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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

中山福

NAKAYAMAFUKU CO.,LTD.7442 · Standard · 卸売業

家庭用品を全国の小売店に卸す老舗。製造・販売まで手掛ける。

概要

中山福株式会社は、大阪市中央区に本社を置く家庭用品の卸売・製造企業である。1925年の創業以来、調理用品や台所用品などホームユース商品を中心に、全国の小売業者へ供給している。2026年3月期の連結売上高は430億円、従業員数は430名。

家庭用品の卸売と製造を結ぶグループ体制

当社グループは、中山福株式会社(当社)と子会社3社で構成される。中核の家庭用品卸売事業では、調理用品、台所用品、サニタリー用品など広範な品目をホームセンターやスーパーマーケット、通販業者に卸す。子会社の株式会社LIV PLUSは家庭用品の企画・開発・販売、株式会社インターフォルムはインテリア用品、グリーンパル株式会社はプラスチック日用品をそれぞれ製造・販売する。2025年3月期より、従来の卸売事業に含めていた製造・販売事業を独立の報告セグメントとし、グループ全体の事業構造を明確化した。

全国をカバーする販売網と物流機能

卸売事業の販売網は、北海道から九州・沖縄まで全国5地域に区分される。2026年3月期の地域別売上高は、東北・関東が172億円(構成比40%)で最大、次いで近畿・中四国104億円、九州・沖縄61億円、中部42億円、北海道14億円である。物流面では、厚木物流センターや中部物流センターなどの拠点を整備し、各地の支店と連携して効率的な配送体制を構築。DX化や新システム導入により、物流品質の向上と低コスト化を進めている。

売上高の4割弱を占める調理用品

商品分類別売上高では、調理用品が143億円と全体の33.3%を占める。フライパン、包丁、鍋類が主力である。次いで行楽・レジャー用品が90億円(21.0%)、サニタリー用品61億円(14.3%)、収納用品・インテリア関連用品52億円(12.2%)と続く。エクステリア用品・園芸用品は前年比19.9%増の16億円と高い伸びを示した。一方、台所用品と家電用品は微減である。自社オリジナル商品の開発とECチャネルの拡大により、収益性改善を図っている。

業界の中での役割は家庭用品卸売・製造業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
431億円
営業利益
5億円
営業利益率
1.2%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
調理用品144億円33.4%
行楽・レジャー用品90億円20.9%
サニタリー用品62億円14.4%
収納用品・インテリア関連用品52億円12.1%
台所用品43億円10.0%
エクステリア用品・園芸用品17億円3.9%
家電用品・冷暖房用品15億円3.5%
ヘルスケア・シニア・ベビー用品等8億円1.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家庭用品卸売主力

調理用品、台所用品、収納用品等を全国のホームセンター、スーパー、通販業者等に卸売。

主な製品・サービス8
調理用品
フライパン、鍋、包丁など。
台所用品
卓上ポット、ガラス食器、保存容器など。
サニタリー用品
バス小物、スノコ、ハンガーなど。
収納用品
収納ケース、ボックス、ラックなど。
インテリア関連用品
キッチンマット、クッションなど。
行楽・レジャー用品
ステンレスボトル、水筒、クーラーボックスなど。
エクステリア・園芸用品
プランター、フィールドカートなど。
家電用品
炊飯器、オーブントースター、掃除機など。

02家庭用品製造・販売準主力

子会社のLIV PLUSが家庭用品を企画・開発・販売。

主な製品・サービス1
家庭用品
調理用品、収納用品、ヘルスケア用品などを企画・製造・販売。

03プラスチック日用品製造準主力

子会社のグリーンパルが収納用品、園芸用品等を製造販売。

主な製品・サービス2
収納用品
プラスチック製の収納ケースなど。
園芸用品
プラスチック製のプランターなど。

04インテリア用品製造・販売副次

子会社のインターフォルムがインテリア関連商品を企画・開発・販売。

主な製品・サービス1
インテリア用品
インテリア関連の雑貨、収納など。

製品と技術

8つの商品分類で構成される品揃え

中山福グループの取扱商品は、調理用品、台所用品、サニタリー用品、収納用品・インテリア関連用品、行楽・レジャー用品、エクステリア用品・園芸用品、家電用品・冷暖房用品、ヘルスケア・シニア・ベビー用品の8分類に及ぶ。調理用品ではフライパン類、鍋類、包丁、キッチンツール、ケトル・急須を、台所用品では卓上ポット、ガラス食器、プラスチック保存容器、スポンジ、ホイル・ラップを扱う。サニタリー用品はバス小物やスノコ・マット、ハンガー、分別ペールなど多岐にわたる。

自社ブランド企画とプラスチック日用品製造

製造・販売部門では、グループ子会社が自社オリジナル商品を企画・開発する。グリーンパル株式会社は収納用品や園芸用品などプラスチック日用品を製造。株式会社LIV PLUSは家庭用品、株式会社インターフォルムはインテリア関連商品を手がける。これらの子会社は、当社の卸売ネットワークを通じて販売されるほか、自社ECサイトでも直接消費者に届ける。収納ケースやプランター、フィールドカートなど、デザイン性と機能性を両立した製品を投入し、ものづくり事業の強化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

ヘルスケア卸で中堅、低収益体質からの脱却急ぐ

売上高は386億→431億と緩やかな増収だが、営業利益率は0.49%~1.16%と極めて低く、業界平均を下回る。同業のオルバヘルスケアや高千穂交易と比べ収益性で劣り、規模でも中堅に位置。食品・ヘルスケア向け卸売が主力だが、低マージン体質が課題。2026年には利益率改善見込みだが、依然低位。卸売業界ではリョーサン菱洋などの総合商社系が強く、差別化が難しい。

強み

  • 売上高は3期連続で増加(386→409→431億)し、需要は堅調.
  • 医療・介護向け卸売で一定のシェアを確保、安定的な取引基盤.
  • 低収益率は改善可能であり、効率化による利益向上が期待される.
  • 長年の取引実績により、顧客ロイヤルティが高い.

課題

  • 営業利益率1%未満と低く、収益構造の抜本改革が必要.
  • 総合商社系卸や大手専門商社に対し価格競争で劣位.
  • 増収率が低く(約5%)、市場成長の取り込みが課題.

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が中山福

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13173Cominix104億円14.7倍
23320クロスプラス101億円5.6倍
33079ディーブイエックス100億円43.3倍
47486サンリン100億円19.7倍
57442中山福97億円14.0倍
6423Aライオン事務器97億円10.8倍
79872北恵95億円17.0倍
89930北沢産業95億円33.6倍
99265ヤマシタヘルスケアホールディングス93億円14.2倍
109867ソレキア93億円5.5倍
117673ダイコー通産89億円9.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

中山福松商店の創業と法人化

1925年3月、中山福松商店として大阪で創業。1947年2月、大阪市南区において家庭金物卸売を目的に株式会社中山福松商店を設立、資本金190千円とする。1963年2月、商号を中山福株式会社に変更した。創業当初から家庭用品の卸売を核とし、戦後復興期の需要を取り込んで事業基盤を固めた。

首都圏進出と全国拠点網の形成

1962年9月、東京営業所を千代田区に開設。1966年11月には東京支社に昇格し、東京都江東区へ移転。その後、1970年代に入ると福岡支店(1970年)、名古屋支店(1972年)、広島支店(1975年)、仙台支店(1975年)、札幌支店(1975年)と全国主要都市に拠点を拡大。1980年代には高松、北関東、千葉、多摩などにも支店を開設し、全国47都道府県をカバーする販売網を完成させた。

物流子会社の設立と上場への道

1977年1月、配送を目的とした関連会社中山福サービス株式会社を設立。1991年6月に完全子会社化する。1994年には各支店に物流センターを併設し、物流機能を強化。1995年4月、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。2003年3月には同市場第一部銘柄に指定され、2006年12月に東京証券取引所市場第二部、2008年1月に同市場第一部に指定された。

グループ再編と新中期経営計画

1999年9月、子会社ベストコ(現LIV PLUS)を設立し、企画・開発機能を強化。2013年1月にはロイヤル通販(現ENICY)の株式を取得。2024年5月、創業100周年を控えて新中期経営計画「NFG2026」を策定、事業持株会社体制への移行を推進。2025年3月期の連結売上高は409億円、2026年3月期は430億円と増収を達成した。経常利益は8.4億円(前年比71%増)と改善した。

年表46件を開く

1920年代

  • 1925年3月創業中山福松商店として創業

1940年代

  • 1947年2月創業大阪市南区において家庭金物卸売を目的として、株式会社中山福松商店を設立(資本金190千円)

1960年代

  • 1962年9月東京都千代田区に東京営業所を開設
  • 1963年2月商号変更商号を中山福株式会社に変更
  • 1964年2月大阪府東大阪市に花園支店を開設
  • 1966年11月東京都江東区に東京営業所を移転し、東京支社に昇格

1970年代

  • 1970年6月福岡県直方市に福岡支店を開設
  • 1971年4月神奈川県大和市に東京支店を開設し、東京支社を深川支店とする
  • 1972年9月愛知県西春日井郡西春町に名古屋支店を開設
  • 1972年10月大阪府東大阪市に東大阪支店を開設
  • 1975年3月広島県安芸郡海田町に広島支店を開設
  • 1975年4月宮城県仙台市に仙台支店を開設
  • 1975年5月札幌市西区に札幌支店を開設
  • 1977年1月創業当社取扱商品の配送を目的として関連会社中山福サービス株式会社を設立

1980年代

  • 1981年6月香川県高松市に高松支店を開設
  • 1981年8月埼玉県岩槻市に北関東支店を開設
  • 1984年3月名古屋支店を名古屋市西区に移転
  • 1985年12月M&A兵庫県西宮市に大阪支店を開設し、東大阪支店を統合
  • 1986年5月千葉県千葉市に千葉支店を開設
  • 1986年9月M&A花園支店を大阪支店に統合
  • 1989年9月M&A深川支店を東京支店に統合

1990年代

  • 1990年12月札幌支店を札幌市厚別区に移転
  • 1991年5月東京都西多摩郡瑞穂町に多摩支店を開設
  • 1991年6月中山福サービス株式会社を100%子会社とする
  • 1992年2月仙台支店を宮城県岩沼市に移転
  • 1993年8月名古屋支店に中部物流センターを併設
  • 1994年4月福岡支店に九州物流センターを併設
  • 1995年4月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1996年10月広島支店を広島県安芸郡坂町に移転
  • 1999年9月当社取扱商品の企画・開発、ブランド管理・運営を目的として株式会社ベストコ(現株式会社LIV PLUS)(現100%連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年4月神奈川県厚木市に厚木物流センターを開設
  • 2000年5月M&A多摩支店を東京支店に統合
  • 2001年10月M&A厚木物流センターを厚木支店に組織変更し、中部物流センター、九州物流センターをそれぞれ名古屋支店、福岡支店に統合
  • 2003年3月大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定
  • 2004年5月M&A埼玉県加須市に関東支店を開設し、千葉支店を統合
  • 2004年8月M&A関東支店に厚木支店を統合
  • 2004年9月M&A関東支店に北関東支店を統合
  • 2005年10月名古屋支店を愛知県稲沢市に移転
  • 2006年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2007年1月広島支店を広島市安佐北区に移転
  • 2008年1月東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定
  • 2009年4月茨城県笠間市に茨城支店を開設

2010年代

  • 2011年2月東京都中央区に営業本部首都圏営業部を開設
  • 2012年10月M&A高松支店を広島支店に統合
  • 2013年1月株式会社ロイヤル通販(株式会社ENICY)の株式を取得
  • 2015年2月福岡支店を福岡県飯塚市に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで420億円
  • 経常利益2027年3月期まで9億20百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    卸売事業の拡充

    全国の販売網と調達網から得られる情報を活用し、安定供給が可能な販売・物流体制を構築。得意先・仕入先への存在価値を高めると同時に収益性の維持向上を追求する。

  2. 02

    ものづくり事業の強化

    家庭用品、インテリア用品、プラスチック日用品の各カテゴリーにおいて、消費者ニーズを捉えた商品開発、販路拡充、品質・生産管理の強化に取り組む。

  3. 03

    EC事業の拡大

    グループ一体運営によりEC事業を拡充。EC向け商品開発・選定を強化し、全国物流網を活用することで販売チャネルを拡大し、収益向上を図る。

  4. 04

    物流機能の強化

    DX化の環境整備、全国支店網の多面的活用、新システム導入により営業・物流体制の高度化・効率化を推進。物流品質の向上と低コスト化を追求する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で430人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は556万円で、9期前と比べて+7.6%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月404
2018年3月454
2019年3月51639.014.0461
2020年3月52539.014.0442
2021年3月52840.015.0446
2022年3月54240.014.0435
2023年3月52440.015.0437
2024年3月55740.015.0433
2025年3月52541.014.042347
2026年3月55640.014.0430116

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)42.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東支店 — 埼玉県加須市1,832百万円
東北・関東
東関東支店 — 茨城県笠間市1,637百万円
東北・関東
福岡支店(福岡県飯塚市)沖縄営業所 — 沖縄県糸満市809百万円
九州・沖縄
福岡支店 — 福岡県飯塚市777百万円
全社資産
大阪支店 — 兵庫県西宮市566百万円
近畿・中四国
本社他 — 新潟県三条市他484百万円
プラスチック日用品 製造事業
大阪本社 — 大阪市中央区373百万円
全社資産
関東支店 仙台営業所 — 宮城県岩沼市148百万円
東北・関東
東京本社 — 東京都中央区10百万円
全社資産
名古屋支店 — 愛知県稲沢市10百万円
中部
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱インターフォルム
    神戸市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    グリーンパル㈱(注)
    新潟県三条市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は431億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.4%、利益が+150.0%。

売上高
+5.4%
431億円
営業利益
+150.0%
5億円
純利益
+40.0%
7億円
営業利益率
1.2%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高420億円431億円
営業利益6億円5億円
純利益6億円7億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は117億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q930
2024年1Q92−1−1.10
2024年2Q91−1−1.11
2024年3Q11100.00
2024年4Q92−1
2025年2Q19700.01
2025年4Q21220.94
2026年2Q20321.03
2026年4Q22831.34
2027年1Q11743.43

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は434億円から431億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は1.2%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4342615
2014年3月4512214
2015年3月4452111
2016年3月4852214
2017年3月480139
2018年3月47495
2019年3月48594
2020年3月46752
2021年3月4791310
2022年3月42796
2023年3月39956
2024年3月386−10
2025年3月409250.55
2026年3月431581.27

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高431億円のうち、営業利益として残るのは5億円1.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.5%347億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.3%79億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.2%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.1pt
1.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.2pt
2.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は54億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月17−11−5636
2014年3月7−5−5232
2015年3月14−14−5027
2016年3月9−5−5426
2017年3月120−71230
2018年3月17−92840
2019年3月10−1−7942
2020年3月−14−110−1538
2021年3月154−31954
2022年3月11−12−3−150
2023年3月77−71458
2024年3月131−71464
2025年3月008072
2026年3月42−24654

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は331億円。このうち返さなくてよい自己資本が237億円で、自己資本比率は71.7%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2541787670.1
2014年3月2551857072.6
2015年3月2711997273.6
2016年3月2862097773.1
2017年3月2872157274.8
2018年3月32221710567.3
2019年3月31221110167.6
2020年3月2942058969.6
2021年3月32021710367.8
2022年3月3102139768.5
2023年3月3142189669.3
2024年3月32922410568.2
2025年3月32822410468.3
2026年3月3312379471.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
54億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
181億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
48億円
在庫として抱えている分
負債合計
94億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中31位あたり、逆に低いのはROE284社中247位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.9%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.2%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.4%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥482で、1年前と比べて+19.3%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥482-0.4%1ヶ月-1.8%1年+19.3%時価総額97億円
過去52週の値幅
安値¥402高値¥498

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.0倍
PER (会社予想)15.6倍
PBR0.39倍
配当利回り2.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+1.67%と緩やかな上昇。8月10日終値486円は25日移動平均線487円をほぼ横ばいで、75日線・200日線は上回っている。年初来では+18.33%と堅調。52週高値498円に接近し、高値圏。直近では7月31日に498円の高値をつけた後、調整も8月10日は486円と下げ止まり。RSIは53.85と中立。出来高は低調で、材料不足の中で高値圏でのもみ合いが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

実績PER14.14倍、予想PER15.7倍で業界平均17.91倍を下回り、PBRは0.40倍と平均1.24倍を大きく下回る。ROEは2.9%と低いが、配当利回りは2.47%と平均2.98%をやや下回るものの配当性向80%と高く、株主還元は手厚い。売上高は増加傾向で、直近期の純損益も改善している。割安ではあるが、ROEの低さや配当性向の高さから、今後の収益成長への期待は限定的で、両面性を含めて判定した。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.0倍17.9倍
PER (予想)15.6倍
PBR0.39倍1.24倍
ROE2.9%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、低収益率の卸売業で、今後の成長戦略が描けるかが焦点。強気派は、安定した需要と地域密着の営業で、売上が拡大傾向にある。2026年3月期の売上高は431億円と増加しており、業績も改善しているとみる。また、PBR0.40倍と純資産に比べて割安で、配当利回り2.47%も一定程度ある。一方、弱気派は、営業利益率が1%前後と極めて低く、収益力が弱い。また、競争が激しく、価格競争に巻き込まれやすい。さらに、ネット通販の台頭などで卸売の需要が変化するリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 売上拡大

    2026年3月期の売上高は431億円と増加

  • 安定需要

    生活必需品を扱うため景気変動に強い

  • PBR低水準

    0.40倍で解散価値に比べ割安

  • 営業利益が2→5億円へ増益通年影響

    営業利益は2025年3月期2億円→2026年3月期5億円、約2.5倍

  • 純利益が0→5→7億円と改善通年影響

    純利益は0億円→5億円→7億円と3期連続で増加

  • 売上高が386→431億円と増加通年影響

    売上高は386→409→431億円、増収基調が継続

  • PBR0.40倍と純資産から大幅割安継続影響

    PBR0.3959倍、1株純資産の4割の水準

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    営業利益率が1%前後と極端に低い

  • 競争激化

    大手卸との競争や価格競争で利益が圧迫

  • 事業構造

    ネット通販台頭で中間流通の役割が縮小へ

  • 営業利益率1.16%と極低水準通年影響

    売上高431億円に対し営業利益5億円、利益率1.16%

  • ROE2.9%と資本効率の低さ継続影響

    自己資本利益率2.9%と低く、PBRが割安な要因

  • フォワードPER15.7倍へ悪化決算発表後影響

    現在PER14.14倍に対し予想PER15.7倍、利益見通しの低下

  • 外国人保有比率1.26%と需給の薄さ継続影響

    外国人保有比率1.26%と低く、需給が細りやすい

次の決算で確かめる点
総利益率
小売向け卸の収益性の鍵となるため
在庫回転率
在庫効率が資本効率に影響するため
既存店向け売上高
需要の安定性と取引関係の維持を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.49%。

年間配当
¥12
1株あたり
配当利回り
2.49%
いまの株価に対して
配当性向
80.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2771.7
2018年3月270.089.2
2019年3月270.0597.3
2020年3月270.0175.7
2021年3月10−63.040.4
2022年3月1220.0138.3
2023年3月10−16.756.7
2024年3月100.0
2025年3月1220.089.0
2026年3月120.080.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,950人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.7%を占め、残る74.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.761.067.168.772.473.0
事業法人21.420.319.720.320.219.4
金融機関14.812.211.38.45.46.3
自己株式1.93.53.63.63.62.3
外国法人5.25.81.42.01.71.1
外国人個人0.00.00.10.20.20.2
証券会社1.00.60.50.60.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中山福共栄会13.90
02象印マホービン株式会社4.51
03京セラ株式会社4.49
04中山福従業員持株会3.65
05株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.08
06株式会社良善2.42
07中山 修次郎2.09
08天馬株式会社1.10
09松本 陽子0.80
10西川 晶子0.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-29
    中山福共栄会 理事長 荒井 毅
    変更報告
    14.29%
    +1.11pt
  • 2026-06-29
    中山福共栄会 理事長 荒井 毅
    変更報告
    14.29%
    +1.11pt
  • 2026-06-22
    中山福共栄会 理事長 荒井 毅
    新規の大量保有報告
    14.29%
    +1.11pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−55%、1株純資産は14期で+38%。直近期のROEは2.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月768849.035.6
2014年3月699187.712.539.1
2015年3月579876.015.645.9
2016年3月711,0357.110.737.1
2017年3月431,0694.119.571.7
2018年3月231,0772.232.789.2
2019年3月221,0482.123.7597.3
2020年3月111,0431.142.3175.7
2021年3月511,1054.89.640.4
2022年3月291,1002.612.3138.3
2023年3月311,1272.811.056.7
2024年3月11,1600.1492.6
2025年3月271,1582.414.189.0
2026年3月341,2202.913.380.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額175百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石川宣博取締役 会長7165,000
橋本謹也代表取締役 社長6116,000
北代憲司常務取締役 大阪支店長 兼広島支店長619,000
佐々本剛広取締役 商品・物流本部長 兼商品企画部長616,000
中川敬夫取締役 グループ管理本部長 兼グループ事業部長兼経営企画部長614,000
石川洋泰取締役 福岡支店長5710,000
岡本敏取締役 関東支店長557,000
柴田直子取締役552,000
小野由美子取締役548,000
是枝定信常勤監査役6637,000
横山泰三監査役707,000
江角健一監査役661,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
森誠取締役 営業本部長535,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7112131914421
社外取締役420205
監査役1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,415字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、中山福株式会社(当社)及び子会社3社(株式会社LIV PLUS、株式会社インターフォルム、グリーンパル株式会社)で構成されており、当社(※1)は、主に調理用品や台所用品等のホームユース商品を卸売販売する「家庭用品卸売事業」を行っております。 子会社(※2)のうち、株式会社LIV PLUSは、家庭用品等を企画・開発・販売する「家庭用品製造・販売事業」を行っております。株式会社インターフォルムは、インテリア関連商品を企画・開発・販売する「インテリア用品製造・販売事業」を行っております。特定子会社であるグリーンパル株式会社は、収納用品、園芸用品等を製造販売する「プラスチック日用品製造事業」を行っております。 なお、当連結会計年度から、事業体制の見直しを踏まえ、事業活動の実態をより適切に表示させるため、報告セグメントの区分を変更しております。「家庭用品卸売事業」に含めておりました卸売事業と製造・販売事業について、新事業体制への移行期間を経て製造・販売事業の重要性が増したため区分し、「家庭用品製造・販売事業」として新たに報告セグメントとして記載する方法に変更しております。また、連結子会社の吸収合併等を踏まえ、当社グループのEC事業等の体制を再構築した結果、「その他」事業に含めておりましたインターネット通信販売事業及び輸出等を「家庭用品卸売事業」に含めて記載する方法に変更しております。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。 当社グループは、全国各地域に所在する小売業者等(ホームセンター、スーパーマーケット、ディスカウントストア、通信販売業者、生活協同組合、専門小売店等)を得意先としております。 事業セグメントごとの販売品目は、次のとおりであります。 家庭用品卸売事業   調理用品、台所用品、サニタリー用品、収納用品・インテリア関連用品、 行楽・レジャー用品、エクステリア用品・園芸用品、家電用品・冷暖房用品、 ヘルスケア・シニア・ベビー用品等 家庭用品製造・販売事業   調理用品、台所用品、サニタリー用品、収納用品・インテリア関連用品、 行楽・レジャー用品、エクステリア用品・園芸用品、家電用品・冷暖房用品、 ヘルスケア・シニア・ベビー用品等 プラスチック日用品製造事業   収納用品、エクステリア用品・園芸用品等 インテリア用品製造・販売事業   インテリア関連用品等 販売品目の主要商品は以下のとおりであります。 販売品目   主要商品 調理用品   フライパン類、鍋類、包丁、キッチンツール、ケトル・急須等 台所用品   卓上ポット、ガラス食器、プラスチック保存容器、スポンジ、ホイル・ラップ等 サニタリー用品   バス小物、スノコ・マット類、ハンガー類、分別ペール・ダスター、清掃用品等 収納用品・インテリア関連用品   押入収納ケース、収納ボックス、ラック、キッチンマット、クッション等 行楽・レジャー用品   ステンレスボトル、水筒、ジャグ、クーラーボックス、レジャー用品等 エクステリア用品・園芸用品   エコペール、菜園プランター、フィールドカート、フラワースタンド等 家電用品・冷暖房用品   炊飯器、オーブントースター、掃除機、除湿器、電池等 ヘルスケア・シニア・ ベビー用品等   体組成計、温湿度計、ヘルスケア用品、シニア用品、ベビー用品等
経営方針・対処すべき課題2,457字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「社会と共存し、社業を通じて、株主の皆さま、仕入先、得意先、社員その他の関係者の方々の「幸」の実現と、社会の発展に貢献する。」を経営理念に掲げ、社会生活に密着し、消費者のニーズに沿った企業活動を旨とし、仕入先の商品、あるいは自社オリジナル商品を、得意先を通じて生活市場に提供していく過程で、仕入先、得意先の業績向上、あるいはその他取引先の利益に貢献し、その適正な対価として得た利益を株主の皆さまに還元するとともに、社員の処遇・福利厚生・教育の充実を図り、新たな経営資源に投資することで「社業」を拡大し、より大きな経済活動を担うことで、社会の発展に貢献することを経営の基本方針としております。 (2)経営戦略等 当社グループは、当社の経営方針のもと、「ホームユース製品の販売と情報発信を通じて、社会の発展、自社の成長を実現するとともに、人々の暮らす環境を豊かにする。」を経営ビジョンとし、会社の持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を図るべく、サステナブルな社会の実現に向けて9つのマテリアリティを設定し、SDGsを推進するとともに、経営戦略としての卸売事業の拡充、ものづくり事業の強化、EC事業の拡大、物流機能の強化に努めてまいります。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当連結会計年度の経営環境は、原材料価格やエネルギー価格の上昇、継続的な物価上昇等による消費者の節約志向の継続、取引先が属する業界の再編成、中東情勢悪化に伴う取引先の原材料調達遅延や商品供給の不安定化の懸念など厳しい状況が続きました。 このような状況のもと、当社グループにおきましては、「中山福グループ 新中期経営計画 NFG2026」を2024年5月に策定し、2025年3月の創業100周年を経て、グループの永続的な企業価値向上を目的に、事業持株会社体制の推進によるグループガバナンス向上に注力し、その中で4つの経営戦略である卸売事業の拡充、ものづくり事業の強化、EC事業の拡大、物流機能の強化を推進しております。 翌連結会計年度の経営環境の見通しとしては、原材料価格やエネルギー価格の上昇、食料品・生活用品の継続的な値上げに伴う消費者の生活防衛意識の高まり等の影響を受けて、国内消費市場は依然として厳しい状況が続くものと予想しております。 そのため、引き続きグループ各社の特性を活かしながら4つの経営戦略を推進し、原材料価格・仕入価格及び物流費の上昇に対しては適正に販売価格への転嫁を進めながら、経費削減の効果を得られる体制づくりをより強化してまいります。 卸売事業では、従来のビジネスモデルを見直し、商品戦略の再構築、販売力の強化を推進してまいります。ものづくり事業では、家庭用品、インテリア用品、プラスチック日用品のそれぞれのカテゴリーにおいて更なる成長と最適なグループ商品戦略を推進してまいります。EC事業では、各EC事業の特性を活かしつつ、販売力強化のため、自社販売サイトの拡充を図ってまいります。同時に、それぞれの事業の更なる効率化を推進するため、物流機能を強化してまいります。 これらを実現すべく、以下の対処すべき重点課題に取り組んでまいります。 ① 卸売事業の拡充 ・卸売事業としての“強み”を再構築するため、全国における販売網と調達網から得られる情報の活用、安定的に消費者へ商品をお届けできる販売体制・物流体制の維持・構築を図り、得意先様/仕入先様にとって存在価値を高めるとともに収益性の維持向上を追求します。 ② ものづくり事業の強化 ・ものづくり事業の更なる成長を図るため、消費者のニーズを捉えた商品開発、販路の拡充や品質・生産管理への取り組みを強化します。 ③ EC事業の拡大 ・グループの一体運営によるEC事業の更なる拡充、ECに適した商品開発・商品選定の強化、全国物流網の更なる活用により、販売チャネルの拡充とEC事業の収益向上を追求します。 ④ 物流機能の強化 ・DX化への環境整備、全国支店網の多面的活用、拠点ごとの事業環境に合わせた新システム導入による営業・物流体制の高度化/効率化を推し進め、物流品質の向上と低コスト化を追求します。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 第79期(2025年3月期)を初年度とした向こう3ヶ年の中期経営計画「中山福グループ 新中期経営計画 NFG2026」を2024年5月に策定しております。 2年目である第80期(2026年3月期)につきましては、売上高は目標400億円に対し430億52百万円(目標達成率107.6%)、経常利益は目標7億80百万円に対し8億42百万円(目標達成率108.1%)となり、どちらも達成いたしました。3年目(2027年3月期)の目標につきましては、第80期(2026年3月期)の経営成績等の分析を踏まえ、2026年5月8日に開示いたしました通期業績予想通り、売上高目標420億円、経常利益目標9億20百万円としております。 経営上の目標となる指標は以下のとおりです。 1年目 (2025年3月期) 実績   2年目 (2026年3月期) 実績   3年目 (2027年3月期) 目標 売上高   409億49百万円   430億52百万円   420億円 経常利益   4億91百万円   8億42百万円   9億20百万円 ※ 詳しくは当社ホームページをご覧ください。 「中山福グループ 新中期経営計画 NFG2026」: https://www.nakayamafuku.co.jp/company/vision/
事業等のリスク3,068字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 取引先に対するリスク 当社グループは、取引先に対しリスクマネジメントを行うことによりリスク管理しております。しかしながら、販売先の業績悪化等により債権回収が不可能になった場合、また、仕入先の業績悪化や廃業等により商品供給に支障をきたした場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ② 外国為替リスク 当社グループの販売商品の約5%を、アジア、EU加盟各国から輸入しております。輸入商品代金の決済につきましては、ヘッジ取引により外国為替リスクを一定程度まで低減する方針で対処しておりますが、外国為替市場の急激な変動など、当社グループの予測と異なった場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ③ 資金調達力及び調達コストに伴うリスク 当社グループは、国内の金融機関より運転資金、並びに設備資金を調達の上営業活動を行っております。今後の金融情勢によっては、金利上昇による資金調達コストの増加、又は調達額の制約など、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ④ 災害、停電及び感染症等によるリスク 当社グループは、災害発生時に対応すべく「経営危機管理規程」に基づき危機管理体制を整えておりますが、国内各所の拠点において大規模な地震・水害・台風・停電及び感染症の拡大等が発生し、営業・物流・生産の事業活動に甚大な影響を受けた場合、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑤ 退職給付債務によるリスク 当社グループの従業員の退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や、年金資産の期待運用収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、また、前提条件が変更された場合には、その影響は将来にわたって規則的かつ累積的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 今後、割引率の低下や運用利回りの悪化が発生した場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑥ 固定資産の減損に関するリスク 当社グループは、事業用資産として多くの土地及び建物等を所有しておりますが、事業を取り巻く環境の変化により、事業用資産の簿価に対して時価が著しく下落した場合や、各拠点の収益性が悪化した場合等には、固定資産の減損処理が必要となる場合があり、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑦ 保有株式に関するリスク 当社グループは、従来より、原則として取引関係のある取引先の要請により、市場性のある株式を保有しておりますが、今後、大幅な株価下落が発生した場合には、保有株式の減損、又は評価損が発生し、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶとともに、自己資本比率の低下を招くおそれがあります。 ⑧ 情報セキュリティによるリスク 当社グループは、情報システム運営上の安全を確保するため、外部からの不正侵入を防ぐ適切なセキュリティ対策及び監視体制の強化などに取り組んでおります。しかしながら、サイバー攻撃・コンピューターウイルスの感染・不正アクセスによる情報の流出・消失・改ざん等が生じた場合、当社グループの信用の低下や業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑨ 個人情報・社内機密情報等の取扱いによるリスク 当社グループでは「個人情報取扱規程」を定め、会社が業務を通じて取得し、もしくは提供された個人に関する情報を適切に管理・保護し、また、その情報を利用する場合のルールを定め、個人のプライバシーの保全に万全を期しておりますが、個人情報の社外漏洩などが発生した場合には、取引先との取引状況への悪影響、又は取引先とのトラブル発生などにより、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 また、規程並びに管理体制の整備や社内教育の徹底等によって、社内の機密情報等の漏洩についての対策を講じておりますが、役職員の不注意等により社内の機密情報等が外部に漏洩した場合、信頼を失うなどの事業環境が悪化することにより、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑩ 不良品発生のリスク 当社グループでは、競業他社との競争に対抗すべく商品コストの削減を目指し、国内のみならず中国を中心とした海外メーカーからも商品調達をしております。特に海外メーカーに対しては、当社指定の品質基準に従って製造・検品を行い、安全性や品質向上に向けて改善を行う等、最善の注意を払うとともに不測の事態に備え保険に加入しております。しかしながら、大規模な品質上の問題が発生した際には、リコール費用やブランド力低下の影響から、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑪ 知的財産権についてのリスク 当社グループでは、第三者の知的財産権を侵害しないように、また競業他社との差別化を図り、かつ優位性を保つため、知的財産権保護のための体制を整えております。しかしながら、第三者から知的財産権の侵害を理由とする訴訟が提起されたり、第三者から知的財産権の侵害を受けたりする可能性は排除できず、このような事態が生じた場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑫ 原材料価格の上昇によるリスク 当社グループの主要取扱商品の主な原材料は、アルミ、ステンレス、鉄、ナフサ(プラスチック)等であり、原油価格変動も含め原材料価格の高騰に伴うリスクが発生する可能性があります。原材料価格の高騰が予想を上回る状況で進行し仕入価格に予想を超える大幅な値上げが生じ、販売価格への転嫁が容易でない場合などには、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑬ コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、社会から信頼される企業を目指すため、「中山福グループの役職員行動規範」を制定し、従業員に周知するとともに、定期的にコンプライアンスに関する研修を行っております。しかしながら、万が一法令に抵触する行為があった場合には、社会的信用の失墜等により、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑭ 人材に関するリスク 当社グループが持続的な成長を実現していくために、人材の確保が重要であることを認識して、採用活動、人材教育・育成を実施しております。しかしながら、今後国内の人口減少、雇用環境の変化、人材確保競争等により、従業員の流出が進み、また採用の厳しさが増す場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑮ 物流に関するリスク 当社グループは、経営の要となる物流体制に関し、安定した体制の維持及び効率化を推進しております。しかしながら、今後物流業界での労働力不足や労働環境の変化等により、物流コストの増加が深刻化する場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,800字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景として、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかし、不安定な国際情勢の影響のもと、原材料価格やエネルギー価格の上昇、継続的な物価上昇等による消費者の節約志向が継続しており、依然として経済の先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループにおきましても、取引先が属する業界の再編成、原材料価格やエネルギー価格の上昇に加えて、人手不足に伴う人件費の上昇、中東情勢悪化に伴う取引先の原材料調達遅延や商品供給の不安定化の懸念等、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループにおきましては、経営戦略である卸売事業の拡充、ものづくり事業の強化、EC事業の拡大、物流機能の強化を引き続き推進してまいりました。「家庭用品卸売事業」では市場や消費者の動向を深く分析し、大きく変化し続ける消費者の価値観・需要に合った新規商品の販売を推進し、販売チャネルを超えた提案、店頭での販売促進のデジタル化など、「暮らしを豊かにする」をコンセプトに商品の魅力をより感じていただける新しい売り場作りの提案を進めてまいりました。また、「プラスチック日用品製造事業」「インテリア用品製造・販売事業」「家庭用品製造・販売事業」ではそれぞれの分野において商品開発力・販売力を強化し、デザイン性・機能性を重視した自社オリジナルの新商品の開発やECサイトを含めた販路の拡大、収益性の改善を進めてまいりました。 これらの結果、営業面におきましては、グループ全社において消費者の価値観・需要に合った商品の販売や取引先への営業展開等が順調に進み、また、特に「家庭用品卸売事業」においては、期末にかけて石油由来の一部商品に関して先行きの供給不安を見越した前倒し需要が顕在化し、売上高が一時的に伸長した結果、当連結会計年度の売上高は430億52百万円(前年同期比5.1%増)となりました。 損益面におきましては、グループ全社において売上高が伸長した一方、物価高を背景として、仕入価格が高止まり、変動費を中心とした販売費及び一般管理費が増加したことで、営業利益5億31百万円(前年同期比243.8%増)、経常利益8億42百万円(前年同期比71.4%増)となりました。また、投資有価証券売却益2億32百万円、投資有価証券評価損50百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は6億67百万円(前年同期比26.7%増)となりました。 商品分類別売上高につきましては、以下のとおりであります。 商品分類   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%)   増減率(%) 調理用品   13,872   33.8   14,371   33.3   3.6 台所用品   4,326   10.6   4,316   10.0   △0.3 サニタリー用品   5,817   14.2   6,158   14.3   5.9 収納用品・インテリア関連用品   4,861   11.9   5,236   12.2   7.7 行楽・レジャー用品   8,512   20.8   9,019   21.0   6.0 エクステリア用品・園芸用品   1,393   3.4   1,670   3.9   19.9 家電用品・冷暖房用品   1,482   3.6   1,481   3.4   △0.1 ヘルスケア・シニア・ベビー 用品等   683   1.7   799   1.9   17.0 合計   40,949   100.0   43,052   100.0   5.1 「調理用品」は、フライパン、包丁、鍋等を中心に143億71百万円(前年同期比3.6%増)となりました。「台所用品」は、保存容器、台所消耗品等を中心に43億16百万円(前年同期比0.3%減)となりました。「サニタリー用品」は、リビング清掃用品、浴室用品等を中心に61億58百万円(前年同期比5.9%増)となりました。「収納用品・インテリア関連用品」は、キッチン収納用品、衣装ケース・プラチェスト等を中心に52億36百万円(前年同期比7.7%増)となりました。「行楽・レジャー用品」は、ボトル・タンブラー、レジャー用品、ランチボックス等を中心に90億19百万円(前年同期比6.0%増)となりました。「エクステリア用品・園芸用品」は、DIY用品・内装資材用品、園芸用品等を中心に16億70百万円(前年同期比19.9%増)となりました。「家電用品・冷暖房用品」は、調理家電を中心に14億81百万円(前年同期比0.1%減)となりました。「ヘルスケア・シニア・ベビー用品等」は、ヘルスケア用品、衛生用品等を中心に7億99百万円(前年同期比17.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度から、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数字で比較分析しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (1) 家庭用品卸売事業 当事業では、台所用品等の販売は前年同期を下回ったものの、調理用品、行楽・レジャー用品等の販売は前年同期を上回りました。 その結果、売上高は「北海道」14億47百万円(前年同期比3.4%増)、「東北・関東」172億34百万円(前年同期比1.2%増)、「中部」42億51百万円(前年同期比19.7%増)、「近畿・中四国」104億54百万円(前年同期比4.1%増)、「九州・沖縄」61億12百万円(前年同期比6.6%増)となり、家庭用品卸売事業の売上高は395億円(前年同期比4.6%増)となりました。 セグメント利益又は損失は「北海道」△22百万円(前年同期はセグメント損失23百万円)、「東北・関東」5億円(前年同期比53.4%増)、「中部」1億29百万円(前年同期比119.8%増)、「近畿・中四国」4億29百万円(前年同期比5.8%増)、「九州・沖縄」1億31百万円(前年同期比5.0%増)となり、家庭用品卸売事業のセグメント利益は11億67百万円(前年同期比30.9%増)となりました。 (2) プラスチック日用品製造事業 当事業では、収納用品、園芸用品の販売は前年同期を上回りました。 その結果、売上高は23億14百万円(前年同期比11.3%増)、セグメント利益は1億14百万円(前年同期比15.1%増)となりました。 (3) インテリア用品製造・販売事業 当事業では、インテリア関連用品の販売は前年同期を上回りました。 その結果、売上高は14億91百万円(前年同期比4.5%増)、セグメント利益は4億35百万円(前年同期比5.8%増)となりました。 (4) 家庭用品製造・販売事業 当事業では、調理用品等の販売は前年同期を上回りました。 その結果、売上高は20億75百万円(前年同期比47.5%増)、セグメント利益は1億63百万円(前年同期はセグメント利益8百万円)となりました。 財政状態の概況は、以下のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は201億15百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億67百万円減少いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が7億20百万円、電子記録債権が1億89百万円、商品及び製品が2億48百万円それぞれ増加したことと、現金及び預金が18億39百万円減少したことによるものであります。 固定資産は129億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億21百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が1億79百万円、無形固定資産が48百万円それぞれ減少したことと、投資その他の資産が11億49百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は330億50百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億54百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は76億46百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億53百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が3億29百万円、未払消費税等(流動負債のその他)が1億31百万円、未払法人税等が49百万円それぞれ増加したことと、短期借入金が17億円減少したことによるものであります。 固定負債は17億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億29百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が2億57百万円減少したことと、繰延税金負債が4億20百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は93億69百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億24百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は236億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億78百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上6億67百万円、退職給付に係る調整累計額の増加3億81百万円、剰余金の配当2億33百万円と、その他有価証券評価差額金の増加4億39百万円によるものであります。 この結果、自己資本比率は71.7%(前連結会計年度末は68.3%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、54億7百万円(前年同期は72億48百万円)となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、3億53百万円(前年同期は営業活動の結果使用した資金6百万円)となりました。これは主に、減少要因としての売上債権の増加額9億10百万円、棚卸資産の増加額2億48百万円、増加要因としての税金等調整前当期純利益10億25百万円、減価償却費4億22百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は、2億35百万円(前年同期は投資活動の結果獲得した資金22百万円)となりました。これは主に、減少要因としての有形固定資産の取得による支出74百万円、投資有価証券の取得による支出34百万円、増加要因としての投資有価証券の売却による収入3億55百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、24億31百万円(前年同期は財務活動の結果獲得した資金7億97百万円)となりました。これは主に、減少要因としての短期借入金の減少額17億円、長期借入金の返済による支出3億44百万円、配当金の支払額2億33百万円によるものであります。 財務指標のトレンドは以下のとおりであります。 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   68.5   69.3   68.2   68.3   71.7 時価ベースの自己資本比率(%)   22.2   21.0   21.6   22.6   26.9 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   3.8   5.4   2.6   △757.2   7.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   39.2   32.0   63.6   △0.2   13.1 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 (注3)キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。 (注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当連結会計年度から、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数字で比較分析しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 北海道   1,155,880   5.5 東北・関東   13,316,878   △1.6 中部   3,444,737   22.1 近畿・中四国   8,173,750   4.1 九州・沖縄   4,848,812   9.0 家庭用品卸売事業計   30,940,058   4.0 プラスチック日用品製造事業   1,668,033   8.5 インテリア用品製造・販売事業   633,748   8.4 家庭用品製造・販売事業   1,660,509   40.8 報告セグメント計   34,902,350   5.6 合計   34,902,350   5.6 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.金額は商品仕入価格によっております。 b.受注実績 当社グループは、一部において商品の受注生産を行っておりますが、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 北海道   1,447,575   3.4 東北・関東   17,223,763   1.1 中部   4,251,304   19.7 近畿・中四国   10,453,491   4.1 九州・沖縄   6,110,354   6.6 家庭用品卸売事業計   39,486,488   4.6 プラスチック日用品製造事業   2,044,174   16.1 インテリア用品製造・販売事業   1,479,145   4.1 家庭用品製造・販売事業   42,695   479.9 報告セグメント計   43,052,503   5.1 合計   43,052,503   5.1 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.金額は販売価格によっております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当社グループにおきましては、「中山福グループ 新中期経営計画 NFG2026」を2024年5月に策定し、卸売事業の拡充、ものづくり事業の強化、EC事業の拡大、物流機能の強化を推進しております。 当連結会計年度の業績は、営業面におきましては、グループ全社において消費者の価値観・需要に合った商品の販売や取引先への営業展開等が順調に進み、また、特に「家庭用品卸売事業」においては、期末にかけて石油由来の一部商品に関して先行きの供給不安を見越した前倒し需要が顕在化し、売上高が一時的に伸長した結果、売上高は連結業績予想を上回ることができました。一方で、損益面におきましては、物価高を背景として、仕入価格が高止まり、変動費を中心とした販売費及び一般管理費が増加しましたが、営業利益、経常利益ともに連結業績予想を上回り、全体としては底堅く推移しました。 これらの状況を踏まえ、2027年3月期におきましては、グループ各社の特性を活かし、卸売事業・ものづくり事業・EC事業を通じて、引き続き安定的に消費者へ商品をお届けできるよう販売体制・物流体制の維持・構築に努め、原材料価格・仕入価格及び物流費の上昇に対しては適正に販売価格への転嫁を進めながら、経費削減の効果を得られる体制づくりをより強化してまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (財務政策) 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金又は借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、生産設備などの長期資金は、固定金利の長期借入金で調達しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 この当社グループの連結財務諸表の作成にあたって以下の事項は、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りの判断が行われている部分があり、これらの見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらとは異なることがあります。 a.有価証券の減損 当社グループでは、その他有価証券のうち、取得原価に比べ時価又は実質価額が著しく下落したものについては、回復可能性があると判断される場合を除き、減損処理を行っております。 市場価格のない株式等以外のものについては、主に市場価格等の市場情報に基づき決算日現在の時価が取得原価に比べて50%以上下落した場合には回復可能性はないものと判断しております。 市場価格のない株式等であるものについては、1株当たり純資産価値に基づき、実質価額が取得原価に比べて50%以上下落した場合には、減損処理を行っております。ただし、予測不能な前提条件の変化などにより時価の下落又は投資先の財政状態及び経営成績の悪化により、減損損失が発生する可能性があります。 b.固定資産(事業資産等)の減損 当社グループでは、固定資産(事業資産等)について、帳簿価額が回収できない可能性を示す事象や状況の変化が生じた場合に、減損の兆候があるものとして、当該資産の回収可能価額を見積っており、回収可能価額が帳簿価額を下回った場合に、減損損失を認識しております。 回収可能価額は、使用価値と売却費用控除後の正味売却価額のうち、いずれか高い金額としております。使用価値は、見積り将来キャッシュ・フローを資産固有のリスクを反映した税効果考慮前の割引率を用いて現在価値に割り引いて算出しており、将来の市場の成長度合、収益と費用の予想、資産の予想使用期間等の前提条件を使用しております。ただし、これらの見積りには管理不能な不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件の変化などにより固定資産の評価に関する見積りが変化した場合には、結果として将来当社及び連結子会社が追加で減損損失を認識する可能性があります。 c.繰延税金資産の回収可能性 当社グループでは、税務上の繰越欠損金、税額控除及び将来減算一時差異のうち、将来課税所得を減算できる可能性が高いものに限り繰延税金資産を認識しております。繰延税金資産の回収可能性は毎連結会計年度末日に見直し、税務便益の実現が見込めないと判断される部分について減額しております。ただし、これらの見積りには管理不能な不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件の変化などにより回収可能性の評価に関する見積りが変化した場合には、将来当社及び連結子会社が繰延税金資産を減額する可能性があります。

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開示資料

出典

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