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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

トーカロ

TOCALO Co.,Ltd.3433 · Prime · 金属製品

溶射加工の国内トップ企業。半導体・FPD製造装置部品や発電用ガスタービンなど産業機械向けに表面改質技術を提供。海外にも展開。

概要

トーカロは、溶射加工に特化した表面処理の専門メーカーである。産業機械や半導体製造装置向けに耐摩耗・耐食性を向上させるコーティングを提供し、国内トップクラスのシェアを有する。2025年3月期の売上高542億円、営業利益123億円(営業利益率22.7%)と高収益を達成している。

溶射加工を中核とする表面改質の専業企業

当社グループは、溶射加工を中心に、TD処理加工、ZACコーティング加工、PTA処理加工、PVD処理加工等の表面改質技術を提供する。被加工品の表面に基材とは異なる皮膜を形成し、耐摩耗性や耐熱性、電気的特性等の機能を付与する。事業セグメントは、溶射加工(単体)、国内子会社、海外子会社、その他に区分される。

半導体・FPD分野への依存と成長

半導体・FPD製造装置部品向け溶射加工が最大の収益源であり、2026年3月期のセグメント売上高は407億円(全体の約70%)、うち半導体・FPD分野が248億円を占める。生成AI・データセンター需要の拡大により受注が旺盛で、海外子会社でもメンテナンスサービス(洗浄・アルマイト含む)を展開している。

38の国と地域に広がるグローバル生産体制

海外子会社は中国(東華隆、東賀隆)、台湾(漢泰国際)、米国(TOCALO USA、同アリゾナ)、インドネシア、タイにあり、現地日系メーカー向けに溶射・溶接加工を提供。2026年3月期の海外子会社セグメント売上高は122億円(前期比31.7%増)と急成長している。国内では日本コーティングセンター(PVD処理)や寺田工作所(機械加工)を連結する。

高収益体質と強固な財務基盤

営業利益率は22.7%(2025年3月期)と高く、中期経営計画では売上高900億円、経常利益200億円(2031年3月期)を目標とする。2026年3月期末の自己資本比率は74.8%、純資産726億円と財務体質は強固。株主還元として連結配当性向50%程度、DOE5%以上を目安に配当と自己株式取得を実施している。

業界の中での役割は表面改質加工(溶射・PVD・TD処理等)のサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
585億円
営業利益
141億円
営業利益率
24.1%
純利益
101億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01半導体・FPD製造装置主力

半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置部品に対し、溶射加工により耐プラズマ性、絶縁性等の機能を付与する表面改質を提供。中国・台湾・米国の子会社(東賀隆、漢泰、TOCALO USA等)でもメンテナンスサービス(洗浄・アルマイト含む)を展開。

主な製品・サービス2
溶射加工(半導体向け)
プラズマ溶射等により、半導体・FPD製造装置のチャンバー部品等に耐プラズマ性、絶縁性皮膜を形成。
メンテナンスサービス
半導体・FPD装置部品の洗浄、アルマイト処理、溶射皮膜の再施工等の一貫メンテナンス。

02産業機械・発電プラント主力

発電用ガスタービン、電力貯蔵用電池、各種軸受、鉄鋼用ロール、製紙用ロール、化学プラント部品等に対し、耐摩耗性、耐熱性、遮熱性、導電性等を付与する溶射加工を提供。国内では日本コーティングセンター(PVD処理)や寺田工作所(機械加工)も連携。

国内溶射加工分野でトップクラスのシェアを有する。

主な製品・サービス2
溶射加工(産業機械向け)
高速フレーム溶射、減圧プラズマ溶射等を用いて、ガスタービン部品、ロール類、機械部品に耐摩耗・耐熱皮膜を形成。
PVD処理加工
物理蒸着法による硬質セラミック薄膜形成。切削工具、金型等の耐摩耗性向上。日本コーティングセンターが担当。

03自動車・金型・一般機械準主力

自動車用金型や鉄鋼用部品、押出機部品等に対し、TD処理加工(拡散浸透による超硬炭化物皮膜)やZACコーティング(酸化クロム複合セラミックス皮膜)を提供。PTA処理加工(プラズマアーク肉盛)によるポンプ・バルブ部品等の耐食・耐摩耗処理も行う。

主な製品・サービス3
TD処理加工
高温溶融塩浴中でバナジウム等を拡散浸透させ、極硬炭化物皮膜を形成。金型、鉄鋼用部品向け。
ZACコーティング加工
酸化クロム主成分の緻密な複合セラミックス皮膜。ポンプ部品、繊維機械部品等向け耐食・耐摩耗。
PTA処理加工
プラズマアーク肉盛による耐摩耗・耐食皮膜。ポンプ・バルブ、鉄鋼ロール向け。

04鉄鋼・その他海外現地向け副次

インドネシアやタイの子会社(PT.TOCALO, TOCALO Thailand)において、現地日系鉄鋼メーカー等向けに溶射・溶接肉盛加工を提供。

主な製品・サービス1
溶射加工(海外現地向け)
主に日系鉄鋼メーカーの設備部品に対し、溶射及び溶接加工による表面改質を提供。

製品と技術

プラズマ溶射を中心とした多様な溶射技術

溶射加工では、大気プラズマ溶射、減圧プラズマ溶射、高速フレーム溶射、溶線式フレーム溶射、粉末フレーム溶射などを用途に応じて使い分ける。半導体チャンバー部品には耐プラズマ性・絶縁性皮膜を、ガスタービンや軸受には耐摩耗・耐熱皮膜を形成する。被加工品の材質や要求機能に合わせて最適な工法を選択する技術力が強みである。

半導体製造装置向けメンテナンスの一貫サービス

半導体・FPD製造装置部品に対し、溶射加工だけでなく洗浄、アルマイト処理、溶射皮膜の再施工まで一貫したメンテナンスサービスを提供する。中国の東賀隆、台湾の漢泰国際、米国のTOCALO USAなど海外拠点でも同サービスを展開し、顧客の装置稼働率向上に貢献している。

TD処理加工による極硬炭化物皮膜の形成

TD処理加工は、高温の溶融塩浴中でバナジウムやニオブを拡散浸透させ、極めて硬く薄い炭化物皮膜を形成する技術。自動車用金型や鉄鋼用部品、押出機部品向けに耐摩耗性・耐焼き付き性を付与する。同技術は当社の独自性が高く、他社との差別化要素となっている。

ZACコーティングとPTA処理による耐食・耐摩耗対策

ZACコーティング加工は酸化クロムを主成分とする緻密な複合セラミックス皮膜を形成し、ポンプ部品や繊維機械部品に耐食性・耐摩耗性を付与する。PTA処理加工はプラズマアーク肉盛により、ポンプ・バルブや鉄鋼ロールに高度な耐食・耐摩耗層を形成する。いずれも長寿命化ニーズに応える技術である。

PVD処理と機械加工を担う国内子会社

連結子会社の日本コーティングセンターは、物理蒸着(PVD)法により切削工具や金型に硬質セラミック薄膜を形成する。真空下で金属をイオン化し密着性の高い皮膜を得る。同じく連結子会社の寺田工作所は多様な素材を用いた工作機械・精密機械部品の製造加工を担当し、グループの加工レンジを補完する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 産業機械・発電プラント国内溶射加工分野でトップクラスのシェアを有する。

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

溶射コーティング専業大手、国内首位級

金属表面処理(溶射コーティング)で国内トップクラスのシェアを持つ専業メーカー。売上高542億円(2025年3月期)、営業利益率22.69%と収益性が高く、航空機エンジン部品や産業機械向けで強固な地位を築く。同業の日本調理機やテクニスコは規模が小さく、当社が業界をリードする。稲葉製作所とは事業領域が異なるが、金属加工分野で競合する一部もある。海外売上比率は20~30%程度と推測され、円安や航空需要回復が追い風。

強み

  • 溶射コーティングで国内シェア約40%と推定され、競争優位性が高い。
  • 営業利益率22%超と高収益で、安定したキャッシュフローを創出。
  • 航空機エンジン部品の溶射で高い技術力と取引実績を有する。
  • 自動車・半導体など多業界に展開し、需要変動リスクを分散。

課題

  • 海外売上比率は高くないとみられ、国際競争力の強化が必要。
  • 熟練技能者の確保・育成が課題で、技術継承が急務。
  • 航空機市場のサイクルに業績が左右されやすく、需要減退が収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がトーカロ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19678カナモト2,150億円15.1倍
27864フジシールインターナショナル1,967億円8.4倍
37004カナデビア1,952億円17.3倍
46250やまびこ1,936億円9.7倍
56395タダノ1,772億円6.9倍
63433トーカロ1,646億円15.9倍
76498キッツ1,637億円13.5倍
89025鴻池運輸1,635億円10.7倍
96379レイズネクスト1,606億円15.3倍
107734理研計器1,588億円15.4倍
116486イーグル工業1,500億円13.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 5件

横浜でキザイサービスとして創業した1973年

1973年6月、現トーカロの前身となるキザイサービス株式会社が横浜市港南区に資本金1,000万円で設立された。当初は化学工業薬品及び化学機械器具の技術サービス並びに販売を主な事業としていた。現在の溶射加工専業メーカーとしての姿とは異なるスタートであった。

本店移転と営業休止に至った1983年〜2000年

1983年2月、本店を横浜市磯子区へ移転。その後、2000年7月には営業を中止し休眠会社となる。その翌月、本店を東京都北区へ移転した。約17年間で事業活動を停止するに至った背景は、資料からは詳細不明であるが、この期間に事業転換の準備が進められた可能性がある。

休眠状態からジャフコ傘下で再編された2001年

2001年1月、株式会社ジャフコが運営するジャフコ・バイアウト一号投資事業有限責任組合の100%出資となり、商号を「ジャフコ・エス・アイ・ジー株式会社」に変更。本店所在地も東京都千代田区へ移転した。この再編を機に、現在のトーカロへとつながる事業基盤が形成されたと考えられる。

年表5件を開く

1970年代

  • 1973年6月創業横浜市港南区において商号キザイサービス株式会社、資本金1,000万円として設立。化学工業薬品及び化学機械器具の技術サービス並びに販売等を行う。

1980年代

  • 1983年2月神奈川県横浜市磯子区へ本店を移転。

2000年代

  • 2000年7月営業を中止し、休眠会社となる。
  • 2000年8月東京都北区へ本店を移転。
  • 2001年1月商号変更株式会社ジャフコが運営するジャフコ・バイアウト一号投資事業有限責任組合の100%出資となり、商号を「ジャフコ・エス・アイ・ジー株式会社」に変更、本店所在地を東京都千代田区へ移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2031年3月期まで900億円
  • 半導体・FPD分野売上高2031年3月期まで45,000百万円
  • 一般産業分野売上高2031年3月期まで26,000百万円
  • 経常利益2031年3月期まで20,000百万円
  • 連結配当性向継続まで50%程度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア事業の深化

    半導体・FPD分野の飛躍、一般産業分野の基盤強化、高収益体制の維持を進める。競争優位性のある表面処理技術で旺盛な需要に応える。

  2. 02

    戦略的事業領域の拡大

    新技術・新領域の拡大とグローバル市場への展開を図る。環境・エネルギーや航空機産業など成長分野からの量産品取り込みを推進する。

  3. 03

    持続的成長を支える経営基盤の強化

    ものづくりと品質管理の高度化、ESG経営の推進、働きがいと人財基盤の充実に取り組み、持続的な成長と企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,573人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は798万円で、9期前と比べて+9.8%平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月898
2018年3月955
2019年3月72638.112.51,021
2020年3月73938.312.31,060
2021年3月71638.413.11,121
2022年3月75038.213.21,176
2023年3月74939.212.71,300
2024年3月75539.012.51,389
2025年3月73239.312.81,516811
2026年3月79839.613.01,573896

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率103.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 2 / 海外 5、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
東京工場 行田事業所 — 千葉県船橋市9,266百万円
溶射加工(単体)
本社 — 中華民国台南市6,989百万円
海外子会社(漢泰国際電子、台湾)
北九州工場 — 福岡県京都郡 苅田町4,285百万円
溶射加工(単体)
明石播磨工場 — 兵庫県加古郡播磨町3,361百万円
溶射加工(単体)
神戸工場 — 神戸市西区2,990百万円
その他(TD処理加工、ZACコーティング加工)
明石工場 — 兵庫県明石市2,677百万円
溶射加工(単体)、その他(PTA処理加工)
本社 — 神戸市中央区2,303百万円
本社(神奈川県座間市)他2,292百万円
国内子会社
東京工場 鈴身事業所 — 千葉県船橋市1,972百万円
溶射加工(単体)
倉敷工場 — 岡山県倉敷市1,794百万円
溶射加工(単体)
ほか11件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日本コーティングセンター株式会社
    神奈川県 座間市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社寺田工作所
    福岡県 中間市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    東華隆(広州)表面改質技術有限公司(注)2
    中国 広東省 広州市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 海外
    東賀隆(昆山)電子有限公司(注)2
    中国 江蘇省 昆山市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 海外
    漢泰国際電子股份有限公司(注)2
    中華民国(台湾)台南市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    TOCALO USA, Inc. (注)2
    米国 カリフォ ルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOCALO USA-Arizona LLC
    米国 アリゾナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は585億円営業利益141億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.9%、利益が+14.6%。

売上高
+7.9%
585億円
営業利益
+14.6%
141億円
純利益
+24.7%
101億円
営業利益率
24.1%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高685億円585億円
営業利益167億円141億円
純利益109億円101億円
1株あたり配当¥92¥92

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は167億円、営業利益は38億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+41.5%、営業利益は+65.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q11717
2024年1Q1182319.515
2024年2Q1122017.915
2024年3Q1182117.813
2024年4Q11920
2025年2Q2595420.836
2025年4Q2836924.445
2026年2Q2836523.044
2026年4Q3027625.257
2027年1Q1673822.826

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は209億円から585億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は24.1%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2093119
2014年3月2263722
2015年3月2614930
2016年3月2875030
2017年3月2905841
2018年3月3437448
2019年3月3978154
2020年3月3816844
2021年3月3938955
2022年3月43810669
2023年3月48111074
2024年3月4679763
2025年3月54212312622.781
2026年3月58514114724.1101

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高585億円のうち、営業利益として残るのは141億円24.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は101億円、売上の17.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.4%359億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.5%85億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益24.1%141億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+18.8pt
24.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+13.1pt
17.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.9pt
15.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが77億円、投資CFが−100億円で、差し引きのフリーCFは−23億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は145億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月33−40−12−745
2014年3月35−2−23376
2015年3月45−49−15−460
2016年3月45−9−173678
2017年3月52−6516−1381
2018年3月76−47−222988
2019年3月80−46034122
2020年3月66−421924165
2021年3月106−46−3860187
2022年3月99−50−4549191
2023年3月99−51−4648195
2024年3月79−46−3233197
2025年3月91−62−5129176
2026年3月77−100−12−23145

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は893億円。このうち返さなくてよい自己資本が727億円で、自己資本比率は74.8%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3012277472.9
2014年3月3352478870.8
2015年3月3632729171.5
2016年3月3792918873.3
2017年3月44332312069.1
2018年3月52736116664.9
2019年3月57339717665.6
2020年3月61142618565.9
2021年3月64246917368.9
2022年3月69552517070.6
2023年3月74357616772.5
2024年3月77959918071.2
2025年3月81765716074.2
2026年3月89372716674.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
147億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
613億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
166億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率87社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中31位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.8%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
24.1%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.8%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
7.9%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,690で、1年前と比べて+33.8%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥2,690-2.2%1ヶ月-10.3%1年+33.8%時価総額1,646億円
過去52週の値幅
安値¥1,923高値¥3,460

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.9倍
PER (会社予想)14.7倍
PBR2.40倍
配当利回り3.42%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で8.4%下落し、8月21日には前日比2.23%安の2765円。25日移動平均線2921円を5.4%下回り、75日線3098円や200日線2720円に対しても弱含み。52週高値3460円からは20%超下げ、52週安値1923円からは43.8%高と、高値圏から調整が続く。出来高は7月28日に109万株と急増し、売り圧力が強まったが、8月に入ると20万株前後に落ち着きつつある。RSIは42.2と中立やや弱気で、下げ一服感が出始めている。一方で年初来では38.5%上昇しており、長期トレンドは依然として上向き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは16.34倍と業界平均19.34倍を下回り、予想PERも15.1倍と割安感がある。PBRは2.46倍と業界平均1.16倍を大きく上回るが、ROEが15.8%と高いため株主資本利益率に見合う水準と言える。配当利回りは3.33%で業界平均2.87%を上回る。ただし、配当性向は64.7%と高く、今後の増配余地は限定的。売上・利益は順調に増加しており、収益基盤は堅調。割安だが、配当の伸び悩みが懸念材料。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.9倍49.7倍
PER (予想)14.7倍
PBR2.40倍1.13倍
ROE15.8%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益体質と半導体関連需要の拡大を評価する強気派に対し、依存先の景気変動リスクや成長鈍化を警告する弱気派が対立。強気派は技術力による高シェアと収益性の高さを、弱気派は特定業界への依存と設備投資の循環を懸念している。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率22.7%と極めて高く、2026年3月期も24.1%予想。

  • 強固な技術力

    国内トップクラスの溶射技術で、顧客の信頼を得ている。

  • 増収増益の継続

    2026年3月期は売上585億円、純益101億円と過去最高予想。

  • 26/3期営業利益141億円と増益決算発表後影響

    営業利益は25/3期123億円から26/3期141億円へ18億円増

  • 営業利益率24.1%と高水準通年影響

    営業利益率は25/3期22.69%から26/3期24.1%へ上昇、採算改善

  • 純利益101億円と100億台乗せ決算発表後影響

    純利益は25/3期81億円から26/3期101億円へ25%増、EPS押し上げ

  • 予想PER15.1倍と成長期待継続影響

    実績PER16.34倍に対し予想15.1倍で、増益による割安修正

マイナスに働く材料7
  • 顧客業界への依存

    半導体・産業機械の設備投資に業績が連動する。

  • 高評価の修正

    株価上昇でPER16倍、PBR2.5倍。成長鈍化で割高感。

  • 競争激化リスク

    新興国企業の技術追い上げでシェア維持が難しくなる。

  • 売上高成長率が16%から8%へ減速通年影響

    25/3期売上高は+16.1%に対し26/3期+7.9%、成長鈍化が鮮明

  • PBR2.46倍と割高感継続影響

    PBR2.46倍はROE15.8%を踏まえてもやや高く、調整余地

  • 外国人保有33.95%の売り圧力不定影響

    外国人所有比率33.95%と高く、リスクオフ時に売りが出やすい

  • 株価1年で+38.5%の利益確定売り不定影響

    株価は1年で38.5%上昇し、短期的な調整リスク

次の決算で確かめる点
売上高営業利益率
高収益体質が維持されるかを確認する核心指標。
半導体関連売上
主要需要源の動向が業績に直結するため。
受注残高
将来の売上見通しを占う先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり92で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは3.42%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥92
1株あたり
配当利回り
3.42%
いまの株価に対して
配当性向
64.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2134.5
2018年3月2623.537.5
2019年3月3014.337.3
2020年3月25−16.738.2
2021年3月3020.044.7
2022年3月4550.043.3
2023年3月5011.144.4
2024年3月536.054.3
2025年3月6828.363.3
2026年3月8525.064.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥92

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ17,628人。区分でいちばん多いのは外国法人33.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.8%を占め、残る69.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人33.131.732.734.333.633.9
個人・その他34.835.336.934.033.533.6
金融機関30.131.728.930.430.630.6
自己株式3.83.83.72.92.92.8
証券会社1.70.91.01.01.91.6
事業法人0.30.40.40.30.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社17.25
02株式会社日本カストディ銀行10.97
03BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(PRINCIPAL ALL SECTOR SUBPORTFOLIO)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.42
04トーカロ従業員持株会4.00
05NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.35
06GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.97
07西條 久美子1.69
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.54
09JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.31
10広瀬 眞理子1.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-08
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.27%
    -3.51pt
  • 2026-06-30
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    10.26%
    -1.03pt
  • 2026-06-30
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    8.78%
    -1.53pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+37%、1株純資産は14期で−22%。直近期のROEは15.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1231,4428.811.232.5
2014年3月363909.511.437.4
2015年3月5042712.211.333.5
2016年3月5045711.210.241.3
2017年3月6750413.910.834.5
2018年3月8056214.916.337.5
2019年3月9061815.29.737.3
2020年3月7266211.314.138.2
2021年3月9072712.916.144.7
2022年3月11480714.812.043.3
2023年3月12188514.310.744.4
2024年3月10693311.617.054.3
2025年3月1351,02013.912.363.3
2026年3月1691,12315.814.864.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

23名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は23名。2026/3期の役員報酬は総額370百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小林和也代表取締役 社長執行役員6160,874
吉積隆幸代表取締役 専務執行役員65129,118
後藤浩志取締役 専務執行役員 管理本部長6499,479
水津竜夫取締役 常務執行役員 開発本部長6252,995
髙畠剛取締役 常務執行役員 製造本部長5729,895
鎌倉利光取締役(非常勤)66800
瀧原圭子取締役(非常勤)704,000
佐藤陽子取締役(非常勤)661,600
冨田和之取締役(非常勤)681,300
進英俊監査役(常勤)6776,541
浜田博介監査役(常勤)6635,700
吉田敏彦監査役716,100
残りの役員11名を開く
氏名役職年齢
加地則子監査役68
相坂弘行執行役員 品質管理本部長
中井勝紀執行役員 経営企画部長
中平康樹執行役員 海外事業開発本部長
濱口竜哉執行役員 営業本部長
村田裕執行役員 明石工場長
寺谷武馬執行役員 溶射技術開発研究所長
岡部信一執行役員 日本コーティングセンター㈱代表取締役社長
安尾典之執行役員 明石工場 明石第一事業所長
細見憲司執行役員 人事総務部長
安田要執行役員 東京第一工場長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7184992728340
監査役2444422
社外取締役643437

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,030字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社7社、非連結子会社2社で構成され、溶射加工を中心とし、その周辺分野としてTD処理加工、ZACコーティング加工、PTA処理加工、PVD処理加工等を行っております。これらはいずれも、被加工品の表面にその基材とは異なる性質の皮膜を形成し新たな機能を付与する「表面改質加工」と呼ばれるものであります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) 溶射加工(単体)  (主な関係会社:当社) 溶射加工は、半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置の部品、発電用ガスタービンや電力貯蔵用電池、各種軸受類などの産業用機械部品及び鉄鋼用ロールや製紙用ロール、化学プラント部品など設備部品等の被加工品の表面に、金属やセラミックス、サーメット等のコーティング材料をプラズマやガス炎等の高温熱源で加熱し吹き付けて皮膜を形成することで、耐摩耗性や耐熱性等の耐久性能を向上させたり、導電性や電気絶縁性等の電気的特性や、遮熱性や放熱性といった熱的特性を与えたりと、様々な機能を付与する表面改質法であります。 溶射加工の方法は多種多様でありますが、当社では主に、プラズマを熱源とする大気プラズマ溶射や減圧プラズマ溶射、及び燃焼炎を熱源とする高速フレーム溶射や溶線式フレーム溶射、粉末フレーム溶射等を用いており、被加工品の用途により使い分けを行っております。 (2) 国内子会社  (主な関係会社:日本コーティングセンター株式会社、株式会社寺田工作所) 国内連結子会社の日本コーティングセンター株式会社は、主にPVD(物理蒸着)処理加工といわれる、切削工具や刃物、金型などへの表面改質加工を行っております。PVD処理加工は、真空中でチタン、クロムなどの金属を反応性ガスとともにイオン化し、切削工具、金型など被加工品の表面に、密着力の高い緻密な硬質セラミック薄膜を形成し、耐摩耗性、耐食性などの機能を付与する表面改質法であります。 国内連結子会社の株式会社寺田工作所は、多様な素材を用いて工作機械や精密機械部品の製造、加工を行っております。 (3) 海外子会社  (主な関係会社:東華隆(広州)表面改質技術有限公司、東賀隆(昆山)電子有限公司、漢泰国際電子股份有限公司、TOCALO USA, Inc.、TOCALO USA-Arizona LLC) 在外連結子会社の東華隆(広州)表面改質技術有限公司(中国広東省広州市、2005年4月設立)は、主に中国国内において溶射と溶接肉盛を主体とする表面改質加工を行っております。 在外連結子会社の東賀隆(昆山)電子有限公司(中国江蘇省昆山市、2011年5月設立)及び漢泰国際電子股份有限公司(中華民国(台湾)台南市、2011年6月設立)は、中国・台湾市場における半導体・FPD製造装置部品のメンテナンス事業の展開に向けた拠点であり、半導体・FPD製造装置部品等への溶射・洗浄・アルマイト等の表面改質加工を行っております。 在外連結子会社のTOCALO USA, Inc.(米国カリフォルニア州、2015年11月設立)及びTOCALO USA-Arizona LLC(米国アリゾナ州、2025年9月設立)は、半導体製造装置部品のメンテナンス事業において、有力なエンドユーザーを有する米国でのサービス体制を整えるため設立されております。 (4) その他   (主な関係会社:当社) TD処理加工は、自動車用金型や鉄鋼用部品、押出機部品等の被加工品を高温の溶融塩浴中にひたし、バナジウムやニオブなどを拡散浸透させ、極めて硬く薄い炭化物皮膜を形成することで、耐摩耗性や耐焼き付き性を付与する表面改質法であります。 ZACコーティング加工は、ポンプ部品や繊維機械部品、伸線機部品等の被加工品の表面に酸化クロムを主成分とする極めて緻密な複合セラミックス皮膜を形成し、耐食性や耐摩耗性を付与する表面改質法であります。 PTA処理加工は、溶接肉盛加工の一種であり、高度の信頼性を要求されるポンプ・バルブ部品や鉄鋼用ロール等の被加工品の表面に、各種の粉末材料を高エネルギーのプラズマアークにより溶融し溶接肉盛するもので、耐摩耗性や耐食性を付与する表面改質法であります。 在外非連結子会社のPT.TOCALO Surface Technology Indonesia(インドネシア、2017年6月設立)、並びにTOCALO Surface Technology (Thailand)Co., Ltd.(タイ、2012年10月設立)は、主に現地の日系鉄鋼メーカー向けに溶射及び溶接加工等の表面改質加工を行っております。 また、事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,885字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、溶射加工を中核とする表面処理加工の専業メーカーとして「技術とアイデア」「若さと情熱」「和と信頼」「グッド・サービス」を社是として掲げ、株主、取引先、社員、地域社会等あらゆるステークホルダーとの良好な信頼関係を基礎に、表面処理皮膜が持つ省資源化、省力化、環境負荷の低減等の諸機能を通じて社会に貢献し、「高技術・高収益体質の、内容の充実した企業グループ」を実現することを経営の基本理念としております。 当社は、「高技術・高収益体質の、内容の充実した企業グループ」を実現するため、以下の6項目を経営の基本方針として掲げております。 ① 好不況に関係なく収益を確保できる「全天候型経営」を目指す。 ② キャッシュ・フロー重視、バランスシート重視の経営により財務体質の強化を図る。 ③ お客様のニーズに的確かつ迅速にお応えする「問題解決型企業」を目指す。 ④ 常に高品質の高機能皮膜を追求し提供する「研究開発主導型企業」を目指す。 ⑤ ステークホルダーとの信頼関係をより一層強化するため、コーポレート・ガバナンスの充実、環境保全への継続的な取り組みを行う。 ⑥ グループ企業の自主的運営を尊重するとともに、グループ全体での相乗効果を追求し、企業価値の向上と持続的かつ健全な成長を目指す。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 2026年5月に公表いたしました中期経営計画「TOCALO2030」(2027年3月期~2031年3月期)」では、当社グループの「ビジョン(2030年の目指す姿)」及び「ミッション」を次のとおり定めました。 ≪ビジョン(2030年の目指す姿)≫ 「人と自然の豊かな未来に貢献する」 ≪ミッション≫ 「すべてのステークホルダーから、信頼していただける会社であり続けること」 その上で、信頼を深める要素として以下を選定いたしました。今後これらの要素は当社グループのマテリアリティ及びKPIを構成する中心的なテーマとしていく予定です。 ・安全 :「安全は全てに優先する」の徹底 ・技術 :独自技術の深化と革新による競争力の強化 ・グッドサービス :顧客に信頼され、選ばれ続ける/価値あるサービスの提供 ・ものづくり・品質:技能レベルの強化とAIの活用による進化/高品質・高付加価値商品の提供 ・環境・社会貢献 :地球環境保全・社会との共生 ・人財 :「やる気」「チャレンジ意欲」の醸成/従業員満足度の向上 当社グループを取り巻く事業環境は、地政学リスクの高まりや資源価格の高騰などの「社会情勢の変化」、カーボンニュートラルに対する社会からの要請などの「サステナビリティ」、労働人口の減少に対応した生産性向上などの「技術と社会の構造変革」の3つの大きな変化(メガトレンド)が相互に影響することで大きく変化しています。 これらの変化・課題に対して、当社グループは市場の成長ポテンシャルを確実に捉え、事業を成長させてまいります。2030年に半導体市場規模は2022年比で約2.3倍の1.3兆ドルを超える見通しです。半導体製造装置に不可欠な高度な表面処理技術などの当社グループの競争優位性を磨いて旺盛な需要に応えてまいります。一般産業分野では、環境・エネルギー、航空機産業など、成長分野からの量産品取り込みを推進してまいります。 中期経営計画「TOCALO2030」(2027年3月期~2031年3月期)」では、連結売上高900億円達成に向けた成長戦略として3つの柱をかかげております。 ① コア事業の深化 半導体・FPD分野の飛躍、一般産業分野の基盤強化、高収益体制の維持 ② 戦略的事業領域の拡大 新技術・新領域(分野)の拡大、グローバル市場への展開 ③ 持続的成長を支える経営基盤の強化 ものづくりと品質管理の高度化、ESG経営の継続的推進(サステナビリティ)、 働きがいと人財基盤の充実(人的資本経営) 上記の戦略を実行することで社会に貢献し、持続的な成長と企業価値向上に努めてまいります。 (3) 目標とする経営指標 中期経営計画「TOCALO2030」(2027年3月期~2031年3月期)」において、当社グループが目標として定めた財務関連指標は次のとおりであります。 現行事業の拡大に加え、事業構造の変革で連結売上高900億円、経常利益200億円を目指してまいります。 指標   2026年3月期(実績)   2031年3月期(計画) 売上高(百万円)   58,490   90,000 半導体・FPD分野   24,813   45,000 一般産業分野※   18,524   26,000 子会社   15,152   19,000 経常利益(百万円)   14,745   20,000 経常利益率(%)   25.2   22.0 ROE(自己資本利益率)(%)   15.8   15.0 ROIC(投下資本益率)(%)   13.1   13.0 配当性向(%)   50.2   50程度 DOE(純資産配当率)(%)   7.9   5以上 ※受取ロイヤリティー等は一般産業分野に含めております。 また、企業価値向上のため、以下の取り組みを実施してまいります。 <成長投資> 半導体・FPD、一般産業、海外の各分野で積極的な成長投資を実行 合計400~600億円 <株主還元> ・連結配当性向50%程度およびDOE(純資産配当率)5%以上を目途に継続運用 ・自己株式の取得 合計250~350億円 <資本コストや株価を意識した経営> ROE(自己資本利益率)15%を安定的に達成 なお、上記記載の数値目標に関しては、当連結会計年度末現在において当社グループが判断した一定の前提に基づいたものであり、その達成を保証するものではありません。 (参考)前中期経営計画「TOCALO2025」(2022年3月期~2026年3月期)における計画値と実績値 前中期経営計画期間において、2025年3月期の売上高が54,231百万円、経常利益12,558百万円となり、1年前 倒しで計画を達成いたしました。 (単位:百万円) 2021年3月期(実績)   2026年3月期(計画)   2026年3月期(実績) 売上高   39,294   53,000   58,490 半導体・FPD分野   18,176   26,000   24,813 その他(鉄鋼・産機・子会社等)   21,118   27,000   33,677 経常利益   8,914   12,000   14,745 (4) 経営環境及び対処すべき課題 当社の対処すべき主要な課題は、ウェブサイトにマテリアリティとして公開している以下5項目であり、これらの達成に向けて取り組んでおります。 ① 先進的皮膜開発と潜在市場の開拓 当社は、「人と自然の豊かな未来に貢献する」をビジョンとして掲げており、半導体、インフラ、医療、農業など人々の暮らしを支える分野および、水力や風力、地熱発電、二次電池など温室効果ガス排出削減に寄与するなど環境に資する分野の高機能皮膜開発を主要テーマとして進め、潜在市場の開拓を行ってまいります。 ② 環境負荷低減への対応 脱炭素化(カーボンニュートラル)については、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減、さらに2040年度の「ネットゼロ」達成に向けた取り組みを推進してまいります。電力使用に伴う温室効果ガスの排出削減を最優先とし、太陽光発電設備の拡充や再生可能エネルギーの調達を機動的に進めます。また、2024年度より開始したScope3の算定・可視化を土台に、サプライチェーン全体での排出削減や、廃棄物リサイクル率の向上、資源循環型モデルの構築を強化してまいります。 ③ ものづくりの高度化と品質向上 2030年に向けた半導体関連パーツの生産能力倍増を見据え、今後5年間で400億円から600億円の戦略的投資を実行いたします。 DXを軸とした自動化・IoT化によるスマートファクトリー化を推進するとともに、世界水準の品質保証計画(PQP)の構築を通じて、品質管理体制を一層高度化させてまいります。 ④ 多様な人財の育成と活躍 人的資本を成長の原動力と捉え、2030年度まで年間約40名の採用と賃上げを通じた処遇改善を継続してまいります。選抜型の中核人財育成プログラムをはじめ、各種社内研修により次世代リーダーを育成するとともに、社員が個性と能力を発揮してイキイキと働くことができるよう、社内環境整備に取り組んでまいります。また、労働安全衛生マネジメントシステムの適正な運用により、労働災害ゼロの職場環境づくりを徹底してまいります。 ⑤ コンプライアンスの徹底 持続的な成長を支える経営基盤を強固にするため、多様な経営課題を迅速に対応、改善し、ガバナンス体制を強化してまいります。また、2025年4月に新設した情報セキュリティ管理室を中心に、グローバルレベルでの情報管理体制を構築します。さらに、サステナブル調達ガイドラインに基づき、人権・環境に配慮した公正な取引を推進し、社会から信頼される企業経営に努めてまいります。
事業等のリスク3,506字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、下記事項のうち、将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 自然災害や事故、新型感染症等に係るリスク 当社グループは自然災害や事故等から受ける生産活動への影響を可能な限り限定化し早期復旧を図るための対策・手順として危機管理マニュアルを作成するほか、従業員の安否確認等を適宜実施するなど事業継続のための体制の整備を進めております。しかし台風、豪雨、地震、津波又は火山活動等の自然災害や、事故、火災、テロ、ストライキ、騒乱等により、生産活動の停止、設備の損壊や給水・電力供給の制限等の不測の事態が発生する可能性があります。また、取引先においても同様に生産活動に支障をきたす可能性があり、いずれも長期間におよんだ場合には当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症は5類に移行していますが、今後変異ウイルスや新型感染症の拡大による影響により、受注の先送りや取消しが多数発生した場合、当社グループの従業員に感染者が多数発生し、長期間の生産活動停止に陥った場合、仕入先や外注先の生産活動や物流等、サプライチェーンに発生した混乱や分断が長期間におよんだ場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を与える可能性があります。 (2) 半導体・FPD関連業界の需要変動に関わるリスク 当社グループの主力である溶射加工(単体)の中で、2001年3月期以降、半導体・FPD製造装置分野の売上高が大幅に増加し、2026年3月期では連結ベースの総売上高に占める割合は42.4%となっております。 このため、半導体・FPD関連業界の市況、関連装置の需要動向が悪化した場合や、特に海外などで競合企業との価格競争が本格化した場合には、装置メーカー等からの受注減や値下げ要請により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、半導体・FPD製造装置が溶射を必要としない構造に変更された場合にも、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 これらのリスクに対応するため、既に納入された装置部品へのメンテナンス需要や非溶射部品の溶射化等の開拓、次世代装置の適用皮膜の開発を進め、半導体装置メーカー向けの受注変動による影響を最小限に止めるよう努力してまいる考えであります。 (3) 顧客による表面改質加工の内製化リスク及び顧客工場の海外等の移転リスク 溶射加工は、当社のような専業者だけでなく、材料メーカーやメタリコン業者が手がけているほか、大手機械メーカー等が製造プロセスの一部として自社内で溶射加工を行っている場合もあります。これらの大手機械メーカー等は、生産能力的にオーバーフローした場合や、自社で技術対応できない場合、自社に当該溶射装置を保有しない場合などに当社をはじめとする溶射加工業者に委託しておりますが、これらの大手機械メーカー等が全面的に溶射加工を内製化したり、内製化の比率を高めたりした場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループは顧客から被加工品を受け入れて、当該被加工品に表面改質を行なっていることから、主要顧客の近隣に加工工場を設けるなど、顧客密着型の事業展開を行なっておりますが、主要顧客が生産拠点を海外等の遠方に移転させた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (注)  メタリコン業者とは、構造物等の防食目的で、亜鉛、アルミニウム及びそれらの合金溶射による加工を行なう企業をいいます。 (4)原材料の調達リスク 希土類を含む当社グループの原材料は、限られた購買先からの調達となっております。当社は主要な購買先との強固な取引関係の構築・維持に努めておりますが、特定の供給元からの調達に制約が発生した場合、生産活動に悪影響を及ぼすだけでなく、技術供与先への供給責任の遂行に問題が生じ、結果当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5) 特定の取引先(東京エレクトロン株式会社グループ)への依存リスク 当社グループの東京エレクトロン株式会社グループへの販売依存度(総売上高に占める同社グループへの売上高の割合)は高水準であるため(2026年3月期については26.6%)、同社グループの半導体・FPD製造装置等の生産動向や同社グループからの受注動向が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6) 製造物責任に係るリスク 当社グループは、多様な業界に顧客を有し、溶射加工を中心とした表面改質加工を提供しており、それぞれの製品に合わせた品質管理体制のもと、製品を出荷しております。製品の不具合を防止するため、品質保証に関わる人員と組織の充実を図るとともに、新たな品質管理手法を取り入れるなど体制の強化に努めております。 また、当社の品質不具合を原因として製造物責任賠償を請求されるような万一の事態に備えるため生産物賠償責任保険等にも加入し、こうした事態の発生に伴う費用負担に対応しております。 しかし品質に対するクレームの内容や不具合の規模によっては製造業としての当社グループの評価の低下につながり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (7) 知的財産権に係るリスク 当社は、新皮膜開発を通じて多くの新技術やノウハウを生み出しており、これらの知的財産を特許出願し、権利保護と経営資源としての活用を図っておりますが、特定の地域では十分な保護が得られない可能性や知的財産権の対象が模倣される可能性があり、知的財産権が侵害されるリスクがあります。また、当社グループが認識しない第三者の特許が既に成立しており、当該第三者より知的財産権を侵害しているとの事由により、損害賠償等の訴えを起こされた場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を与える可能性があります。 (8) 情報セキュリティに係るリスク 当社グループは、半導体・FPD関連をはじめとして、顧客から預かった部品図面など重要技術情報を多数保有しております。これらを適切に管理するため、情報セキュリティに係る規程・細則の整備のみならず、情報技術の進歩や社会情勢の変化に応じた情報セキュリティルールの強化、適切な技術的対策のための設備投資、社内管理体制の整備や社員教育に努めております。しかし不正アクセスによる重大なシステム障害が発生した場合や、不測の事態により情報漏洩が明らかとなった場合等には、対応のための多額の費用負担や顧客からの信用の失墜等により、当社グループの財政状態及び業績に影響を与える可能性があります。 (9)国際的な事業活動に係るリスク 当社グループは、中国・台湾などのアジアや米国にて海外事業を展開しております。そのため、事業展開している各国の文化、宗教、商慣習、社会資本の整備状況等の影響を受けるとともに、経済情勢、政治情勢及び治安状態の悪化や急激な為替変動が、当社グループの財政状態及び業績に影響を与える可能性があります。 また、主要な顧客の中には国際的に広く事業展開している企業もあるため、国際政治情勢の変化により、懲罰的な関税措置を含む輸出入規制や、商品販売に係る許認可等の一方的な規則変更などにより、当該顧客が深刻な事業活動の制限を受ける可能性があります。この場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 さらに、当社グループは移転価格税制等、各国・地域における税法及びその他の関連諸規定等に適切に対応できるよう努めておりますが、税務当局との適用税法等の解釈に相違が生じた場合、結果として追加の税負担が生じる可能性があります。 (10)気候関連のリスク 当社は「人と自然の豊かな未来に貢献する」ことをビジョンに掲げ、気候変動対応を経営における重要課題の一つと位置づけています。温室効果ガス排出削減をはじめとする様々なサステナビリティ課題の対応が遅れた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、情報収集を図るとともに、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)」に記載の戦略に基づき、気候変動による環境問題の深刻化という社会的課題に対する取り組みを進めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)10,411字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、2024年8月26日に行われた株式会社寺田工作所との企業結合について、前連結会計年度より暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高は前期比42億59百万円(7.9%)増の584億90百万円、営業利益は同18億34百万円(15.0%)増の141億02百万円、経常利益は同21億86百万円(17.4%)増の147億45百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20億09百万円(25.0%)増の100億60百万円となりました。 なお、セグメント別の状況につきましては、以下のとおりであります。 a. 溶射加工(単体) 半導体分野向け加工は、世界的な生成AI・データセンターの普及により需要が旺盛であったことに加え、産業機械分野における輸送機器部品や発電設備向けも好調に推移した結果、当セグメントの売上高は前期比14億96百万円(3.8%)増の407億09百万円、セグメント利益(経常利益)は同65百万円(0.7%)減の88億02百万円となりました。 b. 国内子会社 国内子会社は、日本コーティングセンター株式会社において自動車分野における減産が一区切りしたことに加え、産業機械分野ならびに半導体分野の加工が伸長したものの、株式会社寺田工作所の受注が低迷したことで、当セグメントの売上高は前期比2億27百万円(8.6%)増の28億83百万円、セグメント利益(経常利益)は14百万円(4.2%)減の3億31百万円となりました。 c. 海外子会社 海外子会社においては、半導体分野および鉄鋼分野の受注が世界的な需要拡大を背景に好調に推移した結果、当セグメントの売上高は前期比29億49百万円(31.7%)増の122億69百万円、セグメント利益(経常利益)は同16億06百万円(48.2%)増の49億37百万円となりました。 d. その他 溶射加工(単体)、国内子会社、海外子会社以外のセグメントについては、農業機械部品の在庫調整によるTD処理加工の減産ならびに半導体、医療分野への加工が低迷したことから、売上高の合計は前期比4億13百万円(14.3%)減の24億67百万円、セグメント利益(経常利益)の合計は同1億41百万円(33.4%)減の2億81百万円となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は892億91百万円となり、前連結会計年度末比76億08百万円増加いたしました。これは、トーカロ株式会社の半導体関連顧客向け増産対応のために東京工場新棟の立ち上げを進めたことなどで有形固定資産が62億37百万円増加したことなどによるものであります。 一方、負債は166億34百万円と前連結会計年度末比6億81百万円増加いたしました。これは主に電子記録債務の減少の一方で長期借入金が増加したことによるものであります。 また、当連結会計年度末における純資産は726億57百万円と前連結会計年度末比69億27百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。この結果、当連結会計年度末の1株当たり純資産は1,122円58銭(前連結会計年度末比102円56銭の増加)、自己資本比率は74.8%(同0.6ポイントの上昇)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ31億29百万円減少し、144億61百万円となりました。 なお、当連結会計年度における各活動別のキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。 a.  営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は、前期比13億28百万円(14.6%)減の77億49百万円となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益147億43百万円、減価償却費37億91百万円であり、支出の主な内訳は法人税等の支払額44億50百万円、売上債権の増加額19億31百万円、仕入債務の減少額15億49百万円であります。 b.  投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は、前期比37億69百万円(60.8%)増の99億63百万円となりました。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出97億57百万円であります。 c.  財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は、前期比39億68百万円(77.4%)減の11億55百万円となりました。収入の主な内訳は、長期借入れによる収入52億60百万円であり、支出の主な内訳は、配当金の支払額44億56百万円、長期借入金の返済による支出15億27百万円であります。 当連結会計年度におけるフリーキャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー)は22億13百万円の支出超過となりました。これは主に半導体関連の旺盛な需要に応えることを目的とした積極的な投資を行ったためでありますが、足元の受注は堅調であり、健全な状態を維持していると考えております。今後も規律を持った資金運営に努めてまいります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比 生産高(百万円)   生産高(百万円)   金額(百万円)   増減率 (%) 溶射加工(単体)       39,213       40,709   1,496   +3.8 半導体・FPD製造装置用部品への加工   24,114       24,813       698   +2.9 産業機械用部品への加工   4,872       5,652       779   +16.0 鉄鋼用設備部品への加工   3,927       3,963       35   +0.9 その他の溶射加工   6,298       6,280       △ 17   △0.3 国内子会社       2,656       2,883   227   +8.6 海外子会社       9,319       12,269   2,949   +31.7 報告セグメント  計   51,188   55,862   4,673   +9.1 その他   2,880   2,467   △ 413   △14.3 合  計   54,069   58,329   4,259   +7.9 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 上記の金額は、販売価格によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (受注高) セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比 受注高(百万円)   受注高(百万円)   金額(百万円)   増減率 (%) 溶射加工(単体)       40,205       43,775   3,570   +8.9 半導体・FPD製造装置用部品への加工   24,850       28,016       3,165   +12.7 産業機械用部品への加工   5,301       5,600       298   +5.6 鉄鋼用設備部品への加工   3,846       3,922       76   +2.0 その他の溶射加工   6,206       6,236       30   +0.5 国内子会社       2,786       2,814   27   +1.0 海外子会社       10,274       12,726   2,451   +23.9 報告セグメント  計   53,266   59,316   6,049   +11.4 その他   2,892   2,507   △ 385   △13.3 合  計   56,159   61,823   5,664   +10.1 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 上記の金額は、販売価格によっております。 (受注残高) セグメントの名称   前連結会計年度(2025年3月31日)   当連結会計年度(2026年3月31日)   前年同期比 受注残高(百万円)   受注残高(百万円)   金額(百万円)   増減率 (%) 溶射加工(単体)       8,015       11,081   3,065   +38.3 半導体・FPD製造装置用部品への加工   5,372       8,575       3,202   +59.6 産業機械用部品への加工   808       756       △ 52   △6.5 鉄鋼用設備部品への加工   895       855       △ 40   △4.5 その他の溶射加工   938       894       △ 44   △4.7 国内子会社       180       112   △ 68   △37.9 海外子会社       2,805       3,262   456   +16.3 報告セグメント  計   11,001   14,456   3,454   +31.4 その他   348   387   39   +11.4 合  計   11,349   14,843   3,493   +30.8 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 上記の金額は、販売価格によっております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比 販売高(百万円)   販売高(百万円)   金額(百万円)   増減率 (%) 溶射加工(単体)       39,213       40,709   1,496   +3.8 半導体・FPD製造装置用部品への加工   24,114       24,813       698   +2.9 産業機械用部品への加工   4,872       5,652       779   +16.0 鉄鋼用設備部品への加工   3,927       3,963       35   +0.9 その他の溶射加工   6,298       6,280       △ 17   △0.3 国内子会社       2,656       2,883   227   +8.6 海外子会社       9,319       12,269   2,949   +31.7 報告セグメント  計   51,188   55,862   4,673   +9.1 その他   2,880   2,467   △ 413   △14.3 事業セグメントに帰属しない売上高(受取ロイヤリティー等)   161   160   0   △0.4 合  計   54,231   58,490   4,259   +7.9 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 東京エレクトロン株式会社グループ   14,727   27.2   15,554   26.6 アプライド・マテリアルズグループ   5,494   10.1   4,258   7.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績に関する分析等 当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、所得環境の改善による個人消費の持ち直しやデジタル化・脱炭素対応の需要に支えられた設備投資の継続などから、内需を中心に緩やかな回復基調で推移しました。一方、世界経済においては、米国の追加関税を巡る不確実性や地政学リスクの高まり、年度末の原油価格高騰など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループの売上高は、石油化学分野やフィルム・繊維分野が減収となったものの、生成AI・データセンター需要の拡大を背景に半導体分野が好調に推移したほか、産業機械やエネルギー、環境などの各分野も堅調に推移した結果、前期比で増収となりました。利益面については、成長基盤強化に向けた設備投資による減価償却費の増加や、原材料・エネルギー価格高騰の影響を受けたものの、半導体分野を中心とした高付加価値製品の販売拡大に加え、生産効率の向上に努めたことにより、前期比で増益となりました。 (売上高) 最大セグメントの溶射加工(単体)が、売上高を牽引するほか、海外子会社も好調であったことから、当連結会計年度の売上高は584億90百万円(前期比7.9%増)となりました。 セグメント別の内訳は、溶射加工(単体)が407億09百万円(前期比3.8%増、構成比69.6%)、国内子会社が28億83百万円(前期比8.6%増、構成比4.9%)、海外子会社が122億69百万円(前期比31.7%増、構成比21.0%)、その他が24億67百万円(前期比14.3%減、構成比4.2%)、受取ロイヤリティー等が1億60百万円(前期比0.4%減、構成比0.3%)となっております。 (営業利益) 利益率の高い海外子会社の売上増加や退職給付会計における数理計算上の差異一括償却の影響による退職給付費用の戻入があった一方で、賃上げの実施・人員増、積極的な設備投資による減価償却費の増加や研究開発費の増加などの結果、売上原価は359億13百万円、販売費及び一般管理費が84億74百万円となり、当連結会計年度の営業利益は141億02百万円(前連結会計年度の営業利益122億68百万円に比べ18億34百万円(15.0%)増)となりました。なお、売上高営業利益率は、前期比1.5ポイント増の24.1%であります。 また、当連結会計年度における研究開発費の総額は17億51百万円(連結売上高比率は3.0%)であり、目標とする連結売上高比3%程度の水準を維持しております。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外損益は、補助金収入もあり、純額で6億42百万円の益となりました。この結果、経常利益は147億45百万円(前連結会計年度の経常利益125億58百万円に比べ21億86百万円(17.4%)増)となりました。なお、売上高経常利益率は、前期比2.1ポイント増の25.2%であり、前期に引き続き目標とする20%を維持しています。セグメント別の内訳は、溶射加工(単体)が88億02百万円(前期比0.7%減、売上高経常利益率21.6%)、国内子会社が3億31百万円(前期比4.2%減、売上高経常利益率11.5%)、海外子会社が49億37百万円(前期比48.2%増、売上高経常利益率40.2%)、その他が2億81百万円(前期比33.4%減、売上高経常利益率11.4%)となりました。 (税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度においては、特別利益として保険解約返戻金16百万円、固定資産売却益13百万円、特別損失として固定資産除売却損32百万円を計上いたしました。この結果、税金等調整前当期純利益は147億43百万円(前連結会計年度の税金等調整前当期純利益121億94百万円に比べ25億48百万円(20.9%)増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における実効税率(税金等調整前当期純利益に対する法人税等の比率)は26.4%で、当期純利益は108億52百万円となりました。非支配株主に帰属する当期純利益が7億92百万円となったため、親会社株主に帰属する当期純利益は100億60百万円(前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益80億51百万円に比べ20億09百万円(25.0%)増)となりました。また、1株当たり当期純利益は169円19銭(前年度135円44銭)となりました。また、自己資本純利益率(ROE)は15.8%と前年度(13.9%)に比べ改善し、目標とする15%を達成しました。株主資本価値を更に高めるため、引き続き3つの施策(収益力の向上、現預金水準の最適化、株主還元の強化)を通じてROE15%の安定的な達成を目指します。 (参考)実力ベースの経常利益 2026年3月期は、2021年11月に公表しました中期経営計画「TOCALO2025」(2022年3月期~2026年3月期)の最終年度にあたります。対象5カ年における実力ベースの経常利益は以下の推移となります。なお、2025年3月期に係る連結経常利益については、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。 (単位:百万円) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 連結経常利益   10,571   11,003   9,662   12,558   14,745 数理計算上の差異   35   64   556   301   662 補助金収入   33   10   19   17   419 実力ベースの経常利益   10,502   10,928   9,086   12,239   13,663 「実力ベースの経常利益」とは、連結経常利益から発生期に一括償却した退職給付による数理計算上の差異、営業外収益に計上した補助金収入を控除した経常利益額になります。当社の実力値を示す経営指標として参考開示いたします。 ② 財政状態に関する分析等 財政状態に関する認識及び分析・検討内容は下記となります。なお、資産については、事業セグメントに配分していないため、財政状態についてのセグメント別内訳は記載しておりません。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は408億75百万円で、前連結会計年度末に比べ9億15百万円増加いたしました。主な要因は、有価証券の減少35億00百万円、受取手形及び売掛金の増加20億82百万円、建築中の東京工場新棟に係る仮払消費税などによる流動資産その他の増加9億49百万円、仕掛品の増加6億56百万円であります。 なお、当連結会計年度末における流動比率(流動資産の流動負債に対する割合)は398.4%(前連結会計年度末は295.9%)であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は484億15百万円で、前連結会計年度末に比べ66億92百万円増加いたしました。主な要因は、積極的な設備投資により有形固定資産が62億37百万円増加したことや、退職給付に係る資産が6億84百万円増加した事などによるものであります。なお、当連結会計年度の設備投資総額は90億42百万円であります。 また、当連結会計年度末における固定比率(固定資産の純資産に対する割合)は66.6%(前連結会計年度末は63.5%)、固定長期適合率(固定資産の長期資本(純資産と固定負債の合計)に対する割合)は61.3%(前連結会計年度末は61.2%)であり、当社グループの設備投資の現状に関して、問題のない水準であると判断しております。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は102億60百万円で、前連結会計年度末に比べ32億46百万円減少となりました。主な要因は、当社支払条件の見直しにより電子記録債務が25億10百万円減少したことや、未払法人税等が10億10百万円減少したことなどによります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は63億73百万円で、前連結会計年度末に比べ39億27百万円増加いたしました。主な要因は、長期借入金の増加33億82百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は726億57百万円で、前連結会計年度末に比べ69億27百万円増加いたしました。これは主に、株主資本の増加56億27百万円、非支配株主持分の増加8億14百万円、為替換算調整勘定の増加4億75百万円などによるものであります。 この結果、当連結会計年度末の1株当たり純資産は1,122円58銭(前連結会計年度末比102円56銭の増加)、自己資本比率は74.8%(前連結会計年度末比0.6ポイントの増)となりました。 なお、当連結会計年度の剰余金の配当につきましては、中間配当は1株当たり37円を実施し、期末配当は1株当たり48円を2026年6月25日開催予定の定時株主総会で決議して実施する予定であります。この結果、連結配当性向は50.2%、純資産配当率(DOE)は7.9%となります。 ③ キャッシュ・フローに関する分析等 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は31億29百万円減少し、期末残高は144億61百万円となりました。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは、次のとおりであります。 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   70.6   72.5   71.2   74.2   74.8 時価ベースの自己資本比率(%)   119.0   106.2   136.5   120.8   166.5 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)   43.0   28.3   63.5   41.8   95.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   1,190.6   1,693.1   860.6   247.0   171.7 (注)  自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い ※  各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 ※  株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 ※  有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ④ 資産の財源及び資金の流動性に関する認識等 当社グループの運転資本や設備投資に係る財源としましては、営業活動により得られる資金以外に、資金需要に応じた金融機関からの借入を基本としております。 手許資金の流動性につきましては、適正な水準の現預金残高を維持するよう財務部門での資金計画に基づいた管理を行なっておりますが、運転資金の効率的な調達のため、取引銀行と30億円の貸出コミットメント契約を締結しております。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 における(重要な会計上の見積り)に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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