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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ディーブイエックス

DVx Inc.3079 · Standard · 卸売業

循環器疾患分野の医療機器を販売する専門商社。不整脈治療と虚血性疾患の検査・治療機器を幅広く取り扱う。

概要

ディーブイエックス株式会社は、1986年に心臓ペースメーカの販売会社として創業した医療機器専門商社である。循環器疾病分野に特化し、不整脈事業と虚血事業を二本柱とする。2026年3月期の連結売上高は560億円、従業員378名。東京証券取引所プライム市場に上場し、関東地区に強みを持つが、全国に営業網を拡大中である。

不整脈事業と虚血事業の二本柱

当社グループは、不整脈事業と虚血事業を中核とする。不整脈事業は心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、アブレーションカテーテルなどを医療施設に販売する販売代理店業で、2025年度の売上高は457億円と全体の約82%を占める。虚血事業は自動造影剤注入装置「RAQUOSインジェクションシステム」などを国内外メーカーから仕入れ、全国の代理店経由で販売する国内総代理店業で、売上高は40億円である。その他事業として構造的心疾患商品やホルター心電図解析も手掛ける。

関東依存から全国展開への転換

不整脈事業は歴史的に関東地区に特化してきたため、同地区への売上依存度が高い。このリスクを低減するため、虚血事業で培った全国の営業拠点と連携し、不整脈事業のエリア拡大を推進している。2026年3月期時点で、北海道から沖縄まで25以上の営業所・出張所を展開。特に2010年以降、静岡、名古屋、福岡などでの拠点開設が相次いだ。今後も資本効率を意識しながら全国展開を加速する方針である。

収益性向上とROE目標の達成へ

当社グループは経営目標として、自己資本当期純利益率(ROE)6.5%以上、売上高営業利益率1.6%以上を掲げる。2025年度の売上高は560億円(予想)に対し、営業利益は3億円と利益率は低い。これは償還価格の引き下げや人件費増加が影響している。中期経営計画では、独自製品の拡充、DXによる物流・事務効率化、仕入先との協力強化により利益率向上を目指す。過去のROEは2016年度に4.1%程度だったが、目標達成にはさらなる改善が必要である。

グループの事業構成と子会社の役割

当社グループは単体に加え、子会社を通じて事業を多角化している。1997年に子会社化したシー・エム・アイジャパンを2004年に吸収合併し、商号をディーブイエックスに変更。2010年にはメディカルプロジェクトより医療機器代理店事業を譲り受け、静岡県内の3営業所を開設した。子会社ではホルター心電図の解析業務を手掛け、その他セグメントの売上に貢献している。グループ全体で、不整脈・虚血に加え、構造的心疾患や脳神経外科関連の商品も扱う。

業界の中での役割は国内外の医療機器メーカーから仕入れ、医療機関に販売する医療機器専門商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
560億円
営業利益
3億円
営業利益率
0.5%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01不整脈診療主力

関東地域を中心に、医療機器輸入商社や国内メーカーから仕入れた心臓ペースメーカ、ICD、アブレーションカテーテルなどを医療施設に販売する販売代理店。全国展開中の虚血事業と連携し営業エリアを拡大。

主な製品・サービス7
心臓ペースメーカ
徐脈性不整脈の治療に用いる植込み型の医療機器。心臓の拍動を監視し、必要時に電気刺激で正常なリズムを維持する。
ICD(植込み型除細動器)
心室頻拍・細動などの致死性不整脈を検知し、電気ショックで停止させる植込み型除細動器。
CRT-D
ICDの機能に心臓再同期療法を加えた両室ペーシング機能付き植込み型除細動器。心不全合併例に有効。
電極カテーテル
心臓電気生理学的検査に使用し、不整脈の診断や治療適応の決定に用いる。
アブレーションカテーテル
頻脈性不整脈の根治を目的に、心筋組織を高周波で焼灼するカテーテル。
冷凍アブレーションカテーテル
肺静脈隔離を冷凍凝固で行うバルーンカテーテル。心房細動治療に用いる。
心腔内エコーカテーテル
心腔内に留置し、リアルタイムの心臓内画像を提供。3Dマッピングシステムと併用し治療の安全性を向上。

02虚血性疾患診療主力

国内外の医療機器メーカーから直接仕入れ、全国の医療機器販売代理店を経由して医療施設に販売する国内総代理店。全国主要都市に営業拠点を展開し、有望な医療機器の薬事承認も手がける。

主な製品・サービス1
RAQUOSインジェクションシステム
血管造影時に造影剤を自動注入する装置。操作の容易さと正確な注入量を実現し、手技時間の短縮や被ばく低減に貢献。

03その他医療分野準主力

構造的心疾患、脳神経外科、一般外科、消化器、放射線防護用品など主力事業に属さない商品の販売、および子会社のホルター心電図解析サービス。

製品と技術

不整脈治療の主力製品:ペースメーカとICD

不整脈事業の核心は、徐脈治療用の心臓ペースメーカと頻脈治療用のICD(植込み型除細動器)である。ペースメーカは心臓の拍動が低下した際に電気刺激を発生させ、設定した最低脈拍を維持する。ICDは心室頻拍や心室細動を検知し、電気ショックで正常リズムに戻す。両製品とも慢性期管理が重要で、当社は販売後のフォローアップも担う。さらに、心不全治療機能を併せ持つCRT-D(両室ペーシング機能付きICD)も取り扱い、適用範囲を広げている。

アブレーションカテーテルと心腔内エコー技術

アブレーションカテーテルは、頻脈の原因となる心筋組織を高周波で焼灼する治療用カテーテル。当社は従来の高周波型に加え、2024年より冷凍アブレーション用バルーンカテーテルも販売。冷凍凝固法は短時間で肺静脈隔離が可能で、合併症リスクが低い。また、心腔内エコーカテーテルは心臓内に留置しリアルタイム画像を提供。3Dマッピングシステムと連携することで、治療の有効性と安全性を高める。これらの製品は、心房細動治療の標準化に貢献している。

虚血事業の自動造影剤注入装置「RAQUOS」

虚血事業の代表製品が、自動造影剤注入装置「RAQUOSインジェクションシステム」である。当社が国内製造販売業者として認証を持つ本品は、心臓血管インターベンション治療時の造影剤注入に用いられる。少量から大量まで正確な注入が可能で、自動充填・自動エア抜き機能により手技時間を短縮。放射線被ばく低減や造影剤使用量削減にも寄与する。また、バルーンカテーテルや経皮的冠動脈形成術用穿刺部止血材料も取り扱い、虚血性心疾患の検査・治療を総合的に支援する。

その他事業:構造的心疾患とホルター解析

その他事業では、TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)などの構造的心疾患(ストラクチャー)関連商品が好調。子会社が手掛けるホルター心電図解析サービスも含まれる。2025年度のその他セグメント売上高は62億円と全体の11%を占める。脳神経外科用製品や消化器関連製品も扱い、循環器以外の分野にも事業を拡大している。これらの多角化は、不整脈事業への依存度低減と持続的成長に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

半導体・電子部品卸で中堅、内需依存型

ディーブイエックスは半導体や電子部品の専門商社で、売上高は500億円規模。同業のリョーサン菱洋ホールディングス(売上高約5000億円)や高千穂交易(約1000億円)と比較して小規模だが、特定分野に特化した強みを持つ。営業利益率は0.54%と低く、収益性改善が課題。海外売上比率が低く、国内需要に依存するビジネスモデル。

強み

  • 半導体・電子部品に特化し、ニッチ市場で専門性を発揮。
  • 2024年3月期459億円から2026年3月期560億円へ増収見込み。
  • 国内の電子機器メーカーとの取引が堅調で、リピート率が高い。
  • 適正在庫管理により、電子部品市況変動の影響を緩和。

課題

  • 営業利益率0.54%と極めて低く、規模拡大による収益改善が急務。
  • 海外売上比率が低く、成長市場へのアクセスが限定的。
  • リョーサン菱洋など大手との競争で価格競争力が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がディーブイエックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12750石光商事108億円8.3倍
27444ハリマ共和物産107億円7.0倍
37698アイスコ106億円29.2倍
43173Cominix104億円14.7倍
53320クロスプラス101億円5.6倍
63079ディーブイエックス100億円43.3倍
77486サンリン100億円19.7倍
8423Aライオン事務器97億円10.8倍
97442中山福97億円14.0倍
109872北恵95億円17.0倍
119930北沢産業95億円33.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

心臓ペースメーカ販売会社として創業した1986年

1986年4月、心臓ペースメーカの販売とフォローアップ業務を目的に、東京都板橋区で株式会社ヘルツとして設立された。創業時より循環器分野に特化し、徐脈治療用のペースメーカを医療機関に供給した。1992年3月には本店を練馬区に移転。1997年3月、医療機器輸入会社である有限会社シー・エム・アイジャパンを子会社化し、自社商品の拡大を図った。この子会社は同年11月に株式会社化され、後のグループ拡大の基盤となった。

子会社吸収合併と商号変更(2001~2004年)

2001年10月、子会社の株式会社シー・エム・アイジャパンをディーブイエックスジャパン株式会社に商号変更し、本店を千代田区に移転。2004年2月には同社を吸収合併し、同時に商号を株式会社ヘルツからディーブイエックス株式会社に変更した。この合併により、販売網と輸入機能が一体化。本社機能は2000年に豊島区西池袋に移設済みで、2006年7月には高田に移転し、現在の東京本社の体制が整った。

全国営業網の拡充(2006~2010年)

2006年5月、大阪に西日本営業部、茨城に茨城営業所を開設。同年8月には北海道営業所を開設し、東北・北海道エリアへ進出。2007年には仙台、盛岡、群馬、八王子の各営業所を開設。2008年には九州営業所、2009年には広島、埼玉、福山の各営業所を開設した。2010年にはメディカルプロジェクトから事業譲受し、静岡、沼津、浜松の3営業所を一挙に獲得。同年8月には東京営業所も開設し、国内主要都市をほぼカバーする体制が整った。

株式上場と市場変更(2007~2014年)

2007年4月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現東京証券取引所JASDAQスタンダード)に上場。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合により東証JASDAQスタンダードに。同年12月には東証市場第二部へ昇格し、2014年9月には東証市場第一部に上場した。これにより、資本市場での認知度向上と資金調達基盤の強化を実現した。

技術研究所の開設と新製品投入(2007年~)

2007年1月、東京都板橋区に技術研究所(テクノロジーセンター)を開設。2015年10月には豊島区に移転し、医療機器の評価・検証機能を強化した。2015年以降、宮崎出張所(2024年閉鎖)や沖縄出張所を開設。2024年9月にはPFアブレーション用カテーテルを新発売。この製品は従来品より安全性と手技時間短縮効果が認められ、不整脈治療の主力商品に成長した。技術研究所では、薬事承認や品質保証にも力を入れている。

年表37件を開く

1980年代

  • 1986年4月心臓ペースメーカの販売とフォローアップ業務を目的として、東京都板橋区に㈱ヘルツを設立

1990年代

  • 1992年3月東京都練馬区に本店を移転
  • 1997年3月M&A自社商品拡大のため医療機器輸入会社㈲シー・エム・アイジャパンを子会社化(本店東京都豊島区)
  • 1997年11月㈲シー・エム・アイジャパンを株式会社に改組
  • 1999年3月神奈川県横浜市に横浜営業所を開設

2000年代

  • 2000年5月東京都豊島区西池袋に本社機能を移設
  • 2001年10月商号変更㈱シー・エム・アイジャパンをディーブイエックスジャパン㈱に商号変更し、同社本店を東京都千代田区に移転
  • 2004年2月M&Aディーブイエックスジャパン㈱を吸収合併するとともに、商号を㈱ヘルツからディーブイエックス㈱に変更
  • 2006年5月大阪府大阪市に西日本営業部(現 近畿営業所)、茨城県土浦市に茨城営業所を開設
  • 2006年7月本社を東京都豊島区高田に移転
  • 2006年8月北海道札幌市に北海道営業所を開設
  • 2007年1月東京都板橋区に技術研究所(テクノロジーセンター)を開設
  • 2007年4月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年5月宮城県仙台市に東北営業所(現 仙台営業所)、岩手県盛岡市に盛岡出張所を開設(2017年閉鎖)
  • 2007年9月群馬県前橋市に群馬営業所、東京都八王子市横山町に八王子営業所を開設
  • 2008年5月福岡県福岡市に九州営業所を開設、大阪営業所を大阪府大阪市中央区に移転
  • 2008年10月神奈川県横浜市に横浜南営業所を開設
  • 2009年7月広島県広島市に広島営業所を開設
  • 2009年9月埼玉県さいたま市に埼玉営業所を開設
  • 2009年11月広島県福山市に福山出張所(現 福山営業所)を開設

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2010年6月㈱メディカルプロジェクトより、医療機器代理店事業部門を譲受し、静岡県静岡市に静岡営業所、静岡県沼津市に沼津営業所、静岡県浜松市に浜松営業所を開設
  • 2010年8月東京都練馬区に東京営業所を開設
  • 2011年2月大阪営業所を大阪府大阪市西区に移転
  • 2011年12月茨城営業所を茨城県つくば市に移転
  • 2012年6月M&A横浜営業所及び横浜南営業所を横浜営業所(現 横浜第一営業所)として統合
  • 2012年7月沼津営業所を静岡県沼津市に移転、広島営業所を広島県広島市西区に移転
  • 2012年9月栃木県下野市に栃木出張所(現 栃木営業所)を開設
  • 2013年3月東北営業所(現 仙台営業所)を宮城県仙台市青葉区に移転
  • 2013年4月愛知県名古屋市中川区に名古屋営業所を開設、福井県福井市に福井出張所(現 福井営業所)を開設、大阪営業所を大阪府大阪市淀川区に移転
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2013年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場 福山出張所(現 福山営業所)を広島県福山市紅葉町に移転
  • 2014年2月東京営業所を東京都豊島区に移転
  • 2014年9月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2015年1月宮崎県宮崎市に宮崎出張所を開設(2024年閉鎖)
  • 2015年9月沖縄県那覇市に沖縄出張所(現 沖縄営業所)を開設
  • 2015年10月技術研究所(テクノロジーセンター)を東京都豊島区に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本当期純利益率(ROE)6.5%以上
  • 売上高営業利益率1.6%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    利益率・生産性向上による持続的貢献

    医療機関からの値下げ要請に対応するため、独自製品拡充、自社企画品投入、仕入先との協力構築、DX推進による物流・事務の効率化に取り組む。

  2. 02

    地域的依存度低減と全国展開

    主力の不整脈事業が関東地区に偏っているため、営業エリアを全国に拡大し、資本効率を意識しながら販売拡大を図る。

  3. 03

    強靭な事業ポートフォリオ構築

    不整脈事業への依存リスク分散のため、輸入総代理店機能強化、独自製品・自社企画品の開発力強化を推進。虚血事業では自動造影剤注入装置「RAQUOS」の普及や製品導入を進める。

  4. 04

    新たな成長基盤の強化(市場)

    独自製品の海外輸出に取り組み、既に輸出実績のある不整脈シミュレーターに加え、「RAQUOS」の海外輸出開始準備を進める。

  5. 05

    成長基盤の強化(組織)

    多様な人材活用、働きやすい職場環境の提供、能力開発教育を推進し、持続的成長を支える組織・人材を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で378人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、9期前と比べて+11.9%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は8.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月279
2018年3月284
2019年3月60938.76.5302
2020年3月61237.86.5322
2021年3月59737.76.8330
2022年3月60738.37.2328
2023年3月63638.68.2319
2024年3月62639.37.9316
2025年3月64839.58.1334
2026年3月68139.58.1378

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率42.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)46.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都港区276百万円
不整脈事業 虚血事業 その他
東京営業所 — 東京都豊島区153百万円
不整脈事業 虚血事業 その他
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    総合医療サービス 株式会社
    大阪市東成区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社光通信(注)2、3
    東京都豊島区 · その他の関係会社
    議決権29.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は560億円営業利益3億円前期と比べると増収で、売上が+11.3%。

売上高
+11.3%
560億円
営業利益
3億円
純利益
-50.0%
2億円
営業利益率
0.5%

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は151億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.2%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1202
2024年1Q11621.71
2024年2Q11010.91
2024年3Q11621.7−1
2024年4Q1171
2025年2Q24020.81
2025年4Q2633
2026年2Q27610.40
2026年4Q28420.72
2027年1Q15100.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は229億円から560億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は0.5%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月229117
東京証券取引所市場第一部に上場
2014年3月264138
宮崎県宮崎市に宮崎出張所を開設(2024年閉鎖)
2015年3月286159
2016年3月3141513
2017年3月3531510
2018年3月383139
2019年3月40410
2020年3月4478
2021年3月4106
2022年3月4559
2023年3月4759
2024年3月4592
2025年3月5034
2026年3月560330.52

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高560億円のうち、営業利益として残るのは3億円0.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の0.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.4%506億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.1%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.5%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.7pt
0.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
0.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.6pt
2.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−12億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは−22億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は43億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月13−1−31232
2014年3月3−1−2232
2015年3月5−3−2233
2016年3月133−21647
2017年3月12−1−31154
2018年3月12−3−2961
2019年3月3−2−9153
2020年3月10−4−7652
2021年3月17−2−31565
2022年3月17−1−21678
2023年3月15−5−21086
2024年3月−4−4−3−875
2025年3月7−6−5171
2026年3月−12−10−6−2243

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は250億円。このうち返さなくてよい自己資本が88億円で、自己資本比率は35.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月100356535.4
2014年3月113427137.1
2015年3月128507839.0
2016年3月150609039.9
2017年3月164689641.3
2018年3月1767410241.8
2019年3月1867511140.0
2020年3月2047612837.1
2021年3月2067912738.5
2022年3月2228613638.6
2023年3月2369314339.4
2024年3月2279213540.6
2025年3月2559116435.7
2026年3月2508816235.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
43億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
85億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
162億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
35
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中8位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中259位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.5%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.3%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

8月27日の終値

直近の終値は¥930で、1年前と比べて-7.0%過去52週の値幅のなかでは0%の位置にある。

¥930+0.0%1ヶ月-1.8%1年-7.0%時価総額100億円
過去52週の値幅
安値¥929高値¥1,458

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)43.3倍
PER (会社予想)30.2倍
PBR1.17倍
配当利回り5.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月から950円前後で一進一退が続き、8月19日には937円と25日移動平均線(948.4円)を1.2%下回る水準。直近1か月で1.47%下落、52週高値1458円からは大きく乖離し、52週安値936円に接近している。8月に入り出来高が増加傾向で、8月19日には1万1500株と活況となり、下値を試す動き。RSIは37.93と弱含み。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは43.58倍と業界平均17.79倍を大幅に上回り、予想PERも30.4倍と依然高い。PBRは1.18倍で業界平均1.23倍を下回るが、ROEは2.5%と極めて低く、資本効率の悪さがPBRの低さにつながっている。配当利回りは5.34%と高いが、配当性向は205%と利益を大きく超える還元で、持続可能性に懸念がある。売上高は増加傾向にあるが、営業利益率は0.54%と極めて低く、本業の収益性は乏しい。業界平均と比較してPERの乖離が著しく、将来の成長が織り込まれているものの、現状の収益力に裏付けられていないため、割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)43.3倍17.9倍
PER (予想)30.2倍
PBR1.17倍1.24倍
ROE2.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

メモリ半導体市況の変動が業績を左右する。強気派は、AIサーバー向け需要拡大と市況回復で売上増加を期待。弱気派は、市況低迷と競争激化で利益率が低く、業績が不安定とみる。配当利回りは高いが、減益リスクを懸念。

プラスに働く材料7
  • 市況回復の恩恵

    売上高は直近2期で増加し、回復傾向にある。

  • 高配当利回り

    配当利回り5.3%と高く、株主への還元が厚い。

  • 専門性で差別化

    メモリ半導体に特化し、技術サポートで顧客と強固な関係を築く。

  • 今期の予想純利益は前期比65%増へ決算発表後影響

    時価総額101億円と予想PER30.4倍から予想純利益は約3.3億円。前期実績2億円から大きく回復

  • 売上高560億円と2期連続の増収通年影響

    売上高は459→503→560億円と拡大。増収率は9.6%→11.3%で加速している

  • 配当利回り5.34%の高水準継続影響

    株価937円に対し配当利回り5.34%。増収が続けば増配期待も持ちやすい

  • PBR1.18倍と純資産近辺継続影響

    PBR1.18倍は今後の増益で1倍台前半に乗る可能性。純資産が下支えする

マイナスに働く材料7
  • 利益率が極めて低い

    最新期の営業利益率は0.5%とほぼ利益が出ていない。

  • 市況変動に脆弱

    メモリ市況に依存し、価格下落で利益が大きく減少する。

  • PBRは1倍を超えず

    PBR1.18倍で、時価総額が純資産を大きく上回らない。

  • 営業利益率0.54%と極めて低い収益性通年影響

    売上高560億円に対し営業利益3億円。率0.54%で、わずかなコスト増で赤字に転落するリスク

  • ROE2.5%と低い収益性継続影響

    PBR1.18倍でもROE2.5%と低く、資本効率の悪さがバリュエーションの重し

  • 現在PER43.58倍と高バリュエーション継続影響

    予想PER30.4倍もなお高い。業績の下振れ時はPER修正で株価が大きく下落する

  • 外国人保有0.38%の流動性リスク継続影響

    外国人の持ち分は0.38%と低く、大口売買で株価が振れやすい

次の決算で確かめる点
メモリ価格動向
市況の回復度と利益率への影響を確認。
売上高成長率
需要の増加を測る。
営業利益率
収益性の改善を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.38%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
5.38%
いまの株価に対して
配当性向
205.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2325.3
2018年3月230.030.3
2019年3月244.327.1
2020年3月240.031.8
2021年3月240.043.2
2022年3月254.229.9
2023年3月3020.033.3
2024年3月5066.7301.6
2025年3月500.0127.6
2026年3月500.0205.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,753人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.0%を占め、残る51.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.237.635.833.033.650.5
事業法人39.341.245.960.663.747.6
自己株式4.44.03.53.12.92.6
金融機関8.67.46.33.91.41.4
外国法人11.612.210.91.30.60.3
証券会社0.91.30.70.90.40.1
外国人個人0.30.30.30.30.30.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社MSS32.83
02株式会社UH67.49
03UH Partners2投資事業有限責任組合7.14
04光通信KK投資事業有限責任組合6.16
05エスアイエル投資事業有限責任組合5.86
06泉工医科工業株式会社2.99
07EL CAMINO REAL株式会社2.16
08UH Partners3投資事業有限責任組合1.46
09宮川 元1.26
10戸田 幸子1.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−65%、1株純資産は14期で+168%。直近期のROEは2.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6131421.112.720.6
2014年3月7037320.415.021.5
2015年3月8244120.014.122.1
2016年3月11453223.59.520.1
2017年3月9160016.114.525.3
2018年3月7665412.116.630.3
2019年3月8868913.110.827.1
2020年3月7673610.512.031.8
2021年3月567687.419.243.2
2022年3月8482810.512.429.9
2023年3月9089410.511.133.3
2024年3月178811.961.0301.6
2025年3月398724.523.9127.6
2026年3月218422.552.5205.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額149百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
柴﨑浩代表取締役社長61103,900
波多野剛取締役4932,100
内田好則取締役6146,600
諏訪聡志取締役 執行役員5219,300
宮本聡取締役673,900
杉山純男取締役72
宮川猛取締役(監査等委員)5037,800
野島透取締役(監査等委員)65
田上昭子取締役(監査等委員)59
木村竜也取締役 執行役員572,700
吉田篤史取締役 執行役員522,700

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51011511623
社外取締役4171185
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,629字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、1986年4月の設立以来、「人に優しい医療」への貢献をコンセプトに、循環器疾病分野の医療機器を中心に事業展開しており、医療現場に携わる企業として「生命と健康を守る」ことをパーパスとし、患者様、医師・医療関係者の皆様にとって有益な製品・サービスを提供し、最適な医療の普及に貢献することを使命としております。 当社グループの事業内容は商品に応じて「不整脈事業」、「虚血事業」、「その他」に区分されます。 各事業について次のとおり説明いたします。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報と同一であります。 ―不整脈事業― 不整脈とは、心臓を動かす刺激の発生又は刺激が伝わる伝導路の異常によって心臓のリズムが乱れる疾患のことで、脈が遅くなる徐脈、速くなる頻脈、脈が飛ぶ期外性収縮の3つに分けられます。原因としては、先天的なもの以外に加齢や喫煙、ストレス等によって引き起こされるといわれております。 不整脈事業においては、徐脈、頻脈、期外性収縮の治療に用いる心臓ペースメーカ、アブレーションカテーテル(心筋焼灼術用カテーテル)、ICD(植込み型除細動器)、検査用電極カテーテルが主力商品となっております。当事業はこれら不整脈の検査・治療のための医療機器を関東地域を中心に、医療機器輸入商社及び国内医療機器メーカーから仕入れ、主に医療施設に対し卸売会社として販売しております(販売代理店業)。 現在、当事業においては既に全国展開している虚血事業と連携しながら、営業エリアの拡大を推進しております。 当事業においては、主に以下の商品を販売しております。 ・心臓ペースメーカ 心臓ペースメーカは、不整脈のうち主に脈が遅くなる「徐脈」を治療する機器です。心臓は洞結節と呼ばれる部位より発生した刺激が伝導経路を伝わり、心筋が収縮することで血液を送り出しています。心臓の刺激を伝える経路が病気により機能しなくなったり、刺激を作り出す洞結節の活動が低下すると心臓の脈拍が少なくなり、時には失神発作を起こしたりします。これが徐脈です。このように心臓の拍動が低下したときに、心臓の代わりに刺激を発生させる機器が心臓ペースメーカで、絶えず心臓を監視しており、設定した最低限の脈拍が出ていれば心臓ペースメーカは作動せず、その人の脈拍が優先される仕組みとなっております。 ・ICD(植込み型除細動器) 心臓ペースメーカが徐脈の治療に使用されるのに対し、ICD(植込み型除細動器)は主に「心室頻拍」や「心室細動」と呼ばれる重篤な頻脈の治療に用いられます。心室頻拍とは心臓が異常に速く拍動する不整脈のことで、180~220拍/分(正常は60~100拍/分)という非常に速いリズムで心臓が動くため血液が送り出せず、めまいや失神を起こします。また、心室細動とは心臓が正確なリズムを失って心室が小刻みに痙攣する状態のことで、心臓から血液がほとんど送り出されず意識不明となります。この状態で放置すると死に至るため、一刻も早い処置が必要となります。通常、このような不整脈を止めるには電気ショックパルスを心臓に与える方法(除細動)しかありません。ICD(植込み型除細動器)はそのような頻脈が発生したとき、それを検知してただちに電気ショックパルスによって止めることを目的に開発された装置です。 ・CRT-D(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器) CRT-D(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器)は、ICD(植込み型除細動器)の機能に、心不全の治療の一種である心臓再同期療法の機能を併せ持つ商品であります。心臓再同期療法とは、心臓を動かすための電気信号の伝達に障害が発生し、心臓が正常に動作しなくなった場合に、人工的な電気信号を発生させることで心臓を正常に動作させようという治療法です。ICD(植込み型除細動器)に比べて適応範囲が広い商品です。 ・電極カテーテル 電極カテーテルは、先端部分に電極が付いた特殊なカテーテルで、主に心臓電気生理学的検査に使用されるものです。心臓電気生理学的検査とは、心腔内に電極カテーテルを挿入し心腔内の様々な部位からの電位記録を取ったり電気刺激を与えたりして、不整脈の詳細な診断や発生メカニズムの解明、重症度の評価、薬剤の効果の判定、心臓ペースメーカやICD(植込み型除細動器)の適応決定などに広く用いられる検査方法です。電極カテーテルは用途に応じて、先端部分の電極数が2極~40極以上、カーブ部分が固定されているタイプや手元操作でカーブが変化するものなど多くの種類があります。 ・アブレーションカテーテル(心筋焼灼術用カテーテル) アブレーションカテーテル(心筋焼灼術用カテーテル)は、電極カテーテルの一種で、頻脈の原因となる心筋組織を焼灼し根治させるアブレーションといわれる手技に使用されるものです。アブレーション(心筋焼灼術)とは、心腔内に留置したカテーテルに外部から高周波エネルギーを通電し、不整脈の原因となっている部位を焼灼し組織的に壊死させる治療法で、現在、WPW症候群(正常な伝導系以外に別の副伝導路を有することに起因する病気)に対しては確立した治療となっているほか、発作性上室頻拍等でも良好な成績が得られております。また、心房頻拍や心房粗細動に対しても有効であるケースが増えているなど、従来外科手術の適応となっていた症例だけでなく、薬剤によってコントロールされていた症例にまで適応の幅は広がっております。 ・冷凍アブレーションカテーテル 薬剤抵抗性を有する発作性心房細動治療を目的とした新しいエネルギー源である冷凍凝固法を用いたバルーンカテーテルです。バルーンが装着されたアブレーションカテーテルを心房細動のトリガーとなる肺静脈に挿入し、治療を行います。肺静脈隔離が比較的短時間で行われ、合併症発生率が従来より低いことから、今後も広く普及していくことが予測されています。 ・心腔内エコーカテーテル 従来の超音波診断装置とは異なり、心臓の中に超音波カテーテルを留置し治療中の心臓内の情報をリアルタイムに得ることができるカテーテルです。また、磁気センサー付きの超音波カテーテルは、3Dマッピングシステムとの併用により心臓のリアルタイム3D画像を構築することが可能です。心腔内超音波カテーテルを用いることで、治療手技の有効性、安全性の向上が期待されます。 ―虚血事業― 虚血とは、血管の狭窄又は閉塞により組織への血流が不十分もしくは途絶している状態を指します。虚血により引き起こされる虚血性疾患としては、心臓の冠動脈で起こる心筋梗塞や狭心症、脳の血管で起こる脳梗塞等が代表的なものです。原因となる動脈硬化は糖尿病や高血圧、高脂血症等によって進行し、肥満や喫煙、運動不足、ストレスの多い生活等も動脈硬化を促進させるといわれております。 虚血事業においては、虚血性疾患の検査・治療のための医療機器を、国内外の医療機器メーカーより直接仕入れ、主として全国の医療機器販売代理店を経由して医療施設に販売しております(国内総代理店業)。このため、全国主要都市において当事業を中心とした営業拠点を既に展開しております。 なお、国内で医療機器として流通させるためには厚生労働省の薬事承認を取得する必要があり、当社は有望な医療機器を国内外に見出すためにマーケティングを担当する部署や薬事承認及び品質保証を担当する部署を設置しております。 また、不整脈事業と同様の形態(販売代理店業)をとり、虚血分野の検査・治療に用いる医療機器を輸入商社や国内医療機器メーカーから仕入れ、医療施設等に販売しているケースもあります。 当事業においては、主に以下の商品を販売しております。 ・自動造影剤注入装置「RAQUOSインジェクションシステム」 当社が日本国内における製造販売業者の認証を有する自動造影剤注入装置「RAQUOSインジェクションシステム」は、心臓血管インターベンション治療など血管造影を行う際の造影剤注入装置で、医療現場のニーズを取り入れた操作性の向上と、少量から大量まで正確に造影剤を注入することを実現しました。また、本システムを使用することで、複数症例での連続使用、造影剤の自動充填や自動エア抜き機能などにより、手技時間の短縮や放射線被ばくの低減、造影剤使用量の削減が期待されます。 ―その他― 「その他」においては、構造的心疾患商品、脳神経外科関連商品、一般外科関連商品、消化器関連商品、放射線防護用品等、主力事業である不整脈事業、虚血事業に属さない商品の販売及び子会社のホルター心電図の解析等が含まれています。 事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,178字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「生命と健康を守る」ことをパーパスとし、患者様、医師・医療関係者の皆様にとって有益な製品・サービスを提供し、最適な医療の普及に貢献することで、「人に優しい医療」へ貢献しながら継続的に成長・発展することを目指しております。また、適時、公平な情報開示に努めるとともに、コンプライアンスを重視し、健全で透明性が高く、広く社会から信頼される経営を推進しております。 なお、当社のパーパス、ミッション、ビジョン、バリューズは次のとおりです。 パーパス(私たちの存在理由) 生命と健康を守る。 ミッション(私たちがなすべきこと) 患者・医師・医療関係者にとって有益な製品・サービスを提供し、最適な医療の普及に貢献する。 ビジョン(その先にある未来像) 医療の現場や社会から求められるリーダーを目指す。 人種・性別・世代を問わず、多様な個性で変化を捉え、新たな事業を開拓する。 バリューズ(私たちが共有する価値観) 私たちは、人に優しい医療の実現に貢献する。 私たちは、ニーズを捉え、最適なサービスを考える。 私たちは、相互に理解し合い、相互に助け合う。 私たちは、自己の目標を定め、常に能力の向上を目指す。 私たちは、適正な利益を確保した公正な取引を行う。 私たちは、人の『心』をもって正直に行動する。 (2) 経営環境及び経営戦略等 ① 経営環境 医療機器業界を取り巻く環境は、超高齢社会の進展による医療ニーズの高まりに伴い医療機器やサービスに対する需要増加が予測される一方で、そのことが国民医療費の増大につながることから、今後も医療費抑制策は継続する見通しです。少子高齢化対策、格差是正、財政健全化への社会的課題意識の高まり等の要因も相まって、診療報酬や患者負担率の改定、継続的な特定保険医療材料の保険償還価格の引き下げといった方向に政策が執られることが予想され、当社グループを含む医療機器業界がその影響を受けることとなります。 そのような中、当社グループの取引環境においては、医療機器メーカーによる医療施設への直接販売や販売代理店の選別が行われ、顧客である医療施設でも共同購入による仕入単価の引き下げ等の効率経営推進の動きが見られます。 また、競争環境に関しては、前述の構造的な要因により、従来の販売・流通業態では収益性の低下圧力に不可避的に直面することから、既存競合企業においては、合従連衡などによるシェア拡大で価格競争力を高める動きが見られる一方、効率的な医療制度運営や医療経営を目的とした技術導入のニーズを契機とした様々な規模、形態での新規参入も顕著になっており、当社グループの事業環境は大きな変化の中にあります。 ② 中期経営計画 このような環境の変化を機会として捉え、持続的に成長していくため、中期経営計画として中長期的なビジョンを共有しております。なお、外部環境や当社の状況が変化することが想定される中、適宜状況に合わせた軌道修正を可能とするため、中期計画の運用においては従来通りローリング方式を継続することとし、毎年、通期決算発表の時期を目途に公表することを予定しております。 中期経営計画においては「当社の製品やサービスが日本のみならず世界中の生命と健康を守る」、「当社の製品やサービスが1秒に一人の生命と健康を守る」ことを目指し、持続的な成長を可能とするための変革に取り組むこととしております。以下をテーマ・目的とした全体戦略に基づき、部門ごとの戦略を策定したうえで計画に取り組んでおります。 ・利益率、生産性向上 ~医療への持続的な貢献~ ・地域的依存度低減 ~コア事業での競争力の保持~ ・強靭な事業ポートフォリオ ~リスクの分散とニーズの追求~ ・新たな成長基盤の強化(市場) ~世界中の生命と健康を守る~ ・成長基盤の強化(組織) ~技術・環境の変化を機会にする~ (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、安定的に業容の拡大を図ることを経営の基本と考えており、継続的かつ効率的に販売の拡大を図ることを目指しております。そうした観点から、当社グループは資本効率性の指標として自己資本当期純利益率(ROE)6.5%以上、収益性の指標として売上高営業利益率1.6%以上を確保することを目標としております。医療現場のニーズを捉えた商品の導入、高付加価値サービスの提供、管理機能の整備・強化により経営効率を向上させることで、当該目標の達成を目指しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、継続的な成長を実現していくために、以下の事項を課題と認識しております。 ① 利益率、生産性向上 近年においては、顧客である医療機関からは、償還価格の引き下げによる値下げ要請、あるいは医療経営環境改善のための値下げ要請への対応が求められる傾向が継続しており、当社においても一層の効率化や合理化が求められていると認識しております。独自製品拡充、自社企画品投入、仕入先企業との協力関係の構築に加え、DX推進による物流・事務の効率化への取組みを行っております。 ② 地域的依存度低減 当社は、主力の不整脈事業において、関東地区に特化した営業展開をしてきた経緯から、同地区への売上依存度が非常に高い状況にあります。そのため、更なる業容拡大を目指すためには、不整脈事業の営業エリアを拡大することが不可欠であるとの認識を持っております。今後も、コア事業の競争力保持のために資本効率を意識しながら更なる販売拡大、全国展開を図ります。 ③ 強靭な事業ポートフォリオ 不整脈分野の販売代理店事業中心の事業構成のリスク分散及び当社グループの持続的成長の観点から、輸入総代理店機能の強化、独自製品・自社企画品の開発力強化に取り組みます。顧客ニーズにあった医療機器をいち早く、継続的に提案するために、常に国内外の最新医療情報を把握し新商品の早期の販売権獲得と、迅速な薬事承認の取得が求められるところであります。 特に、虚血事業における取扱商品の充実が急務とされているため、自社開発製品である自動造影剤注入装置「RAQUOS インジェクションシステム」の国内普及に向けた取組みや、マーケティング部門や薬事部門の活動による製品導入の取組みに加え、研究開発部門の機能強化や営業部門の組織強化等により主力商品の育成に取り組んでおります。 ④ 新たな成長基盤の強化(市場) 新たな成長市場の獲得のために独自製品の海外輸出に取り組んでおります。既に輸出実績のある不整脈シミュレーター「EPSトレーナー」に加え、「RAQUOS インジェクションシステム」の海外輸出開始に向けた準備を開始しております。 ⑤ 成長基盤の強化(組織) 持続的成長のためには組織・人材の支えが必要であり、その強化が課題となります。そのために女性活躍の促進はもちろん多様な人材の活用に取り組みます。働きやすい職場環境の提供、能力開発のための教育を進めてまいります。 ⑥ ESGに関する取組み 当社は、「生命と健康を守る」をパーパスに掲げ、医療業界で「患者・医師・医療関係者にとって有益な製品・サービスを提供し、最適な医療の普及に貢献する」ことをミッションとし、現在と未来の社会・環境に対する責任を自覚しながら事業活動を行うことを目指しており、全社的な取組みを行っております。具体的には、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。
事業等のリスク9,842字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社は、リスク・コンプライアンス委員会が検討・評価したリスクを取締役会に報告することにより、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努めております。 当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社が判断したものでありますが、以下の記載は当社グループの事業等及び当社株式への投資にかかわるリスクを全て網羅するものではありません。 (1) 事業環境に関わるリスク ① 仕入価格の値上 原材料価格の高騰等により仕入先からの値上げ要請の圧力が高まる状況において、顧客への価格転嫁が困難な  場合、利益率が低下し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・価格変動の小さい商品群の充実 ・シェア拡大による価格交渉力の強化 ・償還価格に左右されないビジネスの開拓 ・顧客との価格交渉強化 ② 医療行政の動向 現行医療保険制度においては、当社が販売する特定保険医療材料の保険償還価格が定められており、医療費抑制を目的として償還価格が引き下げられる傾向が継続するものと想定され、その動向は、当社グループの顧客である医療施設の購買方針や販売価格に直結し、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 償還価格の引き下げ傾向が継続することや、制度の変更や働き方改革を考慮した医療機関による利益率確保の動きにより、医療機関からの値下げ要請が高まり、利益率を押し下げる要因となることが課題となっています。 <主要な対策> ・償還価格改定に関する情報を注視 ・改定の影響度の少ない商品群の充実 ・比較的利益率の高い独自商品の開発及び販売への注力 ・シェア拡大による仕入価格交渉力の強化 ・償還価格に左右されないビジネスの開拓 ③ 競争環境(商流(帳合)変更、新技術等) 当社グループが属する医療機器業界においては総じて競争が激化する傾向にあります。従業員の転職や独立その他の要因により当社が想定した以上に競争が激化し、相対的に当社の競争力が低下し取引関係の変更に至る場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社においては利益率低下傾向にある市場において自社企画品等による付加価値向上に努めていますが、競合品の登場により、自社企画品の収益性が低下する可能性があります。 さらに、医療業界における革新的な治療技術の開発等、急速な技術の進歩により、新たな事業機会が生まれる可能性がある一方で、事業機会に適切に対応できないまま医療施設において既存商品の使用頻度が低下した場合には、当社グループの業績にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・ニーズに対応した自社企画品による当社の提供する価値の向上、差別化 ・自社企画品、独自商品のラインナップやバージョンアップの検討 ・シェア拡大による仕入価格交渉力の強化 ・定期的な担当替えによる属人的業務の削減 ・顧客医療施設との関係強化 ・国内外における最先端の技術開発に関する情報収集 ・市場調査や競合他社の分析の実施 ④ 仕入・供給リスク 当社グループは、他の医療機器輸入商社及び国内外の医療機器メーカー等から仕入を行っておりますが、当社グループが主要仕入先と締結している取引契約については、仕入先の買収、合併等の影響やその他の理由により、解約となる、又は更新が不可能となる場合があります。当社グループが取り扱っている商品の中には代替不能な商品も含まれているため、何らかの事由により商品の仕入に支障が生じた場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 また、自社企画品や開発品においても、原材料や部材の不足、サプライチェーンの停滞、あるいは製造請負企業の経営破綻や人材不足等により商品の供給や開発が遅延又は停止した場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・複数の仕入先の確保 ・取引先の定期的な信用調査の実施及びコミュニケーションの強化 ・関連部門間における早期の信用情報及び回収情報共有 ・製造計画の事前確認における適切な審査の実施 ⑤ 人材不足 当社グループは、持続的成長を維持するためには、変化に強い社員からなる組織でなければならないとの考えに基づき、 人事基本方針のもと人材の獲得に努めておりますが、採用競争力が低下し採用が困難になった場合や、退職者の増加等により人材流出が急増した場合、要員不足による業務遅滞や機会損失の発生による影響が生じる可能性があります。 <主要な対策> ・従業員満足度の向上・維持 ・一定の求心力を保つ報酬、福利厚生制度の立案・実施 ・満足度のある評価制度、報酬 ・社員のやりがいに繋がる機会提供と仕組み構築 ・業務負担超過者等へのフォロー体制構築 ⑥ 気候変動 当社グループは、環境保全と事業活動との調和を経営上の重要課題の一つとして位置づけ、社会生活、企業活動の基盤である自然環境の負荷軽減に貢献することを方針としておりますが、気候変動による政策・法規制の動向、経済環境が変化した場合、エネルギー価格上昇や車両等の調達によるコスト増、炭素税導入等による負担増などの影響が生じる可能性があります。 <主要な対策> ・定期的な影響度の検証 ・リスクと機会による負インパクトが最小になるよう監視 (2) 事業運営に関わるリスク(オペレーション) ① 交通事故 当社の事業活動におきましては、迅速に医療商材を医療機関へ届けるため、当社の従業員が営業車両により直接営業所から医療機関へ医療商材を運搬することがあります。また、医療機関等への緊急対応等から、一部の社員への業務集中から、過運転が生じるおそれもございます。当社の従業員による重大な車両事故が発生した場合には、社会的信用の低下や、対応に関する費用の発生等により当社の事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・日々の注意喚起による意識改善 ・余裕ある営業活動ができるような営業計画と環境づくり ・運転日報による実態の把握 ・アルコールチェックツールによる酒気帯び運転の防止 ・適正な人員配置による過運転の未然防止 ② 医療事故(PL事故、不具合) 当社は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(以下「医薬品医療機器等法」といいます。)において、商品を市場に出荷する「製造販売業」として許可を受けており、社内においては医療機器製造販売業三役(医療機器等総括製造販売責任者・国内品質業務運営責任者・医療機器等安全管理責任者)を置き、必要十分な品質管理、安全管理体制を整備しているものと認識しています。しかしながら、万一、製品の不具合、調達部材の品質不良や検査作業不良等に起因する医療事故が発生した場合には、当社グループの信頼の低下、リコールによる市場在庫・流通在庫の回収コストの発生のほか、損害賠償請求等の訴訟を提起され当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは現地代理店を経由した自社企画製品の販路の国外への拡大も視野に入れており、前述のリスクにつき、国内と同様に対策を検討する必要があることを認識しております。 <主要な対策> ・輸出国現地代理店も含めた教育訓練の実施、記録・報告 ・必要人材の維持と採用 ・手順書の整備やQMS(品質マネジメントシステム)の定期的な見直し ・製造物責任による損害賠償保険の付保 ・自社企画品や開発品の製造計画の把握とコントロール ③ 情報セキュリティ、情報資産管理 当社グループにおきましては、情報セキュリティ基本方針及び個人情報保護基本方針のもと、法令、規程類に基づく情報管理及び全社横断的な情報セキュリティの確立、導入、運用、監視、維持、改善が実行されていますが、万一、マルウェア感染によりシステム停止等に至った場合、業務が遅滞又は停止する可能性があります。 また、サイバー攻撃やヒューマンエラーによる個人情報や機密情報の漏洩や、退職・転職に伴う情報持ち出し又は持込みが発生した場合、社会的信用の棄損や、競争力の低下、対応に関する費用の発生等により当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・情報管理ルールの適正化・明確化と周知 ・情報管理部門によるアカウント管理、利用状況のモニタリング ・ウイルス対策ソフトの導入、ファイアウォールの利用 ・システムBCP策定 ・情報漏洩保険の付保 ・管理ツールを活用した情報持出しの牽制 ・情報管理ルールの適正化と周知 ・情報資産に関する教育及び情報資産棚卸しの実施 ・サイバー攻撃への対処方針策定 ④ 投資リスク 当社グループは、国内外における最先端の技術開発に関する情報をいち早く把握し、必要に応じた投資や、新製品取引関与に向けた働きかけを行い、将来有望な医療用製品の販売権の獲得を目指しております。しかしながら、適切な情報提供・報告がなされなければ、適切な判断に基づいた投資判断ができず、投資による損失が発生する可能性があります。 <主要な対策> ・投資関連企業に関する取締役会への事前の報告 ・取締役会等における情報の吟味 ・投資目的に応じた目標に対する定期的モニタリングの実施 ・投資先候補に対しての綿密なデューデリジェンスの実施 ⑤ 独自製品のラインナップ拡充 当社グループは、利益率が高く、新たな競争力の源泉となる独自製品ラインナップを拡充し、外部環境の変化が激しい状況下においても成長への投資余力を確保することが課題となっております。また、当社は前記(1)③「競争環境」におけるリスクへの対策として輸入総代理店として取り扱う独自商品の拡充に努めておりますが、当該取引形態においては輸入先の事情により契約終了に至ることがあります。 <主要な対策> ・他社製品取引の開拓 ・取引関与に見合う適正条件のための交渉、関係構築 ⑥ 契約交渉 当社グループは、事業運営にあたり多数の契約を締結しておりますが、交渉力不足や十分な審査を行うことができない事情等により、当社グループが過度に不利となる条件で契約を締結した場合には、本来必要のない費用を負担する、利益を喪失するなどの不利益が発生する可能性があります。 <主要な対策> ・当社指定の契約書ひな形の使用推進 ・適切な契約書審査手続きの実施 ・法律、契約に関する知識の啓発 ・営業部門と法務部門が連携した契約交渉 ⑦ 適正在庫、UBD(有効期間)管理 当社は、滅菌期限等の有効期間(UBD)がある医療機器を取り扱い、在庫を保有しております。市場動向の変化、営業力不足等により在庫過多が生じ多量のUBD切れ商品が生じた場合には、在庫破棄による損失が生じる可能性があるほか、在庫のUBD管理の不備により誤ってUBD経過後の商品が使用された場合には、取引先や顧客からの信用の棄損、取引先の喪失、損害賠償請求等により当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・安全管理措置の徹底と部門横断的な在庫ダブルチェックの運用 ・営業部門における市場ニーズ情報収集と営業部門に対する在庫情報発信 ・医療機器の適正な買取り数量の見直しの実施 ⑧ 薬事承認の遅延 自社製品の薬事承認に係る申請その他に必要な情報の不備、入手遅延等があった場合、自社開発品等の薬事認可取得の遅延による上市延期、機会損失や信用低下等の影響が生じる可能性があります。 また、自社製品の海外輸出を行うにあたり、各国の承認必要事項の変更、製造元及び当社の書類作成の対応遅延が生じ、各国の承認が遅延する場合、事業計画に影響が生じる可能性があります。 <主要な対策> ・開発部門に対する薬事部門の視点からのサポート ・新製品導入プロジェクト工程管理手順書の周知徹底 ・輸出対象国の薬事行政に関する情報収集 ・CROとの連携 ・製造元に対する適切な情報提供及び必要書類の入手 ⑨ 債権未回収 当社グループは、販売先である医療施設等の取引先に対して信用取引を行っており、債権の回収リスクを負っております。近年においては、診療報酬及び保険償還価格の引き下げ等により、医療施設、医療機器販売代理店を取り巻く環境は厳しくなっているため、当社グループの販売先の経営の悪化等により、債権の回収が困難となった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・取引先の定期的な信用調査の実施 ・関連部門間における早期の信用情報及び回収情報共有 ・与信規模に基づく潜在的リスクの大きさに応じたモニタリング ・内部統制の遵守と規程に則った与信枠の付与 ⑩ 輸送事故及び遅延 自社製品の海外輸出を含む輸送過程において、梱包不備等による運送中の破損が生じた場合、製品破損による損害が生じる可能性のほか、故障が発生することによる損害が生じる可能性があります。また、交通機関、天候条件、人的要因による輸送遅延等により、取引における運用への支障が発生した場合、当社グループのレピュテーションに及び信用に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対応> ・適正な手順による梱包の徹底 ・不足の場合に備えた代替製品の確保 ・サプライチェーンの強化及び交通ルートの最適化 ・遅延通知や緊急対応体制の構築等のリスク管理プロセスの強化 (3) 事業運営に関わるリスク(コンプライアンス) ① 不適切な会計処理の発生 当社グループにおきましては、常日頃適切な会計処理を心がけ、実施しておりますが、内部統制システムにおいて不備が発生し見直しが行われないこと等により、不正確な事務、あるいは事故・不正等が発生した場合には、誤謬を原因とする開示書類の虚偽記載やこれに対する行政上の措置により、損害や信用の毀損が生じる可能性があります。 また、新たな取引形態等におけるルールの未整備やルール運用の不備により、仕入・売上・資産の計上に誤りが生じ、誤った財務報告がされた場合には、当社グループの信用の棄損に至る可能性があります。 <主要な対策> ・マニュアルの整備、事務手続きにおける相互チェックの体制の整備、更新 ・従業員への教育・研修の実施 ・システム化による事務作業負担の軽減等の実施 ② 医療機器業公正競争規約 医療機器業公正競争規約は、事業者団体(医療機器業公正取引協議会)が業界の公正な競争秩序を確保することを目的として、景品類の提供に関して定めた規約であります。当該規約は、1998年11月に公正取引委員会の認定を受けて告示されたものであり、自主規制でありながら法的裏付けのある規制となっております。 また、医療機器の適切な使用を確保するため、従来医療施設からの要請に応じて、いわゆる「立会い」業務を行う場合がありますが、2008年4月より医療機器業公正取引協議会が「医療機関等における医療機器の立会いに関する基準」の運用を開始し、「立会い」業務に基準を設けております。 当社においても、2004年9月末に当該規約に準じた「DVx行動ガイドライン」を策定し、社員の行動規範を定め運用をはかる等、社員への教育啓蒙にも努めておりますが、医療機器業公正取引協議会及び公正取引委員会との認識の違いが生じ、入札停止や違約金等の罰則を適用された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・全従業員等に対して定期的な研修、テストの実施 ・コンプライアンスに関する問合せ内容の関連部門間における定期的な共有、改善措置 ・規約インストラクター資格者の増強 ・講習を活用した最新の規制の状況や違反事例に関する情報収集 ③ 薬事関連法規等の規制 当社が行う医療機器の開発、製造、輸入及び販売等の事業は、医薬品医療機器等法等関連法規の厳格な規制を受けており、事業遂行にあたり「高度管理医療機器等販売業・貸与業」「第一種医療機器製造販売業」「医療機器修理業」の許可及び「医療機器製造業」の登録を受けております。当社はこれらの許可及び登録を受けるための諸条件並びに関連法令の遵守に努めており、現時点において当該許可及び登録が取り消される事由は発生しておりません。しかしながら、法令違反等によりその許可及び登録が取り消された場合又は規制当局から業務停止等の処分を受けた場合には、規制の対象となる商品を回収し、又はその販売を中止することが求められる可能性及び事業を継続できない可能性があり、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・統括部門と対象事業所の密な連携 ・適切な品質記録の管理 ・書面又は実地訪問による教育及び情報の入手 ・営業所にて遵守事項の自己点検を実施する体制の維持 ・上市製品に関係する製造元管理及び監督 ・定期的な教育研修の実施 なお、当社が取得しております主な許可及び登録は以下のとおりです。 許可・登録の 名称   許可・登録の内容   管轄官庁等   有効期限   主な許可・登録取消又は 業務停止事由   事業所 高度管理医療機器等販売業・貸与業   医薬品医療機器等法第39条第1項の規定により許可された高度管理医療機器の販売業者又は貸与業者であること。   厚生労働省   2031年4月13日(6年ごとの更新)   行政処分に対する違反や役員等の欠格事由に該当した場合は許可の取消(医薬品医療機器等法第75条)   本社他28事業所 動物用高度管理医療機器等販売業・貸与業   医薬品医療機器等法第39条第1項の規定により許可された動物用高度管理医療機器等の販売業者又は貸与業者であること。   農林水産省   2029年5月25日(6年ごとの更新)    行政処分に対する違反や役員等の欠格事由に該当した場合は許可の取消(医薬品医療機器等法第75条)   広島営業所 第一種医療機器製造販売業   医薬品医療機器等法第23条の2第1項の規定により許可された第一種医療機器製造販売業者であること。   厚生労働省   2029年1月31日(5年ごとの更新)   行政処分に対する違反や役員等の欠格事由に該当した場合は許可の取消(医薬品医療機器等法第75条)   本社 医療機器製造業   医薬品医療機器等法第23条の2の3第1項の規定により登録された医療機器製造業者であること。   厚生労働省   2028年8月13日(5年ごとの更新)   行政処分に対する違反や役員等の欠格事由に該当した場合は登録の取消(医薬品医療機器等法第75条の2)   物流センター 医療機器修理業   医薬品医療機器等法第40条の2第1項の規定により許可された医療機器修理業者であること。   厚生労働省   2030年4月6日(5年ごとの更新)   行政処分に対する違反や役員等の欠格事由に該当した場合は許可の取消(医薬品医療機器等法第75条)   技術サービスセンター他1事業所 (注) 高度管理医療機器等販売業・貸与業の許可は複数の事業所で取り扱っているため、本社の許可情報を記載しております。また、医療機器修理業の許可は技術サービスセンターの許可情報を記載しております。なお、各種許可情報に係る「有効期限」及び「事業所」については本書提出日(2026年6月25日)現在の情報になります。 ④ 法令違反(贈収賄、独占禁止法) 当社グループは、国立・公立病院を始めとする多くの公的病院と継続的に取引を行っていることから、当社グループとしても贈賄事件防止により一層注力する必要があると認識しております。万が一、当社グループにおきまして贈賄事件が発生した場合には、刑事罰、事業者団体(医療機器業公正取引協議会)からの摘発・違約金支払命令を受けるほか、仕入先からの取引打切りや入札手続きにおいて指名停止措置を受けるなどの取引先の喪失、信用低下が発生する可能性があります。 また、当社グループは、入札等における独占禁止法遵守により一層注力する必要があると認識しております。万が一、当社におきまして独占禁止法違反事案が発生した場合には、刑事罰、事業者団体(医療機器業公正取引協議会)からの摘発・違約金支払命令を受けるほか、仕入先からの取引打切りや入札手続きにおいて指名停止措置を受けるなどの取引先の喪失、信用低下が発生する可能性があります。 <主要な対策> ・金銭授受の監視・管理の強化 ・従業員への教育・研修の実施 ・講習を活用した違反事例に関する情報収集 ⑤ 訴訟(知的財産) 当社は、自社企画製品による当社の提供価値の向上、差別化を図っておりますが、自社企画製品の知的財産に関する管理体制の不整備や機能不全があった場合には、自社企画製品が模倣されるなどして知的財産が侵害される可能性があります。また、他者の知的財産権に関する事前調査が不足したり、当社従業員の教育が不足したりした場合には、知的財産に関する紛争により損害賠償責任を追及されたり、製品回収コストや信用低下を招く可能性があります。 <主要な対策> ・知的財産権の調査 ・必要に応じた出願・申請の実施 ・知的財産に関する社内研修の実施 ⑥ 法令違反(労働法規) 近年労働法規の改正が続き労務管理の重要性が増しておりますところ、当社グループにおいて、労働時間管理の不備、管理職の知見不足、各種ハラスメント、組織マネジメント機能の低下により労働法規違反行為が生じた場合には、労働基準監督署による公表、是正勧告や刑事罰を受けるほか、信用低下による人材確保への悪影響が生じる可能性があります。 <主要な対策> ・労働時間のモニタリング ・従業員への教育・研修の実施 ⑦ その他関連法令違反 当社グループは、事業特性に基づく法令のほか、会社法、金融商品取引法、取引所規則など、あらゆる関連法令の遵守を推進しておりますが、万一、会社法違反(善管注意義務違反、忠実義務違反を含む)、金融商品取引法違反(内部者取引規制違反を含む)、取引所規則違反、暴排条例違反等が発生した場合、法令に基づく罰則のほか、違法行為・取引内容の公表・報道により、信用失墜や人材採用競争力等への悪影響が生じる可能性があります。 <主要な対策> ・コンプライアンス研修の実施 (4) 自然環境、災害等に関わるリスク ① 火災等 当社グループでは、事業所及び倉庫において商品を保有しており、法令に基づく適正な保管を行っておりますが、万一、火災が発生した場合には、近隣住民からの損害賠償請求、安全管理に対する信用失墜、行政処分、営業所等の閉鎖、取引先喪失等の事態に至る可能性があります。 <主要な対策> ・各拠点における保険加入、安全対策、避難訓練、消防設備点検の実施 ② 自然災害 当社グループでは、国内外の仕入先から医療機器等を仕入れ、顧客である販売代理店や医療施設に対し販売を行っていることから、大規模な地震や風水害等の自然災害が発生した場合、物流への支障やシステム上の障害により当社の業績に影響を及ぼす可能性があり、また、従業員や営業所等、保有資産に被害が生じる可能性があります。 <主要な対策> ・保険加入、棚等の転倒防止策 ・BCP、災害時マニュアル整備、周知 ・ハザードマップ及び緊急時対応策の周知 ③ 新型感染症の拡大 新型感染症の感染拡大に対して、医療施設において緊急性の低い治療の延期などの対策が執られた場合、当社グループが医療機器を供給する症例の数が減少すること等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <主要な対策> ・時差通勤、テレワークの実施 ・感染拡大時の集合会議の自粛 ・感染予防策の実施 ・感染者が発生した場合の対応方法に関する事前の情報共有
経営成績の分析 (MD&A)9,740字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度及び前連結会計年度末との比較・分析の記載はしておりません。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、緩やかに回復していました。しかしながら、2026年2月末、アメリカとイスラエルがイランに対して軍事行動を開始しました。その結果、ホルムズ海峡が封鎖され、中東から原油を積んだタンカーの往来に制約が出ました。今後の見通しにつきましては、中東情勢における地政学的リスクの高まりにより、原材料価格やエネルギー価格の上昇、物流の混乱などが懸念されております。 医療業界におきましても、中東情勢によって、エネルギー価格や各種コストの上昇によって、医療資材の生産コストが高騰していく可能性が高まってきています。診療報酬は即時に価格転嫁できない制度的な制約もあり、今後、医療機関の経営環境が非常に厳しい状況となっていく懸念があります。また、ナフサを原料とする医療資材の供給不足が発生し、必要な時に適切な医療が受けられなくなったりするなど、日常生活にも大きな影響が及ぶ可能性もあり得ます。 このような情勢のもと、当社グループでは、持続可能な医療環境の整備の一翼を担うべく、医療機関のニーズを捉えた最適な商品やサービスの提案に努め、医療の安全、安心のために安定して商品を供給し続けることを使命とし企業活動を行ってまいりました。 2024年9月よりPFアブレーション用カテーテルが新発売されました。この商品は、従来の他のカテーテル商品よりも安全性と手技時間の短縮効果が認められるもので、今後の心臓手術では主力商品になるものと見込まれます。当連結会計年度においても販売数量は増加しましたが、償還価格が抑えられている影響で粗利は低下しました。その他、人件費の増加や戦略的な経費支出を積極的に行ったことから、当連結会計年度の売上高55,988,774千円、営業利益294,058千円、経常利益301,491千円、親会社株主に帰属する当期純利益225,381千円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 (不整脈事業) 主にPFアブレーション用カテーテル及び心腔内超音波プローブの販売が好調だったことから、売上高45,709,445千円、セグメント利益4,134,033千円となりました。 (虚血事業) 主に経皮的冠動脈形成術用穿刺部止血材料及びバルーンカテーテルの販売が好調だったため、売上高4,002,148千円、セグメント利益449,100千円となりました。 (その他) 主にTAVIなどのストラクチャー関連の販売が好調だったこと及び子会社の業績を取り込んだ結果、売上高6,277,180千円、セグメント利益782,266千円となりました。 当連結会計年度末の財政状態は次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、25,000,015千円となりました。主な内訳は現金及び預金が4,315,869千円、受取手形、売掛金及び契約資産が11,928,982千円、電子記録債権が2,098,759千円、商品が3,331,251千円、有形固定資産が1,198,287千円、投資その他の資産が1,364,131千円であります。 (負債) 当連結会計年度末における負債の残高は、16,157,236千円となりました。主な内訳は買掛金が14,556,442千円、賞与引当金が346,526千円、退職給付に係る負債が530,962千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、8,842,779千円となりました。主な内訳は利益剰余金が8,477,467千円であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,313,868千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、営業活動の結果、1,168,850千円の資金の支出となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益302,406千円、減価償却費743,367千円、その他の増加524,587千円等により資金が増加する一方、売上債権の増加1,055,683千円、棚卸資産の増加1,080,009千円、仕入債務の減少527,376千円、法人税等の支払額202,430千円等により資金が減少したためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、投資活動の結果、1,023,975千円の資金の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出439,466千円、無形固定資産の取得による支出99,176千円、投資有価証券の取得による支出149,082千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出334,581千円等により資金が減少したためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、財務活動の結果、551,040千円の資金の支出となりました。これは主に、配当金の支払額523,327千円等により資金が減少したためであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの事業は、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前期比(%) 不整脈事業(千円)   42,014,286   - 虚血事業(千円)   3,593,160   - 報告セグメント計(千円)   45,607,446   - その他(千円)   5,618,309   - 合計   51,225,755   - (注)当社は当連結会計年度から連結財務諸表を作成しておりますので、前期比(%)は記載しておりません。 c.受注実績 当社グループの事業形態は、原則として受注と販売が同時に発生するため、記載を省略しました。 d.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前期比(%) 不整脈事業(千円)   45,709,445   - 虚血事業(千円)   4,002,148   - 報告セグメント計(千円)   49,711,594   - その他(千円)   6,277,180   - 合計   55,988,774   - (注)1 当社は当連結会計年度から連結財務諸表を作成しておりますので、前期比(%)は記載しておりません。 2 当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%) エム・シー・ヘルスケア株式会社   6,545,912   11.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、次のとおりであります。 1) 財政状態 ⅰ.流動資産 当連結会計年度末における流動資産の残高は、22,027,921千円となりました。その主な内訳は、現金及び預金が4,315,869千円、受取手形、売掛金及び契約資産が11,928,982千円、電子記録債権が2,098,759千円、商品が3,331,251千円であります。 ⅱ.固定資産 当連結会計年度末における固定資産の残高は、2,972,094千円となりました。その主な内訳は、工具、器具及び備品(純額)が989,148千円、投資有価証券が451,548千円、差入保証金が341,152千円、繰延税金資産が548,301千円であります。 ⅲ.流動負債 当連結会計年度末における流動負債の残高は、15,470,370千円となりました。その主な内訳は、買掛金が14,556,442千円であります。 ⅳ.固定負債 当連結会計年度末における固定負債の残高は、686,865千円となりました。その主な内訳は、退職給付に係る負債が530,962千円であります。 ⅴ.純資産 当連結会計年度末における純資産の残高は、8,842,779千円となりました。その主な内訳は、利益剰余金が8,477,467千円であります。 当社グループは医療現場が必要とする医療機器等の商品を継続的かつ安定的に提供することで、医療の安心・安全に貢献することを社会的使命と考えております。この観点から財政の安全性には十分な配慮を行っております。当連結会計年度末における流動比率は142.4%、当座比率は118.6%、固定比率は33.6%、自己資本比率は35.4%、負債比率は182.7%であり、十分な安全性が確保されております。 2) 経営成績 ⅰ.売上高 当連結会計年度の売上高は55,988,774千円となりました。売上高の内訳として、不整脈事業が45,709,445千円、虚血事業が4,002,148千円、その他が6,277,180千円でありました。事業別売上高構成比は不整脈事業が81.6%、虚血事業が7.1%、その他が11.2%でありました。 ⅱ.売上原価 当連結会計年度の売上原価は50,623,375千円となりました。 ⅲ.販売費及び一般管理費 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は5,071,341千円となりました。販売費及び一般管理費の主な内訳として、人件費になります。なお、当連結会計年度における売上高販管費比率は9.1%となりました。 ⅳ.営業外損益 営業外収益は12,259千円となりました。営業外収益の主な内訳は、受取利息が4,731千円、受取配当金が4,352千円であります。 営業外費用は4,825千円となりました。営業外費用の主な内訳は、投資事業組合運用損が2,124千円、為替差損が1,819千円であります。 ⅴ.特別損益 特別利益は2,085千円となりました。特別利益の内訳は、固定資産売却益が2,085千円であります。 特別損失は1,170千円となりました。特別損失の主な内訳は、固定資産除却損が1,170千円であります。 ⅵ.当期純利益 上記の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は225,381千円となりました。 当社グループは医療現場のニーズに沿うことで安定的に業容の拡大を図ることを経営の基本とし、長期にわたって増収を重ねてまいりました。今後も高齢者の増加に伴い、医療機器の需要が高まると見込まれることから業容拡大が可能と考えております。 また、当社グループは資本効率性の指標として自己資本当期純利益率(ROE)6.5%以上、収益性の指標として売上高営業利益率1.6%以上を確保することを目標としております。当連結会計年度における自己資本当期純利益率(ROE)は2.5%、売上高営業利益率は0.5%となりました。 販売総代理店として利益率の高い事業であったエキシマレーザ血管形成システムの独占販売契約終了や特定保険医療材料の保険償還価格改定の影響及び価格競争の激化を主な要因として効率性に係る両指標ともに近年は低下傾向にある状況です。商品構成の改善、医療現場の課題解決を支援する高付加価値サービスの提供、管理機能の整備・強化による経営効率の向上を推進することで、これらの指標の改善と向上に取り組んでまいります。 商品の販売価格については、償還価格改定に伴う交渉だけでなく、医療機関のコスト意識の高まりや同一系列病院での統一価格交渉などによる価格競争の激化が見られ、行政による医療費の削減・抑制・適正化の方針を踏まえると、価格面では今後も厳しい環境が続くものと考えております。 当社グループといたしましては、プロダクトミックスやセグメント構成比率の変更による利益率改善、医療現場の課題解決を支援する営業力の強化、収益性を毀損しない新領域事業への展開に継続的に取り組むことで、規模・効率性の両面にわたって拡大と改善を図ってまいりたいと考えております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 不整脈事業 主に、PFアブレーション用カテーテル及び心腔内超音波プローブの販売が好調だったため、当連結会計年度の売上高は45,709,445千円、セグメント利益は4,134,033千円となりました。 虚血事業 主に、経皮的冠動脈形成術用穿刺部止血材料の販売及びバルーンカテーテルの販売が好調だったため、当連結会計年度の売上高は4,002,148千円、セグメント利益は449,100千円となりました。 その他 主に、TAVIなどのストラクチャー関連の販売が好調だったこと及び子会社の業績を取り込んだ結果、当連結会計年度の売上高は6,277,180千円、セグメント利益は782,266千円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 売上債権の増加1,055,683千円、棚卸資産の増加1,080,009千円、仕入債務の減少527,376千円、法人税等の支払額202,430千円等の支出要因があった一方、税金等調整前当期純利益302,406千円に加え、減価償却費743,367千円、その他の増加524,587千円等の流入要因により、1,168,850千円の資金の支出となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有形固定資産の取得による支出439,466千円、無形固定資産の取得による支出99,176千円、投資有価証券の取得による支出149,082千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出334,581千円等の支出要因により、1,023,975千円の資金の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 配当金の支払額523,327千円等の支出要因により、551,040千円の資金の支出となりました。 キャッシュ・フロー関連指標の推移は、以下のとおりであります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   38.6   39.4   40.6   35.7   35.4 時価ベースの自己資本比率 (%)   48.3   44.3   46.6   38.4   47.5 キャッシュ・フロー対有利子 負債比率(年)   -   0.0   -   0.0   - インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)   6,721,868.3   11,814.4   -   2,885.6   - (注) 1 各指標は以下の計算式により算出しております。 ・自己資本比率:自己資本/総資産 ・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 ・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー ・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3 営業キャッシュ・フローはキャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。有利子負債は貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象にしております。 4 2022年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率については、有利子負債がないため、記載しておりません。 5 2024年3月期及び2026年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。 6 当社は2026年3月期より連結財務諸表を作成しておりますので、2025年3月期以前については、当社の個別の数値を記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 1) 資金需要 当社グループの運転資金に係る資金需要の主なものは、商品仕入代金の支払資金、販売費及び一般管理費等の営業費用の支払資金になります。営業費用の主なものは、人件費及び営業活動のための旅費交通費であります。設備投資に係る資金需要の主なものは、デモ・レンタル用などの営業用機器、システム関連、営業用車両関連の支払資金になります。当連結会計年度における設備投資金額は455,239千円、業態上あるいは戦略上、当社は原則的に生産設備を保有しない方針であり、生産設備や建物の保有がないことから資本的支出は微少です。 当連結会計年度における研究開発費は26,741千円、自社製品及び自社企画品の研究開発のための費用を計上しております。 株主還元について、当社グループは、株主の皆さまに対する利益還元を重要な経営課題として、企業価値及び株式価値の向上を図ることで株主還元を継続的かつ安定的に強化する。配当については、DOE(株主資本配当率)5.0%以上を目途に配当額を決定することを基本方針としております。2026年3月期末配当は1株当たり50.00円、配当性向は232.7%となっております。 2) 財務政策 当社グループの運転資金及び設備投資資金等については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金を充当しております。 資金調達の方法として、銀行等金融機関からの借入によることとしており、社債の発行、株式の発行につきましては現状では予定しておりません。2026年3月31日現在において借入金は18,735千円であります。 M&Aなど今後において生じる可能性がある戦略的資金需要、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」にて記載したリスクまたはその他のリスクが顕在化した場合の事業継続のための資金需要等に対応して、手元資金を有しております。2026年3月31日現在の現金及び現金同等物の残高は4,313,868千円となっており、将来資金に対して十分な財源及び流動性を確保しているほか、取引金融機関との間で3,300,000千円の当座貸越契約を締結しており、緊急対応可能な体制を整備しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正と認められている会計基準に基づき作成されており、採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 この連結財務諸表の作成にあたって、過去の実績や現状等を勘案し合理的に見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 a.貸倒引当金 債権等の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率等により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しておりますが、得意先の財政状態が悪化し、支払能力が低下した場合には、追加引当が必要になる可能性があります。 b.繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 c.退職給付に係る負債 従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上しておりますが、割引率など数理計算上で設定される前提条件が変更された場合、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼす可能性があります。 d.固定資産の減損 当社グループは、主として営業部等を基礎として資産のグルーピングを行っております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては、「固定資産の減損に係る会計基準」等に従い慎重に検討を行っておりますが、事業計画や経営環境等の前提条件の変化により、投資額の回収が見込めなくなった場合には、将来追加で減損処理が必要となる可能性があります。 e.投資有価証券の評価 当社グループは、市場価格のない株式等を保有しております。取得価額をもって貸借対照表価額としていますが、当該株式の1株当たり純資産額が取得価額と比べ50%超低下し、かつ、回復する見込みがあると認められる場合を除き、減損処理を実施する方針としております。超過収益力についての毀損の有無は投資先の事業計画の達成状況等を踏まえて評価しておりますが、将来、実績が事業計画を下回る場合は減損処理が必要となる可能性があります。 f.のれん及び顧客関連資産の評価 当社グループは、当連結会計年度において、総合医療サービス株式会社の株式の100%を取得し、連結子会社としております。 のれん及び顧客関連資産は、総合医療サービス株式会社の取得の際に発生したものであります。取得時点において価値算定の対象となった事業計画に基づき算定した株式の取得原価は、受け入れた資産(顧客関連資産を含む)及び引き受けた負債へ企業結合日時点の時価を基礎として配分し、取得原価と取得原価の配分額(純額)との差額をのれんとして識別しております。株式の取得原価については、超過収益力を反映した将来キャッシュ・フローを基礎とした事業計画を使用した株式価値の評価結果に基づいて決定しております。取得原価の配分にあたっては、専門家を利用しております。識別可能資産として特定された顧客関連資産に配分するべき取得原価については、既存顧客との取引が継続する期間において享受できる超過収益力に基づく経済的便益を現在価値に割引いて計算しております。 のれん及び顧客関連資産は、価値算定の対象となった事業計画の達成状況をモニタリングすることによって、減損の兆候の有無の判定を行っております。 市場環境や事業環境の著しい変化により、その見積りの前提とした条件や主要な仮定に変更が生じ、取得時の事業計画と実績及び将来の業績予測が大幅に乖離した場合は、減損処理が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

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