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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

リンナイ

RINNAI CORPORATION5947 · Prime · 金属製品

熱機器のグローバルメーカー。ガス給湯器・厨房機器を中心に、住宅・業務用向けに幅広い製品を供給し、国内外に製造販売拠点を展開。

概要

リンナイは、ガス給湯器や厨房機器で国内トップシェアを持つ総合熱機器メーカーである。1950年に名古屋で創業し、1971年に現社名に変更。家庭用から業務用まで幅広い製品を展開し、海外売上高比率は約50%。2026年3月期の連結売上高は4,704億円、営業利益505億円。従業員数は11,328人(連結)。東京証券取引所プライム市場に上場している。

6つの地域セグメントで構成されるグローバル事業

リンナイは、日本・アメリカ・オーストラリア・中国・韓国・インドネシアの6地域を報告セグメントとする。2026年3月期、日本セグメントが売上高2,072億円で全体の44%を占め、営業利益271億円と最も収益性が高い。アメリカは721億円、中国は607億円、オーストラリアは440億円と続く。インドネシアやオーストラリアでは高い成長率を示し、アジア・オセアニア市場が収益を牽引する。

中期計画「accelerate 2030」の数値目標

2026年度から2030年度の中期経営計画「accelerate 2030」において、リンナイは2030年度に連結売上高6,200億円、営業利益700億円、営業利益率11.3%を目指す。また、投下資本利益率(ROIC)15.0%、自己資本利益率(ROE)10.0%を目標に掲げる。配当性向は40%水準を継続する方針で、株主還元と成長投資のバランスを図る。

海外売上高比率50%の現地化戦略

リンナイは現地に根ざした事業展開を基本方針とし、1971年のオーストラリア進出を皮切りに、韓国(1974年)、アメリカ(1974年)、インドネシア(1988年)、中国(1993年)などに製造・販売子会社を設立してきた。2025年10月にはペルーで厨房・給湯・空調機器販売会社を連結子会社化し、中南米への足がかりを築く。海外生産は各国の需要に応じた製品を供給し、為替変動リスクを分散する。

国内販売網とOEM供給の二重構造

国内市場では、都市ガス会社、プロパン燃料販売会社、住設機器メーカー、ハウスメーカー、管建材販売会社などへ直接販売するほか、一部をOEM供給する。子会社のリンナイネットなどが販売を補完する。この販売網はガスコンロや給湯器のリフォーム需要を捉え、新設住宅着工が減少する中でも安定した収益源となっている。2026年3月期の国内売上高は前期比1.7%増と堅調だった。

業界の中での役割は熱機器(燃焼系)の総合機器メーカー。住宅設備・業務用厨房向け製品を国内外で製造・販売。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,704億円
営業利益
505億円
営業利益率
10.7%
純利益
362億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01住宅設備・ガス機器(国内)主力

国内向けに、ガス給湯器、ガスコンロ、暖房機器などを供給。都市ガス会社、プロパン販売会社、住設機器メーカー、ハウスメーカー、管建材販売会社などに直接販売(一部OEM供給)。子会社を通じた販売も行う。

主な製品・サービス4
ガス給湯器
家庭用・業務用のガス給湯器。瞬間式・貯湯式など多様なラインアップで、省エネ性・快適性を追求。
ガスコンロ(ビルトイン・テーブル)
家庭用ガス調理機器。ビルトインタイプやテーブルコンロを提供。安全性・使いやすさに優れる。
暖房機器
ガスファンヒーター、床暖房、浴室暖房乾燥機など、住空間の暖房ソリューションを提供。
ガス厨房機器(業務用)
業務用レンジ、フライヤー、オーブン等を供給。飲食店・給食施設向け。

02海外熱機器市場(北米・アジア・オセアニア等)主力

北米(リンナイアメリカ、カナダ等)、オセアニア(リンナイオーストラリア等)、中国(上海林内等)、韓国(リンナイコリア)、インドネシアなど、各地に子会社・関連会社を有し、現地に根ざした事業展開。現地ニーズに合わせた熱機器を製造・販売。

主な製品・サービス4
タンクレス給湯器(北米向け)
北米市場向けの瞬間式ガス給湯器。省スペース・高効率で需要拡大。
ガス調理機器(中国向け)
中国市場向けのガスコンロ、レンジフード等。現地の調理習慣に対応。
ガス暖房機器(韓国向け)
韓国向けガスボイラー、床暖房用熱源機。寒冷地対応。
業務用機器(海外向け)
レストラン・ホテル向けの業務用調理機器・給湯システムをグローバルに供給。

製品と技術

国内トップシェアのガス給湯器

リンナイの主力製品は家庭用・業務用ガス給湯器である。瞬間式と貯湯式の両方をラインアップし、省エネ性と快適性を追求。特に「エコジョーズ」シリーズは潜熱回収技術で熱効率を高め、ガス消費量を削減する。業務用ではレストランやホテル向けの大容量給湯システムを供給する。国内給湯器市場でトップシェアを維持している。

北米市場向けタンクレス給湯器

北米市場では、リンナイアメリカがタンクレス(瞬間式)ガス給湯器を販売する。貯湯タンクが不要なため省スペースで、高効率な給湯を実現。2029年にエネルギー省が家庭用給湯機器の省エネ基準を強化する見通しの中、高いエネルギー効率を持つタンクレス給湯器の需要が拡大している。リンナイはこの分野で競争優位を築いている。

中国市場に適応したガス調理機器

中国では上海林内を通じて、現地の調理習慣に対応したガスコンロやレンジフードを製造・販売する。中国市場ではローカルメーカーの低価格攻勢が強まる中、リンナイは高品質・高機能で差別化を図る。2026年3月期の中国セグメント売上高は607億円と前期比11.5%減となったが、営業利益率は15.5%と高い水準を維持している。

水素燃焼技術と環境対応商品

2022年に世界初の家庭用給湯器における水素100%燃焼技術を開発。これはカーボンニュートラル社会に向けた取り組みの一環であり、水素インフラが整備された際の普及を目指す。また、ヒートポンプ給湯器など電化商品の開発も進め、ガス機器で培った技術を応用した独自商品の投入を計画する。中期計画では、地球環境貢献商品の売上高を2025年度比で1.5倍に拡大する目標を掲げる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

ガス機器国内首位、内需依存で安定成長

リンナイはガス調理機器や給湯器分野で国内トップクラスのシェアを有し、金属製品業界内で独自のポジションを築いている。直近の売上高は4,600億円超と同業他社を大きく上回り、営業利益率も10%前後と安定した収益性を維持する。ライバルとなる日本調理機やテクニスコは規模が小さく、リンナイの国内市場における支配力は明確だ。一方で、売上の多くを国内市場に依存しており、海外展開は限定的である。成長は国内の住宅着工やリフォーム需要に左右されやすく、人口減少による市場縮小が中長期のリスクとなる。とはいえ、技術力とブランド力で新興国市場への展開余地も残されており、業界内での優位性は当面揺るがないとみられる。

強み

  • ガス機器で国内トップシェアを持ち、ブランド力と販売網で優位に立つ。
  • 営業利益率10%前後を維持し、安定した収益基盤を確保している。
  • 高効率給湯器等の製品開発で業界をリードし、差別化に成功している。
  • 自己資本比率が高く、財務体質が安定しており、設備投資余力がある。

課題

  • 人口減少で住宅着工が減り、ガス機器需要の先細りが懸念される。
  • 海外売上比率が低く、成長市場への参入が競合他社に比べ遅れている。
  • IH調理器やヒートポンプ給湯機など電化製品との競争激化に直面している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がリンナイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13291飯田グループホールディングス6,575億円10.2倍
22331ALSOK6,194億円17.7倍
39001東武鉄道5,872億円10.5倍
49142九州旅客鉄道5,583億円12.2倍
59301三菱倉庫5,479億円9.7倍
65947リンナイ5,120億円14.0倍
77988ニフコ5,060億円14.0倍
85938LIXIL5,056億円62.0倍
99006京浜急行電鉄4,285億円15.3倍
107984コクヨ4,064億円17.7倍
119048名古屋鉄道3,709億円18.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

燃焼器具メーカーとして創業した1950年

1950年9月、名古屋市中川区福住町において資本金100万円で株式会社林内製作所を設立。各種燃焼器具の製造販売を目的とした。1954年には東京営業所を開設し、販路を関東に広げる。創業から間もない段階で営業拠点を首都圏に置いたことが、後の全国展開の基盤となる。

独シュバンク社との技術提携で赤外線バーナーを獲得

1957年12月、ドイツのシュバンク社と技術提携し、赤外線ガスバーナーの製造販売を開始。この技術を応用してガスストーブや各種焼物器を開発し、製品ラインアップを拡充した。この提携により、リンナイは燃焼技術の基盤を固め、後の給湯器や厨房機器の開発につなげた。

海外進出を開始した1971年

1971年8月、商号をリンナイ株式会社に変更。同年11月、オーストラリアに現地法人リンナイオーストラリアを設立し、初の海外進出を果たす。1974年には韓国(リンナイコリア)とアメリカ(リンナイアメリカ)にも子会社を設立。この3カ国への進出は、現在のグローバル事業の原型となった。1979年にはリンナイ精機を設立し、国内生産体制も強化する。

株式上場と中国市場への参入

1979年11月に名古屋証券取引所市場第二部に上場し、1982年には東京証券取引所市場第二部に上場。1983年には両市場第一部に指定される。1993年9月、中国に上海林内有限公司を設立し、成長著しい中国市場に本格参入。現地の調理習慣に合わせたガスコンロやレンジフードを投入し、シェアを拡大した。

ガスターとの業務提携と連結子会社化

1999年4月、給湯機器メーカーの株式会社ガスターに出資し、開発・生産・営業・メンテナンスの分野で業務提携。2016年4月には追加出資によりガスターを連結子会社化した。この提携により、給湯機器の製品群を強化し、国内市場での競争力を高めた。ガスターは現在もリンナイグループの中核子会社として機能している。

水素100%燃焼技術の開発成功(2022年)

2022年5月、リンナイは家庭用給湯器において世界で初めて水素100%燃焼の技術開発に成功したと発表。将来的な水素社会を見据えた技術であり、カーボンニュートラルへの対応を加速する。同年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行し、経営基盤の強化を進めた。

ペルー子会社取得による中南米進出(2025年)

2025年10月、リンナイはペルーにおいて厨房・給湯・空調機器の販売を行うMTインダストリアル社の株式を取得し、連結子会社化した。中南米市場への本格参入であり、人口増加やガスインフラ拡大が見込まれる地域での事業基盤を構築する。同年7月には東京・南青山に体験型ショールーム「Rinnai Aoyama」を開設し、ブランド訴求を強化した。

年表32件を開く

1950年代

  • 1950年9月創業名古屋市中川区福住町において各種燃焼器具の製造販売を目的として株式会社林内製作所を資本金100万円で設立
  • 1954年8月東京営業所(現・関東支社)を開設
  • 1957年12月シュバンク社(独)と技術提携し赤外線ガスバーナーを製造販売、この応用によりガスストーブ他、各種焼物器を開発

1960年代

  • 1960年12月愛知県尾張旭市に旭工場(現・旭事業所)を新設
  • 1964年10月愛知県丹羽郡大口町に大口工場を新設
  • 1967年9月愛知県丹羽郡大口町に技術センターを新設

1970年代

  • 1971年1月アール・ビー・コントロールズ㈱(現・連結子会社)を設立
  • 1971年8月商号変更商号をリンナイ株式会社に変更
  • 1971年11月オーストラリアにリンナイオーストラリア㈱(現・連結子会社)を設立
  • 1974年1月韓国にリンナイコリア㈱(現・連結子会社)を設立
  • 1974年7月アメリカにリンナイアメリカ㈱(現・連結子会社)を設立
  • 1974年10月東京リンナイ住設㈱(現・連結子会社 リンナイネット㈱)を設立
  • 1979年10月リンナイ精機㈱(現・連結子会社)を設立
  • 1979年11月上場名古屋証券取引所(市場第二部)に上場
  • 1979年12月愛知県瀬戸市に瀬戸工場を新設

1980年代

  • 1981年4月磯村機器㈱(現・連結子会社 リンナイテクニカ㈱)に出資
  • 1982年9月㈱柳澤製作所(現・連結子会社)に出資
  • 1982年11月上場東京証券取引所(市場第二部)に上場
  • 1983年9月東京証券取引所・名古屋証券取引所市場第一部に指定
  • 1988年3月インドネシアにリンナイインドネシア㈱(現・連結子会社)を設立

1990年代

  • 1993年9月中国に上海林内有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 1994年7月名古屋市中川区において本社ビルを新築
  • 1999年4月㈱ガスター(現・連結子会社)に出資 給湯機器の開発、生産、営業、メンテナンスの分野において業務提携

2010年代

  • 2010年3月愛知県小牧市に生産技術センターを新設
  • 2013年5月愛知県瀬戸市に暁工場を新設
  • 2016年4月M&A㈱ガスターに追加出資、連結子会社化

2020年代

  • 2021年4月M&Aリンナイ精機㈱がジャパンセラミックス㈱を吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所・名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場に移行
  • 2022年5月家庭用給湯器において世界で初めて水素100%燃焼の技術開発に成功
  • 2022年7月愛知県春日井市に、春日井物流センターを新設
  • 2025年7月東京都港区南青山に、体験型ショールームRinnai Aoyamaをグランドオープン
  • 2025年10月M&Aペルーにおいて厨房・給湯・空調機器の販売を行うMTインダストリアル㈱の株式を取得し、連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年度、2030年度まで5,000億円(2026年度計画)、6,200億円(2030年度目標)
  • 連結営業利益2026年度、2030年度まで505億円(2026年度計画)、700億円(2030年度目標)
  • 連結営業利益率2026年度、2030年度まで10.1%(2026年度計画)、11.3%(2030年度目標)
  • 投下資本利益率(ROIC)2026年度、2030年度まで11.5%(2026年度計画)、15.0%(2030年度目標)
  • 自己資本利益率(ROE)2026年度、2030年度まで8.8%(2026年度計画)、10.0%(2030年度目標)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    電化商品の拡大

    各国のエネルギー政策に対応し、ヒートポンプ給湯器等の電化商品に本格参入。ガス機器で培ったコア技術を応用した独自商品の普及拡大により収益向上を目指す。特に北米市場で優位性のある戦略商品を投入し、大幅な成長を図る。

  2. 02

    既存事業の盤石化と持続的成長

    既存商品の高機能化・高付加価値化によりグローバル競争優位性を高める。中南米・東南アジアなどの成長市場で生活の質向上商品を展開するとともに、インド・アフリカでの基盤づくりを推進する。

  3. 03

    新たな価値の創造

    既存事業周辺の新規事業分野で、リンナイの固有技術とAI・IoTなどの先進技術を融合した革新的な商品やビジネスモデルを具現化し、社会課題解決に貢献。イノベーションセンター強化やM&Aを通じた外部連携で早期収益化を図る。

  4. 04

    経営基盤の強化

    製品の安定供給強化、AI・デジタルによる業務プロセス再構築、人的資本の強化、ガバナンスの強化を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で11,328人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は741万円で、9期前と比べて+19.5%平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は19.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月10,512
2018年3月10,571
2019年3月62037.715.510,613
2020年3月63138.216.110,451
2021年3月64438.716.810,386
2022年3月65339.617.710,777
2023年3月66740.218.311,150
2024年3月67840.618.810,837
2025年3月71440.718.910,908422
2026年3月74140.819.211,328446

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率63.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社33(国内 21 / 海外 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
Rinnai Aoyama(リンナイ青山) — 東京都港区256億円
日本
本社、工場、販売事業所他 — 中国上海市他187億円
中国
本社、工場、販売事業所他 — アメリカ合衆国ジョージア州ピーチツリー市他142億円
アメリカ
関東支社他国内販売事業所等121億円
日本
本社、工場、販売事業所他 — オーストラリアビクトリア州他9,626百万円
オーストラ リア
春日井物流センター — 愛知県春日井市8,002百万円
日本
本社、3工場、販売事業所他 — 大韓民国仁川広域市他7,727百万円
韓国
大口工場(愛知県丹羽郡大口町他) (注)26,637百万円
日本
暁工場 — 愛知県瀬戸市6,127百万円
日本
瀬戸工場 — 愛知県瀬戸市4,509百万円
日本
ほか18件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱柳澤製作所
    大阪府門真市
    議決権100.0%
  • 国内
    リンナイテクニカ㈱(注)1
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ガスター(注)1
    神奈川県大和市
    議決権90.0%
  • 国内
    アール・ビー・コントロールズ㈱
    石川県金沢市
    議決権100.0%
  • 国内
    リンナイ精機㈱
    愛知県小牧市
    議決権100.0%
  • 国内
    アール・ティ・エンジニアリング㈱
    愛知県豊田市
    議決権100.0%
  • 国内
    能登テック㈱
    石川県鹿島郡中能登町
    議決権100.0%
  • 国内
    テクノパーツ㈱
    名古屋市中川区
    議決権100.0%
  • 国内
    リンナイネット㈱
    名古屋市中川区
    議決権100.0%
  • 国内
    リンナイ企業㈱
    名古屋市中川区
    議決権100.0%
  • 海外
    リンナイオーストラリア㈱(注)1,3
    オーストラリアビクトリア州メルボルン市
    議決権100.0%
  • 国内
    リンナイアメリカ㈱(注)1,4
    アメリカ合衆国ジョージア州ピーチツリー市
    議決権100.0%
残りのグループ会社21社を開く
  • リンナイホールディングス(パシフィック)㈱シンガポール100%
  • リンナイニュージーランド㈱(注)3ニュージーランド オークランド市100%
  • 林内香港有限公司(注)3中華人民共和国香港特別行政区100%
  • 台湾林内工業股份有限公司(注)3台湾 桃園市68%
  • リンナイコリア㈱(注)1,3大韓民国 仁川広域市100%
  • リンナイタイ㈱(注)2タイ サムトプラカン県49%
  • 上海林内有限公司(注)1,2,5中華人民共和国上海市50%
  • リンナイベトナム㈲(注)3ベトナム ビンゾン省61%
  • アール・ビー・コリア㈱(注)3大韓民国 仁川広域市100%
  • リンナイカナダホール ディングス㈱(注)3カナダ オンタリオ州トロント市100%
  • リンナイブラジルヒーティングテクノロジー㈲ブラジル モジ市100%
  • 上海林内熱能工程有限公司(注)1,3中華人民共和国上海市100%
  • リンナイインドネシア㈱インドネシア ジャカルタ市52%
  • リンナイイタリア㈲イタリア カルピ100%
  • 広州林内燃具電器有限公司(注)3中華人民共和国広州市70%
  • リンナイマニュファクチャリングマレーシア㈱(注)3マレーシア セランゴール州100%
  • セントラルヒーティングニュージーランド㈱(注)3ニュージーランド クライストチャーチ市100%
  • インダストリアスマス㈱(注)3メキシコ合衆国 メヒコ州 トラルネパントラ・デ・バス市100%
  • スマートエナジーグループ㈱(注)3オーストラリアビクトリア州メルボルン市100%
  • サーモソリューションズグループ㈱(注)3コスタリカ サンホセ州 サンタアナ市100%
  • MTインダストリアル㈱ペルー カヤオ100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,704億円営業利益505億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.2%、利益が+9.8%。

売上高
+2.2%
4,704億円
営業利益
+9.8%
505億円
純利益
+21.9%
362億円
営業利益率
10.7%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高5,000億円4,704億円
営業利益505億円505億円
純利益363億円362億円
1株あたり配当¥106¥106

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,137億円、営業利益は92億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.5%、営業利益は+196.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,11147
2024年1Q899313.433
2024年2Q1,028706.846
2024年3Q1,17515413.195
2024年4Q1,20093
2025年2Q2,1212109.9122
2025年4Q2,48225010.1175
2026年2Q2,16422710.5159
2026年4Q2,54027810.9203
2027年1Q1,137928.167

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,518億円から4,704億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は10.7%。売上は6期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
愛知県瀬戸市に暁工場を新設
2013年3月2,518291194
2014年3月2,870369233
2015年3月2,950329206
㈱ガスターに追加出資、連結子会社化
2016年3月3,199358227
2017年3月3,303353223
2018年3月3,471343212
2019年3月3,480333205
2020年3月3,405357216
リンナイ精機㈱がジャパンセラミックス㈱を吸収合併
2021年3月3,444424276
2022年3月3,662391237
2023年3月4,252446261
2024年3月4,302461267
ペルーにおいて厨房・給湯・空調機器の販売を行うMTインダストリアル㈱の株式を取得し、連結子会社化
2025年3月4,60346050310.0297
2026年3月4,70450557710.7362

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,704億円のうち、営業利益として残るのは505億円10.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は362億円、売上の7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.2%3,067億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.1%1,132億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.7%505億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.5pt
10.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.5pt
7.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.7pt
8.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが493億円、投資CFが−309億円で、差し引きのフリーCFは184億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,345億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月229−126−50103550
2014年3月365−32913236743
2015年3月257−236−8721693
2016年3月361−178−66183796
2017年3月396−177−52219953
2018年3月299−122−1171771,017
2019年3月295−73−612221,161
2020年3月377−71−643061,401
2021年3月495−158−733371,665
2022年3月287−255−271321,480
2023年3月194−301−213−1071,202
2024年3月433−200−2372331,238
2025年3月575−227−2653481,363
2026年3月493−309−2191841,345

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は6,496億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,941億円で、自己資本比率は67.3%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,6261,78084665.7
2014年3月3,3442,3261,01866.0
2015年3月3,5512,61493769.4
2016年3月3,6812,71796469.6
2017年3月4,0212,9061,11567.8
2018年3月4,2243,0801,14468.0
2019年3月4,3093,2071,10269.4
2020年3月4,5053,4101,09570.1
2021年3月4,9733,7131,26068.8
2022年3月5,1293,7891,34066.9
2023年3月5,4714,0721,39966.6
2024年3月5,7714,3741,39767.2
2025年3月6,0664,6171,44966.9
2026年3月6,4964,9411,55467.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,722億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,670億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
443億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,554億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率87社中13位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中47位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.6%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.7%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.3%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.2%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,628で、1年前と比べて+1.5%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥3,628-1.6%1ヶ月+4.1%1年+1.5%時価総額5,120億円
過去52週の値幅
安値¥3,211高値¥4,456

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.0倍
PER (会社予想)13.8倍
PBR1.14倍
配当利回り2.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3575円で、25日線(3607円)を僅かに下回る水準。1カ月でほぼ横ばい(-0.08%)ですが、7月末に3781円まで上昇後、8月4日に3486円まで調整し、その後は3500円前後で推移しています。週足では高値圏でのもみ合いが続き、52週高値4456円からは約20%下落した位置です。出来高は8月6-7日に70万株超と膨らんだ後、足元は20万株前後に縮小し、売買が低調です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは13.71倍と業界平均の19.39倍を約30%下回り、PBRは1.12倍で平均の1.16倍とほぼ同水準です。ROEは8.6%とやや低いものの、予想PER13.6倍と安定した業績が続く見込みです。配当利回りは2.97%と平均の2.87%を上回り、株主還元も十分です。割安ではあるがROEが一桁台で成長性に欠けるため、やや割安と評価します。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.0倍49.7倍
PER (予想)13.8倍
PBR1.14倍1.13倍
ROE8.6%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、国内需要の安定と海外成長が持続するか。強気派は、リフォーム需要や省エネ機器の買い替えが底堅く、海外市場でのシェア拡大が続くと見る。また、営業利益率の向上や株主還元の充実も評価材料。弱気派は、人口減少による新築需要の減少、海外競争の激化、原材料高によるコスト増を懸念する。市場は海外売上比率と利益率の動向に注目している。

プラスに働く材料7
  • リフォーム需要が堅調

    既存住宅のリフォーム市場は安定成長し、給湯器の買い替え需要が続く

  • 海外事業が拡大

    アジアや豪州で販売を伸ばし、売上高の構成比が上昇

  • 営業利益率が改善

    2026年3月期の営業利益率は10.74%と前期比で上昇

  • 2026年3月期営業益505億円、前期比9.8%増決算発表後影響

    営業利益460億円→505億円、営業利益率10.74%へ改善

  • 純利益362億円予想、前期比約22%増通年影響

    純利益297億円→362億円、増益幅65億円

  • 売上高4704億円、3期連続増収通年影響

    売上高4302→4603→4704億円と増加。基盤堅調

  • PER13.9倍と予想13.7倍の割安感継続影響

    PBR1.14倍、ROE8.6%。予想PER13.7倍と相対的割安

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の縮小

    新築着工戸数が減少傾向にあり、住宅設備機器の需要が低迷

  • 海外競争の激化

    低価格競争や現地メーカーの台頭で、海外での収益性が悪化

  • 原材料高と物流費増

    鋼材や銅などの価格上昇がコストを押し上げ、利益を圧迫

  • ROE8.6%と資本効率の低さ継続影響

    ROE8.6%、PBR1.14倍。増益でも資本効率改善は乏しい

  • 株価1年で6.8%下落不定影響

    株価3614円、1年で6.8%下落。上値の重い展開

  • 営業益の増加幅は45億円と限定的通年影響

    営業利益460億円→505億円、増加幅45億円。加速期待はしづらい

  • 配当利回り2.93%は相対的に低め継続影響

    配当利回り2.93%。増配余地はあるが利回り妙味は中程度

次の決算で確かめる点
海外売上比率
海外成長の持続性を測る
営業利益率
コスト増と価格競争の影響を反映し、収益力を確認
給湯器の国内出荷台数
国内需要の動向を示す主要指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり106で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは2.92%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥106
1株あたり
配当利回り
2.92%
いまの株価に対して
配当性向
44.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2927.6
2018年3月304.633.6
2019年3月314.434.1
2020年3月334.333.5
2021年3月3712.235.3
2022年3月4727.345.8
2023年3月5314.342.5
2024年3月6012.543.7
2025年3月8033.350.1
2026年3月10025.044.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥106

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,892人。区分でいちばん多いのは外国法人31.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.5%を占め、残る52.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人33.530.826.032.032.231.0
事業法人26.824.324.425.124.724.8
金融機関24.728.732.024.723.922.7
個人・その他14.214.616.917.317.717.9
証券会社0.71.50.70.81.53.6
自己株式0.40.42.52.42.32.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01内藤株式会社13.21
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.75
03林 謙治5.22
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.94
05公益財団法人リンナイ奨学財団2.98
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.41
07全国共済農業協同組合連合会(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.36
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.80
09リンナイ社員持株会1.75
10内藤 万琴1.21

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−34%、1株純資産は14期で−10%。直近期のROEは8.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3953,51612.017.123.0
2014年3月4554,24511.819.919.1
2015年3月3974,7428.822.425.8
2016年3月4374,9249.022.827.3
2017年3月4295,2468.420.627.6
2018年3月4105,5897.624.633.6
2019年3月1331,9407.019.634.1
2020年3月1402,0477.018.233.5
2021年3月1792,2208.423.135.3
2022年3月1572,2976.919.545.8
2023年3月1772,4887.418.342.5
2024年3月1852,7087.118.943.7
2025年3月2102,8867.516.550.1
2026年3月2603,1678.614.144.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

26名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額488百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林謙治代表取締役会長777,369,000
内藤弘康代表取締役社長 社長執行役員711,530,000
成田常則代表取締役 副社長執行役員 社長補佐7837,000
白木英行取締役 専務執行役員 営業本部長6012,000
井上一人取締役 専務執行役員 生産本部長6410,000
神尾隆取締役83
小倉忠取締役75
土地陽子取締役61
佐藤久美取締役72
清水正則常勤監査役643,000
加島厚朗常勤監査役626,000
松岡正明監査役77
残りの役員14名を開く
氏名役職年齢保有株数
渡邉一平監査役76
石川芳郎75
大井裕久取締役 専務執行役員 経営企画本部長607,000
小川拓也常務執行役員
髙須芳彦常務執行役員
西澤勇生常務執行役員
遠藤健治常務執行役員
穂谷野弘幸上席執行役員
竹本安伸執行役員
岡野哲明執行役員
水谷圭一執行役員
梅村武司執行役員
加藤宣明取締役77
吉野彩子監査役51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)52521442639679
社外取締役656569
監査役2363618

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容617字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(リンナイ株式会社)、子会社50社及び関連会社2社、計53社で構成されており、熱機器の製品、部品の製造・販売事業、及びこれに付帯する事業を行っております。 各製品・部品は、当社及び国内外の関係会社によって製造されております。 販売は、国内は当社から、都市ガス会社、プロパン燃料販売会社、住設機器メーカー、ハウスメーカー、管建材販売会社等の得意先へ直接販売(一部OEM供給)し、一部の得意先へは子会社が販売しております。 海外向けについては、当社が販売する他、海外子会社、関連会社にて製造・販売しております。 また、当社グループは、現地に根ざした事業展開を基本方針とし、グローバルな製造・販売システムを構築することにより、高付加価値商品をグローバルに供給しております。 報告セグメントとして、日本には国内連結子会社、アメリカにはリンナイアメリカ㈱、リンナイカナダホールディングス㈱、インダストリアスマス㈱及びサーモソリューションズグループ㈱、オーストラリアにはリンナイオーストラリア㈱、リンナイマニュファクチャリングマレーシア㈱、スマートエナジーグループ㈱及びアイゾーン㈱等、中国には上海林内有限公司、広州林内燃具電器有限公司及び林内香港有限公司等、韓国にはリンナイコリア㈱及びアール・ビー・コリア㈱、インドネシアにはリンナイインドネシア㈱を含んでおります。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,933字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「品質こそ我らが命」を原点思想とし、「熱と暮らし」「健康と暮らし」をテーマとした商品・サービスの提供に努め、健全で心地よい暮らしの実現を目指します。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2026年度から2030年度を計画年度とする中期経営計画「accelerate 2030」において、 達成目標を定めており、2026年度計画は以下の通りであります。 中期経営計画「accelerate  2030」における  2030年度 達成数値目標   2026年度 計画 1.連結売上高   6,200億円   5,000億円 2.連結営業利益   700億円   505億円 3.連結営業利益率   11.3%   10.1% 4.投下資本利益率(ROIC)   15.0%   11.5% 5.自己資本利益率(ROE)   10.0%   8.8% 6.配当性向   40.0%水準   40.0%水準 7.生活の質向上商品の売上高  地球環境貢献商品の売上高   1.5倍(2025年度比) 1.5倍(2025年度比)   1.1倍(2025年度比) 1.1倍(2025年度比) 8.従業員エンゲージメントスコア (肯定的回答率)   61%   57% 9. (グループ計)事業活動時のCO₂排出量 (単体のみ)事業活動時のCO₂排出量 (単体のみ)商品使用時のCO₂排出量 (海外)商品使用時のCO₂削減貢献量     50% (2020年度比) 50% (2020年度比) 67% (2020年度比) 1,080万tCO₂     88% (2020年度比) 100%(2020年度比) 80% (2020年度比) 400万tCO₂ ※生活の質向上商品=各国の生活水準に合わせて特に生活の質向上に貢献する商品 (生活の質向上項目) (1)利便性向上によるストレス低減 (2)住空間の安全性向上 (3)衛生改善・健康増進 (4)レジリエンス ※地球環境貢献商品=温室効果ガスや大気汚染物質の排出量低減に貢献する商品 ※CO₂削減貢献量=地球環境貢献商品の拡販により、削減したCO₂排出量 従来機器使用時のCO₂排出量 ― 地球環境貢献商品使用時のCO₂排出量 (3)経営環境及び経営戦略等 今後の世界情勢は、地震や異常気象など自然災害リスクの増大、国際紛争の長期化、エネルギー価格の高騰、為替の変動など不透明感が予測されます。カーボンニュートラルへの対応として北米・オセアニア・欧州を中心にエネルギー規制が強化され、また、アセアン、中南米、インド、アフリカなどでは、所得増加に伴い生活の質が向上すると見込まれます。一方で、AIなどデジタル技術の発展は産業や暮らしに新たな価値をもたらすと考えます。 特に重要な国として、日本では、カーボンニュートラルを背景にオール電化住宅が増加しています。世代変化に伴い価値観・生活習慣は変化し、また共働き世帯の増加により時短ニーズが高まります。米国では、中国との経済摩擦が継続し、今後も先行きが不透明です。また2029年にはエネルギー省(DOE)が家庭用給湯機器の省エネ基準を強化する方向です。中国では、市況停滞が続いていく状況において、ローカルメーカーの台頭による消費者ニーズの低価格化が特徴的です。 このような状況のもと、当社グループは2026年度から2030年度の5年を計画年度とする新中期経営計画「accelerate 2030」を策定し、推進しております。電化商品の拡大、新たな価値の創造、既存事業の盤石化と持続的成長、経営基盤の強化という戦略ストーリーの実現に向けた取り組みを強化してまいります。 電化商品の拡大においては、各国エネルギー施策を見据え、電化商品に本格的参入し、ガス機器で磨いてきたコア技術を適用した当社独自商品の普及拡大で収益向上を目指します。特に重点的な北米市場において、ヒートポンプ給湯器の優位性のある戦略商品を投入し、大幅な成長を図ります。 既存事業の盤石化と持続的成長では、既存商品を、より良いライフスタイルの実現のため、独自技術を高機能化、高付加価値化により、グローバル競争優位性を高めながら成長を図ります。特に、中南米・東南アジアなどの成長市場で人口・所得増加、ガスインフラ拡大のニーズを捉え、生活の質向上商品を展開するとともに、インド・アフリカの未進出地域での基盤づくりを推進します。 新たな価値の創造では、既存事業周辺の新規事業(革新的な商品やビジネスモデル)分野において、リンナイの固有技術とAI・IoTなどの先進技術を融合した新たなシーズの具現化によって、社会課題解決に貢献することに挑戦します。そのためにイノベーションセンター強化やM&Aを通じた外部連携で、新規事業の早期収益化を図ります。 経営基盤の強化として、製品の安定供給の強化、AI・デジタルによる業務プロセスの再構築、人的資本の強化、ガバナンスの強化を推進します。 当社は、生産・販売体制を基礎とした6つの地域別セグメントを報告セグメントとしております。それぞれの事業戦略は以下になります。 〈日本〉 日本国内は少子高齢化や人口減少が続いており、今後は世帯数の減少も予測されます。また脱炭素社会に向けた取り組みやデジタル化の動きが加速していくことも予測され、今後は既存のガス機器事業のみならず、電化商品の開発・販売に向けた取り組みを一層強化し、事業基盤を盤石なものにしてまいります。当社グループは、「熱と暮らし」「健康と暮らし」をキーワードに、ガス衣類乾燥機やエアバブル商材、ハイブリッド給湯暖房システムなどの当社の独自性が高い商品による市場拡大と将来の成長基盤となる商品・サービスに向けた研究開発を推進してまいります。また、低炭素社会および脱炭素社会実現にも貢献してまいります。さらに、生活必需品の供給事業社として当社商品の安定的な生産・供給を果たすべく強靭なサプライチェーン構築にも努めてまいります。 〈アメリカ〉 給湯器の販売台数が年間1,000万台にのぼるアメリカ市場では、その約9割がタンクに湯を貯めて使用する貯湯式給湯器となっておりますが、エネルギーコストの上昇による経済性への感度の高まりや州ごとの省エネ規制の強化から、より高効率な給湯器の需要が高まっております。当社グループの主力商品である瞬時にお湯を作るタンクレスガス給湯器は、湯切れの心配がなく省エネ性能も高いため、今後の市場拡大が見込まれます。 また、将来的にエネルギー省(DOE)による給湯機器規制が予測され、ヒートポンプ式給湯器市場が今後拡大していくと見込んでおります。電化の動きをビジネスチャンスと捉え、ヒートポンプ式給湯器のラインアップを拡充し、さらなる市場シェアの獲得を目指します。 〈オーストラリア〉 天然資源が豊富なオーストラリアは、一次エネルギー消費の多くを石炭や天然ガスなどの化石燃料に依存していますが、近年、脱炭素社会に向けた取り組みとして、化石燃料から再生可能エネルギーへの利用拡大の動きが見られます。当社グループは瞬間式ガス給湯器に加え、電気貯湯式給湯器、ヒートポンプ式給湯器、家庭用ルームエアコン、ダクト式冷暖房システム、業務用空調機器等、多様なエネルギーの利用環境に対応した給湯機器や空調機器を展開しております。 また、2024年8月に買収したスマートエナジーグループ社は、太陽光発電システムや蓄電池の販売に優位性があり、さらなる電化関連の製品ラインアップ拡充と販売網の拡大が実現しています。今後もシナジー効果をさらに生み出せるよう取り組んでまいります。 〈中国〉 不動産市場の不況に端を発する中国経済の停滞が続く見込みであり、加えて競合企業による価格攻勢の激化など、厳しい事業環境が継続しています。当社グループはこれまで培ってきた燃焼・制御技術により高効率性を実現したコンデンシング給湯器や静音機能を備えた給湯器など、独自の価値提供を通し現地競合メーカーとの差別化を図るとともに現地開発・生産における原価低減を進め、収益性の向上を図ってまいります。インターネットのプラットフォーマーが持つ大型実店舗での拡販やマーケティングの強化といった戦略的な施策を通じ、市場での優位性を高めていくとともに事業拡大に努めてまいります。 〈韓国〉 韓国経済は輸出依存度の高い中国経済の成長鈍化や少子高齢化の進行に伴い、韓国国内の景気は停滞が続いています。住宅関連事業の内需も厳しい状況にあり、特に主力であるボイラー市場においては、競合他社との価格競争が激化しています。当社グループは、コストダウンや生産性の向上などの経営改善を着実に進めていくとともに、日本で好評を得ているウルトラファインバブル機能を搭載したボイラーや独自性の高い高機能なビルトインコンロなどの高付加価値商品の販売拡大に努め、収益性の向上を目指してまいります。 〈インドネシア〉 インドネシアでは2006年から政府主導によるLPガス普及の国家プロジェクトが進められ、多くの家庭にガスコンロが普及しております。当社グループは日本で培った高品質のガスコンロの販売を続け、現地ガスコンロ市場での高いシェア及びブランド認知を得ております。また現地では、所得水準の向上によりキッチン一体型のビルトインコンロやレンジフードなど高価格帯商品へのシフトに加速感が出てきており、市場の変化に合わせたブランドイメージの強化を推進してまいります。成長著しいビルトイン商材のラインアップ拡充や主力であるガスコンロ販売を通じ、今後も現地生活文化の向上への貢献と事業拡大を推進してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、対処すべき事業上の課題として、「生活の質向上」、「各国のエネルギー政策に対応した地球環境問題への貢献」、「生活必需品 供給事業社としての責務」を掲げ、それぞれの課題解決に向けた取り組みを推進してまいります。 〈生活の質の向上〉 当社グループは給湯機器、厨房機器及び空調機器など、人々の生活に密着した商品を展開しており、商品のさらなる価値提供により、健康、上質、心地よさなど、お客様の「楽しみ」や「ワクワク」の体現を図り、「生活の質」の向上に貢献してまいります。 〈地球環境問題への対応〉 当社グループの省エネ機器を通して、CO₂排出量削減や大気汚染改善などを図り、「地球規模での環境課題の解決」に本業を通じて貢献してまいります。脱炭素社会実現に向けた長期企業方針「RIM 2050」のもと、当面の低炭素社会においては省エネ機器の販売拡大を推進するとともに、多様なエネルギーに対応する技術の深化を図り、脱炭素社会の実現に対応してまいります。 〈生活必需品 供給事業社としての責務〉 当社グループは生活必需品 供給事業社としての責務を全うするために、有事の際にもお客様へ安定して製品を 提供できる体制を強化してまいります。 1)原材料・部品の安定調達 安定調達の仕組み構築と運用、適切な取引(紛争鉱物の使用回避、環境、人権へ の配慮) 2)生産工場の安定稼働 操業停止リスクの低減、安定した従業員の確保 3)サプライチェーンのリスク低減 地産地消の拡大、輸送の多様化 また当社グループは、健全な財務基盤を構築しつつ、未来への成長投資と株主への安定還元を図ることを資本政策の基本方針としております。健全で心地よい暮らしの実現と、持続的成長に向けた戦略的投資を行うとともに、累進配当を基本とする安定的かつ継続的な配当の実施と機動的な自己株式の取得による株主還元を通し、企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク4,628字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 戦略・事業を遂行する上でのリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な項目を以下に記載します。 当社グループでは、社長を委員長とする「リスク管理委員会」にて事業活動における様々なリスク項目を抽出して「影響度・発生頻度」にて重要性を評価し「重要リスク一覧表」として明確化することからグループ内統制を図っております。また、項目毎に主管部門も設定し、日常の維持・改善活動を推進しております。 1.市場の環境と状況 1)住設機器メーカーとしての市場リスク 当社グループが事業展開するガス機器を中心とした熱エネルギー機器市場について、国内は既に成熟化しており、数社が競合しております。更には、昨今の電力・ガス販売の自由化に伴うパートナーの変化及びインターネット直販の拡大等により流通は大きな変革期にあります。一方、海外市場は、当社グループ売上の50%を超える規模に成長し、今後は中国、アメリカの生産・販売拡大や中南米、アフリカ等への新規市場開拓も急務となっております。このような国内外の状況を踏まえ、以下を事業全体のリスクとして認識しております。 (1)新製品開発と販売戦略の不成功による、売上・利益の減少、投資の未回収 (2)新規市場開拓の不成功、新規事業の不成功 上記リスクが顕在化した場合は、経営成績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 2)法規制・政策・制度等の変更によるリスク 当社グループは、世界各国で現地の法令、規制及び政策に従い事業を遂行しておりますが、これらが変更された場合や見解の相違があった場合及び、予測不能な新たな法令・規制が設けられた場合は、当社グループの経営成績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 2.経営に関するリスク 1)製品及びサービス品質 当社グループは、「品質こそ我らが命」を原点思想として、ゼロディフェクト(不良ゼロ)を目標に「熱エネルギー機器」を提供しております。当社社員はその精神の元、各国毎の製品安全の規格を準拠して商品開発し、独自の品質基準で製造・販売・サービス活動を行っています。しかしながら、不具合の発生等、以下を品質に係るリスクとして認識しております。 (1)重大事故や多発故障発生時のリコールによる費用損失 (2)製品・部品の不具合点検と交換による損失 (3)サービス、CS対応の不具合による社会的信用の失墜、ブランド価値の低下 上記リスクが顕在化した場合は、経営成績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 2)原材料及び部品の調達と物流 当社グループは、製品の生産において複数の取引先から原材料や部品を調達しています。各社とは密接な情報交換と技術連携を行う中、安定的調達に努めておりますが、以下を製造に係るリスクとして認識しております。 (1)原材料価格(鉄鋼、銅、真鍮、アルミ)の高騰による製造原価の上昇、利益の減少 (2)取引先の倒産や事故、能力不足による部品調達の遅延、当社主要ラインの停止 (3)物流倉庫及びトラックの不足、海運船便の不足による費用アップ、利益減少 (4)サプライヤーにおける人権リスク(強制労働・児童労働、紛争鉱物など)により社会的信用の失墜、ブランド価値の低下 上記リスクが顕在化した場合は、経営成績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 3)知的財産権の侵害 当社グループは、商品の生産・販売面で重要と思われる地域において、商標・特許・意匠などを出願し、知的財産権の保護に努めております。しかしながら、当社グループ各社の知的財産権を侵害する可能性のある第三者の商品や類似商品を完全には排除できない状況にあり、以下を知的財産に係るリスクとして認識しております。 (1)第三者によるコピー商品や類似品の生産販売により売上減少、ブランド価値の低下 (2)第三者から知的財産権の侵害を追及され裁判敗訴による損害賠償、商品の販売停止 上記リスクが顕在化した場合は、経営成績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 3.人材に関するリスク 1)人材の確保・育成 当社グループは、メーカーとしての企業間競争を勝ち抜くために、新商品を創造する専門技術に精通したエンジニア人材及び、組織運営や経営戦略を企画推進するマネジメント人材の確保・育成を着実に行う必要があります。また、少子高齢化が更に進む将来を鑑み、以下を人材に係るリスクと認識し、中長期を見据えた計画的な採用と育成を行っております。 (1)優秀なエンジニアの確保及び育成計画未達成による新製品開発力の減退 (2)優秀なマネジメント人材の確保及び育成計画未達成による事業の縮小 (3)製造・営業・サービスにおける従業員の絶対数不足による需給計画の未達成 当社グループは、上記リスクが顕在化した場合は、事業展開、業績成長見通しにおいて悪影響を及ぼす可能性があります。 2)コンプライアンス 当社グループは、コンプライアンスを「社員の行動規範」の最上に位置付け、「倫理綱領」にまとめ社員に配布し、教育および定期的な唱和による意識定着を図っております。そして、以下をはじめとするコンプライアンス関連の違反による社会的信用の失墜や訴訟、行政処分等が発生するリスクの存在を認識し、職場教育の徹底と社風の醸成を推進しております。 (1)カルテル等の競争法違反行為 (2)贈収賄行為 (3)人権侵害行為 当社グループは、これらの「法令及び企業倫理や社会的規範に反する行動等」が発生した場合には、対応に要する直接的費用にとどまらず社会的信用の失墜から、経営成績や財務状態に悪影響を与える可能性があります。 なお、当社子会社のリンナイブラジルヒーティングテクノロジー(有)は、2024年9月5日に現地の経済擁護行政委員会より、競争保護法に関する勧告を受けましたが、当連結会計年度において、現地当局との和解が成立し、損失額が確定したことに伴い、損失額と引当計上していた金額との差額を「独金法関連引当金戻入額」として計上しております。 4.海外事業展開に関するリスク 当社グループは、アジア・北米・オセアニア等に、子会社を保有しておりますが、これら海外市場への事業進出には、以下のリスクが存在していることを認識しております。 (1)政策、法令、規則、税制の一方的な変更による、操業停止、移転、事業縮小、損失 (2)テロ・戦争・紛争などの要因での社会的混乱による操業停止(撤退)、事業縮小 (3)出向者及び家族の病気、誘拐、事故事件、風土病感染による救済費用、風評被害 (4)社会的共通資本(インフラ)の未整備による機会損失、損害 上記リスクが顕在化した場合は、将来展開や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 5.為替の変動に関するリスク 当社グループは、連結で海外の売上高が50%を超えておりますが、売上・費用・資産・負債の項目は円換算されており、現地通貨の価値変動以上に換算時の為替レートが影響を受ける可能性があります。また、一般に他の通貨に対する円高(特に当社グループの売上の重要部分を占めるUSドル、人民元に対する円高)は、当社グループの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼします。よって、以下を為替の変動リスクとして認識しております。 (1)予想を超える為替変動による利益の減少 (2)海外子会社の円通貨換算の影響による利益の減少 当社グループは、将来の為替相場変動リスクの回避を目的として、通常の営業過程における輸出入取引に係る為替変動リスクに対して、為替予約によるリスクヘッジも行っておりますが、完全に回避できる保証はなく、経営成績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 6.ITに関するリスク 当社グループは、効率的な業務遂行のためITシステムを利用しておりますが、システムの高度化・複雑化によって利便性が向上する一方で、以下をITに係るリスクとして認識しております。 (1)個人情報(お客様、従業員)の漏洩による補償及び訴訟 (2)社外秘情報の漏洩による事業への損害、社会的信頼性の失墜と取引額縮小 (3)サイバー攻撃、ハッカー、ウイルスによる業務停止およびシステム破壊、データの漏洩や消失による損失 (4)AI技術の不適切な利用による情報漏洩や著作権侵害による損失 (5)システム障害による業務の停滞・停止及び需給納期の未達成 当社グループはこのようなリスクに対して専門部門(情報セキュリティ対策室)を設けて、ハード面ではサイバー攻撃に備えた対策の実施、ソフト面では通信の監視、社内規程充実や社内教育などのリスク回避策を講じておりますが、上記のリスクが顕在化した場合は、経営成績や財務状態に悪影響を与える可能性があります。 7.自然災害、事故等によるリスク 当社グループは、地震・風水害等の自然災害、火災爆発等の事故を以下の様にリスクとして位置付け、BCPや災害・事故発生時対応規程、社員の安否確認システム構築などを準備しています。 (1)大規模自然災害による事業所機能の停止、サプライチェーンの分断 (2)火災爆発による事業所閉鎖、生産及び出荷の遅延 上記リスクが顕在化した場合は、直接的な復旧費用にとどまらず社会的信用の失墜から、経営成績や財務状態に悪影響を与える可能性があります。 8.感染症に関するリスク 当社グループは、重大な感染症が流行した場合、生産・販売活動が停止することとなり、経営成績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社は以下を感染症リスクとして認識しています。 (1)感染症の蔓延により、自社製品の生産・販売活動の停止による売上減少 (2)パンデミックによる世界的景気後退の影響により当社製品の販売減少 (3)同影響による得意先・仕入先の休業や倒産により生産数や売上の減少 当社グループは、このような事態を回避すべく早期の対策本部設置により社内統制を図るとともに国や自治体の方針・政策等に従って対応を進めます。 9.環境に関するリスク 全世界における地球温暖化に対する危機感の高まりを受け、日本政府および関連業界で脱炭素社会の実現(カーボンニュートラル)に向けての動きが加速しております。これにより、将来的に化石燃料を使用する製品の製造・販売が規制・禁止されるおそれがあり、経営成績や財務状態に多大なる悪影響を及ぼす可能性があります。 これに伴い、化石燃料を主エネルギーとする家庭用機器を中心に製造・販売する当社グループは、脱炭素社会の実現に向け、2050年にCO₂の排出量ゼロを目指す「RIM 2050」を定めております。商品の製造・輸送時だけでなく、商品使用・廃棄に至るまでの商品ライフサイクル全ての過程においてCO₂の排出量ゼロを目指して取り組んでまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,931字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における経営環境は、各国の政策を巡る不確実性や地政学リスク、為替の変動などにより不安定な状況が続きました。また原材料価格の高騰などにより事業を取り巻く環境は依然として予断を許さない状況が続いております。 国内の経済においては雇用・所得環境の改善がみられるものの、米国の通商政策等による景気の下振れリスク等、先行きには不透明感が残る状況となりました。 国内の住宅関連業界は、新設住宅着工戸数は今後も緩やかな減少が続くとみられ、リフォームによる買替が需要を底支えする動きが継続しております。 このような状況のもと、当社グループは中期経営計画「New ERA 2025」の最終年度として、3つの戦略ストーリーである「社会課題解決への貢献」、「事業規模の拡大」、「企業体質の変革」に基づき、経営の質と事業基盤の強化に取り組んでまいりました。 これらの取り組みを通じてお客様との約束である、「Creating a healthier way of living(健全で心地よい暮らし方を創造します)」の実現と持続的で堅実な長期成長の両立を図り、中長期的な企業価値の向上を目指してまいりました。その結果、中期経営計画において定めた売上および利益の両目標について、いずれも計画を達成いたしました。 当連結会計年度の業績は、主要国の経済環境および住宅市場に地域差はあるものの、販売面においては、高付加価値商品の伸長が継続したことで、過去最高の売上高となりました。損益面につきましても、原材料の高騰、関税影響などによる各種負担の増加が続くなか、増収効果や原価低減活動効果によって過去最高の営業利益となりました。この結果、売上高は4,703億92百万円(前期比2.2%増)、営業利益は505億31百万円(前期比9.8%増)、経常利益は576億86百万円(前期比14.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は361億60百万円(前期比21.8%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 日本は、売上高2,072億1百万円(前期比1.7%増)、営業利益271億15百万円(前期比21.5%増)となりました。 アメリカは、売上高721億34百万円(前期比8.5%増)、営業利益18億56百万円(前期比12.8%減)となりました。 オーストラリアは、売上高440億44百万円(前期比20.3%増)、営業利益は21億10百万円(前期比88.6%増)となりました。 中国は、売上高606億82百万円(前期比11.5%減)、営業利益は94億15百万円(前期比6.7%減)となりました。 韓国は、売上高342億84百万円(前期比1.3%減)、営業利益は10億94百万円(前期比17.7%増)となりました。 インドネシアは、売上高175億55百万円(前期比3.2%増)、営業利益は38億43百万円(前期比0.0%増)となりました。 (注)売上高についてはセグメント間の取引を相殺消去した数値によっております。 ②キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況について、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて17億93百万円減少し、1,345億6百万円(前期比1.3%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 主に営業利益の確保による資金の増加、仕入債務や製品保証引当金の減少等により、営業活動によって得られた 資金は492億98百万円(前期比14.3%減)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 主に連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出等により、投資活動の結果支出した資金は309億5百万円(前期比36.2%増)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 主に短期借入金の増加により資金が増加しましたが、自己株式の取得による支出や配当金の支払い等により、財務活動の結果支出した資金は219億31百万円(前期比17.3%減)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本                  (百万円)   237,616   105.21 アメリカ              (百万円)   17,666   98.77 オーストラリア        (百万円)   12,453   100.64 中国                  (百万円)   56,875   85.21 韓国                  (百万円)   30,920   97.47 インドネシア          (百万円)   18,256   103.20 報告セグメント計    (百万円)   373,789   100.41 その他                (百万円)   20,969   104.92 計         (百万円)   394,758   100.64 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本                  (百万円)   26,259   100.68 アメリカ              (百万円)   2,254   286.79 オーストラリア        (百万円)   19,104   133.52 中国                  (百万円)   2,157   67.45 韓国                  (百万円)   2,603   93.98 インドネシア          (百万円)   -   0.00 報告セグメント計    (百万円)   52,379   111.10 その他                (百万円)   6,448   101.26 計         (百万円)   58,828   109.93 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 c.受注実績 当社グループは受注見込による生産方式をとっておりますので、該当事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本                  (百万円)   207,201   101.70 アメリカ              (百万円)   72,134   108.54 オーストラリア        (百万円)   44,044   120.32 中国                  (百万円)   60,682   88.46 韓国                  (百万円)   34,284   98.75 インドネシア          (百万円)   17,555   103.21 報告セグメント計    (百万円)   435,902   102.06 その他                (百万円)   34,489   103.89 計         (百万円)   470,392   102.19 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは2021年度から2025年度を計画年度とする中期経営計画「New ERA 2025」を推進してまいりました。計画遂行の達成状況を判断するための客観的な指標として、中期経営計画の最終年度である2025年度における連結売上高営業利益率11.1%および連結ROIC19.0%の達成を重要な数値目標としております。また、2023年5月に連結ROEを重要な経営指標として定め、「中長期的な利益の持続的成長」という基本方針のもと、2025年度の目標を8.0%と設定いたしました。 当連結会計年度においては、世界経済に不透明感が残る状況が続いたことに加え、原材料・エネルギー価格の高騰を始めとした各種コスト増により収益性が鈍化した結果、連結売上高営業利益率は10.7%(前期比0.7ポイント増)、連結ROICは、供給遅延対策として実施した棚卸資産の増加や設備投資の進捗、成長投資の実行により投下資本が増加したことで低調に推移しておりますが、改善に向けた生産体制の見直しなどにより、11.3%(前期比0.2ポイント増)となりました。また、連結ROEは過去最高益を計上したことに加え、配当性向の段階的な引上げおよび自己株式取得により8.6%(前期比1.1ポイント増)となりました。今後もグループ全体の連携を図り収益性と資本効率を高めてまいります。 a.財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ429億83百万円増加し6,495億69百万円(前連結会計年度末は6,065億86百万円)となりました。 流動資産は、3,741億85百万円(前連結会計年度末は3,624億82百万円)となりました。これは主に、有価証券が69億54百万円増加したことによるものであります。 固定資産は、2,753億83百万円(前連結会計年度末は2,441億3百万円)となりました。これは主に、無形固定資産が101億55百万円増加したことによるものであります。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、電子記録債務等の減少の一方で、短期借入金及び繰延税金負債の増加により、前連結会計年度末に比べて105億77百万円増加し、1,554億45百万円(前連結会計年度末は1,448億67百万円)となりました。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び為替換算調整勘定が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて324億5百万円増加の4,941億24百万円(前連結会計年度末は4,617億18百万円)となり、自己資本比率は67.3%となりました。 b.経営成績 (売上高) 売上高は、国内では重点商品であるハイブリッド給湯器やガス衣類乾燥機、エアバブル商材の販売が堅調に推移しました。海外では主要国における経済環境は不透明感が残り、各国の販売状況に濃淡はあるものの、前連結会計年度に比べ2.2%増の4,703億92百万円となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、原材料価格やエネルギー費の高騰などにより、前連結会計年度に比べ0.8%増の3,067億4百万円となりました。販売費及び一般管理費は、賃金上昇に伴う、労務費の増加などによって、前連結会計年度に比べ2.8%増の1,131億56百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益及び為替差益の増加などによって、前連結会計年度に比べ21.8%増の361億60百万円となりました。 c.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 〈日本〉 物価、金利の上昇によって新築住宅市場が低調に推移するなか、リフォーム市場は底堅い需要で推移しております。加えて、省エネ志向や家事の時短ニーズを捉えた重点商品であるハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE(エコワン)」やガス衣類乾燥機、エアバブル商材の販売が堅調に推移し、日本の売上高は2,072億1百万円(前期比1.7%増)となりました。損益面では、原材料・エネルギーコストの高騰や浴室暖房乾燥機の無償修理を実行するなか、増収効果と商品ミックスの改善効果により、営業利益は271億15百万円(前期比21.5%増)となりました。 セグメント資産は、MTインダストリアル㈱の買収に伴い有価証券が増加したことなどによって、前連結会計年度末に比べ276億44百万円増加し、3,888億80百万円となりました。 〈アメリカ〉 米国経済はインフレ圧力と高金利環境を背景に、住宅需要は慎重な状況が継続しております。このような事業環境のなか、主力であるコンデンシング給湯器の販売が好調に推移しました。この結果、アメリカの売上高は、721億34百万円(前期比8.5%増)となりました。損益面では、関税影響と価格転嫁時期のずれにより利益水準が限定的となり、営業利益は18億56百万円(前期比12.8%減)となりました。 セグメント資産は、棚卸資産の増加などによって、前連結会計年度末に比べ18億61百万円増加し、551億78百万円となりました。 〈オーストラリア〉 インフレに伴い政策金利は上昇傾向も、住宅需要は高水準が継続しております。給湯器市場についてはガスから電化への変化が進み、ヒートポンプ式給湯器販売が好調に推移しました。この結果、オーストラリアの売上高は、440億44百万円(前期比20.3%増)となりました。損益面では、買収企業が収益向上に大きく貢献し、営業利益は21億10百万円(前期比88.6%増)となりました。 セグメント資産は、リース資産等の有形固定資産の増加などによって、前連結会計年度末に比べ59億51百万円増加し、431億93百万円となりました。 〈中国〉 景気減退による消費マインドの冷え込みが継続し、各種機器の販売台数が減少しました。この結果、中国の売上高は606億82百万円(前期比11.5%減)となりました。損益面では、機動的な生産調整と経費抑制などの利益確保に努めた結果、営業利益は94億15百万円(前期比6.7%減)となりました。 セグメント資産は、棚卸資産の減少などによって、前連結会計年度末に比べ10億83百万円減少し、986億73百万円となりました。 〈韓国〉 経済が力強さを欠く状況が続くも、主力であるボイラー機器の販売が伸長し、韓国の売上高は342億84百万円(前期比1.3%減)、営業利益は10億94百万円(前期比17.7%増)となりました。 セグメント資産は、有価証券の増加などによって、前連結会計年度末に比べ12億65百万円増加し、249億60百万円となりました。 〈インドネシア〉 主力のテーブルコンロの堅調な販売により、インドネシアの売上高は175億55百万円(前期比3.2%増)、営業利益は38億43百万円(前期比0.0%増)となりました。 セグメント資産は、棚卸資産の減少などによって、前連結会計年度末に比べ11億41百万円減少し、187億76百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、主に営業利益の確保により、営業活動によって492億98百万円の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)を獲得した一方で、投資活動においては、連結子会社の買収の実施などによって309億5百万円、また、財務活動においては、継続的な増配と自己株式の取得による株主還元を実施したことなどによって219億31百万円の資金をそれぞれ支出しました。これらの結果、当連結会計年度末における資金は、前連結会計年度に比べて17億93百万円減少し、1,345億6百万円となりました。また、今後の資本政策については生活必需品の供給事業社としての責務を全うするために、財務規律を最適化するとともに、持続的成長に向けた研究開発や設備投資、無形資産への戦略的投資と、累進配当を基本とする安定的かつ継続的な配当の実施や機動的な自己株式の取得を通じ、株主還元の充実に努めてまいります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要のうち主なものは、原材料や部品の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は主に設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金、設備投資及び長期運転資金について、営業キャッシュ・フローを源泉とする自己資金を基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は187億46百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の数値ならびに当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行っております。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。 当社グループの重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりでありますが、特に製品保証引当金及び繰延税金資産に関する見積り及び判断が連結財務諸表の作成に重要な影響を及ぼすと考えております。 a.製品保証引当金 当社及び一部の連結子会社は、製品の無償修理費用の支出に備えるため、製品保証引当金として製品に関する保証費発生見積額を計上しております。当該会社の保証費発生見積額は、過去の発生実績率に基づいて計算した額を計上しておりますが、実際の発生実績率又は製品保証費用が見積りと異なる場合、引当金の追加計上が必要になる可能性があります。 b.繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、課税所得の将来の見積額や一時差異等のスケジューリングの結果に基づき繰延税金資産を計上しております。今後、経営環境の悪化等により課税所得の見積りを減額された場合等には繰延税金資産を取り崩す必要が生じ、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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