概要
北陸電力は、1951年に電気事業再編成令に基づき設立された電力会社で、富山・石川・福井の北陸三県と岐阜県一部を供給区域とする。2026年3月期の連結売上高は7,866億円、経常利益875億円、従業員6,895人。発電・送配電・小売を一貫し、グループ全体で58社の関係会社を持つ。石炭火力、水力、原子力、再生可能エネルギーと多様な電源を有し、能登半島地震の影響で七尾大田火力発電所2号機が長期停止するなど課題にも直面する。
発電・販売と送配電を柱とする事業構成
北陸電力グループは、発電・販売事業、送配電事業、その他事業(設備保守・建設工事、資機材製造販売、情報通信、不動産管理等)の3セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高(内部消去前)は、発電・販売事業が7,219億円(全体の65%)、送配電事業が2,217億円(20%)、その他事業が1,272億円(11%)である。発電・販売事業は自社発電所およびグループ会社・関連会社からの調達電力を北陸エリアの需要家に販売する。送配電事業は子会社の北陸電力送配電が一般送配電事業者として系統運用と設備保守を担う。その他事業には、日本海コンクリート工業によるコンクリート製品製造、北陸通信ネットワークによる情報通信サービス、北電産業による不動産管理など多岐にわたる事業が含まれる。
燃料価格と原子力稼働に左右される収益構造
北陸電力の収益は燃料価格や原子力発電所の稼働状況に大きく影響を受ける。2023年3月期には燃料価格高騰により連結純損失884億円を計上したが、2024年3月期には568億円の黒字に転じ、2025年3月期651億円、2026年3月期545億円と回復基調にある。ただし、2026年3月期の売上高は前期比8.9%減の7,866億円、経常利益も6.9%減の875億円となった。財務基盤強化のため、2025年10月に中期経営計画の財務目標を見直し、連結自己資本比率を2027年度末に25%以上(従来20%以上)、連結経常利益を単年550億円以上・累計1,800億円以上と設定した。志賀原子力発電所2号機の再稼働が収益改善の鍵とされる。
北陸を地盤に海外も視野に入れるグループ展開
北陸電力グループは、供給区域である北陸三県(富山・石川・福井)および岐阜県一部を基盤としながら、海外事業にも進出している。2024年10月には米国子会社Hokuriku International Investment,Inc.を設立した。また、関係会社には台湾のFormosa Seagull Power Investment Co., Ltd.やオランダのF3 Holding company B.V.などが含まれる。グループは34社の子会社と24社の関連会社から成り、発電では日本海発電、送配電では北陸電力送配電、情報通信では北陸通信ネットワーク、資機材製造では日本海コンクリート工業など、事業分野ごとに専門会社を配置する。2021年には株式会社江守情報マネジメントとその子会社6社を買収し、IT関連事業を強化した。
業界の中での役割は地域独占の電力事業者(発電・送配電・小売)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 発電・販売 事業 | 6,563億円 | 83.4% | 664億円 | 10.1% |
| その他(注)1 | 719億円 | 9.1% | 39億円 | 5.4% |
| 送配電 事業 | 583億円 | 7.4% | 196億円 | 33.6% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01電力小売(家庭・業務用)主力
北陸三県(富山、石川、福井)および岐阜県一部の需要家に電力を供給。自社発電所およびグループ会社・関連会社からの調達電力を、自社送配電網を通じて販売。
- 電気(電力供給サービス)
- 家庭用・業務用の電力供給。料金メニューは従量電灯、高圧電力など。
02送配電主力
子会社の北陸電力送配電が一般送配電事業者として、北陸エリアの送電網・配電網を運用・維持。発電事業者から電力を受け取り、需要家に届ける。
- 送配電サービス
- 高圧送電線と低圧配電線による電力輸送。系統運用、設備保守も担当。
03発電(卸供給)準主力
グループ内の発電会社(日本海発電など)や関連会社が発電した電力を、主に北陸電力へ卸供給。火力・水力・再生可能エネルギー等多様な電源を有する。
主要顧客北陸電力
- 火力発電
- 石炭・天然ガスなどを燃料とする火力発電。北陸電力向けに電力を供給。
- 水力発電
- 黒部川などの水力発電所で発電。安定したベースロード電源。
- 再生可能エネルギー発電
- 太陽光、風力、バイオマスなど。グループ会社が運営。
04設備保守・建設工事副次
グループ会社が発電・送配電設備の保守・運営・管理、建設工事の受託・請負を実施。電力設備に関するメンテナンスサービスを提供。
- 電力設備保守サービス
- 発電所、変電所、送配電設備の点検・補修・運転管理。
- 建設工事
- 電力設備の新設・増設工事、土木工事。
05情報・通信事業副次
グループ企業が専用通信回線、データ伝送回線、ソフトウェア開発、データセンター、有線テレビ放送サービス等を提供。電力の技術・インフラを活用。
- 通信回線サービス
- 法人向け専用線・データ伝送サービス。
- データセンター事業
- サーバー保管・運用サービス。
- 有線テレビ放送
- ケーブルテレビサービス。
06資機材製造・販売その他
グループ企業がコンクリート製品、電力量計、開閉器、変圧器等の電力関連資機材を製造・販売。主に電力設備向け。
- コンクリート製品
- 電柱用などのコンクリート製品。
- 電力量計
- 需要家の電力使用量を計測するメーター。
- 開閉器・変圧器
- 配電用開閉器、変圧器などの電気機器。
07エネルギー・不動産・その他その他
エネルギーソリューション、事業投資、不動産管理、環境調査、土木建築の調査設計、家庭向け営業、シェアードサービス、農産物生産など多岐にわたる事業をグループ企業が展開。
- エネルギーソリューション
- 法人向け省エネ・創エネ提案。
- 不動産賃貸
- オフィスビル等の賃貸管理。
製品と技術
水力・火力・原子力・再エネを組み合わせた電源構成
北陸電力の発電設備は、水力、火力(石炭・天然ガス・重油)、原子力、再生可能エネルギーから構成される。2026年3月期の自社発電電力量は合計25,178百万kWhで、うち水力が6,113百万kWh(24.3%)、火力が19,061百万kWh(75.7%)、再生可能エネルギーが5百万kWhとごくわずか。原子力発電は志賀原子力発電所(2号機)を保有するが、当期は発電実績ゼロである。主要な火力発電所として富山新港火力発電所(LNG)、七尾大田火力発電所(石炭)があり、後者は能登半島地震の影響で2号機が停止中。水力は黒部川水系に多くの発電所を持ち、安定したベースロード電源として機能する。
一般送配電事業者としての送配電ネットワーク
北陸電力の送配電部門は、2019年に設立された子会社北陸電力送配電株式会社が担う。同社は一般送配電事業者として、北陸エリアの送電網(高圧)と配電網(低圧)を運用・維持する。発電事業者から電力を受け取り、需要家に届ける役割を果たすほか、系統の安定運用や設備の保守点検も担当する。2020年4月に北陸電力から一般送配電事業を会社分割で承継し、法的分離が完了した。送配電事業の2026年3月期売上高は2,217億円で、営業利益(経常利益ベース)196億円を計上する。
情報通信事業:専用回線・データセンター・ケーブルテレビ
北陸電力グループは、電力技術やインフラを活かした情報通信事業を展開する。中核子会社の北陸通信ネットワークは、法人向け専用通信回線やデータ伝送回線、データセンターサービス(サーバー保管・運用)を提供。また、ケーブルテレビ事業では関連会社の株式会社ケーブルテレビ富山が有線テレビ放送サービスを行う。2021年には株式会社江守情報マネジメントとその傘下のIT企業6社(株式会社江守情報、日本ケミカルデータベース等)を買収し、ソフトウェア開発やシステムインテグレーションの能力を強化。グループのIT関連売上はその他事業の一部として計上され、2026年3月期のその他事業セグメント経常利益39億円に貢献する。
電力インフラを支える資機材製造と保守サービス
北陸電力グループは、電力設備の建設・保守に必要な資機材をグループ内で製造・販売する。日本海コンクリート工業は電柱などのコンクリート製品を供給。関連会社の北陸計器工業は電力量計、北陸電機製造は開閉器や変圧器を製造する。設備保守・建設工事は、北陸プラントサービス、日本海建興、北電テクノサービスなどが担当し、発電所・変電所・送配電設備の点検・補修・運転管理、新設工事を受託する。これらの事業は発電・送配電の安定運転を下支えするとともに、グループ外からの受注も行う。2026年3月期時点で、資機材製造・販売と設備保守・建設工事はその他事業セグメントに含まれ、グループ全体の収益多様化に寄与する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気・ガス業のなかでの位置
大手電力の一角、調整局面に
北陸電力は、電気・ガス業界において、同業のアイ・グリッド・ソリューションズなどと比べ規模は大きく、地域独占的な電力供給を担う。売上高は2024年3月期の8082億円から2025年3月期には8583億円と増加したが、2026年3月期は7866億円と減少見込み。営業利益率は11%台を維持するが、燃料費や需要変動の影響を受ける。地域密着型の安定供給が強みだが、再生可能エネルギーへの転換や競争環境の変化が課題となる。
強み
- 地域独占事業で、売上高8千億円規模の安定した需要を確保。
- 営業利益率は11%前後と高く、財務健全性を維持。
- 発電・送電設備を保有し、電力の安定供給を実現。
- 寒冷地の暖房需要など、特色ある需要を活用できる。
課題
- 2026年3月期は減収見込み。需要の低下や競争激化が影響。
- 再生可能エネルギーへの投資が遅れ、環境規制対応が課題。
- 料金規制や送電網の開放で、収益変動のリスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字が北陸電力
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9504中国電力 | 3,955億円 | 5.4倍 |
| 2 | 8174日本瓦斯 | 3,424億円 | 22.2倍 |
| 3 | 3048ビックカメラ | 3,294億円 | 15.3倍 |
| 4 | 6622ダイヘン | 3,038億円 | 20.6倍 |
| 5 | 8133伊藤忠エネクス | 2,730億円 | 16.4倍 |
| 6 | 9505北陸電力 | 2,210億円 | 4.0倍 |
| 7 | 3167TOKAIホールディングス | 1,862億円 | 16.2倍 |
| 8 | 3076あい ホールディングス | 1,665億円 | 13.1倍 |
| 9 | 4784GMOインターネット | 1,483億円 | 24.2倍 |
| 10 | 9533東邦瓦斯 | 1,146億円 | 14.9倍 |
| 11 | 6617東光高岳 | 1,087億円 | 16.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。
会社の歴史
沿革 36件
電気事業再編成令に基づき発送配電一貫で創業
1950年11月24日に公布された電気事業再編成令に従い、北陸配電株式会社および日本発送電株式会社から現物出資と資産譲渡を受け、1951年5月に資本金3億7,000万円で北陸電力株式会社が設立された。供給区域は富山県、石川県、福井県(一部除く)、岐阜県の一部と定められた。設立当初から発電・送電・配電を一貫して行う体制をとり、1952年12月には東京証券取引所市場第一部に上場、翌1953年2月には大阪証券取引所にも上場した(のちに統合)。
グループ企業の設立と多様化の進展(1953~1980年)
創業後、北陸電力は関連事業を子会社化することでグループを拡大した。1953年2月に日本海コンクリート工業株式会社を設立(コンクリート製品製造)。1968年11月には富山共同火力発電株式会社、1970年4月には北陸発電工事株式会社(現・北陸プラントサービス)、1973年10月には福井共同火力発電株式会社を設立した。1974年6月には北電産業株式会社を設立し、エネルギー関連事業や不動産管理を開始。1980年12月には古河アルミニウム工業から福井共同火力発電の全株式を譲り受け、完全子会社化した。これにより発電部門のグループ内統制を強めた。
情報通信とサービス事業への進出(1982~1993年)
1980年代から1990年代にかけて、北陸電力は電力以外の分野にも積極的に進出した。1982年4月には北陸設備サービス株式会社(現・北電テクノサービス)と日本海発電株式会社を設立。1987年には北電情報システムサービス株式会社と北電営業サービス株式会社(現・株式会社北陸電力リビングサービス)を設立し、情報処理や家庭向け営業業務を開始した。1992年1月には日本海環境サービス株式会社を設立。1993年5月には北陸通信ネットワーク株式会社を設立し、専用通信回線サービスやデータセンター事業に参入した。同年には株式会社アステル北陸を設立するが、2001年に事業を北陸通信ネットワークに譲渡し解散した。
合併による再編と発送電分離への対応(2001~2020年)
2000年代以降、グループ内の再編が進んだ。2001年4月に北電産業と北陸アーバンを合併。同年7月には北電技術コンサルタントを新設分割により設立。2004年4月には富山共同火力発電と福井共同火力発電を吸収合併し、発電部門を一心に集約した。2006年12月には北陸通信ネットワークを完全子会社化。2009年8月には株式会社パワー・アンド・IT、北陸エルネス、北陸電力ビズ・エナジーソリューションを相次いで設立した。2019年4月には送配電部門を分離する子会社北陸電力送配電株式会社を設立。2020年4月の法改正に対応し、一般送配電事業を同社に承継した。
能登半島地震と新たな事業領域の拡大(2020~2024年)
2020年以降、北陸電力は事業領域の拡大と震災対応に直面した。2020年6月に日本海建興株式会社を子会社化し設備保守・建設工事を強化。北陸電力ビジネス・インベストメント合同会社を設立し、投資機能を集約。2021年3月には株式会社フレデリッシュを設立し新規事業を探索。同年12月には株式会社江守情報マネジメントとその子会社6社を買収し、ITサービス体制を拡充した。2024年1月の能登半島地震により七尾大田火力発電所2号機が長期停止。2024年10月には米国子会社Hokuriku International Investment,Inc.を設立し、海外事業への布石を打った。
年表36件を開く
1950年代
- 1951年5月創業1950年11月24日公布された電気事業再編成令に基づき、北陸配電株式会社及び日本発送電株式会社から現物出資及び資産の譲渡を受け資本金3億7,000万円をもって富山県、石川県、福井県(一部を除く)及び岐阜県の一部を供給区域とする発送配電一貫経営の新会社として設立
- 1952年12月上場東京証券取引所市場第一部に上場
- 1953年2月上場大阪証券取引所市場第一部に上場(2013年7月東京証券取引所と統合)
- 1953年2月日本海コンクリート工業株式会社を設立(現・連結子会社)
1960年代
- 1968年11月創業富山共同火力発電株式会社を設立
1970年代
- 1970年4月商号変更北陸発電工事株式会社を設立(2020年4月に北陸プラントサービス株式会社に商号変更、現・連結子会社)
- 1973年10月創業福井共同火力発電株式会社を設立
- 1974年6月北電産業株式会社を設立(現・連結子会社)
1980年代
- 1980年12月古河アルミニウム工業株式会社所有の福井共同火力発電株式会社の株式譲受(当社100%出資会社へ)
- 1982年4月商号変更北陸設備サービス株式会社を設立(1993年4月に北電テクノサービス株式会社に商号変更、現・連結子会社)
- 1982年4月日本海発電株式会社を設立(現・連結子会社)
- 1986年11月住友アルミニウム精錬株式会社所有の富山共同火力発電株式会社の株式譲受(当社100%出資会社へ)
- 1987年4月北電情報システムサービス株式会社を設立(現・連結子会社)
- 1987年7月商号変更北電営業サービス株式会社を設立(2000年7月に北電アクト株式会社に商号変更、2003年7月に株式会社北陸電力リビングサービスに商号変更、現・連結子会社)
1990年代
- 1990年7月商号変更北電アルフ株式会社を設立(2000年7月に北電パートナーサービス株式会社に商号変更、現・連結子会社)
- 1991年12月創業北陸アーバン株式会社を設立
- 1992年1月日本海環境サービス株式会社を設立(現・連結子会社)
- 1993年5月北陸通信ネットワーク株式会社を設立(現・連結子会社)
- 1995年4月創業株式会社アステル北陸を設立
2000年代
- 2001年4月M&A北電産業株式会社と北陸アーバン株式会社を合併(存続会社:北電産業株式会社)
- 2001年7月北電産業株式会社からの新設分割により北電技術コンサルタント株式会社を設立(現・連結子会社)
- 2001年12月株式会社アステル北陸について、営業の全部を北陸通信ネットワーク株式会社に譲渡するとともに、同社を解散(2002年3月清算結了)
- 2004年4月M&A富山共同火力発電株式会社及び福井共同火力発電株式会社を吸収合併
- 2006年12月M&A株式譲受け等により、北陸通信ネットワーク株式会社を完全子会社化
- 2009年8月M&A株式会社パワー・アンド・ITを設立(現・連結子会社)株式譲受けにより、北陸エルネス株式会社を子会社化(現・連結子会社)北陸電力ビズ・エナジーソリューション株式会社を設立(現・連結子会社)
2010年代
- 2019年4月北陸電力送配電株式会社を設立(現・連結子会社)
- 2019年7月M&A北電産業株式会社と北陸電気商事株式会社を合併(存続会社:北電産業株式会社)
2020年代
- 2020年3月北陸電力ウィズスマイル株式会社を設立(現・連結子会社)
- 2020年4月一般送配電事業を会社分割の方法によって北陸電力送配電株式会社に承継
- 2020年6月M&A支配力基準により、日本海建興株式会社を子会社化(現・連結子会社)
- 2020年6月北陸電力ビジネス・インベストメント合同会社を設立(現・連結子会社)
- 2021年3月株式会社フレデリッシュを設立(現・連結子会社)
- 2021年4月北電産業株式会社が、北電産業小松ビル合同会社を設立(現・連結子会社)
- 2021年12月M&A株式会社江守情報マネジメントの株式譲受により、株式会社江守情報マネジメント及びその子会社6社(株式会社江守情報コーポレーション、株式会社江守情報、日本ケミカルデータベース株式会社、株式会社イー・アイ・エル、株式会社アイティーエス、株式会社ブレイン)を子会社化(現・連結子会社)
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2024年10月Hokuriku International Investment,Inc.を設立(現・連結子会社)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結経常利益単年:550億円以上、累計:1,800億円以上
- 連結自己資本比率2027年度末まで25%以上
- 連結自己資本利益率(ROE)8%以上
- 再生可能エネルギー開発量2030年代早期まで+100万kW以上(+30億kWh/年以上)
- 非化石電源比率2030年度まで50%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
安定供給確保と収支改善・財務基盤強化
電力の安定供給を最優先に、収支改善と財務基盤強化を図る。中東情勢や七尾大田火力発電所2号機の停止長期化など喫緊の課題に対し、需給・収支対策本部を立ち上げ、燃料安定調達やキャッシュフロー対策を機動的に行う。また、震災で得た知見を実践的に磨き上げ、全国と共有するとともに、地域復興支援を継続する。
- 02
地域と一体となった脱炭素化の推進
長期的視点に立った安定供給と脱炭素化の両立を目指し、基本戦略を策定する。富山新港火力発電所LNG2号機建設や再生可能エネルギー電源開発を着実に進めるとともに、火力電源の低炭素化戦略を確立し、志賀原子力発電所2号機の早期再稼働に向けた対応を進める。
- 03
持続的成長に向けた新事業領域の拡大
グループ各社の連携によるビジネスチャンス拡大やIT戦略本部を中心としたグループ横断的なDX推進により、グループ経営を強化し、事業領域の拡大を図る。2026年度を「グループ経営元年」と位置づけ、グループ最適を目指した取り組みを進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で6,895人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は826万円で、9期前と比べて+30.2%。平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は20.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 8,346 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 8,433 | — |
| 2019年3月 | 634 | 42.1 | 20.6 | 8,498 | — |
| 2020年3月 | 632 | 42.2 | 20.5 | 8,562 | — |
| 2021年3月 | 702 | 43.0 | 21.9 | 8,326 | — |
| 2022年3月 | 719 | 43.1 | 21.9 | 8,593 | — |
| 2023年3月 | 726 | 43.2 | 22.1 | 8,565 | — |
| 2024年3月 | 728 | 43.0 | 21.9 | 8,541 | — |
| 2025年3月 | 802 | 41.4 | 20.3 | 8,162 | 1,237 |
| 2026年3月 | 826 | 41.4 | 20.1 | 6,895 | 1,269 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社30社(国内 25 / 海外 5、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。
- 国内北陸電力送配電(株) (注1)富山県 富山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日本海発電(株)富山県 富山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内北陸電力ビズ・エナジーソリューション(株)富山県 富山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内北陸プラントサービス(株)富山県 富山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日本海建興(株) (注2)富山県 富山市 · 連結子会社議決権48.0%
- 国内北電テクノサービス(株) (注3)富山県 富山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日本海コンクリート工業(株)富山県 富山市 · 連結子会社議決権80.0%
- 国内北陸通信ネットワーク(株)石川県 金沢市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内北電情報システムサービス(株)富山県 富山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日本ケミカルデータベース(株) (注6)東京都 文京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内北陸エルネス(株)富山県 富山市 · 連結子会社議決権65.0%
- 国内北陸電力ビジネス・インベストメント(同)富山県 富山市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社18社を開く
- 北電産業(株)富山県 富山市100%
- 北電産業小松ビル(同) (注7)石川県 小松市100%
- 日本海環境サービス(株)富山県 富山市100%
- 北電技術コンサルタント(株)富山県 富山市100%
- 北電パートナーサービス(株)富山県 富山市100%
- 北陸電力ウィズスマイル(株)富山県 富山市100%
- Hokuriku International Investment,Inc.米国100%
- 黒部川電力(株)東京都 千代田区50%
- 富山共同自家発電(株)富山県 富山市50%
- 北陸電気工事(株) (注8)富山県 富山市50%
- 北陸計器工業(株)石川県 野々市市40%
- 北陸電機製造(株)富山県 滑川市20%
- 金沢エナジー(株)石川県 金沢市48%
- 福井都市ガス(株)福井県 福井市34%
- F3 Holding Company B.V.オランダ49%
- F3 O&M Company Ltdアラブ首長国連邦34%
- National Carbon Technologies-California, LLC米国30%
- Formosa Seagull Power Investment Co., Ltd.台湾25%
- 調達1.1億円福井河川国道事務所管内(敦賀市以北)で使用する電気国土交通省 · 2020-04-01
- 調達9,180万円令和3年度富山河川国道事務所外24箇所で使用する電気契約国土交通省 · 2021-06-03
- 調達8,810万円金沢広坂合同庁舎ほか14庁舎で使用する電力の供給国税庁 · 2025-02-14
- 調達6,134万円金沢河川国道事務所外15箇所で使用する電気契約国土交通省 · 2019-04-12
- 調達5,451万円金沢広坂合同庁舎ほか12庁舎で使用する電力の供給国税庁 · 2018-11-22
- 調達4,818万円金沢広坂合同庁舎ほか12庁舎で使用する電力の供給国税庁 · 2021-03-26
- 調達3,683万円令和2年度北陸地方整備局管内(富山県)道路施設で使用する電気契約国土交通省 · 2020-12-10
- 調達3,490万円令和3年度福井刑務所ほか4施設の電力供給契約(共同調達)法務省 · 2021-02-17
- 調達3,031万円金沢港五郎島埠頭ほか2箇所で使用する電気の調達(高圧)海上保安庁 · 2025-04-28
- 調達2,598万円金沢港五郎島埠頭ほか2箇所で使用する電気の調達(高圧)海上保安庁 · 2026-04-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は7,866億円、営業利益は875億円。前期と比べると減収減益で、売上が-8.4%、利益が-13.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 7,600億円 | 7,866億円 |
| 営業利益 | 400億円 | 875億円 |
| 純利益 | 250億円 | 545億円 |
| 1株あたり配当 | ¥25 | ¥25 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,990億円、営業利益は266億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 2,053 | −300 | −14.6 | −376 |
| 2023年4Q | 2,374 | — | — | −126 |
| 2024年2Q | 4,079 | 331 | 8.1 | 208 |
| 2024年3Q | 1,858 | 155 | 8.3 | 91 |
| 2024年4Q | 2,145 | — | — | −35 |
| 2025年2Q | 4,203 | 623 | 14.8 | 442 |
| 2025年4Q | 4,380 | 387 | 8.8 | 209 |
| 2026年2Q | 4,032 | 665 | 16.5 | 481 |
| 2026年4Q | 3,834 | 210 | 5.5 | 64 |
| 2027年1Q | 1,990 | 266 | 13.4 | 222 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は4,925億円から7,866億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4,925 | — | 17 | — | 1 |
| 2014年3月 | 5,096 | — | 99 | — | 25 |
| 2015年3月 | 5,328 | — | 223 | — | 90 |
| 2016年3月 | 5,446 | — | 280 | — | 129 |
| 2017年3月 | 5,426 | — | 20 | — | −6 |
| 2018年3月 | 5,963 | — | 27 | — | −5 |
| 北電産業株式会社と北陸電気商事株式会社を合併(存続会社:北電産業株式会社) | |||||
| 2019年3月 | 6,229 | — | 67 | — | 25 |
| 支配力基準により、日本海建興株式会社を子会社化(現・連結子会社) | |||||
| 2020年3月 | 6,280 | — | 232 | — | 134 |
| 株式会社江守情報マネジメントの株式譲受により、株式会社江守情報マネジメント及びその子会社6社(株式会社江守情報コーポレーション、株式会社江守情報、日本ケミカルデータベース株式会社、株式会社イー・アイ・エル、株式会社アイティーエス、株式会社ブレイン)を子会社化(現・連結子会社) | |||||
| 2021年3月 | 6,394 | — | 124 | — | 68 |
| 2022年3月 | 6,138 | — | −176 | — | −68 |
| 2023年3月 | 8,176 | — | −937 | — | −884 |
| Hokuriku International Investment,Inc.を設立(現・連結子会社) | |||||
| 2024年3月 | 8,082 | — | 1,079 | — | 568 |
| 2025年3月 | 8,583 | 1,010 | 914 | 11.8 | 651 |
| 2026年3月 | 7,866 | 875 | 850 | 11.1 | 545 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高7,866億円のうち、営業利益として残るのは875億円で11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は545億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金88.9%6,991億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%875億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,175億円、投資CFが−486億円で、差し引きのフリーCFは689億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は930億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 865 | −617 | −12 | 248 | 1,163 |
| 2014年3月 | 816 | −600 | 467 | 216 | 1,847 |
| 2015年3月 | 1,131 | −1,040 | −194 | 91 | 1,744 |
| 2016年3月 | 698 | −850 | 340 | −152 | 1,931 |
| 2017年3月 | 635 | −1,043 | 213 | −408 | 1,737 |
| 2018年3月 | 823 | −913 | 354 | −90 | 2,002 |
| 2019年3月 | 540 | −1,013 | −99 | −473 | 1,429 |
| 2020年3月 | 1,015 | −751 | −63 | 264 | 1,630 |
| 2021年3月 | 566 | −849 | −33 | −283 | 1,323 |
| 2022年3月 | 310 | −1,110 | 528 | −800 | 1,050 |
| 2023年3月 | −970 | −888 | 2,458 | −1,858 | 1,649 |
| 2024年3月 | 2,233 | −695 | −937 | 1,538 | 2,250 |
| 2025年3月 | 1,523 | −2,341 | −489 | −818 | 944 |
| 2026年3月 | 1,175 | −486 | −579 | 689 | 930 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4,513億円で、自己資本比率は24.4%(業種中央値39.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.40 | 3,310 | 1.06 | 23.7 |
| 2014年3月 | 1.44 | 3,248 | 1.12 | 22.6 |
| 2015年3月 | 1.48 | 3,442 | 1.14 | 22.7 |
| 2016年3月 | 1.51 | 3,340 | 1.18 | 21.5 |
| 2017年3月 | 1.52 | 3,276 | 1.19 | 20.8 |
| 2018年3月 | 1.59 | 3,276 | 1.26 | 19.8 |
| 2019年3月 | 1.57 | 3,270 | 1.25 | 19.9 |
| 2020年3月 | 1.59 | 3,365 | 1.26 | 20.2 |
| 2021年3月 | 1.60 | 3,557 | 1.24 | 21.2 |
| 2022年3月 | 1.66 | 3,433 | 1.32 | 19.6 |
| 2023年3月 | 1.81 | 2,523 | 1.55 | 12.9 |
| 2024年3月 | 1.86 | 3,275 | 1.53 | 16.6 |
| 2025年3月 | 1.86 | 4,008 | 1.46 | 20.5 |
| 2026年3月 | 1.84 | 4,513 | 1.39 | 24.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気・ガス業 29社との比較
同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で29社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率で29社中26位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,050.5で、1年前と比べて+16.5%。過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 4.0倍 |
| PER (会社予想) | 8.8倍 |
| PBR | 0.47倍 |
| 配当利回り | 2.38% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は933円で、25日移動平均線930.76円を上回っており、短期的な上昇トレンドにあります。直近7月29日に990.8円の高値をつけた後、8月5日には915.8円まで調整しましたが、その後は反発基調です。52週高値1142円に対して約18%下の水準にあり、上値余地はあるものの、高値圏からの戻り待ちの状況です。出来高は7月下旬に増加しており、8月に入っても900千株前後で推移しており、売買が活発です。1ヶ月で5.64%上昇し、年初来でも13.26%上昇しており、堅調な値動きが続いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PER3.58倍は業界平均10.18倍を大幅に下回り、PBR0.41倍も平均1.04倍より低い。ROE13.1%は平均を上回り、収益性は高い。配当利回り2.68%は平均2.58%を若干上回り、配当性向13.9%は低く、今後の増配余地がある。電気事業として安定性があり、直近の業績も堅調。極めて割安な水準にあり、ただし将来の燃料価格変動リスクに留意。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 4.0倍 | 10.3倍 |
| PER (予想) | 8.8倍 | — |
| PBR | 0.47倍 | 1.08倍 |
| ROE | 13.1% | 10.7% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
電力自由化による競争激化と再生可能エネルギーへのシフトが投資論点。強気派は水力の安定性と地域シェア、再生可能エネルギー拡大への期待。弱気派は旧一般電気事業者としての規制リスクや、再編の動きの中での競争力低下を懸念。2025年度は減収減益予想で、中期的な収益性が争点。
- 水力で安定
水力発電が基盤で、燃料費変動の影響が小さい
- 地域シェア
北陸3県で高いシェアを持ち、顧客基盤が強固
- 再エネ拡大
再生可能エネルギーへの投資で成長期待
- PBR0.41倍と解散価値大きく下回る継続影響強
時価総額1,962億円、PBR0.41倍。純資産対比で大きな割安感。
- 2025年3月期営業利益1,010億円通年影響中
2025年3月期営業利益1,010億円、売上高8,583億円。高水準の収益力。
- 配当利回り2.68%と株主還元継続影響中
配当利回り2.68%。株価933円、安定配当で下支え。
- 外国人持分17.02%と選好強い継続影響弱
外国人持分17.02%。電力株の中でも高い海外保有比率。
- 自由化で競争
新電力の参入でシェア低下の可能性
- 収益力低下
2025年度は減収減益予想で、火力のコスト増も
- 規制リスク
原子力や環境規制の影響を受けやすい
- 2026年3月期は減益予想通年影響強
営業利益875億円・純利益545億円で前期から減少。収益悪化が予想。
- 来期予想PER7.8倍と実績比悪化決算発表後影響中
実績PER3.58倍に対し予想PER7.8倍。市場が今後の減益を折り込み。
- 売上高7,866億円と減収予想2026年下期影響中
売上高は前期8,583億円から7,866億円へ減収。需要減が収益を圧迫。
- 株価1年で13%上昇も戻り一服不定影響弱
株価933円、前年比+13.26%。減益予想が重しで短期的な上値は限定的。
- 販売電力量
- 需要動向を示す主要指標
- 再生可能エネルギー比率
- 再エネ戦略の進捗を測る
- 電力販売単価
- 価格競争の影響を見る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり25円で、前期から+25.0%。いまの株価に対する利回りは2.38%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 35 | — | — |
| 2020年3月 | 10 | −71.4 | 20.3 |
| 2021年3月 | 10 | 0.0 | — |
| 2022年3月 | 10 | 0.0 | — |
| 2024年3月 | 8 | −25.0 | 3.3 |
| 2025年3月 | 20 | 166.7 | 9.6 |
| 2026年3月 | 25 | 25.0 | 13.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥25
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ55,368人。区分でいちばん多いのは個人・その他で43.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.4%を占め、残る61.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 42.9 | 46.1 | 46.4 | 48.0 | 45.5 | 43.3 |
| 金融機関 | 33.3 | 32.7 | 30.8 | 28.9 | 28.4 | 27.0 |
| 外国法人 | 11.1 | 7.8 | 9.8 | 9.2 | 13.0 | 17.0 |
| 政府・自治体 | 6.4 | 6.4 | 6.4 | 6.4 | 6.4 | 6.4 |
| 事業法人 | 5.2 | 5.7 | 5.7 | 5.2 | 5.2 | 5.0 |
| 証券会社 | 1.0 | 1.3 | 0.9 | 2.4 | 1.4 | 1.3 |
| 自己株式 | 0.7 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.7 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口) | 11.91 |
| 02 | 富山県 | 5.36 |
| 03 | 北陸電力従業員持株会 | 3.79 |
| 04 | 株式会社北陸銀行 | 3.66 |
| 05 | QR2号ファンド投資事業有限責任組合 無限責任組合員株式会社QRインベストメント | 2.90 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.33 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.79 |
| 08 | 日本生命保険相互会社 | 1.69 |
| 09 | 株式会社富山第一銀行 | 1.30 |
| 10 | みずほ信託銀行株式会社(退職給付信託 北陸銀行口) | 1.27 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+55377%、1株純資産は14期で+36%。直近期のROEは13.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0 | 1,585 | 0.0 | 2466.0 | — |
| 2014年3月 | 12 | 1,555 | 0.8 | 111.1 | 643.5 |
| 2015年3月 | 43 | 1,608 | 2.7 | 37.0 | 156.8 |
| 2016年3月 | 62 | 1,552 | 3.9 | 25.8 | 119.7 |
| 2017年3月 | −3 | 1,515 | −0.2 | — | — |
| 2018年3月 | −2 | 1,509 | −0.2 | — | — |
| 2019年3月 | 12 | 1,501 | 0.8 | 71.9 | — |
| 2020年3月 | 64 | 1,542 | 4.2 | 11.8 | 20.3 |
| 2021年3月 | 33 | 1,622 | 2.1 | 23.1 | — |
| 2022年3月 | −32 | 1,556 | −2.0 | — | — |
| 2023年3月 | −424 | 1,119 | −31.7 | — | — |
| 2024年3月 | 272 | 1,475 | 21.0 | 3.0 | 3.3 |
| 2025年3月 | 312 | 1,823 | 18.9 | 2.7 | 9.6 |
| 2026年3月 | 261 | 2,150 | 13.1 | 4.1 | 13.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額296百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 金井豊 | 代表取締役会長 | 71 | 85,555 |
| 松田光司 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 63 | 68,900 |
| 平田亙 | 代表取締役副社長 副社長執行役員 | 64 | 30,450 |
| 小田満広 | 取締役 常務執行役員 地域共生本部長 原子力本部副本部長 | 63 | 19,650 |
| 安宅建樹 | 取締役 | 76 | 13,700 |
| 庵栄伸 | 取締役 | 70 | 3,700 |
| 山下裕子 | 取締役 | 64 | 3,700 |
| 八木誠一郎 | 取締役 | 66 | — |
| 広瀬恵一 | 常勤監査役 | 62 | 14,300 |
| 村杉真哉 | 常勤監査役 | 60 | 13,200 |
| 秋庭悦子 | 監査役 | 78 | 15,500 |
| 林正博 | 監査役 | 69 | 11,900 |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中村明子 | 監査役 | 66 | — |
| 林政義 | 取締役 常務執行役員 イノベーション推進本部長 | 62 | 18,200 |
| 光地富子 | 常勤監査役 | 61 | 273 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 173 | 26 | 21 | 221 | 44 |
| 社外取締役 | 9 | 47 | — | — | 47 | 5 |
| 監査役 | 2 | 28 | — | — | 28 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,950字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,719字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,895字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,308字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-07
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