概要
マナック・ケミカル・パートナーズは、2021年10月にマナック株式会社の単独株式移転により設立された持株会社である。臭素化合物を中核とした化学品の製造販売を行い、ファインケミカル、難燃剤、ヘルスサポートの3事業を展開する。連結子会社にマナック株式会社、錦海化学株式会社、マナック(上海)貿易有限公司を持ち、2026年3月期の連結売上高は約110億円、従業員数は246名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
臭素化合物を中核に持株会社体制へ移行
マナック・ケミカル・パートナーズは2021年10月、マナック株式会社の単独株式移転により設立された純粋持株会社である。グループは連結子会社3社と非連結子会社1社で構成される。中核のマナック株式会社がファインケミカル、難燃剤、ヘルスサポートの各事業を手掛け、2024年3月にグループ入りした錦海化学株式会社は臭素化合物の受託事業や樹脂添加剤を担う。マナック(上海)貿易有限公司は中国市場向け輸出入業務を担当する。本社は東京都中央区日本橋に所在し、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
ファインケミカル事業が売上の約46%を占める
2026年3月期の連結売上高10,993百万円の内訳は、ファインケミカル事業が5,032百万円(構成比46%)、難燃剤事業が4,545百万円(同41%)、ヘルスサポート事業が1,415百万円(同13%)である。ファインケミカル事業は医薬・半導体分野向けの機能性材料や中間体を扱い、同事業のセグメント利益は1,211百万円と最も収益性が高い。難燃剤事業は電子材料部材や家電・自動車部品向けプラスチック用難燃剤を中心とし、利益は523百万円。ヘルスサポート事業は人工透析薬剤原料や抗菌剤原料を供給し、利益107百万円。
福山工場と錦海化学が生産を支える
主な生産拠点は広島県福山市にあるマナック株式会社の福山工場である。2022年4月には神奈川県藤沢市に湘南イノベーション研究所を開設したが、2024年3月の研究組織再編により閉鎖した。2024年3月に連結子会社化した錦海化学株式会社は、臭素化合物の受託事業で設備と技術力を強みとする。中国市場向けにはマナック(上海)貿易有限公司が上海市で輸出入業務を行う。従業員数は連結で246名。
ROE8%以上を目標に事業再構築を進める
当社グループは自己資本利益率(ROE)8%以上を中期目標として掲げる。2024年6月公表のグループ中期計画(2024-2027年度)では、2024-2025年度を事業再構築期間、2026-2027年度を事業拡大期間と位置付ける。しかし、中東情勢の不安定化や原材料・エネルギー価格の高騰により計画と実態に乖離が生じており、見直しを検討中である。優先課題として、ファインケミカル事業での新規案件の早期量産化、難燃剤事業での収益性改善、ヘルスサポート事業での販売単価適正化を掲げる。
業界の中での役割は臭素化合物を基盤とする特殊化学メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ファインケミカル事業 | 50億円 | 45.9% | 12億円 | 24.0% |
| 難燃剤事業 | 45億円 | 41.3% | 5億円 | 11.1% |
| ヘルスサポ ート事業 | 14億円 | 12.8% | 1億円 | 7.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01医薬・ハイテク分野主力
医薬、ハイテク分野向けに機能性材料や中間体を供給。半導体分野、電子材料、情報関連分野の中間体として使用される多岐かつ特殊用途向け製品を扱う。
- 機能性材料
- 医薬・ハイテク分野で使用される特殊用途向けの機能性材料。
- 半導体・電子材料中間体
- 半導体分野や電子材料、情報関連分野の中間体として使用される。
02電気製品・自動車部品主力
電気製品、自動車部品等の産業分野向けに難燃剤を供給。臭素化合物を中核とした難燃剤事業を展開し、幅広い産業の安全性向上に貢献。
- 難燃剤
- 電気製品や自動車部品等に使用され、燃えにくくするための添加剤。
03医療・ヘルスケア準主力
人工透析薬剤用原料、抗菌剤原料及び試薬として使用される製品を供給。医療分野向けのヘルスサポート事業を展開。
- 人工透析薬剤用原料
- 人工透析に用いられる薬剤の原料。
- 抗菌剤原料
- 抗菌剤の製造に用いられる原料。
- 試薬
- 研究や検査などに用いられる試薬。
製品と技術
臭素化・ヨウ素化技術を基盤とする少量多品種生産
マナックグループは臭素化反応とヨウ素化反応を中核技術とし、多品種少量生産を特徴とする。福山工場には微量金属分析装置を導入し、高純度製品の品質管理を強化している。臭素化合物は難燃剤、医薬中間体、半導体用電子材料など幅広い用途に供される。同社は長年にわたり臭素化学の安全な取り扱いに関するノウハウを蓄積しており、これが競争優位の源泉となっている。
ファインケミカル事業:医薬・半導体向け受託合成
ファインケミカル事業では、医薬分野や半導体分野向けの機能性材料・中間体を生産する。2026年3月期の売上高は5,032百万円で、グループ最大のセグメントである。同事業では、大型案件の立ち上げやスポット販売が業績に貢献したほか、新規開発品目も進行中である。2024年に子会社化した錦海化学は臭素系受託合成の設備を有し、事業の幅を広げている。福山工場の微量金属分析装置も高付加価値製品の品質保証に寄与する。
難燃剤とヘルスサポート:社会インフラを支える化学製品
難燃剤事業は電子材料部材や家電・自動車部品向けプラスチック用難燃剤が主力である。市況の変動はあるが需要は底堅く、2026年3月期の売上高は4,545百万円。販売単価の見直しにより収益性改善を図っている。ヘルスサポート事業は人工透析薬剤用原料や抗菌剤原料を供給し、売上高1,415百万円。いずれも社会的需要の高い製品であり、安定供給が求められる。両事業ともコスト管理と価格適正化を進め、利益率の向上に取り組む。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
化学業界の中堅、赤字から黒字転換見込む
化学業界に属し、売上高約100億円と東洋紡やクラレなど大手には及ばないが、コージンバイオなどと比べれば中堅規模。2025年3月期は営業赤字だったが、2026年3月期には6.4%の営業利益率を計画しており、収益改善が期待される。同業他社との競合は厳しいが、経営効率化や販売強化により再生を目指す。
強み
- 2026年3月期に営業黒字予想で、収益改善への道筋が立つ。
- 売上高100億円程度で、小規模企業よりは経営基盤が安定。
- 赤字からの回復を目指し、構造改革を推進中。
- 売上高が2026年3月期に110億円と増加予想で、成長の期待。
課題
- 黒字化後も利益率を高水準で維持できるかが課題。
- 大手化学メーカーとの競合が厳しく、差別化が必須。
- コスト増加が収益を圧迫するリスクがあり、価格転嫁が鍵。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
化学の時価総額近傍。太字がマナック・ケミカル・パートナーズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4100戸田工業 | 95億円 | — |
| 2 | 4406新日本理化 | 95億円 | 15.9倍 |
| 3 | 4119日本ピグメントホールディングス | 94億円 | 8.1倍 |
| 4 | 4040南海化学 | 92億円 | 2.9倍 |
| 5 | 3878巴川コーポレーション | 89億円 | 9.0倍 |
| 6 | 4360マナック・ケミカル・パートナーズ | 86億円 | 10.4倍 |
| 7 | 4623アサヒペン | 84億円 | 9.5倍 |
| 8 | 4624イサム塗料 | 82億円 | 10.4倍 |
| 9 | 4937Waqoo | 82億円 | 34.0倍 |
| 10 | 4932アルマード | 80億円 | 13.7倍 |
| 11 | 4531有機合成薬品工業 | 80億円 | 25.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 5件
株式移転計画書の作成から株主総会承認まで
2021年5月、マナック株式会社は単独株式移転方式で持株会社を設立するための株式移転計画書を作成した。この計画では、マナック株式会社の株主に対して新設する持株会社の株式を割り当てることが定められた。同年6月の定時株主総会において、株主の承認を得て計画は正式に確定した。マナック株式会社はそれまで事業会社として化学製品を手掛けており、持株会社体制への移行はグループ全体の経営資源配分を最適化する狙いがあった。
持株会社設立と同時に東証第二部へ上場
2021年10月、マナック株式会社の単独株式移転によりマナック・ケミカル・パートナーズが設立され、同時に東京証券取引所市場第二部に上場した。マナック株式会社は新会社の完全子会社となり、持株会社体制が発足した。上場に伴い、新会社は既存のマナック株式会社の株主に対して株式を交付し、資本市場から資金調達が可能となった。これにより、グループ全体の経営の透明性向上と成長投資の基盤が整えられた。
スタンダード市場移行と湘南研究所開設
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、マナック・ケミカル・パートナーズの上場区分は市場第二部からスタンダード市場に移行した。同時に、グループのコーポレート研究拠点として神奈川県藤沢市に湘南イノベーション研究所を開設した。同研究所は、臭素化・ヨウ素化技術を核とした新製品開発や、医薬・先端材料分野の研究を担う拠点として期待された。この投資は、グループの中長期的な技術力強化を意図したものであった。
八幸通商の株式譲渡と湘南研究所閉鎖
2024年3月、連結子会社マナック株式会社が保有していた八幸通商株式会社の全株式を譲渡し、同社を連結の範囲から除外した。また、グループ内の研究組織再編に伴い、開設から約2年で湘南イノベーション研究所を閉鎖した。これは、研究開発の効率化と事業ポートフォリオの見直しの一環とみられる。これらの措置により、グループは経営資源をより収益性の高い分野に集中させる方針を明確にした。
錦海化学を連結子会社化し生産能力を補完
2024年3月、マナック・ケミカル・パートナーズは錦海化学株式会社の全株式を取得し、同社を連結子会社とした。錦海化学は臭素化合物の受託事業や樹脂添加剤において設備と技術力に強みを持つ。この買収により、グループは福山工場に加えて新たな生産拠点を獲得し、受託事業の拡大や製品ラインナップの充実を図ることが可能となった。錦海化学の技術とマナックの販路を組み合わせることで、グループ全体の競争力向上が期待される。
年表5件を開く
2020年代
- 2021年5月創業マナック株式会社の単独株式移転による持株会社設立に向けて「株式移転計画書」を作成。
- 2021年6月創業マナック株式会社の定時株主総会において単独株式移転により当社を設立し、持株会社体制へ移行することについて承認決議。
- 2021年10月上場マナック株式会社が単独株式移転により当社を設立し、同社がその完全子会社となる。東京証券取引所市場第二部に上場。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。当社グループのコーポレート研究拠点として「湘南研究所(湘南イノベーション研究所)」(神奈川県藤沢市)を開設。
- 2024年3月マナック株式会社(連結子会社)が保有する八幸通商株式会社の株式の全てを譲渡したことに伴い、八幸通商株式会社を連結の範囲から除外。グループ内の研究組織再編に伴い、湘南イノベーション研究所を閉鎖。臭素化合物の受託事業や樹脂添加剤において、設備と技術力の強みを持つ錦海化学株式会社の株式を取得し、同社が連結子会社となる。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で246人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は509万円で、4期前と比べて−29.8%。平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は9.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 725 | 43.2 | 12.7 | 241 | — |
| 2023年3月 | 732 | 41.5 | 10.2 | 236 | — |
| 2024年3月 | 641 | 38.1 | 8.4 | 220 | — |
| 2025年3月 | 689 | 38.2 | 8.4 | 211 | −142 |
| 2026年3月 | 509 | 43.2 | 9.2 | 246 | 285 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内マナック株式会社(注)1.2.5東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内錦海化学株式会社(注)1岡山県瀬戸内市 · 連結子会社議決権99.9%
- 海外マナック(上海)貿易有限公司(注)1中国上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東ソー株式会社(注)1.3.4東京都港区 · その他の関係会社議決権19.7%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は110億円、営業利益は7億円。前期と比べると増収で、売上が+18.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 116億円 | 110億円 |
| 営業利益 | — | 7億円 |
| 純利益 | — | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥15 | ¥15 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は31億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.2%、営業利益は+300.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 32 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 26 | 1 | 3.8 | 1 |
| 2024年2Q | 22 | −1 | −4.5 | 0 |
| 2024年3Q | 21 | −1 | −4.8 | −1 |
| 2024年4Q | 28 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 45 | −2 | −4.4 | −1 |
| 2025年4Q | 48 | −1 | −2.1 | −8 |
| 2026年2Q | 58 | 5 | 8.6 | 5 |
| 2026年4Q | 52 | 2 | 3.8 | 3 |
| 2027年1Q | 31 | 4 | 12.9 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、売上は107億円から110億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は6.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。当社グループのコーポレート研究拠点として「湘南研究所(湘南イノベーション研究所)」(神奈川県藤沢市)を開設。 | |||||
| 2022年3月 | 107 | — | 9 | — | 7 |
| 2023年3月 | 119 | — | 12 | — | 8 |
| 2024年3月 | 97 | — | 0 | — | 1 |
| 2025年3月 | 93 | −3 | −3 | −3.2 | −9 |
| 2026年3月 | 110 | 7 | 8 | 6.4 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高110億円のうち、営業利益として残るのは7億円で6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の7.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.3%85億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.4%18億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年3月期は営業CFが21億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は40億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 7 | −4 | −2 | 3 | 20 |
| 2023年3月 | 16 | 2 | −1 | 18 | 37 |
| 2024年3月 | −1 | −2 | −1 | −3 | 33 |
| 2025年3月 | 1 | −5 | −1 | −4 | 28 |
| 2026年3月 | 21 | −17 | 7 | 4 | 40 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は153億円。このうち返さなくてよい自己資本が113億円で、自己資本比率は73.9%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 136 | 103 | 33 | 75.8 |
| 2023年3月 | 150 | 110 | 40 | 73.5 |
| 2024年3月 | 141 | 112 | 29 | 79.8 |
| 2025年3月 | 126 | 103 | 23 | 81.5 |
| 2026年3月 | 153 | 113 | 40 | 73.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で203社中10位あたり、逆に低いのは配当利回りで203社中179位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥995で、1年前と比べて+72.3%。過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.4倍 |
| PBR | 0.70倍 |
| 配当利回り | 1.51% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は前日比11.95%上昇の909円。8月10日の出来高は5万7000株と急増、直近の平均を大きく上回る。25日移動平均線808円、75日線814円を上回り、短期上昇基調が鮮明。1カ月では12.64%上昇し、52週高値1181円に対しては約23%の水準。RSIは75.32と過熱気味で、急ピッチな上昇による調整リスクに注意。ただし200日線800円も上回り、中長期でも底堅い展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER 8.50倍は業界平均18.40倍を大きく下回り、PBR 0.59倍も同1.43倍より低い。ROE 6.9%と収益性は業界並みだが、前期は営業赤字・最終赤字と業績が低迷。配当利回り1.54%は業界平均2.73%を下回る。割安だが業績回復が確認されるまではリスク。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.4倍 | 17.8倍 |
| PBR | 0.70倍 | 1.41倍 |
| ROE | 6.9% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
化学品メーカーだが業績不振が続く。強気派は2026年3月期の黒字転換計画と需要回復に期待。弱気派は収益改善の不確実性と競合の存在を警戒。
- 業績回復期待
2026年3月期は営業利益率6.36%と黒字転換見通し。
- 需要回復
半導体・液晶市場の回復で高純度化学品の需要増加。
- 低バリュエーション
PBR0.59倍と割安。改善が進めば評価修正。
- 2026年3月期の営業黒字転換2026年3月期影響強
前期営業損失3億円から7億円の黒字予想で、EPS改善が株価押し上げ要因に。
- 低PBR0.59倍での株主還元強化期待不定影響中
PBR1倍割れで自社株買いや増配の期待。時価総額70億円と小さく、わずかな買いでも影響大。
- 化学品需要回復による増収2026年3月期影響中
売上高が93億円から110億円へ17%増加。前期比増収で固定費カバーが進む。
- 業績改善に伴うバリュエーション修正決算発表後影響弱
PER8.5倍は業種平均比割安。黒字化確認でPER10倍程度への修正余地。
- 業績不安定
過去2期連続で減収。2025年3月期は赤字。
- 競争激化
化学品市場は競合多数。価格競争に陥りやすい。
- 不確実な計画
2026年3月期の黒字計画は達成リスクがある。
- 営業損失からの回復遅れリスク2026年3月期影響強
前期営業損失3億円。業績予想未達で再び赤字となれば株価急落の可能性。
- 原材料価格高騰による採算悪化継続影響中
化学品製造の原料コスト上昇で粗利率が低下すれば、営業利益計画の達成が困難。
- 小規模時価総額ゆえの流動性リスク継続影響中
時価総額70億円と小さく、大口売買で株価が大きく変動しやすい。
- 配当利回り1.54%の低さ通年影響弱
利回りが低く、インカムゲイン目的の投資家からの支援が乏しい。
- 営業利益率
- 黒字転換計画の進捗確認。
- 売上高成長率
- 需要回復の程度を測る。
- 主要顧客の動向
- 半導体・液晶市場の影響を受けるため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり15円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.51%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 15 | — | 18.0 |
| 2024年3月 | 15 | 0.0 | 22.5 |
| 2025年3月 | 13 | −16.7 | 81.1 |
| 2026年3月 | 13 | 0.0 | 45.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥15
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,167人。区分でいちばん多いのは個人・その他で45.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.2%を占め、残る49.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 44.8 | 43.5 | 45.0 | 45.3 | 45.4 |
| 事業法人 | 44.5 | 44.3 | 44.1 | 44.0 | 44.3 |
| 金融機関 | 7.3 | 7.2 | 6.1 | 6.0 | 5.9 |
| 自己株式 | 8.3 | 7.6 | 6.8 | 6.0 | 5.2 |
| 証券会社 | 3.2 | 2.8 | 3.8 | 3.6 | 3.3 |
| 外国法人 | 0.1 | 2.1 | 0.8 | 1.1 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 東ソー株式会社 | 18.64 |
| 02 | 一般財団法人松永財団 | 15.54 |
| 03 | 杉之原 祥二 | 5.39 |
| 04 | 株式会社広島銀行 | 3.73 |
| 05 | 株式会社合同資源 | 2.32 |
| 06 | マナック社員持株会 | 1.75 |
| 07 | 光和物産株式会社 | 1.40 |
| 08 | スガイ化学工業株式会社 | 1.39 |
| 09 | 村田 耕也 | 1.34 |
| 10 | 中尾薬品株式会社 | 1.17 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+6%、1株純資産は5期で+6%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 91 | 1,301 | 6.9 | 5.8 | 34.0 |
| 2023年3月 | 103 | 1,385 | 7.4 | 7.8 | 18.0 |
| 2024年3月 | 10 | 1,400 | 0.7 | 60.2 | 22.5 |
| 2025年3月 | −111 | 1,272 | — | — | 81.1 |
| 2026年3月 | 96 | 1,383 | 6.9 | 10.2 | 45.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額127百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 杉之原祥二 | 代表取締役会長兼社長 | 76 | 465,000 |
| 花﨑保彰 | 取締役 | 64 | 12,000 |
| 吉田誠吾 | 取締役 | 45 | 8,000 |
| 井本英昭 | 取締役 | 58 | — |
| 黒松敦 | 取締役 | 57 | — |
| 生越由美 | 取締役 | 66 | 4,000 |
| 杉之原誠 | 取締役(監査等委員) | 67 | 25,000 |
| 内海康仁 | 取締役(監査等委員) | 76 | 19,000 |
| 森信茂樹 | 取締役(監査等委員) | 76 | 10,000 |
| 山下覚司 | 取締役 | 54 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 71 | 26 | 26 | 98 | 20 |
| 社外取締役 | 5 | 14 | 5 | 5 | 19 | 4 |
| 取締役(社内) | 1 | 8 | 1 | 1 | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容895字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,029字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,715字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,881字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第5期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第3期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第2期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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