 | 21,332 |
| 眞野耕二 | 常務取締役 事業統括 | 67 | 17,204 |
| 南雲一紀 | 取締役 建機事業本部長 | 64 | 7,002 |
| 古賀貴文 | 取締役 建機事業本部副本部長 | 54 | 7,002 |
| 栗田真欣 | 取締役 産機事業本部長 | 56 | 9,094 |
| 石川一郎 | 取締役(常勤監査等委員) | 67 | 10,200 |
| 奥田貫介 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
| 斧田みどり | 取締役(監査等委員) | 64 | — |
| 南谷敦子 | 取締役(監査等委員) | 54 | — |
| 漆間麻紀 | 取締役(監査等委員) | 51 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 106 | 82 | 12 | 200 | 33 |
| 社外取締役 | 4 | 13 | — | — | 13 | 3 |
| 取締役(社内) | 1 | 8 | — | — | 8 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容635字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,209字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,064字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,180字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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