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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

三洋貿易

Sanyo Trading Co., Ltd.3176 · Prime · 卸売業

ゴム・化学品・機械など多分野の専業商社。ファインケミカル、産業資材、環境・ライフサイエンスまで幅広く取り扱う。

概要

三洋貿易は1947年に神戸で設立された専門商社である。化学品、樹脂、自動車部品、環境機器、分析機器などを取り扱い、2025年9月期の売上高は1,327億円、従業員747名。東京証券取引所プライム市場に上場し、国内外に18の連結子会社を持つ。

化学品から環境機器まで5つの事業領域

三洋貿易はファインケミカル、インダストリアル・プロダクツ、サステナビリティ、ライフサイエンス、その他(ソフトウェア)の5セグメントで事業を展開する。ファインケミカルでは合成ゴムや樹脂、ゴム特殊薬品を供給。インダストリアル・プロダクツでは自動車部品や半導体検査用同軸ケーブルを扱う。サステナビリティではバイオマス機器や地熱掘削機材、洋上風力関連機器を提供。ライフサイエンスでは農薬、医療機器、分析機器、機能性飼料原料などを取り扱う。ソフトウェア事業ではパッケージ開発やシステム開発も手掛ける。

海外18社を束ねるグローバルネットワーク

1954年にニューヨーク駐在員事務所を開設して以来、海外展開を加速。現在は米国、中国、ベトナム、インド、メキシコ、インドネシア、タイ、香港などに現地法人を持ち、連結子会社18社、非連結子会社4社で構成される。2010年以降はアジア新興国への拠点設立が相次ぎ、2024年には韓国ソウルに支店を開設した。海外売上高は全体の約4割を占め、現地化を進めながらグローバルな供給網を構築している。

売上高1,327億円、安定した収益基盤

2025年9月期の売上高は前期比2.7%増の1,327億円。営業利益は64億円(同9.1%減)、親会社株主に帰属する純利益は46億円(同11.4%減)と減益となったが、過去10年の売上高は481億円から1,327億円へと2.8倍に成長している。自己資本比率は50%以上を維持し、安定した財務基盤を持つ。長期目標としてROE10~12%を掲げ、営業利益率5.1%以上を目指す。

長期計画SANYO VISION 2028が描く成長戦略

2023年に策定した長期経営計画「SANYO VISION 2028」では、『世の中の課題解決に貢献し、人と地球の笑顔をつくる』をビジョンに掲げる。重点施策として収益基盤の強化と企業体質の改善を挙げ、5年間で累計200~300億円を事業投資・DX・人的資本に投じる計画。既存事業の深化、新規ビジネス開拓、グローバル事業部制の強化、M&Aの積極活用を通じて、2028年9月期に営業利益90億円を目指す。

業界の中での役割は多業種向け専門商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,327億円
営業利益
64億円
営業利益率
4.8%
純利益
46億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/9
事業売上構成比利益利益率
化学品 関連商品382億円29.5%
産業資材 関連商品367億円28.4%
ゴム 関連商品286億円22.1%
機械・環境 関連商品212億円16.4%
その他46億円3.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ファインケミカル主力

合成ゴム、合成樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム特殊薬品などゴム・樹脂関連の原材料・副資材・加工機を国内外のメーカーに供給。塗料・インキ・建材向け添加剤も扱う。

主な製品・サービス3
合成ゴム・合成樹脂
自動車タイヤ・工業用品向けのゴム原料、成型加工用樹脂。
ゴム特殊薬品・副資材
加硫促進剤、老化防止剤などゴム加工に必要な化学品。
ゴム工業用加工機・試験機
ゴム成型プレス、混練機、品質試験装置。

02ライフサイエンス主力

農薬、工業薬品、分析機器、医療機器、医薬品中間体など医療・農業・研究向けに多岐にわたる製品を供給。食品原料・添加物や飼料関連も扱う。

主な製品・サービス3
分析機器・試験装置
研究開発・品質管理向けの分析計測機器。
医療機器・医薬品有効成分
医療用機器、医薬原体・中間体。
農薬・肥料
農業用殺虫剤、除草剤、土壌改良剤。

03インダストリアル・プロダクツ準主力

自動車関連用品・部品、溶接資材、半導体検査装置用同軸ケーブル、精密鋳造副資材などを供給。自動車解体データ・運用ソフトも提供。

主な製品・サービス3
自動車用関連用品・部品・機器
自動車OEM向け部品やサービス用品。
半導体検査装置向け高性能同軸ケーブル
半導体テスター用高周波信号伝送ケーブル。
精密鋳造用副資材・型材
精密鋳造工程で使用するワックス、セラミック材料など。

04サステナビリティ準主力

肥飼料・環境・バイオマス関連機器、石油・天然ガス・地熱掘削機材、洋上風力関連機器、ゴムライニングポンプなどを供給する環境・エネルギー分野。

主な製品・サービス4
肥飼料関連機器
肥料・飼料製造プラント用機械。
環境関連機器
排水処理、廃棄物処理装置など。
石油・天然ガス・地熱掘削機材
掘削用消耗品、機器類。
ゴムライニングポンプ
耐食性に優れたゴム内張りポンプ。

05その他(ソフトウェア)その他

ソフトウェアのパッケージ開発・自社開発、社内受託開発、業務系システム開発、スマートデバイス用アプリ開発、WEBインテグレーション。

製品と技術

ゴム・樹脂原料から加工機まで一貫供給

ファインケミカル事業の中核は、自動車タイヤ向け合成ゴムや合成樹脂、熱可塑性エラストマーなどの原材料である。加硫促進剤や老化防止剤などのゴム特殊薬品も扱い、加工に必要な成型プレスや混練機、品質試験機まで一貫して供給する。天然ゴムや再生ゴム、接着剤もラインアップに含み、ゴム産業の川上から川中までをカバーする総合商材群を形成している。

半導体検査用同軸ケーブルと自動車関連技術

インダストリアル・プロダクツ事業では、半導体テスター向けの高性能同軸ケーブルが主力製品の一つ。高周波信号を正確に伝送するこのケーブルは、先端半導体の検査工程に不可欠である。また、自動車OEM向け内装部品や解体データ・運用ソフトも提供。2024年にはEV・PHEV用バッテリー診断機を発売し、中古EV流通の活性化を狙う。精密鋳造用ワックスやセラミック材料も扱う。

環境・エネルギー機器でサステナビリティに貢献

サステナビリティ事業は、肥飼料製造プラント機器、木質バイオマス関連機器、排水処理装置などを取り扱う。石油・天然ガス・地熱掘削用の消耗品や機器、洋上風力発電関連の多様な機器も供給。耐食性に優れたゴムライニングポンプは化学プラントなどで需要がある。2023年には横手湯沢フォレストサイクルをグループに加え、木質バイオマス事業を本格化させた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

化学品中心の専門商社、独自色で中規模首位級

国内卸売業の中でも化学品・機能材料に特化した専門商社として、汎用品中心のライバルとは異なる独自ポジションを築く。直近売上は約1327億円で、同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と比較すると規模は中位だが、取扱品目の専門性で差別化。営業利益率は5%前後と安定し、化学品分野の顧客基盤やメーカーとの強固な関係が強み。一方、業界全体がデジタル化やM&Aで再編する中、専門特化ゆえの市場変動リスクや、後継者育成・人事体制の課題も顕在化。内需中心で海外売上比率が低く、円安や海外市況の恩恵を受けにくい構造もにらみつつ、既存事業の深耕と新規領域の開拓が求められる。

強み

  • 化学品・機能材料に特化した専門商社として、業界知識と顧客ネットワークを強みに、独自の市場地位を確立。
  • 販管費抑制と高付加価値商材で営業利益率5%前後を維持し、売上規模に対して安定した収益性を実現。
  • メーカーとユーザー双方との長期取引で、安定的な需要を取り込むとともに、市況変動時のリスク分散を図る。
  • 国内販売に軸足を置き、景気変動の影響を限定。円安など海外変動の直接影響を受けにくい事業構造。

課題

  • 海外売上比率が低く、アジア需要や円安メリットを享受できず、成長余地を十分活かせていない。
  • 営業利益率が5%前後で横ばい傾向。競争激化で粗利が圧縮され、収益性向上策が課題。
  • 卸売業界で進むM&A・デジタル化に乗り遅れる可能性。同業他社との連携や新規投資が今後の焦点。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が三洋貿易

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13183ウイン・パートナーズ382億円16.3倍
27414小野建365億円
37482シモジマ364億円13.1倍
43139ラクト・ジャパン345億円10.5倍
53333あさひ341億円14.9倍
63176三洋貿易338億円15.3倍
78101GSIクレオス337億円12.9倍
87525リックス312億円9.2倍
98158ソーダニッカ310億円13.0倍
106328荏原実業307億円12.3倍
119932杉本商事302億円11.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

旧三井物産の解体から生まれた1947年

三洋貿易は1947年5月、旧三井物産の解体に伴い、同社神戸支店の有志が資本金195千円で神戸に設立した。戦後の混乱期に、商社機能を継承する形でスタート。当初からゴム・化学品の貿易を柱とし、1964年には本店を東京に移転して全国展開の基盤を築いた。この独立起業的な出自が、自由闊達な社風の原点となっている。

海外拠点を拡大した1960年代~1970年代

1954年にニューヨーク駐在員事務所を開設し、1961年には現地法人Sanyo Corporation of Americaに改組。これが最初の海外子会社となった。1972年には国内で産和工業(現・三洋機械工業)を設立し、機械事業に進出。1973年に商号変更して連結子会社化した。この時期に貿易商社から、モノづくりにも関与するビジネスモデルへの転換を開始した。

アジア進出を加速した1990年代~2000年代

1990年にタイにSan-Thap International(現・Sanyo Trading Asia)を共同出資で設立。1992年にはホーチミン駐在員事務所を開設し、ベトナム市場に参入。2003年には中国に三洋物産貿易(上海)有限公司を設立。2004年にはコスモス商事に資本参加し、環境・エネルギー分野を強化。2006年には三洋テクノスを設立し、科学機器事業を拡大した。

上場とM&Aによる事業多角化(2012年~2018年)

2012年10月に東京証券取引所市場第二部に上場。翌2013年には第一部に指定替え。上場後、積極的なM&Aを展開:2015年にBestrade Precision Singapore(現・Singapore Sanyo Trading)を買収、2016年に㈱ソート(後に吸収合併)と日本ルフトを、2017年に日本フリーマンとアズロ(現・三洋ライフマテリアル)を、2019年に新東洋機械工業と㈱ワイピーテックを、2020年に㈱NKSコーポレーションをそれぞれ全株式取得し、連結子会社化した。

グループ再編と長期計画の策定(2019年~)

2020年にはアズロとNKSコーポレーションを統合し、三洋ライフマテリアルに商号変更。2017年には三洋テクノスが古江サイエンスを吸収合併し、三洋古江サイエンス(後に再統合)とするなど、グループ内の再編を進めた。2023年には長期経営計画「SANYO VISION 2028」を策定。2024年には韓国支店を開設し、電子材料市場への本格参入を図る。

年表35件を開く

1940年代

  • 1947年5月旧三井物産の解体に伴い、同社神戸支店有志により神戸を本店として資本金195千円をもって三洋貿易㈱を設立

1950年代

  • 1954年1月ニューヨーク駐在員事務所を開設

1960年代

  • 1961年2月ニューヨーク駐在員事務所を現地法人Sanyo Corporation of America(現・海外連結子会社)に改組
  • 1964年11月本店を神戸から東京に移転

1970年代

  • 1972年11月㈱産和工業を設立
  • 1973年1月商号変更㈱産和工業を三洋機械工業㈱(現・連結子会社)に商号変更

1990年代

  • 1990年9月創業San-Thap International Co., Ltd.を共同出資により設立
  • 1992年10月ホーチミン駐在員事務所を開設

2000年代

  • 2003年12月中国に現地法人三洋物産貿易(上海)有限公司(現・海外連結子会社)を設立
  • 2004年1月コスモス商事㈱(現・連結子会社)に資本参加し、発行済株式の100%を取得
  • 2006年4月三洋テクノス㈱を設立
  • 2006年10月㈱ケムインターに資本参加し、発行済株式の68.52%を取得

2010年代

  • 2010年2月ホーチミン駐在員事務所を現地法人Sanyo Trading (Viet Nam) Co.,Ltd.(現・海外連結子会社)に改組
  • 2010年9月ニューデリー駐在員事務所を開設
  • 2011年12月ニューデリー駐在員事務所を現地法人Sanyo Trading India Private Limited(現・海外連結子会社)に改組
  • 2012年2月香港に現地法人三洋物産貿易(香港)有限公司(現・非連結子会社)を設立
  • 2012年10月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2013年6月メキシコに現地法人Sun Phoenix Mexico, S.A. de C.V.(現・海外連結子会社)を設立
  • 2013年10月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2014年8月インドネシアに現地法人PT. Sanyo Trading Indonesia(現・海外連結子会社)を設立
  • 2015年6月Bestrade Precision Singapore Pte. Ltd.に資本参加し、発行済株式の85%を取得
  • 2015年7月商号変更Bestrade Precision Singapore Pte. Ltd. をSingapore Sanyo Trading Pte. Ltd.(現・非連結子会社)に商号変更
  • 2016年2月㈱ソートに資本参加し、発行済株式の100%を取得
  • 2016年7月日本ルフト㈱(現・連結子会社)に資本参加し、発行済株式の100%を取得
  • 2017年2月三洋テクノス㈱が古江サイエンス㈱に資本参加し、発行済株式の100%を取得
  • 2017年7月日本フリーマン㈱(現・連結子会社)に資本参加し、発行済株式の100%を取得
  • 2017年8月広島事務所を開設
  • 2017年9月M&A三洋テクノス㈱が古江サイエンス㈱を吸収合併し、三洋古江サイエンス㈱に商号変更(2020年4月に三洋古江サイエンス㈱を三洋テクノス㈱(現・連結子会社)に商号変更)
  • 2017年10月アズロ㈱に資本参加し、発行済株式の100%を取得
  • 2018年4月M&A㈱ソートを吸収合併
  • 2018年7月商号変更San-Thap International Co., Ltd. をSanyo Trading Asia Co., Ltd.(現・海外連結子会社)に商号変更
  • 2019年5月新東洋機械工業㈱(現・連結子会社)に資本参加し、発行済株式の100%を取得
  • 2019年10月㈱ワイピーテック(現・連結子会社)に資本参加し、発行済株式の100%を取得

2020年代

  • 2020年3月㈱NKSコーポレーションに資本参加し、発行済株式の100%を取得
  • 2020年10月M&Aアズロ㈱が㈱NKSコーポレーションを吸収合併し、三洋ライフマテリアル㈱(現・連結子会社)に商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2028年9月期まで10~12%
  • 営業利益2028年9月期まで90億円
  • 自己資本比率50%以上
  • 事業投資・DX投資・人的資本への累計投資額5年間(2028年9月期まで)まで200~300億円
  • 営業利益率5.1%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の成長と収益基盤強化

    市場変化を捉え、技術志向と顧客志向を融合したハイブリッド戦略を推進。データドリブンな意思決定で営業・マーケティング力を強化し、製品開発から販売まで一貫した価値提供により市場シェア拡大を目指す。

  2. 02

    新規ビジネスの開拓と戦略投資

    成長性と顧客ニーズ分析に基づき、長期的な収益性を見据えた新規事業育成と戦略的投資を実施。先端技術研究、人材確保、情報ネットワーク構築に注力し、持続的成長を図る。

  3. 03

    連結経営体制の強化とグループシナジー最大化

    グローバル事業部制を深化し、グループ全体の連結経営を強化。経営資源の最適配分と迅速な意思決定により、One Sanyoとして市場競争力を高める。

  4. 04

    企業体質の改善(文化・人材・サステナビリティ・IT)

    挑戦を奨励する企業文化、人材育成プログラム、ESG経営の推進、システム内製化やデジタルトランスフォーメーションにより、業務効率化と新価値創造を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で747人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,020万円で、9期前と比べて+2.4%平均年齢は39.1歳、平均勤続年数は8.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月295
2017年9月326
2018年9月349
2019年9月99640.510.2368
2020年9月94440.39.9413
2021年9月96539.99.5442
2022年9月97540.59.8536
2023年9月1,02240.79.4687
2024年9月1,05540.19.0713996
2025年9月1,02039.18.7747857

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率69.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 11 / 海外 7、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都千代田区1,888百万円
ファインケミカル インダストリアル・プロダクツ サステナビリティ ライフサイエンス その他
三洋テクニカルセンター※3 — 埼玉県川口市1,068百万円
その他
伊勢原工場※1 — 神奈川県伊勢原市294百万円
その他
本社 — 東京都 江東区208百万円
ライフサイエンス
本社 — 大阪府 箕面市153百万円
ライフサイエンス
川口店舗※2 — 埼玉県川口市103百万円
その他
本社 — 神奈川県 横浜市緑区91百万円
インダストリアル・プロダクツ
本社 — 東京都 千代田区78百万円
サステナビリティ
本社 — 東京都 千代田区62百万円
ライフサイエンス
本社 — 埼玉県 川口市49百万円
ライフサイエンス
ほか17件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Sanyo Corporation of America (注)2、3、5
    New York, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三洋機械工業㈱
    神奈川県伊勢原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コスモス商事㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三洋物産貿易(上海)有限公司(注)2、3
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Sanyo Trading Asia Co., Ltd. (注)2、4
    Bangkok, Thailand · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本ルフト㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Sanyo Trading (VietNam) Co., Ltd. (注)2
    Ho Chi Minh City, Viet Nam · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本フリーマン㈱
    神奈川県横浜市緑区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Sun Phoenix Mexico, S.A. de C.V. (注)2、4
    Irapuato, Mexico · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三洋ライフマテリアル㈱(注)3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ワイピーテック
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. Sanyo Trading Indonesia (注)2、4
    Jakarta, Indonesia · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • 三洋テクノス㈱埼玉県川口市100%
  • Sanyo Trading India Private Limited (注)2、4Gurugram, India100%
  • ㈱スクラム東京都江東区100%
  • 新東洋機械工業㈱埼玉県川口市100%
  • ㈱コスモ・コンピューティング システム東京都港区100%
  • KOTAIバイオ テクノロジーズ㈱(注)3大阪府箕面市96%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    メタン標準ガス較正装置の製作及び取付調整
    気象庁 · 2016-07-19
    1,977万円
  • 調達
    令和4年度超音波方式粒子径分布・ゼータ電位測定装置の購入
    原子力安全庁 · 2023-02-13
    1,815万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は1,327億円営業利益64億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.6%、利益が-9.9%。

売上高
+2.6%
1,327億円
営業利益
-9.9%
64億円
純利益
-11.5%
46億円
営業利益率
4.8%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高1,380億円1,327億円
営業利益75億円64億円
純利益60億円46億円
1株あたり配当¥28.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は372億円、営業利益は21億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+26.1%、営業利益は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q310196.113
2023年3Q295155.112
2023年4Q29111
2024年1Q331236.914
2024年2Q318206.317
2024年4Q644284.321
2025年2Q681416.035
2025年4Q646233.611
2026年2Q703456.437
2026年3Q372215.617

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は481億円から1,327億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2012年9月4812411
東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2013年9月5112815
インドネシアに現地法人PT. Sanyo Trading Indonesia(現・海外連結子会社)を設立
2014年9月5863520
Bestrade Precision Singapore Pte. Ltd. をSingapore Sanyo Trading Pte. Ltd.(現・非連結子会社)に商号変更
2015年9月6074128
2016年9月5994328
三洋テクノス㈱が古江サイエンス㈱を吸収合併し、三洋古江サイエンス㈱に商号変更(2020年4月に三洋古江サイエンス㈱を三洋テクノス㈱(現・連結子会社)に商号変更)
2017年9月6775334
㈱ソートを吸収合併
2018年9月7855636
2019年9月8326140
アズロ㈱が㈱NKSコーポレーションを吸収合併し、三洋ライフマテリアル㈱(現・連結子会社)に商号変更
2020年9月7645330
2021年9月8916242
2022年9月1,0736242
2023年9月1,2057148
2024年9月1,29371795.552
2025年9月1,32764694.846

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高1,327億円のうち、営業利益として残るのは64億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は46億円、売上の3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.0%1,101億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.1%161億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%64億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.6pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
3.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.2pt
9.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが72億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは75億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は117億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月1−3−3−217
2013年9月12−2−101018
2014年9月21−4−11735
2015年9月9−2−10732
2016年9月30−12−121837
2017年9月2−140−1226
2018年9月16−4−131225
2019年9月51−11−204045
2020年9月62−221840104
2021年9月23−10−331387
2022年9月−33−1818−5157
2023年9月57−29−182869
2024年9月54−20−283474
2025年9月723−3275117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は815億円。このうち返さなくてよい自己資本が513億円で、自己資本比率は62.9%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月23212211051.1
2013年9月2521539959.2
2014年9月30117013154.7
2015年9月30319410962.1
2016年9月32521011562.7
2017年9月39024614461.1
2018年9月41626814863.5
2019年9月43729314466.2
2020年9月47231016264.9
2021年9月50834716167.5
2022年9月62939223761.7
2023年9月68543924663.4
2024年9月75447827663.3
2025年9月81551330262.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
119億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
458億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
260億円
在庫として抱えている分
負債合計
302億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中73位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中186位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.3%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.6%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,164で、1年前と比べて+47.5%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥1,164-2.1%1ヶ月+20.6%1年+47.5%時価総額338億円
過去52週の値幅
安値¥723高値¥1,227

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.3倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR1.20倍
配当利回り2.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月13日に5.34%上昇し1125円、52週高値1128円に迫る。1か月で39.58%急伸し、1年でも55.61%高。25日線899.04円を大幅に上回り、75日線・200日線も遠く下回る。出来高は8月3日に112万株と爆発的に増加、以降も高水準が続き、8月13日は55.13万株。RSIは86.49と買われ過ぎ圏で過熱感が顕著。週足では急ピッチな上昇が続き、投機的な買いが集まっている。52週安値723円からは55%上昇。信用倍率データはないが、出来高の急増は需給の逼迫を示唆。テクニカル的には高値圏でボラティリティが高く、利益確定売りに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 63/100)

PER 14.03倍は同業界平均17.82倍を下回り、PBR 1.13倍は同業界平均1.24倍を下回る。ROE 9.3%は平均的だが、配当利回り2.67%は同業界平均2.98%とほぼ同等で、株主還元はそこそこ。業績は減益傾向にあるものの、予想PER 10.3倍と先行き改善期待もあり、割安感がある。ただし、直近の利益減少が続けば割安感は薄れる可能性もあり、注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.3倍17.9倍
PER (予想)11.2倍
PBR1.20倍1.24倍
ROE9.3%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加傾向にあるものの、営業利益率は低下しており、収益性の改善が課題。強気派は、海外調達ネットワークの強みを活かした専門商社としての需要の安定性や、配当利回りの高さを評価する。一方、弱気派は、競争激化による利益率の低下や、原材料価格の変動リスク、海外経済の減速による影響を懸念。

プラスに働く材料7
  • 安定需要の取り込み

    食品添加物など生活必需に近い製品を扱うため、景気変動の影響を受けにくい

  • 海外調達の強み

    海外サプライヤーとの関係構築により、価格競争力や安定供給を実現

  • 株主還元の充実

    配当利回り2.67%と相対的に高く、株主への利益還元を重視

  • 予想PER10.3倍が現在の14.03倍を下回る決算発表後影響

    予想PERは10.3倍と現況PER14.03倍より低く、増益見通しが織り込まれる

  • 売上高が1205億円から1327億円へ3期連続増収通年影響

    売上高は2023年9月期1205億円から2025年9月期1327億円へ10.1%増

  • 配当利回り2.67%と安定的な株主還元通年影響

    配当利回り2.67%を確保し、下落局面での下支えとなる

  • PBR1.13倍と1倍近辺で割安感不定影響

    PBR1.13倍はROE9.3%に対し1倍台と資本コストを意識した水準

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率が5.49%から4.82%に低下し、収益性が悪化傾向

  • 競争激化の懸念

    大手商社や同業他社との競争が激化し、価格競争に陥る可能性

  • 原材料高の影響

    原油や原料価格の上昇が仕入れコストを押し上げ、利益を圧迫する恐れ

  • 2025年9月期は営業利益が前期比9.9%減少決算発表後影響

    営業利益は71億円から64億円へ減少、営業利益率も5.49%から4.82%に低下

  • 純利益が52億円から46億円へ減少通年影響

    最終利益は11.5%減の46億円となり、増益期待が後退

  • 株価上昇と減益でバリュエーションが悪化継続影響

    株価は1年で45.53%上昇した一方、純利益は減少しPERが拡大

  • 営業利益率4.82%は卸売市況変動に脆弱不定影響

    売上高1327億円で営業利益率が1ポイント下がれば約13.3億円の減益

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の動向を直接示し、競争環境の変化を把握するため
売上高成長率
需要の拡大・縮小を測り、事業の成長性を確認するため
海外仕入れ比率
海外調達の強みが収益にどの程度寄与しているかを見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28.5で、前期から+3.6%いまの株価に対する利回りは2.45%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥28.5
1株あたり
配当利回り
2.45%
いまの株価に対して
配当性向
37.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月1229.4
2017年9月1520.428.7
2018年9月168.527.6
2019年9月1915.630.6
2020年9月191.445.2
2021年9月190.031.7
2022年9月206.732.9
2023年9月227.537.0
2024年9月2827.942.3
2025年9月293.637.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28.5

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ6,827人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.6%を占め、残る55.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他38.737.140.939.139.638.8
金融機関39.738.535.537.132.231.2
外国法人4.87.96.96.413.914.2
事業法人15.815.515.515.611.813.3
証券会社0.91.11.21.82.52.4
自己株式1.31.11.00.80.70.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)11.21
02㈱日本カストディ銀行(信託口)6.76
03東亞合成㈱5.16
04玉木 廸3.40
05㈱三菱UFJ銀行3.24
06明治安田生命保険(相)2.33
07㈱三井住友銀行1.96
08三井住友信託銀行㈱1.96
09野村信託銀行㈱(信託口)1.90
10RE FUND 107-CLIENT AC (常任代理人 シティバンク、エ ヌ・エイ東京支店)1.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-20
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    5.03%
    -0.43pt
  • 2026-06-22
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.08%
    +1.08pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.50%
    +0.40pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.00%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.10%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+62%、1株純資産は14期で+72%。直近期のROEは9.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月991,03410.026.7
2013年9月1031,02711.08.545.1
2014年9月1381,14912.710.529.3
2015年9月1951,31415.97.831.2
2016年9月9671114.16.529.4
2017年9月11783215.211.228.7
2018年9月12792314.58.427.6
2019年9月1401,01114.57.630.6
2020年9月1061,06910.29.445.2
2021年9月1481,19513.17.931.7
2022年9月1481,34911.67.032.9
2023年9月1661,51011.68.037.0
2024年9月1811,65711.48.342.3
2025年9月1601,7789.310.037.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2025/9期の役員報酬は総額267百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
新谷正伸代表取締役社長 兼社長執行役員68
平澤光康取締役兼執行役員 事業部門担当59
大谷隆一取締役兼執行役員 管理部門担当55
難波嘉己取締役兼執行役員 事業部門担当・経営企画部長60
杉原弘隆取締役70
小宮康上級執行役員
田口耕児上級執行役員
大幡秀樹執行役員
茂原健一郎執行役員
原田倫太郎執行役員
渡邉晃執行役員
寺田武春執行役員
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
和田久美子執行役員
杉田喜逸74
小河光生取締役62
佐久間成美取締役(監査等委員)60
長谷川麻子取締役(監査等委員)61
小林邦聡取締役(監査等委員)55

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61298022137
社外取締役429297
取締役(社内)1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,283字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社とその連結子会社18社、非連結子会社4社で構成され、ゴム、化学品、機械機器、自動車部品、科学機器その他各種商品の輸出入、国内販売を主な内容とし、更に各事業に関する技術サービス、研究及びその他のサービス等の事業活動を展開しています。 当社グループのセグメントごとの主な取扱商品・サービスの内容及び主なグループ会社は次のとおりです。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しています。詳細は、「第5 経理の状況 セグメント情報(2)報告セグメントの変更等に関する事項」に記載のとおりです。 セグメント   主な取扱商品・サービスの内容   主要なグループ会社名 ファインケミカル   合成ゴム、合成樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム特殊薬品、ゴム用副資材、天然ゴム、医療関連材料、可塑剤、再生ゴム、接着剤、各種ゴム・樹脂成型品、ゴムコンパウンド、ゴム工業用加工機及び試験機、プロセスオイル、塗料・インキ・プラスチック、電材、建材、土木関連向け樹脂及び添加剤、塗料関連機器   Sanyo Corporation of America三洋物産貿易(上海)有限公司Sanyo Trading Asia Co., Ltd.Sanyo Trading (Viet Nam) Co., Ltd.PT. Sanyo Trading IndonesiaSanyo Trading India Private Limited. インダストリアル・プロダクツ   自動車用関連用品・部品・機器、溶接関連資材、半導体検査装置向け高性能同軸ケーブル、自動車の解体データと運用ソフト、精密鋳造用副資材・型材   日本フリーマン㈱Sun Phoenix Mexico, S.A. de C.V. サステナビリティ   肥飼料関連機器、環境関連機器、バイオマス関連機器、石油・天然ガス・地熱掘削機材、海底資源開発機材、洋上風力発電関連機器、ゴムライニングポンプ   コスモス商事㈱三洋機械工業㈱新東洋機械工業㈱ ライフサイエンス   農薬、吸水性ポリマー、セラミック、各種フィルム、香料、各種工業薬品、界面活性剤、染料、容器・包装材料、溶剤、鉱物、工業ガス、充填受託、染顔料、半導体電子部品、分析機器、試験装置、環境測定装置、物理量・物性計測機器、工業用計器、実験用機器、半導体検査装置、動物実験用機器、家畜飼料、土壌改良剤、畜産資材、農業用機器・農業用資材、飼料用機能性原料・添加物、食品、食品原料、食品添加物、医療機器、医薬品有効成分、医薬中間体、位相転換触媒、ベンジルアルコール及びその誘導体、接着剤関連機材、バイオ関連分析・測定機器、理化学機器   ㈱ワイピーテック三洋ライフマテリアル㈱日本ルフト㈱三洋テクノス㈱㈱スクラムKOTAIバイオテクノロジーズ㈱ その他   ソフトウェアのパッケージ・自社開発、社内受託開発、業務系システム開発、スマートデバイス用アプリ開発、WEBインテグレーション   ㈱コスモ・コンピューティングシステム
経営方針・対処すべき課題2,539字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは長期経営計画「SANYO VISION 2028」(以下、「SV2028」という。)を策定し、「堅実と進取の精神、自由闊達な社風の下、柔軟かつ迅速に最適解を提供し、国際社会の永続的な発展と従業員の幸福を共創する」をミッションとし、「世の中の課題解決に貢献し、人と地球の笑顔をつくる」を当社が目指すあり姿、即ちビジョンとしており、この理念実現こそが全てのステークホルダーの皆様の期待に応えることと考えています。 当社グループは、「SV2028」を推進していくと共に、コーポレートスローガンとして掲げた「Quest for Next」を合言葉に、全社一丸となって事業展開を推進してまいります。事業環境の変化が激しい今日においては、事業の選択と集中をタイムリーに実現し企業価値の増大を図る一方、企業の社会的責任としての企業統治、法令遵守、気候変動を含む環境問題、社会貢献などにも積極的に取り組んでまいります。 (2) 目標とする経営指標 株主価値創出の観点から、2028年9月期にROE10~12%、営業利益90億円を目標として定め、また、連結業績及び財務状況を勘案し、長期安定的な株主還元を実施してまいります。 成長と財務規律の観点では、営業キャッシュ・フローの黒字、自己資本比率50%以上を維持しつつ、5年間で累計200~300億円を事業投資、DX投資、人的資本に投資する計画としています。また、営業利益率は5.1%以上を目標とし、成長性・収益性・安定性をバランス良く実現し、適切に市場から評価いただくことで、PBR1倍超を実現し維持向上してまいります。 (3) 中期的な会社の経営戦略と優先的に対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、資源価格や物流費の急激な高騰、気候変動問題への対応、外国為替市場の変動などの不透明要因が存在しています。これらの要因は、当社の事業に影響を及ぼす可能性があり、予測不確実な状況を生み出しています。 当社グループは、これらのリスクを単なる脅威として捉えるのではなく、新たな事業機会を見出すチャンスとしても捉えています。盤石な財務基盤と永年培った強みと経験を活かし、外部環境の変化に対して柔軟かつ迅速に対応することが課題と認識しています。 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上に向け、「SV2028」を推進してまいります。 長期経営計画「SANYO VISION 2028」 「SV2028」では、『世の中の課題解決に貢献し、人と地球の笑顔をつくる』をビジョン(あり姿)として掲げています。行動指針である「誠実」「挑戦」「迅速」「変革」「利他」の下、重点施策として「収益基盤の強化」と「企業体質の改善」に取り組み、社会やお客様に対し最適解の提供を通じて価値を創出します。環境への配慮と社会的責任を重視した事業活動を通じ、単なる経済的成長にとどまらず、社会課題の解決に積極的に貢献してまいります。 <収益基盤の強化> ① 既存事業の成長 市場環境の変化をいち早く察知し、プロダクトアウト型の技術力・製品力に基づく戦略と、マーケットイン型の顧客ニーズ・市場動向に対応する戦略を融合させたハイブリッドアプローチを推進します。これにより、既存事業の製品開発から販売戦略まで一貫した価値提供を行い、顧客満足度の向上と市場シェアの拡大を進めます。また、営業力・マーケティング力を強化し、データドリブンな意思決定に基づいた最適な市場展開を図ります。 ② 新規ビジネスの開拓 将来の成長を見据えた新規事業の育成を積極的に行います。市場の成長性、競争環境、顧客ニーズを綿密に分析し、長期的な収益性と事業拡張の可能性を踏まえた戦略的投資を実施します。更に、新規事業の成功に必要な先端技術の研究、人材の確保、国内外の情報ネットワーク構築にも注力し、事業創出力の強化と持続的成長を目指します。 ③ 連結経営体制の強化 グローバル事業部制の深化とグループ全体での連結経営体制の強化により、グループ間のシナジーを最大化します。経営資源を最適配分するとともに、グループ全体での情報共有と意思決定の迅速化を図り、各事業の成長力と収益力を更に高めます。これにより、市場競争に勝ち抜くOne Sanyoでの事業推進体制を構築します。 ④ 投資案件の推進 収益性が高く、長期的な成長が見込める事業・プロジェクトに対しては、積極的かつ戦略的な投資を行います。迅速かつ柔軟な意思決定により、市場や技術環境の変化に即応できる体制を構築することで、事業の多様化と強化を同時に実現します。また、リスクマネジメントと投資評価の高度化を図り、持続的な企業価値向上に寄与します。 <企業体質の改善> A 企業文化 自由闊達で挑戦を奨励する企業文化を醸成し、従業員一人ひとりが自身の能力を最大限に発揮できる環境を提供します。これにより、社員の創造性や革新性を引き出し、新しい価値の創造や事業変革の推進を促進します。 B 人的資本 従業員の能力開発とキャリア形成を支援するため、継続的な教育・研修プログラム、キャリア開発の機会を提供します。また、多様な人材が活躍し、長期にわたりいきいきと働ける職場環境を整備することで、組織の成長力と持続可能性を高めます。 C サステナビリティ ESG(環境・社会・ガバナンス)を経営の中心に据え、環境負荷の低減、社会的責任の遂行、ガバナンスの適正化を推進します。これにより、社会からの信頼を獲得し、持続的な事業成長と企業価値向上を実現します。 D IT利活用 業務効率化と革新を同時に実現するため、システム開発の内製化を進めるとともに、攻めと守りの両面でデジタイゼーション、デジタライゼーション、そしてデジタルトランスフォーメーションを推進します。これにより、業務プロセスの最適化、意思決定の迅速化、及び新たなビジネス機会の創出を加速させます。
事業等のリスク3,021字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のようなものがあります。しかしながら、これらの事項が当社の事業上のリスクを必ずしも網羅するものではありません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 ①主要市場の経済動向について 当社グループは、広範な産業分野に対して商品を販売していますが、特に自動車、家電・情報機器関連向けが大きな割合を占めています。従って、これら業界の市況が悪化した場合には、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ②商品価格の変動について 当社グループの取扱商品には、需給バランスにより仕入価格が大きく変動するものが含まれており、変動に応じた販売価格の設定及び適正在庫の管理に努めています。しかし、価格転嫁が十分にできない場合、あるいは在庫の価値が下落し評価損の計上を余儀なくされる場合には、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ③競合のリスクについて 当社グループは、多岐にわたる商品を取り扱っており、国内外のさまざまな企業と競合しています。これら競合相手の戦略変更や、新興国企業等価格競争力の強い競合相手の新規参入があった場合には、当社グループの優位性が維持できずに、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ④仕入先に係るリスクについて 当社グループは、国内外の数多くの取引先から商品を仕入れており、商品の安定確保のため、仕入先との良好な関係の維持・強化に努めています。しかし、これら仕入先の事業再編や業績悪化、代理店政策の見直し等により、商権を喪失・縮小した場合には、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤新規事業開拓に伴う投資について 当社グループは、新規事業の開拓に向けてM&A等に積極的に取り組んでいます。投資の決定に際しては、対象となる企業や事業につきまして財務、法務等の各側面からデュー・ディリジェンスを実施し、十分な精査、検討を行うことによってリスク回避を図っています。しかしながら、投資先企業・事業の価値が低下した場合には、のれんの減損処理等によって当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥海外事業展開に伴うリスクについて 当社グループは、多くの輸出入取引、米国・アジアにおける事業拠点の設置等、幅広く海外活動を展開しており、今後更に注力していく所存です。しかし、関係する各国・地域において、予期し得ない政治・経済情勢の悪化などのカントリーリスクが顕在化した場合には、取引の継続あるいは当社グループが計画とおりの事業活動を行うことに支障をきたし、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦債権管理について 当社グループの総資産に対する売上債権の割合は、当連結会計年度末現在32.4%(26,409 百万円)と高い水準にあります。債権の管理につきましては、取引先別の業績・財務内容に応じた与信設定を行い、信用状態の継続的な把握をするなど、不良債権の発生が極力少なくなるよう努めています。また、不測の事態に備え、過去の実績率や個別の回収可能性等の見積りに基づき貸倒引当金を計上していますが、実際に回収不能となった債権額がこれを超過した場合には、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧為替変動の影響について 当社グループは、商社として欧米及びアジアを中心とした輸出入取引にも積極的な営業を推進しています。外貨建ての取引については先物為替予約等を行うことによりヘッジを行っていますが、取引先との価格交渉等において為替変動の影響は避けられず、急激な為替変動が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。また、海外連結子会社の財務諸表は現地通貨建てとなっており、円換算する際の為替レートによっては、為替換算調整勘定を通じて当社グループの純資産が減少するリスクを有しています。 ⑨株式相場の変動について 当社グループは、事業上の関係緊密化を図るため金融機関や取引先の株式を保有しています。その多くは市場に流通する時価のある株式であり、今後の株式相場の変動によっては、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩自然災害による影響について 当社グループは、地震、台風、洪水等による災害が発生した場合に備えて、BCP(事業継続計画)を策定し、その一環で安否確認システム導入等の対策を講じています。しかしながら、被害を完全に回避することは困難であり、更には仕入先や得意先が被害を受けることもあります。そのような場合、当社グループの各事業拠点における活動に支障をきたし、業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪コンプライアンス等に関するリスクについて 当社グループは、日本及び諸外国で事業活動を行っており、関連する法的規制は広範囲にわたっています。これらの法的規制を遵守するために、当社ではコンプライアンス委員会を設けコンプライアンス体制の強化を図っています。しかしながら、このような対策を行っても事業活動におけるコンプライアンス等に関するリスクを完全に排除することはできません。関係する法的規制の大幅な変更、予期しない解釈の適用などが行われた場合には、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫人材に関するリスクについて 当社グループは、日本及び諸外国で事業活動を行っており、事業の企画・遂行や組織の指揮・監督を行う人材が必要です。当社グループでは多様な人材を確保し、継続的な能力開発を行うことにより、適材適所の配置を実施しています。しかしながら、今後、労働市場の流動化の更なる進展や、事業モデルの変化に伴い、特定分野に高度な知識・経験を持った人材へのニーズが集中するなど、人材確保の環境が大きく変化する可能性があります。このため、当社グループの取り組みにかかわらず、事業分野によっては求められる人材が不足し、新規事業創出や事業拡大の機会に十分応えられないリスクを完全に排除することはできません。将来の人材不足の状況によっては、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬情報セキュリティに関するリスクについて 当社グループは、情報共有や業務の効率化を目的として情報システムを構築、運用しています。情報システムの安全な利用及び運用を確保するため、情報セキュリティ対策を重要事項と位置づけ、当社グループ全体でセキュリティ基盤及び情報システムの一元管理、それに向けた体制整備に取り組んでいます。しかしながら、近年のサイバー攻撃手法の高度化及び巧妙化により、外部からの不正アクセスやコンピュータウイルスの侵入等による機密情報、個人情報の漏えい、及び情報システム設備、通信回線の障害などに起因する情報システムの停止リスクを完全に排除することは困難です。万一、重大な障害や情報漏えいが発生した場合、その被害の規模によっては、当社グループの業績や財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,458字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりです。 ①経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商・関税政策をはじめとする政策動向や各国の金融政策による資本市場の変動、中東情勢の緊迫化をはじめとした地政学リスクの高まりなど、複数の不確実要因の影響を受け、依然として先行きが不透明な状況が続きました。 当社グループの事業展開地域を概観すると、米国では関税政策を巡る不確実性が経済活動に足かせとなり、設備投資は緩やかに増加しているものの、個人消費の伸びは鈍化し、景気の先行きに変調の兆しが見られました。中国では政府による経済政策に一定の効果がみられるものの、不動産市場の停滞が続き、景気は足踏み状態となっています。アセアンでは堅調な個人消費と輸出の拡大が景気を支え、安定的な成長が続いています。日本では、米国の通商・関税政策による影響が企業収益に一部見られるものの、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が持ち直し、景気は緩やかに回復基調を示しました。 このような事業環境の下、当社グループでは、2023年11月に公表した長期経営計画「SANYO VISION 2028」に沿って「収益基盤の強化」、「企業体質の改善」を推進し、高付加価値のビジネスを追求・深化し、既存事業の強化に加え、新規ビジネスの開発、グローバル展開の更なる強化、新規投資の推進などに継続して取り組み、連結経営体制の強化に努めてまいりました。 既存事業の強化では、ゴム関連商品、化学品関連商品、マテリアルソリューション関連商品で基幹商材の拡販を進めるとともに、横手湯沢フォレストサイクル㈱を始めとした木質バイオマス関連事業を着実に推進しました。また科学機器輸入販売事業の一部をグループ会社である三洋テクノス㈱へ譲渡することで、収益構造の強化と業務効率の向上を図りました。新規事業の開発においては、自動車ベンチマーキング事業で培った知見を活かしてEV・PHEVバッテリー診断機を発売し、EVの安全で利便性の高い保守を実現するとともに、中古EVの流通活性化や循環型社会の実現に貢献してまいります。更に、コスモス商事㈱においては、全国で進む洋上風力発電に関連する多様な機器の提供を進め、着床式から浮体式への移行を見据えた将来の収益基盤を構築しました。加えて、ワイピーテック㈱においては、農林水産省から新たな機能性飼料原料の指定登録を受け、国内市場への導入を通じて来期以降の収益貢献が期待されます。 また、海外事業の一層の強化を図るため、海外統括役員を新たに配置し、戦略立案や事業促進、部門横断的なマネジメント体制を整備しました。更に、韓国ソウルに三洋貿易㈱韓国支店を設立し、今後成長が見込まれる同国の電子材料市場において営業基盤を確立し、商材獲得、販路拡大、情報収集を積極的に進めていきます。新規投資としては、シンガポール法人EMAS SUPPLIES & SERVICES PTE LTDの全株式の取得を決議し、モビリティ事業を自動車アフターマーケット市場へ拡大することで、バリューチェーンの多角化を進めます。同社の販売ネットワークを活用することで、モビリティ事業のグローバル展開を加速させるとともに、連結経営体制の一層の強化を進めてまいります。 この結果、当連結会計年度の売上高は132,703百万円(前連結会計年度比2.7%増)、営業利益は6,430百万円(前連結会計年度比9.1%減)、経常利益は6,879百万円(前連結会計年度比13.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,615百万円(前連結会計年度比11.4%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しています。 <ファインケミカル> ゴム関連商品は、国内向け原材料需要と一部海外グループ会社の業績伸長で売上は好調でしたが、一部輸出の不調を受け利益は減少しました。 化学品関連商品は、一部海外グループ会社の業績は好調でしたが、国内主力商材の需要の弱含みにより、売上、利益ともに減少しました。 この結果、ファインケミカルの売上高は42,384百万円(前連結会計年度比0.9%減)、営業利益は2,413百万円(前連結会計年度比11.1%減)となりました。 <インダストリアル・プロダクツ> 自動車内装部材を中心としたモビリティ関連商品は、中国の景気減速や為替変動の影響を受けて売上、利益ともに減少しました。 北米は、Sanyo Corporation of America、Sun Phoenix Mexico, S.A. de C.V.が売上、利益ともに好調でした。中国は、景気減速と競争激化による日系自動車メーカーの減産により、Sanyo Trading (Shanghai) Co., Ltd.の売上、利益がともに減少しました。アセアンは、販売価格の見直しによりSanyo Trading Asia Co., Ltd.(タイ)の利益が好調でした。 この結果、インダストリアル・プロダクツの売上高は36,812百万円(前連結会計年度比0.3%減)、営業利益は2,682百万円(前連結会計年度比20.6%減)となりました。 <サステナビリティ> グリーンテクノロジー関連商品は、飼料加工機器の関連消耗品販売が好調であったことや、木質バイオマス関連事業で大型案件を計上したことにより、売上、利益ともに好調でした。 コスモス商事㈱が取扱う資源開発関連商品は、海洋調査資機材関連を筆頭に海洋開発分野が業績を牽引し、地熱関連機材も好調でした。 この結果、サステナビリティの売上高は13,518百万円(前連結会計年度比38.4%増)、営業利益は1,886百万円(前連結会計年度比56.5%増)となりました。 <ライフサイエンス> マテリアルソリューション関連商品は、電材の輸出や輸入ビジネスの基幹商材が伸長し、売上、利益ともに好調でした。科学機器関連商品は、需要の回復傾向により、売上、利益ともに堅調でした。 ㈱ワイピーテックが取扱う機能性飼料原料は、販売数量増により、売上が好調でした。㈱スクラムが取扱うバイオ関連機器は遺伝子解析関連機器の代理店契約終了の影響で不調でした。 この結果、ライフサイエンスの売上高は38,670百万円(前連結会計年度末比0.9%増)、営業利益は1,362百万円(前連結会計年度末比21.4%減)となりました。 ②財政状態の状況 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ6,808百万円増加し、69,915百万円となりました。これは、現金及び預金の増加等によるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ702百万円減少し、11,580百万円となりました。これは、償却に伴うのれんの減少等によるものです。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ2,506百万円増加し、28,105百万円となりました。これは、契約負債の増加等によるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ87百万円増加し、2,068百万円となりました。これは、繰延税金負債の増加等によるものです。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べ3,511百万円増加し、51,321百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により、株主資本が増加し、為替換算調整勘定等の増加により、その他の包括利益累計額が増加したこと等によるものです。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、11,726百万円(前連結会計年度末比4,358百万円の増加)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、7,163百万円の収入(前連結会計年度は5,447百万円の収入)となりました。税金等調整前当期純利益の計上等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、267百万円の収入(前連結会計年度は2,035百万円の支出)となりました。定期預金の払戻や投資有価証券の売却による収入等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、3,206百万円の支出(前連結会計年度は2,794百万円の支出)となりました。主に親会社の配当金支払いによる支出です。 ④生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 受注実績と販売実績の差異が僅少の為、記載を省略しています。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   売上高(千円)   前期比(%) ファインケミカル   42,384,910   △0.9 インダストリアル・プロダクツ   36,812,070   △0.3 サステナビリティ   13,518,005   38.4 ライフサイエンス   38,670,142   0.9 その他   1,318,669   7.7 合計   132,703,798   2.9 (注)1. セグメント間の取引は相殺消去しています。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 重要な会計方針及び重要な会計上の見積りならびに当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に有価証券の評価、固定資産の評価、貸倒引当金、賞与引当金、退職給付に係る負債等であり、継続して評価を行っています。 見積り及び判断・評価については、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づいて行っていますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりです。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高) 売上高は132,703百万円となり、前連結会計年度に比べ3,440百万円の増収となりました。サステナビリティが業績を牽引しそれ以外のセグメントの売上は略横這いの結果により売上高が大きく増加しました。 (営業利益) 売上の増加に伴い、売上総利益は22,564百万円と前連結会計年度に比べ335百万円の増益となりました。販売費及び一般管理費は人員増による人件費の増加やIT関連投資等により16,133百万円と前連結会計年度に比べ977百万円増加しました。この結果、営業利益は6,430百万円となり、前連結会計年度に比べ642百万円の減益となりました。 (税金等調整前当期純利益) 政策保有株の売却により投資有価証券売却益を計上しました。一方で、投資の回収可能性を再評価し投資有価証券評価損及び投資評価損を営業外費用に、のれん償却額を特別損失にそれぞれ計上しました。この結果、税金等調整前当期純利益は7,410百万円と前連結会計年度に比べ494百万円の減益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は4,615百万円と前連結会計年度に比べ591百万円の減益となりました。 b.財政状態の分析 財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりです。 c.経営成績に重要な影響を与える要因 「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりです。 d.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、運転資金及び投資等の資金需要に対して、自己資金で賄うことを基本方針としつつ、不足分は金融機関からの短期/中長期借入金で調達しています。 また、売上債権の流動化による資金調達手段の多様化や、当社及び国内子会社間で導入しているキャッシュ・マネジメント・システムによりグループにおける余剰資金を効率的にグループ内で活用するなど、安定的な流動性の確保と金融費用の削減を図っています。 なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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