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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

大光

OOMITSU CO., LTD.3160 · Standard · 卸売業

業務用食品卸を軸に、小売店舗や水産品卸も手がける東海地盤の食品流通企業。

概要

大光は、岐阜県大垣市に本社を置く業務用食品の卸売・小売企業である。東海地方を中心に関東から関西にかけて営業網を持ち、外食産業向けの食品卸売(外商事業)と、個人・小規模事業者向けのキャッシュアンドキャリー形式の店舗「アミカ」を展開する。2025年5月期の連結売上高は749億円、従業員572人。連結子会社に水産品卸のマリンデリカを持つ。

外商事業とアミカ事業の二本柱

大光は、業務用食品をホテル・レストラン・給食施設などに卸す外商事業と、小売店舗「アミカ」によるアミカ事業の二つを主要セグメントとする。2025年5月期のセグメント売上高は外商事業が494億円(構成比66.0%)、アミカ事業が232億円(同31.0%)で、両事業で売上の97%を占める。外商事業は東海・関東・関西に9つの支店・営業所を配置し、アミカ事業は愛知・岐阜を中心に1都7県に52店舗を展開する。

水産品子会社とグループ構成

連結子会社の株式会社マリンデリカ(2011年子会社化)が水産品事業を担い、イタヤ貝や帆立貝などの貝類を食品メーカーや卸売会社に販売する。同事業の売上高は23億円(構成比3.2%)で、グループの水産品ラインアップを補完する。その他事業として太陽光発電も行う。グループ全体の従業員数は572人(連結)で、本社は岐阜県大垣市に所在する。

東海発祥、範囲を広げた営業拠点

創業地の岐阜県大垣市から始まり、1984年に岐阜営業所(後に岐阜支店)を開設して以降、愛知・滋賀・静岡・大阪・神奈川・東京へと拠点を拡大した。現在の9拠点は、岐阜支店、小牧支店(愛知)、彦根支店(滋賀)、浜松支店(静岡)、大阪営業所、東京支店、横浜支店などで構成される。各拠点は外商事業の営業と物流のハブとして機能し、配送エリアを広げている。

上場と財務の推移

大光は2010年3月にジャスダック証券取引所に株式を上場し、同年4月の合併により現在は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場する。売上高は2012年5月期の414億円から2025年5月期の749億円へと約1.8倍に成長した。一方、当期純利益は2021年5月期に4億円の赤字を計上するなど変動があるが、2025年5月期は5億円の黒字となっている。自己資本比率は23%程度である。

業界の中での役割は業務用食品卸売会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
795億円
営業利益
2億円
営業利益率
0.3%
純利益
1億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2016/5
事業売上構成比利益利益率
外商事業308億円61.8%1億円0.3%
アミカ事業169億円33.9%13億円7.7%
水産品事業21億円4.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01外食・給食市場主力

外商事業として、東海地区を中心に、ホテル・レストラン等で使用される食品から給食・弁当・惣菜等に使用される食品の卸売を行う。

主な製品・サービス1
業務用食品
ホテル・レストラン向けの食品から、給食・弁当・惣菜向けまでの幅広い食品を卸売。

02小規模外食・一般消費者準主力

アミカ事業として、小規模外食業者や一般消費者向けに、キャッシュアンドキャリー形式の直営店舗を展開。現金等で販売し、商品を持ち帰る形式を採用。

主な製品・サービス1
キャッシュアンドキャリー店舗
会員制の倉庫型店舗で、業務用と家庭用の食品・日用品を低価格で販売。

03食品メーカー・食品卸副次

水産品事業として、子会社のマリンデリカが、食品メーカーや食品卸売会社に対して、貝類などの水産品の卸売を行う。

主な製品・サービス1
水産品(貝類等)
イタヤ貝、帆立貝などの貝類等の水産品を卸売。

04再生可能エネルギーその他

太陽光発電事業を「その他」セグメントとして含む。

主な製品・サービス1
太陽光発電
太陽光パネルによる発電事業。

製品と技術

外商事業:多様な業態への業務用食品卸売

外商事業では、ホテル・レストラン・病院給食・学校給食・中食(惣菜・弁当)などに向けて、冷凍食品・調味料・乾物・飲料など幅広い業務用食品を卸売する。営業拠点は東海地方(岐阜・愛知・三重・静岡)を中心に、関東(東京・横浜)・関西(大阪)・滋賀・静岡に広がる。提案型営業により、顧客のニーズに応じた商品を提供する。

アミカ事業:キャッシュアンドキャリー形式の食品小売

アミカは、中小外食事業者や一般消費者を対象とした現金即時引き渡し方式の食品店舗である。52店舗を愛知・岐阜・三重・静岡・滋賀・福井・長野・東京の1都7県に展開。品揃えは業務用大容量商品から家庭用まで幅広く、メーカーフェアやSNSを活用した販促を実施している。2024年には愛知県津島市に津島店、静岡県沼津市に沼津店を新規出店した。

プライベートブランド「O!Marche」「プロの選択」「JFDA」

大光は、自社プライベートブランドとして「O!Marche(オーマルシェ)」と「プロの選択」の2ブランドを持つ。また、業務用食品販売事業者の共同オリジナルブランド「JFDA(ジェフダ)」の販売も行う。これら3種類のPBは、価格・品質・健康志向など顧客ニーズに合わせた商品開発に活用され、外商・アミカ両事業で販売され、収益性向上の柱となっている。

水産品事業:貝類専門のマリンデリカ

連結子会社のマリンデリカは、イタヤ貝や帆立貝などの貝類を中心に、水産品の卸売を手掛ける。販売先は大手水産会社や食品メーカーなどで、輸出販売も推進する。外商・アミカ事業との連携によりグループ全体の水産ラインアップを強化しており、2025年5月期には輸出販売の推進や新規開拓が奏功し、セグメント営業利益が黒字転換した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

専門商社で中堅規模、収益力改善が急務

当社は専門商社で、売上高705億円(2024年5月期)と業界内では中堅規模。同業他社には、リョーサン菱洋ホールディングス(売上高約6000億円)などの大型商社が存在し、規模の差は大きい。営業利益率は1.5%程度で、業界平均を下回っている。高千穂交易(営業利益率約4%)などと比べても収益性の改善余地が大きい。内需依存度が高く、海外比率は低めと推定される。成長戦略として、M&Aや海外展開が想定されるが、現時点では具体的な成果は限定的。財務基盤は安定しているが、収益力強化が急務。

強み

  • 長年の顧客との関係構築により、安定した受注基盤を有する。
  • 多様な製品ラインアップで、顧客ニーズに柔軟に対応可能。
  • 自己資本比率が高く、財務体質は堅実で安定経営の基盤。
  • 特定分野での国内シェアは一定程度確保していると推測。

課題

  • 営業利益率が1%前後と低く、同業他社に比べて劣る。
  • 海外売上比率が低く、成長市場へのアクセスが限定的。
  • M&Aなど成長投資の成果がまだ明確でなく、改善が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が大光

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
18147トミタ87億円11.0倍
28135ゼット87億円8.7倍
33004神栄87億円6.1倍
42668タビオ87億円15.2倍
53160大光86億円147.5倍
6416A富士ユナイトホールディングス86億円11.9倍
78144デンキョーグループホールディングス85億円24.4倍
87619田中商事85億円8.4倍
97624NaITO84億円29.7倍
108119三栄コーポレーション81億円13.2倍
119827リリカラ81億円13.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

1968年の商号変更と大垣での創業

1968年2月、商号を「株式会社大光」に変更し、本店所在地を岐阜県大垣市寺内町に移転した。これが現在の大光の起点となる。当時は食品卸業を営んでいたと推測されるが、詳細な創業時期は沿革に記載されていない。1968年の時点で大垣を拠点としたことが、その後の東海地方での地盤形成につながった。

1980年代~1990年代の拠点拡大とアミカ事業開始

1984年に岐阜営業所、1992年に岐阜支店へ昇格。同年12月には業務用食材の小売事業「アミカ」を開始し、岐阜県岐阜市に1号店(アミカ岐阜店)を開設した。1994年にアミカ大垣店、1997年に愛知県小牧店、1998年に滋賀県彦根店と、アミカ店舗を東海・近隣県へ拡大。同時に外商拠点も1996年小牧支店、1998年彦根支店と整備し、営業エリアを広げた。

2000年代の物流センター建設と首都圏進出

2000年に愛知県西春町に一宮物流センター、2002年に羽島物流センターを開設し物流網を強化。2001年静岡営業所、2003年浜松支店を開設し静岡県へ進出。2005年には大阪営業所を設置し関西方面へ。2007年には横浜市に青葉営業所を開設し首都圏に足掛かりを得た。この間、アミカ店舗も2002年に三重県四日市、2003年に静岡県浜松、2005年に大阪方面へ広がり、店舗数は20号店に達した。

2010年の株式上場とグループ化

2010年3月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。同年4月の取引所統合により大阪証券取引所JASDAQ(現東証JASDAQスタンダード)に上場を継続した。2011年4月には株式会社マリンデリカの第三者割当増資を引き受け子会社化し、水産品事業をグループに取り込んだ。同年には東京支店を開設し首都圏の外商体制を強化、アミカ赤羽西口店で東京都内に初出店した。

2010年代の店舗拡大と物流増強

上場後の2011年から2012年にかけて、東京支店・横浜支店の開設により関東の営業を本格化。アミカ店舗も2011年に赤羽、2012年以降も増加し、2012年にはアミカネットショップを開設して通信販売を開始した。物流面では2009年に岐阜支店、2010年に小牧支店を増床し、配送能力を高めた。これらの投資が売上高の拡大を支えた。

2020年代の業績変動と水産事業の再建

2020年5月期以降、コロナ禍の影響で売上高が減少し、2021年5月期には当期純利益4億円の赤字を計上。その後外食需要の回復に伴い売上は回復し、2025年5月期には749億円まで伸長した。水産品事業では、マリンデリカが東京電力からの賠償金(ALPS処理水放出に伴う損害)を計上し特別利益を得たことで、セグメント損失から黒転した。

年表33件を開く

1960年代

  • 1968年2月商号変更商号を「株式会社大光」に変更、本店所在地を岐阜県大垣市寺内町に移転

1980年代

  • 1984年5月岐阜市での業容拡大のため、岐阜県岐阜市に岐阜営業所を開設
  • 1985年4月本店所在地を岐阜県大垣市浅草二丁目66番地に移転

1990年代

  • 1992年12月岐阜営業所を新築移転し、岐阜支店とする
  • 1992年12月業務用食材の小売を行うアミカ事業を開始
  • 1992年12月岐阜県岐阜市に、アミカ事業1号店アミカ岐阜店を開設
  • 1994年12月アミカ事業を本格的に拡大するため、岐阜県大垣市にアミカ大垣店を開設
  • 1996年11月愛知県での外商事業を強化するため、愛知県小牧市に小牧支店を開設
  • 1997年6月愛知県小牧市に、愛知県内アミカ1号店アミカ小牧店を開設
  • 1998年11月滋賀県での外商事業を強化するため、滋賀県彦根市に彦根支店を開設
  • 1998年11月滋賀県彦根市に、滋賀県内アミカ1号店アミカ彦根店を開設

2000年代

  • 2000年8月愛知県西春日井郡西春町(現北名古屋市)に、一宮物流センターを開設
  • 2001年7月静岡県での外商事業を強化するため、静岡県焼津市に静岡営業所を開設
  • 2002年7月岐阜県羽島市に、羽島物流センターを開設
  • 2002年8月三重県四日市市に、三重県内アミカ1号店アミカ四日市店を開設
  • 2002年10月滋賀県大津市に、アミカ店舗10号店アミカ瀬田店を開設
  • 2003年6月静岡県浜松市(現浜松市中央区)に、浜松支店を開設
  • 2003年6月静岡県浜松市(現浜松市中央区)に、静岡県内アミカ1号店アミカ浜松店を開設
  • 2005年5月大阪地区での外商事業を強化するため、大阪市東淀川区に大阪営業所を開設(2010年4月大阪府茨木市に大阪営業所を移転)
  • 2005年7月岐阜県安八郡輪之内町に、アミカ事業本部を開設、本部内にアミカ物流センターを設置
  • 2005年11月愛知県豊橋市に、アミカ店舗20号店アミカ豊橋店を開設
  • 2007年3月首都圏での外商事業を強化するため、横浜市青葉区に青葉営業所を開設
  • 2009年6月物流機能を増強するため、岐阜支店を増床
  • 2009年6月名古屋市中村区に、アミカ店舗30号店アミカ中村井深店を開設

2010年代

  • 2010年3月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2010年12月物流機能を増強するため、小牧支店を増床
  • 2011年4月M&A株式会社マリンデリカ(現 連結子会社)の第三者割当増資を引受け子会社化
  • 2011年4月東京都北区に、東京都内アミカ1号店アミカ赤羽西口店を開設
  • 2011年6月関東地区での外商事業の規模拡大、顧客対応力強化のため、東京都中央区に東京支店を開設(青葉営業所を東京支店に組織変更)
  • 2011年6月M&A経営効率の向上のため、静岡営業所(静岡市清水区)を浜松支店(浜松市中央区)へ統合
  • 2011年8月全国のお客様の利便性を追求し、アミカネットショップを開設
  • 2012年6月新規得意先の獲得に注力するため、横浜市青葉区に横浜支店を開設(東京支店を分割)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/5期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率3%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人材の育成と提案力向上

    食のプロとして顧客の立場からアドバイスできる人材を育成し、商品知識の習得や提案力の向上に努めます。また業務の標準化・効率化を図るため、業務フローやマニュアルの整備を行い、コンプライアンス体制の強化と教育研修の充実を進めます。

  2. 02

    販路の拡大と新規出店

    外商事業では外食チェーンやホテル、給食など多様な得意先への新規開拓を強化します。アミカ事業では東海地区でのドミナント化を進め、販売エリアを拡大しながら継続的な新規出店を推進します。

  3. 03

    収益性の向上施策

    プライベートブランド商品の販売強化や3事業のシナジーを活用した商品ラインナップの充実、商品開発・調達の改善、ロス削減などで売上総利益の確保を目指します。全社的な業務効率化や物流業務の改善により販売管理費を抑制します。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で592人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は554万円で、10期前と比べて+11.0%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は13.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月489
2017年5月502
2018年5月523
2019年5月49939.710.4537
2020年5月49139.710.6558
2021年5月48040.411.2569
2022年5月49541.512.0554
2023年5月50642.012.5553
2024年5月53242.613.0549200
2025年5月54843.213.1572140
2026年5月55443.813.459234

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
アミカ店舗 56店舗 — 岐阜県岐阜市ほか4,197百万円
アミカ事業
本社兼物流センター — 岐阜県大垣市2,962百万円
アミカ事業
アミカ物流センター — 岐阜県安八郡輪之内町722百万円
アミカ事業
支店 計8拠点 — 岐阜県岐阜市ほか261百万円
外商事業
本店 — 岐阜県羽島市128百万円
外商事業
太陽光発電施設 — 岐阜県大垣市100百万円
その他

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は795億円営業利益2億円前期と比べると増収減益で、売上が+6.1%、利益が-75.0%。

売上高
+6.1%
795億円
営業利益
-75.0%
2億円
純利益
-80.0%
1億円
営業利益率
0.3%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高856億円795億円
営業利益6億円2億円
純利益4億円1億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は416億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+8.3%、営業利益は−60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q16321.22
2023年4Q1771
2024年1Q16631.82
2024年2Q17131.82
2024年3Q18010.60
2024年4Q18842.14
2025年2Q36530.85
2025年4Q38451.30
2026年2Q37900.01
2026年4Q41620.50

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は414億円から795億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は0.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
新規得意先の獲得に注力するため、横浜市青葉区に横浜支店を開設(東京支店を分割)
2012年5月41452
2013年5月43031
2014年5月4602−1
2015年5月49962
2016年5月53884
2017年5月56384
2018年5月60696
2019年5月62974
2020年5月60752
2021年5月5414−4
2022年5月55720
2023年5月64884
2024年5月70511111.68
2025年5月749881.15
2026年5月795230.31

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高795億円のうち、営業利益として残るのは2億円0.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.6%649億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.2%145億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.3%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.0pt
0.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
0.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.2pt
0.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが1億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は7億円で、売上の0.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月−2−56−75
2013年5月6−6005
2014年5月−1−24−35
2015年5月005010
2016年5月15−2−22132
2017年5月17−4−11134
2018年5月14−5−1912
2019年5月2−6−4−44
2020年5月11−5−664
2021年5月9−7−323
2022年5月3−52−23
2023年5月7−129−56
2024年5月17−3619−196
2025年5月−2−2223−245
2026年5月1−78−67

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は289億円。このうち返さなくてよい自己資本が62億円で、自己資本比率は21.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月1582013812.7
2013年5月1672114612.9
2014年5月1741915511.1
2015年5月1862116511.5
2016年5月1762415213.8
2017年5月1772814916.0
2018年5月1864514124.0
2019年5月1884714125.0
2020年5月1664811828.8
2021年5月1624311926.9
2022年5月1794213723.7
2023年5月2055415126.4
2024年5月2386117725.5
2025年5月2756421123.2
2026年5月2896222721.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
32億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
227億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
35
/ 100
安定性自己資本比率14 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中108位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中278位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.9%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
21.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.1%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥581で、1年前と比べて+0.6%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥581+0.2%1ヶ月+0.3%1年+0.6%時価総額86億円
過去52週の値幅
安値¥553高値¥612

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)147.5倍
PER (会社予想)20.7倍
PBR1.33倍
配当利回り2.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加しているが営業利益率が急低下しており、増収が利益に結びつかない構造が課題。強気派は規模拡大による仕入れ競争力強化と将来の利益率回復を期待するが、弱気派は競争激化で低利益率が恒常化するリスクを指摘。2026/5期予想では営業利益率0.25%と実質損益分岐点に近づき、業績の持続可能性が問われている。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長

    2023→2026年度で売上高が648→795億円へ23%増加。

  • PER147倍でも割安?

    純利益は2024/5期8億円がピークだが、株価は低迷しており来期回復待ち。

  • 製造業の稼働回復

    日本経済の緩やかな回復で産業用需要の拡大が期待できる。

  • 予想PER20.6倍が示す業績回復期待2026/5影響

    今期純利益1億円に対し市場は約4億円を想定、回復を織り込み

  • 売上高795億円で増収基調2026/5影響

    前期比6.1%増、トップラインは成長

  • PBR1.32倍で純資産超過状態現在影響

    解散価値は上回る、資産価値による下支え

  • 営業利益2億円で黒字維持2026/5影響

    利益減少も赤字転落回避、底打ち期待

マイナスに働く材料7
  • 利益率の急低下

    営業利益率が2024/5期1.56%→2026/5期0.25%予想と悪化。

  • 2026年利益急減リスク

    純利益予想が2026/5期に1億円と、2024/5期比87%減。

  • 価格競争の激化

    同業卸売業者との競争で粗利が圧迫され、コスト増を吸収できない。

  • 営業利益が11億→8億→2億と急減2026/5影響

    3期連続減益、営業利益率0.25%と極低

  • 純利益1億円と過去最低水準2026/5影響

    前期5億から80%減、収益悪化深刻

  • 無配転落のリスク2026/5影響

    配当利回り0%、利益減少で配当再開困難

  • 外国人持ち株比率0.23%と需給リスク継続影響

    流動性低く、売り圧力に弱い

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の指標。1%を割り込むと赤字転落の懸念が強まる。
売上高成長率
規模拡大が利益改善につながるか確認するため。
在庫回転率
在庫効率が悪化するとキャッシュフローに悪影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+7.1%いまの株価に対する利回りは2.58%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
2.58%
いまの株価に対して
配当性向
397.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月617.1
2018年5月716.714.8
2019年5月814.325.5
2020年5月912.554.4
2021年5月90.0
2022年5月90.0
2023年5月1011.130.4
2024年5月1220.023.1
2025年5月1416.739.2
2026年5月157.1397.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ18,857人。区分でいちばん多いのは個人・その他70.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.4%を占め、残る70.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他81.880.983.484.987.370.3
事業法人6.56.75.96.26.323.3
金融機関11.311.99.78.36.16.2
自己株式1.51.51.31.31.34.1
外国人個人0.00.00.10.10.20.1
証券会社0.10.20.60.30.10.1
外国法人0.30.20.30.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社KYR11.09
02大光従業員持株会5.36
03株式会社H2A5.16
04株式会社大垣共立銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.30
05金森 智3.83
06金森 久2.69
07倭 雅美1.73
08株式会社トーカン1.61
09大光取引先持株会1.59
10金森 武1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-04
    金森 武
    新規の大量保有報告
    2.82%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−90%、1株純資産は15期で+28%。直近期のROEは0.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月3934211.710.224.1
2013年5月71814.234.228.5
2014年5月−12163−7.1
2015年5月1818010.523.127.2
2016年5月3320417.011.716.9
2017年5月3523915.716.217.1
2018年5月4833715.916.814.8
2019年5月313559.120.325.5
2020年5月173604.641.454.4
2021年5月−33328−9.7
2022年5月13210.4550.8
2023年5月313688.818.530.4
2024年5月5241313.311.823.1
2025年5月364348.415.839.2
2026年5月44370.9142.2397.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/5期の役員報酬は総額227百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
金森武代表取締役 社長執行役員63
倭雅美取締役 専務執行役員 営業本部長兼第三営業部長67
金森久取締役 専務執行役員 アミカ事業本部長58
秋山大介取締役 常務執行役員 管理本部長兼総務部長 購買本部管掌63
小林秀幸取締役 執行役員 営業本部 副本部長兼 第二営業部長53
宮脇崇取締役 執行役員 第一営業部長51
宮﨑信行取締役(常勤監査等委員)64
吉村有人取締役(監査等委員)68
前川弘美取締役(監査等委員)70
五島喜仁取締役 執行役員 管理本部 副本部長兼 経営企画室長48

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)71822420629
社外取締役3200217

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で大光を取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容542字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社1社により構成されており、業務用食品の卸売業、小売業、及び水産品の卸売業を行っております。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次の通りであります。なお、次の各事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (外商事業) 当社は、東海地区を中心に関東地区から関西地区までを本支店の9拠点でカバーし、主にホテル・レストラン等で使用される食品から給食・弁当・惣菜等に使用される食品の卸売を行っております。 (アミカ事業) 当社は、小規模外食業者及び一般消費者に対して、現金等で販売し商品をお客様自身に持ち帰っていただくキャッシュアンドキャリー形式による直営店舗「アミカ」を、愛知・岐阜を中心に東京・静岡・三重・滋賀・福井・長野の1都7県に54店舗展開しております。 (水産品事業) 株式会社マリンデリカは、食品メーカー及び食品卸売会社等に対して、イタヤ貝、帆立貝などの貝類等の水産品の卸売を行っております。 (その他) 当社が行っている太陽光発電事業を含んでおります。 事業系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,572字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、業務用食品商社として、「食」「豊かさ」の本質を追究し、お客様、社員の幸福、豊かな社会の実現に貢献するという基本理念を掲げております。各事業セグメントを通じて、あらゆる食シーンに業務用食材等の販売、情報の提供及び提案を進めることにより事業を拡大してまいりました。 当社グループの基本方針は、①お客様、お取引先との信頼関係をより深めていくこと、②社内環境の整備と合理化・効率化を図っていくこと、③食に関するプロとしての責任と誇りを持ち、社会に奉仕することであります。 この基本方針に基づき、多様化するお客様のニーズにお応えすることにより、市場の深耕を図り、一層の経営基盤の強化と業績の向上に努めてまいります。 企業価値の向上を目指し、お客様、従業員、株主・投資家、お取引先、地域社会などのステークホルダーに対する社会的責任を果たしていくことをお約束いたします。 (2) 経営戦略等 当社グループでは、中期的な経営戦略を策定し、「人材の育成」、「販路の拡大」、「収益性の向上」を目指し、全社を挙げて取り組んでおります。 人材の育成につきましては、すべての取り組みにおいて推進力となるのは人材であるとの考えに基づき、食のプロとしてお客様の立場からアドバイスできる人材の育成を図り、市場環境や多様化する顧客ニーズに応じた提案力の向上、商品知識の習得に努めるとともに、業務の標準化、効率化を図るための業務フローや各種マニュアル等の整備を行ってまいります。また、企業として「豊かな社会の実現に貢献する」ために、コンプライアンス経営が重要であるとの考えから、コンプライアンス体制の整備、法令及び定款の遵守を徹底するための教育・研修の充実を図ってまいります。 販路の拡大につきましては、外商事業において、外食チェーン、ホテル、レストラン、病院給食、学校給食等、多様な得意先に対する新規開拓の強化に努めるとともに、アミカ事業において、東海地区の一層のドミナント化を図るとともに、販売エリアの拡大を図り、継続的に新規出店を進めてまいります。 収益性の向上につきましては、外商事業、アミカ事業におけるプライベートブランド商品及び業務用食品販売事業者の共同オリジナルブランドの販売強化、水産品事業を加えた3事業のシナジー効果を活かした商品ラインナップの充実、市場環境や需要に合わせた商品の開発や調達、商品管理の改善によるロスの削減など、販売・購買・商品管理のそれぞれの面から売上総利益の確保に努めてまいります。また、全社的な業務効率化の推進のほか、外商事業における物流業務の改善やアミカ事業における店舗業務の生産性の向上等により、販売管理費の抑制を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上高経常利益率を重視する経営指標としております。会社本来の営業活動から生じた営業利益に、金融収支が加わった経常利益の売上高に対する比率を指標とすることにより、継続的な収益力の改善効果を測定し、経営判断を行うことが重要であると考えております。売上高経常利益率3%以上達成を目標に努めてまいります。 (4) 経営環境 わが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善などを背景に、景気は緩やかな回復基調が継続しているものの、地政学リスクの高まりや米国の通商政策の動向、物価上昇による消費者の節約志向の継続など、先行きは依然として不透明な状況が継続しております。 当社グループの主要販売先である外食産業におきましては、企業活動の活発化やインバウンド需要の高まりなどから堅調に推移しているものの、原材料価格や物流費の上昇、慢性的な人手不足は改善しておらず、消費者の生活防衛意識の高まりなどから予断を許さない状況が続いております。 また、食の安全・安心に対する社会の関心は高まっており、食の安全性の確保や品質管理の徹底が今後ますます食に携わる企業に求められると考えております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①当社グループに共通した課題 当社グループの課題として、人材や商品力で他社と差別化することが重要であると考えております。 人材につきましては、当社グループの持続的な成長のため、次世代を担う人材の採用と育成が重要な経営課題であると位置づけております。優秀な人材の獲得を図り積極的な採用活動を展開していくとともに、ワークライフバランスの推進など従業員が活躍できる社内環境の向上を図ってまいります。また、それぞれの事業部門に応じた教育に取り組み、お客様に満足いただけるサービスを提供し、他社との差別化を図ってまいります。 商品力につきましては、当社プライベートブランド商品である「O!Marche(オーマルシェ)」、「プロの選択」、業務用食品販売事業者の共同オリジナルブランド商品である「JFDA(ジェフダ)」の3種類の異なるプライベートブランドにより、価格・品質・健康志向・高齢者向けなど、顧客ニーズに適した商品開発に取り組み、外食チェーン、ホテル、レストラン、給食、中小規模外食事業者など、多様なニーズに対応することのできる商品提供に努めてまいります。 ②外商事業の課題 外商事業を取り巻く環境は、コロナ禍を契機とした消費者のライフスタイルの変化から外食需要は従前ほどの回復には至っておらず、加えて競合他社との競争激化などにより厳しい状況が継続することが予想されます。 このような環境のなか、外商事業では市場動向を把握するとともにお客様の状況を理解し、最適な商品・サービスを提供していくことが重要であると考え、日々顧客情報を蓄積し顧客のニーズや状況変化に対応した提案営業に努めるほか、商品勉強会等を通じた専門的な商品知識の習得、コスト効率を勘案した物流体制の構築など、それぞれの取り組みを強化してまいります。 また、業務の効率化による人件費の抑制や物流費をはじめとした経費の抑制などローコストオペレーションを追求し、収益性の向上に注力してまいります。 ③アミカ事業の課題 アミカ事業では、安定的な成長を実現していくために、継続的な新規出店と既存店舗の活性化が重要な課題であると考えております。 新規出店につきましては、東海地区における一層のドミナント化と他地区への販路拡大を図るとともに、出店候補地に対する市場調査の精度向上に努めてまいります。 当連結会計年度末の店舗数は54店舗となり、エリアごとに担当者を配置したエリア別管理により各店舗の状況把握、改善が速やかに対応できる体制としております。各店舗におきましては、品揃えの充実化や陳列・売場の見直し、試食展示会等を通じたお客様への提案営業などに取り組み、それぞれの地域で業務用食品スーパー№1をめざしてまいります。 また、アミカ事業の特徴である顧客サービスを重視した直営店舗展開を推進するため、店長育成のみならず店舗従業員を対象とした商品勉強会を開催するなど人材育成に注力し、提供するサービスの向上を図ってまいります。 ④水産品事業の課題 水産品事業では、商品ラインナップの強化を進め、大手水産会社との取り組みをはじめとする優良得意先との継続的な取引を実行していくとともに、新規得意先の開拓など国内外への販路の拡大に注力し、事業基盤の確立を図ってまいります。利益面につきましては、販売品目・得意先ごとの採算管理の徹底、経費の抑制など、収益性の向上に注力してまいります。 また、当社の外商事業及びアミカ事業と連携し、相乗効果を発揮することにより、当社グループの幅広いお客様の獲得につなげてまいりたいと考えております。 ⑤食品安全に関する課題 食品の安全性の確保や品質管理の徹底は、今後ますます外食産業に求められると考えております。 当社グループにおきましては、プライベートブランド商品の製造委託工場における衛生管理体制、品質管理体制の強化を図るとともに、賞味期限管理につきましても、商品管理の徹底により期限切れ商品の販売防止に取り組んでまいります。 今後におきましても、製造委託工場のチェック担当者の品質管理に対する知識向上を図った研修等の実施や衛生管理、賞味期限管理など管理体制を一層強化することで、安全・安心を追求して消費者の皆様に十分な信頼をいただけるよう努めてまいります。
事業等のリスク7,339字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1) 当社のリスク管理体制 当社グループは、当社代表取締役社長執行役員を最高責任者とし、取締役、部門長及びグループ会社の代表取締役社長をメンバーとするリスク管理委員会を設置しております。リスク管理委員会には社外取締役がオブザーバーとして出席しております。リスク管理委員会にはリスクマネジメント推進部署である総務部を事務局として置き、事務局が関係部門と連携しながら当社グループに影響を及ぼす可能性のあるリスクを網羅的に把握する体制を構築しております。 当社グループは、リスク管理委員会を半期に1回定期的に開催するほか、必要に応じて臨時に開催しております。リスク管理委員会では、グループ経営上重要なリスクの抽出・評価・見直しの実施、対応策の策定、管理状況の確認を行っております。 (2) 事業等のリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ただし、これらのリスクは必ずしもすべてのリスクを網羅したものではなく、想定していないリスクや重要度が低いと考えられる他のリスクの影響を将来的に受ける可能性もあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 食品の安全性 当社グループは様々な食品を取り扱っており、賞味期限切れ商品の誤出荷・販売その他、食品の安全性等でトラブルが発生した場合、また、その対応に不備があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、鳥インフルエンザ、異物混入のような食品の安全性において予期せぬ事態が発生した場合、売上だけでなく商品の調達面にも影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、マニュアルに基づいた賞味期限管理、衛生管理、品質管理を徹底して行い、お客様への安全かつ衛生的な商品提供に努めております。また、当社のプライベートブランド商品については、製造委託工場の衛生管理体制や品質管理体制等の定期的なチェックを実施するほか、チェック担当者の知識向上を図った研修等を実施しております。 ② 為替の変動及び商品市況 当社グループは、食材の一定量を海外の商社やメーカーから調達しております。為替の変動により調達価格が変動することから、海外通貨に対し円安方向に進行した場合、調達価格が上昇し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、為替だけでなく、農作物の作況等の情勢により食材の市況が変動したり、輸入規制措置が発令された場合等、食品の需給動向に大きな変化が生じた場合、及び貝類を中心とした水産品の漁獲高の変動、需給動向により市況に大きな変動が生じた場合には、同様に当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、海外の社会情勢や業界の変化に常に注意し情報収集を行うとともに、可能な限り複数の仕入先を通じた調達原産国の複数化による持続可能な調達に努めております。また、当社グループが直接輸入する商品については必要に応じて為替予約を行うなど、為替変動の影響の軽減に努めております。 ③ 外食産業の動向 当社グループの主要顧客は、アミカ事業の一般のお客様を除いて、大手外食チェーン、ホテル、レストラン、事業所給食及び小規模外食業者等の外食産業に携わるお客様であります。外食産業の動向は、当社グループの業績に変動を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、日々の営業活動を通じて顧客ニーズの把握に努めるとともに、仕入先など様々な取引先とのコミュニケーションを通じ、業界や顧客動向に関する情報を収集し、得た情報を分析のうえ共有してニーズの変化に対応しております。 ④ 光熱費・物流コストの上昇 当社グループの事業においては、冷凍・チルド食材の取り扱いが多く、多数の冷凍・冷蔵設備を保有していることから、エネルギー価格が上昇した場合には光熱費が増加することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、顧客及び店舗への配送業務については、自社配送に加え外部委託を活用しており、燃料価格の他に人件費の高騰により委託契約の見直しを受けた場合には物流コストが増加し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、光熱費については、LED照明への切替や蓋付冷凍ショーケースの導入、デマンド装置による電力利用状況の見える化、不要な照明の使用抑制など、できる限りの節電に取り組み、抑制を図っております。物流費については、配送頻度や配送コースを見直すなど効率的な配送体制の構築に取り組み、抑制を図っております。 ⑤ 法的規制 当社グループは、事業の遂行にあたって、食品安全基本法、食品衛生法、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)等の食品の品質・衛生・表示に関する各種法的規制の適用を受けているほか、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)、中小受託取引適正化法(取適法)、製造物責任法(PL法)、個人情報の保護に関する法律、建築基準法等の法的規制の適用を受けています。将来的に当社グループが規制を受けている法令の変更や新たな法令の施行等があった場合は、当社グループの事業活動が制限される可能性があります。また、各種規制事項を遵守するためのコストが増加することにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、当社グループは、コンプライアンス委員会、リスク管理委員会を定期的に開催し、役職員に対するコンプライアンス教育の実施等、これらの法令の遵守に努めるとともに、法律・規制の動向には常に十分な注意を払い、情報の収集に努めております。 ⑥ 風評リスク 当社グループのプライベートブランド商品において、食中毒の発生や異物混入等が発生した場合、ブランドイメージのダウン等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、仕入先における無許可添加物の使用等による商品に対する不信や、同業他社の衛生問題等による連鎖的風評その他、各種の衛生上の問題が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、プライベートブランド商品製造委託工場等に対し、食品衛生法等の遵守、衛生管理面の徹底、原材料表示の明確化等の指導強化を図っております。 ⑦ 地域の経済状況 当社グループの販売先は東海地区に集中しており、東海地区における景気後退や需要の減少が、当社グループの販売状況に影響を与える可能性があります。外商事業では、東京支店、横浜支店、千葉支店を中心に関東地区における販路拡大を進めておりますが、アミカ事業では東海地区に店舗が集中しており、東海地区の経済が悪化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、アミカ事業では東海地区以外の地域への出店を進めております。 ⑧ 取引先等の信用リスク 当社グループの取引先は多岐にわたっており、特定の取引先に依存している状況ではありませんが、大口取引先の急激な財務状態の悪化等により信用リスクが拡大し、貸倒引当金の積み増しが必要となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、売掛債権につきましては、取引先の経営状況に応じた与信枠を設定し与信管理を行い、取引先に応じた貸倒引当金を計上し、不良債権の発生に備えております。また、仕入先に対する前渡金が発生した場合につきましても、売掛債権と同様に与信管理の対象としております。 ⑨ 出店政策と競合店 当社グループは、営業基盤の拡充を図るためアミカ事業では計画的に新規出店を進めておりますが、適切な店舗用地の確保に時間を要するなど新規出店が計画どおりとならない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、営業エリア内の競合店の出現は、当社グループの店舗の業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、新規出店にあたり、外部機関も活用し好物件確保に向けた情報収集に努めております。また、競合店との差別化を図り、各店舗においては店長育成のみならず店舗従業員を対象とした勉強会を開催するなど人材育成に注力し、提供するサービスの向上を図っております。 ⑩ 固定資産の減損損失 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。外商事業における営業拠点やアミカ事業における店舗等の保有する固定資産について、収益性の低下により簿価が回収できない場合や不採算店舗の閉鎖等により減損処理が必要になった場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、減損の兆候のある資産に対する運営の立て直しを行い、投資額を回収できるよう努めております。 ⑪ 自然災害、天候要因等 当社グループは、東海、関東、関西地区に営業拠点を設け事業を展開しておりますが、これらの地域で自然災害が発生した場合、人・建物の被害や物流・サービスの提供などに遅延や停止が生じ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、コンピュータ基幹システムにおいて万一壊滅的な損害を被った場合、当社グループの業務に遅滞が発生し、復旧に長期間を要する場合、業績に影響を与える可能性があります。更に、冷夏、暖冬など天候要因により、行楽やイベント等の中止・減少など消費者行動に影響を及ぼす予期せぬ変化によって、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、被災リスクを想定した防災訓練を定期的に実施するほか、従業員の安全確認を速やかに行えるよう緊急連絡網を整備するなど、災害時に事業を継続あるいは早期復旧するための体制構築に努めております。また、コンピュータ基幹システムにおいては、データのバックアップ、基幹システムの分散化等の対策を実施しております。更に、天候要因による業績への影響を緩和するため、社会情勢や業界の変化に常に注意し情報収集を行うとともに、外食、中食、給食、病院向け、アミカ事業を通じて一般消費者まで幅広い顧客に対する営業活動に取り組んでおります。 ⑫ 資金繰り 当社グループの業績悪化などにより事業が計画どおりに推移しない場合には、金融機関からの資金調達が厳しくなることが想定され、当社グループの資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、当社グループでは調達先及び調達方法が限定的になることを避け、資金調達の多様性を保っております。なお、アミカ事業におきましては、店舗における販売は概ね現金販売であるため、資金繰りの改善に寄与しております。 ⑬ 金利の変動 当社グループは、金融機関からの資金調達において金利変動リスクを負っており、金利が大きく変動した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、当社グループでは金利上昇リスク等について常に分析・検討を行い、金利動向を踏まえた最適な調達に努めております。 ⑭ 業績の季節変動 当社グループの売上高は、販売先である外食産業等の需要動向の影響を受けます。特に需要の多い12月及び第4四半期(3月~5月)の業績は他の期間と比較して売上高が増加し、とりわけ収益面においては、通期の営業利益、経常利益、当期純利益等に占める比率が高くなる傾向にあります。このため、当該時期の販売動向によっては、通期の業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、居酒屋、ホテル、レストランなどの外食業態、惣菜・弁当などの中食業態、事業所給食や学校給食、病院や老健施設向け、さらにはアミカ事業を通じて一般の消費者まで幅広い顧客に対する営業活動に注力し、季節変動の影響を緩和するよう努めております。 ⑮ 個人情報保護 当社グループは、ポイントカードとして発行するアミカカードの所有者の個人情報を保管・管理しております。万一トラブルによる情報流出や犯罪行為などによる情報漏洩が発生した場合、また、その対応に不備があった場合、社会的信用を失うダメージや被害に対する損害賠償の発生など当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、当社グループでは個人情報はもとより情報の取り扱いについては、情報管理責任者を選任し、情報の利用・保管などに社内ルールを設け、その管理を徹底しております。 ⑯ 保有有価証券の価格の変動 当社グループは、取引先企業や取引金融機関の政策保有株式等の有価証券を保有しております。これらの有価証券の保有については、取引関係の維持・強化等経営戦略上の一環として判断した企業の株式を保有することを基本方針としております。景気や市場動向、発行体の信用状況等によって保有している有価証券の価格が下落した場合、減損もしくは評価損が発生し、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、保有の意義に照らした取組状況、保有に伴う便益、減損リスク・株価変動リスクが投資コストに見合っているか等を取締役会にて毎年検証し、保有意義が希薄化したと判断した株式については売却による縮減を図っております。 ⑰ 子会社の管理体制について 当社は、連結子会社についてその運営にあたり適切な管理及び支援を行っております。しかしながら、当社による連結子会社への管理及び支援が適切に行われず、当該連結子会社の業績の悪化や不祥事等が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、当社のグループ会社管理規程に基づき、連結子会社に関する業務の円滑化と管理の適正化を図り、連結子会社の指導・育成に努めております。また、当社から連結子会社に役員及び従業員を派遣するなど、連結子会社の状況把握、改善が速やかに対応できる体制としております。 ⑱ 内部管理体制について 当社グループはゴーイング・コンサーンとして価値ある成長を継続していくためには、健全な企業活動の徹底が重要であると考えております。しかしながら、事業の急速な拡大等により十分な内部管理体制の構築が追いつかず、適切な事業運営が困難となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、会社の業務執行の適正性・健全性を確保するために内部統制が有効に機能する体制の構築、整備、運用に努めております。 ⑲ 水産品事業について 当社グループの水産品事業で取り扱う一部の商品には、漁期が短く短期間に一定量の買付が必要となる水産品があり、需要予測の見誤りや市場価格に急激な変動が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当事業では水産品の輸出販売を行っており、政治・経済・社会情勢や国際的な貿易障壁・貿易紛争、国家間における自由貿易協定・多国間協定、並びに地域紛争等に代表される国際情勢の変化により、中国等の主要得意先への輸出販売が困難となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、これらの水産品の買付にあたっては、漁獲高や需給動向に注視し計画的な買付を行い、その後の販売管理や在庫管理を徹底し在庫リスクの軽減に努めております。また、輸出販売においては、各国の政治・経済情勢や法規制の動向の把握に努めるとともに、販売先の新規開拓や多様な販売スキームの構築に取り組み、リスクの軽減に努めております。 ⑳ 感染症について 新型コロナウイルス感染症は、感染症法上の分類が5類に移行し、感染対策の大幅な緩和により、経済社会活動の正常化が進んでおります。しかしながら、今後同様の感染症等がまん延した場合、従業員の感染による操業停止やサプライチェーンの停滞、顧客の事業活動の停止や縮小などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、当社グループは、お客様、取引先、従業員の安全と感染拡大の防止を最優先と考え、従業員の体調管理の徹底、出張の制限や勤務形態の見直し、Web会議の導入など、社内での取り組みを実施しております。また、中食、給食、病院や老健施設向けなど感染拡大の影響が比較的少ない業態に対する営業活動に注力するほか、アミカ事業を通じて外出自粛による家庭内消費の高まりに対応して一般消費者向けにアイテムを拡充するなど、顧客ニーズに応じた販売活動に取り組み、業績への影響を軽減するよう努めております。 情報システムについて 当社グループは、得意先からの受注、在庫管理、仕入先への発注等の営業活動全般のほか、経理処理や人事管理など社内外のあらゆる面でコンピューターシステムを利用しておりますが、これらが事故や災害、ウイルス感染等により停止、崩壊した場合、事業が停滞するリスクがあります。 こうしたリスクへの対応として、基幹システムサーバーは災害対策が施された外部のデータセンターに保管し、随時バックアップできる体制を構築しております。また、ウイルス感染に対しては、対策ソフトウエアを導入するとともに、情報セキュリティポリシーを策定し、社員の対策意識向上のための教育を継続的に実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,825字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末の資産残高につきましては、前連結会計年度末と比較して現金及び預金が1億81百万円、売掛金が9億81百万円増加したこと等により、流動資産は全体で10億1百万円増加しました。一方固定資産は、土地が2億4百万円減少したものの、投資有価証券が3億32百万円増加したこと等により、全体で4億42百万円増加しました。その結果、資産総額は前連結会計年度末と比較して14億43百万円増加し、289億3百万円となりました。 負債残高につきましては、前連結会計年度末と比較して短期借入金が10億99百万円増加したこと等により、流動負債が全体で12億53百万円増加しました。一方固定負債は、長期借入金が2億5百万円増加したこと等により、全体で3億25百万円増加しました。その結果、負債総額は前連結会計年度末と比較して15億78百万円増加し、226億61百万円となりました。 純資産残高につきましては、自己株式の取得により自己株式が2億35百万円増加したこと等により、全体で1億34百万円減少し、62億41百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境などの改善により、景気は緩やかに回復しております。しかしながら、地政学リスクの高まりや米国の通商政策の動向、物価上昇による消費者の節約志向の継続など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループの主要販売先である外食産業におきましては、企業活動の活発化やインバウンド需要の高まりなどから堅調に推移しましたが、原材料価格や物流費の上昇、慢性的な人手不足は改善しておらず、消費者の生活防衛意識の高まりなどから予断を許さない状況が続いております。 このような環境のなか、当社グループでは業務用食品等の卸売事業である「外商事業」において、既存得意先との深耕を図るとともに、多様な外食産業に対する新規開拓に注力してまいりました。また、業務用食品等の小売事業である「アミカ事業」において、新規店舗を開業するとともに、品揃えの充実化や営業活動の強化など、来店客数の増加に向けた取り組みを進めてまいりました。 両事業におきましては、収益性の向上を図るため、当社プライベートブランド商品である「O!Marche(オーマルシェ)」、「プロの選択」や業務用食品販売事業者の共同オリジナルブランド商品である「JFDA(ジェフダ)」の販売強化と全社的な業務の効率化を継続して行ってまいりました。 さらに、水産品の卸売事業である「水産品事業」では、連結子会社である株式会社マリンデリカにおいて、既存得意先との深耕を図るとともに、輸出販売の推進や新規開拓の強化に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は795億49百万円(前期比6.2%増)、営業利益は1億59百万円(前期比80.3%減)、経常利益は3億39百万円(前期比59.9%減)、減損損失2億55百万円を特別損失に計上したこと等から親会社株主に帰属する当期純利益は56百万円(前期比89.1%減)となりました。 なお、セグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   第75期 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)   第76期 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)     増減 金額   構成比   金額   構成比   金額   増減率 千円   %   千円   %   千円   % 外商事業   49,454,515   66.0   53,217,441   66.9   3,762,925   7.6 アミカ事業   23,245,200   31.0   23,458,251   29.5   213,050   0.9 水産品事業   2,375,423   3.2   3,026,700   3.8   651,276   27.4 報告セグメント計   75,075,139   100.2   79,702,392   100.2   4,627,252   6.2 その他   16,097   0.0   16,089   0.0   △8   △0.1 セグメント間の内部売上高又は振替高   △210,706   △0.2   △169,136   △0.2   41,569   - 合計   74,880,531   100.0   79,549,345   100.0   4,668,813   6.2 (外商事業) 当事業におきましては、調理の省力化につながる商品や、味や品質にこだわったプライベートブランド商品の提案など、顧客に選ばれる商品提案に注力するとともに、既存得意先との深耕や、給食、病院、中食など幅広い業態への新規開拓に注力してまいりました。また、提案型営業を強化するため商品知識の向上に取り組むほか、業務の効率化による人件費の削減や物流費をはじめとした経費の抑制に取り組み、収益性の向上を図ってまいりました。 この結果、外商事業の売上高は532億17百万円(前期比7.6%増)、営業利益は6億3百万円(前期比9.7%減)となりました。 (アミカ事業) 当事業におきましては、各店舗において品揃えの充実化や営業活動の強化を図るとともに、メーカーフェアー等の販売施策の展開、SNSやアプリ等を活用した販促活動の強化、家庭内消費に適したアイテム拡充など、外食事業者から一般消費者まで幅広いお客様にご利用しやすい店舗運営に努めてまいりました。新規出店については、2025年7月に松本店(長野県松本市)、同年10月に瑞浪店(岐阜県瑞浪市)を開業いたしました。 この結果、アミカ事業の売上高は234億58百万円(前期比0.9%増)、営業利益は9億70百万円(前期比24.2%減)となりました。 なお、当連結会計年度末の店舗数は、愛知県・岐阜県を中心として54店舗であります。 (水産品事業) 当事業におきましては、連結子会社である株式会社マリンデリカにおいて、大手水産会社をはじめとする既存得意先との深耕を図るとともに、輸出販売の推進や新規開拓の強化に努めてまいりました。また、採算管理の徹底や経費抑制に取り組み収益性の向上を図るとともに、外商事業及びアミカ事業と連携し当社グループの水産品ラインナップ強化を推進してまいりました。 しかしながら、中国への日本産水産物の輸出再開が不透明な状況にあり想定していたような輸出販売が実行できなかったことや、商品破損事故の発生に伴い該当する棚卸資産1億61百万円について滅失処理をしたことなどが影響し、水産品事業の売上高は30億26百万円(前期比27.4%増)、営業損失は2億94百万円(前期は営業利益32百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは66百万円の収入(前連結会計年度は1億65百万円の支出)となりました。これは、売上債権の増加9億81百万円があったものの、税金等調整前当期純利益1億84百万円、減価償却費6億46百万円、減損損失2億55百万円の計上等によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは6億61百万円の支出(前連結会計年度は21億56百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入3億24百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出10億51百万円等によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは7億76百万円の収入(前連結会計年度は22億71百万円の収入)となりました。これは、長期借入金の返済による支出16億52百万円があったものの、短期借入金の純増額10億99百万円、長期借入れによる収入18億50百万円等によるものであります。 これらに換算差額を合わせた結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ1億81百万円増加し、7億16百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前年同期比(%) 外商事業(千円)   46,631,435   108.4 アミカ事業(千円)   15,734,924   100.6 水産品事業(千円)   2,432,640   86.3 合計(千円)   64,799,001   105.4 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前年同期比(%) 外商事業(千円)   53,217,441   107.6 アミカ事業(千円)   23,458,251   100.9 水産品事業(千円)   3,026,700   127.4 報告セグメント計(千円)   79,702,392   106.2 その他(千円)   16,089   99.9 セグメント間の内部売上高又は振替高 (千円)   △169,136   - 合計(千円)   79,549,345   106.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりであります。 a.財政状態 財政状態の分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績 当連結会計年度は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続く中でインバウンド需要の拡大などを背景に、外食産業を取り巻く環境は堅調に推移しました。売上高については、外商事業における新規開拓などが寄与し、前連結会計年度と比較して46億68百万円増加し795億49百万円となりました。売上総利益は、売上高の増加に伴い2億69百万円増加し146億47百万円、営業利益は、人件費・運搬費等の経費増加の影響から6億51百万円減少し1億59百万円、経常利益は5億6百万円減少し3億39百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失2億55百万円を計上した結果、4億66百万円減少し56百万円となりました。 c.経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 当社グループは、売上高経常利益率を主な経営指標とし、継続的な収益力の改善効果を測定し、経営判断を行うことが重要であると考えております。当連結会計年度における売上高経常利益率は0.4%(前期比0.7ポイント減)であり、引き続き、業務の効率化や物流費の抑制による販管費率の低下に取り組み、当該指標の向上に努めてまいります。 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (外商事業) 当事業の売上高は、既存得意先との深耕や給食、病院、中食など幅広い業態への新規開拓に注力し532億17百万円(前期比7.6%増)となりました。営業利益につきましては、売上高の増加に伴い売上総利益が増加したものの運搬費が増加したことなどから、6億3百万円(前期比9.7%減)となりました。 財政状態につきましては、流動資産が10億99百万円増加したこと等により、セグメント資産は前連結会計年度と比較して12億38百万円増加し、115億97百万円となりました。 (アミカ事業) 当事業の売上高は、新規出店や既存店舗の活性化に取り組み234億58百万円(前期比0.9%増)となりました。営業利益につきましては、人件費や運搬費の増加など経費増加の影響から9億70百万円(前期比24.2%減)となりました。 財政状態につきましては、固定資産が2億56百万円増加したこと等により、セグメント資産は前連結会計年度と比較して3億67百万円増加し、87億12百万円となりました。 (水産品事業) 当事業の売上高は、中国以外の販売先への輸出販売に注力し、売上高は30億26百万円(前期比27.4%増)となりました。営業損失は、中国への日本産水産物の輸出再開が不透明な状況にあり想定していたような輸出販売が実行できなかったことや、商品破損事故の発生に伴い該当する棚卸資産1億61百万円について滅失処理をしたことなどが影響し、2億94百万円(前期は営業利益32百万円)となりました。 財政状態につきましては、固定資産が94百万円増加したこと等により、セグメント資産は前連結会計年度と比較して88百万円増加し、26億36百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは66百万円の収入(前連結会計年度は1億65百万円の支出)となりました。これは、売上債権の増加9億81百万円があったものの、税金等調整前当期純利益1億84百万円、減価償却費6億46百万円、減損損失2億55百万円の計上等によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは6億61百万円の支出(前連結会計年度は21億56百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入3億24百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出10億51百万円等によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは7億76百万円の収入(前連結会計年度は22億71百万円の収入)となりました。これは、長期借入金の返済による支出16億52百万円があったものの、短期借入金の純増額10億99百万円、長期借入れによる収入18億50百万円等によるものであります。 当社グループは、営業活動及び債務の返済などの資金需要に備え十分な資金を確保するために、資金調達及び流動性の確保に努めております。また、取引銀行とは良好な関係を築いており、必要な資金は、金融機関からの借入金などによって調達しております。設備投資資金につきましては、基本的に固定金利による長期借入金によって調達しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりですが、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に固定資産の減損、繰延税金資産の回収可能性、貸倒引当金、退職給付に係る負債であり、継続的な評価を行っております。 なお、見積り及び判断・評価につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 また、会計上の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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