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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ニッピ

Nippi,Incorporated7932 · Standard · その他製品

可食性コラーゲン・ケーシングで世界有数のシェアを持つ老舗。食肉加工向けの腸詰用ケーシングを軸に、ゼラチン・化粧品・皮革までコラーゲン技術を多角的に展開する。

概要

ニッピは、1907年創業の皮革製品総合メーカーである。天然皮革のなめし加工から最終製品まで一貫生産し、靴用甲革やバッグ・財布向け素材で国内最大手の一角を占める。自動車内装材、コラーゲン・ケーシング、ゼラチン、化粧品など多角化しており、2026年3月期の連結売上高は491億円、従業員数は630名である。

皮革事業と車載用途への展開

主力の皮革関連事業では、連結子会社のニッピ・フジタが国内外から靴用革や自動車用革を調達・販売する。靴用革は紳士・婦人靴向けが中心だが、革靴需要の減少により苦戦が続く。一方、自動車ハンドル用革は中国・タイの現地法人を通じて販売し、日皮(上海)貿易有限公司が中国で自動車用革の加工委託を行う。2026年3月期の皮革関連事業売上高は58億円で、前期比19.0%減と落ち込んだ。

コラーゲン・ケーシングとゼラチンの二本柱

コラーゲン・ケーシング事業は、ソーセージ用の人工腸膜を製造する。国内ではウィンナーサイズや着色ケーシングが堅調だが、多品種少量化で生産性が低下し、2026年3月期の営業利益は8億円(前期比30.3%減)だった。ゼラチン関連事業は、食品・医薬品向けゼラチンやコラーゲンペプチドを手掛け、原料調達先の見直しや生産性改善により営業利益23億円(同49.3%増)と好調だった。両事業とも海外販売をNIPPI COLLAGEN NA INC.や日皮(上海)貿易有限公司が担う。

化粧品・健康食品の通信販売

化粧品関連事業は、連結子会社ニッピコラーゲン化粧品が通信販売を展開する。主力商品「ニッピコラーゲン100」の固定客化が進み、健康食品も好調で、2026年3月期の売上高は82億円(前期比7.2%増)、営業利益13億円(同31.9%増)と増収増益だった。化粧品用コラーゲン原料は自社製造し、スキンケアジェルやOEM製品も手掛ける。

バイオ関連と不動産賃貸の収益構造

食品その他事業には、iPS細胞培養用培地キット「iMatrixシリーズ」やBSE検査キットなどのバイオ関連製品が含まれる。iMatrixは持分法適用関連会社のマトリクソームを通じて販売するが、低価格品へのシフトで収益性が低下している。一方、賃貸・不動産事業では、東京都足立区の「ポンテグランデTOKYO」と大阪市浪速区の「なんば パークス サウス」が順調で、2026年3月期の営業利益は8億円とグループ収益の一角を支える。

業界の中での役割は食肉加工向けケーシングのリーディングサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
473億円
営業利益
42億円
営業利益率
8.9%
純利益
28億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ゼラチン 関連事業126億円26.6%24億円19.0%
食品その他事業103億円21.7%6億円5.8%
コラーゲン・ケーシング事業92億円19.4%8億円8.7%
化粧品 関連事業83億円17.5%13億円15.7%
皮革 関連事業59億円12.4%2億円3.4%
賃貸・不動産事業11億円2.3%8億円72.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食肉加工(ハム・ソーセージ)主力

可食性コラーゲン・ケーシング(腸詰用の皮膜)を国内外の食肉加工メーカーに供給。加工済み原材料を中国の連結子会社から調達し、ニッピが製造・販売する。

主な製品・サービス1
コラーゲン・ケーシング世界シェア首位
ハム・ソーセージ等の腸詰めに使用される可食性の皮膜。コラーゲンを原料とし、天然腸管に代わる均一なケーシングとして多くの食肉加工メーカーに採用されている。

02食品・医薬品(ゼラチン・コラーゲンペプチド)準主力

ゼラチンやコラーゲンペプチドを食品・医薬品・化粧品原料として国内外企業に供給。ゼラチンは従来の食品用途に加え、医薬品カプセルや化粧品原料などの高付加価値分野で需要がある。

主な製品・サービス2
ゼラチン
コラーゲンを熱変性させて得られるタンパク質。食品のゲル化剤、医薬品のカプセル材料、写真用材料など幅広い用途に使用される。
コラーゲンペプチド
コラーゲンを酵素分解して低分子化したペプチド。健康食品や化粧品原料として、美容・健康志向の高い消費者向け製品に配合される。

03化粧品・健康食品準主力

自社製造のコラーゲン原料を活用し、化粧品や健康食品を開発・販売。OEM生産も活用し、通信販売子会社を通じてエンドユーザーに直接販売している。

主な製品・サービス2
ニッピコラーゲン100
コラーゲンペプチドを配合した健康食品。美容と健康をサポートするサプリメントとして、通信販売で提供されている。
コラーゲン配合化粧品
化粧品用コラーゲン原料を配合したスキンケア製品。保湿・弾力改善などの効果を訴求し、OEMで製造された製品を通販で販売している。

04皮革製品(靴・自動車内装)準主力

靴用革と自動車用革を国内外から調達し、加工・販売。自動車用革は中国での加工委託やタイの拠点を通じて東南アジア市場にも供給している。

主な製品・サービス2
自動車用革
自動車のシートやハンドルなど内装に使用される高級皮革。耐久性と美観を両立し、自動車メーカーに採用される。
靴用革
靴の甲革や裏革などに使用される皮革。履き心地や耐久性に優れ、靴メーカーに供給される。

05不動産賃貸副次

東京都足立区や大阪市浪速区で不動産賃貸事業を展開。非連結子会社が管理業務を行う。

06食品・その他(輸入食材、iPS細胞培養基材など)副次

輸入食材や有機穀物、肥料の販売に加え、iPS細胞培養用の培地キットやBSE検査キット、リンカー製品(マスキングシート等)を製造・販売。再生医療向けのコラーゲン基材も手がける。

主な製品・サービス3
iMatrixシリーズ
iPS細胞の培養に使用する細胞外マトリックス(接着基質)の培地キット。コラーゲンやラミニンなどの成分を含み、細胞の接着・増殖をサポートする。
BSE検査キット
牛海綿状脳症(BSE)を検出するための検査キット。食品安全管理のために食肉処理場などで使用される。
リンカー製品(マスキングシート、コンパウンド)
マスキングシートは塗装時のはみ出し防止用テープ、コンパウンドは研磨剤。自動車補修用途などで使用される。

製品と技術

ソーセージ用のコラーゲン・ケーシング

コラーゲン・ケーシングは、牛の皮から抽出したコラーゲンを原料とするソーセージ用の人工腸膜である。ウィンナーサイズや着色品が国内で堅調だが、フランクサイズは天候影響で需要が伸び悩んだ。北米向け輸出は好調だが、アジアでは価格競争が激化している。原料は中国・唐山の日皮胶原蛋白(唐山)有限公司から加工済みのものを購入し、富士宮市の工場で製造する。

食品・医薬品に使われるゼラチンとコラーゲンペプチド

ゼラチン関連事業では、ゼラチンとコラーゲンペプチドを製造する。ゼラチンはソフトカプセル用途や食品用途向けで、コラーゲンペプチドは健康食品や医薬品に使われる。原料の調達先を複数国に分散し、生産性改善によりコストダウンを進めている。2026年3月期の同事業売上高は125億円で、営業利益率は18.9%とグループ内で最も高い。

通信販売で展開するコラーゲン化粧品

化粧品関連事業は、連結子会社ニッピコラーゲン化粧品が通信販売を主力とする。自社開発のコラーゲン原料を使った「ニッピコラーゲン100」やスキンケアジェルが中心で、OEM製品も扱う。固定客の獲得が課題だが、キャンペーン効果などで売上は伸びている。2026年3月期の売上高は82億円で、グループ全体の約17%を占める。

iPS細胞培養基材「iMatrixシリーズ」

バイオ関連製品の一つに、iPS細胞やES細胞の培養に使う培地キット「iMatrixシリーズ」がある。これはニッピが製造し、持分法適用関連会社のマトリクソームが販売する。研究用途で使われるが、低価格品への需要シフトで収益性が低下している。その他、BSE検査キットやリンカー製品(マスキングシート、コンパウンド)も手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位コラーゲン・ケーシング世界シェア約7割(有報に「世界最大」との記載あり)食肉加工(ハム・ソーセージ)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

産業資材・皮革で安定、営利率改善基調

ニッピは産業用資材・皮革製品を手掛け、売上約490億円と安定。2025/3期営業利益率7.33%から2026/3期8.88%へ改善傾向。同業の三井松島ホールディングス、浅香工業と競合。歴史ある事業基盤と幅広い顧客を持つが、需要は成熟産業に依存し、成長性は限定的。皮革事業は環境規制の影響を受けうる。

強み

  • 長期取引と多様な産業向け製品で、売上が安定。
  • 営業利益率が7.3%から8.9%へ上昇基調。
  • 老舗企業としてのブランドと取引先との信頼関係。
  • 産業資材・皮革と幅広い製品ラインアップ。

課題

  • 売上高が横ばい~微減で、成長性に乏しい。
  • 環境規制や動物愛護意識の高まりが事業に影響。
  • 原材料高や人件費上昇が利益を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がニッピ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17921TAKARA & COMPANY548億円15.9倍
27914共同印刷517億円12.2倍
37840フランスベッドホールディングス453億円17.7倍
47937ツツミ412億円11.1倍
57955クリナップ360億円10.2倍
67932ニッピ338億円11.8倍
77818トランザクション329億円15.4倍
87814日本創発グループ328億円5.3倍
97952河合楽器製作所318億円26.6倍
107803ブシロード311億円13.1倍
117893プロネクサス310億円13.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 55件

三社合併で皮革事業を開始した1907年

1907年4月、株式会社桜組、東京製皮合資会社、合名会社大倉組の三社が合併し、日本皮革株式会社を資本金500万円で東京都足立区に設立した。タンニンによる鞣製事業から始まり、1920年1月には東京クローム皮革第一工場を新設し、クローム鞣製へと事業を拡大した。このクローム鞣製は、後の自動車用革など工業用途の基盤となった。

ゼラチンとコラーゲンへの事業多角化(1936〜1970年)

1936年2月、ゼラチン製造事業に進出。1940年2月には静岡県富士宮市にゼラチン工場を新設した。戦後も多角化を進め、1956年にビニール・フォーム製造を開始。1970年1月にはコラーゲン・ケーシング工場を富士宮市に新設し、食品用人工腸膜の製造を始めた。この時期に、皮革から派生したタンパク質加工技術が新事業を生み出した。

商号変更とグループ会社の設立(1974〜1988年)

1974年2月、商号を株式会社ニッピに変更。1977年にニッピコラーゲン工業株式会社、1983年にニッピゼラチン工業株式会社を設立し、事業を分社化した。1986年にはニッピ事業開発株式会社を設立し、新規事業を育成。1988年にはペプタイド第一工場を新設し、医薬品・食品用ペプタイドの製造を開始した。同年、ニッピコラーゲン化粧品を設立し、化粧品事業に参入した。

工場統廃合と海外展開が進んだ1990〜2000年代

1989年に大阪タンニン皮革工場を閉鎖し、1998年には東京クローム皮革第一・第二工場を統合、大阪クローム皮革工場も閉鎖した。2001年には東京タンニン皮革工場を閉鎖し、国内生産を集約した。一方、2004年にカナダにNIPPI CANADA LIMITED(現NIPPI COLLAGEN NA INC.)を設立、2005年には中国・上海に日皮(上海)貿易有限公司を設立し、海外販売網を構築した。2009年には中国・唐山に日皮胶原蛋白(唐山)有限公司を設立し、コラーゲン・ケーシングの現地生産を開始した。

上場市場の変遷と資本増強(1963〜2017年)

1963年6月、株式を店頭登録。2004年12月にジャスダック証券取引所に上場し、2010年4月のジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い大証JASDAQ市場に移行した。2013年7月、東証と大証の統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2014年1月には資本金を44億円に増資し、2017年10月に5株を1株に併合、単元株式数を100株に変更した。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行した。

グループ再編と中期経営計画の2020年代

2020年4月、ニッピコラーゲン工業株式会社と鳳凰事業株式会社を吸収合併し、事業を統合した。2022年3月には株式会社日本コラーゲンを解散し、コラーゲン関連事業を一本化した。2026年3月期を初年度とする中期経営計画では、ROE7%の達成を掲げ、各事業の生産性向上や不採算設備の整理に取り組む。2026年3月期の売上高は491億円、営業利益36億円で、ゼラチン関連事業の回復が利益を牽引した。

年表55件を開く

1900年代

  • 1907年4月創業株式会社桜組、東京製皮合資会社、合名会社大倉組の三社により日本皮革株式会社を資本金5百万円にて東京都足立区に設立、タンニンによる鞣製事業を開始。

1920年代

  • 1920年1月東京クローム皮革第一工場新設、クロームによる鞣製事業を開始。

1930年代

  • 1936年2月ゼラチン製造事業へ進出。
  • 1938年9月創業財団法人日本皮革研究所(現・一般社団法人日本皮革研究所)設立。

1940年代

  • 1940年2月静岡県富士宮市にゼラチン工場新設。

1950年代

  • 1950年4月東京都中央区に大鳳商事株式会社(現・連結子会社)設立。
  • 1954年8月東京クローム皮革第二工場新設。
  • 1956年11月ビニール・フォーム製造開始。

1960年代

  • 1963年3月創業鳳凰事業株式会社設立。
  • 1963年6月株式店頭登録。(現・東京証券取引所スタンダード市場)
  • 1965年9月大阪市西淀川区に大阪支店を移転。

1970年代

  • 1970年1月静岡県富士宮市にコラーゲン・ケーシング工場新設。
  • 1970年9月大阪市浪速区にナンバゴルフセンター開設。
  • 1974年2月商号変更株式会社ニッピに商号変更。
  • 1977年2月創業ニッピコラーゲン工業株式会社設立。

1980年代

  • 1983年10月創業ニッピゼラチン工業株式会社設立。
  • 1985年2月リンカー事業を開始。
  • 1986年3月創業ニッピ事業開発株式会社(株式会社NP越谷加工)設立。
  • 1988年5月東京都足立区にペプタイド第一工場新設、医薬品、食品用ペプタイド製造開始。
  • 1988年6月株式会社ニッピコラーゲン化粧品(現・連結子会社)設立。
  • 1989年6月大阪タンニン皮革工場閉鎖。

1990年代

  • 1991年2月資本金35億円に増資。
  • 1991年10月創業難波ニッピ都市開発株式会社設立。
  • 1994年9月賃貸事業の開始。大阪市西淀川区の工場跡地に賃貸用大型店舗新設。
  • 1995年3月静岡県富士郡芝川町(現・静岡県富士宮市)にコラーゲン・ケーシング工場新設。
  • 1998年3月東京都足立区にペプタイド第二工場新設、注射薬用精製ペプタイド製造開始。
  • 1998年3月M&A東京クローム皮革第一工場と第二工場を統合、大阪クローム皮革工場閉鎖。
  • 1998年9月M&A大鳳商事株式会社(現・連結子会社)が大倉フーズ株式会社(現・連結子会社)を買収。
  • 1999年8月大阪市浪速区に大阪支店を移転。

2000年代

  • 2000年1月ニッピゼラチン工業株式会社解散、事業を当社で継承。
  • 2001年2月東京タンニン皮革工場閉鎖。
  • 2002年3月M&A難波ニッピ都市開発株式会社を吸収合併により事業統合。
  • 2002年4月ペプタイド第一工場を静岡県富士宮市に移設、ペプタイド第二工場を研究所管轄へ。
  • 2002年9月東京皮革工場の合理化(ガラス張甲革製造中止等)により皮革事業再編。
  • 2004年10月NIPPI CANADA LIMITED(現・連結子会社 NIPPI COLLAGEN NA INC.)をカナダB.C.州に設立。
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年8月創業株式会社日本コラーゲン設立。
  • 2005年8月霓碧(上海)貿易有限公司(現・日皮(上海)貿易有限公司・連結子会社)を中華人民共和国上海市に設立。
  • 2006年9月茨城県取手市にバイオマトリックス研究所を移転。
  • 2007年3月東京クローム皮革工場での生産中止。
  • 2007年4月株式会社ニッピ・フジタ(現・連結子会社)を新設分割により東京都台東区に設立。
  • 2007年12月ニッピ都市開発株式会社(現・非連結子会社)を設立。
  • 2009年5月日皮胶原蛋白(唐山)有限公司(現・連結子会社)を中華人民共和国河北省唐山市に設立。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所との合併により、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。
  • 2010年12月東京都足立区に新本社ビル竣工。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2014年1月資本金44億円に増資。
  • 2015年12月創業株式会社マトリクソーム(現・持分法適用関連会社)を設立。
  • 2016年6月静岡県富士宮市にコラーゲン・ケーシング第2工場完成。
  • 2017年10月商号変更株式併合(5株を1株に併合)及び単元株式数の変更(1,000株を100株に変更)。
  • 2018年4月NIPPI(THAILAND)CO.,LTD.(現・非連結子会社)をタイ王国に設立。
  • 2019年8月静岡県富士宮市にコラーゲンペプチド製造工場完成。

2020年代

  • 2020年4月M&Aニッピコラーゲン工業株式会社及び鳳凰事業株式会社を吸収合併により事業統合。
  • 2022年3月株式会社日本コラーゲン解散、事業を当社で継承。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で630人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は626万円で、9期前と比べて4.2%平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は14.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月606
2018年3月631
2019年3月65443.115.6636
2020年3月64842.914.8631
2021年3月58639.516.4606
2022年3月57939.215.9602
2023年3月58939.015.8611
2024年3月58438.515.3627
2025年3月60638.414.9640563
2026年3月62638.414.7630667

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 6 / 海外 3、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
商業施設他 — 東京都足立区107億円
賃貸・不動産事業
商業施設他 — 大阪府大阪市8,722百万円
賃貸・不動産事業
富士工場 — 静岡県富士宮市3,742百万円
ゼラチン 関連事業
テクノセンター — 東京都足立区3,317百万円
化粧品関連事業
富士宮第1工場 — 静岡県富士宮市2,793百万円
コラーゲン・ケーシング事業
東京本社 — 東京都足立区2,124百万円
富士宮第2工場 — 静岡県富士宮市1,542百万円
コラーゲン・ケーシング事業
芝川工場 — 静岡県富士宮市873百万円
コラーゲン・ケーシング事業
唐山工場 — 中国河北省唐山市533百万円
コラーゲン・ケーシング事業
本社 — 東京都台東区414百万円
皮革 関連事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ニッピコラーゲン化粧品(注3)
    東京都足立区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大鳳商事株式会社(注3)(注4)
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権82.1%
  • 国内
    大倉フーズ株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権82.1%
  • 海外
    NIPPI COLLAGEN NA INC.
    カナダ B.C.州 BURNABY · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    日皮胶原蛋白(唐山)有限公司(注3)
    中国河北省 唐山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ニッピ・フジタ(注4)
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権88.5%
  • 海外
    日皮(上海)貿易有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ボーグ
    東京都台東区 · 非連結子会社
    議決権88.5%
  • 国内
    株式会社マトリクソーム
    大阪府吹田市 · 持分法適用会社
    議決権25.8%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(連携型)
    文部科学省 · 2017-04-01
    600万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は473億円営業利益42億円前期と比べると減収増益で、売上が-3.7%、利益が+16.7%。

売上高
-3.7%
473億円
営業利益
+16.7%
42億円
純利益
+12.0%
28億円
営業利益率
8.9%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高500億円473億円
営業利益41億円42億円
純利益28億円28億円
1株あたり配当¥701¥701

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は121億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.8%、営業利益は+28.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1094
2024年1Q12075.86
2024年2Q124118.98
2024年3Q12575.64
2024年4Q1217
2025年2Q250166.411
2025年4Q241208.314
2026年2Q240218.814
2026年4Q233219.014
2027年1Q12197.46

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は378億円から473億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月3781713
2014年3月410187
株式会社マトリクソーム(現・持分法適用関連会社)を設立。
2015年3月4261810
静岡県富士宮市にコラーゲン・ケーシング第2工場完成。
2016年3月4201911
株式併合(5株を1株に併合)及び単元株式数の変更(1,000株を100株に変更)。
2017年3月3902219
NIPPI(THAILAND)CO.,LTD.(現・非連結子会社)をタイ王国に設立。
2018年3月421199
静岡県富士宮市にコラーゲンペプチド製造工場完成。
2019年3月43782
ニッピコラーゲン工業株式会社及び鳳凰事業株式会社を吸収合併により事業統合。
2020年3月4241713
2021年3月356842
2022年3月3931811
2023年3月4481612
2024年3月4903725
2025年3月49136367.325
2026年3月47342428.928

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高473億円のうち、営業利益として残るのは42億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.4%333億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.9%99億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.3pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが30億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは26億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は86億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2523−474841
2014年3月1−14045
2015年3月23−28−5−536
2016年3月27−306−339
2017年3月23−14−6941
2018年3月17−6−61151
2019年3月20−320−1239
2020年3月19−3−151640
2021年3月2833−266175
2022年3月21−9−211266
2023年3月27−8−171968
2024年3月42−6−193686
2025年3月47−8−373988
2026年3月30−4−282686

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は701億円。このうち返さなくてよい自己資本が419億円で、自己資本比率は58.6%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月60320240132.8
2014年3月61822339535.5
2015年3月64024339737.4
2016年3月64525439138.7
2017年3月65327138240.9
2018年3月68628240440.4
2019年3月67927940040.4
2020年3月67728539241.4
2021年3月69433036446.7
2022年3月68434034448.8
2023年3月69635134549.5
2024年3月72438334152.0
2025年3月70240629656.8
2026年3月70141928258.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
88億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
246億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
77億円
在庫として抱えている分
負債合計
282億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率104社中90位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.6%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.7%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
6.0%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥11,710で、1年前と比べて+4.2%過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。

¥11,710-1.3%1ヶ月-2.5%1年+4.2%時価総額338億円
過去52週の値幅
安値¥11,100高値¥14,650

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.8倍
PER (会社予想)11.7倍
PBR0.82倍
配当利回り5.99%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月10日に前日比-7.40%安の11260円と急落し、25日移動平均線12139.2円を約7%下回った。RSIは31.06と売られすぎの水準に近く、短期的な反発余地はある。52週安値10810円に接近しており、下値サポートが意識される。出来高は79,700株と普段の出来高が薄い銘柄にしては急増しており、売り圧力が強まった。200日線12349.27円も下回っており、中期的なトレンドは弱含んでいる。週足でも下落基調が続いており、戻り売りが優勢の展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは12.3倍と業界平均18.1倍を下回り、PBRは0.83倍と業界平均1.36倍を大きく下回る。ROEは7.0%と平均的だが、配当利回り5.73%は業界平均2.19%を大幅に上回り、株主還元が手厚い。業績は安定しており、割安ながら配当利回りの高さが魅力。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.8倍18.4倍
PER (予想)11.7倍
PBR0.82倍1.38倍
ROE7.0%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

皮革製品の総合メーカー。強気派は、国内最大手としてのブランド力と品質、安定配当(予想利回り5.7%)を評価。一方、弱気派は、売上高横ばい・原材料変動リスク・皮革需要の減少傾向を懸念。両論の対立点は、同社の収益が回復局面に入るかどうか。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    予想配当利回り5.7%と高く、株主還元は安定。

  • 国内トップシェア

    皮革業界で最大手の一角であり、品質で差別化。

  • 収益改善期待

    2026年3月期の営業利益率は8.88%と改善見込み。

  • 営業利益の増益と利益率改善FY2026/3影響

    営業利益42億円(前期比+17%)、利益率8.88%に向上見込み

  • 5.7%の高配当利回り継続影響

    配当利回り5.73%は市場平均を大きく上回る

  • PBR0.83倍の株価純資産倍率改善期待不定影響

    PBR0.83倍は割安感あり、改善施策で上昇余地

  • 自己株取得枠の活用による需給改善不定影響

    時価総額353億円、自己株買いが株価下支えに

マイナスに働く材料7
  • 需要減少リスク

    天然皮革需要は長期的に減少傾向にある。

  • 原材料コスト変動

    皮革価格は市況変動の影響を受けやすい。

  • 成長鈍化

    売上高は横ばいで、成長シナリオが見えにくい。

  • 売上高減少によるトップライン低迷FY2026/3影響

    売上高473億円(前期比▲3.7%)、減収が続く

  • 高配当利回りの持続性懸念継続影響

    業績が減収でも配当維持が可能か不透明

  • 低い外国人保有率継続影響

    外国人保有5%と低く、需給面での上値重し

  • 利益率改善の持続性不透明FY2026/3影響

    利益率8.88%は改善も、売上減少で維持が課題

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要減少懸念を打ち消すには売上増加が必要。
営業利益率
原材料コスト管理と収益性の指標。
原料皮革価格動向
国際価格変動が直接利益に影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり701で、前期から+16.0%いまの株価に対する利回りは5.99%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥701
1株あたり
配当利回り
5.99%
いまの株価に対して
配当性向
55.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月608.9
2018年3月600.017.2
2019年3月50−16.746.3
2020年3月500.083.9
2021年3月7040.04.6
2022年3月60−14.317.3
2023年3月8033.334.0
2024年3月220175.035.0
2025年3月600172.793.7
2026年3月69616.055.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥701

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,242人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他34.333.534.241.343.048.4
事業法人40.939.941.041.141.638.6
外国法人9.19.17.84.04.74.9
金融機関13.311.011.08.58.24.7
証券会社2.46.55.95.02.63.4
自己株式0.50.50.50.50.53.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社リーガルコーポレーション12.29
02大成建設株式会社7.68
03中央建物株式会社4.02
04東京建物株式会社3.46
05石橋 拓朗3.29
06内藤 征吾2.94
07株式会社みずほ銀行2.39
08みずほ信託銀行株式会社2.08
09特種東海製紙株式会社1.73
10株式会社ラクト・ジャパン1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    2.42%
  • 2026-07-06
    株式会社リーガルコーポレーション代表取締役社長 青野 元一
    新規の大量保有報告
    12.31%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+767%、1株純資産は14期で+738%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1151,7536.815.317.3
2014年3月541,5263.214.314.9
2015年3月721,6634.513.017.5
2016年3月801,7364.78.220.0
2017年3月6599,2727.36.88.9
2018年3月3309,6313.513.417.2
2019年3月609,5270.650.146.3
2020年3月4429,7314.67.483.9
2021年3月1,46711,26914.02.64.6
2022年3月39811,6173.58.917.3
2023年3月40711,9833.59.334.0
2024年3月88613,0817.16.435.0
2025年3月85413,8536.36.793.7
2026年3月99314,6837.012.255.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額271百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
伊藤裕子代表取締役 社長57
井上善之取締役 経理部長、皮革事業部・財務部門・関係会社担当64
深澤幸洋取締役 コラーゲン・ケーシング営業部長、コラーゲン事業部担当、知財統括管理責任者、化粧品製造開発部長65
野村聡取締役 ゼラチン事業部、バイオ・ケミカル事業部、バイオマトリックス研究所 担当、コラーゲン事業部担当補佐64
宮脇幹太取締役 経営企画室長、労務人事部担当取締役補佐62
児玉憲明取締役 総務部・労務人事部担当61
東海林崇取締役67
福田秀明監査役(常勤)66
大倉喜彦監査役87
金井克行監査役75
岡本英男75
藤井哲哉741,600
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
笠井正信監査役(常勤)64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)890488622528
社外取締役53606439
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,565字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、提出会社、子会社11社及び関連会社1社で構成され、可食性コラーゲン・ケーシング、ゼラチン及びコラーゲンペプチド、コラーゲン化粧品及び健康食品、皮革関連製品等の製造販売及び仕入販売を主な内容とし、更に輸入食品及び穀物の販売、iPS細胞培養基材、医療用コラーゲンの製造販売、不動産賃貸その他の事業活動を展開しております。当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであり、セグメントと同一の区分であります。 (1) コラーゲン・ケーシング事業 提出会社が、連結子会社大鳳商事㈱経由で在外連結子会社日皮胶原蛋白(唐山)有限公司より加工済原材料を購入して製造しております。 製造したコラーゲン・ケーシング製品は、提出会社が国内外ユーザーへ販売しておりますが、輸出の一部は在外連結子会社 NIPPICOLLAGEN NA INC. 経由で販売しております。 (2) ゼラチン関連事業 提出会社が、海外から原材料、半製品を調達して加工及び製造し、製品の一部は外部へ加工委託したものを購入しております。また、原材料の一部については、連結子会社大鳳商事㈱、在外連結子会社日皮(上海)貿易有限公司及び在外非連結子会社NIPPI (THAILAND) CO.,LTD. 経由で購入しております。 ゼラチン及びコラーゲンペプチド製品は、主に提出会社が国内外ユーザーに販売しておりますが、一部は連結子会社大鳳商事㈱、在外連結子会社NIPPI COLLAGEN NA INC. 及び在外連結子会社日皮(上海)貿易有限公司経由で販売しております。 (3) 化粧品関連事業 提出会社が、化粧品用コラーゲン原料、健康食品用コラーゲンを製造し、さらにスキンケアジェルは提出会社で製造し、また、ニッピコラーゲン100及びコラーゲン配合化粧品はOEMに委託しております。 完成した製品は、通信販売会社である連結子会社㈱ニッピコラーゲン化粧品を経由してユーザーに販売しております。 (4) 皮革関連事業 連結子会社㈱ニッピ・フジタが、国内外より靴用革、自動車用革を購入し、また、一部は連結子会社大鳳商事㈱、在外連結子会社日皮(上海)貿易有限公司、在外非連結子会社NIPPI (THAILAND) CO.,LTD. を経由して購入し、販売しております。また、持分法適用非連結子会社㈱ボーグに靴用革の一部を支給して完成靴をユーザーに販売しております。 在外連結子会社日皮(上海)貿易有限公司は、海外サプライヤーより自動車用革の原材料を購入し、中国で加工委託して国内外ユーザーに販売しております。 連結子会社大鳳商事㈱は、海外サプライヤーより原皮、靴製品を購入して国内ユーザーに販売し、在外非連結子会社NIPPI (THAILAND) CO.,LTD. は、東南アジア諸国における自動車ハンドル用革の販売を行っております。 (5) 賃貸・不動産事業 提出会社が、東京都足立区、大阪市浪速区を中心に不動産賃貸事業を行っており、非連結子会社ニッピ都市開発㈱が、管理業務及びコンサルタント業務を行っております。 (6) 食品その他事業 連結子会社大鳳商事㈱、連結子会社大倉フーズ㈱が輸入食材、有機穀物、肥料などを輸入し、国内ユーザーに販売しております。 提出会社が、iPS細胞培養の培地キットiMatrixシリーズを製造し、持分法適用関連会社㈱マトリクソームを経由して販売し、BSE検査キットなどを外部に加工委託して販売しております。また、リンカー製品(マスキングシート、コンパウンド)を製造販売し、化成品(ビニールフォーム)を外部より購入して販売しております。 当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,982字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 今後の我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費は持ち直しの動きが続くなかで、緩やかな回復が続くことが期待されます。一方、物価上昇の影響や海外経済の減速、地政学的な緊張の高まり、金融資本市場の変動などには引き続き留意が必要であります。このように、内需を中心とした回復基調が見込まれるものの、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境のもと当社グループは、2026年3月期を初年度とする中期経営計画(2026年3月期-2028年3月期)において掲げたROE7%の確実な達成に向け、各事業の課題に取組んでまいります。 ① 各事業における主な課題 ・コラーゲン・ケーシング事業 国内販売においては、多様なニーズに対応するため少量多品種製造体制の構築を進めてまいりましたが、多品種少量化の進展により生産性が低下し、収益性の低下要因となりました。このため、製品銘柄の絞り込み等により生産性の向上に取組んでまいります。さらに、生産工程の見直しや在庫水準の適正化を進め、安定的な生産体制の確保を図ってまいります。また、一部の不採算製造設備の整理を実施いたしました。今後は、生産性向上に向けた取り組みを一層加速してまいります。 ・ゼラチン関連事業 本事業においては、一部取引先における商品に関する報道の影響やサイバーインシデントの発生等により販売が伸び悩み、販売面での課題が生じております。一方、消費者の健康志向の高まりを背景とした需要の拡大は継続しており、こうした成長分野への対応強化が重要となっております。さらに、価格競争の激化も見込まれるなか、収益性の確保が課題となっております。このため、由来原料や調達先の見直し、生産性の改善によるコスト競争力の強化に加え、新規案件の開拓を推進し、収益基盤の強化に取組んでまいります。 ・化粧品関連事業 本事業においては、化粧品部門の主力商品における固定客化が十分に進んでいない点が課題となっております。このため、商品ラインナップの整理と当社の強みであるスペシャルケア領域を活かした商品構成の最適化を進め、顧客基盤の拡充に努めてまいります。また、健康食品部門においては、顧客対応体制の強化及び販路の拡充に取り組み、売上の伸長に努めてまいります。 ・皮革関連事業 本事業においては、中国を中心とした自動車市場の低迷の影響により車輌用革の販売が減少し、また、革靴需要の減少により紳士・婦人靴用革についても厳しい状況が続いております。こうした状況を踏まえ、消費者のライフスタイルの変化を背景とした市場環境の変化への対応を重要課題と位置付けております。このため、新製品の開発や既存技術の応用による用途展開を進めるとともに、事業基盤の見直し及び取引基盤の強化に努めてまいります。 ・賃貸・不動産事業 東京都足立区の土地賃貸事業「ポンテグランデTOKYO」及び大阪市浪速区の土地賃貸事業「なんば パークス サウス」は順調に推移しております。引き続き、両地区の認知度向上を図り、資産価値の向上と事業収益の最大化に取組んでまいります。 ・食品その他事業 有機穀物は、海外サプライヤーとの関係強化を進め、安定した供給体制の維持に取組んでまいります。外食産業向けのイタリア輸入食材は、新規サプライヤーの確保及び切替の円滑化に取組むとともに、トマト製品を中心とした販路拡大を推進してまいります。バイオ関連製品は、研究用途製品における低価格品への需要シフト等により売上及び収益性が低下しているほか、医療用ゼラチンについても主要取引先の販売不振の影響を受けております。このため、収益性の高い製品の拡販及び営業体制の強化を図るとともに、特許技術を基盤とした新製品の開発を推進し、収益力の向上に取組んでまいります。 ② サステナビリティへの取組 当社グループは、社会的責任を果たすことが企業継続の基礎であると認識し、法令・諸規程等の遵守に努め、公正かつ適切な経営の実現に取組んでおります。 当社は、サステナビリティ推進を目的に、代表取締役社長を委員長として「サステナビリティ委員会」を設置しております。同委員会は定期的に活動し、当社のサステナブルな取組や、社内への周知を進めております。今後もコンプライアンスの徹底やコーポレートガバナンス・コードに基づく経営体制の強化、地球温暖化防止への取組、人権への配慮及び多様性の確保を推進し、ステークホルダーの皆様からの信頼と共感を得られるよう努めてまいります。
事業等のリスク3,321字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 開発力、技術力等で将来性が不明確であるものについて 当社グループが、コラーゲン・ケーシング、ゼラチン、ペプタイド、コラーゲン化粧品、リンカー、iPS細胞関連等医療用器材など製造販売する製品は、当社の研究所を中心とした開発に負うところが大きく、今後とも各事業における開発には従来通り注力してまいりますが、安価品や新規参入者で競争が激化している経済情勢下において、開発品が良質であっても必ずしも競合に対して優位に立てるとは限りません。 (2) 法的規制に係る影響について 当社グループの販売する製品の一部及び製造する原料の多くは輸入品であり、その多くは関税対象品目であります。また、国内外において販売する製品は、その用途による種々の規格や規制を順守したものでありますが、様々な貿易協定などによる関税率に関する法律の改廃、原料及び製品に対する新規の規則や規程を含む法的な改廃変更により、当社グループの取引が影響を受ける可能性があります。 (3) 大規模災害等の影響について 地震、津波、洪水、台風等の自然災害や火災、停電等の事故、感染症の拡大により、当社グループの事業拠点や原料調達先などが事業を正常に継続できなくなった場合、製品の生産・供給に支障をきたし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。特に、当社グループの主要事業であるコラーゲン・ケーシング及びゼラチン、ペプタイドの生産工場は静岡県に所在しており、富士山噴火などの大きな自然災害が発生した場合においては、当社グループの重要な生産拠点に甚大な被害を与える可能性があります。 また、大規模な感染症が発生した場合、従業員の罹患やサプライチェーンの停滞等により生産・販売活動に支障をきたす恐れがあるほか、社会全体の消費動向の変化によって当社グループ製品に対する需要が減退する可能性もあり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 金利上昇のリスクについて 当社グループは、低金利が続く金融情勢を勘案し、主に固定金利での資金調達を行っているほか、変動金利での借入については金利スワップ等でヘッジし、金利の上昇リスクを一定の割合まで低減させております。ただし、急激な金利上昇があった場合においては、当社グループの経営成績に影響を及ぼすことが考えられます。 (5) 為替による価格変動リスクについて 当社グループには、原料及び製品の輸入と製品の輸出があり、外国為替相場の変動による影響を受けます。これらの取引においては、為替予約等のヘッジ手段を利用してリスクの軽減を図っておりますが、外国為替相場の急激な変動が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 原料価格の変動リスクについて 当社グループが販売する製品に係る原料としては牛皮・豚皮・魚皮・鱗が多く使用されております。調達先の複数化などの安定的な原料調達によって販売価格の維持に努めておりますが、当該原料市場の需給動向により原料価格が高騰し、この価格の変動が経営成績に影響を与える可能性があります。また、当社グループの製品は、原料は同じでも多岐にわたる製品を製造して複数の異なる市場や業界に販売することから、原料の価格変動リスクを必ずしも転嫁できない場合があり、原料価格の上昇局面では製造コストのみ増加して当社グループの経営成績に影響を与える場合があります。 (7) 設備投資に係るリスクについて 当社グループは、事業の競争力強化のために生産設備をはじめとする様々な設備投資を行っております。設備投資の実行にあたっては、市場環境の調査などフィージビリティスタディを行って、採算性や投資回収期間の妥当性を慎重に検討し可否を判断しておりますが、市場規模が当初の前提条件から大きく縮小し生産能力が過大となった場合は、事業の収益が悪化して投資額の回収が困難となり、設備等の減損や除却損を計上するなど経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 原料、製品等の在庫に係るリスクについて 当社グループは、各製品の需要動向の予測に基づいて生産計画を立案し、原料等の調達及び生産管理を行っております。しかしながら、需要が縮小し在庫が長期滞留する場合や製品販売価格が大きく下落する場合は、棚卸資産の評価損や廃棄損を計上するなど当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 不動産開発に係るリスクについて 当社グループは、東京と大阪の皮革製造工場の跡地の再開発を進めております。いずれも土地整備等は完了し、暫定利用も含めほぼ順調に運用されている状況であります。今後も再開発計画の達成又は完了を目指し、鋭意この開発事業を推進してまいりますが、不動産開発事業であることから想定外の多額の特別損失や特別利益を計上するなど当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 製品品質に係るリスクについて 当社グループは、製品製造に関してはそれぞれの製造における法令・規制を順守することはもちろん、製造に使用される原料をはじめ副資材、設備また工程等の厳しい管理を行う一方、出荷前には製品の品質検査、並びに不良品や規格外品の選別を行い当社グループの製品への顧客満足度を最重要視しております。 これらの品質管理に加え、万一に備えて生産物賠償責任保険(PL保険)他に加入しておりますが、場合によってはPL保険他で賠償すべき金額すべてをカバーできる保証はなく、当社グループの信用を喪失する恐れ並びに経営成績へ影響を及ぼす可能性があります。 (11) 特許・知的財産権に係るリスクについて 当社グループで開発した独自技術及び知識は特許権を取得する等厳格な管理により、外部への漏洩また外部からの侵害に備えている一方で、第三者の知的財産権を侵害しないよう留意しております。しかし、場合によっては双方が知的財産権を争う事態となり、結果として知的財産侵害とされて賠償の責を負わされる可能性も必ずしも否定はできず、結果として当社グループの経営成績に影響を及ぼすことがないとは限りません。 (12) 海外事業に係るリスクについて 当社グループは、アジア、欧州、北米など幅広い地域において販売及び生産活動を展開しておりますが、現地における予期できない法令等の変更や、政治又は経済的な混乱などによって当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (13) 取引先の信用リスクについて 当社グループは事業を展開するに当たり、国内外の多数の販売先に対して信用供与を行っております。信用供与にあたっては、販売先の財務状況を定期的にチェックし、必要に応じて担保・保証の取得や保険の付保などによって信用リスクの最小化に努めておりますが、それらの債権保全策を講じていない販売先の倒産などにより売掛債権を回収できなくなる可能性があります。また、仕入先の信用不安などにより原材料や商品などを安定的に調達できなくなる場合も想定され、当社グループの経営成績に影響を及ぼすことも考えられます。 (14) 情報セキュリティに係るリスクについて 当社グループは、様々な事業活動を通じて、顧客や取引先の個人情報あるいは機密情報を入手することがあるほか、営業や技術、人事など事業上の重要情報を保有しております。そのため、情報管理体制を構築しセキュリティ強化のための対策を講じております。しかしながら、サイバー攻撃等による不正アクセスやデータの破壊、改ざん、紛失、漏洩等が不測の事情により発生した場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,063字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が進むなか、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇の継続や不安定な世界情勢、金融・資本市場の変動などの影響による下振れリスクもあり、先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループは、中期経営計画(2026年3月期-2028年3月期)で掲げた「企業価値向上を実現するためのROE7%の確実な達成」をはじめとした基本方針に基づき、各種施策に取組んでまいりました。当連結会計年度は、コラーゲン・ケーシング事業における多品種少量化の進展に伴う生産性の低下や、皮革関連事業において中国を中心とした自動車市場の低迷の影響を受け販売が減少したことなどにより、それぞれ減益となりました。一方、ゼラチン関連事業及び化粧品関連事業が順調に推移したことなどにより、利益面では増益となりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は、47,252百万円(前期比3.8%減)、営業利益は、4,153百万円(同14.5%増)、経常利益は、4,206百万円(同16.4%増)となりました。また、コラーゲン・ケーシング事業において一部不採算製造設備の整理を実施し減損損失438百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、2,832百万円(同15.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、営業利益は、セグメント間の内部取引による損益を振替消去した後の金額であり、セグメント利益(セグメント情報)は、これを振替消去する前の金額であります。 (コラーゲン・ケーシング事業) 国内販売は、ウィンナーサイズ及び着色ケーシングが堅調に推移した一方、フランクサイズは夏場の天候の影響などにより需要が伸び悩み、苦戦しました。輸出販売は、北米向けが好調に推移した一方、アジア向けは価格競争の激化により減収となりました。利益面では、原料費や人件費の上昇に加え、販売品目の多品種少量化や夏期の高温多湿などによる生産効率の低下により、減益となりました。 この結果、コラーゲン・ケーシング事業の売上高は、9,236百万円(前期比1.0%減)、営業利益及びセグメント利益は、812百万円(同30.3%減)となりました。 (ゼラチン関連事業) ゼラチンの販売は、ソフトカプセル用途及び食品用途が苦戦し、減収となりました。ペプタイドの販売は、国内の医薬用途が好調に推移した一方、海外では価格競争の激化により苦戦し、全体では減収となりました。利益面では、原料価格が安定してきたことに加え、由来原料や原料供給国の見直し、生産性の改善などによりコストダウンを図り、増益となりました。 この結果、ゼラチン関連事業の売上高は、12,585百万円(同5.0%減)、営業利益は、2,372百万円(同49.3%増)、セグメント利益は、2,376百万円(同49.2%増)となりました。 (化粧品関連事業) 化粧品の販売は、キャンペーンの効果もあり、堅調に推移しました。健康食品の販売は、物価高騰による消費マインドへの影響はあったものの、「ニッピコラーゲン100」の固定客化が引き続き進んだことにより、好調に推移しました。利益面では、化粧品及び健康食品の販売がともに順調に推移したことなどにより、広告費の増加を吸収し、増収増益となりました。 この結果、化粧品関連事業の売上高は、8,256百万円(同7.2%増)、営業利益及びセグメント利益は、1,339百万円(同31.9%増)となりました。 (皮革関連事業) 皮革の販売は、アパレル用途及びオンラインショップ向けが順調に推移した一方、紳士・婦人靴用革は、革靴需要の減少により苦戦しました。また、ハンドル用革の販売は、中国経済の減速による需要の低迷の影響を受け、減収減益となりました。 この結果、皮革関連事業の売上高は、5,852百万円(同19.0%減)、営業利益及びセグメント利益は、167百万円(同20.2%減)となりました。 (賃貸・不動産事業) 東京都足立区の土地賃貸事業は、大規模商業施設、保育所、フットサルコート及び駐車場用地として有効活用を図っております。また、大阪府大阪市の土地賃貸事業は、中央区心斎橋における商業施設用地並びに浪速区なんばにおける「なんば パークス サウス」(タイの高級ホテル、ライフスタイル型ホテル及びオフィスビル用地)として活用しております。 この結果、賃貸・不動産事業の売上高は、1,058百万円(同0.3%減)、営業利益は、826百万円(同1.2%減)、セグメント利益は、827百万円(同1.2%減)となりました。 (食品その他事業) 有機穀物は、安定した需要を背景に堅調に推移しました。外食産業向けのイタリア輸入食材は、概ね堅調に推移し、販管費の増加はあったものの、利益面でも底堅く推移しました。一方、バイオ関連製品は、一部製品の販売が想定を下回ったことに加え、人件費や設備関連費用の増加等もあり、減収減益となりました。 この結果、食品その他事業の売上高は、10,263百万円(同3.0%減)、営業利益は、572百万円(同3.9%減)、セグメント利益は、567百万円(同4.1%減)となりました。 当連結会計年度末における総資産は70,126百万円となり、前連結会計年度末と比べ46百万円減少しました。これは主に、投資有価証券が1,242百万円増加しましたが、商品及び製品が324百万円、有形固定資産が1,032百万円減少したことなどによるものです。 当連結会計年度末における負債は、28,196百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,406百万円減少しました。これは主に、電子記録債務が933百万円、繰延税金負債が438百万円増加しましたが、支払手形及び買掛金が2,460百万円、短期借入金が224百万円減少したことなどによるものです。 当連結会計年度末における純資産は、41,929百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,359百万円増加し、自己資本比率は、58.6%となりました。これは主に、自己株買付により自己株式を999百万円取得した一方で、利益剰余金が1,106百万円、有価証券評価差額金が899百万円増加したことなどによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ178百万円減少し、8,581百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、3,015百万円の収入(前連結会計年度は4,652百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,879百万円の計上、減価償却費983百万円の計上、減損損失438百万円の計上、仕入債務の減少1,539百万円、法人税等の支払額1,038百万円などによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、395百万円の支出(前連結会計年度は815百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入150百万円、有形固定資産の取得による支出537百万円などによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,834百万円の支出(前連結会計年度は3,750百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入4,000百万円、長期借入金の返済による支出3,733百万円、自己株式の取得による支出1,001百万円、配当金の支払額1,725百万円などによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) コラーゲン・ケーシング事業   8,379   0.0 ゼラチン関連事業   8,117   △6.7 化粧品関連事業   192   △6.1 皮革関連事業   209   △25.2 食品その他事業   344   △10.8 合計   17,244   △4.0 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は、製造原価によっております。 b. 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前期比(%) ゼラチン関連事業   3,714   △2.7 化粧品関連事業   2,221   0.9 皮革関連事業   5,165   △19.0 食品その他事業   7,686   △4.6 合計   18,787   △8.1 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は、仕入価格によっております。 c. 受注実績 製品の性質上受注生産は行っておりません。 d. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) コラーゲン・ケーシング事業   9,236   △1.0 ゼラチン関連事業   12,585   △5.0 化粧品関連事業   8,256   7.2 皮革関連事業   5,852   △19.0 賃貸・不動産事業   1,058   △0.3 食品その他事業   10,263   △3.0 合計   47,252   △3.8 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、100分の10以上の相手先の該当がないので記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度は、中期経営計画(2026年3月期-2028年3月期)で掲げた「企業価値向上を実現するためのROE7%の確実な達成」をはじめとした基本方針に基づき、各種施策に取組んでまいりました。 (経営成績) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ1,889百万円減少し、47,252百万円(前期比3.8%減)となりました。 主な増減要因は、ゼラチン関連事業では、ソフトカプセル用途及び食品用途の販売が苦戦して減収となり、ペプタイドの販売では、価格競争の激化もありアジア向けの輸出販売が減少しました。また、皮革関連事業では、革靴需要の減少や中国経済の減速によるハンドル用革の需要減などが重なり売上高が減少したことなどが主な要因であります。 当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ525百万円増加し、4,153百万円(同14.5%増)となりました。 主な増減要因は、コラーゲン・ケーシング事業では、原材料、人件費などの各種コスト増や、夏期の高温多湿による製造数量の伸び悩みにより、収益性が低下し減益となりました。一方、ゼラチン関連事業では、原料価格が多少の落ち着きを見せて収益の安定化に寄与するとともに、原料供給国の見直し等の施策により、円安傾向が進むなかでも為替変動の影響を低減することができ、収益性が向上しました。また、化粧品関連事業では、各種営業施策の効果で販売が順調に推移したことにより、広告費の増加を吸収し増益したことなどが主な要因であります。 当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ591百万円増加し、4,206百万円(同16.4%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、コラーゲン・ケーシング事業において一部不採算製造設備の整理を実施し減損損失438百万円を計上しましたが、前連結会計年度に比べ374百万円増加し、2,832百万円(同15.3%増)となりました。 (財政状態) 当連結会計年度における流動資産は、27,246百万円となり、前連結会計年度末と比べ327百万円減少し、固定資産は、42,878百万円となり、前連結会計年度末と比べ281百万円増加しました。 当連結会計年度における流動負債は、12,968百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,724百万円減少し、固定負債は、15,228百万円となり、前連結会計年度末と比べ317百万円増加しました。 当連結会計年度における純資産は、41,929百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,359百万円増加しました。なお、自己資本比率は、仕入債務が大きく減少し流動負債が低下した一方、純資産が増加したことににより、56.8%から58.6%に上昇しました。 ② 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料・商品などの仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業活動資金であります。それ以外の投資などを目的とした資金需要は、生産設備をはじめ事業拡大及び賃貸事業に伴う投資となっております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。また、資金の流動性に関する対応としては、現在未使用の状況にあるコミットメントライン枠の活用があります。短期的には手許現預金は、高水準の状態にありますが、今後は、国内外の経済情勢が不確実性の高いことを認識したうえで、設備投資を進める中で手許現預金及び有利子負債を活用してまいります。 なお、資金調達に影響を及ぼす財務制限条項等への抵触リスクは、現状においてはグループ会社ともに低いと判断しております。また、今後の有利子負債の約定弁済につきましても手許現預金及び営業キャッシュ・フローなどで履行できると判断しております。 当連結会計年度末の現預金は、前連結会計年度末と比べ178百万円減少しておりますが、配当原資の増加及び仕入債務の減少が主な要因であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項」に記載のとおり重要な資産の評価方法、重要な引当金の計上基準等においての継続性、網羅性、厳格性を重視して処理計上しております。また、繰延税金資産においては将来の回収可能性を十分に検討した上で計上しております。 国内外情勢に起因する物価動向、消費動向が不透明さを増すなか、国内景気は少しずつ軌道修正しながら維持、回復していくものと想定し、当社における会計上の見積もり(繰延税金資産の回収可能性、貸倒引当金の計上、固定資産の減損等)を行っております。しかしながら、これらの見積り及び判断は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 ④ 戦略的現状と見通し 当社グループとしての戦略的現状につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 次期の見通しにつきましては、賃上げによる実質賃金の上昇により景気の回復が進むと期待される一方、中東情勢の緊迫化による原材料・エネルギー価格の高騰、為替の変動や金利の上昇などのリスクが高まり、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。 このような環境の下で当社グループは、2025年5月に公表した中期経営計画に基づき、引き続き、生産性の向上を最大限に図り、既存事業の収益基盤の強化とともに、成長分野への戦略的投資を進めてまいります。 2027年3月期の連結業績見通しは、売上高につきましては当連結会計年度に計画未達となった事業領域における営業活動の強化を図り、50,000百万円(前期比5.8%増)を見込んでおります。また利益面では、人件費やエネルギーコスト増の影響を考慮し、営業利益4,100百万円(同1.3%減)、経常利益4,100百万円(同2.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,800百万円(同1.1%減)を見込んでおります。 詳細につきましては、当社ホームページ掲載の「中期経営計画(2026.3-2028.3)」をご参照ください。 (アドレス https://www.nippi-inc.co.jp/ir/policy/mid_tern.html)。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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