概要
技術承継機構は、中小製造業の技術承継をミッションとする連続買収企業である。2018年7月に東京都中央区で設立され、2025年2月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年12月期の連結売上高は150億円、営業利益14億円、親会社株主に帰属する当期純利益31億円。従業員数は1,208名。同社は買収ファンドと異なり、譲受企業の再売却を前提とせず、各社の自主独立性を尊重しながら長期にわたる経営支援を提供する。創業から2025年12月までに17社の製造業企業を100%子会社化し、薄膜材料、切削加工、自動はんだ付け装置、炭素繊維強化プラスチックなど多様な技術領域をカバーするグループを形成している。
連続買収型ビジネスモデルと経営支援
同社のビジネスモデルは中小製造業の連続譲受と経営支援に基づく。米国Danaher社等を参考に個社の自立性を尊重しつつ、管理・改善を徹底する。譲受後は役員派遣や生産管理システム導入、ウェブマーケティング、採用支援などの包括的支援を提供。グループ内でベストプラクティスを共有し、相乗効果を追求する。収益源は子会社の事業利益であり、キャッシュフローを再投資してM&Aを加速する。案件ソーシングでは、M&Aアドバイザーや金融機関から計2,398件(創業~2025年12月)の紹介を受け、製造業特化の知見で高収益企業を選定。価格以外の要素(社長続投容認、売却前提なし)で売主に訴求する。2025年12月期の調整後EBITDAは29億円、営業利益14億円。
17社から成る多様な製造技術グループ
2025年12月時点で連結子会社は17社。事業領域は薄膜材料開発製造(豊島製作所)、樹脂プリント(東洋マーク)、自動はんだ付け装置(FAシンカテクノロジー)、シート材切断機(エムエスシー製造)、高機能フィルム巻取機(篠原製作所)、切削加工(京和精工、天鳥、神田鉄工所、山泰製作所)、板金・金属箔(キンポーメルテック)、炭素繊維強化プラスチック(エアロクラフトジャパン)、工事用保安機器(ティオック)、研削加工(ミヤサカ工業)、表面処理(サンテック産業)、電源機器(アルファーシステム)、鋳造(山泰鋳工所)、自動車用ブレーキ・EVばね(多賀製作所)、フォークリフト関連(アドバンス)に及ぶ。特定業界への依存を避け、幅広い製造分野に分散している点が特徴。各社は独立した経営を維持しつつ、グループとしての連携で新規顧客開拓や生産効率向上を図っている。
案件ソーシングの仕組みとM&A遂行能力
同社のM&A遂行能力はソーシング、投資判断、交渉、資金調達の各段階で発揮される。ソーシングでは、350社超のアドバイザーネットワークから年間約700件の案件が持ち込まれ、製造業に特化した深い知見で高収益企業のみをスクリーニング。デューデリジェンスは法務・会計税務の外部専門家に委託し、リスクを価格や契約書でカバーする。交渉では、買収ファンドと異なり、再売却を前提とせず、オーナー社長の続投を認める柔軟な提案で売主に選ばれる。資金調達は金融機関との信頼関係に基づき、低金利・長期・原則財務コベナンツなしの条件を追求。これにより、創業から17件の譲受を完了し、適切なバリュエーション(企業価値/EBITDA倍率)での取得を実現している。
安定した収益基盤と財務戦略
連結業績は成長を続け、2025年12月期売上高150億円(前期比35.4%増)、調整後当期純利益15億円。資産合計308億円、自己資本比率29.6%。負債は215億円で、長期借入金が主因。キャッシュフローは営業活動1億円、投資活動▲34億円(主に子会社株式取得)、財務活動65億円(借入・増資)。上場時の新株発行で資本を増強し、借入金でM&A資金を調達。負ののれん発生益等により親会社株主に帰属する当期純利益は31億円と大幅増。今後もグループ全体のキャッシュフローを再投資し、さらなる連続買収を進める方針である。
業界の中での役割は中小製造業の事業承継と成長支援を担う、M&A型の産業支援企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01製造業主力
当社は、製造業および製造業に関連する事業を譲り受け、経営支援を行うことで収益を得ている。特定の業界に偏らず、幅広い分野の製造業に事業を分散することで、特定業界の変動に影響を受けにくい事業構成を築いている。買収した企業には役員を派遣し、人材不足やIT化の推進など、グループ全体での相乗効果を追求している。
技術を持つ中小製造業の承継を専門とする、連続買収(ローリング)型の事業モデルを採用
- 事業譲受サービス
- 後継者不足などで事業継続が困難な中小製造業の事業を譲り受け、技術や雇用を守りながら承継するサービス。
- 経営支援サービス
- 譲受した企業への役員派遣を通じて、経営管理、人材育成、IT化推進などの経営支援を提供するサービス。
製品と技術
精密切削加工と研削加工技術
グループには複数の切削加工企業が所属する。京和精工、天鳥、神田鉄工所、山泰製作所は各種産業機器・機械部品の精密切削加工を提供。ミヤサカ工業はセンターレス研削と平面研削加工が強みで、自社開発製品も販売する。これらの企業は自動車、工作機械、半導体製造装置など幅広い産業向けに金属部品を供給。グループ内で加工ノウハウを共有し、大型部品から微細部品まで一貫対応可能である。特にミヤサカ工業の研削技術は高精度仕上げが要求される部品に活用される。
電子機器・自動化装置と電源技術
FAシンカテクノロジーは自動はんだ付け装置の開発製造で、電子基板実装工程の自動化を実現。篠原製作所は高機能フィルムの巻取機を設計製造し、光学フィルムや電池セパレータの精密巻取りに貢献。アルファーシステムは産業用電源装置、通信機器用電源などを設計・製造・販売。これらの企業は電子・電気分野の製造装置を提供し、グループ全体の技術基盤を支えている。例えばFAシンカの装置は多様なプリント基板に対応し、篠原製作所の巻取機は精密な張力制御が特長である。
素材加工・表面処理と鋳造技術
豊島製作所は薄膜材料の開発製造と冷間鍛造を手がける。薄膜材料は電子部品や光学機器に使用され、冷間鍛造は高強度部品の生産に適する。サンテック産業は焼鈍、ショットブラスト、金属表面潤滑処理を提供し、部品の耐久性向上に寄与。キンポーメルテックは板金・金属箔加工で精密な筐体や部品を生産。山泰鋳工所は鋳造技術で複雑形状の金属部品を製造する。これらの企業は金属材料の一次加工から表面処理まで一貫した工程をカバーしている。
特殊機能部品・製品とフォークリフトサービス
エアロクラフトジャパンは炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製品を製造。軽量高強度の特性から航空機、自動車、スポーツ用品に利用される。多賀製作所は自動車用ブレーキおよびEV向け金属ばね部品を中国子会社を含む体制で生産。ティオックは工事用保安機器(安全帯、標識等)を製造し、建設現場の安全を支える。アドバンスはフォークリフトの中古販売、買取、輸出、レンタル、メンテナンスを提供し、設備のライフサイクル管理を支援する。これらの事業はニッチながら需要の安定した分野である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
金属製品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 製造業技術を持つ中小製造業の承継を専門とする、連続買収(ローリング)型の事業モデルを採用
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
M&A成長、収益性に懸念
技術承継機構(金属製品)は売上90~150億円の金属加工企業。同業の稲葉製作所やJ-MAXに比べ規模は中堅。24/12期営業利益率13.51%から25/12期9.33%へ低下。M&Aによる事業承継モデルで成長を目指すが、買収先の収益力が課題。売上拡大が続く一方、利益率低下が気がかり。
強み
- 事業承継型M&Aにより企業価値向上と承継ニーズを獲得
- M&A効果で売上高が93億→111億→150億円と急成長
- 安定した営業キャッシュフローを確保
- 金属製品業界での買収パイプラインを保有
課題
- 営業利益率が13.5%から9.3%へ低下、買収先の統合が課題
- 買収に頼る成長戦略で、組織統合リスクやのれん償却負担
- 承継先の技術者・管理者が不足し、事業継承が困難に
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属製品の時価総額近傍。太字が技術承継機構
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5929三和ホールディングス | 7,912億円 | 12.7倍 |
| 2 | 5991日本発條 | 7,625億円 | 24.0倍 |
| 3 | 5901東洋製罐グループホールディングス | 7,006億円 | 12.6倍 |
| 4 | 5947リンナイ | 5,130億円 | 14.0倍 |
| 5 | 5938LIXIL | 5,066億円 | 62.2倍 |
| 6 | 319A技術承継機構 | 1,894億円 | 43.0倍 |
| 7 | 5975東プレ | 1,858億円 | 9.2倍 |
| 8 | 3433トーカロ | 1,646億円 | 15.9倍 |
| 9 | 3445RS Technologies | 1,487億円 | 15.4倍 |
| 10 | 5930文化シヤッター | 1,381億円 | 10.7倍 |
| 11 | 5911横河ブリッジホールディングス | 1,288億円 | 13.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
2018年7月設立と最初の譲受(2019年)
技術承継機構は2018年7月、東京都中央区で設立された。目的は中小製造業の技術承継である。日本経済の課題である後継者不足に対応するため、海外経験を持つ創業メンバーが「もったいない」状況を改善したいと発案。2019年11月、最初の譲受として株式会社豊島製作所(タイ子会社含む)を100%子会社化した。同社は薄膜材料開発製造と冷間鍛造を手がけ、第一号案件として当社の連続買収モデルを具現化した。設立から1年余りで初の子会社を獲得し、グループ基盤を築いた。
譲受の加速と本社移転(2020年~2021年)
2020年12月、樹脂プリント・加工の株式会社東洋マークを譲受。2021年に入るとペースが加速し、2月に自動はんだ付け装置メーカーのFAシンカテクノロジー、5月に本社を東京都渋谷区に移転、7月にシート材切断機のエムエスシー製造、9月に高機能フィルム巻取機の篠原製作所を相次いで子会社化。移転先の渋谷はM&A活動の拠点としても適した立地である。この期間にグループは5社体制となり、薄膜材料から電子機器、加工機械まで事業領域が拡大し、グループ内での連携が模索され始めた。
資本業務提携と精密加工分野への拡大(2022年)
2022年3月、同社は株式会社SHIFTと資本業務提携を締結。互いのM&A手法を学ぶことでノウハウを強化する狙いがあった。同年7月、切削加工の京和精工を譲受。同社は精密部品の切削加工を得意とし、グループに新たな加工技術をもたらした。これによりグループは7社となり、機械加工分野でのシナジー創出が期待された。2022年12月期の売上高は68億円に達し(前期は1億円)、収益規模が急拡大した。
多角的な製造分野への進出(2023年)
2023年、同社は4月に板金・金属箔加工のキンポーメルテック、6月に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製品のエアロクラフトジャパン、8月に切削加工の天鳥を譲受。特にエアロクラフトジャパンのCFRPは軽量高強度材料で、航空機や自動車分野での需要が見込まれる。この年、グループは10社を超え、金属加工から先端複合材料まで技術領域が広がった。2023年12月期の売上高は93億円と前年から拡大し、調整後当期純利益も増加した。
上場準備と保安機器分野の獲得(2024年)
2024年1月、工事用保安機器メーカーの株式会社ティオックを譲受。同社は作業現場の安全を支える製品群で、グループに新たな事業領域を加えた。この年、同社は東京証券取引所グロース市場への上場準備を本格化。内部統制の整備や財務体質の強化を進め、2024年12月期の売上高は111億円、営業利益15億円を達成し、上場基準を満たした。また金融機関との関係を強化し、資金調達力も向上させた。
グロース市場上場(2025年2月)
2025年2月、同社は東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。証券コードは319A。上場により新株発行で約17億円の資金調達を実施し、資本金・資本剰余金が増加。自己資本比率は前年の25.3%から29.6%に改善した。上場はM&A資金の調達手段を多様化し、連続買収戦略を加速する転機となった。また有価証券の取引等の規制に関する内閣府令に基づく特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の適用など管理体制を強化した。
上場後初の大型譲受ラッシュ(2025年4月~8月)
2025年4月、センターレス研削・平面研削加工のミヤサカ工業と、金属表面潤滑処理などのサンテック産業を同時に譲受。8月には切削加工の神田鉄工所と電源機器メーカーのアルファーシステムをグループ化。この4社はそれぞれ固有の技術を持ち、研削加工、表面処理、電源機器の分野をグループに追加した。上場後半年で合計6社を譲受し、M&Aペースが加速。2025年12月期の売上高は150億円に拡大した。
海外拠点を含む最大規模の譲受(2025年10月)
2025年10月、同社は4グループを一度に譲受した。精密切削・組立の山泰製作所と鋳造の山泰鋳工所、自動車用ブレーキ・EV金属ばねの多賀製作所(中国子会社4社含む)、フォークリフト関連のアドバンス(子会社1社含む)の計4グループ。多賀製作所の取得により中国天津市に生産拠点を獲得し、海外展開を本格化した。これによりグループは17社体制となり、売上規模も拡大。同社は引き続き技術承継の受け皿としての役割を果たす。
年表21件を開く
2010年代
- 2018年7月創業中小製造業の技術承継を目的として、東京都中央区において、株式会社技術承継機構を設立
- 2019年11月薄膜材料開発製造及び冷間鍛造を行う株式会社豊島製作所(タイ子会社たるTOSHIMA(THAILAND)CO.,LTD.を含む)を100%子会社として譲受
2020年代
- 2020年12月樹脂プリント及び加工を行う株式会社東洋マークを100%子会社として譲受
- 2021年2月自動はんだ付け装置の開発製造を行うFAシンカテクノロジー株式会社を100%子会社として譲受
- 2021年5月東京都渋谷区に本社を移転
- 2021年7月シート材・コイル材切断機の製造を行うエムエスシー製造株式会社を100%子会社として譲受
- 2021年9月高機能フィルムの巻取機の設計製造を行う株式会社篠原製作所を100%子会社として譲受
- 2022年3月互いのM&A手法を学ぶため、株式会社SHIFTと資本業務提携
- 2022年7月切削加工を行う京和精工株式会社を100%子会社として譲受
- 2023年4月板金及び金属箔加工を行う株式会社キンポーメルテックを100%子会社として譲受
- 2023年6月炭素繊維強化プラスチック製品の製造を行う株式会社エアロクラフトジャパンを100%子会社として譲受
- 2023年8月切削加工を行う株式会社天鳥を100%子会社として譲受
- 2024年1月工事用保安機器の製造を行う株式会社ティオックを100%子会社として譲受
- 2025年2月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年4月センターレス研削・平面研削加工と自社開発製品の販売を行う株式会社ミヤサカ工業を100%子会社として譲受
- 2025年4月焼鈍、ショットブラスト、金属表面潤滑処理を行う株式会社サンテック産業を100%子会社として譲受
- 2025年8月各種産業機器・機械の切削加工を行う株式会社神田鉄工所を100%子会社として譲受
- 2025年8月電源機器の設計・製造・販売を行う株式会社アルファーシステムを100%子会社として譲受
- 2025年10月精密切削加工・組立を行う株式会社山泰製作所並びに鋳造を行う株式会社山泰鋳工所を100%子会社として譲受
- 2025年10月自動車用ブレーキ及びEVの金属ばね部品の製造を行う株式会社多賀製作所(中国子会社たる多賀精密五金(天津)有限公司他子会社4社を含む)を100%子会社として譲受
- 2025年10月フォークリフトの中古販売・買取・輸出・レンタル・メンテナンスを行う株式会社アドバンス(子会社1社を含む)を100%子会社として譲受
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 純有利子負債/調整後EBITDA3~4倍
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
中小製造業の連続買収と承継支援
中小製造業の事業承継を社会課題と捉え、買収ファンドとは異なり超長期目線で企業を保有し、売却を前提としない独自のポジショニングで売主に訴求する。M&A遂行能力を強みに、累計2,398件の紹介から高収益企業を選別し、適切なバリュエーションでの譲受を目指す。
- 02
NGPによるバリューアップと自律成長支援
米国Danaher社のDBSをモデルにした独自マニュアル「NGTG Growth Program(NGP)」を150項目以上整備し、譲受企業のEBITDAマージン向上とオーガニック成長を推進。月次社長会や機能別勉強会などグループ内ベストプラクティス共有を活性化する。
- 03
分散ポートフォリオとリスク管理
グループ企業の最終市場を幅広い業界に分散し、特定業界の変動に左右されにくい構造を構築。赤字再生案件には取り組まず、売上高対比EBITDAマージンの高い収益力のある企業のみを譲受する。
- 04
金融機関との強固な関係構築
地方銀行を中心に低金利・長期・原則財務コベナンツなしでの資金調達を目指し、連結純有利子負債/調整後EBITDAを3~4倍に維持する資本効率の高いストラクチャーで連続M&Aを継続する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で1,208人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は900万円で、1期前と比べて−18.2%。平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は2.3年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 1,100 | 37.3 | 1.6 | 558 | 269 |
| 2025年12月 | 900 | 40.5 | 2.3 | 1,208 | 116 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社22社(国内 19 / 海外 3、うち連結子会社 22) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社豊島製作所(注)2,4埼玉県 東松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TOSHIMA(THAILAND)CO.,LTD. (注)2タイ、チョンブリ · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社東洋マーク(注)2長野県 諏訪市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内FAシンカテクノロジー株式会社(注)2福島県 福島市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エムエスシー製造株式会社(注)2埼玉県 八潮市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社篠原製作所(注)2静岡県 富士市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内京和精工株式会社(注)2大阪府 高槻市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社キンポーメルテック(注)2長野県 飯田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社エアロクラフトジャパン(注)2神奈川県 横浜市都筑区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社天鳥(注)2,5山梨県 韮崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ティオック(注)2長野県 長野市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ミヤサカ工業(注)2長野県 茅野市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社10社を開く
- 株式会社サンテック産業(注)2愛知県 名古屋市 港区100%
- 株式会社神田鉄工所(注)2兵庫県 淡路市100%
- 株式会社アルファーシステム(注)2長野県 飯田市100%
- 株式会社山泰製作所(注)2新潟県 南魚沼市100%
- 株式会社山泰鋳工所(注)2新潟県 三条市100%
- 株式会社多賀製作所(注)2埼玉県 上尾市100%
- 多賀精密五金(天津)有限公司(注)2中国 天津市100%
- SIAM TAGA PRECISION CO.,LTD. (注)2タイ、プラチンブリ100%
- 株式会社アドバンス(注)2大阪府 大阪市 西淀川区100%
- 株式会社NGTGトレーディング(注)2東京都 渋谷区100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は150億円、営業利益は14億円。前期と比べると増収減益で、売上が+35.1%、利益が-6.7%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 230億円 | 150億円 |
| 営業利益 | — | 14億円 |
| 純利益 | — | 31億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
3期分
直近は2026年上期で、売上は135億円、営業利益は21億円。前年の2025年上期と比べると、売上は+141.1%、営業利益は+320.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年上期 | 56 | 5 | 8.9 | 3 |
| 2025年下期 | 94 | 9 | 9.6 | 28 |
| 2026年上期 | 135 | 21 | 15.6 | 16 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
直近期の営業利益率は9.3%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年6月 | 0 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年6月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年12月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年12月 | 68 | — | 5 | — | 1 |
| 2023年12月 | 93 | — | 9 | — | 16 |
| 2024年12月 | 111 | 15 | 15 | 13.5 | 9 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2025年12月 | 150 | 14 | 14 | 9.3 | 31 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高150億円のうち、営業利益として残るのは14億円で9.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は31億円、売上の20.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.0%108億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.7%28億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.3%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−34億円で、差し引きのフリーCFは−33億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は90億円で、売上の7.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年12月 | 3 | −4 | 4 | −1 | 26 |
| 2023年12月 | 12 | −7 | 13 | 5 | 44 |
| 2024年12月 | 19 | −2 | −6 | 17 | 56 |
| 2025年12月 | 1 | −34 | 66 | −33 | 90 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年12月期の総資産は308億円。このうち返さなくてよい自己資本が92億円で、自己資本比率は29.6%(業種中央値59.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年6月 | 2 | 2 | 0 | 96.0 |
| 2021年6月 | 3 | 2 | 1 | 74.2 |
| 2021年12月 | 3 | 2 | 1 | 63.1 |
| 2022年12月 | 92 | 13 | 79 | 14.4 |
| 2023年12月 | 147 | 31 | 116 | 20.4 |
| 2024年12月 | 154 | 40 | 114 | 25.3 |
| 2025年12月 | 308 | 92 | 216 | 29.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
金属製品 87社との比較
同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで87社中1位あたり、逆に低いのは営業利益率で87社中19位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥21,410で、1年前と比べて+264.7%。過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 43.0倍 |
| PBR | 17.61倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1日で11.23%上昇し20200円。25日線18236.8円を10.8%上回り、75日線・200日線も上回る。52週高値22700円からは11.0%下。出来高は8/20に86,900株と急増。直近1ヶ月で26.09%上昇、年初来では289.96%と大幅高。RSIは69.46と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
この会社の先行きについて、追い風になる材料と重しになる材料をそれぞれ並べている。
- M&Aで売上高150億円達成2025年12月期影響強
売上高111億→150億、前期比+35%の急成長
- 高ROE47.5%維持で資本効率継続影響中
自己資本比率低いがROE高水準継続
- 後継者不足需要で受注拡大長期影響中
国内中小企業の後継者不足は年間5万件
- 株式分割で流動性向上期待不定影響弱
株価高騰後、分割で個人投資家需要
- 営業利益率9.3%に低下傾向2025年12月期影響中
前年13.5%から低下、原価率上昇
- PER50倍は割高リスク継続影響中
時価総額1564億円、純利益31億円でPER50倍
- 大型M&A失敗リスク不定影響強
のれん代が資産の50%超、減損リスク
- 無配政策で株主還元不満継続影響弱
配当性向0%、インカムゲイン不足
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ1,671人。区分でいちばん多いのは個人・その他で81.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.7%を占め、残る97.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 99.7 | 81.9 |
| 外国法人 | — | 14.0 |
| 金融機関 | — | 2.3 |
| 証券会社 | — | 1.3 |
| 事業法人 | 0.3 | 0.4 |
| 外国人個人 | — | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 新居 英一 | 65.54 |
| 02 | 藤井 陽介 | 5.77 |
| 03 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 2.49 |
| 04 | PERSHING-DIV.OF DLJ SECS. CORP(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 2.36 |
| 05 | BANQUE DE LUXEMBOURG -CLIENT ACCOUNT(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.19 |
| 06 | 佐藤 大央 | 1.47 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.44 |
| 08 | BBH CO FOR GRANDEUR PEAK INTERNATIONAL STALWARTS FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.33 |
| 09 | GOLDMAN, SACHS & CO. REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 1.27 |
| 10 | 亀田 藍子 | 1.27 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-07藤井 陽介新規の大量保有報告5.77%-0.14pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−97%、1株純資産は7期で−99%。直近期のROEは47.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2020年6月 | 13,196 | 77,274 | 8.3 |
| 2021年6月 | 338 | 70,495 | 0.4 |
| 2021年12月 | 312 | 77,799 | 0.2 |
| 2022年12月 | 19 | 150 | 12.3 |
| 2023年12月 | 206 | 363 | 74.4 |
| 2024年12月 | 114 | 495 | 26.1 |
| 2025年12月 | 354 | 1,030 | 47.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額40百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 新居英一 | 代表取締役社長 | 43 | 5,797,634 |
| 堀江藍子 | 取締役 兼 承継支援部長 | 41 | 112,000 |
| 志賀俊之 | 取締役 | 72 | — |
| 岩間正俊 | 常勤監査役 | 63 | 101,000 |
| 沖田美恵子 | 監査役 | 51 | — |
| 楢原英治 | 監査役 | 45 | — |
| 豊田哲朗 | — | 63 | — |
| 川田崇之 | — | 45 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 23 | 23 | 12 |
| 社外監査役 | 4 | 8 | 8 | 2 |
| 監査役 | 1 | 7 | 7 | 7 |
| 社外取締役 | 1 | 2 | 2 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,029字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題10,232字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,396字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,009字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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