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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

静岡ガス

SHIZUOKA GAS CO., LTD.9543 · Prime · 電気・ガス業

静岡県を中心に都市ガス・LPガスを供給。ガス販売に加え、電力販売・オンサイトエネルギー・住宅・不動産等周辺サービスも展開するエネルギー総合企業。

概要

静岡ガスは、静岡県を地盤とする都市ガス供給を中核とした総合エネルギー企業である。液化天然ガス(LNG)を原料とする都市ガスの製造・供給・販売に加え、LPガス、電力販売、ガス機器販売、配管工事、住宅事業、介護、保険代理など多角的に事業を展開する。2024年12月期の連結売上高は2,022億円、営業利益103億円。グループは連結子会社33社、持分法適用関連会社7社からなり、地域密着型のインフラ事業者として安定した収益基盤を持つ。

都市ガスを基盤とする3セグメントの事業構造

当社グループは、報告セグメントを「ガス」「LPガス・その他エネルギー」「その他」の3つに区分する。2024年12月期の売上高構成比は、ガス事業が約78%の1,576億円、LPガス・その他エネルギーが約15%の311億円、その他(設備工事・機器販売・住宅等)が約12%の232億円である。営業利益ではガス事業が148億円と全体の約86%を占め、基盤事業の収益力を示す。一方、成長分野と位置づける電力・再エネや海外事業はLPガス・その他エネルギーセグメントに含まれ、同事業の利益は24億円と前年比で減少している。

静岡県内を中心に38のガス供給エリアをカバー

都市ガスの供給エリアは静岡県内が中心で、グループ会社が地域ごとに小売供給を担う。当社は静岡市・富士市など広域に直接供給するとともに、中遠ガス、袋井ガス、島田ガス、御殿場ガスなど連結子会社4社へガスを卸供給する。さらに信州ガス(長野県)、下田ガス(静岡県)、佐渡ガス(新潟県)など県外の子会社も抱える。ガス販売量は2024年12月期に1,595百万㎥(45MJ換算)、家庭用85百万㎥、業務用77百万㎥、工業用858百万㎥、卸供給575百万㎥と、工業用が全体の54%を占める大口需要が特徴である。

33社の子会社と3つの海外拠点で構成されるグループ

連結子会社33社のうち、中核はガス製造子会社の清水エル・エヌ・ジーで、同社がLNGから都市ガスを製造し全量を当社に販売する。LPガス販売は静岡ガスエネルギー、電力販売は静岡ガス&パワーが担当。住宅・リフォームはグッドリビングや静岡ガスリビングなどが手がける。海外では、シンガポールにSHIZUOKA GAS TRADING PTE. LTD.(LNGトレーディング)、米国にSHIZUOKA GAS AMERICA CO.(シェールガス開発権益取得)、インドにSHIZUOKA GAS INDIA PTE. LTD.を設立し、グローバルなエネルギー事業を開拓中である。またベトナムでは太陽光発電事業に持分法適用会社を通じて参画している。

安定収益を生むディフェンシブ性と成長投資の両立

都市ガス事業は原料費調整制度により原料価格変動を販売価格に転嫁できるため、安定した収益を確保しやすい。2024年12月期の営業利益率は約5.1%だが、ガス事業単体では9.4%と高い。一方で、成長領域への投資を積極化しており、2025年12月期の設備投資計画は公表されていないものの、沿革上では富士発電所増設や系統用蓄電池導入、海外シェールガス権益取得などに資金を振り向けている。財務状況は、自己資本比率が約40%と業界平均並みであり、経常的なキャッシュフローを生むディフェンシブ銘柄としての特性を持つ。

業界の中での役割は都市ガス・LPガス供給事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,012億円
営業利益
141億円
営業利益率
7.0%
純利益
100億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01ガス事業(一般向け)主力

静岡県内を中心に、都市ガス(LNG)の製造・供給・販売を行う。グループ会社がエリア別に供給。またLPガスも販売。家庭・業務用顧客向け。

主な製品・サービス2
都市ガス(LNG)
液化天然ガスを原料とする都市ガスの供給。
LPガス
液化石油ガスの供給(簡易ガス事業含む)。

02ガス事業(卸供給)主力

グループのガス会社(中遠ガス、袋井ガス等)へガスを卸供給。これら子会社が各地域で小売供給を行う。

主要顧客中遠ガス株式会社、袋井ガス株式会社、島田ガス株式会社、御殿場ガス株式会社

主な製品・サービス1
卸供給用都市ガス
連結子会社等への都市ガスの卸売り。

03ガス事業(産業用・LNG販売)準主力

LNGの販売(他社向け)及び大口顧客向けガス供給。LNGトレーディングもグループで行う。

主な製品・サービス1
LNG販売
液化天然ガスの販売(産業用等)。

04電力・その他エネルギー準主力

子会社の静岡ガス&パワーを通じて電力販売。またオンサイトエネルギーサービス(顧客先に設備設置し電気・熱を供給)を展開。ベトナムで太陽光発電事業も行う。

主な製品・サービス2
電力販売
一般家庭・業務用向け電力販売。
オンサイト・エネルギーサービス
顧客事業所内にエネルギー設備を設置し、発生した電気・熱エネルギーを販売するサービス。

05住宅・リフォーム・生活関連副次

グループ会社がガス機器販売・配管工事、リフォーム、注文住宅・建売住宅の設計施工販売、ショールーム運営、介護事業、保険代理業等を展開。ガス顧客基盤を活用した生活関連サービス。

主な製品・サービス2
ガス機器販売・工事
ガスコンロ・給湯器等の販売、ガス配管工事等。
注文住宅・建売住宅
グッドリビングによる住宅の設計・施工・販売。

製品と技術

LNGから製造する都市ガス「静岡ガス」

主力製品は液化天然ガス(LNG)を原料とする都市ガスである。グループの製造子会社である清水エル・エヌ・ジーが袖師基地にてLNGを気化・調整し、当社が導管で供給する。熱量は45MJ/㎥に統一され、家庭用・業務用・工業用に供給される。同社はマレーシアからの長期契約LNGを中心に調達し、スポット市場への依存を抑えることで価格変動リスクを低減している。2024年12月期のガス販売量は1,595百万㎥、うち工業用が858百万㎥と過半を占め、自動車部品や製紙などの大口需要家に供給されている。

LPガス事業と簡易ガスによる補完的エネルギー供給

静岡ガスエネルギー株式会社が展開するLPガス事業は、都市ガス未普及エリアや県外の顧客をカバーする。同社は当社およびグループガス会社へLPガスを卸販売するとともに、一般家庭や業務用顧客へ直接供給する。また、簡易ガス事業として集合住宅などに小規模なガス供給設備を設置するサービスも行う。2024年12月期のLPガス・その他エネルギーセグメントの売上高は311億円。同社は不二高圧株式会社を連結子会社化し、販売エリアを拡大している。

電力販売とオンサイト・エネルギーサービス

子会社静岡ガス&パワーが電力小売事業を展開。一般家庭向けのほか、業務用・産業用の電力も販売する。また、当社直営のオンサイト・エネルギーサービスでは、顧客の事業所内にコージェネレーションシステムや空調熱源設備を設置し、電気と熱を供給する。これにより顧客は初期投資不要でエネルギー効率を向上できる。2024年12月期の電力販売量は増加したものの、需給調整市場の収益減少により同事業の収益は前年比で減少した。さらに、ベトナムでは太陽光発電事業に持分法適用会社を通じて関与している。

ガス機器販売から住宅・リフォームまでの生活関連サービス

ガス顧客基盤を活用した生活関連サービスとして、ガス機器販売・配管工事、リフォーム、注文住宅・建売住宅の販売、ショールーム運営、介護事業、保険代理業などをグループ会社が手がける。静岡ガスリビングはガス・火災警報器販売とリフォーム、グッドリビングは住宅設計施工、エネリア静岡・東部は機器販売とリフォームを担当。2024年12月期のその他セグメント売上高は232億円、営業利益8.5億円。これらの事業はガス販売とのクロスセルにより顧客単価向上に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

静岡県地盤のガス会社、内需型で安定

静岡ガスは静岡県を中心に都市ガスを供給する地域エネルギー会社。東京電力ホールディングスや他の同業他社と比較して販売エリアが限定的で、海外事業比率は低く内需依存度が高い。近年は売上高が微減傾向にあるが、営業利益率は改善しており(2024年12月期5.09%、2025年12月期7.01%)、ガス販売に加えて電力小売や周辺事業で収益力を高めている。地域密着型の事業基盤を持つ一方、人口減少や脱炭素化の流れの中でガス需要の長期的な減少リスクに直面している。

強み

  • 静岡県内でガス供給インフラを独占的に保有し、安定した需要から安定的なキャッシュフローを確保。
  • 2024年12月期から2025年12月期にかけて営業利益率が5.09%から7.01%へ上昇し、収益性が向上している。
  • 都市ガスに加え電力小売やLPガス、再生可能エネルギー事業を展開し、収益源を多様化。
  • 規制業種の安定性と地域独占により、景気変動の影響を受けにくいビジネスモデルを構築。

課題

  • 静岡県の人口減少に伴い、ガス需要が長期的に減少する可能性があり、既存事業の成長が期待しにくい。
  • カーボンニュートラル社会への移行に伴い、水素や合成メタンなどへの大規模投資が必要となる。
  • 電力小売の全面自由化により、東京電力など大手の攻勢を受ける可能性があり、顧客維持に課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字が静岡ガス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13167TOKAIホールディングス1,862億円16.2倍
23076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
34784GMOインターネット1,483億円24.2倍
49533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
56617東光高岳1,087億円16.2倍
69543静岡ガス1,023億円10.3倍
79536西部ガスホールディングス945億円13.0倍
88132シナネンホールディングス834億円18.5倍
99534北海道瓦斯815億円7.1倍
102734サーラコーポレーション800億円10.5倍
119519レノバ794億円23.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

1910年創業から合併でエリア拡大した草創期

1910年4月、資本金50万円で静岡瓦斯株式会社として設立された。当初は静岡市域で都市ガスを供給。1917年12月には沼津瓦斯株式会社を吸収合併し、東部地域へエリアを拡大。さらに1942年7月には清水瓦斯株式会社を合併し、静岡・清水・沼津を結ぶ基盤を固めた。第二次世界大戦中の1944年12月には静岡製造所が竣工し、戦時体制下でのガス安定供給に備えた。この時期の合併により、現在の静岡県中部から東部にわたる供給エリアの原型が形成された。

戦後の復興と子会社設立による多角化の始まり

戦後復興期の1959年7月、子会社大富士瓦斯株式会社を設立し、富士宮地域への進出を図る。1961年8月には静岡液化瓦斯株式会社(現・静岡ガスエネルギー)を設立し、LPガス事業に参入。1973年9月に大富士ガス工業を設立しガス工事事業を開始、同年11月には静岡・沼津間の高圧輸送幹線「駿河幹線」が完成し、供給網の拡充が進んだ。1986年5月に吉原工場の運営を開始、1987年6月にはエスジー・リビング(現・静岡ガスリビング)を設立し、リフォームや住宅関連事業へ多角化を進めた。

1990年代の天然ガス転換とLNG導入開始

1992年1月、大富士ガス工業を吸収合併し、グループ再編を実施。同年8月には清水エル・エヌ・ジーを設立し、LNG基地の整備を開始する。1994年6月から天然ガスへの熱量変更作業を開始し、1996年7月にはマレーシアからのLNG導入を開始した。これにより原料を石炭ガスから天然ガスへ転換し、熱量向上と環境負荷低減を実現。2000年1月には大富士瓦斯、富士宮瓦斯、静岡蒲原瓦斯の3社を吸収合併し、エリアを統合した。2001年1月には清水エル・エヌ・ジー袖師基地に第2号LNG貯槽が完成し、供給余力を高めた。

2001年上場、2002年の天然ガス転換完了と工場再編

2001年12月、東京証券取引所市場第二部に上場した。2002年12月には天然ガスへの熱量変更作業が完了し、全供給エリアで天然ガス化が実現。これに伴い、2003年1月に静岡工場、2004年7月に吉原工場を閉鎖し、製造拠点を清水エル・エヌ・ジー袖師基地に集約した。2004年7月には静岡・富士間の高圧輸送幹線「第二駿河幹線」が完成し、東西供給網が強化された。2003年12月には東京証券取引所市場第一部に指定され、資本市場での地位を確立した。

2010年代の電力小売参入と海外事業拡大

2010年1月、袖師基地に第3号LNG貯槽が完成し、LNG貯蔵能力を拡大。2014年7月には子会社静岡ガス&パワーを設立し、電力小売事業に本格参入。2015年4月、商号を「静岡ガス株式会社」に変更した。同年、米国子会社SHIZUOKA GAS AMERICA CO.を設立し、シェールガス開発事業の権益を取得(年月不詳だが沿革に記載)。これにより天然ガスの上流事業に進出。同時期にシンガポールやインドにも子会社を設立し、アジア・米国でのエネルギー事業開拓を加速させた。

2020年代の住宅事業強化と再エネ投資

2020年代に入ると、M&Aによる住宅事業の拡大を推進。2024年12月期にはグッドリビング株式会社を連結子会社化し、注文住宅・建売住宅の設計施工販売をグループに加えた。また、ベトナムにおいて太陽光発電事業に参画。国内では富士発電所の増設や系統用蓄電池の導入計画を進め、再生可能エネルギーと調整力の確保に取り組む。2024年12月期の連結売上高は2,022億円、営業利益103億円と過去最高水準に達し、グループ全体の収益力が向上した。

年表26件を開く

1910年代

  • 1910年4月創業資本金50万円をもって設立
  • 1917年12月M&A沼津瓦斯株式会社を吸収合併

1940年代

  • 1942年7月M&A清水瓦斯株式会社を吸収合併
  • 1944年12月静岡製造所竣工

1950年代

  • 1959年7月子会社大富士瓦斯株式会社を設立

1960年代

  • 1961年8月商号変更子会社静岡液化瓦斯株式会社(現連結子会社)を設立(1998年4月「静岡ガスエネルギー株式会社」に商号変更)

1970年代

  • 1973年9月創業大富士ガス工業株式会社を設立
  • 1973年11月静岡・沼津間高圧輸送幹線「駿河幹線」完成

1980年代

  • 1986年5月吉原工場の運営開始
  • 1987年6月商号変更子会社エスジー・リビング株式会社(現連結子会社)を設立(1996年11月「静岡ガスリビング株式会社」に商号変更)

1990年代

  • 1992年1月M&A大富士ガス工業株式会社を吸収合併
  • 1992年8月子会社清水エル・エヌ・ジー株式会社(現連結子会社)を設立
  • 1994年6月天然ガスへの熱量変更作業を開始
  • 1996年7月マレーシアからLNG(液化天然ガス)導入開始

2000年代

  • 2000年1月M&A大富士瓦斯株式会社、富士宮瓦斯株式会社及び静岡蒲原瓦斯株式会社を吸収合併
  • 2001年1月清水エル・エヌ・ジー株式会社袖師基地に第2号LNG貯槽完成
  • 2001年12月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 2002年12月天然ガスへの熱量変更作業が完了
  • 2003年1月静岡工場を閉鎖
  • 2003年12月東京証券取引所市場第一部指定
  • 2004年7月吉原工場を閉鎖
  • 2004年7月静岡・富士間高圧輸送幹線「第二駿河幹線」完成

2010年代

  • 2010年1月清水エル・エヌ・ジー株式会社袖師基地に第3号LNG貯槽完成
  • 2014年7月子会社静岡ガス&パワー株式会社(現連結子会社)を設立
  • 2015年4月商号変更静岡ガス株式会社に商号変更
  • 子会社SHIZUOKA GAS AMERICA CO.(現連結子会社)を設立(同年5月米国シェールガス開発事業の権益取得)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,586人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は774万円で、9期前と比べて+15.1%平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は20.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,156
2017年12月1,192
2018年12月1,265
2019年12月67242.720.21,399
2020年12月67943.520.81,433
2021年12月68144.121.21,443
2022年12月67844.321.61,472
2023年12月76744.621.71,475
2024年12月74644.321.31,466703
2025年12月77444.320.91,586889

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率86.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社28(国内 24 / 海外 4、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
導管及びガスメーター — 全供給区域209億円
ガス
本社 — 米国テキサス州191億円
ガス
本社 — 富士市8,223百万円
LPG・その他 エネルギー
袖師基地 — 静岡市清水区4,501百万円
ガス
本社 — 静岡市駿河区2,401百万円
ガス 全社
幹線・送出管理 センター 吉原基地 — 富士市1,942百万円
ガス
富士支社 — 富士市1,391百万円
ガス
本社・中部支店 — 静岡市駿河区他1,384百万円
LPG・その他 エネルギー
本社 — 静岡市駿河区1,135百万円
その他
東部支店 — 沼津市他962百万円
LPG・その他 エネルギー
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    静岡ガスエネルギー㈱
    静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ガスサービス㈱
    静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ガスリビング㈱
    静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    グッドリビング㈱
    静岡県浜松市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エネリア静岡㈱
    静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エネリア東部㈱
    静岡県沼津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ガスアスライフデザイン㈱
    静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ガス・エンジニアリング㈱
    静岡県 富士市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ガス&パワー㈱
    静岡県 富士市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ガスクレジット㈱
    静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ガス保険サービス㈱
    静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ガスヘルスケア㈱
    静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社16社を開く
  • SHIZUOKA GAS TRADING PTE. LTD.シンガポール100%
  • 清水エル・エヌ・ジー㈱静岡県静岡市清水区65%
  • SHIZUOKA GAS AMERICA CO.アメリカ100%
  • SHIZUOKA GAS INDIA PRIVATE LIMITEDインド100%
  • SHIZUOKA GAS ASIA PTE. LTD.シンガポール100%
  • 吉田ガス㈱山梨県 富士吉田市70%
  • 中遠ガス㈱静岡県 掛川市100%
  • 袋井ガス㈱静岡県 袋井市50%
  • 島田ガス㈱静岡県 島田市100%
  • 御殿場ガス㈱静岡県 御殿場市100%
  • 信州ガス㈱長野県 飯田市70%
  • 下田ガス㈱静岡県 下田市69%
  • 佐渡ガス㈱新潟県 佐渡市66%
  • 静岡ガス・システムソリューション㈱静岡県静岡市駿河区100%
  • 静岡ガスヒューマンリソース㈱静岡県静岡市駿河区100%
  • My son-Hoan Loc Viet Energy Joint Stock Companyベトナム25%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • USSHIZUOKA GAS AMERICA CO.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は2,012億円営業利益141億円前期と比べると減収増益で、売上が-0.5%、利益が+36.9%。

売上高
-0.5%
2,012億円
営業利益
+36.9%
141億円
純利益
+13.6%
100億円
営業利益率
7.0%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高2,011億円2,012億円
営業利益96億円141億円
純利益91億円100億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,031億円、営業利益は88億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−0.5%、営業利益は−11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q73713818.7104
2023年2Q525407.634
2023年3Q422184.311
2023年4Q456−8
2024年1Q544275.026
2024年2Q5107113.959
2024年4Q96850.53
2025年2Q1,036999.667
2025年4Q976424.333
2026年2Q1,031888.565

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は1,443億円から2,012億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月1,4438141
2013年12月1,5356439
子会社静岡ガス&パワー株式会社(現連結子会社)を設立
2014年12月1,6666029
静岡ガス株式会社に商号変更
2015年12月1,46112176
2016年12月1,08610767
2017年12月1,2208350
2018年12月1,4325633
2019年12月1,4158555
2020年12月1,2137437
2021年12月1,3306541
2022年12月2,0739560
2023年12月2,140201141
2024年12月2,0221031315.188
2025年12月2,0121411487.0100

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高2,012億円のうち、営業利益として残るのは141億円7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は100億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.6%1,561億円
  • その他の費用販管費とその他の損益15.4%310億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%141億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.0pt
7.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
8.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが346億円、投資CFが−330億円で、差し引きのフリーCFは16億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は327億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月177−121−55565
2013年12月129−64−65655
2014年12月131−98−33334
2015年12月308−93−120215100
2016年12月167−90−6277114
2017年12月107−66−5441100
2018年12月119−53−4266123
2019年12月219−58−40161244
2020年12月203−84−45119316
2021年12月−69−98−14−167135
2022年12月41−141236−100273
2023年12月378−141−159237352
2024年12月110−87−1923358
2025年12月346−330−5516327

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,959億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,387億円で、自己資本比率は67.0%(業種中央値39.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1,13459553945.7
2013年12月1,15764751049.4
2014年12月1,17967350650.7
2015年12月1,15573142456.5
2016年12月1,10978132863.6
2017年12月1,09282526769.1
2018年12月1,13582431166.7
2019年12月1,15086428669.9
2020年12月1,18287730569.4
2021年12月1,24092231869.6
2022年12月1,59599659958.2
2023年12月1,5471,14440369.4
2024年12月1,7021,25544769.4
2025年12月1,9591,38757267.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
332億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,034億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
21億円
在庫として抱えている分
負債合計
572億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率29社中3位あたり、逆に低いのはROE29社中17位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.1%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.0%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.0%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
-0.5%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,343で、1年前と比べて+21.3%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥1,343+0.2%1ヶ月+7.9%1年+21.3%時価総額1,023億円
過去52週の値幅
安値¥1,112高値¥1,625

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.3倍
PER (会社予想)11.1倍
PBR0.72倍
配当利回り3.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+0.8%と小幅。25日線(1233円)を+0.8%上回るが、75日線(1309円)を-5.0%下回る。52週高値1625円から-23.4%、安値1090円から+14.1%。週足ではもみ合い、出来高は平均的で方向感欠如。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが9.3倍と業界平均10.2倍を下回り割安。PBRは0.68倍で1倍を下回り解散価値以下。配当利回りは3.47%と業界平均2.33%を上回り高い。ROEは8.1%で業界平均と比較して標準的。配当性向38.1%は安定しており、増配余地もある。業績は減収傾向だが、収益性は改善してきており、バリュエーションは割安水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.3倍10.3倍
PER (予想)11.1倍
PBR0.72倍1.08倍
ROE8.1%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

静岡ガスの投資論点は、ガス自由化と電力小売全面自由化の進展により、地域独占の利益が徐々に侵食されるかどうか。強気派は、地域密着の安定顧客基盤とガス・電力のセット販売による顧客囲い込み、さらに低PBR・高配当利回りがディフェンシブ銘柄としての魅力を高めていると主張。弱気派は、人口減少に伴うガス需要の減少、再生可能エネルギーへのシフトによるガス需要の構造的低下、そして競合他社との料金競争の激化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定収益と高配当

    PER9倍台、配当利回り3.5%超で、ディフェンシブ銘柄として魅力的。

  • 地域独占インフラ

    静岡県内のガス導管網は事実上独占、顧客の流出リスクが低い。

  • 多角化の進展

    電力販売や情報処理サービスなど非ガス事業が成長し、リスク分散に寄与。

  • 営業利益改善トレンドFY2025通年影響

    営業利益FY2024の103億→FY2025予想141億(+37%)、利益率上昇。

  • 配当利回り3.47%の安定配当継続影響

    自己資本比率高く、増配余地あり。

  • ガス料金の値上げ効果継続影響

    原料費調整制度でコスト転嫁進み、収益安定化。

  • PBR0.68倍の割安感継続影響

    解散価値割れ、株主還元強化でPBR1倍超期待。

マイナスに働く材料7
  • ガス需要減少リスク

    人口減少と省エネ機器普及で都市ガス需要は長期的に減少傾向。

  • 自由化競争の激化

    電力・ガス自由化で新規参入が相次ぎ、料金引き下げ競争が利益を圧迫。

  • 脱炭素の逆風

    再生可能エネルギー普及やカーボンニュートラル政策で天然ガス需要が構造的に低下する可能性。

  • 売上高減少トレンドFY2025通年影響

    売上高FY2023の2140億→FY2025予想2012億、減少傾向続く。

  • 原料価格変動リスク不定影響

    LNG価格上昇で調達コスト増、利益圧迫。

  • 規制緩和による競合激化不定影響

    電力・ガス自由化で新規参入、シェア低下懸念。

  • 人口減少による需要減長期影響

    静岡県内人口減少でガス需要減少傾向。

次の決算で確かめる点
ガス販売数量
地域需要の実勢を測る基本指標。減少傾向なら収益の縮小リスク。
電力顧客獲得数
多角化の進捗を示す。新規顧客獲得が収益成長の鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+7.5%いまの株価に対する利回りは3.35%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
3.35%
いまの株価に対して
配当性向
38.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1313.9
2017年12月147.721.6
2018年12月157.135.6
2019年12月166.722.1
2020年12月176.334.2
2021年12月185.958.3
2022年12月195.633.9
2023年12月2531.615.4
2024年12月4060.071.3
2025年12月437.538.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ10,784人。区分でいちばん多いのは事業法人52.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.6%を占め、残る34.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人36.546.351.153.252.652.0
個人・その他13.816.816.819.019.821.5
金融機関33.026.522.819.115.813.6
外国法人16.110.09.17.910.412.0
自己株式2.82.72.72.61.21.1
証券会社0.50.50.20.81.50.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01鈴与商事株式会社17.92
02鈴与建設株式会社13.92
03東京瓦斯株式会社6.56
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.42
05株式会社静岡銀行3.52
06中部電力株式会社1.97
07株式会社TOKAIホールディングス1.80
08株式会社清水銀行1.57
09静岡ガス従業員持株会1.43
10株式会社プレミアムウォーターホールディングス1.40

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+139%、1株純資産は14期で+146%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月567088.210.517.0
2013年12月537757.111.820.3
2014年12月398115.019.227.0
2015年12月10488512.27.511.9
2016年12月919579.99.113.9
2017年12月681,0236.814.221.6
2018年12月451,0254.419.135.6
2019年12月751,0867.112.722.1
2020年12月501,1084.620.634.2
2021年12月561,1654.917.758.3
2022年12月811,2526.713.733.9
2023年12月1901,44714.15.415.4
2024年12月1171,5697.89.171.3
2025年12月1331,7428.19.038.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額220百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岸田裕之代表取締役 取締役会長6742,000
松本尚武代表取締役 社長執行役員5529,000
杉山武靖取締役 常務執行役員 コーポレートサービス 本部長5911,000
中西勝則取締役73
平野肇取締役70
丸野孝一取締役70
平川理恵取締役58
小杉充伸常勤 監査役6444,000
谷津良明監査役62
小林英文監査役68
柴垣貴弘監査役61

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)493332014837
社外取締役856567
監査役1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,145字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社、連結子会社33社、持分法適用関連会社7社、持分法非適用関連会社1社)が営んでいる主な事業内容と、各関係会社等の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 〔ガス〕 当社は、ガスの供給、販売及びLNG(液化天然ガス)の販売を行っております。 清水エル・エヌ・ジー㈱(連結子会社)は、当社からLNG及びLPGを仕入れてガスの製造を行い、当社に販売しております。 なお、当社と清水エル・エヌ・ジー㈱との取引の概要は次のとおりであります。 ① 当社は、都市ガスの原料となるLNGを輸入し、清水エル・エヌ・ジー㈱に譲渡しております。 ② 清水エル・エヌ・ジー㈱は、当社から仕入れたLNGを主原料として製品ガス(都市ガス)を製造し、全量を当社に販売しております。 吉田ガス㈱(連結子会社)は、ガスの供給、販売を行っております。 中遠ガス㈱、袋井ガス㈱、島田ガス㈱、御殿場ガス㈱の連結子会社4社は、当社からガスの卸供給を受けて、ガスの供給、販売を行っております。 信州ガス㈱、下田ガス㈱、佐渡ガス㈱の連結子会社3社は、ガスの製造、供給、販売を行っております。 南遠州パイプライン㈱(持分法非適用関連会社)は、当社からガスの卸供給を受けて、ガスの供給、販売を行っております。 静浜パイプライン㈱(持分法適用関連会社)は、当社から委託を受けて、ガスの輸送を行っております。 SHIZUOKA GAS TRADING PTE. LTD.(連結子会社)は、当社のLNGトレーディングにおけるフロントオフィス業務を担い、マーケット調査を行っております。 SHIZUOKA GAS AMERICA CO.(連結子会社)は、アメリカでのエネルギー事業の開拓を進めております。 SHIZUOKA GAS INDIA PTE. LTD.(連結子会社)は、インドでのエネルギー事業の開拓を進めております。 SHIZUOKA GAS ASIA PTE. LTD.(連結子会社)は、東南アジアでのエネルギー事業の開拓を進めております。 〔LPG・その他エネルギー〕 静岡ガス&パワー㈱(連結子会社)は、電力の販売を行っております。なお、同社は、当社からガスの仕入れをしており、当社に電力を販売しております。 静岡ガスエネルギー㈱(連結子会社)は、LPGの販売及びこれに付随する機器販売並びに配管工事を行っております。なお、同社は、当社及び吉田ガス㈱、下田ガス㈱、信州ガス㈱、佐渡ガス㈱、島田ガス㈱にLPGを卸販売しております。 当社及び吉田ガス㈱、下田ガス㈱、信州ガス㈱、佐渡ガス㈱、島田ガス㈱は、附帯事業として、LPGの販売(一部簡易ガス事業を含む)を行っております。 当社は、オンサイト・エネルギーサービス事業(注)を行っております。 (注) 従来お客さまが自ら設置していたエネルギー設備(コージェネレーションシステム・空調熱源等)をお客さまに代わって当社がお客さま事業所内に設置し、その設備を運転して発生した電気・熱エネルギーをお客さまに販売する事業。 My son-Hoan Loc Viet Solar Energy Joint Stock Company(持分法適用会社)は、ベトナムにおいて太陽光発電事業を行っております。 〔その他〕 当社及び吉田ガス㈱、中遠ガス㈱、袋井ガス㈱、島田ガス㈱、御殿場ガス㈱、信州ガス㈱、下田ガス㈱、佐渡ガス㈱は、ガス配管工事の施工及びガス機器の販売を行っております。 静岡ガス・エンジニアリング㈱(連結子会社)は、ガス設備の保全、ガス工事及び空調工事等を行っております。なお、同社は、主に清水エル・エヌ・ジー㈱のガス設備の保全のほか、当社が発注するガス工事等を行っております。 静岡ガスリビング㈱(連結子会社)は、ガス・火災警報器の販売及びリフォーム事業等を行っております。なお、同社は、当社に住設機器等を販売しております。 グッドリビング㈱(連結子会社)は、注文住宅及び建売住宅の設計・施工・販売等を行っております。 静岡ガスアスライフデザイン㈱は、SR(ショールーム)の運営事業等を行っております。 エネリア静岡㈱、エネリア東部㈱の連結子会社2社は、ガス機器の販売及びリフォーム事業等を行っております。なお、当社は、同社にガス配管工事及び保安業務の委託等を行っております。 静岡ガスクレジット㈱(連結子会社)は、リース業務等を行っております。なお、同社は、当社に車両、OA機器等をリースしております。 静岡ガス保険サービス㈱(連結子会社)は、保険代理業を行っております。 静岡ガスヘルスケア㈱(連結子会社)は、介護関連事業を行っております。 静岡ガス・システムソリューション㈱(連結子会社)は、当社の情報処理及びシステム開発をしております。 静岡ガスヒューマンリソース㈱(連結子会社)は、人材派遣関連事業、清掃業、警備事業を行っております。 静岡ガスサービス㈱(連結子会社)は、主に静岡ガスエネルギー㈱のLPGの配送のほか、当社のLNGの輸送等を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,177字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループを取り巻く環境は、人口減少や少子高齢化、カーボンニュートラルの推進、デジタル化の進展などが大きな潮流となる中、電力・ガス市場の自由化による競争激化、災害の激甚化、地政学的リスクの高まりなど、日々大きく変化しております。 このような変化の激しい事業環境において、当社グループは、「グループ2030年ビジョン」に掲げた地域共創の実現を目指し、基盤事業である「都市ガス・LPG事業」に加え、成長事業である「電力・再エネ事業」、「くらしサービス・エンジニアリングサービス事業」、「海外事業」を軸に、以下の取組みを進めてまいります。 ①基盤事業の継続的成長 基盤事業である都市ガス・LPG事業では、引き続き「安全・安心」を最優先に掲げ、保安の確保と安定供給に努めるとともに、天然ガスの普及拡大や顧客基盤の拡大、さらにはデジタル技術を活用した事業の効率化を進めていきます。また、製造・供給設備への継続的な投資によりレジリエンスを強化するとともに、天然ガスシフトやコージェネレーションシステムの普及拡大、省エネの推進、カーボン・オフセット都市ガスの販売などを通じて、お客さまとともにカーボンニュートラル化を推進していきます。LNG調達については、調達ポートフォリオの最適化により、都市ガスの需要変動リスクや地政学的リスク、LNG価格高騰リスクなどの不確実性に柔軟に対応してまいります。 ②成長事業の拡大 成長事業については、積極的な投資や他社とのアライアンスにより、事業領域のさらなる拡大を図っていきます。電力・再エネ事業では、デマンドレスポンスや省エネ診断などお客さまのニーズに確実にお応えしながら、顧客基盤を拡大していきます。また、太陽光発電やバイオマスを中心とした再生可能エネルギー電源の開発に取組むとともに、富士発電所の増設や系統用蓄電池の導入などにより、電力の供給力・調整力の増強を推進してまいります。 くらしサービス事業では、成長の柱であるハウジング分野を中心に、M&Aなどを活用して事業領域を拡大していきます。また、エンジニアリングサービス事業では、引き続き、コージェネレーションやIoTを活用したエネルギーサービスを拡大することで、省エネ、省CO2を推進するとともに、太陽光発電設備のメンテナンスなどにも積極的に取り組み、事業基盤の一層の強化を図ってまいります。 さらに2026年からは、当社グループのシナジーを最大限発揮させるべく、くらしサービス事業、エンジニアリングサービス事業を中心としたグループの再編により、成長事業をさらに加速させるとともにガバナンスの強化も実現してまいります。 海外事業では、これまで事業を展開してきた東南アジア・インドに加えて、当期は米国にてシェールガス開発事業の権益を取得し、天然ガスの上流事業に参入しました。今後は、120万トンの国内LNG需要を活かし、グローバルでの天然ガスバリューチェーンの最適化を目指すとともに、これまで培った技術力や知見を活用し、エネルギーサービスや再生可能エネルギーなど地域特性に応じた事業展開を進めていきます。また、カーボン・クレジットの創出にも取り組み、海外においてもカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。 ③経営基盤の強化 各事業の持続的な成長に向け、より高度なガバナンス体制やリスク管理体制を確立するとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務の高度化・効率化、さらには人材育成や多様化の推進など、経営基盤の強化を進めていきます。グループの成長を支える「人」については、人材育成プログラムの高度化やリスキリング教育の強化などにより、社員の自律的な成長を後押ししていきます。また、キャリア採用やジョブローテーションにより多様性を持つボトムアップ型組織を構築し、基盤事業を担う人材や、成長事業を牽引しグループ価値の向上を担う人材の育成と採用に注力してまいります。 また、資本コストと株価を意識した経営を推進し、事業の成長と資本の効率運用を両立させることでROIC(投下資本利益率)の水準を高め、グループ全体の収益力強化を図っていくとともに、非財務情報の開示や市場との対話の充実、適切な株主還元の実施など、資本市場における当社グループの企業価値を高める取組みを進めていきます。さらに、人的資本を含めて成長に向けた積極的な投資を実行することで、利益計画を確実に達成し、早期にROE(株主資本利益率)を8%以上に引き上げることを目指してまいります。 当社グループは、企業理念「エネルギーを中心としたグループ総合力で、豊かで持続可能な未来を追い求めます」のもと、社員全員が新たな事業領域、成長分野に前向きに挑戦する意思と情熱を示す新ブランドスローガン「湧く想い、沸かせる未来。」を策定いたしました。 激変する時代の中、新ブランドスローガンに込めた想いのもと、グループ一丸となって地域課題の解決に取組むとともに、地域貢献活動への積極的な参加を通じて、地域社会の持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
事業等のリスク4,468字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) ガバナンス・コンプライアンス体制 当社グループでは、法令遵守および適切な業務執行を確保するため、ガバナンスおよびコンプライアンス体制の整備・運用を進めております。しかしながら、法令等への対応不備、不適切な行為、企業倫理や社会的規範に反する行為等が生じた場合には、対応に要する費用の発生や当社グループのブランド価値の毀損等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、リスク管理委員会およびコンプライアンス委員会による監督体制の強化、内部統制システムの適切な運用、コンプライアンス教育の徹底、内部通報制度を含むレポートラインの強化等を通じ、ガバナンスおよびコンプライアンス体制の実効性向上に努めております。 (2) 海外事業の展開 当社グループでは、成長戦略の一環として海外事業の展開を進めておりますが、進出先の国における政策変更、法規制の強化、経済・社会情勢の悪化、テロ・内戦等の政治・治安リスク等により、事業の遅延・中断や採算性の低下が生じる可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、特定の国や案件への過度な依存を避けるため、複数地域・案件への分散的な事業推進を図るとともに、各国の制度・規制の変化を的確に把握するために、現地法人の設立等による情報収集体制の強化や、現地法人のガバナンス強化などの取り組みを行っております。 (3) 投資未回収、企業買収 当社グループでは、成長戦略の一環として国内外での投資や企業買収(M&A)を推進しておりますが、国内外の経済情勢の変動、市場環境の変化、事業計画との乖離、PMI(統合プロセス)の遅延等により、投資回収が計画通り進まない、または当初想定した投資効果が得られず、減損損失が発生する可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、投資委員会による投資案件の精査を通じた妥当性の確認を行うとともに、取締役会等における審議を経て、投資判断の適正性を確保しております。さらに、投資実行後についても、モニタリングおよび事後検証の強化により、リスクの早期把握と迅速な対応を図っています。 (4) 自然災害 当社グループでは、大規模地震・台風・津波等の自然災害により、ガス製造・供給設備や発電設備、さらにはお客さま設備が広範囲で被災し、ガス製造・供給や発電が停止する可能性があります。これにより、当社グループの事業に重大な影響を及ぼすほか、多額の復旧費用が発生するリスクがあります。 こうしたリスクへの対応として、ガス製造・供給設備および発電設備の耐震化・強靭化の推進、事業継続計画(BCP)の整備および訓練、非常事態体制の整備等により、災害発生時の事業継続性の確保と早期復旧に向けた取り組みを進めております。 (5) 原料調達における不測の事態 当社グループでは、LNG を全量海外から調達していることから、輸入先国の政治・経済情勢の変動、出荷基地の故障、輸送中の天候悪化や事故等により、原料調達が滞り、ガス供給やガス販売に影響が生じる可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、調達先の多様化、柔軟な配船計画やトレーディングの活用、契約条件の適正化、需給や市況の継続的なモニタリング等により、安定的な原料調達の確保に努めております。 (6) ガス・電気の製造、供給支障 当社グループでは、都市ガスの製造および供給、発電を行っていますが、都市ガスの製造・供給に伴う大規模な漏洩・爆発事故や供給支障が発生した場合、発電に支障が発生した場合には、対応に伴う費用等の発生により当社グループの経営成績に影響を及ぼすほか、社会的責任の発生等の損害が生じる可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、重要設備の冗長化やバックアップ体制の整備、設備の維持管理および事故防止の徹底、非常災害対策の強化と訓練の実施等に取り組んでおります。 (7) 人材の確保 企業を取り巻く事業環境の変化、少子高齢化の進行、労働市場の流動化、価値観・働き方の多様化などにより、当社グループが事業運営および成長戦略の実行に必要な人材を十分に確保・育成・定着できない可能性があります。必要な人材の獲得が難航した場合、事業推進力の低下や生産性の低下等を通じて、当社グループの企業価値に影響を及ぼすおそれがあります。 こうしたリスクへの対応として、採用活動の強化、研修・教育制度の充実、従業員の働きやすい職場環境整備、エンゲージメント向上施策、ハラスメント防止体制の強化等に取り組んでおります。 (8) 情報システムの障害 当社グループでは、ガスの製造・供給や発電、お客さま受付、料金業務等に関わる基幹的な IT システムを運用しておりますが、システムの停止・誤作動、サイバー攻撃等のトラブルが発生した場合には、当社グループの事業運営や業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、重要データの保護および復旧力の強化、システムの強靭化などを通じて、障害発生時においても業務を継続できる体制の整備を進めるとともに、各種セキュリティ対策やインシデント対応訓練等によるサイバーセキュリティ対策の強化に取り組んでおります。 (9) 原料価格の変動 当社グループでは、LNG 調達に関して、契約更改時の条件変更や価格体系の改定により原料調達コストが変動する可能性があります。また、原料費調整制度におけるスライドタイムラグにより、当社グループの期間損益に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、交渉力の強化や調達ポートフォリオの最適化を進めるとともに、必要に応じて価格リスク・為替リスクに対するヘッジ等に取り組んでおります。 (10) 異常気象 当社グループの基盤事業である都市ガスの需要は、気温動向に大きく影響を受けやすい特性があります。そのため、猛暑や暖冬などの異常気象が発生した場合には、ガス需要が大きく変動し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、比較的気温変動の影響を受けにくい大口顧客の開拓による需要の安定化や、非ガス事業の拡大による収益基盤の多様化を進めております。 (11) 気候変動、カーボンニュートラル対応 当社グループでは、カーボンニュートラル移行の進展に伴い、新たな環境規制や制度の導入、または既存制度の強化が行われた場合、追加的な対応コストが発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、制度変更に関する継続的な情報収集と政策動向の早期把握に加え、カーボンオフセット都市ガスや J-クレジットの供給、再生可能エネルギー電源の開発、非化石価値取引の活用等を通じ、カーボンニュートラル需要への対応を強化しております。 (12) 金利情勢の変動 当社グループでは、有利子負債の調達金利が変動した場合、金利上昇によって財務負担が増加する可能性があります。また、年金資産の運用状況が想定どおりに推移しない場合には、追加の積立負担が発生し、当社グループの財務状況に影響を及ぼすリスクがあります。 こうしたリスクへの対応として、固定金利での資金調達を活用することによる金利上昇時の財務負担の抑制、退職金制度の一部確定拠出化や年金運営委員会による適切な資産運用の実施などを通じ、金利変動の影響を軽減する取り組みを行っております。 (13) 競合激化 当社グループを取り巻く事業環境においては、同業他社の動きに加え、異業種からの新規参入や市場縮小などにより競争が激化しており、その結果としてお客さま件数が減少する可能性があります。また、料金競争やサービス多様化の進展により、従来以上に顧客維持が困難となり、収益に影響を及ぼすリスクがあります。 こうしたリスクへの対応として、安心・安全・安定供給を基盤とし、環境性やレジリエンス性向上への取組み、QOL(Quality of Life)向上に資する新たな料金メニューやくらしサービスの提供、リアル接点とデジタル接点の双方を活用したお客さま・地域社会と信頼関係強化等を進めています。 (14) 法令・制度やエネルギー政策の変更 当社グループの事業は、ガス事業法、電気事業法をはじめとする各種法令・制度や、国のエネルギー政策の影響を強く受けます。そのため、これらの法令や制度、政策が改正・変更された場合には、事業運営や収益に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、制度改正動向の継続的な把握と情報収集を行うとともに、業界団体等を通じて、制度設計や政策議論への意見反映に取り組んでおります。 (15) 商品・サービス等の品質に関するトラブル 当社グループが取り扱う商品・サービス等に関する品質にトラブルが発生した場合、対応に要する費用の支出や社会的信用の低下等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、定期保安巡回の確実な実施によりガス機器の安全利用や事故防止に努め、お客さまサービス拠点「エネリア」を中心とした訪問活動を通じて、お客さまの課題や不具合兆候の早期把握に取り組んでいます。また、製品・材料採用時の品質確認の徹底など、品質管理の強化にも努めております。 (16) 個人情報漏洩 当社グループでは、事業上、多くのお客さま情報を取り扱っております。お客さま情報が外部に漏えいした場合には、漏えい調査や補償等の対応費用の発生に加え、社会的信用やブランドイメージの毀損につながり、事業運営や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、個人情報保護に関する規程および情報管理に関する規程の整備、従業員への情報管理教育の徹底、サイバー攻撃対策の強化、インシデント対応訓練等の継続的な実施等を通じ、情報漏えい防止に努めております。 (17) 感染症の流行 当社グループでは、感染症が流行した場合、従業員の感染に伴う出勤停止等により、都市ガスを含む当社グループ事業の継続が困難となる可能性があります。 こうしたリスクへの対応として、新型インフルエンザ等対策業務計画およびBCP(事業継続計画)に基づく対応体制を整備し、事業の継続確保に取り組んでおります。また、感染予防対策の徹底やリモートワークの活用等により、感染拡大の防止にも努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,121字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度(以下、当期という。)における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当期におけるわが国の経済は、非製造業を中心とした企業収益の改善や賃金上昇による個人消費の底堅さなどを背景に、実質GDP成長率が潜在成長率を上回る水準となるなど、緩やかに景気回復が進む一方、米国の通商政策による外需の停滞に加え、物価上昇圧力の継続や慢性的な人手不足など景気回復を下押しする要素は依然として残り、先行き不透明な状況が続きました。 エネルギー業界におきましても、カーボンニュートラル実現に向けた取組みが加速する中、業種や地域の垣根を越えた競争が過熱するとともに、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢の激化など地政学的リスクの影響により、安定供給の重要性が一層高まるなど、当社グループを取り巻く環境は引き続き不安定に推移しました。 このような状況のもと、当社グループは、地域の皆さまとともに様々な課題を解決することで、持続可能なくらしやすい地域をつくる「地域共創」の実現を目指し、基盤事業であるガス事業に加えて、電力・再生可能エネルギー、くらし・エンジニアリングサービス、海外などの成長分野に積極的に取り組んでまいりました。 当期における当社グループの連結売上高は、当期に設立したSHIZUOKA GAS AMERICA CO.の事業開始に加え、グッドリビング株式会社の連結子会社化、ガス販売量の増加などにより増収となった一方で、原料費調整制度によるガス販売単価の下方調整や電力需給調整市場での収益減などにより、前連結会計年度(以下「前期」という)に比べ0.5%減の201,207百万円となりました。 連結営業利益は、長期契約でのLNG調達に努めたことで、価格が高止まりしていたスポット市場でのLNG調達を抑制できたことや原料価格の変動がガス販売単価に反映されるタイムラグの影響などにより前期に比べ36.6%増の14,072百万円となりました。 連結営業外損益は、匿名組合投資利益の減少や為替差損の計上などにより、前期に比べ2,084百万円の減益要因となりました。 この結果、連結経常利益は前期に比べ12.9%増の14,769百万円となりました。 連結特別損益は、投資有価証券売却益を計上した一方で、投資有価証券評価損等の計上により、前期に比べ821百万円の減益要因となりました。 以上により、税金等調整前当期純利益は14,261百万円となり、これから法人税等や非支配株主に帰属する当期純利益を差し引き、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に比べ14.5%増の10,048百万円となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 ① ガス お客さま数(取付メーター数)は、新築市場及び既存市場において新規のお客さまの獲得に努めたことなどから当期中に277戸増加し、期末現在で361,987戸となりました。 ガス販売量は、前期に比べ0.8%増の1,595百万㎥となりました。用途別では、家庭用は、気温が低めに推移し給湯需要が増加したことなどにより、前期に比べ1.5%増の85百万㎥となりました。業務用(商業用・公用及び医療用)は、空調需要増加の影響などにより、前期に比べ0.4%増の77百万㎥となりました。工業用は、お客さま設備の稼働が堅調に推移したことなどから、前期に比べ4.9%増の858百万㎥となりました。卸供給は、前期に比べ4.8%減の575百万㎥となりました。 当期   前期   増減   増減率(%) お客さま数   戸   361,987   361,710   277   0.1 ガス販売量   家庭用   百万㎥   85   84   1   1.5 業務用   〃   77   77   0   0.4 工業用   〃   858   818   40   4.9 卸供給   〃   575   604   △29   △4.8 合計   〃   1,595   1,582   12   0.8 (注) 「お客さま数」は、期末取付メーター数を記載しております。 売上高は、原料費調整制度によるガス販売単価の下方調整などにより、前期に比べ2.0%減の157,689百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は前期に比べ52.6%増の14,880百万円となりました。 ② LPG・その他エネルギー LPG事業においては、不二高圧株式会社の連結子会社化による増収、電力事業においては、販売量は増加した一方で、需給調整市場での収益が減少したことなどにより、売上高は前期に比べ2.1%減の31,187百万円となり、セグメント利益(営業利益)は同32.3%減の2,459百万円となりました。 ③ その他 設備工事、受注工事及びガス機器販売などのその他の事業は、グッドリビング株式会社の連結子会社化による増収や設備工事の売上が増加したことなどにより、売上高は前期に比べ25.7%増の23,248百万円となり、セグメント利益(営業利益)は同2.1%増の855百万円となりました。 (注) 1 上記セグメント別の業績数値には、セグメント間の内部取引を含んでおります。 2 本報告書でのガス量は、すべて1㎥当たり45MJ(メガジュール)換算で表示しております。 (2) 生産、受注及び販売の実績 当社グループにおいては、当社及び連結子会社が営むガスセグメントが、生産、受注及び販売活動の中心となっております。 このため、以下はガスセグメントについて記載しております。 ① 生産実績 ガスの生産実績は次のとおりであります。 区分   当連結会計年度 (2025年1~12月) 生産量(百万㎥)   前期比(%) ガス   1,602   100.8 (注) ガス量は1㎥当たり45MJ換算し、表示単位未満を四捨五入しております。 ② 受注実績 ガスについては、その性質上、受注生産は行っておりません。 ③ 販売実績 ガスは、導管を通じて直接お客さまに販売しております。また、他のガス事業者に卸供給をしております。 区分   当連結会計年度 (2025年1~12月) 数量(百万㎥)   前期比(%)   金額(百万円)   前期比(%) ガス販売実績   家庭用   85   101.5   19,675   100.0 業務用その他   1,509   100.7   131,185   96.9 計   1,595   100.8   150,861   97.3 お客さま数   361,987戸   100.1 (注) 1 「お客さま数」は、期末取付メーター数を記載しております。 2 販売量は1㎥当たり45MJ換算し、表示単位未満を四捨五入しております。 3 上記数値は、セグメント間の内部取引を含んでおります。 4 主要な販売先として、㈱INPEX及びサーラエナジー㈱へ卸供給をしております。㈱INPEXへの前連結会計年度における販売実績は234百万㎥、総販売実績に対する割合は14.8%であり、当連結会計年度における販売実績は203百万㎥、総販売実績に対する割合は12.8%であります。サーラエナジー㈱への前連結会計年度における販売実績は202百万㎥、総販売実績に対する割合は12.8%であり、当連結会計年度における販売実績は201百万㎥、総販売実績に対する割合は12.7%であります。 なお、当社グループのガスセグメントにおいては、上記のほか、LNGの販売やシェールガス開発事業を行っております。 (3) 財政状態 当期末における総資産は、現金及び預金、原材料及び貯蔵品等が減少した一方で、米国シェールガス開発事業の権益取得に伴い鉱業権を計上したことや株式市況の影響などによる投資有価証券の増加等により、前期末に比べ25,670百万円増の195,873百万円となりました。 負債は、原材料代決済のタイミングによる買掛金、未払金及び未払法人税等の増加により、前期末に比べ12,487百万円増の57,170百万円となりました。 純資産は、当期の利益計上による利益剰余金の増加等により、前期末に比べ13,183百万円増の138,703百万円となりました。 この結果、当期の自己資本比率は67.0%となりました。 (4) キャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、34,560百万円の収入(前期は10,977百万円の収入)となりました。これは、減価償却前利益が23,738百万円となり、買掛金の増加や棚卸資産が減少したことなどによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、32,977百万円の支出(前期は8,675百万円の支出)となりました。これは、米国シェールガス開発事業の権益取得、再生可能エネルギーへの設備投資や都市ガスの安定供給のためのガス導管建設工事等によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、5,464百万円の支出(前期は1,855百万円の支出)となりました。これは、配当金の支払いや借入金の返済などによるものであります。 以上の結果、当期末における現金及び現金同等物は、前期末と比べ3,167百万円減少し、当期末残高は32,655百万円となりました。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標は以下のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度 自己資本比率   (%)   69.4   67.0 時価ベースの自己資本比率   (%)   47.3   46.2 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   (年)   1.7   0.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ   (倍)   74.2   217.3 (注) 1 各指標はいずれも連結ベースの財務数値を用いて、以下の計算式により算出しております。 自己資本比率   :自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率   :株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   :有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ   :キャッシュ・フロー/利払い 2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3 キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、長期借入金(1年以内に期限到来のものを含む)、社債、短期借入金を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (5) 当社グループの資本の財源及び流動性について 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、設備投資資金については、自己資金を充当し、不足分を社債の発行や金融機関からの長期借入による調達を基本としております。 また、短期運転資金は、主に自己資金、短期借入金、コマーシャル・ペーパー等で賄っていく方針であります。 なお、当社グループ内でキャッシュ・マネジメント・システムを採用しており、余剰資金の活用等により、当社グループ全体の有利子負債の削減を図っております。 その結果、当連結会計年度末の有利子負債残高は17,983百万円となりました。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、過年度実績や経営計画、入手可能で合理的な情報に基づく仮定等から会計上の見積りを行っておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果は異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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