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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

NaITO

Naito&Co.,Ltd.7624 · Standard · 卸売業

工作機械・切削工具の専門商社。工具メーカー各社の製品を仕入れ、加工現場に提案販売する独自の流通網を持つ。

概要

NaITO(内藤)は、切削工具、計測機器、産業機器・工作機械等の卸売を専業とする専門商社である。1953年に東京都荒川区で創業し、現在の本社は東京都北区に置く。連結売上高は435億円(2026年2月期)、従業員309名。岡谷鋼機を親会社とし、ベトナムに連結子会社、タイに関連会社を持つ。国内には12の支店・事務所を展開し、製造業のサプライチェーンに幅広く関与する。

切削工具が51%を占める商品別売上構成

当社の売上は三つの商品分類で構成される。2026年2月期の実績では、切削工具が223億円(構成比51%)、産業機器・工作機械等が173億円(同40%)、計測機器が39億円(同9%)である。切削工具は主力分野で、ドリルやエンドミルなどの消耗品を主力メーカーから仕入れ、製造業の加工現場に供給する。オリジナルブランド「Victoryエンドミル」も展開する。産業機器・工作機械等は設備投資に連動するため、受注は景気変動の影響を受けやすい。2025年度は工作機械需要の低迷により同分野が前年比4.0%減となった。計測機器は精密測定工具や三次元測定機、検査・校正サービスを含み、品質管理ニーズの高まりに対応している。

国内12拠点と情報ネットワークで顧客をカバー

国内販売網は本社(東京北区)を中心に、盛岡、宇都宮、埼玉、名古屋、大阪、神戸(明石)、北九州など12の支店・事務所を配置する。物流面では1990年開設の関西在庫センターが西日本をカバーし、在庫の品揃えを強化する。情報システムでは「NICE-NET」と呼ばれるEDIネットワークを1990年から全国展開し、受発注や在庫照会を電子的に行う。2001年には本社でISO14001を取得、その後各拠点に拡大した。2025年3月には執行体制を4本部制に再編し、DX商材や自動化設備の提案力を高める方針を示している。

岡谷鋼機グループの下で海外事業を拡大

当社は2005年に岡谷鋼機の子会社となり、同グループのネットワークを活用して事業を展開する。海外では2006年にタイにSIAM OKAYA(現SOMAT)を設立し、2012年にはベトナムに連結子会社NAITO VIETNAMを設立した。SOMATはバンコク、ラヨーン、プラチンブリ地区で自動車産業向けを中心に切削工具や計測機器を販売するが、非自動車分野への拡大も進める。NAITO VIETNAMはホーチミンとハノイで計測機器や自動化設備の販売を推進する。さらに中国には関連会社藤中工具(上海)を持ち、3カ国に生産・販売拠点を有する。2025年度の海外売上高は非開示だが、中期計画では海外事業の収益貢献を重点課題に掲げる。

業界の中での役割は工作機械・工具の流通を担う専門商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
435億円
営業利益
4億円
営業利益率
0.9%
純利益
3億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01製造業(金属加工・機械加工)主力

主に金属加工を行う製造業のお客様に対し、切削工具を中心に計測機器、産業機器、工作機械などを販売しています。多様な工具メーカーの製品を取り扱い、顧客の加工ニーズに応じた最適な工具の提案や技術サポートを提供することで、加工現場の生産性向上に貢献しています。

主な製品・サービス4
切削工具
旋削、フライス加工、穴あけなど金属切削加工に用いる工具。超硬合金などの材種があり、加工精度や効率を左右する。
計測機器
加工品の寸法や形状を測定するための精密測定器。ノギス、マイクロメータ、ハイトゲージなど。
産業機器
工場の生産設備に付随する機器類。例えば、工具のプリセッタ、バランサ、クーラント関連機器など。
工作機械
金属を切削・研削して加工する機械。NC旋盤、マシニングセンタなど。顧客の導入支援も行う。

製品と技術

切削工具:売上の過半を占める主力商材

切削工具は当社最大の商品分野で、売上の約51%を占める。取扱品目はドリル、エンドミル、バイト、タップ、フライス工具など多岐にわたる。メーカー品に加え、自社オリジナルブランド「Victoryエンドミル」を展開し、差別化を図る。2025年度は主力メーカーの販促企画や価格改定を見据えた需要取り込みにより、切削工具売上は前年比3.5%増の223億円となった。在庫拡充とEDI連携による利便性向上も寄与している。当社は単なる卸売に留まらず、ユーザーの加工課題に対する提案型営業を強化しており、展示会やテクニカルセンターを活用した情報発信も行う。

計測・産業機器:精密測定から自動化設備まで

計測分野では、ノギスやマイクロメータなどの測定工具から、三次元測定機、画像測定機、表面粗さ計などの精密計測機器まで幅広く扱う。校正サービスや検査ビジネスも提供し、顧客の品質管理を支援する。2025年度の計測売上は39億円(前年比1.7%減)で、設備投資の慎重姿勢が影響した。産業機器・工作機械等の分野では、工作機械本体、自動化・省人化設備、省エネ商材を販売する。スポット案件の引合は持ち直したが、受注には至らないケースが多く、2025年度売上は173億円(同4.0%減)と減少した。当社はNaITOテクニカルセンターで定期的に切削展や物流展を開催し、新技術の提案機会を創出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

産業用機器卸で国内大手、低利益率が課題

同社は卸売業に属し、工作機械や半導体製造装置などの産業用機器を扱う総合商社である。売上高は2025年2月期に436億円と前期比約1%減、営業利益率は1.15%と極めて低い水準にある。これは卸売業の特性として薄利多売のビジネスモデルであり、同業他社であるリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易も同様の構造を持つが、同社は特に利益率が低い。一方、幅広い製品ラインナップと長年の取引関係により、安定した販売網を誇る。しかし、電子部品や半導体の市況変動に業績が左右されやすく、また、海外メーカーの代理店業務が多いため、為替変動の影響も受ける。全体的に高売上・低利益の構造が続いており、収益改善が急務である。

強み

  • 産業用機器を幅広く取り扱い、顧客のニーズにワンストップで対応できる。
  • 長年の取引で構築された国内の顧客基盤が強固である。
  • 2025年2月期の売上高は436億円と卸売業では中規模ながら一定の体力がある。
  • 工作機械から半導体関連まで多岐にわたるため、特定業界の不況に強い。

課題

  • 営業利益率は1.15%と業界平均を下回り、収益性の改善が課題。
  • 半導体や工作機械の市況に業績が左右され、変動が大きい。
  • 海外製品の輸入販売が多く、円相場の変動が利益を圧迫する。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がNaITO

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12668タビオ87億円15.2倍
2416A富士ユナイトホールディングス86億円11.9倍
33160大光86億円147.5倍
48144デンキョーグループホールディングス85億円24.4倍
57619田中商事85億円8.4倍
67624NaITO84億円29.7倍
78119三栄コーポレーション81億円13.2倍
89827リリカラ81億円13.6倍
97434オータケ79億円7.7倍
107677ヤシマキザイ79億円15.7倍
118039築地魚市場79億円20.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

機械工具卸として創業した1953年と初期の拡大

1953年1月、東京都荒川区に資本金150万円で(株)内藤商店を設立した。創業時の目的は機械工具の卸売である。その後、1959年に本店を北区田端町に移転し、1960年7月には大阪出張所、1961年9月には名古屋営業所を開設。関東から関西・中部へと販売エリアを拡大した。1963年12月には商号を(株)内藤に変更し、法人としての基盤を固めた。この時期の国内拠点拡充が、後の全国ネットワークの基礎となっている。

本社移転と情報ネットワーク導入で効率化を進めた1970〜1990年代

1974年9月、東京都北区昭和町に本社を移転し、現在に至る。1990年代に入ると、情報化への取り組みを本格化させた。1990年2月には得意先との情報ネットワーク化(NICE-NET)を全国展開し、電子受発注の基盤を構築。同年4月には関西地区の物流拠点として関西在庫センターを開設し、西日本への供給体制を強化した。1999年12月には日本証券業協会に店頭登録し、資本市場へのアクセスを確保した。2001年11月には本社工場でISO14001認証を取得し、環境マネジメントにも取り組み始めた。

上場と岡谷鋼機による子会社化(1999〜2005年)

1999年の店頭登録を経て、2004年12月にジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQスタンダード)に株式を上場した。上場直前の2004年3月には第三者割当増資を実施し、その引き受け手として岡谷鋼機が関係会社となった。2005年3月、岡谷鋼機が新株予約権を行使したことにより、同社が親会社となる。これ以降、当社は岡谷鋼機グループの一員として事業を展開することになる。2011年には第二回優先株式を全て取得・消却し、資本構成を整理した。

海外進出と商号変更、国内ネットワークの再編(2006年以降)

2006年9月、岡谷鋼機と共同でタイにSIAM OKAYA(後のSOMAT)を設立し、海外事業に本格参入した。2008年7月には商号を(株)NaITOに変更し、ブランドイメージを刷新。2012年4月にはベトナムにNAITO VIETNAM(連結子会社)を設立し、東南アジアでのプレゼンスを高めた。国内では2013年に株式分割を実施し、単元株式数を10株から100株に変更。2014年以降、埼玉支店、宇都宮事務所、岡谷事務所、郡山・山形・北九州事務所を相次いで開設し、営業拠点を地方へ拡大した。2018年に北東北支店を盛岡に移転、2019年に神戸支店を明石に移転するなど、拠点の最適化も進めている。

年表29件を開く

1950年代

  • 1953年1月創業東京都荒川区に(株)内藤商店を設立(資本金150万円)。機械工具卸を目的とする。
  • 1959年12月東京都北区田端町(現、北区東田端)に本店を移転。

1960年代

  • 1960年7月大阪出張所を開設。
  • 1961年9月名古屋営業所を開設。
  • 1963年12月商号変更商号を(株)内藤に変更。

1970年代

  • 1974年9月東京都北区昭和町に本社を移転。

1990年代

  • 1990年2月得意先との情報ネットワーク化の全国展開を開始。
  • 1990年4月関西地区の物流の拠点として関西在庫センターを開設。
  • 1999年12月当社株式を日本証券業協会に店頭登録。

2000年代

  • 2001年11月ISO14001認証取得(本社)。
  • 2004年3月第三者割当増資を実施し、これを引き受けた岡谷鋼機(株)は関係会社となる。
  • 2004年3月ISO14001認証エリア拡大(名古屋支店)。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、(株)ジャスダック証券取引所(現(株)東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場。
  • 2005年3月岡谷鋼機(株)が新株予約権を行使したことにより同社が親会社となる。
  • 2006年9月創業海外展開として、岡谷鋼機(株)とともにタイに現地法人SIAM OKAYA MACHINE & TOOL Co.,Ltd.(現持分法適用関連会社、2014年3月3日付でSOMAT Co.,Ltd.に社名変更)を設立。
  • 2008年7月商号変更商号を(株)NaITOに変更。
  • 2009年2月ISO14001認証エリア拡大(大阪支店)。

2010年代

  • 2011年6月第二回優先株式全株の取得および消却。
  • 2012年4月NAITO VIETNAM CO.,LTD.(現連結子会社)を設立。
  • 2013年9月商号変更普通株式1株につき10株の割合をもって分割し、単元株式数を10株から100株に変更。
  • 2013年12月残存する第一回優先株式の取得および消却。
  • 2014年3月埼玉県桶川市に埼玉支店(旧 北東京支店)を開設。
  • 2014年4月栃木県宇都宮市に宇都宮事務所を開設。
  • 2014年5月長野県岡谷市に岡谷事務所を開設。
  • 2015年3月福島県郡山市に郡山事務所、山形県山形市に山形事務所を開設。
  • 2015年7月福岡県北九州市に北九州事務所を開設。
  • 2016年5月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2018年1月北東北支店を岩手県北上市から盛岡市に移転。
  • 2019年2月神戸支店を兵庫県神戸市から明石市に移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高令和13年2月まで500億円
  • 経常利益令和13年2月まで10億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ユーザー起点の価値創造

    従来の販売からユーザー起点の価値提供へ進化させ、新たな価値を創造する。

  2. 02

    パートナーとの共創ネットワーク強化

    社内外のネットワーク機能を強化し、多様なパートナーとの共創を通じて事業パートナーをより密接に繋ぐ。

  3. 03

    収益確保と成長の実現

    信頼と人財を結び、事業成果としての収益確保と成長に結びつける。

  4. 04

    成長分野・新市場への展開

    既存の枠組みを超えて、成長分野・新市場への展開を進め、新しい領域・価値にビジネスを広げる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で309人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は582万円で、9期前と比べて0.7%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は19.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月322
2018年2月328
2019年2月332
2020年2月58642.217.6335
2021年2月52042.117.8344
2022年2月57142.217.9336
2023年2月54542.418.2333
2024年2月58943.419.1330
2025年2月55243.919.2319157
2026年2月58244.719.9309129

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
他 — 29拠点232百万円
本社 — 東京都台東区70百万円
主な関係会社
  • 国内
    岡谷鋼機株式会社
    愛知県 名古屋市 中区 · その他の関係会社
    議決権45.6%
  • 海外
    NAITO VIETNAM CO.,LTD.
    ベトナム国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SOMAT Co.,Ltd.
    タイ国 バンコク市 · 持分法適用会社
    議決権44.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は435億円営業利益4億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.2%、利益が-20.0%。

売上高
-0.2%
435億円
営業利益
-20.0%
4億円
純利益
+0.0%
3億円
営業利益率
0.9%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高450億円435億円
営業利益4億円4億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥4¥4

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は131億円、営業利益は3億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+22.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q11110.91
2024年2Q11121.81
2024年3Q11210.91
2024年4Q1070
2025年1Q10700.00
2025年2Q10810.91
2025年4Q22141.82
2026年2Q21720.92
2026年4Q21820.91
2027年1Q13132.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は360億円から435億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
普通株式1株につき10株の割合をもって分割し、単元株式数を10株から100株に変更。
2013年2月36053
埼玉県桶川市に埼玉支店(旧 北東京支店)を開設。
2014年2月36653
福島県郡山市に郡山事務所、山形県山形市に山形事務所を開設。
2015年2月40873
2016年2月43585
2017年2月43573
2018年2月466107
2019年2月500128
2020年2月465107
2021年2月39143
2022年2月43674
2023年2月44597
2024年2月44163
2025年2月436551.13
2026年2月435450.93

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高435億円のうち、営業利益として残るのは4億円0.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の0.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.0%383億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.0%48億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.9%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.3pt
0.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
0.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.9pt
2.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが5億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1億円で、売上の0.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月42−763
2014年2月213−12156
2015年2月−841−44
2016年2月41−753
2017年2月5−1−443
2018年2月00−102
2019年2月−4−25−62
2020年2月11−4−872
2021年2月18−6−13122
2022年2月1−21−12
2023年2月41−552
2024年2月1−53−41
2025年2月12−2−10101
2026年2月5−3−221

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は176億円。このうち返さなくてよい自己資本が131億円で、自己資本比率は74.7%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月154975763.0
2014年2月153926160.1
2015年2月162956758.5
2016年2月1601006062.4
2017年2月1631026162.7
2018年2月1731076662.0
2019年2月1801136763.0
2020年2月1801186265.7
2021年2月1651194672.2
2022年2月1721225071.2
2023年2月1721274573.7
2024年2月1781285072.1
2025年2月1721294374.9
2026年2月1761314474.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
1億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
84億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
51億円
在庫として抱えている分
負債合計
44億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中22位あたり、逆に低いのはROE284社中261位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.9%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥154で、1年前と比べて+14.0%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥154-0.6%1ヶ月+10.0%1年+14.0%時価総額84億円
過去52週の値幅
安値¥130高値¥157

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.7倍
PER (会社予想)31.2倍
PBR0.64倍
配当利回り2.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は140円で、25日移動平均線(140.88円)をほぼ横ばい。直近1か月では-2.1%と小幅に下落。52週高値148円からは約5%下、52週安値130円からは約8%高のレンジ内で推移。出来高は8月7日に124,800株と急増したが、それ以外は低水準。RSIは50と中立。週足では緩やかな上昇基調で、75日線(136.83円)と200日線(136.27円)を上回っており、中期的には良好な形状。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER26.97倍は業界平均17.78倍を上回り、予想PER28.4倍と高水準です。PBR0.58倍は割安ですが、ROE2.2%と低収益性のため割安感は薄れます。配当利回り2.86%は平均と同水準ですが、配当性向75.2%と高く、利益の伸びが乏しい中で維持が懸念されます。割高だがPBRは低く、両面性があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.7倍17.9倍
PER (予想)31.2倍
PBR0.64倍1.24倍
ROE2.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

設備投資の動向や半導体・自動車産業の市況に業績が連動しやすい。直近は売上が横ばいで、利益率も低水準にとどまる。将来の成長には新分野への進出や海外展開が鍵となる。

プラスに働く材料7
  • 産業サイクルの回復

    設備投資が増えれば取扱高が拡大する傾向

  • 新規分野への拡張

    環境関連や省エネ市場の取り込み余地がある

  • 安定配当

    低収益でも一定の株主還元を継続している

  • PBR0.58倍、解散価値対比で割安継続影響

    PBR0.58倍は資本1倍未満で、純資産価値に対し株価が低い

  • 配当利回り2.86%が下支え継続影響

    配当利回り2.86%、ROE2.2%ながら株主還元は継続

  • 純利益3億円を3期連続で確保通年影響

    24/2期・25/2期・26/2期とも純利益3億円と安定

  • 株価は1年で+8.27%と上昇継続影響

    1年リターン+8.27%、PBR0.58倍の割安修正が進行中

マイナスに働く材料7
  • 収益率の低さ

    商社モデルは手数料商売で利益率が低い

  • 市況変動リスク

    景気後退で顧客の投資意欲が落ちると受注減

  • 競争激化

    ネット通販や海外商社との競合でシェアが侵食される

  • 売上高441→436→435億円と逓減通年影響

    24/2期441億円、25/2期436億円、26/2期435億円と3期連続減収

  • 26/2期営業利益4億円へ前期比20%減決算発表後影響

    営業利益5億円→4億円、営業利益率1.15%→0.92%へ悪化

  • ROE2.2%と資本効率が低迷継続影響

    ROE2.2%、PBR0.58倍と収益率が低く、資本を活かせていない

  • 予想PER28.4倍、来期利益の低下示唆決算発表後影響

    予想PER28.4倍は実績PER26.97倍を上回り、一株利益の減少が見込まれる

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を占う先行指標
売上総利益率
商社の収益力を示す
海外売上比率
成長市場へのシフトを測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり4で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.60%。

年間配当
¥4
1株あたり
配当利回り
2.60%
いまの株価に対して
配当性向
75.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月350.9
2018年2月30.025.7
2019年2月433.327.7
2020年2月40.032.0
2021年2月2−50.038.9
2022年2月350.038.3
2023年2月433.331.0
2024年2月40.063.0
2025年2月40.066.0
2026年2月40.075.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥4

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ5,248人。区分でいちばん多いのは事業法人74.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が74.1%を占め、残る25.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人84.384.378.775.274.374.1
個人・その他14.514.118.623.022.122.6
証券会社0.60.61.11.42.72.6
外国法人0.10.31.10.20.50.4
外国人個人0.00.00.00.10.10.3
自己株式0.10.10.10.10.10.1
金融機関0.50.70.40.20.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01岡谷鋼機株式会社45.63
02株式会社タンガロイ5.15
03ユニオンツール株式会社5.15
04NaITO取引先持株会4.12
05京セラ株式会社3.80
06株式会社不二越2.62
07日東工器株式會社2.57
08BIG DAISHOWA株式会社2.56
09楽天証券株式会社共有口1.85
10SMC株式会社1.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−1%、1株純資産は14期で+37%。直近期のROEは2.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月51752.813.642.5
2014年2月51682.823.830.5
2015年2月61743.728.948.2
2016年2月91835.015.733.8
2017年2月61873.325.550.9
2018年2月121966.231.225.7
2019年2月152077.414.327.7
2020年2月132165.913.332.0
2021年2月52172.332.338.9
2022年2月82233.720.838.3
2023年2月132315.911.231.0
2024年2月62342.721.763.0
2025年2月62362.421.866.0
2026年2月52402.227.775.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/2期の役員報酬は総額64百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
坂井俊司取締役社長(代表取締役)7,900
徳田信幸取締役 営業部門担当15,700
伊藤潤取締役 管理部門担当11,200
原田啓介取締役1,000
舘裕史取締役1,000
加藤圭太取締役
友松達詞取締役
川津邦男取締役(監査等委員)7,000
渡邉光誠取締役(監査等委員)
川島亜記取締役(監査等委員)

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4271354612
取締役(社内)11011111
社外取締役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容149字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社であるNAITO VIETNAM CO.,LTD.、関連会社であるSOMAT Co.,Ltd.及び藤中工具(上海)有限公司の計4社で構成されており、切削工具、計測、産業機器、工作機械等の販売を主な内容とし、これらを単一のセグメントとしております。
経営方針・対処すべき課題1,245字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、創業以来の歴史と現在及び将来を見据え、経営における基本的な価値観を醸成し持続的な発展を図る礎として、次の経営理念に基づき経営を行っております。 「私たちは、国内外の事業パートナーに『最適な商品、最高のサービス』を提供し、製造業の技術革新を通して産業全体の発展に寄与します。」 この経営理念の達成に向けて、自らが変化し続けることで「専門力会社 NaITO」として存在感を高め、すべてのステークホルダーに貢献してまいります。 (2)経営環境及び優先的に対処すべき課題 当社を取り巻く経営環境につきましては、全体として緩やかな回復基調が続いたものの、米国の通商政策の動向が自動車産業を中心に影響を及ぼしたほか、物価上昇に伴うコスト負担の増加などにより、先行き不透明な状況が続きました。今後につきましても、物価高や人手不足に加え、米国政府の政策動向や中東情勢の緊張に伴う原油価格の変動など、事業環境に影響を及ぼす不確実要因が存在しており、引き続き予断を許さない状況が続くものと認識しております。 このような状況のもと、当社グループは、令和8年度より「中期経営計画 共創ビジョン2030」(令和8年3月1日~令和13年2月28日)をスタートしました。この5ヵ年においては、「創る」「繋げる」「結ぶ」「広げる」を実践することで、時代に応じたビジネススタイルに変化し、ものつくりと社会に貢献する企業を目指していきます。 〔期 間〕令和8年3月~令和13年2月(5ヵ年) 〔タイトル〕共創ビジョン2030 〜創る・繋げる・結ぶ・広げる未来〜 「創」: 気づきから創造へ 従来の“販売”からユーザー起点の“価値提供”へと進化させ、 新たな価値を「創造」する。 「繋」: 事業パートナーを繋ぐ 社内外のネットワーク機能を強化し、多様なパートナーとの共創を通じて、 事業パートナーをより密接に繋ぐ。 「結」: 結果を出す 信頼と人財を結び、事業成果としての収益確保と成長に結びつける。 「広」: ビジネスを広げる 既存の枠組みを超えて、成長分野・新市場への展開を進め、 新しい領域・価値にビジネスを広げる。 〔重点課題〕■ 流れ品 在庫・システムを基盤とした、 従来型商流に依存しない販売拡大を実現する収益モデルの構築 ■ スポット品 価格競争からの脱却を図るため、“狙って獲る”営業スタイルへの進化 ■ 海外事業 海外事業を「収益貢献型海外事業」へ再定義し、 安定的な利益創出が可能な事業基盤の構築 ■ 新規事業 既存の卸モデルに拘らないビジネスモデルの構築 〔目標とする経営指標〕 当社は、令和12年度を最終年度とする数値目標として、以下の経営指標の達成を目指しております。 ・売上高 500億円 ・経常利益  10億円
事業等のリスク1,269字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社が判断したものです。 (1) 事業環境変動によるリスク 当社の主要販売商品群である切削工具・計測・産業機器・工作機械等は、自動車産業と密接な繋がりがあり、当社の業績は同業界の生産活動及び設備投資等の動向により強く影響を受けております。従って、今後同業界の事業活動において予期し得ない景気変動が当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、経営者が高齢化している得意先が増加するなか、後継者不在に伴う廃業・倒産により得意先が減少した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 金利変動によるリスク 借入金により調達した事業資金の金利は、短期金融市場の大きな変動により支払利息等が増減し当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 取引先与信のリスク 当社は、与信管理の徹底を図り万全を期しておりますが、今後の景気動向等によっては想定を超える取引先の信用状態の悪化等が生じる可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4) 商品市況の変動によるリスク 当社は、お客様の多様な商品ニーズに対する即納体制確立のため、特に切削工具について多品種の在庫を有しております。商品市況の変化によっては過剰在庫を抱える可能性があり、キャッシュ・フローの滞りや商品評価損の計上により、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、物価高騰による商品仕入れ価格の値上げや運送費等の経費増加分について、販売価格への転嫁など適宜な対応が出来なかった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5) 災害・事故等によるリスク 地震等の自然災害、火災・事故や感染症の流行などにより、当社及び取引先の営業・物流拠点や従業員が被害・行動制限を受け、事業活動に甚大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報セキュリティに関するリスク 当社は、情報セキュリティの重要性を認識し、企業価値を高めて社会から揺るぎない信頼を得るため、情報資産の有効な活用とその適切な保護・管理を情報セキュリティ基本方針として定め、規程やインフラを整備するとともに親会社とも連携を取りながら全社で推進しております。しかしながら、サイバー攻撃や予期しないシステム障害等が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 少子高齢化によるリスク 当社は、少子高齢化に伴う生産年齢人口減少等により人財の確保と育成に支障をきたした場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,407字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績及び財政状態の状況 a. 経営成績 当連結会計年度(令和7年3月1日~令和8年2月28日)における当社を取り巻く経済環境は、全体として緩やかな回復基調が続いたものの、米国の通商政策の動向が自動車産業を中心に影響を及ぼしたほか、物価上昇に伴うコスト負担の増加もあり、先行き不透明な状況で推移しました。 この様な状況のもと、当社グループは「中期経営計画 Achieve2025(令和3年3月1日~令和8年2月28日)」の最終年度として重点施策の着実な実行に努めました。3月には執行体制を4本部制に再編し、DX商材や自動化を含む設備の提案や、産業構造の変化に対しては伸長が見込める計測機器の拡販に取り組みました。加えて、在庫の品揃えの充実と販路拡大、昨年度に導入した営業支援システムの利活用を推進しました。10月には国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2025」に出展し、「新しいものづくりの体験~CX」をテーマに最新技術とソリューションを通じて製造現場の課題解決と新たな価値創出につながるご提案を行いました。さらに、昨年度に開設したNaITOテクニカルセンターでは、計測展・切削展・物流展などを定期的に開催しました。海外拠点では、連結子会社であるNAITO VIETNAM CO.,LTD.(ベトナム)がホーチミン及びハノイ地区において、計測機器や自動化・省人化設備の販売、現地パートナーとの協業を通じた営業活動を推進しました。一方、持分法適用関連会社であるSOMAT Co.,Ltd.(タイ)は、バンコク、ラヨーン及びプラチンブリ地区において、自動車産業の低調な推移が続く中、非自動車分野への展開を含め、切削工具や計測機器、環境改善商材の提案強化に努めました。 取扱商品分類別の取組状況等は、以下のとおりです。 (切削工具) 主力取扱商品である切削工具につきましては、主力メーカーの販促企画や各種キャンペーンの着実な実行に加え、当社オリジナルブランド「Victoryエンドミル」の拡販、新規取扱メーカーとの取組強化を推進しました。 市況の不透明感から期初は低調に推移したものの、期末にかけては決算需要の取り込みや価格改定を見据えた需要もあり、NICE-NET利用・EDI連携推進による利便性向上、在庫拡充による品揃え強化などにより、売上高は223億11百万円(前年同期比3.5%増)となりました。 (計測) 計測につきましては、地域特性を踏まえた展示会・セミナーの実施や、測定工具・計測機器の拡販、検査・校正ビジネスの拡大に取り組みました。 一方で、設備投資に対する慎重姿勢が続くなか、測定工具の販売不振や計測機器の受注が足踏み傾向となり、売上高は39億26百万円(前年同期比1.7%減)となりました。 (産業機器・工作機械等) 産業機器・工作機械等につきましては、工作機械等設備の販売に努めるとともに、新規取扱メーカーの拡充や当社独自の販促企画、省エネ・SDGsを意識した商材の販売強化に取り組みました。 スポット案件の引合は持ち直しの動きが見られたものの、受注には至らない案件も多く、売上高は172億80百万円(前年同期比4.0%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は435億18百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益は4億3百万円(同13.1%減)、経常利益は4億53百万円(同9.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億84百万円(同9.5%減)となりました。 b. 財政状態 当連結会計年度末の資産、負債および純資産の状況は、以下のとおりです。 (資産) 資産は、175億86百万円と前連結会計年度から3億60百万円増加しました。これは、受取手形及び売掛金が8億1百万円減少したものの、電子記録債権が8億63百万円、棚卸資産が2億19百万円増加したことが主な要因です。 (負債) 負債は、44億48百万円と前連結会計年度から1億32百万円増加しました。これは、未払法人税等が65百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が2億75百万円増加したことが主な要因です。 (純資産) 純資産は、131億38百万円と前連結会計年度から2億27百万円増加しました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益2億84百万円の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。なお、自己資本比率は74.7%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 棚卸資産の増加額2億19百万円の減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益4億53百万円、仕入債務の増加額2億74百万円の増加要因により、4億62百万円の収入超過となりました(前年同期は11億58百万円の収入超過)。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有形固定資産の取得による支出56百万円、無形固定資産の取得による支出2億41百万円により、2億90百万円の支出超過となりました(前年同期は1億58百万円の支出超過)。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 短期借入金の増加額28百万円の増加要因があったものの、配当金の支払額2億19百万円の減少要因により、1億90百万円の支出超過となりました(前年同期は10億22百万円の支出超過)。 (現金及び現金同等物の増減) 以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末から18百万円減少し、82百万円となりました(前連結会計年度末は1億1百万円)。 ③ 販売の状況 当連結会計年度における販売実績は以下のとおりです。 取扱商品分類   販売実績(百万円)   前年同期比(%) 切削工具   22,311   3.5 計 測   3,926   △1.7 産業機器・工作機械等   17,280   △4.0 合計   43,518   △0.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、期末日における資産及び負債の残高、収益及び費用等に影響を与える仮定や見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りを過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる合理的見積りを行っておりますが、前提条件やその後の環境等に変化がある場合には、実際の結果がこれらの見積りと異なる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたり用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のようなものがあると考えております。 a.貸倒引当金 当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。将来、取引先の財務状況等が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。 b.繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合には、繰延税金資産が減額され税金費用の追加計上が発生する可能性があります。 c.棚卸資産の評価 当社グループは、棚卸資産の評価方法として、移動平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)、最終仕入原価法を採用しております。しかし、市況や商品ライフサイクルの変化等に伴い、帳簿価額を切り下げる棚卸資産が増加した場合には、棚卸資産の評価額に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、棚卸資産の評価に係る重要な会計上の内容に関する情報については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の状況 売上高につきましては、主力取扱商品である切削工具が価格改定等を見据えた需要により前年同期を上回った一方、計測及び産業機器・工作機械等の売上高が前年同期を下回ったことから、435億18百万円となり、前年同期と比べ37百万円(前年同期比0.1%減)の減収となりました。 営業利益につきましては、システム保守費用等の物件費が増加したことから、4億3百万円となり、前年同期と比べ60百万円(前年同期比13.1%減)の減益となりました。 経常利益につきましては、営業利益が減少したものの、受取利息の増加や支払利息の減少などにより営業外損益が改善した結果、4億53百万円となり、前年同期と比べ49百万円(前年同期比9.8%減)の減益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、経常利益の減少により減益となったものの、法人税等の減少もあり、2億84百万円と前年同期と比べ29百万円(前年同期比9.5%減)の減益となりました。 b.財政状態の状況 資産につきましては、主に在庫拡充に伴う棚卸資産の増加により、175億86百万円と前連結会計年度から3億60百万円増加しました。 負債につきましては、主に在庫拡充に伴う仕入債務の増加により、44億48百万円と前連結会計年度から1億32百万円増加しました。 純資産につきましては、主に営業活動等における利益の計上による増加要因により、131億38百万円と前連結会計年度から2億27百万円増加しました。なお、自己資本比率につきましては、74.7%と前連結会計年度から0.2ポイント減少しました。 c.キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、主に営業活動等における利益の計上により、4億62百万円の収入超過となりました(前年同期は11億58百万円の収入超過)。 投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、主に固定資産の取得等により、2億90百万円の支出超過となりました(前年同期は1億58百万円の支出超過)。 財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、主に金融機関からの短期借入返済等により、1億90百万円の支出超過となりました(前年同期は10億22百万円の支出超過)。 以上の結果、現金及び現金同等物は82百万円と前年同期と比べ18百万円の減少となりました。 d.資本の財源及び資金の流動性について 当社は、事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び外部資金を効率的かつ有効に活用しております。 短期資金需要につきましては、営業活動により得られた資金のほか金融機関から借入を行い、長期資金需要につきましては、金融機関からの借入及びリース会社とのリース契約を行うことを基本としております。また、金融機関と当座貸越契約を締結することで流動性の確保にも努めております。 なお、当連結会計年度末における借入金を含む有利子負債の残高は1億円となりました。 e.目標とする経営指標の達成状況等 当社グループは、「中期経営計画 Achieve2025」(令和3年3月1日~令和8年2月28日)の最終年度として、見直し後の最終年度目標である売上高450億円、経常利益5.6億円の達成を目指して経営を推進してまいりました。しかしながら、当連結会計年度の実績は、売上高435億円、経常利益4.5億円となり、これらの数値目標の達成には至りませんでした。 なお、当社グループは令和8年度より新たな中期経営計画「共創ビジョン2030」(令和8年3月1日~令和13年2月28日)をスタートしております。新中期経営計画の最終年度における目標とする経営指標は、売上高500億円、経常利益10億円としており、これらの達成に向け、事業環境の変化に柔軟に対応しながら、収益基盤の強化および持続的成長の実現に取り組んでまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。