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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

鳥羽洋行

TOBA,INC.7472 · Standard · 卸売業

制御機器・FA機器の専門商社。空気圧機器では長年の販売実績を持ち、半導体製造装置向けなど産業自動化ニーズに強み。

概要

鳥羽洋行は1949年設立の機械工具専門商社である。制御機器、FA機器、産業機器を主力とし、空気圧機器や産業用ロボットの販売に強みを持つ。本社は東京都文京区。2026年3月期の売上高は291億円、従業員数は261名。国内外に23の営業所と3つの海外子会社を持つ。

事業の柱は3つの製品カテゴリー

鳥羽洋行の取扱品目は制御機器、FA機器、産業機器の3つに大別される。制御機器では空気圧機器や電子センサー、真空機器などを扱い、1960年代の空気圧機器誕生時から販売代理店としての権利を確保している。FA機器では産業用ロボットや自動組立機、表面実装システムなどを得意先の生産革新に向けて提供する。産業機器では電動ドライバーやアルミフレーム、無人搬送車などを、自動車や半導体関連企業に供給する。

国内23拠点と海外3子会社による販売網

国内は営業本部の下に23の営業所を配置し、地域密着型の直接販売を行う。海外は営業本部直轄の海外事業グループが担当し、中国・上海に鳥羽(上海)貿易有限公司(2008年設立)、タイ・バンコクにTOBA(THAILAND)CO.,LTD.(2012年設立)、ベトナム・ハノイにTOBA,INC.(VIETNAM)CO.,LTD(2020年設立)の3つの連結子会社を持つ。2024年には株式会社和泉テック及び和泉テクニカル・ラボを子会社化した。

「信用第一主義」を掲げる経営方針

社是に「何事にも無理なく、堅実に、しかも進取、独創、能率的に経営し、信用を第一におく」を掲げる。経営指標としてROE 8.0%以上、PBR 1倍以上を目標とする。中期経営計画「Next Stage 2029」に基づき、新しい販売市場の開拓、環境負荷の低い高付加価値商品の発掘、人材投資、業務効率化、ガバナンス強化を課題とする。本社及び全営業所でISO14001(2007年取得)とISO9001(2019年取得)を取得している。

単一セグメントで卸売と直接販売を融合

当社グループは単一の事業セグメントで、メーカーから仕入れた商品を主に大手ユーザーに直接販売する形態を取る。仕入先は約1,200社に上る。専門知識が必要な半導体製造装置向けチップマウンター等は特機システムグループが対応する。営業担当者には空気圧装置組立て技能士やFAロボットメーカーSE資格の取得を推進している。

業界の中での役割はFA機器・制御機器の販売代理店にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
291億円
営業利益
15億円
営業利益率
5.2%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01製造業(生産工程)主力

空気圧機器、センサー、産業用ロボット、自動組立機など工場の自動化に必要な機器を、約1,200社の仕入先から調達し、国内・海外のユーザーに直接販売。半導体製造装置向けなど専門知識が求められる商品には特機システムグループが対応。

主な製品・サービス3
空気圧機器
工場の自動化でシリンダーやバルブなどに使用。長年の販売実績と国家資格保有の営業担当者が強み。
FAロボット
産業用ロボットや自動組立機など。生産ラインの省力化・自動化を支援する。
半導体製造装置用部材
チップマウンターやアルミフレームなど、半導体製造装置に組み込まれる部材。

製品と技術

制御機器—空気圧機器とセンサーで自動化を支える

制御機器は生産工程の自動化に用いられる空気圧機器、電子センサー、圧力センサー、流体継手、真空機器、緩衝器などを含む。鳥羽洋行は1960年代の空気圧機器誕生時から販売代理店権利を確保し、長年の取引実績を持つ。営業担当者の多くが国家資格「空気圧装置組立て技能士」を保有する。半導体製造装置や液晶基板製造装置向けの部材供給も行う。

FA機器—産業用ロボットと自動化システム

FA機器部門では産業用ロボット、自動組立機、表面実装システム、レーザー加工機、精密塗布装置などを取り扱う。得意先の生産革新を支援し、コストダウンや熟練工不足対策として提案を行う。営業担当者はFAロボットメーカーのSE資格取得を推進しており、技術的専門知識を武器に差別化を図る。

産業機器—工具から搬送システムまで広範に

産業機器は電動ドライバーを中心とした工具類、アルミフレーム、無人搬送車、コンベア、ろ過フィルター、環境システムなどを含む。特に自動車関連得意先向けの無人搬送車や、半導体製造装置関連のアルミフレーム需要に対応する。生産現場の多様なニーズに応える品揃えを持つ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

産業用電子機器商社、中堅で安定収益

鳥羽洋行は、産業用電子機器や半導体製造装置関連の商社です。卸売業界において、リョーサン菱洋ホールディングスのような大手と競合する中堅プレイヤーです。売上高は約300億円規模で、2026年3月期の営業利益率は5.15%と業界平均並み。同業の高千穂交易などと比較しても規模は小さいですが、特定の顧客セグメントに強みを持ちます。半導体市況や設備投資動向に影響を受けやすい体質です。

強み

  • 半導体製造装置関連など、専門性の高い分野で顧客と強固な関係
  • 営業利益率5%前後を維持し、収益が安定している
  • 中堅規模ならではの機動的な意思決定が可能
  • 小回りの利くサービスで、大手にはない付加価値を提供

課題

  • 大手に対し規模の面で劣り、価格競争で不利になる可能性
  • 半導体市況や設備投資動向に業績が左右されやすい
  • 専門知識を持つ人材の確保・育成が成長の鍵

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が鳥羽洋行

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13180ビューティガレージ206億円22.2倍
23157ジオリーブグループ201億円9.1倍
33166OCHIホールディングス201億円14.7倍
47539アイナボホールディングス191億円10.6倍
59996サトー商会190億円13.8倍
67472鳥羽洋行187億円14.1倍
73168MERF183億円10.9倍
83154メディアスホールディングス178億円18.9倍
97634星医療酸器175億円11.6倍
105885ジーデップ・アドバンス174億円22.3倍
119857英和170億円8.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

機械工具販売会社として東京都中央区に設立(1949年)

1949年12月、機械工具販売を目的として東京都中央区に株式会社鳥羽洋行を設立。その後、1952年3月に大阪支店(現大阪営業所)、1956年12月に清水出張所(現静岡営業所)を開設し、国内販売網の拡大を開始した。

1960年代に営業拠点を全国へ展開

1958年8月に管工機材部(現東京営業所)、1962年10月に名古屋出張所、1963年6月に本店営業部(卸部)、1965年9月に直接販売部を開設。1966年10月には本社内に貿易部(現海外事業グループ)を設置し、海外取引の基盤を築いた。1968年から1970年にかけて厚木、熊谷、横浜の各営業所を開設し、関東圏でのプレゼンスを強化した。

組織再編と店頭登録を経た1990年代

1995年11月、日本証券業協会に店頭登録。1998年6月には組織変更に伴い東京都大田区に店舗を新築し、横浜営業所を東京南営業所に改称。同年9月に本社を東京都文京区へ移転した。1982年には池袋支店と京橋支店を統合し東京支店とするなど、営業所の統廃合を進めた。

2000年代の上場と海外子会社設立

2004年12月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2006年4月に東京第一・第二営業所を統合し東京営業所とするなど組織を再編。2007年2月に本社及び全営業所でISO14001認証を取得。2008年12月に中国・上海市に鳥羽(上海)貿易有限公司を設立し、初の海外連結子会社とした。2012年5月にはタイにTOBA(THAILAND)CO.,LTD.を設立。

ISO9001取得とベトナム進出、市場区分移行(2019〜2022年)

2019年7月、本社及び全営業所でISO9001認証を取得。2020年6月、ベトナム・ハノイにTOBA,INC.(VIETNAM)CO.,LTDを設立。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、ジャスダックからスタンダード市場へ移行した。

子会社化による事業拡大(2024年)

2024年1月、株式会社和泉テック及び株式会社和泉テクニカル・ラボの全株式を取得し、連結子会社化した。これにより、機械工具販売に加えて技術サービス分野の強化を図っている。

年表29件を開く

1940年代

  • 1949年12月創業機械工具販売を目的として、東京都中央区に株式会社鳥羽洋行を設立。

1950年代

  • 1952年3月大阪市西区に大阪支店を開設(現 大阪営業所)。
  • 1956年12月静岡県静岡市に清水出張所を開設(現 静岡営業所)。
  • 1958年8月東京都中央区に管工機材部を開設(現 東京営業所)。

1960年代

  • 1962年10月名古屋市中区に名古屋出張所を開設(現 名古屋営業所。現在の所在地は名古屋市名東区)。
  • 1963年6月東京都中央区に本店営業部(卸部)を開設(現 東京営業所)。
  • 1965年9月東京都豊島区に本店営業部(直接販売部)を開設(現 東京営業所)。
  • 1966年10月本社内に貿易部を開設(現 海外事業グループ)。
  • 1968年3月神奈川県厚木市に厚木出張所を開設(現 厚木営業所)。
  • 1969年4月埼玉県熊谷市に熊谷出張所を開設(現 熊谷営業所)。

1970年代

  • 1970年10月神奈川県横浜市に横浜営業所を開設。
  • 1970年11月東京都豊島区に中央倉庫事務所を開設し主要商品の仕入を行い、主として関東地区営業所に供給(現 仕入グループ)。
  • 1976年3月栃木県宇都宮市に宇都宮営業所を開設。

1980年代

  • 1981年11月茨城県土浦市に池袋支店土浦営業所を開設(現 茨城営業所。現在の所在地は茨城県牛久市)。
  • 1982年10月M&A東京都文京区に土地を購入し、店舗新築と同時に池袋支店と京橋支店を統合して東京支店(現 東京営業所)と改称。

1990年代

  • 1995年11月日本証券業協会に売買有価証券として店頭登録。
  • 1998年6月組織変更に伴い、東京都大田区に店舗を新築。横浜営業所、海外事業グループ、仕入グループを移転し、横浜営業所を東京南営業所に改称。
  • 1998年9月本社を東京都文京区へ移転。

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所(東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場。
  • 2006年4月M&A組織変更に伴い、東京第一営業所と東京第二営業所を統合して東京営業所とし、大阪営業所と大阪東部営業所を統合して大阪営業所に改称。
  • 2006年8月本社ビル建て替え完了に伴い、海外事業グループを本社ビル内に移転。
  • 2006年10月大阪ビル建て替え完了に伴い、大阪営業所を大阪ビルに移転。
  • 2007年2月本社及び全営業所においてISO14001の認証を取得。
  • 2008年12月中華人民共和国上海市に子会社(鳥羽(上海)貿易有限公司)を設立(現 連結子会社)。

2010年代

  • 2012年5月M&Aタイ王国バンコク市に子会社(TOBA(THAILAND)CO.,LTD.)を設立。
  • 2019年7月本社及び全営業所においてISO9001の認証を取得。

2020年代

  • 2020年6月M&Aベトナム社会主義共和国ハノイ市に子会社(TOBA,INC.(VIETNAM)CO.,LTD)を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。
  • 2024年1月M&A株式会社和泉テック及び株式会社和泉テクニカル・ラボの全株式を取得し子会社化(現 連結子会社)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE8.0%以上
  • PBR1倍以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    FAプランナーとしての提案力強化

    機械工具専門商社として、産業用ロボットやFA機器、環境配慮型商品を提案し、設備投資効率向上に貢献する。他社との差別化を図る付加価値営業を推進する。

  2. 02

    新販売市場の開拓

    技術革新の進む産業界において、半導体や自動車など成長分野の需要を取り込み、業容拡大につながる新しい販売市場を開拓する。

  3. 03

    高付加価値商品の開発・発掘

    環境負荷が低く、同業他社と差別化できる高付加価値な商品を発掘し、競争力を高める。

  4. 04

    人材への投資と確保

    既存人材の成長支援と、将来を担う感性豊かな人材の確保に注力し、人的資本を強化する。

  5. 05

    業務効率化とガバナンス強化

    基幹システムの更新などによる業務効率・顧客満足度の向上と、変化する社会情勢に対応するコーポレート・ガバナンスの強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で261人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は569万円で、9期前と比べて+8.5%平均年齢は36.7歳、平均勤続年数は12.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月228
2018年3月232
2019年3月52436.412.3243
2020年3月51435.811.5245
2021年3月50235.511.4254
2022年3月52535.311.5254
2023年3月54236.012.1256
2024年3月52136.012.2262
2025年3月53235.912.2265642
2026年3月56936.712.9261575

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
東京南営業所 — 東京都大田区852百万円
機械工具器具等の販売
本社 — 東京都文京区597百万円
熊谷営業所 — 埼玉県熊谷市159百万円
機械工具器具等の販売
大阪営業所 — 大阪市西区112百万円
機械工具器具等の販売
松本営業所 — 長野県松本市77百万円
機械工具器具等の販売
八王子営業所 — 東京都八王子市50百万円
機械工具器具等の販売
厚木営業所 — 神奈川県厚木市38百万円
機械工具器具等の販売
福利厚生施設 — 長野県安曇野市等29百万円
主な関係会社
  • 国内
    鳥羽(上海)貿易有限公司(注)2
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱和泉テック
    宮城県仙台市泉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱和泉テクニカル・ラボ
    宮城県仙台市泉区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は291億円営業利益15億円前期と比べると減収減益で、売上が-7.9%、利益が-11.8%。

売上高
-7.9%
291億円
営業利益
-11.8%
15億円
純利益
-8.3%
11億円
営業利益率
5.2%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高320億円291億円
営業利益17億円15億円
純利益12億円11億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は81億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.9%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q795
2024年1Q6734.52
2024年2Q7145.63
2024年3Q7656.64
2024年4Q702
2025年2Q14274.95
2025年4Q174105.77
2026年2Q14474.96
2026年4Q14785.45
2027年1Q8156.23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は182億円から291億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は5.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月182106
2014年3月16374
2015年3月190107
2016年3月229149
2017年3月222128
2018年3月2851913
2019年3月2912014
ベトナム社会主義共和国ハノイ市に子会社(TOBA,INC.(VIETNAM)CO.,LTD)を設立。
2020年3月2621410
2021年3月250149
2022年3月2972114
2023年3月2951814
株式会社和泉テック及び株式会社和泉テクニカル・ラボの全株式を取得し子会社化(現 連結子会社)。
2024年3月2841611
2025年3月31617185.412
2026年3月29115165.211

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高291億円のうち、営業利益として残るのは15億円5.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.9%247億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.0%29億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.2%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.9pt
5.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.3pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.9pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが32億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは26億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は124億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月19−1−21872
2014年3月0−1−2−169
2015年3月6−1−10563
2016年3月010−31074
2017年3月18−2−41684
2018年3月54−3990
2019年3月22−5−517102
2020年3月10−5197
2021年3月10−6−5497
2022年3月14−8−8696
2023年3月121−913100
2024年3月277−834126
2025年3月−8−6−10−14105
2026年3月32−6−726124

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は292億円。このうち返さなくてよい自己資本が218億円で、自己資本比率は74.6%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1851374873.9
2014年3月1921405272.9
2015年3月1961395770.7
2016年3月2151466967.6
2017年3月2201507068.4
2018年3月2581659363.8
2019年3月27317110262.6
2020年3月2651759066.0
2021年3月2721848867.4
2022年3月2901939766.5
2023年3月2911989367.9
2024年3月32120511663.7
2025年3月3072109768.2
2026年3月2922187474.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
124億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
195億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
74億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中23位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中272位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.2%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,985で、1年前と比べて+3.7%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥3,985+0.0%1ヶ月+3.5%1年+3.7%時価総額187億円
過去52週の値幅
安値¥3,500高値¥4,270

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.1倍
PER (会社予想)12.6倍
PBR0.71倍
配当利回り3.01%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

6月下旬から上昇基調。7/14に3985円、7/15に4070円の高値。その後は3900円台で推移。週足では25日線(3743円)を上回り、75日線(3747円)もクリア。52週高値4270円からは約8%低い。1ヶ月で+10.9%上昇。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER13.9倍は業界平均17.4倍を下回り、PBR0.70倍も同平均1.19倍を下回る。配当利回り3.27%は同平均2.58%を上回り、株主還元は安定。ROE5.2%は低めで、売上高は増加傾向だが純利益は横ばい。割安だが収益性改善が望まれる。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.1倍17.9倍
PER (予想)12.6倍
PBR0.71倍1.24倍
ROE5.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内の半導体・電子部品需要の回復が追い風となる一方、在庫調整の長期化や中国経済の減速がリスク。強気派は半導体市場の回復で受注増加を期待。弱気派は業績が不安定で、成長性に欠け、PBR0.7倍と割安だがROE5%台と低く、改善の兆しが見えない。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の回復期待

    2025/3期増収増益予想で、半導体市況の回復が追い風。

  • 配当利回りの高さ

    3.27%と高水準で、下支え材料。

  • PBR0.7倍の割安感

    解散価値に対して株価が低く、下値は限定的。

  • 2025年3月期純利益12億円と前期比9%増2025/3期実績影響

    純利益12億円は前期11億円から増加、安定収益を示す。

  • PBR0.70倍と1倍割れの割安是正余地不定影響

    PBR0.70倍は資産価値比で割安、改善期待。

  • 配当利回り3.27%と高水準の株主還元継続影響

    配当利回り3.27%は業界平均を上回る。

  • 外国人保有比率4.4%と低く買い増し余地不定影響

    外国人持株4.43%は低く、上昇余地。

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定さ

    過去の減収減益局面があり、収益の安定性に欠ける。

  • 低い収益性

    ROE5.2%と低く、資本効率の改善が見込めない。

  • 業界の競争激化

    専門商社は競合が多く、差別化が難しい。

  • 2026年3月期売上高291億円と前期比7.9%減収2026/3期影響

    売上高316億円→291億円に減少。

  • 2026年3月期営業利益15億円と前期比11.8%減益2026/3期影響

    営業利益17億円→15億円に減少、収益鈍化。

  • 営業利益率5.15%と前期比低下2026/3期影響

    営業利益率5.38%→5.15%に低下。

  • 時価総額184億円の小型株流動性リスク継続影響

    時価総額184億円と小型で流動性低い。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要動向を反映し、業績の先行指標。
営業利益率
収益力の改善度合いを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+15.4%いまの株価に対する利回りは3.01%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
3.01%
いまの株価に対して
配当性向
57.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6538.9
2018年3月11069.242.8
2019年3月1209.142.0
2020年3月1200.061.8
2021年3月100−16.754.3
2022年3月12020.047.5
2023年3月1200.038.9
2024年3月1200.046.5
2025年3月1308.345.7
2026年3月15015.457.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,955人。区分でいちばん多いのは個人・その他69.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.5%を占め、残る74.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他67.768.370.771.573.169.2
事業法人18.519.818.218.317.321.4
自己株式13.39.312.314.715.816.7
外国法人3.64.24.74.84.84.4
金融機関9.46.44.73.02.93.1
政府・自治体0.40.71.01.01.0
証券会社0.80.80.91.40.90.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01一般社団法人水と柏の会7.32
02鳥羽洋行取引先持株会5.85
03鳥羽重良3.26
04いちごトラスト・ピーティーイー・リミテッド(常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.19
05藤森立子2.62
06鳥羽洋行社員持株会2.51
07千代田インテグレ株式会社2.38
08鳥羽洋行共済会2.23
09光通信KK投資事業有限責任組合1.94
10SMC株式会社1.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+129%、1株純資産は14期で+93%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1232,8844.315.740.6
2014年3月902,9413.119.155.3
2015年3月1483,2174.813.340.5
2016年3月2083,3776.210.249.6
2017年3月1773,4885.211.838.9
2018年3月2963,8158.111.042.8
2019年3月3173,9498.28.542.0
2020年3月2254,0495.610.761.8
2021年3月2194,2435.311.754.3
2022年3月3314,5317.68.547.5
2023年3月3404,8127.38.438.9
2024年3月2655,1165.313.946.5
2025年3月3115,3055.911.345.7
2026年3月2825,5715.213.857.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
遠藤稔代表取締役 社長6724,000
千國哲王取締役 営業本部長568,000
島津政則取締役 管理本部長619,000
池田智則取締役 中部ブロック長兼 関西ブロック長538,000
村木義和取締役 営業企画室長606,000
小川隆之取締役72
成瀬圭珠子取締役63
岩田伸取締役70
酒井孝弘常勤監査役675,000
早﨑信監査役63
川口伸監査役70
上田望美監査役52
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
堀眞彰取締役66
飯塚良成監査役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)54436139319
社外取締役714142
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,610字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社3社、非連結子会社2社と関連会社1社で構成されており、下記、主要取扱品目に記載の制御機器、FA機器及び産業機器などの販売を主な事業内容としております。国内取引については、有力メーカーなどより商品を仕入れ、大手ユーザーを中心に販売を行っております。また、海外取引については、主として国内有力メーカーより仕入れた商品を海外ユーザーに販売を行っております。なお、当社グループは、単一の事業セグメントとしております。 当社グループは、単に機械工具類の卸売りを行うばかりではなく、主としてユーザーの生産現場へニーズに応じた商品を直接販売する形態を採っております。また、日本国内において空気圧機器や省力化、自動化のためのFAロボットの販売をいち早く始めるなど、時代の最先端を行く新商品の発見・育成・提供に努めております。さらに、近年の環境意識の社会的な高まりに応じて、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得(本社及び全営業所)並びに品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001の認証を取得(本社及び全営業所)しております。 営業体制は当社営業本部が統括部署となり、国内は地域別に23営業所により得意先に密着した営業を行い、海外については営業本部直轄の海外事業グループを中心に営業を行っております。また、半導体製造装置向けのチップマウンターなどの特に専門的な知識が必要な商品に関しては、特機システムグループが対応する体制となっております。 (1) 主要取扱品目 当社グループの仕入先は当連結会計年度の実績で約1,200社あり、得意先のニーズに対し的確に応えるための充分な体制を取っており、その主な取扱品目は次のとおりであります。 <制御機器>空気圧機器、電子センサー、圧力センサー、流体継手、真空機器、緩衝器など。 制御機器では、生産工程の自動化補助のために使用する空気圧機器や各種センサーなどの単体機器のほか、半導体製造装置、液晶基板製造装置、デジタル機器製造設備などの装置に組み込まれる部材を取り扱っております。特に空気圧機器に関しては、1960年頃の空気圧機器誕生の時代から販売代理店としての権利をいち早く確保し、長年培った販売技術と得意先との密度の濃い取引関係を有しております。なお、当社は営業担当者に対し、国家資格である空気圧装置組立て技能士の資格取得を推進しており、多くの営業担当者が同資格を保有しております。 <FA機器>産業用ロボット、自動組立機、表面実装システム、レーザー加工機、精密塗布装置など。 FA機器では、生産工程の自動化を直接担う役割を持つ産業用ロボットや自動組立機などの機器類を中心に構成されており、得意先の生産革新をサポートする商品を取り扱っております。国内主要製造業における海外とのコストダウン競争や熟練工の高齢化対策といった課題に対し、当社は技術的な専門知識を有した営業担当者が製造現場のコストダウン並びに高度化などの提案を行い、得意先のニーズに対し的確な商品を提供しております。なお、当社は営業担当者に対し、FAロボットのメーカーSE資格の取得を推進しております。 <産業機器>電動ドライバー、アルミフレーム、無人搬送車、コンベア、ろ過フィルター、環境システムなど。 産業機器では、生産現場に必要な電動ドライバーを中心とした工具関係を中心に、自動車関連の得意先向けの無人搬送車や半導体製造装置関連の得意先に需要のあるアルミフレームなどを取り扱っております。 (2) 事業系統図 当社グループにおける事業の系統図は、次のとおりであります。 ※非連結子会社で持分法非適用会社であります。 なお、メンテナンス業務を行う関連会社(東莞市鳥羽機械設備有限公司)は、重要性が乏しいため、記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題1,659字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社の社是には「何事にも無理なく、堅実に、しかも進取、独創、能率的に経営し、信用を第一におく」と謳っています。当社は、その「信用第一主義」の理念を守って、機械工具を取り扱う専門商社として日本の産業界の発展に貢献してまいりました。 近年、日本経済は激動の時代を迎えており、産業構造も大きく変化しております。産業構造の変化が進展するにつれて、各企業は構造変化に対応するために、自らの変革を求められております。当社は、いかなる経営環境下におきましても経営理念である「信用第一主義」を堅持し、経営の軸足は国内におきつつも、経済のグローバル化並びに市場のニーズの変化に対応する積極的な経営を進めてまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、経営指標として「ROE 8.0%以上、PBR 1倍以上」を目標に掲げております。ROE(自己資本利益率)の数値目標を継続的に達成し、企業価値を高めることで株式市場から適正な評価を受け、PBR(株価純資産倍率)1倍以上を達成することが必要であると考えております。いかなる経営環境下でもこの経営指標の達成ができる経営体質を目指しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、機械工具を販売する専門商社であります。戦後の激動期には“空気圧機器”販売を中心に展開し、近年では産業の製造現場における省力化・自動化の潜在的需要を先取し、産業用ロボット中心にFA機器に注力するとともに、最近では地球環境にも配慮した商品も提案することで、常に日本の産業界における設備投資効率の向上に貢献する“FAプランナー”としての地位を築いてまいりました。 これからも当社グループは、事業の継続的成長をめざし、“FAプランナー”としての優れた提案力を武器に、他社との差別化を図った付加価値の高い営業展開を進めてまいります。 中期経営計画「Next Stage 2029」については、当社ホームページを参照ください。 https://www.toba.co.jp/ir/management/management_02.html (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境を概観しますと、半導体市場におきましては、生成AI関連の需要拡大を背景としたデータセンターの拡張や新規アプリケーションの開発が継続し、関連する設備投資は今後も活発に推移するものと予想しております。また、自動車産業におきましては、EV(電気自動車)市場の減速や米国の関税政策による影響など、予断を許さない状況が続いておりますが、一方でHV(ハイブリッド車)やADAS(先進運転支援システム)関連の設備投資は底堅く推移するものと見通しております。総じて、エネルギー・原材料価格の高騰による景気下振れリスクや、地政学的リスクに伴う先行きに不透明感は残るものの、成長分野における投資意欲は依然として根強いものと認識しております。 このような事業環境を踏まえ、当社グループが中期経営計画「Next Stage 2029」に基づき産業の発展と地球環境に貢献する企業として成長するために優先的な課題は以下のとおりであります。 ①技術革新が進む産業界において、当社業容の拡大できる新しい販売市場の開拓 ②同業他社と差別化できる環境負荷の低い高付加価値商品の発掘 ③人への投資による既存人材の成長と将来を担う感性豊かな人材の確保 ④基幹システムの更新等による業務効率及び顧客満足度の向上 ⑤激動する社会情勢に対応するためのコーポレート・ガバナンスの強化 当社グループは、以上の課題をサステナビリティにおける重要課題として認識しており、課題解決への取り組みを推進し、企業価値向上と持続可能な社会実現を目指してまいります。
事業等のリスク2,296字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済情勢の変化によるリスクについて 当社グループの得意先は、主としてデジタル機器、半導体、自動車・車載部品、医療機器、精密機器等の業界であります。当社グループはこれらの業界の設備投資向け機械工具等を供給しております。将来、経済情勢の変化によって同業界又は得意先の設備投資が激減する事態が生じた場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況は少なからざる影響を受ける可能性があります。当社グループは、収益基盤の強化のため、各種のコスト削減策を実施することにより、リスクの最小化に努めております。 (2) 信用リスクについて 当社グループは、得意先に対して信用供与を行っており、与信リスクを負っております。債権管理につきましては、取引開始時より、社内ノウハウ及び外部情報等を駆使して与信リスク回避に努めております。しかし、不測の事態により得意先の経営状況が悪化した場合には、保有する債権が回収不能となり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に少なからざる影響を与える可能性があります。 (3) カントリーリスクについて 当社グループは、海外において事業活動を行っております。当該事業活動を行う相手国及び当事国における政変や社会的混乱、又は予期しない政治・経済の制度変更等が起きた場合、事業活動そのものが出来なくなる可能性があり、当該事態が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に大きな影響を与える可能性があります。当社グループは、仕入先との連携強化を図るとともに、主要な海外拠点に現地法人を分散させて設立し、販売管理体制の強化を行うことにより、リスクの最小化に努めております。 (4) 環境に関するリスクについて 当社グループは、製造業の生産設備に必要となる制御機器、FA機器、産業機器を主軸にした機械工具及び装置を販売する専門商社です。利益創出型企業として、継続的に存在するために地球環境と調和のとれた企業活動の推進に努めています。環境に適合した企業活動を行うために、外部認証としてISO14001を取得するとともに、定期的に外部機関の監督を受けることによって、適合性の確保に取り組んでおります。また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への対応として、当社における温室効果ガス排出量のモニタリングを実施し、削減に向け取り組んでおります。将来、当社グループの事業活動を行った過程で、環境汚染等が発生した場合や、温室効果ガス排出量削減に関する新たな規制等が施行された場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。なお、気候変動リスクの内容及びその対策については、「2[サステナビリティに関する考え方及び取組](2) 気候変動への取組」に記載のとおりであります。 (5) 情報漏洩に関するリスクについて 当社グループは業務に関連して、多数の情報資産を保有しております。このため、当社グループは情報管理規程を体系的に整備、運用することによって情報漏洩防止を図っており、さらに、全てのシステムに情報漏洩防止を目的としたセキュリティ対策等を講じております。しかし、不測の事態により情報が漏洩した場合には、当社グループは損害賠償責任を負う可能性があります。 (6) 法的リスクについて 当社グループの主たる取扱商品である制御機器、FA機器、産業機器等に関する法的規制について、今後改廃又は新たな規制が制定されることで、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、各種業界団体への加盟等により、必要な情報を的確に収集することにより、リスクの最小化に努めております。 (7) 人材確保と人材育成に関するリスクについて 近年、産業界の技術革新のスピードは著しく速く、当社グループの所属する機械工具業界における取扱商品も高精度化・多品種となり、それらを取り扱うためには専門的な知識が要求されます。こうした業界のニーズに対応するため、「人材確保」「人材育成」は重要な課題であります。当社では「人材育成方針」及び「社内環境整備方針」をもとに、このような課題の解決に取り組み、市場環境の変化にも対応してまいります。しかし、これらの「人材確保」「人材育成」への対応が遅れた場合、同業他社との競合に劣後して、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 事業上使用する資産に関するリスクについて 当社グループは事業の遂行上、保有する土地・建物等の不動産及び什器備品等の動産を本社及び全国の営業所で使用するだけではなく、リース契約によって使用している資産も多数あり、いずれの資産に対しても最良又は最適な状態で十分に活用できるよう、必要な保守管理を行っております。しかし、地震や水害等の自然災害及び感染症の流行等の不測の事故が発生した場合には、財産的な損害ばかりではなく、正常な業務処理や活発な営業活動ができなくなり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,849字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大を背景に、緩やかな回復基調で推移したものの、持続的な物価上昇に伴う実質賃金の伸び悩みや、原材料費・物流費の高騰が企業収益を圧迫する状況が続いております。世界経済におきましては、米国では堅調な個人消費を背景に底堅く推移したものの、欧州での景気停滞や中国における不動産市場の調整長期化など、地域による景気回復のばらつきが見られました。また、世界的な金融引締めによる影響や地政学リスクの高まりなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような経済環境下における当社グループの国内販売は、生成AIの普及やデータセンター投資の拡大を背景に、高性能半導体(AI半導体)向けの需要は堅調に推移いたしました。しかしながら、各種デバイス向けの汎用メモリ需要は回復が緩やかであり、車載向けパワー半導体につきましても、サプライチェーン全体の在庫調整の影響を受け、半導体関連への販売は伸び悩む結果となりました。また、世界的なEV(電気自動車)市場の成長鈍化や米国の関税政策等を巡る先行き不透明感から自動車関連企業の設備投資は低迷し、自動車・車載部品関連の得意先への売上は前年同期を大きく下回る厳しい結果となりました。 海外販売につきましては、中国経済の減速懸念は継続しているものの、各種デバイス向け電子部品に関連する得意先への産業用ロボットの販売は堅調に推移しました。 以上の結果、売上高は290億61百万円(前年同期比7.9%減)、営業利益は14億94百万円(前年同期比11.3%減)、経常利益は16億12百万円(前年同期比11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は11億7百万円(前年同期比10.1%減)となりました。 また、当連結会計年度末の資産合計は292億4百万円(前年同期比5.0%減)、負債合計は73億98百万円(前年同期比24.1%減)、純資産合計は218億6百万円(前年同期比3.9%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、124億48百万円と前連結会計年度末に比べ19億76百万円(18.9%)の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、32億28百万円(前年同期は7億52百万円の支出)となりました。資金の主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上(16億41百万円)や売上債権の減少(43億23百万円)、減価償却費(1億74百万円)であり、資金の主な減少要因は、仕入債務の減少(23億35百万円)や法人税等の支払(6億24百万円)であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、6億23百万円と前年同期に比べ43百万円(7.6%)の増加となりました。資金の主な減少要因は、定期預金の預入による支出(6億円)であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、6億95百万円と前年同期に比べ2億55百万円(26.9%)の減少となりました。資金の減少要因は、配当金の支払額(5億14百万円)や自己株式の取得による支出(1億80百万円)であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 該当事項はありません。 b. 受注実績 受注実績と販売実績との差異は僅少なため、受注実績の記載は省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 機械工具器具等の販売   29,061,044   △7.9 合計   29,061,044   △7.9 d. 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 機械工具器具等の販売   24,569,020   △9.3 合計   24,569,020   △9.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについて、経営者は過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5[経理の状況]」の「1[連結財務諸表等]」「(1)[連結財務諸表]」「[注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 当連結会計年度の売上高は、生成AIの普及やデータセンター投資の拡大を背景に、高性能半導体(AI半導体)向けの需要は堅調に推移いたしました。しかしながら、各種デバイス向けの汎用メモリ需要は回復が緩やかであり、車載向けパワー半導体につきましても、サプライチェーン全体の在庫調整の影響を受け、半導体関連への販売は伸び悩む結果となりました。また、世界的なEV(電気自動車)市場の成長鈍化や米国の関税政策等を巡る先行き不透明感から自動車関連企業の設備投資は低迷し、自動車・車載部品関連の得意先への売上は前年同期を大きく下回る厳しい結果となりました。海外販売は、中国経済の減速懸念は継続しているものの、各種デバイス向け電子部品に関連する得意先への産業用ロボットの販売は堅調に推移しました。 以上の結果、前年同期比25億4百万円(7.9%)減の290億61百万円となりました。また、売上総利益は前年同期比2億65百万円(5.6%)減の44億41百万円となりました。なお、売上総利益率は0.4ポイント増の15.3%となっております。 販売費及び一般管理費においては、前年同期比75百万円(2.5%)減の29億47百万円となり、営業利益は前年同期比1億89百万円(11.3%)減の14億94百万円となりました。 営業外収益は、保険解約益の減少などにより前年同期比15百万円(10.8%)減の1億25百万円となり、営業外費用は、為替差損の減少などにより前年同期比5百万円(41.6%)減の7百万円となったため、経常利益は前年同期比1億99百万円(11.0%)減の16億12百万円となりました。 特別利益は、投資有価証券売却益の減少などにより前年同期比6百万円減の45百万円となり、特別損失は、固定資産圧縮損の減少などにより前年同期比4百万円(19.4%)減の17百万円となったため、税金等調整前当期純利益は前年同期比2億2百万円(11.0%)減の16億41百万円となりました。 以上の結果、税効果会計適用後の法人税等負担額は前年同期比78百万円(12.8%)減の5億33百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比1億23百万円(10.1%)減の11億7百万円となりました。自己資本当期純利益率(ROE)は、前年同期比0.7ポイント減の5.2%となりました。 b. 財政状態の分析 (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末比24億円(10.3%)減の208億84百万円となりましたが、受取手形及び売掛金の減少(28億88百万円)、電子記録債権の減少(14億23百万円)と現金及び預金の増加(19億76百万円)が主な要因となっております。 (固定資産) 固定資産は、前連結会計年度末比8億76百万円(11.8%)増の83億19百万円となりましたが、長期預金の増加(6億円)、投資有価証券の増加(5億4百万円)と無形固定資産のその他の減少(1億18百万円)が主な要因となっております。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末比25億6百万円(27.0%)減の67億73百万円となりましたが、電子記録債務の減少(22億99百万円)、未払法人税等の減少(1億37百万円)が主な要因となっております。 (固定負債) 固定負債は、前連結会計年度末比1億58百万円(34.0%)増の6億24百万円となりましたが、繰延税金負債の増加(1億62百万円)が主な要因となっております。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上(11億7百万円)による増加、その他有価証券評価差額金の増加(3億31百万円)と前期決算の剰余金の配当(5億14百万円)による減少、自己株式の取得(1億80百万円)による減少などにより、前連結会計年度末と比べ8億24百万円(3.9%)増の218億6百万円となりました。 c. キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「第2[事業の状況]」の「4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]」「(1) 経営成績等の状況の概要」「② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 d. 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2026年3月期の達成状況について、売上高は、計画比39億38百万円(11.9%)減の290億61百万円、経常利益は、計画比3億37百万円(17.3%)減の16億12百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、計画比2億42百万円(18.0%)減の11億7百万円、自己資本当期純利益率(ROE)は、計画比1.2ポイント減の5.2%となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要の主なものは、商品等の購入費用、販売費及び一般管理費等の営業費用及び維持更新を目的とした設備投資等であります。これらの資金需要に対しては、営業活動から獲得する自己資金並びに金融機関からの借入による調達を基本としております。 なお、予定されている重要な資本的支出はありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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