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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

TOKAIホールディングス

TOKAI Holdings Corporation3167 · Prime · 卸売業

エネルギー・情報通信を核に、CATV、建築設備不動産、アクア、介護等を展開する総合生活インフラ企業。

概要

静岡県静岡市に本社を置くTOKAIホールディングスは、2011年に株式会社ザ・トーカイと株式会社ビック東海の経営統合で設立された持株会社である。エネルギー(LPガス・都市ガス・高圧ガス)、情報通信(ブロードバンド・格安スマホ・ソフトウェア開発)、CATV、建築設備不動産、アクア(飲料水)など、生活に密着した多様なサービスをワンストップで提供する。従業員5,033人(連結)、2026年3月期の売上高は2,448億円に達し、静岡県を地盤に全国へ事業を拡大している。

六大セグメントで構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、エネルギー、情報通信、CATV、建築設備不動産、アクア、その他の6つのセグメントで構成される。2026年3月期の売上高に占める割合は、エネルギーが42%(1,029億円)と最大で、次いで情報通信25%(618億円)、CATV15%(374億円)、建築設備不動産11%(267億円)、アクア4%(101億円)、その他2%(59億円)となる。営業利益ではエネルギー70億円、情報通信44億円、CATV61億円が主要な収益源である。多角化により、単一市場の変動リスクを分散しつつ、顧客一人あたりの単価向上を図るビジネスモデルを持つ。

静岡発・全国展開と海外進出の現状

静岡県を創業地とし、LPガス事業では静岡県内で約82万件の需要家を持つ。CATV事業は静岡、千葉、岡山、宮城、沖縄など全国10地域に広がり、放送・通信契約は合計135万件超にのぼる。情報通信ではISP「@T COM」を全国展開するほか、MVNO「LIBMO」を提供。海外では、ミャンマー(TOKAI Myanmar)とベトナム(MIEN TRUNG GAS等)でLPガス事業、台湾(雲碼)でクラウドサービス、インドネシア(PT TOKAICOM)で情報通信事業を展開する。顧客基盤はグループ全体で347万件(2026年3月期)に達する。

持株会社体制とグループ経営の仕組み

当社は純粋持株会社として、40社の連結子会社と10社の関連会社を統括する。グループ会社は、エネルギーの中核「株式会社ザ・トーカイ」、情報通信の「株式会社TOKAIコミュニケーションズ」、CATVの「株式会社TOKAIケーブルネットワーク」など、セグメントごとに事業会社が独立して運営される。間接部門は「株式会社TOKAIマネジメントサービス」が一括受託し、効率化を図る。M&Aを通じて事業領域を拡大しており、2024年にはフジプロ(LPガス)、ジーアンドエフ(情報通信)などを子会社化した。

業界の中での役割はエネルギー・情報通信サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,448億円
営業利益
187億円
営業利益率
7.6%
純利益
107億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01エネルギー主力

LPガス、都市ガス、高圧ガスの販売を中核に、関連機器工事やセキュリティサービスも提供。静岡県を中心に事業展開し、海外ではミャンマーやベトナムでLPガス事業を展開。水力発電事業も手掛ける。

主な製品・サービス3
LPガス
液化石油ガスの販売。家庭用・業務用に供給し、関連機器の販売・工事も行う。
都市ガス
天然ガスをパイプラインで供給。静岡県、群馬県、秋田県などで事業展開。
高圧ガス
酸素、窒素等の産業用ガスの販売。関連機材も取り扱う。

02情報通信主力

コンシューマー向けブロードバンドインターネット(TNC、@T COM)や格安スマホ(LIBMO)の提供、ソフトバンク代理店事業を行う。法人向けにはソフトウェア開発、情報処理サービス、通信サービスを提供。子会社を通じて海外でも事業展開。

主な製品・サービス2
ブロードバンドインターネット(TNC、@T COM)
静岡県内ではTNC、全国では@T COMブランドでISPサービスを提供。
格安スマホ(LIBMO)
MVNOとして低価格なスマートフォンサービスを提供。

03CATV準主力

静岡、千葉、岡山、宮城、沖縄など全国各地でケーブルテレビ事業を展開。インターネットや電話サービスも併せて提供。子会社が関連事業も行う。

04建築設備不動産副次

住宅・店舗の建築、設計、設備工事、リフォーム、不動産売買・仲介。土木建築工事、電気工事、ビルメンテナンス、大規模修繕、産業廃棄物処理なども手掛ける。

05アクア副次

天然水等を利用した飲料水の製造・販売。宅配サービスも行う。

06その他その他

婚礼催事ホテル事業、船舶修繕事業、保険代理店事業、介護事業(訪問介護・デイサービス等)、一時預かり託児所サービス、フィットネス事業などを展開。

製品と技術

LPガス・都市ガス・高圧ガスを軸とするエネルギー事業

エネルギー部門はグループの根幹で、LPガス事業が最大のシェアを占める。株式会社ザ・トーカイがLPガスの仕入・販売を担い、家庭用・業務用に供給。子会社のエナジーラインとガットが充填・配送を効率化する。2026年3月期のLPガス需要家件数は81.9万件。都市ガスは東海ガス(静岡・群馬)、にかほガス(秋田)、関連会社の伊勢崎ガスとT&Tエナジー(東海3県)が供給する。高圧ガスでは酸素・窒素等の産業用ガスを販売。セキュリティ事業(機械警備)も同事業に含まれる。海外ではミャンマーとベトナムでLPガス販売、フィリピンで水力発電を展開する。

ブロードバンドとMVNOで構成される情報通信サービス

情報通信部門は、コンシューマー向けISP事業と法人向けソリューション事業に分かれる。ISPは静岡県内で「TNC(TOKAIネットワーククラブ)」、全国で「@T COM」ブランドを展開。MVNOとして低価格スマホ「LIBMO」を提供し、ソフトバンク代理店も運営する。ブロードバンド顧客は66.4万件、LIBMOは8.3万件(2026年3月期)。法人向けでは、子会社のサイズ、アムズユニティー、クエリ等がソフトウェア開発・情報処理・クラウドサービスを提供。台湾の雲碼股份有限公司、インドネシアのPT TOKAICOMを通じて海外の法人需要も取り込む。2025年4月には通信インフラを九州まで延伸し、サービス提供エリアを広げた。

地域密着型のCATV事業とアクア事業

CATV事業は、静岡のTOKAIケーブルネットワークをはじめ、千葉(いちはらケーブルテレビ)、厚木伊勢原、岡山(倉敷ケーブルテレビ)、宮城(仙台CATV)、沖縄(沖縄ケーブルネットワーク)など計10社が運営。放送サービス92.5万件、通信サービス43万件の顧客を持つ。地域の情報発信と番組制作に注力し、インターネット・電話とのセット販売で収益を確保する。アクア事業は、株式会社ザ・トーカイが「おいしい水の宅配便」(リターナブルボトル)、「うるのん」(ワンウェイボトル)、給水型浄水ウォーターサーバー「しずくりあ」の3サービスを展開。2025年7月に累計顧客20万件を突破。宅配はグループの東海造船運輸が担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

静岡地盤の独立系情報・通信商社

TOKAIホールディングスは静岡県を地盤とする独立系の情報通信商社で、通信機器販売や法人向けソリューションを主力とする。同業のリョーサン菱洋ホールディングスがエレクトロニクス商社として広範な商品を扱う一方、当社は地域密着型で通信・ネットワーク分野に特化している。また、高千穂交易が計測機器などに強みを持つが、当社は法人向け通信インフラとコンサルティングで差別化。売上高は約2,400億円(2025/3期)と業界内で中規模だが、地域シェアは高い。営業利益率は6.9%と、同業と比較してやや低めである。

強み

  • 静岡県を中心に強固な顧客基盤を持ち、地元企業や自治体向けにきめ細かいサービスを提供。
  • 通信機器販売からネットワーク構築・保守まで一貫したソリューションを提供し、専門性で差別化。
  • リカーリング収益(保守・サポート)が収益の安定性に寄与し、毎期堅調な売上を計上。
  • 特定メーカーに依存しない独立系であるため、顧客ニーズに合わせた最適な機器調達が可能。

課題

  • 静岡県への依存度が高く、地域経済の低迷が業績に直結する可能性がある。
  • 全国展開する大手商社や他の独立系との競争激化により、価格競争に巻き込まれるリスク。
  • 2026/3期の売上高成長率は0.5%と低く、新たな成長ドライバーが必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がTOKAIホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18174日本瓦斯3,424億円22.2倍
23048ビックカメラ3,294億円15.3倍
36622ダイヘン3,038億円20.6倍
48133伊藤忠エネクス2,730億円16.4倍
59505北陸電力2,210億円4.0倍
63167TOKAIホールディングス1,862億円16.2倍
73076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
84784GMOインターネット1,483億円24.2倍
99533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
106617東光高岳1,087億円16.2倍
119543静岡ガス1,023億円10.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

ザ・トーカイとビック東海の経営統合(2010〜2011年)

2010年11月、静岡県地盤のLPガス・情報通信企業である株式会社ザ・トーカイと、CATV・情報通信の株式会社ビック東海が経営統合に合意。2011年1月に両社の臨時株主総会で承認され、同年4月に株式移転により当社が設立された。同時に東海ガス株式会社を完全子会社化し、東京証券取引所に上場。この統合により、エネルギーと情報通信の両軸を持つ総合生活インフラ企業が誕生した。直後の2011年10月には、ザ・トーカイの情報通信事業をビック東海に吸収分割し、ビック東海を「株式会社TOKAIコミュニケーションズ」に商号変更。事業の再編を迅速に進めた。

事業基盤の整備と新領域への進出(2012〜2016年)

2012年4月、総合リフォーム事業に本格進出し、CATV事業を分社化して「株式会社TOKAIケーブルネットワーク」を設立。2013年にはアクア事業(天然水宅配)を全国展開開始、台湾に雲碼股份有限公司を設立してクラウド事業に参入。2014年にはミャンマーにTOKAI Myanmarを設立し、海外エネルギー事業を開始。2015年には福島県いわき営業所を開設しLPガス小売で東北エリアに進出、同年10月には東京電力と提携し高圧電力販売を開始。2016年4月の電力小売全面自由化に合わせ、低圧電力販売も開始した。この時期、エネルギーと情報通信の周辺領域へ積極的に事業を広げた。

M&Aによる全国展開の加速(2017〜2020年)

2017年から2020年にかけて、M&Aを積極活用し事業エリアと顧客基盤を拡大した。2017年には東京ベイネットワーク(千葉のCATV)を子会社化、MVNO事業に本格参入。2018年にはテレビ津山(岡山)を子会社化し、LPガス小売で九州営業所を開設。2019年には群馬県下仁田町で都市ガス事業を開始し、秋田県にかほ市でも都市ガス子会社を設立。同年、日産工業(建築)やアムズブレーン(情報通信)などを立て続けに子会社化。2020年には仙台CATVを子会社化し、ベトナムのLPガス会社2社を関連会社化。この期間にグループの連結売上高は1,800億円台から1,960億円へと成長した。

新たな成長分野への投資拡大(2021〜2024年)

2021年以降もM&Aと新規事業投資を継続。2021年にはマルコオ・ポーロ化工(建築大規模修繕)やクエリ(情報通信)を子会社化。2022年にはウッドリサイクル(産業廃棄物)と沖縄ケーブルネットワークを子会社化。2023年には子会社TOKAIキッズタッチが一時預かり託児所サービスを開始。2024年にはユー・アイ・エス(情報通信)やフジプロ(LPガス)、ガット(LPガス配送)などを子会社化。またフィリピンで水力発電事業に関連会社を通じて参入。この間、売上高は2021年3月期の1,967億円から2026年3月期には2,448億円へ増加。営業利益も同期間で88億円から187億円へ拡大した。

年表36件を開く

2010年代

  • 2010年11月創業株式会社ザ・トーカイ及び株式会社ビック東海(以下、「両社」という。)が経営統合を行い、株式移転により当社を設立することに合意。
  • 2011年1月創業両社の臨時株主総会において、当社設立に係る株式移転計画を承認。
  • 2011年4月上場当社設立により、両社が当社の完全子会社となる。株式会社ザ・トーカイより東海ガス株式会社の株式を取得し、当社の完全子会社とする。当社普通株式を東京証券取引所に上場。
  • 2011年10月商号変更株式会社ザ・トーカイの情報通信事業を吸収分割により株式会社ビック東海に承継。株式会社ビック東海が社名を株式会社TOKAIコミュニケーションズに変更。
  • 2012年4月創業総合リフォーム事業へ本格進出。株式会社TOKAIコミュニケーションズがCATV事業を分社化し、株式会社TOKAIケーブルネットワークを設立。
  • 2013年3月株式会社TOKAIコミュニケーションズが凌群電腦股份有限公司と合弁で台湾に雲碼股份有限公司を設立。
  • 2013年5月株式会社ザ・トーカイがアクア事業において本格的に全国展開を開始。
  • 2013年10月創業当社より間接部門業務を分社し、株式会社TOKAIマネジメントサービスを設立。
  • 2014年4月創業ミャンマー連邦共和国におけるエネルギー事業の展開を目的にTOKAI Myanmar Co., Ltd.を設立。
  • 2014年12月創業LPガス事業の配送業務の効率化を推進するため、株式会社エナジーラインを設立。
  • 2015年4月福島県にいわき営業所を開設し、LPガス小売事業で東北エリアに進出。
  • 2015年10月東京電力株式会社(現:東京電力エナジーパートナー株式会社)と業務提携し、高圧向け電力販売を開始。
  • 2016年4月電力小売全面自由化を機に、低圧向け電力販売を開始。
  • 2017年2月株式会社TOKAIコミュニケーションズがMVNO事業に本格参入。
  • 2017年7月M&A東京ベイネットワーク株式会社を連結子会社化。
  • 2017年8月岡山県に岡山営業所を開設し、LPガス小売事業で中国エリアに進出。
  • 2018年2月M&A株式会社テレビ津山を連結子会社化。
  • 2018年6月福岡県に九州営業所を開設し、LPガス小売事業で九州エリアに進出。
  • 2018年9月M&A株式会社サイズを連結子会社化。
  • 2019年4月東海ガス株式会社が群馬県下仁田町で都市ガス事業を開始。伊勢崎ガス株式会社を関連会社化。
  • 2019年7月M&A株式会社アムズブレーン、株式会社アムズユニティーを連結子会社化。
  • 2019年8月創業秋田県にかほ市における都市ガス事業の展開を目的ににかほガス株式会社を設立。
  • 2019年9月M&A日産工業株式会社、株式会社テンダー等を連結子会社化。
  • 2019年10月株式会社ザ・トーカイが東京電力エナジーパートナー株式会社と合弁でT&Tエナジー株式会社を設立。

2020年代

  • 2020年3月M&A仙台CATV株式会社を連結子会社化。
  • 2020年6月MIEN TRUNG GAS JOINT STOCK COMPANY及びV-GAS PETROLEUM CORPORATIONを関連会社化し、ベトナムLPガス事業に進出。
  • 2020年8月M&A中央電機工事株式会社を連結子会社化。
  • 2020年11月M&A株式会社イノウエテクニカを連結子会社化。
  • 2021年4月M&A株式会社マルコオ・ポーロ化工、株式会社クエリを連結子会社化。
  • 2022年6月M&A株式会社ウッドリサイクルを連結子会社化。
  • 2022年10月M&A沖縄ケーブルネットワーク株式会社、株式会社ジェイ・サポートを連結子会社化。
  • 2023年3月連結子会社の株式会社TOKAIキッズタッチが一時預かり託児所サービスを提供開始。
  • 2024年1月M&A株式会社ユー・アイ・エスを連結子会社化。
  • 2024年2月REPOWER ENERGY DEVELOPMENT CORPORATIONを関連会社化。
  • 2024年4月M&A株式会社フジプロ、株式会社ガットを連結子会社化。
  • 2024年12月M&A株式会社ジーアンドエフを連結子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで2,740億円
  • 営業利益2029年3月期まで235億円
  • 経常利益2029年3月期まで235億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2029年3月期まで135億円
  • ROE2029年3月期まで13.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    Triple Accel戦略による成長

    Area(エリア拡大)、Account(顧客・契約数拡大)、ARPU(サービスメニュー充実)の3軸を伸ばす戦略を推進し、静岡のビジネスモデルを全国展開する。

  2. 02

    事業ポートフォリオ経営の加速

    資本収益性と市場成長性の二軸で各事業を評価し、経営資源を効率的に活用して企業価値向上を図る。

  3. 03

    株主還元の強化

    継続的な安定配当と機動的な自己株式取得により、総還元性向70%程度を目指す。配当性向45%以上を基本方針とする。

  4. 04

    持続可能な社会への貢献

    気候変動などの環境課題や社会課題に積極的に取り組み、カーボンニュートラルの達成と競争力強化を両立する。

  5. 05

    人財・組織の活力最大化

    人財育成やダイバーシティ推進、働きがいのある環境整備に注力し、従業員エンゲージメントとパフォーマンスを高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,033人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は695万円で、9期前と比べて+10.3%平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は13.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,821
2018年3月3,970
2019年3月63039.514.14,001
2020年3月63840.314.34,130
2021年3月66940.514.74,251
2022年3月66940.014.64,407
2023年3月65139.213.84,589
2024年3月68741.115.54,732
2025年3月72441.014.74,952339
2026年3月69539.913.35,033372

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率150.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社46(国内 41 / 海外 5、うち連結子会社 37) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東地区195億円
エネルギー他
静岡県他127億円
エネルギー他
本社他 — 静岡市他126億円
情報通信
本社他 — 静岡県沼津市他115億円
CATV
葵タワー — 静岡市7,555百万円
建築設備 不動産
本社他 — 静岡県焼津市他6,809百万円
エネルギー
本社 — 岡山県倉敷市5,071百万円
CATV
本社 — 長野県諏訪市4,142百万円
CATV
静岡県他3,876百万円
アクア
データセンター — 静岡県焼津市、岡山市3,873百万円
情報通信
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ザ・トーカイ ※1
    静岡市葵区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱TOKAIコミュニケーションズ ※1
    静岡市葵区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱TOKAIケーブルネットワーク ※1
    静岡県沼津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東海ガス㈱
    静岡県焼津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エナジーライン
    静岡市葵区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    にかほガス㈱
    秋田県にかほ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フジプロ
    神奈川県茅ケ崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ガット
    神奈川県茅ケ崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サイズ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アムズユニティー
    岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ クエリ
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジェイ・サポート
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社34社を開く
  • ㈱ユー・アイ・エス東京都千代田区100%
  • ㈱ジーアンドエフ東京都新宿区100%
  • ㈱いちはらケーブルテレビ千葉県市原市92%
  • 厚木伊勢原ケーブルネットワーク㈱神奈川県厚木市99%
  • エルシーブイ㈱長野県諏訪市89%
  • ㈱倉敷ケーブルテレビ岡山県倉敷市98%
  • ㈱トコちゃんねる静岡静岡市清水区86%
  • 東京ベイネットワーク㈱東京都江東区94%
  • ㈱テレビ津山岡山県津山市96%
  • 仙台CATV㈱仙台市青葉区99%
  • 沖縄ケーブルネットワーク㈱沖縄県那覇市70%
  • ㈱ネットテクノロジー静岡静岡市清水区55%
  • 日産工業㈱岐阜県下呂市100%
  • 中央電機工事㈱名古屋市西区100%
  • ㈱イノウエテクニカ静岡県沼津市100%
  • ㈱ マルコオ・ポーロ化工愛知県豊田市100%
  • ㈱ウッドリサイクル岐阜県下呂市100%
  • 東海造船運輸㈱静岡県焼津市100%
  • トーカイシティサービス㈱静岡市葵区100%
  • TOKAIライフプラス㈱静岡市葵区100%
  • ㈱テンダー岐阜県下呂市100%
  • ㈱TOKAIキッズタッチ静岡市葵区100%
  • ㈱TOKAIマネジメントサービス静岡市葵区100%
  • TOKAI Myanmar Co., Ltd.ミャンマー・ヤンゴン60%
  • PT TOKAICOM Mitra Indonesiaインドネシア・南ジャカルタ市60%
  • 静岡液酸㈱静岡県富士市40%
  • 千葉総合ガスセンター㈱千葉県富津市50%
  • 伊勢崎ガス㈱群馬県伊勢崎市21%
  • T&Tエナジー㈱静岡市葵区50%
  • MIEN TRUNG GAS JOINT STOCK COMPANYベトナム・クアンナム省45%
  • V-GAS PETROLEUM CORPORATIONベトナム・ドンナイ省45%
  • REPOWER ENERGY DEVELOPMENT CORPORATIONフィリピン・マニラ市20%
  • 雲碼股份有限公司台湾・台北市50%
  • ㈱和栄静岡市駿河区25%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,448億円営業利益187億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.5%、利益が+11.3%。

売上高
+0.5%
2,448億円
営業利益
+11.3%
187億円
純利益
+16.3%
107億円
営業利益率
7.6%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,600億円2,448億円
営業利益190億円187億円
純利益110億円107億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は600億円、営業利益は45億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.1%、営業利益は+80.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q66037
2024年1Q540254.613
2024年2Q512183.59
2024年3Q595457.627
2024年4Q66836
2025年2Q1,111474.224
2025年4Q1,3241219.168
2026年2Q1,145625.436
2026年4Q1,3031259.671
2027年1Q600457.530

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,817億円から2,448億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.6%。売上は9期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
当社より間接部門業務を分社し、株式会社TOKAIマネジメントサービスを設立。
2013年3月1,8178131
ミャンマー連邦共和国におけるエネルギー事業の展開を目的にTOKAI Myanmar Co., Ltd.を設立。
2014年3月1,8907026
福島県にいわき営業所を開設し、LPガス小売事業で東北エリアに進出。
2015年3月1,8758539
2016年3月1,8098235
東京ベイネットワーク株式会社を連結子会社化。
2017年3月1,78612873
株式会社テレビ津山を連結子会社化。
2018年3月1,86111266
秋田県にかほ市における都市ガス事業の展開を目的ににかほガス株式会社を設立。
2019年3月1,91613378
仙台CATV株式会社を連結子会社化。
2020年3月1,96014582
株式会社マルコオ・ポーロ化工、株式会社クエリを連結子会社化。
2021年3月1,96715388
株式会社ウッドリサイクルを連結子会社化。
2022年3月2,10715990
2023年3月2,30213365
株式会社ユー・アイ・エスを連結子会社化。
2024年3月2,31515585
2025年3月2,4351681746.992
2026年3月2,4481871927.6107

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,448億円のうち、営業利益として残るのは187億円7.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は107億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.5%1,482億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.8%779億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.6%187億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.4pt
7.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.9pt
4.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.9pt
11.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが272億円、投資CFが−169億円で、差し引きのフリーCFは103億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は52億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月257−100−14115741
2014年3月228−97−14113132
2015年3月273−89−18818428
2016年3月214−110−9110440
2017年3月267−110−16615731
2018年3月209−115−959430
2019年3月216−124−819240
2020年3月225−121−10410440
2021年3月322−171−14115151
2022年3月208−146−696244
2023年3月212−142−757040
2024年3月301−188−9711356
2025年3月258−154−10510455
2026年3月272−169−10610352

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,196億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,045億円で、自己資本比率は46.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,7763401,43618.6
2014年3月1,7363831,35321.6
2015年3月1,6574351,22225.7
2016年3月1,6034201,18325.6
2017年3月1,6115641,04734.5
2018年3月1,6606151,04536.3
2019年3月1,6766391,03737.4
2020年3月1,7006601,04038.0
2021年3月1,7907611,02941.6
2022年3月1,8457891,05641.9
2023年3月1,9338231,11041.5
2024年3月2,0539131,14043.4
2025年3月2,1119591,15344.3
2026年3月2,1961,0451,15146.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
54億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
538億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
56億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,151億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中39位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中208位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,333で、1年前と比べて+31.1%過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。

¥1,333+0.7%1ヶ月+18.0%1年+31.1%時価総額1,862億円
過去52週の値幅
安値¥986高値¥1,338

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.2倍
PER (会社予想)15.8倍
PBR1.66倍
配当利回り2.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に1219円と前日比+9.43%の大幅高となりました。1カ月では+4.1%と堅調で、8月3日から5日にかけての調整から一転して上昇に転じています。52週高値1228円に接近し、出来高は925,300株と急増しており、買い意欲の強さが示されました。25日線1154円を上回り、上昇トレンドが継続しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは14.09倍と業界平均17.4倍を下回り、PBRは1.47倍と平均1.22倍を上回る。配当利回りは3.1%と平均3.0%とほぼ同じだが、配当性向は96.6%と極めて高く、今後の増配や維持が懸念される。ROEは11%と健全。売上・利益は増加傾向で安定成長。株価指標は割安感もあるが、PBRの高さと配当性向の高さから、ほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.2倍17.9倍
PER (予想)15.8倍
PBR1.66倍1.24倍
ROE11.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地域密着型のインフラ企業として、安定した収益を上げている。強気派は、エネルギーと通信のクロスセルによる顧客単価向上や、太陽光などの再生可能エネルギーへの拡大を評価する。弱気派は、人口減少による需要減や、電力自由化に伴う競争激化を懸念する。PER14倍、配当利回り3.1%と、安定性と利回りのバランスが魅力かが焦点。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    売上高は2,400億円超で一定し、利益率も7%前後と安定している。

  • 通信顧客の拡大

    CATVやネット、携帯の契約数が増加し、エネルギーとのクロスセルが進む。

  • 再生可能エネルギー

    太陽光発電などの新規事業が成長の柱になり得る。

  • 2026年3月期の営業利益187億円で2期連続増益2026年3月期影響

    営業利益が168億円→187億円と11%増、営業利益率も7.64%に改善

  • ROE11%を維持し資本効率は良好継続影響

    ROE11%は資本コストを上回り、株主還元の維持・拡大が期待

  • 売上高2448億円で高水準の収益を見込む2026年3月期影響

    売上高が前期比0.5%増の2448億円、安定的な収益基盤を確保

  • 配当利回り3.1%で下支え期待継続影響

    配当利回り3.1%と相対的に高く、株主還元姿勢が評価される

マイナスに働く材料7
  • 人口減少の影響

    静岡県の人口減少に伴い、エネルギー業界の顧客数が減少する可能性。

  • 競争激化

    電力自由化により新規参入が増え、価格競争が激しくなっている。

  • 投資負担

    通信インフラへの投資コストが大きく、収益圧迫の要因。

  • 売上高の伸びが+120億円から+13億円に急減速2026年3月期影響

    前期の増収幅120億円に対し今期は13億円と大幅減速。成長性に陰り

  • 営業利益率7.64%は高水準で更なる改善余地が限定的通年影響

    営業利益率は既に7.64%と高く、今後の上昇は期待しにくい

  • 純利益の伸びが営業利益以下でコスト増懸念2026年3月期影響

    営業利益は+19億円だが純利益は+15億円。販管費や非営業項目で下振れ

  • 外国人保有17.17%と低調で資金流入の勢い欠く継続影響

    外国人持ち株比率は17.17%と平均以下。海外投資家の関心が限定的

次の決算で確かめる点
エネルギー顧客数
地域の電力・ガス需要の増減が収益の基盤を示す。
通信契約数
クロスセルの柱となる通信サービスの成長を確認する。
売上高経常利益率
本業の効率性が維持されているかを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+5.9%いまの株価に対する利回りは2.85%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
2.85%
いまの株価に対して
配当性向
96.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月28226.0
2018年3月280.045.6
2019年3月280.068.8
2020年3月280.091.1
2021年3月280.0105.8
2022年3月3214.385.3
2023年3月320.099.2
2024年3月333.1129.1
2025年3月343.0111.7
2026年3月365.996.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ136,976人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.7%を占め、残る60.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他29.833.135.834.737.140.4
金融機関43.540.738.736.334.526.7
外国法人9.49.69.112.112.417.1
事業法人15.515.115.014.314.312.9
自己株式6.06.06.06.06.07.3
証券会社1.71.51.32.51.52.7
政府・自治体0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.25
02鈴与商事株式会社4.15
03株式会社静岡銀行2.91
04TOKAIグループ従業員持株会2.87
05東京海上日動火災保険株式会社2.85
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.43
07光通信KK投資事業有限責任組合2.28
08アストモスエネルギー株式会社1.95
09ステートストリートバンクアンド トラストカンパニー5052231.93
10明治安田生命保険相互会社1.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+176%、1株純資産は14期で+173%。直近期のROEは11.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3028910.410.959.1
2014年3月233267.415.590.0
2015年3月343689.915.3113.6
2016年3月303638.319.5120.5
2017年3月6443915.213.3226.0
2018年3月5146111.421.145.6
2019年3月5947812.615.568.8
2020年3月6349313.014.991.1
2021年3月6756912.714.2105.8
2022年3月6859011.812.685.3
2023年3月496148.217.799.2
2024年3月6568210.015.2129.1
2025年3月7171510.113.9111.7
2026年3月8379011.014.196.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

22名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額206百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小栗勝男代表取締役社長 兼最高経営責任者(CEO)67552
浜崎貢取締役66370
山田潤一取締役63134
髙橋強取締役6140
岩本光司取締役59150
河島伸子取締役63
上田亮子取締役5310
常峯啓史取締役68
今田智久取締役69
石間尚雄常勤監査役68235
渥美雅之監査役44
松渕敏朗監査役59
残りの役員10名を開く
氏名役職年齢保有株数
小渕洋一監査役66
御宿哲也615
中村俊則取締役専務執行役員 人財経理戦略本部長56153
小林弘常務執行役員
増田聡常務執行役員
鈴木秀人常務執行役員
酒井健一執行役員
洞口外裕執行役員
児玉崇執行役員
沼野哲也執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2100241113668
社外取締役852527
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,039字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社40社及び関連会社10社により構成されております。事業内容がエネルギー、情報通信サービス、CATV、建築・設備・不動産関連、アクア、介護サービス等と多岐にわたっておりますが、事業セグメントは、6区分となっております。 セグメント毎の主な事業部門の内容、当社及び関係会社の当該部門における位置づけは、次のとおりであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 ① エネルギー 当社グループの中核となる事業セグメントであり、次の5事業部門により構成しております。 <LPガス事業部門> LPガス、LNG、石油製品及びこれらに関連する機器工事の販売等が主たる事業内容であり、株式会社ザ・トーカイ、東海ガス株式会社、にかほガス株式会社、株式会社フジプロ及び関連会社伊勢崎ガス株式会社が販売を行い、主に株式会社ザ・トーカイが仕入を行っております。 また、東海造船運輸株式会社が関連する陸上輸送を行い、株式会社ザ・トーカイ及び東海ガス株式会社が顧客の管理及び新規開拓等を行っているほか、株式会社エナジーライン及び株式会社ガットが充填・配送を行っております。 このほか、株式会社ザ・トーカイが各種高圧ガス容器の再検査及び塗装を行っております。 海外においては、ミャンマー連邦共和国ヤンゴンに所在するTOKAI Myanmar Co., Ltd.が、LPガスに関連する機器工事の販売等を行っております。またベトナム社会主義共和国クアンナム省に所在する関連会社MIEN TRUNG GAS JOINT STOCK COMPANY、及び同国ドンナイ省に所在するV-GAS PETROLEUM CORPORATIONが、中部(ダナン市、クアンナム省他)、南部(ホーチミン市、ドンナイ省他)を中心にLPガス販売事業を展開しております。 <都市ガス事業部門> 東海ガス株式会社が静岡県焼津市、藤枝市、群馬県下仁田町等において、にかほガス株式会社が秋田県にかほ市において、関連会社伊勢崎ガス株式会社が群馬県伊勢崎市において、都市ガス(天然ガス)を供給しております。また関連会社T&Tエナジー株式会社が、愛知県・岐阜県・三重県の東海3県で都市ガスの小売事業等を行っております。 <高圧ガス事業部門> 株式会社ザ・トーカイが酸素、窒素等の高圧ガス及び関連機材の販売を行っており、関連会社静岡液酸株式会社が高圧ガスの製造を行っているほか、千葉総合ガスセンター株式会社が高圧ガスの充填及び販売を行っております。 <セキュリティ事業部門> 株式会社ザ・トーカイがセキュリティ(機械警備業務)サービスを行っております。 <その他> フィリピン共和国マニラ市に所在するREPOWER ENERGY DEVELOPMENT CORPORATIONが水力発電事業を展開しております。 ② 情報通信 情報通信事業については、次の2事業部門により構成しております。 <コンシューマー向け情報通信サービス事業部門> 株式会社TOKAIコミュニケーションズが静岡県ではTOKAIネットワーククラブ(TNC)、静岡県を除く全国では@T COM(アットティーコム)のブランドでISPとしてブロードバンド事業を行っております。またMVNOとしてLIBMO(リブモ)のブランドで格安スマホサービスの提供、ソフトバンク株式会社の代理店としてショップの運営等、モバイル事業を行っております。 <法人向け情報通信サービス事業部門> 株式会社TOKAIコミュニケーションズ、株式会社サイズ、株式会社アムズユニティー、株式会社クエリ、株式会社ジェイ・サポート、株式会社ユー・アイ・エス、株式会社ジーアンドエフ、インドネシア共和国南ジャカルタ市に所在するPT TOKAICOM Mitra Indonesia及び台湾台北市に所在する関連会社雲碼股份有限公司(クラウドマスター)がソフトウェアの開発、情報処理サービス及び関連機器の販売を行っております。 このほか、株式会社TOKAIコミュニケーションズが法人向け通信サービスを行っております。 (注)株式会社アムズブレーンと株式会社アムズユニティーは2025年4月1日に株式会社アムズブレーンを存続会社として合併し、商号を「株式会社アムズユニティー」に変更いたしました。また併せて、同社株式を追加取得し、完全子会社化いたしました。 ③ CATV 株式会社TOKAIケーブルネットワーク、株式会社いちはらケーブルテレビ、厚木伊勢原ケーブルネットワーク株式会社、エルシーブイ株式会社、株式会社倉敷ケーブルテレビ、株式会社トコちゃんねる静岡、東京ベイネットワーク株式会社、株式会社テレビ津山、仙台CATV株式会社、沖縄ケーブルネットワーク株式会社がCATV事業を、株式会社ネットテクノロジー静岡がその関連事業を行っております。 ④ 建築設備不動産 株式会社ザ・トーカイが住宅、店舗等の建築、設計、設備工事、設備機器の販売等を行っております。また、株式会社ザ・トーカイと東海ガス株式会社がリフォーム事業及び不動産事業を行っております。このほか、日産工業株式会社が土木建築工事の企画・設計・施工及び不動産事業を行っており、中央電機工事株式会社が電気工事業を、株式会社イノウエテクニカが管財(ビルメンテナンス)事業を、株式会社マルコオ・ポーロ化工が大規模修繕工事を、株式会社ウッドリサイクルが産業廃棄物処理、木材チップ製造等を行っております。 ⑤ アクア 株式会社ザ・トーカイが天然水等を利用した飲料水の製造及び販売を行っており、東海造船運輸株式会社が関連する陸上輸送及び宅配を行っております。 ⑥ その他 その他の事業については、次の4事業部門により構成しております。 <婚礼催事ホテル事業部門> トーカイシティサービス株式会社が静岡市「葵タワー」において婚礼催事会場「グランディエール ブケトーカイ」を運営しております。 また、関連会社株式会社和栄がホテル事業を行っております。 <船舶修繕事業部門> 東海造船運輸株式会社が主として遠洋・近海漁業船舶等の修繕工事を行っております。 <保険代理店事業部門> 株式会社ザ・トーカイが保険代理店事業を行っております。 <その他サービス事業部門> TOKAIライフプラス株式会社及び株式会社テンダーが介護事業を行っております。株式会社TOKAIキッズタッチが一時預かり託児所サービスを提供しております。 また、株式会社TOKAIケーブルネットワーク及び株式会社倉敷ケーブルテレビがフィットネス事業を行っております。 (注)株式会社TOKAIヒューマンリソースエボルは2025年8月5日付をもって清算結了いたしました。 上記の当社グループの状況について図示すると次のとおりであります。 (注)1.○連結子会社、*持分法適用関連会社 2.図中の矢印は商品、サービスの流れを示しております。 3.上記のほか、「㈱TOKAIマネジメントサービス」(連結子会社)が、グループ会社の人事・経理・総務等、間接部門業務を受託しております。
経営方針・対処すべき課題5,684字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) グループの基本理念「TOKAI-WAY」 当社は、2011年4月、「企業理念」、「ミッション」、「ビジョン」、「バリュー」の4層から成る「TOKAI-WAY」を理念体系として策定し、当社グループ全体で共有することで、新たなスタートを踏み出しました。 社会環境や顧客ニーズが急速に変化する中で、当社グループが一体となって運営し、「顧客力」、「総合力」、「機動力」を十分に活かし、グループ全体で持続的成長を図ってまいります。 ① 企業理念(当社グループの信条) 「お客様の暮らしのために。地域とともに、地球とともに、成長・発展し続けます。」 私たちは暮らしを総合的に支える企業体として、創業以来培ってきた自らの力と可能性を原動力に、地域そして地球とのつながりを深めながら、お客様の幸せへの貢献を続けていきます。 ② ミッション(当社グループが社会・顧客・株主に対して果たすべき使命) 「変革し、挑戦し、実現する。」 私たちは、お客様のお役に立つ強い信念のもと、自己変革に絶えず挑戦して暮らしのニーズを先取りし、「安心・安全」「便利・快適」「喜び・生きがい」のご提供を実現します。 ③ ビジョン(当社グループが目指すべき長期事業目標) 「全国展開から世界への持続的な歩みを通してお客様の求める商品サービスをワンストップで提供する。」 グローバル化する社会環境の中でグループの総合力をさらに強化し、生活密着・地域密着の多彩なサービスを次々とお届けします。 ④ バリュー(当社グループの社員が行動する上で大切にするべき共通価値観) 「ずっと、あなたとともに笑顔と感動を。」 ・みんなをつなぐコミュニケーションで。 身近なパートナーとして、大切にするのはコミュニケーション。チームの力を活かして、皆様に新たな感動を生みだします。 ・安心・安全・充実をあなたのそばに。 安心・安全を第一に、常に感謝の心と、最善のサービスをお届けします。 ・心にいつもプロの熱意と誇りを持って。 いつまでも選ばれ続けるプロフェッショナルであるために、日々自己を磨き、自由な発想で仕事を面白くしていきます。 ・地域と共に未来につなぐ成長を。 子供からお年寄りまで安心して暮らせる地域環境、自然環境づくりや地域活性化に貢献します。 (2) コーポレートメッセージ・コーポレートスローガン ① コーポレートメッセージ 私たちは、自由な発想とチャレンジで、暮らしに、社会に、笑顔を広げていきます。 ② コーポレートスローガン 暮らしに社会にもっと笑顔を。 (英文:More smiles for a better life) (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2027年3月期から2029年3月期までの3ヵ年を対象として新たに「中期経営計画2028」を2026年5月に公表しております。この新中計では成長事業に投資を集中し、Area(エリアの拡大)・Account(顧客・契約数拡大)・ARPU(サービスメニューの充実)の3軸を伸ばす”Triple Accel 戦略”を推進することで、圧倒的シェアを誇る静岡のビジネスモデルを全国に展開し、更なる成長を実現してまいります。そして、事業成長と収益基盤の拡充により、売上高・各利益項目は増収増益、顧客件数も安定的な増加を見込んでおります。また、株主還元については、配当性向45%以上を基本方針としつつ、同時に機動的な自己株式取得を実施することで、総還元性向70%程度を目指してまいります。 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は以下のとおりとなります。 2026年5月公表中期経営計画 2026年3月期 実績   2027年3月期 計画   前期比       2029年3月期 計画   2026年3月期比 売上高   2,448億円   2,600億円   +152億円       2,740億円   +292億円 営業利益   187億円   190億円   +3億円       235億円   +48億円 経常利益   192億円   192億円   ±0億円       235億円   +43億円 親会社株主に帰属する当期純利益   107億円   110億円   +3億円       135億円   +28億円 ROE   11.0%   11.0%   ±0.0pt       13.0%   +2.0pt ROIC   8.9%   8.7%   △0.2pt       9.7%   +0.8pt 自己資本比率   46.4%   46.0%   △0.4pt       41.0%   △5.4pt 顧客件数   347万件   350万件   +3万件       360万件   +13万件 (4) 中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき課題 当社グループにおいて認識している対処すべき課題及びそれらの課題に対する取組については、以下に記載するとおりであります。 (全社共通) 中期経営計画2028では「事業利益の拡大」と「株主還元の強化」を重要なテーマに掲げております。「事業利益の拡大」については、事業ポートフォリオ経営の加速による利益拡大と資産効率を意識した事業運営の強化を図るとともに、エネルギー、情報通信、CATV、建築設備不動産、アクアなどの多様なサービスを通じて、お客様や地域社会に寄り添い、暮らしや社会に不可欠なインフラを安定的に提供してまいります。また、「株主還元の強化」につきましては、継続的な安定配当に加えて、機動的な自己株式の取得を主軸に財務レバレッジを適切にコントロールしてまいります。これら「事業利益の拡大」と「株主還元の強化」を両輪として、資本効率を高め企業価値の最大化を目指して推進してまいります。更に、様々な社会課題、地域課題、気候変動をはじめとする環境課題にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。これらの活動をより効果的に推進するためには、人財・組織の活力を最大限に発揮することが重要です。人財育成やダイバーシティの推進、働きがいのある環境整備に注力し、従業員のエンゲージメントおよびパフォーマンスを高めることで、組織全体の持続的な成長を促進してまいります。そして、グループ一丸となって、コーポレートメッセージ「私たちは、自由な発想とチャレンジで、暮らしに、社会に、笑顔を広げていきます。」の実現に邁進してまいります。 また全社共通の対処すべき主要な課題は以下のとおりであります。 ① 事業ポートフォリオ経営への取組 当社では企業価値向上に向けた取組の一環として、資本収益性と市場成長性・当社の期待の二軸による事業ポートフォリオ経営を実施しております。事業ごとの状況を数値で的確に把握し、各事業が抱える課題解決と併せて進めていくことで、経営資源の効率的な活用につなげるとともに、当社グループの企業価値の向上に寄与するよう取り組んでおります。 ② 内部統制・コンプライアンスに関する取組 当社は、コンプライアンス遵守とガバナンス強化が定着した組織風土の醸成に取り組んでおり、経営層及び従業員に対する研修や内部統制を強化し、組織のコンプライアンス意識の向上やガバナンスの浸透に努めております。また、グループ監査室及びコンプライアンス・リスク管理統括室が、内部統制機能が有効に機能しているかを監視・検証しております。 ③ 健康経営について 当社は、従業員の健康増進を経営の重要課題として捉えております。 『人財戦略(理想の個、理想の組織)を実施することで 従業員のウェルビーイング向上により、働きがいのある元気な企業集団へ』 をテーマに掲げて人的資本への投資を進めており、その一環としてトップレベルを目指した健康経営を推進しています。 経営トップを最高健康責任者(CHO)として健康経営大綱を制定し、「安全衛生」「健康増進」「エンゲージメント向上」の3つの柱を中心に様々な健康経営施策を実施し、従業員一人ひとりが働きやすく活き活きと輝ける環境づくりに積極的に取り組んでおります。 (各事業) 各事業の対処すべき課題は以下のとおりであります。 ① エネルギー事業 LPガス・都市ガス事業につきましては、安定供給の確保とともに、脱炭素社会の実現に向けた技術革新や商品開発などへの対応が求められています。一方で、人口減少やエネルギー事業者間の競争激化などにより事業環境は厳しくなっており、これらが主要な課題と認識しております。 このような課題に対応すべく、当社グループでは、カーボンクレジットを活用したLPガス・都市ガスの供給や、省エネ機器の販売等を通じて、温室効果ガスの削減への貢献と事業拡大の両立を目指しています。また、業務の効率化(DXの活用)やコスト低減、顧客の利便性向上による差別化等にも取り組み、サービスエリアの拡大やM&Aにより競争力を高めてまいります。 今後も、エネルギー事業者として蓄積したノウハウや技術力を活用し、カーボンニュートラルの達成と競争力の強化に向けた取り組みを推進してまいります。 また、LPガス事業における業務効率化等を進めるため、連結子会社の株式会社ザ・トーカイではLPガス新基幹システムの再構築プロジェクトを進めております。上記新基幹システムの開発については、主に連結子会社の株式会社TOKAIコミュニケーションズが受託しており、2026年3月31日現在、連結貸借対照表に1,409百万円のソフトウエア仮勘定が計上されています。当プロジェクトについて、当初の計画よりも開発が遅れておりますが、当社グループにおけるDX基盤として次期中期経営計画以降でのリリースを予定しております。これにより、当該新基幹システムについて、当初見込んでいた将来の収益獲得又は費用削減効果は毀損していないことおよび開発の実現可能性が高いこと並びにリリース時に機能が使用されることを想定しておりますが、引き続きプロジェクトの進行について、管理・注視してまいります。 ② 情報通信事業 コンシューマー向け事業につきましては、ブロードバンドやスマートフォンが日常生活に不可欠な存在となる一方、市場は成熟期を迎え、事業者間競争の激しさが常態化しております。当社グループにおいては、お客様のニーズに応じた最適プランの提案、獲得ルートの選定や解約率の低減に努めるなど、効率的な事業運営に取り組んでおります。 法人向け事業につきましては、技術革新の変化への対応と、それを実現する技術者の確保・育成が課題と認識しております。当社グループにおいては、市場のニーズに応えた付加価値の高いソリューションを提供するとともに、新技術に対応した質の高いエンジニアの確保を推進しております。また、当社の強みである企業向け通信サービス・クラウドサービス・システムインテグレーションサービスを組み合わせた複合型提案をさらに強化し、市場環境の変化に対応してまいります。さらに、発展の著しいAIを活用したサービスの商品化も進めており、これら新技術に対応するため、技術者の確保・育成においては教育・研修プログラムを充実させ、一層注力してまいります。 ③ CATV事業 CATV事業につきましては、大手通信事業者との競合が年々激しさを増している状況を課題と認識しております。 このような状況に対し、当社グループは地域に密着したコミュニティサービスの拡充を推進し、差別化を図ってまいります。コミュニティチャンネルについて、お客様の暮らしに寄り添う番組作りを念頭に、行政と連携した地域の日々の出来事から災害情報の発信、地元を巡る視聴者参加型番組、イベント・スポーツの生中継など、地域と一体となって取り組んでおります。今後も地域の皆様の暮らしを支え、地元の活性化に寄与する番組制作に努めてまいります。 また、当社グループは放送・通信のセット加入による割引サービスや、大手携帯キャリアとの連携によるスマホセット割引、さらに当社グループが提供するMVNOサービス「LIBMO」とのセット割引などを積極的に訴求し、加入促進や解約防止に努めてまいります。今後もお客様のニーズに応じたサービス展開を進め、CATV事業者としての価値向上と顧客基盤の強化・拡充に取り組んでまいります。 ④ 建築設備不動産事業 建築設備不動産事業につきましては、現場担当者の人員不足があり、働き方改革の側面からも現有人員による売上増加には限界があるため、人財確保が大きな課題となっております。これに対し、スキルアップを図るための環境整備を進め、社内人財の育成に注力するとともに、経験豊富な技術者などの社外人財も積極的に採用してまいります。また、環境に配慮した住宅設備機器の提案等も求められており、省エネや環境商材の拡販を図りながらお客様の暮らしの基盤づくりに取り組んでまいります。 ⑤ アクア事業 アクア事業につきましては、給水型浄水ウォーターサーバー(浄水サーバー)の需要が拡大しており、宅配水からの切り替えや事業者間の競争が激しくなっております。また、製造・配送コスト等の高騰も収益に影響を及ぼしております。 当社グループにおいては、「宅配水」+「浄水サーバー」のウォータービジネスで顧客基盤の拡大を図るとともに、宅配水・ウォーターサーバーの品質の更なる向上に努めております。加えて、製造コストの削減や物流・資材コストの低減化、業務効率化を推進し、収益構造の改善に取り組んでまいります。
事業等のリスク6,835字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)  自然災害等リスク ① 大規模災害の発生について 当社グループの事業展開エリアは、東海地区及び関東地区が大きな割合を占めておりますが、東海地区は南海トラフ地震、関東地区は首都直下型地震など大規模地震の発生が想定されています。BCP(事業継続計画)を策定し災害時の事業継続に備えておりますが、想定を超えた地震・風水害等の大規模災害の発生により、当社グループの人員・施設等に大きな被害が発生するだけでなく、事業継続に不可欠な電力の供給不能や、通信回線等の障害が長期化する場合や、道路等の交通インフラの遮断が長期化する場合には、事業の維持・継続に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 感染症の発生について 国内外で新たな感染症が発生・まん延した場合は、経済活動やお客様の生活に大きな影響を与える可能性があります。このような感染症に対し、当社グループはLPガス・都市ガス・アクア・インターネット・放送・介護など多くのライフラインを担っていることから、お客様と従業員の健康と安全を最大限考慮し、事業ごとに対応ルールを設けて感染防止を徹底しております。また感染者が発生した場合の緊急時体制についても、事業ごとに事業継続に向けた仕組みを整備しております。しかし、今後、新たな感染症が拡大することによって、お客様への対応に遅延を生ずるなど、安定的なサービスの提供に支障を来し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)  事業リスク ① 他社との競合について エネルギー事業や情報通信事業等における競合事業者には、当社グループより大きな資本力、技術力、販売力等を有している企業が数多く存在しております。近年では都市ガスや電力の小売市場の自由化、NTT東日本・西日本による光回線卸サービスの提供等もあって、益々競合が激化する傾向にあります。 また、LPガス、都市ガス、電力等、エネルギー間競争が激化して当社の収益基盤の拡大が計画どおり進捗しなくなるリスクがあります。 対応策として、LPガス事業につきましては、業務の自動化、配送業務・検針等の客先業務の効率化等のコストの低減や、新規エリア拡大及びM&Aによる新規顧客獲得に取り組んでおります。都市ガス事業につきましては、複数サービスの利用や保安体制の充実により顧客との接点強化、事業基盤の拡充等に取り組んでおります。情報通信事業やCATV事業につきましては、獲得コストの効率的配分、放送・通信セット加入による割引サービス、大手携帯キャリアとの連携によるスマホセット割引など価格競争力を高めることで、新規獲得及び解約防止に取り組んでおります。 しかしながら、これらの同業者、異業種業者との競争が当社グループの想定を上回って激化した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 情報通信事業、CATV事業等における技術陳腐化について 当社グループが行っている情報通信事業、CATV事業では、技術革新が目覚ましいスピードで進んでおります。このような新しい技術に対応するため、技術者の確保・育成については、教育・研修プログラムを充実させるなど、より一層力を入れて取り組んでおりますが、技術革新により当社製品及びサービスの陳腐化や市場の喪失が発生した場合、技術革新に対応できない場合及び新たなサービス提供のための設備投資が十分でない場合には、競争力の低下につながり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 仕入先、業務委託先との関係について 当社グループは、エネルギー事業、情報通信事業、CATV事業、建築設備不動産事業、アクア事業等、多くの事業において商品の仕入を行い、また、業務の一部を他社に委託する等を行っております。これらの仕入・業務委託において、何らかのトラブル等が発生し、お客様へ安定的な商品・サービスの提供が困難になる事態が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 商品等の調達について 当社グループが扱うガスや機器、資材は国内外の取引先から調達しております。取引先からの供給停止・遅延に備え、調達先の多様化、適切な在庫水準の維持に努めておりますが、国際紛争等に起因する供給途絶、輸送遅延等サプライチェーンの分断が想定を上回った場合は、商品サービスの提供が困難になり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、アクア事業におきましては、自社水源から汲み上げた原水を使用して飲料水を製造しております。水源の枯渇、水質変化により原水として使用できなくなった場合は、商品サービスの提供が困難になり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 特定の取引先・受注先への依存について 当社グループのソフトウェア開発事業は、特定のシステムインテグレータに対する依存度が比較的高い水準にありますが、高度な要請に的確に応えることにより、システム構築・運用ノウハウ等を培い、より強固な関係を築いてまいりました。しかしながら、取引先システムインテグレータの経営状況や事業戦略の変更等があった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループのブロードバンドサービスは、キャリア事業者から回線の提供を受けたうえで、主に直販もしくは家電量販店等を通じて個人向けに販売しておりますが、キャリア事業者、家電量販店等の事業戦略等に変更があった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、モバイル事業として、当社グループはソフトバンク株式会社の代理店事業及び株式会社NTTドコモより回線を借り受けたMVNO事業を行っております。当該各社の事業戦略、代理店施策及び回線の借り受け価格等に重要な変更があった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 受注業務における不採算取引の発生について 当社グループの建築設備不動産事業等における、大手メーカー・ゼネコン等からの受注業務においては、適正な施工管理を行っておりますが、何らかのトラブル等が発生し、納期が遅れる、受注先の検収条件を満たせない等の事態により、採算が悪化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループのソフトウェア開発事業等においては、引き合い・見積もり・受注段階から、プロジェクト管理の徹底を図り、効率的なシステム構築・開発を目指しております。しかしながら、納入後の不具合の発生、お客様からの開発方式の変更要求、仕様追加の発生等、工数の追加、開発途上の不測事故等により採算が悪化した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 商品の欠陥等について 当社グループのアクア事業やリフォーム事業等の商品サービスは所定の品質管理基準に基づき製造・提供しておりますが、製造物責任やリコール、契約不適合責任等の責任が発生した場合は、その費用負担や信用の低下により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 事業提携やM&Aについて 当社グループは、既存サービス等との相乗効果が期待できる場合や、新サービスを導入することにより将来的な事業展開につながる可能性があると判断した場合には、事業提携やM&A等について積極的に検討を進めていく方針です。そして、個別の投資案件に係る収支状況については担当事業部等が常に把握し、必要に応じて事業計画の見直しを行うなど、投資資金の回収可能性について厳格に管理を行っておりますが、提携先の事業や譲受事業等が計画どおりに進展せず、期待した成果が上がらない場合は、取得株式等の減損損失を計上することも想定され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 投資資金の回収について 当社グループの事業の中核を形成するエネルギー事業、情報通信事業、CATV事業は、事業拡大のために多額の設備投資を行っております。また、新たな技術の開発・導入やこれに伴う新しいサービスを提供し、事業を拡大していくためには、既存の投資計画の変更・見直しを余儀なくされることがあります。投資効果を検証し、投資計画の見直しを適宜行っておりますが、景気動向・市場動向等、情勢に大きな変化が生じた等の理由により、当初想定していた投資収益が期待できなくなる可能性があります。その場合には、投下した投資資金の回収が遅れる可能性があります。個別の投資案件に係る収支状況については担当事業部等が常に把握し、必要に応じて事業計画の見直しを行うなど、投資資金の回収可能性について厳格に管理を行っておりますが、経済情勢の急激な変化、突然の需要減退等の環境変化に対応できず、所期の投資成果が期待できない可能性が高くなった場合には、固定資産の減損処理が必要になるなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 海外事業展開に係るリスクについて 当社グループは、エネルギー事業、情報通信事業等において、海外への事業展開及び海外企業との取引を行っております。自社並びに外部委託先を利用して市場環境、政策動向等の情報収集を行っておりますが、現地の商習慣や法律・規制等の制約、人件費の高騰、為替レートの変動、テロやクーデター等による社会的混乱等により、事業展開及び取引に重大な支障が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)  債権管理・与信リスク 当社グループは、債権管理規程等の社内ルールを策定し、取引先の債権管理・与信管理に係る体制整備・強化に努めておりますが、取引先の経営状況が悪化し、売掛金・貸付金等の回収が遅延したり、貸し倒れ等が発生すること等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)  マーケットリスク ① ガス仕入価格及び為替の変動について エネルギー事業における主力商品であるLPガスの仕入価格は、その大半を輸入に依存している関係上、地政学的要因や需給バランス等に起因する市況や為替変動の影響を受けます。この市況や為替変動による影響を最小限に食い止めるべく、一部固定化のためのヘッジ取引を実施する場合があります。これは、原料価格の急激な上昇による販売価格への影響を抑えるために行うものですが、実際の仕入時点における商品価格が、予想に反して大幅に下落した場合には、価格の固定化により損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 不動産市況悪化のリスクについて 当社グループは不動産事業を行っておりますが、不動産価格が大幅に下落した場合には、販売用不動産の評価額の引下げ、自社不動産の減損処理が必要になるなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 資金調達構造ならびに金利動向の影響について 当社グループは、エネルギー事業、情報通信事業、CATV事業、建築設備不動産事業、アクア事業等において経営基盤の強化・拡充を図っております。中期経営計画に基づき、M&A等による投資拡大を進める中で、有利子負債が増加し金利上昇のリスクを受けやすくなる恐れがあります。資金調達にあたっては、長短のバランスの適正化及び長期借入の固定金利調達により金利上昇リスクを抑えてまいりますが、急激な金利上昇があった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)  システムリスク ① 個人情報の管理について 当社グループは、個人情報取扱事業者として、「プライバシーポリシー」を定め、ウェブサイト等で開示しております。当社グループでは、個人情報保護法等の法令及び社内規程に基づき顧客情報の取扱いに細心の注意を払っておりますが、万一、不正ログイン、サイバー攻撃等により、大規模な顧客情報の流出等が生じた場合には、風評による社会的信用の失墜や損害賠償金の支払等によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 情報システムの障害発生について 当社グループでは、情報通信事業を中心に、自社の情報処理システムやデータセンター・自社回線等によるサービスを提供しております。システム障害の防止には細心の注意を払っておりますが、機器不良及び人為的なミス、大規模な自然災害等により情報システムの停止、誤作動等の障害が発生する可能性があり、これらの事故によって、当社グループにおけるサービス提供の継続が困難となった場合には、風評による社会的信用の失墜や損害賠償金の支払等によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 自社業務系システム構築に係るリスクについて 当社及びグループ会社が、自社の業務系システムの開発を効率的に進めることを目的に、グループ内企業に発注することがあります。一方で、開発要員が不足した場合等に、当該案件の納期が遅れることで業務に支障をきたす可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ サイバー攻撃について 近年、サイバー攻撃が高度化・巧妙化しております。これに対し、当社グループでは、部門横断的な情報セキュリティ体制を整備し、各種セキュリティ対策やインシデント対応訓練を継続しております。また、事故発生時には、CSIRT(被害拡大を防ぐための組織)により、サイバー攻撃の影響を最小限にとどめる対策を実施しております。 しかしながら、これらの対策を超えたサイバー攻撃が行われ、基幹となる情報システムに重大な支障が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)  コンプライアンスリスク ① 法的規制について 当社グループの事業は多岐にわたっており、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律、ガス事業法、宅地建物取引業法、建設業法、放送法、電気通信事業法、青少年ネット規制法等、関係する法令や監督官庁も様々です。また、訪問販売等の事業に適用される特定商取引法や景品表示法、中小受託事業者を使う事業に共通な取適法の規制を受けております。さらに一般消費者に直結した事業が多いため、昨今の消費者保護行政の強化を受け、適用される法令や行政指導も増加する傾向にあります。また、将来において、現在予測し得ない法的規制等が設けられる可能性があり、これらに適切に対応できなかった場合には、行政当局等からの指導・摘発等を受けることとなり、風評による社会的信用の失墜等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② トラブル・クレームの発生並びに訴訟について 当社グループが事業活動を行う過程において、相手方が法人・個人を問わず、トラブル・クレームが発生する可能性があります。このようなトラブル・クレームの発生を未然に防止すべく、従業員教育を徹底し、当社顧客(潜在的顧客も含む)に対しましては丁寧な対応かつ正確な説明を心掛けております。加えて、必要に応じガバナンス推進室やコンプライアンス・リスク管理統括室等の専門管轄部署が中心となり、契約書面の事前チェックや契約先の与信管理等、法務面、信用面からの検討を行っております。また、トラブル・クレーム発生の際は、早期解決に努めるとともに、発生原因を追究し類似事案の再発防止に努めており、これらの活動状況につきましては、経営への重要度に応じ取締役会や監査役会に報告等を行っております。しかし、トラブル・クレーム等が長期化、社会問題化した場合や訴訟が提起された場合は、風評による社会的信用の失墜や損害賠償金等解決に係るコストの負担等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)11,215字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 以下に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費の持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、中東情勢の緊迫化が世界経済に大きな影響を与えており、国内においても原油価格の高騰や原材料の供給制約といった影響が見られ始め、先行きについて不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループは、最終年度を迎えた「中期経営計画2025」の目標達成に向けて、全社一丸となって事業に取り組んでまいりました。 当連結会計年度における業績につきましては、グループの継続取引顧客件数は48千件増加(前連結会計年度は64千件増加)し、3,471千件となりました。TLC会員数は59千件増加(前連結会計年度は53千件増加)し、1,326千件となりました。グループ顧客件数の増加等により、売上高は244,838百万円(前連結会計年度比0.6%増)となり、営業利益は18,699百万円(同11.0%増)、経常利益は19,152百万円(同10.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,749百万円(同16.6%増)となりました。なお、売上高については9期連続の増収、各利益項目については3期連続で増益となり、いずれも過去最高を更新いたしました。 当連結会計年度におけるトピックスとしては、情報通信事業において九州エリアでの企業のDXを支える多彩なサービス提供を目的として、2025年4月にグループ所有の通信インフラを九州エリアまで延伸し、サービス提供エリアを北関東から九州までに拡大いたしました。アクア事業においては、「おいしい水の宅配便」(リターナブルボトル)、「おいしい水の贈りもの うるのん」(ワンウェイボトル)、「しずくりあ」(給水型浄水ウォーターサーバー)の3サービスを展開しておりますが、同年7月末にこれらサービスの顧客件数が200千件を突破いたしました。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。 (エネルギー) LPガス事業につきましては、新規顧客獲得を推進した結果、需要家件数は前連結会計年度末から13千件増加し819千件となりました。一方、産業用ガスにおける仕入価格に連動した販売価格の引き下げ等により、売上高は 86,834百万円(前連結会計年度比2.2%減)となりました。 都市ガス事業につきましては、需要家件数は前連結会計年度末並みの74千件となりました。売上高は原料費調整制度の影響により、16,103百万円(同5.8%減)となりました。 これらにより、当セグメントの売上高は102,937百万円(同2.8%減)、営業利益は顧客件数増加による増益に加え顧客獲得費用を含むコスト削減を図った結果、6,980百万円(同4.9%増)となりました。 (情報通信) コンシューマー向け事業につきましては、ISP事業において収益性を重視した獲得を進めた結果、ブロードバンド顧客は前連結会計年度末から10千件減少し664千件となりました。一方、モバイル事業は大手携帯キャリアと連携する等、顧客獲得を推進し、LIBMOについては同5千件増加し83千件となりました。その結果、売上高は22,767百万円(同2.8%減)となりました。 法人向け事業につきましては、キャリアサービス及びクラウドサービスが順調に進捗したことにより、売上高は39,055百万円(同9.6%増)となりました。 これらにより、当セグメントの売上高は61,823百万円(同4.7%増)、営業利益は4,411百万円(同24.0%増)となりました。 (CATV) CATV事業につきましては、地域密着の事業者として地元の情報発信や番組制作に注力し、魅力的なコンテンツの充実に努めるとともに、営業活動を積極的に実施いたしました。その結果、放送サービスの顧客件数は前連結会計年度末から4千件増加し925千件となり、通信サービスの顧客件数は前連結会計年度末から17千件増加し430千件となりました。 これらにより、当セグメントの売上高は37,389百万円(同2.5%増)、営業利益は6,131百万円(同10.1%増)となりました。 (建築設備不動産) 建築設備不動産事業につきましては、当セグメントの売上高は前連結会計年度並みの26,724百万円(同0.5%減)となりましたが、利益率の改善に努めた結果、営業利益は1,657百万円(同20.3%増)となりました。 (アクア) アクア事業につきましては、大型商業施設等での催事営業やWEB獲得、テレマーケティング等により更なる顧客基盤の拡充に取り組んでまいりました。その結果、給水型浄水ウォーターサーバーの顧客獲得が順調に進み、アクア事業の顧客件数は前連結会計年度末から28千件増加し219千件となりました。 これにより、当セグメントの売上高は10,087百万円(同3.3%増)となりましたが、顧客獲得にかかる営業費用の増加等により、営業利益は351百万円(同21.9%減)となりました。 (その他) その他の事業のうち、介護事業につきましては、売上高は前連結会計年度並みの1,410百万円(同0.8%増)となりました。船舶修繕事業につきましては、修繕工事の受注が増加したことにより、売上高は1,887百万円(同11.8%増)となりました。婚礼催事事業につきましては、法人・各種団体を中心とした一般宴会が増加したことにより、売上高は1,357百万円(同2.8%増)となりました。 これらにより、当セグメントの売上高は5,876百万円(同7.9%増)、営業利益は210百万円(前連結会計年度は72百万円の営業損失)となりました。 財政状態につきましては、当連結会計年度末における資産合計は219,586百万円となり、前連結会計年度末と比較して8,471百万円の増加となりました。これは主として、投資有価証券が4,090百万円、退職給付に係る資産が2,635百万円、有形固定資産が1,242百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。 負債合計は115,123百万円となり、前連結会計年度末と比較して135百万円の減少となりました。これは主として、短期借入金が3,205百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が2,523百万円、長期借入金が1,478百万円、それぞれ減少したこと等によるものであります。 純資産合計は104,462百万円となり、前連結会計年度末と比較して8,607百万円の増加となりました。これは主として、剰余金の配当4,463百万円の実施および自己株式2,000百万円の取得による減少の一方で、親会社株主に帰属する当期純利益10,749百万円を計上したことに加え、その他有価証券評価差額金が2,756百万円、退職給付に係る調整累計額が1,316百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末から249百万円減少し5,214百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、27,215百万円の資金の増加(前期比+1,445百万円)となりました。これは法人税等の支払、仕入債務の減少等により資金が減少した一方で、税金等調整前当期純利益、非資金項目である減価償却費等の要因により資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、16,883百万円の資金の減少(同△1,497百万円)となりました。これは有形及び無形固定資産の取得による支出等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、10,591百万円の資金の減少(同△57百万円)となりました。これは借入金による資金調達等の一方で、借入金及びリース債務の返済、配当金の支払等を行ったことによるものであります。 ③ 仕入、受注及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)の仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前連結会計年度比(%) エネルギー   50,442   92.9 情報通信   3,464   113.9 CATV   4   221.9 建築設備不動産   8,762   95.0 アクア   629   86.5 その他   788   112.0 合計   64,091   94.3 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)の受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前連結会計 年度比(%)   受注残高 (百万円)   前連結会計 年度比(%) エネルギー   99   66.2   -   - 情報通信   22,950   110.8   1,562   118.1 CATV   -   -   -   - 建築設備不動産   14,293   110.0   6,526   125.2 アクア   -   -   -   - その他   1,567   143.2   210   463.3 合計   38,910   111.3   8,299   125.3 (注)1.当社グループは一部を除き受注生産を行っておりません。「エネルギー」はガス関連機器等の請負工事、「情報通信」はソフトウェア開発、「建築設備不動産」は住宅及び土木建築等の請負工事、「その他」は船舶修繕の受注高を記載しております。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前連結会計年度比(%) エネルギー   102,937   97.2 情報通信   61,823   104.7 CATV   37,389   102.5 建築設備不動産   26,724   99.5 アクア   10,087   103.3 その他   5,876   107.9 合計   244,838   100.6 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 ⅰ.財政状態 当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ⅱ.経営成績 当社グループの当連結会計年度の経営成績は以下のとおりであります。 (売上高) 売上高は、244,838百万円(前連結会計年度比0.6%増)となりました。売上高の主な内訳をセグメント別でみると、下記のとおりであります。 エネルギー事業におきましては、顧客件数の増加はあったものの、産業用における仕入価格に連動した販売価格の引き下げ等により、102,937百万円(同2.8%減)となりました。 情報通信事業におきましては、法人向け事業でキャリアサービス及びクラウドサービスが順調に推移し、61,823百万円(同4.7%増)となりました。 CATV事業におきましては、顧客件数が順調に増加し37,389百万円(同2.5%増)となりました。 建築設備不動産事業におきましては前連結会計年度並みの26,724百万円(同0.5%減)となりました。 アクア事業におきましては、顧客増加等により、10,087百万円(同3.3%増)となりました。 その他の事業におきましては、船舶修繕事業の受注増加等により、5,876百万円(同7.9%増)となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、エネルギー事業においてガスの仕入れコストの減少等により1,534百万円減少し、148,208百万円(同1.0%減)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費の増加等により1,032百万円増加し77,930百万円(同1.3%増)となりました。以上により、営業利益は1,858百万円増加し、18,699百万円(同11.0%増)となりました。 (営業外損益) 営業外損益は452百万円の利益(同14.5%減)となりました。なお、支払利息は前連結会計年度から120百万円増加し、531百万円となりました。これらにより、経常利益は19,152百万円(同10.3%増)となりました。 (特別損益) 特別損益は、固定資産除却損、減損損失を計上したこと等により、2,755百万円の損失(前連結会計年度は2,451百万円の損失)となりました。 以上により、税金等調整前当期純利益は16,396百万円(前連結会計年度比9.9%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等の負担(法人税等調整額を含む)、非支配株主に帰属する当期純利益を差し引き、10,749百万円(同16.6%増)となりました。1株当たり当期純利益は82円53銭(前連結会計年度は70円55銭)となりました。 ⅲ.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等 当社グループは2023年5月に、2023年度(2024年3月期)から2025年度(2026年3月期)までの3ヵ年を対象とする「中期経営計画2025」を策定いたしました。 「中期経営計画2025」で掲げた3年間の計画及び実績については以下のとおりです。 ①2023年5月公表中期経営計画 2024年3月期 予想   前期比   2025年3月期 計画   前期比   2026年3月期 計画   前期比 売上高   2,400億円   +98億円   2,500億円   +100億円   2,600億円   +100億円 営業利益   150億円   +1億円   160億円   +10億円   175億円   +15億円 経常利益   150億円   +17億円   160億円   +10億円   175億円   +15億円 親会社株主に帰属する当期純利益   85億円   +20億円   90億円   +5億円   100億円   +10億円 営業CF   217億円   +5億円   230億円   +13億円   244億円   +14億円 顧客件数   338万件   +8万件   348万件   +10万件   357万件   +9万件 配当性向   49.2%   △15.6pt   40~50% ROE   10.3%   +2.1pt   10.4%   +0.1pt   10.8%   +0.4pt ROIC   8.0%   △0.3pt   8.2%   +0.2pt   8.7%   +0.5pt ②2024年3月期~2026年3月期の実績 2024年3月期 実績   前期比   2025年3月期 実績   前期比   2026年3月期 実績   前期比 売上高   2,315億円   +13億円   2,435億円   +120億円   2,448億円   +14億円 営業利益   155億円   +6億円   168億円   +13億円   187億円   +19億円 経常利益   155億円   +22億円   174億円   +18億円   192億円   +18億円 親会社株主に帰属する当期純利益   85億円   +20億円   92億円   +7億円   107億円   +15億円 営業CF   301億円   +89億円   258億円   △43億円   272億円   +14億円 顧客件数   336万件   +6万件   342万件   +6万件   347万件   +5万件 配当性向   50.8%   △14.0pt   48.2%   △2.6pt   43.6%   △4.6pt ROE   10.0%   +1.8pt   10.1%   +0.1pt   11.0%   +0.9pt ROIC   8.2%   △0.1pt   8.4%   +0.2pt   8.9%   +0.5pt (参考)自己資本比率   43.4%   +1.9pt   44.3%   +0.9pt   46.4%   +2.1pt なお、新たに策定した2026年度(2027年3月期)から2028年度(2029年3月期)までの3ヵ年を対象とする「中期経営計画2028」については「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 c.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フロー 詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、当社グループの財政状態及びキャッシュ・フローの指標の推移は下記のとおりであります。 第11期 (2022年3月期)   第12期 (2023年3月期)   第13期 (2024年3月期)   第14期 (2025年3月期)   第15期 (2026年3月期) フリー・キャッシュ・フロー (百万円)   6,216   7,040   11,234   10,383   10,331 自己資本比率(%)   41.9   41.5   43.4   44.3   46.4 時価ベースの自己資本比率(%)   61.1   59.0   62.9   60.8   68.3 債務償還年数(年)   2.1   2.2   1.5   1.8   1.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍)   75.4   77.5   96.5   62.9   52.0 (注)フリー・キャッシュ・フロー      : 営業活動キャッシュ・フロー+投資活動キャッシュ・フロー 自己資本比率      : 自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率      : 株式時価総額/総資産 債務償還年数      : 有利子負債/営業活動キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業活動キャッシュ・フロー/利払い ※ 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。なお、当社は、「株式給付信託(BBT)」を導入しており、株式時価総額の算定上使用する発行済株式数から控除する自己株式については、株式給付信託(BBT)によって株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式を含めております。 ※ 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、社債及び借入金を対象としております。 また、利払いについては連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 b.財務政策 ⅰ.財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、2026年度から2028年度までの3ヵ年を対象とする「中期経営計画2028」において、経営基盤の強化のもと、事業利益拡大と株主還元強化の両輪により、企業価値最大化を推進する方針を掲げ、エリア進出や顧客件数の増加を通じた顧客基盤の拡大による安定した利益成長を実現しながら、財務レバレッジの適正化や株主還元の強化を進め、2028年度のROE13%達成を目指しております。 また、手許資金については、事業運営上必要な資金を安定的に確保しつつ、効率的な運用を目指しております。 ⅱ.資金需要の主な内容 当社グループにおける主な資金需要は仕入代金や人件費といった営業上の支出のほか、収益基盤拡大に向けた成長投資や新サービスの展開に向けた投資に係る資金や、顧客へのサービス提供のために継続的な設備投資を実施することに伴う支出であります。設備投資の例としては、エネルギー事業における供給権や供給設備等、情報通信事業におけるネットワーク設備等、CATV事業における放送設備や伝送設備等が挙げられます。 ⅲ.資金調達 当社グループにおける資金調達の方法は、内部資金に加え、設備投資資金や長期運転資金は銀行からの長期借入、短期的な運転資金は銀行からの短期借入や短期社債(CP)及び売掛債権流動化によって調達しております。 各連結子会社の必要資金を当社が一括して調達した上で各社に貸し付ける体制をとり、加えてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)により資金の一元管理を行うことで、調達コストの削減と効率的な資金管理を行っております。また、取引銀行とは良好な関係を維持しており、加えて強固な財務体質を有していることから、当社グループの事業の維持拡大、運営に必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題なく実施可能と認識しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される当社グループの重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 a.収益の認識 当社グループの売上高は、主力のガスの計量販売についてはガスメーターの検針時に収益を認識しておりますが、最終検針時から決算日までの収益については、推計した使用量に基づき計上しております。ガスについては商品の性格上季節的要因を受け易く、最終検針後の推計計上分については最終検針までの一定期間のガス使用量・平均気温の推移等を基に期末までの使用量を推定しておりますが、特に、推定気温より高めに推移した場合には実際の消費量が推計消費量に比べ減少する可能性があります。 また、ソフトウェア開発や住宅等の建築工事等については、受注金額が僅少又は期間が短い等連結財務諸表に与える影響が僅少なものを除いて、履行義務の充足に係る進捗度を原価比例法にて見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度は案件の原価総額の見積りに対する決算日までの発生原価の割合に基づき算定しておりますが、当該見積りについて将来の事業環境の変動等により見直しが必要となった場合には、認識する収益の金額に影響を与える可能性があります。 b.棚卸資産の評価 当社グループは、主として先入先出法により評価し、営業循環過程から外れた場合や正味売却価額が著しく下落した場合には、収益性の低下に伴う簿価切下げを行っております。将来の市況悪化または滞留在庫が増加した場合等には更なる評価損の計上が必要となる可能性があります。なお、主力のガスは実勢価格により評価し、最終検針時より期末までの使用量を推計し、期末時点の在庫を計上しております。 c.貸倒引当金 当社グループは、売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるために貸倒引当金を計上しております。顧客の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、貸倒引当金の追加計上が必要となる可能性があります。 d.投資有価証券の減損 当社グループは、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合にはすべて減損処理を行い、30~50%程度下落した場合及び市場価格のない株式については、銘柄別に回復可能性を考慮して、必要と認められた額について減損処理を行っておりますが、将来の市況悪化または投資先の業績不振により更なる減損損失の計上が必要となる可能性があります。 e.固定資産の減損 減損の兆候がある資産グループの内、回収可能価額が帳簿価額を著しく下回った場合に、その差額を減損損失に計上しますが、回収可能価額は、資産グループの正味売却価額と割引後将来キャッシュ・フローとして算定される使用価値のいずれか大きい方としていることから、今後、業績の顕著な低下、不動産取引相場や賃料相場等が変動した場合等には減損損失の計上が必要となる可能性があります。 f.繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、その回収可能性を検討しております。回収可能性は、将来の課税所得及び慎重かつ実現可能性の高いタックスプランニングをもとに検討しますが、繰延税金資産の全部または一部を将来実現できないと判断した場合、繰延税金資産を計上しない、または取り崩すことが必要となる可能性があります。 g.退職給付に係る資産及び負債 当社グループは、退職給付会計に基づいた退職給付費用及び退職給付に係る資産・退職給付に係る負債を計上しております。前提条件として年金資産に係る長期期待運用収益率、割引率等を計算に用いており、これらが著しく変動した場合は大きく影響を受けることが考えられます。当社グループは日本の優良債券の期末時点の固定利回りを参考に割引率を決定しております。長期期待運用収益率は年金資産が投資されているファンドの予想収益率と過去の実績収益率をもとに決定されます。 当社グループは毎期退職給付債務の計算の基礎となる前提条件を見直しており、割引率の低下等、将来市場環境が悪化した場合、退職給付に係る負債の追加計上が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

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