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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ソマール

SOMAR CORPORATION8152 · Standard · 卸売業

コーティングフィルムや機能性樹脂など高機能材料に強みを持ち、エレクトロニクスから食品まで幅広い産業に素材を供給。

概要

ソマールは、1948年に神戸で創業した化学品専門商社を起源とし、現在は高機能材料、環境材料、食品材料の3事業を展開する開発型企業である。商社機能とメーカー機能を併せ持ち、電子部品や自動車電装部品向けのコーティングフィルムや樹脂製品に強みを持つ。2026年3月期の連結売上高は312億円、従業員464名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している(コード8152)。

三つの事業セグメントと売上構成

ソマールの事業は高機能材料、環境材料、食品材料の3セグメントで構成される。高機能材料事業が売上の約72%を占め、コーティング製品、高機能樹脂製品、電子材料、機能性樹脂からなる。環境材料事業は製紙業界向けにファインケミカルズや製紙用化学品を提供するが、同業界の需要減退の影響を受けている。食品材料事業は増粘安定剤や乾燥野菜など天然食品素材を扱う。2026年3月期のセグメント売上高は高機能材料225億46百万円、環境材料59億87百万円、食品材料25億89百万円となっている。

海外に広がる生産・販売ネットワーク

ソマールは2000年代以降、積極的に海外進出を進めてきた。香港、中国(珠海)、台湾、タイ、インド、米国、オランダ、ベトナム、シンガポールに子会社を設立し、2025年1月には米国ウエストバージニア州に新工場を竣工した。海外売上比率は目標20%に対し、2026年3月期実績で32.8%と目標を上回る。グローバルな顧客に対応するため、現地生産と技術支援を展開している。

メーカー機能と商社機能の二面性

創業時は化学品専門商社であったが、1962年に研究開発と製造を担うソマール工業を分離独立させたのち、1984年にこれを吸収合併し、自社製造機能を獲得した。現在は自社製品の開発・製造に加え、OEM生産や受託製造も手がける。商社として培った仕入れ網・販路と、メーカーとしての技術シーズを組み合わせ、顧客の課題に対して材料提案から供給まで一貫対応できる点が特徴である。

経営指標の達成状況と財務体質

ソマールは売上高営業利益率や総資産経常利益率(ROA)を重視する。2026年3月期の売上高営業利益率は8.3%、ROAは8.2%、自己資本比率は63.4%と高い。連結売上高はここ数年拡大傾向にあり、2022年3月期の227億円から2026年3月期には312億円に増加した。一方、純利益は投資有価証券売却益の剥落などにより前期比減となったが、営業利益は増益を維持している。

業界の中での役割は機能性材料のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
312億円
営業利益
26億円
営業利益率
8.3%
純利益
15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01エレクトロニクス・精密機器主力

電子部品用フィルム、粘接着フィルム、精密部品用フィルム、電気絶縁用樹脂、電子部品用接着・封止樹脂、レジスト材料、回路基板材料などを供給。半導体や電子部品の製造に必要な高機能材料を提供する。

主な製品・サービス6
電子部品用フィルム
電子部品の保護や絶縁に使用される高機能フィルム。
粘接着フィルム
部品の仮固定や接合に使われる粘着・接着フィルム。
電気絶縁用樹脂
電動化・電子化を支える絶縁材料。モーターやトランスなどに使用。
電子部品用接着・封止樹脂
半導体チップの封止や基板実装などに用いる樹脂材料。
レジスト材料
半導体や電子回路のパターニングに使用する感光性材料。
回路基板材料
プリント配線板の製造に用いる銅張積層板など。

02産業資材・一般工業準主力

産業資材用フィルム、設計・複写用フィルム、サイン用フィルム、精密部品用フィルム、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを供給。幅広い工業用途に対応する。

主な製品・サービス3
産業資材用フィルム
工業製品の保護・包装などに使われるフィルム。
サイン用フィルム
広告・表示用途のフィルム。屋外看板などに使用。
機能性樹脂
特定機能を持たせた樹脂材料。自動車部品などに使用。

03製紙・パルプ副次

工業用殺菌剤、製紙用ケミカルズ、紙塗工用バインダーなどを供給。紙の製造工程で使用される化学薬品を提供する。

主な製品・サービス2
製紙用ケミカルズ
紙の製造に用いられる薬品。品質向上や工程効率化に寄与。
紙塗工用バインダー
紙の表面を滑らかにする塗工工程で使われる接着剤。

04食品副次

増粘安定剤、乾燥野菜、食品添加物を供給。食品の物性改良や保存性向上に貢献する。

主な製品・サービス2
増粘安定剤
食品の粘度調整や安定化に使用される添加物。
乾燥野菜
インスタント食品やスープなどに使用される乾燥加工野菜。

05その他その他

新規開発事業関連製品など。将来の事業拡大を目指す。

製品と技術

電子部品向けコーティング製品と粘接着フィルム

コーティング製品は電子部品用フィルム、粘接着フィルム、精密部品用フィルム、産業資材用フィルムなどからなる。モバイル市場向けの需要が底堅く、半導体関連市場への供給も拡大している。2026年3月期の同事業内でのコーティング製品売上は前年比8.7%増。設計・複写用フィルムやサイン用フィルムといった従来分野に加え、顧客の要求に応じた受託生産も行っている。

車載向け高機能樹脂製品と電子材料

高機能樹脂製品は電気絶縁用樹脂、電子部品用接着・封止樹脂、レジスト材料、洗浄剤をラインアップ。HEV・BEV向けを中心に車載関連の販売が好調で、2026年3月期は13.0%の増収。電子材料は回路基板材料、回路形成材料、アラミッド材料、機能性フィルムを含む。重電・産業機器モーター向けは低調だが、半導体関連向けは堅調。新たに5G通信や半導体領域への展開も進めている。

製紙業界向け環境材料と受賞技術

環境材料事業では工業用殺菌剤や製紙用ケミカルズ(紙塗工用バインダーなど)を提供。特に多機能凝結剤・歩留剤が紙パルプ技術協会の「佐々木賞」を受賞し、引き合いが増加。2026年3月期のファインケミカルズは増収となったが、製紙用化学品は原料価格下落と顧客の生産調整により減収。業界の構造的な需要減少に対し、差別化製商品の拡販と周辺市場開拓を進めている。

天然食品素材の食品材料事業

食品材料事業は増粘安定剤、乾燥野菜、食品添加物を主力とする。健康志向に対応した天然素材を重視し、業務用加工食品向け乾燥野菜の需要は底堅い。増粘安定剤分野では供給不足解消後の競争激化の影響を受けたが、商材拡充や新規商材の拡販により2026年3月期は3.1%の増収。エネルギーコスト上昇が利益を圧迫したが、新規複合食品素材の開発にも取り組んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

化学品専門商社、内需依存型で安定

ソマールは、化学品を中心とした専門商社であり、同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と比較して規模は中堅だが、特定のニッチ分野に強みを持つと推測される。業界内では、取り扱い品目の専門性と顧客との長期取引関係により、一定のシェアを確保している。海外展開は限定的で、国内需要に依存するビジネスモデルとなっている。売上高は2025年3月期304億円、営業利益率8.55%と安定した収益性を示しており、2026年3月期も増収増益が見込まれている。

強み

  • 化学品分野に特化し、ニッチな需要を捉えた専門的な品揃えで顧客ニーズに応える。
  • 営業利益率8%超と安定的な収益性を維持し、堅実な経営基盤を持つ。
  • 長年の取引で構築した信頼関係により、安定した受注とリピート需要を確保。
  • 売上高は2025年3月期に304億円と前期比14%増、成長が続いている。

課題

  • 内需依存が強く、海外市場への展開が限定的で成長機会を逃すリスクがある。
  • 同業他社と比べ規模が小さく、仕入れ交渉力やコスト競争力で劣る可能性。
  • 特定業界向け依存度が高く、需要変動の影響を受けやすい体質。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がソマール

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13140BRUNO150億円17.8倍
28045横浜丸魚148億円20.7倍
33417大木ヘルスケアホールディングス146億円10.6倍
47115アルファパーチェス145億円14.2倍
53374内外テック144億円14.6倍
68152ソマール143億円9.5倍
77565萬世電機136億円12.1倍
83392デリカフーズホールディングス135億円8.8倍
93321ミタチ産業133億円6.2倍
107670オーウエル130億円6.9倍
113131シンデン・ハイテックス129億円32.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

兵庫建材として創業し化学品商社に転身した1948年

1948年2月、曾谷正が神戸市中央区に資本金19万5千円で兵庫建材株式会社を設立。翌3月には輸入農薬の市場開発を開始し、化学品専門商社としての第一歩を踏み出した。同年8月には本社を神戸市中央区下山手通に移転。1949年6月には丸正産業株式会社に商号変更している。この時期、国内の復興需要を背景に化学品の取扱いを拡大した。

東京進出と商号変更、上場への道

1952年6月に東京営業所を開設し、1958年10月には本社を大阪市北区梅田に移転。1962年10月、本社を東京都中央区銀座四丁目に移転し、大阪は支店となる。これにより首都圏での事業基盤を固めた。1984年1月、ソマール工業を吸収合併し、商号を「ソマール株式会社」に変更。1985年8月には店頭売買銘柄に登録され、1988年10月に東京証券取引所市場第二部に上場した。

研究所設立と自社製造へのシフト

1956年4月、東京都足立区に小台研究所を開設し、研究開発機能を強化。1962年11月には同研究所を分離独立させてソマール工業株式会社を設立し、研究開発と製造の拠点とした。これにより商社機能に加えメーカー機能を獲得。1984年の吸収合併で製造機能を完全に内部化し、その後も草加事業所の拡充を進めた。1995年にはISO 9001、1998年にはISO 14001を取得し、品質・環境管理体制を整えた。

アジア拠点の拡大と新興国市場への参入

2006年4月、香港に索馬龍(香港)有限公司を設立したのを皮切りに、2007年5月中国珠海、2008年9月台湾、2008年10月タイと相次いで子会社を設立。2011年5月にはタイ・チョンブリ県に工場を竣工。2014年1月にはインドに進出し、同年8月には中国珠海に高欄港工場を竣工した。これらの拠点は電子部品や自動車部品向けの需要が拡大する新興市場での生産・販売を担っている。

欧米市場への本格展開と拠点網の完成

2013年10月には高機能材料事業の北米OEM生産拠点を構築。2017年4月に米国ニューヨーク州にSomar North America Corporationを設立し、現地法人化。2018年12月にはオランダにSomar Europe B.V.を設立。2019年2月ベトナム、2020年7月シンガポールにも子会社を設立し、グローバルな販売網を完成させた。2025年1月には米国ウエストバージニア州に新工場を竣工し、北米での生産能力を強化している。

市場区分変更と持続的成長への課題

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行。2024年以降も自動車部品や半導体関連の需要を取り込み売上高は増加傾向にあるが、環境材料事業は製紙業界の需要減退に苦しむ。高付加価値製品の拡販や新規事業(機能性食品・化粧品など)の育成が課題となっている。2026年3月期の売上高は312億円と過去最高を更新した。

年表37件を開く

1940年代

  • 1948年2月創業事業の規模拡大に伴い曽谷正(当社初代社長)が神戸市中央区栄町通において資本金 195千円にて兵庫建材株式会社を設立。
  • 1948年3月輸入農薬の市場開発を開始し、化学品専門商社として第一歩を踏みだす。
  • 1948年8月本社を神戸市中央区下山手通に移転。
  • 1949年6月商号変更丸正産業株式会社に商号変更。

1950年代

  • 1952年6月東京営業所開設(1962年10月本社移転に伴い本社に吸収)。
  • 1956年3月大阪営業所開設(1958年10月本社移転に伴い本社に吸収)。
  • 1956年4月小台研究所(東京都足立区)を開設。
  • 1958年10月本社を大阪市北区梅田に移転。
  • 1959年1月名古屋営業所開設(現 名古屋支店)。

1960年代

  • 1962年10月本社を東京都中央区銀座四丁目に移転(本社移転に伴い大阪本社は大阪営業所(現 大阪支店)となる)。
  • 1962年11月創業小台研究所を分離独立させ、ソマール工業株式会社を設立し、研究開発と製造の拠点とする。
  • 1967年2月ソマール工業株式会社を埼玉県草加市に移転(現 草加事業所)。

1980年代

  • 1984年1月M&Aソマール工業株式会社を吸収合併、「ソマール株式会社」に商号変更。
  • 1985年8月日本証券業協会東京地区協会の店頭売買銘柄に登録。
  • 1986年6月草加事業所のN計画(研究棟・生産棟・エネルギー棟等の建設及びユーティリティー充実)完成。
  • 1988年10月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1989年12月スイス・フラン建転換社債 6,000万スイスフランを発行。

1990年代

  • 1995年8月品質マネジメントシステムの国際規格 ISO 9001 認証を取得。
  • 1998年9月環境マネジメントシステムの国際規格 ISO 14001 認証を取得(第二次N計画実施に伴い、2001年11月再取得)。

2000年代

  • 2001年8月草加事業所の第二次N計画実施(新コーティング工場の建設、製造インフラ設備の強化)。
  • 2006年4月香港に索馬龍(香港)有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2007年5月中国広東省に索馬龍精細化工(珠海)有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2008年6月創業宮城県仙台市青葉区にソマテック株式会社(2016年2月 清算結了)を設立。
  • 2008年9月台湾台北県中和市に台灣索馬龍股份有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2008年10月タイバンコク都にSiam Somar Co., Ltd.(現・連結子会社)を設立。

2010年代

  • 2011年5月タイチョンブリ県にChonburi Factory(Siam Somar Co.,Ltd.)を竣工。
  • 2013年10月高機能材料事業の北米OEM生産拠点を構築。
  • 2014年1月インドカルナータカ州(バンガロール市)にSomar Corporation India Pvt.Ltd.(現・連結子会社)を設立。
  • 2014年8月中国広東省に高欄港工場(索馬龍精細化工(珠海)有限公司)を竣工。
  • 2014年9月自動車業界の製造業における国際規格 ISO/TS 16949 認証を取得。
  • 2017年4月米国ニューヨーク州にSomar North America Corporation(現・連結子会社)を設立。
  • 2018年9月自動車業界の製造業における国際規格 IATF 16949 認証を取得。
  • 2018年12月オランダ北ホラント州にSomar Europe B.V.(現・連結子会社)を設立。
  • 2019年2月ベトナムハノイ市にSOMAR VIETNAM CORPORATION Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2020年7月シンガポールにSOMAR (SINGAPORE) PTE.LTD.(現・連結子会社)を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2025年1月米国ウエストバージニア州に West Virginia Factory(Somar North America Corporation)を竣工。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    コア技術強化と開発型企業への進化

    長年培った独自のコア技術を強化し、それらを総合的に活用して独自の事業領域を構築。顧客に存在価値を認められる開発型企業としての位置づけを高める。

  2. 02

    グローバル成長市場への重点展開

    エレクトロニクス関連分野を重要分野と位置付け、海外新興市場や北米・欧州市場での事業活動を積極的に推進。メーカー機能と商社機能を相乗的に高め、複雑な課題解決に適時適切な提案を行う。

  3. 03

    新規事業領域の育成

    高機能材料事業を中核に、高速5G通信や半導体領域に加え、機能性食品、バイオマテリアルを活用した化粧品・デザートなど新領域を開拓。産学連携やM&Aも視野に入れ、事業の柱に成長させる。

  4. 04

    グローバルサプライチェーンの強化

    海外拠点を通じて市場情報を的確に把握し、潜在ニーズを掘り起こしながら顧客の課題解決に応えるサプライチェーンを構築・強化する。

  5. 05

    ガバナンス体制の強化

    コーポレートガバナンス・コードを踏まえ、社外役員による監視のもと、グローバル視点でガバナンス体制の継続的改善に取り組み、企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で464人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は506万円で、9期前と比べて2.1%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月406
2018年3月417
2019年3月51741.014.0438
2020年3月47341.015.0439
2021年3月46341.014.0447
2022年3月47441.014.0457
2023年3月46041.013.0460
2024年3月45240.012.0464
2025年3月49941.013.0468556
2026年3月50641.013.0464560

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)84.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 6 / 海外 9、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
3,227百万円
草加事業所 — 埼玉県草加市1,391百万円
高機能材料事業 環境材料事業 食品材料事業
その他70百万円
全社共通
本社 — 東京都中央区31百万円
全ての事業 会社統括業務
名古屋支店 — 名古屋市中区1百万円
高機能材料事業 環境材料事業
大阪支店 — 大阪市中央区1百万円
高機能材料事業 環境材料事業 食品材料事業
福岡営業所 — 福岡市博多区1百万円
高機能材料事業 環境材料事業
苫小牧営業所 — 北海道苫小牧市0百万円
高機能材料事業 環境材料事業
仙台営業所 — 仙台市青葉区0百万円
高機能材料事業 環境材料事業
日立営業所 — 茨城県日立市0百万円
高機能材料事業 環境材料事業
主な関係会社
  • 海外
    索馬龍(香港)有限公司(注)1、2
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    索馬龍精細化工(珠海)有限公司(注)1、2、7
    中国 広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台灣索馬龍股份有限公司(注)2
    台湾 新北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Siam Somar Co., Ltd. (注)1、2
    Bangkok, Thailand · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Somar Corporation India Pvt. Ltd. (注)2
    Karnataka, India · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Somar North America Corporation (注)2
    West Virginia, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Somar Europe B.V. (注)2
    Noord-Holland, The Netherlands · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SOMAR VIETNAM CORPORATION Co., Ltd. (注)2
    Hanoi, Vietnam · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SOMAR (SINGAPORE) PTE.LTD. (注)1
    Singapore · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ナガツタコーポレーション(注)3
    東京都 中央区 · その他の関係会社
    議決権33.2%
  • 国内
    ㈱シンク(注)2、4
    東京都 中央区 · その他の関係会社
    議決権33.2%
  • 国内
    ㈲対和(注)2
    東京都 中央区 · その他の関係会社
    議決権33.2%
残りのグループ会社3社を開く
  • ㈱宗屋(注)2東京都 中央区12%
  • 多摩興産㈱(注)5東京都 中央区12%
  • ㈲龍和東京都 中央区3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は312億円営業利益26億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.6%、利益が+0.0%。

売上高
+2.6%
312億円
営業利益
+0.0%
26億円
純利益
-42.3%
15億円
営業利益率
8.3%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高345億円312億円
営業利益35億円26億円
純利益25億円15億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は84億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+29.2%、営業利益は+133.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q650
2024年1Q6534.61
2024年2Q6546.23
2024年3Q7168.55
2024年4Q655
2025年2Q152149.212
2025年4Q152127.914
2026年2Q153138.59
2026年4Q159138.26
2027年1Q8478.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は229億円から312億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は8.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月229−9−8
インドカルナータカ州(バンガロール市)にSomar Corporation India Pvt.Ltd.(現・連結子会社)を設立。
2014年3月235−10−16
2015年3月239−4−28
2016年3月236710
米国ニューヨーク州にSomar North America Corporation(現・連結子会社)を設立。
2017年3月20965
オランダ北ホラント州にSomar Europe B.V.(現・連結子会社)を設立。
2018年3月225109
ベトナムハノイ市にSOMAR VIETNAM CORPORATION Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。
2019年3月23098
シンガポールにSOMAR (SINGAPORE) PTE.LTD.(現・連結子会社)を設立。
2020年3月21132
2021年3月19443
2022年3月22797
2023年3月25196
2024年3月2661914
2025年3月30426278.626
2026年3月31226278.315

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高312億円のうち、営業利益として残るのは26億円8.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.2%244億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.5%42億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.3%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.1pt
8.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は113億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−7−2−150
2014年3月−4−7−2−1143
2015年3月−1−1−1−244
2016年3月1112−302337
2017年3月10−2−4841
2018年3月9−3−1646
2019年3月2−5−1−342
2020年3月11−2−2951
2021年3月6−1−1555
2022年3月−5−4−1−947
2023年3月−4−15−549
2024年3月23−10−11363
2025年3月15−391290
2026年3月20−101010113

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は352億円。このうち返さなくてよい自己資本が223億円で、自己資本比率は63.4%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月24813111752.7
2014年3月23612211451.8
2015年3月22210611647.6
2016年3月1821057757.8
2017年3月1881117759.3
2018年3月2041218359.3
2019年3月2051258060.8
2020年3月1991247562.2
2021年3月2021277562.6
2022年3月2171378063.2
2023年3月2371488962.4
2024年3月2691739664.2
2025年3月31020210865.1
2026年3月35222312963.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
114億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
82億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
55億円
在庫として抱えている分
負債合計
129億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中38位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中257位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
8.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.6%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,280で、1年前と比べて+26.4%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥7,280-1.6%1ヶ月-5.6%1年+26.4%時価総額143億円
過去52週の値幅
安値¥5,230高値¥8,530

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.5倍
PER (会社予想)5.6倍
PBR0.60倍
配当利回り1.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬に7,950円の高値をつけましたが、その後は乱高下し、8月12日には7,240円まで下落しました。直近は7,600円で、25日移動平均線は7,620円とほぼ同水準です。52週高値は8,530円で、現在はそれから10.9%下の水準です。8月10日に出来高が10,400株と急増しましたが、その後は減少しています。変動が激しく、不安定な展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは9.89倍で業界平均18.28倍を大きく下回り、PBRも0.66倍と1倍未満の水準。予想PERは5.9倍とさらに低く、成長期待も織り込まれていない。ROEは7%と資本効率は平均的だが、配当利回り1.32%は業界平均2.92%を下回り、株主還元はやや見劣りする。割安だが配当は伸び悩み、今期業績の減益予想がリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.5倍17.9倍
PER (予想)5.6倍
PBR0.60倍1.24倍
ROE7.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

美容業界向けの専門商社で、ヘアカラーや化粧品原料の需要動向が業績を左右する。強気派は、高付加価値な商品構成と技術サポートで、市場の成長を取り込めるとみる。一方、弱気派は、競争激化でマージンが低下し、需要の変動が大きいと指摘する。最近の業績は好調で、売上高が伸びているが、原材料コストや競合の影響が懸念される。

プラスに働く材料7
  • 専門性の高さ

    カラー剤など特定分野で高い技術知識を持ち顧客から信頼を得る

  • 需要の伸び

    美容意識の高まりで化粧品原料の需要が拡大している

  • 業績の改善

    直近の売上高と利益が増加傾向にあり、好循環が期待できる

  • 予想PER5.9倍が示す純利益25億円超の回復期待決算発表後影響

    時価総額149億円÷予想PER5.9倍で市場予想純利益は約25億円。前期の15億円から大幅増益が織り込まれる。

  • PBR0.66倍の解散価値割れで資本政策に期待不定影響

    PBR0.6594倍、ROE7%。株価が純資産の6割強で推移し、自社株買いや配当増の余地がある。

  • 売上高304→312億円と増収基調が継続通年影響

    2025/3期304億円、2026/3期312億円と増収。増収率は2.6%ながらも安定成長を維持。

  • 1年で株価38.9%上昇のモメンタム継続継続影響

    前年比+38.86%と上昇。需給改善で信用評価が高まり、短期資金の流入が続けばさらなる上昇余地。

マイナスに働く材料7
  • 市場の競争

    同業他社の参入で価格競争が激化しマージンが縮む

  • 需要の変動

    美容トレンドの変化で需要が大きく変動するリスク

  • 依存度の高さ

    一部の得意先や商品に依存し、分散が進んでいない

  • 当期純利益が26億円から15億円へ大幅減益通年影響

    2025/3期26億円→2026/3期15億円と11億円減。営業利益は横ばいのため税・特別損失要因が焦点。

  • 営業利益26億円で頭打ち、増益シナリオ欠如通年影響

    2025/3期も2026/3期も営業利益26億円。売上高は増えても営業利益率は8.55%→8.33%と小幅低下。

  • 外国人の保有比率8.2%と低く需給が薄い継続影響

    外国法人持ち株比率8.2%と低位。物色の主体が乏しく、株価はモメンタム依存になりやすい。

  • ROE7%が資本コストを下回る状態継続影響

    ROEは7%と低位。PBR0.66倍は企業価値が毀損し続けることを示す。

次の決算で確かめる点
売上総利益率
競争環境でのマージン維持力を確認するため
ヘアカラー関連売上高
主力市場の需要動向を把握するため
新規取引先数
顧客基盤の拡大と多様化の進捗を見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.37%。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
1.37%
いまの株価に対して
配当性向
45.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月5016.0
2019年3月500.028.3
2020年3月500.0
2021年3月500.0129.0
2022年3月500.034.2
2023年3月500.0344.8
2024年3月7040.030.3
2025年3月10042.916.0
2026年3月1000.045.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,038人。区分でいちばん多いのは事業法人50.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が62.9%を占め、残る37.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人49.850.450.250.451.350.2
個人・その他28.127.428.627.828.426.7
金融機関11.211.910.911.112.012.7
外国法人6.65.85.75.15.38.1
証券会社2.53.13.44.63.02.2
自己株式1.01.01.01.01.11.1
外国人個人1.71.51.31.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ナガツタコーポレーション32.58
02多摩興産株式会社12.10
03株式会社三井住友銀行4.55
04INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ 証券株式会社)3.32
05有限会社龍和2.91
06秋元 利規2.55
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.45
08三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行 株式会社)2.40
09株式会社三菱UFJ銀行2.15
10ソマール従業員持株会1.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2085%、1株純資産は14期で+1615%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−39672−5.648.7
2014年3月−8246,290−12.7
2015年3月−1,4205,431−24.4
2016年3月5005,4269.24.3
2017年3月2635,7344.77.622.1
2018年3月4706,2277.96.316.0
2019年3月4106,4406.54.628.3
2020年3月916,3721.413.9
2021年3月1416,5222.213.6129.0
2022年3月3587,0775.35.334.2
2023年3月3157,6214.36.4344.8
2024年3月7078,8998.65.330.3
2025年3月1,33410,40913.84.916.0
2026年3月76811,5277.07.345.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
曽谷太代表取締役社長5310,600
小林正樹常務取締役651,800
牛尾成次常務取締役662,500
関口幸久取締役63500
坂本昇取締役484,300
春日孝之取締役49500
島田史子取締役67
今井原俊彦常勤監査役55500
亀山晴信監査役67
中島玲史監査役44
三留拓郎45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5606012
社外取締役518184
監査役1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容803字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社9社及びその他の関係会社によって構成されております。 当社グループの事業内容は以下のとおりであります。 なお、次の4事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。また、各事業における主要な会社の名称は、次の「事業系統図」及び「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載のとおりです。 (1) 当社及び子会社 ①  高機能材料事業 (コーティング製品)   電子部品用フィルム、粘接着フィルム、精密部品用フィルム 産業資材用フィルム、設計・複写用フィルム、サイン用フィルム、受託生産 (高機能樹脂製品)   電気絶縁用樹脂、電子部品用接着・封止樹脂、レジスト材料、洗浄剤 (電子材料)   回路基板材料、回路形成材料、アラミッド材料、機能性フィルム (機能性樹脂)   熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、樹脂用添加剤 ②  環境材料事業 (ファインケミカルズ)   工業用殺菌剤、製紙用ケミカルズ (製紙用化学品)   紙塗工用バインダー、製紙関連ケミカルズ ③  食品材料事業 (食品素材等)   増粘安定剤、乾燥野菜、食品添加物 ④  その他の事業 新規開発事業関連製商品 (2) その他の関係会社 ㈱ナガツタコーポレーションはゴルフ練習場経営を行っており、㈱シンクは総合リース業、ゴルフ用品の販売及び保険代理業、㈲対和は投資顧問業、㈱宗屋は主にゴルフ場経営及び不動産賃貸管理業、多摩興産㈱はゴルフ場経営、㈲龍和は有価証券の売買等を行っております。その他の関係会社各社の事業活動と、当社及び子会社の事業活動の間に関連性はありません。 (事業系統図) 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)図中の → は主要な商品、製品の流れを示しております。
経営方針・対処すべき課題3,831字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「高い企業倫理観のもとで、真に社会に貢献できる企業となることを目指す」とする当社グループの経営理念に沿って、長年培ってきた独自のコア技術を更に強化するとともに、これら技術を総合的に活用して独自の事業領域を構築し、顧客に存在価値を認められる開発型企業としての位置づけを更に高めてまいります。 また、グローバルに通用する企業品質を心がけ、将来に向けた成長分野と市場で重点的な事業展開を行うとともに、未来を切り拓く次世代技術にも積極的にチャレンジしてまいります。 (2)経営戦略等 当社グループが長年関わってきた電子回路基板や自動車電装部品、更にはデジタル光学機器部品などを中心とするエレクトロニクス関連分野は、当社グループ独自のコア技術が特に活用でき、今後も成長が見込まれる重要分野と位置づけており、市場の拡大が期待できる海外新興市場や堅調な成長が続く北米や欧州市場などでの事業活動を積極的に推進してまいります。その中で、当社グループは、「メーカー機能」と「商社機能」を併せ持ちながら、それぞれの機能を相乗的に高め、複雑・多様な課題解決に向けて、適時・適切な提案を行ってまいります。加えて、事業領域を拡げる新たな市場の開拓や技術開発にも果敢にチャレンジして、共同開発やOEM製品の提供、更には受託製造といった「テクノロジーパートナー」としての存在価値を高め、企業の社会的責任を果たしてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、継続的な企業価値の増大を最も重要な経営課題として認識し、売上高営業利益率や総資産経常利益率といった事業や資本の効率性の指標を重視しながら、営業利益等の各利益金額の増加及びキャッシュ・フローの創出等を重要な経営指標として掲げております。 高付加価値製品の拡販や新製品の開発などを進展させつつ、グローバル展開を更に強化し、海外地域における事業活動を活発化させることで、今後とも経営指標の向上に向けて諸施策を実施し、業績の拡大及び企業価値の増大を図ってまいります。 (重視する経営指標等) 達成目標   実績 第79期 (当連結会計年度)   第78期 (前連結会計年度) 売上高営業利益率   4.0%   8.3%   8.5% 総資産経常利益率(ROA)   5.0%   8.2%   9.4% 自己資本比率   60.0%   63.4%   65.1% 海外地域売上比率   20.0%   32.8%   29.8% (4)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなかで、各種政策の効果もあり、国内景気は回復の兆しを見せ始めている一方、海外では各国での金融引き締めや、中東情勢悪化及びウクライナ侵攻問題の長期化によるエネルギー・資源価格の大幅な上昇、長期的な円安傾向、物価や金利の上昇、中国の不動産不況などによる経済活動や個人消費への影響から、当社グループの経営環境は、先行き不透明な状況が続くものと想定しております。 当社グループは、人々の暮らしに直結した幅広い業界に関わっておりますが、なかでも、スマートフォンやデジタルカメラといった情報端末機器で代表されるエレクトロニクス関係業界や、IT化・自動化が一段と進展する自動車関係業界、更には、製紙や食品といった業界などに深く関わってまいりました。そうした業界では、経済のグローバル化やわが国の少子高齢化を背景として国内需要の縮小が進行し、そのため、事業の軸足を海外市場へと移行させております。これに加えて、とりわけエレクトロニクスや自動車の業界では、人々の価値観の多様化の進展に伴い関連する製商品やサービスに対する要求が複雑・高度化し、かつ、その変化のスピードが一段と速まっており、その結果として、競合各社間の競争が益々激しさを増す厳しい経営環境となっております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、業績の持続的な向上と社会への更なる貢献を目指して、社会が求める課題の解決や新たな価値の創造に取り組み、長年培ってきた経営資源をベースにして、事業の重点化と他社との差別化を重視した事業運営を積極的に推進してまいりました。 今後は引き続き、当社グループの経営方針に沿って、当社グループ独自の技術や情報を総合的に活用し、国内市場はもとより、グローバルな成長市場で積極的な事業展開を推進してまいります。とりわけ次に記載する事項は、当社グループが次のステージへと飛躍するために取り組むべき重要な課題と認識し、スピーディーな経営判断と各施策の着実な実施を通して成果を積み重ねながら、企業価値の向上に努めてまいります。 ① 当社グループの経営資源を生かした新規事業領域の育成 当社グループの収益を高め、持続的な成長を果たしていくためには、当社グループの強みを生かした既存事業の強化は勿論のこと、特長ある新たな事業領域の開拓が不可欠です。 当社グループの中核事業である高機能材料事業では、例えば、長年深く関わってきた電子部品や自動車電装部品などの業界に加え、これまで培ってきた独自の技術や情報を活用して、新たに高速5G通信や半導体等の領域にもビジネスをスタートさせました。更に、安定した需要が見込まれる機能性食品、バイオマテリアルの素材を活用した化粧品、食品機能性材料を使ったアイスクリームを含んだデザート、産学連携で取り組んでいるバイオマテリアルの早期上市を目指しております。 こうした新たな事業領域を切り開くための開発の芽を今後も積極的に育てながら、かかる芽を事業の1つの柱となるまで大きく成長させていくことが急務であります。 そのためには、次代を担うグローバルな人材を積極的に登用・育成し、社会が直面する様々な課題の解決能力を強化しながら、一方では、社内の経営資源のみに頼ることなく、他企業との連携や産学連携、更にはM&Aといった様々な選択肢も視野に入れながら、引き続き積極的なチャレンジを続けてまいります。 ② 経済のグローバル化に対応した独自の情報・生産・物流網の強化 経済のグローバル化とともに、当社グループの主要な取引先も生産拠点を海外の成長市場へと積極的に移転を進め、これに呼応して当社グループも、取引先からの様々な要望に適切に応えていくため、グローバルなサプライチェーンの構築に鋭意努めてまいりました。 その結果として、当社グループの当連結会計年度の海外地域売上高は、連結売上高の32.8%を占めるまでに成長し、海外市場の重要性が一段と高まっております。当社グループが得意とする自動車電装部品の業界や様々な電子部品の業界は、まさしく世界規模でのビジネス活動を展開しており、かかる業界の需要をよりグローバル視点で的確に捉え対応していくため、当社グループは2018年12月にはオランダに、2019年2月にはベトナムに新たな拠点を構築し、また、2020年7月にはシンガポールに海外事業の資本再編を目的とした中間持株会社を設立し、当社グループの発展に生かすべく活動を始めました。 今後は、当社グループが持つこうしたグローバル拠点を通じて、海外市場の様々な情報をスピーディーかつ的確に把握し、各市場の潜在的なニーズも掘り起こしながら、顧客の課題解決に応えるサプライチェーンを構築して、引き続きその機能強化に努めてまいります。 ③ 当社グループの競争力を高め社会への貢献に資するガバナンス体制の強化 政府の成長戦略の一環として策定されたコーポレートガバナンス・コードが、2015年6月から上場企業に適用され、企業のガバナンスの重要性が益々社会に認識されるようになっております。しかしながら、企業の不祥事は様々な形で継続し後を絶つことがありません。企業の存立は様々なステークホルダーとの信頼の上に成り立っており、かかる認識に立脚した企業経営が益々求められております。 わが国企業の最近の不祥事発生事例では、とりわけ大企業におけるリスクマネジメントが注目を浴びており、発生の場は国内に留まらず、経営の目が届きにくい海外の子会社にも広く及んでおります。 こうした状況に鑑み、グローバルに事業を拡大している当社グループとしましては、引き続きグローバル視点でガバナンス体制の強化に取り組んでまいります。 当社グループが長年培ってきた良き経営理念を大切にし、役員自ら率先垂範してその経営理念を生かした行動を実践し、当社グループのあるべき姿と価値観を全社員が共有して事業活動ができるよう、経営者自ら様々なコミュニケーションに努めております。 当社グループは、引き続き社外取締役や社外監査役といった独立性の高い社外役員などによる経営監視のもとで、コーポレートガバナンス・コードの趣旨を生かした経営に努め、当社グループの持続的発展と企業価値の向上に資するガバナンス体制となるよう、今後も継続した改善に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,208字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のようなものがあり、これらのリスクは投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えております。それ故当社グループは、これらのリスクの発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に鋭意努めてまいります。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難ではありますが、リスクの顕在化の低減に向けて個別の施策を実施・検討しております。 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)全般的事項 当社グループは、コーティング製品・高機能樹脂製品・ファインケミカルズ等の製造販売及び電子材料・機能性樹脂・製紙用化学品・食品素材等の仕入販売に係る業務を行っております。 製造販売については、競合他社との品質や価格の競争激化に加え、国際的な原油価格の市況や為替レートの変動等により当社グループの原材料の購入価格が上昇した場合、技術開発部門が研究開発の成果として販売先の要求や市場動向に合わせてタイムリーに新製品を投入できない場合、製品に欠陥が生じた場合等には、販売数量の減少、販売価格の下落及び製造原価の上昇により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 仕入販売については、販売先の業界及び最終製品を製造する業界全体の動向に加えて、当社グループの仕入先の生産供給体制により販売数量及び価格が変動する可能性があります。また、競合他社が同種品を廉価で販売したり、高機能・高付加価値の新商品を市場に新規投入する等によって価格競争が激化した場合、仕入先と販売先が直取引を行った場合等には、販売数量の減少及び販売価格の下落により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 上記以外に、国内の景気変動だけでなく海外における景気変動や政治情勢の変化、通貨価値の変動、社会的混乱、自然災害や火災等の災害、知的財産権をめぐる紛争・訴訟、情報漏洩による損害、製造物責任賠償、技術革新による研究開発変化、環境・リサイクル・食品の安全性等に係る当社グループの取扱製品・商品への規制を含めた法制度の変化等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (2)債権の回収可能性について 営業活動を通じた情報収集等による与信管理を行い、必要十分な債権管理は実施しておりますが、当社グループの取引先が債権の弁済に重大な問題が生じた場合等には、引当金の追加計上又は貸倒損失の発生により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (3)特定の取引先への依存について 当社グループは、仕入販売に係る製紙用化学品(とりわけ紙塗工用バインダー)や回路基板材料用の電子材料及び機能性樹脂の一定割合を、特定の取引先から購入しております。 当社グループと回路基板材料用の電子材料及び機能性樹脂に係る特定の取引先とは、これまで長年に亘り緊密かつ良好な関係にあり、今後もこれまでの取引関係を維持・発展させていく方針でありますが、特定の取引先の今後の経営方針が当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 製紙用化学品につきましては、特定の取引先に該当する旭化成株式会社より、2025年5月27日付で事業撤退に係る発表があり、同社はSBラテックス事業に係る製品の販売を2027年12月に終了することとなりました。これに伴い、当社と同社との当該事業に係る取引が終了する見込みとなります。当社グループは同社及び販売先各社と協議を行い、様々な可能性を模索しながら、業績に与える影響を低減させる施策を検討してまいりますが、今後の対応次第では当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 「メーカー機能」と「商社機能」を併せ持つ当社グループは、その特性を活かして、顧客ニーズの把握に努めるとともに、ビジネスの差別化を図ること等で、新規顧客の開拓や、取り扱い製商品の多様化を推進し、収益基盤の安定化を目指しております。 (4)保有する有価証券の価格変動について 当社は、金融機関や取引に関連する会社等の株式等を政策的に保有しており、株式市場の動向や投資先企業の状況等によっては、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5)減損損失のリスクについて 当社グループの固定資産の時価が著しく低下した場合や収益性が悪化した場合には、固定資産減損会計の適用により減損損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)繰延税金資産の回収可能性について 当社グループは、繰延税金資産に対して、将来の課税所得の予測等に照らし、定期的に回収可能性の検証を行っております。しかし、経営環境悪化に伴う事業計画の目標未達等により課税所得の見積りの変更が必要となった場合や、税率の変動を伴う税制の変更等があった場合には、繰延税金資産が減額され、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,092字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなか、政府による各種政策の効果もあり国内景気は回復の兆しを見せ始めている一方、海外では各国での金融引き締めや、中東情勢悪化及びウクライナ侵攻問題の長期化によるエネルギー・資源価格の大幅な上昇、長期的な円安傾向、物価や金利の上昇、中国の不動産不況などによる経済活動や個人消費への影響から、当社グループの経営環境は、先行き不透明な状況が続くものと想定しております。 当社グループは、経営環境の変化が激しく不確定性が高い時代において、当社グループが有する独自の技術や情報を生かしつつ、製商品の差別化及び高付加価値化に鋭意取り組むとともに、今後の更なる成長が期待されている関係業界や新たな市場に対する当社グループの存在価値を高め、事業の強化を図ってまいります。特に、当社グループが重要な関係業界と位置付けている半導体・高速5G通信・デジタル光学機器などの電子機器業界や、益々IT化と自動化が進む自動車業界では、技術革新のスピードが速く、今後の見通しも難しいことから、継続的に様々な情報の収集に努め、スピーディーな経営判断を常に心がけてまいります。更に、安定した需要が見込まれる機能性食品、再生医療用に設計・開発した材料を用いた化粧品、食品機能性材料を使ったアイスクリームを含んだデザート、産学連携で取り組んでいるバイオマテリアル及び次世代材料の早期上市を目指しております。 当連結会計年度においては、製紙業界向け製商品の販売が軟調に推移したものの、自動車部品業界・半導体関連業界向け製商品の販売が好調を維持したことに加え、モバイル市場向け製商品の需要も堅調に推移したことを背景に、売上高は前年同期を上回りました。 当連結会計年度の経営成績は、売上高は312億円(前年同期比2.8%増)、営業利益は26億4百万円(前年同期比1.3%増)、経常利益は27億1千1百万円(前年同期比0.0%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に計上した投資有価証券売却益(6億5千7百万円)が、当連結会計年度は発生しなかったこと等により、14億8千8百万円(前年同期比42.5%減)となりました。 セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。 [高機能材料事業] 電子機器業界向け製商品の販売はモバイル市場・半導体関連市場を中心に需要が堅調に推移し、自動車部品業界向け販売はHEV・BEVの増産を背景にEV関連向け製商品の販売が好調を維持しました。自動車関連市場・半導体関連市場の需要が堅調である一方、重電市場・大型モーター市場では需要が力強さを欠く展開となり、市場により需要動向に濃淡が見られましたが、事業全体では概ね計画通りの進捗となった結果、当事業全体の売上高は225億4千6百万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は25億5千4百万円(前年同期比3.7%増)となりました。 (主な製商品群の概況) 製商品群   概況(数値は前年同期との対比) コーティング製品   モバイル市場の底堅い需要に加え、需要が旺盛な半導体関連市場への対応を進めた結果、8.7%の増収となりました。 高機能樹脂製品   HEV・BEV向けを中心に車載関連製品の販売が好調に推移したことにより、13.0%の増収となりました。 電子材料   新規用途への展開及び顧客開拓を推進したものの、重電・産業機器モーター等の 需要が低調に推移したことにより、5.2%の減収となりました。 機能性樹脂   市場全体で力強さを欠く分野があったものの、半導体関連市場等の堅調な需要に支えられ、2.4%の増収となりました。 [環境材料事業] 主要な販売先である製紙業界は、印刷情報用紙・新聞用紙分野の需要減少が継続していることに加え、板紙・産業用紙分野の需要も輸出関連事業が低調に推移するなど力強さを欠く状況が続き、事業を取り巻く環境は引き続き厳しいものとなっております。このような状況下、当社グループは市場ニーズに応じて特長を生かした差別化製商品の拡販と新たな用途や周辺市場の開拓等に取り組んでまいりました。商品販売においては新規商材の発掘や市場の開拓及び積極的な拡販活動に取り組み、製品販売においては紙パルプ技術協会の「佐々木賞」受賞を契機に増加した多機能凝結剤・歩留剤への引き合いを受注に繋げるべく講じた各種施策を推進したものの、製紙業界各社の生産調整等を受け減少した売上をカバーするには至らず、当事業全体の売上高は59億8千7百万円(前年同期比10.9%減)、営業利益は1億9千8百万円(前年同期比12.4%減)となりました。 (主な製商品群の概況) 製商品群   概況(数値は前年同期との対比) ファインケミカルズ   紙パルプ技術協会の「佐々木賞」受賞を契機に増加した多機能凝結剤・歩留剤の引き合いに対応すべく講じた各種施策の効果が表れ始めたこと等により、1.6%の増収となりました。 製紙用化学品   板紙・産業用紙分野への拡販及び新市場の開拓に注力したものの、主要顧客の生産調整に伴う取扱数量の減少及び原料モノマー価格の値下がりに起因する販売価格の低下等の影響を受けたことにより、13.7%の減収となりました。 [食品材料事業] 食品材料事業では、健康に優しく特長ある天然の食品素材を主要な取扱商品としており、的を絞った施策を推進し、食品業界等への拡販に鋭意注力してまいりました。これに加えて、これまでの営業活動で蓄積した食品に係る様々な情報や技術を活用し、新規商材の発掘や市場の開拓、更には、独自性のある新規複合食品素材の開発といった新たなテーマにも積極的に取り組んでおります。このような環境下、増粘安定剤分野は供給不足が解消された一部の品目で競争が激化するなど、予断を許さない状況が続きました。一方、乾燥野菜分野は業務用加工食品向けの需要が底堅く推移したことに加え、商材の拡充や新規商材の拡販といった施策が順次業績に寄与したことにより、当事業全体の売上高は25億8千9百万円(前年同期比3.1%増)となりましたが、営業利益はエネルギーコスト及び原材料価格の上昇等の影響を受け、1億2千8百万円(前年同期比8.5%減)となりました。 (主な製商品群の概況) 製商品群   概況(数値は前年同期との対比) 食品素材等   エネルギーコスト及び原材料価格が上昇する中、増粘安定剤分野は供給不足が解消された品目を中心に競争が激化したことにより取扱数量が減少しましたが、乾燥野菜分野は商材の拡充・拡販施策が奏功した結果、3.1%の増収となりました。 [その他の事業] 当社グループの成長を支える新たな事業領域を開発・育成すべく取り組んでいる「その他の事業」では、アフリカから輸入した切り花の国内販売や、新規市場開発用途の商材を発掘しつつ、新規ビジネスを新たな収益の柱に育成することを目的に、様々な可能性の追求及び検討を進めております。輸入生花の販売は、産地における天候不順等の影響を受け調達量が不足したことに加え、物流面における例外的な事象への対応や燃料・エネルギー価格の高騰等を受け、仕入コストが上昇したことにより販売数量が前年度を下回りました。その結果、「その他の事業」の売上高は7千7百万円(前年同期比10.5%減)、営業損失は2千7百万円(前年同期は営業損失1千9百万円)となりました。 (2)資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、主に営業活動によって得られるキャッシュ・フローの創出を図るとともに、事業運営において必要な長期運転資金として金融機関からの借入れを行い、資金を調達しております。また、営業活動、設備投資、借入金の返済等の資金需要に備えて、十分な資金を確保するために、資金の流動性及び資金調達の多様化に努めております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して23億3千4百万円増加して、113億1千2百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、20億4千2百万円の資金増加(前連結会計年度は15億3千9百万円の資金増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益24億3千2百万円、減価償却費5億5千1百万円、仕入債務の増加額8億4千5百万円の資金増加要因が、棚卸資産の増加額8億4千3百万円、法人税等の支払額9億9千万円の資金減少要因を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、9億6千1百万円の資金減少(前連結会計年度は2億8千8百万円の資金減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出9億7千万円、定期預金の預入による支出7千5百万円の資金減少要因が、差入保証金の回収による収入1億7千5百万円の資金増加要因を上回ったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、9億5千4百万円の資金増加(前連結会計年度は8億5千9百万円の資金増加)となりました。これは主に、長期借入れによる収入50億円の資金増加要因が、長期借入金の返済による支出40億円、配当金の支払額1億9千3百万円の資金減少要因を上回ったことによるものです。 (3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当該事項につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)重要な会計方針及び見積り」に記載のとおりであります。 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 高機能材料事業(千円)   8,910,385   113.6 環境材料事業(千円)   832,581   92.9 食品材料事業(千円)   1,916   195.1 報告セグメント計(千円)   9,744,882   111.4 その他の事業(千円)   -   - 合計(千円)   9,744,882   111.4 (注)金額は製造原価によって表示しております。 (2)受注実績 当社グループは一部を除いて受注生産は行っておりません。 (3)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 高機能材料事業(千円)   22,546,328   107.1 環境材料事業(千円)   5,987,327   89.1 食品材料事業(千円)   2,589,481   103.1 報告セグメント計(千円)   31,123,137   102.8 その他の事業(千円)   77,078   89.5 合計(千円)   31,200,216   102.8 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び記載内容に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項」において記載しておりますが、特に以下に記載する重要な会計方針が連結財務諸表における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 ① 有価証券の減損処理 当社は、金融機関や取引に関連する会社等の株式等を政策的に保有しておりますが、これらの有価証券は株式市場の変動リスクを負っています。当社は、合理的な評価基準に基づき有価証券の減損処理を実施しております。 ② 貸倒引当金の計上基準 当社グループは、売上債権等の貸倒損失に備えて回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しております。 ③ 有形固定資産の減損損失について 当社グループは、事業の種類を基礎とした管理会計上の区分に従ってグルーピングを行っております。当該資産グループについて収益性が著しく低下した場合には、回収可能価額まで減損損失を計上しております。 ④ 繰延税金資産の回収可能性の評価 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積り、繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存し、その見積額が減少した場合は、繰延税金資産が減額され税金費用が追加計上される可能性があります。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高が312億円(前年同期比2.8%増)、営業利益が26億4百万円(前年同期比1.3%増)、経常利益が27億1千1百万円(前年同期比0.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億8千8百万円(前年同期比42.5%減)となりました。 ① 売上高の分析 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなか、政府による各種政策の効果もあり国内景気は回復の兆しを見せ始めている一方、海外では各国での金融引き締めや、中東情勢悪化及びウクライナ侵攻問題の長期化によるエネルギー・資源価格の大幅な上昇、長期的な円安傾向、物価や金利の上昇、中国の不動産不況などによる経済活動や個人消費への影響から、当社グループの経営環境は、先行き不透明な状況が続くものと想定しております。 当社グループは、経営環境の変化が激しく不確定性が高い時代において、当社グループが有する独自の技術や情報を生かしつつ、製商品の差別化及び高付加価値化に鋭意取り組むとともに、今後の更なる成長が期待されている関係業界や新たな市場に対する当社グループの存在価値を高め、事業の強化を図ってまいります。特に、当社グループが重要な関係業界と位置付けている半導体・高速5G通信・デジタル光学機器などの電子機器業界や、益々IT化と自動化が進む自動車業界では、技術革新のスピードが速く、今後の見通しも難しいことから、継続的に様々な情報の収集に努め、スピーディーな経営判断を常に心がけてまいります。更に、安定した需要が見込まれる機能性食品、再生医療用に設計・開発した材料を用いた化粧品、食品機能性材料を使ったアイスクリームを含んだデザート、産学連携で取り組んでいるバイオマテリアル及び次世代材料の早期上市を目指しております。 当連結会計年度においては、製紙業界向け製商品の販売が軟調に推移したものの、自動車部品業界・半導体関連業界向け製商品の販売が好調を維持したことに加え、モバイル市場向け製商品の需要も堅調に推移したことを背景に、売上高は312億円(前年同期比2.8%増)となりました。 ② 販売費及び一般管理費の分析 販売が好調に推移したことに伴う発送配達費・保管料等の増加及び法定福利費等の増加により、当連結会計年度の販売費及び一般管理費は42億1千1百万円(前年同期比5.4%増)となりました。 ③ 営業外損益及び特別損益の分析 営業外収益は、前連結会計年度から1千1百万円増加して2億2千4百万円(前年同期比5.2%増)となりました。これは主に、受取配当金が増加したことによるものであります。また、営業外費用は、前連結会計年度から4千4百万円増加して1億1千7百万円(前年同期比60.7%増)となりました。これは主に、支払利息及び固定資産除却損が増加したことによるものであります。 特別利益は、前連結会計年度から6億5千7百万円減少しました。これは、投資有価証券売却益が減少したことによるものであります。当連結会計年度は特別利益の発生はありませんでした。特別損失は、前連結会計年度から2億4千9百万円増加して2億7千8百万円(前年同期比857.1%増)となりました。これは、減損損失が増加したことによるものであります。 (3)経営成績に重要な影響を与える要因について 雇用・所得環境が改善するなかで、各種政策の効果もあり、国内景気は回復の兆しを見せ始めている一方、海外では各国での金融引き締めや、中東情勢悪化及びウクライナ侵攻問題の長期化によるエネルギー・資源価格の大幅な上昇、長期的な円安傾向、物価や金利の上昇、中国の不動産不況などの影響から、当社グループの経営環境は、先行き不透明な状況が続くものと想定しております。 製造販売では、高機能材料事業及び環境材料事業において、販売先の個別動向や販売先が属する電子部品・自動車・製紙といった業界動向、更には、各業界に占める販売先の位置づけなどが、当社グループの販売数量や販売価格に大きな影響を与える可能性があります。また、市場における競合各社間の競争激化を反映して、特にコーティング製品や高機能樹脂製品を中心に海外の廉価品の台頭などによって販売価格が下落したり、あるいは、原油価格の高騰などで原材料価格が上昇し製造コストが増加するといった要因により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 仕入販売では、商社活動全般において、エレクトロニクス関連業界や製紙業界、更には食品業界といった当社グループの販売先が関係する業界全体の動向に加え、当社グループの仕入先メーカーの生産供給体制と販売先の需要とのバランスが、販売数量及び販売価格に影響を与える可能性があります。また、競合他社による廉価販売や新商品の市場投入で既存の商流・商権が変化することなどにより、当社グループの販売数量の減少及び販売価格の下落を引き起こす可能性があります。 (4)戦略的現状と見通し 当社グループは、事業の重点化と他社との差別化を重要な戦略と位置づけて、引き続きグローバルな視野に立って将来的に成長が期待できる事業分野と市場へ、経営資源を重点的に集中させ、研究開発資源の有効かつ効率的な活用と「経営環境の変化に対するスピーディーな対応」で、ビジネスの強化と事業領域の拡大に努めてまいります。 具体的には、製造販売においては、とりわけ電子部品や自動車部品、更にはデジタル光学機器といった業界を中心に、コーティング製品や高機能樹脂製品の差別化戦略、付加価値の高い新規開発製品の市場投入などで拡販と事業領域の拡大を図り、また、仕入販売においては、特長ある既存商品群の物流・販売網強化と顧客ニーズに的確に応えるための仕入先との共同開発その他の協働、更には、新規商権の獲得などにも注力してまいります。 また、当社グループのグローバル展開では、アジア各地の当社子会社を拠点として、中国やタイ・ベトナム・インドを中心としたアジアの新興市場を事業活動のメインに据え、これに加えて、堅調な景気が続く米国や欧州その周辺市場においても、生産・物流・販売の機能強化と更なる情報収集に努めてまいります。 (5)経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループの経営陣は、最新の経営環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案すべく尽力しておりますが、米中の貿易摩擦や、中東情勢、為替レート、資源価格、金利の大幅な変動等により、当社グループの経営環境は一段と厳しい状況が予想されます。 当社グループとしましては、今後もこうした状況を正確かつ的確に把握してグループの総合力を効果的に発揮できるよう、引き続きコーポレート・ガバナンスの強化とスピーディーな経営判断を心がけ、業績の向上に努めていく方針であります。 (6)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、達成目標は、売上高営業利益率4.0%、総資産経常利益率(ROA)5.0%、自己資本比率60.0%、海外地域売上比率20.0%であります。 当連結会計年度において、上記全ての指標が達成目標を上回りました。 売上高営業利益率は、ハイブリッド車・EV関連部品向け樹脂製商品の販売が国内外で大きく伸長した結果、営業利益が増加し、総資産経常利益率は、利益水準が上昇したことで達成目標を上回りました。また、海外地域売上比率は、海外子会社の事業活動においてハイブリッド車・EV関連部品向けの受注動向が好調に推移し、中国や欧米市場への販売が伸長したことで海外向けの売上割合が増加しております。 次年度以降は、引き続き、高機能材料事業における製品の販売を伸長させるとともに、新たな用途展開による製品販売の拡充を推進することで、事業所の稼働率を高め、更なるコスト低減に取り組むことにより、当社グループ全体の収益基盤を確立させ、恒常的な目標達成に向け努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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