概要
ジーデップ・アドバンスは、AI(人工知能)やビジュアライゼーション(可視化)分野に特化したシステムインテグレーターである。宮城県仙台市に本社を置き、2025年5月期の売上高は66億円、従業員31名。NVIDIA、Intel、AMDのパートナーとして、Deeplearning BOXなどの独自ワークステーションを開発・販売し、システム構築から保守運用までをワンストップで提供する。単一セグメント「システムインキュベーション事業」で構成される。
システムインキュベーション事業の単一セグメント
当社は「システムインキュベーション事業」の単一セグメントで構成される。この事業は、AIやビジュアライゼーション、ビッグデータを扱う研究者・開発者に対し、最先端テクノロジーを用いたハードウェアの企画・設計から構築・運用支援までを一貫して提供する。サービスは「DXサービス」と「Service & Support」の2つに分かれ、前者はヒアリングから環境設定まで、後者は保守やアップデートを含む運用支援を担う。2025年5月期の売上高のうち、DXサービスが6,154百万円、Service & Supportが476百万円を占めた。
NVIDIA・Intel・AMDとのパートナーシップ
当社はNVIDIA社、Intel社、AMD社の3社からグローバルパートナーに認定されている。このパートナーシップにより、各社が主催するトレーニングへの参加、最新技術情報の早期取得、共同プロモーションや販促支援金の受領、特価での仕入れ、顧客紹介といったメリットを得ている。これらの連携が、当社のソリューション提案力を支える基盤となっている。なお、商材は各社の国内代理店から購入するスキームで調達される。
ストックビジネスへのシフトと正のスパイラル
当社はフロービジネス(DXサービスの販売)に加え、ストックビジネスとして「Service & Support」と「サブスクリプションサービス」を展開する。導入支援後に保守・更新サービスを提供することで顧客満足度を高め、次の案件創出につなげる「正のスパイラル」をビジネスモデルの中核に据える。2025年5月期のService & Supportの売上高比率は7.2%と低いが、安定的な収益源として拡大を目指している。ストックビジネスの拡充は中期経営計画の重点課題とされている。
宮城県仙台市に本社を置く小規模組織
本社は宮城県仙台市青葉区に所在する。従業員数は31名と小規模ながら、AI関連需要の拡大を背景に成長を続けている。2025年5月期の売上高は66億円(前期比50.0%増)、営業利益は8億3,990万円(同26.7%増)と大幅な増収増益を達成。資産合計は46億円、自己資本比率は約61.9%と財務基盤も堅調である。東京営業所を文京区本郷に設置し、首都圏の顧客にも対応している。
業界の中での役割はAI・ビジュアライゼーション分野に特化したシステムインテグレーター。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/5期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| DXサービス | 64億円 | 91.4% | — | — |
| Service & Support | 6億円 | 8.6% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01AI・研究開発市場主力
AIやディープラーニングを研究・開発する顧客を対象に、学習用ワークステーションや推論用エッジ端末、大規模学習用サーバーを提供する。最新の技術を組み合わせたオリジナルモデルを設計・構築し、研究開発のスピードアップを支援する。
- DeeplearningBOXシリーズ
- AIのディープラーニング学習に特化したワークステーション。すぐに使えるターンキーシステムとして提供される。
- InferenceBOX
- AIの推論(予測・推理)に特化したエッジ端末。学習済みモデルを実運用に載せるための省電力・小型デバイス。
- DGXシリーズ
- NVIDIA社製の大規模AI学習用アプライアンスサーバー。大規模なモデル学習を高速に実行する。
02ビジュアライゼーション市場主力
CAD、CAE、コンピューターグラフィックス、デジタルサイネージ等を扱う顧客向けに、グラフィックワークステーションの組立・販売と、NVIDIA Omniverseの環境構築・ライセンス提供を行う。仮想空間での作業共有を支援する。
- GWSシリーズ
- CAD、CAE、CGに利用可能なグラフィックワークステーション。当社オリジナル製品。
- ワークステーション
- BOXX Technology社製のCAD、CAE、CG向けワークステーション。
- Omniverse
- NVIDIA社の仮想空間で作業と結果を共有できるサービス。ライセンス提供と環境構築をサポートする。
03その他DX市場準主力
高速大容量ストレージの組立・販売、広帯域ネットワーク機器の販売・設定、ソフトウェアの販売・設定など、その他のDX推進に必要なインフラを提供する。
- 高速大容量ストレージ
- 解析、高速計算、シミュレーションなど高い性能が要求される作業向けのストレージ。
- 広帯域ネットワーク機器
- 高速なデータ送受信を実現するネットワーク機器。販売・設定も行う。
04サブスクリプション市場準主力
オンプレミスに加え、クラウドやレンタル形式でソリューションを提供する。特に仮想化しないベアメタルクラウドは、AI・ビジュアライゼーション・HPC用途向けに高性能でセキュリティに優れる。
- ベアメタルクラウド
- 仮想化せずに物理サーバーを独占利用できるクラウドサービス。性能劣化がなく、セキュリティも高い。
- レンタルサーバー
- 物理サーバーをレンタル形式で提供するサービス。最新環境を定期・定額で利用できる。
05運用支援市場準主力
提供したハードウェア・ソフトウェアに対して、保守、サポート、アップデート、オプショナルサービスを提供する。研究開発の継続には安定稼働が重要であり、顧客は自社リソースを割かずに最新環境を維持できる。
- 保守サービス
- ハードウェアの保証、サポート問い合わせ、メンテナンスパーツストック、オンサイト保守を提供する。
- 環境アップデート
- 継続的な開発環境のアップデートを行い、システムの性能向上と安定稼働を保証する。
製品と技術
Deeplearning BOX シリーズ:AI学習向けターンキーシステム
当社の代表的なオリジナル製品が「Deeplearning BOX」シリーズである。これは深層学習(ディープラーニング)の学習処理に特化したワークステーションで、電源を入れたらすぐに使用可能なターンキーシステムとして提供される。GPU、CPU、メモリ、ストレージを最適化し、フレームワークや独自ツールをプリインストール。研究者がインフラ構築に時間を割かず、本来の研究に専念できる環境を実現する。
InferenceBOX:エッジ向け推論端末
「InferenceBOX」は、AI学習で構築したモデルを用いて推論(予測・判断)を行うためのエッジ端末である。工場や店舗などの現場に設置し、リアルタイムで画像認識や異常検知などを実行する用途を想定。小型で省電力ながら、NVIDIAのGPUを搭載し高い演算性能を発揮する。当社のAIソリューションの中でも、運用フェーズでの需要に応える製品として位置づけられている。
GWS シリーズ:ビジュアライゼーション向けグラフィックワークステーション
「GWS シリーズ」は、CAD(コンピュータ支援設計)やCAE(コンピュータ支援エンジニアリング)、CG(コンピュータグラフィックス)制作向けのグラフィックワークステーションである。当社が設計・組立を行い、NVIDIAの業務用GPUを搭載。映像制作やデジタルサイネージの分野でも利用される。また、BOXX Technology社製のワークステーションも取り扱い、顧客の用途に応じて最適なハードウェアを提案する。
NVIDIA DGX シリーズとOmniverse:大規模AIから仮想空間まで
当社はNVIDIA社のアプライアンスサーバー「DGX シリーズ」の販売と環境構築も行う。DGXは大規模なAI学習に特化した高性能サーバーで、複数台を組み合わせたクラスター構成の導入実績を持つ。また、NVIDIAのサービス「Omniverse」のライセンス提供と環境構築も手掛ける。Omniverseは仮想空間上で3D作業やシミュレーションを共有するプラットフォームであり、ビジュアライゼーション分野の新たな需要に対応する。
ベアメタルクラウドとサブスクリプションサービス
当社は従来のオンプレミス販売に加え、レンタルやクラウド形式でのサブスクリプションサービスを提供する。特筆すべきは「ベアメタルクラウド」であり、仮想化を介さず物理サーバーを占有利用させる点にある。これにより、仮想化による性能劣化がなく、オンプレミスと同等の処理能力を維持する。AIやHPC(高性能計算)分野で求められる高い演算性能を、柔軟な課金モデルで利用できる点が強みである。
Service & Support:保守と環境アップデートの運用支援
「Service & Support」は、当社が提供するすべてのソリューションに対して、ハードウェア保守に加え、継続的な開発環境のアップデートを組み合わせた運用支援サービスである。具体的には、保証、サポート問い合わせ、オンサイト保守、パフォーマンスベンチマーク、環境アップデート、プライベートレクチャーなどを提供。顧客はシステム運用のリソースを割かず、常に最新で安定した環境を利用できる。研究開発を重視する顧客層のニーズに応えるサービスとして位置づけられる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
半導体商社で高収益、成長続く
ジーデップ・アドバンスは卸売業に分類され、半導体?電子デバイスの専門商社です。同業他社にはリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易などがありますが、同社は独自の専門性と顧客ネットワークで差別化しています。売上高は2024年5月期の44億円から2025年には66億円、2026年には69億円と拡大傾向にあり、営業利益率も15.91%から12.12%へ一時低下したものの、2026年には15.94%と回復しています。半導体市場の需要拡大を背景に、自動車・産業機器向けに強みを持ち、高収益を維持しています。
強み
- 営業利益率15%超を維持し、収益性が高い。
- 半導体需要に支えられ、売上高が着実に増加している。
- 半導体・電子デバイスの専門知識があり、顧客から信頼されている。
- 自動車・産業機器メーカーを中心に強固な顧客を持つ。
課題
- 半導体需要の変動が売上に影響を与える。
- 大手商社との競争が激しく、シェア拡大が難しい。
- 電子部品の在庫管理が重要で、不良在庫のリスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字がジーデップ・アドバンス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 13件
仙台市河原町で設立された1978年
1978年12月、仙台市河原町で創業。当初は情報通信機器の取扱いを中心としていたが、1991年4月に同市泉区へ移転し、1993年10月に情報通信機器の取扱いを本格化。同年12月には大学生協との取引を開始し、教育機関向けの販路を開拓した。この時期の活動が、後にAI・GPU分野へ進出する基盤となった。
Intel・NVIDIAとのパートナー関係構築(2006〜2008年)
2006年1月、Intel Corporationからパートナーに認定される。続いて2007年11月、GPGPU製品である「Tesla」の販売を開始。2008年2月にはNVIDIA社からもパートナー認定を受けた。これにより、当社はCPUとGPUの両方で世界トップクラスの半導体メーカーと直接連携できる立場を得る。このパートナーシップが、後のAI向けワークステーション開発を可能にした。
GPUコンピューティングへの特化と東京進出(2010〜2014年)
2010年3月、日本GPUコンピューティング有限責任事業組合(LLP)を設立し、GPU技術の普及に注力。2013年9月には東京都文京区本郷に東京営業所を開設し、首都圏での営業活動を強化。2014年4月には本社を仙台市青葉区に移転し、現在の体制に至る。これらの動きは、情報通信機器の販売からGPUコンピューティング特化への転換を示す。
深層学習向けワークステーション「Deeplearning BOX」発売(2015年)
2015年4月、深層学習(ディープラーニング)研究者向けの専用ワークステーション「Deeplearning BOX®」を発売開始。これはNVIDIAのGPUを搭載し、すぐに使えるターンキーシステムとして設計された。この製品が当社のオリジナル製品ラインの第一弾となり、AI分野におけるプレゼンスを高める起爆剤となった。
子会社設立と事業分割によるグループ体制(2016〜2020年)
2016年1月、株式会社GDEPアドバンスを子会社として設立。2020年4月には、情報通信関連の全事業を同子会社に分割した。これにより、グループ内での役割分担を明確化し、経営資源の集中と効率化を図った。以降、当社は持株会社的な位置づけとなるが、企業内容としては同一の事業を継続している。
生成AIブームで売上高が急拡大した2020年代
2021年5月期に売上高34億円(前期比約2.9倍)に急伸。以降、生成AIの実用化に伴うGPUサーバー需要の高まりを追い風に、2025年5月期には売上高66億円(前期比50.0%増)、営業利益8億3,990万円を達成。受注残高も12億円超と繁忙状態が続く。従業員数は31名と小規模ながら、1人当たり売上高は約2.1億円と高効率な経営を実現している。
年表13件を開く
1970年代
- 1978年12月創業仙台市河原町で設立
1990年代
- 1991年4月仙台市泉区へ移転
- 1993年10月情報通信機器の取扱いを開始
- 1993年12月大学生協との取引を開始
2000年代
- 2006年1月Intel Corporation(以下「Intel社」という。)からパートナーに認定
- 2007年11月GPGPU製品である「Tesla(注4)」の販売を開始
- 2008年2月NVIDIA社からパートナーに認定
2010年代
- 2010年3月創業日本GPUコンピューティング有限責任事業組合(以下「LLP」という。)を設立
- 2013年9月東京都文京区本郷に東京営業所を開設
- 2014年4月仙台本社を仙台市青葉区に移転
- 2015年4月深層学習(ディープラーニング)研究者向け専用ワークステーション「Deeplearning Box®」を発売開始
- 2016年1月株式会社GDEPアドバンス(以下「㈱GDEPアドバンス」という。)を設立
2020年代
- 2020年4月㈱GDEPアドバンスに情報通信関連の全ての事業を分割
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/5期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益率10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
上位レイヤーソリューションへの移行
従来のデスクサイドワークステーション中心のシステム構築に加え、複数台の高性能AIサーバーを組み合わせたシステム環境構築など、より高度なソリューションを提供することで、顧客ニーズの多様化に対応する。
- 02
エコシステムの増強
案件規模の大型化に対応するため、国内SIerとの水平・垂直分業体制を構築し、クラウドベンダーやデータセンターと提携する。さらに、NVIDIA社と関係の深いOEMベンダーやストレージ、ソフトウエアベンダーとの連携を強化する。
- 03
事業ドメインの拡大
GPUなどの計算リソース提供に加え、安定運用が可能な環境や性能を引き出すツール、運用支援など、AI活用の多様なニーズに対応するため事業領域を拡大する。
- 04
収益構造の多様化とストック型ビジネスの拡大
ハードウェア販売中心のフロー型収益から、導入後の運用・保守・最適化支援などのストック型収益の拡大を図る。「Service & Support」の提供拡大や、GPUリソースをハイブリッドで提供する「サブスクリプションサービス」を推進し、収益の安定性を高める。
- 05
専門人材の確保・育成と組織能力の強化
AIインフラ領域の高度専門人材の需要拡大に対応するため、多様な人材の積極採用やパートナー企業との連携による技術認定取得支援、社内研修体制の整備を進め、個々の専門性を組織的競争力へ転換する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で34人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は726万円で、3期前と比べて+3.4%。平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年5月 | 702 | 41.3 | 2.8 | 21 | — |
| 2024年5月 | 530 | 42.4 | 3.4 | 21 | 3,333 |
| 2025年5月 | 585 | 41.2 | 3.0 | 31 | 2,581 |
| 2026年5月 | 726 | 43.8 | 2.8 | 34 | 3,235 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内日本GPUコンピューティング有限責任事業組合埼玉県八潮市議決権34.2%
- 調達688万円津波数値計算用GPU計算装置の購入及び取付調整気象庁 · 2025-08-29
- 調達240万円翻訳機能処理用サーバーの調達財務省 · 2021-12-17
- 調達217万円タワー型パソコン等の購入財務省 · 2022-08-30
- 調達163万円タワー型パソコンの購入等財務省 · 2023-12-06
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は69億円、営業利益は11億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.5%、利益が+37.5%。
会社が出している今期の予想2027年5月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 88億円 | 69億円 |
| 営業利益 | 13億円 | 11億円 |
| 純利益 | 8億円 | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥48 | ¥48 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
8期分
直近は2026年4Qで、売上は38億円、営業利益は5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+46.2%、営業利益は+66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2024年2Q | 12 | 2 | 16.7 | 1 |
| 2024年3Q | 14 | 2 | 14.3 | 1 |
| 2024年4Q | 11 | 2 | 18.2 | 1 |
| 2025年2Q | 40 | 5 | 12.5 | 3 |
| 2025年4Q | 26 | 3 | 11.5 | 2 |
| 2026年2Q | 31 | 6 | 19.4 | 4 |
| 2026年4Q | 38 | 5 | 13.2 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年5月期からの8期で、売上は17億円から69億円へ4.1倍に増えた。直近期の営業利益率は15.9%。売上は6期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年5月 | 17 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年5月 | 7 | — | 1 | — | 0 |
| 2021年5月 | 34 | — | 4 | — | 2 |
| 2022年5月 | 35 | — | 4 | — | 3 |
| 2023年5月 | 38 | — | 6 | — | 4 |
| 2024年5月 | 44 | 7 | 7 | 15.9 | 4 |
| 2025年5月 | 66 | 8 | 8 | 12.1 | 5 |
| 2026年5月 | 69 | 11 | 12 | 15.9 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年5月期
売上高69億円のうち、営業利益として残るのは11億円で15.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の11.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.4%52億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.7%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.9%11億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2026年5月期は営業CFが−14億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−14億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は18億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年5月 | 3 | 0 | — | 3 | 9 |
| 2022年5月 | 5 | 0 | 0 | 5 | 14 |
| 2023年5月 | 6 | 0 | −1 | 6 | 19 |
| 2024年5月 | 8 | −1 | 4 | 7 | 30 |
| 2025年5月 | 6 | −1 | −1 | 5 | 33 |
| 2026年5月 | −14 | 0 | −1 | −14 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年5月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が35億円で、自己資本比率は60.9%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年5月 | 5 | 1 | 4 | 12.7 |
| 2020年5月 | 11 | 7 | 4 | 63.7 |
| 2021年5月 | 18 | 10 | 8 | 54.8 |
| 2022年5月 | 21 | 12 | 9 | 56.0 |
| 2023年5月 | 27 | 15 | 12 | 55.8 |
| 2024年5月 | 43 | 24 | 19 | 55.1 |
| 2025年5月 | 46 | 29 | 18 | 61.8 |
| 2026年5月 | 58 | 35 | 23 | 60.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで284社中8位あたり、逆に低いのは配当利回りで284社中255位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,160で、1年前と比べて+4.2%。過去52週の値幅のなかでは60%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 22.3倍 |
| PER (会社予想) | 21.0倍 |
| PBR | 4.91倍 |
| 配当利回り | 1.52% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月21日に前日比6.99%高の3170円と上昇し、1ヶ月で15.31%上昇した。25日移動平均線(2843.6円)を約11.5%上回り、75日線(2881.63円)や200日線(2849.15円)も突破した。52週高値3670円にはまだ約13.6%の距離があるが、52週安値2400円からは32%高い。7月15日には24.8万株の大量売りで2930円まで下落したが、その後は上昇トレンドに復帰した。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERが21.36倍と業界平均の17.94倍を上回り、予想PERも20.1倍と依然高めです。PBRは4.7倍で平均1.24倍を大きく上回り、バリュエーションは割高感があります。一方、ROEは20.49%と高く収益性は良好ですが、配当利回りは1.59%と平均2.97%を下回り、株主還元は控えめです。成長性を考慮しても現在の評価は割高で、特にPBRの乖離が顕著です。割高だが、高いROEが一定の正当性を与えている面もあります。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 22.3倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 21.0倍 | — |
| PBR | 4.91倍 | 1.24倍 |
| ROE | 24.7% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
半導体市況のサイクルと、先端材料への需要拡大が論点。強気派は、AIや5G関連の半導体需要増加で材料の需要が拡大し、売上高が過去数年で大幅に伸びている点を評価する。PERが21倍、PBR4.6倍と相応の評価だが、ROE20%超の収益性を鑑みると許容範囲とみる。弱気派は、直近期の売上高成長率の鈍化(66億→69億)や、営業利益率の変動、半導体市場の過剰在庫調整の影響を懸念する。専門商社としてニッチだが、市場規模が限定的との見方もある。
- 高収益
ROE20.49%と資本効率が高く、株主価値向上に寄与
- 成長持続
売上高は2023年38億円から2026年69億円とほぼ倍増
- 需要堅調
半導体の先端化で高純度材料の需要は構造的に増加
- 2026年5月期営業利益11億円、前期比37.5%増決算発表後影響強
売上69億円、営業利益11億円。前期比+3億円で増益率37.5%とモメンタム明確
- 営業利益率が12.12%から15.94%へ改善通年影響中
2025/5期12.12%→2026/5期15.94%へ3.82pt改善。利益率改善が増益の主因
- ROE20.49%と高い資本効率継続影響中
ROE20.49%と高く、PBR4.63倍でも収益力で裏付け。資本効率の良さが評価材料
- 純利益が2期連続で増益決算発表後影響弱
純利益は4億→5億→8億円に拡大。予想PER19.7倍とPERも低下
- 成長鈍化
2026年5月期の売上高成長率は約4.5%と前年の50%増から急減速
- 利益率変動
営業利益率が12-16%の間で変動し、安定性に欠ける
- 市場依存
半導体市場の在庫調整が直撃し、業績が大きく左右される
- 売上高の伸びが50%から4.5%に急減速通年影響強
2025/5期66億円(+50%)→2026/5期69億円(+4.5%)。成長減速でPER21倍が重荷
- PBR4.63倍と資産比で割高通年影響中
時価総額161億円をPBR4.63で除すと純資産約35億円。資産価値を大幅に上回る
- 外国人保有比率0.74%で需給細り継続影響弱
外国人持ち株比率0.74%と極めて低く、外国人需要が皆無。売り時に下支え不在
- 時価総額161億円と小型で流動性薄い不定影響中
時価総額161億円の小型株は流動性が乏しく、大口売り発生時の下振れリスクがある
- 半導体市場動向
- 半導体製造装置の投資動向が材料需要を左右するため
- 売上高成長率
- 需要拡大が続くか、成長持続性を確認するため
- 営業利益率
- 専門商社としての収益力の安定性を測るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり48円で、前期から+91.3%。いまの株価に対する利回りは1.52%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年5月 | 23 | — | 23.0 |
| 2026年5月 | 44 | 91.3 | 30.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥48
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ3,436人。区分でいちばん多いのは事業法人で57.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.4%を占め、残る38.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年5月% | 2024年5月% | 2025年5月% | 2026年5月% |
|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 63.2 | 57.4 | 57.0 | 57.2 |
| 個人・その他 | 36.8 | 33.3 | 35.5 | 34.2 |
| 金融機関 | — | 1.7 | 4.3 | 4.1 |
| 証券会社 | — | 4.2 | 2.4 | 2.9 |
| 外国法人 | — | 3.3 | 0.6 | 1.5 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.2 | 0.1 |
| 自己株式 | — | — | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社IAM | 55.14 |
| 02 | 飯野 亜矢子 | 5.50 |
| 03 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 3.53 |
| 04 | 上嶋 秀治 | 1.92 |
| 05 | 飯野 匡道 | 1.92 |
| 06 | 大本 敦 | 1.11 |
| 07 | 大橋 達夫 | 1.00 |
| 08 | 株式会社上商 | 0.94 |
| 09 | 小島 広 | 0.68 |
| 10 | JPモルガン証券株式会社 | 0.57 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-20野村證券株式会社新規の大量保有報告5.27%+0.09pt
- 2026-08-06野村證券株式会社新規の大量保有報告5.18%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−98%、1株純資産は8期で−97%。直近期のROEは24.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年5月 | 8,330 | 22,200 | 46.2 | — | — |
| 2020年5月 | 9,770 | 121,053 | 8.6 | — | — |
| 2021年5月 | 49 | 201 | 27.6 | — | 20.0 |
| 2022年5月 | 59 | 250 | 26.1 | — | 20.0 |
| 2023年5月 | 79 | 317 | 27.8 | — | 19.7 |
| 2024年5月 | 82 | 447 | 22.1 | 31.9 | 20.4 |
| 2025年5月 | 100 | 526 | 20.5 | 24.7 | 23.0 |
| 2026年5月 | 145 | 641 | 24.7 | 20.7 | 30.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/5期の役員報酬は総額69百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 飯野匡道 | 代表取締役社長CEO 執行役員 | 61 | 3,137,600 |
| 大橋達夫 | 取締役CFO 執行役員 経営管理本部長 | 47 | 55,200 |
| 栗原さやか | 取締役 | 48 | — |
| 上山亨 | 取締役 | 48 | — |
| 山縣邦雄 | 常勤監査役 | 66 | — |
| 星伸之 | 監査役 | 51 | — |
| 深澤俊博 | 監査役 | 42 | — |
| 木村克巳 | 執行役員 ソリューションビジネスユニット ビジネス開発部長 | — | — |
| 藤波雅人 | 執行役員 ソリューションビジネスユニット ソリューション営業部長 | — | — |
| 小島広 | 執行役員 ソリューションビジネスユニット ソリューション営業推進部長 | — | — |
| 毛利彩 | 執行役員 経営管理本部 人材企画部長 | — | — |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 54 | 54 | 18 |
| 社外監査役 | 3 | 10 | 10 | 3 |
| 社外取締役 | 3 | 5 | 5 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容7,796字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,472字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,652字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,987字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2025/06/01-2026/05/31)2026-08-21
- 半期報告書半期報告書-第11期(2025/06/01-2026/05/31)2026-01-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2024/06/01-2025/05/31)2025-08-22
- 半期報告書半期報告書-第10期(2024/06/01-2025/05/31)2025-01-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2023/06/01-2024/05/31)2024-08-28
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2022/06/01-2023/05/31)2023-08-25
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 中期経営計画2026年5月期決算補足説明資料及び中期経営計画2026-07-14
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