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北陸電力

Hokuriku Electric Power Company9505 · Prime · 電気・ガス業

北陸三県と岐阜県一部に電気を供給する地域独占の電力会社。発電から送配電、小売まで一貫。

概要

北陸電力は、1951年に電気事業再編成令に基づき設立された電力会社で、富山・石川・福井の北陸三県と岐阜県一部を供給区域とする。2026年3月期の連結売上高は7,866億円、経常利益875億円、従業員6,895人。発電・送配電・小売を一貫し、グループ全体で58社の関係会社を持つ。石炭火力、水力、原子力、再生可能エネルギーと多様な電源を有し、能登半島地震の影響で七尾大田火力発電所2号機が長期停止するなど課題にも直面する。

発電・販売と送配電を柱とする事業構成

北陸電力グループは、発電・販売事業、送配電事業、その他事業(設備保守・建設工事、資機材製造販売、情報通信、不動産管理等)の3セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高(内部消去前)は、発電・販売事業が7,219億円(全体の65%)、送配電事業が2,217億円(20%)、その他事業が1,272億円(11%)である。発電・販売事業は自社発電所およびグループ会社・関連会社からの調達電力を北陸エリアの需要家に販売する。送配電事業は子会社の北陸電力送配電が一般送配電事業者として系統運用と設備保守を担う。その他事業には、日本海コンクリート工業によるコンクリート製品製造、北陸通信ネットワークによる情報通信サービス、北電産業による不動産管理など多岐にわたる事業が含まれる。

燃料価格と原子力稼働に左右される収益構造

北陸電力の収益は燃料価格や原子力発電所の稼働状況に大きく影響を受ける。2023年3月期には燃料価格高騰により連結純損失884億円を計上したが、2024年3月期には568億円の黒字に転じ、2025年3月期651億円、2026年3月期545億円と回復基調にある。ただし、2026年3月期の売上高は前期比8.9%減の7,866億円、経常利益も6.9%減の875億円となった。財務基盤強化のため、2025年10月に中期経営計画の財務目標を見直し、連結自己資本比率を2027年度末に25%以上(従来20%以上)、連結経常利益を単年550億円以上・累計1,800億円以上と設定した。志賀原子力発電所2号機の再稼働が収益改善の鍵とされる。

北陸を地盤に海外も視野に入れるグループ展開

北陸電力グループは、供給区域である北陸三県(富山・石川・福井)および岐阜県一部を基盤としながら、海外事業にも進出している。2024年10月には米国子会社Hokuriku International Investment,Inc.を設立した。また、関係会社には台湾のFormosa Seagull Power Investment Co., Ltd.やオランダのF3 Holding company B.V.などが含まれる。グループは34社の子会社と24社の関連会社から成り、発電では日本海発電、送配電では北陸電力送配電、情報通信では北陸通信ネットワーク、資機材製造では日本海コンクリート工業など、事業分野ごとに専門会社を配置する。2021年には株式会社江守情報マネジメントとその子会社6社を買収し、IT関連事業を強化した。

業界の中での役割は地域独占の電力事業者(発電・送配電・小売)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7,866億円
営業利益
875億円
営業利益率
11.1%
純利益
545億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
発電・販売 事業6,563億円83.4%664億円10.1%
その他(注)1719億円9.1%39億円5.4%
送配電 事業583億円7.4%196億円33.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電力小売(家庭・業務用)主力

北陸三県(富山、石川、福井)および岐阜県一部の需要家に電力を供給。自社発電所およびグループ会社・関連会社からの調達電力を、自社送配電網を通じて販売。

主な製品・サービス1
電気(電力供給サービス)
家庭用・業務用の電力供給。料金メニューは従量電灯、高圧電力など。

02送配電主力

子会社の北陸電力送配電が一般送配電事業者として、北陸エリアの送電網・配電網を運用・維持。発電事業者から電力を受け取り、需要家に届ける。

主な製品・サービス1
送配電サービス
高圧送電線と低圧配電線による電力輸送。系統運用、設備保守も担当。

03発電(卸供給)準主力

グループ内の発電会社(日本海発電など)や関連会社が発電した電力を、主に北陸電力へ卸供給。火力・水力・再生可能エネルギー等多様な電源を有する。

主要顧客北陸電力

主な製品・サービス3
火力発電
石炭・天然ガスなどを燃料とする火力発電。北陸電力向けに電力を供給。
水力発電
黒部川などの水力発電所で発電。安定したベースロード電源。
再生可能エネルギー発電
太陽光、風力、バイオマスなど。グループ会社が運営。

04設備保守・建設工事副次

グループ会社が発電・送配電設備の保守・運営・管理、建設工事の受託・請負を実施。電力設備に関するメンテナンスサービスを提供。

主な製品・サービス2
電力設備保守サービス
発電所、変電所、送配電設備の点検・補修・運転管理。
建設工事
電力設備の新設・増設工事、土木工事。

05情報・通信事業副次

グループ企業が専用通信回線、データ伝送回線、ソフトウェア開発、データセンター、有線テレビ放送サービス等を提供。電力の技術・インフラを活用。

主な製品・サービス3
通信回線サービス
法人向け専用線・データ伝送サービス。
データセンター事業
サーバー保管・運用サービス。
有線テレビ放送
ケーブルテレビサービス。

06資機材製造・販売その他

グループ企業がコンクリート製品、電力量計、開閉器、変圧器等の電力関連資機材を製造・販売。主に電力設備向け。

主な製品・サービス3
コンクリート製品
電柱用などのコンクリート製品。
電力量計
需要家の電力使用量を計測するメーター。
開閉器・変圧器
配電用開閉器、変圧器などの電気機器。

07エネルギー・不動産・その他その他

エネルギーソリューション、事業投資、不動産管理、環境調査、土木建築の調査設計、家庭向け営業、シェアードサービス、農産物生産など多岐にわたる事業をグループ企業が展開。

主な製品・サービス2
エネルギーソリューション
法人向け省エネ・創エネ提案。
不動産賃貸
オフィスビル等の賃貸管理。

製品と技術

水力・火力・原子力・再エネを組み合わせた電源構成

北陸電力の発電設備は、水力、火力(石炭・天然ガス・重油)、原子力、再生可能エネルギーから構成される。2026年3月期の自社発電電力量は合計25,178百万kWhで、うち水力が6,113百万kWh(24.3%)、火力が19,061百万kWh(75.7%)、再生可能エネルギーが5百万kWhとごくわずか。原子力発電は志賀原子力発電所(2号機)を保有するが、当期は発電実績ゼロである。主要な火力発電所として富山新港火力発電所(LNG)、七尾大田火力発電所(石炭)があり、後者は能登半島地震の影響で2号機が停止中。水力は黒部川水系に多くの発電所を持ち、安定したベースロード電源として機能する。

一般送配電事業者としての送配電ネットワーク

北陸電力の送配電部門は、2019年に設立された子会社北陸電力送配電株式会社が担う。同社は一般送配電事業者として、北陸エリアの送電網(高圧)と配電網(低圧)を運用・維持する。発電事業者から電力を受け取り、需要家に届ける役割を果たすほか、系統の安定運用や設備の保守点検も担当する。2020年4月に北陸電力から一般送配電事業を会社分割で承継し、法的分離が完了した。送配電事業の2026年3月期売上高は2,217億円で、営業利益(経常利益ベース)196億円を計上する。

情報通信事業:専用回線・データセンター・ケーブルテレビ

北陸電力グループは、電力技術やインフラを活かした情報通信事業を展開する。中核子会社の北陸通信ネットワークは、法人向け専用通信回線やデータ伝送回線、データセンターサービス(サーバー保管・運用)を提供。また、ケーブルテレビ事業では関連会社の株式会社ケーブルテレビ富山が有線テレビ放送サービスを行う。2021年には株式会社江守情報マネジメントとその傘下のIT企業6社(株式会社江守情報、日本ケミカルデータベース等)を買収し、ソフトウェア開発やシステムインテグレーションの能力を強化。グループのIT関連売上はその他事業の一部として計上され、2026年3月期のその他事業セグメント経常利益39億円に貢献する。

電力インフラを支える資機材製造と保守サービス

北陸電力グループは、電力設備の建設・保守に必要な資機材をグループ内で製造・販売する。日本海コンクリート工業は電柱などのコンクリート製品を供給。関連会社の北陸計器工業は電力量計、北陸電機製造は開閉器や変圧器を製造する。設備保守・建設工事は、北陸プラントサービス、日本海建興、北電テクノサービスなどが担当し、発電所・変電所・送配電設備の点検・補修・運転管理、新設工事を受託する。これらの事業は発電・送配電の安定運転を下支えするとともに、グループ外からの受注も行う。2026年3月期時点で、資機材製造・販売と設備保守・建設工事はその他事業セグメントに含まれ、グループ全体の収益多様化に寄与する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

大手電力の一角、調整局面に

北陸電力は、電気・ガス業界において、同業のアイ・グリッド・ソリューションズなどと比べ規模は大きく、地域独占的な電力供給を担う。売上高は2024年3月期の8082億円から2025年3月期には8583億円と増加したが、2026年3月期は7866億円と減少見込み。営業利益率は11%台を維持するが、燃料費や需要変動の影響を受ける。地域密着型の安定供給が強みだが、再生可能エネルギーへの転換や競争環境の変化が課題となる。

強み

  • 地域独占事業で、売上高8千億円規模の安定した需要を確保。
  • 営業利益率は11%前後と高く、財務健全性を維持。
  • 発電・送電設備を保有し、電力の安定供給を実現。
  • 寒冷地の暖房需要など、特色ある需要を活用できる。

課題

  • 2026年3月期は減収見込み。需要の低下や競争激化が影響。
  • 再生可能エネルギーへの投資が遅れ、環境規制対応が課題。
  • 料金規制や送電網の開放で、収益変動のリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字が北陸電力

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19504中国電力3,955億円5.4倍
28174日本瓦斯3,424億円22.2倍
33048ビックカメラ3,294億円15.3倍
46622ダイヘン3,038億円20.6倍
58133伊藤忠エネクス2,730億円16.4倍
69505北陸電力2,210億円4.0倍
73167TOKAIホールディングス1,862億円16.2倍
83076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
94784GMOインターネット1,483億円24.2倍
109533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
116617東光高岳1,087億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

電気事業再編成令に基づき発送配電一貫で創業

1950年11月24日に公布された電気事業再編成令に従い、北陸配電株式会社および日本発送電株式会社から現物出資と資産譲渡を受け、1951年5月に資本金3億7,000万円で北陸電力株式会社が設立された。供給区域は富山県、石川県、福井県(一部除く)、岐阜県の一部と定められた。設立当初から発電・送電・配電を一貫して行う体制をとり、1952年12月には東京証券取引所市場第一部に上場、翌1953年2月には大阪証券取引所にも上場した(のちに統合)。

グループ企業の設立と多様化の進展(1953~1980年)

創業後、北陸電力は関連事業を子会社化することでグループを拡大した。1953年2月に日本海コンクリート工業株式会社を設立(コンクリート製品製造)。1968年11月には富山共同火力発電株式会社、1970年4月には北陸発電工事株式会社(現・北陸プラントサービス)、1973年10月には福井共同火力発電株式会社を設立した。1974年6月には北電産業株式会社を設立し、エネルギー関連事業や不動産管理を開始。1980年12月には古河アルミニウム工業から福井共同火力発電の全株式を譲り受け、完全子会社化した。これにより発電部門のグループ内統制を強めた。

情報通信とサービス事業への進出(1982~1993年)

1980年代から1990年代にかけて、北陸電力は電力以外の分野にも積極的に進出した。1982年4月には北陸設備サービス株式会社(現・北電テクノサービス)と日本海発電株式会社を設立。1987年には北電情報システムサービス株式会社と北電営業サービス株式会社(現・株式会社北陸電力リビングサービス)を設立し、情報処理や家庭向け営業業務を開始した。1992年1月には日本海環境サービス株式会社を設立。1993年5月には北陸通信ネットワーク株式会社を設立し、専用通信回線サービスやデータセンター事業に参入した。同年には株式会社アステル北陸を設立するが、2001年に事業を北陸通信ネットワークに譲渡し解散した。

合併による再編と発送電分離への対応(2001~2020年)

2000年代以降、グループ内の再編が進んだ。2001年4月に北電産業と北陸アーバンを合併。同年7月には北電技術コンサルタントを新設分割により設立。2004年4月には富山共同火力発電と福井共同火力発電を吸収合併し、発電部門を一心に集約した。2006年12月には北陸通信ネットワークを完全子会社化。2009年8月には株式会社パワー・アンド・IT、北陸エルネス、北陸電力ビズ・エナジーソリューションを相次いで設立した。2019年4月には送配電部門を分離する子会社北陸電力送配電株式会社を設立。2020年4月の法改正に対応し、一般送配電事業を同社に承継した。

能登半島地震と新たな事業領域の拡大(2020~2024年)

2020年以降、北陸電力は事業領域の拡大と震災対応に直面した。2020年6月に日本海建興株式会社を子会社化し設備保守・建設工事を強化。北陸電力ビジネス・インベストメント合同会社を設立し、投資機能を集約。2021年3月には株式会社フレデリッシュを設立し新規事業を探索。同年12月には株式会社江守情報マネジメントとその子会社6社を買収し、ITサービス体制を拡充した。2024年1月の能登半島地震により七尾大田火力発電所2号機が長期停止。2024年10月には米国子会社Hokuriku International Investment,Inc.を設立し、海外事業への布石を打った。

年表36件を開く

1950年代

  • 1951年5月創業1950年11月24日公布された電気事業再編成令に基づき、北陸配電株式会社及び日本発送電株式会社から現物出資及び資産の譲渡を受け資本金3億7,000万円をもって富山県、石川県、福井県(一部を除く)及び岐阜県の一部を供給区域とする発送配電一貫経営の新会社として設立
  • 1952年12月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 1953年2月上場大阪証券取引所市場第一部に上場(2013年7月東京証券取引所と統合)
  • 1953年2月日本海コンクリート工業株式会社を設立(現・連結子会社)

1960年代

  • 1968年11月創業富山共同火力発電株式会社を設立

1970年代

  • 1970年4月商号変更北陸発電工事株式会社を設立(2020年4月に北陸プラントサービス株式会社に商号変更、現・連結子会社)
  • 1973年10月創業福井共同火力発電株式会社を設立
  • 1974年6月北電産業株式会社を設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1980年12月古河アルミニウム工業株式会社所有の福井共同火力発電株式会社の株式譲受(当社100%出資会社へ)
  • 1982年4月商号変更北陸設備サービス株式会社を設立(1993年4月に北電テクノサービス株式会社に商号変更、現・連結子会社)
  • 1982年4月日本海発電株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1986年11月住友アルミニウム精錬株式会社所有の富山共同火力発電株式会社の株式譲受(当社100%出資会社へ)
  • 1987年4月北電情報システムサービス株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1987年7月商号変更北電営業サービス株式会社を設立(2000年7月に北電アクト株式会社に商号変更、2003年7月に株式会社北陸電力リビングサービスに商号変更、現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年7月商号変更北電アルフ株式会社を設立(2000年7月に北電パートナーサービス株式会社に商号変更、現・連結子会社)
  • 1991年12月創業北陸アーバン株式会社を設立
  • 1992年1月日本海環境サービス株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1993年5月北陸通信ネットワーク株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1995年4月創業株式会社アステル北陸を設立

2000年代

  • 2001年4月M&A北電産業株式会社と北陸アーバン株式会社を合併(存続会社:北電産業株式会社)
  • 2001年7月北電産業株式会社からの新設分割により北電技術コンサルタント株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2001年12月株式会社アステル北陸について、営業の全部を北陸通信ネットワーク株式会社に譲渡するとともに、同社を解散(2002年3月清算結了)
  • 2004年4月M&A富山共同火力発電株式会社及び福井共同火力発電株式会社を吸収合併
  • 2006年12月M&A株式譲受け等により、北陸通信ネットワーク株式会社を完全子会社化
  • 2009年8月M&A株式会社パワー・アンド・ITを設立(現・連結子会社)株式譲受けにより、北陸エルネス株式会社を子会社化(現・連結子会社)北陸電力ビズ・エナジーソリューション株式会社を設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2019年4月北陸電力送配電株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2019年7月M&A北電産業株式会社と北陸電気商事株式会社を合併(存続会社:北電産業株式会社)

2020年代

  • 2020年3月北陸電力ウィズスマイル株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2020年4月一般送配電事業を会社分割の方法によって北陸電力送配電株式会社に承継
  • 2020年6月M&A支配力基準により、日本海建興株式会社を子会社化(現・連結子会社)
  • 2020年6月北陸電力ビジネス・インベストメント合同会社を設立(現・連結子会社)
  • 2021年3月株式会社フレデリッシュを設立(現・連結子会社)
  • 2021年4月北電産業株式会社が、北電産業小松ビル合同会社を設立(現・連結子会社)
  • 2021年12月M&A株式会社江守情報マネジメントの株式譲受により、株式会社江守情報マネジメント及びその子会社6社(株式会社江守情報コーポレーション、株式会社江守情報、日本ケミカルデータベース株式会社、株式会社イー・アイ・エル、株式会社アイティーエス、株式会社ブレイン)を子会社化(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2024年10月Hokuriku International Investment,Inc.を設立(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結経常利益単年:550億円以上、累計:1,800億円以上
  • 連結自己資本比率2027年度末まで25%以上
  • 連結自己資本利益率(ROE)8%以上
  • 再生可能エネルギー開発量2030年代早期まで+100万kW以上(+30億kWh/年以上)
  • 非化石電源比率2030年度まで50%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    安定供給確保と収支改善・財務基盤強化

    電力の安定供給を最優先に、収支改善と財務基盤強化を図る。中東情勢や七尾大田火力発電所2号機の停止長期化など喫緊の課題に対し、需給・収支対策本部を立ち上げ、燃料安定調達やキャッシュフロー対策を機動的に行う。また、震災で得た知見を実践的に磨き上げ、全国と共有するとともに、地域復興支援を継続する。

  2. 02

    地域と一体となった脱炭素化の推進

    長期的視点に立った安定供給と脱炭素化の両立を目指し、基本戦略を策定する。富山新港火力発電所LNG2号機建設や再生可能エネルギー電源開発を着実に進めるとともに、火力電源の低炭素化戦略を確立し、志賀原子力発電所2号機の早期再稼働に向けた対応を進める。

  3. 03

    持続的成長に向けた新事業領域の拡大

    グループ各社の連携によるビジネスチャンス拡大やIT戦略本部を中心としたグループ横断的なDX推進により、グループ経営を強化し、事業領域の拡大を図る。2026年度を「グループ経営元年」と位置づけ、グループ最適を目指した取り組みを進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,895人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は826万円で、9期前と比べて+30.2%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は20.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月8,346
2018年3月8,433
2019年3月63442.120.68,498
2020年3月63242.220.58,562
2021年3月70243.021.98,326
2022年3月71943.121.98,593
2023年3月72643.222.18,565
2024年3月72843.021.98,541
2025年3月80241.420.38,1621,237
2026年3月82641.420.16,8951,269

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社30(国内 25 / 海外 5、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    北陸電力送配電(株) (注1)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本海発電(株)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北陸電力ビズ・エナジーソリューション(株)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北陸プラントサービス(株)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本海建興(株) (注2)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権48.0%
  • 国内
    北電テクノサービス(株) (注3)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本海コンクリート工業(株)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    北陸通信ネットワーク(株)
    石川県 金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北電情報システムサービス(株)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本ケミカルデータベース(株) (注6)
    東京都 文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北陸エルネス(株)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 国内
    北陸電力ビジネス・インベストメント(同)
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社18社を開く
  • 北電産業(株)富山県 富山市100%
  • 北電産業小松ビル(同) (注7)石川県 小松市100%
  • 日本海環境サービス(株)富山県 富山市100%
  • 北電技術コンサルタント(株)富山県 富山市100%
  • 北電パートナーサービス(株)富山県 富山市100%
  • 北陸電力ウィズスマイル(株)富山県 富山市100%
  • Hokuriku International Investment,Inc.米国100%
  • 黒部川電力(株)東京都 千代田区50%
  • 富山共同自家発電(株)富山県 富山市50%
  • 北陸電気工事(株) (注8)富山県 富山市50%
  • 北陸計器工業(株)石川県 野々市市40%
  • 北陸電機製造(株)富山県 滑川市20%
  • 金沢エナジー(株)石川県 金沢市48%
  • 福井都市ガス(株)福井県 福井市34%
  • F3 Holding Company B.V.オランダ49%
  • F3 O&M Company Ltdアラブ首長国連邦34%
  • National Carbon Technologies-California, LLC米国30%
  • Formosa Seagull Power Investment Co., Ltd.台湾25%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    福井河川国道事務所管内(敦賀市以北)で使用する電気
    国土交通省 · 2020-04-01
    1.1億円
  • 調達
    令和3年度富山河川国道事務所外24箇所で使用する電気契約
    国土交通省 · 2021-06-03
    9,180万円
  • 調達
    金沢広坂合同庁舎ほか14庁舎で使用する電力の供給
    国税庁 · 2025-02-14
    8,810万円
  • 調達
    金沢河川国道事務所外15箇所で使用する電気契約
    国土交通省 · 2019-04-12
    6,134万円
  • 調達
    金沢広坂合同庁舎ほか12庁舎で使用する電力の供給
    国税庁 · 2018-11-22
    5,451万円
  • 調達
    金沢広坂合同庁舎ほか12庁舎で使用する電力の供給
    国税庁 · 2021-03-26
    4,818万円
  • 調達
    令和2年度北陸地方整備局管内(富山県)道路施設で使用する電気契約
    国土交通省 · 2020-12-10
    3,683万円
  • 調達
    令和3年度福井刑務所ほか4施設の電力供給契約(共同調達)
    法務省 · 2021-02-17
    3,490万円
  • 調達
    金沢港五郎島埠頭ほか2箇所で使用する電気の調達(高圧)
    海上保安庁 · 2025-04-28
    3,031万円
  • 調達
    金沢港五郎島埠頭ほか2箇所で使用する電気の調達(高圧)
    海上保安庁 · 2026-04-01
    2,598万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は7,866億円営業利益875億円前期と比べると減収減益で、売上が-8.4%、利益が-13.4%。

売上高
-8.4%
7,866億円
営業利益
-13.4%
875億円
純利益
-16.3%
545億円
営業利益率
11.1%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,600億円7,866億円
営業利益400億円875億円
純利益250億円545億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,990億円、営業利益は266億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2,053−300−14.6−376
2023年4Q2,374−126
2024年2Q4,0793318.1208
2024年3Q1,8581558.391
2024年4Q2,145−35
2025年2Q4,20362314.8442
2025年4Q4,3803878.8209
2026年2Q4,03266516.5481
2026年4Q3,8342105.564
2027年1Q1,99026613.4222

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,925億円から7,866億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4,925171
2014年3月5,0969925
2015年3月5,32822390
2016年3月5,446280129
2017年3月5,42620−6
2018年3月5,96327−5
北電産業株式会社と北陸電気商事株式会社を合併(存続会社:北電産業株式会社)
2019年3月6,2296725
支配力基準により、日本海建興株式会社を子会社化(現・連結子会社)
2020年3月6,280232134
株式会社江守情報マネジメントの株式譲受により、株式会社江守情報マネジメント及びその子会社6社(株式会社江守情報コーポレーション、株式会社江守情報、日本ケミカルデータベース株式会社、株式会社イー・アイ・エル、株式会社アイティーエス、株式会社ブレイン)を子会社化(現・連結子会社)
2021年3月6,39412468
2022年3月6,138−176−68
2023年3月8,176−937−884
Hokuriku International Investment,Inc.を設立(現・連結子会社)
2024年3月8,0821,079568
2025年3月8,5831,01091411.8651
2026年3月7,86687585011.1545

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高7,866億円のうち、営業利益として残るのは875億円11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は545億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金88.9%6,991億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%875億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+4.1pt
11.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.8pt
6.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.4pt
13.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,175億円、投資CFが−486億円で、差し引きのフリーCFは689億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は930億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月865−617−122481,163
2014年3月816−6004672161,847
2015年3月1,131−1,040−194911,744
2016年3月698−850340−1521,931
2017年3月635−1,043213−4081,737
2018年3月823−913354−902,002
2019年3月540−1,013−99−4731,429
2020年3月1,015−751−632641,630
2021年3月566−849−33−2831,323
2022年3月310−1,110528−8001,050
2023年3月−970−8882,458−1,8581,649
2024年3月2,233−695−9371,5382,250
2025年3月1,523−2,341−489−818944
2026年3月1,175−486−579689930

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4,513億円で、自己資本比率は24.4%(業種中央値39.4%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.403,3101.0623.7
2014年3月1.443,2481.1222.6
2015年3月1.483,4421.1422.7
2016年3月1.513,3401.1821.5
2017年3月1.523,2761.1920.8
2018年3月1.593,2761.2619.8
2019年3月1.573,2701.2519.9
2020年3月1.593,3651.2620.2
2021年3月1.603,5571.2421.2
2022年3月1.663,4331.3219.6
2023年3月1.812,5231.5512.9
2024年3月1.863,2751.5316.6
2025年3月1.864,0081.4620.5
2026年3月1.844,5131.3924.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,855億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,511億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
344億円
在庫として抱えている分
負債合計
1.4兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率16 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率29社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率29社中26位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.1%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.1%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.4%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.3%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,050.5で、1年前と比べて+16.5%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥1,050.5-1.8%1ヶ月+12.7%1年+16.5%時価総額2,210億円
過去52週の値幅
安値¥782.2高値¥1,142

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.0倍
PER (会社予想)8.8倍
PBR0.47倍
配当利回り2.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は933円で、25日移動平均線930.76円を上回っており、短期的な上昇トレンドにあります。直近7月29日に990.8円の高値をつけた後、8月5日には915.8円まで調整しましたが、その後は反発基調です。52週高値1142円に対して約18%下の水準にあり、上値余地はあるものの、高値圏からの戻り待ちの状況です。出来高は7月下旬に増加しており、8月に入っても900千株前後で推移しており、売買が活発です。1ヶ月で5.64%上昇し、年初来でも13.26%上昇しており、堅調な値動きが続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER3.58倍は業界平均10.18倍を大幅に下回り、PBR0.41倍も平均1.04倍より低い。ROE13.1%は平均を上回り、収益性は高い。配当利回り2.68%は平均2.58%を若干上回り、配当性向13.9%は低く、今後の増配余地がある。電気事業として安定性があり、直近の業績も堅調。極めて割安な水準にあり、ただし将来の燃料価格変動リスクに留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.0倍10.3倍
PER (予想)8.8倍
PBR0.47倍1.08倍
ROE13.1%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

電力自由化による競争激化と再生可能エネルギーへのシフトが投資論点。強気派は水力の安定性と地域シェア、再生可能エネルギー拡大への期待。弱気派は旧一般電気事業者としての規制リスクや、再編の動きの中での競争力低下を懸念。2025年度は減収減益予想で、中期的な収益性が争点。

プラスに働く材料7
  • 水力で安定

    水力発電が基盤で、燃料費変動の影響が小さい

  • 地域シェア

    北陸3県で高いシェアを持ち、顧客基盤が強固

  • 再エネ拡大

    再生可能エネルギーへの投資で成長期待

  • PBR0.41倍と解散価値大きく下回る継続影響

    時価総額1,962億円、PBR0.41倍。純資産対比で大きな割安感。

  • 2025年3月期営業利益1,010億円通年影響

    2025年3月期営業利益1,010億円、売上高8,583億円。高水準の収益力。

  • 配当利回り2.68%と株主還元継続影響

    配当利回り2.68%。株価933円、安定配当で下支え。

  • 外国人持分17.02%と選好強い継続影響

    外国人持分17.02%。電力株の中でも高い海外保有比率。

マイナスに働く材料7
  • 自由化で競争

    新電力の参入でシェア低下の可能性

  • 収益力低下

    2025年度は減収減益予想で、火力のコスト増も

  • 規制リスク

    原子力や環境規制の影響を受けやすい

  • 2026年3月期は減益予想通年影響

    営業利益875億円・純利益545億円で前期から減少。収益悪化が予想。

  • 来期予想PER7.8倍と実績比悪化決算発表後影響

    実績PER3.58倍に対し予想PER7.8倍。市場が今後の減益を折り込み。

  • 売上高7,866億円と減収予想2026年下期影響

    売上高は前期8,583億円から7,866億円へ減収。需要減が収益を圧迫。

  • 株価1年で13%上昇も戻り一服不定影響

    株価933円、前年比+13.26%。減益予想が重しで短期的な上値は限定的。

次の決算で確かめる点
販売電力量
需要動向を示す主要指標
再生可能エネルギー比率
再エネ戦略の進捗を測る
電力販売単価
価格競争の影響を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは2.38%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
2.38%
いまの株価に対して
配当性向
13.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月35
2020年3月10−71.420.3
2021年3月100.0
2022年3月100.0
2024年3月8−25.03.3
2025年3月20166.79.6
2026年3月2525.013.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ55,368人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.4%を占め、残る61.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.946.146.448.045.543.3
金融機関33.332.730.828.928.427.0
外国法人11.17.89.89.213.017.0
政府・自治体6.46.46.46.46.46.4
事業法人5.25.75.75.25.25.0
証券会社1.01.30.92.41.41.3
自己株式0.70.80.80.80.70.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)11.91
02富山県5.36
03北陸電力従業員持株会3.79
04株式会社北陸銀行3.66
05QR2号ファンド投資事業有限責任組合 無限責任組合員株式会社QRインベストメント2.90
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.33
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.79
08日本生命保険相互会社1.69
09株式会社富山第一銀行1.30
10みずほ信託銀行株式会社(退職給付信託 北陸銀行口)1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+55377%、1株純資産は14期で+36%。直近期のROEは13.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月01,5850.02466.0
2014年3月121,5550.8111.1643.5
2015年3月431,6082.737.0156.8
2016年3月621,5523.925.8119.7
2017年3月−31,515−0.2
2018年3月−21,509−0.2
2019年3月121,5010.871.9
2020年3月641,5424.211.820.3
2021年3月331,6222.123.1
2022年3月−321,556−2.0
2023年3月−4241,119−31.7
2024年3月2721,47521.03.03.3
2025年3月3121,82318.92.79.6
2026年3月2612,15013.14.113.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額296百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
金井豊代表取締役会長7185,555
松田光司代表取締役社長 社長執行役員6368,900
平田亙代表取締役副社長 副社長執行役員6430,450
小田満広取締役 常務執行役員 地域共生本部長 原子力本部副本部長6319,650
安宅建樹取締役7613,700
庵栄伸取締役703,700
山下裕子取締役643,700
八木誠一郎取締役66
広瀬恵一常勤監査役6214,300
村杉真哉常勤監査役6013,200
秋庭悦子監査役7815,500
林正博監査役6911,900
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
中村明子監査役66
林政義取締役 常務執行役員 イノベーション推進本部長6218,200
光地富子常勤監査役61273

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5173262122144
社外取締役947475
監査役2282814

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

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何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び関係会社58社(子会社34社、関連会社24社)で構成されている。 当社はその中心として、主に北陸三県[富山県、石川県、福井県(一部を除く)]と岐阜県の一部に電気を供給することを主たる事業としている。 当社の関係会社には、発電事業を行い主に当社へ供給している会社をはじめ、北陸域内における一般送配電事業を営んでいる会社、主に電力の供給に必要な設備の建設・補修や資機材の製造を行っている会社、当社が保有する技術等を活用して情報・通信事業を営んでいる会社、更に、当社の事業運営に付随するサービス業務等に携わっている会社がある。 (発電・販売事業) 当社 子会社 :日本海発電(株)、北陸電力ビズ・エナジーソリューション(株)、(株)加賀ふるさとでんき 関連会社:黒部川電力(株)、富山共同自家発電(株)、舟橋蓄電所(同)(注1)、(株)なんとエナジー、 氷見ふるさとエネルギー(株)、入善マリンウィンド(同)、仙台港バイオマスパワー(同)、 越前吉野瀬川水力(同)、(同)黒滝沢小水力発電所(注2) (送配電事業) 子会社 :北陸電力送配電(株) (その他) ○ 設備保守及び建設工事 (発電・送電・配電・業務設備等の保守・運営・管理、電力設備等の保守及び建設工事の受託・請負) 子会社 :北陸プラントサービス(株)、日本海建興(株)、北電テクノサービス(株)、中山建設(株)、 大井工業(株)(注3)、(株)フェイスワン(注4)、セブンプライド(株) 関連会社:北陸電気工事(株)(注5) ○ 資機材等の製造・販売 (コンクリート製品・電力量計・開閉器・変圧器等電力関連資機材) 子会社 :日本海コンクリート工業(株) 関連会社:北陸計器工業(株)、北陸電機製造(株)、協和アスコン(株)(注3)、北陸エナジス(株) ○ 情報・通信事業 (専用通信回線サービス、データ伝送回線サービス、ソフトウェアの開発、データセンター事業、 有線テレビ放送サービス) 子会社 :北陸通信ネットワーク(株)、(株)パワー・アンド・IT、北電情報システムサービス(株)、 (株)江守情報マネジメント、(株)江守情報コーポレーション、(株)江守情報、 日本ケミカルデータベース(株)、(株)イー・アイ・エル、(株)アイティーエス、 (株)ブレイン 関連会社:(株)ケーブルテレビ富山 ○ エネルギー、事業投資、不動産管理、海外電気事業等 (エネルギー、事業投資、不動産管理、エネルギーソリューション、環境調査、土木・建築工事の調査・設計、 家庭向け営業業務、シェアードサービス、オフィスサポート業務、農産物の生産など) 子会社 :北陸エルネス(株)、北陸電力ビジネス・インベストメント(同)、北電産業(株)、 北電産業小松ビル(同)、日本海環境サービス(株)、北電技術コンサルタント(株)、 (株)北陸電力リビングサービス、北電パートナーサービス(株)、北陸電力ウィズスマイル(株)、(株)フレデリッシュ、Hokuriku International Investment,Inc.、(株)ジェスコ 関連会社:金沢エナジー(株)、福井都市ガス(株)、F3 Holding company B.V.、F3 O&M Company Ltd、 National Carbon Technologies-California,LLC、 Formosa Seagull Power Investment Co., Ltd.、北配電業(株)、福電興業(株)、 Sun-eee Pte. Ltd. (注)1.2026年1月14日に舟橋蓄電所(同)に出資し、関係会社とした。 2.当社子会社の北陸電力ビジネス・インベストメント(同)が、2025年4月25日に(同)黒滝沢小水力発電所に出資し、関係会社とした。 3.当社子会社の日本海建興(株)が2025年8月29日に大井工業(株)の株式を取得し、子会社とするとともに協和アスコン(株)を関係会社とした。 4.当社子会社の日本海建興(株)が2025年4月1日に(株)フェイスワンを設立し、子会社とした。 5.北陸電気工事(株)は、2025年8月22日付で株式給付信託制度への自己株式35万株の信託完了により、信託された自己株式数に相当する議決権総数が増加し、当社が保有する議決権所有割合が過半数を下回ったため、同社を連結の範囲から除外し、持分法の適用範囲に含めた。これにより、北陸電気工事(株)の子会社である(株)日建、ホッコー商事(株)を連結の範囲から除外した。 当社及び各関係会社の業務を事業系統図で示すと、次のとおりである。 ○ 事業系統図
経営方針・対処すべき課題2,719字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、2023年度に、2027年度までの5年間の「北陸電力グループ新中期経営計画<2023~2027年度>」(以下、新中期経営計画)として、Ⅰ「安定供給確保と収支改善及び財務基盤強化」Ⅱ「地域と一体となった脱炭素化の推進」Ⅲ「持続的成長に向けた新事業領域の拡大」の経営の3本柱及び財務目標を公表し、新中期経営計画のもと、事業活動を行っている。 現在、中東情勢の緊迫化による地政学リスクの顕在化や、七尾大田火力発電所2号機の運転停止の長期化など、電力の安定供給や収支に大きな影響を与えうる経営環境に直面している。加えて、今後、データセンター等による将来的な電力需要の増加の想定等も踏まえ、10年・20年先を見据え、安定供給と脱炭素化の両立という社会的課題にも対応していく必要がある。 まず、喫緊の課題として、「中東情勢の緊迫化」「七尾大田火力発電所2号機の停止長期化」への対応があるが、これらに対しては、2026年3月に、全社横断の「2026需給・収支対策本部」を立上げ、確実な電力安定供給や燃料安定調達及び収支・キャッシュフローへの対応など、機動的に行っていく。 また、新中期経営計画の4年目として、計画達成に向け、経営の3本柱は堅持しつつ現在の状況を踏まえた、2026年度の強化ポイントを設定。 (柱Ⅰの強化ポイント)震災知見の実践的ブラッシュアップと全国との共有及び復興支援の継続 未曽有の災害で得た知見・経験の共有化に加え、今後は北陸全エリアにおいて、関係機関等との連携強化により実践的な災害対応力の強化を図る。また、地域に根差したエネルギー事業者として、地域の復興を『自分事』として捉えた支援を徹底的に継続していく。 (柱Ⅱの強化ポイント)長期的視点にたった安定供給と脱炭素化の両立のための基本戦略確立 富山新港火力発電所LNG2号機建設や再エネ電源開発を着実に進めつつ、大規模電源開発には長い期間を要することを念頭に、安定供給・脱炭素・競争力の観点から、将来の電源の基本戦略を策定する。 (柱Ⅲの強化ポイント)利益最大化に資する一体的な企業集団を目指したグループ経営の推進 グループ各社の連携によるビジネスチャンスの拡大及び本年7月設置のIT戦略本部を中心としたグループ横断的なDXを推進するなど、本年度を「グループ経営元年」と位置づけ、グループ最適を目指した取組みを強化し、事業領域の拡大を図っていく。 引き続き、従来の枠組みにとらわれないチャレンジングな取組みにより、新たな付加価値を創出し、持続的な成長を目指していく。 (1)北陸電力グループ新中期経営計画<2023~2027年度>及び2026年度アクションプラン ①北陸電力グループ新中期経営計画<2023~2027年度> (経営の3本柱) 柱Ⅰ:安定供給確保と収支改善及び財務基盤強化 柱Ⅱ:地域と一体となった脱炭素化の推進 柱Ⅲ:持続的成長に向けた新事業領域の拡大 ■経営基盤を支える取組みの強化 ※財務目標及び株主還元に関する方針については、2025年10月に以下のとおり見直しを行っている。 (財務目標) 見直し前 <2023~2027年度>   見直し後 <2025~2027年度> 連結経常利益   450億円以上   単年:550億円以上 累計:1,800億円以上 連結自己資本比率 <2027年度末>   20%以上   25%以上 連結自己資本利益率 (ROE)   8%以上   8%以上 (株主還元に関する方針) 見直し前 <2023~2027年度>   見直し後 <2025~2027年度> 毀損した財務基盤の回復を図りつつ、株主の期待にお応えする。   一定程度回復した自己資本比率を踏まえた 『株主還元』及び『財務基盤』の強化により、皆さまの期待にお応えし続ける。 (成長投資に関する方針) 成長投資については、北陸地域のカーボンニュートラルの推進や成長事業に向けた投資をタイムリーに実施する。(2023~2027年度で総額1,500億円程度) 投資判断に際しては、事業リスクを勘案しつつ、収益性を重視するために、ROIC等の手法を用いた事業評価により投資を厳選する。 ②2026年度アクションプラン (環境変化を踏まえた喫緊の課題) ・中東情勢の緊迫化への対応 [燃料の安定確保・収支対策] ・七尾大田火力発電所2号機の停止長期化への対応 [早期復旧・供給力確保・収支対策] (柱Ⅰの強化ポイント) 震災知見の実践的ブラッシュアップと全国との共有及び復興支援の継続 ・震災知見の実践的なブラッシュアップ及び全国との共有 ・被災設備の復旧対応 ・復興支援の継続 等 (柱Ⅱの強化ポイント) 長期的視点にたった安定供給と脱炭素化の両立のための基本戦略確立 ・再エネ電源開発の推進 ・火力電源の低炭素化へ向けた戦略の確立 ・志賀原子力発電所2号機の早期再稼働に向けた着実な対応 等 (柱Ⅲの強化ポイント) 利益最大化に資する一体的な企業集団を目指したグループ経営の推進 ・グループ一体となった事業拡大 ・グループの力を最大限発揮する基盤整備 等 (2)2050年の将来像及びカーボンニュートラル達成に向けたロードマップ 脱炭素社会の実現に向けた社会の動きの加速などを踏まえ、2050年に向けて当社グループが既存の電気事業の枠を超えて事業を展開していく将来像及びカーボンニュートラル達成に向けたロードマップを策定し、地域の課題解決及びカーボンニュートラルの実現に向けて取組みを進めている。 ①2050年の将来像 既存の電気事業の枠を超えて事業を展開し、地球温暖化問題への対応及び地域の持続可能な発展とスマート社会の実現という社会課題の解決に貢献していく。 ②カーボンニュートラル達成に向けたロードマップ 地球温暖化対策としての脱炭素社会の実現は大きな社会的課題であり、当社グループは、信頼され選択される責任あるエネルギー事業者として、「電源の脱炭素化」、「送配電網の次世代化」及び「お客さま・地域のゼロエミッション支援」を通じ、2050年カーボンニュートラルに挑戦する。 (主要目標) ・2030年代早期に再エネ開発量を+100万kW以上(+30億kWh/年以上)※1 ・2030年度時点での発電電力量に占める非化石電源比率を50%以上 ・2030年度時点でのCО2排出量を△50%以上※2 ※1:2018年度対比 ※2:2013年度対比、小売販売電力量ベース
事業等のリスク3,895字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの業績に影響を及ぼす可能性のある主なリスクについては、以下に記載のとおりである。 なお、記載した将来に関する事項については、有価証券報告書提出日現在において判断したものである。 (1) 原子力を取り巻く状況について ①志賀原子力発電所の状況 当社は、東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故を受け、早期に安全強化策を取りまとめ、実施してきた。引き続き、新規制基準も踏まえた安全性向上施策に関する工事を進めており、2号機については新規制基準への適合性確認審査を受けている。 安全性向上施策については、先行他社の審査状況を踏まえ得られた知見・評価を反映しながら2号機の工事を進めており、工事完了時期については、今後の審査や工事の進捗を踏まえて決定する。なお、1号機については引き続き検討を進めていく。 また、新規制基準への適合性確認審査の場では、これまで敷地内断層の審査が中心に行われてきたが、2023年3月、敷地内断層は活断層ではないとする当社の評価が認められた。現在、敷地周辺断層、地震動、津波などの審査が継続しており、引き続き、先行他社の審査状況及び令和6年能登半島地震等による新たな知見を踏まえて新規制基準等に的確に対応し、世界最高水準の安全性を目指していくとともに、安全対策や適合性確認審査の内容を地域の皆さまに適時的確にご説明し、ご理解いただけるよう最大限努力していく。 なお、新規制基準への適合性確認審査の進捗や原子力政策・規制の見直し等によって、原子力発電所の停止が長期化する場合や稼働率が低下する場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 ②原子力バックエンド事業 原子力バックエンド事業については、使用済燃料の再処理・放射性廃棄物の処分・原子力施設の廃止措置等に多額の資金と長期にわたる事業期間が必要であり、事業に必要な費用については、国の制度措置等に基づき費用計上・拠出している。 具体的には、使用済燃料の再処理及び放射性廃棄物の処分に係る費用については、法令に基づき事業を実施する各機構から通知される拠出金単価を基に、原子力発電所の運転に伴い発生する使用済燃料や特定放射性廃棄物の量に応じた金額を拠出している。 また、原子力施設の廃止措置に係る費用については、廃炉に要する資金の確保・管理・支弁を行う使用済燃料再処理・廃炉推進機構から通知される拠出金額を当機構に拠出している。 これらの制度措置等により事業者のリスクは低減されているものの、今後の制度の見直しや将来費用の見積額の変更等がある場合には、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (2) 電気事業に関わる制度の変更等について 電力システム改革については、小売全面自由化や送配電部門の法的分離が実施された。市場取引については、非化石価値取引市場、ベースロード市場、容量市場、需給調整市場等での取引が開始されている。 2025年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」では、今後、DXやGXなどの進展により電力需要が増加に転じることが見込まれる中、安定供給と脱炭素を両立する観点から、再生可能エネルギーは主力電源として最大限導入するとともに、原子力は再生可能エネルギーと並び最大限活用していく方針が示され、また、火力は安定供給等に重要な役割を担っている電源であり、火力全体で安定供給に必要な発電容量(kW)を維持・確保しつつ、非効率な石炭火力を中心に発電量(kWh)を減らしていくことが示されている。 2023年5月に成立した「GX推進法」では、将来的なカーボンプライシングの導入が示されており、2025年5月に成立した「改正GX推進法」において、CO2排出量が一定規模以上の事業者は、排出量取引制度への参加と、排出量と同量の排出枠の償却が義務付けられ、政府指針に基づき事業者毎に割り当てられた排出枠が排出量と比べて不足する場合には、排出枠を調達する必要がある。2026年度の制度開始当初は、燃種に応じた排出枠が無償で割り当てられるが、2033年度から排出枠が段階的に全量有償化される。 このような当社事業に関連する制度の変更や脱炭素社会の実現に向けた環境規制強化などにより、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 当社グループとしては「低廉で良質なエネルギーを安定的にお届けする」という社会的使命に変わりはなく、お客さまをはじめステークホルダーの皆さまの視点に立ち、安定供給や更なる経営効率化に不断の努力で取り組むとともに、2021年4月に策定・公表した2050年カーボンニュートラル達成に向けたロードマップに基づき、電源の脱炭素化及びお客さまや地域のゼロエミッション支援などに取り組んでいく。 (3) 経済状況や天候等による販売電力量等の変動について 販売電力量は、経済活動や天候(特に気温)の状況、電力市場における競争状況、企業の海外移転などによる産業空洞化、感染症の流行などによって変動することから、営業収益の増減により当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 また、年間の降雨降雪量の変動により水力発電所の発電量が増減し、火力燃料費等が変動することから、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (4) 燃料価格、卸電力市場価格の変動等について 火力燃料は、石炭、原・重油、LNGであり、需給状況や外国為替相場の動向により、火力燃料価格が急激に変動した場合や、政治情勢の変動や調達地域でのトラブル等により、燃料が円滑に調達できない場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 なお、燃料価格の変動については、価格変動を電気料金に反映させる「燃料費調整制度」によって一定の調整が図られるが、特定小売供給約款の適用を受ける契約には燃料費調整単価に上限が設けられている。 また、当社グループは、卸電力取引所を通じ、供給余力を活用した販売や不足時の調達を行っているが、需給状況や燃料価格の動向により、卸電力取引所の市場価格が変動した場合、販売収入や調達費用が増減し、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 なお、卸電力取引所の市場価格の変動については、高圧・特別高圧の契約を対象に価格変動を電気料金に反映させる市場価格調整単価を導入し、業績の変動幅を抑制している。 また、燃料・卸電力市場価格動向や自社の需給状況を評価し、燃料・電力デリバティブ取引の活用や販売ポートフォリオの最適化などにより、最大限、収支変動リスクの抑制を図っていく。 (5) 金利・物価等の動向について 当社グループの有利子負債残高は、当連結会計年度末で1兆978億円であり、市場金利や格付の低下等に伴う調達金利の上昇により、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 ただし、有利子負債の殆どは中長期的に利率が確定している社債や長期借入金で構成されていることから、金利上昇による業績への影響は限定的と考えられる。 また、企業年金資産等の一部は、株価・金利等の変動により時価が変動することから、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 資機材の調達において、物価・労務費等が変動した場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 なお、競争発注の拡大やまとめ発注など調達方法の工夫により、資機材調達価格の低減を図っていく。 (6) 自然災害・設備支障等について 当社グループは、電力供給設備を中心に、多くの設備を保有しており、その保守・保全には万全を期しているが、当社グループの設備及び当社グループが受電している他社の設備において地震・台風等の大規模な自然災害や設備支障等が発生した場合、修繕費用や代替電源の調達費用の増加等により、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 なお、自然災害については、令和6年能登半島地震を踏まえ、被災した設備の早期本格復旧に加え、災害対応力の更なる強化を図っていく。 また、設備支障等については、適正な設備点検補修を実施するとともに、AI・IoT技術等を活用し、トラブルの未然防止及び早期発見・早期復旧に繋がる対策の強化に努めている。 (7) 電気事業以外の事業について 当社グループは、これまでカーボンニュートラルに係る事業・サービスや海外事業などを展開している。また、2023年4月に公表した新中期経営計画においても「地域と一体となった脱炭素化の推進」「持続的成長に向けた新事業領域の拡大」を掲げており、電気事業の枠を超えた事業領域の開拓を進め、挑戦し続けていく。 これらの事業については、その将来性や収益性を十分勘案して取り組んでいるが、他業者との競合進展等の市場環境の変化や、国際情勢などにより、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (8) 企業倫理の遵守等について 企業倫理に反した行為やサイバー攻撃による被害が発生した場合、当社グループへの社会的信用の低下や対応に要する費用の増加等により、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 当社グループは、コンプライアンスの徹底を経営方針に掲げ、「行動規範」や「個人情報保護規程」の制定・遵守に加え、コンプライアンス研修を充実するなど、企業倫理を遵守した業務運営を定着させるための取組みに努めているとともに、サイバー攻撃の早期発見・早期復旧するための体制構築など、情報セキュリティ対策の強化に努めている。
経営成績の分析 (MD&A)6,308字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (財政状態) 資産合計は、前連結会計年度末に比べ177億円減の1兆8,420億円(前期末比 99.0%)となった。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ682億円減の1兆3,907億円(同 95.3%)となった。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ504億円増の4,513億円(同 112.6%)となった。 (経営成績) 当連結会計年度の経営成績は、売上高(営業収益)7,865億円(前期比 91.6%)、経常利益850億円(同 93.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は544億円(同 83.6%)となった。 (セグメントごとの経営成績[セグメント間の内部取引消去前]) 発電・販売事業は、売上高7,219億円(前期比 94.2%)、経常利益663億円(同 108.0%)となった。 送配電事業は、売上高2,217億円(同 100.2%)、経常利益196億円となった(同 89.5%)。 その他の事業は、売上高1,272億円(同 82.6%)、経常利益39億円(同 30.3%)となった。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、営業活動により1,174億円増加したが、投資活動により485億円、財務活動により579億円減少し、これに現金及び現金同等物に係る換算差額並びに連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額を加えた全体で前連結会計年度末に比べ13億円減少し、当連結会計年度末には929億円(前期末比 98.5%)となった。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループ(当社及び連結子会社)においては、電気を供給することを主たる事業としており、また、それ以外の事業は、広範囲かつ多種多様であり、生産、受注、販売といった画一的な区分による表示が困難である。 このため、発電及び販売の実績のみを記載している。 a. 発電実績 種別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 発 電 電 力 量   水力発電電力量(百万kWh)   6,113   106.7 火力発電電力量(百万kWh)   19,061   93.9 原子力発電電力量(百万kWh)   —   — 再生可能エネルギー発電電力量(百万kWh)   5   114.0 合計(百万kWh)   25,178   96.7 (注)1.当社の発電電力量を記載している。 2.四捨五入のため合計が一致しない場合がある。 b. 販売実績 (a)販売電力量 種別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前期比(%) 電灯(百万kWh)   7,399   98.2 電力(百万kWh)   17,377   104.0 電灯電力合計(百万kWh)   24,776   102.2 他社販売(百万kWh)   8,381   109.2 総販売電力量(百万kWh)   33,157   103.9 (注)1.送配電事業関連の販売を除く。 2.他社販売は期末時点で把握している実績を記載している。 3.四捨五入のため合計が一致しない場合がある。 (b)料金収入 種別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 電灯(百万円)   178,613   95.7 電力(百万円)   355,220   96.3 電灯電力合計(百万円)   533,833   96.1 他社販売(百万円)   123,711   88.3 (注)1.送配電事業関連の販売を除く。 2.他社販売は期末時点で把握している実績を記載している。 3.「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおり、「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」、「米国関税措置を受けた緊急対応パッケージ」及び「「強い経済」を実現する総合経済対策」に基づく施策である「電気・ガス料金支援」により、国が定める値引き単価による電気料金の値引きを行っている。 c. 資材の実績 石炭、重油、原油、木質バイオマス、LNGの受払実績 種別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 石炭 (t)   期首残高   384,263   89.8 受入   5,085,636   91.9 払出   5,143,503   92.2 期末残高   326,396   84.9 重油 (kl)   期首残高   142,861   62.2 受入   23,770   37.0 払出   35,780   23.7 期末残高   130,851   91.6 原油 (kl)   期首残高   6,073   99.7 受入   -   - 払出   6,073   28,919.0 期末残高   -   - 木質バイオマス (t)   期首残高   13,271   47,396.4 受入   449,447   293.0 払出   439,437   313.6 期末残高   23,281   175.4 LNG (t)   期首残高   62,309   94.5 受入   496,746   99.2 払出   497,176   98.6 期末残高   61,879   99.3 (注)1.払出には、販売分・棚卸差異分を含む。 2.四捨五入のため合計が一致しない場合がある。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成している。この連結財務諸表を作成するにあたり採用する重要な会計方針については「第5 経理の状況」に記載している。 当社グループは、連結財務諸表を作成するにあたり、繰延税金資産の回収可能性、令和6年能登半島地震に係る災害復旧費用引当金、退職給付に係る負債及び資産などに関して、過去の実績等を勘案し、合理的と考えられる見積り及び判断を行っているが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。このうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 売上高及び経常収益 売上高(営業収益)は、総販売電力の増加はあったものの、燃調収入や容量確保契約金額の減少などにより、前連結会計年度に比べ717億円減の7,865億円(前期比 91.6%)となり、これに営業外収益を加えた経常収益は622億円減の8,015億円(同 92.8%)となった。 b. 経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益 経常利益は、総販売電力の増加や水力発受電量の増加はあったものの、設備関連費等の増加や七尾大田火力発電所2号機の停止影響などにより、前連結会計年度に比べ63億円減の850億円(前期比 93.1%)となった。 また、これに特別利益、特別損失及び法人税等を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ106億円減の544億円(同 83.6%)となった。 特別利益については、近年の災害激甚化に伴い2021年4月に創設された「災害等復旧費用の相互扶助制度」に基づき、電力広域的運営推進機関から交付金決定通知を受けた、令和6年能登半島地震及び令和6年奥能登豪雨に伴う仮復旧費用に対する災害等扶助交付金22億円を計上している。 特別損失については、福井火力発電所三国1号機の廃止を決定したことに伴い、固定資産に係る減損損失等87億円を火力発電所廃止損失として計上している。 (セグメントごとの経営成績[セグメント間の内部取引消去前]) a. 発電・販売事業 発電・販売事業は、国内における発電・小売電気事業等を展開している。 当連結会計年度の総販売電力量については、前連結会計年度に比べ12億38百万キロワット時増の331億57百万キロワット時(前期比 103.9%)となった。 このうち、小売販売電力量については、電灯で冬季の気温が前年より高かったことにより暖房需要が減少した一方、電力で契約電力が増加したことなどから、247億76百万キロワット時(同 102.2%)となった。また、卸販売電力量については、卸電力取引所等への販売が増加したことから、83億81百万キロワット時(同 109.2%)となった。 供給力については、志賀原子力発電所1・2号機が引き続き運転できなかったことや、敦賀火力発電所2号機・七尾大田火力発電所2号機の計画外停止等があったものの、水力・火力発電所の補修時期の調整や、水力発電所の増発に加え、卸電力取引所等からの調達など、供給面での諸対策を講じた結果、期を通じて安定供給を維持することができた。 収支については、売上高は総販売電力の増加はあったものの、燃調収入や容量確保契約金額の減少などにより、前連結会計年度に比べ446億円減の7,219億円(同 94.2%)となった。 また、経常利益は、七尾大田火力発電所2号機の停止影響はあったものの、総販売電力の増加や水力発受電量の増加などにより、前連結会計年度に比べ49億円増の663億円(同 108.0%)となった。 b. 送配電事業 送配電事業は、北陸域内における一般送配電事業等を展開している。 売上高は、エリア需要電力量の減少はあるものの、再生可能エネルギー電源の買取に伴う卸電力取引所での販売の増加などにより、前連結会計年度に比べ3億円増の2,217億円(前期比 100.2%)となった。 また、経常利益は、修繕費の増加などにより、前連結会計年度に比べ23億円減の196億円(同 89.5%)となった。 c. その他 売上高は、請負工事の受注が減少したこと及び2025年8月に北陸電気工事(株)が連結子会社から持分法適用会社となったことなどにより、前連結会計年度に比べ268億円減の1,272億円(前期比 82.6%)となり、経常利益は、前連結会計年度に比べ89億円減の39億円(同 30.3%)となった。 (キャッシュ・フロー及び財政状態の分析) a. キャッシュ・フロー 営業活動による現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の収入は、前連結会計年度に比べ348億円減の1,174億円(前期比 77.1%)となった。これは、仕入債務の減少などによるものである。 投資活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ1,854億円減の485億円(同 20.8%)となった。これは、投融資による支出が減少したことなどによるものである。 財務活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ90億円増の579億円(同 118.5%)となった。これは、社債の償還による支出が増加したことなどによるものである。 上記に現金及び現金同等物に係る換算差額並びに連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額を加え、当連結会計年度末の資金は、前連結会計年度末に比べ13億円減の929億円(前期末比 98.5%)となった。 b. 資産 資産合計は、前連結会計年度末に比べ177億円減の1兆8,420億円(前期末比 99.0%)となった。これは、当社連結子会社の北陸電気工事(株)が持分法適用会社となったことなどによるものである。 c. 負債 負債合計は、前連結会計年度末に比べ682億円減の1兆3,907億円(前期末比 95.3%)となった。これは、有利子負債の減少などによるものである。 d. 純資産 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ504億円増の4,513億円(前期末比 112.6%)となった。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の利益剰余金への計上などによるものである。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) a. 資金需要 主として電気事業固定資産に係る設備投資及び修繕費、社債の償還及び借入金の返済、火力燃料の購入等に資金を充当している。 b. 資金の源泉 主として営業活動によるキャッシュ・フロー、社債の発行、金融機関からの借入等により、必要とする資金を調達している。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローに係る情報については、「(キャッシュ・フロー及び財政状態の分析)」に記載している。 (有利子負債) 有利子負債に係る情報については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」に記載している。 なお、当連結会計年度末現在、長期発行体格付は株式会社投資格付情報センター(R&I)にてA+となっている。 また、電気事業法の下、2024年度以前に当社により発行された社債については一般担保が付されており、償還請求において社債権者は無担保債権者よりも優先される。2025年度以降に発行された社債については無担保であるが、投資家保護を重視し、既に発行済の一般担保付社債と同様に社債管理者を設置している。 c. 流動性 当社グループは、営業活動により十分なキャッシュ・フローを得ていることに加え、国内普通社債発行登録及び短期社債発行枠の設定により、必要に応じて資本市場及び金融機関より資金調達することが可能である。 また、必要な現預金残高を確保しているとともに、原則として元利確定の銀行預金等で運用することを定めており、十分な流動性を確保している。 (目標とする経営指標の達成状況等) 当社グループは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、2025年10月から「連結経常利益 単年:550億円以上[3か年累計:1,800億円以上]」「(2027年度末)連結自己資本比率25%以上」「連結自己資本利益率(ROE)8%以上」を財務目標(2025~2027年度)として掲げている。 当連結会計年度における連結経常利益は850億円、連結自己資本比率は24.4%、連結自己資本利益率は13.1%となった。 今後も、「安定供給確保と収支改善及び財務基盤強化」、「地域と一体となった脱炭素化の推進」及び「持続的成長に向けた新事業領域の拡大」に取り組み、財務目標の達成を図っていく。 (事業等のリスクに係る情報) 事業等のリスクに係る情報については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載している。

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開示資料

出典

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