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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

デリカフーズホールディングス

DELICA FOODS HOLDINGS CO.,LTD.3392 · Standard · 卸売業

外食・中食向け青果物の総合サービス企業。ホール野菜からカット野菜、ミールキットまで供給。

概要

デリカフーズホールディングスは、カット野菜やホール野菜の加工・販売を中核とする青果物企業である。外食・中食産業向けに業務用カット野菜や真空加熱野菜、ミールキットを供給。全国12か所の物流拠点を活かし、コールドチェーンを徹底。2026年3月期の売上高は622億円、純利益15億円。従業員数850名。2005年に東証2部上場。

子会社6社で構成される持株会社体制

当社は純粋持株会社であり、デリカフーズ㈱、デリカフーズ長崎㈱、デザイナーフーズ㈱、エフエスロジスティックス㈱、楽彩㈱、農業法人デリカファーム㈱の6社を傘下に置く。事業は青果物事業、物流事業、研究開発・分析事業の3区分。青果物事業が売上の大部分を占め、ホール野菜とカット野菜の販売、ミールキット製造を手がける。物流事業は子会社エフエスロジスティックスが担当し、グループ内外に配送サービスを提供。研究開発・分析事業はデザイナーフーズが野菜の品質評価やコンサルティングを行う。

全国に張り巡らせた物流ネットワーク

当社グループの物流拠点は東京、埼玉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、奈良、広島、福岡、宮城、福島、北海道の12か所に設置。これらを幹線物流網で結び、在庫流動化を進める。配送は小型チルド車による個別ルート方式で、温度管理を徹底したスーパーコールドチェーンを実現。野菜以外にも卵、豆腐、冷凍食品などの日配品を取り扱い、顧客の商品管理効率化に寄与する。取引先の店舗へはグループ直送と提携先委託を併用する。

外食需要の堅調さを背景に過去最高益

2026年3月期の連結売上高は622億円で4年連続過去最高。営業利益21億円、純利益15億円も過去最高を更新した。好調の要因は、インバウンド需要を含む外食産業の回復と人手不足に伴うカット野菜需要の増加。本部集中仕入制度の導入により調達コストと廃棄ロスを削減したことも寄与。一方、物流事業は東海マザーセンターの先行負担で減益、研究開発部門は受託分析の伸び悩みで赤字となった。

長期ビジョンと第五次中期経営計画

2024年5月、当社は10年後のありたい姿を描く長期ビジョンを策定し、その第一歩として第五次中期経営計画「keep on trying 2027」を公表した。基本方針は3つ。各種ポートフォリオの変革(事業・顧客・商品)で選択と集中を進め、青果物サプライチェーンの構造改革では国産化推進と長期貯蔵技術の開発に取り組む。研究開発投資を拡大し、野菜の健康効果研究や新商品開発を強化する。農業参入や就農支援プラットフォームも追加戦略に掲げる。

業界の中での役割は外食・中食産業向け青果物のサプライチェーンを担う事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
622億円
営業利益
21億円
営業利益率
3.4%
純利益
15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
青果物事業393億円99.7%7億円1.8%
研究開発・分析事業1億円0.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01外食産業主力

外食チェーン店等向けに、ホール野菜、カット野菜、真空加熱野菜などを供給。野菜の品質維持を考慮したチルド物流で、売れ筋情報を生産者にフィードバックするコーディネートも行う。

カット野菜販売のリーディングカンパニー

主な製品・サービス3
ホール野菜
カットされていない状態の野菜で、外食産業に直接配送・販売。
カット野菜
業務用にカット・加工された野菜。調理時間を短縮できる。
真空加熱野菜
食材と調味液を真空密封し、加熱調理した野菜。湯煎や電子レンジで再加熱するだけで提供可能。

02中食産業(惣菜・弁当等)主力

持ち帰り弁当や惣菜を販売する中食産業向けに、ホール野菜、カット野菜、真空加熱野菜、ミールキットを供給。人手不足で調理時間短縮ニーズが高まる中、真空加熱野菜やミールキットを提供。

主な製品・サービス1
ミールキット
食材と調味料がセットになった調理キット。顧客が簡単に調理できる。

03物流事業準主力

子会社エフエスロジスティックスが、外食・中食産業向けに小型チルド車による個別ルート配送を提供。コールドチェーン化を進め、温度管理を徹底。

主な製品・サービス1
チルド配送サービス
小型チルド車による青果物や日配品の個別ルート配送。

04研究開発・分析副次

子会社デザイナーフーズが、食のコンサルティング、研究開発、受託分析を実施。青果物の栄養価評価や土壌分析などを提供。

主な製品・サービス1
受託分析サービス
青果物の抗酸化力、ビタミンC、糖度などを分析し、栄養価を評価するサービス。

製品と技術

外食チェーン向けホール野菜の仕組み

当社グループは、カットされていない状態の野菜を「ホール野菜」と呼び、主に外食チェーン店へ販売する。生産者から仕入れた多品種の野菜を、顧客のニーズに合わせて品揃えし、グループ子会社から直接配送。生産者へは売れ筋情報を提供し、コーディネートも行う。2026年3月期のホール野菜販売高は245億円と全体の約39%を占める。品質維持のためチルド物流を徹底し、鮮度を保ったまま届ける仕組みを構築している。

カット野菜と真空加熱野菜の加工技術

カット野菜は業務用として外食・中食産業に供給される主力製品。2026年3月期の販売高は272億円と全体の44%を占める。さらに、第3の基軸商品として開発した真空加熱野菜は、食材と調味液をフィルム袋に真空密封し、低温調理するもの。湯煎や電子レンジ再加熱で提供でき、人手不足の店舗で調理時間を短縮する。根菜類が主原料のため価格変動の影響を受けにくい。野菜の生理を研究した「おいしさと安全」を重視した製品である。

ミールキットと日配品の販売拡大

当社グループは、デリカフーズで製造したミールキットを子会社楽彩が消費者向けに販売する。ミールキットは利便性の高い商品として付加価値向上を図る。また、ホール野菜・カット野菜の物流網を活用し、卵、豆腐、冷凍食品などの日配品も同時配送。顧客の商品管理を効率化する。2026年3月期のその他(野菜外商品等)販売高は92億円。物流事業ではグループ外売上も拡大し、配送サービスのみの提供も行っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 外食産業カット野菜販売のリーディングカンパニー

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

青果物流通で国内首位、外食需要に強み

デリカフーズホールディングスは、カット野菜・青果物の加工・販売で国内首位の独立系企業。同業のリョーサン菱洋ホールディングスは電子部品、イメージワンはビジュアルソリューションと異なり、青果特化が差別化要因。売上高は2025年3月期588億円と拡大傾向だが、営業利益率1.36%と収益性改善が課題。外食・中食向けが主力で、内需依存度が高い。業界全体で原材料高・人手不足が続く中、効率化が急務。2026年3月期予想は売上高622億円、営業利益率3.38%と増益計画。

強み

  • カット野菜など加工青果物で国内最大手。独自のサプライチェーンを持ち、安定供給が強み。
  • コンビニやファストフードなど外食・中食企業との取引が中心で、需要が安定している。
  • 2025年3月期売上高588億円と前期比11%増加。事業拡大が続いている。
  • 全国的なネットワークで調達・物流を最適化し、低コストを実現。

課題

  • 営業利益率1.36%と低く、原材料高や人件費上昇が圧迫。改善が必要。
  • 国内市場中心で、海外売上比率が低い。国内人口減少が中長期的リスク。
  • 加工・物流現場の人手不足が深刻で、省人化投資が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がデリカフーズホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13417大木ヘルスケアホールディングス146億円10.6倍
27115アルファパーチェス145億円14.2倍
33374内外テック144億円14.6倍
48152ソマール143億円9.5倍
57565萬世電機136億円12.1倍
63392デリカフーズホールディングス135億円8.8倍
73321ミタチ産業133億円6.2倍
87670オーウエル130億円6.9倍
93131シンデン・ハイテックス129億円32.8倍
109818大丸エナウィン125億円12.4倍
118104クワザワホールディングス119億円9.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

名古屋で創業したメディカル青果物研究所の時代

1971年10月、名古屋市中区に株式会社メディカル青果物研究所が設立された。これが当社グループの起源である。同社は青果物の研究開発を目的としていた。その後、1979年10月には同じく名古屋市中村区にデリカフーズ株式会社を設立。当初から加工・販売に軸足を置く企業としてスタートした。1984年12月には東京都足立区に株式会社東京デリカフーズが設立され、関東地区への進出が本格化する。

3地区の製造体制が整った1990年代

1986年11月、東京デリカフーズ株式会社に商号変更。1985年には竹の塚工場、1990年には大阪デリカフーズ設立と続く。1990年代に入ると、1990年9月に横浜工場、1994年6月に神戸事業所、1997年8月に名古屋第2工場と、主要都市で工場を新設。1997年9月にはデリカフーズを名古屋デリカフーズに商号変更し、本店を中川区に移転。この時期に東海、関東、関西の3地区で生産拠点が確立した。

新工場への集約と横浜・名古屋の再編

2002年1月、横浜事業所を大和市深見西に新設し、草柳の横浜工場を閉鎖。同年5月には愛知県十四山村に子宝工場を新設し、名古屋第2工場を閉鎖。拠点の統廃合が進んだ。2003年2月、メディカル青果物研究所が足立区へ移転。同年4月、持株会社としてデリカフーズ株式会社を設立し、東京・名古屋・大阪の各デリカフーズと研究所を完全子会社化。グループ管理体制に移行した。

東証2部上場とさらなる拠点整理

2005年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。資本市場からの資金調達が可能となった。2007年3月、大阪デリカフーズの神戸事業所を兵庫県加古郡稲美町に移転し兵庫工場と改称。2010年6月、東京デリカフーズが東京FSセンターを新設。一方、2003年5月には横浜工場物流センターを閉鎖、2012年2月には竹の塚工場を閉鎖するなど、効率化を目的とした集約が続いた。

売上高622億円へ成長、過去最高益を連続更新

上場後の売上高は順調に拡大。2013年3月期の242億円から2026年3月期には622億円と約2.6倍に増加した。2020年3月期には404億円に達したが、新型コロナウイルス感染症の影響で2021年3月期は317億円に落ち込み、純損失10億円を計上。しかし2022年3月期以降は回復基調に転じ、2024年3月期には528億円、2026年3月期には622億円と過去最高を更新した。純利益も2026年3月期に15億円と過去最高。

長期ビジョン策定と新たな成長戦略

2024年5月、当社は10年後の姿を描く長期ビジョンを公表し、第五次中期経営計画をスタートさせた。基本方針にはポートフォリオ変革、サプライチェーン改革、研究開発投資の3つを掲げる。特に輸入野菜の国産化や長期貯蔵技術の開発、農業法人デリカファームを通じた農業参入を推進。物流子会社エフエスロジスティックスはグループ外売上の拡大を図る。2026年3月期の営業利益は21億円と前期比161.9%増と大きく伸びた。

年表22件を開く

1970年代

  • 1971年10月創業名古屋市中区に株式会社メディカル青果物研究所設立
  • 1979年10月創業名古屋市中村区にデリカフーズ株式会社設立

1980年代

  • 1984年12月創業東京都足立区に株式会社東京デリカフーズ設立
  • 1985年12月東京都足立区に株式会社東京デリカフーズ東京第2工場(竹の塚工場)新設稼動
  • 1986年11月商号変更名古屋市中区にデリカフーズ株式会社本店移転、株式会社東京デリカフーズを東京デリカフーズ株式会社に商号変更

1990年代

  • 1990年5月創業大阪府茨木市に大阪デリカフーズ株式会社設立
  • 1990年9月神奈川県大和市に東京デリカフーズ株式会社横浜工場新設稼動(大和市草柳)
  • 1993年1月東京都足立区に東京デリカフーズ株式会社東京物流センター新設稼動
  • 1993年12月神奈川県大和市に東京デリカフーズ株式会社横浜工場物流センター新設稼動(大和市代官)
  • 1994年6月兵庫県明石市に大阪デリカフーズ株式会社神戸事業所新設稼動
  • 1997年8月名古屋市中川区にデリカフーズ株式会社名古屋第2工場新設稼動
  • 1997年9月商号変更デリカフーズ株式会社を名古屋デリカフーズ株式会社に商号変更、本店を名古屋市中川区に移転、同地にかの里工場新設稼動

2000年代

  • 2002年1月神奈川県大和市に東京デリカフーズ株式会社横浜事業所新設稼動(大和市深見西)、横浜工場閉鎖(大和市草柳)
  • 2002年5月愛知県海部郡十四山村(現愛知県弥富市)に名古屋デリカフーズ株式会社子宝工場新設稼動、名古屋第2工場閉鎖
  • 2003年2月東京都足立区に株式会社メディカル青果物研究所移転
  • 2003年4月M&A東京都足立区にデリカフーズ株式会社(持株会社)設立、東京デリカフーズ株式会社・名古屋デリカフーズ株式会社・大阪デリカフーズ株式会社・株式会社メディカル青果物研究所を完全子会社化
  • 2003年5月東京デリカフーズ株式会社横浜工場物流センター閉鎖(大和市代官)
  • 2004年4月M&Aデザイナーフーズ株式会社を完全子会社化
  • 2005年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2007年3月大阪デリカフーズ株式会社神戸事業所を兵庫県加古郡稲美町に移転、兵庫工場に名称変更

2010年代

  • 2010年6月東京都足立区に東京デリカフーズ株式会社東京FSセンター新設稼動
  • 2012年2月東京デリカフーズ株式会社竹の塚工場閉鎖

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    各種ポートフォリオの変革

    事業・顧客・商品の3つのポートフォリオを見直し、子会社の独自事業展開、取引先の選択と集中、新規商品開発による収益性向上を図る。

  2. 02

    青果物サプライチェーンの構造改革

    輸入野菜の国産化、長期保存技術による貯蔵集出荷拠点の設置、他社とのアライアンスによるサプライチェーン全体の合理化を推進する。

  3. 03

    研究開発部門への投資拡大

    野菜の健康効果研究、貯蔵技術・鮮度保持技術の開発、付加価値商品や新規事業の開発を強化し、販路拡大と食材ロス低減を目指す。

  4. 04

    青果物×物流のビジネスモデル進化

    物流事業を強みとし、気候変動に左右されない安定性と成長性を活かし、3PL事業への参入など新たな展開に挑戦する。

  5. 05

    質・量両面での人財拡充

    多様な人材採用、挑戦・イノベーションを起こす人財育成、次世代リーダー育成に取り組み、社会的課題を解決できる組織を醸成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で850人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は861万円で、9期前と比べて+27.8%平均年齢は48.0歳、平均勤続年数は8.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月378
2018年3月438
2019年3月67444.04.3492
2020年3月66744.84.3536
2021年3月64844.65.2601
2022年3月60846.63.9651
2023年3月60744.14.4667
2024年3月73446.24.7747
2025年3月71748.48.2794101
2026年3月86148.08.3850247

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
大阪事業所 — 大阪府 茨木市3,729百万円
青果物事業
東京事業所 — 東京都 足立区他3,711百万円
青果物事業
愛知子宝 事業所 — 愛知県 弥富市他1,493百万円
青果物事業
東京本社他 — 東京都 足立区他1,379百万円
物流事業
神奈川事業所 — 神奈川県 大和市913百万円
青果物事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    デザイナーフーズ株式会社
    東京都 足立区
    議決権100.0%
  • 国内
    エフエスロジスティックス株式会社
    東京都 足立区
    議決権100.0%
  • 国内
    デリカフーズ長崎株式会社(注)5,6
    長崎県 諫早市
    議決権100.0%
  • 国内
    楽彩株式会社
    東京都 足立区
    議決権100.0%
  • 国内
    農業法人デリカファーム 株式会社
    熊本県 玉名市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は622億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.8%、利益が+162.5%。

売上高
+5.8%
622億円
営業利益
+162.5%
21億円
純利益
+200.0%
15億円
営業利益率
3.4%
前期比 +2.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高670億円622億円
営業利益24億円21億円
純利益18億円15億円
1株あたり配当¥27¥27

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は155億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1222
2024年1Q12232.53
2024年2Q13100.00
2024年3Q14042.93
2024年4Q1354
2025年2Q281−1−0.4−1
2025年4Q30792.96
2026年2Q308123.98
2026年4Q31492.97
2027年1Q15563.94

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は242億円から622億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月24274
2014年3月26653
2015年3月28085
2016年3月31674
2017年3月34663
2018年3月37385
2019年3月39485
2020年3月40464
2021年3月317−10−10
2022年3月398−2−7
2023年3月47987
2024年3月5281310
2025年3月588891.45
2026年3月62221223.415

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高622億円のうち、営業利益として残るのは21億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.8%459億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.8%142億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.5pt
15.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが32億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は49億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−116−618
2014年3月6−1314−726
2015年3月13−622754
2016年3月7−150−846
2017年3月13−151−245
2018年3月8−9−4−139
2019年3月10−231−1329
2020年3月24−3320−939
2021年3月1−811−743
2022年3月9−111−242
2023年3月17−103752
2024年3月17−4919−3240
2025年3月38−8−343035
2026年3月32−1811449

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は295億円。このうち返さなくてよい自己資本が104億円で、自己資本比率は35.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月114466840.7
2014年3月134498536.3
2015年3月1676610139.3
2016年3月1726910339.9
2017年3月1817111039.3
2018年3月1927511739.2
2019年3月1987812039.6
2020年3月2198013936.7
2021年3月2267115531.4
2022年3月2296216727.2
2023年3月2497717231.0
2024年3月2888820030.3
2025年3月2669017633.9
2026年3月29510419135.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
58億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
191億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中33位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中242位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.6%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.4%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.8%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥823で、1年前と比べて+1.3%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥823+0.7%1ヶ月-1.2%1年+1.3%時価総額135億円
過去52週の値幅
安値¥753高値¥1,033

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.8倍
PER (会社予想)7.6倍
PBR1.28倍
配当利回り3.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近5日間で843円から827円へ小幅調整し、25日移動平均線(847円)を下回って推移しています。月間では-4.5%と軟調ですが、年間では+40.08%と上昇基調を維持しています。52週高値1033円からは約20%下方に位置し、52週安値600円からは約38%上回っており、中期的なレンジ内での動きと言えます。出来高は直近で1.5万株前後と増加傾向にあり、売買が活性化しています。RSIは40.54と中立圏にあり、過熱感はありません。需給面では機関投資家の動向が注目されます。今後は25日線を回復できるかが焦点となり、下値支持線として75日線(840円)が意識されそうです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは8.93倍と業界平均17.75倍を大きく下回り、PBRは1.29倍と業界平均1.23倍に近くほぼ妥当。ROEは15.6%と高く収益性良好。配当利回り3.02%は業界平均2.98%と同等で魅力的だが、配当性向173.1%と利益を超える配当で持続性に懸念。総合的に割安と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.8倍17.9倍
PER (予想)7.6倍
PBR1.28倍1.24倍
ROE15.6%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は順調に増加しており、2026年3月期は営業利益率が前期から改善する見通し。強気派は、外食需要の回復や産地直送による仕入れ力の強化、業務用食品の需要拡大を評価し、収益性の向上が続くとみる。弱気派は、人件費や物流費の上昇が利益を圧迫すること、天候不順による仕入れ価格の変動リスクを懸念する。投資論点は、増収基調を利益成長に結び付けられるかどうかと、業績変動リスクへの耐性にある。

プラスに働く材料7
  • 売上拡大が継続

    2026年3月期の売上高は前期比5.8%増の見込みで、成長軌道にある。

  • 利益率の改善

    営業利益率が前期の1.36%から3.38%へと大幅に向上する見通し。

  • 高収益体質

    ROEは15.6%と高く、資本効率の良さが魅力。

  • 営業利益13億円増益で21億円2026年3月期影響

    営業利益8→21億円、営業利益率は1.36%→3.38%に改善

  • 売上高622億円と3期連続増収2026年3月期影響

    売上高528→588→622億円、前期比34億円の増収

  • PER8.93倍と割安な水準通年影響

    純利益15億円に対し時価総額135億円、PER8.9倍と割安

  • ROE15.6%の高収益構造通年影響

    ROE15.6%、PBR1.29倍で資本効率が高く株主還元の余力がある

マイナスに働く材料7
  • コスト増の懸念

    人件費や物流費の上昇が利益率を圧迫する可能性がある。

  • 天候リスク

    野菜の仕入れ価格が天候に左右され、業績が変動しやすい。

  • 依存度の高い既存顧客

    特定の大口顧客への依存で、契約条件の悪化リスクがある。

  • 営業利益率3.38%の低採算通年影響

    売上高622億円に対し営業利益21億円、利益率3.38%と薄い

  • 売上高伸び率が5.8%に減速2026年3月期影響

    売上高増加率は前期11.4%から5.8%へ半減する

  • 最終利益率2.4%と増益が薄まる通年影響

    純利益15億円は売上高622億円の2.4%で、営業利益21億円から約7割

  • 株価1年で40%上昇の反動継続影響

    年初来+40%と上昇が急で、短期的な利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
外食市場の回復とシェア拡大を測るため。
営業利益率
コスト管理と収益性の改善度を確認するため。
顧客数・販売単価
既存顧客の維持・拡大と価格転嫁の状況を見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27で、前期から+108.3%いまの株価に対する利回りは3.28%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥27
1株あたり
配当利回り
3.28%
いまの株価に対して
配当性向
173.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月890.3
2018年3月86.777.7
2019年3月80.081.5
2020年3月5−37.528.0
2021年3月50.075.2
2022年3月50.064.9
2023年3月860.0
2024年3月1250.0172.2
2025年3月120.0203.0
2026年3月25108.3173.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,141人。区分でいちばん多いのは個人・その他74.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.4%を占め、残る84.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他74.275.670.272.078.474.7
事業法人4.14.113.112.513.413.1
外国法人2.32.12.43.92.87.3
証券会社1.54.13.92.01.42.5
金融機関17.914.110.49.74.02.3
自己株式0.70.70.60.51.00.8
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01舘本 篤志12.45
02エア・ウォーター株式会社10.50
03舘本 勲武5.89
04大﨑 善保2.27
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.96
06UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENTACCOUNT(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店カストディ業務部長石川潤)1.53
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行取締役頭取執行役員半沢淳一)1.42
08株式会社オリエンタル1.22
09デリカフーズグループ従業員持株会1.16
10野村 五郎1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-04
    株式会社日本政策投資銀行
    新規の大量保有報告
    9.42%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+33%、1株純資産は14期で−18%。直近期のROEは15.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月707809.37.165.6
2014年3月468055.814.087.9
2015年3月788958.613.6111.7
2016年3月274686.017.086.4
2017年3月224834.724.290.3
2018年3月325116.524.777.7
2019年3月315326.023.181.5
2020年3月245444.627.028.0
2021年3月−65482−12.675.2
2022年3月−51422−11.264.9
2023年3月4747410.111.6
2024年3月6253712.39.5172.2
2025年3月335576.115.2203.0
2026年3月9364215.69.5173.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額172百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大﨑善保代表取締役 社長54370,948
舘本勲武取締役会長85964,700
小林憲司取締役6186,906
仲山紺之取締役6229,446
市野真理子取締役6063,475
尾崎弘之取締役66
柴田美鈴取締役52
高力美由紀取締役65
田井中俊行監査役(常勤)6221,400
森田雅也監査役66
三島宏太監査役53
藤井敏行65
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
山口裕允40

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5111301214128
社外取締役5163194
監査役11021212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,479字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(持株会社)、デリカフーズ㈱、デリカフーズ長崎㈱、デザイナーフーズ㈱、エフエスロジスティックス㈱、楽彩㈱、農業法人デリカファーム㈱により構成されており、外食産業、中食産業(注1)等向けのホール野菜(注2)の販売、カット野菜及びミールキットの製造・販売等を行う青果物事業を主たる事業としております。その他、物流事業、研究開発・分析事業を行っております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 [事業系統図] (注1) 中食産業は、持ち帰り弁当や調理済み食品・惣菜など家庭で食事をするための食品及び食材を販売している産業であります。レストランなどで食事をする外食産業と家庭で素材から調理する「内食」の中間に相当する意味として、「中食」という名称が使われております。 (注2) 当社グループは、カットされていない状態でお届けする野菜そのものを、カット野菜と区別するため、「ホール(whole)野菜」と称しております。 (注3) 荷受とは、生産者から青果物市場で商品を受け取る会社であり、商品の取扱高に対する手数料を収入源としております。 (注4) 仲卸とは、荷受より青果物を購入する二次問屋であり、青果物市場では仲卸が八百屋等に販売しております。 ① 青果物事業 当社グループのデリカフーズ㈱を中心とし、外食産業、中食産業等向けのホール野菜の販売、カット野菜及びミールキットの製造・販売等を主たる事業としております。 ・ホール野菜 外食産業、中食産業に様々な種類の野菜を紹介し、当社子会社より直接配送・販売をしております。また、当社グループは多くのお客様より得られる情報等を取り纏め、生産者へ売れ筋野菜の情報等の提供、コーディネートをしております。なお、当社グループは主として外食チェーン店等と取引をしておりますので、野菜の品揃え及び数量確保体制を整え、お客様への配送においては野菜の品質維持を第一と考えたチルド物流を行っております。 ・カット野菜 外食産業、中食産業の店舗向けに、業務用のカット野菜及び真空加熱野菜を製造・販売しております。当社グループはカット野菜販売のリーディングカンパニーとして、事業活動を行ってまいりました。また、ホール野菜・カット野菜に続く第三の基軸商品として真空加熱野菜を開発いたしました。 真空加熱野菜とは、野菜のおいしさと鮮度を重視した加熱調理済みの野菜であり、「焼く」「蒸す」「煮る」に次ぐ第4の調理方法として、食材と調味液をフィルム袋に入れて真空密封し、調理器で材料に応じた時間と設定温度にて調理したものであり、外食産業等においては、湯煎や電子レンジなどで再加熱するだけで提供でき、人手不足が慢性化する中、調理時間を短縮することができるとともに、主に根菜類を材料とするため天候不順時における価格変動の影響を受け難いことがメリットとなります。 当社グループのカット野菜・真空加熱野菜は「おいしさと安全」を考え、「野菜の生理」を研究して作り上げた製品であります。 ・ミールキット 当社グループのデリカフーズ㈱において製造したミールキットを楽彩㈱が販売しております。今後も当社グループの経営資源を活かし、より利便性の高い商品として付加価値・顧客満足度の向上を図ってまいります。 ・その他 ホール野菜とカット野菜を運ぶ物流網を活用し、野菜だけでなく日配品(卵、豆腐、冷凍食品など)も外食産業、中食産業の店舗にお届けしております。野菜と同時に納品することにより、お客様の商品管理が効率化されます。 また、当社グループの物流拠点は、東京・埼玉・神奈川・愛知・大阪・兵庫・奈良・広島・福岡・宮城・福島・北海道にあり、関東地区・東海地区・近畿地区・九州地区・東北地区・北海道地区をカバーしております。それ以外の地区におきましては、当社グループと提携する業務委託先に製品の製造及び製・商品の配送を依頼して、お客様の店舗に納品しております。 ② 物流事業 当社グループのエフエスロジスティックス㈱は、外注している物流業務の一部を配送支援サービスとして、製・商品を外食産業、中食産業に対し小型チルド車による個別ルート配送等を行っております。当社グループはお客様に新鮮な青果物をより早くお届けするため、コールドチェーン化を進めております。内製化した物流業務は、温度記録を掲示したり、ISO22000の考え方に基づいたマネジメントを行うことにより、本来の意味で商品管理に責任を持つスーパーコールドチェーンを実現しております。 また、関東地区・東海地区・近畿地区・九州地区の各事業所間をつなぐ幹線物流網を構築し、在庫流動化等を進めております。 ③ 研究開発・分析事業 当社グループのデザイナーフーズ㈱は、主にコンサルティング業務並びに研究開発業務・受託分析業務を行っております。 ・コンサルティング 外食・中食・小売流通業界を対象に、新規ビジネスのサポートやメニュー提案、食のセミナー、衛生教育指導、開発部門の社員教育などを行っています。また、業界の枠を超えてWEBも活用し、食と健康に関する講演活動や料理教室、コラムの執筆など、多角的な支援・情報発信も展開しております。 ・研究開発 当社グループの業務支援として、野菜の鮮度保持技術の開発、カット野菜の消費期限の延長技術の開発等、グループ全体の業務に関わる技術開発を行っています。 ・受託分析 当社は、約45,000検体に及ぶ青果物のデータベース(抗酸化力、ビタミンC、Brix糖度、硝酸イオン)を保有しています。これを基に、野菜の中身評価や土壌分析、味の分析を行い、生産者(取引先)や食品メーカー、小売・流通企業様へ、外観からは分からない青果物・食品の栄養素などを評価・提供しております。
経営方針・対処すべき課題2,602字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループでは、我々の社会的な存在価値と目指す未来に向け、Purpose及びMission・Vision・Value(MVV)を定めております。また、MVVを実現するための社員の行動指針として、全20項目からなるCredoを定めております。 当社グループは、これらの新たな価値観に基づき、「日本の農業の発展」と「国民の健康増進」への貢献を目的に事業を展開しております。青果物加工流通分野において青果物の価値を追求することで、未来に向けた「持続可能な農業」と「食を通じた健康増進」を実現する付加価値創造企業として、お客様及び株主の皆様の信頼と期待にお応えし、企業価値の一層の向上を目指してまいります。 (2) 当社グループを取り巻く経営環境 いま、わが国農業は、担い手の減少、耕作放棄地の増加、外国産農産物との競争激化といった様々な課題に直面しています。一方、国内の青果物市場では、健康志向の高まりや少子高齢化、人手不足等を背景に小売・業務用ともにカット野菜・フルーツの需要が拡大するとともに、生産農家の減少や異常気象の頻発等により、消費者ニーズを捉えた青果物の流通加工と安定調達・供給がより重要になっています。さらに、コロナ禍を経て、ECビジネスやデリバリー需要の増大等、消費者の生活様式の変化に対応したビジネスモデルの変革も求められる状況となっております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 2024年5月に、長期ビジョンとして当社グループの「10年後のありたい姿」を改めて設定したうえで、その実現に向けた新たな成長フェーズへの転換点として、第五次中期経営計画「keep on trying 2027」を策定しました。 当該計画における基本方針は以下の通りです。 〔長期ビジョン〕 1.野菜の総合加工メーカーとしてのポジションを確立 2.持続可能な農業の実現 3.個人の幸福と会社の繁栄の両立を実現 〔第五次中期経営計画「keep on trying 2027」〕 ①各種ポートフォリオの変革 今後の更なる成長に向け、3つのポートフォリオの変革に取り組みます。 a.事業ポートフォリオの変革 各事業のセグメント・ポートフォリオを見直し、グループ補完型の事業体から、それぞれの子会社が独自の事業を展開できるよう変革を図ります。 b.顧客ポートフォリオの変革 将来性・収益性・販売実績をもとに顧客ポートフォリオの見直しを実行。選択と集中を行い、取引口座数の適正化を図ります。 c.商品ポートフォリオの変革 将来性・収益性・販売実績をもとに商品ポートフォリオの見直しを実行。新規商品の開発を強化し、収益性の向上を図ります。 ②青果物サプライチェーンの構造改革 a.輸入野菜の国産化 輸入依存度の高い原料において国産化を推進。特に中国産の原料において、栽培・加工・流通の国産化を図ります。 b.調達インフラの再構築 今後更に深刻化する調達・物流難に対し、持続可能なインフラの再構築を図ります。長期保存技術を確立し貯蔵集出荷拠点の設置計画を進めます。 c.青果物サプライチェーンの合理化 栽培・流通・加工における他企業とのアライアンス等を通じ、サプライチェーン全体の合理化による持続可能な農業と流通体制の構築を進めます。 ③研究部門・開発部門への投資拡大 a.野菜を中身で評価 野菜の健康効果研究を推し進め、野菜の価値向上・消費拡大へとつなげていきます。また、効果成分にフォーカスした商品開発との連携により食材ロスの低減に貢献します。 b.貯蔵の長期化 物流の合理化、野菜の廃棄低減に向け、貯蔵技術の開発を推進します。また、鮮度保持技術と併せて、新たな流通の仕組みを構築します。 c.新規商品の開発 付加価値の高い商品開発を推進します。当社の加工施設・加工技術・ノウハウを最大限に活用し、競争力の高い商品で販路の拡大を目指します。 d.新規事業の開発 マーケティング(市場調査)部門を強化し、青果物を基軸とした新たな市場へのあくなき挑戦を行います。 [追加主要戦略] ①農業への参入 (将来の安定化施策、業務加工用野菜の推進) ②輸入野菜の国産化 (未来の食料問題解決、契約産地の拡大と囲い込み) ③長期貯蔵技術の開発 (年間安定供給実現、相場損失・廃棄ロス低減) ④就農支援プラットフォームの実現 (未来の食料問題解決、持続可能な農業の実現) (4) 対処すべき課題 ①持続可能な安定供給体制の構築 気候変動に左右されることなく必要な商品を取引先に納入し、自社収益も確実に伸ばせる安定的な供給体制を構築することは、当社にとって最大の経営課題の一つです。「農業への参入」「輸入野菜の国産化」「長期保存技術の開発」「就農支援プラットフォームの構築」といった諸施策を進め、業務加工用野菜のサプライチェーンを川上から川下に至るまで変革・高度化していくことにより、日本の食を支えるインフラ事業者へと進化してまいります。 ②「青果物流通」×「物流」 を強みとするビジネスモデルの更なる進化 当社独自の強みとして位置づけられる物流事業は、気候変動の影響を受けづらい安定性と、幅広い顧客層を展望できる成長性とを併せ持つ重点戦略分野です。物流面のソリューションを切り口として青果物事業における新たな取引先ニーズへの対応を図るとともに、3PL事業への参入など物流事業自体の新たな展開にもチャレンジしてまいります。 ③質・量両面での人財の拡充 全従業員が志を高く持ち、活躍できる企業であることを目指し、「多様な人材の採用」「挑戦・イノベーションを起こす人財の育成」「次世代リーダーの育成」に取り組むことで、社会的課題を解決できる組織の醸成を進めてまいります。 ④強固な財務基盤の構築 収益基盤の強化を継続的に推進するとともに、エクィティ・ファイナンスを含め、資金調達手段の更なる多様化も図りながら、財務体質の健全性確保と成長戦略の実現を両立してまいります。
事業等のリスク3,312字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 青果物の生産・収穫に影響を及ぼす天候や気象、自然災害について 当社グループは、主に、国内産青果物を生産地取引や各地の市場で買い付け、お客様に販売しております。青果物の生産・収穫は天候や気象、自然災害に左右されます。特に近年は、異常気象に見舞われ世界的に農産物の収穫に悪影響を与えております。当社グループにおいては、過去の異常気象や自然災害を教訓として、そのような状況が発生した場合、輸入青果物の仕入や代替商品による納品をお客様の同意の下に行う体制を持っていることや、同じ天候や気象、自然災害の影響を受けない複数の国内産地を持つことで、リスクを分散した生産地取引も行っております。 こうした対応にもかかわらず、青果物の生産・収穫が天候や気象、自然災害により著しく減少する状況に陥った場合には、仕入価格が高騰し、あるいは販売機会を逃すなど、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 食品の安全性について 食品の安全性と品質保証に関する消費者の関心は、残留農薬、偽装表示問題や異物混入事件等により高まっております。当社グループは、製・商品の品質、安全性を経営の最重要課題のひとつと考えており、安全で高品質の食品を供給するため、徹底した衛生管理と品質の向上に努めております。具体的には、当社グループの全ての工場において食品安全マネジメントシステムの国際規格ISO22000認証の取得を進めることにより、当該システムの継続的改善に取り組みながら、衛生管理・品質管理の改善に努め、食品安全確保ならびに品質保証・危機管理などのリスク管理体制の充実を目指すとともに、ISO22000による食品安全の内部監査を実施し、製品クレームや事故の発生防止活動、製品表示の適正化に取り組んでおります。加えてデリカフーズ株式会社東京FSセンター、西東京FSセンター、奈良事業所、大阪FSセンター、茨木工場、兵庫事業所、愛知子宝事業所子宝工場、九州事業所福岡FSセンターにおいては、昨今のフードテロリズム等への世間一般の関心の高まりに鑑み、より厳密な衛生管理基準やフードディフェンスが求められるFSSC22000認証を取得しております。また仕入業者と連携して品質向上のための情報交換を積極的に行っております。そのような結果、過去に食中毒事件等の問題が発生した事例はありません。 しかしながら、異物混入、健康被害を与える可能性のある欠陥製・商品、表示違反など、当社グループで生産する製品、あるいは仕入商品に万一事故が発生した場合には、当社グループの製・商品の販売に支障を来たし、この結果、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループに起因する食品の安全性問題だけでなく、無認可添加物の使用等による食品製造工程における消費者の不信、あるいは外食企業に起因する衛生管理問題による連鎖的風評など、社会全体的な食品の安全・衛生上の問題が発生した場合につきましても、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 新型感染症等の蔓延が及ぼす影響について 当社グループの従業員に新型コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス等の感染が拡大した場合、一時的に操業を停止するなど、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。当社グループではこれらのリスクに対応するため、予防や感染拡大防止に対して適切な管理体制を構築しております。特に今般世界的に感染が拡大した新型コロナウイルスに関しては、早期の段階で経営層と管理部門を中心として対策が検討され、全従業員に対し、官公庁の指針に則った適時適切な対応、毎日の検温、一部従業員に対しては在宅勤務や時差出勤等、従業員の安全と健康を最優先にした対応の徹底、受注・製造・販売・在庫・物流状況の日次単位での把握、感染者が発生した場合のBCP対策、資金管理、マスク等の物品調達等様々な施策を実行し、新型コロナウイルスの影響の極小化を図りました。 (4) 設備投資について 当社グループは、これまで主要取引先であった外食産業向けに加え、需要が増加している中食産業及び小売業向けの青果物卸売、カット野菜製造のために新工場(FSセンター)の建設を計画し、2024年4月からは大阪FSセンターの稼働が開始しております。また、継続的に事業を拡大していくうえで、新製品対応や技術革新、あるいは生産能力・貯蔵施設の増強等のため、新規または更新のための設備投資が必要となります。当社グループでは市場環境、競合他社動向、事業戦略及び当該投資の収益性等を総合的に勘案し、適時・適切に設備投資を実施していくように努めております。 しかしながら、新工場建設に伴う人件費・消耗品費増加等による立ち上げ費用、減価償却費等により過去の事業年度で生じたように一時的に当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、経営環境の急激な変化等により、売上が大きく減少し、使用設備の除却や減損が生じた場合、更なる悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 有利子負債依存度について 当社グループは、工場・物流センター等の設備投資資金を主に金融機関からの借入れにより調達しているため、総資産に占める有利子負債の割合が2026年3月決算期で37.1%(有利子負債残高(リース債務を含む)10,962百万円/総資産29,514百万円)とおおむね適正な水準にあります。しかしながら、今後の設備投資の動向等次第で有利子負債依存度が高まり、また金利が上昇した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制について 当社グループが営んでいる青果物事業に関する主たる法的規制には、食品の規格・衛生監視・営業許可等を定めた「食品衛生法」、食品循環資源の再生利用等を促進するために再生利用等の量に関する目標を定めた「食品リサイクル法」、工場・事業場の排水規制を定めた「水質汚濁禁止法」、「水道法」、欠陥製造物からの消費者保護を目的とした「製造物責任法(PL法)」等があります。 当社グループは、「食品衛生法」をはじめとした法令の遵守を徹底するとともに、「食品リサイクル法」における食品廃棄物の再処理にも充分な取り組みを実施しております。しかしながら、今後「食品衛生法」、「食品リサイクル法」等の法的規制が強化された場合、新たな費用負担が発生する可能性があり、その場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 業務委託について 当社グループでは、各子会社が直接配送できない地域につきましては、各子会社が業務委託先に製品の製造及び製・商品の配送を依頼しております。 委託先につきましては、納品する製・商品の品質には十分に気をつけるよう指導管理しておりますが、納品する製・商品の品質が悪い等の不測の事態が生じた場合等に、投資家及びその他一般の消費者等が当社グループにも同様の問題が生じていると誤解する可能性があります。また、業務委託先が当社グループの意に反して、食品の安全性に欠けるものを納品した場合、当社グループにも影響があり、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 財務制限条項について 当社グループが金融機関との間で締結した一部の金銭消費貸借契約には、連結又は連結子会社の貸借対照表の純資産の部や、損益計算書の経常損益等に係る財務制限条項が定められております。 なお、当連結会計年度末において財務制限条項に抵触しておりません。
経営成績の分析 (MD&A)6,015字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績 当連当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に、緩やかな回復傾向を続けました。その一方で、海外における政治経済情勢の不透明感、地政学的リスクの長期化に加え、国内におきましても物価高や円安基調の継続、金融資本市場の変動の影響、個人消費の伸び悩みなど、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。 当社グループの主要顧客である外食産業においては、好調なインバウンド消費の寄与、客単価の上昇傾向もあって、需要は引き続き堅調に推移していますが、慢性的な人手不足による人件費の上昇、物流費の高止まり、物価高に起因する消費者の節約志向、食料品の消費税率見直しなど、業界を取り巻く経営環境は予断を許さない状況が続いています。 こうしたなか、当社は青果物加工流通分野において野菜の価値を追求し、未来に向けた「持続可能な農業」と「食を通じた健康増進」を実現する付加価値創造企業として、社会課題の解決と企業の成長を同時に追求してまいりました。2024年5月には「第五次中期経営計画  keep on trying 2027」を発表し、「各種ポートフォリオの変革」「青果物サプライチェーンの構造変革」「研究部門・開発部門への投資拡大」を基本方針に、数々の具体的な施策展開を推進しております。 当連結会計年度において、当社グループは外食需要の堅調な推移や省力化ニーズの高まりを捉えることで、引き続き着実に売上を伸ばしました。主業である青果物流通事業を担うデリカフーズ㈱において、継続的に取引業種バランスの最適化を図りながら、新たな取引先ニーズへの積極的な対応を進めました。また、消費者向けミールキットを手掛ける楽彩㈱を中心に、BtoC事業の拡充も推し進めました。物流部門を担うエフエスロジスティックス㈱も、グループ向け売上が順調に拡大したことに加え、新規開拓によるグループ外売上の拡大に努めました。以上の結果、当連結会計年度における売上高は、62,219百万円(前期比5.9%増)と4年連続で過去最高を更新しました。 一方、損益面も増収に伴い堅調な推移を続けました。青果物事業では、一部品目で猛暑を背景とする価格高騰の影響はあったものの、今年度から始まった本部集中仕入制度の奏功もあり調達コスト・在庫の厳格管理、廃棄ロスの削減が進んだこと、人員配置・物流の最適化など現場オペレーションの効率化を一層図ったことで市況変動に適切に対応いたしました。以上の結果、当連結会計年度の営業利益は2,109百万円(前期比161.9%増)、経常利益は2,172百万円(前期比145.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,515百万円(前期比179.6%増)と、いずれも大幅な増益となり過去最高を更新しました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 青果物事業 当セグメントの売上高は、インバウンドを含めた外食需要の堅調な推移、人手不足を背景とするカット野菜需要の高まりに加え、グループ総合力を活かした提案型営業の強化を図った結果、売上高は60,976百万円と前期比3,134百万円(5.4%)の増収となりました。当セグメントの利益につきましては、増収効果に加え、各種施策により仕入価格の安定化が図られたことから、セグメント利益(経常利益)は2,033百万円と前期に比べ1,206百万円(145.8%)の大幅増益となりました。 物流事業 当セグメントの売上高は、主要な荷主であるデリカフーズ株式会社の売上高が順調に推移し、加えてグループ以外への販売も強化したことから、5,421百万円と前期に比べ524百万円(10.7%)の増収となりました。セグメント利益(経常利益)は、各種コスト削減をはじめとする効率化に努めたものの、2026年4月から稼働を開始した東海マザーセンターにかかる家賃の先行負担等の影響で120百万円と前期に比べ21百万円(15.1%減)の減益となりました。 研究開発・分析事業 当セグメントの売上高は、受託分析事業の獲得が伸び悩んだことを主因として、73百万円と前期と比べ16百万円(18.4%減)の減収となりました。また、セグメント損失(経常損失)は、人件費負担増の影響が大きく、12百万円(前期は12百万円のセグメント利益(経常利益))となりました。 持株会社 当セグメントの売上高は、1,083百万円と前期と比べ225百万円(26.2%)の増収となりました。セグメント利益(経常利益)は、239百万円と前期と比べ140百万円(143.4%)の増益となりました。 ② 生産、受注及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) カット野菜部門   11,191,141   2.8 ホール野菜部門   17,678,358   0.4 その他   6,671,387   1.6 青果物事業計   35,540,887   1.4 物流事業   ―   ― 研究開発・分析事業   ―   ― 持株会社   ―   ― 合計   35,540,887   1.4 (注) 1.金額は、仕入価格によっております。 2.「その他」は野菜外商品(卵、豆腐、冷凍食品等)の仕入高、委託販売先を通じた仕入高等であります。 b.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) カット野菜部門   27,210,772   7.9 ホール野菜部門   24,529,108   3.6 その他   9,228,676   3.5 青果物事業計   60,968,557   5.4 物流事業   1,201,176   41.7 研究開発・分析事業   49,423   △39.7 持株会社   ―   ― 合計   62,219,157   5.9 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.「その他」は野菜外商品(卵、豆腐、冷凍食品等)の販売高、委託販売先を通じた販売高等であります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績等は、以下のとおりであります。 ・経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は62,219百万円となり、前連結会計年度の58,762百万円に対し、3,456百万円の増収(前期比5.9%増)となりました。 当社グループは外食需要の堅調な推移や省力化ニーズの高まりを捉えることで、引き続き着実に売上を伸ばしました。主業である青果物流通事業を担うデリカフーズ㈱において、継続的に取引業種バランスの最適化を図りながら、新たなお取引先様ニーズへの積極的な対応を進めました。また、消費者向けミールキットを手掛ける楽彩㈱を中心に、BtoC事業の拡充も推し進めました。物流部門を担うエフエスロジスティックス㈱も、グループ向け売上が順調に拡大したことに加え、新規開拓によるグループ外売上の拡大に努めました。 (売上総利益) 売上原価は、前連結会計年度の44,407百万円に対し、1,467百万円増加(同3.3%増)の45,874百万円となりました。また、売上総利益は前連結会計年度の14,355百万円に対し、1,989百万円増加(同13.9%増)の16,344百万円となりました。これは主として、売上高の増加及び仕入率の改善によります。 (営業利益) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の13,549百万円に対し、685百万円増加(同5.1%増)の14,235百万円となりました。これは主として、売上高の増加に伴う人件費・物流費・その他の経費の増加によります。その結果、営業利益は前連結会計年度の805百万円に対し、1,304百万円増加(同161.9%増)の2,109百万円となりました。 (経常利益) 営業外収益は、前連結会計年度の174百万円に対し、7百万円減少(同4.0%減)の167百万円となりました。これは主として、受取利息が増加したものの、助成金収入や受取賃貸料が減少したこと等によります。営業外費用は、前連結会計年度の96百万円に対し、8百万円増加(同8.8%増)の104百万円となりました。これは主として、支払利息が増加したこと等によります。その結果、経常利益は前連結会計年度の884百万円に対し、1,288百万円増加(同145.7%増)の2,172百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は、補助金収入40百万円を計上したことにより41百万円となり、特別損失は、固定資産圧縮額40百万円を計上したこと等により64百万円となりました。その結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度の864百万円に対し、1,284百万円増加(同148.6%増)の2,149百万円となりました。 税効果会計適用後の法人税等の負担額は、前連結会計年度の322百万円に対し、311百万円増加(同96.5%増)の634百万円となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度の542百万円に対し、973百万円増加(同179.6%増)の1,515百万円となりました。 ・財政状態の分析 (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ17.1%増加し、12,401百万円となりました。これは、主として、現金及び預金が1,623百万円増加したことなどによります。 (固定資産) 固定資産は、前連結会計年度末に比べ6.7%増加し、17,113百万円となりました。これは、主として、建物及び構築物が495百万円、機械装置及び運搬具が422百万円増加したことなどによります。 これらの結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて10.8%増加し、29,514百万円となりました。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ32.3%増加し、11,102百万円となりました。これは、主として、短期借入金が1,550百万円、未払金が488百万円増加したことなどによります。 (固定負債) 固定負債は、前連結会計年度末に比べ13.5%減少し、7,978百万円となりました。これは、主として、長期借入金が1,286百万円減少したことなどによります。 これらの結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ8.4%増加し、19,081百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ15.5%増加し、10,433百万円となりました。これは、主として、利益剰余金が1,321百万円増加したことなどによります。 ・キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、4,914百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,380百万円増加しました。当連結会計年度のキャッシュ・フローの内容は概ね次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、3,155百万円の収入(前期は3,797百万円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額204百万円があったものの、税金等調整前当期純利益2,149百万円、減価償却費1,267百万円などがあったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,833百万円の支出(前期は812百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,557百万円などがあったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、58百万円の収入(前期は3,417百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,587百万円、配当金の支払いによる支出193百万円があったものの、短期借入金の純増額1,550百万円、長期借入金の借入れによる収入400百万円があったことによるものです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入れを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入れを基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は10,962百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,914百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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