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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ナラサキ産業

8085 · Standard · 卸売業

北海道に地盤を持つ独立系商社。電機・機械・建材燃料の販売に海運を組み合わせ、物流と販売の一貫サービスを強みとする。

概要

ナラサキ産業株式会社は、1902年に室蘭港で創業した港湾荷役業を起源とし、1943年の統合を経て設立された総合商社である。電機、機械、建設・エネルギー、海運の4セグメントを主力とし、売上高は1,202億円(2026年3月期)、従業員740名を擁する。登記上の本店は札幌市中央区に置き、東京証券取引所スタンダード市場および札幌証券取引所に上場している。

電機・機械・建設エネルギー・海運の4本柱

当社グループは、電機関連、機械関連、建設・エネルギー関連、海運関連の4セグメントで構成される。電機関連では配電制御機器や空調設備、FAシステムなどを扱い、売上高318億円(2026年3月期)を計上する。機械関連は農業施設や産業機械、環境設備が中心で94億円。建設・エネルギー関連はセメントや生コンクリート、石油製品が主力で629億円と最大セグメントである。海運関連は海陸一貫輸送や港湾運送を手掛け160億円。4セグメント合計で売上高1,202億円、営業利益30億円を達成している。

北海道発祥の全国拠点網と海外展開

本社(東京)、北海道支社(登記上本店)をはじめ、旭川、帯広、仙台、大阪、名古屋、福岡、横浜、山梨、静岡など全国に営業拠点を配置する。海外では2006年に中国現地法人「悠禧貿易(上海)有限公司」、2013年にベトナム現地法人「NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.」を設立し、ASEAN地域にもFAシステム販売網を広げる。2025年には本社事務所と北海道支社を移転し、業務効率化を図っている。

9社の子会社と6社の関連会社で構成

連結子会社9社、関連会社6社を擁する。電機関連では悠禧貿易(上海)とNARASAKI VIETNAMが海外販売を担う。建設・エネルギー関連ではナラサキ石油が石油製品販売と船舶給油を行い、富士総販や後志生コン販売が生コンクリートを扱う。海運関連ではナラサキスタックスが中枢となり、九州マリン、楢崎通運、ケイナラなどが港湾運送や曳船、通関業務を分担。グループ全体で「チームナラサキ」として総合力を発揮する。

業界の中での役割は幅広い産業顧客に機器・資材・燃料を供給し、併せて物流サービスを提供する商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,203億円
営業利益
31億円
営業利益率
2.6%
純利益
22億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建設・エネルギー 関連事業630億円52.4%9億円1.4%
電機 関連事業318億円26.4%14億円4.4%
海運 関連事業160億円13.3%4億円2.5%
機械 関連事業95億円7.9%4億円4.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電機関連主力

配電制御機器、空調・冷凍・冷蔵設備、レーザ加工機、セラミックス等を販売。中国の子会社がFAシステムを、ベトナムの子会社がASEAN地域でFAシステム等の販売を展開。

主な製品・サービス5
配電制御機器
電力の配電を制御する機器で、産業施設やビルの電気設備に使用される。
空調・冷凍・冷蔵設備
業務用および産業用の空調・冷凍・冷蔵設備で、食品保管や施設空調に用いられる。
レーザ加工機
金属等をレーザで切断・加工する工作機械で、製造業で使用される。
セラミックス
工業用セラミックス部品で、耐熱性・耐摩耗性が要求される用途に使用される。
FAシステム
工場自動化のための制御システムや機器で、生産ラインの効率化に寄与する。

02建設・エネルギー主力

セメント、生コンクリート、建築資材、石油製品、道路切削舗装機械、コンクリートポンプ車等を販売。燃料の一部は子会社ナラサキ石油経由で販売し、船舶用燃料の給油業務も行う。生コンクリート等は関連会社から仕入れ販売。

主な製品・サービス6
セメント
建設用の結合材で、コンクリートの原料となる。
生コンクリート
建設現場に供給する未硬化のコンクリート。
建築資材
木材、鉄骨、内外装材など建築に用いる各種資材。
石油製品
ガソリン、軽油、重油など燃料用の石油製品。
道路切削舗装機械
道路の補修・舗装に用いる機械。
コンクリートポンプ車
生コンクリートを圧送する特殊車両。

03機械関連準主力

農業施設、産業機械、環境設備、および関連情報システムを販売。農業や製造業、環境分野の顧客に設備を提供。

主な製品・サービス4
農業施設
温室や畜舎など農業生産のための施設で、生産効率向上に貢献。
産業機械
製造工程で使用される各種機械設備。
環境設備
排水処理や大気浄化など環境負荷低減のための設備。
情報システム
関連する業務を支援するソフトウェアやシステム。

04海運関連準主力

子会社ナラサキスタックスが海陸一貫輸送を中心に、港湾運送、道路運送、倉庫業、通関業等を展開。子会社や関連会社が各業務の役務を提供。

製品と技術

電機関連事業:FAシステムと制御機器の販売

配電制御機器、空調・冷凍・冷蔵設備、レーザ加工機、セラミックスなどを販売する。子会社悠禧貿易(上海)とNARASAKI VIETNAMを通じて中国・ASEAN市場向けにFAシステムも展開。2026年3月期の売上高は318億円で、成約高は365億円と前年比30.9%増を記録。成約残高は83億円に達し、半導体関連や省力化投資の需要を取り込んでいる。

機械関連事業:農業施設から環境設備まで幅広く

農業施設、産業機械、環境設備、および関連する情報システムを販売する。売上高は94億円(2026年3月期)、セグメント利益は4億円と前年比55.1%増と好調。成約高は106億円で前年比15.1%増。食品製造設備や物流設備の工事請負も手掛け、顧客の生産性向上に貢献している。

建設・エネルギー関連事業:セメント・生コン・石油製品

セメント、生コンクリート、建築資材、石油製品の販売が主力。さらに道路切削舗装機械やコンクリートポンプ車も扱う。石油製品は子会社ナラサキ石油が販売・給油業務を担い、生コンクリートは富士総販や後志生コン販売から調達する。売上高629億円と全セグメント中最大で、国土強靭化やインフラ整備需要を背景に成長。成約高685億円(前年比20.9%増)と受注も堅調。

海運関連事業:海陸一貫輸送と港湾サービス

子会社ナラサキスタックスが中心となり、海陸一貫輸送、港湾運送、道路運送、倉庫業、通関業を提供。九州マリンは船舶貸渡・海運代理店、ケイナラは通関・港湾運送、東日本タグボートは曳船事業を担う。売上高160億円、セグメント利益3億円(前年比25.7%増)。北海道から九州まで拠点網を持ち、コンテナターミナル管理運営(苫小牧国際コンテナターミナル)も手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

専門商社、安定収益も低マージン体質

当社は卸売業セクターの専門商社で、売上高は1000億円超。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易などと比較して規模は中程度。営業利益率は2.7%前後と低めだが、安定的。2026/3期には売上高1203億円を見込む。取り扱い商材や顧客基盤は堅調だが、商社業界全体の低マージン構造が続く中で、差別化や高付加価値サービスの提供が課題。

強み

  • 売上高が1000億円超で着実に成長。2026年も増収見込み。
  • 多様な製品を扱い、特定分野への依存度が低い。
  • 長年の取引で築いた顧客ネットワークが強み。
  • 利益率は低いが、毎期安定して黒字を確保。

課題

  • 営業利益率2.6%程度と低く、高付加価値化が必要。
  • 同業他社との差別化が難しく、価格競争に陥りやすい。
  • 業界全体でデジタル化が遅れており、競争力強化が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がナラサキ産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17481尾家産業241億円7.7倍
28057内田洋行240億円9.5倍
38076カノークス236億円9.7倍
43023ラサ商事230億円9.1倍
58085ナラサキ産業226億円9.6倍
69982タキヒヨー226億円13.8倍
78095アステナホールディングス221億円9.4倍
87521ムサシ220億円6.7倍
98091ニチモウ219億円9.4倍
108093極東貿易217億円11.8倍
113180ビューティガレージ206億円22.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

港湾荷役業から法人化へ至る1902年〜1943年

1902年、室蘭港で個人企業「株式会社楢崎商店」が港湾荷役、回漕業、船舶代理業を創業。1928年に資本金10万円で法人組織に改組。1943年、港湾運送業統制令により主力事業が室蘭石炭港運に吸収され、港湾運送を中断。同年、1936年設立の楢崎商事と合併し、楢崎産業海運株式会社を資本金36万円で設立した。これが現在のナラサキ産業の直接の前身となる。

戦後復興で全国展開の基礎を固めた1946年〜1963年

1946年、東京出張所(現本社)を開設し、北海道外への進出を開始。同年札幌、1947年旭川、1949年仙台、1949年帯広と相次いで出張所を開設。1947年に三菱電機と磐城セメント(現住友大阪セメント)の特約店となり、商権を拡大。1954年には富士セメント(現日鉄高炉セメント)の特約販売店となる。1961年大阪、1962年名古屋へ進出し、全国的な販売網が整った。

上場と商号変更で法人格を整えた1963年〜1968年

1963年2月、商号を楢崎産業株式会社に変更。同年4月、東京証券取引所市場第二部と札幌証券取引所に株式を上場した。上場後も事業拡大を続け、1968年には楢崎石油商事株式会社(現ナラサキ石油)を設立し、石油製品販売に本格参入。これにより、港湾荷役業から商社への転換が加速した。

支店網の拡充とグループ会社の設立が進んだ1970年代〜1980年代

1972年福岡営業所(現九州支店)、1973年盛岡営業所を開設し、東北・九州へ販路を拡大。1984年には楢崎総合運輸株式会社を設立し、物流機能を強化。1989年横浜営業所(現神奈川支店)を開設し、関東圏の比重を高めた。この時期、グループ会社による専門化が進み、事業の多角化が本格化した。

分社化と商号変更で現在の体制へ至った1991年〜2002年

1991年2月、楢崎石油商事のSS(サービスステーション)部門を分離し、ナラサキ石油株式会社を設立。同年10月、運航部門を分離して楢崎総合運輸と統合し、ナラサキスタックス株式会社を設立。2002年10月、商号をナラサキ産業株式会社に変更し、現在の社名となった。この分社化により、各事業の独立性と専門性が高まった。

海外拠点の開設と市場区分移行を果たした2006年〜2022年

2006年2月、中国上海市に悠禧貿易(上海)有限公司を設立し、海外営業を開始。2011年には北関東支店を開設。2013年7月、ベトナムにNARASAKI VIETNAM CO.,LTD.を設立し、ASEAN地域へ進出。2020年にはホーチミン支店を開設。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行した。

本社移転と中期経営計画で次世代へ舵を切る2024年〜2025年

2024年9月、本社事務所を移転。2025年9月には北海道支社(登記上の本店)を移転し、業務の効率化を図った。同年12月、北関東支店も移転。同時期、2024年度を初年度とする中期経営計画「NSクリエーション2026」を始動し、「創業130年に向けた次世代のナラサキを創り上げる足固め」と位置付けて、DX・GX分野への対応やグループ総合力の強化に取り組んでいる。

年表33件を開く

1940年代

  • 1943年10月創業港湾運送業統制令により、株式会社楢崎商店の主たる営業の港湾運送業が室蘭石炭港運株式会社に吸収統合されたため、港湾運送業を中断し、楢崎商事株式会社(1936年設立)と合併して、楢崎産業海運株式会社を設立した。資本金36万円。〔創立の経緯〕株式会社楢崎商店は、1902年室蘭港にて港湾荷役、回漕業、船舶代理業を営む個人会社として創立。その後、1928年に資本金10万円の法人組織に改組設立された。
  • 1946年5月東京出張所(現本社)を開設。
  • 1946年6月札幌出張所(現北海道支社)を開設。
  • 1946年10月旭川出張所(現旭川支店)を開設。
  • 1947年4月三菱電機株式会社、磐城セメント株式会社(現住友大阪セメント株式会社)の特約店となる。
  • 1949年4月仙台出張所(現東北支店)を開設。
  • 1949年5月帯広出張所(現道東支店)を開設。

1950年代

  • 1954年5月富士セメント株式会社(現日鉄高炉セメント株式会社)の特約販売店となる。
  • 1958年3月苫小牧出張所(現苫小牧営業所)を開設。

1960年代

  • 1961年5月大阪営業所(現大阪支店)を開設。
  • 1962年1月名古屋駐在員事務所(現名古屋支店)を開設。
  • 1963年2月商号変更商号を楢崎産業株式会社に変更。
  • 1963年4月上場東京証券取引所市場第二部、札幌証券取引所に上場。
  • 1968年5月創業楢崎石油商事株式会社を設立。

1970年代

  • 1972年4月福岡営業所(現九州支店)を開設。
  • 1973年4月盛岡営業所を開設。

1980年代

  • 1984年4月創業楢崎総合運輸株式会社を設立。
  • 1989年10月横浜営業所(現神奈川支店)を開設。

1990年代

  • 1991年2月創業楢崎石油商事株式会社の営業のうちSS(サービスステーション)部門を分離独立、ナラサキ石油株式会社を設立。
  • 1991年10月M&A運航部門を分離し楢崎総合運輸株式会社と統合(現ナラサキスタックス株式会社)。

2000年代

  • 2002年2月山梨営業所を開設。
  • 2002年10月商号変更商号をナラサキ産業株式会社に変更。
  • 2006年2月創業中国現地法人「悠禧貿易(上海)有限公司」を設立。
  • 2008年9月東関東営業所を開設。

2010年代

  • 2011年9月西関東営業所(現北関東支店)を開設。
  • 2012年4月静岡営業所を開設。
  • 2013年7月創業ベトナム現地法人「NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.」を設立。
  • 2018年5月東関東営業所を移転。

2020年代

  • 2020年3月ベトナム現地法人「NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.」ホーチミン支店を開設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2024年9月本社事務所を移転。
  • 2025年9月北海道支社(登記上の本店)を移転。
  • 2025年12月北関東支店を移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで120,000百万円
  • 営業利益2026年度まで4,000百万円
  • 経常利益2026年度まで4,000百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで2,800百万円
  • 自己資本比率2026年度まで40.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループ総合力によるソリューション提供

    各事業セグメント(電機、機械、建設・エネルギー、海運等)の情報共有を推進し、連携・協業体制を強化することで、グループ全体の総合力を発揮し、多様なニーズに応える付加価値の高いソリューションを提供し、収益拡大を図ります。

  2. 02

    収益力強化と生産性向上

    コア事業である4セグメントの販売戦略・地域戦略を機動的に見直し、高品質サービスの提供による差別化・高付加価値化を推進します。事業ポートフォリオ分析に基づく「選択と集中」を進め、成長ドライバーを基軸とした戦略を積極展開します。

  3. 03

    DX・GX分野の取り組み強化

    データ・デジタル技術の活用や環境・省エネ関連投資など、DX・GX関連の需要に対応した製品・サービスを提供します。定型業務の効率化を目的としたAI実用化や業務改革をグループ全体で推進します。

  4. 04

    人材の確保・育成とエンゲージメント向上

    人材を最も重要なファクターと位置づけ、安定採用と適正配置に努めます。人的資本経営の観点から、スキルアップや次代リーダー養成の研修・教育を充実させ、働きがいのある職場環境とワークライフバランスを実現します。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    コーポレート・ガバナンスの充実、コンプライアンス徹底、リスク管理体制の整備を進めます。環境ビジネスやインフラ整備などのマテリアリティに取り組み、地域社会と連携し、サステナビリティ活動の情報発信も強化します。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で740人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は756万円で、9期前と比べて+13.8%平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月690
2018年3月696
2019年3月66442.516.7708
2020年3月64243.616.9730
2021年3月64242.216.2738
2022年3月63742.316.2725
2023年3月65142.916.6703
2024年3月68142.716.2723
2025年3月73742.716.0749414
2026年3月75642.616.0740419

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率70.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社他 — 苫小牧市他8,500百万円
海運関連事業
本社(東京都中央区)他10事業所1,017百万円
電機関連事業、機械関連事業、建設・エネルギー関連事業、全社共通
北海道支社(札幌市中央区)他5事業所493百万円
電機関連事業、機械関連事業、建設・エネルギー関連事業、全社共通
本社他 — 札幌市 中央区他349百万円
建設・エネルギー関連事業
主な関係会社
  • 国内
    ナラサキスタックス㈱(注)2,4
    苫小牧市 · 連結子会社
    議決権90.3%
  • 国内
    ナラサキ石油㈱
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    悠禧貿易(上海)有限公司
    上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    九州マリン㈱
    北九州市 若松区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東日本タグボート㈱
    八戸市 · 連結子会社
    議決権20.0%
  • 国内
    北海道防疫燻蒸㈱
    苫小牧市 · 連結子会社
    議決権20.0%
  • 国内
    ケイナラ㈱
    横浜市 中区 · 連結子会社
    議決権40.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,203億円営業利益31億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.9%、利益が+0.0%。

売上高
+6.9%
1,203億円
営業利益
+0.0%
31億円
純利益
+0.0%
22億円
営業利益率
2.6%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,250億円1,203億円
営業利益35億円31億円
純利益25億円22億円
1株あたり配当¥140¥140

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は276億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.4%、営業利益は+250.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2869
2024年1Q21520.92
2024年2Q267103.76
2024年3Q27262.24
2024年4Q32111
2025年2Q494102.07
2025年4Q631213.315
2026年2Q53591.76
2026年4Q668223.316
2027年1Q27672.56

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は977億円から1,203億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ベトナム現地法人「NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.」を設立。
2013年3月977177
2014年3月1,1192515
2015年3月1,0101814
2016年3月9401910
2017年3月8901912
2018年3月1,0162517
2019年3月1,0312618
ベトナム現地法人「NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.」ホーチミン支店を開設。
2020年3月9872416
2021年3月8721915
2022年3月9482416
2023年3月9992921
2024年3月1,0753123
2025年3月1,12531312.822
2026年3月1,20331322.622

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,203億円のうち、営業利益として残るのは31億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の1.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.3%1,074億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.1%98億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
1.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
8.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが30億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは13億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は129億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−2−201857
2014年3月26−4−122267
2015年3月19−6−171363
2016年3月10−4−6663
2017年3月91−111062
2018年3月56−3−215393
2019年3月13−3−91094
2020年3月22−6−616104
2021年3月215−1826112
2022年3月8−2−86111
2023年3月24−4−320128
2024年3月321−933150
2025年3月1−21−10−20126
2026年3月30−17−1013129

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は626億円。このうち返さなくてよい自己資本が295億円で、自己資本比率は46.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4167434217.2
2014年3月4428935319.5
2015年3月43310732623.9
2016年3月45011133924.1
2017年3月43712731028.4
2018年3月51314436927.3
2019年3月52615637028.9
2020年3月47116830334.8
2021年3月47318229137.5
2022年3月48219229038.9
2023年3月52321331039.7
2024年3月60624636039.6
2025年3月56526729846.3
2026年3月62629533146.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
135億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
221億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
31億円
在庫として抱えている分
負債合計
331億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中96位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中173位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,240で、1年前と比べて+22.5%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥4,240-0.6%1ヶ月-2.5%1年+22.5%時価総額226億円
過去52週の値幅
安値¥3,300高値¥4,790

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)8.6倍
PBR0.72倍
配当利回り3.30%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は4250円で、直近1ヶ月で+2.91%と上昇しています。25日線4223円、75日線4153円、200日線4013.08円を上回っており、中期・長期のトレンドは良好です。52週高値4790円からは11%下落していますが、52週安値3300円からは約29%上昇しています。RSIは55.7と中立圏で、出来高は低調ですが、堅調な推移です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

実績PER9.65倍、予想PER8.7倍と業界平均17.94倍の半分程度で、PBR0.72倍も平均1.24倍を大きく下回る。ROE8.1%と安定的で、配当利回り3.29%は平均2.97%を上回る。配当性向35.4%と余裕があり、増配余地も期待できる。業績は横ばいながらも安定感があり、割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍17.9倍
PER (予想)8.6倍
PBR0.72倍1.24倍
ROE8.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加し続ける一方、純利益は横ばいで営業利益率が低下する。強気派は売上拡大が継続し、円安や半導体需要の回復により利益も上向くとの見方が根拠。他方、弱気派は利益率の低下が競争激化と価格競争を示し、増収効果が利益に結びつかないと批判。またROEが8%台と資本効率は中程度で、今後は業績変動に見合う増配ができるかが焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長持続

    過去4年で売上高が1000億円から1200億円へ増加

  • 製造業の需要回復

    産業用機器や電子部品の需要が持ち直し

  • 配当利回りの高さ

    配当利回り3.28%と安定した還元

  • 売上高1203億円、3期連続増収通年影響

    売上高は1075億円→1125億円→1203億円。前期比78億円増加。

  • PBR0.72倍、資産価値に比べ割安継続影響

    PBR0.7198倍。株価4265円に対し1株純資産は約5900円と推定。

  • 予想PER8.7倍、低バリュエーション決算発表後影響

    予想PER8.7倍。ROE8.1%を考慮すると、下値は堅い。

  • 配当利回り3.28%、安定配当継続影響

    配当利回り3.28%。株主への安定的な還元が投資家の支持を集める。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率が2.76%から2.58%へ低下

  • 競争激化

    同業他社との価格競争により収益が圧迫

  • 純利益の伸び悩み

    純利益が横ばいで増収の効果が限定的

  • 営業利益31億円で前期横ばい通年影響

    営業利益は31億円と前期と同額。売上高増を利益に結び付けられていない。

  • 営業利益率2.58%と低下通年影響

    営業利益率は2.76%から2.58%へ悪化。卸売業の薄利多売が続く。

  • 純利益22億円と横ばい、成長鈍化通年影響

    純利益も22億円と前期比横ばい。増収の割に増益がない。

  • 株価1年で24%上昇、材料出尽くし継続影響

    株価は1年間で24.48%上昇。この上昇は既に織り込み済みで、新たな触媒が欠ける。

次の決算で確かめる点
営業利益率
増収効果が利益に結びつくか見極める
取扱商品別売上高
得意とする分野の需要動向を把握
海外売上比率
グローバル需要の変化が業績に影響

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり140で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは3.30%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥140
1株あたり
配当利回り
3.30%
いまの株価に対して
配当性向
35.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4524.2
2018年3月5011.117.8
2019年3月5510.019.3
2020年3月609.122.7
2021年3月600.025.7
2022年3月658.326.6
2023年3月7515.421.3
2024年3月10540.025.6
2025年3月12014.333.6
2026年3月1308.335.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥140

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,746人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.1%を占め、残る60.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.238.839.537.737.552.7
事業法人25.026.127.530.536.827.3
金融機関20.720.318.117.616.911.8
外国法人14.414.313.912.97.87.5
自己株式5.85.55.14.74.36.0
証券会社0.70.51.01.40.90.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱電機㈱7.87
02UH Partners 2投資事業有限責任組合7.15
03光通信KK投資事業有限責任組合6.14
04㈱UH Partners 34.07
05三菱UFJ信託銀行㈱3.68
06ナラサキ産業社員持株会3.25
07極東開発工業㈱2.65
08INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱)2.42
09㈱北洋銀行2.31
10住友大阪セメント㈱2.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-22
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.14%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1567%、1株純資産は14期で+2035%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2627210.27.222.3
2014年3月5732619.15.315.3
2015年3月5339214.65.719.9
2016年3月394139.76.220.4
2017年3月4747110.76.324.2
2018年3月3202,65112.86.317.8
2019年3月3392,87012.35.519.3
2020年3月3003,08610.15.822.7
2021年3月2943,6068.67.025.7
2022年3月3173,7838.66.626.6
2023年3月4294,15410.84.321.3
2024年3月4584,77010.36.625.6
2025年3月4435,1548.96.533.6
2026年3月4405,8068.110.035.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額389百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉田耕二代表取締役会長72388
中村克久代表取締役社長兼 社長執行役員69512
米谷寿明取締役兼専務執行役員 経営管理本部長兼 サステナビリティ推進室長兼経営企画部長67401
川上公司取締役兼常務執行役員 電機本部長61130
片貝光延取締役兼常務執行役員 機械本部長64173
鈴木修取締役兼常務執行役員 建設・エネルギー本部長兼 建設・エネルギー本部企画業務部長61235
山本昌平取締役6329
吉野高取締役6916
毎原吉紀取締役(常勤監査等委員)67179
湯尻淳也取締役(監査等委員)58
大瀧敦子取締役(監査等委員)635
大川哲也60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6217795635359
社外取締役423236
取締役(社内)1101010
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,243字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社9社、関連会社6社で構成され、電機、機械及び建材・燃料の販売と海運関連業務を主な事業としております。 当社グループの事業内容と当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、セグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に揚げるセグメント区分と同一であります。 (1) 電機関連事業 当社において配電制御機器、空調・冷凍・冷蔵設備、レーザ加工機、セラミックス等を販売するほか、連結子会社悠禧貿易(上海)有限公司が中国市場におけるFAシステム等の販売、非連結子会社NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.がASEAN地域におけるFAシステム等の販売を行っております。 (2) 機械関連事業 当社において農業施設、産業機械、環境設備ならびに関連する情報システム等を販売しております。 (3) 建設・エネルギー関連事業 当社においてセメント、生コンクリート、建築資材、石油製品、道路切削舗装機械、コンクリートポンプ車等を販売しております。 石油製品等の燃料の一部について連結子会社ナラサキ石油㈱経由により販売しております。ナラサキ石油㈱は船舶用燃料の給油業務も行っております。 生コンクリート等の資材の一部については、非連結子会社富士総販㈱及び関連会社後志生コン販売㈲、興部生コン㈱経由による仕入、販売を行っております。 (4) 海運関連事業 連結子会社ナラサキスタックス㈱において、海陸一貫輸送業務を中心に、港湾運送、道路運送、倉庫業、通関業等の事業を行っており、各業務の一部については、連結子会社九州マリン㈱、非連結子会社楢崎通運㈱ほか2社、関連会社ケイナラ㈱ほか3社が役務を提供しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 セグメント名称   会社名   事業内容 電機関連事業   悠禧貿易(上海)有限公司 NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.   FAシステム等の販売 FAシステム等の販売 建設・エネルギー関連事業   富士総販㈱ 後志生コン販売㈲ 興部生コン㈱   生コンクリートの販売 生コンクリートの販売 生コンクリートの製造、販売 ナラサキ石油㈱   給油設備の運営、石油製品、自動車用品等の販売、船舶用品等の販売 他 海運関連事業   ナラサキスタックス㈱ 九州マリン㈱ 楢崎通運㈱ ㈱ノーザンマリン 東配㈱ ケイナラ㈱   東日本タグボート㈱ 北海道防疫燻蒸㈱   苫小牧国際コンテナターミナル㈱   港湾運送、道路運送、倉庫業、通関業 他 船舶貸渡業、海運代理店業 他 港湾の現場管理 海運代理店業、曳船業 貨物自動車運送業 通関業及び港湾運送業を中心とする 海運貨物取扱事業 航洋曳船事業、港内曳船事業 輸出入及び国内産植物類等の燻蒸 並びに消毒作業 コンテナターミナル管理運営
経営方針・対処すべき課題4,032字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営方針 当社グループは、「誠意をもって顧客の信頼を得る仕事をする」を経営理念とし、各事業分野において蓄積された専門知識と企画力を基に、お客様のニーズに合った付加価値の高い商品とサービスを提供することにより、お客様の満足と信頼を通して豊かな社会づくりに貢献することを基本方針としております。 (2)経営戦略等 当社グループは、2024年4月より2026年度を最終年度とする中期経営計画“NSクリエーション2026”をスタートいたしました。事業環境が大きく変化する中にあって、「創業130年に向けた次世代のナラサキを創り上げる足固めの3ヵ年」と位置付け、持続的成長と更なる企業価値向上の実現に向けて、真の価値あるソリューションを提供することにより、事業基盤の強化と質的向上を図るとともに、全役職員がやる気と自信に満ち溢れた新しい時代のナラサキを創り上げてまいります。 また、引き続き、コンプライアンスの徹底並びにコーポレート・ガバナンスの充実を経営の最重要課題と位置付け、すべてのステークホルダーの皆様や社会から信頼される企業グループを築き上げてまいります。 当社グループの事業領域(業界、地域、取扱商品・サービス、技術等)は極めて広範囲で、事業内容も電気機器、建設機械、土木・建築資材、石油類の販売のほか、食品製造設備・物流設備・貯蔵設備などの工事請負や海運・陸運・通関・港湾荷役作業など多岐にわたっております。各事業セグメントは、密接不可分な関係であり、有形無形にシナジー効果を発揮しております。広範な事業領域・事業内容こそが当社グループの強みであり、この強みを今後の事業展開に活かしていくことが、当社グループの持続的成長と中長期的企業価値向上に結び付くものと考えております。 (3)経営環境 わが国経済は、個人消費の持ち直し、企業業績改善を背景とした設備投資の拡大など、力強さには欠けるものの、緩やかな回復基調で推移しています。一方で、地政学リスクや米国関税政策、急激な円安進行、物価上昇など、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く事業環境は、緊迫化する国際情勢、資材・エネルギー価格の高騰、深刻化する労働力不足など、不確実な要素はあるものの、生産性向上や脱炭素化を目的としたAI・DX・GX関連需要や国土強靭化に向けたインフラ整備のニーズは極めて高く、中長期的視点でのさまざまな取り組みが継続するものと思われます。事業環境の目まぐるしい変化に迅速かつ的確に対応するとともに、当社グループが「チームナラサキ」としての総合力を発揮することにより、さまざまな社会課題の解決に貢献できるものと考えております。 先々を見通すことが大変困難な状況ではありますが、予測と準備を怠ることなく、顧客やマーケットのニーズをしっかりと捉え、それにお応えすること、すなわち真の価値あるソリューションを提供することによりまして、当社グループの企業価値を高め、ひいては人と地球のサステナブルな発展に寄与するものと考えております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、「誠意をもって顧客の信頼を得る仕事をする」という経営理念の下、下記の項目を経営課題及び事業戦略として認識し、その取り組みを通じて、会社の持続的成長の実現と更なる企業価値向上を目指すとともに、経営の透明性・公正性・健全性の充実を図ってまいります。 ①成長戦略推進と競争力強化 イ.グループ総合力によるソリューションの提供 当社グループの事業領域は極めて広範囲で、事業内容も多岐にわたっており、各事業セグメントは相互に密接不可分の関係で有形無形にシナジー効果を発揮しております。各事業セグメント間での情報共有化を推進し、連携・協業体制をなお一層強めることにより、グループとしての総合力を発揮し、更なる収益拡大に努めてまいります。 ロ.収益力の強化と生産性の向上 当社グループでは、電機、機械、建設・エネルギー、海運の4セグメントをコア事業と位置付け、販売戦略・地域戦略を機動的に見直すとともに、高品質サービスの提供による差別化・高付加価値化を推進することにより、収益力向上に努めてまいります。また、事業ポートフォリオ分析を通じて事業ドメインを明確にし、成長性・安全性・収益性評価に基づき事業構造改革(事業の「選択と集中」)を推し進めるとともに、成長ドライバーを基軸とした戦略・施策を積極的に展開してまいります。 ハ.DX・GX分野の取組み強化 データやデジタル技術の活用が進む中、顧客やマーケットのニーズも大きく変化しております。また、企業にはサステナビリティへの取り組みを重視する事業活動が強く求められています。そうした事業環境の変化に適切に対応し、DX推進のための設備投資や環境・省エネ関連投資など、社会のニーズに基づく製品・サービスを提供してまいります。また、定型業務をはじめとした業務効率の向上を目的としてAI実用化を推進し、グループを挙げて業務改革にも取り組んでまいります。 ②経営基盤の強化 イ.健全な財務基盤の維持と安定キャッシュフローの確保 グループとしての収益力向上と資金の効率的運用、適正な在庫管理等を通じて、営業活動によるキャッシュ・フローの安定確保を図るとともに、有利子負債を削減するなどによりまして、財務体質の健全性維持に努めてまいります。また、成長分野や高収益分野、当社グループが強みを発揮できる分野、更には人的資本に対して経営資源を積極的に投入してまいります。 ロ.人材の確保・育成とエンゲージメントの向上 「人材」は競争力強化や価値創造のための最も重要なファクターであり、多様な人材を確保・育成し、その力を最大限に引き出すことが、企業価値向上や持続的成長に繋がるものと考えております。 年齢バランスや技術承継のために安定採用を基本とし、セグメント毎の事業戦略に基づき人材の適正配置に努めてまいります。また、人的資本経営の考え方に基づき、社員のスキルアップ、次代のリーダー養成、法令遵守のための研修・教育体制も充実させてまいります。社員の人格・個性・多様性を尊重し、安全で働きやすい職場環境を確保するとともに、働き方の多様化やワークライフバランスにも配慮しつつ、社員が豊かで充実した生活を実現するための取り組みを今後も継続してまいります。 ハ.サステナビリティ経営の推進 ・コーポレート・ガバナンスの充実 当社グループは、会社の持続的成長と更なる企業価値向上を図るとともに、経営の透明性・健全性を向上させることをコーポレート・ガバナンスの基本方針としております。企業としての社会的責任を果たすべく、コーポレート・ガバナンスの一層の充実に努めてまいります。 ・コンプライアンスの徹底 社員教育によるグループ行動規範の遵守徹底とコンプライアンス意識の定着化を図ってまいります。「何より優先すべきはコンプライアンス」であることを各種研修等を通じて社員に徹底するとともに、法令違反の発生を未然に防止するための監視・牽制機能を整備することにより、コンプライアンス体制の一層の強化に取り組んでまいります。 ・リスク管理体制の整備 あらゆるリスク情報を収集・審議する機関としてリスク管理委員会を設置、その傘下に各種委員会を設置しており、経営に重大な影響を及ぼすリスクを的確に認識・評価し、適切に対処することにより、経営への影響を最小限に抑える体制を構築してまいります。今後とも、社会からの信頼を確保し、当社グループの企業価値を高めるためにリスク管理体制の整備を進めてまいります。 ・サステナビリティ活動の取組み強化 常に環境への影響に配慮して事業活動を行うとともに、人と地球のサステナブルな発展に向けて、社会課題の解決に取り組んでまいります。特に、「環境ビジネスへの取組み」と「インフラ整備事業への貢献」は当社グループにとってのマテリアリティ(重要課題)であり、安心・安全な社会の実現に向け、地域社会との関わりの中で主体的かつ能動的に取り組んでまいります。また、サステナビリティの活動状況につきましては、積極的に情報発信してまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 ①中期経営計画の基本方針 1.成長戦略の推進 2.部門間連携の強化 3.経営基盤の強化 4.サステナビリティの推進 ②直近3期間における実績並びに中期経営計画の最終年度における連結数値目標 (単位:百万円) 2023年度 実績   2024年度 実績   2025年度 実績   2026年度 中計目標 売上高   107,455   112,512   120,282   120,000 営業利益   2,982   3,062   3,068   4,000 経常利益   3,084   3,131   3,170   4,000 親会社株主に帰属する当期純利益   2,301   2,241   2,242   2,800 自己資本比率   39.6%   46.3%   46.4%   40.0% ROE   10.3%   8.9%   8.1%   10.0% 当社グループにおきましては、持続的成長と中長期的な企業価値向上の観点から、特に財務状況の安定性に関する指標である自己資本比率と収益性に関する指標である自己資本当期純利益率(ROE)についての目標を掲げております。
事業等のリスク2,527字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済の動向 当社グループの事業領域は広範囲で業務内容も多岐にわたります。国内外の経済環境が悪化し、製造業における設備投資が減退したり生産が減少した場合、あるいは公共事業の減少や建設市場の急激な縮小が生じた場合には、当社グループが提供する商品・サービスに対する需要が減少するなど、結果として業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 (2)原油価格・原材料価格動向 当社グループでは多くの生産財を取扱っており、需給環境の変化により原油価格や原材料価格が高騰すると仕入価格や運送原価の上昇につながり、競争激化等によりこれらの影響を販売価格や運送収入に転嫁できない場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)製品やサービスの欠陥・瑕疵 当社グループは、提供する製品・サービスや請負工事などの品質について万全を期しておりますが、製品の欠陥・不具合や施工の瑕疵に起因する不測の事態が発生した場合には、費用負担が発生し、また製品・サービスの信頼低下を招くこととなり、結果として業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)事業構造改革 当社グループは、事業環境の変化に適応し、顧客や社会のニーズに基づく製品やサービスを提供するために、事業ポートフォリオ分析を通じて事業ドメインを明確にするとともに、成長性・安全性・収益性評価に基づく事業の「選択と集中」を推し進めるとともに、成長ドライバーを基軸とした戦略・施策を積極的に展開しております。事業戦略・施策の妥当性を常に検証していますが、予期せぬ事業環境の変化や所期の事業計画と大きな乖離が生じた場合には、業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5)人材確保・育成、働き方改革 当社グループにとって、人材は競争力強化や価値創造のための最も重要なファクターであり、多様な人材を確保・育成し、その力を最大限に引き出すことが、企業価値向上や持続的成長に繋がるものと考えており、そのための採用体制・研修体系を整備しています。また、社員の人格・個性・多様性を尊重し、安全で働きやすい職場環境を確保するとともに、働き方の多様化やワークライフバランスにも配慮しつつ、社員が豊かで充実した生活を実現するための取組みを継続しています。しかしながら、優秀な人材の獲得が困難となったり、高度な専門技術・知識や幅広い経験を有する人材が社外に流出した場合には、技術やノウハウの継承ができず、また、働き方改革が進まない場合には、社員のモチベーション、帰属意識、更には生産性などの低下をもたらし、結果として事業遂行にも支障を来たすこととなり、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)市場(株価・金利・為替) 当社グループでは、取引企業との関係強化の観点から有価証券を保有しており、株式相場が下落した場合には、評価損の計上や年金資産目減りに伴う退職給付費用の増加をもたらす可能性があります。また、事業活動に必要な資金につきましては金融機関からの借入等にて調達しており、金利固定化によるヘッジ策を講じてはいますが、金利上昇による金融費用増加は避けられません。更に、海外事業に関する外貨建て取引につきましても、為替予約などによりリスクヘッジしていますが、為替変動リスクを完全に回避することはできません。以上のとおり、当社グループは株価・金利・為替変動リスクに晒されており、業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)コンプライアンス 当社グループは、事業活動を行うに際して、会社法・金融商品取引法・税法・外為法を含む貿易関連諸法、独占禁止法、知的財産法など各種法規制の適用を受けており、内部統制システムの整備や法令遵守の徹底を図っているところであります。しかしながら、新たな規制の導入や法令の変更があった場合には、事業活動への制約や法令遵守対応のための費用が発生する可能性があります。また、内部統制システムが有効に機能せず法規制に違反した場合には、社会的評価の低下を招き、結果として当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8)情報システム・情報セキュリティ 当社グループでは、事業遂行に関連して多くの機密情報を保持するとともに、情報共有や業務効率化のために 情報システムを構築・運用しています。システム運営上の安全性確保やセキュリティ対策、社員教育などを継続的に実施していますが、予期せぬコンピュータウイルスや不正アクセス等により情報システム機能に支障が生じたり、機密情報が外部に流出した場合には、被害者に対する損害賠償やシステム復旧費用が発生し、社会的信用を低下させることとなり、業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9)販売先の信用 当社グループの販売先は多種多様であり、その債権管理のため販売先の業況を定期的に把握するとともに、業態や資力等に応じた信用限度設定を行っております。また、必要に応じて担保・保証等の提供を受けるなどきめ細かい与信管理を行い、必要な貸倒引当金の検討並びに計上を実施しております。しかしながら、今後の動向によっては貸倒引当金の積増しを要する事態が生じ、その場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)大規模自然災害・感染症 当社グループでは、地震・津波・台風などの自然災害や感染症の爆発的な流行に起因して生じる不測の事態に備えて、被害を最小限に抑え、早期復旧による事業継続と組織としての社会的責任を遂行すべく、事業継続計画(BCP)を整備していますが、当社グループ及び取引先の事業活動に被害が生じた場合や社会インフラ機能が低下した場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,182字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や設備投資の持ち直しなどにより、緩やかな回復基調で推移しました。一方、継続的な物価上昇や米国の通商政策の動向に加え、中東情勢の緊迫化に伴う金融資本市場への影響が懸念されるなど、景気の先行きは不透明な状況が続きました。 このような状況の中、当社グループは持続的成長と更なる企業価値向上の実現に向けて、2026年度を最終年度とする中期経営計画“NSクリエーション2026”を推進してまいりました。中期経営計画の2年目となる当連結会計年度においても、成長戦略として事業ポートフォリオ分析に基づき事業の選択と集中を進めるとともに、グループ総合力の発揮、収益力強化と生産性向上などに取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 イ. 財政状態 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ60億99百万円増加し、625億79百万円となりました。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ32億83百万円増加し、330億62百万円となりました。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ28億16百万円増加し、295億17百万円となりました。 当社グループでは、財務状況の安定性に関する指標である自己資本比率について目標を掲げており、当連結会計年度末における同比率は46.4%となりました。 ロ. 経営成績 当連結会計年度の売上高は1,202億82百万円(前年同期比6.9%増)、営業利益は30億68百万円(前年同期比0.2%増)、経常利益は31億70百万円(前年同期比1.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は22億42百万円(前年同期は22億41百万円、前年同期比0.0%増)となりました。 当社グループでは、収益性に関する指標である自己資本当期純利益率(ROE)について目標を掲げており、当連結会計年度における同比率は8.1%となりました。先々を見通すことが大変困難な状況ですが、顧客やマーケットのニーズをしっかりと捉え、それにお応えすること、すなわち真の価値あるソリューションを提供することが、当社グループの企業価値を高め、ひいては人と地球のサステナブルな発展に寄与するものと考えております。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 なお、セグメント利益は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 電機関連事業は、売上高は318億24百万円(前年同期比8.7%増)、セグメント利益は13億70百万円(前年同期比13.6%減)となりました。 機械関連事業は、売上高は94億69百万円(前年同期比3.0%増)、セグメント利益は4億17百万円(前年同期比55.1%増)となりました。 建設・エネルギー関連事業は、売上高は629億83百万円(前年同期比8.7%増)、セグメント利益は8億76百万円(前年同期比3.7%減)となりました。 海運関連事業は、売上高は160億5百万円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益は3億98百万円(前年同期比25.7%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は128億52百万円(前年同期は126億9百万円)となり、前連結会計年度末に比べて2億43百万円増加しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、30億14百万円の収入(前年同期は61百万円の収入)となりました。主な収入項目は、税金等調整前当期純利益33億41百万円、仕入債務の増加額24億6百万円であります。主な支出項目は、棚卸資産の増加額14億23百万円、法人税等の支払額8億82百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、17億36百万円の支出(前年同期は21億39百万円の支出)となりました。主な支出項目は、有形固定資産の取得による支出12億49百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、10億34百万円の支出(前年同期は10億46百万円の支出)となりました。主な支出項目は、配当金の支払額6億14百万円、自己株式の取得による支出4億81百万円であります。 当社グループでは、中期経営計画の財務戦略として、安定的な営業キャッシュフローの創出と有効活用、健全な財務基盤の維持を掲げております。また、財務体質の強化と今後の事業展開に必要な内部留保の充実を図りつつ、収益状況に応じて安定的な配当を行うことを基本としております。中長期的な視点に立ち、成長が見込まれる事業分野に経営資源を投入し、企業価値の持続的な向上に努めてまいります。 ③ 売上、成約及び仕入の実績 イ. 売上、成約の実績 セグメントの名称   当連結会計年度 成約高 (百万円)   前年同期比(%)   売上高 (百万円)   前年同期比(%)   成約残高 (百万円)   前年同期比(%) 電機関連事業   36,536   30.9   31,824   8.7   8,362   129.1 機械関連事業   10,675   15.1   9,469   3.0   4,710   34.4 建設・エネルギー関連事業   68,564   20.9   62,983   8.7   14,299   64.0 海運関連事業   16,005   △0.8   16,005   △0.8   ―   ― 合計   131,781   19.8   120,282   6.9   27,372   72.4 (注)「当連結会計年度売上高」は、外部顧客に対する売上高を用いております。 ロ. 仕入の実績 セグメントの名称   当連結会計年度 金額(百万円)   前年同期比(%) 電機関連事業   28,096   18.7 機械関連事業   7,803   0.9 建設・エネルギー関連事業   59,568   9.4 海運関連事業   13,486   △2.9 合計   108,953   9.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 イ. 財政状態 当連結会計年度末における総資産合計は、前連結会計年度末に比べ60億99百万円増加し、625億79百万円となりました。主な要因は、退職給付に係る資産の増加18億71百万円、建物及び構築物の増加14億77百万円、商品及び製品の増加12億86百万円であります。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ32億83百万円増加し、330億62百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加31億72百万円であります。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ28億16百万円増加し、295億17百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による利益剰余金の増加16億30百万円であります。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.1ポイント増加し、46.4%となりました。 当社グループでは、中期経営計画における経営数値目標として2026年度の自己資本比率40%以上を掲げているため、健全な財務基盤の維持等に取り組んでまいります。 ロ. 経営成績 (売上高) 電機関連事業では、制御機器などの電気機器やレーザ加工機の販売が順調に推移しました。機械関連事業では、農業施設および産業機械の両分野において設備投資需要が活発であり、機械設備等の受注・納入が順調に推移しました。建設・エネルギー関連事業では、セメント・生コンを中心とした土木資材の出荷やコンクリート関連機械の販売が順調に推移しました。海運関連事業では、半導体関連貨物やバイオマス燃料の取扱いが好調に推移しました。売上高は前連結会計年度に比べ6.9%増の1,202億82百万円となりました。 (営業利益) 売上総利益は前連結会計年度に比べ7.2%増の128億54百万円(売上総利益率は前年同期と同率の10.7%)となり、販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ9.7%増の97億86百万円となりました。 以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ0.2%増の30億68百万円、売上高営業利益率は前連結会計年度に比べ0.1ポイント減少し、2.6%となりました。 (経常利益) 営業外収益は前連結会計年度に比べ13.1%増の2億16百万円となり、営業外費用は前連結会計年度に比べ5.9%減の1億14百万円となりました。 以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ1.2%増の31億70百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は22億42百万円(前年同期は22億41百万円、前年同期比0.0%増)となりました。 当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、以下のとおりであります。 当社グループは、持続的成長の実現と企業価値の向上がすべてのステークホルダーの利益に合致するものとの考えから、自己資本比率と自己資本当期純利益率(ROE)を重要な指標として位置付け、収益基盤・事業基盤の強化並びに財務基盤の強化に取り組んでおります。 当連結会計年度末における自己資本比率は46.4%(前年同期比0.1ポイント増加)、自己資本当期純利益率(ROE)は8.1%(前年同期比0.8ポイント減少)となりました。 これらの指標については、中期経営計画における経営数値目標の達成に取り組んでまいります。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (電機関連事業) 建築設備分野では、データセンターなどのインフラ投資が拡大したことにより、制御機器や空調機器の販売が堅 調に推移しました。生産設備分野では、半導体市場の回復が遅れる中、生成AI関連の需要は好調を維持し、レー ザ加工機の輸出案件が順調に進捗しました。 以上の結果、売上高は318億24百万円(前年同期比8.7%増)、セグメント利益は13億70百万円(前年同期比 13.6%減)となりました。 (機械関連事業) 農業施設分野では流通合理化設備や低温貯蔵設備、産業機械分野では水産関連設備や環境関連設備などの設備投 資需要が活発であり、建築費高騰による影響が見られたものの、両分野において機械設備等の受注・納入が順調に 進捗しました。 以上の結果、売上高は94億69百万円(前年同期比3.0%増)、セグメント利益は4億17百万円(前年同期比 55.1%増)となりました。 (建設・エネルギー関連事業) 建材分野では、建築関連において人手不足や資材価格の高騰により、工事遅延や設計変更の影響を受けました が、北海道新幹線工事のセメント・生コンを中心とした土木資材の出荷が好調に推移しました。建設機械分野で は、コンクリート関連機械の販売が堅調でした。エネルギー分野では、需要減少や競争激化により、ガソリンや軽 油などの販売において苦戦を強いられましたが、安定した供給体制を整え、配送効率化などの施策に取り組みまし た。 以上の結果、売上高は629億83百万円(前年同期比8.7%増)、セグメント利益は8億76百万円(前年同期比 3.7%減)となりました。 (海運関連事業) 連結子会社のナラサキスタックス(株)では、半導体関連貨物やバイオマス燃料などの取扱いが好調に推移しまし た。人員不足や航路休止などの影響により、荷動きは全体的に伸び悩みましたが、新規貨物の獲得や業務効率化に 努めました。 以上の結果、売上高は160億5百万円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益は3億98百万円(前年同期比 25.7%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。 当社グループの財務運営の方針及び目的は、効率的な営業活動を心掛けるとともに、資産の効率的な活用及び有利子負債の削減に努め、財務体質の改善・強化を図ることであります。当社グループでは、運転資金や借入金の返済については、主に営業活動によるキャッシュ・フローを資金の源泉としております。設備投資については、自己資金及び金融機関からの借入れにより調達しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、経営者は見積りが必要な事項について、過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、主に以下の会計方針が連結財務諸表における重要な見積りの判断に影響を及ぼすと考えております。また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 イ. 投資の減損 当社グループは、持続的成長と事業拡大のため、関係維持・強化が必要であると判断する取引先の株式に限定して保有しております。 市場価格のある有価証券については、個別銘柄毎に時価を把握するとともに、発行体外部信用格付や公表財務諸表ベースでの各種財務比率の検討による信用リスクの定量評価を行い、時価が著しく下落した銘柄については回復する見込みがあると認められる場合を除き、減損処理を行っております。 また、市場価格のない有価証券については、純資産額の下落幅、投資先の財政状態及び将来の業績見通し等を総合的に勘案し、時価の下落が一時的であり、回復する見込みがあると認められる場合を除き、減損処理を行っております。 ロ. 固定資産の減損 当社グループは、収益性が著しく低下した資産又は資産グループについて、割引前将来キャッシュ・フローを見積りその総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、その金額を減損損失として計上しております。減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討を行っておりますが、資産又は資産グループの市場価格の下落や経営環境等に変化が生じた場合には、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 ハ. 貸倒引当金 当社グループでは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般の債権については過去の貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の特定の債権については債権の回収状況、債務者の財務内容及び担保価値などに基づき個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 将来において、債務者の財務内容の悪化や担保価値の下落等により、引当金の追加計上が必要となる可能性があります。 ニ. 退職給付費用及び退職給付債務 従業員に対する退職給付費用及び退職給付債務を数理計算上で設定される前提条件に基づき算出しております。これらの前提条件には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率等の要素が含まれており、実際の結果がこれらの前提条件と異なった場合、又は前提条件が変更された場合には、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ホ. 繰延税金資産 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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