本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

INEST

INEST,Inc.7111 · Standard · 卸売業

個人消費者向けにウォーターサーバーや新電力など各種サービスの取次販売を行う。他社サービスと自社サービスを組み合わせたソリューション事業が柱。

概要

INESTは2022年10月にINT株式会社の単独株式移転により設立された持株会社で、同年12月に東京証券取引所スタンダード市場にテクニカル上場した。従業員数344名、本社は東京都豊島区。単一セグメントのソリューション事業を展開し、個人消費者向けにウォーターサーバー・新電力・インターネット回線などの取次販売(他社サービス)と、WEBコンテンツ・保険・会員優待などの自社サービスを提供する。2026年3月期の売上収益は182億円、営業利益3億円、純利益2億円。

単一セグメントで構成されるソリューション事業

INESTグループは、有価証券報告書において「ソリューション事業」の単一セグメントで構成されている。この事業は、個人及び法人顧客を対象に、ライフインフラ関連サービスとビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)を展開する。具体的には、ウォーターサーバー、新電力、インターネット回線等の顧客ニーズに合わせた各種商品の取次販売(他社サービス)と、WEBコンテンツ、保険、会員優待サービス等の自社サービスを提供している。2026年3月期の仕入高は33億円、販売高は182億円であり、販売高の約55%を上位3社(ソフトバンク、KDDI、プレミアムウォーター)への依存が占める。

他社サービスの取次販売が収益の柱

収益の主要な源泉は、他社サービスの取次販売である。2026年3月期において、ソフトバンク株式会社向け販売高が34億円(構成比19.1%)、KDDI株式会社向けが34億円(同19.0%)、プレミアムウォーター株式会社向けが31億円(同17.4%)と、通信・宅配水分野の大手企業との取引が売上の過半を占める。これらの取次販売は、消費者がライフライン契約を切り替える際の仲介役として機能し、契約獲得時に手数料収入を得るフロー型ビジネスが中心である。ただし、同社はストック型収益モデルへの転換を課題として掲げ、自社サービスの拡大にも取り組んでいる。

グループ構造の変遷と事業ポートフォリオの見直し

INESTグループは、2022年10月の設立以降、子会社の設立・買収・統合・売却を繰り返してきた。2022年12月に株式会社Gloriaを設立(2025年7月に連結除外)、2023年10月に株式会社ZITTOを連結子会社化、同年12月に株式会社プレミアムウォーターホールディングスと資本業務提携を締結。2024年4月には株式会社どうぶつでんきを株式会社アイ・ステーションに吸収合併し、2025年3月には株式会社ジョインアップも同社に吸収合併した。しかし、中期経営計画に基づく「事業の選択と集中」の一環として、2025年7月に株式会社アイ・ステーションの全株式を譲渡し連結範囲から除外。2026年3月にはエフエルシープレミアム株式会社をRenxa株式会社に吸収合併させた。

多様な販売チャネルと顧客接点の最適化

販売活動において、INESTグループはコールセンター、イベントブース、店舗、WEB等の多様なチャネルを組み合わせた顧客接点の最適化を重視している。特に新入居者向けのライフライン一括手続き支援や、固定費削減ニーズに対応した複数サービスの組み合わせ提案に強みを持つ。2026年3月期には、一部チャネルで出展費用や人件費の上昇により投資が先行したものの、グループ内の営業支援・管理機能を一本化することで効率化を進めた。同社は、従業員一人当たりの生産性向上を最重点課題と位置づけ、多種多様な商材に対応するための教育体制・管理体制の強化に努めている。

財務体質とストック型収益への転換課題

2026年3月期末の総資産は112億円、負債61億円、純資産51億円で、1株当たり純資産は700.29円。前年から資産・負債はそれぞれ減少したが、自己資本は増加した。キャッシュ・フローでは、営業活動により5.3億円の資金を使用(主に営業債権増加と法人税支払い)、投資活動で15億円の収入(子会社株式売却等)を得て、現金同等物は21億円に増加した。同社は従来のフロー型収益(契約時の手数料)から、安定したストック型収益への転換を最重要課題と認識し、自社サービスの拡充や継続取引の促進に取り組んでいる。また、財務体質強化のため人員規模の適正化やコスト削減も継続している。

業界の中での役割は生活インフラ関連サービスの販売代理・提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
182億円
営業利益
3億円
営業利益率
1.6%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
個人向け事業(注2)68億円64.2%4億円5.9%
法人向け事業38億円35.8%3億円7.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01個人消費者向けサービス主力

ウォーターサーバー、新電力、インターネット回線などの他社サービスを個人消費者に取次販売。また、webコンテンツ、保険、会員優待などの自社サービスも提供する。

主な製品・サービス3
ウォーターサーバー取次
家庭向けウォーターサーバーの申込受付・販売代行。
新電力プラン
個人向け電力プランの取次販売。
インターネット回線
家庭向けインターネット回線の取次販売。

製品と技術

ウォーターサーバー・新電力・通信回線の取次販売

INESTグループの主力サービスは、他社製品の取次販売である。具体的には、プレミアムウォーター社のウォーターサーバー、ソフトバンク社やKDDI社のインターネット回線・携帯電話、新電力会社の電力プランなど、生活インフラに関する多様な商品を取り扱う。これらの取次販売は、主に新入居者向けのライフライン一括手続きや、既存顧客の固定費見直しニーズに応える形で行われ、契約成立時に販売手数料を得る。2026年3月期には、これら他社サービスの販売が売上高の大部分を占め、特にソフトバンク・KDDI・プレミアムウォーターの3社で全体の55.5%を占めた。

自社サービス:WEBコンテンツ・保険・会員優待

取次販売に加え、INESTグループは自社サービスの提供も行っている。主なものとして、WEBコンテンツ(情報提供や比較サイト等)、保険商品の代理販売、会員優待サービス(各種割引や特典)が挙げられる。これらの自社サービスは、継続的な収入(ストック収益)を生むことを目的としており、同社は中期経営計画においてストック利益の最大化を基本方針に掲げている。自社サービスはグループ会社間の連携により開発・提供され、お客様のニーズを把握したサービスの改良が継続的に行われている。ただし、2026年3月期時点では売上に占める自社サービスの割合は他社サービスに比べて小さい。

ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)

法人向けには、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)サービスを提供している。これは、企業の業務効率化や生産性向上を目的とした外部サービス活用であり、具体的な内容はコールセンター運営やバックオフィス業務の代行などを含むと推測される(有価証券報告書では詳細な記述はない)。BPOは、法人分野における安定した需要を背景に、同社の事業の一部を構成する。2026年3月期の経営環境認識では、法人向けBPO需要は底堅く推移したとされている。

多チャネル販売と提案型営業の技術

INESTグループは、コールセンター、イベントブース、店舗、WEBといった複数の販売チャネルを組み合わせることで、顧客接点を最適化する技術(ノウハウ)を持つ。特に、個人顧客に対しては、新電力・通信・保険・ウォーターサーバーなどを一括して提案する「ライフラインまとめ見直し」サービスが強みである。このためには、各商材の知識を持つ人材の育成と、顧客データを統合管理するシステムが必要であり、同社は従業員教育と管理体制の強化を進めている。また、グループ内の営業支援機能を一本化したことで、効率的な販売活動を実現している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

産業機器卸で拡大、収益改善中

産業用機械・設備の専門商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングスやオルバヘルスケアと競合し、2025/3期に大幅増収。営業利益率は1%台と低いが、改善傾向。規模拡大と収益性向上が課題。

強み

  • M&A等により販売チャネルを拡充し、売上高が急成長。
  • 多種多様な産業機器を取り扱い、顧客ニーズに対応。
  • アフターサービス体制が整っておりリピート率が高い。
  • 製造業の設備投資需要を取り込み成長。

課題

  • 営業利益率が1%台と低く、収益構造の改善が必要。
  • 在庫を抱えるビジネスモデルで、需要変動の影響を受けやすい。
  • 同業との価格競争に陥りやすく、独自性の強化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がINEST

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19972アルテック42億円
27555大田花き41億円46.4倍
37602レダックス41億円30.7倍
48046丸藤シートパイル40億円9.1倍
53161アゼアス40億円27.4倍
67111INEST39億円91.7倍
77425初穂商事39億円8.8倍
8280ATMH39億円282.1倍
93054ハイパー37億円17.4倍
107114フーディソン36億円24.0倍
112693YKT33億円10.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 9件

INTからの株式移転で設立された2022年

INESTは2022年10月、INT株式会社が単独株式移転の方法により、資本金100百万円で設立された。これは、INTの完全親会社として持株会社体制を構築するための組織再編であり、同年12月にはテクニカル上場の形式で東京証券取引所スタンダード市場に上場した。この手法では、既存株主に新会社の株式が割り当てられるため、実質的な事業内容は変わらずに上場企業の傘下となる。設立直後からグループ会社の整理・拡大を開始し、まず2022年12月に株式会社Gloriaを設立している。

子会社の買収と提携で事業基盤を拡大した2023年

設立1年目の2023年、INESTは積極的なM&Aと提携により事業領域を広げた。2023年10月には株式会社ZITTOを連結子会社化し、同年11月には株式会社プレミアムウォーターホールディングスと資本業務提携を締結。プレミアムウォーターは宅配水大手であり、この提携によりウォーターサーバー分野での取次販売を強化した。さらに同年12月、エフエルシープレミアム株式会社を連結子会社化している。これらの動きにより、グループ全体の売上高は2023年3月期の79億円から2024年3月期には105億円へと拡大した。

グループ内統合と不採算事業の整理(2024年〜2025年上半期)

2024年4月、INESTは子会社の株式会社どうぶつでんきを、同じく子会社の株式会社アイ・ステーションに吸収合併した。2025年3月には株式会社ジョインアップもアイ・ステーションに吸収合併し、グループ内の事業を集約した。しかし、中期経営計画に基づく「事業の選択と集中」の判断により、2025年7月にはアイ・ステーションの全株式を譲渡し、同社及び同社が保有していたGloriaの株式を連結範囲から除外した。この売却により、グループ規模は縮小したものの、経営資源の最適配分を図った。

組織再編の完了とストック収益への転換(2025年下期〜2026年)

2026年3月、エフエルシープレミアム株式会社をRenxa株式会社に吸収合併し、グループ内組織再編を完了した。これにより連結子会社数は減少したが、INESTは自社サービス(WEBコンテンツ、保険、会員優待等)の拡充を通じて、フロー型からストック型収益への転換を推進した。2026年3月期の売上収益は182億円と前期比4.1%減となったが、営業利益は2億円から3億円に増加し、純利益は0億円から2億円に改善した。同社は引き続き、顧客ニーズに即したサービス提供と販売チャネルの最適化を進めている。

年表9件を開く

2020年代

  • 2022年10月創業INT株式会社が単独株式移転の方法により、当社を資本金100百万円で設立、テクニカル上場により東京証券取引所スタンダード市場に上場
  • 2022年12月創業株式会社Gloriaを設立(2025年7月 連結の範囲から除外)
  • 2023年10月M&A株式会社ZITTOを連結子会社化
  • 2023年11月株式会社プレミアムウォーターホールディングスと資本業務提携
  • 2023年12月M&Aエフエルシープレミアム株式会社を連結子会社化(2026年3月 吸収合併により消滅)
  • 2024年4月M&A株式会社どうぶつでんきを 株式会社アイ・ステーションに 吸収合併
  • 2025年3月M&A株式会社ジョインアップを 株式会社アイ・ステーションに 吸収合併
  • 2025年7月株式会社アイ・ステーションの全株式を譲渡し、連結の範囲から除外
  • 2026年3月M&Aエフエルシープレミアム株式会社をRenxa株式会社に吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業分野別に区分した販売体制の強化

    グループ会社の垣根を越えて事業分野別に区分し、事業領域・責任体制を明確化することで、効率的かつ迅速な販売活動を推進する。

  2. 02

    顧客ニーズに即した商品力の向上

    中小企業や個人顧客のニーズに合わせた商品の取り扱いを拡大し、サービスの継続的な改良を通じて品質向上を図る。

  3. 03

    従業員の生産性向上と教育体制強化

    従業員一人当たりの生産性向上を最重要課題と位置づけ、多様な商材に対応する知識・ノウハウ習得のための教育体制・管理体制を強化する。

  4. 04

    ストック型収益モデルへの転換と資金調達

    安定収益基盤構築のため、フロー型からストック型ビジネスモデルへ転換し、それに伴う事業投資資金を効率的に調達・安定化する。

  5. 05

    コーポレート・ガバナンスと情報セキュリティ強化

    コンプライアンス・内部監査体制を強化し実効的なガバナンス体制を確立するとともに、情報セキュリティを強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で344人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は555万円で、3期前と比べて+25.4%平均年齢は35.1歳、平均勤続年数は3.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年3月44236.01.8360
2024年3月49136.02.5588
2025年3月50435.43.060633
2026年3月55535.13.934487

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都豊島区1,743百万円
主な関係会社
  • 国内
    INT株式会社(注)2
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Linklet株式会社(注)2
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Renxa株式会社(注)2,3
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ZITTO(注)2
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社プレミアムウォーターホールディングス(注)4
    山梨県富士吉田市 · その他の関係会社
    議決権37.8%
  • 国内
    株式会社光通信(注)4
    東京都豊島区 · その他の関係会社
    議決権40.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は182億円営業利益3億円前期と比べると減収増益で、売上が-4.2%、利益が+50.0%。

売上高
-4.2%
182億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
2億円
営業利益率
1.6%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高185億円182億円
営業利益6億円3億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は48億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+140.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q245
2024年1Q2000.0−4
2024年2Q1800.00
2024年3Q2100.0−1
2024年4Q464
2025年2Q8700.00
2025年4Q10321.90
2026年2Q9111.1−1
2026年4Q9122.23
2027年1Q4812.10

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

直近期の営業利益率は1.6%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
INT株式会社が単独株式移転の方法により、当社を資本金100百万円で設立、テクニカル上場により東京証券取引所スタンダード市場に上場
2022年3月
株式会社ZITTOを連結子会社化
2023年3月7925
株式会社どうぶつでんきを 株式会社アイ・ステーションに 吸収合併
2024年3月1052−1
株式会社ジョインアップを 株式会社アイ・ステーションに 吸収合併
2025年3月190211.10
エフエルシープレミアム株式会社をRenxa株式会社に吸収合併
2026年3月182321.62

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高182億円のうち、営業利益として残るのは3億円1.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金17.6%32億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金83.5%152億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.6%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
82.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
1.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
1.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.5pt
3.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年3月期は営業CFが−5億円、投資CFが15億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は21億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年3月2−11116
2024年3月0−2323−2316
2025年3月9−2−6717
2026年3月−515−51021

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 4期分

2026年3月期の総資産は112億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は45.5%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2023年3月81364544.3
2024年3月132498336.9
2025年3月137498736.0
2026年3月112516145.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
43
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中169位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中261位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.6%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.5%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥533で、1年前と比べて-38.7%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥533-0.9%1ヶ月+7.9%1年-38.7%時価総額39億円
過去52週の値幅
安値¥404高値¥885

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)91.7倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR0.76倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は496円で、直近1カ月で2.9%上昇。25日線(490.32円)を上回るが、200日線(503.8円)は下回る。52週高値960円からは48.3%下落、52週安値404円からは22.8%上昇。7月13日に64,900株の出来高を記録し、株価は470円まで急伸。以降も400円台後半で推移し、8月17日には514円と直近の高値を付けた。RSIは48.21と中立圏で、方向感は乏しい。週足では7月中旬からの上昇トレンドが続いており、25日線を支持線に下値を切り上げる展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

実績PERは85.52倍と同業界平均の17.91倍を大きく上回り、割高感が強い。予想PERは12倍に低下するが、ROEは3.6%と低水準で、PBRは0.70倍と割安だが、収益力の弱さが響く。配当は無配で、利回り0%は投資家の期待に応えられない。業界平均のPBR1.23倍と比べるとPBRは低いが、収益性の低さを考慮すると割安とは言い難い。売上高は増加傾向にあるが、営業利益率は1%台と薄く、今後の改善が不可欠。割安だが配当は伸び悩み、総合的に見て割高と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)91.7倍17.9倍
PER (予想)12.9倍
PBR0.76倍1.24倍
ROE3.6%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、半導体市況の回復とリユース需要の拡大で成長が加速するか、一方で収益性の低さと会社規模の限界がリスクか。強気派は、半導体製造装置の部品需要の高まりと環境配慮の流れが追い風になると見る。弱気派は、売上高の増加にもかかわらず純利益が伸び悩み、営業利益率が1%程度と低いことを指摘。今後の収益改善が焦点。

プラスに働く材料7
  • 市場の成長

    半導体需要の回復で部品洗浄・再生サービスが拡大

  • 環境規制の追い風

    リユース需要が高まり差別化につながる

  • 売上高の急増

    2025年3月期は前期からほぼ倍増の190億円

  • 純利益2億円と黒字転換、業績改善が鮮明決算発表後影響

    純利益が0億円→2億円、営業利益も2億→3億円

  • 営業利益率1.65%は前期比0.6ポイント改善2026年Q2影響

    営業利益率1.05%→1.65%、高付加価値化が進む

  • 予想PER12倍と増益期待で割安通年影響

    時価総額36億円、純利益予想2億円でもPER18倍、12倍予想なら将来の増益を見込む

  • 黒字化により無配からの復配期待次回株主総会影響

    純利益2億円が定着すれば配当開始の可能性

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    営業利益率が約1%で、売上高ほどの利益が出ていない

  • 市況依存

    半導体市場の変動で業績が大きく左右される

  • 偶発的な増収

    売上高急増は一時的な要因で、継続性が疑わしい

  • 株価が1年で45%下落、流動性リスク継続影響

    株価下落率44.89%、時価総額36億円と小型で売りが膨らむ

  • 営業利益率1.65%は低く、赤字転落リスク通年影響

    売上高182億円に対し営業利益3億円、僅かなコスト増で赤字

  • 無配当で株式投資の魅力が薄い次回株主総会影響

    配当利回り0%、株主還元がないため長期資金が離れる

  • 業績は不安定で、過去2期は純利益が0またはマイナス決算発表後影響

    2024年3月期-1億、2025年3月期0億と収益が大きく変動

次の決算で確かめる点
洗浄・再生サービス売上高
中核事業の成長性を測る
営業利益率
売上規模に比して利益率が低く改善が急務
顧客数
半導体メーカーへの浸透度を示す

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,472人。区分でいちばん多いのは事業法人51.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.8%を占め、残る48.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人46.954.051.351.8
個人・その他45.634.442.142.9
証券会社6.02.84.84.0
外国法人0.70.61.41.2
自己株式0.3
外国人個人0.20.10.20.2
金融機関0.58.20.30.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社プレミアムウォーターホールディングス37.76
02SBIイノベーションファンド1号6.17
03株式会社光通信3.03
04INEST従業員持株会2.69
05株式会社SBI証券1.65
06伊藤 圭二1.37
07楽天証券株式会社共有口1.34
08小泉 まり1.33
09前田 喜美子1.07
10山野 太稔0.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 4期分

1株利益は4期で−67%、1株純資産は4期で+19%。直近期のROEは3.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2023年3月7459015.011.5
2024年3月−22668−3.5
2025年3月66740.9125.6
2026年3月257003.618.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
坂本幸司代表取締役 社長44
濱田拓也取締役 管理本部長40
川合貴裕取締役38
長野成晃取締役48
近藤武雄取締役(監査等委員)82
嶋田智也取締役(監査等委員)38
西明優貴取締役(監査等委員)37
柴田亮取締役(監査等委員)38

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)610910918
社外取締役3883

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容478字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社4社、その他の関係会社2社により構成されており、「ソリューション事業」の単一セグメントで構成されております。 当社は、当社の孫会社であった株式会社アイ・ステーションの全株式及び同社が保有していた株式会社Gloriaの全株式を2025年7月1日付で譲渡したため、連結の範囲から除外しております。 なお、エフエルシープレミアム株式会社は、2026年3月1日付でRenxa株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅しております。 ソリューション事業 (他社サービス) 主に個人消費者に対して、ウォーターサーバーや新電力、インターネット回線等の顧客のニーズにあった各種商品の取次販売を行っております。 (自社サービス) 主にwebコンテンツ、保険、会員優待サービス等の顧客のニーズにあった各種サービス提供を行っております。 売上収益と主要なサービスラインの詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 21. 売上収益」に記載しております。
経営方針・対処すべき課題1,369字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「人々の人生を豊かで幸せにする。」を経営理念とし、事業を通じて社会に貢献することを経営の基本方針としております。 (2)経営環境 当社グループはソリューション事業において、個人及び法人顧客に対し、ライフインフラ関連サービス及びビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)を展開し、顧客ニーズに応じた価値提供に取り組んでまいりました。販売活動においては、多様なチャネルを有効に活用するとともに、幅広い顧客基盤及び営業リソースを活かした提案型営業を推進しております。当社グループは、引き続き社会・経済環境の変化を注視し、安定的かつ持続的な成長を実現するとともに、企業価値の向上に努めてまいります。 当社グループを取り巻く事業環境においても、個人・法人を問わず、生活及び業務インフラの最適化に対する需要が一層高まっており、特に電力・通信・保険等のライフインフラ分野においては、利便性、価格競争力及び環境配慮の全てを備えたサービス提供が求められております。また、コールセンター、イベントブース、店舗、web等の多様な販売チャネルを組み合わせた顧客接点の最適化が、事業成長の重要な要素となっております。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、安定した収益の確保に向けて、既存事業の強化を行うことが重要であると認識しております。また、その他の課題につきましては、以下のとおりであります。 ①商品販売面においては、展開するサービスをグループ会社の垣根を越えて事業分野別に区分し、事業領域・責任体制を明確化することで、効率的かつ迅速な販売活動を行ってまいります。 ②商品力強化の面では、お客様のニーズを的確に把握したサービスの開発、継続的な改良が必要不可欠であります。そのため、中小企業や個人のお客様のニーズにあった商品の取り扱いを増加し、サービス品質向上に努めてまいります。 ③営業力強化の面においては、従業員一人当たりの生産性向上を最重要課題として捉え、多種多様な商材を取り扱う上での知識やノウハウ習得を目的とした教育体制、管理体制の強化に努めてまいります。 ④財務面においては、経営資源の効率的な運用を目指し、人員規模の適正化やその他コスト削減を行い、引き続き財務体質の強化を行ってまいります。 ⑤資金調達面においては、従来のフロー型収益メインのビジネスモデルより、安定した収益基盤構築のためにストック型収益モデルへの転換が重要な課題であると認識しており、当該ビジネスモデルの転換に伴う事業投資等の事業戦略上必要な資金を確保する必要があるため、より効率的な資金の調達、資金繰りの安定化に努めてまいります。 ⑥情報セキュリティの面においては、情報保護の重要性がますます高まっていることに対応し、セキュリティの強化を行っております。 ⑦コーポレート・ガバナンスの面においては、当社グループの健全かつ継続的な成長を図るため全社を挙げてコンプライアンス・内部監査体制の一層の強化に取り組み、実効的なコーポレート・ガバナンス体制を確立してまいります。
事業等のリスク4,523字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)システムダウンについて(顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:高) 当社グループは、コール業務管理、エンドユーザー情報の管理など情報システムに依存しているため、ネットワーク及びサーバシステムの障害を回避するために、下記のような対策を講じております。 現在、可用性を確保するためにサーバ機器・ネットワーク機器の冗長化と定期的な保全メンテナンスの実施等の対応を行っております。特に、当社サービスの基幹となるデータベースサーバ、アプリケーションサーバに関しては性能の高い設備へ更新を行うことにより、1台のハードウェアの故障が全体のサービスへの影響に繋がらない運用体制を構築しております。 上記のような障害対策を行っておりますが、万一、システム障害が発生した場合には、コール業務自体が停止し、営業活動が遂行できなくなる可能性があるほか、効率的な運営が阻害され、重要なデータが流出する等により、当社グループに対する訴訟や損害賠償請求等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2)情報セキュリティについて(顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:高) 当社グループの展開する事業においては、当社のサーバにお客様の経営情報や個人情報が蓄積されるため、お客様のデータ及び種々の情報に関する機密性の確保が極めて重大な命題となっております。そのため、当社グループでは、お客様情報の消失や外部への流失、漏洩が発生しないよう、インターネット回線とは隔絶された独自のプライベートネットワークを準備すると共に、外部ネットワークからの不正アクセスやコンピュータウィルスの侵入等を防御するために、高品位なファイヤーウォール群を設置しております。 一方で、人的ミスや手続き不備等による情報漏洩を防ぐため、当社グループの情報管理部門において個人情報保護に関する規程等を制定し、情報の取扱いや保管に関する従業員への教育及び情報漏洩が起きた際のリスクの周知、情報へのアクセス制限等の措置を講じる等運用・管理を徹底しております。しかしながら、大規模な自然災害、当社社員の過誤、不正アクセスやコンピュータウィルスの侵入等の要因によって、データの漏洩、破損や誤作動が起こる可能性があります。上記のような対策を行っておりますが、万一、機密情報の取扱いに関する問題が発生した場合、当社グループの信頼を失うばかりでなく、顧客からの損害賠償請求、訴訟により責任追及され、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:高) 当社グループは、Renxa株式会社及び株式会社ZITTOの支配獲得に伴い、相当額ののれん及び耐用年数を確定できない無形資産を連結財政状態計算書に計上しております。当社グループの連結財務諸表等はIFRSを採用しており、のれん及び耐用年数を確定できない無形資産は非償却資産として、毎期の定期的な減損判定を行うこととなっております。 当連結会計年度においては、減損損失の計上は不要と判断しておりますが、経営環境や事業の著しい変化等により収益性が低下した場合、のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損損失発生により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4)技術革新への対応について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社グループが事業展開しているインターネット関連業界は、技術革新が急速に進んでいる分野であり、技術革新に伴って、顧客ニーズも常に変化し、多様化する傾向にあります。現在及び今後の技術革新を把握することは当社グループが事業を行っていく上で極めて重要であり、当社グループではそのための情報収集を逐次行っております。サービスの向上、拡大に必要な情報の収集や情報技術の取得については、安定性・安全性・信頼性・経済性等を重視して実行しております。 なお、技術革新への対応が遅れた場合は、当社の競争力が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)スマートフォン、タブレット端末市場の動向について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 今後のスマートフォン、タブレット端末に連動する関連市場の動向によっては、販売手数料収入の引き下げによる利幅の低下等の事態が生じる可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。当社グループにおいては、営業人員における1人あたり生産性の向上を目的とし、DXを基軸とした営業効率の向上を図るだけではなく、市場変化の兆候は迅速に経営戦略に反映させるよう努めております。 (6)販売代理業務に係るリスクについて(顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社グループは、販売代理事業を行っており、通信事業者やメーカー、上位代理店等との契約内容及び条件に基づいて事業を行っております。したがって、国内外の経済情勢や景気動向等の理由による通信事業者やメーカー、上位代理店等の方針の変更によって取り組みが減退するような場合には、当初計画していたような売上成長が見込めず、当社の事業の収益性や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクは完全に排除できる性質のものではないことから、市況の急変等の場合においては、顕在化する可能性があると認識しております。 (7)業務提携及び企業買収等に係るリスク(顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社グループでは事業拡大及び収益力向上のため、企業買収等を実施することがあります。当社グループは、企業買収案件に対しリスク及び回収可能性を十分に事前評価し、企業買収先の選定を行っておりますが、企業買収先の事業の状況が当社グループに与える影響を確実に予測することは困難な場合があり、買収した事業の経営資源を当社の経営戦略に沿って、効率的に活用できなかった場合には、当社グループの事業に影響を及ぼすほか、のれんの減損等により、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)特定取引先への依存について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社グループの主たる取引先は、その他の関係会社である株式会社光通信、株式会社プレミアムウォーターホールディングス及びそのグループ各企業が中心となっております。従って、これらの企業が主力事業を展開しているウォーターサーバーの取次販売事業や情報・通信市場等の動向によっては、当社グループと当該企業との取引関係、ひいては当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。当社グループとしては、今後も当該企業との取引関係は継続しつつも、当該企業以外との取引を拡大することにより、売上収益に占める構成比率の分散を進めることで特定取引先への依存度低下を図り、リスクの逓減に努める方針です。 (9)法的規制について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社グループにおいては、「不当景品類及び不当表示防止法」「特定商取引に関する法律」「電気通信事業法」「消費者保護法」「個人情報保護法」等の法的規制を受けております。そのため、管理部門を主管とし、法令等の遵守を徹底することを目的に、当社グループ内のリーガルチェックの実施や外部機関を活用した当社グループの営業部門のクオリティチェックの体制構築及び定期的な社内教育を行っております。また法令改正の動向等の情報収集を適宜行い、適時に対応できるようにすることによりリスクの軽減を図っております。 しかしながら、今後これらの法令や規則等の予測不能な変更又は新設された場合は、当社グループの事業が何らかの制約を受け、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (10)人材の確保について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) コールセンターの運営やビジネス・プロセス・アウトソーシング事業においては、一人あたり生産性が売上収益と相関関係にあるため、業務に従事する多数の人材確保が必要となります。そのため、当社では求職者の対象範囲を広げるため、地方拠点を活用すること及び採用手法においても様々な活動を実施することにより、優秀な人材の安定確保に努めています。しかしながら、人口減少や少子高齢化等により当社グループに十分な労働力を継続的に確保できない可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループが推進する各種事業においては、スタッフリソースは必要不可欠であり、一定の生産性を持つ収益モデルを構築するためには、継続的かつ安定的に人材を確保する必要があります。とりわけ、対面販売業務やコールセンター業務における人材定着や教育水準の維持は、サービス品質の確保やオペレーションの安定化に直結するものであり、採用市場の変化や人手不足等の影響を受けた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)顧客獲得ルート・手法への依存について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響度:高) 当社グループの持続的な成長においては、安定的な顧客獲得が不可欠であり、効果的なリード創出のための多様な販売促進チャネルの確保が重要な経営課題となっています。現在、当社グループでは業務提携先に起因するアプローチリストの取得、イベントブースでの販促活動、店舗販売等の手法を通じて顧客獲得を行っておりますが、これらの顧客獲得ルートの多くは外部事業者への依存度が高い状況にあります。特に、業務提携先に起因するアプローチリストを有償で取得する際の価格高騰、イベント会場や店舗販売場所の確保における外部事業者との契約条件の変更、さらには外部パートナーの事業方針転換等が生じた場合、当社グループのリード獲得活動に直接的かつ重大な影響を与えるリスクが存在します。これらの外部依存要因に起因する問題が顕在化した場合、新規顧客の獲得機会の減少、販売促進費用の増大、及び売上成長率の鈍化を招き、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,929字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績等 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や設備投資の持ち直しを背景に、緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇の長期化や生活コストの増加、資源価格の変動等の影響により、個人消費には弱さも見られ、依然として先行き不透明な状況が続いております。また、企業においては人件費や各種コストの上昇への対応が求められるなど、経営環境は引き続き変化の大きい状況にあります。 このような環境下において、消費者の間では生活コスト全体の見直しや固定費削減に対する意識が高まり、電力・通信・保険等の生活インフラ分野においては、単一サービスの選択にとどまらず、複数サービスを組み合わせた包括的な見直しや、長期的な利便性・コスト効率を重視するニーズが高まりました。また、法人分野においても、業務効率化や生産性向上に資する外部サービス活用への需要が底堅く推移しました。 当社グループの重点領域においては、宅配水分野では防災意識の定着や安全・品質志向の高まりを背景に安定的な需要が継続し、新入居者向けライフライン取次分野では電力・通信等の各種手続きを一括して支援するサービスへの需要が底堅く推移いたしました。また、通信分野においては、料金見直し機運の継続を背景に、固定費全体の最適化に対する関心が引き続き高まりました。 このような事業環境のもと、当社グループは中期経営計画(FY24~FY28)に基づき、「事業の選択と集中」及び「ストック利益の最大化」を基本方針として、ライフインフラ関連サービス及びビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)を中心としたソリューション事業を展開してまいりました。加えて、中期経営計画に基づく「事業の選択と集中」の一環として、事業ポートフォリオの見直し及び経営資源の最適配分を進め、連結子会社であった株式会社アイ・ステーションの全株式を譲渡するとともに、エフエルシープレミアム株式会社を消滅会社とするグループ内組織再編を実施いたしました。販売活動においては、多様な販売チャネルを活用した顧客獲得に加え、複数サービスの提案や継続的なフォロー体制の強化を通じて、継続取引の拡大及びストック収益の積み上げを推進いたしました。また、一部チャネルにおいては出展費用や人件費等の上昇により投資が先行する局面もありましたが、各社に分散していた営業支援・管理等の重複機能を一本化し、重点領域における事業基盤の強化と収益構造の転換は着実に進展いたしました。 当社グループは、今後も外部環境の変化を的確に捉えつつ、顧客ニーズに即したサービス提供と販売チャネルの最適化を進めることで、安定的かつ持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。 以上の結果、当連結会計年度の売上収益は18,185百万円(前年同期比4.1%減)となり、営業利益255百万円(前年同期比22.2%増)、税引前利益160百万円(前年同期比58.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益180百万円(前年同期比327.0%増)となりました。 なお、当社グループの報告セグメントは、「ソリューション事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。 当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績は、以下のとおりであります。 ①生産実績及び受注実績 当社グループは、各種商品の取次販売を中心とするサービスを提供しているため、生産実績及び受注実績については記載を省略しております。 ②仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) ソリューション事業   3,335   120.6 合計   3,335   120.6 (注)金額は仕入価格によっております。 ③販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) ソリューション事業   18,185   95.9 合計   18,185   95.9 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) ソフトバンク㈱   2,921   15.4   3,470   19.1 KDDI㈱   2,823   14.9   3,447   19.0 プレミアムウォーター㈱   4,126   21.8   3,167   17.4 (2)財政状態 前連結会計年度末 2025年3月31日   当連結会計年度末 2026年3月31日   増減 資産   (百万円)   13,671   11,223   △2,447 負債   (百万円)   8,726   6,119   △2,606 親会社の所有者に帰属する持分          (百万円)   4,926   5,103   176 1株当たり親会社所有者帰属持分   (円)   674.33   700.29   25.96 資産は、主に子会社の支配喪失及び事務所解約に伴う敷金保証金等の減少により、前連結会計年度末に比べて2,447百万円減少し、11,223百万円となりました。 負債は、主に子会社の支配喪失及び事務所解約に伴うリース負債の減少により、前連結会計年度末に比べて2,606百万円減少し、6,119百万円となりました。 親会社の所有者に帰属する持分は、前連結会計年度末に比べて176百万円増加し、5,103百万円となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度 (自 2024年4月1日   (自 2025年4月1日 至 2025年3月31日)    至 2026年3月31日) 営業活動によるキャッシュ・フロー   924   △530 投資活動によるキャッシュ・フロー   △212   1,500 財務活動によるキャッシュ・フロー   △624   △544 現金及び現金同等物の期末残高   1,671   2,096 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、530百万円となりました。これは主に営業債権及びその他の債権の増加及び法人所得税の支払等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果増加した資金は、1,500百万円となりました。これは主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入及び貸付金の回収による収入によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、544百万円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出によるものであります。 以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は2,096百万円となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金については自己資金により賄っており、設備投資や長期運転資金については、事業計画等に照らし、自己資金を充当するほか、必要資金を金融機関からの借入や株式の発行等の資本取引により調達しております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。 (5)今後の見通し 2027年3月期の通期連結業績予想は、自社サービスの獲得拡大によるストック利益の積み上げを収益成長の主なドライバーとしつつ、グループ内統合によるコスト削減効果の通期寄与を見込んでおります。また、将来のストック収益拡大に向けた自社サービスへの先行投資を継続することで、短期的な利益抑制要因を織り込みながらも、中長期的な収益基盤の強化を進めてまいります。これらにより、売上収益18,500百万円、営業利益610百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益300百万円の増収増益と見込んでおります。 なお、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する情報は、現在入手可能な情報から得られた当社経営者の判断に基づいております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。