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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

三栄コーポレーション

SANYEI CORPORATION8119 · Standard · 卸売業

生活関連用品を輸入・企画・販売する専門商社。家具、服飾雑貨、家電を中国・東南アジアから仕入れ、国内小売へ供給する。

概要

三栄コーポレーションは、家具家庭用品、服飾雑貨、家電を主力とする生活関連用品の専門商社である。1946年に大阪で創業し、1961年の合併を経て現在の企業体となった。2026年3月期の連結売上高は363億円、営業利益10億円。従業員数432名。国内外に17社の子会社を持ち、OEM事業とブランド事業を両輪とする。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

家具家庭用品・服飾雑貨・家電の三セグメント体制

当社グループは、報告セグメントとして家具家庭用品事業、服飾雑貨事業、家電事業の三つを有する。家具家庭用品事業ではリビング家具やキッチン用品、マットレスなどを扱い、2026年3月期は売上高192億円と全体の53%を占める。服飾雑貨事業はバッグやフットウェア等で119億円(33%)、家電事業は理美容家電や調理家電で30億円(8%)である。その他セグメントとしてペットショップ運営や防災用品販売なども手掛ける。各セグメントともOEMとして海外メーカー向けの企画・輸出と、自社ブランドやライセンスブランドによる国内販売の両方を展開する。

アジア・欧州に広がるグローバルな事業ネットワーク

同社は中国、香港、マレーシア、ベトナム、台湾、ドイツなどに生産・販売子会社を配置し、グローバルなサプライチェーンを構築する。香港のTRIACE LIMITEDは家具家庭用品と服飾雑貨の販売拠点、マレーシアのSANYEI CORPORATION (MALAYSIA)はマットレス製造を行う。中国には三曄国際貿易(上海)や三栄貿易(深圳)など複数の子会社があり、調達と販売の両機能を担う。欧州向けにはドイツのSANYEI (DEUTSCHLAND)がリエゾン活動を実施。2025年にはベトナムのTRIACE VIETNAMを設立し、生産拠点を東南アジアに拡大している。

中期経営計画と不採算事業の整理による収益基盤の再構築

2023年度から2025年度までの中期経営戦略「SANYEI 2025」では、グループ事業構造の見直しを重点テーマに掲げた。その結果、2024年度に経常利益20億円を達成したが、最終年度の2026年3月期は売上高363億円、営業利益10億円と減収減益となった。服飾雑貨事業で旅行需要の反動減が響き、家電事業は赤字を計上。これを受け、2026年度からの新中期計画「SANYEI NEXT 2028」では、経常利益20億円とROE10%以上を目標に設定。不採算事業として株式会社ベネクシー(2026年5月解散)や三發電器製品(東莞)(2025年9月解散)の整理を進め、EC事業や防災関連への成長投資を加速する。

業界の中での役割は生活関連用品のサプライチェーンを担う輸入商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
363億円
営業利益
10億円
営業利益率
2.8%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01家具・家庭用品主力

リビング家具、ダイニング家具、子供用家具、キッチン用品、インテリア用品、収納用品等を企画し、中国・東南アジアの子会社から輸入・販売。マレーシア子会社でマットレスの製造も手がける。

主な製品・サービス3
リビング家具・ダイニング家具
木製・布製の椅子、テーブル、ソファなど、リビング・ダイニング向け家具
キッチン関連用品
調理器具、食器、キッチン収納などのキッチン周りの生活用品
マットレス
マレーシアの子会社で製造する寝具用マットレス

02服飾雑貨主力

服飾雑貨(スカーフ、手袋、帽子など)の企画・輸入・販売を展開。国内外のフットウェア販売やセレクトショップ運営、ファッションバッグの輸入販売も子会社を通じて行う。

主な製品・サービス3
服飾雑貨
スカーフ、手袋、帽子などのファッション小物
フットウェア
靴・サンダルなどの履物。→子会社ベネクシーが販売
ファッションバッグ
婦人用バッグ等。→子会社L&Sコーポレーションが輸入販売

03家電準主力

理美容家電、調理家電、家事家電等を企画し、中国・香港の子会社でOEM生産を委託、またはODM・自社製品を開発・製造して輸入・販売する。

主な製品・サービス3
理美容家電
ヘアドライヤー、ヘアアイロン、シェーバーなどの美容・理容向け小型家電
調理家電
電子レンジ、炊飯器、ブレンダーなどの台所向け家電
家事家電
掃除機、洗濯機などの家事用家電

04ペット関連副次

ペットショップ運営(ペピカ)と動物病院運営(リリーベット)を展開。ペット用品小売と医療サービスを提供する。

05その他副次

輸送資材・生活雑貨の企画販売、防災用品の販売、欧州市場向け取引支援などを行う。グループの補完的事業。

主な製品・サービス1
防災用品
防災グッズ(非常食、備蓄品など)の企画・販売(防災ダイレクト)

製品と技術

欧州ブランド向けキッチンツールとマットレスのOEM

家具家庭用品事業では、欧州の著名ブランド向けにキッチンツールのOEM供給が主要な収益源である。2025年度は海外営業活動の強化により同品目が大きく伸長し、同事業の売上高は前期比3.4%増の192億円となった。また、マレーシア子会社SANYEI CORPORATION (MALAYSIA)ではマットレスを製造し、国内外に販売する。ブランド事業では「MINT(ミント)」ブランドで家具・インテリアのネットショップを運営するが、市場競争激化により売上は減少傾向にある。ECインフラを外部提供するフルフィルメント・ビジネスも新たに立ち上げている。

「Cath Kidston」や「uF」など多彩な服飾ブランドの展開

服飾雑貨事業では、OEMによる服飾雑貨の輸出に加え、ブランド事業として複数の海外ブランドを扱う。2025年度には株式会社L&Sコーポレーションが「Cath Kidston」ブランドのサブライセンス契約を締結し、販売を開始した。また、環境配慮型のオリジナルブランド「uF」を「OUR EARTH PROJECT」の一環として展開し、ECチャネルで成長している。フットウェア販売やセレクトショップ運営を行う子会社ベネクシーは2026年に解散し、同事業は縮小方向にある。2025年度の服飾雑貨事業売上高は119億円と前期比26.7%減少した。

理美容家電「mod's hair」と調理家電「Vitantonio」のEC強化

家電事業では、理美容家電ブランド「mod's hair」と調理家電ブランド「Vitantonio」を中心に展開する。ドライヤーや調理器具などが主力で、ECチャネルでの販売が伸び始めているが、市場競合の激化により国内外面で伸び悩んでいる。2025年度の家電事業売上高は30億円と前期比5.5%減少し、セグメント損失は2.6億円(前期比1.9億円改善)となった。中国の製造子会社三發電器製品(東莞)は2025年9月に解散し、今後の家電事業はOEM中心に再構築を進める方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品商社、収益改善に課題

三栄コーポレーションは、半導体・電子部品の専門商社。同業にはリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易など大型商社がひしめく中で、中堅規模。特定分野(高周波・光デバイス)に強みを持つが、全体的な競争は激しい。売上高は横ばい傾向で、営業利益率は2025/3期の5.26%から2026/3期には2.75%に急減する見通し。在庫調整や需要変動の影響を受けやすく、収益の安定化が急務。

強み

  • 通信基地局向けなど特定分野で独自の技術提案力を発揮。
  • 国内外の電機メーカーや産業機器メーカーとの取引実績あり。
  • 単なる流通ではなく、技術サポートを含めた総合提案が可能。
  • 自己資本比率が高く、安定した財務体質を維持。

課題

  • 2026/3期の営業利益率が2.75%と大幅低下、収益改善が急務。
  • リョーサン菱洋などの大手と比べ、規模・品揃えで劣る。
  • 半導体市況の変動が業績に直結し、収益が不安定になりやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が三栄コーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1416A富士ユナイトホールディングス86億円11.9倍
23160大光86億円147.5倍
38144デンキョーグループホールディングス85億円24.4倍
47619田中商事85億円8.4倍
57624NaITO84億円29.7倍
68119三栄コーポレーション81億円13.2倍
79827リリカラ81億円13.6倍
87434オータケ79億円7.7倍
97677ヤシマキザイ79億円15.7倍
108039築地魚市場79億円20.3倍
113323レカム78億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

戦後の雑貨輸出商として創業し四社が合併した1961年

1946年10月、大阪市南区で共栄商会が身辺装飾品の輸出業を創業した。その後、共栄貿易、昭栄貿易、アトラス雑貨貿易、共和貿易の四社が設立され、1954年にアトラス雑貨貿易と共和貿易が合併して東栄貿易となった。1961年2月、共栄貿易、昭栄貿易、東栄貿易の三社を吸収合併する母体として東京都台東区に三栄貿易を設立。同年10月に三社を吸収合併し、資本金1億円で発足した。この合併により、大阪・名古屋・東京の三拠点を有する総合商社の基盤が形成された。

香港・ドイツ・マレーシアへの海外拠点設立と株式公開

1960年代から海外展開を本格化する。1958年に香港で三栄洋行を創業し、1962年に現地法人化。1967年にはドイツ・デュッセルドルフに駐在員事務所を設置し、1969年にSANYEI (DEUTSCHLAND) G.m.b.Hに改組した。1973年にはマレーシアにSANYEI CORPORATION (MALAYSIA)を設立し、マットレス製造を開始。1979年には東京店頭市場に株式を公開し、資本金3億3千万円となる。1986年には香港にTRIACE LIMITEDを設立し、アジア地域の販売網を強化した。

中国進出とペット事業への多角化を進めた1990年代

1988年に上海駐在員事務所を設置し、中国市場への参入を開始。1998年には千葉県松戸市に株式会社ペットランド(現ペピカ)を設立し、ペットショップ事業に進出した。同時期に青島駐在員事務所も開設。2002年には中国に三曄国際貿易(上海)有限公司を設立。2003年には香港の三發電器製造廠と三栄電器香港を合併し、家電事業の基盤を固めた。2004年にはジャスダック証券取引所に株式を上場。2007年には株式会社エス・シー・テクノや株式会社mhエンタープライズを設立・子会社化し、事業領域を拡大した。

ブランド事業拡大とグループ再編の2010年代

2011年には中国に三發電器製品(東莞)と三栄貿易(深圳)を設立。2012年には株式会社L&Sコーポレーションを設立し、ファッションバッグの輸入販売を開始。2013年には創業70周年を迎え、子会社の商号変更(ペットランド→ペピカ、ビルケンシュトックジャパン→ベネクシー)を実施した。同年、ベトナムにTRIACE VIETNAMを設立。2020年にはエス・シー・テクノとmhエンタープライズを合併し、株式会社ゼリックコーポレーションに商号変更。2023年にはゼリックコーポレーションを吸収合併し、グループの再編を進めた。

M&Aによる防災事業参入と不採算事業の清算(2020年代後半)

2024年には株式会社ベネクシーの解散決議を行い、2025年には株式会社エッセンコーポレーションを解散。2025年7月、長野県の株式会社防災ダイレクトと有限会社防災防犯ダイレクトの株式を取得し、防災用品事業に新規参入した。同年10月に両社を合併。2025年9月には中国の三發電器製品(東莞)を解散。2026年4月にはペピカがリリーベットを吸収合併し、ペット事業を集約。2026年5月にはベネクシーが解散し、ブランド事業の整理が完了した。これらの動きは、中期経営計画に基づく不採算事業の撤退と成長分野への集中を反映している。

年表39件を開く

1940年代

  • 1946年10月M&A大阪市南区に身辺装飾品の輸出を主とする共栄商会を創業。1948年2月共栄貿易㈱(資本金195万円)に改組。続いて人的、資本的関係のある会社が次の順序で設立されました。 1949年9月名古屋市東区に陶磁器の輸出を主とする昭栄貿易㈱(資本金100万円)を設立。 1950年3月東京都台東区に生活関連用品の輸出を主とするアトラス雑貨貿易㈱(資本金300万円)と1951年9月に共和貿易㈱(資本金80万円)が設立され、アトラス雑貨貿易㈱と共和貿易㈱は、1954年6月に合併し、東栄貿易㈱(資本金380万円)と改称。

1950年代

  • 1958年1月香港に香港三栄洋行を創業。1962年7月三栄洋行有限公司(現・連結子会社)に改組。

1960年代

  • 1961年2月M&A共栄貿易㈱(大阪市)、昭栄貿易㈱(名古屋市)、東栄貿易㈱(東京都)は業容の拡大に伴い、生活関連用品の総合商社を目標に三社を吸収合併する目的のため、その母体として東京都台東区に三栄貿易㈱(資本金2,000万円)を設立。
  • 1961年10月M&A三栄貿易㈱は共栄貿易㈱、昭栄貿易㈱、東栄貿易㈱を吸収合併し、本店を東京都台東区に設置し、共栄貿易㈱を大阪支社、昭栄貿易㈱を名古屋支社、東栄貿易㈱を東京支社としました(資本金1億円)。
  • 1967年6月ドイツのデュッセルドルフ市に駐在員事務所を設置。1969年5月 SANYEI (DEUTSCHLAND) G.m.b.H (現・連結子会社)に改組。

1970年代

  • 1971年12月三栄貿易㈱は株式の額面金額変更のため、1950年2月20日設立の㈱大産商店に吸収され、㈱大産商店は社名を㈱三栄コーポレーションと改称(資本金3億円)。
  • 1973年9月マレーシアのクアラルンプールに SANYEI CORPORATION (MALAYSIA) SDN. BHD. を設立(現・連結子会社)。
  • 1978年7月創業香港に三發貿易有限公司を設立。1992年7月三發電器製造廠有限公司と改称。
  • 1978年9月創業香港に佳豪実業有限公司を設立。1983年7月三栄電器香港有限公司と改称。
  • 1979年1月東京店頭市場に株式を公開(資本金3億3千万円)。

1980年代

  • 1986年7月香港に TRIACE LIMITED を設立(現・連結子会社)。
  • 1988年3月中国に上海駐在員事務所を設置。

1990年代

  • 1998年10月千葉県松戸市に㈱ペットランドを設立(現・㈱ペピカ 現・連結子会社)。中国に青島駐在員事務所を設置。

2000年代

  • 2002年5月東京都台東区に㈱ビルケンシュトックジャパンを設立(㈱ベネクシー 現・連結子会社)。
  • 2002年10月中国に三曄国際貿易(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)。
  • 2003年7月M&A三發電器製造廠有限公司と三栄電器香港有限公司を合併し、三發電器製造廠有限公司(現・連結子会社)を存続会社とする。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。㈱ビルケンシュトックジャパンの本社事務所を東京都港区に移転。
  • 2007年4月愛知県名古屋市東区に㈱エス・シー・テクノを設立。
  • 2007年7月M&A東京都墨田区の㈱mhエンタープライズを子会社化。
  • 2007年12月千葉県松戸市に㈱リリーベットを設立。

2010年代

  • 2011年4月中国に三發電器製品(東莞)有限公司を設立(現・連結子会社)。
  • 2011年5月中国に三栄貿易(深圳)有限公司を設立(現・連結子会社)。
  • 2011年12月東京都台東区にヴェーエムエフ ジャパン コンシューマーグッズ㈱を設立。2017年10月㈱エッセンコーポレーションと改称。
  • 2012年5月㈱mhエンタープライズの本社事務所を東京都台東区に移転。
  • 2012年10月東京都台東区に㈱L&Sコーポレーションを設立(現・連結子会社)。
  • 2013年10月商号変更普通株式5株につき1株の株式併合を実施、単元株式数を1,000株から100株に変更。㈱エス・シー・テクノの本社事務所を東京都台東区に移転。㈱ペットランド、㈱リリーベットの本社事務所を千葉県市川市に移転。㈱ビルケンシュトックジャパンを㈱ベネクシーに商号変更。㈱ペットランドを㈱ペピカに商号変更。創業70周年を迎える。ベトナムのホーチミンにTRIACE VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立(現・連結子会社)。
  • 2019年11月㈱ベネクシーの本社事務所を東京都千代田区に移転。

2020年代

  • 2020年1月M&A㈱エス・シー・テクノと㈱mhエンタープライズを合併し、㈱ゼリックコーポレーションに商号変更。
  • 2021年3月台湾の台北市に台湾三栄貿易股份有限公司を設立(現・連結子会社)。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2023年4月M&A㈱ゼリックコーポレーションを吸収合併。
  • 2024年2月㈱エッセンコーポレーションを解散。
  • 2024年5月㈱ベネクシーの本社事務所を東京都台東区に移転。
  • 2024年10月普通株式1株につき4株の株式分割を実施。
  • 2025年7月M&A長野県長野市の㈲防災防犯ダイレクトおよび㈱防災ダイレクトの株式を取得、子会社化。
  • 2025年9月中国の三發電器製品(東莞)有限公司を解散。
  • 2025年10月M&A㈲防災防犯ダイレクトと㈱防災ダイレクトを合併し、合併後の商号は㈱防災ダイレクトとなる。
  • 2026年4月M&A㈱ぺピカを存続会社として㈱リリーベットを吸収合併。
  • 2026年5月㈱ベネクシーを解散。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益2028年度まで20億円
  • 当期純利益累計2028年度まで30億円
  • ROE2028年度まで10%以上
  • 株主資本100~120億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    健康と環境をテーマに生活用品を提供

    生活者のくらしに寄り添い、「健康と環境」をテーマに、生活を健やかに潤す価値を提供する。商品軸に加え、サービス・市場・販売チャネルを軸に高付加価値化・差別化を図り、生活用品需要へのカバー領域を拡大する。

  2. 02

    成長投資の推進

    EC事業、海外事業、サステナブル関連事業など成長分野を積み上げ、事業ポートフォリオを継続的に見直す。M&Aやサプライチェーンの高度化、DXを推進し、成長機会を追求する。

  3. 03

    人的資本投資による環境整備

    人材を最重要の経営資源と位置づけ、社員一人ひとりが能力を最大限発揮できる環境づくりを進める。ジェンダーや年齢・国籍に関わらず、採用・教育育成施策などの人事制度を推進する。

  4. 04

    安定的な株主還元の実施

    配当性向30~50%を目処に、継続的かつ安定的な配当を実施する。株主との長期的な関係構築を重視し、株主優待制度の充実も図る。

  5. 05

    サステナブル社会への貢献

    環境配慮型の商品・サービスを通じ、サステナブルなビジネスを展開する。環境負荷低減への対応と「SANYEI」ブランディングにより企業価値を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で432人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は751万円で、9期前と比べて+7.1%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は10.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月660
2018年3月723
2019年3月70141.09.0744
2020年3月66741.09.0760
2021年3月63940.08.0748
2022年3月61541.010.0699
2023年3月64042.011.0627
2024年3月68444.010.0576
2025年3月71644.011.0490429
2026年3月75144.010.0432231

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 7 / 海外 10、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社・東京支社 — 東京都台東区757百万円
家具家庭用品事業、服飾雑貨事業、家電事業、その他
本社、松戸店他6店 — 千葉県市川市他394百万円
その他
行田倉庫 — 埼玉県行田市136百万円
家具家庭用品事業、服飾雑貨事業
マレーシア クアラルンプール51百万円
家具家庭用品事業
福岡事業所 — 福岡県福岡市0百万円
家具家庭用品事業
主な関係会社
  • 海外
    三栄洋行有限公司
    香港 九龍 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SANYEI CORPORATION(MALAYSIA) SDN. BHD.(注)4
    マレーシア クアラルンプール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ペピカ
    千葉県市川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱リリーベット(注)4、8
    千葉県市川市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 海外
    TRIACE LIMITED (注)2、6
    香港 九龍 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三發電器製造廠有限公司(注)2、4
    香港 九龍 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三發電器製品(東莞)有限公司(注)4、7
    中国 東莞 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サムコ
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ベネクシー(注)9
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SANYEI (DEUTSCHLAND) G.m.b.H
    ドイツ デュッセルドルフ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三栄興産㈱
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三曄国際貿易(上海)有限公司(注)2
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • 三栄貿易(深圳)有限公司(注)4中国 深圳100%
  • ㈱L&Sコーポレーション(注)5東京都台東区100%
  • TRIACE VIETNAM COMPANY LIMITED (注)4ベトナム ホーチミン100%
  • 台湾三栄貿易股份有限公司(注)2、4台湾 台北100%
  • ㈱防災ダイレクト長野県長野市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は363億円営業利益10億円前期と比べると減収減益で、売上が-9.0%、利益が-52.4%。

売上高
-9.0%
363億円
営業利益
-52.4%
10億円
純利益
-40.0%
6億円
営業利益率
2.8%
前期比 -2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高365億円363億円
営業利益10億円10億円
純利益7億円6億円
1株あたり配当¥31¥31

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は88億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1000
2024年1Q8300.02
2024年2Q8755.73
2024年3Q9233.3−1
2024年4Q1051
2025年2Q209136.210
2025年4Q19084.20
2026年2Q17784.55
2026年4Q18621.11
2027年1Q8811.10

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は346億円から363億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
普通株式5株につき1株の株式併合を実施、単元株式数を1,000株から100株に変更。㈱エス・シー・テクノの本社事務所を東京都台東区に移転。㈱ペットランド、㈱リリーベットの本社事務所を千葉県市川市に移転。㈱ビルケンシュトックジャパンを㈱ベネクシーに商号変更。㈱ペットランドを㈱ペピカに商号変更。創業70周年を迎える。ベトナムのホーチミンにTRIACE VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立(現・連結子会社)。
2013年3月346148
2014年3月39955
2015年3月445106
2016年3月4942414
2017年3月4982414
2018年3月447188
2019年3月42582
㈱エス・シー・テクノと㈱mhエンタープライズを合併し、㈱ゼリックコーポレーションに商号変更。
2020年3月412132
台湾の台北市に台湾三栄貿易股份有限公司を設立(現・連結子会社)。
2021年3月331−4−7
2022年3月340−7−9
㈱ゼリックコーポレーションを吸収合併。
2023年3月3873−2
2024年3月367125
長野県長野市の㈲防災防犯ダイレクトおよび㈱防災ダイレクトの株式を取得、子会社化。
2025年3月39921215.310
㈱ぺピカを存続会社として㈱リリーベットを吸収合併。
2026年3月36310122.86

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高363億円のうち、営業利益として残るのは10億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.0%276億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.9%76億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
4.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は81億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−1−38−424
2014年3月54−15920
2015年3月−8−310−1120
2016年3月33−5−132835
2017年3月14−5−15929
2018年3月9−817146
2019年3月6−63048
2020年3月29−6−202351
2021年3月−8218−662
2022年3月−8−1−11−946
2023年3月10−1−12944
2024年3月5−1−7444
2025年3月38−1−73777
2026年3月93−91281

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は246億円。このうち返さなくてよい自己資本が147億円で、自己資本比率は59.6%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月176829445.1
2014年3月174888649.7
2015年3月20710110648.0
2016年3月23011111947.5
2017年3月23112810355.1
2018年3月25713412351.8
2019年3月25212512748.9
2020年3月22211410851.0
2021年3月24111412746.7
2022年3月20810110748.1
2023年3月1971029551.3
2024年3月2121159753.7
2025年3月23713410356.4
2026年3月2461479959.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
81億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
89億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
35億円
在庫として抱えている分
負債合計
99億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中79位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中276位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥790で、1年前と比べて+0.8%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥790-0.6%1ヶ月+3.7%1年+0.8%時価総額81億円
過去52週の値幅
安値¥750高値¥940

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR0.50倍
配当利回り3.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価794円。25日線(773.24円)を上回り、75日線(777.17円)も上抜け。週足は52週安値750円から上昇基調。出来高は7/8以降増加傾向で、7/14に7500株。RSI85と過熱感。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER13.3倍は同業平均17.5倍を下回り、PBR0.51倍も平均1.20倍を大きく割り込む。配当利回り3.9%は平均3.0%を上回る。ただし配当性向376.7%と極めて高く、ROE4.1%と低収益。2026/3期の減収減益見込みで、割安だが持続可能性に懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.2倍17.9倍
PER (予想)10.8倍
PBR0.50倍1.24倍
ROE4.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は安定しているが、2026年3月期は減収減益予想。強気派は強固な顧客基盤と高い配当利回り(3.9%)を評価。弱気派はアパレル市場の縮小と競争激化、低ROE(4.1%)を懸念。PBR0.51倍と割安だが、成長期待が乏しい。

プラスに働く材料7
  • 安定した顧客基盤

    大手アパレルとの長期取引により、安定的な収益源がある。

  • 高い配当利回り

    利回り3.9%は魅力的で、株主還元に積極的。

  • PBRの割安感

    PBR0.51倍と解散価値以下で、下値不安は小さい。

  • コスト削減策の効果発現2027年3月期影響

    販管費10%削減で営業利益約4億円改善

  • 新規商材開拓による収益源確保2026年下期影響

    新規商材売上20億円、営業利益率5%で1億円寄与

  • 在庫適正化によるキャッシュフロー改善2026年上期影響

    在庫削減で運転資金2億円減、財務コスト0.1億円減少

  • 株主還元策の拡大次回株主総会影響

    配当性向30%から40%へ引上げ、1株配当3円増

マイナスに働く材料7
  • アパレル市場の縮小

    国内アパレル市場は縮傾向で、成長が期待しにくい。

  • ROEの低さ

    ROE4.1%と資本効率が低く、収益性改善が必要。

  • 減収減益予想

    2026年3月期は売上・利益とも減少見込みで、先行き不透明。

  • 主要市場の需要低迷による売上減少2026年Q2影響

    売上さらに10%減少で営業利益約3億円減(営業利益10億円の30%減)

  • 仕入価格高騰による粗利圧迫通年影響

    仕入価格5%上昇で営業利益約1.5億円減

  • 取引先の信用不安による引当金計上不定影響

    貸倒引当金1億円計上で営業利益同額減

  • 為替変動による輸入コスト増継続影響

    輸入比率20%、1円円安でコスト0.2億円増

次の決算で確かめる点
ユニフォーム売上高
主力事業の動向を把握する最重要指標。
営業利益率
収益性の改善度合いを確認。低水準からの脱却が課題。
大手顧客数
主要顧客との取引継続状況を測る。安定性の指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり31で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.92%。

年間配当
¥31
1株あたり
配当利回り
3.92%
いまの株価に対して
配当性向
376.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4027.8
2018年3月400.062.6
2019年3月400.0
2020年3月28−31.380.5
2021年3月5−81.8
2022年3月50.0
2023年3月50.036.1
2024年3月20300.042.7
2025年3月3155.043.2
2026年3月310.0376.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥31

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,930人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.7%を占め、残る76.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他67.568.469.272.070.171.0
事業法人15.816.015.814.314.213.8
金融機関10.410.410.39.711.29.9
自己株式7.36.96.48.67.26.9
証券会社3.94.13.63.23.63.1
外国法人2.10.80.60.60.71.9
外国人個人0.30.40.40.10.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三栄コーポレーション取引先持株会5.97
02㈱三菱UFJ銀行4.47
03MUFGファイナンス&リーシング株式会社4.37
04SMBC日興証券㈱2.94
05㈱三井住友銀行2.47
06秋元 利規2.45
07三栄コーポレーション・グループ従業員持株会2.22
08水谷 裕之2.12
09小林 敬幸1.99
10綜通㈱1.94

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−83%、1株純資産は14期で−55%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3523,43210.96.828.0
2014年3月1963,6915.511.013.8
2015年3月2474,2296.210.263.7
2016年3月6064,61113.76.7117.3
2017年3月5995,32012.16.127.8
2018年3月3485,5706.411.162.6
2019年3月835,2631.538.2
2020年3月814,7931.634.880.5
2021年3月−761,187−6.4
2022年3月−1001,051−8.9
2023年3月−171,054−1.636.1
2024年3月561,2215.012.042.7
2025年3月1031,4127.99.243.2
2026年3月601,5454.113.5376.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額131百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
水越雅己取締役社長(代表取締役)兼 社長室長69136,000
上瀧準也常務取締役 営業本部長 兼 家庭用品事業部長6434,000
高橋哲也取締役 総務・人事本部長 兼 チーフ・ファイナンシャル・オフィサー(CFO)兼 TRIACE LIMITED董事長 兼 三曄国際貿易(上海)有限公司董事長 兼 三栄貿易(深圳)有限公司董事長 兼 三栄洋行有限公司董事長 兼 台湾三栄貿易股份有限公司董事長6439,000
岡﨑克則取締役 管理本部長 兼 チーフ・コンプライアンス・オフィサー(CCO)兼 財務部長613,000
新井三郎取締役(常勤監査等委員)6021,000
杉田雪絵取締役(監査等委員)617,000
山﨑雄一郎取締役(監査等委員)578,000
西村光一取締役 営業本部副本部長 兼 新規チャネル推進事業部長542,000
小平敏之総務・人事本部副本部長兼人事部長兼三栄興産株式会社代表取締役社長
奥山正営業本部長補佐兼服飾雑貨事業部長兼服飾雑貨第3部長
吉岡幹宏営業本部長補佐兼家電事業部長兼家電事業部家電第1部長兼三發電器製造廠有限公司董事長兼三發電器製品(東莞)有限公司董事長
法貴健造営業本部長補佐兼家具事業部長兼マレーシア三栄コーポレーション代表取締役社長 兼トライエースベトナムカンパニーリミテッド社長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4511166917
監査等委員33634013
社外取締役22022211

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,039字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社および子会社17社で構成されており、国内・海外拠点ともに生活関連用品事業を主たる業としております。 セグメントごとの主な事業内容ならびに当該事業の位置づけは、次のとおりであります。 (1)報告セグメント 報告セグメントの名称    主要な事業内容   主な会社名 家具家庭用品事業   リビング家具、ダイニング家具、子供用家具、キッチン関連用品、インテリア用品、収納用品等の企画・輸出輸入販売   当社 三曄国際貿易(上海)有限公司 TRIACE LIMITED TRIACE VIETNAM COMPANY LIMITED 三栄貿易(深圳)有限公司 台湾三栄貿易股份有限公司 マットレス等の製造・輸出販売   SANYEI CORPORATION(MALAYSIA) SDN. BHD. 服飾雑貨事業   服飾雑貨等の企画・輸出輸入販売   当社 TRIACE LIMITED 三曄国際貿易(上海)有限公司 国内外フットウエアの販売、セレクトショップの運営   ㈱ベネクシー ファッションバッグ等の輸入販売   ㈱L&Sコーポレーション 家電事業   理美容家電、調理家電、家事家電等の企画・輸出輸入販売   当社 OEM製品の輸出、ODM製品・自社製品の輸出   三發電器製造廠有限公司 OEM製品の製造、ODM製品・自社製品の開発・製造販売   三發電器製品(東莞)有限公司 OEM製品の輸出輸入販売   三曄国際貿易(上海)有限公司 (2)その他のセグメント セグメントの名称    主要な事業内容   主な会社名 その他   ペットショップの運営   ㈱ペピカ 動物病院の運営   ㈱リリーベット 輸送資材・生活雑貨等の企画・販売   ㈱サムコ 事務代行業務   三栄興産㈱ リエゾン活動(欧州市場向け取引における支援活動・情報収集)   SANYEI(DEUTSCHLAND) G.m.b.H 防災用品の企画・販売   ㈱防災ダイレクト 以上を事業系統図によって示すと、次のとおりとなります。 事業系統図 報告セグメント       その他 (海外販売会社)   家具 家庭用品   服飾雑貨   家 電       その他 国 内 ・ 海 外 顧 客       SANYEI CORPORATION (MALAYSIA) SDN.BHD. (マレーシア)   ○   -   -       -       国 内 ・ 海 外 仕 入 先 ←   三曄国際貿易(上海)有限公司(中国)   ○   ○   ○       -   ← 販売   三發電器製造廠有限公司(香港)   -   -   ○       -   仕入 三發電器製品(東莞)有限公司(中国)   -   -   ○       - TRIACE LIMITED(香港)   ○   ○   -       ○ TRIACE VIETNAM COMPANY LIMITED(ベトナム)   ○   -   -       - 三栄貿易(深圳)有限公司(中国)   ○   -   -       - SANYEI(DEUTSCHLAND)G.m.b.H(ドイツ)   -   -   -       ○ 台湾三栄貿易股份有限公司(台湾)   ○   -   -       - 販売   販売   販売       販売 ↓   ↓   ↓       ↓ ←   ㈱三栄コーポレーション   ○   ○   ○       -   ← 販売       販売   販売   販売       販売   仕入 (国内販売会社)   ↓   ↓   ↓       ↓ ㈱サムコ   -   -   -       ○ ← 販売   ㈱ペピカ   -   -   -       ○   ← ㈱ベネクシー   -   ○   -       -   仕入 ㈱L&Sコーポレーション   -   ○   -       - ㈱防災ダイレクト   -   -   -       〇 (サービス会社等) 三栄興産㈱   -   -   -       ○   (注)2 ㈱リリーベット   -   -   -       ○ 三栄洋行有限公司(香港)   -   -   -       ○ (注)1 関係会社別に当該セグメントを取り扱っている場合には ○ とし、取り扱っていない場合には ― として表記しております。  2 三栄興産㈱は、当社グループ向けサービス業を主業としております。  3 三發電器製品(東莞)有限公司は、2025年9月に解散決議し、現在清算手続き中です。 4 ㈱リリーベットは、2026年4月で㈱ぺピカに吸収合併されています。 5 ㈱ベネクシーは、2026年5月に解散決議し、現在清算手続き中です。
経営方針・対処すべき課題4,510字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)企業理念・経営ビジョン・行動規範 <バリュー(企業理念)>:「随縁の思想」 当社グループは、企業理念として創業以来「随縁の思想」を掲げています。「随縁」とは、「縁に随(したが)い縁を活かす」ことであり、人と人との出会い、そこから生まれる絆を大切に思い、互いに尊重し合い、助け合い、発展し合う、という思想のことを言い表したものです。 <ミッション> くらしに、良いものを。 <経営ビジョン>:「三栄コーポレーションは真に優れた生活用品を提供します。『健康と環境』をテーマに健やかで潤いのあるくらしを創造します。」 当社グループはこの経営ビジョンの下、くらしに良いものを提供することで、永続的な企業の存続と、ステークホルダーの皆さまを始めとする社会全体の利益となることを経営の基本方針としています。 <行動規範> 1. 私たちは、小さなことを誠実に行います 2. 私たちは、助け合いのこころを大切にします 3. 私たちは、感謝の気持ちを忘れません 4. 私たちは、機を逃しません 5. 私たちは、地球の未来を考え行動します 当社グループの企業活動は、そのいずれもが、互いに尊重し合い、助け合い、発展し合う、三栄のこころである「随縁の思想」にささえられています。行動規範は、この企業理念の下、当社グループ全ての役員・従業員が、常日頃、いかに判断し、行動して行くべきか、と言う基準を示したものです。 (2)中長期的な経営戦略 当社は、2023年度を起点とした3ヵ年中期経営戦略『SANYEI 2025』を策定し、経営基盤の強化に取り組んできましたが、比較的低採算な売上の縮減に加え、収益性維持から価格転化を進めたことによる売上の伸び悩みや、コロナ禍明け需要の終息が想定外に早かったことも影響し、売上は目標に届きませんでした。 一方で、定量目標の1つであった経常利益20億円は2024年度に実現しましたが、利益面では業績のボラティリティが目立ちました。 最終年度においては、将来にわたる収益力の強化につなげるため、M&Aの実施や不採算事業の整理などを通じた事業ポートフォリオの見直しに注力し、中長期的な成長に向けた基盤づくりを進めてきました。 こうした取り組みで得られた成果をさらに発展させ、次の成長ステージへとつなげていくため、当社は2026年度を初年度とする新たな中期経営計画『SANYEI NEXT 2028』を策定しました。本計画の策定にあたり、当社のコアコンピタンスおよびビジネスモデルについて、あらためて再認識・再定義を行っています。その概要は以下のとおりです。 コアコンピタンス 当社は、専門商社として長年にわたり「生活用品」「健康と環境」を支えてきました。その中で培ってきた、多様化する高付加価値ニーズに対応できる商品ラインアップ、モノづくりや調達の仕組み、幅広いネットワークを強みとしています。 また、グローバルに事業を展開してきた活動領域の広さに加え、当社の事業を支える人材そのものを重要な競争力と位置付けています。 ビジネスモデル これまで展開してきた「OEM事業」と「ブランド事業」の区分を見直し、生活用品領域において、商品軸に加え、サービス、市場、販売チャネルなどを軸に高付加価値化、差別化を図りながら、生活用品需要に対するカバー領域を拡大します。 中期経営計画 SANYEI NEXT 2028 計画期間:2026年度~2028年度 定性目標:「健康と環境」をテーマとした生活用品の取り扱いを通じ、サプライチェーンの高度化により収益基盤を強化することで、着実、確実な成長を遂げ、サステナブル社会の実現に貢献します。 定量目標:最終計画年度までに、経常利益20億円、および当期純利益累計30億円を達成します。またROE10%以上を目指すとともに、各事業組織においては、ROICツリー構成要素をモニタリングし、時系列的な業績管理を実施します。株主資本については、100~120億円の水準で、キャピタルアロケーションを設計します。 1.基本方針 「健康と環境」をテーマに、生活者のくらしに寄り添いながら“生活を健やかに潤す”価値を提供し、着実かつ確実な成長を目指します。 生活用品を事業ドメインとし、以下の取り組みを推進します。 ①“生活を健やかに潤す”商品を提供します。 ②多様な手法で生活者と向き合います。 ③「モノ」にとどまらず、「コト」による価値創出を拡大します。 ④環境配慮型の商品・サービスを通じ、サステナブルなビジネスを展開します。 ⑤グローバルに生活者のニーズを丁寧に捉えます。 ⑥サプライチェーン上の人権保護を重視します。 2.重点施策 着実かつ確実な成長の実現に向け、「成長投資」「人的資本投資」「株主還元」の三つを重点施策と位置づけ、積極的な投資を行います。 ① 成長投資 再認識・再定義したコアコンピタンスおよびビジネスモデルを基盤に、生活用品分野において、商品に加え、サービス・市場・販売チャネルの各軸から成長機会を追求します。 サプライチェーン全体を見据え、EC事業、海外事業、サステナブル関連事業といった成長分野を着実に積み上げるとともに、事業ポートフォリオを恒常的に見直します。併せて、四つの軸の強化やサプライチェーンの高度化を目的としたM&A、ならびに事業オペレーションのDXを推進します。 ② 人的資本投資 当社は、人材を最重要の経営資源の一つと位置付けます。 人が財産である商社として、社員一人ひとりが能力を最大限に発揮でき、働く魅力を高められる環境づくりを進めるため、各種施策の導入を検討していきます。 ③ 株主還元 “生活を健やかに潤す”需要に真摯に向き合い、実績を着実に積み上げることで事業規模を拡大し、継続的かつ安定的な配当を実施することを株主還元の基本方針としています。 この方針のもと、以下を掲げます。 ・配当性向30~50%を目処に置き、株主さまとの継続的・長期的な関係を築くため、安定的な配当実施を最重要視します。 ・株主優待制度については、当社グループ商品を中心に、ラインナップをさらに充実していきます。 3.サステナブル社会の実現に貢献 「健康と環境」をテーマに、長く愛される生活用品を提供する事業を行っている当社は、このような事業がお客様のサステナブルな生活の実現、ひいては、サステナブルな社会の実現に資するものと考えています。加えて、最近の環境負荷低減に向けた社会的要請の拡大に、具体的に、真摯に対応することで、三栄コーポレーションの企業価値を向上させ、「SANYEI」のブランディングに着手し、より一層、求められる企業となることを目指します。 (3)経営環境 近年、環境変化に応じ生活用品の需要も変容していますが、大きな方向性として、市場は成熟度合いを高め、今後、量的拡大は大きくは望めない状態であると認識しています。 これまで、コロナ禍における巣ごもり需要から、コロナ禍明けの外出需要といった生活需要の変化に対応してきましたが、地政学リスクの増大など、昨今外部要因の変化が複雑化し、且つデフレ社会の終焉、インフレ社会の到来の中で、業績ボラティリティのリスクが拡大傾向にあります。 さらに、AIの急速な普及に象徴されるように環境変化が加速度を増し、生活者の需要パターン、或いは、それに伴って会社が直面するチャンスとリスクも多様化しています。 こうした状況を踏まえ、当社は、お客様に商品を安定的かつ継続的にお届けするためのサプライチェーンの安定性や継続性にこれまで以上に留意し、生活用品分野における高付加価値の提供により存在感を発揮、様々な挑戦を通じて収益基盤を強化し、環境変化に耐え抜くレジリエントな企業体質を確立することが不可欠と考えています。これにより、刻々と変化する当社経営を取り巻く環境に、着実に対応してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 黒字体質の維持強化を図るための具体的な経営課題は、次のとおりです。 ①グループ事業構造の見直し 本社および国内外関係会社のそれぞれの事業遂行上の役割を見直し、それぞれの機能強化、また相互の関係強化により商品事業部制全体の強化、さらにグループ全体をカバーする経営企画機能の高度化も図ることにより、収益基盤や事業基盤の改善・強化を目指します。 ②事業ポートフォリオの見直し 企業の持続的な発展を目指すためには、事業ポートフォリオの見直しを継続的に実施する必要があります。その際に考慮する判断指標として、ROICや在庫効率等も採用し、それに基づく事業の選択と集中を推し進めることで、資本効率を意識した経営に努めています。 また、環境関連案件等、今後の成長が期待出来る分野については、PDCAサイクルの徹底により収益性を見極めつつ、新たなビジネスチャンスに積極的に取り組んでいくことで、足元はもとより将来を見据えた収益基盤の改善・強化を図ります。 ③コスト構造の見直し グローバルサプライチェーンの最適化による経費の低減に加えて、基幹システムの更なる活用によるグループ内業務の標準化と集約による効率化を更に推し進め、当社グループ全体のコスト低減を目指すことからも、収益基盤の改善・強化に努めます。 ④人的資本経営の推進 当社は、貿易を祖業とし、世界の様々な国に拠点を構えて事業を展開しており、これまでも、多種多様な価値観を理解・尊重し、認め合い、協力し合うことで、グループ全体の総合人材力を最大限に引き出して、企業価値を高めることに努めていますが、改めて、人材を利益を生む力と捉え、ジェンダーや年齢・国籍にかかわらず経営戦略に呼応した人材の採用や教育育成施策などのグループ人事制度を推し進めることで、事業基盤の改善・強化を目指します。 ⑤働きやすさ、働き甲斐を推進する為の社内環境の整備 ワークライフバランスの推進をはじめ、従業員一人ひとりが活き活きと能力を最大限に発揮できる、安全で健康的な就労環境の整備を進めるとともに、心身両面から社員の健康増進に取り組みます。 また、働き甲斐の向上に向けて、処遇・評価制度の充実、キャリア形成支援の強化、グループ内人材交流の活性化などを通じて、事業基盤の一層の改善・強化を図ります。 こうした社内環境整備を通じて、社員のエンゲージメントを高め、さらなる生産性向上と持続的な企業価値向上につなげます。 ⑥内部管理体制の高度化 より迅速かつ果断な意思決定を可能とする決裁権限体系の見直しや権限委譲をさらに推し進め、攻めのガバナンス体制の強化を行うとともに、内部統制システムの高度化を図ることにより守りのガバナンス体制を強化することで、事業基盤の改善・強化に努めます。 なお、本項には将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものです。
事業等のリスク4,105字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、「くらしに、良いものを。」「健康と環境」をテーマに、新たな"生活"の切り口と付加価値を創造し、販売市場にとらわれることなく様々な事業フィールドにおいてビジネスを展開しています。 こうした事業活動の性質上、先行き予測が困難で不確実性の高い様々なリスクが内在しており、当該リスクが顕在化した場合には、将来の当社グループの事業活動や経営成績、財政状態などに大きく影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを完全に排除することは困難ですが、当社グループではリスクマネジメント規程に基づき設立された組織横断的な各種の特定リスク委員会を定期的に開催、リスクの適切な認識、迅速な対応を図ることで、リスクの極小化を図っています。 また、当社グループは、BCPおよび危機管理体制の整備、重要業務の代替手順や代替拠点の確保、情報セキュリティ対策、外部委託先の管理強化等を通じて、事業継続性の強化・向上に努めています。 ①地政学リスクについて 当社グループの事業活動は、世界各国における政治経済社会情勢の変化や国家間紛争、あるいは、大規模な自然災害の発生や感染症の世界的な蔓延など、様々な環境変化に伴うリスクに晒されています。近年、一部地域における地政学的緊張の高まりや国際的な通商・エネルギー環境の不安定化、主要国の政策運営の不確実性など、世界情勢がより複雑化する傾向が見られており、当社グループの事業や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクの回避や低減を図るため、当社では、リスクマネジメント委員会傘下のカントリーリスク委員会が世界情勢の変化に伴う様々なリスクの評価や対応策を検討する体制のほか、危機管理基本マニュアルに基づいて、常設の危機対策本部事務局が平時の準備活動を担うとともに、危機発生時には遅滞なく事業継続計画(BCP)を発動することで、円滑な事業の回復・継続に即応する体制を構築しています。 ②人的リソースに関するリスクについて 人材の流動性の高まり、少子高齢化社会の進行に伴う労働者人口の減少や働き方に対する労働者ニーズの多様化などにより、経営資源の根幹をなす人材の確保や育成が順調に進まない場合、当社グループの事業活動や経営成績、財政状態などに大きく影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクを回避するため、当社では社員のキャリア形成や生産性向上に資する投資を進めており、自律的な学びを支援する研修制度や挑戦を促す施策を通して社員の成長を支援し、働き甲斐のある就労環境作りにも取り組んでいます。また、定年再雇用制度の整備や育児短時間勤務制度の対象拡大など柔軟な働き方に関する諸制度を整備し、社員が長く働きやすい環境作りに取り組んでいます。 さらに、キャリア採用に関する制度を整備するなど外部人材の積極的な登用も進めており、人材の確保と育成に努めています。 ③サイバーセキュリティに関するリスクについて 当社グループは、個人情報や情報セキュリティについては情報管理委員会を定期開催し、個人情報およびサイバーセキュリティの管理体制を監督する体制を整備し、サイバー攻撃による被害や個人情報漏えい時の補償については万が一に備えてサイバーセキュリティ保険の付保により、リスク移転措置も講じています。 また、当社グループは、成長戦略の柱として、引き続き「EC事業の強化」を推進しており、販売活動で取得した個人情報・顧客情報などの漏えいにより多大な損害賠償責任を求められる、あるいは、漏えい等の事案対応のための費用負担が必要になる、当社の信用力低下に繋がるなどの可能性があり、さらにサイバー攻撃などの事例も年々増加するなか、情報セキュリティ全般に係わるリスクが高まっています。 こうしたリスクに備え、事業継続性を意識した重要業務の代替手順整備や代替拠点の確保、情報セキュリティ対策、基幹システムデータのバックアップなど、早期に事業が復旧できる体制の整備に努めています。 ④サステナビリティに関するリスクについて 地球温暖化が環境に及ぼす影響への懸念が依然強まるなか、その具体的な対応策の策定は、経済発展への阻害要因ともなりうるとの考え方も、一部には強まっています。 一方で、「健康と環境」を会社の最重要テーマとして、長年取組んできた当社としては、昨今の「SDG's経営への取組」以前からの基本的な方針として、この課題に取り組んでおり、その課題認識は全く変わっていません。 いわゆる「サステナビリティに関するリスク」について、当社では新たなビジネスチャンスとも捉えています。気候変動リスクを始め、サステナビリティに関するリスクを当社の事業運営全般に関わるチャンスと表裏一体のリスクと捉え、その対応のためサステナビリティ委員会を設置して、取締役会における方針決定等の大局的な審議に資する情報収集や、事前審議を行うことで、全社横断的な監視、対応体制を整備しています。 また、仕入先協力工場における児童労働や長時間労働などの人権侵害、あるいは環境破壊や地域住民の権利侵害の発生は、人権侵害そのものだけでなく、当社および取引先に対する社会的信用の低下を招く恐れがあり、大きな課題、且つリスクでもあります。このようなリスクを回避するため、仕入先協力工場の選定にあたっては、当社判断および取引先の審査基準等に従い、人権保護を含めた法令遵守の徹底に取り組んでいます。 ⑤コンプライアンス(法令遵守)に関するリスクについて 当社グループは、生活用品を中心に多岐に亘る商品を国内外で製造・販売しており、わが国を含む世界各国で制定、施行されている各種法令および規制などを遵守することに努めています。しかしながら、複数の当事者を介して行う取引も多く、予防的措置を講じているにも関わらず、結果として法令や規制などに違反する事態に至るなど、場合によっては、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。また、これらの法令や規制などが大きく変更された場合には、取引の継続が困難となる可能性や必要な対策に多額の費用を要する可能性があります。 こうしたリスクを回避するため、法務リスク委員会において法改正情報の入手や法令遵守の状況を監督しています。また、当社グループの事業に密接に関係がある法律ごとにコンプライアンス・プログラム(CP)を策定・運用し、定期的に法令の趣旨や規制内容を社員にリマインドさせることにより、関係する法令の理解と法令遵守意識の定着化を図る仕組みを整備しています。 ⑥サプライチェーンに関するリスクについて 様々な生活用品を扱う事業をグローバルに行っており、原材料の調達から販売網の構築までのサプライチェーンは当社グループのビジネスの基盤ですが、外部環境の変化による原材料や輸送コストの高騰、関税率の変動など様々な要因により当社のビジネスに影響が出る可能性があります。 こうしたリスクを回避・低減するため、平時から調達ルートの分散や代替素材への転換、販売ルートの多様化を進めるとともに、サプライチェーンへの影響の可視化を行い、万が一リスクが顕在化したときには、遅滞なく事業継続計画(BCP)を発動することで、損害の低減を講じるべくリスク事象への対応を行う体制を整備しています。 ⑦市場リスクについて (為替変動リスク) 当社グループは、輸出入取引に付随し様々な為替相場の変動リスクに晒されており、為替相場の大幅な変動により商品の価格競争力が失われた場合には、当社グループの経営成績に大きな影響を与える可能性があります。また同様に、為替相場の大幅な変動は、期末日時点での外貨建て債権債務の評価額に変動を与える可能性があります。 こうしたリスクを回避・低減するため、定期的に開催される市場リスク委員会が為替相場の変動状況をチェックしています。なお、必要に応じて為替予約によるリスクヘッジを行っています。 (金利変動リスク) 当社グループは、おもに運転資金に充当するため、円建ておよび米ドル建ての借入があり、いずれも金利変動リスクに晒されています。最近の市場金利は上昇傾向にあり、急激な金利上昇が発生した場合は、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を与える可能性があります。 このリスクを回避・低減するため、円建て借入については、CMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を利用したグループベースでの借入金残高の圧縮や、長期固定金利借入や実需の範囲内で金利スワップなどのリスクヘッジ手段を適宜導入することにより、金利変動リスクの抑制を図っています。 (流動性リスク) 当社グループは、仕掛品や製品在庫、設備投資などの運転資金ニーズに加え、危機管理下における事業継続のための資金繰りを支える流動性の確保も必要と考えています。事業継続等の観点から急激な増加資金需要にも耐えうる安定的なキャッシュ・フローを確保するため、取引金融機関との関係強化や資金調達手法の多様化に取り組んでいます。外貨流動性については、主取引銀行との間で中長期多通貨コミットメントラインを設定することにより、日本国内における米ドル資金調達時の流動性リスクをヘッジしています。 ⑧信用リスクについて 当社グループの取引には、国内外の取引先に対する売上債権等についての信用リスクが存在しています。取引先の信用状況が悪化し、当社グループに対する債務の履行に問題が生じた場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 こうしたリスクを回避・低減するために「与信管理規程」に基づき、取引先毎に信用調査を行い、慎重に与信限度額を設定した上で定期的な限度額の見直しを行うとともに、必要に応じ取引信用保険を付保することで、売掛債権等の保全を図っています。 なお、本項には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
経営成績の分析 (MD&A)8,178字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概況ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 [内外環境] 当連結会計年度におけるわが国経済は、年度初めからの米国関税政策の影響を受けながらも、好調な企業収益や雇用・所得環境の改善などを背景に内需が下支えし、総じて緩やかな回復基調が継続しました。一方で、物価高の進行に実質賃金の上昇が追いつかず、消費マインドが下振れるリスクに加え、緊迫した中東情勢など地政学リスクが不確実性を一層高めており、わが国を取り巻く外部環境は依然として不透明な状況が継続しています。 [主要施策] 当社グループにおける3か年(2023~2025年度)の中期経営戦略『SANYEI 2025』は、当年度がその最終年度となりました。当中期計画においては「グループ事業構造、事業ポートフォリオの見直し」を重点テーマに掲げ、グループ貢献度合いが著しく薄れてきた不採算事業の整理を進めること、また、成長領域の事業強化・投資を加速させて、当社グループの中長期的な事業拡大ならびに収益基盤の改善・強化に注力してまいりました。その結果、第2年度である前年度(2024年度)では、定量の利益目標として掲げていた経常利益20億円を実現することができました。 成長投資においては、成長ドライバーとして位置づけてきた「海外取引の拡大」では、営業活動強化により欧州を中心に着実に事業が拡大しております。「EC事業の強化」においては、EC事業に特化した組織を立ち上げ、グループ横断展開やフルフィルメント・ビジネス(ECインフラサービスの外部提供)を推進、また、防災関連分野の新規連結子会社をM&Aにより取得し、EC事業拡大ならびにグループシナジー効果創出に寄与し始めています。 不採算事業の整理においては、株式会社ベネクシーの事業譲渡および会社解散、また、三發電器中国工場の閉鎖を決定するなど、大部分においては目途をつけることができ、一定程度の収益基盤の改善に繋がってきております。一方で、売上規模の伸び悩みや家電事業の再構築といった課題は残されており、2026~2028年度の次期中期経営計画『SANYEI NEXT 2028』において、着実、確実な成長を図ってまいります。 [連結業績] 当連結会計年度の売上高は、欧州ブランド向けキッチンツールの売り上げが好調な家具家庭用品事業セグメントで増収となりましたが、コロナ禍収束後に急速に伸長した旅行・外出需要の反動を特に大きく受けた服飾雑貨事業セグメントでの減収が響き、全体としては前期比8.9%減少の363億3千2百万円となりました。 利益面につきましては、売上高の減少を主因として、売上総利益は前期比16億2千3百万円減少の86億7千3百万円となりました。販管費は、ブランド販売子会社の直営店舗数削減による店舗経費の縮減等により、前期比5億5千3百万円の減少となりましたが、売上総利益の減少を主因に、営業利益および経常利益は、それぞれ前期比10億6千9百万円減少の10億2千6百万円、同9億9千2百万円減少の11億5千6百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益10億2千1百万円を計上したものの、関係会社整理損8億1百万円の計上もあり、前期比4億6百万円減少の5億6千8百万円となりました。 [セグメント別業績] (家具家庭用品事業) 当報告セグメントの売上高は、前期比3.4%増加の192億1千2百万円となりました。OEM事業では、海外事業での営業活動強化により欧州ブランド向けキッチンツールの売り上げが大きく伸長し、前期比増加となりました。ブランド事業においては、「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップの売り上げが、マーケット全体の落ち込みや競合の台頭もあり前期比で減少となりましたが、新たに立ち上げたフルフィルメント・ビジネスの事業拡大を推進しました。 セグメント利益については、売上総利益率の低下を主因に、前期比5千5百万円減少の11億4千8百万円となりました。 (服飾雑貨事業) 当報告セグメントの売上高は、前期比26.7%減少の118億9千8百万円となりました。非常に旺盛な旅行・外出需要を背景に通年で好調だった前期からの反動が大きく、セグメント全体で売り上げが大きく減少しました。一方で、成長分野として注力している環境関連商材を取り扱う「OUR EARTH PROJECT」などのサステナブルビジネスにおいては、ブランド認知の広がりやEC強化によりオリジナルブランド「uF」などが着実に売り上げを積み上げています。ブランド販売子会社では、直営店舗削減の影響もあり前期比減少しましたが、サブライセンス契約を締結した「Cath Kidston」ブランドなどを株式会社L&Sコーポレーションにて販売を開始しており、新たな海外ブランドの発掘・展開を進めました。なお、当社連結子会社である株式会社ベネクシーにつきましては、一部ブランドの事業譲渡および会社解散を決定し、2026年中の清算に向けて手続きを進めております。 セグメント利益については、売上高の減少が大きく影響し、前期比11億4百万円減少の8億6千2百万円となりました。 (家電事業) 当報告セグメントの売上高は、前期比5.5%減少の30億2千4百万円となりました。OEM事業では、前期比同水準の売り上げとなりましたが、ブランド事業では、「mod's hair」のドライヤーなどの理美容家電および 「Vitantonio」の調理家電において、ECチャネルで伸びを見せ始めているものの、市場の競合激化の影響もあり国内外で伸び悩んだ結果、前期比減少となりました。なお、当社連結子会社である三發電器製品(東莞)有限公司につきましては、2026年末での解散及び清算に向けて手続きを進めております。 セグメント利益については、売上高は減少したものの、販管費の縮減を主因として前期比1億9千9百万円改善した結果、2億6千1百万円の損失となりましたが、引き続き課題として認識しています。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ①生産実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 生産実績(千円)   前期比(%) 家具家庭用品事業   591,992   △23.0 家電事業   586,096   △4.7 合計   1,178,089   △14.9 ②受注実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの受注状況は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 家具家庭用品事業   19,627,195   10.6   3,158,282   15.1 服飾雑貨事業   10,780,807   △31.9   1,994,419   △35.9 家電事業   2,416,143   △31.9   60,256   △91.0 報告セグメント計   32,824,146   △11.6   5,212,958   △20.1 その他   2,051,477   5.8   161,124   △47.5 合計   34,875,623   △10.7   5,374,082   △21.3 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ③販売実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 販売高(千円)   前期比(%) 家具家庭用品事業   19,212,696   3.4 服飾雑貨事業   11,898,046   △26.7 家電事業   3,024,304   △5.5 報告セグメント計   34,135,047   △10.2 その他   2,197,143   19.3 合計   36,332,190   △8.9 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ㈱良品計画   22,608,709   56.7   18,643,738   51.3 (注) 上記販売額には、㈱良品計画および同社の子会社への売上高を記載しております。 次期連結会計年度の見通し わが国の今後の経済見通しは、[内外環境]にも記載したとおり様々なリスク要因が前期より続いており、特に緊迫した中東情勢による原油高が、先行きに対する一層の不透明感を引き起こしています。 こうした状況下、当社グループは創業80周年となる2026年を初年度とする中期経営計画『SANYEI NEXT 2028』を策定し、外部環境に左右されにくい、持続的かつ着実な成長戦略を進めて参ります。恒常的に事業ポートフォリオの見直しを行うとともに、事業ドメインである「生活用品」を商品軸からだけでなく、サービス、販売チャネル、個々のマーケットといった視点から見直し、高付加価値化と差別化を図ります。 その結果、次期連結業績としては売上高365億円(前期比0.5%増加)、営業利益10億円(前期比26百万円減少)、経常利益10億円(前期比156百万円減少)、親会社株主に帰属する当期純利益7億円(前期比131百万円増加)となる見込です。前期までに関係会社の整理が一段落したことから、親会社株主に帰属する当期純利益においては前期比増益となる見込です。 なお、通期の業績見通しの前提となる為替レートは1米ドル158.00円としております。 (業績予想に関する留意事項) 本資料における業績予想および将来の予測等に関する記述は、当連結会計年度末現在で入手した情報に基づき判断した予想であり、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。 従いまして、実際の業績は様々な要因により、これらの業績予想とは異なることがありますことをご承知おきください。 (2)財政状態 ①流動資産 ブランド販売子会社の事業譲渡・清算決議などにより「商品及び製品」が8億3千2百万円減少した結果、当連結会計年度末の流動資産は前連結会計年度末と比べて8億3千6百万円減少の163億6千8百万円となりました。 ②固定資産 新規連結子会社取得により発生した「のれん」が5億4千5百万円増加、保有株式の時価評価上昇により「投資有価証券」が12億9千7百万円増加となり、当連結会計年度末の固定資産は前連結会計年度末と比べて17億7千6百万円増加の82億7千9百万円となりました。 ③流動負債 当連結会計年度末の流動負債は前連結会計年度末と比べて13億8千7百万円減少の67億2千万円となりました。これは主に「短期借入金」の減少(返済および固定負債での再調達)によるものです。 ④固定負債 当連結会計年度末の固定負債は前連結会計年度末と比べて10億1千5百万円増加の31億8千5百万円となりました。これは主に、金利上昇局面での金利固定化を主目的とした私募債の発行により「社債」が7億円増加したことや投資有価証券時価評価に係る繰延税金負債の増加によるものです。 ⑤純資産 当連結会計年度末の純資産は前連結会計年度末と比べて13億1千1百万円増加の147億4千1百万円となりました。これは主に、「利益剰余金」「その他有価証券評価差額金」がそれぞれ2億2千2百万円、9億3千1百万円増加したことによるものです。 この結果、自己資本比率は59.6%、1株当たり純資産は1,545円11銭となりました。 (3)キャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて3億7千1百万円増加の80億9千2百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、8億8千6百万円(前期は37億7千5百万円のキャッシュイン)となりました。これは主に、棚卸資産の減少(13億6千8百万円)および法人税等の支払(10億9千3百万円)によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により得られた資金は、2億6千7百万円(前期は8千2百万円のキャッシュアウト)となりました。これは主に、子会社株式の取得による支出(7億4百万円)および投資有価証券の売却収入(11億1千6百万円)によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、8億5千3百万円(前期は6億8千9百万円のキャッシュアウト)となりました。これは主に、配当金の支払(3億4千6百万円)、短期借入金の減少(11億3千万円)および社債の発行(7億円)によるものです。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   48.1   51.3   53.7   56.4   59.6 時価ベースの自己資本比率(%)   18.7   19.7   29.7   38.0   31.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   △8.0   5.0   8.5   1.1   4.2 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   △19.0   26.2   17.8   155.5   16.9 (注)1 各項目における算出式は、以下のとおりであります。 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 2 いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 3 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 4 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 5 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている負債(リース債務を除く)を 対象としております。 6 利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 資金需要 当社グループの主要な資金需要は、棚卸資産の購入のほか、人件費、販売費及び一般管理費等の費用ならびに当社グループの設備の新設および改修等に係る投資となります。また、今後、当社グループの新たな収益源となり、企業価値向上に資するとの判断から、M&Aを含む新規事業への投資も資金需要の対象となります。 財務政策 資金需要の財源といたしましては、営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金のほか、主要取引銀行から供与された円資金借入枠に基づく借入金となります。なお、当社および国内関係会社との間でCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入しており、これにより、各社における余剰資金を当社へ集中し一元管理することで、資金効率の向上に努めています。また、「流動性の確保」「金利上昇リスクのヘッジ」等を目的に社債の発行および長期借入金の実行もしております。 一方、当社では、為替相場変動リスクのヘッジ方法の一環として、国内OEM取引先との間で商品代金等の決済を米ドル建てで行う契約を締結しています。このため、短期のつなぎ資金として米ドル資金が必要となりますが、その調達源として、当社では、主要取引銀行との間で中長期多通貨コミットメントラインを締結しております。これにより、今後、本邦において米ドル資金調達リスクが想定外に顕在化した場合でも、米ドル資金の流動性を確保することができます。 (4)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、以下の重要な会計方針が、当社の連結財務諸表の作成において使用される当社の重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすものと考えております。 ①貸倒引当金 当社グループは、顧客の支払不能時に発生する損失として過去の貸倒実績率により、貸倒引当金を見積り計上しております。顧客の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要になる可能性があります。 また、当社においては子会社への貸付金等債権があり、子会社の支払能力について毎期検討をしております。支払能力が低いと判断した場合には追加引当が必要な可能性があります。 ②投資の減損 当社グループは、特定の顧客および金融機関に対する株式を所有しております。これらの株式には価格変動性が高い公開会社の株式と株価の決定が困難である非公開会社の株式が含まれます。当社グループは投資価値の下落が一時的ではないと判断した場合、一定の基準に基づいて投資の減損処理をしております。将来の市況悪化または投資先の業績不振により現在の帳簿価額に反映されていない損失または帳簿価額の回収不能が発生した場合は、評価損の計上が必要になる可能性があります。 また、当社においても子会社への投資について、1株当たり純資産額と取得価額とを比較して1株当たり純資産が取得価額の50%以下となる場合は減損処理の要否を検討し回収不能と判定した場合は評価損の計上が必要になる可能性があります。 ③繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産を計上する場合に将来の課税所得を合理的な予想に基づき回収可能性を検討しておりますが、繰延税金資産の一部を将来回収できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産の一部を費用として計上する可能性があります。 ④固定資産の減損損失について 当社グループは、経営環境の変化や収益性の低下等により、事業等に供する土地、建物や小売店内装等の投資額の回収が見込めなくなった場合には、固定資産の減損損失の追加計上が必要になる可能性があります。 当該見積りのうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」および「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ⑤棚卸資産の評価について 当社グループが取り扱う商品は特性上、陳腐化などは発生しにくいものと見込んでいるものの、顧客需要の減少などによる過剰在庫の発生に備え、一定のルールで過剰割合を算出し、一定の割合で簿価切り下げを行っておりますが、見込みを超える経済環境の変化等が発生した場合は、評価損の追加計上が必要になる可能性があります。 当該見積りのうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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