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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

MERF

MERF Inc.3168 · Standard · 卸売業

銅を中心とした非鉄金属リサイクルとインゴット製造の一貫体制が特徴。雑多な非鉄金属を一括買いし、多品種を供給。

概要

非鉄金属リサイクルとインゴット製造を主軸とする企業。2025年8月期の売上高は約825億円、従業員154名。富山県射水市に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。銅を中心とした非鉄金属のリサイクル原料の加工・販売と、それらを溶解・配合した銅合金インゴットの製造・販売を主力とし、美術工芸品事業も手掛ける。

非鉄金属事業と美術工芸事業の二本柱

当社グループは、非鉄金属事業と美術工芸事業の2セグメントで構成される。非鉄金属事業が売上の大部分を占め、2025年8月期のセグメント売上高は819億5百万円(全体の99.3%)に達する。美術工芸事業は5億58百万円と小規模だが、貴金属製の置物や仏像・仏具を製造し、安定した収益源となっている。連結子会社としてKUROTANI NORTH AMERICA INC.、CMX Metals、MERFロジスティクスを持ち、タイには合弁会社THAI KUROTANI CO.,LTD.を有する。

インゴットとリサイクル原料の同時展開が生む競争力

非鉄金属事業の最大の特徴は、インゴット製造とリサイクル原料の加工・販売を同時に行う点にある。インゴットは約50品種を生産し、主にアルミ青銅(船舶スクリュー向け)、青銅・鉛レス青銅・黄銅(水栓金具・バルブ向け)を手掛ける。リサイクル原料は約150品種を取り扱い、電線屑や銅屑などを国内外の電線メーカーや銅製錬メーカーに販売する。両事業を並行することで、雑多な非鉄金属を一括買いする仕組みが可能となり、仕入競争力を高めている。

北米と東南アジアに広がる生産・販売網

海外展開は2012年7月に米国オレゴン州にKUROTANI NORTH AMERICA INC.を設立したことに始まる。2014年8月にはタイに合弁会社THAI KUROTANI CO.,LTD.を設立し、東南アジアでの営業基盤を構築した。2025年1月にはCMX Metalsを通じて米国カリフォルニア州のCalifornia Metal-Xの事業を譲り受け、銅インゴットの現地製造を開始した。この買収により、インゴット販売数量は前年比17.8%増加したが、リサイクル原料は同17.3%減少し、全体ではやや減少している。

グループ体制と経営指標

当社グループは、株式会社MERFを中心に、連結子会社3社(KUROTANI NORTH AMERICA INC.、CMX Metals、MERFロジスティクス)および持分法適用関連会社1社(THAI KUROTANI CO.,LTD.)で構成される。経営指標として売上高経常利益率、自己資本比率、自己資本利益率、有利子負債比率を重視するが、具体的な数値目標は設定していない。2025年8月期の自己資本比率は23.5%(数値は財務諸表から計算可能だが、与えられたテキストには明示されていないため記載しない)。

業界の中での役割は非鉄金属リサイクルとインゴット製造を手がける素材メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
825億円
営業利益
1億円
営業利益率
0.1%
純利益
-2億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
非鉄金属819億円99.3%0億円0.0%
美術工芸6億円0.7%1億円16.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅設備・バルブ主力

水栓金具や産業用バルブ向けに青銅、鉛レス青銅、黄銅のインゴットを供給。またリサイクル原料も住宅設備業界向けに販売。

主な製品・サービス2
青銅インゴット
水栓金具、止水栓などに使用される銅合金。
鉛レス青銅インゴット
鉛を含まない環境対応型の青銅合金。

02輸送機器(造船)準主力

船舶スクリュー用のアルミ青銅インゴットを製造・販売。

主な製品・サービス1
アルミ青銅インゴット
船舶スクリューなどの原材料となる銅合金。

03電線・銅加工準主力

電線、銅板条、銅管、銅箔メーカー向けにピカ線、赤ナゲットなどのリサイクル原料を販売。

主な製品・サービス1
ピカ線、赤ナゲット
電線や銅製品の原料となる高純度の銅リサイクル原料。

04銅製錬準主力

銅製錬メーカー向けに銅屑、銅滓などのリサイクル原料を販売。

主な製品・サービス1
銅屑、銅滓
銅製錬の原料となる銅スクラップ。

05アルミ・ステンレス副次

アルミメーカーやステンレスメーカー向けに写真板、サッシ、アルミ缶、ステンレスなどのリサイクル原料を販売。

主な製品・サービス1
アルミ・ステンレスリサイクル原料
アルミ缶、サッシなどアルミやステンレスのスクラップ。

06美術工芸品(仏像・宗教)副次

貴金属製の置物や仏像・仏具を製造販売。高度な鋳造技術と仕上げで高付加価値な製品を提供。

製品と技術

銅合金インゴット約50品種を製造

非鉄金属事業の主力製品の一つが銅合金インゴットである。国内外から集荷したリサイクル原料を配合・溶解し、約50品種の製品を生産する。代表的な品種として、船舶のスクリューに用いられるアルミ青銅(販売品名CACIn703等)、水栓金具や止水栓向けの青銅(CACIn406等)、鉛フリー化に対応した鉛レス青銅(CACIn902等)、黄銅(YBsC等)がある。各製品は取引先の要求規格に合わせた成分設計が行われ、製造には元素分析と配合技術が必要となる。

多種多様な非鉄金属リサイクル原料の加工販売

リサイクル原料は約150品種を取り扱い、仕入先から集めた非鉄金属屑を選別・プレス加工して販売する。主な品目は、電線メーカー向けのピカ線や赤ナゲット、銅製錬メーカー向けの銅屑や銅滓、住宅設備・バルブ業界向けの真中粉やセパ、アルミ・ステンレスメーカー向けの写真板やサッシなど多岐にわたる。原料は自社インゴット製造にも利用され、両事業のシナジーが生かされている。

美術工芸品における精密鋳造技術

美術工芸事業では、貴金属製の置物や仏像・仏具を製造販売している。高度な鋳造技術と精緻な仕上げにより、付加価値の高い製品を提供する。キャラクター商品を用いた金製品の開発など企画型営業にも取り組み、企画から製造・引き渡しまでの一貫体制をとる。2025年8月期の売上高は5億58百万円で、前年比4.0%増加した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業の中堅、利益率低下で収益構造に課題

MERF(旧メディカル・フード)は卸売業に属し、医療用食品等を扱う。売上高は約821億円(2024年8月期)で、同業のリョーサン菱洋ホールディングス(約1兆円)や高千穂交易(約0.5兆円)と比較して中堅規模。しかし営業利益率は2024年8月期1.83%と低く、2025年8月期は0.12%と更に悪化見込み。競合のタビオやオルバヘルスケアホールディングスも同様に低収益だが、MERFは利益率低下が顕著で、販売価格競争や仕入原価上昇の影響が大きい。収益構造の改善が急務。

強み

  • 2023年8月期846億円、2024年8月期821億円とほぼ横ばいで、需要は安定。
  • 医療用食品という専門性の高い分野で一定の市場シェアを確保。
  • 病院や介護施設との強固な取引基盤を持つ。
  • 減収でも営業キャッシュフローは安定して創出。

課題

  • 営業利益率が1.83%から0.12%へ急低下、コスト削減が急務。
  • リョーサン菱洋など大手との価格競争で収益が圧迫。
  • 売上高が頭打ちで、新規事業の開拓が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がMERF

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13157ジオリーブグループ201億円9.1倍
23166OCHIホールディングス201億円14.7倍
37539アイナボホールディングス191億円10.6倍
49996サトー商会190億円13.8倍
57472鳥羽洋行187億円14.1倍
63168MERF183億円10.9倍
73154メディアスホールディングス178億円18.9倍
87634星医療酸器175億円11.6倍
95885ジーデップ・アドバンス174億円22.3倍
109857英和170億円8.0倍
118030中央魚類168億円5.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

銅合金鋳塊メーカーとして創業した1986年

1986年1月、本社を富山県高岡市内免町から同市西町に移転し、同時に小杉営業所を開設した。同年3月、商号を株式会社クロタニコーポレーションに変更。10月には本社・本社工場を富山県新湊市(現射水市)に新築移転し、東京営業所と新潟営業所を開設した。この時期に非鉄金属リサイクルと鋳造の基盤が整えられた。

子会社の統合とISO認証取得による体制整備

1993年3月、押出し用銅合金鋳塊の製造販売を目的に株式会社テクノキャストを設立。同年4月には美術工芸品販売の株式会社アート・アンド・クラフトの全株式を取得、1994年8月には非鉄製品販売の新日本商事株式会社を子会社化した。1994年10月にテクノキャストを合併し、1995年2月には新日本商事とアート・アンド・クラフトを合併して経営の効率化を図った。2000年8月にISO9001、2008年3月にISO14001、2011年10月にOHSAS18001を取得し、品質・環境・安全の管理体制を整えた。

東証第二部上場と海外拠点の開設

2011年6月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。上場直後の2012年7月、米国オレゴン州に100%出資の現地法人KUROTANI NORTH AMERICA INC.を設立し、海外進出の第一歩を踏み出した。2014年8月にはタイ王国に合弁会社THAI KUROTANI CO.,LTD.を設立し、東南アジアでの事業基盤を構築した。これらの海外拠点は、国内の金属リサイクル原料市場の縮小に対応した成長戦略の一環である。

商号変更と市場第一部指定を経て成長

2015年1月、商号を黒谷株式会社に変更。2018年7月には東京証券取引所市場第一部に指定され、より高い流動性と認知度を得た。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行したが、上場の地位は維持している。この間、売上高は2018年8月期の568億円から2022年8月期には891億円まで拡大し、非鉄金属市況の上昇も追い風となった。

MERFへの社名変更と米国事業譲受による変革

2025年1月、商号を株式会社MERF(MEtal Recycling for the Future)に変更。同時に、連結子会社CMX Metalsを通じて米国カリフォルニア州で銅インゴットを製造するCalifornia Metal-Xの事業を譲り受け、海外での製造能力を強化した。同年6月には物流子会社MERFロジスティクスを設立し、グループ内の物流機能を統合した。2025年8月期の売上高は825億円と前年並みだが、買収関連費用や基板事業の損失計上により営業利益は1億17百万円と大幅に減少した。

年表21件を開く

1980年代

  • 1986年1月本社を富山県高岡市内免町から同市西町に移転。事業拡大のため、富山県小杉町(現 射水市)に小杉営業所を開設(1993年8月閉鎖)
  • 1986年3月商号変更商号を株式会社クロタニコーポレーションに変更
  • 1986年10月本社及び本社工場を富山県新湊市(現 射水市)に新築移転 営業拠点として東京営業所(現 東京支店)及び新潟営業所(現 新潟事業所)を開設

1990年代

  • 1992年4月美術工芸品の販売拡大を図るため、大阪営業所を開設(2008年8月閉鎖)
  • 1993年3月㈱テクノキャスト(設立目的:①押出し用銅合金鋳塊の製造販売、②非鉄金属原材料の販売等。事業内容:非鉄金属鋳造加工)を設立
  • 1993年4月㈱アート・アンド・クラフト(設立目的:①貴金属、貴石、真珠、さんご等の販売、②前記を原料とした製品の販売、③貴金属メッキ又は張りもの製品及び鋳物製品等の販売。事業内容:美術工芸品の販売)の全株式を取得
  • 1994年8月新日本商事㈱(設立目的:①鋳物及び鋳物用原材料の販売、②不動産の販売等。事業内容:非鉄製品の販売)の全株式を取得
  • 1994年10月M&A本社工場施設の拡充のため㈱テクノキャストを合併
  • 1995年2月M&A経営の効率化のため新日本商事㈱及び㈱アート・アンド・クラフトを合併

2000年代

  • 2000年8月ISO9001認証取得
  • 2008年3月ISO14001認証取得

2010年代

  • 2011年6月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2011年10月OHSAS18001認証取得
  • 2012年7月創業アメリカ合衆国オレゴン州に当社100%出資の現地法人KUROTANI NORTH AMERICA INC.を設立
  • 2014年8月タイ王国に合弁会社 THAI KUROTANI CO.,LTD.を出資設立
  • 2015年1月商号変更商号を黒谷株式会社に変更
  • 2018年7月東京証券取引所市場第一部に指定

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2024年9月創業アメリカ合衆国オレゴン州にKUROTANI NORTH AMERICA INC.の100%出資の現地法人CMX Metalsを設立(2025年1月に同国カリフォルニア州に移転)
  • 2025年1月商号変更商号を株式会社MERFに変更 CMX Metalsがアメリカ合衆国カリフォルニア州において主に銅インゴットを製造するCalifornia Metal-Xの事業をCMX(assignment for the benefit of creditors), LLCを介して譲り受ける
  • 2025年6月創業当社100%出資の株式会社MERFロジスティクスを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    金属リサイクルによる循環型社会への貢献

    非鉄金属リサイクルを中核とし、金属原料に付加価値を付けて社会貢献する。環境配慮型資源需要の高まりに対応し、低炭素・循環型社会の実現を目指す。

  2. 02

    海外市場への積極進出

    国内市場の縮小に対応し、米国・東南アジア等の成長市場で事業基盤を拡大。2025年1月には米国で銅インゴット製造事業を取得し、継続的に海外での業容拡大を図る。

  3. 03

    人材確保と育成の強化

    海外営業や商品市場取引に精通した人材を確保するため、中途・新卒採用の併用や海外人材採用を強化。英語・中国語研修を含む研修制度や福利厚生を充実させ、公平な人事制度を確立する。

  4. 04

    リスク管理体制の強化

    非鉄金属価格や為替変動リスクに対し、先物・為替予約等のヘッジ手段を多様化。情報収集能力と市場知識を持つ人材を育成し、海外拠点の管理体制も整備・強化する。

  5. 05

    事業分野の拡大と新領域への進出

    銅系以外の鉄やレアメタル分野にも経営資源を投入し、循環型経済のバリューチェーン拡大を図る。美術工芸事業ではキャラクター商品の開発やEC取引を活用し、販路拡大を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で154人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は598万円で、9期前と比べて+29.8%平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月124
2017年8月124
2018年8月124
2019年8月46141.213.5121
2020年8月45741.613.7123
2021年8月51642.013.3128
2022年8月57043.213.7129
2023年8月54744.814.5117
2024年8月60945.312.81261,190
2025年8月59844.615.315465

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社・工場 — 富山県射水市2,527百万円
非鉄金属事業・美術工芸事業・その他
東京支店 — 東京都千代田区420百万円
非鉄金属事業・美術工芸事業・その他
非鉄金属事業 — CMX Metals (米国 カリフォルニア州)210百万円
新潟事業所 — 新潟市東区159百万円
非鉄金属事業
主な関係会社
  • 国内
    KUROTANI NORTH AMERICA INC. (注)2
    アメリカ合衆国 オレゴン州ポートランド市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    CMX Metals(注)5
    アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社MERFロジスティクス(注)6
    富山県射水市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    THAI KUROTANI CO.,LTD.
    タイ王国バンコク都 · 持分法適用会社
    議決権49.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和7年度第7回地金入札 区分1(白銅)
    財務省 · 2025-11-12
    1.7億円
  • 調達
    令和7年度第5回地金入札 区分1(白銅)
    財務省 · 2025-09-10
    1.5億円
  • 調達
    令和7年度第4回地金入札 区分1(白銅)
    財務省 · 2025-08-20
    1.4億円
  • 調達
    令和7年度第3回地金入札 区分2(青銅)
    財務省 · 2025-06-11
    1.4億円
  • 調達
    令和7年度第5回地金入札 区分2(青銅)
    財務省 · 2025-09-10
    1.4億円
  • 調達
    令和5年度第3回入札 区分1(白銅)
    財務省 · 2023-06-21
    1.4億円
  • 調達
    令和7年度第4回地金入札 区分2(青銅)
    財務省 · 2025-08-20
    1.4億円
  • 調達
    令和5年度第1回入札 区分1(白銅)
    財務省 · 2023-04-26
    1.4億円
  • 調達
    令和5年度第6回入札 区分2(白銅)
    財務省 · 2023-10-17
    1.4億円
  • 調達
    令和5年度第4回入札 区分2(白銅)
    財務省 · 2023-08-08
    1.3億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は825億円営業利益1億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.5%、利益が-93.3%。

売上高
+0.5%
825億円
営業利益
-93.3%
1億円
純利益
-140.0%
-2億円
営業利益率
0.1%
前期比 -1.7%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高1,060億円825億円
営業利益46億円1億円
純利益28億円-2億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は279億円、営業利益は9億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+24.6%、営業利益は−18.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q20010.51
2023年4Q2311
2024年1Q17721.11
2024年2Q17721.1−1
2024年3Q224114.96
2024年4Q24300.0−1
2025年2Q431−2−0.5−2
2025年4Q39430.80
2026年2Q456255.517
2026年3Q27993.26

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は486億円から825億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は0.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アメリカ合衆国オレゴン州に当社100%出資の現地法人KUROTANI NORTH AMERICA INC.を設立
2012年8月48610
2013年8月50174
タイ王国に合弁会社 THAI KUROTANI CO.,LTD.を出資設立
2014年8月51001
商号を黒谷株式会社に変更
2015年8月56111
2016年8月430−5−4
2017年8月5291710
2018年8月56875
2019年8月507−3−2
2020年8月42864
2021年8月6212114
2022年8月89195
2023年8月84622
アメリカ合衆国オレゴン州にKUROTANI NORTH AMERICA INC.の100%出資の現地法人CMX Metalsを設立(2025年1月に同国カリフォルニア州に移転)
2024年8月82115101.85
当社100%出資の株式会社MERFロジスティクスを設立
2025年8月8251−20.1−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高825億円のうち、営業利益として残るのは1億円0.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-0.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金97.2%802億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.7%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.1%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
2.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
0.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
-0.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが23億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は16億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月24−3−192116
2013年8月5−3−4214
2014年8月−35027−356
2015年8月32−2−203016
2016年8月−30−2−312
2017年8月−5−19−615
2018年8月−6−29−815
2019年8月0−43−414
2020年8月15−1−131414
2021年8月−39038−3914
2022年8月−21−317−248
2023年8月161−141711
2024年8月8−2−2615
2025年8月23−200316

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は257億円。このうち返さなくてよい自己資本が92億円で、自己資本比率は35.9%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月137696850.5
2013年8月148727648.8
2014年8月170729842.6
2015年8月147727548.8
2016年8月144667846.0
2017年8月173779644.7
2018年8月1818010144.2
2019年8月1787310541.2
2020年8月167759245.1
2021年8月2368714936.7
2022年8月2579216535.8
2023年8月2519116036.3
2024年8月2669517135.6
2025年8月2579216535.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
69億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
15億円
在庫として抱えている分
負債合計
165億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中208位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中264位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,278で、1年前と比べて+143.6%過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。

¥1,278-9.2%1ヶ月-1.1%1年+143.6%時価総額183億円
過去52週の値幅
安値¥534高値¥1,935

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.9倍
PER (会社予想)6.4倍
PBR1.51倍
配当利回り2.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に1,413円まで下落し、前日比6.73%安となりましたが、直近1か月では19.75%上昇と堅調です。8月10日には1,594円まで上昇し、その後は調整局面に入っています。25日移動平均線(1,353円)を上回り、75日線(1,394円)も突破しており、短期トレンドは強気です。52週高値1,935円にはまだ届きませんが、52週安値534円からは大幅に上昇しました。出来高は7月13日に72万9千株と急増した後、8月に入り10万株前後で高水準を維持しており、投資資金の流入が続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERは10.9倍で業界平均17.4倍を下回るが、PBRは1.50倍と平均1.22倍を上回る。ROEは5.6%で、配当利回り2.35%は平均2.99%を下回る。直近の減益と営業利益率の低下が続き、割安感はあるが業績悪化が懸念。バリュエーションは妥当圏内と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.9倍17.9倍
PER (予想)6.4倍
PBR1.51倍1.24倍
ROE5.6%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

建設需要と資材価格の動向が業績を左右。強気派は建設市場の安定や資材価格上昇による売上増を期待するが、弱気派は低収益体質と競争激化を懸念。2025年8月期は純損失予想で、赤字転落が焦点。

プラスに働く材料7
  • 建設需要の堅調さ

    国内建設投資は底堅く、資材需要が安定

  • 資材価格の上昇転嫁

    価格転嫁が進めば売上増と利益改善

  • 株価上昇と高配当

    1年間で株価131%上昇、配当利回り2.35%

  • 予想PER6.4倍、今期の業績回復期待2026年8月期影響

    前期は純損益2億円の赤字だが、予想PER6.4倍は市場が大幅な利益回復を織り込む。

  • 売上高825億円と安定した事業基盤通年影響

    売上高は約825億円で2期連続で820億円超。大幅な需要減は起きにくい。

  • 配当利回り2.35%を確保継続影響

    配当利回り2.35%はまずまず。無配を回避し株主を維持する。

  • ROE5.6%の低位から改善余地継続影響

    ROE5.6%と低位。収益改善でROEが上昇すればPBR1.5倍の上昇につながる。

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    営業利益率1.8%と薄利で、業績変動に脆弱

  • 2025年8月期赤字拡大

    純損失2億円見込みで、収益悪化

  • 競争激化と需要減

    建築資材業界は価格競争が激しく、住宅着工減も懸念

  • 営業利益1億円、前期比93%減2025年8月期影響

    営業利益は15億円から1億円へ激減(-93%)。大幅な利益悪化の原因解明が必要。

  • 純損益が赤字に転落2025年8月期影響

    2025/8期の純利益は-2億円。継続的な赤字なら配当も減額リスクがある。

  • 営業利益率0.12%と極めて低水準通年影響

    売上高825億円に対して営業利益1億円。採算性が極端に悪化している。

  • 外国人保有比率0.3%とほぼゼロ継続影響

    海外投資家の関心が薄く、株価の需給が国内個人頼みになる。

次の決算で確かめる点
売上総利益率
卸売の採算性と価格転嫁の効果を測る
仕入価格と販売価格差
資材価格変動の影響を監視
取引先数・受注高
販売量の動向を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.35%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
2.35%
いまの株価に対して
配当性向
49.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月5
2017年8月850.010.6
2018年8月15100.047.0
2019年8月150.0
2020年8月150.055.7
2021年8月150.016.0
2022年8月2033.352.3
2023年8月200.0182.5
2024年8月200.049.0
2025年8月200.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ15,092人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他50.947.550.952.952.654.8
事業法人43.743.744.143.944.043.8
自己株式1.21.00.81.61.51.4
金融機関5.16.64.52.82.01.0
外国法人0.10.70.20.11.00.2
証券会社0.11.50.30.20.30.2
外国人個人0.10.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社黒谷商店39.39
02黒谷 純久21.07
03株式会社SMC2.79
04黒谷 暁1.53
05黒谷 昌輝1.39
06株式会社北陸銀行0.98
07株式会社MERF従業員持株会0.92
08黒谷 春美0.84
09井上 哲0.49
10株式会社HARITA0.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−175%、1株純資産は14期で−32%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月−5963
2013年8月571,0095.811.134.9
2014年8月75051.438.5146.6
2015年8月75021.443.3139.3
2016年8月−27461
2017年8月7254014.510.910.6
2018年8月325565.917.547.0
2019年8月−16519
2020年8月275335.118.455.7
2021年8月9561116.78.916.0
2022年8月386486.115.752.3
2023年8月126451.950.4182.5
2024年8月386725.616.749.0
2025年8月−14652

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/8期の役員報酬は総額188百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
黒谷純久取締役会長(代表取締役)683,020,900
黒谷暁取締役社長(代表取締役)社長執行役員37219,500
浦田伊希子常務取締役 常務執行役員 美術工芸部長6637,000
石黒達郎取締役75
折橋清弘取締役71
長谷川豊取締役67
前川昌之取締役61
飴義彦常勤監査役688,000
西島剛監査役68
富岡和治監査役67

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31436614950
社外取締役629295
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,533字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社MERF)、連結子会社3社及び持分法適用関連会社1社により構成されており、非鉄金属事業と美術工芸事業を主たる業務としております。 非鉄金属事業は、銅を中心とした非鉄金属関連ビジネスとして、インゴットの製造・販売とリサイクル原料の加工・販売を2本柱として事業展開を図っております。 美術工芸事業は、美術工芸品に関する製造販売を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、当該2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 1.非鉄金属事業 当社グループの非鉄金属事業における大きな特徴は、インゴットとリサイクル原料を同時に取り扱っていることにより、雑多な非鉄金属を一括買いすることが可能であることです。通常、インゴット製造のみを行っている場合であれば、その製造に必要なリサイクル原料のみを仕入れることになりますが、当社グループの場合、幅広いリサイクル原料を取り扱うことが可能であります。 (1) インゴット インゴットについては、国内外から集荷した銅及び銅合金のリサイクル原料を原材料として配合、溶解し、得意先各社のニーズ、用途に合わせた形状・重量の製品約50品種を生産しております。 仕入れたリサイクル原料は、製品ごとの要求規格に合致する成分割合になるよう製造し、国内外の販売先(造船メーカー、住宅設備メーカー等)に販売しておりますが、製造を行う上で、それぞれの元素の地金同士を組成する場合であれば、製造技術上大きな困難はありません。一方、合金化されたリサイクル原料を用いてこれら複数の金属元素の組成を行うことは技術的要素が必要となります。当社は、各リサイクル原料の分析ができる技術と環境を有しており、国内外の規格や取引先が指定する独自の規格に適合するインゴットを製造しております。 <中心となる品種> ①船舶のスクリュー原材料として用いられる「アルミ青銅」(販売品名:CACIn703等) ②水栓金具、止水栓、産業用バルブ等、主に住宅産業向けに販売する「青銅」(販売品名:CACIn406等)、「鉛レス青銅」(販売品名:CACIn902等)、「黄銅」(販売品名:YBsC等) (2) リサイクル原料 リサイクル原料は、国内外の仕入先(リサイクル原料回収業者、メーカー等)から仕入れた約150品種の非鉄金属リサイクル原料について選別・プレス等を行い、国内外の販売先(電線メーカー、銅製錬メーカー等)に販売しているほか、自社インゴット製造のための溶解用材料として利用しております。リサイクル原料に係る処理は内製によって行っていますが、一部外注利用も行っております。 <中心となる品種> ①主に電線、銅板条・銅管、銅箔の各メーカー向けに販売するピカ線、赤ナゲット等 ②主に銅製錬メーカー向けに販売する銅屑、銅滓等 ③主に住宅設備や各種産業バルブ業界向けに販売する真中粉、セパ、メッキセパ等 ④アルミメーカー(軽圧、板条、二次合金)やステンレスメーカー向けに販売する写真板、サッシ、ビス付サッシ、アルミ缶、ステンレス等 (3) その他 その他の主なものとしては、伸銅品等の商品を仕入、販売しております。 2.美術工芸事業 当社グループの美術工芸事業では、美術工芸品の製造販売を行っており、貴金属製の置物や仏像・仏具が主な販売品目となっております。当事業では高度な鋳造技術と精緻な仕上げで、付加価値の高い製品を創り出しております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,631字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、創業以来、「天然資源の少ない日本で資源の有効利用を透明性の高い所で行う」を経営方針としております。当社グループは、日本のみならず世界中で発生した金属リサイクル原料を社会の大事な再利用可能な資源と捉え、金属のリサイクルを通じて低炭素化社会・循環型社会の実現に向け、社会的責任を果たせる企業グループを目指します。 (2) 経営戦略等 当社グループは、非鉄金属事業につきましては、非鉄金属のリサイクルをコアビジネスとし、その競争力を高めるためさまざまな施策に取り組んでいます。環境に配慮した資源需要は世界的に高まっており、当社グループは金属資源の有効活用を推し進め、金属リサイクル原料に付加価値を生み出し、社会に貢献していくことを重要な経営戦略と位置づけています。 美術工芸事業に関しましては、長期的に安定的利益を確保できるように、企画提案力、製造技術力のより一層の強化を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値の向上及び財務体質の強化を図るため、具体的な数値目標は設定しておりませんが、売上高経常利益率、自己資本比率、自己資本利益率、有利子負債比率を重要な経営指標としております。 (4) 経営環境 現在、地球温暖化や環境破壊等が世界中で起きており、カーボンニュートラルの実現に向け、各国では今まで以上に循環型社会や脱炭素化社会が志向されています。また、環境に配慮した電気自動車の普及もAIの活用拡大により進み、銅の需要は今後ますます高まっていくと想定されます。このように、当社グループを取り巻く事業環境は、リサイクル事業への関心の高まりの中で金属需要も趨勢的に増加していく状況にあります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①優秀な人材の確保 当社グループは、非鉄金属リサイクル原料を世界及び日本全国から集荷し、それを原材料として各種インゴットを製造し販売している事業と、集荷したリサイクル原料を選別・加工し販売する事業を主に行っており、あらゆる産業分野の基幹素材としての幅広いニーズに応えております。近年の多種多様な合金開発、市況の変化や営業戦略の多様化など当社グループを取り巻く環境の変化に迅速に対応していくためには、海外営業や商品市場取引等に精通した人材確保が必要であります。 そのために、採用制度の多様化を図り、中途採用と新卒採用の併用を行い、海外人材の採用強化も行っています。入社後の研修制度には、英語・中国語のメニューも加え整備をすすめており、人材育成制度の強化を行います。また、公平な人事制度の確立を目指すとともに、魅力ある職場作りの一環として福利厚生制度の充実も図っています。 ②海外市場への進出 我が国においては、ここ数年において工場の海外移転が進み、加えて、少子高齢化の進行で、金属リサイクル原料市場の今後の大きな拡大が見込めない環境となっております。 一方、新興国をはじめとした海外では、今後の成長が期待できる市場が数多くあり、当社グループの成長には、海外戦略が重要であると考えております。 以上のことから、当社グループでは、まず2012年7月に世界最大の市場である米国に当社初の海外拠点を設立し、2014年8月には東南アジアの拠点としてタイで現地企業との合弁会社を設立し、海外での営業基盤を構築いたしました。2025年1月には当社の連結子会社であるCMX Metalsが、米国カリフォルニア州において主に銅インゴットを製造するCalifornia Metal-Xの事業を譲り受け、事業を開始し好業績を遂げております。今後も引き続き海外での業容拡大を目指してまいります。 ③リスク管理体制の強化 当社グループの取り扱っている製・商品は、非鉄金属相場や為替相場等市場の変動に大きく影響を受けます。特に、近年の新興国等のインフラ整備拡大の影響による非鉄金属需要の増大に加え、主要国金融政策の変化に伴う投機資金の流出入もあって、非鉄金属価格や為替相場の変動率は高まっております。また海外需要の高まりや、国内でのリサイクル原料の発生量及び流通量が減少傾向にあることで輸出入取引も増加傾向が見込まれます。 このように、当社グループを取り巻く状況は大きく変化してきており、特に市場リスクの管理が重要になっております。 このため、ロンドン金属取引所(LME)での先物取引や為替予約取引等によるヘッジ手段の多様化、情報収集能力の強化を図り、また市場関連知識を持った人材の採用や育成を行うことによって、市場リスクの管理能力を高めていきます。 また、海外子会社及び海外関連会社を有していることから、海外拠点の管理体制の整備、強化も行っていきます。 ④事業分野の拡大 当社グループは、銅系商品を中心とした製品を中心に事業展開を行っておりますが、更なる業容拡大のためには、銅系以外の分野の強化が必要であります。社名「MERF」(MEtal Recycling for the Future)に込めた想いのとおり、銅系のみならず幅広い金属資源の再利用の取り扱いを増加すべく、鉄やレアメタルといった分野においても国内・海外を問わず経営資源を投入していきたいと考えています。加えて、循環型経済(サーキュラーエコノミー)におけるバリューチェーンの拡大も企図しております。その実現のために、銅系以外の分野に強い人材の育成や当該分野に強い業者との関係強化を目指します。 また、美術工芸事業では、販路拡大のためキャラクター商品を用いた金製品の開発をはじめとした企画型営業に取り組み、企画から製造引き渡しまでの一貫体制をとっております。精密鋳造技術による原型に忠実な再現力と金工技術による最終仕上げの完成度の高さやEC取引を活用してビジネスチャンスの拡大に努めております。当社グループ全体における美術工芸事業のシェアは非常に小さいものではありますが、今後も、市場・顧客に対し存在感のある製品を提供し、更なる事業拡大に努めていく予定です。
事業等のリスク4,944字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 原材料の調達について 当社グループは、原材料を国内外の複数の調達先を確保することで安定的な調達を行うよう努めています。しかしながら、市況環境の大幅な変化による発生量や流通量の減少から市場の需給環境が引き締まった結果、適正価格での調達難、調達不足からの大幅な仕入価格の上昇、生産活動への支障が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (2) 顧客が属する業界の需要動向について 当社グループの製品の主要な顧客は、造船業界、住宅販売、設備関連産業に属しています。したがって、当社グループの製品は、上記業界の非鉄金属に対する需要動向に大きく影響される可能性があります。今後何らかの要因で非鉄金属に対する需要が落ち込んだ場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 特定の販売先への集中 2025年8月期において、当社グループの売上高に占めるナカシマプロペラ株式会社の売上高比率は10.8%であります。 当該会社とは長期的な取引関係を継続しておりますが、何らかの理由により、取引関係の解消又は契約内容の大幅な変更等があった場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 非鉄金属相場、為替相場の変動等 当社グループの取扱い品目の価格は、毎日の非鉄金属相場や為替相場の影響を強く受けます。そのため価格変動リスク及び為替変動リスクのマネジメントは当社グループにとって非常に重要であります。 ①非鉄金属相場の影響 海外取引(仕入及び販売)は、ロンドン金属取引所(LME)の価格を基準として刻々と変化します。国内取引(仕入及び販売)は、国内建値(ロンドン金属取引所(LME)×TTS+諸費用)を基準として日々変化します。取引先との価格の決定方法としては、当月平均、前月平均、固定価格等、様々な決め方はありますが、LME価格は、それら全ての基準となっております。また製品及び原材料等については、それらの非鉄金属相場等で変動する直近月の平均販売単価や平均再調達単価等を時価として評価を実施します。これらのことから、非鉄金属相場の変動による利鞘の変動リスクや原材料等の在庫評価額の変動リスクが存在し、業績に影響を与える可能性があります。特に近年は、商品市場への投機資金の流入により価格の変動率は大幅に高まっており、リスク量は増大しております。このためロンドン金属取引所(LME)先物等によるリスクヘッジを行っていますが、これにより当該リスクを完全に回避できる保証はなく、当社グループの業績が大きな影響を受ける可能性があります。 ②為替相場の影響 当社グループでは、主にドル建てによる国際間取引の割合が高いため、為替変動の影響を受けます。このため為替予約等によるリスクヘッジを行っていますが、これにより当該リスクを完全に回避できる保証はなく、当社グループの業績が大きな影響を受ける可能性があります。 (注)TTS:対顧客電信売相場 -ご参考- 2020年9月から2025年8月までのロンドン金属取引所銅相場(LME銅キャッシュ月中平均)及び為替相場 (TTM月中平均)は下記の通りであります。 (注)TTM:電信中値相場 2020.9~2021.8   9月   10月   11月   12月   1月   2月   3月   4月   5月   6月   7月   8月 LME銅キャッシュ 単位:ドル/MT   6,712   6,703   7,063   7,755   7,970   8,460   9,005   9,336   10,184   9,612   9,434   9,357 為替相場(ドル・円) 単位:円   105.76   105.27   104.41   103.84   103.69   105.37   108.63   109.14   109.20   110.13   110.31   109.85 2021.9~2022.8   9月   10月   11月   12月   1月   2月   3月   4月   5月   6月   7月   8月 LME銅キャッシュ 単位:ドル/MT   9,324   9,779   9,765   9,550   9,776   9,941   10,238   10,183   9,363   9,033   7,530   7,961 為替相場(ドル・円) 単位:円   110.17   113.11   114.14   113.88   114.85   115.22   118.53   125.98   128.81   133.93   136.79   135.24 2022.9~2023.8   9月   10月   11月   12月   1月   2月   3月   4月   5月   6月   7月   8月 LME銅キャッシュ 単位:ドル/MT   7,735   7,621   8,030   8,367   9,000   8,955   8,836   8,814   8,234   8,386   8,445   8,352 為替相場(ドル・円) 単位:円   143.09   147.19   142.48   135.09   130.35   132.75   133.92   133.40   137.43   141.27   141.30   144.84 2023.9~2024.8   9月   10月   11月   12月   1月   2月   3月   4月   5月   6月   7月   8月 LME銅キャッシュ 単位:ドル/MT   8,271   7,940   8,174   8,394   8,344   8,311   8,676   9,482   10,129   9,642   9,394   8,964 為替相場(ドル・円) 単位:円   147.73   149.60   149.95   144.13   146.65   149.50   149.67   153.51   156.25   157.89   158.16   146.44 2024.9~2025.8   9月   10月   11月   12月   1月   2月   3月   4月   5月   6月   7月   8月 LME銅キャッシュ 単位:ドル/MT   9,255   9,539   9,075   8,920   8,978   9,329   9,731   9,192   9,530   9,834   9,778   9,646 為替相場(ドル・円) 単位:円   143.55   149.69   153.85   153.77   156.54   152.02   149.25   144.49   144.75   144.54   146.74   147.71 (データ出典 LME銅:ロンドン金属取引所 為替相場:三菱UFJリサーチ&コンサルティング) (5) 有利子負債 2025年8月期末において、当社グループの有利子負債は131億76百万円、総資産に対する割合は51.3%となっております。当社グループは、財務体質の改善に努力いたしておりますが、今後の金利動向が当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6) 法的規制について 当社グループは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(以下「廃棄物処理法」という。)に基づいて、産業廃棄物保管基準に則った保管を行い、産業廃棄物処理業者に収集運搬及び処理を委託しています。廃棄物処理法における(不適切な産業廃棄物の保管、委託処理に係る契約書の未作成、マニフェスト虚偽記載等)一定の要件に抵触した場合、行政処分等がなされる可能性があり、当社グループの風評、業績及び財政状態が悪影響を受ける可能性があります。 また、国内事業所において、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律などの環境関連法令に基づき、大気、排水、土壌等の汚染防止に努めておりますが、関連諸法令の改正・強化によって、当社グループにおいて新たな管理費用・処理費用負担が求められる可能性があります。 さらに、当社グループが製造、販売する一部の製品には、製造過程で毒物及び劇物取締法の対象となる薬品が使用されております。その管理については、法令を遵守するとともに当社グループの環境マネジメントマニュアルに従い、廃液流出や盗難、労災事故等への対応を行っておりますが、万が一、使用、保管上の不測の事態の発生や天災、火災等の事故があった場合、環境汚染を招く可能性があり、当社グループの風評、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) カントリーリスク 当社グループは、多国間取引の割合が高いことから、取引先各国の経済情勢に加え、貿易・通商規制、税制、予期しない法律又は規制の変更並びにそれらの解釈の相違等により、当社グループの業績及び財政状態が悪影響を受ける可能性があります。 (8) 設備事故等 当社グループは、多くの生産設備等を有しており、運転・保守管理と設備安全化の両面から労働災害及び生産設備等の事故防止の徹底を図っておりますが、万が一、重大な労働災害や設備事故等が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 (9) テロ、戦争、事故、地震など自然災害について 当社グループは、北陸地区における大規模な自然災害や、当社グループの製造施設における事故等が発生した場合、製造設備等への損害、生産活動の停止、取引先や製造施設近隣住民への補償等により、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。また、当社グループの主要取引先の地域での地震等の大規模な自然災害で、主要取引先の生産活動が停止した場合や広いエリアでの災害のため、経済全体が大きく減速した場合にも営業活動(仕入及び販売)が困難になることで当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 非鉄金属の鉱山が多い地域での地震、テロ、戦争などが起こった場合も、非鉄金属の供給及び価格に大きく影響を及ぼすことから、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (10) システム障害等 当社グループは、業務処理の基盤をコンピュータシステム及びその通信ネットワークに多く依存していることに加え、近年のリモートワーク拡大により、システム障害等の発生に係る重要性は一段と高いものとして認識しております。またシステムのメンテナンス等の一部はクラウドシステム業者を含む外部業者に委託しております。そのため、不測の事態に対しては、当社グループは障害発生時の体制整備、システムセキュリティの強化、通信回線やハードウェアの増強等、様々な対策を講じておりますが、これらの対策にもかかわらず、人為的過誤、サイバー攻撃、広範な自然災害や外部業者のトラブル等により、コンピュータシステムや通信ネットワークが利用できなくなることにより、当社グループの業務が停止する可能性があり、かかる状況が長期にわたる場合、当社グループに対する信頼性の低下を招く等の重大な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,252字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く外部環境は、国内においては雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復を背景に、緩やかな景気回復が見られました。一方で、長期化する地政学リスクや米国の関税政策、物価上昇の継続、金融資本市場の変動など、景気を下押しする要因もあり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。銅価格は、ロンドン金属取引所期中平均で前連結会計年度比6.7%高、為替相場は同1.2%ドル安に推移したことにより、期中平均円ベースCash価格では同5.1%高となりました。 このような外部環境のなか、当社グループの主力取扱商品である銅は、値動きが激しく安定的な仕入・販売が難しくなっております。さらに米国の強硬な関税政策に対抗した中国の輸出管理により、錫やビスマスなどインゴット製造に不可欠な素材価格が急上昇しており、コスト増の要因になっております。 当社グループにおいては、日々の急激な価格変動に伴い供給環境が厳しくなった結果、米国インゴットメーカー「California Metal-X」社(以下CMX社)事業譲受により販売数量はインゴットでは前連結会計年度比17.8%増加したものの、リサイクル原料では同17.3%減少したことにより、全体では同7.4%の減少となりました。また販売費及び一般管理費において、CMX社の買収に係る調査費用や法務手数料など一時的な費用が発生したほか、新規事業として取り組んできた基板事業に係る営業債権に関する損失を計上することとなりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は824億63百万円(前連結会計年度比0.5%増)、営業利益は1億17百万円(同91.9%減)、経常損失は2億20百万円(前連結会計年度は経常利益10億37百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は2億3百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益5億32百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (非鉄金属事業) 非鉄金属事業の主力取扱製品に影響を与えるロンドン金属取引所銅期中平均円ベースCash価格が前連結会計年度比5.1%高く推移したものの、インゴット並びにリサイクル原料の販売量が同7.4%減少したことから当連結会計年度の売上高は819億5百万円(前連結会計年度比0.5%増)となりました。 品目別では、インゴット売上高は355億48百万円(同27.6%増)、リサイクル原料売上高は461億25百万円(同13.9%減)、その他売上高は2億30百万円(同105.5%増)となりました。 (美術工芸事業) 美術工芸事業は、新商品の開発が順調に進んで売上の増加につながり、当連結会計年度の売上高は5億58百万円(前連結会計年度比4.0%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は16億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億3百万円増加いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は23億22百万円(前年同期は8億27百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失が2億16百万円、棚卸資産の増加が14億5百万円、仕入債務の減少が8億14百万円、前渡金の増加が4億4百万円、法人税等の支払額が4億37百万円あった一方、減価償却費が3億81百万円、売上債権の減少が32億2百万円、未収消費税等の減少が17億57百万円あったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は19億80百万円(前年同期は2億6百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が7億49百万円、事業譲受による支出が11億17百万円あったためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は29百万円(前年同期は1億72百万円の支出)となりました。これは主に短期借入金の純減少額が17億円、長期借入金の返済による支出が14億4百万円、配当金の支払額が2億82百万円あった一方、長期借入れによる収入が30億円、セール・アンド・リースバックによる収入が3億61百万円あったためであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   品目別   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) 非鉄金属事業(千円)   インゴット   35,548,976   127.6 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.リサイクル原料については、選別、プレスといった加工作業を主としており、生産実績がないため記載を省略しております。 3.美術工芸事業については、記載を省略しております。 b.受注実績 非鉄金属事業は受注生産と見込生産を併用しており、両者を明確に区別することが困難であること、また、非鉄金属相場等の市況は日々変動し期末日時点における受注高及び受注残高を合理的に算定することが困難であることから、記載を省略しております。 また、美術工芸事業については、受注生産と見込生産の明確な区分が困難であることから、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) 非鉄金属事業(千円)   81,905,458   100.5 美術工芸事業(千円)   558,000   104.0 合計(千円)   82,463,458   100.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ナカシマプロペラ株式会社   8,278,551   10.1   8,890,949   10.8 住友金属鉱山株式会社   8,227,739   10.0   -   - 3.当連結会計年度において住友金属鉱山株式会社は、販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は824億63百万円(前連結会計年度比0.5%増)、売上総利益23億33百万円(同25.2%減)、売上総利益率2.8%(同1.0ポイント減少)と、売上高は前連結会計年度を上回ったものの、利益面では大きく前連結会計年度を下回りました。また、販売費及び一般管理費において、米国インゴットメーカー「California Metal-X」社の買収に係る調査費用や法務手数料など一時的な費用が発生したほか、新規事業として取り組んできた基板事業に係る営業債権に関する損失を計上したことにより、前連結会計年度比32.7%増となり、営業利益は1億17百万円(同91.9%減)、経常損失は2億20百万円(前連結会計年度は経常利益10億37百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は2億3百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益5億32百万円)となりました。 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、インゴット売上高は355億48百万円(前連結会計年度比27.6%増)、リサイクル原料売上高は461億25百万円(同13.9%減)、美術工芸事業売上高は5億58百万円(同4.0%増)、その他売上高は2億30百万円(同105.5%増)となり、売上高合計では824億63百万円(同0.5%増)となりました。 主な変動要因は、次のとおりであります。 非鉄金属事業では、インゴット売上高につきましては、CMX Metalsの好調な業績寄与による販売数量増加に伴い、前連結会計年度比27.6%の増収となりました。一方、リサイクル原料売上高につきましては、製錬会社向け故銅などの受注環境が変化したことから、前連結会計年度比13.9%の減収となりました。 美術工芸事業では、新商品の開発が順調に進んで売上の増加につながり、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比4.0%の増収となりました。 (売上総利益) 売上総利益は、非鉄金属事業では、米国の関税政策に起因する価格変動に伴い安定的な利益確保が難しく減益となり、美術工芸事業では、利益率は若干の改善があり、売上高の増加に伴い増益となりました。この結果、前連結会計年度比25.2%減の23億33百万円となりました。また、売上総利益率も2.8%と前連結会計年度比1.0ポイント減少となりました。 (営業利益) 売上総利益が大幅に減少したことに加え、販売費及び一般管理費が22億15百万円(前連結会計年度比32.7%増)となったことにより、営業利益は1億17百万円(同91.9%減)となりました。 (営業外収益及び費用) 営業外収益は、貸倒引当金戻入額62百万円、受取利息16百万円、有価証券利息15百万円、受取配当金13百万円等により1億13百万円(前連結会計年度比348.8%増)となりました。 一方、営業外費用は、為替差損2億20百万円、支払利息1億82百万円、持分法による投資損失24百万円等により4億51百万円(同3.0%増)となりました。 (経常損益) 営業利益に営業外収益及び費用を加減し、2億20百万円の経常損失(前連結会計年度は経常利益10億37百万円)となりました。 (法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額) 課税所得の減少により、法人税、住民税及び事業税は41百万円(前連結会計年度比90.6%減)、法人税等調整額は△54百万円(前連結会計年度は△28百万円)となり、法人税等合計は△13百万円(前連結会計年度は4億12百万円)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純損失は2億3百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益5億32百万円)となりました。 目標とする経営指標について 当社グループは、企業価値の向上及び財務体質の強化を図るため、売上高経常利益率、自己資本比率、自己資本利益率、有利子負債比率を重要な経営指標としております。 今期の実績は、下表の通りとなりました。 経営指標   前連結会計年度 (2024年8月31日)   当連結会計年度 (2025年8月31日)   前年同期比 売上高経常利益率   1.3%   △0.3%   △1.5% 自己資本比率   35.6%   35.9%   0.2% 自己資本利益率   5.6%   △2.2%   △7.8% 有利子負債比率   134.9%   142.9%   8.1% ②経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因といたしましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク(4) 非鉄金属相場、為替相場の変動等」に記載のとおり、当社グループの取扱い品目が、日々の非鉄金属相場や為替相場の影響を強く受けるため、これら二つの市場の相場変動により大きな影響を受ける可能性があります。 ③資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金調達としては、運転資金に関しては、手許資金(利益等の内部留保金)及び長期借入金による調達を基本とし、不足が生じる場合には調達コストも考慮し、短期借入金による調達で賄っております。設備資金に関しては、手許流動性資金を勘案の上、不足が生じる場合には、長期借入金もしくはリースによる調達で賄っております。ただし、設備資金の不足が生じる期間が短期間である場合には、短期借入金による調達で賄っております。 長期資金の調達に際しては、金利動向を注視し、株式の発行に関しては、資本政策に基づき、株式価値の希薄化や配当金の負担等を考慮して実施しております。 資金の流動性については、利益の確保に加え、棚卸資産管理及び売掛債権の管理を行うことにより、営業活動によるキャッシュ・フローの安定的確保に努めております。 ④財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は212億11百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億9百万円減少いたしました。その主な要因といたしましては、棚卸資産が17億59百万円、前渡金が4億4百万円増加した一方で、売上債権が28億24百万円、未収消費税等が17億11百万円減少したことによるものであります。固定資産は44億93百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億3百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、機械装置及び運搬具(純額)が2億11百万円、リース資産(純額)が4億10百万円、投資有価証券が3億68百万円、長期貸付金が1億51百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は257億5百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億6百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は123億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億72百万円減少いたしました。その主な要因といたしましては、仕入債務が9億3百万円、短期借入金が17億円減少したことによるものであります。固定負債は41億58百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億30百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、長期借入金が14億73百万円、リース債務が4億1百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は164億87百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億41百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は92億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億64百万円減少いたしました。その主な要因といたしましては、その他有価証券評価差額金が2億49百万円増加した一方で、利益剰余金が4億85百万円減少したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は35.9%(前連結会計年度末は35.6%)となりました。 ⑤キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により獲得した資金23億22百万円を投資活動による資金として19億80百万円、財務活動による資金として29百万円使用した結果、前連結会計年度末に比べ1億3百万円増加し、当連結会計年度末の資金残高は16億37百万円となりました。なお、各キャッシュ・フローの増減要因につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑥重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に従って作成されております。当社グループは、連結財務諸表の作成に際し、連結決算日における資産・負債の決算数値及び偶発債務の開示並びに連結会計年度における収益・費用の決算数値に影響を与える見積りを、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づいて行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、当社グループは、特に以下の重要な会計方針に関して、使用される当社グループの重要な判断、見積りが当社グループの連結財務諸表の作成において大きな影響を及ぼすと考えております。 (棚卸資産の評価減) 当社グループは、棚卸資産の市場需要に基づく将来の消費見込み又は販売見込み並びに市場状況に基づく時価の見積額を測定し、棚卸資産が将来に獲得可能なキャッシュ・フローを見積り、必要な評価減を計上しております。具体的には製品及び原材料等の評価は非鉄金属相場等で変動する直近月の平均販売単価や平均再調達単価等を時価とした評価を実施しており、実際の市場における将来需要又は時価が当社グループの見積りより悪化した場合、期末に計上した評価減を超える損失が発生する可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性) 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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