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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ソーダニッカ

SODA NIKKA CO., LTD.8158 · Prime · 卸売業

無機・有機薬品・合成樹脂を幅広い産業に供給する化学品専門商社。取扱品目と販路の多様性が強み。

概要

ソーダニッカは、無機薬品・有機薬品・合成樹脂を主力とする化学品専門商社である。東京都中央区に本社を置き、化学、紙パルプ、食品・洗剤、官公庁、樹脂加工、電機など多様な業界向けに製品を供給する。2026年3月期の連結売上高は667億円、従業員数400名。国内外に8つの子会社を持ち、グループ全体で化学品の安定供給と物流を担う。

化学品、機能材、その他の3セグメントで構成

ソーダニッカの事業は、化学品事業、機能材事業、その他事業の3つのセグメントに分かれる。化学品事業は無機薬品・有機薬品を主とし、2026年3月期のセグメント売上高は443億円(全体の約66%)を占める。機能材事業は合成樹脂や包装関連商品を扱い、売上高145億円。その他事業は不動産賃貸や子会社の運営(売上高78億円)を含む。各セグメントが異なる顧客基盤と製品ポートフォリオを持ち、相互に補完し合う構造である。

幅広い業界をターゲットとした販路

同社の販売先は化学メーカー、紙パルプ業界、食品・洗剤メーカー、官公庁、樹脂加工業、電機・電子部品メーカーと多岐にわたる。例えば、化学品事業では化学メーカー向けにソーダ灰や苛性ソーダを供給し、紙パルプ業界には漂白剤(過酸化水素など)を提供する。官公庁向けには上下水道処理用の凝集剤・殺菌剤を販売し、公共インフラを支える。このように、産業の裾野を広くカバーすることで需要変動のリスクを分散している。

国内外8社の子会社によるグループ運営

ソーダニッカは国内に5社、海外に3社の連結子会社を持つ。国内ではソーダニッカビジネスサポート(受託業務・倉庫運送)、日本包装(包装資材加工販売)、モリス(ベトナム関連コンサル)、日進(包装資材販売、2026年4月に吸収合併済)、野津商店(山陰地区の薬品販売)がある。海外では曹達日化商貿(上海)(中国国内販売)、PT.SODA NIKKA INDONESIA(インドネシア向け工業薬品)、SODA NIKKA VIETNAM(ベトナム向け工業薬品)を展開し、アジア地域での販路を拡大している。

取扱品目は基礎化学品から電子材料まで

取扱商品は大きく3つに分類される。第一に無機薬品(ソーダ灰、苛性ソーダ、硫酸、アルミニウム化合物、鉄化合物など)、第二に有機薬品(溶剤、可塑剤、界面活性剤、ファインケミカル)、第三に合成樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エンジニアリングプラスチック)である。さらに包装関連フィルムや電子部品向け機能性樹脂、食品添加物、洗剤原料なども扱い、化学品総合商社としての品揃えを強みとする。

業界の中での役割は化学品専門商社。国内外のメーカーから調達した薬品・樹脂を、様々な産業へ供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
667億円
営業利益
25億円
営業利益率
3.7%
純利益
24億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
化学品事業443億円66.4%39億円8.8%
機能材事業145億円21.7%8億円5.5%
その他事業79億円11.8%2億円2.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01化学主力

無機薬品・有機薬品を化学メーカー向けに販売。工業薬品の安定供給を通じて、化学品製造プロセスを支える。

主な製品・サービス2
無機薬品
ソーダ灰、苛性ソーダ、硫酸など基礎化学品。化学工業の原料・副原料として広く使用。
有機薬品
溶剤、可塑剤、界面活性剤など。化学製品の合成や加工に用いられる。

02紙パルプ準主力

紙パルプ業界向けに、漂白剤や薬品を供給。抄紙工程での添加剤なども取り扱い。

主な製品・サービス1
紙パルプ用薬品
漂白剤(過酸化水素等)、サイズ剤、填料など紙の品質向上や工程効率化に寄与。

03食品・洗剤準主力

食品添加物や洗剤原料を食品メーカー・洗剤メーカー向けに販売。品質管理体制のもと安定供給。

主な製品・サービス2
食品添加物
保存料、甘味料、酸味料など食品の品質保持や風味向上に使用。
洗剤原料
界面活性剤、キレート剤など洗剤・石鹸の基材。

04樹脂加工準主力

合成樹脂を樹脂加工メーカー向けに販売。射出成形・押出成形用途など多様なグレードを取り扱い。

主な製品・サービス1
合成樹脂
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど汎用樹脂からエンジニアリングプラスチックまで。

05官公庁副次

上下水道処理薬品、道路用薬品等を官公庁向けに販売。公共インフラの維持・管理を支援。

主な製品・サービス1
水処理薬品
凝集剤、殺菌剤など上下水道・廃水処理施設向け。

06電機副次

電機・電子部品メーカー向けに、機能性樹脂や電子材料を供給。絶縁材料・封止材など。

主な製品・サービス1
機器・材料
電子部品向け機能性樹脂、光学フィルム用材料など。

製品と技術

産業の土台を支える無機薬品と有機薬品

無機薬品ではソーダ灰、苛性ソーダ、硫酸、アルミニウム化合物、鉄化合物などを取り扱い、化学工業や水処理分野で使用される。特に苛性ソーダはエレクトロニクス業界向けが好調。有機薬品では溶剤、可塑剤、界面活性剤、ファインケミカルを供給し、化学製品の合成や加工に不可欠な原料を提供する。これらの品目は多くの製造プロセスで必要とされ、安定供給が求められる。

紙パルプ・食品・水処理向けの機能性薬品

紙パルプ業界には漂白剤(過酸化水素等)やサイズ剤・填料を供給し、紙の品質向上や工程効率化を支援。食品業界には保存料、甘味料、酸味料などの食品添加物を提供する。官公庁向けには上下水道処理用の凝集剤・殺菌剤を販売し、公共インフラの維持に貢献する。これらの製品は業界特有の規格や品質管理に対応している。

多様な用途に対応する合成樹脂と包装資材

合成樹脂ではポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの汎用樹脂からエンジニアリングプラスチックまで取り扱い、樹脂加工メーカー向けに射出成形・押出成形用途のグレードを提供。包装関連ではポリプロピレンフィルム、複合フィルム、ナイロンフィルム、物流容器などを扱い、食品包装向けが好調である。また電子部品向け機能性樹脂や光学フィルム用材料も供給する。

電機・電子分野向け先端材料の供給

電機・電子部品メーカー向けには、機能性樹脂や電子材料(絶縁材料、封止材、光学フィルム用材料)を販売する。これらの材料は高純度・高機能が要求され、同社はサプライチェーンを通じて安定した品質を提供している。また、包装関連機器では海外向け案件の受注もあり、機械器具設置工事も手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がソーダニッカ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13139ラクト・ジャパン345億円10.5倍
23333あさひ341億円14.9倍
33176三洋貿易338億円15.3倍
48101GSIクレオス337億円12.9倍
57525リックス312億円9.2倍
68158ソーダニッカ310億円13.0倍
76328荏原実業307億円12.3倍
89932杉本商事302億円11.3倍
93877中越パルプ工業294億円11.3倍
108070東京産業284億円10.3倍
118007高島276億円22.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2013年以降の安定した収益基盤

ソーダニッカは2013年3月期の売上高935億円から、2014年には1013億円まで拡大した。その後、市場環境の変動により売上高は増減を繰り返すが、純利益は8億円から22億円の範囲で推移し、安定した収益性を維持してきた。特に2022年3月期以降は売上高が555億円まで減少したものの、利益率は改善し、2026年3月期には売上高667億円、純利益22億円を達成している。これはコスト管理と高付加価値商品へのシフトが奏功した結果である。

長期ビジョン「Go forward」の策定と2030年度目標

同社は2030年度までの長期ビジョン「Go forward」を掲げ、化学品商社としての全機能を活用して顧客と社会の課題解決に貢献する企業を目指す。このビジョンでは、「社会と化学のコーディネーター」を自任し、脱炭素社会や安全・安心な生活への貢献を重視。事業戦略とサステナビリティの融合を成長の核とし、非財務目標を含む複合的な価値創造を追求している。

中期経営計画「Go forward STAGE3」の開始(2023年度)

長期ビジョン達成の第3ステージとして、2023年度から4ヵ年の中期経営計画「Go forward STAGE3」が始動した。最終年度(2026年度)の目標は連結当期純利益24億円以上、ROE8%以上、配当性向40%以上と設定。同計画では「変革」をテーマに、人材戦略や財務戦略を強化し、資本効率の改善と成長投資を両立させる。2026年3月期の当期純利益は22億円と目標に近づきつつある。

海外子会社設立によるアジア展開の推進

ソーダニッカは中国、インドネシア、ベトナムに現地法人を設立し、アジア市場でのプレゼンスを高めてきた。曹達日化商貿(上海)有限公司は中国国内市場向けの工業薬品販売を、PT.SODA NIKKA INDONESIAはインドネシアへの工業薬品販売を、SODA NIKKA VIETNAMはベトナムへの工業薬品販売をそれぞれ担当。これにより、国内需要の伸び悩みを海外で補う体制を構築している。

子会社再編によるグループ効率化(日進の吸収合併)

2026年4月1日付で、子会社の株式会社日進をソーダニッカが吸収合併した。日進は中部・関西・北陸地区で包装資材・機器等の販売を行ってきたが、経営資源の集中と業務効率化を目的に統合された。これにより、グループ内の重複機能を削減し、販売網の一元化を図っている。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 中期経営計画最終年度の経営目標(詳細数値は明記なし)2027年3月期まで中期経営計画「Go forward STAGE3」の目標達成
  • ROE(株主資本コストを上回る)株主資本コストを上回るROE

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期ビジョン「Go forward」の推進

    化学品専門商社として、化学・機能製品に関する商品からサービスまでの機能を備え、顧客と社会の課題解決に貢献。事業価値と社会価値の向上を目指し、社会と化学のコーディネーターとして脱炭素社会や持続可能な社会の実現に努める。

  2. 02

    中期経営計画「Go forward STAGE3」の実行

    2023年度からの4ヵ年計画で、長期ビジョン達成に向け新たな成長軌道を創る変革を推進。各事業で時代に即したビジネスモデルを発展させ、成長投資と株主還元を両立し資本効率を改善する。

  3. 03

    資本コストを意識した経営

    株主資本コストを上回るROEを重要指標とし、中期経営計画の実行を通じてその充足を目指す。資本効率の改善を図り、具体的な成果を上げる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で400人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は741万円で、9期前と比べて+24.3%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月303
2018年3月304
2019年3月59640.516.0297
2020年3月60340.916.0333
2021年3月65541.517.0333
2022年3月66342.516.0381
2023年3月67742.416.0403
2024年3月73842.415.0409
2025年3月72343.017.0411511
2026年3月74143.616.0400625

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都中央区3,129百万円
化学品事業・機能材事業・その他事業
広島支店(広島県広島市中区)広島・大野 ケミカルセンター — 広島県廿日市市1,025百万円
化学品事業・機能材事業
岡山工場 — 岡山県岡山市863百万円
その他事業
静岡支店及び倉庫(静岡県富士市)富士ケミカルセンター — 静岡県富士市816百万円
化学品事業・機能材事業・その他事業
仙台支店(宮城県仙台市若林区)仙台・七ヶ浜 ケミカルセンター — 宮城県宮城郡222百万円
化学品事業・機能材事業
北海道支店(北海道札幌市中央区)釧路 ケミカルセンター — 北海道釧路市118百万円
化学品事業・機能材事業
関西支社 — 大阪府大阪市北区21百万円
化学品事業・機能材事業
名古屋支店 — 愛知県名古屋市西区13百万円
化学品事業・機能材事業
四国支店 — 香川県高松市8百万円
化学品事業・機能材事業
福岡支店 — 福岡県福岡市博多区0百万円
化学品事業・機能材事業
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は667億円営業利益25億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.5%、利益が+19.0%。

売上高
+2.5%
667億円
営業利益
+19.0%
25億円
純利益
+9.1%
24億円
営業利益率
3.7%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高701億円667億円
営業利益26億円25億円
純利益25億円24億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は185億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.6%、営業利益は+60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1592
2024年1Q15653.25
2024年2Q15953.14
2024年3Q17484.66
2024年4Q1524
2025年2Q317113.513
2025年4Q334103.09
2026年2Q329123.612
2026年4Q338133.812
2027年1Q18584.38

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は935億円から667億円へ71%に減った。直近期の営業利益率は3.7%。売上は4期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月935138
2014年3月1,013159
2015年3月1,0091911
2016年3月963158
2017年3月925139
2018年3月9821510
2019年3月1,0431711
2020年3月997138
2021年3月946118
2022年3月5551614
2023年3月6272115
2024年3月6412619
2025年3月65121253.222
2026年3月66725293.724

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高667億円のうち、営業利益として残るのは25億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.6%571億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.6%71億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%25億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.5pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
7.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが21億円、投資CFが5億円で、差し引きのフリーCFは26億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は81億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月17−1−141644
2014年3月230−132353
2015年3月7−3−2455
2016年3月20−3−31769
2017年3月17−3−61476
2018年3月4−2−4276
2019年3月22−2−32091
2020年3月17−2−415102
2021年3月13−4−49107
2022年3月56−441174
2023年3月2−713−583
2024年3月34−2311196
2025年3月33−18−391571
2026年3月215−152681

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は778億円。このうち返さなくてよい自己資本が338億円で、自己資本比率は43.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月51616934732.8
2014年3月50218331936.4
2015年3月54420533937.8
2016年3月52120531639.3
2017年3月54722432341.0
2018年3月62424138338.6
2019年3月63024039038.0
2020年3月58523435140.0
2021年3月61426035442.3
2022年3月60925235741.5
2023年3月69326442938.2
2024年3月79529550037.1
2025年3月73229543740.3
2026年3月77833844143.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
81億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
175億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
441億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中119位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中184位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,349で、1年前と比べて+26.5%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥1,349-1.3%1ヶ月+8.2%1年+26.5%時価総額310億円
過去52週の値幅
安値¥975高値¥1,388

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.0倍
PER (会社予想)12.6倍
PBR0.84倍
配当利回り3.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.6%の上昇。25日線(1133円)を+2.3%上回り、75日線(1084円)からも乖離。52週高値1232円まで-5.9%に迫る。出来高は2〜5万株で安定し、6月以降は高値圏でのもみ合い。週足では上向きの25日線・75日線がサポート。RSI64と中立圏。直近3営業日は連日陰線も、トレンドは継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは11.19倍と同業平均の17.44倍を大幅に下回り、割安です。PBRは0.78倍と1倍割れで、平均1.19倍を下回り割安。配当利回りは3.74%と平均2.58%を上回り、高い。配当性向40.8%で余裕があり、増配も期待。ROE7.5%とやや低めですが、財務内容が安定しており、バリュエーションは割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.0倍17.9倍
PER (予想)12.6倍
PBR0.84倍1.24倍
ROE7.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PBR0.78倍、PER11.2倍と割安で配当利回り3.7%。強気派は安定した収益基盤とキャッシュフロー、割安感を評価。弱気派は売上高の伸び悩みと営業利益率の低さ(3〜4%)に懸念を持つ。

プラスに働く材料3
  • 割安な株価評価

    PBR0.78倍と純資産価値以下で取引

  • 安定配当と自社株買い

    配当利回り3.7%と株主還元に積極的

  • 電子部品需要の回復期待

    半導体市場の中長期的な成長が追い風に

マイナスに働く材料3
  • 低い収益性

    営業利益率3〜4%と商社としては低水準

  • 売上高の伸び悩み

    2026年3月期売上高667億円と微増にとどまる

  • 競争環境の厳しさ

    専門商社業界は価格競争が激しく差別化困難

次の決算で確かめる点
営業利益率
低収益体質改善の兆しを確認
取扱高の内訳
電子材料の需要動向を把握
棚卸資産回転率
在庫リスクと効率性の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは3.26%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
3.26%
いまの株価に対して
配当性向
40.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1442.4
2018年3月140.034.6
2019年3月140.032.7
2020年3月140.051.1
2021年3月140.043.2
2022年3月2471.446.2
2023年3月4066.767.1
2024年3月36−10.049.0
2025年3月4011.139.7
2026年3月4410.040.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,068人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.2%を占め、残る58.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他38.141.149.845.751.555.1
事業法人29.129.831.330.029.829.9
金融機関28.221.013.917.616.511.3
外国法人4.26.73.84.81.83.0
証券会社0.31.41.21.70.50.7
自己株式0.65.40.01.10.90.6
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.28
02AGC株式会社4.89
03セントラル硝子株式会社4.89
04株式会社ADEKA4.23
05ソーダニッカ従業員持株会2.18
06株式会社大阪ソーダ1.95
07東ソー株式会社1.81
08日本甜菜製糖株式会社1.53
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.39
10株式会社クレハ1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+239%、1株純資産は14期で+118%。直近期のROEは7.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月316784.613.039.2
2014年3月377335.212.035.5
2015年3月458235.812.430.0
2016年3月348214.113.843.2
2017年3月348994.014.742.4
2018年3月399654.219.534.6
2019年3月459614.712.932.7
2020年3月349373.517.751.1
2021年3月321,0403.217.943.2
2022年3月591,1135.311.046.2
2023年3月661,1525.812.267.1
2024年3月811,2976.614.149.0
2025年3月971,2977.410.739.7
2026年3月1041,4807.510.140.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額207百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
目﨑龍二代表取締役 社長執行 役員63
松尾保幸取締役 専務執行役員 化学品・機能材セグメント管掌兼Go forward 推進担当61
古川裕二取締役64
西山佳宏取締役70
松村眞理子取締役66
宮本隆博常勤監査役64
鈴木麻里監査役48
神山正文監査役60
岩渕修取締役 常務執行役員 経理本部長兼中期経営計画財務戦略統括責任者兼サステナビリティ統括責任者53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3773013946
社外取締役753538
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容808字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社を中核として子会社8社で構成され、無機薬品、有機薬品及び合成樹脂を主要な取扱品目とする化学品専門商社の事業を行っております。 当社グループ各社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。 化学品事業は、主として無機薬品、有機薬品を化学、紙パルプ、食品・洗剤、官公庁などの様々な市場へ販売して おります。 機能材事業は、主として合成樹脂、機器・材料を、食品、樹脂加工、電機などの様々な市場へ販売しております。 その他事業は、不動産の賃貸収入及び子会社のソーダニッカビジネスサポート㈱、曹達日化商貿(上海)有限公司、PT.SODA NIKKA INDONESIA、SODA NIKKA VIETNAM CO.,LTD.、㈱日本包装、モリス㈱、㈱日進、㈱野津商店からなっております。 ソーダニッカビジネスサポート㈱は、主として当社からの受託業務及び倉庫・運送業を営んでおります。 曹達日化商貿(上海)有限公司は、主として中国の国内市場における工業薬品類の販売を行っております。 PT.SODA NIKKA INDONESIAは、主としてインドネシアへの工業薬品類の販売を行っております。 ㈱日本包装は、主として関西地区及び中国地区における包装資材の加工販売を行っております。 SODA NIKKA VIETNAM CO.,LTD.は、主としてベトナムへの工業薬品類の販売を行っております。 モリス㈱は、主としてベトナムからの商品輸入及びベトナムに進出する企業のコンサルティング業務を行っております。 ㈱日進は、主として中部・関西・北陸地区における包装資材・機器等の販売を行っております。なお、当社への吸 収合併により、2026年4月1日付にて解散しております。 ㈱野津商店は、主として山陰地区における化学工業薬品や食品添加物等の販売を行っております。
経営方針・対処すべき課題1,120字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、化学品専門商社として、無機薬品、有機薬品及び合成樹脂の基礎素材を主要取引商品とし、環境とモノづくりに貢献することを経営の基本方針としております。この実現のため、市場を重視した営業活動を推進するとともに、活力あふれる健全な企業体質を作り上げることを目指しております。 (2)中期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 ①長期ビジョン「Go forward」 当社グループは2030年度までの長期ビジョン「Go forward」を設定しております。この長期ビジョンでは化学品商社として化学・機能製品に関する商品からサービスまでのあらゆる機能を備え、顧客と社会が抱える課題の解決に貢献する企業を目指し、事業価値・社会価値双方の向上を実現していくことを目標としております。 特に長期ビジョンでは新たな成長軌道に向け、事業戦略とサステナビリティの融合強化を重要テーマの1つと捉え、当社グループの役割を社会と化学のコーディネーターと定義しております。このような役割のもと、経済成長を続けながら、脱炭素社会を実現するとともに、安全・安心な生活に貢献し、誰もが多様な価値観を大切にできる「豊かで持続可能な社会」の実現に努めてまいります。 ②中期経営計画「Go forward STAGE3」 長期ビジョン「Go forward」の達成に向けた中期経営計画の第3ステージとして、2023年度より4ヵ年の中期経営計画「Go forward STAGE3」を始動しております。同計画は長期ビジョンに基づき新たな成長軌道をつくるための変革を果たすステージと位置付けており、その最終年度となる2027年3月期の経営目標を以下のとおりとしております。 中東地域における地政学的リスクの高まりを背景に、原材料不足や原油高等の影響が懸念されるなど、経済全般の先行き不透明感は一層高まっております。このような経営環境のもと、当社グループは先行きを慎重に見極めつつ、中期経営計画「Go forward STAGE3」に掲げる諸施策を着実に実行してまいります。 また、資本コストや株価を意識した経営の観点におきましても、株主資本コストを上回るROEを重要指標としており、中期経営計画の実行を通じて本指標の充足を目指しております。 この中期経営計画の達成に向け、各事業において時代の変化に即したビジネスモデルの発展に挑むとともに、事業や人材への積極的な成長投資と安定的な株主還元を念頭に資本効率の改善を図ることで、具体的な成果を上げていくことが当面の対処すべき課題と考えております。
事業等のリスク1,940字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財務状況等に影響を及ぼす可能性があるリスクには以下のようなものがありますが、これらリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 なお、記載しているリスクは、当社が現状で認識しているものに限られており、すべてのリスク要因が網羅されているわけではありません。 (1) 関連市場の急激な変動(経済動向)について 当社グループの大部分は、基礎素材である各種商品・加工品等の売買を主体としております。これら商品の用途は工業用、民生用と多岐に亘り、販売先・納入先はあらゆる業種に関わっております。従って、当社グループが事業を遂行する限りにおいては、同業他社及び他業種企業と同様に、世界及び各地域、特に日本における経済環境に急激な変化が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 取扱商品の価格変動について 当社グループの大部分は、取扱商品の価格が変動した時には、適正に価格転嫁を行うよう努めております。また、価格変動は商品在庫の評価にも影響してきますので、受発注管理の徹底により極力商品在庫を持たないよう留意するとともに商品在庫の滞留化を抑えることによって価格変動リスクを回避すべく努力しております。しかしながら、価格転嫁が予定した通り十分に実行できる保証はなく、不充分な状況が数多く多額に発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 物流基地(薬品貯蔵タンク、倉庫)における災害等について 当社グループは、地域ユーザーへのきめ細かいサービスの提供、取扱商品の安定供給等の視点にたって北海道(釧路)、仙台、静岡、広島の各地に各種薬品タンクや倉庫を備えたストックポイント(基地)を設置しております。各々の基地での取扱商品は毒物・劇物などの危険物が大半であり、その取扱及び管理については万全を期すため定期的な災害防止安全対策会議や設備点検などを行っております。しかしながら、これら地域で発生する地震等その他の災害による事故等を完全に防止できる保証はなく、いったんこうした事象が大規模に発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 取扱商品のクレームについて 当社グループは、優良メーカーが製造・製作した各種商品・加工品等を仕入れ、需要家からの仕様書に基づいて綿密なチェックの下に円滑な受発注業務(デリバリー)を行い販売しております。通常では納入先からのクレームはあり得ませんが、関係当事者間における錯誤によるデリバリーが皆無という保証はなく、何らかの錯誤が生じたときには、相手先に対し迷惑をかけクレームの原因となり、その修復に多大な費用が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 売上債権等の回収について 当社グループにおける売掛金等の債権については、将来の貸倒れに備えて一定の見積り額を貸倒引当金として計上しております。また、債権等に対する与信管理については、定期的または随時に取引先の信用調査等を実施することにより信用状況の把握に努めており、信用状況に応じた対応を実施しております。取引先の信用状況の急激な悪化等により予期せぬ貸倒れが発生する恐れがある場合には、損害額を最小限に止めるべく努力をしております。しかしながら、全ての債権等に対して担保等の保全措置を講じているわけではなく十分な回収が出来ないこともございます。このような事態により多額の貸倒れが 発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 保有有価証券の時価評価について 当社グループは、取引先や銀行との間で良好な関係を構築し、または維持するための政策上の投資として有価証券を保有しております。これら有価証券については適正に評価・計上を行っておりますが、株価の大幅な下落、または投資先の財政状態の悪化や倒産等により保有有価証券の価額が著しく低下し、しかも回復が見込まれないときなどは、減損または評価損処理を余儀なくされますので、その金額が多額に発生する場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 情報の管理について 当社グループが保有する顧客情報やその他機密情報等の管理については、社内規程を策定し従業員に対する情報管理の重要性の周知徹底を図り、また、コンピュータシステム上においても様々なセキュリティ対策を講じております。しかしながら、不測の事故等によって重要情報の外部漏洩やシステム障害等が発生し多大な信用失墜あるいはその回復に膨大な費用・日時を要することになった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,287字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者による当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、次のとおりであります。 (1) 経営成績の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計期間の末日現在において判断したものであります。 (業績等の概要) 当連結会計年度におけるわが国経済は、所得環境の改善等に起因する個人消費の回復や、インバウンド需要等を背景としたサービス関連消費の堅調さにより、非製造業を中心に良好な景況感が見られ、緩やかな回復基調となりました。一方で、米国関税政策の輸出への影響や、国内物価上昇の長期化等、依然として景気の下押しリスクに注意を要する状況が続きました。 当社グループに関係の深い化学産業を中心とする国内製造業につきましては、一部の産業で増産となる局面も見られたものの、米国関税政策の影響を受け、機械関連業種等を中心に生産活動が弱い動きとなり、製造業全体としては一進一退の動きとなりました。 このような環境のもと、当社グループにおきましては中期経営計画「Go forward STAGE3」の3年目にあたる事業年度として、既存投資設備の稼働率向上や物流機能強化に向けた施策等、企業価値向上に向け、外部環境変化に即した取組みを推進してまいりました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は66,692百万円と前連結会計年度に比べ1,546百万円(2.4%)増加しました。販売費及び一般管理費は、運賃及び諸掛が100百万円、貸倒引当金繰入額が66百万円増加したこと等から7,135百万円と前連結会計年度に比べ173百万円(2.5%)増加し、営業利益は2,482百万円と前連結会計年度に比べ372百万円(17.6%)の増益となりました。営業外損益につきましては、営業外収益は544百万円と前連結会計年度に比べ60百万円(12.5%)の増加、営業外費用は92百万円と前連結会計年度に比べ24百万円(20.8%)の減少となり、経常利益は2,934百万円と前連結会計年度に比べ457百万円(18.4%)の増益となりました。特別損益につきましては、特別利益は、固定資産売却益が18百万円および投資有価証券売却益が637百万円、特別損失は、固定資産除売却損が70百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は2,362百万円と前連結会計年度に比べ167百万円(7.6%)の増益となりました。 当社グループは今後、社会課題の解決に資する次世代ビジネスの創出に取り組むことで、事業戦略とサステナビリティの融合を強力に推し進めてまいります。これにより当社グループは、“社会と化学のコーディネーター”として、取引先・地域社会とともに社会課題を解決する役割を担っていきたいと考えております。そして、その結果として、「豊かで持続可能な社会」の実現を目指してまいります。具体的には、第一に、各事業の特性に合わせて、“市場と対話する力”を徹底的に磨き、“マーケットイン”発想の視点から事業を推し進めていきたいと考えております。そして第二に、「社会課題解決企業への進化」を目指し、この新たな挑戦を補強する「人材戦略」と「財務戦略」を推進してまいります。特に、本中計遂行に不可欠な基盤となる「人材戦略」については、人的資本経営の視点から、当社グループの“求める人材像”(=バリュー)を再検証し、その最大化に向けた制度設計や人的投資、事業戦略との連動性確保などを推し進め、戦略的な人材ポートフォリオの実現を図ってまいります。 2023年度から2026年度までの4か年は新中期経営計画「Go forward STAGE3」として新たな成長軌道をつくるための「変革」を果たすことをテーマとしております。本中計最終年度(2026年度)の目標としては、「連結当期純利益24億円以上」、「ROE8%以上」、「配当性向40%以上」といたしました。これは、長期ビジョンの最終年度(2030年度)に向けたマイルストーンであり、通過点に過ぎません。当社企業理念にある「時代を先取りする積極的経営」を推進し、目標を上回る成果の獲得に向け、グループ一丸となって邁進してまいります。 セグメント別の営業概況は次のとおりであります。 化学品事業 売上高は前年同期に比べ2.1%増の44,319百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期に比べ5.1%増の3,942百万円となりました。セグメント利益への影響を基準とした、商品群別の取引推移等は以下のとおりであります。 ソーダ関連薬品は前期並みに推移いたしました。主力のか性ソーダは、エレクトロニクス業界向けは取引増加となった一方で、化学業界向けは取引減少となりました。塩酸はエレクトロニクス業界向けが好調につき取引増加となりましたが、炭酸ソーダはシェア減少により取引減少となりました。 その他の無機薬品は好調に推移いたしました。アルミニウム化合物及び鉄化合物は自治体向け水質処理剤の新規受注等により取引増加となりました。 有機薬品は好調に推移いたしました。その他のファインケミカルが新規案件の受注等により、また界面活性剤が需要増加により、それぞれ取引増加となりました。 その他の商品群では、日用品関連商品が、受託案件の伸長により取引増加となりました。 機能材事業 売上高は前年同期に比べ5.7%増の14,490百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期に比べ3.0%増の831百万円となりました。セグメント利益への影響を基準とした、商品群別の取引推移等は以下のとおりであります。 包装関連商品は好調に推移いたしました。包装関連機器が海外向け案件等の受注により取引増加となりました。ポリプロピレンフィルム及び複合フィルムは、食品包装向けの販売好調により取引増加となりました。一方、ナイロンフィルムは一部に需要の回復は見られるものの、廉価な中国産品の台頭もあり、取引減少となりました。 合成樹脂関連商品は好調に推移いたしました。工業用製品は機械用部品の受注伸長により取引増加となりました。また物流容器が一時的な需要の増加により取引増加となりました。 設備・工事・産業材料はやや低調に推移いたしました。機械器具設置工事は前期比での案件減少により、取引減少となりました。 その他事業 売上高は前年同期に比べ1.8%減の7,882百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期に比べ55.5%増の244百万円となりました。 国内連結子会社である株式会社日本包装の新工場における稼働向上や、モリス株式会社において縫製雑貨の取引が好調に推移したこと等により、増益となりました。 (生産、受注及び販売の状況) ①生産実績 当社及び連結子会社は各種物品の販売を行っており、生産実績はありません。 ②受注実績 当連結会計年度における工事関係の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 化学品事業   -   -   -   - 機能材事業   527   63.9   403   649.2 その他事業   -   -   -   - 合計   527   63.9   403   649.2 (注) 当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。これは機能材事業におきまして、設備工事等の受注が増加したことによるものであります。 ③販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 化学品事業   44,319   2.1 機能材事業   14,490   5.7 その他事業   7,882   △1.8 合計   66,692   2.4 品目別販売実績 商品別   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) ソーダ製品   11,361   3.0 ソーダ二次製品   6,296   △1.6 その他無機薬品   14,701   5.4 無機薬品計   32,359   3.1 有機薬品   8,538   △1.5 合成樹脂   12,584   3.8 機器・材料   2,626   11.9 資源リサイクル・処理剤   903   △18.3 その他   9,679   1.8 合計   66,692   2.4 (2)財政状態の分析 ①資産合計は、77,826百万円(前連結会計年度末比4,625百万円増)となりました。内容は次のとおりであります。 <流動資産> 流動資産は、52,296百万円(同1,049百万円増)となりました。 現金及び預金の増加(7,231百万円から8,116百万円へ885百万円増)及び受取手形及び売掛金の増加(41,608百万円から41,810百万円へ202百万円増)が主な要因であります。 <固定資産> 固定資産合計は、25,529百万円(同3,576百万円増)となりました。 土地の減少(1,856百万円から1,677百万円へ179百万円減)、その他有形固定資産の減少(999百万円から806百万円へ192百万円減)及び投資有価証券の増加(13,794百万円から17,713百万円へ3,918百万円増)が主な要因であります。 ②負債合計は、44,051百万円(同386百万円増)となりました。内容は次のとおりであります。 <流動負債> 流動負債合計は、38,801百万円(同588百万円減)となりました。 支払手形及び買掛金の減少(33,351百万円から33,191百万円へ160百万円減)及び短期借入金の減少(3,165百万円から2,661百万円へ503百万円減)が主な要因であります。 <固定負債> 固定負債合計は、5,249百万円(同975百万円増)となりました。 繰延税金負債の増加(2,169百万円から3,470百万円へ1,301百万円増)が主な要因であります。 ③純資産合計は、33,774百万円(同4,239百万円増)となりました。 利益剰余金の増加(16,203百万円から17,510百万円へ1,306百万円増)、自己株式の減少(△202百万円から△146百万円へ55百万円減)及びその他有価証券評価差額金の増加(6,211百万円から8,965百万円へ2,753百万円増)が主な要因であります。 (3)キャッシュ・フローに関する分析 ①キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は8,105百万円となり、前連結会計年度末より1,018百万円増加致しました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、2,050百万円(前連結会計年度比1,243百万円減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が3,520百万円、売上債権の増加が199百万円でありましたが、仕入債務の減少が160百万円、法人税等の支払額が1,355百万円となったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の増加は、491百万円(前連結会計年度比2,331百万円増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出364百万円、投資有価証券の売却による収入738百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、1,499百万円(前連結会計年度比2,413百万円増)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出535百万円、配当金の支払額986百万円によるものであります。 当社グループの営業活動によるキャッシュ・フローの変動要因は、主に税金等調整前当期純利益及び売上債権、棚卸資産、仕入債務の増減によるものであります。 ②営業キャッシュ・フローの区分別内訳 (単位:百万円) 区 分   2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 税金等調整前当期純利益   1,909   2,254   2,691   3,314   3,520 減価償却費   212   212   260   407   574 貸倒引当金の増減額(△は減少)   △116   △7   △39   △26   39 退職給付に係る負債の増減額(△は減少)   14   36   △33   1   △129 売上債権の増減額(△は増加)   △2,832   △6,097   △4,375   4,789   △199 棚卸資産の増減額(△は増加)   △26   △237   215   △128   12 仕入債務の増減額(△は減少)   1,774   4,457   4,997   △3,745   △160 法人税等の支払額   △530   △576   △868   △938   △1,355 その他   47   173   579   △379   △250 営業活動によるキャッシュ・フロー   452   215   3,428   3,294   2,050 ③キャッシュ・フロー指標のトレンド 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   41.5   38.2   37.1   40.3   43.4 時価ベースの自己資本比率(%)   24.1   26.9   32.7   32.0   30.7 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   7.5   26.1   2.0   1.2   1.7 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   13.4   9.8   105.4   75.6   27.7 (注) 自己資本比率:純資産額/総資産額 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い ※各指標は、いずれも連結ベースの財務諸表により算出しております。 ※株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 ※キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。 ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。 ④資本の財源及び資金の流動性についての分析 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ1,243百万円減少し2,050百万円の収入となりました。前連結会計年度との差額は、主に売上債権の増減額△199百万円、仕入債務の増減額△160百万円及び法人税等の支払額が1,355百万円になったこと等によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ2,331百万円増加し491百万円の収入となりました。前連結会計年度との差額は、有形固定資産の取得による支出が2,309百万円減少したこと及び投資有価証券の売却による収入が320百万円減少したこと等によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ2,413百万円増加し1,499百万円の支出となりました。前連結会計年度との差額は、短期借入金の返済による支出が2,458百万円増加したこと及び配当金の支払い額が115百万円増加したこと等によるものであります。 これらの活動の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ1,018百万円増加し、8,105百万円となりました。 なお、現時点においては重要な資本的支出はありません。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。特に以下の事項につきましては、会計上の見積りが連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があると考えております。 ・貸倒引当金 第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積りを参照ください。 また、当連結会計年度においては、所得環境の改善等に起因する個人消費の回復や、インバウンド需要等を背景としたサービス関連消費の堅調さにより、非製造業を中心に良好な景況感が見られ、緩やかな回復基調となりました。一方で、米国関税政策の輸出への影響や、国内物価上昇の長期化等、依然として景気の下押しリスクに注意を要する状況が続きました。 なお、連結財務諸表作成にあたって、当社グループが採用しております重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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