概要
鳥羽洋行は1949年設立の機械工具専門商社である。制御機器、FA機器、産業機器を主力とし、空気圧機器や産業用ロボットの販売に強みを持つ。本社は東京都文京区。2026年3月期の売上高は291億円、従業員数は261名。国内外に23の営業所と3つの海外子会社を持つ。
事業の柱は3つの製品カテゴリー
鳥羽洋行の取扱品目は制御機器、FA機器、産業機器の3つに大別される。制御機器では空気圧機器や電子センサー、真空機器などを扱い、1960年代の空気圧機器誕生時から販売代理店としての権利を確保している。FA機器では産業用ロボットや自動組立機、表面実装システムなどを得意先の生産革新に向けて提供する。産業機器では電動ドライバーやアルミフレーム、無人搬送車などを、自動車や半導体関連企業に供給する。
国内23拠点と海外3子会社による販売網
国内は営業本部の下に23の営業所を配置し、地域密着型の直接販売を行う。海外は営業本部直轄の海外事業グループが担当し、中国・上海に鳥羽(上海)貿易有限公司(2008年設立)、タイ・バンコクにTOBA(THAILAND)CO.,LTD.(2012年設立)、ベトナム・ハノイにTOBA,INC.(VIETNAM)CO.,LTD(2020年設立)の3つの連結子会社を持つ。2024年には株式会社和泉テック及び和泉テクニカル・ラボを子会社化した。
「信用第一主義」を掲げる経営方針
社是に「何事にも無理なく、堅実に、しかも進取、独創、能率的に経営し、信用を第一におく」を掲げる。経営指標としてROE 8.0%以上、PBR 1倍以上を目標とする。中期経営計画「Next Stage 2029」に基づき、新しい販売市場の開拓、環境負荷の低い高付加価値商品の発掘、人材投資、業務効率化、ガバナンス強化を課題とする。本社及び全営業所でISO14001(2007年取得)とISO9001(2019年取得)を取得している。
単一セグメントで卸売と直接販売を融合
当社グループは単一の事業セグメントで、メーカーから仕入れた商品を主に大手ユーザーに直接販売する形態を取る。仕入先は約1,200社に上る。専門知識が必要な半導体製造装置向けチップマウンター等は特機システムグループが対応する。営業担当者には空気圧装置組立て技能士やFAロボットメーカーSE資格の取得を推進している。
業界の中での役割はFA機器・制御機器の販売代理店にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01製造業(生産工程)主力
空気圧機器、センサー、産業用ロボット、自動組立機など工場の自動化に必要な機器を、約1,200社の仕入先から調達し、国内・海外のユーザーに直接販売。半導体製造装置向けなど専門知識が求められる商品には特機システムグループが対応。
- 空気圧機器
- 工場の自動化でシリンダーやバルブなどに使用。長年の販売実績と国家資格保有の営業担当者が強み。
- FAロボット
- 産業用ロボットや自動組立機など。生産ラインの省力化・自動化を支援する。
- 半導体製造装置用部材
- チップマウンターやアルミフレームなど、半導体製造装置に組み込まれる部材。
製品と技術
制御機器—空気圧機器とセンサーで自動化を支える
制御機器は生産工程の自動化に用いられる空気圧機器、電子センサー、圧力センサー、流体継手、真空機器、緩衝器などを含む。鳥羽洋行は1960年代の空気圧機器誕生時から販売代理店権利を確保し、長年の取引実績を持つ。営業担当者の多くが国家資格「空気圧装置組立て技能士」を保有する。半導体製造装置や液晶基板製造装置向けの部材供給も行う。
FA機器—産業用ロボットと自動化システム
FA機器部門では産業用ロボット、自動組立機、表面実装システム、レーザー加工機、精密塗布装置などを取り扱う。得意先の生産革新を支援し、コストダウンや熟練工不足対策として提案を行う。営業担当者はFAロボットメーカーのSE資格取得を推進しており、技術的専門知識を武器に差別化を図る。
産業機器—工具から搬送システムまで広範に
産業機器は電動ドライバーを中心とした工具類、アルミフレーム、無人搬送車、コンベア、ろ過フィルター、環境システムなどを含む。特に自動車関連得意先向けの無人搬送車や、半導体製造装置関連のアルミフレーム需要に対応する。生産現場の多様なニーズに応える品揃えを持つ。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
産業用電子機器商社、中堅で安定収益
鳥羽洋行は、産業用電子機器や半導体製造装置関連の商社です。卸売業界において、リョーサン菱洋ホールディングスのような大手と競合する中堅プレイヤーです。売上高は約300億円規模で、2026年3月期の営業利益率は5.15%と業界平均並み。同業の高千穂交易などと比較しても規模は小さいですが、特定の顧客セグメントに強みを持ちます。半導体市況や設備投資動向に影響を受けやすい体質です。
強み
- 半導体製造装置関連など、専門性の高い分野で顧客と強固な関係
- 営業利益率5%前後を維持し、収益が安定している
- 中堅規模ならではの機動的な意思決定が可能
- 小回りの利くサービスで、大手にはない付加価値を提供
課題
- 大手に対し規模の面で劣り、価格競争で不利になる可能性
- 半導体市況や設備投資動向に業績が左右されやすい
- 専門知識を持つ人材の確保・育成が成長の鍵
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字が鳥羽洋行
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3180ビューティガレージ | 206億円 | 22.2倍 |
| 2 | 3157ジオリーブグループ | 201億円 | 9.1倍 |
| 3 | 3166OCHIホールディングス | 201億円 | 14.7倍 |
| 4 | 7539アイナボホールディングス | 191億円 | 10.6倍 |
| 5 | 9996サトー商会 | 190億円 | 13.8倍 |
| 6 | 7472鳥羽洋行 | 187億円 | 14.1倍 |
| 7 | 3168MERF | 183億円 | 10.9倍 |
| 8 | 3154メディアスホールディングス | 178億円 | 18.9倍 |
| 9 | 7634星医療酸器 | 175億円 | 11.6倍 |
| 10 | 5885ジーデップ・アドバンス | 174億円 | 22.3倍 |
| 11 | 9857英和 | 170億円 | 8.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
機械工具販売会社として東京都中央区に設立(1949年)
1949年12月、機械工具販売を目的として東京都中央区に株式会社鳥羽洋行を設立。その後、1952年3月に大阪支店(現大阪営業所)、1956年12月に清水出張所(現静岡営業所)を開設し、国内販売網の拡大を開始した。
1960年代に営業拠点を全国へ展開
1958年8月に管工機材部(現東京営業所)、1962年10月に名古屋出張所、1963年6月に本店営業部(卸部)、1965年9月に直接販売部を開設。1966年10月には本社内に貿易部(現海外事業グループ)を設置し、海外取引の基盤を築いた。1968年から1970年にかけて厚木、熊谷、横浜の各営業所を開設し、関東圏でのプレゼンスを強化した。
組織再編と店頭登録を経た1990年代
1995年11月、日本証券業協会に店頭登録。1998年6月には組織変更に伴い東京都大田区に店舗を新築し、横浜営業所を東京南営業所に改称。同年9月に本社を東京都文京区へ移転した。1982年には池袋支店と京橋支店を統合し東京支店とするなど、営業所の統廃合を進めた。
2000年代の上場と海外子会社設立
2004年12月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2006年4月に東京第一・第二営業所を統合し東京営業所とするなど組織を再編。2007年2月に本社及び全営業所でISO14001認証を取得。2008年12月に中国・上海市に鳥羽(上海)貿易有限公司を設立し、初の海外連結子会社とした。2012年5月にはタイにTOBA(THAILAND)CO.,LTD.を設立。
ISO9001取得とベトナム進出、市場区分移行(2019〜2022年)
2019年7月、本社及び全営業所でISO9001認証を取得。2020年6月、ベトナム・ハノイにTOBA,INC.(VIETNAM)CO.,LTDを設立。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、ジャスダックからスタンダード市場へ移行した。
子会社化による事業拡大(2024年)
2024年1月、株式会社和泉テック及び株式会社和泉テクニカル・ラボの全株式を取得し、連結子会社化した。これにより、機械工具販売に加えて技術サービス分野の強化を図っている。
年表29件を開く
1940年代
- 1949年12月創業機械工具販売を目的として、東京都中央区に株式会社鳥羽洋行を設立。
1950年代
- 1952年3月大阪市西区に大阪支店を開設(現 大阪営業所)。
- 1956年12月静岡県静岡市に清水出張所を開設(現 静岡営業所)。
- 1958年8月東京都中央区に管工機材部を開設(現 東京営業所)。
1960年代
- 1962年10月名古屋市中区に名古屋出張所を開設(現 名古屋営業所。現在の所在地は名古屋市名東区)。
- 1963年6月東京都中央区に本店営業部(卸部)を開設(現 東京営業所)。
- 1965年9月東京都豊島区に本店営業部(直接販売部)を開設(現 東京営業所)。
- 1966年10月本社内に貿易部を開設(現 海外事業グループ)。
- 1968年3月神奈川県厚木市に厚木出張所を開設(現 厚木営業所)。
- 1969年4月埼玉県熊谷市に熊谷出張所を開設(現 熊谷営業所)。
1970年代
- 1970年10月神奈川県横浜市に横浜営業所を開設。
- 1970年11月東京都豊島区に中央倉庫事務所を開設し主要商品の仕入を行い、主として関東地区営業所に供給(現 仕入グループ)。
- 1976年3月栃木県宇都宮市に宇都宮営業所を開設。
1980年代
- 1981年11月茨城県土浦市に池袋支店土浦営業所を開設(現 茨城営業所。現在の所在地は茨城県牛久市)。
- 1982年10月M&A東京都文京区に土地を購入し、店舗新築と同時に池袋支店と京橋支店を統合して東京支店(現 東京営業所)と改称。
1990年代
- 1995年11月日本証券業協会に売買有価証券として店頭登録。
- 1998年6月組織変更に伴い、東京都大田区に店舗を新築。横浜営業所、海外事業グループ、仕入グループを移転し、横浜営業所を東京南営業所に改称。
- 1998年9月本社を東京都文京区へ移転。
2000年代
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所(東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場。
- 2006年4月M&A組織変更に伴い、東京第一営業所と東京第二営業所を統合して東京営業所とし、大阪営業所と大阪東部営業所を統合して大阪営業所に改称。
- 2006年8月本社ビル建て替え完了に伴い、海外事業グループを本社ビル内に移転。
- 2006年10月大阪ビル建て替え完了に伴い、大阪営業所を大阪ビルに移転。
- 2007年2月本社及び全営業所においてISO14001の認証を取得。
- 2008年12月中華人民共和国上海市に子会社(鳥羽(上海)貿易有限公司)を設立(現 連結子会社)。
2010年代
- 2012年5月M&Aタイ王国バンコク市に子会社(TOBA(THAILAND)CO.,LTD.)を設立。
- 2019年7月本社及び全営業所においてISO9001の認証を取得。
2020年代
- 2020年6月M&Aベトナム社会主義共和国ハノイ市に子会社(TOBA,INC.(VIETNAM)CO.,LTD)を設立。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。
- 2024年1月M&A株式会社和泉テック及び株式会社和泉テクニカル・ラボの全株式を取得し子会社化(現 連結子会社)。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE8.0%以上
- PBR1倍以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
FAプランナーとしての提案力強化
機械工具専門商社として、産業用ロボットやFA機器、環境配慮型商品を提案し、設備投資効率向上に貢献する。他社との差別化を図る付加価値営業を推進する。
- 02
新販売市場の開拓
技術革新の進む産業界において、半導体や自動車など成長分野の需要を取り込み、業容拡大につながる新しい販売市場を開拓する。
- 03
高付加価値商品の開発・発掘
環境負荷が低く、同業他社と差別化できる高付加価値な商品を発掘し、競争力を高める。
- 04
人材への投資と確保
既存人材の成長支援と、将来を担う感性豊かな人材の確保に注力し、人的資本を強化する。
- 05
業務効率化とガバナンス強化
基幹システムの更新などによる業務効率・顧客満足度の向上と、変化する社会情勢に対応するコーポレート・ガバナンスの強化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で261人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は569万円で、9期前と比べて+8.5%。平均年齢は36.7歳、平均勤続年数は12.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 228 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 232 | — |
| 2019年3月 | 524 | 36.4 | 12.3 | 243 | — |
| 2020年3月 | 514 | 35.8 | 11.5 | 245 | — |
| 2021年3月 | 502 | 35.5 | 11.4 | 254 | — |
| 2022年3月 | 525 | 35.3 | 11.5 | 254 | — |
| 2023年3月 | 542 | 36.0 | 12.1 | 256 | — |
| 2024年3月 | 521 | 36.0 | 12.2 | 262 | — |
| 2025年3月 | 532 | 35.9 | 12.2 | 265 | 642 |
| 2026年3月 | 569 | 36.7 | 12.9 | 261 | 575 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内鳥羽(上海)貿易有限公司(注)2中華人民共和国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱和泉テック宮城県仙台市泉区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱和泉テクニカル・ラボ宮城県仙台市泉区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は291億円、営業利益は15億円。前期と比べると減収減益で、売上が-7.9%、利益が-11.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 320億円 | 291億円 |
| 営業利益 | 17億円 | 15億円 |
| 純利益 | 12億円 | 11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥120 | ¥120 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は81億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.9%、営業利益は+66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 79 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 67 | 3 | 4.5 | 2 |
| 2024年2Q | 71 | 4 | 5.6 | 3 |
| 2024年3Q | 76 | 5 | 6.6 | 4 |
| 2024年4Q | 70 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 142 | 7 | 4.9 | 5 |
| 2025年4Q | 174 | 10 | 5.7 | 7 |
| 2026年2Q | 144 | 7 | 4.9 | 6 |
| 2026年4Q | 147 | 8 | 5.4 | 5 |
| 2027年1Q | 81 | 5 | 6.2 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は182億円から291億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は5.2%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 182 | — | 10 | — | 6 |
| 2014年3月 | 163 | — | 7 | — | 4 |
| 2015年3月 | 190 | — | 10 | — | 7 |
| 2016年3月 | 229 | — | 14 | — | 9 |
| 2017年3月 | 222 | — | 12 | — | 8 |
| 2018年3月 | 285 | — | 19 | — | 13 |
| 2019年3月 | 291 | — | 20 | — | 14 |
| ベトナム社会主義共和国ハノイ市に子会社(TOBA,INC.(VIETNAM)CO.,LTD)を設立。 | |||||
| 2020年3月 | 262 | — | 14 | — | 10 |
| 2021年3月 | 250 | — | 14 | — | 9 |
| 2022年3月 | 297 | — | 21 | — | 14 |
| 2023年3月 | 295 | — | 18 | — | 14 |
| 株式会社和泉テック及び株式会社和泉テクニカル・ラボの全株式を取得し子会社化(現 連結子会社)。 | |||||
| 2024年3月 | 284 | — | 16 | — | 11 |
| 2025年3月 | 316 | 17 | 18 | 5.4 | 12 |
| 2026年3月 | 291 | 15 | 16 | 5.2 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高291億円のうち、営業利益として残るのは15億円で5.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.9%247億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.0%29億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.2%15億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが32億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは26億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は124億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 19 | −1 | −2 | 18 | 72 |
| 2014年3月 | 0 | −1 | −2 | −1 | 69 |
| 2015年3月 | 6 | −1 | −10 | 5 | 63 |
| 2016年3月 | 0 | 10 | −3 | 10 | 74 |
| 2017年3月 | 18 | −2 | −4 | 16 | 84 |
| 2018年3月 | 5 | 4 | −3 | 9 | 90 |
| 2019年3月 | 22 | −5 | −5 | 17 | 102 |
| 2020年3月 | 1 | 0 | −5 | 1 | 97 |
| 2021年3月 | 10 | −6 | −5 | 4 | 97 |
| 2022年3月 | 14 | −8 | −8 | 6 | 96 |
| 2023年3月 | 12 | 1 | −9 | 13 | 100 |
| 2024年3月 | 27 | 7 | −8 | 34 | 126 |
| 2025年3月 | −8 | −6 | −10 | −14 | 105 |
| 2026年3月 | 32 | −6 | −7 | 26 | 124 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は292億円。このうち返さなくてよい自己資本が218億円で、自己資本比率は74.6%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 185 | 137 | 48 | 73.9 |
| 2014年3月 | 192 | 140 | 52 | 72.9 |
| 2015年3月 | 196 | 139 | 57 | 70.7 |
| 2016年3月 | 215 | 146 | 69 | 67.6 |
| 2017年3月 | 220 | 150 | 70 | 68.4 |
| 2018年3月 | 258 | 165 | 93 | 63.8 |
| 2019年3月 | 273 | 171 | 102 | 62.6 |
| 2020年3月 | 265 | 175 | 90 | 66.0 |
| 2021年3月 | 272 | 184 | 88 | 67.4 |
| 2022年3月 | 290 | 193 | 97 | 66.5 |
| 2023年3月 | 291 | 198 | 93 | 67.9 |
| 2024年3月 | 321 | 205 | 116 | 63.7 |
| 2025年3月 | 307 | 210 | 97 | 68.2 |
| 2026年3月 | 292 | 218 | 74 | 74.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で284社中23位あたり、逆に低いのは売上成長率で284社中272位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,985で、1年前と比べて+3.7%。過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.1倍 |
| PER (会社予想) | 12.6倍 |
| PBR | 0.71倍 |
| 配当利回り | 3.01% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
6月下旬から上昇基調。7/14に3985円、7/15に4070円の高値。その後は3900円台で推移。週足では25日線(3743円)を上回り、75日線(3747円)もクリア。52週高値4270円からは約8%低い。1ヶ月で+10.9%上昇。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER13.9倍は業界平均17.4倍を下回り、PBR0.70倍も同平均1.19倍を下回る。配当利回り3.27%は同平均2.58%を上回り、株主還元は安定。ROE5.2%は低めで、売上高は増加傾向だが純利益は横ばい。割安だが収益性改善が望まれる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.1倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 12.6倍 | — |
| PBR | 0.71倍 | 1.24倍 |
| ROE | 5.2% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
国内の半導体・電子部品需要の回復が追い風となる一方、在庫調整の長期化や中国経済の減速がリスク。強気派は半導体市場の回復で受注増加を期待。弱気派は業績が不安定で、成長性に欠け、PBR0.7倍と割安だがROE5%台と低く、改善の兆しが見えない。
- 半導体需要の回復期待
2025/3期増収増益予想で、半導体市況の回復が追い風。
- 配当利回りの高さ
3.27%と高水準で、下支え材料。
- PBR0.7倍の割安感
解散価値に対して株価が低く、下値は限定的。
- 2025年3月期純利益12億円と前期比9%増2025/3期実績影響弱
純利益12億円は前期11億円から増加、安定収益を示す。
- PBR0.70倍と1倍割れの割安是正余地不定影響中
PBR0.70倍は資産価値比で割安、改善期待。
- 配当利回り3.27%と高水準の株主還元継続影響弱
配当利回り3.27%は業界平均を上回る。
- 外国人保有比率4.4%と低く買い増し余地不定影響弱
外国人持株4.43%は低く、上昇余地。
- 業績の不安定さ
過去の減収減益局面があり、収益の安定性に欠ける。
- 低い収益性
ROE5.2%と低く、資本効率の改善が見込めない。
- 業界の競争激化
専門商社は競合が多く、差別化が難しい。
- 2026年3月期売上高291億円と前期比7.9%減収2026/3期影響中
売上高316億円→291億円に減少。
- 2026年3月期営業利益15億円と前期比11.8%減益2026/3期影響中
営業利益17億円→15億円に減少、収益鈍化。
- 営業利益率5.15%と前期比低下2026/3期影響弱
営業利益率5.38%→5.15%に低下。
- 時価総額184億円の小型株流動性リスク継続影響弱
時価総額184億円と小型で流動性低い。
- 売上高成長率
- 需要動向を反映し、業績の先行指標。
- 営業利益率
- 収益力の改善度合いを測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり120円で、前期から+15.4%。いまの株価に対する利回りは3.01%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 65 | — | 38.9 |
| 2018年3月 | 110 | 69.2 | 42.8 |
| 2019年3月 | 120 | 9.1 | 42.0 |
| 2020年3月 | 120 | 0.0 | 61.8 |
| 2021年3月 | 100 | −16.7 | 54.3 |
| 2022年3月 | 120 | 20.0 | 47.5 |
| 2023年3月 | 120 | 0.0 | 38.9 |
| 2024年3月 | 120 | 0.0 | 46.5 |
| 2025年3月 | 130 | 8.3 | 45.7 |
| 2026年3月 | 150 | 15.4 | 57.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥120
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,955人。区分でいちばん多いのは個人・その他で69.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.5%を占め、残る74.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 67.7 | 68.3 | 70.7 | 71.5 | 73.1 | 69.2 |
| 事業法人 | 18.5 | 19.8 | 18.2 | 18.3 | 17.3 | 21.4 |
| 自己株式 | 13.3 | 9.3 | 12.3 | 14.7 | 15.8 | 16.7 |
| 外国法人 | 3.6 | 4.2 | 4.7 | 4.8 | 4.8 | 4.4 |
| 金融機関 | 9.4 | 6.4 | 4.7 | 3.0 | 2.9 | 3.1 |
| 政府・自治体 | — | 0.4 | 0.7 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
| 証券会社 | 0.8 | 0.8 | 0.9 | 1.4 | 0.9 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 一般社団法人水と柏の会 | 7.32 |
| 02 | 鳥羽洋行取引先持株会 | 5.85 |
| 03 | 鳥羽重良 | 3.26 |
| 04 | いちごトラスト・ピーティーイー・リミテッド(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 3.19 |
| 05 | 藤森立子 | 2.62 |
| 06 | 鳥羽洋行社員持株会 | 2.51 |
| 07 | 千代田インテグレ株式会社 | 2.38 |
| 08 | 鳥羽洋行共済会 | 2.23 |
| 09 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 1.94 |
| 10 | SMC株式会社 | 1.91 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+129%、1株純資産は14期で+93%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 123 | 2,884 | 4.3 | 15.7 | 40.6 |
| 2014年3月 | 90 | 2,941 | 3.1 | 19.1 | 55.3 |
| 2015年3月 | 148 | 3,217 | 4.8 | 13.3 | 40.5 |
| 2016年3月 | 208 | 3,377 | 6.2 | 10.2 | 49.6 |
| 2017年3月 | 177 | 3,488 | 5.2 | 11.8 | 38.9 |
| 2018年3月 | 296 | 3,815 | 8.1 | 11.0 | 42.8 |
| 2019年3月 | 317 | 3,949 | 8.2 | 8.5 | 42.0 |
| 2020年3月 | 225 | 4,049 | 5.6 | 10.7 | 61.8 |
| 2021年3月 | 219 | 4,243 | 5.3 | 11.7 | 54.3 |
| 2022年3月 | 331 | 4,531 | 7.6 | 8.5 | 47.5 |
| 2023年3月 | 340 | 4,812 | 7.3 | 8.4 | 38.9 |
| 2024年3月 | 265 | 5,116 | 5.3 | 13.9 | 46.5 |
| 2025年3月 | 311 | 5,305 | 5.9 | 11.3 | 45.7 |
| 2026年3月 | 282 | 5,571 | 5.2 | 13.8 | 57.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 遠藤稔 | 代表取締役 社長 | 67 | 24,000 |
| 千國哲王 | 取締役 営業本部長 | 56 | 8,000 |
| 島津政則 | 取締役 管理本部長 | 61 | 9,000 |
| 池田智則 | 取締役 中部ブロック長兼 関西ブロック長 | 53 | 8,000 |
| 村木義和 | 取締役 営業企画室長 | 60 | 6,000 |
| 小川隆之 | 取締役 | 72 | — |
| 成瀬圭珠子 | 取締役 | 63 | — |
| 岩田伸 | 取締役 | 70 | — |
| 酒井孝弘 | 常勤監査役 | 67 | 5,000 |
| 早﨑信 | 監査役 | 63 | — |
| 川口伸 | 監査役 | 70 | — |
| 上田望美 | 監査役 | 52 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 堀眞彰 | 取締役 | 66 |
| 飯塚良成 | 監査役 | 61 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 44 | 36 | 13 | 93 | 19 |
| 社外取締役 | 7 | 14 | — | — | 14 | 2 |
| 監査役 | 1 | 10 | — | — | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,610字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,659字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,296字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,849字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第77期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-16
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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