概要
株式会社フーディソンは、2013年4月に設立された食品流通プラットフォーム企業である。2026年3月期の連結売上高は78億円、従業員数は103人。東京都中央区に本社を置き、2022年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力は飲食店向け食品EC「魚ポチ」で、生鮮品のBtoBコマースを中核とし、個人向け鮮魚店「sakana bacca」や人材紹介「フード人材バンク」を展開する。中央卸売市場の仲卸許可と買参権を活用した独自の調達網が特徴である。
3つのサービスで構成する生鮮流通プラットフォーム
フーディソンは、生鮮流通プラットフォーム事業を単一セグメントとして展開し、その内訳をBtoBコマース、BtoCコマース、HRサービスの3つに区分する。2026年3月期の連結売上高に占める割合は、BtoBコマース81.2%(約63.5億円)、BtoCコマース14.5%(約11.4億円)、HRサービス4.3%(約3.4億円)である。BtoBコマースが事業の柱であり、飲食店向けEC「魚ポチ」を通じて8,000種類以上の商品を扱う。BtoCコマースは鮮魚セレクトショップ「sakana bacca」を首都圏で9店舗運営し、HRサービスは食品事業者に特化した人材紹介「フード人材バンク」を提供する。これらのサービスは調達・物流面で連携し、効率化を図っている。
ストック型収益モデルと高回転の資産効率
BtoBコマースサービスは、飲食店が毎日発注する業務需要に支えられたストック型ビジネスである。2026年3月期において、売上高に占める既存ユーザー(前期以前に登録したコホート)の割合は92%に達し、ユーザーごとの利用金額(ARPU)は利用期間の長期化に伴い上昇する傾向を持つ。生鮮品の消費期限が短いため棚卸資産が少なく、2026年3月期の棚卸資産回転率は33.3回と高い。このため、倉庫スペースや在庫リスクが小さく、資産投資効率が良好である。一方、HRサービスは2026年3月期に売上高13.8%減と苦戦し、採用市場の競争激化や求人需要減少の影響を受けた。
中央卸売市場を核とした全国46都道府県への配送網
フーディソンは、東京都中央卸売市場の大田市場と豊洲市場に拠点を持つ。子会社のフーディソン大田は大田市場の仲卸営業許可を取得し、豊洲市場の買参権も有する。これにより市場内での商品調達が可能であり、さらに独自に開拓した全国の産地ネットワークから市場を介さない仕入れも行う。調達した商品は大田市場隣接の大田フルフィルメントセンター(2023年8月開設)で加工・梱包し、自社または外部委託で配送。2026年3月期時点で、沖縄県と一部離島を除く全国46都道府県にサービスを届けている。
グループ構成と子会社の役割
フーディソングループは、株式会社フーディソン(持株会社)と完全子会社の株式会社フーディソン大田で構成される。フーディソン大田は2015年10月に設立され、2016年2月に大田市場の仲卸営業許可を取得。同社は大田市場内で実際の仲卸業務を行い、商品調達力と物流能力を強化する戦略的拠点となっている。また、フーディソン本体は本社に受注・発注・顧客サポート機能を集約し、店舗や営業所を持たない軽資産モデルを採用する。連結従業員数は103人(2026年3月期末)で、3つのサービスを少数精鋭で運営している。
業界の中での役割は生鮮流通業界の中間流通を変革するBtoB ECプラットフォーム事業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2024/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| BtoBコマース サービス | 50億円 | 78.1% | — | — |
| BtoCコマース サービス | 10億円 | 15.6% | — | — |
| HRサービス | 4億円 | 6.3% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01飲食店向け生鮮食品EC(BtoB)主力
自社ウェブサイト「魚ポチ」で、生産者・卸業者などから仕入れた食品を主に飲食店に販売。8,000種類以上の商品を毎日掲載し、翌日から3日以内に配送。大田市場の仲卸許可や豊洲市場の買参権を活用した調達力と、独自のITシステムによる出品・物流効率化が強み。
- 魚ポチ
- 飲食店向けの生鮮食品ECプラットフォーム。毎日更新される豊富な品揃えから、必要な分量を注文でき、レコメンド機能で発注時間を短縮できる。
02一般消費者向け鮮魚販売(BtoC)準主力
鮮魚セレクトショップ「sakana bacca」を首都圏で展開。一般スーパーでは扱わない魚種や産地直送の水産品を提供。調達をBtoB事業と共同化することで効率を高めている。
- sakana bacca
- 一般消費者向けの鮮魚販売店舗。個性的な魚種や産地仕入れの水産品を販売し、消費者ニーズの多様化に対応。
03食品業界向け人材紹介(HR)副次
食品事業者向けに人材を紹介する「フード人材バンク」を運営。飲食店やスーパーマーケットを中心に、調理技術を持つ人材を紹介。BtoBコマースのネットワークを活用した求人ニーズの獲得が特徴。
- フード人材バンク
- 食品事業者向け人材紹介サービス。食産業の人手不足を背景に、正社員候補者を紹介する。
製品と技術
飲食店向けEC「魚ポチ」の仕組み
「魚ポチ」は、フーディソンが2014年5月に開始したBtoB食品Eコマースサービスである。ユーザーである飲食店は、毎日午後3時30分以降にウェブサイトにアクセスし、当日掲載された8,000種類以上の生鮮・冷凍・加工食品から必要な分量を注文できる。注文から配送までは地域に応じて翌日から3日以内。購買データを基にしたAIレコメンデーション機能により、発注時間の短縮を図る。受注管理は全てインターネットで完結し、発注管理はインターネットに加えファクシミリや電話も併用する。2026年3月期の売上高は63.5億円で、全社売上の81%を占める。
生鮮ECに特化した独自ITシステム
フーディソンは、生鮮食品のEコマースに必要な独自のITシステムを内製している。生鮮品は日々品揃えが変わり、消費期限が短く、冷蔵・冷凍・常温の三温度帯での物流対応が必要であり、価格は量り売りが商習慣である。一般的なECシステムでは対応できないこれらの要件を満たすため、商品情報の迅速なデータ化、販売データと物流の接続、スピーディーな出荷を実現するシステムを構築した。創業以来蓄積した取引・物流・販売の構造化データに、バイヤーや物流現場の知見を組み合わせ、生成AIを含む先端技術を取り込むことで競合が模倣しにくい基盤を築いている。
鮮魚セレクトショップ「sakana bacca」
「sakana bacca」は、一般のスーパーマーケットでは扱いにくい魚種や産地直送の水産品に特化した個人向け実店舗である。2015年2月に中目黒1号店を開業し、2026年3月末時点で首都圏に9店舗を展開する。全国の産地から独自ルートで仕入れた鮮魚を提供し、消費者が鮮魚を購入しづらくなった環境に対応する。店舗は交通利便性の高い立地に置き、広い商圏からの集客を狙う。BtoB事業と調達を共同化することでコスト効率を高めており、2026年3月期の売上高は11.4億円(前年比13.0%増)だった。
食品事業者向け人材紹介「フード人材バンク」
「フード人材バンク」は、2017年4月に「さかな人材バンク」として開始した人材紹介サービスである。主に飲食店やスーパーマーケットなど食品事業者を対象に、正社員候補者の紹介を行う。食産業全体の労働力不足が深刻化する中、BtoBコマースで培った飲食店ネットワークを活用して求人ニーズを獲得し、最適な人材マッチングを実現する。2026年3月期の売上高は3.4億円(前年比13.8%減)で、採用市場の競争激化や景気変動による求人需要減少の影響を受けた。厚生労働省の統計では飲食物調理従事者の有効求人倍率は2026年3月時点で2.22倍と全産業平均を大きく上回っており、中長期の需要は高いと見られる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
業務用食材卸で成長、収益率改善課題
フーディソンは卸売業に属し、外食・中食向け業務用食材卸を主力とする。同業にはリョーサン菱洋HD(電子部品卸)や高千穂交易(計測器卸)などがあるが、フーディソンは食品専門の卸として差別化。売上高69億円(2025/3)から78億円(2026/3)へ増収見込みだが、営業利益率は2.56%と低位。競合は規模が大きく、スケールメリットで劣る。業務用食材の需要は底堅いが、薄利多売体質から脱却が課題。
強み
- 外食・中食に特化し、多様な食材を扱う。
- 中食・外食市場拡大を追い風に増収基調。
- 中小飲食店への細かい対応が強み。
- 国内産地との連携で品質を確保。
課題
- 営業利益率2%台と薄利、コスト削減が必要。
- 大手食品卸と比べ規模が小さく、価格競力争い。
- 燃料費や人件費上昇が利益を圧迫。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字がフーディソン
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 10件
築地近くに生まれた2013年の創業
フーディソンは2013年4月、東京都港区芝公園に資本金20百万円で設立された。創業当時から「フード×テクノロジー」を掲げ、生鮮流通のデジタル化を目指した。翌2014年3月には本社を東京都中央区築地に移転。築地市場の近くに拠点を置き、水産物の調達網を構築する第一歩を踏み出した。創業から約1年後の2014年5月には、飲食店向け食品Eコマースサービス「魚ポチ」を開始し、主力事業の基盤を固めた。
個人向け店舗と子会社で事業拡大した2015年
2015年2月、フーディソンは個人向け鮮魚セレクトショップ「sakana bacca 中目黒」を東京都目黒区にオープンした。これによりBtoC事業を本格化。同年10月には完全子会社「株式会社フーディソン大田」を東京都大田区に設立し、翌2016年2月に大田市場での仲卸営業許可を取得。市場内での実業務を可能にし、調達力を強化した。本社も2015年12月に東京都中央区勝どきへ移転し、現在の所在地に落ち着いた。
人材紹介と豊洲市場進出でサービスを拡充
2017年4月、フーディソンは食品事業者向け人材紹介サービス「さかな人材バンク」を開始。後に「フード人材バンク」に名称変更し、HRサービスとして独立した柱に育てた。2021年2月には、東京都中央卸売市場豊洲市場水産部の買参権を取得。これにより大田市場と豊洲市場の両方で調達可能となり、扱う商品の品揃えを拡大した。買参権は仲卸業務を伴わないが、競りへの参加権利を得て仕入れの幅を広げた。
東京証券取引所グロース市場へ上場した2022年
2022年12月、フーディソンは東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時の売上高は2022年3月期の36億円から2023年3月期には53億円へ急拡大しており、成長企業として市場から資金調達の道を開いた。上場後も売上高は伸び続け、2026年3月期には78億円に達した。営業利益は2023年3月期以降黒字を維持し、2026年3月期は1.8億円の営業利益を計上している。
年表10件を開く
2010年代
- 2013年4月創業東京都港区芝公園において、資本金20百万円で株式会社フーディソンを設立
- 2014年3月本社を東京都中央区築地に移転
- 2014年5月飲食店向けの食品Eコマースサービス「魚ポチ(うおぽち)」開始
- 2015年2月個人向け鮮魚セレクトショップ「sakana bacca 中目黒」を東京都目黒区上目黒にオープン
- 2015年10月M&A東京都大田区東海に完全子会社株式会社フーディソン大田を設立
- 2015年12月本社を東京都中央区勝どきに移転
- 2016年2月株式会社フーディソン大田が東京都中央卸売市場大田市場水産物部の仲卸営業許可を取得
- 2017年4月食品事業者向け人材紹介サービス「さかな人材バンク(現フード人材バンク)」開始
2020年代
- 2021年2月東京都中央卸売市場豊洲市場水産部の買参権を取得
- 2022年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
生鮮流通プラットフォームとAI活用
創業以来蓄積した生鮮流通データと現場知見にAI等の先端技術を組み合わせ、模倣困難な競争優位性を確立し、持続的な企業価値向上を目指す。
- 02
3つの成長ドライバー
顧客ロイヤリティ向上(CRM強化、取扱カテゴリ拡大)、新規顧客開拓(首都圏シェア拡大、中規模法人・チェーン店開拓、エリア拡張)、事業間シナジー(BtoB・BtoC・HRの連携)により持続的成長を実現する。
- 03
AI活用基盤の構築
蓄積データと現場知見を基に、CRM、商品情報管理、需要予測、物流オペレーション等でAIエンジニアリングを活用し、利用とともに精度向上する差別化基盤を構築する。
- 04
サービス機能の拡充と人材強化
UI/UX改善、生成AI等のデジタル投資を加速するとともに、優秀な人材採用と組織体制強化、働きやすい環境整備に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で103人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は503万円で、3期前と比べて+6.1%。平均年齢は37.7歳、平均勤続年数は4.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 474 | 36.4 | 3.8 | 101 | — |
| 2024年3月 | 500 | 37.2 | 4.6 | 102 | — |
| 2025年3月 | 466 | 37.0 | 4.3 | 110 | 182 |
| 2026年3月 | 503 | 37.7 | 4.7 | 103 | 194 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社フーディソン大田東京都大田区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は78億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.0%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 84億円 | 78億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 2億円 |
| 純利益 | 2億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は20億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+33.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 14 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 15 | 1 | 6.7 | 1 |
| 2024年3Q | 17 | 1 | 5.9 | 0 |
| 2024年4Q | 17 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 32 | 1 | 3.1 | 1 |
| 2025年4Q | 37 | 1 | 2.7 | 0 |
| 2026年2Q | 36 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 42 | 2 | 4.8 | 1 |
| 2027年1Q | 20 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年3月期からの8期で、売上は22億円から78億円へ3.5倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。売上は7期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 22 | — | −1 | — | −1 |
| 2020年3月 | 29 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年3月 | 30 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年3月 | 36 | — | 0 | — | 0 |
| 2023年3月 | 53 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年3月 | 64 | — | 2 | — | 2 |
| 2025年3月 | 69 | 2 | 2 | 2.9 | 1 |
| 2026年3月 | 78 | 2 | 2 | 2.6 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高78億円のうち、営業利益として残るのは2億円で2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.4%51億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.1%25億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は20億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | −2 | 0 | 4 | −2 | 9 |
| 2022年3月 | −1 | 0 | 0 | −1 | 8 |
| 2023年3月 | 3 | −1 | 12 | 2 | 22 |
| 2024年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 23 |
| 2025年3月 | 1 | 0 | −3 | 1 | 20 |
| 2026年3月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 20 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は33億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は71.2%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 8 | 2 | 6 | 22.7 |
| 2020年3月 | 11 | 5 | 6 | 42.2 |
| 2021年3月 | 14 | 4 | 10 | 27.9 |
| 2022年3月 | 15 | 4 | 11 | 25.3 |
| 2023年3月 | 30 | 19 | 11 | 64.4 |
| 2024年3月 | 34 | 22 | 12 | 64.5 |
| 2025年3月 | 32 | 23 | 9 | 71.2 |
| 2026年3月 | 33 | 24 | 10 | 71.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で284社中35位あたり、逆に低いのはROEで284社中193位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥777で、1年前と比べて-16.3%。過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 24.0倍 |
| PER (会社予想) | 19.4倍 |
| PBR | 1.47倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価742円。1ヶ月で約3.8%上昇し、25日線(722円)を上回る。52週高値998円からは約26%下落、52週安値680円からは約9.1%高い。出来高はぼちぼちで、底堅い動き。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERが22.9倍と業界平均の17.4倍を上回り、やや割高。PBRは1.40倍で平均1.19倍をやや上回る。ROE6.3%は業界平均並みか。配当利回りは0%と無配で、成長期待が価格に織り込まれている。売上高は増加傾向だが、利益率は低く、割高感を補うには至らない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 24.0倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 19.4倍 | — |
| PBR | 1.47倍 | 1.24倍 |
| ROE | 6.3% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上は順調に拡大しているが、営業利益率が2%台と低く、増収が利益に結びついていない。強気派は規模拡大による物流効率化とプラットフォームのロックイン効果で今後利益率が向上すると期待。弱気派は競合の同業も多く、価格競争で高採算は難しいとみる。
- 売上の堅調な伸び
2023→2026年で53→78億円の大幅増収。
- プラットフォーム効果
発注システムの利便性でリピート率向上。
- スケールメリット
規模拡大で物流費率低減の可能性。
- 売上高78億円への成長継続2026年3月期影響中
2025/3期69億から78億へ13%増、営業利益2億円維持
- 営業利益率改善の余地2026年3月期影響中
2025/3期2.9%から3.5%へ改善なら利益約0.4億円増
- 卸売業界の統合効果継続影響弱
M&Aによる規模拡大で仕入れコスト低減の可能性
- 食品需要安定で下支え継続影響弱
必需財のため景気変動に強い、売上安定
- 低利益率の壁
営業利益率2.5%前後で改善ペース鈍い。
- 競争激化
同業の卸売業者が多く、価格競争に晒される。
- 業績予想の下方リスク
2026年利益予想1億円と増収にもかかわらず微増。
- 競合激化で利益率低下継続影響中
粗利圧縮で営業利益率2%割れ、利益0.5億円減
- 新規投資による一時費用増2025年下期影響中
物流拠点投資で減価償却費増加、利益0.3億円押し下げ
- 売上債権の回収リスク継続影響弱
貸倒損失発生で当期利益0.1億円減少
- 業績ガイダンス未達リスク決算発表時影響強
2026/3期売上78億円、営業利益2億円の計画未達なら株価調整
- 営業利益率
- 増収が利益に結びついているか。
- 顧客数・継続率
- プラットフォームの定着度。
- 売上高成長率
- 事業拡大の継続性確認。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ5,212人。区分でいちばん多いのは個人・その他で73.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.3%を占め、残る75.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 62.6 | 63.1 | 68.5 | 73.8 |
| 事業法人 | 18.3 | 16.4 | 15.5 | 15.3 |
| 金融機関 | 13.5 | 17.3 | 13.4 | 9.0 |
| 自己株式 | — | — | 1.3 | 4.0 |
| 外国法人 | 4.2 | 1.7 | 1.3 | 1.1 |
| 証券会社 | 1.4 | 1.5 | 1.3 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 山本 徹 | 41.84 |
| 02 | 株式会社リープラジャパン | 13.79 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 8.17 |
| 04 | SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 | 2.58 |
| 05 | 株式会社ミロク情報サービス | 1.47 |
| 06 | 谷村 格 | 1.38 |
| 07 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 0.66 |
| 08 | 千葉 喬義 | 0.65 |
| 09 | 齋藤 行村 | 0.56 |
| 10 | J.P.Morgan Securi ties plc(常任代理人JPモルガン証券株式会社) | 0.53 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+194%、1株純資産は4期で+20%。直近期のROEは6.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | −35 | — | — | — |
| 2020年3月 | −4 | — | — | — |
| 2021年3月 | −18 | — | — | — |
| 2022年3月 | −3 | — | — | — |
| 2023年3月 | 26 | 441 | 8.7 | 77.1 |
| 2024年3月 | 43 | 485 | 9.3 | 33.8 |
| 2025年3月 | 32 | 505 | 6.4 | 28.5 |
| 2026年3月 | 33 | 529 | 6.3 | 25.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額42百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山本徹 | 代表取締役 CEO | 47 | 1,942,147 |
| 内藤直樹 | 取締役CFO | 43 | 23,900 |
| 福武英明 | 取締役 | 49 | 4,900 |
| 野地春菜 | 取締役 | 41 | 100 |
| 大倉忠司 | 取締役 | 66 | — |
| 池田智 | 常勤監査役 | 70 | — |
| 中川紘平 | 監査役 | 48 | — |
| 渡邉慎也 | 監査役 | 47 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 29 | 1 | 30 | 15 |
| 社外監査役 | 3 | 10 | — | 10 | 3 |
| 社外取締役 | 2 | 2 | 0 | 2 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,407字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,749字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,869字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,652字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第13期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第12期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
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