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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アゼアス

AZEARTH Corporation3161 · Standard · 卸売業

化学防護服・環境資機材の国内パイオニア。デュポン社製品の戦略的パートナーとして、作業者の安全を守る製品を幅広く供給。

概要

アゼアスは、1947年に麻糸・麻織物の取扱商社として創業し、1975年にデュポン™タイベック®製化学防護服の製造販売に参入した企業である。現在は防護服・環境資機材、ヘルスケア製品、ライフマテリアル(アパレル副資材・機能性建材)の3事業を軸に、個人用保護具と環境保全のトータルソリューションを提供する。2025年4月期の連結売上高は80億円、従業員155名。東証スタンダード市場に上場している。

3つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは防護服・環境資機材事業、ヘルスケア製品事業、ライフマテリアル事業の3セグメントで構成される。2025年4月期の連結売上高80億円のうち、防護服・環境資機材が46億円(構成比57.7%)、ライフマテリアルが28億円(35.0%)、ヘルスケア製品が2.7億円(3.4%)を占める。営業利益は防護服・環境資機材が4.9億円、ライフマテリアルが1.7億円、ヘルスケア製品は0.3億円の損失。全社費用等を差し引いた連結営業利益は1.9億円である。防護服事業が収益の柱だが、ヘルスケアは黒字化途上にある。

国内3拠点と中国子会社による販売・生産ネットワーク

国内の営業拠点は東京本社のほか、大阪支店、名古屋営業所、札幌営業所、仙台営業所、九州営業所の6カ所。物流拠点として関東物流センター(埼玉県杉戸町)と西日本物流センター(岡山県里庄町)を擁する。生産拠点は秋田県大仙市のアゼアスデザインセンター秋田で、防護服と不織布マスクの国内縫製と研究開発を行う。海外では中国大連に連結子会社2社(阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司、大連保税区日里貿易有限公司)を持ち、繊維副資材の製造販売を手掛ける。2025年1月には日里貿易(上海)有限公司を清算、同年5月には国内子会社の丸幸株式会社を吸収合併した。

防護服市場で40年以上の歴史を持つ専門性

当社の防護服・環境資機材事業は、1975年のデュポン™タイベック®防護服の製造販売開始に始まる。その後、アスベスト対策、感染症対策、化学物質対策など用途を拡大し、現在は14のカテゴリーにわたる商品ラインアップを持つ。米国デュポン社の戦略的パートナーとして、タイベック®およびタイケム®シリーズの国内総販売元である旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社と連携する。また、自社ブランドの防護服も製造し、2025年には難燃防護服の新ブランド「鐡火」を上市した。同セグメントの売上高は前年比2.6%増の46億円だが、営業利益は7.3%減の4.9億円と伸び悩む。

ライフマテリアル事業:アパレル副資材と機能性建材の2軸

ライフマテリアル事業は、アパレル資材と機能性建材の2分野で構成される。アパレル資材では裏地、芯地、袋地などの繊維副資材を扱い、国内3拠点(東京、岡山、群馬)でユニフォーム、学生服、スポーツ衣料向けに販売する。機能性建材では畳表、ポリスチレンフォーム畳床、畳縁などの畳関連資材と、ポリ塩化ビニル織物シート「ReFace®」を販売する。2025年4月期のセグメント売上高は前年比11.4%減の28億円、営業利益は11.5%減の1.7億円。畳表の販売減少や一部商材の取扱終了が影響したが、高利益率のReFaceは販路拡大が進む。

業界の中での役割は産業用防護服・安全保護具の専門メーカー兼販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
83億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.4%
純利益
1億円
2026/4 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01工場・建設・メンテナンス(産業安全)主力

化学物質、アスベスト、ダイオキシン、放射性粉塵などから作業者を守る防護服や保護具を販売。化学工場、電力会社、施工業者などに、デュポン社製タイベックやタイケムを使用した製品を提供する。

主な製品・サービス2
デュポン™タイベック®製化学防護服
有害粉塵・液体・気体から身体を守る、使い切りタイプの化学防護服。
デュポン™タイケム®
化学物質や化学薬品から皮膚を守るための高度な防護服。

02感染症対策(医療・公的機関)準主力

感染症対策キット(防護服・ゴーグル・マスク等)や各種安全保護具を、中央省庁、地方公共団体、病院、検疫所などに販売。

主な製品・サービス1
感染症対策キット
防護服、ゴーグル、マスク、手袋、シューズカバーをセットにしたパッケージ。

03ヘルスケア・医療準主力

不織布マスクやアイソレーションガウンを製造販売。自社工場で製造し、業務用途のマスクを企業向けに販売。病院や介護施設、製薬メーカーなどにも採用される。

主な製品・サービス2
不織布マスク
高通気タイプなど業務用の不織布マスク。
アイソレーションガウン
医療現場で使用される防護ガウン。

04クリーンルーム・研究施設副次

製薬会社や再生医療研究などクリーンルーム内で使用される、発塵を抑えた防護服を大学や研究所に販売。

主な製品・サービス1
デュポン™タイベック®アイソクリーン®
クリーン処理された防護服で、クリーンルーム内の汚染を防ぐ。

05アパレル・繊維副次

裏地、芯地、袋地など繊維副資材の製造販売。国内3拠点でユニフォーム、学生服、カジュアル関連の副資材を扱う。

主な製品・サービス1
アパレル資材
裏地、芯地、袋地、腰裏ベルトなど。

06住宅・建材副次

畳表やポリスチレンフォームなど畳関連資材、高機能建材ReFace®を販売。

主な製品・サービス1
ReFace®
デザイン性・機能性に優れたポリ塩化ビニル織物シートで、畳・壁・床の表面材として使用。

製品と技術

デュポン™タイベック®・タイケム®を核とする化学防護服

防護服・環境資機材事業の主力製品は、米国デュポン社の不織布素材「デュポン™タイベック®」および「デュポン™タイケム®」を用いた化学防護服である。タイベック®ソフトウェアは微粒子や液体の浸透を防ぎ、アスベスト処理、ダイオキシン対策、感染症対策など広範な用途に使用される。タイケム®10000は米国EPAレベルAに対応し、化学テロや高濃度化学薬品の防護に用いられる。当社は旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社の戦略的パートナーとして国内販売を独占的に行い、着脱トレーニングや作業環境評価などの付帯サービスも提供する。2025年には難燃防護服の新ブランド「鐡火」を上市し、鉄鋼・電気業界向けにアークフラッシュ対策や火炎対策のラインアップを拡充した。

アゼアスデザインセンター秋田で製造するマスクと医療用製品

ヘルスケア製品事業では、自社工場であるアゼアスデザインセンター秋田で不織布マスクを製造する。同工場は2016年に稼働し、2022年に増築・設備増設を行い、生産能力を向上した。主力製品は高通気タイプの業務用マスクで、中央官庁や地方自治体の入札案件に参加するほか、半導体製造工場への採用も進む。また、医療機関向けにアイソレーションガウンやサージカルマスクも製品展開する。受託製造したマスクは関連会社メディケア・ジャパン株式会社を通じて流通。2025年4月期の売上高は前年比127%増の2.7億円に拡大したが、セグメント損失は0.3億円と黒字化には至っていない。生産効率向上とBtoB販売の強化により損益改善を目指す。

アパレル副資材と畳材で構成されるライフマテリアル製品群

ライフマテリアル事業のアパレル資材部門では、裏地、芯地、袋地、腰裏ベルト、型カット品、表生地など繊維副資材を製造販売する。国内では岡山事業所がユニフォーム・学生服向け、旧丸幸株式会社の拠点がスポーツ・カジュアル向けを担当。中国子会社の阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司も同様の副資材を生産し、日系企業や中国現地企業に供給する。機能性建材部門では、畳表、ポリスチレンフォーム畳床、畳縁などの畳資材に加え、ポリ塩化ビニル織物シート「ReFace®」を販売。ReFaceは畳・壁・床の表面材としてデザイン性と機能性を備え、販路拡大が順調である。一方、インシュレーションファイバーボードは2024年4月に主要仕入先が生産終了したため、販売を縮小した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業、低収益で横ばい

アゼアスは卸売業に属し、売上高約80〜83億円。同業他社にはリョーサン菱洋HDや高千穂交易などがいる。営業利益率は3.66%→2.41%と低下傾向で、収益性が課題。売上も横ばいであり、業界内で競争優位性を築けていない。大口顧客への依存や販売単価の低下が背景と推測される。

強み

  • 売上高が80億円前後で安定的に推移、大幅な減少なし。
  • 既存顧客との取引継続により一定の収入確保。
  • 中規模企業として過度な固定費負担なく運営可能。
  • 卸売業の経験と専門知識、効率的な物流網。

課題

  • 営業利益率が3.66%→2.41%と悪化、収益性改善急務。
  • 3期連続で売上80億円前後、成長が見られない。
  • 同業他社との競争で販売単価下落、粗利圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がアゼアス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13045カワサキ42億円8.9倍
29972アルテック42億円
37555大田花き41億円46.4倍
47602レダックス41億円30.7倍
53161アゼアス40億円27.4倍
68046丸藤シートパイル40億円9.1倍
77111INEST39億円91.7倍
87425初穂商事39億円8.8倍
9280ATMH39億円282.1倍
103054ハイパー37億円17.4倍
117114フーディソン36億円24.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

麻糸商として創業した1947年

1947年5月、東京都千代田区に資本金180千円で株式会社千代田屋を設立。創業時の事業は麻糸および麻織物の取扱であった。戦後復興期にあたり、繊維商社としての基盤を築いた。その後、1972年には衣料副資材販売部門を分離して株式会社東京千代田屋を、畳材料・インテリア部門を分離して株式会社蔵前千代田屋を設立し、事業を整理した。1975年10月には、デュポン™タイベック®製化学防護服の製造販売を開始。これが現在の主力事業の原点となる。

合併と商号変更を繰り返した1990年代

1977年10月、株式会社東京千代田屋を吸収合併。1984年4月には株式会社蔵前千代田屋を清算し、大阪営業所を大阪支店として継承した。1992年6月、埼玉県北葛飾郡杉戸町に関東物流センターを開設。1998年9月、ニチウラ株式会社と合併し、商号をニチウラ千代田屋株式会社に変更。これにより事業規模が拡大した。2002年10月には中国大連に日里服装輔料(大連)有限公司(現・阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司)を設立し、海外生産拠点を確保した。

アゼアスへ改称し上場を果たした2004年

2004年5月、商号をアゼアス株式会社に変更。同年12月には防護服・環境資機材事業でISO9001を取得、2005年12月にはたたみ資材事業、2007年7月にはアパレル資材事業でもISO9001を取得し、品質管理体制を整備した。2006年から2007年にかけて札幌、仙台、九州の各営業所を開設し、全国展開を加速。2010年4月、大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場。2011年3月には西日本物流センター(岡山県里庄町)を開設した。

東証二部上場と子会社化で拡大した2010年代

2012年6月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。2014年2月には丸幸株式会社を子会社化し、アパレル資材事業の強化を図った。2015年1月、ベトナム社会主義共和国ホーチミン市に駐在員事務所を開設。2016年3月、秋田県大仙市にアゼアスデザインセンター秋田を開設し、国内縫製拠点兼研究開発拠点として稼働を開始。2022年4月、東証の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。同年5月にはアゼアスデザインセンター秋田を増築し、防護服と不織布マスクの生産設備を増強した。

子会社整理とメーカー化推進の2025年

2025年1月、連結子会社である日里貿易(上海)有限公司を清算。中国事業の再編を進める一方、同年5月には丸幸株式会社を吸収合併し、ライフマテリアル事業の管理体制を一本化した。中期経営計画「Next Stage 実行計画2023」の下、商社からメーカーへの構造改革を掲げ、アゼアスデザインセンター秋田での自社生産と品質保証機能の強化に注力。2025年4月期の連結売上高は80億円、営業利益2億円と、中期計画の目標には届かなかったが、安全環境設備や新規防護服分野への投資を継続している。

年表28件を開く

1940年代

  • 1947年5月創業東京都千代田区に株式会社千代田屋を設立(資本金180千円)麻糸、麻織物を取扱

1970年代

  • 1972年5月創業衣料副資材販売部門を分離し、株式会社東京千代田屋を設立
  • 1972年10月創業畳材料、インテリアの一部及び大阪営業所を分離し株式会社蔵前千代田屋を設立
  • 1975年10月デュポン™タイベック ® 製化学防護服の製造販売を開始
  • 1977年10月M&A株式会社東京千代田屋を吸収合併

1980年代

  • 1984年4月株式会社蔵前千代田屋を清算し大阪営業所を大阪支店として継承

1990年代

  • 1992年6月関東物流センターを開設(埼玉県北葛飾郡杉戸町)
  • 1998年9月M&Aニチウラ株式会社と合併、ニチウラ千代田屋株式会社に商号変更

2000年代

  • 2002年10月日里服装輔料(大連)有限公司を設立(現当社連結子会社 阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司)
  • 2004年4月愛知県名古屋市に名古屋営業所を開設
  • 2004年5月商号変更アゼアス株式会社に商号変更
  • 2004年12月防護服・環境資機材事業にてISO 9001取得
  • 2005年12月たたみ資材事業(現ライフマテリアル事業)にてISO 9001取得
  • 2006年11月北海道札幌市に札幌営業所を開設
  • 2006年12月宮城県仙台市に仙台営業所を開設
  • 2007年4月福岡県久留米市に九州営業所を開設
  • 2007年7月アパレル資材事業(現ライフマテリアル事業)にてISO 9001取得

2010年代

  • 2010年4月上場大阪証券取引所JASDAQ市場(東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2011年3月西日本物流センターを開設(岡山県浅口郡里庄町)
  • 2012年6月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2014年2月M&A丸幸株式会社を子会社化
  • 2015年1月ベトナム社会主義共和国ホーチミン市にベトナム駐在員事務所を開設
  • 2016年3月秋田県大仙市にアゼアスデザインセンター秋田を開設

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2022年5月アゼアスデザインセンター秋田を増築し、設備を増設
  • 2025年1月連結子会社 日里貿易(上海)有限公司を清算
  • 2025年5月M&A連結子会社 丸幸株式会社を吸収合併
  • 2026年1月連結子会社 AZEARTH VIETNAM CO., LTD.を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/4期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    防護服市場の事業領域拡大

    化学防護服で培った知見を他カテゴリーの防護服(難燃防護服、高視認性防護服など)に活用し、市場での信頼を獲得する。安全環境設備分野では個人用保護具と環境設備を組み合わせたソリューションを強化し、海外子会社との連携でアパレル資材販売や海外機能を推進する。

  2. 02

    ブランド強化とDX推進

    製品開発、技術力、品質保証の3項目を強化し、アゼアスブランドを確立する。IT・DXを活用して顧客課題の解決力を高め、生産拠点の技術や産学連携による研究開発を活かし、メーカー機能を強化して社会に求められるビジネスモデルへの転換を進める。

  3. 03

    ステークホルダーから選ばれる企業作り

    売上拡大に重点を置いた施策を実行し、資本コストや株価を意識した経営を推進。設備投資や共同研究の成果を活用した営業活動や人材投資・育成を強化し、人的資本の最大化と持続的な企業価値向上に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で148人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は510万円で、10期前と比べて+5.9%平均年齢は48.3歳、平均勤続年数は14.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年4月209
2017年4月189
2018年4月181
2019年4月48243.913.0177
2020年4月49544.413.0171
2021年4月50645.413.4174
2022年4月53045.213.1176
2023年4月49246.313.1163
2024年4月48847.113.3162185
2025年4月49647.813.4155129
2026年4月51048.314.5148135

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年4月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社 — 東京都台東区621百万円
アゼアスデザインセンター秋田 — 秋田県大仙市453百万円
防護服・環境資機材、ヘルスケア製品
岡山事業所 — 岡山県浅口郡 里庄町312百万円
防護服・環境資機材、ライフマテリアル
関東物流センター — 埼玉県北葛飾郡 杉戸町192百万円
防護服・環境資機材
太田事業所 — 群馬県太田市100百万円
ライフマテリアル
本社 — 中国遼寧省大連市8百万円
その他
大阪事業所 — 大阪市中央区2百万円
防護服・環境資機材、ヘルスケア製品、ライフマテリアル
主な関係会社
  • 国内
    阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司
    中華人民共和国 遼寧省大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大連保税区日里貿易 有限公司
    中華人民共和国 遼寧省大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    AZEARTH VIETNAM CO., LTD.
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    メディケア・ジャパン 株式会社
    東京都台東区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年4月期の売上高は83億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.8%、利益が+0.0%。

売上高
+3.8%
83億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
-50.0%
1億円
営業利益率
2.4%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年4月期

項目会社予想前期実績
売上高86億円83億円
営業利益3億円2億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥23¥23

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は45億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+4.7%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q27311.12
2023年4Q231
2024年1Q2114.81
2024年2Q2015.00
2024年3Q2000.01
2024年4Q2114.80
2025年2Q3712.71
2025年4Q4312.31
2026年2Q3800.00
2026年4Q4524.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年4月期からの15期で、売上は109億円から83億円へ76%に減った。直近期の営業利益率は2.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2012年4月10953
2013年4月8610
丸幸株式会社を子会社化
2014年4月9011
ベトナム社会主義共和国ホーチミン市にベトナム駐在員事務所を開設
2015年4月10321
秋田県大仙市にアゼアスデザインセンター秋田を開設
2016年4月10111
2017年4月9221
2018年4月9222
2019年4月9532
2020年4月9953
2021年4月10296
2022年4月9543
2023年4月9164
2024年4月82333.72
連結子会社 丸幸株式会社を吸収合併
2025年4月80222.52
連結子会社 AZEARTH VIETNAM CO., LTD.を設立
2026年4月83222.41

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年4月期

売上高83億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.5%66億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.1%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
2.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
1.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.1pt
2.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年4月期は営業CFが0億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は21億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年4月20−1212
2013年4月8−20618
2014年4月−1−3−1−413
2015年4月60−1618
2016年4月−1−20−314
2017年4月20−3214
2018年4月10−2113
2019年4月−101−112
2020年4月9−1−2818
2021年4月80−2824
2022年4月−1−72−819
2023年4月93−31228
2024年4月00−2026
2025年4月5−2−2327
2026年4月0−3−2−321

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年4月期の総資産は85億円。このうち返さなくてよい自己資本が68億円で、自己資本比率は80.7%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年4月74512369.0
2013年4月76522467.5
2014年4月78522667.3
2015年4月79532667.6
2016年4月77522567.1
2017年4月75512468.3
2018年4月73532071.7
2019年4月77542369.9
2020年4月78562272.3
2021年4月86612571.0
2022年4月87632472.5
2023年4月90662473.0
2024年4月85671879.0
2025年4月85681780.1
2026年4月85681680.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年4月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
49億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
13億円
在庫として抱えている分
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中11位あたり、逆に低いのはROE284社中265位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.4%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.8%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥665で、1年前と比べて+5.6%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥665-0.2%1ヶ月+1.1%1年+5.6%時価総額40億円
過去52週の値幅
安値¥618高値¥703

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.4倍
PER (会社予想)21.6倍
PBR0.56倍
配当利回り3.46%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上減少と利益率低下が続く中で、業績回復のシナリオが描けるかどうかが最大の争点。強気派は新規顧客開拓やコスト削減による収益改善を期待するが、弱気派は住宅市場の低迷と競争激化で業績悪化が続くと見る。PBR0.54倍と低いが、ROEも3%と低水準であり、バリュートラップの懸念がある。

プラスに働く材料7
  • PBR0.54倍の割安感

    解散価値の半値近くで取引され、資産価値に着目した買いが入る余地がある。

  • コスト削減効果

    2024/4期に営業利益率3.66%を達成。固定費削減が奏功している。

  • 住宅需要の底堅さ

    長期的には住宅ストック増加に伴いリフォーム需要が安定している。

  • コスト削減計画の進展による収益性改善2026年Q2影響

    販管費率5%削減で営業利益約0.4億円増加

  • 新規事業領域への進出による増収2027年〜2028年影響

    新事業で売上高5%増、営業利益+0.3億円寄与

  • 自己株式取得による資本効率改善次回株主総会影響

    10%自社株買いでEPS約11%向上、PBR0.55倍以下で実施可能性

  • 配当政策見直しによる株主還元不定影響

    配当性向30%で配当利回り約1.5%相当、株主還元強化

マイナスに働く材料7
  • 売上減少トレンド

    2023→2024→2025年度と売上高が91→82→80億円と減少傾向。

  • 利益率の低位安定

    営業利益率が3%未満で推移し、コスト上昇があれば即赤字リスク。

  • 競争激化と規模の不利

    同業大手との規模格差で仕入れ価格や物流面で劣位に立つ。

  • 主要取引先の経営悪化による受注減少継続影響

    売上高5%減で営業利益約0.3億円減少

  • 人件費・物流費上昇によるコスト増通年影響

    コスト年3%上昇で営業利益約0.5億円押し下げ

  • 業績下方修正リスク2026年Q2影響

    FY2026下期に営業利益1億円割れの可能性(会社計画2億円)

  • 時価総額40億円での流動性リスク継続影響

    出来高少なく株価変動リスク、大口売りで10%下落余地

次の決算で確かめる点
売上高
業績回復の前提。前年比増加に転じるかが焦点。
営業利益率
コスト管理の巧拙を示す。3%を維持できるかが収益性の分岐点。
棚卸資産回転率
在庫効率がキャッシュフローに直結する卸売業の重要指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.46%。

年間配当
¥23
1株あたり
配当利回り
3.46%
いまの株価に対して
配当性向
22.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年4月1045.3
2018年4月100.062.4
2019年4月1220.043.3
2020年4月2066.739.9
2021年4月2210.032.0
2022年4月20−9.135.4
2023年4月2210.035.4
2024年4月234.563.8
2025年4月230.0105.7
2026年4月230.022.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23

株主

有価証券報告書より

2026年4月期末の株主数は延べ4,631人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.7%を占め、残る77.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年4月%2022年4月%2023年4月%2024年4月%2025年4月%2026年4月%
個人・その他77.581.080.677.474.171.8
事業法人6.26.86.99.112.616.1
金融機関7.48.27.87.56.96.6
証券会社4.82.64.04.14.94.3
自己株式5.64.34.34.34.34.3
外国法人4.01.30.51.61.30.9
外国人個人0.20.20.20.30.30.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社Asahicho7.56
02鈴木 貴久子5.26
03鈴木 一裕2.72
04三田 さや香2.63
05澤田 匡宏2.46
06株式会社三井住友銀行2.05
07株式会社広島銀行2.05
08日本国土開発株式会社1.97
09中田 一男1.96
10株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.85

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-06-25
    株式会社Asahicho
    変更報告
    9.15%
    +1.00pt
  • 2026-06-17
    株式会社Asahicho
    新規の大量保有報告
    9.15%
    +1.00pt
  • 2026-05-20
    株式会社Asahicho
    新規の大量保有報告
    8.15%
    +1.07pt
  • 2026-04-10
    株式会社Asahicho
    変更報告
    7.08%
    +1.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−47%、1株純資産は15期で+37%。直近期のROEは2.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年4月468705.312.237.7
2013年4月78730.872.1124.4
2014年4月138651.528.2116.0
2015年4月188932.131.495.0
2016年4月189012.028.366.6
2017年4月239162.525.445.3
2018年4月299383.121.062.4
2019年4月389584.112.843.3
2020年4月569965.816.639.9
2021年4月1101,09110.68.632.0
2022年4月471,1124.313.535.4
2023年4月721,1676.39.235.4
2024年4月331,1822.819.663.8
2025年4月351,1883.018.4105.7
2026年4月241,1952.026.322.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/4期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
斉藤文明代表取締役 社長55
鈴木一裕取締役 執行役員 管理本部長46
関谷純樹取締役 執行役員 営業本部長60
町田智子取締役66
池田文雄取締役71
澤田匡宏監査役(常勤)68
加毛修監査役(非常勤)79
髙橋章夫監査役(非常勤)59
青木智子49
小池達子68

役員報酬の内訳2026/4

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)44010105013
社外取締役51411153
監査役271184

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/4期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,912字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは主に、当社、連結子会社(阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司、大連保税区日里貿易有限公司及びAZEARTH VIETNAM CO., LTD.)で構成されており、(1)防護服・環境資機材事業、(2)ヘルスケア製品事業、(3)ライフマテリアル事業を主な事業としております。連結子会社阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司、大連保税区日里貿易有限公司及びAZEARTH VIETNAM CO., LTD.はその他に区分しております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであり、セグメントと同一の区分であります。 (1) 防護服・環境資機材事業 当事業においては、デュポン™タイベック®製化学防護服、アスベスト(石綿)処理用資機材を中心に販売を行なっています。当社は40年以上前から日本における防護服製造・販売のパイオニアとして安全衛生の啓発活動を行っており、作業者の安全・健康を守る為、防護服の着用を推奨し、事業基盤を拡大してまいりました。 従来、有害な粉塵、液体、気体等にばく露(化学物質や物理的刺激などに生身体がさらされること)する可能性がある労働環境において作業者は作業着、雨衣等を使用してきましたが、防護性能が十分ではないために作業者の健康を害する危険性がありました。このため、欧米を中心に危険因子に対応した防護服の需要が高まってきました。 当社では、米国、欧州を始めアジア諸国でも使用されている米国デュポン社製の化学防護服デュポン™タイベック®ソフトウェアとデュポン™タイケム®の総輸入販売元である旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社の戦略的パートナーとしてマーケティング活動を行い日本国内で販売する他、作業者の環境に合わせてデュポン™タイベック®、タイケム®生地(原反)を用いた当社オリジナルの防護服及びその他不織布素材製の防護服を製造販売しております。これらの製品は使い切り製品(リミテッドユース)という性格であり、一度納入すると継続的な販売が期待できるのが特徴となっております。 専門知識を有する当社社員が作業者の環境を確認した上で作業環境に応じた適切な防護服・安全保護具を提案し、納入に際しては、着脱方法により自己又は他者に対する二次的ばく露の可能性があるためエンドユーザー向けの着脱トレーニングを行っております。また、製品は当社2か所(岡山、埼玉)の物流センターから主に全国の販売店を通じてエンドユーザーに販売しております。 2016年4月からアゼアスデザインセンター秋田(秋田県大仙市)が稼働し、マザー工場としての国内縫製拠点の確保と防護服関連製品の研究開発、企画、試作品製造等の機能強化を進めております。2022年2月に同工場を増築し、防護服と不織布マスクの生産設備を増設して2022年5月から稼働しています。 防護服の主要な用途、顧客は次のとおりであります。 <感染症対策> デュポン™タイベック®製化学防護服、ゴーグル、マスク、手袋、シューズカバーをパッケージにした感染症対策キットを中心に様々な安全保護具を中央省庁、地方公共団体、病院、企業、検疫所、家畜保健衛生所、研究所、ワクチン製造会社等へ販売しております。 <放射性粉塵対策> 原子力発電所において放射性粉塵や有害化学物質から作業者を守るために各種防護服を電力会社に販売しております。 <アスベスト対策> アスベスト除去、封じ込め、囲い込み作業においてアスベストのばく露から作業者を守るための防護服、保護メガネ、呼吸用保護具、手袋及び除去作業に用いる集じん・排気装置、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter = 高性能微粒子フィルタ)付真空掃除機(アスベスト除去作業等で、吸い込んだ粉塵等を飛散させない産業用の掃除機)、エアシャワー(アスベスト除去作業等で、防護服や人体に付着した粉塵を取り払う機器)、養生シート等の資機材を施工業者に販売しております。 <ダイオキシン対策> ごみ焼却場のメンテナンス及び解体作業でダイオキシンのばく露から作業者を守るための防護服、保護メガネ、呼吸用保護具、手袋及び作業に用いる集じん・排気装置、HEPAフィルタ付真空掃除機等の資機材を施工業者に販売しております。 <生物、化学テロ対策> サリン、VXガス、マスタードガス等の化学兵器や生物剤を使用したテロ活動対策として米国EPA基準レベルA(米国環境保護局が定める呼吸器、皮膚、目粘膜に対する最高レベルの防護)対応の化学防護服デュポン™タイケム®10000を消防等に販売しております。 <化学物質・化学薬品対策> 有害物質による皮膚障害や経皮吸収による健康障害から作業者を守るため、化学防護服デュポン™タイケム®、化学防護長靴及び化学防護手袋等を化学工場に販売しております。 <汚れ作業対策> 汚れ作業対策として鉄鋼関連、自動車関連企業を中心に様々な業種に向けて、デュポン™タイベック®製化学防護服を中心に用途に応じた防護服を販売しております。 <クリーンルーム内作業向けの用途> 製薬会社や再生医療分野では、研究室内をクリーンな環境に保つための特殊な設備を備えたクリーンルームが使用されています。作業者や衣類から生じる発塵によって、研究対象となる微生物や医薬品原料などが汚染されることを防ぐために、特別なプロセスでクリーン処理されたデュポン™タイベック®アイソクリーン®シリーズを国内の大学、研究所に販売しております。 <アークフラッシュハザード対策> 電気アークによるエネルギーの放出に伴って生じる危険な状態から作業者を守るためのアークフラッシュ防護服、手袋、フード等を電気回路を取り扱う事業者に販売しております。 <人対車両事故対策> さまざまな車両が行き交う一般道路や高速道路の他、空港や鉄道、港湾、倉庫等で作業する人々の人対車両事故対策として、高い視認性を持った蛍光生地、再帰性反射材を使用した高視認性防護服等を販売しております。 <火炎対策> 火炎を取り扱う作業者の火傷事故等を防止、軽減するために、難燃性能の優れたアラミド繊維、綿繊維を使用した難燃防護服を鉄鋼分野中心に製造業者向けに販売しております。 <空気清浄・臭気対策> 喫煙所における空気清浄及びたばこ臭を除去するために、高性能フィルタとオゾンを組み合わせた空気清浄装置をレンタル企業等に販売しております。 (注) デュポン™、タイベック®、タイケム®、アイソクリーン®は、米国デュポン社の関連会社の商標または登録商標です。 (2) ヘルスケア製品事業 当事業においては自社工場アゼアスデザインセンター秋田で不織布マスクを製造し、受託製造したマスクについては関連会社メディケア・ジャパン株式会社を通じて流通業者へ販売、自社ブランドマスクについては、高通気タイプの製品を開発するなどして、主に業務用途でマスクを使用する企業に向けて販売しております。中国製マスクにおいては、新規に病院、介護施設、製薬メーカー、半導体製造工場等での採用も決定いたしました。また、中央官庁、地方自治体にて実施される、不織布マスク購入の入札案件にも、積極的に参加しております。これらの他、医療機関等で使用されるアイソレーションガウン、医療用サージカルマスクを製品展開しております。 (3) ライフマテリアル事業 <アパレル資材> 裏地、芯地、袋地(ポケット地)、腰裏ベルト、型カット品、表生地、その他繊維副資材の製造、販売を行っています。国内に東西3箇所の営業拠点を持ち、岡山事業所(岡山県浅口郡)はユニフォーム、学生服、カジュアル関連を、太田事業所(群馬県太田市)及び本社(東京都台東区)はユニフォーム関連の副資材を主に取り扱っております。それぞれの拠点の取扱商材の特性に対応して専門性を活かした体制としております。岡山事業所においては、原反の型カット等の加工を施すことで付加価値を高め取引先のニーズに対応しております。 <機能性建材> 畳の主要材料である畳表、ポリスチレンフォーム(畳床用資材であり、従来の藁(ワラ)に比べてダニ・カビの発生が少なく断熱性が高い素材)、副資材である畳縁、畳糸等、畳に関連する資材全般を取り扱っております。また、デザイン性・機能性に優れ、畳・壁・床の表面材として使用できるReFace®(ポリ塩化ビニル織物シート)の販売を行っております。今後はReFace®をはじめとした高機能建材の販売を拡大する予定です。 (4) その他 海外拠点として、従来より中国・大連市に子会社2社を有し、日中連携のもと繊維副資材の製造・販売を行ってまいりました。近年、取引先の製造拠点が中国に加え東南アジア、特にベトナムへ拡大していることを受け、2026年1月にベトナム・ホーチミン市に新会社を設立しました。これにより、サプライチェーンの多様化を図るとともに、現地における日本品質のアパレル資材の調達・供給・開発を進め、ベトナム国内および東南アジア市場への対応力強化を図っております。 関係会社   事業の内容 阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司   繊維副資材の製造、販売 大連保税区日里貿易有限公司   繊維副資材の販売 AZEARTH VIETNAM CO., LTD.   繊維副資材の販売 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,567字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、防護服・環境資機材事業、ヘルスケア製品事業、ライフマテリアル事業の3本の柱をもって事業展開しております。個人防護と環境保全のトータルソリューションサプライヤーとしての取組みを通じて、「地球の環境と安全に貢献できる、存在感のある企業グループ」を目指します。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、資産効率の向上及び株主資本の有効利用が全てのステークホルダーの利益に合致するものと考え、「総資産経常利益率(ROA)」及び「株主資本利益率(ROE)」を重要な指標として位置付けております。 (3) 会社の経営戦略 当社グループは、「安全・防護システムで人と環境を守る」を社会的ミッションとして掲げ、特に重要テーマとしている、1.「有害化学物質から人と環境を守る」、2.「感染症から人と社会を守る」、3.「作業環境リスクから人を守る」の3つの課題に向け、新たな中期経営計画「Next Stage 実行計画2026」(2026年5月~2029年4月)を策定し、2026年5月より取り組みを進めております。 ① 経営方針 イ  「人と環境を守る」事業を強化し、安全な社会実現へ貢献する 当社が優位性を有している化学防護服市場における専門的知見を、他のカテゴリーの防護服市場にも活用することで当社の事業領域を拡大し、防護服市場の様々なカテゴリーにおいて、最も頼りにされる企業となれるよう取り組みを推進してまいります。 業務提携により市場・顧客開拓を進める安全環境設備分野では、個人用保護具と環境設備機器を組み合わせたソリューションビジネスを一層強化していきます。 また、防護服試験機能の集約と共同研究開発への注力を進め、産学連携による知的資源を製品開発に活用していきます。 さらに、連結子会社である阿茲阿斯(大連)紡織服飾有限公司、AZEARTH VIETNAM CO., LTD.と一層の連携を進め、ライフマテリアル事業のアパレル資材分野においての顧客ニーズに沿った販売強化のほか、防護服・環境資機材事業の海外機能としても今後取り組んでまいります。 ロ  アゼアスブランド強化とDXによる顧客の課題解決力の向上 当社がブランド強化の重要項目として認識している3項目「製品開発」、「技術力」、「品質保証」について、これまでの取り組みとして、「製品開発」に関しては、防護服・環境資機材事業において長年培ってきた情報や知識、知恵を活用して、ユーザーのニーズに応える製品づくりにつなげてきました。「技術力」に関しては、生産中核拠点であるアゼアスデザインセンター秋田の防護服縫製業務で蓄積してきた不織布加工技術を活かし、高機能防護服の生産を行ってきました。「品質保証」に関しては、責任を持った製品づくりのため、品質保証体制の強化を徹底することで、社会、市場から信頼される「アゼアス」ブランドの確立、浸透を図り、メーカー機能強化を通じて社会に求められるビジネスモデルへの転換を進めてきました。今後より一層のブランド強化を図るため、これらの取り組みのさらなる推進に努めてまいります。 また、当社の長年培ってきた知見を効率よく活用するためIT・DXを積極的に取り入れ、「製品開発」、「技術力」、「品質保証」と組み合わせることにより、顧客課題の解決力をさらに向上させ、アゼアスブランドのより一層の強化に取り組んでまいります。 ハ  魅力のある企業集団を作り、ステークホルダーから選ばれる企業となる 収益性だけではなく、売上拡大にも重点を置いた施策を実行することで当社の成長シナリオを示し、資本コストや株価を意識した経営を引き続き推進していきます。 また、アゼアスデザインセンター秋田などでの設備投資や信州大学との共同研究の成果を活用した営業活動や新たな商流の開拓、製品開発及び技術力向上を牽引する優秀な人材を拡充すべく、人材投資と人材育成の強化、並びに社内環境の整備を推進していきます。これにより、人的資本の最大化と持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループでは以下の事項を対処すべき課題として取組みを進めております。 ① 中期経営計画の実行 当社グループは、2023年5月から月から2026年4月までの中期経営計画「Next Stage 実行計画2023」に続き、2026年5月から2029年4月までを計画期間とする新たな中期経営計画「Next Stage 実行計画2026」を2026年5月からスタートさせています。 前中期経営計画では、2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法の分類が2類から5類へ移行されたことを経て、業績回復と成長を目指しましたが、最終目標を下方修正する等、業績面での成長の達成には至らず、反省点と認識しております。 2026年は、地政学リスクが従来以上に高まり、国際紛争により人命や人権が脅かされています。環境面では、引き続き、猛暑や豪雨等極端な気象現象、地震等の災害発生が懸念されています。また、少子化、人口減少社会が進行するとともに、労働安全分野では規制強化が進み、人材を大切にする考え方が広く浸透してきました。現在のように不確実性が高く、予測が困難な社会では、変化への対応能力が問われると同時に、安全・安心への関心や投資機会も多くなると予想されるため、当社としても、安全・環境分野における存在意義を高め、社会や顧客の課題にしっかり向き合い貢献するため、その期待に応える取り組みを着実に進めております。 新たな中期経営計画「Next Stage 実行計画2026」における経営方針は以下のとおりです。 ・「人と環境を守る」事業を強化し、安全な社会実現へ貢献する(ヘルスケア製品事業、新規防護服分野、安全環境設備分野の育成) ・アゼアスブランド強化とDXにより顧客の課題解決力を高める(自社ブランド新製品開発、メーカー機能強化、DXによる営業生産性向上) ・魅力のある企業集団を作り、ステークホルダーから選ばれる企業となる(顧客、従業員、株主、社会にとって魅力のある会社の追求) 前中期経営計画から引き続き、当社のドメインである「人と環境を守る」事業の強化に努めてまいります。 ② 「安全・衛生」分野の新事業開発と育成 今後企業として尚一層の発展を遂げていくには、防護服・環境資機材事業の事業領域を拡大するとともに、それに次ぐ新たな成長事業を育成していくことが不可欠と考えます。 防護服分野においては、従来の主力商品であるデュポン™タイベック®ソフトウェア®等化学防護服に加え、火や熱の現場を安全にする難燃防護服と、視認性の高い素材を使用し、高速道路等の作業現場の安全性を高める高視認性防護服等の製品開発及び営業強化を図り、防護服市場やユーザーから一層の信頼を得られるよう取り組んでおります。研究開発、製品評価と試験機能等を充実させるため、2022年4月には、信州大学繊維学部ファイバーイノベーション・インキュベーター施設内に「アゼアス防護服Labo」を、2022年5月には、生産加工技術と自動化等による生産性向上のため「アゼアスデザインセンター秋田」に新工場棟を開設し、機能性の高い製品の開発と製造に取り組んでおります。 また、安全環境設備分野では、有害物質や感染症ウイルス等が存在する空間をクリーンな環境に改善し、作業者のリスクを低減していく環境改善設備の開発及び販売に注力し、防護服等の個人用保護具と設備を組み合わせたソリューションを提案することで、安全な環境づくりに貢献してまいります。 さらに、2024年4月以降、改正労働安全衛生規則等の施行により事業所における化学物質管理体制の強化が義務付けられ、2025年6月以降は職場の熱中症対策が義務付けられているなか、顧客が適法かつ安全に対応できるよう、個人用保護具の需要に適宜対応するとともに、適切なサポートを実施してまいります。 2022年度から独立したヘルスケア製品営業部では、不織布マスクや医療用ガウン等の個人用保護具を通じて、医療機関、一般産業、一般消費者を含めた安全な社会の実現に貢献していきます。同年稼働を開始した「アゼアスデザインセンター秋田」のマスク生産ラインでは、機能性の高い、JIS規格適合の「医療用マスク」「一般用マスク」を生産しています。新型コロナウイルス蔓延下で露呈したマスクに関するサプライチェーンのリスクに対応できるよう、海外製輸入マスクと合わせて、安定した供給体制を構築してまいります。 当社では、上記に記載した新たな取り組みを含め、積み上げてきた専門的な知見や知識、投資した設備等により、ビジネスチャンスの拡大につなげ、「社会の安全・安心を実現する」事業ポートフォリオの構築を目指してまいります。 (注) デュポン™、タイベック®、ソフトウェア®は、米国デュポン社の関連会社の商標または登録商標です。 ③ 人材の育成と確保 当社グループが今後も継続的発展を遂げていくためには、人材の確保と育成は重要課題として位置付けております。優秀な人材の確保、次世代経営層の中核となる人材の育成と、若手社員の早期戦力化に向けた新人事制度の導入、成果と職責が適切に反映され、モチベーション向上につながるとともに、社会環境や情勢を踏まえた今日的な基準に基づく報酬制度への改正、ベテラン社員による後進の育成促進を目的とした定年再雇用制度の見直しなど、人的資本経営の継続的な高度化に取り組んでいます。さらに、働き方については、柔軟な働き方の枠組み整備、女性活躍支援、中堅社員の活性化、高齢者雇用等に取り組み、男性社員の育児関連休暇の取得促進など、健康経営を意識し、人材活性化を進めてまいります。 ④ サステナビリティへの対応 中期経営計画の実行のとおり、持続的成長を実現する強固な経営基盤を構築し、サステナビリティ経営を推進します。当社のサステナビリティ基本方針は以下のとおりです。 <アゼアス株式会社サステナビリティ基本方針> 当社グループは、コーポレートスローガン「地球のこと総て、その環境と安全に挑戦する。The Challenge for the Earth:“Environment & Safety”」に基づき、社会的課題の解決につながる商品の展開と、企業として果たすべき社会的責任の取り組みにより、SDGsを意識した経営を推進していきます。 1.安全・防護システムで人と環境を守ります。 2.健康・快適な生活の実現に貢献します。 3.アゼアス株式会社の特性を活かした社会貢献に取り組みます。 4.社員一人ひとりの人権を尊重するとともに、社員の健康維持向上に努めます。 5.コーポレート・ガバナンス体制を強化して透明性、健全性を確保するとともに、効率化と環境変化に対応できる経営管理組織を構築します。
事業等のリスク3,149字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 防護服・環境資機材事業について 当社の主力製品及び商品であるデュポン™タイベック®製化学防護服は現状国内において当社がほぼ独占的に取扱いしていますが、納入数量、価格等に関する長期納入契約は締結されておりません。主要仕入先である旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社(米国デュポン社の日本法人であるデュポンジャパン株式会社及び旭化成株式会社の合弁会社)との取引関係は極めて良好でありますが、何らかの事情により商品及び製品の継続供給に支障をきたした場合や同社より取引条件の変更を求められた場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、政治経済情勢の悪化、政変、治安の悪化、テロ・戦争の発生、感染症のまん延等により、海外のサプライチェーン網が寸断されるなど、商品や原材料が十分に調達できない事態に備えるため、国内外の調達網を再構築し、不測の事態が発生した場合でも十分に製品等を供給できる体制の構築に努めてまいります。 (2) 特需による業績変動リスク 防護服・環境資機材事業につきましては、環境や安全に係る問題の発生や関心の高まりが、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。新型コロナウイルス感染症、豚熱(CSF)や鳥インフルエンザのような衛生問題、アスベスト問題等、環境や安全に関する問題などが発生した場合は、特定の事業年度だけ売上及び利益が増加し翌年度は反動が生じる可能性があります。当社は、個人防護具やその関連資材の提供とノウハウの提案をセットアップした独自のソリューションビジネスを深化させ、企業として尚一層の発展を遂げられるよう努めてまいります。 (3) 製品及び商品に対する賠償責任について 当社製品及び商品の欠陥により製造物責任訴訟を提訴された場合を想定して製造物責任保険に加入していますが、この保険は無制限に当社の賠償負担を担保するものではありません。製造物責任に係る多額の負担金の支払等により、当社の財政状態及び経営成績に重大な影響が及ぶ可能性があります。 (4) 品質管理について 当社はISO 9001に準拠した厳格な品質マネジメントシステムに基づく品質管理体制を構築しております。ただし、取扱い製品及び商品について予期せぬ要因により日本産業規格、厚生労働省国家検定規格に不適合となった場合、法規制の改正により当社製品及び商品が規制に適合しなくなった場合、並びに当社製品及び商品の欠陥及び故障が発生した場合は、回収費用、クレーム対応費用、補修費用等の追加コストを負担すること等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。またこれに係る業績悪化によるレピュテーションリスクの可能性もあります。 (5) ライフマテリアル事業の需要動向について 機能性建材分野については、洋風化による消費者の畳離れの影響等により、たたみ資材の需要が縮小傾向にあります。当社は、新製品“ReFace®”他、健康、安全を実現する機能製品を軸にエンドユーザーを中心とした新規顧客の開拓に取り組んでおりますが、当該取り組みが不十分だった場合、当事業の業績が減収により悪化する可能性があります。 アパレル業界においては、新型コロナウイルス感染症の影響や取引先の生産拠点の海外移転等で国内マーケットは縮小傾向にあります。当社は、安全衣料分野の市場開拓を進め、エンドユーザー向けに最終製品を販売する事業への転換を目指しておりますが、この取り組みが不十分だった場合、当事業の業績が減収により悪化する可能性があります。 (6) 資源価格や為替など市場環境の変動について 商材の一部は、石油などの天然資源が使用されているほか、生産を海外に依存していることから、中東及びロシア・ウクライナ情勢や、各国の金利・物価の変動等を要因とした資源価格の高騰や円安の進行など市場環境の変動は、仕入価格や物流費用の上昇につながり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 中国のカントリーリスクについて 各事業とも中国に仕入先を擁しており、特に防護服・環境資機材事業においては防護服の外注加工委託先が重要な位置付けにあります。中国国内の情勢に変化があった場合、各事業の仕入価格や仕入体制に影響を及ぼす可能性があります。またライフマテリアル事業においては、中国の子会社と連携して営業活動を行っており、政情不安、反日感情の高まり、経済環境の悪化、当局の都市開発政策による立退き命令、人件費の高騰及びロックダウン等の不測の事態の発生により子会社の運営に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 固定資産の評価について 当社は、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。当該会計基準では、それぞれの固定資産について回収可能性を測定し、回収可能額が帳簿価額を下回る場合はその差額を減損損失として認識することとされております。現時点で遊休資産以外の資産において具体的に減損損失を認識する状況ではありませんが、今後特定の事業の業績が悪化し回収可能価額が帳簿価額を下回った場合は、減損会計の適用により、当社の財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 災害、感染症等について 当社の製造、販売拠点が、地震、火災、テロ攻撃等の災害により物的、人的被害を受けた場合や、当社の従業員に感染症等の感染が拡大した場合は、生産の一時停止、営業活動自粛、商品及び製品の一時出荷停止などにより当社財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社はこれらのリスクに備え、事業継続計画(BCP)を策定し、緊急時の被災状況等の情報収集体制の確立、従業員の安全確保と事業継続に向け体制を整備し、リスクの低減に努めております。 当社の製造、販売拠点が、地震、火災、テロ攻撃等の災害により物的、人的被害を受けた場合や、当社の従業員に感染症等の感染が拡大した場合は、生産の一時停止、営業活動自粛、商品及び製品の一時出荷停止などにより当社財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社はこれらのリスクに備え、事業継続計画(BCP)を策定し、緊急時の被災状況等の情報収集体制の確立、従業員の安全確保と事業継続に向け体制を整備し、リスクの低減に努めております。 (10) サイバーセキュリティについて 当社のパソコン・サーバー等、通信インフラ設備がランサムウェア等の感染によりシステム稼働不能に陥り、脅迫や物的被害を受けた場合は、生産の一時停止、商品及び製品の一時出荷停止、売掛金の回収遅延、買掛金の支払い遅延などにより当社財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼすほか、漏洩した情報により損害賠償責任、行政処分、対応費用の発生、事業活動の停滞、当社グループの信用低下等の可能性があります。当社はこれらのリスクに備え、事業継続計画(BCP)を策定し、緊急時の被害状況等の情報収集体制の確立、設備復旧と事業継続に向け体制を整備するほか、技術的対策、従業員教育等の予防的対策に加えて、万一の障害に備え、サイバー保険への加入等によるリスクの低減に努めております。 (注) デュポン™、タイベック®は、米国デュポン社の関連会社の商標または登録商標です。
経営成績の分析 (MD&A)5,660字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、一部に弱めの動きもみられますが、全体として緩やかな回復基調で推移しました。企業収益は改善傾向にあり、業況感は良好な水準を維持しております。個人消費は、物価上昇の影響を受けつつも、雇用拡大や賃金上昇を背景に底堅く推移しています。企業の設備投資においても企業業績の底堅さに支えられ、省力化やデジタル化の投資等により増勢が続く見込みとなっています。 一方で、海外経済では米国の関税政策などを背景に、先行き不透明感が続いております。また、中東地域における地政学的リスクが高まり、原油輸入の大部分を中東地域に依存するわが国においては、原油価格の上昇によるエネルギーコスト等の増加が、企業活動の下振れリスクとなります。今後の見通しにつきましては、内需の回復が期待される一方で、国際情勢の変化や資源価格の動向等について注視が必要です。 このような環境下、主力事業であります防護服・環境資機材事業におきましては、製薬会社や半導体製造など工場のクリーンルーム向けの需要や、ダイオキシン、ケミカルなど有害化学物質対策分野において個人用保護具の販売が伸長したほか、ヘルスケア製品事業では、ドラッグストア等一般消費者向けの売上が順調に増加した結果、期初予算には達しなかったものの、ここ数期続きました減収傾向から脱却し、増収に転じました。 一方、販売費及び一般管理費については、2025年5月より稼働した新基幹システムの償却費の計上や優秀な人材確保のための投資を行った結果、前年同期比で25,726千円(1.7%)増加しました。その結果、売上高は8,289,681千円(前年同期比3.3%増)、営業利益は192,432千円(前年同期比0.3%増)、経常利益は214,141千円(前年同期比1.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は138,234千円(前年同期比30.6%減)となり、増収減益となりました。 セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。 防護服・環境資機材事業におきましては、半導体製造や製薬会社など工場のクリーンルーム向けの需要や、ダイオキシン、ケミカル等の有害化学物質対策分野の需要は順調に推移いたしました。その一方で、中期経営計画の経営方針の一つとして取り組みを進めてまいりました難燃・アークフラッシュ・高視認等の新規防護服分野や、集じん機等の安全環境設備分野は、成約が進んでいるものの、期初の計画に対しては未達となりました。その結果、売上高は4,800,908千円(前年同期比3.7%増)、セグメント利益は559,888千円(前年同期比13.3%増)となり、増収増益となりました。これまでの経営方針のとおり、引き続き、新規防護服、安全環境設備や、酷暑に備える暑熱対策商品など、新製品・新商品の開発に注力するとともに、新たな事業領域の開拓を進めるほか、化学物質の自律的管理による需要増加も見据え、当社の情報総合サイト「防護服の知恵.com」により事業者のニーズに適宜対応し、安全・防護システムで人と環境を守る事業を通じて、中長期的な収益力の向上を目指してまいります。 ヘルスケア製品事業におきましては、主力製品であるアゼアスデザインセンター秋田で生産する日本製マスクについて、ドラッグストア等の一般消費者向けBtoC分野の受注は順調に増加しました。また、機能性を重視した製薬会社や半導体工場等の一般産業、医療機関等のBtoB分野におきましても、新規顧客開拓活動に重点を置き実行した結果、順調に契約を獲得しています。その一方で、創業期に生産し、販売に時間を要して一定期間経過したマスク製品等を33,633千円評価減し売上原価に計上いたしました。その結果、売上高は388,992千円(前年同期比42.2%増)、セグメント損失(営業損失)は55,066千円となり、増収でセグメント損失の計上となりました。引き続き、ドラッグストア等一般消費者向けの順調な受注に対しては、工場人員を増やし、増産体制で対応していくほか、半導体工場や製薬会社など、利益率の高い販路であるBtoBの分野では営業活動に注力し、業容の拡大と採算改善を目指していきます。 ライフマテリアル事業のうち、機能性建材分野におきましては、畳表等の従来からの商品は引き続き減少傾向にありますが、同分野の主力商品となり、利益率の高い「ReFace®」の販売は、新たな販売先の開拓も進んでおり、堅調に推移しました。また、アパレル資材分野は、作業服等のワーキングウエア分野が概ね堅調に推移しました。その結果、売上高は2,865,465千円(前年同期比1.9%増)、セグメント利益は169,028千円(前年同期比1.4%増)の増収増益となりました。機能性建材事業では、ReFace®の販売に経営資源を集中するとともに、アパレル副資材については、稼働を開始したベトナム現地法人を足掛かりに、新たな事業展開に向けた取り組みを進めてまいります。 報告セグメントではありませんが、海外子会社について「その他」の区分で管理しております。売上高は234,315千円(前年同期比24.8%減)、セグメント損失(営業損失)は30,918千円(前年同期はセグメント損失40,535千円)となりました。中国市場では、アパレル資材分野に限らず、事業範囲の一部拡大に向けた取り組みを進める一方、事業再編、合理化を通じて収益力改善に注力してまいります。 なお、報告セグメントに配分していない一般管理費等の全社費用は449,723千円であります。 生産、仕入、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年5月1日至 2026年4月30日)   前年同期比(%) 防護服・環境資機材   800,359   140.0 ヘルスケア製品   283,435   133.6 ライフマテリアル   151,050   115.5 合計   1,234,845   135.0 (注)  金額は、製造原価によっております。 ② 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年5月1日至 2026年4月30日)   前年同期比(%) 防護服・環境資機材   3,434,189   103.7 ヘルスケア製品   211,158   211.7 ライフマテリアル   2,280,744   98.4 その他   226,784   74.2 合計   6,152,877   102.0 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  金額は、仕入価格によっております。 ③ 受注実績 受注から売上計上までの期間が短いため、記載は省略しております。 ④ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年5月1日至 2026年4月30日)   前年同期比(%) 防護服・環境資機材   4,800,908   103.7 ヘルスケア製品   388,992   142.2 ライフマテリアル   2,865,465   101.9 その他   234,315   75.2 合計   8,289,681   103.3 (注)  セグメント間取引については相殺消去しております。 (2) 財政状態の概要及び分析 ① 財政状態 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて0.1%減少し6,320,117千円となりました。これは、主として現金及び預金が319,058千円減少し、売上債権が301,235千円増加、棚卸資産が38,362千円増加したためであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて0.6%増加し2,138,652千円となりました。これは、主として投資有価証券が時価評価により59,026千円増加、退職給付に係る資産が年金資産の増加等で36,296千円増加し、有形固定資産が減価償却等で56,342千円減少、繰延税金資産が20,042千円減少したためであります。 この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて6,556千円増加し8,458,770千円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて4.1%減少し1,515,711千円となりました。これは、主として1年内返済予定の長期借入金が約定返済で95,384千円減少、未払金が23,389千円減少、未払法人税等が19,286千円減少し、仕入債務が52,278千円増加したためであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて12.6%増加し116,969千円となりました。これは、主として退職給付に係る資産の増加等でその他に区分した繰延税金負債が6,352千円増加、退職給付に係る負債が4,134千円増加したためであります。 この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて51,212千円減少し1,632,681千円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて0.9%増加し6,826,088千円となりました。これは、主として投資有価証券の時価評価によるその他有価証券評価差額金の増加等でその他の包括利益累計額が47,538千円増加したためであります。 ② セグメントごとの財政状態の分析 (防護服・環境資機材事業) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて279,517千円増加し2,952,604千円となりました。これは主に売上債権が278,070千円増加、棚卸資産が66,829千円増加し、有形固定資産が61,934千円減少したためであります。 (ヘルスケア製品事業) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて14,842千円増加し484,910千円となりました。これは主に売上債権が28,271千円増加、棚卸資産が6,117千円増加し、有形固定資産が18,653千円減少したためであります。 (ライフマテリアル事業) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて214,287千円減少し1,428,603千円となりました。これは主に連結子会社を吸収合併したことに伴い現金及び預金239,860千円を報告セグメントに配分していない全社資産へ区分したためであります。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて519,058千円減少し、当連結会計年度末には2,132,978千円となりました。 ① 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は28,113千円(前連結会計年度は465,588千円の獲得)となりました。支出の主な内訳は、売上債権の増加300,064千円、法人税等の支払い90,259千円、棚卸資産の増加38,046千円であります。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益212,556千円、減価償却費131,482千円、仕入債務の増加52,233千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は266,224千円(前連結会計年度は165,276千円の支出)となりました。支出の主な内訳は、定期預金の預入れ200,000千円、有形固定資産の取得32,930千円、無形固定資産の取得32,386千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は229,197千円(前連結会計年度は245,829千円の支出)となりました。支出の内訳は、配当金の支払い133,813千円、長期借入金の返済95,384千円であります。 ② 資本の財源及び資金の流動性の分析 資金需要及び財政政策について、当社グループは、運転資金及び投資等の資金需要に対して、自己資金を充当することを基本方針とし、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、必要に応じて銀行借入等により調達することとしております。銀行借入等については、新規投資案件が発生した時点で、調達を検討する方針であります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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